JP7039712B2 - ノードおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本願は、2018年1月13日に中国特許庁に提出された「ノードおよび通信方法」と題する中国特許出願第201810032722.3号の優先権を主張するものであり、参照によりその全文が本願に援用される。
本願は通信技術分野に関し、特にノードおよび通信方法に関する。
仮想現実(virtual reality、略してVR)、拡張現実(augmented reality、略してAR)、モノのインターネットなどの技術の進歩にともない、将来のネットワークでは端末数が増え、ネットワークデータの使用量も増え続ける。市場における端末数の増加とネットワークデータ使用量の急増に対応するため、第5世代(fifth-generation、略して5G)無線通信システムのキャパシティには現在、高い要求が課せられている。ホットスポットエリアでは、5Gの超大容量要求を満たすため、ネットワーキングに高周波スモールセルを使用することが一般的になりつつある。高周波キャリアは伝搬特性が悪く、障害物によって大幅に減衰され、カバレッジが小さい。このため、ホットスポットエリアには多数のスモールセルを密に配備する必要がある。これらのスモールセルはリレーノード(relay node、略してRN)であってよい。
ロングタームエボリューション(long term evolution、略してLTE)リリース10(LTE release 10、略してLTE R10)システムにはリレー(relay)技術が導入されており、端末はRN経由でドナー基地局にアクセスできる。この場合、RNは大概、ドナー基地局の能力と同じ能力を有する必要がある。それ故、RNの実装の複雑性とコストは比較的高い。
RNの比較的高い実装の複雑性とコストの問題を解決するため、本願の実施形態はノードおよび通信方法を提供する。
前述した目的を達成するため、本願の実施形態は以下の技術的ソリューションを提供する。
第1の態様によると、第1のノードが提供される。第1のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層を含み、第1のノードはRN、ドナー基地局、ドナー基地局の集中ユニット、またはドナー基地局の分散ユニットであり、第2のノードはRNであり、第1のノード内の第1プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するために使われ、第1のメッセージは、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または端末のRRCメッセージを含む。第1の態様で提供される方法によると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。
可能な一設計において、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置し、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置する。
可能な一設計において、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行うために使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。第2プロトコル層は、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を加えることができ、さらに、正常なデータパケット伝送を保証するため、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を得ることができる。
可能な一設計において、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージが送信されるRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するためにさらに使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、具体的には、判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するために使われる。
可能な一設計において、第1のノード内の第1プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第2のメッセージを受信するためにさらに使われ、第2のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、端末のRRCメッセージ、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第2のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第3の識別子を含み、第3の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子であり、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
可能な一設計において、第1のノード内の第1プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第3のメッセージを送信するためにさらに使われ、第3のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
可能な一設計において、第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第4の識別子を含み、第4の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子である。
可能な一設計において、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア有線接続リンク層およびピア有線接続物理層を含む。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置し、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置する。
可能な一設計において、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理、および第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行うために使われ、第1のインターフェースは第3のノードと第2のノードの間の通信インターフェースであり、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。
可能な一設計において、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージが送信されるRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するためにさらに使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、具体的には、判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するために使われる。
第2の態様によると、第2のノードが提供される。第2のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層を含み、第1のノードは、RN、ドナー基地局、ドナー基地局の集中ユニット、またはドナー基地局の分散ユニットであり、第2のノードはRNであり、第2のノード内の第1プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第1のメッセージを受信するために使われ、第1のメッセージは、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または端末のRRCメッセージを含む。第2の態様で提供される方法によると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。
可能な一設計において、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置し、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置する。第2プロトコル層は、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を加えることができ、さらに、正常なデータパケット伝送を保証するため、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を得ることができる。
可能な一設計において、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するために使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行い、第2のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得るためにさらに使われ、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのルーティング情報を得る場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第1のメッセージのルートを決定するためにさらに使われ、あるいは第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、かつ第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子が指示する場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。
可能な一設計において、第2のノード内の第1プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第2のメッセージを送信するためにさらに使われ、第2のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、端末のRRCメッセージ、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第2のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第3の識別子を含み、第3の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子であり、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
可能な一設計において、第2のノード内の第1プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第3のメッセージを受信するためにさらに使われ、第3のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
可能な一設計において、第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第4の識別子を含み、第4の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子である。
可能な一設計において、第1のノードがドナー基地局、RN、ドナー基地局の分散ユニット、またはドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア有線接続リンク層およびピア有線接続物理層を含む。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、ドナー基地局の分散ユニット、またはドナー基地局の集中ユニットである場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置し、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置する。
可能な一設計において、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するために使われ、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行い、第2のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得るためにさらに使われ、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのルーティング情報を得る場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第1のメッセージのルートを決定するためにさらに使われ、あるいは第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、かつ第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子が指示する場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。
第3の態様によると、第3のノードが提供される。第3のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層をさらに含み、第3のノード内の第2プロトコル層は、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するために使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理、および第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行い、第1のインターフェースは第3のノードと第2のノードの間の通信インターフェースであり、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報、第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも1つを得るためにさらに使われ、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行うためにさらに使われ、第3のノード内の第2プロトコル層は、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。第3の態様で提供される方法によると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。第2プロトコル層は、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を加えることができ、さらに、正常なデータパケット伝送を保証するため、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を得ることができる。
可能な一設計において、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティンを得、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージのルートを決定するためにさらに使われ、および/または第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のインターフェースのベアラ識別子を得、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のインターフェースのベアラ識別子に基づいて、第1のインターフェースに対応するベアラ、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信する。
プロトコル層によって遂行される機能は、ハードウェアによって実施されてよく、あるいは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述した機能に相当する1つ以上のユニットを含む。第1のノード、第2のノード、または第3のノードは、チップの製品形態の中に存在してよい。
第4の態様によると、通信方法が提供される。通信方法は第1のノードに適用され、第1のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層を含み、第1のノードはRN、ドナー基地局、ドナー基地局の集中ユニット、またはドナー基地局の分散ユニットであり、第2のノードはRNであり、方法は、第1のノードにより、第1プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するステップであって、第1のメッセージは、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または端末のRRCメッセージを含む、ステップを含む。第4の態様で提供される方法によると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含み、方法は、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行うステップと、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップとをさらに含む。第2プロトコル層は、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を加えることができ、さらに、正常なデータパケット伝送を保証するため、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を得ることができる。
可能な一設計において、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップの前に、方法は、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージが送信されるRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するステップをさらに含み、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップは、第1のノードにより、第2プロトコル層で判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップを含む。
可能な一設計において、方法は、第1のノードにより、第1プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、端末のRRCメッセージ、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第2のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第3の識別子を含み、第3の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子であり、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である、ステップをさらに含む。
可能な一設計において、方法は、第1のノードにより、第1プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第3のメッセージを送信するステップであって、第3のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である、ステップをさらに含む。
可能な一設計において、第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第4の識別子を含み、第4の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子である。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含み、方法は、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理、および第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行うステップであって、第1のインターフェースは第3のノードと第2のノードの間の通信インターフェースである、ステップと、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップとをさらに含む。
可能な一設計において、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップの前に、方法は、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージが送信されるRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するステップをさらに含み、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップは、第1のノードにより、第2プロトコル層で判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信するステップを含む。
第5の態様によると、通信方法が提供される。通信方法は第2のノードに適用され、第2のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層を含み、第1のノードは、RN、ドナー基地局、ドナー基地局の集中ユニット、またはドナー基地局の分散ユニットであり、第2のノードはRNであり、方法は、第2のノードにより、第1プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージは、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または端末のRRCメッセージを含む、ステップを含む。第5の態様で提供される方法によると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含み、方法は、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行う、ステップと、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得るステップと、第2のノードが第2プロトコル層で第1のメッセージのルーティング情報を得る場合に、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第1のメッセージのルートを決定するステップと、あるいは第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノードが第2プロトコル層で第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、かつ第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子が指示する場合に、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するステップとをさらに含む。第2プロトコル層は、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を加えることができ、さらに、正常なデータパケット伝送を保証するため、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を得ることができる。
可能な一設計において、方法は、第2のノードにより、第1プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第2のメッセージを送信するステップであって、第2のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、端末のRRCメッセージ、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第2のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第3の識別子を含み、第3の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子であり、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である、ステップをさらに含む。
可能な一設計において、方法は、第2のノードにより、第1プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第3のメッセージを受信するステップであって、第3のメッセージは、以下の情報、すなわち、第1接続の管理情報、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第1の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は、第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である、ステップをさらに含む。
可能な一設計において、第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第4の識別子を含み、第4の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子である。
可能な一設計において、コントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、ドナー基地局の分散ユニット、またはドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、あるいは第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含み、方法は、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するステップであって、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行う、ステップと、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得るステップと、第2のノードが第2プロトコル層で第1のメッセージのルーティング情報を得る場合に、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第1のメッセージのルートを決定するステップと、あるいは第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノードが第2プロトコル層で第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、かつ第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子が指示する場合に、第2のノードにより、第2プロトコル層において、第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するステップとをさらに含む。
第6の態様によると、通信方法が提供される。通信方法は第3のノードに適用され、第3のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、コントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層をさらに含み、方法は、第3のノードにより、第2プロトコル層において、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理、および第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行い、第1のインターフェースは第3のノードと第2のノードの間の通信インターフェースである、ステップと、第3のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報、第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも1つを得るステップと、第3のノードにより、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行うステップと、第3のノードにより、第2プロトコル層において、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するステップとを含む。第6の態様で提供される方法によると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。第2プロトコル層は、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を加えることができ、さらに、正常なデータパケット伝送を保証するため、F1APメッセージのルーティング情報やデータパケットタイプ識別子などの情報を得ることができる。
可能な一設計において、第3のノードは、第2プロトコル層で第1のメッセージのルーティンを得、第3のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて、第3のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージのルートを決定し、および/または第3のノードは、第2プロトコル層で第1のインターフェースのベアラ識別子を得、第3のノードは、第2プロトコル層において、第1のインターフェースのベアラ識別子に基づいて、第1のインターフェースに対応するベアラ、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第3のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信する。
第7の態様によると、第1のノードが提供される。第1のノードはメモリーとプロセッサとを含み、メモリーはコンピュータ実行命令を格納するように構成され、プロセッサはメモリーに格納されたコンピュータ実行命令を実行し、これにより第1のノードは第4の態様で提供されるいずれかの方法を実施する。
第8の態様によると、第2のノードが提供される。第1のノードはメモリーとプロセッサとを含み、メモリーはコンピュータ実行命令を格納するように構成され、プロセッサはメモリーに格納されたコンピュータ実行命令を実行し、これにより第2のノードは第5の態様で提供されるいずれかの方法を実施する。
第9の態様によると、第3のノードが提供される。第3のノードはメモリーとプロセッサとを含み、メモリーはコンピュータ実行命令を格納するように構成され、プロセッサはメモリーに格納されたコンピュータ実行命令を実行し、これにより第3のノードは第6の態様で提供されるいずれかの方法を実施する。
第10の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を含み、この命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは第4の態様、第5の態様、または第6の態様で提供されるいずれかの方法を遂行することが可能となる。
第11の態様によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは第4の態様、第5の態様、または第6の態様で提供されるいずれかの方法を遂行することが可能となる。
第7の態様から第11の態様のいずれかの実装の有益な効果については、第3の態様から第6の態様の対応する実装の有益な効果を参照されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願の一実施形態によるRNネットワーキングシナリオの概略図である。 本願の一実施形態によるRNネットワーキングシナリオの概略図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるネットワークノードのハードウェア構造の概略図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態によるプロトコル層の概略構造図である。 本願の一実施形態による通信方法の流れ図である。 本願の一実施形態によるF1接続確立プロセスの概略図である。 本願の一実施形態によるネットワークにUEをアタッチするプロセスの概略図である。 本願の一実施形態による別のF1接続確立プロセスの概略図である。 本願の一実施形態によるネットワークにUEをアタッチする別のプロセスの概略図である。 本願の一実施形態による別のF1接続確立プロセスの概略図である。 本願の一実施形態によるネットワークにUEをアタッチする別のプロセスの概略図である。 本願の一実施形態によるネットワークにUEをアタッチする別のプロセスの概略図である。 本願の一実施形態による別のF1接続確立プロセスの概略図である。 本願の一実施形態によるネットワークにUEをアタッチする別のプロセスの概略図である。 本願の一実施形態による別のF1接続確立プロセスの概略図である。 本願の一実施形態によるネットワークにUEをアタッチする別のプロセスの概略図である。
これ以降は、本願の実施形態の添付の図面を参照しながら本願の実施形態の技術的なソリューションを説明する。本願の説明では、特に明記されていない限り、「/」は「または」を意味する。例えば、A/BはAまたはBを意味し得る。本明細書における「および/または」は関連する物の関係を専ら説明するものであり、3つの関係があり得ることを意味する。例えば、Aおよび/またはBは3つの状況を、すなわちAのみ存在する状況と、AとBの両方が存在する状況と、Bのみ存在する状況とを意味し得る。加えて、本願の説明で「複数の」は2つ以上を意味する。
本願の実施形態で提供される方法は、無線通信システムに、例えば、モバイル通信グローバルシステム(global system of mobile communication、略してGSM)システム、符号分割多重アクセス(code division multiple access、略してCDMA)システム、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access、略してWCDMA(登録商標))システム、ジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(general packet radio service、略してGPRS)システム、およびユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(universal mobile telecommunications system、略してUMTS)に適用でき、特に、LTEシステムとそのエボルブドシステム、ロングタームエボリューションアドバンスト(long term evolution-advanced、略してLTE-A)システムとそのエボルブドシステム、ならびに5G無線通信システムに適用できる。
LTE R10にはリレー技術が導入されている。柔軟で便利なアクセスおよびバックホールソリューションを設計するため、リレーネットワーキングシナリオではアクセスリンク(access link、略してAL)とバックホールリンク(backhaul link、略してBL)の両方で無線伝送ソリューションを使用する。
5G指向の無線リレーネットワーキングシナリオでは、マルチホップ無線リレーとマルチコネクション無線リレーの両方がサポートされている。なお、5G通信システムではRNが統合アクセス・バックホール(integrated access and backhaul、略してIAB)ノードと呼ばれることもある。したがって、本願の実施形態で提供される方法は5G通信システムに適用され、本願の実施形態における以下のRNはいずれもIABノードに置き換えることができる。
図1を参照すると、マルチホップ無線リレーネットワーキングシナリオでは、RNとRNにサービス提供するドナー基地局(例えば、DgNB)との間に明確な階層関係があり、それぞれのRNは、RNにバックホールサービスを提供するノードを固有の親ノードとみなす。例えば、RN2の親ノードはRN1であり、RN1の親ノードはドナー基地局である。RN2によってサービス提供される端末のアップリンクデータパケットは、RN2とRN1を順次通ってドナー基地局へ伝送され、ドナー基地局によってモバイルゲートウェイデバイス(例えば、5Gネットワークのユーザープレーン機能(user plane function、略してUPF)ネットワークエレメント)へ送信される。ドナー基地局は、RN2によってサービス提供される端末のダウンリンクデータパケットをモバイルゲートウェイデバイスから受信した後に、このダウンリンクデータパケットを、RN1とRN2を順次通して端末へ送信する。
図2を参照すると、マルチホップおよびマルチコネクション無線リレーネットワーキングシナリオでは、RN3が2つの親ノードを有し、すなわちRN1とRN2とを有し、つまり、RN3は2つのBLを有する。RN2とRN1の親ノードはいずれもドナー基地局である。RN3によってサービス提供される端末のアップリンクデータパケットは、2つの伝送経路を通じて、すなわち端末-RN3-RN1-ドナー基地局と端末-RN3-RN2-ドナー基地局とを通じてドナー基地局へ伝送されてよい。RN3によってサービス提供される端末のダウンリンクデータパケットもまた、2つの伝送経路を通じて、すなわちドナー基地局-RN1-RN3-端末とドナー基地局-RN2-RN3-端末とを通じて端末へ伝送されてよい。
前述した無線リレーネットワーキングシナリオは例に過ぎない。複数のホップと複数のコネクションの組み合わせが検討される無線リレーネットワーキングシナリオでは、このほかにも可能性がある。例えば、2つのドナー基地局へ別々に接続された2つのRNが二重コネクションを形成して端末にサービス提供する。本願の実施形態ではそれらの可能性を1つずつ列挙しない。
LTEシステムのリレーネットワーキングシナリオにおけるRNのコントロールプレーンプロトコル層(「コントロールプレーンプロトコルスタック」と呼ばれることもある)については、図3を参照されたい。RNのコントロールプレーンプロトコル層は、RNとドナー基地局の間のS1-MME(MMEはモビリティ管理ネットワークエレメント(mobility management entity))インターフェース上のドナー基地局とのピアS1アプリケーションプロトコル(S1 application protocol、略してS1-AP)層、ピアストリーム制御伝送プロトコル(stream control transmission protocol、略してSCTP)層、ピアインターネットプロトコル(internet protocol、略してIP)層、ピアパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、略してPDCP)層、ピア無線リンク制御(radio link control、略してRLC)層、ピア媒体アクセス制御(media access control、略してMAC)層、およびピア物理(physical、略してPHY)層を含む。RNが大概、ドナー基地局の能力と同じ能力を有する必要があることが分かる。
RNの実装の複雑性とコストを低減するため、本願の一実施形態は第1のノードと第2のノードを提供する。第1のノードと第2のノードのハードウェア構造の概略図については、図4を参照されたい。図4はネットワークノード40のハードウェア構造の概略図である。ネットワークノード40は、少なくとも1つのプロセッサ401と、通信バス402と、メモリー403と、少なくとも1つの通信インターフェース404とを含む。
プロセッサ401は、汎用中央処理装置(central processing unit、略してCPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、略してASIC)、または本願のソリューションでプログラムの実行を制御するように構成された1つ以上の集積回路であってよい。
通信バス402は、前述したコンポーネント間で情報を伝送するために使われる経路を含んでよい。
通信インターフェース404は、トランシーバなどの装置が、別のデバイスと通信するために、またはイーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、略してRAN)、または無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、略してWLAN)などの通信ネットワークと通信するために、使われてよい。
メモリー403は、読み取り専用メモリー(read-only memory、略してROM)、または静的な情報や命令を格納できる別種の静的ストレージデバイス、ランダムアクセスメモリー(random access memory、略してRAM)、または情報や命令を格納できる別種の動的ストレージデバイスであってよく、あるいは電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリー(electrically erasable programmable read-only memory、略してEEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリー(compact disc read-only memory、略してCD-ROM)、または他のコンパクトディスクストレージ、または光学式ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)光ディスクなどを含む)、磁気式ディスクストレージ媒体または他の磁気式ストレージデバイス、または命令かデータ構造の形をとる期待されたプログラムコードを携帯または格納でき、なおかつコンピュータによってアクセスできる他の何らかの媒体であってよく、ただしこれらに限定されない。メモリーは単独で存在してよく、バスを使ってプロセッサに接続される。メモリーはプロセッサに一体化されてもよい。
メモリー403は、本願のソリューションを遂行するアプリケーションプログラムコードを格納するように構成され、このアプリケーションプログラムコードはプロセッサ401の制御下で実行される。プロセッサ401は、本願の以降の実施形態で提供される方法を実施するため、メモリー403に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
一実施形態における具体的な実装で、プロセッサ401は、1つ以上のCPUを、例えば図4のCPU 0とCPU 1とを含んでよい。
一実施形態における具体的な実装で、ネットワークノード40は、複数のプロセッサを、例えば図4のプロセッサ401とプロセッサ408とを含んでよい。プロセッサの各々は、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってよく、あるいはマルチコア(multi-CPU)プロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは、データ(例えばコンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアを指し得る。
一実施形態における具体的な実装で、ネットワークノード40は出力デバイス405と入力デバイス406とをさらに含んでよい。
まず、本願の本実施形態における端末が、ユーザー機器(user equipment、略してUE)、アクセス端末、サブスクライバユニット、サブスクライバステーション、モバイルステーション、モバイルコンソール、リモートステーション、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信デバイス、ユーザーエージェント、またはユーザー装置と呼ばれることもあることに注意されたい。あるいは、端末は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、略してWLAN)内のステーション(station、略してST)であってもよく、セル方式電話機、コードレス電話機、セッションイニシエーションプロトコル(session initiation protocol、略してSIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、略してWLL)ステーション、個人用デジタル補助装置(personal digital assistant、略してPDA)デバイス、無線通信機能を有する手持ち型デバイス、計算デバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、またはウェアラブルデバイス(ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもある)であってよい。あるいは、端末は、次世代通信システムの端末であってよく、例えば、5Gの端末、または将来の進化した公共地上移動体ネットワーク(public land mobile network、略してPLMN)の端末、またはニューラジオ(new radio、略してNR)通信システムの端末であってよい。
RNは、カスタマ構内設備(customer premises equipment、略してCPE)やレジデンシャルゲートウェイ(residential gateway、略してRG)などのデバイスであってよい。この場合、RNと他のノードは有線接続されてよい。本願の本実施形態で提供される方法は、ホームアクセス(home access)シナリオにさらに適用できる。
RNの実装の複雑性とコストを低減するため、本願の本実施形態は別の第1のノードと別の第2のノードをさらに提供する。以下、第1のノードと第2のノードを別々に説明する。
第1のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、このコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層を含む。相応に、第2のノードもまたコントロールプレーンプロトコル層を含み、このコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層を含む。第1のノードは、RN、またはドナー基地局、またはドナー基地局の集中ユニット(centralized unit、略してCU)、またはドナー基地局の分散ユニット(distributed unit、略してDU)であり、第2のノードはRNである。
第1のノード内の第1プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するために使われる。相応に、第2のノード内の第1プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第1のメッセージを受信するために使われる。第1のメッセージは、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または該端末の無線リソース制御(radio resource control、略してRRC)メッセージを含む。
現在、基地局/RNと端末の間にはRRC層が規定されており、基地局/RNによって端末のRRCメッセージが生成され送信される。RRCメッセージは、基地局/RNとUEとの接続を管理し構成するために使われる。したがって、本願の本実施形態で第1プロトコル層とRRC層が別々の機能層であることが理解できる。
ドナー基地局のCUとドナー基地局のDUは独立したデバイスであってよい。ドナー基地局のCUとドナー基地局のDUは統合されたデバイスであってもよく、CUとDUがドナー基地局を形成する。
本願の本実施形態で提供される第1のノードと第2のノードによると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。
可能な一実装において、第1のノードと第2のノードは他のノードを通さずにデータを伝送する。この場合、第1のノードと第2のノードのコントロールプレーンプロトコル層は、以下のケース1~4のいずれか1つであってよい。
ケース1
第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含む。相応に、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含む。このケースで、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図5を参照されたい。
第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。相応に、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。このケースで、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図6を参照されたい。
ケース2
ケース1と比べ、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含む。第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含む。
このケースで、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置する。相応に、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置する。このケースで、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図7を参照されたい。
第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置する。相応に、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置する。このケースで、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図8を参照されたい。
なお、本願の本実施形態の添付の図面で、コントロールプレーンプロトコル層内の「T1」は「第1プロトコル層」を表し、第1プロトコル層はF1アプリケーションプロトコル(F1 application protocol、略してF1-AP)層と呼ばれることもあり、「T2」は「第2プロトコル層」を表し、「L2」は「有線接続リンク層」を表し、「L1」は「有線接続物理層」を表す。
ケース3
ケース2と比べ、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピアSCTP層、ピアIP層、およびピアPDCP層のうち、少なくとも1つをさらに含む。第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピアSCTP層、ピアIP層、およびピアPDCP層のうち、少なくとも1つをさらに含む。
このケースで、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層が、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピアSCTP層、ピアIP層、およびピアPDCP層をさらに含み、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層が、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピアSCTP層、ピアIP層、およびピアPDCP層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合に、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図9を参照されたい。第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合に、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図10を参照されたい。
図9および図10に示されたコントロールプレーンプロトコル層で、第1のノードがSCTP層、IP層、およびPDCP層(第2のノードとピアのもの)の内のいずれか1つまたは2つを含まない場合は、図9に示された第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層から、第1のノードに含まれていないプロトコル層を除去することによって、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層を得ることができることは理解できる。これは第2のノードについても同様である。
ケース4
ケース3と比べ、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと端末の間のインターフェース上の端末とのピアRRC層およびピアPDCP層のうち、少なくとも1つをさらに含む。このケースで、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層が、第1のノードと端末の間のインターフェース上の端末とのピアRRC層およびピアPDCP層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合に、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図9を参照し、第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合に、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図10を参照されたい。第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層について図10を参照できる場合には、第2のノードと第1のノードは有線接続されてもよい。
図9および図10に示されたコントロールプレーンプロトコル層で、第1のノードがRRC層かPDCP層(端末とピアのもの)のいずれか一方を含まない場合は、図9または図10に示された第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層から、第1のノードに含まれていないプロトコル層を除去することによって、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層を得ることができることは理解できる。
第1のノード内の第1プロトコル層と第2のノード内の第1プロトコル層との間で伝送されるメッセージをF1APメッセージと表記する場合、このF1APメッセージのセキュリティを確保するためには、F1APメッセージに対してセキュリティ保護を実施できる。これは、具体的には以下に示す数通りの方式で実施できる。
方式(1):第1のノードと第2のノードでPDCP層セキュリティ機能(例えば、F1APメッセージに対して暗号化および/または完全性保護が行われる)が構成される。
方式(2):トランスポート層に基づくセキュリティ保護機構(例えば、IPベースのネットワークドメインセキュリティ(network domain security for IP based networks、略してNDS/IP)機構がF1APメッセージのための安全な伝送チャネルを提供する。例えば、安全な伝送チャネルはインターネットプロトコルセキュリティ(Internet Protocol Security、略してIPSec)トンネルであってよい。
方式(3):第2プロトコル層でF1APメッセージに対してセキュリティ保護(例えば、F1APメッセージに対して暗号化および/または完全性保護が行われる)が行われる。
本願の本実施形態では、送信処理プロセスで、データパケットが先に処理されるプロトコル層が、該データパケットが後で処理されるプロトコル層の上であるとみなす。勿論、プロトコル層の上下関係は別のやり方で決めることもできる。例えば、受信処理のときに、データパケットが先に処理される層が、該データパケットが後で処理されるプロトコル層の上であると決める場合は、前述した実施形態における第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層のRLC層は第1プロトコル層の上に位置する。
任意に選べることとして、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行うために使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。
任意に選べることとして、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージが送信される無線ベアラ(radio bearer、略してRB)、論理チャネル(logical channel、略してLCH)、RLCチャネル(RLC channel)、またはRLCベアラ(RLC bearer)を判断するためにさらに使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、具体的には、判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するために使われる。
RBはシグナリング無線ベアラ(signaling radio bearer、略してSRB)であってよく、あるいはデータ無線ベアラ(data radio bearer、略してDRB)であってよい。RBは1つのRLCチャネルに1対1でマップされてよく、および/またはRLCチャネル、RLCベアラ、および論理チャネルは1対1でマップされる。RLCチャネルはRLC層と上位層プロトコル層との間のチャネルである。RBは上位層(例えばPDCP層)部分と下位層(例えばRLC層とMAC層)部分の構成に対応する。RLCベアラは、RBに対応する下位層部分の構成であり、具体的には、RLC層エンティティとMAC論理チャネルの構成を含む。RLCベアラの詳しい説明については、3GPP TS 37.340 v15.3.0通信プロトコルの関連説明を参照されたい。
相応に、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するために使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行い、第2のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得るためにさらに使われ、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのルーティング情報を得る場合、第2のノード内の第2プロトコル層は第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第1のメッセージのルートを決定するためにさらに使われ、あるいは第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子が指示する場合、第2のノード内の第2プロトコル層は第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。
任意に選べることとして、第2のノード内の第1プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第2のメッセージを送信するためにさらに使われる。相応に、第1のノード内の第1プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第2のメッセージを受信するためにさらに使われる。
第2のメッセージは、以下の情報、すなわち第1接続の管理情報、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、端末のRRCメッセージ、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第2のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第3の識別子を含み、第3の識別子は第2のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子であり、第1の識別子は第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
任意に選べることとして、第1のノード内の第1プロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第3のメッセージを送信するためにさらに使われる。相応に、第2のノード内の第1プロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第3のメッセージを受信するためにさらに使われる。
第3のメッセージは、以下の情報、すなわち第1接続の管理情報、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第1の識別子は第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
任意に選べることとして、第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第4の識別子を含み、第4の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子である。
別の可能な一実装において、第1のノードと第2のノードは第3のノードを通じてデータを伝送する。この場合、第1のノードと第2のノードと第3のノードのコントロールプレーンプロトコル層は、以下のケース5~7のいずれか1つであってよい。
ケース5
第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含む。相応に、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含む。このケースで、第1のノードと第2のノードと第3のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図11を参照されたい。このケースで、第3のノードはRNであってよい。
第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア有線接続リンク層およびピア有線接続物理層を含む。相応に、第2のノードと第3のノードが有線接続される場合、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア有線接続リンク層およびピア有線接続物理層を含む。あるいは、第2のノードと第3のノードが無線接続される場合、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含む。このケースで、第1のノードと第2のノードと第3のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図12を参照されたい。このケースで、第3のノードはRNかドナー基地局のDUであってよい。第3のノードがRNである場合、RNと第1のノードは有線接続される。
ケース6
ケース5と比べ、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含む。第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含む。
第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置する。第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置する。このケースで、第1のノードと第2のノードと第3のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図13を参照されたい。
第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置する。第2のノードと第3のノードが有線接続される場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層と有線接続リンク層との間に位置し、第2のノードと第3のノードが無線接続される場合、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノード内の第1プロトコル層とRLC層との間に位置してよい。このケースで、第1のノードと第2のノードと第3のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図14を参照されたい。
ケース7
ケース6と比べ、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピアSCTP層およびピアIP層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアPDCP層のうち、少なくとも1つをさらに含む。第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピアSCTP層およびピアIP層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアPDCP層のうち、少なくとも1つをさらに含む。
このケースで、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層が、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピアSCTP層およびピアIP層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアPDCP層をさらに含み、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層が、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピアSCTP層およびピアIP層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピアPDCP層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合に、第1のノードと第2のノードに含まれるコントロールプレーンプロトコル層については、図15を参照されたい。
図15に示されたコントロールプレーンプロトコル層で、第1のノードがSCTP層、IP層、およびPDCP層(第3のノードとピアのもの)の内のいずれか1つまたは2つを含まない場合は、図15に示された第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層から、第1のノードに含まれていないプロトコル層を除去することによって、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層を得ることができることは理解できる。これは第2のノードについても同様である。
別の可能な一実装において、第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層にはPDCP層がない場合がある。この場合、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピアPDCP層を含み、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピアPDCP層を含む。
第1のノードと第2のノードが第3のノードを通してデータを伝送する場合は、第1のメッセージと第2のメッセージと第3のメッセージがいずれも第3のノードを通して伝送される必要があることは理解できる。
LTE R10のリレーネットワークはマルチホップリレーネットワーキングをサポートしない。本願の本実施形態でマルチホップリレーネットワーキングを実施でき、ネットワークカバレッジが拡大し、ネットワークキャパシティが向上し、ネットワーキングコストが削減されることは、本願の本実施形態で提供されるコントロールプレーンプロトコル層から分かる。
情報セキュリティを確保するため、F1APメッセージにはセキュリティ保護を実施できる。具体的に述べると、セキュリティ保護は、方式(2)または方式(3)で実施でき、あるいは、第1のノードと第3のノードの間のインターフェースと第3のノードと第2のノードの間のインターフェースでPDCP層セキュリティ機能を構成することによって実施できる。第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層にPDCP層がない場合は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェースで構成されたピアPDCP層セキュリティ機能を使用することによってF1APメッセージのセキュリティ保護をさらに実施できる。
任意に選べることとして、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理、および第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行うために使われ、第1のインターフェースは第3のノードと第2のノードの間の通信インターフェースであり、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。任意に選べることとして、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージが送信されるRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するためにさらに使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、具体的には、判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するために使われる。
任意に選べることとして、第3のノード内の第2プロトコル層は、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するために使われ、第1のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理、および第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行い、第1のインターフェースは第3のノードと第2のノードの間の通信インターフェースである。
第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報、第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも1つを得るためにさらに使われる。
第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行うためにさらに使われる。
第3のノード内の第2プロトコル層は、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。
第3のノード内の第2プロトコル層は第1のメッセージのルーティンを得、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージのルートを決定するためにさらに使われ、および/または第3のノード内の第2プロトコル層は第1のインターフェースのベアラ識別子を得、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のインターフェースのベアラ識別子に基づいて、第1のインターフェースに対応するベアラ、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信する。
任意に選べることとして、第2のノード内の第2プロトコル層は、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信するために使われ、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行う。
第2のノード内の第2プロトコル層は、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得るためにさらに使われ、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのルーティング情報を得る場合、第2のノード内の第2プロトコル層は第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第1のメッセージのルートを決定するためにさらに使われ、あるいは第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノード内の第2プロトコル層が第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子が指示する場合、第2のノード内の第2プロトコル層は第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するためにさらに使われる。
本願の実施形態の図16から図18は、ノードのコントロールプレーンプロトコル層のあり得る概略図をそれぞれ示している。図16から図18で、一部のプロトコル層は任意のプロトコル層であり、これらのプロトコル層はプロトコル層アーキテクチャに存在する場合と存在しない場合とがある。例えば、図16で、CUおよびRN1内のSCTP層は任意のプロトコル層であり、2つのノード上、すなわちDUおよびRN2上のピアPDCP層と、2つのノード上、すなわちRN2およびRN1上のピアPDCP層もまた、任意のプロトコル層である。図17で、DU、RN2、およびRN1上の互いにピアであるPDCP層の内のいずれか2つは、任意のプロトコル層であり、DUおよびRN1上のピアSCTP層および/またはIP層もまた、任意のプロトコル層である。図18で、ドナー基地局とRN2の間、ならびにRN2とRN1の間の、互いにピアであるSCTP層、IP層、およびPDCP層の内のいずれか2つは、任意のプロトコル層である。具体的に述べると、PDCP層はなくてもよく、あるいはSCTP層とIP層はなくてもよい。
なお、本願の本実施形態で、ノード間のインターフェースは、および/またはノードと端末の間のインターフェースは、基準点(reference point)と呼ばれることもある。加えて、本願の本実施形態で、T2層と該T2層に隣接するPDCP層とのプロトコル層上下関係は具体的に限定されない。具体的に述べると、T2層は該T2層に隣接するPDCP層の下に位置してもよく、PDCP層の機能はT2層に統合されてもよい。換言すると、T2層がデータパケットに対して暗号化や完全性保護などを実施してもよい。
本願の本実施形態の説明で、「N1内のXはN1とN2の間のインターフェース上のピアXへDを送信するために使われる」は、「N1内のXはN2内のピアXへDを送信するために使われる」と記述される場合もあり、「N1内のXはN1とN2の間のインターフェース上のピアXからDを受信するために使われる」は、「N1内のXはN2内のピアXからDを受信するために使われる」と記述される場合もある。N1とN2はノードを指す。例えば、N1は第1のノードであってよく、N2は第2のノードであってよい。Xはプロトコル層である。例えば、Xは第1プロトコル層であってよい。Dはメッセージかデータパケットを指す。例えば、Dは第1のメッセージであってよい。
前述した実施形態で以下に関連する部分の説明については、以下の関連部分を参照されたい。
以下の実施形態で、Unは、ドナー基地局とRNの間のインターフェースやRN間のインターフェースなど、無線バックホールインターフェースを表す。第1プロトコル層メッセージはF1APメッセージと表記されることがある。第1接続はF1接続と表記される。これ以降はこの表記法を一例として用いて、本願の実施形態で提供される方法の一例を説明する。ただし、この表記法が一例に過ぎないことは理解できる。実際の実装では、インターフェース名やメッセージ名が別の名前であってもよい。
本願の一実施形態は、第1のノードと第2のノードに適用される通信方法を提供する。第1のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層を含み、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層を含み、第1のノードは、RN、ドナー基地局、ドナー基地局の集中ユニット、またはドナー基地局の分散ユニットであり、第2のノードはRNである。図19に示されているように、方法は以下のステップを含む。
1901:第1のノードは、第1プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信する。
1902:第2のノードは、第1プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第1のメッセージを受信する。
第1のメッセージは、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または端末のRRCメッセージを含む。第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報が、第2のノードによってサービス提供される端末のダウンリンクコンテクスト管理情報であること、また、端末のRRCメッセージが端末のダウンリンクRRCメッセージであることは理解できる。
例えば、第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、以下の情報、すなわちUEの識別子(例えば、第1のノードによってUEに割り当てられる第1の識別子、または第2のノードによってUEに割り当てられる第2の識別子)、確立、変更、または解除される必要のあるUE RB(RBはSRBおよび/またはDRBであってよい)のリスト、および確立または変更に失敗したUE DRBのリスト(確立または変更に失敗したUE DRBのID(identifier、識別子)と、確立または変更に失敗した原因を含む)のうち、少なくとも1つを含んでよい。確立、変更、または解除される必要のあるUE RBのリストは、以下の情報、すなわちUE SRB ID、UE SRBの構成パラメータ、UE DRB ID、UE DRBのクオリティ・オブ・サービス(quality of service、略してQoS)パラメータ、エボルブド・ユニバーサル・テレストリアル・ラジオ・アクセス・ネットワーク(evolved universal terrestrial radio access network、略してE-UTRAN)QoSパラメータ(エボルブド・ラジオ・アクセス・ベアラ(evolved radio access bearer、略してE-RAB)グラニュラリティのQoSパラメータ)、確立される必要のある、UE DRBに対応するジェネラル・パケット・ラジオ・サービス・トンネリング・プロトコル(general packet radio service tunneling protocol、略してGTP)トンネルに関する情報(この情報は、例えば第1のノード上のGTPトンネルのアップリンクエンドポイント識別子と、第1のノードのトランスポート層アドレスとを含む)、UE QoS flow(フロー)ID、UE QoS flowのQoSパラメータ、UE QoS flowとUE DRBとのマッピング関係、UE RB/QoS flowと、第2のノードと第2のノードの親ノードの間のRBとのマッピング関係、UEコンテクスト解除指示(解除原因を含み得る)、UEコンテクスト解除完了指示などのうち、少なくとも1つを含む。第1のメッセージに含まれる端末のRRCメッセージは、以下の情報、すなわちRRC接続確
立メッセージ、RRC再構成メッセージなどのうち、少なくとも1つを含んでよい。
本願の本実施形態で、DRB/E-RABのQoSパラメータは、QoSクラス識別子(QoS class identifier、略してQCI)、割り当て・保持優先度(allocation and retention priority、略してARP)、最大ビットレート(maximum bit rate、略してMBR)、保証ビットレート(guaranteed bit rate、略してGBR)などのパラメータを含んでよい。QoS flowのQoSパラメータは、5G QoS識別子(5G QoS identifier、略して5QI)、ARP、保証フロービットレート(guaranteed flow bit rate、略してGFBR)、最大フロービットレート(maximum flow bit rate、略してMFBR)などのパラメータを含んでよい。DRB/E-RABのQoSパラメータとQoS flowのQoSパラメータに含まれる具体的なパラメータについては、先行技術を参照されたい。これは本願の本実施形態で限定されない。
任意に選べることとして、第1のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第4の識別子を含み、第4の識別子は、第1のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子である。
なお、第1のノードによって第2のノードへ送信される第1のメッセージは、別のノードを通って第2のノードへ送信される第1のメッセージであってよく、あるいは別のノードを通らずに第2のノードへ送信される第1のメッセージであってもよい。
第1のメッセージはF1APメッセージである。具体的に述べると、送信ノードはSRBかDRBでF1APメッセージを送信できる。送信ノードは第1のノードであってよい。この場合、受信ノードは第2のノードである。あるいは、送信ノードは第2のノードであってよい。この場合、受信ノードは第1のノードであってよい。
第2のノードが端末として機能するので、F1APメッセージが第3のノードを通じて第1のノードと第2のノードの間で伝送される場合は、第2のノードのRRCメッセージは送信にあたってSRBで搬送され、第3のノードは、F1APメッセージと第2のノードのRRCメッセージを受信する際に異なる処理を行うことができる。例えば、第3のノードは、第2のノードによって送信されたF1APメッセージを受信した場合に、F1APメッセージ内のルーティング情報に基づいて、F1APメッセージ内のデータパケットを第1のノードへ転送する必要がある。第3のノードは、第2のノードによって送信されたRRCメッセージを受信した場合に、第3のノードのF1APメッセージにRRCメッセージをカプセル化し、F1APメッセージを第1のノードへ送信する必要がある。このため、受信ノードは、RRCメッセージを受信したのか、それともF1APメッセージを受信したのかを区別できる必要がある。また、F1APメッセージがDRBで送信される場合は、受信ノードは、ユーザープレーンデータパケットを受信したのか、それともF1APメッセージを受信したのかを区別できる必要がある。
具体的に述べると、受信ノードは以下に示す数通りの方式で受信メッセージを区別できる。
方式1
送信ノードがF1APメッセージをSRBで送信する場合は、SRB IDを使って受信メッセージが区別され、具体的に述べると、RRCメッセージとF1APメッセージは別々のSRBで送信される。
送信ノードがF1APメッセージをDRBで送信する場合は、DRB IDを使って受信メッセージが区別され、具体的に述べると、ユーザープレーンデータとF1APメッセージは別々のDRBで送信される。
なお、ノードのRB(SRBおよび/またはDRBを含む)は、該ノードのRLCチャネル、RLCベアラ、または論理チャネルに一意的に対応し得る。したがって、本明細書において、様々なメッセージタイプがSRB IDおよび/またはDRB IDを使って区別されることは、RLCチャネル、RLCベアラ、または論理チャネルの識別子を使ってメッセージタイプが区別されることであってもよい。
方式2
データパケットにデータパケットタイプ識別子が加えられ、このデータパケットタイプ識別子を使ってデータパケットのタイプが識別され、これにより受信ノードは、F1APメッセージを受信したのか、それともRRCメッセージを受信したのかを判断する。
例えば、データパケットタイプ識別子は第2プロトコル層かRLC層に加えられてよく、あるいは別のプロトコル層に加えられてもよい。可能な一実装において、データパケットタイプフィールドの値が特定の値である場合、これはメッセージのタイプがF1APメッセージであることを意味する。
方式3
第1のノードと第2のノードがSCTP層とIP層を含む場合は、IPアドレス(送信元IPアドレスおよび/または送信先IPアドレスを含む)および/またはSCTPポート番号(送信先SCTPポート番号および/または送信元SCTPポート番号を含む)を使って受信メッセージが区別される。
なお、第1のノードが、第1プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ、第1のメッセージを送信することが、第1のメッセージがそのままピアプロトコル層へ送信されることを意味しないことは、前述したプロトコル層の説明から分かる。実際の送信プロセスでは、第1のメッセージが下位層プロトコル層で処理され、最終的に物理層リンクで送出される必要がある。同様に、第2のノードの場合、第2のノードが、第1プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から、第1のメッセージを受信することは、第1のメッセージがピアプロトコル層から直接受信されることを意味せず、第1のメッセージは物理層から受信され、下位層プロトコル層で処理された後に得られる。本願の本実施形態における他の同様の説明は同様である。
本願の本実施形態で提供される方法によると、第1のノードは、第1のメッセージを使って、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報を構成できるため、および/または第2のノード経由で端末へRRCメッセージを送信できるため、第2のノードによって本来遂行される一部の機能は第1のノードによって実施される。したがって、第2のノードの実装の複雑性とコストを低減できる。
任意に選べることとして、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第1のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。相応に、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。
方法は以下のステップをさらに含んでよい。
11)第1のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行う。
ノードが受信したF1APメッセージのルートを正しく決定して転送できるようにするためには、実装可能な一様態において、F1APメッセージを送信するノードがルーティングに役立つ情報を提供する必要がある。ルーティングに役立つ情報は、第1のノードと第2のノードの識別子を含んでよく、F1APメッセージを転送するように構成されたノードの識別子をさらに含んでもよい。ノードの識別子は、グローバルで一意な識別子であってよく、あるいはローカルで一意な識別子であってもよい。例えば、ローカルで一意な識別子は、各ノードによって割り当てられてよく、あるいは、無線バックホールリンクかマルチホップ無線バックホールリンクによってノードに接続されたドナー基地局またはドナー基地局の集中ユニットによって割り当てられてもよい。別の実装可能な一様態において、ある1つのノードは、前のホップのベアラと別のノードとの対応関係に基づいてF1APメッセージのルートを決定できる。具体的に述べると、第2のノードがベアラ1に対応している場合に、第1のノードがベアラ1からF1APメッセージを受信すると、第1のノードは、対応関係基づいて、F1APメッセージを第2のノードへ送信するよう判断する。
データパケットタイプ識別子はメッセージタイプを識別するために使用でき、メッセージタイプはRRCメッセージやF1APメッセージなどであってよい。
なお、第2プロトコル層で第1のメッセージに対して行われる処理は、別の層で行われてもよい。例えば、別の既存プロトコル層の機能を拡張することによって、該別の既存プロトコル層の処理プロセスで処理を行うことができる。例えば、別の既存プロトコル層はRLC層であってよい。
12)第1のノードは、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層に対する第2プロトコル層において、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを送信する。
任意に選べることとして、方法は、ステップ12)の前に、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージが送信されるRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを、第1のノードにより、第2プロトコル層において、判断するステップをさらに含んでよい。この場合、ステップ12)は、第2プロトコル層において判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを、第1のノードによって送信するステップを含む。
RBはSRBかDRBであってよい。
13)第2のノードは、第2プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを受信する。
14)第2のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得る。
ステップ14)の後、第2のノードが第2プロトコル層において第1のメッセージのルーティング情報を得る場合、第2のノードは第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第2プロトコル層において第1のメッセージのルートを決定し、第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノードが第2プロトコル層において第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子は指示する場合、第2のノードは、第2プロトコル層において、第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信し、第2のノード内の第1プロトコル層は第1のメッセージに含まれている情報を得ることができる。
なお、あるノードが、メッセージのルーティング情報に基づいて、該ノードが該メッセージの送信先ノードであると判断する場合は、該ノードは該メッセージを転送せず、あるいは該ノードが該メッセージの送信先ノードではないと該ノードが判断する場合は、該ノードはルーティング情報に含まれている情報に基づいて該メッセージのルートを決定する。あるノードは、メッセージのルーティング情報に基づいて、該ノードが該メッセージの送信先ノードであるか否かを判断でき、あるいは他の情報に基づいて、該ノードが該メッセージの送信先ノードであるか否かを判断できる。
任意に選べることとして、方法は以下のステップをさらに含む。
21)第2のノードは、第1プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第2のメッセージを送信する。
22)第1のノードは、第1プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第2のメッセージを受信する。
第2のメッセージは、以下の情報、すなわち第1接続の管理情報、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、端末のRRCメッセージ、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第2のメッセージに含まれる、第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報は、第3の識別子を含み、第3の識別子は第2のノードによって端末に割り当てられるユーザープレーン伝送チャネル識別子であり、第1の識別子は第1のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第2の識別子は第2のノードによって端末に割り当てられる第1接続識別子であり、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
第2のメッセージに含まれる様々なタイプの情報がいずれもアップリンク情報であることは理解できる。
具体的に述べると、第2のメッセージ内の第1接続の管理情報は、以下の情報、すなわち第1接続確立要求(例えば、第2のノードの識別子、第2のノードによってサービス提供されるセルに関する情報、および第2のノードのシステム情報を含む)、第1接続リセット(例えば、リセット原因、およびリセットされる必要のある第1接続のリストを含み、第1接続のリストは、例えば、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の全ての第1接続、またはUEの第1の識別子および/または第2の識別子を用いて指示されるUEの第1接続を含む)、第1接続リセット承認(例えば、リセットされることを承認された第1接続のリストを含む)、エラー検出指示(UEの第1の識別子および/または第2の識別子を用いて指示されるUEの第1接続、エラー原因などを含む)、第2ノード構成更新(追加/変更/削除される必要のあるセル情報を含み、このセル情報は、セル識別子、セル構成情報、および第2のノードのシステム情報を含む)、第1ノード構成更新承認(稼働に成功しなかったセルの識別子、稼働不成功の原因などを含む)、第1ノード構成更新失敗(構成失敗原因、待ち時間などを含む)、第2のノードによって第1のノードへ送信されるRRC情報などのうち、少なくとも1つを含んでよい。第2のメッセージ内の、第2のノードによってサービス提供される端末の、コンテクスト管理情報は、以下の情報、すなわちUEの識別子(例えば、第1のノードによってUEに割り当てられる第1の識別子、または第2のノードによってUEに割り当てられる第2の識別子)、確立されたUE SRBのリスト(確立されたSRBのIDを含む)、確立/変更されたUE DRBのリスト(確立されたDRBのIDを含む)、確立される必要のある、UE DRBに対応するGTPトンネルに関する情報(例えば、第2のノード上のGTPトンネルのダウンリンクエンドポイント識別子、および第2のノードのトランスポート層アドレスを含む)、確立に失敗したUE DRBのリスト(確立に失敗したUE DRBのID、失敗原因などを含む)、確立に失敗したUE SRBのリスト(確立に失敗したUE SRBのID、失敗原因などを含む)、UEコンテクストセットアップ/変更失敗指示(失敗原因を含み得る)、UEコンテクスト解除要求(解除原因を含み得る)、UEコンテクスト解除完了指示、UEコンテクスト変更要求(例えば、変更される必要のあるDRBのリストを含み、変更される必要のあるDRBのリストは変更される必要のあるDRBのIDを含む)、確立される必要のある、UE DRBに対応するGTPトンネルに関する情報(例えば、第2のノード上のGTPトンネルのダウンリンクエンドポイント識別子、および第2のノードのトランスポート層アドレスを含む)、解除される必要のあるSRBのID、解除される必要のあるDRBのID、変更原因、UEのRB/QoS flowと、第2のノードと第2のノードの親ノードの間のRBとのマッピング関係などのうち、少なくとも1つを含んでよい。第2のメッセージ内の端末のRRCメッセージは、以下の情報、すなわちRRC接続確立要求、RRC接続確立完了メッセージ、RRC再構成完了メッセージなどのうち、少なくとも1つを含んでよい。
例えば、ユーザープレーン伝送チャネル識別子は、具体的にはトンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier、略してTEID)であってよい。
任意に選べることとして、方法は以下のステップをさらに含んでよい。
31)第1のノードは、第1プロトコル層において、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層へ第3のメッセージを送信する。
32)第2のノードは、第1プロトコル層において、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第1プロトコル層から第3のメッセージを受信する。
第3のメッセージは、以下の情報、すなわち第1接続の管理情報、第1の識別子、および第2の識別子のうち、少なくとも1つを含み、第1接続は、ピア第1プロトコル層に基づく、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の論理接続である。
第3のノード内の情報がいずれもダウンリンク情報であることは理解できる。
具体的に述べると、第3のメッセージ内の第1接続の管理情報は、以下の情報、すなわち第1接続確立応答(例えば、第2のノードによって稼働させる必要のあるセルのリスト、すなわち稼働させる必要のあるセルの物理セル識別子(physical cell identifier、略してPCI))、ニューラジオセルグローバル識別子(NR cell global identifier、略してNCGI))、第1接続確立失敗(例えば、失敗指示、失敗原因、および待ち時間を含む)、第1接続リセット(例えば、リセット指示、リセット原因、およびリセットされる必要のある第1接続のリストを含み、第1接続のリストは、例えば、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の全ての第1接続、またはUEの第1の識別子および/または第2の識別子を用いて指示されるUEの第1接続を含む)、第1接続リセット承認(例えば、リセットされることを承認された第1接続のリストを含む)、エラー検出指示(例えば、エラー指示、UEの第1の識別子および/または第2の識別子を用いて指示されるUEの第1接続、エラー原因などを含む)、第2ノード構成更新承認(例えば、構成更新承認指示、稼働させる必要のあるセルのリスト、すなわち稼働させる必要のあるセルのPCIおよび/またはNCGIを含む)、第2ノード構成更新失敗(例えば、構成更新失敗指示、原因、および待ち時間を含む)、第1ノード構成更新(稼働/停止されるセルのリスト、すなわち稼働/停止される必要のあるセルの物理セル識別子PCIおよび/またはグローバルセル識別子NCGIを含む)、第1のノードによって第2のノードへ送信されるRRC情報などのうち、少なくとも1つを含んでよい。
なお、リセット指示はメッセージタイプを使って黙示的に指示されてもよい。
任意に選べることとして、コントロールプレーンプロトコル層は、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。相応に、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、第1のノードがドナー基地局、RN、ドナー基地局の分散ユニット、またはドナー基地局の集中ユニットである場合、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含み、第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第2のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第1プロトコル層、ならびに第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の第3のノードとのピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。
この場合、第1のノードがドナー基地局、RN、またはドナー基地局の分散ユニットであるなら、第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層を含む。第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層をさらに含む。あるいは、第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層、ピアRLC層、ピアMAC層、およびピアPHY層をさらに含む。あるいは、第1のノードがドナー基地局の集中ユニットである場合、第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上の第1のノードとのピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層を含む。第3のノード内のコントロールプレーンプロトコル層は、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上の第2のノードとのピア第2プロトコル層、ピア有線接続リンク層、およびピア有線接続物理層をさらに含む。
方法は以下のステップをさらに含む。
41)第1のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理、および第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子を加える処理のうち、少なくとも1つの処理を第1のメッセージに対して行い、第1のインターフェースは第3のノードと第2のノードの間の通信インターフェースである。
ルーティング情報とデータパケットタイプ識別子に関する説明については、前述した説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。第1のインターフェースのベアラ識別子は、第1のメッセージが送信されるベアラ、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを第3のノードが判断するために使われる。
42)第1のノードは、第2プロトコル層において、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ送信する。
任意に選べることとして、方法は、ステップ42)の前に、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージが送信されるRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するステップをさらに含んでよい。この場合、ステップ42)は、第1のノードにより、第2プロトコル層において、第1のノードによって第2プロトコル層で処理された第1のメッセージを、判断したRB、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ送信するステップを含んでよい。
43)第3のノードは、第2プロトコル層において、第1のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを、第3のノードと第1のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から受信する。
44)第3のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報、第1のメッセージの第1のインターフェースのベアラ識別子、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも1つを得る。
45)第3のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報を加える処理、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加える処理のうち、少なくとも一方の処理を第1のメッセージに対して行う。
なお、第3のノードは、F1APメッセージを転送する機能のみを有する場合に、データパケットタイプ識別子を得た後に、第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を加えることができる。第1のメッセージのために第3のノードによって加えられるルーティング情報は、第1のメッセージのために第1のノードによって加えられるルーティング情報と同じであってよく、あるいは異なってもよい。例えば、第1のノードは第1のノードと第2のノードの識別子を第1のメッセージに加えることができる。第3のノードは、第1のメッセージのために第1のノードによって加えられた識別子を得た後に、第1のノードによって加えられた第1のノードと第2のノードの識別子を除去でき、その後、第1のメッセージのために第3のノードと第2のノードの識別子を加えることができる。この場合、第1のノードによって第1のメッセージに加えられるルーティング情報は、第3のノードによって第1のメッセージに加えられるルーティング情報と異なる。別の可能な一例において、第1のノードは第1のメッセージのために第1のノードと第2のノードの識別子を加えることができ、第3のノードは、第1のメッセージのために第1のノードによって加えられた識別子を得た後に、第1のメッセージが第2のノードへ送信される必要があると判断し、第3のノードはなお第1のメッセージのために第1のノードと第2のノードの識別子を加えることができる(または、第1のノードによって加えられたルーティング情報を変えない)。この場合、第1のメッセージのために第1のノードによって加えられるルーティング情報は、第1のメッセージのために第3のノードによって加えられるルーティング情報と同じである。
46)第3のノードは、第2プロトコル層において、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを、第3のノードと第2のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層へ送信する。
具体的に述べると、第3のノード内の第2プロトコル層は第1のメッセージのルーティング情報を得、第3のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージのルートを決定し、および/または第3のノード内の第2プロトコル層は第1のインターフェースのベアラ識別子を得、第3のノード内の第2プロトコル層は、第1のインターフェースのベアラ識別子に基づいて、第1のインターフェースに対応するベアラ、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラで、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを送信する。
47)第2のノードは、第2プロトコル層において、第3のノード内の第2プロトコル層によって処理された第1のメッセージを、第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上のピア第2プロトコル層から受信する。
48)第2のノードは、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報、および第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子のうち、少なくとも一方を得る。
第2のノードは、第2プロトコル層で第1のメッセージのルーティング情報を得る場合に、ステップ48)の後に、第2プロトコル層において、第1のメッセージのルーティング情報に基づいて第1のメッセージのルートを決定する。
第2のノードが第1のメッセージの送信先ノードであると第2のノード内の第2プロトコル層が判断し、第2のノードが第2プロトコル層において第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子を得、第1のメッセージが第1プロトコル層メッセージであることを第1のメッセージのデータパケットタイプ識別子が指示する場合、第2のノードは、第2プロトコル層において、第2のノード内の第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信し、第2のノードは、第1プロトコル層において、第1のメッセージに含まれている情報を得ることができる。
なお、あるノードが、メッセージのルーティング情報に基づいて、該ノードが該メッセージの送信先ノードであると判断する場合は、該ノードは該メッセージを転送せず、あるいは該ノードが該メッセージの送信先ノードではないと該ノードが判断する場合は、該ノードはルーティング情報に含まれている情報に基づいて該メッセージのルートを決定する。
本願の本実施形態で、第2のノードはF1接続のエージェントノード(例えば、図18のRN2)であってよく、具体的に述べると、第2のノードと別のノードとの間にはF1接続がなお存在する。第2のノードが第1のノードと第4のノードの間でエージェントノードとして使われると仮定すると、第2のノードは以下の処理を行う必要がさらにある。
(1)第2のノードはUEに第1接続識別子を割り当て、この第1接続識別子はNode2 UE F1AP IDと表記される。Node2 UE F1AP IDは、アップリンクF1APメッセージが転送される前にF1APメッセージに加えられる。例えば、F1APメッセージ内の第4のノードによってUEに割り当てられる第1接続識別子(Node4 UE F1AP IDと表記)は、Node2 UE F1AP IDに差し替えられる。Node2 UE F1AP IDは、ダウンリンクF1APメッセージが転送される前にF1APメッセージに加えられる。例えば、F1APメッセージ内の第1のノードによってUEに割り当てられる第1接続識別子(Node1 UE F1AP IDと表記)は、Node2 UE F1AP IDに差し替えられる。
(2)第2のノードが、第1のノードから、F1接続におけるUEのGTPトンネルのために第1のノードによって構成されるUL TEID(Node1 UL TEIDと表記)を受信する場合は、このUL TEID(Node1 UL TEIDと表記)と1対1に対応する第2のノード上のUL TEID(Node2 UL TEIDと表記)を割り当てることができる。第2のノードはNode1 UL TEIDとNode2 UL TEIDとのマッピング関係を維持し、Node2 UL TEIDをF1APメッセージに加え、第4のノードのためにF1APメッセージを構成する。
第2のノードが、第4のノードから、UEのF1接続のGTPトンネルのために第4のノードによって構成されるDL TEID(Node4 DL TEIDと表記)を受信する場合は、このDL TEID(Node4 UL TEIDと表記)と1対1に対応する第2のノード上のDL TEID(Node2 DL TEIDと表記)を割り当てることができる。第2のノードはNode4 DL TEIDとNode2 DL TEIDとのマッピング関係を維持し、Node2 DL TEIDをF1APメッセージに加え、F1APメッセージを第1のノードへ返す。
第2のノードによって割り当てられるNode2 UL TEIDとNode2 DL TEIDは、同じトンネルエンドポイント識別子であってよく、あるいは異なるトンネルエンドポイント識別子であってもよい。
この場合、第4のノードによって第2のノードへ送信されるUEのアップリンクユーザープレーンデータパケットに含まれるアップリンクトンネルエンドポイント識別子は、Node2 UL TEIDである。第2のノードは、UEのアップリンクユーザープレーンデータパケットを第1のノードへ送信する前に、アップリンクユーザープレーンデータパケット内のアップリンクトンネルエンドポイント識別子Node2 UL TEIDを、第1のノードによってUEに割り当てられるNode1 UL TEIDに差し替える。第1のノードによって第2のノードへ送信されるUEのダウンリンクユーザープレーンデータパケットに含まれるダウンリンクトンネルエンドポイント識別子は、Node2 DL TEIDである。第2のノードは、UEのダウンリンクユーザープレーンデータパケットを第4のノードへ送信する前に、ダウンリンクユーザープレーンデータパケット内のダウンリンクトンネルエンドポイント識別子Node2 DL TEIDを、第4のノードによってUEに割り当てられるNode4 DL TEIDに差し替え、これにより、第1のノードと第4のノードは、データパケットに対応する端末および/または端末のDRBを識別する。
加えて、情報セキュリティを確保するため、F1APメッセージにセキュリティ保護を実施できる。セキュリティ保護の具体的な実施内容については、前述した関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願の本実施形態で提供されるコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャでは、F1接続を確立する必要があり、端末のアタッチ手順は変わる。したがって、これ以降は数通りのコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャを例にとり、F1接続の確立、構成、および更新と、端末のアタッチ手順をさらに説明する。実施形態1はF1接続の確立、構成、および更新のプロセスであり、実施形態2は端末のアタッチ手順である。これらの実施形態では、端末がUEであって方法が5Gネットワークに適用される一例を説明に用いる。
実施形態I
本実施形態は、図9に示されたコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャに基づいている。第1のノードはDgNBであり、第2のノードはRN1である。F1接続はDgNBとRN1の間のみに確立される。
実施形態1
図20に示されているように、方法は以下のステップを含んでよい。
2001:RN1はF1接続を確立するために使われるDgNBのトランスポートアドレスを得る。
ステップ2001の前に、RN1はUEとしてネットワークにアタッチされてよい。
トランスポートアドレスは、IPアドレスなどのトランスポートネットワーク層(transport network layer、略してTNL)アドレスであってよく、あるいは、DgNBのグローバルで一意なノード識別子やDgNBによって割り当てられるローカルで一意な識別子など、第2プロトコル層によって識別可能な別のアドレスであってもよい。
ステップ2001は、具体的な実施時に以下の方式のいずれか1つで実施されてよい。
方式1:運営・管理・維持エンティティ(operation, administration and maintenance、略してOAM)から構成情報が得られる。この構成情報はDgNBのトランスポートアドレスを含み、この構成情報はRN1のトランスポートアドレスをさらに含んでもよい。
方式2:DgNBは、RN1へRRC再構成メッセージを送信することによって、RN1へDgNBのトランスポートアドレスを送信する。なお、RN1は、DgNBのトランスポートアドレスを得るために、RN1がRNであることを示すアイデンティティに関する情報を含むメッセージをDgNBへ送信できる。
2002:RN1は、トランスポートアドレスに基づいて、DgNBへF1接続確立要求を送信する。
このF1接続確立要求はDgNBとRN1の間にF1接続を確立することを要求するために使われ、このF1接続確立要求はF1APメッセージである。
F1接続確立要求は、以下の情報、すなわちRN1 ID、RN1によってサービス提供されるセルに関する情報、RN1によってサービス提供されるセルのシステム情報などのうち、少なくとも1つを含んでよい。RN1によってサービス提供されるセルに関する情報は、NCGI、PCI、PLMN識別子、およびNRモード選択などの情報を含む。詳細については、NR規格TS38.473でDUのセル情報の関連説明を参照されたい。理解を得るため、同規格におけるDUはRN1に置き換えることができる。RN1によってサービス提供されるセルのシステム情報は、マスター情報ブロック(master information block、略してMIB)と第1のシステム情報ブロック(system information block、略してSIB)(SIB 1と表現される場合がある)とを含む。MIBとSIB 1の具体的内容については、先行技術を参照されたい。
2003:DgNBはRN1へF1接続確立応答を送信する。
このF1接続確立応答はF1接続の確立が成功したか否かを伝えるために使われ、このF1接続確立応答はF1APメッセージである。
F1接続の確立に成功したことをF1接続確立応答が伝える場合、F1接続確立応答は、RN1によって稼働できるセルに関する情報(NCGIおよび/またはPCIを含む)を含んでよい。F1接続の確立に失敗したことをF1接続確立応答が伝える場合、F1接続確立応答は失敗原因を含んでよい。
F1接続の確立に成功したことをF1接続確立応答が伝える場合、方法は以下のステップ2004~ステップ2007をさらに含んでよい。
2004:RN1はDgNBへRN1構成更新メッセージを送信する。
このRN1構成更新メッセージは、RN1によって追加、変更、または削除される必要のあるセルに関する情報をDgNBに通知するために使われる(例えば、NCGIおよび/またはPCIなどのセルの識別子、PLMN、二重モード、帯域幅、およびRN1のシステムメッセージを含む)。
2005:DgNBはRN1へRN1構成更新応答を送信する。
このRN1構成更新応答は、RN1構成更新が成功したか否かを伝えるために使われる。例えば、DgNBにおける構成更新が成功したことを伝えるためにRN1構成更新応答が使われる場合は、RN1構成更新応答メッセージは、稼働させる必要のあるRN1のセルに関する情報(NCGIおよび/またはPCIを含む)を含む。あるいは、DgNBにおける構成更新が失敗したことを伝えるためにRN1構成更新応答が使われる場合は、失敗原因や必要な待ち時間といった情報が含まれてよい。
2006:DgNBはRN1へDgNB構成更新メッセージを送信する。
このDgNB構成更新メッセージは、稼働させる必要のあるセルに関する情報(例えば、稼働させる必要のあるセルのNCGIおよび/またはPCIを含む)、および/または停止させる必要のあるセルに関する情報(例えば、停止させる必要のあるセルのNCGIおよび/またはPCIを含む)を、RN1に伝えるために使われる。
2007:RN1はDgNBへDgNB構成更新応答を送信する。
このDgNB構成更新応答は、RN1で構成更新が成功したか否かをRN1がDgNBに伝えるために使われる。例えば、RN1で構成更新が成功したことを伝えるためにDgNB構成更新応答が使われる場合は、DgNB構成更新応答メッセージは、稼働に失敗したRN1のセルに関する情報(NCGIおよび/またはPCIを含む)と稼働失敗原因とを含んでよい。あるいは、RN1で構成更新が失敗したことを伝えるためにRN1構成更新応答が使われる場合は、失敗原因や必要な待ち時間といった情報が含まれてよい。
実施形態2
RN1とDgNBの間にF1接続が確立された後に、UEは、ランダムアクセス要求を開始するため、受信されたRN1のシステム情報に基づいて、RN1へプリアンブル(preamble)を送信でき、RN1はUEへランダムアクセス応答を返し、その後UEはRN1へRRC接続要求を送信する。これ以降は、UEとDgNBとのRRC接続確立プロセスと、UEのパケットデータユニット(packet data unit、略してPDU)セッション確立プロセスにおけるUEコンテクスト構成プロセスを、ステップを用いて説明する。UEは、RN1を使ってネットワークにアタッチされる必要がある。以下、プロセスを詳しく説明する。
図21に示されているように、方法は以下のステップを含んでよい。
2101:RN1はUEのRRC接続要求がカプセル化されたF1APメッセージをDgNBへ送信する。
UEのRRC接続要求は、具体的にはF1APメッセージのRRCメッセージコンテナにカプセル化されてよく、UEのRRC接続要求がカプセル化されたF1APメッセージのタイプは、初期アップリンクRRCトランスファメッセージ(initial uplink RRC message transfer)であってよい。
UEのRRC接続要求がカプセル化されたF1APメッセージは、RN1によってUEに割り当てられるF1インターフェース識別子を含んでよく、例えば、F1インターフェース識別子はRN1 UE F1AP IDと表記されることがある。DgNBは、情報を受信した後に、情報を格納できる。
2102:DgNBはUEのRRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージをRN1へ送信する。
UEおRRC接続確立メッセージはF1APメッセージのRRCメッセージコンテナにカプセル化されてよく、UEのRRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージのタイプは、ダウンリンクRRC接続トランスファメッセージ(DL RRC message transfer)であってよい。
UEのRRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージは、DgNBによってUEに割り当てられるF1インターフェース識別子を含んでよく、例えば、F1インターフェース識別子はDgNB UE F1AP IDと表記されることがある。
2103:RN1は、DgNBによって送信された、UEのRRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージを受信した後に、F1APメッセージからUEのRRC接続確立メッセージを抽出し、UEのRRC接続確立メッセージをUEへ送信する。
加えて、RN1は、DgNBによってUEに割り当てられるF1APメッセージ内のF1インターフェース識別子をさらに格納する。
ステップ2103の後に、RN1とDgNBの間でやり取りされる、UEに関するF1APメッセージは、RN1 UE F1AP IDとDgNB UE F1AP IDを含んでよく、この場合、RN1とDgNBはF1APメッセージに対応するUEを識別できる。
2104:UEは、RRC接続確立メッセージの指示に従って該当する構成を行った後に、RN1へRRC接続確立完了メッセージを送信する。
このRRC接続確立完了メッセージは第1のアップリンク非アクセス層(non-access stratum、略してNAS)メッセージを含んでよい。
2105:RN1はRRC接続確立完了メッセージがカプセル化されたF1APメッセージをDgNBへ送信する。
2106:DgNBはコアネットワークエレメントへ初期UEメッセージ(initial UE message)を送信する。
例えば、コアネットワークエレメントはアクセス・モビリティ管理機能(access and mobility management function、略してAMF)ネットワークエレメントであってよい。初期UEメッセージは、UEに関係するNG接続の確立を要求するために使われる。
2107:ネットワークとUEの間で相互認証が行われる。
UEは、登録作業を完遂するため、認証サーバー機能(authentication server function、略してAUSF)や統一データ管理機能(unified data management、略してUDM)などのコアネットワークエレメントと共に認証と認可を行うことができ、あるいは、認証を完遂するため、データネットワーク(data network、略してDN)で認証機能と認可機能を有するデバイス(例えば、認証・認可・アカウンティング(authentication、authorization、accounting)サーバー)とやり取りできる。認証作業では複数のシグナリングがやり取りされる。認証作業については、先行技術を参照されたい。ここでは詳細を説明しない。
2108:コアネットワークエレメントはDgNBへ初期UEコンテクスト構成要求(initial UE context setup request)を送信する。
この初期UEコンテクスト構成要求は、UEのコンテクストを確立することをDgNBに通知するために使われる。
2109:DgNBはUEのコンテクストがカプセル化されたF1APメッセージをRN1へ送信する。
UEのコンテクスト情報は、以下の内容、すなわち確立される必要のあるUE RB(RBはSRBおよび/またはDRBであってよい)のリスト、確立される必要のあるRN1 RB(すなわち、SRBおよび/またはDRBを含む、RN1とDgNBの間のRB)のリスト、UE QoS flowの識別子、UE QoS flowのQoSパラメータ構成、UE QoS flowとUE RBとのマッピング関係、UE RB/QoS flowとRN1 RBとのマッピング関係、およびDgNB上のUE DRBに対応するGTPトンネルのエンドポイント識別子、すなわちGTPトンネルのアップリンクエンドポイント識別子のうち、少なくとも1つを含んでよい。確立される必要のあるUE RBのリストは、以下の内容、すなわちUE SRB ID、UE SRBのパラメータ、UE DRB ID、およびUE DRBのQoSパラメータのうち、少なくとも1つを含む。確立される必要のあるRN1 RBのリストは、以下の内容、すなわちRN1 SRB ID、RN1 SRBのパラメータ、RN1 DRB ID、およびRN1 DRBのQoSパラメータのうち、少なくとも1つを含む。
2110:RN1はDgNBへF1AP応答メッセージを送信する。
このF1AP応答メッセージは、UEコンテクストセットアップが完了したことを伝えるために使われる。F1AP応答メッセージは、RN1によって確立されたRBのリストと、RN1上のUE DRBに対応するGTPトンネルのエンドポイント識別子、すなわちGTPトンネルのダウンリンクエンドポイント識別子とをさらに含んでよい。
2111:DgNBはUEのRRC再構成メッセージがカプセル化されたF1APメッセージをRN1へ送信し、このRRC再構成情報は、UEのRBの構成情報(例えば、UE DRB IDとDRB QoSパラメータとを含む)と、UE QoS flowに関連する情報(例えば、QoS flow識別子とQoS flowパラメータとを含む)とを含んでよい。
別の任意の一様態において、UEのRRC再構成メッセージは、ステップ2109でUEのコンテクストがカプセル化されDgNBによってRN1へ送信されるF1APメッセージ内に含まれてよい。
2112:RN1はUEへRRC再構成メッセージを送信する。
2113:UEは、RRC再構成を完了した後に、RN1へRRC再構成完了メッセージを送信する。
2114:RN1はUEのRRC再構成完了メッセージがカプセル化されたF1APメッセージをDgNBへ送信する。
RRC再構成完了メッセージはF1APメッセージのRRCコンテナにカプセル化されてよい。
別の任意の一様態において、UEのRRC再構成完了メッセージは、ステップ2110でRN1によってDgNBへ送信されるF1AP応答メッセージ内に含まれてよい。この場合、ステップ2112とステップ2113はステップ2009とステップ2110の間となる。
本願の本実施形態では、UEのRRC再構成完了メッセージとUEのコンテクストセットアップ完了メッセージがF1APメッセージ内に含まれてよく、このF1APメッセージはRN1によってDgNB(またはCU)へ送信される。UEのRRC再構成メッセージとUEのコンテクストはF1APメッセージに含まれてよく、このF1APメッセージはDgNB(またはCU)によってRN1へ送信される。
2115:DgNBはコアネットワークエレメントへ初期UEコンテクストセットアップ応答メッセージを送信する。
この初期UEコンテクストセットアップ応答メッセージは、UEのPDUセッションと、対応するコンテクストが、RAN側で構成されたことを伝えるために使われる。
本実施形態では、本願の本実施形態のコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャに基づき、RN1とDgNBの間にF1接続が確立される。DgNBによってRN1上のUEのコンテクスト構成が生成され、その後F1APメッセージが生成され、RN1へ送信される。UEのダウンリンクRRCメッセージもDgNBによって生成され、F1APメッセージに携えられ、F1APメッセージはRN1へ送信され、その後RN1はF1APメッセージからRRCメッセージを抽出し、このRRCメッセージをUEへ送信する。
実施形態II
本実施形態は、図15に示されたコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャに基づいている。第1のノードはDgNBであり、第2のノードはRN1であり、第3のノードはRN2である。F1接続はDgNBとRN1の間のみに確立される。RN2はF1APメッセージを解析せず、ルーティングと転送を行うのみである。
実施形態1
方法については、実施形態Iの実施形態1に記載された方法を参照されたい。図22を参照すると、図22はステップ2201~ステップ2207を含んでおり、ステップ2201~ステップ2207のいずれか1つと対応するステップ2001~ステップ2007との違いは、RN1とDgNBの間でやり取りされる情報がRN2によって転送される点にある。加えて、RN1がネットワークにアクセスする前に、RN2はDgNBへ至る接続を確立し、RN1はUEとしてネットワークにアタッチされる。
本願の本実施形態で、対応するステップとは、複数のステップの中で同じ位置にあるステップである。例えば、ステップ2203はステップ2201~ステップ2207の中の3番目のステップであり、ステップ2003はステップ2001~ステップ2007の中の3番目のステップである。したがって、ステップ2203とステップ2003は対応するステップである。
実施形態2
方法については、実施形態Iの実施形態2の方法を参照されたい。違いは、RN1とDgNBの間でやり取りされる情報がRN2によって転送される点にある。加えて、RN1がネットワークにアクセスする前に、RN2はDgNBへ至る接続を確立し、RN1はUEとしてネットワークにアタッチされてよい。
RN2について、DgNBは構成情報(例えば、RRC再構成メッセージ、またはRN2へ送信されるF1APメッセージ)をRN2へ送信でき、何らかのUEコンテクスト情報をRN2へ送信できる。
何らかのUEコンテクスト情報は、以下の内容、すなわちUEの識別子、UEにサービス提供するRN1の識別子、UEのデータパケットのルーティングルール、UEのRBまたはQoS flowのグラニュラリティのQoS要件(UEのDRBに対応するQoSパラメータ、またはUEのQoS flowに対応するQoSパラメータであってよい)、RN2でUEのデータパケットにQoSマッピングを行うルールなどのうち、少なくとも1つを含んでよい。
RN2でUEのデータパケットにQoSマッピングを行うルールは、以下のマッピングルール、すなわちUE RB/QoS flowからRN2とDgNBの間のRBへのマッピング、UE RB/QoS flowからRN1とRN2の間のRBへのマッピング、RN2-RN1インターフェースのRBとRN2-DgNBインターフェースとのマッピング関係などのうち、少なくとも1つを含んでよい。
構成情報は、以下の情報、すなわち確立される必要のあるRN2-RN1インターフェースのRB、確立される必要のあるRN2-RN1インターフェースの各RBに対応するQoSパラメータ、確立される必要のあるRN2-DgNBインターフェースのRB、および確立される必要のあるRN2-DgNBインターフェースの各RBに対応するQoSパラメータのうち、少なくとも1つを含む、確立される必要のあるベアラに関する情報をさらに含んでよい。
この場合、図21に基づく図23を参照すると、DgNBがRN2へ構成情報を送信するステップ2110aが任意に追加されてよい。相応に、ステップ2110bを参照すると、構成が完了した後には、RN2が、RRC再構成完了メッセージやF1APメッセージなど、構成が完了したことを認めるために使われるメッセージを、DgNBへ送信する。本願の実施形態の添付の図面は、構成完了を認めるために使われるメッセージがRRC再構成完了メッセージである一例を用いて描かれている。
ステップ2110、ステップ2110a、およびステップ2110bの順序は本願の本実施形態で限定されない。
マルチホップリレーシナリオで本願の技術的ソリューションを用いると、DgNBは、RNセルの管理構成と、UEコンテクストの構成と、F1APメッセージを使ったUEのRRCメッセージの送信を行うことができる。中間のRNは他のRNのF1APメッセージを解析する必要がなく、ルーティングと転送を行うだけでよい。したがって、トポロジーが変わる場合でも柔軟な適応によって不要な構成更新を減らすことができる。
実施形態III
NRでは、gNBはCUとDUが分離された形をとることがある。gNB-CUとgNB-DUの間にはF1接続が確立され、gNB-DUのセルは確立されたF1接続に基づいて管理、構成でき、UE関連の構成は確立されたF1接続に基づいて行うことができる。このシナリオを踏まえ、本実施形態は図16に示されたコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャに基づいており、DgNBはCUとDUが分離された形をとる。RN2はF1APメッセージを解析せず、ルーティングと転送を行うだけでよい。本実施形態で、DUの任務は実施形態IIにおけるRN2のそれと同様であり、DUはDgNBとRN1の間のF1インターフェースでF1APメッセージを解析せず、ルーティングと転送を行うのみである。
実施形態1
本実施形態で、RN1とDgNB-CUの間でF1接続を確立する手順については、実施形態Iの実施形態1を参照されたい。図24を参照すると、図24はステップ2401~ステップ2410を含む。
DgNBはDgNB-DU(以下、略してDUと呼ぶ)とDgNB-CU(以下、略してCUと呼ぶ)に内部で分類されるため、方法は以下のステップを含んでよい。
2401:DUとCUの間にF1接続が確立される。接続確立が完了すると、DUはRN2以外の中間転送ノードとみなされ、RN1とCUの間で、RN1とCUの間のF1APメッセージ(F1接続の確立に関するメッセージと構成更新メッセージを含む)を転送する。
2402:RN2はDgNBへ至る接続を確立する。
2403:RN1はUEとしてネットワークにアタッチされる。
2404:ステップ2001との違いは、RN1がCUのトランスポートアドレスを得る点にある。
ステップ2405~ステップ2410のいずれかのステップとステップ2002~ステップ2007の対応するステップとの違いは、RN1とCUの間でメッセージが伝送され、このメッセージがDUとRN2によって転送される点にある。
本実施形態で、CUは実施形態Iの実施形態1におけるDgNBの一任務とみなすことができ、RN1とCUの間にF1接続を確立し管理することができ、RNのための構成情報を提供できる。
実施形態2
本実施形態で、UEアタッチ手順は実施形態Iの実施形態2におけるプロセスと同様である。図25Aおよび図25Bを参照すると、図25Aおよび図25Bはステップ2501~ステップ2519を含む。
実施形態IIの実施形態2のDgNBは本実施形態でCUとDUとを含む。したがって、本実施形態のCUは実施形態IIの実施形態2のDgNBの一任務とみなすことができ、方法は以下のステップを含んでよい。
ステップ2501~ステップ2510のいずれかのステップとステップ2101~ステップ2110の対応するステップとの違いは、RN1とCUの間のメッセージがDUとRN2によって転送される点にある。
2511:2110aと同じ。
2512:2110bと同じ。
RN2へRRC再構成メッセージを送信することに加え、CUは、何らかのUEコンテクスト情報をDUへ送信するため、DUへF1APメッセージを送信する必要がさらにある。したがって、方法は以下のステップをさらに含んでよい。
2513:CUは何らかのUEコンテクスト情報がカプセル化されたF1APメッセージをDUへ送信する。
何らかのUEコンテクスト情報は、以下の内容、すなわちUEの識別子、UEにサービス提供するRN1の識別子、UEのデータパケットのルーティングルール、UEのRBグラニュラリティまたはQoS flowグラニュラリティのQoS要件(UEのDRBに対応するQoSパラメータ、またはUEのQoS flowに対応するQoSパラメータであってよい)、DUでUEのデータパケットにQoSマッピングを行うルールなどのうち、少なくとも1つを含んでよい。DUでUEのデータパケットにQoSマッピングを行うルールは、以下のマッピングルール、すなわちUE RB/QoS flowとRN2とDUの間のRBとのマッピング関係のうち、少なくとも1つを含んでよい。F1APメッセージは、確立される必要のあるRN2-DUインターフェースのRB、および確立される必要のあるRN2-DUインターフェースの各RBに対応するQoSパラメータをさらに含んでよい。なお、構成内容は様々なF1-APメッセージに別個に含まれ、CUによってDUへ送信されてもよい。
2514:DUはコンテクスト情報構成完了メッセージがカプセル化されたF1APメッセージをCUへ送信する。
ステップ2511とステップ2513および2514の順序と、ステップ2513とステップ2511および2512の順序は、本願の本実施形態で具体的に限定されない。
ステップ2515~ステップ2519のいずれかのステップとステップ2111~ステップ2115の対応するステップとの違いは、RN1とCUの間のメッセージがDUとRN2によって転送される点にある。
実施形態IV
本実施形態は、図17に示されたコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャに基づいており、DgNBはCUとDUが分離された形をとる。RN2はF1APメッセージを解析せず、ルーティングと転送を行うだけでよい。本実施形態で、DUはCUとRN1の間のエンド・ツー・エンドF1インターフェース/接続のエージェントの任務とみなされ、RN1とCUの間でF1APメッセージを解析でき、F1APメッセージを転送する前にF1APメッセージ内のUE識別子を差し替えることができる。
実施形態1
DUがCUとRN1の間のF1接続のエージェントノードとして使われる場合は、RN1とCUの間のF1接続が2つの区分に分割され、具体的には、RN1とDUの間の第1の区分とDUとCUの間の第2の区分とに分割される。したがって、図26に示されているように、方法はステップ2601~ステップ2607を含んでよい。
ステップ2601とステップ2001との違いは、F1接続の第1の区分を確立するため、RN1によって得られるトランスポートアドレスがDUのトランスポートアドレスであるという点にある。したがって、RN1は、OAM構成情報を使ってCUおよび/またはDUのトランスポートアドレスを得ることができる。あるいは、RN1は、CUによって送信されるRRC構成情報を使ってCUおよび/またはDUのトランスポートアドレスを得る。あるいは、RN1は、OAM構成情報を使ってCUのトランスポートアドレスを得、CUによって送信されるRRC構成情報を使ってDUのトランスポートアドレスを得る。
なお、ステップ2601の前には、DUとCUの間にF1接続が確立される。
ステップ2602とステップ2002との違いは、まずはRN1がDUへF1接続確立要求を送信し、次にDUがF1APメッセージを生成し、F1接続要求内の一部または全部の情報をCUへ送信する点にある。任意に選べることとして、DUは、RN1によってCUへ送信されてDUによって受信されるF1APメッセージの内容を変えなくてもよく、F1APメッセージをそのままCUへ送信してもよい。例えば、DUはRN1からDUによって受信されるF1APメッセージの内容を読むことができる。F1APメッセージ内のメッセージタイプ(例えば、F1接続確立要求、RN1構成更新、およびCU構成更新承認または失敗など、UEと無関係のメッセージ)に基づき、メッセージの内容を変える必要がないと判断され、受信されたF1APメッセージはそのままCUへ送信される。
F1接続要求は、以下の情報、すなわちRN1 ID、RN1 name(名)、RNシステム情報(system information)、RNセル情報などのうち、少なくとも1つを含む。
ステップ2603とステップ2003との違いは、まずはCUがDUへF1接続確立応答を送信し、次にDUがF1APメッセージを生成し、F1APメッセージをRN1へ送信する点にある。任意に選べることとして、DUはCUによって送信されてDUによって受信されるF1APメッセージの内容を変えなくてもよく、F1APメッセージをそのままRN1へ送信してもよい。例えば、DUはCUからDUによって受信されてRN1へ送信されるF1APメッセージの内容を読むことができる。F1APメッセージ内のメッセージタイプ情報(例えば、F1接続確立応答メッセージ、CU構成更新、およびRN構成更新承認または失敗など、UEと無関係のメッセージとしてメッセージタイプ情報が表示される)に基づき、メッセージの内容を変える必要がないと判断され、受信されたF1APメッセージはそのままRN1へ送信される。
F1APメッセージは、CUによって送信されるF1接続確立応答メッセージ内の一部または全部の情報を、例えば、RN1によってサービス提供される稼働させるべきセルに関する情報(NCGIおよび/またはPCI)を、含む。
ステップ2604~ステップ2607のいずれかのステップとステップ2004~ステップ2007の対応するステップとの違いは、RN構成を更新しCU構成を更新するプロセスで、DUがRN1とCUの間で該当するF1APメッセージをも転送する点にある。
なお、本実施形態で、RN1とDUの間のメッセージはRN2によって転送される。
実施形態2
このシナリオで、UEアタッチ手順は実施形態Iの実施形態2のそれと同様である。図27を参照し、方法はステップ2701~ステップ2716を含んでよい。
2701:RN1はUEのRRC接続要求をCUへ伝送する。これは具体的には以下のステップを含んでよい。
(1)RN1はUEのRRC接続要求がカプセル化されたF1APメッセージをDUへ送信する。
UEのRRC接続要求はF1APメッセージのRRCメッセージコンテナにカプセル化されてよく、UEのRRC接続要求がカプセル化されたF1APメッセージのタイプは初期アップリンクRRCトランスファメッセージ(initial UL RRC message transfer)であってよく、UEのRRC接続要求がカプセル化されたF1APメッセージはRN1によってUEに割り当てられる第1接続識別子(すなわちRN1 UE F1AP ID)を携える。
(2)DUは、RN1によって送信された、UEのRRC接続要求がカプセル化されたF1APメッセージを受信した後、UEのRRC接続要求をCUへ送信する前に、UEに第1接続識別子(すなわちDU UE F1AP ID)を割り当て、F1APメッセージ内のRN1 UE F1AP IDをDU UE F1AP IDに差し替える。任意に選べることとして、DUはRN1 UE F1AP IDとDU UE F1AP IDとの対応関係を格納する。
2702:CUはUEのRRC接続確立メッセージをRN1へ伝送する。これは具体的には以下のステップを含んでよい。
(1)CUはRRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージをDUへ送信する。RRC接続確立メッセージはF1APメッセージのRRCメッセージコンテナにカプセル化されてよく、RRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージのタイプはダウンリンクRRCトランスファメッセージ(downlink RRC message transfer)であってよい。RRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージはCUによって割り当てられる第1接続識別子(すなわちCU UE F1AP ID)を携え、DUによってUEに割り当てられる第1接続識別子、すなわちDU UE F1AP IDをさらに携えてよい。
(2)DUは、CUによって送信された、RRC接続確立メッセージがカプセル化されたF1APメッセージを受信した後、UEのRRC接続確立メッセージをRN1へ送信する前に、UEに第1接続識別子(すなわちDU UE F1AP ID)を割り当て、F1APメッセージ内のCU UE F1AP IDをDU UE F1AP IDに差し替え、さらにF1APメッセージ内のDU UE F1AP IDをRN1 UE F1AP IDに差し替えてよい。任意に選べることとして、DUはCU UE F1AP IDとDU UE F1AP IDとの対応関係を格納する。
その後、CUとDUの間のF1インターフェースではCU UE F1AP IDとDU UE F1AP IDを使ってUEが識別され、DUとRN1の間のF1インターフェースではDU UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDを使ってUEが識別される。
ステップ2703~ステップ2708のいずれかのステップは、実施形態Iの実施形態2のステップ2103~ステップ2108の対応するステップを参照することによって理解できる。なお、RN1とCUの間のF1APメッセージは、まずはDUへ送信され、その後DUが送信先ノード(RN1またはCU)へ該F1APメッセージを送信する。DUは、CU UE F1AP IDまたはRN1 UE F1AP IDを除いてF1APメッセージの内容を変えなくてよい。任意に選べることとして、DUはトランスポートアドレスをさらに変えてよい。
2709:CUはF1APメッセージを使ってRN1のためにUEのコンテクストを構成する。これは具体的には以下のステップを含んでよい。
(1)CUはF1APメッセージを使ってDUのためにUEのコンテクストを構成し、DUはまず、CUによって送信される、UEのコンテクスト情報がカプセル化されたF1APメッセージを受信する。
UEのコンテクスト情報の内容は、実施形態Iの実施形態2のステップ2109の説明を参照することによって理解できる。トンネルエンドポイント識別子は、本願の本実施形態においてCU上のUE DRBに対応するGTPトンネルのエンドポイント識別子であり、すなわちCU上のGTPトンネルのアップリンクエンドポイント識別子であり、RN1のRBは本願においてRN1とRN2の間の無線ベアラに相当する。
(2)DUは、確立される必要のあるUE DRBに対応するGTPトンネルに、GTPトンネルと1対1で対応するDU上のUL TEID(DU UL TEIDと表記)を割り当て、DUはCU UL TEIDとDU UL TEIDとのマッピング関係を維持し、UEコンテクスト構成情報を含むF1APメッセージを通じてDU UL TEIDをRN1へ送信する。
2710:RN1はCUへUEコンテクストセットアップ完了メッセージを送信する。これは具体的には以下のステップを含んでよい。
(1)RN1はUEコンテクストセットアップ完了情報がカプセル化されたF1APメッセージをDUへ送信し、このF1APメッセージは、RN1によって確立されたRBのリストと、RN1上のUE DRBに対応するGTPトンネルのエンドポイント識別子とをさらに含んでよい。このエンドポイント識別子はRN1 DL TEIDと表記され、具体的に述べると、per UE DRB GTPトンネル(UE DRBと1対1に対応するGTPトンネル)のダウンリンクエンドポイント識別子である。
(2)DUは、RN1によって送信されたF1APメッセージを受信した後に、F1接続におけるUEのGTPトンネルに、該GTPトンネルに対応するDU上のDL TEID(DU DL TEIDと表記)を割り当て、DUはRN1 DL TEIDとDU DL TEIDとのマッピング関係を維持し、その後DUはDU DL TEIDを含むF1APメッセージをCUへ返す。
2711:CUはRN2を構成する。これは具体的には、CUにより、DU経由でRN2へ構成情報(例えば、RN2へ送信されるRRC再構成メッセージまたはF1APメッセージ)を送信するステップを含んでよく、この構成情報は、UEのコンテクスト情報と、RN2によって確立される必要のあるベアラに関する情報(具体的に述べると、RN2とDUの間の無線ベアラの識別子、該無線ベアラに対応するQoSパラメータなど)とを含む。構成情報がRRC再構成メッセージである場合、RN2のためにCUによって生成されるRRC再構成メッセージは、2709(1)でF1APメッセージに携えられてCUによってDUへ送信されてよく、あるいはこのステップでCUによってDUへ送信される別のF1APメッセージに携えられてもよい。
ステップ2711の後に、RN2は、構成完了メッセージを、例えばRRC再構成完了メッセージかF1APメッセージを、DU経由でCUへさらにフィードバックできる。これは具体的には、ステップ2711でCUによってRN2へ送信されるメッセージのタイプに基づいて決定される。換言すると、ステップ2711でCUがRN2へRRC再構成メッセージを送信するなら、RN2はCUへRRC再構成完了メッセージをフィードバックする。CUがRN2へF1APメッセージを送信するなら、RN2はCUへF1APメッセージをフィードバックする。
2712:CUはUEのRRC再構成メッセージを生成し、タイプがダウンリンクRRC伝送であるF1APメッセージの中にこのRRC再構成メッセージをカプセル化し、このF1APメッセージをDU経由でRN1へ送信する。RRC再構成メッセージの内容については、ステップ2111の説明を参照して理解されたい。
2713と2714については、実施形態Iの実施形態2のステップ2112およびステップ2113をそれぞれ参照して理解されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。
2715:RN1はUEのRRC再構成完了メッセージがカプセル化されたF1APメッセージをDU経由でCUへ伝送する。
2716については、実施形態Iの実施形態2のステップ2115を参照して理解されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。
実施形態IVの実施形態1および実施形態2で、DUはRN1とCUの間のF1接続のエージェントノードとして機能し、DUは以下のアクションを遂行する必要がさらにある。
(1)DUは、F1APエージェントの一任務として、DU UE F1AP IDと表記される第1接続識別子をUEに割り当てる。DUはDUを通して伝送されるF1APメッセージを読むことができ、このF1APメッセージ内のメッセージタイプ情報に基づいて、メッセージに携えられたUEのF1接続識別子を変更するか否かを判断できる。例えば、UEコンテクストセットアップ/変更/解除に関するメッセージ、UEのRRCトランスファメッセージ、F1接続リセット、F1接続リセット承認、またはエラー指示など、UE関連メッセージとしてメッセージタイプ情報が表示される場合は、DUはUEの識別子を差し替えることができる。この差し替えは次のとおりであってよい。DUによって受信されるダウンリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がCU UE F1AP IDとDU UE F1AP IDである場合、DUはCUによってRN1へ送信されるダウンリンクF1APメッセージでCU UE F1AP ID(CUによってUEに割り当てられるF1接続識別子)をRN1 UE F1AP ID(RN1によってUEに割り当てられるF1接続識別子)に差し替える。DUによって受信されるアップリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がDU UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDである場合、RN1によってCUへ送信されるアップリンクF1APメッセージ内のRN1 UE F1AP IDはCU UE F1AP IDにさらに差し替えられてよい。換言すると、DUとCUの間で伝送されるF1APメッセージに携えられるUE識別子はCU UE F1AP IDとDU UE F1AP IDであり、DUとRN1の間で伝送されるF1APメッセージに携えられるUE識別子はDU UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDである。あるいは、差し替えは次のとおりであってよい。DUによって受信されるアップリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がDU UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDでる場合は、このアップリンクF1APメッセージが転送される前に、DUは受信したアップリンクF1APメッセージに携えられた2つのUE識別子を差し替え、具体的には、DU UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDをCU UE F1AP IDとDU UE F1AP IDにそれぞれ差し替え、その後アップリンクF1APメッセージをCUへ送信する。DUによって受信されるダウンリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がCU UE F1AP IDとDU UE F1AP IDである場合は、このダウンリンクF1APメッセージが転送される前に、DUは受信したダウンリンクF1APメッセージに携えられた2つのUE識別子を差し替え、具体的には、CU UE F1AP IDとDU UE F1AP IDをDU UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDにそれぞれ差し替え、その後ダウンリンクF1APメッセージをRN1へ送信する。あるいは、差し替えは次のとおりであってよい。DUがアップリンクF1APメッセージを転送する前に、このメッセージに携えられたUE識別子がCU UE F1AP IDとRN1 UE F1APIDである場合は、DUは差し替えを行わなくてもよく、あるいは受信したアップリンクF1APメッセージ内のRN1 UE F1AP IDをDU UE F1AP IDに差し替え、その後メッセージをCUへ送信してもよい。ダウンリンクF1APメッセージが転送される前に、このメッセージに携えられたUE識別子がCU UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDである場合は、DUは差し替えを行わなくてもよく、あるいはF1APメッセージ内のCU UE F1AP IDをDU UE F1AP IDに差し替えてもよい。
(2)DUは、F1接続におけるUEのGTPトンネルのためにCUによって構成されるUL TEID(CU UL TEIDと表記)をCUから受信すると、このUL TEIDと1対1で対応するDU上のUL TEID(DU UL TEIDと表記)を割り当てることができ、DUはCU UL TEIDとDU UL TEIDとのマッピング関係を維持し、DU UL TEIDを含むF1APメッセージをRN1へ送信する。
DUは、F1接続におけるUEのGTPトンネルのためにRN1によって構成されるDL TEID(RN1 DL TEIDと表記)をRN1から受信すると、このDL TEIDと1対1で対応するDU上のDL TEID(DU DL TEIDと表記)を割り当てることができ、DUはRN1 DL TEIDとDU DL TEIDとのマッピング関係を維持し、DU DL TEIDを含むF1APメッセージをCUへ返す。
DUによって割り当てられるDU UL TEIDとDU DL TEIDは、同じトンネルエンドポイント識別子であってよく、あるいは異なるトンネルエンドポイント識別子であってもよい。
この場合、DUは、UEのアップリンクユーザープレーンデータパケットをCUへ送信する前に、このアップリンクユーザープレーンデータパケット内のアップリンクトンネルエンドポイント識別子DU UL TEIDを、CUによってUEに割り当てられるCU UL TEIDに差し替える。DUは、UEのダウンリンクユーザープレーンデータパケットをRN1へ送信する前に、このダウンリンクユーザープレーンデータパケット内のダウンリンクトンネルエンドポイント識別子DU DL TEIDを、RN1によってUEに割り当てられるRN1 DL TEIDに差し替える。
本実施形態では、DUがF1接続のエージェントノードとして使われるため、先行技術におけるDUとCUの間のプロトコル層アーキテクチャと通信方式は回避できる。中間のRNはエンド・ツー・エンドF1APメッセージを解析する必要がなく、ルーティングと転送を行うだけでよい。本願の技術的ソリューションを用いることで、シングルホップシナリオ(中間ノードのみ除去すればよい)は容易く拡張され、トポロジーが変わる場合でも柔軟な適応によって不要な構成更新を減らすことができる。
実施形態V
本実施形態は、図18に示されたコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャに基づいており、RN2はDgNBとRN1の間のF1接続のエージェントとして機能する必要がある。
実施形態1
RN2がRN1とDgNBの間のF1接続のエージェントとして使われる場合は、RN1とDgNBの間のF1接続が2つの区分に分割され、具体的には、RN1とRN2の間の第1の区分とRN2とDgNBの間の第2の区分に分割される。したがって、図28に示されているように、方法はステップ2801~ステップ2807を含んでよい。
ステップ2801とステップ2001との違いは、F1接続の第1の区分を確立するため、RN1によって得られるトランスポートアドレスがRN2のトランスポートアドレスであるという点にある。したがって、RN1は、OAM構成情報を使ってDgNBおよび/またはRN2のトランスポートアドレスを得ることができる。あるいは、RN1は、DgNBによって送信されるRRC構成情報を使ってDgNBおよび/またはRN2のトランスポートアドレスを得る。あるいは、RN1は、OAM構成情報を使ってDgNBのトランスポートアドレスを得、DgNBによって送信されるRRC構成情報を使ってRN2のトランスポートアドレスを得る。
なお、ステップ2601の前には、RN2とDgNBの間にF1接続が確立される。
ステップ2602とステップ2002との違いは、まずはRN1がRN2へF1接続確立要求を送信し、次にRN2がF1APメッセージを生成し、F1接続要求内の一部または全部の情報をDgNBへ送信する点にある。任意に選べることとして、RN2は、RN1によってDgNBへ送信されてRN2によって受信されるF1APメッセージの内容を変えなくてもよく、F1APメッセージをそのままDgNBへ送信してもよい。例えば、RN2はRN1からRN2によって受信されるF1APメッセージの内容を読むことができる。F1APメッセージ内のメッセージタイプ(例えば、F1接続確立要求、RN1構成更新、およびDgNB構成更新承認または失敗など、UEと無関係のメッセージ)に基づき、メッセージの内容を変える必要がないと判断され、受信されたF1APメッセージはそのままDgNBへ送信される。
F1接続要求は、以下の情報、すなわちRN1 ID、RN1 name(名)、RNシステム情報(system information)、RN1セル情報などのうち、少なくとも1つを含む。
ステップ2603とステップ2003との違いは、まずはDgNBがRN2へF1接続確立応答を送信し、次にRN2がF1APメッセージを生成し、F1APメッセージをRN1へ送信する点にある。任意に選べることとして、RN2はDgNBによって送信されてRN2によって受信されるF1APメッセージの内容を変えなくてもよく、F1APメッセージをそのままRN1へ送信してもよい。例えば、RN2はDgNBからRN2によって受信されてRN1へ送信されるF1APメッセージの内容を読むことができる。F1APメッセージ内のメッセージタイプ情報(例えば、F1接続確立応答メッセージ、DgNB構成更新、およびRN構成更新承認または失敗など、UEと無関係のメッセージとしてメッセージタイプ情報が表示される場合)に基づき、メッセージの内容を変える必要がないと判断され、受信されたF1APメッセージはそのままRN1へ送信される。
F1APメッセージは、DgNBによって送信されるF1接続確立応答メッセージ内の一部または全部の情報を、例えば、RN1によってサービス提供される稼働させるべきセルに関する情報(NCGIおよび/またはPCI)を、含む。
ステップ2804~ステップ2807のいずれかのステップとステップ2004~ステップ2007の対応するステップとの違いは、RN1構成を更新しDgNB構成を更新するプロセスで、RN2がRN1とDgNBの間で該当するF1APメッセージをも転送する点にある。
実施形態2
図18に示されたコントロールプレーンプロトコル層アーキテクチャで、RN1によってサービス提供されるUEのアタッチ手順については、実施形態Iの実施形態2の手順を参照されたい。本願におけるRN2の働きは図17におけるDUの働きと同様であるため、RN1によってサービス提供されるUEのアタッチ手順については、実施形態IVの実施形態2の手順を参照されたい。図29に示されているように、図27のRN2ネットワークエレメントは除去され、DUは本実施形態でRN2に差し替えられ、CUは本実施形態でDgNBに差し替えられ、本実施形態でRN1によってサービス提供されるUEのアタッチ手順はステップ2711を削除することによって得ることができる。図29はステップ2901~ステップ2915を含み、ステップ2901~ステップ2910のいずれかのステップはステップ2701~ステップ2710の対応するステップを参照することによって理解でき、ステップ2911~ステップ2915のいずれかのステップはステップ2712~ステップ2716の対応するステップを参照することによって理解できる。参照によって理解する際は、前述した差し替え方法で図27に対応するステップのノードを差し替えることができる(具体的に述べると、図27のDUは本実施形態で図29のRN2に差し替えられ、図27のCUは本実施形態で図29のDgNBに差し替えられる)。
実施形態Vの実施形態2で、RN2はRN1とDgNBの間のF1接続のエージェントノードとして機能し、以下のアクションを遂行する必要がさらにある。
(1)RN2は、F1APエージェントの一任務として、RN2 UE F1AP IDと表記される第1接続識別子をUEに割り当てる。RN2はRN2を通して伝送されるF1APメッセージを読むことができ、このF1APメッセージ内のメッセージタイプ情報に基づいて、メッセージに携えられたUEのF1接続識別子を変更するか否かを判断できる。例えば、UEコンテクストセットアップ/変更/解除に関するメッセージ、UEのRRCトランスファメッセージ、F1接続リセット、F1接続リセット承認、またはエラー指示など、UE関連メッセージとしてメッセージタイプ情報が表示される場合は、RN2はUEの識別子を差し替えることができる。この差し替えは次のとおりであってよい。RN2によって受信されるダウンリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がDgNB UE F1AP IDとRN2 UE F1AP IDである場合、RN2はDgNBによってRN1へ送信されるダウンリンクF1APメッセージでDgNB UE F1AP ID(DgNBによってUEに割り当てられるF1接続識別子)をRN1 UE F1AP ID(RN1によってUEに割り当てられるF1接続識別子)に差し替える。RN2によって受信されるアップリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がRN2 UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDである場合、RN1によってDgNBへ送信されるアップリンクF1APメッセージ内のRN1 UE F1AP IDはDgNB UE F1AP IDにさらに差し替えられてよい。換言すると、RN2とDgNBの間で伝送されるF1APメッセージに携えられるUE識別子はDgNB UE F1AP IDとRN2 UE F1AP IDであり、RN2とRN1の間で伝送されるF1APメッセージに携えられるUE識別子はRN2 UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDである。あるいは、差し替えは次のとおりであってよい。RN2によって受信されるアップリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がRN2 UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDでる場合は、このアップリンクF1APメッセージが転送される前に、RN2は受信したアップリンクF1APメッセージに携えられた2つのUE識別子を差し替え、具体的には、RN2 UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDをDgNB UE F1AP IDとRN2 UE F1AP IDにそれぞれ差し替え、その後アップリンクF1APメッセージをDgNBへ送信する。RN2によって受信されるダウンリンクF1APメッセージに携えられたUE識別子がDgNB UE F1AP IDとRN2 UE F1AP IDである場合は、このダウンリンクF1APメッセージが転送される前に、RN2は受信したダウンリンクF1APメッセージに携えられた2つのUE識別子を差し替え、具体的には、DgNB UE F1AP IDとRN2 UE F1AP IDをRN2 UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDにそれぞれ差し替え、その後ダウンリンクF1APメッセージをRN1へ送信する。あるいは、差し替えは次のとおりであってよい。RN2がアップリンクF1APメッセージを転送する前に、このメッセージに携えられたUE識別子がDgNB UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDである場合は、RN2は差し替えを行わなくてもよく、あるいは受信したアップリンクF1APメッセージ内のRN1 UE F1AP IDをRN2 UE F1AP IDに差し替え、その後メッセージをDgNBへ送信してもよい。ダウンリンクF1APメッセージが転送される前に、このメッセージに携えられたUE識別子がDgNB UE F1AP IDとRN1 UE F1AP IDである場合は、RN2は差し替えを行わなくてもよく、あるいはF1APメッセージ内のDgNB UE F1AP IDをRN2 UE F1AP IDに差し替えてもよい。
(2)RN2は、F1接続におけるUEのGTPトンネルのためにDgNBによって構成されるUL TEID(DgNB UL TEIDと表記)をDgNBから受信すると、このUL TEIDと1対1で対応するRN2上のUL TEID(RN2 UL TEIDと表記)を割り当てることができ、RN2はDgNB UL TEIDとRN2 UL TEIDとのマッピング関係を維持し、RN2 UL TEIDを含むF1APメッセージをRN1へ送信する。
(2)RN2は、F1接続におけるUEのGTPトンネルのためにRN1によって構成されるDL TEID(RN1 DL TEIDと表記)をRN1から受信すると、このDL TEIDと1対1で対応するRN2上のDL TEID(RN2 DL TEIDと表記)を割り当てることができ、RN2はRN1 DL TEIDとRN2 DL TEIDとのマッピング関係を維持し、RN2 DL TEIDを含むF1APメッセージをDgNBへ送信する。
RN2によって割り当てられるRN2 UL TEIDとRN2 DL TEIDは、同じトンネルエンドポイント識別子であってよく、あるいは異なるトンネルエンドポイント識別子であってもよい。
この場合、RN2は、UEのアップリンクユーザープレーンデータパケットをDgNBへ送信する前に、このアップリンクユーザープレーンデータパケット内のアップリンクトンネルエンドポイント識別子RN2 UL TEIDを、DgNBによってUEに割り当てられるDgNB UL TEIDに差し替える。RN2は、UEのダウンリンクユーザープレーンデータパケットをRN1へ送信する前に、このダウンリンクユーザープレーンデータパケット内のダウンリンクトンネルエンドポイント識別子RN2 DL TEIDを、RN1によってUEに割り当てられるRN1 DL TEIDに差し替え、これにより、DgNBとRN1はユーザープレーンデータパケットに対応する端末を識別する。
本実施形態では、ホップごとのF1接続のマルチホップRNネットワーキングシナリオと、RNとDgNBの間にF1接続を確立する手順と、UEによってRN経由でネットワークにアクセスする手順が設計される。先行技術のCU-DUのF1インターフェースに関する設計を可能な限り利用でき、F1-APメッセージは、RNセルを管理し、UEコンテクストを構成し、UR RRCメッセージを送信するために使われる。F1接続のエージェントノードの一任務として本実施形態に関わる中間RNノードは、F1APメッセージを解析できる。したがって、エージェントノードとして機能する中間RNおよび/またはDUノードは、UEにサービス提供するRNへ送信されるF1インターフェースメッセージを使ってUEに関する構成情報を直接得ることができ、さらなる構成情報は必要ないため、シグナリングオーバーヘッドが低減される。
本実施形態でDgNBがCUとDUが分離された形をとる場合は、実施形態IVのDUの働きを参照することによってDUを理解でき、具体的に述べると、DUとRN2はいずれもF1接続のエージェントの任務を果たし、RN2とCUの間でF1APメッセージを転送し、UEのF1接続識別子を差し替えることができる。
本願の実施形態で提供されるコントロールプレーンプロトコル層と方法は、複数の規格(例えば、4G、5G、WiMAX、WiFiなどの規格)の無線リレーネットワークに適用できる。加えて、本願の実施形態におけるF1接続は、第1のノードと第2のノードとのマネジメントプレーン接続であり、あるいはDgNB(またはDgNB-CU)とRNとのマネジメントプレーン接続であり、別の接続またはインターフェースと呼ばれることもある。
本願の実施形態の端末は、ユーザー機器(user equipment、UE)、アクセス端末、サブスクライバユニット、サブスクライバステーション、モバイルステーション、モバイルコンソール、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信デバイス、ユーザーエージェント、またはユーザー装置と呼ばれることもある。あるいは、端末は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、略してWLAN)内のステーション(station、略してST)であってもよく、セル方式電話機、コードレス電話機、セッションイニシエーションプロトコル(session initiation protocol、略してSIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、略してWLL)ステーション、個人用デジタル補助装置(personal digital assistant、略してPDA)デバイス、無線通信機能を有する手持ち型デバイス、計算デバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、またはウェアラブルデバイス(ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもある)であってよい。あるいは、端末は、次世代通信システムの端末であってよく、例えば、5Gの端末、または将来の進化した公共地上移動体ネットワーク(public land mobile network、略してPLMN)の端末、またはニューラジオ(new radio、略してNR)通信システムの端末であってよい。
本願の実施形態で提供される方法はホームブロードバンドアクセスシナリオにもさらに適用できる。RNは、カスタマ構内設備(customer premises equipment、略してCPE)やホームゲートウェイ(residential gateway、略してRG)などのデバイスであってもよい。本願の実施形態で、L2とL1は、イーサネット/ポイント・ツー・ポイント・プロトコル(Point to Point Protocol、略してPPP)/イーサネットベース・ポイント・ツー・ポイント(point to point protocol over the ethernet、略してPPPoE)/非同期転送モード(asynchronous transfer mode、略してATM)などの技術に基づく有線接続であってよく、あるいはWLAN/Bluetooth(登録商標)/Zigbeeなどの技術に基づくリンク層と物理層との接続であってもよい。
本願の実施形態で提供されるコントロールプレーンプロトコル層と方法は、複数の規格(例えば、4G、5G、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access、略してWimax)、ワイヤレス・フィディリティ(wireless-fidelity、略してWiFi)などの規格)の無線リレーネットワークに適用できる。加えて、本願の実施形態におけるF1接続は、第1のノードと第2のノードとのマネジメントプレーン接続であり、あるいはDgNB(またはDgNB-CU)とRNとのマネジメントプレーン接続であり、別の接続またはインターフェースと呼ばれることもある。
図4はネットワークノードを示している。図示されたネットワークノードの構造は、第1のノードか第2のノードの概略構成図であってよい。
図4が第1のノードの概略構成図である場合、プロセッサ401は第1のノードのアクションを制御し管理するように構成され、なおかつ本願の前述した実施形態で第1のノードによって遂行される処理プロセスを遂行するように構成される。例えば、プロセッサ401は、図19でプロセス1901を遂行するにあたって、および/または本願の実施形態で説明されている別のプロセスで第1のノードによって遂行されるアクションを遂行するにあたって、第1のノードを支援するように構成される。
図4が第2のノードの概略構成図である場合、プロセッサ401は第2のノードのアクションを制御し管理するように構成され、なおかつ本願の前述した実施形態で第2のノードによって遂行される処理プロセスを遂行するように構成される。例えば、プロセッサ401は、図19でプロセス1902を遂行するにあたって、および/または本願の実施形態で説明されている別のプロセスで第2のノードによって遂行されるアクションを遂行するにあたって、第2のノードを支援するように構成される。
本願の一実施形態は命令を含むコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。この命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは前述した実施形態で説明されているいずれかの方法を遂行することが可能となる。
本願の一実施形態は命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。このコンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは前述した実施形態で説明されているいずれかの方法を遂行することが可能となる。
実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアプログラムが使われる場合は、実施形態の全部または一部がコンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータで読み込まれて実行されると、本願の実施形態による手順または機能が全面的に、または部分的に、生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能装置であってよい。コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよく、あるいは、ある1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ある1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバー、またはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバー、またはデータセンターへ、有線方式(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、略してDSL))で、または無線方式(例えば赤外線、ラジオ、マイクロ波など)で、伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な何らかの使用可能な媒体であってよく、あるいは1つ以上の使用可能な媒体を統合したサーバーやデータセンターなどのデータ記憶装置であってよい。使用可能な媒体は、磁気式媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学式媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk、略してSSD))などであってよい。
本願は実施形態を参照しながら説明されているが、当業者は、保護を主張する本願を実装する過程で、添付の図面と開示されている内容と添付のクレームを見て、開示されている実施形態の別のバリエーションを理解し、実装することができる。クレームにおいて「含む」(comprising)は別のコンポーネントや別のステップを排除せず、「ある」または「1つ」は「複数の」の場合を排除しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、クレームに列挙されているいくつかの機能を実行できる。従属クレームには互いに異なるいくつかの方策が記述されているが、これは、より良い効果を生み出すために、これらの方策を組み合わせることができないことを意味しない。
本願は、特定の特徴とその実施形態を参照して説明されているが、本願の精神および範囲から逸脱することなく、それらに様々な修正や組み合わせを行うことができることは明らかである。相応に、明細書と添付の図面は、添付のクレームによって規定される本願の説明のための例に過ぎず、本願の範囲に入る修正、変更、組み合わせ、または同等物のいずれかまたは全てとみなされる。当然ながら、当業者なら、本願の精神および範囲から逸脱せずに、本願に様々な修正や変更を加えることができる。本願は、以降のクレームとそれらと同等の技術の範囲内にある本願のこれらの修正や変更を網羅することを意図する。
40 ネットワークノード
401 プロセッサ
402 通信バス
403 メモリー
404 通信インターフェース
405 出力デバイス
406 入力デバイス
408 プロセッサ

Claims (9)

  1. 第1のノードであって、
    コントロールプレーンプロトコル層を含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の前記第2のノードとのピア第1プロトコル層を含み、前記第1のノードはドナー基地局であり、前記第2のノードはリレーノード(RN)であり、
    前記第1のノード内の前記ピア第1プロトコル層は、前記第1のノードと前記第2のノードの間の前記インターフェース上の前記第2のノード内のピア第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するために使われ、前記第1のノード内の前記ピア第1プロトコル層および前記第2のノード内の前記ピア第1プロトコル層はF1アプリケーションプロトコル(F1AP)層であり、前記第1のメッセージはF1APメッセージであり、前記第1のメッセージは、前記第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または前記端末の無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、前記第1のノードと前記第2のノードの間の前記インターフェース上の前記第2のノードとの前記ピア第1プロトコル層、ならびに前記第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の前記第3のノードとのピア無線リンク制御(RLC)層、ピア媒体アクセス制御(MAC)層、およびピア物理(PHY)層を含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第1のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、
    前記第1のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第1のノード内の前記第1プロトコル層と前記RLC層との間に位置し、
    前記第1のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第1のメッセージのルーティング情報を加えるために使われ、
    前記第1のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第1のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノード内のピア第2プロトコル層へ、前記第1のメッセージおよび加えられた前記第1のメッセージの前記ルーティング情報を送信するためにさらに使われ、
    前記第1のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第1のメッセージが送信される無線ベアラ(RB)、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するためにさらに使われる、第1のノード。
  2. 第2のノードであって、
    コントロールプレーンプロトコル層を含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の前記第1のノードとのピア第1プロトコル層を含み、前記第1のノードはドナー基地局であり、前記第2のノードはリレーノード(RN)であり、
    前記第2のノード内の前記ピア第1プロトコル層は、前記第2のノードと前記第1のノードの間の前記インターフェース上の前記第1のノード内のピア第1プロトコル層から第1のメッセージを受信するために使われ、前記第1のノード内の前記ピア第1プロトコル層および前記第2のノード内の前記ピア第1プロトコル層はF1アプリケーションプロトコル(F1AP)層であり、前記第1のメッセージはF1APメッセージであり、前記第1のメッセージは、前記第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または前記端末の無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、前記第2のノードと前記第1のノードの間の前記インターフェース上の前記第1のノードとの前記ピア第1プロトコル層、ならびに前記第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の前記第3のノードとのピア無線リンク制御(RLC)層、ピア媒体アクセス制御(MAC)層、およびピア物理(PHY)層を含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第2のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、
    前記第2のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第2のノード内の前記第1プロトコル層と前記RLC層との間に位置し、
    前記第2のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第2のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノード内のピア第2プロトコル層から、前記第1のメッセージ、および前記第3のノード内の前記第2プロトコル層によって加えられた前記第1のメッセージのルーティング情報を受信するために使われ、
    前記第2のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第1のメッセージの前記ルーティング情報を得、前記第1のメッセージの前記ルーティング情報に基づいて前記第1のメッセージのルートを決定するためにさらに使われ、
    前記第1のノード内の前記第2プロトコル層は、前記第1のメッセージが送信される無線ベアラ(RB)、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するためにさらに使われる、第2のノード。
  3. 第1のノードに適用される通信方法であって、前記第1のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第1のノードと第2のノードの間のインターフェース上の前記第2のノードとのピア第1プロトコル層を含み、前記第1のノードはドナー基地局であり、前記第2のノードはリレーノード(RN)であり、前記方法は、
    前記第1のノードにより、前記ピア第1プロトコル層において、前記第1のノードと前記第2のノードの間の前記インターフェース上の前記第2のノード内のピア第1プロトコル層へ第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のノード内の前記ピア第1プロトコル層および前記第2のノード内の前記ピア第1プロトコル層はF1アプリケーションプロトコル(F1AP)層であり、前記第1のメッセージはF1APメッセージであり、前記第1のメッセージは、前記第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または前記端末の無線リソース制御(RRC)メッセージを含む、ステップを含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第1のノードと第3のノードの間のインターフェース上の前記第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、前記コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、前記第1のノードと前記第2のノードの間の前記インターフェース上の前記第2のノードとの前記ピア第1プロトコル層、ならびに前記第1のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノードとの前記ピア第2プロトコル層、ピア無線リンク制御(RLC)層、ピア媒体アクセス制御(MAC)層、およびピア物理(PHY)層を含み、前記方法は、
    前記第1のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第1のメッセージのルーティング情報を加えるステップと、
    前記第1のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第1のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノード内のピア第2プロトコル層へ、前記第1のメッセージ、および前記第1のノードによって前記第2プロトコル層で加えられた前記第1のメッセージの前記ルーティング情報を送信するステップと
    をさらに含み、
    前記第1のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第1のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノード内のピア第2プロトコル層へ、前記第1のメッセージを送信する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第1のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第1のメッセージが送信される無線ベアラ(RB)、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するステップをさらに含む、方法。
  4. 第2のノードに適用される通信方法であって、前記第2のノードはコントロールプレーンプロトコル層を含み、前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第2のノードと第1のノードの間のインターフェース上の前記第1のノードとのピア第1プロトコル層を含み、前記第1のノードはドナー基地局であり、前記第2のノードはリレーノード(RN)であり、前記方法は、
    前記第2のノードにより、前記第1プロトコル層において、前記第2のノードと前記第1のノードの間の前記インターフェース上の前記第1のノード内のピア第1プロトコル層から第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のノード内の前記ピア第1プロトコル層および前記第2のノード内の前記ピア第1プロトコル層はF1アプリケーションプロトコル(F1AP)層であり、前記第1のメッセージはF1APメッセージであり、前記第1のメッセージは、前記第2のノードによってサービス提供される端末のコンテクスト管理情報、および/または前記端末の無線リソース制御(RRC)メッセージを含む、ステップを含み、
    前記コントロールプレーンプロトコル層は、前記第2のノードと第3のノードの間のインターフェース上の前記第3のノードとのピア第2プロトコル層をさらに含み、前記コントロールプレーンプロトコル層は、上から下に、前記第2のノードと前記第1のノードの間の前記インターフェース上の前記第1のノードとの前記ピア第1プロトコル層、ならびに前記第2のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノードとの前記ピア第2プロトコル層、ピア無線リンク制御(RLC)層、ピア媒体アクセス制御(MAC)層、およびピア物理(PHY)層を含み、前記方法は、
    前記第2のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第1のメッセージが送信される無線ベアラ(RB)、論理チャネル、RLCチャネル、またはRLCベアラを判断するステップと、
    前記第2のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第2のノードと前記第3のノードの間の前記インターフェース上の前記第3のノード内のピア第2プロトコル層から、前記第1のメッセージ、および前記第3のノード内の前記第2プロトコル層によって加えられた前記第1のメッセージのルーティング情報を受信するステップと、
    前記第2のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第1のメッセージの前記ルーティング情報を得るステップと、
    前記第2のノードにより、前記第2プロトコル層において、前記第1のメッセージの前記ルーティング情報に基づいて前記第1のメッセージのルートを決定するステップと
    をさらに含む、方法。
  5. 第1のノードであって、
    メモリーとプロセッサとを含み、
    前記メモリーは、コンピュータ実行命令を格納するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリーに格納された前記コンピュータ実行命令を実行して、前記第1のノードに請求項3に記載の方法を実施させる、第1のノード。
  6. 第2のノードであって、
    メモリーとプロセッサとを含み、
    前記メモリーは、コンピュータ実行命令を格納するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリーに格納された前記コンピュータ実行命令を実行して、前記第2のノードに請求項4に記載の方法を実施させる、第2のノード。
  7. 請求項1に記載の第1のノードと、
    請求項2に記載の第2のノードと
    を備える、通信システム。
  8. コンピュータに請求項3に記載の方法を実行させるプログラムを格納した、コンピュータ可読記憶媒体。
  9. コンピュータに請求項4に記載の方法を実行させるプログラムを格納した、コンピュータ可読記憶媒体。
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