JP7044215B1 - 解析システム、解析システムの制御プログラム、制御プログラム、および解析システムの制御方法 - Google Patents

解析システム、解析システムの制御プログラム、制御プログラム、および解析システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サイズを低減したデータの送信および送信先での解析により、信頼性および付加価値の高い新たなデータを得ることが可能な解析システムを提供する。【解決手段】端末とサーバーを有する解析システムであって、端末は、元データを取得する取得部と、元データを、小データと確信度とに変換する変換部と、少なくとも小データをサーバーへ送信する送信部と、を有し、サーバーは、端末から少なくとも小データを受信する受信部と、受信された複数の小データを用いた解析を実行する解析部と、解析部による解析結果を出力する出力部と、を有する解析システム。【選択図】図4

Description

本発明は、解析システム、解析システムの制御プログラム、制御プログラム、および解析システムの制御方法に関する。
撮影装置等のエッジデバイスにより検出された画像を解析することで、対象者の姿勢や行動等を検知して、介護やマーケティング等に役立てる技術が知られている。
下記先行文献1には次の先行技術が記載されている。映像撮影装置において、撮影した画像データを構成する画像データフレームから物体領域を抽出し、物体領域内の第1の特徴量に基づいて物体種別を識別するとともに、物体領域内の第2の特徴量に基づいて物体種別確信度を算出する。データフレームを、物体種別および物体種別確信度をそれぞれ対応付けてサーバーに送信して記憶する。そして、ユーザーの要求に応じて、指定された物体種別に対応する物体の画像および物体種別確信度を、物体種別確信度が高い順に表示する。これにより、映像から特定の種別の物体を効率よく漏れなく検索できる。
特開2015-32133号公報
しかし、上記先行技術は、サーバー側にデータフレーム(元の画像データ)が送信されて記憶されるため、通信量、プライバシー保護、およびデータ管理コストが問題となる。さらに、撮影装置等のエッジデバイスにより取得されたデータからの検知結果を、検知結果の確信度を利用して検索しやすくしているだけであり、付加価値の高い処理結果を得ることに対応できないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、サイズを低減した小データの送信および送信先での解析により、信頼性および付加価値の高い新たなデータを得ることが可能な解析システム、解析システムの制御プログラム、制御プログラム、および解析システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、元データをサーバー側に送信することなく、サイズを低減した小データ(加工データ)をサーバー側に送信することで、通信量、プライバシー保護、データ管理コストの問題を解決しつつ、小データを用いることで新たに課題として発生する、情報解析の困難性を、さらに解決したシステムを提供することができた。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)端末とサーバーとを有する解析システムであって、前記端末は、元データを取得する取得部と、前記元データを、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度とに変換する変換部と、少なくとも前記小データを前記サーバーへ送信する送信部と、を有し、前記サーバーは、前記端末から少なくとも前記小データを受信する受信部と、受信された複数の前記小データを用いた解析を実行する解析部と、前記解析部による解析結果を出力する出力部と、を有する解析システム。
(2)前記小データの前記確信度が第1閾値以上の前記小データを前記サーバーへ送信し、前記第1閾値未満の前記小データを前記サーバーへ送信しないように前記送信部を制御する制御部をさらに有する、上記(1)に記載の解析システム。
(3)前記送信部は、前記小データと、前記小データの前記確信度との組み合わせを送信し、前記受信部は、前記小データと、前記小データの前記確信度との前記組み合わせを受信し、前記解析部は、複数の前記小データと、複数の前記小データのそれぞれの前記確信度とを用いた解析を実行する、上記(1)に記載の解析システム。
(4)前記解析部は、前記小データの前記確信度が第2閾値以上の、複数の前記小データを用いた解析を実行する、上記(3)に記載の解析システム。
(5)前記解析部は、前記小データの前記確信度を用いて、前記小データをそれぞれ重み付けし、重み付けされた、複数の前記小データを用いた解析を実行する、上記(3)または(4)に記載の解析システム。
(6)前記解析部は、機械学習された学習済みモデルを用いた、複数の前記小データと、複数の前記小データのそれぞれの前記確信度とに基づく解析を実行する、上記(3)に記載の解析システム。
(7)前記変換部は、機械学習された学習済みモデルを用いて、前記元データを、前記小データと、前記小データの前記確信度とに変換し、前記元データに対応する前記小データの正解を受け付ける受付部をさらに有し、前記制御部は、前記元データと、前記元データに対応する前記小データの前記正解との組合せを教師データとして前記学習済みモデルを再学習する、上記(2)に記載の解析システム。
(8)前記元データに対応する前記小データの正解を受け付ける受付部をさらに有し、前記制御部は、前記小データおよび前記確信度、ならびに前記正解に基づいて、前記第1閾値を変動させる、上記(2)に記載の解析システム。
(9)前記元データに対応する前記小データの正解を受け付ける受付部をさらに有し、前記解析部は、前記小データおよび前記確信度、ならびに前記正解に基づいて、前記解析部による前記確信度を用いた解析方法を変える、上記(3)または(4)に記載の解析システム。
(10)前記元データに対応する、前記解析部による前記解析結果の正解を受け付ける受付部をさらに有し、前記解析部は、前記変換部により複数の前記元データから変換された、複数の前記小データおよび複数の前記小データのそれぞれの前記確信度、ならびに、複数の前記元データに対応する前記解析結果の前記正解の組合せを教師データとして学習した、前記解析部の学習済みモデルを生成する、上記(6)に記載の解析システム。
(11)端末とサーバーとを有する解析システムで実行される制御プログラムであって、前記端末において、元データを取得する手順(a)と、前記元データを、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度とに変換する手順(b)と、少なくとも前記小データを前記サーバーへ送信する手順(c)と、前記サーバーにより受信された複数の前記小データを用いた解析を実行する手順(d)と、前記手順(d)における解析結果を出力する手順(e)と、を有する処理をコンピューターに実行させるための解析システム用制御プログラム。
(12)受信部を有する解析装置で実行される制御プログラムであって、取得された元データが変換されることで得られた、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度との組合せを前記受信部により受信する手順(f)と、複数の前記小データと、前記小データごとの前記確信度とを用いた解析を実行する手順(g)と、前記手順(g)における解析結果を出力する手順(h)と、を有する処理をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
(13)端末とサーバーとを有する解析システムの制御方法であって、前記端末において、元データを取得する段階(a)と、前記元データを、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度とに変換する段階(b)と、少なくとも前記小データを前記サーバーへ送信する段階(c)と、前記サーバーにより受信された複数の前記小データを用いた解析を実行する段階(d)と、前記段階(d)における解析結果を出力する段階(e)と、を有する解析システムの制御方法。
元データを、元データよりサイズの小さい小データと小データの確信度とに変換して、少なくとも小データをサーバーへ送信し、サーバーで複数の小データを用いて解析して、解析結果を出力する。これにより、サイズを低減した小データの送信および送信先での解析により、信頼性および付加価値の高い新たなデータを得ることができる。
解析システムの概略構成を示す図である。 端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 サーバーのハードウェア構成を示すブロック図である。 端末およびサーバーの機能を示す機能ブロック図である。 撮影画像上で人物領域および周辺物体領域を示す図である。 撮影画像上で関節点を示す図である。 端末からサーバーへ小データが選択的に送信される例を示す説明図である。 サーバーによる解析結果の利用例を示す説明図である。 サーバーによる解析結果の利用例を示す説明図である。 サーバーによる解析結果の利用例を示す説明図である。 解析システムの動作を示すフローチャートである。 端末およびサーバーの機能を示す機能ブロック図である。 解析システムの動作を示すフローチャートである。 端末およびサーバーの機能を示す機能ブロック図である。 端末およびサーバーの機能を示す機能ブロック図である。 端末およびサーバーの機能を示す機能ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る解析システム、解析システムの制御プログラム、解析装置の制御プログラム、および解析システムの制御方法について説明する。なお、図面において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、解析システム10の概略構成を示す図である。図1に示す解析システム10の例においては、端末100、撮影装置200、通信ネットワーク300、およびサーバー400を備える。撮影装置200はエッジデバイスの一例である。エッジデバイスには、撮影装置200の他、画像センサー、マイクやスキャナーが含まれる。マイクにはスマートスピーカーのような、マイクを内蔵した、対話型の音声操作に対応したスピーカー等が含まれる。エッジデバイスにより取得されるデータには、画像データ、音データ(音が周波数解析されたデータを含む)、触覚データ、嗅覚データ、文書(テキストデータ等)、および話し言葉(話し言葉の音声から認識された言葉等を含む)が含まれる。エッジデバイスにより取得されるデータは元データを構成する。撮影装置200により撮影された画像(以下、単に「撮影画像250」とも称する)(図5、図6参照)は、元データの一例である。以下、説明を簡単にするために、元データは撮影画像250であるものとして説明する。
(端末100)
端末100は、通信ネットワーク300により撮影装置200と相互に通信可能に接続される。端末100は、撮影装置200に内蔵されてもよい。端末100は、さらに、インターネット600を介して、サーバー400と相互に通信可能に接続される。
図2は、端末100のハードウェア構成を示すブロック図である。端末100は、制御部110、記憶部120、表示部130、入力部140、および通信部150を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に接続される。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)により構成され、プログラムに従って、端末100の各部の制御および演算処理を行う。
記憶部120は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびSSD(Solid State Drive)により構成され得る。RAMは、制御部110の作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ROMは、あらかじめ各種プログラムや各種データを格納する。SSDは、オペレーションシステムを含む各種プログラムおよび各種データを格納する。
表示部130は、例えば液晶ディスプレイであり、各種情報を表示する。
入力部140は、例えばタッチパネルや各種キーにより構成される。入力部140は、各種操作、入力のために使用される。
通信部150は、外部機器と通信するためのインターフェースである。通信には、イーサネット(登録商標)、SATA、PCI Express、USB、IEEE1394などの規格によるネットワークインターフェースが用いられ得る。その他、通信には、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、4Gなどの無線通信インターフェースが用いられ得る。
(撮影装置200)
撮影装置200は、例えば、対象者500の居室の天井もしくは壁の上部に配置され、または店舗や工場等の天井もしくは壁の上部に配置される。撮影装置200は、所定の撮影範囲を、対象者500を俯瞰可能な位置から撮影し、撮影画像250を出力する。撮影画像250には対象者500を含む画像が含まれる。撮影装置200には、広角カメラが含まれる。撮影装置200は、三次元の撮影画像250の撮影が可能なステレオカメラであってもよい。撮影装置200は、例えば15fps~30fpsのフレームレートの動画の撮影画像250として撮影領域を撮影し得る。撮影画像250は動画と静止画とを含む。撮影画像250は、例えば、白黒画像で、128ピクセル×128ピクセルの画像であり得る。撮影画像250は、カラー画像であってもよい。撮影装置200は、撮影画像250を端末100へ送信する。
(通信ネットワーク300)
通信ネットワーク300には、イーサネット(登録商標)などの有線通信規格によるネットワークインターフェースを使用し得る。通信ネットワーク300には、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11などの無線通信規格によるネットワークインターフェースを使用してもよい。
(サーバー400)
図3は、サーバー400のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバー400は、制御部410、記憶部420、および通信部430を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に接続される。サーバー400は解析装置を構成する。通信部430は受信部を構成する。サーバー400の構成要素である、制御部410、記憶部420、および通信部430は、端末100の対応する構成要素と同様であるため、説明を省略する。制御部410は解析部を構成する。制御部410は、通信部430とともに出力部を構成する。
サーバー400は、例えば、インターネット600上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構成されるクラウドサーバーである。サーバー400は、1台のコンピューターにより構成されてもよい。
図4は、端末100の一部である制御部110およびサーバー400の機能を示す機能ブロック図である。図5は、撮影画像250上で人物領域252および周辺物体領域253を示す図である。図6は、撮影画像250上で関節点251を示す図である。
図4に示すように、端末100は、制御部110の機能として、変換部111および送信部112を備える。制御部110は、エッジデバイスから元データを取得する取得部としても機能する。
変換部111は、元データである撮影画像250を、元データよりサイズ(データ量)が小さい小データ(加工データともいう)と、当該小データの確信度(以下、単に「確信度」と称する)とに変換する。変換部111は、元データである撮影画像250と、当該撮影画像250に対応する、小データの正解の組合せを教師データとして学習された、ニューラルネットワーク(以下、「NN」と称する)の学習済みモデルを用いて、元データである撮影画像250を、小データと確信度とに変換する。小データ(加工データ)には、画像で物体が特定できないようなデータ、具体的には関節点251の各座標(以下、単に「関節点251」とも称する)や、各カテゴリーの物体が存在する領域の位置(以下、「物体領域」と称する)が含まれる。以下、説明を簡単にするために、小データは、人の関節点251、および人以外の物体領域(以下、単に「周辺物体領域253」とも称する)の少なくともいずれかであるものとして説明する。
変換部111は、以下のように、元データである撮影画像250を、小データと、小データの確信度とに変換する。
変換部111は、撮影装置200から受信することで取得した撮影画像250(より詳細には、撮影画像250の各フレーム)から物体(オブジェクト)が存在する物体領域を検出し、検出した物体領域に含まれる物体のカテゴリー(クラス)を推定する。物体のカテゴリーには、例えば、人、車椅子、ベッド、および歩行器が含まれる。物体のカテゴリーは、各物体領域について、人物を含む所定のカテゴリーごとの尤度を算出し、尤度が最も高いカテゴリーを特定することで推定され得る。物体領域の検出およびカテゴリーごとの尤度の算出は、Faster R-CNN等のNNを用いた公知の機械学習技術を用いて行い得る。物体のカテゴリーは、周辺物体領域253の小データにタグとして付加され、サーバー400における解析に利用される。
図5の例においては、撮影画像250上で、車椅子、ベッド、および歩行器が周辺物体領域253として検出されている。また、入居者である対象者500が、物体のカテゴリーが「人」である物体領域(以下、「人物領域252」と称する)として検出されている。図5においては、車椅子である周辺物体領域253と人物領域252(または、後述する、人物領域252から検出される関節点251)との関係から、対象者500が車椅子に乗り込もうとしている行動が想定される。
変換部111は、人物領域252については、さらに関節点251を検出する。関節点251は、人物領域252に基づいて、個別の関節点251ごとにヒートマップを生成し、尤度が最も高い座標として、個々の関節点251ごとに推定され得る。ヒートマップは、例えば、アワーグラスネットワーク(Hourglass Network)用いた公知の機械学習技術により生成され得る。撮影画像250が三次元の撮影画像250である場合は、変換部111は、高さ情報や奥行情報を含む関節点251を検出する。変換部111は、関節点251に基づいて、さらに、NNを用いた公知の機械学習技術を用いて、対象者500の姿勢を検出してもよい。検出された姿勢は、関節点251の小データにタグとして付加され、サーバー400における解析に利用され得る。
図6の例においては、2人の関節点251がそれぞれ検出されている。図5においては、対象者500である入居者の関節点251が黒色で示されている。また、他の対象者500であるケアスタッフの関節点251が灰色で示されている。2人の関節点251の関係から、一方の対象者500が他方の対象者500からケアを受けている行動が想定される。
変換部111は、小データの確信度を算出する。関節点251については、確信度は、各関節点251のヒートマップにおける尤度の最大値の平均値、または各関節点251の重要度(例えば、頭部の関節点251は重要度を最も高く設定され得る)を考慮した重み付け平均値であり得る。この場合、確信度は、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251全体(関節点251の組合せ)の総合的な確信度であり得る。確信度は、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251の個々の確信度であってもよい。周辺物体領域253については、確信度は、カテゴリーごとの尤度であり得る。
送信部112は、小データおよび確信度の、サーバー400への通信部150による送信を制御する。具体的には、送信部112は、元データをサーバー側に送信することなく、確信度が第1閾値以上の小データをサーバー400へ送信し、第1閾値未満の小データをサーバー400へ送信しない制御を行う。これにより元データをサーバー側へ送信することなく、確信度が一定以上の小データを送付することができ、通信量、プライバシー保護、データ管理コストの問題を解決することができ、さらに精度の高い小データをサーバー側に送信できる。
図4において、小データ(1)と確信度(1)の組合せ、小データ(2)と確信度(2)の組合せ、小データ(3)と確信度(3)の組合せ、はそれぞれ時間的に隣接する、撮影画像250のフレームからそれぞれ変換された小データおよび確信度である。図4の例においては、小データ(2)の確信度(2)が第1閾値未満であるため、小データ(1)と確信度(1)の組合せ、および小データ(3)と確信度(3)の組合せ、をサーバー400へ送信し、小データ(2)と確信度(2)の組合せはサーバー400に送信しない制御がされている。
なお、送信部112は、対象者500の所定の行動(イベント)を検出し、所定の行動が検出された、撮影画像250の小データのみを選択的にサーバー400へ送信するようにしてもよい。所定の行動は、撮影画像250の複数のフレームからそれぞれ検出された複数の関節点251に基づいて、公知の方法で検出され得る。所定の行動は、例えば、複数の関節点251と行動の正解との組合せ教師データとして学習されたNNの学習済みモデルを用いて、複数の関節点251に基づいて検出されてもよい。この場合、所定の行動が検出された、撮影画像250である小データのうち、確信度が第1閾値以上の小データのみがサーバー400へ送信され得る。
図7は、端末100からサーバー400へ小データが選択的に送信される例を示す説明図である。図7においては、所定の行動として、寝返り、起床、および車椅子に乗り込む、が例示されている。所定の行動には、転倒および転落が含まれ得る。
サーバー400においては、受信した、小データ(1)および小データ(3)という複数(2つ)の小データを用いて、関数fによる解析を実行し、解析結果を、サーバー400にアクセス可能な端末へ送信すること等により出力する。サーバー400は、例えば、小データ(1)の関節点251と、小データ(3)の関節点251に基づいて、入居者である対象者500の活動量を解析し得る。サーバー400は、複数の小データと解析結果の正解との組合せを教師データとして学習されたNNの学習済みモデルを用いて、複数の小データに基づいて解析結果を出力し得る。サーバー400は、重回帰分析により、複数の小データに基づいて解析結果を出力してもよい。関数fは、複数の小データ(1)~小データ(3)を用いた、対象者500の活動量、睡眠時間、夜間の離床(回数、時間)、起床時間、歩行速度、異常行動、および行動パターンを解析する関数であり得る。関数fは、対象者500の姿勢を解析する関数であってもよい。
小データは、上述したように、例えば関節点251であるが、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251の組合せであってもよく、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251のうちの個々の関節点251であってもよい。また、小データは、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251の組合せと周辺物体領域253との結合であってもよい。
なお、例えば、元データが化学物質規制に関する文書のデータで、当該文書のデータから変換された小データ(n)が規制内容のデータである場合、関数fによる演算により、将来的に記載され得る化学物質が解析されてもよい。
サーバー400による解析結果には、例えば、上述した活動量の他、睡眠時間、夜間の離床(回数、時間)、起床時間、歩行速度、異常行動、および行動パターンが含まれる。
図8~図10は、サーバー400による解析結果の利用例を示す説明図である。
図8の例においては、解析結果である、夜間の離床、夜間の活動量、および睡眠時間を利用して、対象者500の昼間の運動量を増す等の、昼間のケアプランの変更がなされている。これにより、夜間スタッフの負担軽減を実現できる。
図9の例においては、解析結果である、起床時間および歩行速度が、ケア記録のデータに含まれる体調不良記録とともに利用された結果、対象者500の体調悪化が検知され、体調悪化に応じてケアの変更がなされている。これにより、入院リスクの低減、および介護施設の稼働率向上が実現できる。なお、ケア記録は、ケアスタッフの携帯端末等からサーバー400へ送信され、記憶部420に記憶され得る。
図10の例においては、解析結果である、睡眠時間および行動パターンが、ケア記録のデータに含まれる異常行動記録とともに利用された結果、対象者500の認知機能低下を早期発見している。これにより、入居者およびスタッフのQOL向上が実現できる。
図11は、解析システム10の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、端末100の制御部110およびサーバー400の制御部410でそれぞれ実行されるプログラムにより、端末100およびサーバー400に協働した動作をさせることで実行され得る。
制御部110は、元データである撮影画像250を、撮影装置200から受信することで取得する(S101)。
制御部110は、元データである撮影画像250を、関節点251等の小データと、当該小データの確信度とに変換する(S102)。
制御部110は、元データをサーバー側に送信することなく、確信度が第1閾値以上の小データである関節点251等をサーバー400へ送信する(S103)。
制御部410は、サーバー400において受信された、複数の、小データである関節点251等を用いた解析を実行する(S104)。なお、制御部410は、受信した小データを記憶部420に蓄積し、所定期間の小データを用いた解析を実行し得る。所定期間は、解析内容によるが、例えば、1日、1週間、1月、6月、または1年であり得る。
制御部410は、解析結果を出力する(S105)。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なる点は次の点である。第1実施形態は、確信度に基づいて端末100からサーバー400への小データの送信を制御し、サーバー400において、受信された小データを用いた解析を実行する。一方、本実施形態は、確信度によらず、小データと確信度の組合せを端末100からサーバー400へ送信し、サーバー400において、小データと確信度とを用いた解析を実行する。その他の点については、本実施形態は第1実施形態と同様であるため、重複する説明は省略または簡略化する。
図12は、端末100の一部である制御部110およびサーバー400の機能を示す機能ブロック図である。
端末100は、制御部110の機能として、変換部111および送信部112を備える。
変換部111は、元データである撮影画像250を、小データと確信度とに変換する。
送信部112は、小データを確信度と組み合わせてサーバー400へ送信する。
図12において、小データ(1)と確信度(1)の組合せ、小データ(2)と確信度(2)の組合せ、小データ(3)と確信度(3)の組合せ、はそれぞれ時間的に隣接する、撮影画像250のフレームからそれぞれ変換された小データおよび確信度の組合せである。図12の例においては、元データをサーバー側に送信しないことは第1実施形態と変わりないが、確信度にかかわらず、撮影画像250から変換された、小データ(1)と確信度(1)の組合せ、小データ(2)と確信度(2)の組合せ、および小データ(3)と確信度(3)の組合せが、サーバー400へ送信される。すなわち、撮影画像250から変換された、小データおよび確信度の組合せのすべてがサーバー400へ送信される。これにより元データをサーバー側へ送信することなく、確信度と共に小データを送付することができ、通信量、プライバシー保護、データ管理コストの問題を解決することができ、さらにサーバー側で精度の高いデータを処理できる。
サーバー400は、受信した、小データと確信度とを用いた解析を実行し、解析結果を出力する。具体的には、サーバー400は、例えば、関数gにより、小データ(n)を、確信度(n)に基づいて小データ(n)’(nは、例えば1~3)に変換し、関数fにより、複数の変換後の小データ(1)’~小データ(3)’を用いた解析を実行する。関数gは、例えば、小データの確信度に基づく取捨選択の演算であり得る。すなわち、関数gは、確信度が第2閾値未満の小データを、後段の関数fの演算モジュールに出力しない関数であり得る。関数gは、確信度に応じた小データへの重み付けの関数であってもよい。関数fは、複数の変換後の小データ(1)’~小データ(3)’を用いた、対象者500の活動量、睡眠時間、夜間の離床(回数、時間)、起床時間、歩行速度、異常行動、および行動パターンを解析する関数であり得る。関数fは、対象者500の姿勢を解析する関数であってもよい。
サーバー400は、複数の小データおよび確信度と、所定の解析結果の正解との組合せを教師データとして学習されたNNの学習済みモデルを用いて、複数の小データおよび確信度に基づいて解析結果を出力してもよい。サーバー400は、重回帰分析により、複数の小データおよび確信度に基づいて解析結果を出力してもよい。
小データは、上述したように、例えば関節点251であるが、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251の組合せであってもよく、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251のうちの個々の関節点251であってもよい。また、小データは、1つの撮影画像250(フレーム)から検出された複数の関節点251の組合せと周辺物体領域253との結合であってもよい。
なお、例えば、元データが化学物質規制に関する文書のデータで、当該文書のデータから変換された小データ(n)が規制内容のデータである場合、関数gおよび関数fによる演算により、将来的に記載され得る化学物質が解析されてもよい。
図13は、解析システム10の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、端末100の制御部110およびサーバー400の制御部410でそれぞれ実行されるプログラムにより、端末100およびサーバー400に協働した動作をさせることで実行され得る。
制御部110は、元データである撮影画像250を、撮影装置200から受信することで取得する(S201)。
制御部110は、元データである撮影画像250を、関節点251等の小データと、当該小データの確信度とに変換する(S202)。
制御部110は、元データをサーバー側に送信することなく、小データである関節点251等を確信度と組み合わせてサーバー400へ送信する(S203)。
制御部410は、サーバー400において受信された、複数の、小データである関節点251等および確信度を用いた解析を実行する(S204)。なお、制御部410は、受信した小データおよび確信度を記憶部420に蓄積し、所定期間の小データおよび確信度を用いた解析を実行し得る。所定期間は、解析内容によるが、例えば、1日、1週間、1月、6月、または1年であり得る。
制御部410は、解析結果を出力する(S205)。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なる点は次の点である。第1実施形態は、変換部111の学習済みモデルを再学習させていない。一方、本実施形態は、元データと、元データに対応する小データの正解の組合せを教師データとして変換部111の学習済みモデルを再学習する。変換部111の学習済みモデルを再学習することで、小データに対する確信度がより正確になるため、解析結果の精度が向上する。その他の点については、本実施形態は第1実施形態と同様であるため、重複する説明は省略または簡略化する。
図14は、端末100の一部である制御部110、受付部160およびサーバー400の機能を示す機能ブロック図である。
端末100は、制御部110の機能として、変換部111、送信部112を備える。
変換部111は、元データである撮影画像250を、NNの学習済みモデルを用いて、小データと確信度とに変換する。
受付部160は、元データである撮影画像250に対応する、小データである関節点251等の正解を受け付けて、受信した正解を制御部110へ送る。なお受付部160は、端末100とは独立して存在してもよく、端末100内もしくはサーバー400内に存在してもよい。受付部160は、例えば端末100と通信可能に接続されたコンピューター端末により構成され得る。
変換部111は、元データである撮影画像250と当該撮影画像250に対応する小データである関節点251等の正解の組合せを教師データとして学習済みモデルを再学習する。なお、変換部111は、再学習前の学習済みモデルにより撮影画像250が変換されることで得られた、小データである関節点251等と、受付部160により受け付けられた関節点251等の正解とを比較し、比較結果と確信度との関係に応じて、第1閾値を変動させ得る。例えば、確信度が比較的低くても、小データである関節点251等と、受付部160により受け付けられた関節点251等の正解との差が比較的小さい(例えば、所定の閾値以下である)場合は、第1閾値を下げ得る。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。本実施形態が第2実施形態と異なる点は次の点である。第2実施形態は、サーバー400において、小データの正解のインプットがない。一方、本実施形態は、受付部160において、小データの正解を受信し、さらに小データの正解をサーバー400側に送信させることで、小データの正解に基づいて、サーバー400における、確信度を用いた解析方法(関数g)を変えることができる。本発明により、サーバー400側に正解データを付与することにより、解析結果の精度をさらに向上させることができる。その他の点については、本実施形態は第2実施形態と同様であるため、重複する説明は省略または簡略化する。
図15は、端末100の一部である制御部110、受付部160およびサーバー400の機能を示す機能ブロック図である。
端末100は、制御部110の機能として、変換部111、送信部112を備える。
変換部111は、元データである撮影画像250を、NNの学習済みモデルを用いて、小データと確信度とに変換する。
受付部160は、元データである撮影画像250に対応する、小データである関節点251等の正解を受け付けて、受信した正解をサーバー400へ送信する。なお受付部160は、端末100とは独立して存在してもよく、端末100内もしくはサーバー400内に存在してもよい。受付部160は、例えば端末100およびサーバー400と通信可能に接続されたコンピューター端末により構成され得る。また、受付部160は、サーバー400の制御部410の機能であってもよい。
受付部160において、元データである撮影画像250に対応する小データである関節点251等の正解を受信する。サーバー400は、当該関節点251等の正解を受付部160から受信し、受信した、当該正解に基づいてサーバー400における、確信度を用いた解析方法(関数g)を変えることができる。サーバー400は、変換部111の学習済みモデルにより撮影画像250が変換されることで得られた、小データである関節点251等と、受付部113により受け付けられた当該関節点251等の正解とを比較し、比較結果と確信度との関係に応じて、確信度を用いた解析方法(関数g)を変え得る。解析方法(関数g)の変更は、結果に応じて実行でき、例えば、方式自体を変更しても良いし、単に閾値を調整することでもよい。サーバー400は、解析内容(関数f)を考慮して、確信度を用いた解析方法(関数g)を変えてもよい。例えば、確信度が比較的低くても、小データである関節点251等と、受付部160により受け付けられた関節点251等の正解との差が比較的小さい(例えば、所定の閾値以下である)場合は、関数gによる小データである関節点251等の取捨選択のための第2閾値を下げ得る。
(第5実施形態)
第5実施形態について説明する。本実施形態が第2実施形態と異なる点は次の点である。第2実施形態では、一例として、サーバー400において、事前に準備した、複数の小データおよび確信度と、所定の解析結果の正解との組合せを教師データとして学習されたNNの学習済みモデルを用いて、変換部111から取得した複数の小データおよび確信度に基づいて解析結果を出力する。一方、本実施形態は第2実施形態とはサーバー400における学習モデルを生成するための教師データが異なり、本実施形態では、サーバー400における学習済みモデルを生成するために用いる教師データである、複数の小データおよび確信度として、変換部111から出力された、複数の小データおよび確信度と、受付部160からサーバー400に送信される解析結果の正解を用いる。その他の点については、本実施形態は第2実施形態と同様であるため、重複する説明は省略または簡略化する。
図16は、端末100の一部である制御部110、受付部160およびサーバー400の機能を示す機能ブロック図である。
端末100は、制御部110の機能として、変換部111、送信部112を備える。
変換部111は、元データである撮影画像250を、NNの学習済みモデルを用いて、小データと確信度とに変換する。
受付部160は、元データである撮影画像250に対応する、サーバー400による解析結果の正解を受け付け、サーバー400へ送信する。解析結果の正解は、例えば、対象者500の活動量である。解析結果の正解である活動量は、対象者500に装着した加速度センサー等を用いて測定され得る。なお受付部160は、端末100とは独立して存在してもよく、端末100内もしくはサーバー400内に存在してもよい。受付部160は、例えば端末100およびサーバー400と通信可能に接続されたコンピューター端末により構成され得る。また、受付部160は、サーバー400の制御部410の機能であってもよい。
サーバー400は、元データである複数の撮影画像250が、変換部111の学習済みモデルを用いて、変換部111によりそれぞれ変換することで得られた複数の小データである関節点251等と確信度、ならびに、当該複数の撮影画像250に対応する、解析結果の正解の組合せを教師データとして学習した、サーバー400の学習済みモデルを生成する。生成された学習済みモデルは、サーバー400による解析に用いられる。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
元データを、元データよりサイズの小さい小データと小データの確信度とに変換して、少なくとも小データをサーバーへ送信し、サーバーで複数の小データを用いて解析して、解析結果を出力する。これにより、サイズを低減したデータの送信および送信先での解析により、信頼性および付加価値の高い新たなデータを得ることができる。
さらに、確信度が第1閾値以上の小データをサーバーへ送信し、第1閾値未満の小データをサーバーへ送信しないように制御する。これにより、通信量およびサーバーで蓄積されるデータ量をさらに削減できる。
さらに、小データと、小データの確信度との組み合わせをサーバーへ送信し、サーバーで、小データと、当該小データの確信度とを用いた解析を実行する。これにより、信頼性および付加価値がより高い新たなデータを得ることができる。
さらに、サーバーにおいて、確信度が第2閾値以上の、複数の小データを用いた解析を実行する。これにより、サーバーによる解析結果の信頼性をさらに向上できる。
さらに、サーバーにおいて、確信度を用いて、小データをそれぞれ重み付けし、重み付けされた、複数の小データを用いた解析を実行する。これにより、サーバーによる解析結果の信頼性をさらに向上できる。
さらに、サーバーにおいて、学習済みモデルを用いて、小データと、小データの確信度とに基づく解析を実行する。これにより、サーバーによる解析結果の信頼性をさらに向上できる。
さらに、端末において、学習済みモデルを用いて、元データを、小データと確信度に変換し、元データに対応する小データの正解を受け付け、元データと、元データに対応する小データの正解との組合せを教師データとして学習済みモデルを再学習する。これにより、データ通信量等の削減と、サーバーによる解析結果の信頼性の向上とを適切に実現できる。
さらに、小データおよび確信度、ならびに当該正解に基づいて、前記第1閾値を変動させる。これにより、データ通信量等の削減と、サーバーによる解析結果の信頼性の向上とをより適切に実現できる。
さらに、元データに対応する小データの正解を受け付け、小データおよび確信度、ならびに上記正解に基づいて、サーバーにおける、確信度を用いた解析方法を変える。これにより、サーバーによる解析結果の信頼性の向上を適切に実現できる。
さらに、元データに対応する、サーバーによる解析結果の正解を受け付け、複数の元データから端末の学習済みモデルにより変換された、複数の小データ、および小データごとの確信度、ならびに、複数の元データにそれぞれ対応する解析結果の正解の組合せを教師データとして学習した、サーバーの学習済みモデルを生成する。これにより、端末の学習済みモデルによる推定傾向(不確実性)を、サーバーの学習済みモデルで吸収できるため、サーバーによる解析結果の信頼性を効果的に向上できる。
以上に説明した、解析システム10の構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な解析システムが備える構成を排除するものではない。
また、上述したフローチャートは、一部のステップを省略してもよく、他のステップが追加されてもよい。また各ステップの一部は同時に実行されてもよく、一つのステップが複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、上述した実施形態においてNNにより実現していた機能を、NN以外の機械学習手段や、近似関数を用いることにより実現してもよい。
また、上述した解析システム10における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検出部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
本出願は、2020年7月30日に出願された日本特許出願(特願2020-129137号)に基づいており、その開示内容は、参照され、全体として、組み入れられている。
10 解析システム、
100 端末、
110 制御部、
111 変換部、
112 送信部、
120 記憶部、
130 通信部、
140 入力部、
150 通信部、
160 受付部、
200 撮影装置、
250 撮影画像、
251 関節点、
252 人物領域、
253 周辺物体領域、
300 通信ネットワーク、
400 サーバー、
500 対象者。

Claims (13)

  1. 端末とサーバーとを有する解析システムであって、
    前記端末は、
    元データを取得する取得部と、
    前記元データを、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度とに変換する変換部と、
    少なくとも前記小データを前記サーバーへ送信する送信部と、を有し、
    前記サーバーは、
    前記端末から少なくとも前記小データを受信する受信部と、
    受信された複数の前記小データを用いた解析を実行する解析部と、
    前記解析部による解析結果を出力する出力部と、
    を有する解析システム。
  2. 前記小データの前記確信度が第1閾値以上の前記小データを前記サーバーへ送信し、前記第1閾値未満の前記小データを前記サーバーへ送信しないように前記送信部を制御する制御部をさらに有する、請求項1に記載の解析システム。
  3. 前記送信部は、前記小データと、前記小データの前記確信度との組み合わせを送信し、
    前記受信部は、前記小データと、前記小データの前記確信度との前記組み合わせを受信し、
    前記解析部は、複数の前記小データと、複数の前記小データのそれぞれの前記確信度とを用いた解析を実行する、請求項1に記載の解析システム。
  4. 前記解析部は、前記小データの前記確信度が第2閾値以上の、複数の前記小データを用いた解析を実行する、請求項3に記載の解析システム。
  5. 前記解析部は、前記小データの前記確信度を用いて、前記小データをそれぞれ重み付けし、重み付けされた、複数の前記小データを用いた解析を実行する、請求項3または4に記載の解析システム。
  6. 前記解析部は、機械学習された学習済みモデルを用いた、複数の前記小データと、複数の前記小データのそれぞれの前記確信度とに基づく解析を実行する、請求項3に記載の解析システム。
  7. 前記変換部は、機械学習された学習済みモデルを用いて、前記元データを、前記小データと、前記小データの前記確信度とに変換し、
    前記元データに対応する前記小データの正解を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記制御部は、前記元データと、前記元データに対応する前記小データの前記正解との組合せを教師データとして前記学習済みモデルを再学習する、請求項2に記載の解析システム。
  8. 前記元データに対応する前記小データの正解を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記制御部は、前記小データおよび前記確信度、ならびに前記正解に基づいて、前記第1閾値を変動させる、請求項2に記載の解析システム。
  9. 前記元データに対応する前記小データの正解を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記解析部は、前記小データおよび前記確信度、ならびに前記正解に基づいて、前記解析部による前記確信度を用いた解析方法を変える、請求項3または4に記載の解析システム。
  10. 前記元データに対応する、前記解析部による前記解析結果の正解を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記解析部は、前記変換部により複数の前記元データから変換された、複数の前記小データおよび複数の前記小データのそれぞれの前記確信度、ならびに、複数の前記元データに対応する前記解析結果の前記正解の組合せを教師データとして学習した、前記解析部の学習済みモデルを生成する、請求項6に記載の解析システム。
  11. 端末とサーバーとを有する解析システムで実行される制御プログラムであって、
    前記端末において、元データを取得する手順(a)と、
    前記元データを、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度とに変換する手順(b)と、
    少なくとも前記小データを前記サーバーへ送信する手順(c)と、
    前記サーバーにより受信された複数の前記小データを用いた解析を実行する手順(d)と、
    前記手順(d)における解析結果を出力する手順(e)と、
    を有する処理をコンピューターに実行させるための解析システム用制御プログラム。
  12. 受信部を有する解析装置で実行される制御プログラムであって、
    取得された元データが変換されることで得られた、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度との組合せを前記受信部により受信する手順(f)と、
    複数の前記小データと、前記小データごとの前記確信度とを用いた解析を実行する手順(g)と、
    前記手順(g)における解析結果を出力する手順(h)と、
    を有する処理をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
  13. 端末とサーバーとを有する解析システムの制御方法であって、
    前記端末において、元データを取得する段階(a)と、
    前記元データを、前記元データよりサイズの小さい小データと、前記小データの確信度とに変換する段階(b)と、
    少なくとも前記小データを前記サーバーへ送信する段階(c)と、
    前記サーバーにより受信された複数の前記小データを用いた解析を実行する段階(d)と、
    前記段階(d)における解析結果を出力する段階(e)と、
    を有する解析システムの制御方法。
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