JP7035959B2 - 真空ポンプ起動制御システム、コントローラ、情報サーバ、真空ポンプ起動制御方法 - Google Patents
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Description
磁気浮上型軸受装置を有するターボ分子ポンプでは、回転体の外径寸法が磁気浮上制御に大きく影響を与えるため、ポンプごとに制御パラメータを設定する必要がある。特許文献1に開示されている技術を採用することにより、異なる制御パラメータ(諸特性値)を使用して磁気軸受本体を駆動してしまうことが防止される。同様に、数万回転で回転する回転体を有するターボ分子ポンプにおいては、モータ回転制御に使用するパラメータをポンプごとに設定して最適な回転制御を行う必要があることも知られている。
しかしながら、特許文献1に記載のターボ分子ポンプでは、予めポンプ側に格納されているパラメータに従って磁気軸受制御を行うだけなので、上述のような分解等に伴うパラメータの変化があって起動が好ましくない場合であっても、起動してしまうおそれがある。
さらに好ましい態様では、前記取得部は、前記起動対象の真空ポンプ本体から、前記個体識別情報に加えてポンプ分解履歴情報を取得し、前記判定部は、一致する個体識別情報が登録されていると判定した場合、前記取得部が取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致するか否かをさらに判定し、取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致すると判定された場合、前記許可部は、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致しないと判定された場合、前記許可部は、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止する。
さらに好ましい態様では、前記真空ポンプ起動制御システムが、前記真空ポンプ本体を制御するコントローラと、前記コントローラと接続される情報サーバとを備え、前記情報サーバは、起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の前記個体識別情報を登録する第1記憶部を有し、前記コントローラは、前記取得部と、前記取得部によって取得された個体識別情報を前記情報サーバに送信する第1送信部とを有し、前記情報サーバは、前記第1送信部から送信された個体識別情報が、前記第1記憶部に登録されているか否かを判断し、登録有無の回答信号を、前記コントローラに送信する第2送信部をさらに有し、前記コントローラは、前記第2送信部からの回答信号を参照することにより、前記取得部で取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する前記判定部と、前記許可部と、をさらに有する。
さらに好ましい態様では、前記真空ポンプ起動制御システムが、前記真空ポンプ本体を制御するコントローラと、前記コントローラと接続される情報サーバとを備え、前記情報サーバは、起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の個体識別情報と、前記個体識別情報に対応付けて分解履歴情報とを登録する第1記憶部を有し、前記コントローラは、前記取得部と、前記取得部によって取得された個体識別情報および分解履歴情報を、前記情報サーバに送信する第1送信部とを有し、前記情報サーバは、前記第1送信部から送信された個体識別情報が、前記第1記憶部に登録されているか否かを判断し、登録されている場合には、前記第1送信部から送信された分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致するか否かをさらに判断し、登録有無およびポンプ分解履歴についての回答信号を、前記コントローラに送信する第2送信部をさらに有し、前記コントローラは、前記第2送信部からの回答信号を参照することにより、前記取得部で取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否か、および、前記取得部で取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致するか否かを判定する前記判定部と、前記許可部と、をさらに有する。
さらに好ましい態様では、前記真空ポンプ本体はポンプ制御情報に基づき駆動制御されるものであり、前記第1記憶部は、前記個体識別情報に対応付けて、前記ポンプ制御情報をさらに登録し、前記第2送信部は、前記第1送信部から送信された個体識別情報に対応付けて前記第1記憶部に登録されている前記ポンプ制御情報を読み出して、前記コントローラにさらに送信し、前記コントローラは、前記第2送信部から送信された前記ポンプ制御情報を使用して、前記真空ポンプ本体を制御する。
本発明の好ましい態様によるコントローラは、前記真空ポンプ起動制御システムに適用される。
本発明の好ましい態様による情報サーバは、前記真空ポンプ起動制御システムに適用される。
本発明の好ましい態様による真空ポンプ起動制御方法は、起動対象の真空ポンプ本体から個体識別情報を取得する取得ステップと、登録されている複数の真空ポンプ本体の個体識別情報の中で、前記取得ステップで取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって一致する個体識別情報が登録されていると判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、前記判定ステップによって一致する個体識別情報が登録されていないと判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止するステップとを含む。
-第1の実施の形態-
図1は本発明の第1の実施の形態を説明する図であり、真空ポンプ制御システムの概略構成を示すブロック図である。真空ポンプ本体10は真空ポンプ制御システム1により制御される。真空ポンプ制御システム1は、真空ポンプ本体10を駆動制御するポンプコントローラ20と、ポンプコントローラ20と情報の授受を行う情報サーバ30とを備えている。真空ポンプ本体10は、不図示のポンプロータを磁気浮上支持する磁気軸受11と、ポンプロータを回転駆動するモータ12と、真空ポンプ本体10を識別するための個体識別情報を記憶する記憶部13とを備えている。真空ポンプ本体10とポンプコントローラ20は真空ポンプ装置を構成する。
情報サーバ30は、ポンプコントローラ20とは別の場所に設置され、インターネットなどの通信回線を介してポンプコントローラ20と接続されていても良い。情報サーバ30は、ユーザの管理下でユーザの施設に設置したり、ポンプメーカーの管理下でメーカーの施設に設置してもよい。その他、メンテナンス業者の施設にユーザの管理下で設置してもよい。
このように、情報サーバ30へIDナンバーを登録する権限、IDナンバーに付加される情報を更新する権限、IDナンバーを削除する権限は、特定の管理者、例えば、真空ポンプ本体10を製造しユーザから委託されたポンプメーカーのサービスマンや、真空ポンプ本体10の修理やメンテナンスをメーカーから許可された業者のサービスマンに限定されるものとする。以下、メーカーのサービスマン、および、メーカーが認定するメンテナンス業者のサービスマンを指定サービスマンと呼ぶ。
ステップS102が否定されてステップS103に進むと、真空ポンプ本体10から取得したIDナンバーが情報サーバ30の記憶部32に登録されているか否かを確認する確認信号を、情報サーバ30へ送信する。ステップS104では、確認信号に対する回答信号を情報サーバ30から受信したか否かを判定する。ステップS104で受信して(YES)と判定されるとステップS105へ進む。ステップS105では、回答信号の内容が登録有りなのか登録無しなのかを判定し、登録有り(YES)の場合にはステップS106へ進み、登録無し(NO)の場合にはステップS107へ進む。
起動対象である真空ポンプ本体10のIDナンバーは、メーカーが当該ポンプ本体を出荷する際に情報サーバ30に登録される。その後、指定サービスマンが当該ポンプ本体の点検をしたところ故障が判明し、その指定サービスマンが情報サーバ30にアクセスし、登録済みのIDナンバーを無効化したような状況である。無効化とは、IDナンバー自体のデータを削除し、あるいは、当該IDナンバーは削除せずに真空ポンプ本体10の使用を禁止する情報を付加することである。使用禁止情報が付されたIDナンバーも登録無しと判定される。この例では、指定サービスマンによって修理が完了すると、無効化したIDナンバーを有効化する。有効化されると登録有と判定される。
ロック動作とは、ポンプ起動指令が出力されてもポンプの起動を禁止すること、あるいは、ポンプ起動指令を無効化することなどである。
なお、本実施形態では、運転不可をポンプコントローラ20の表示部24に表示したが、真空ポンプ本体10に表示部を設けてその表示部に運転不可を表示するようにしても良い。
この実施の形態におけるアクティベート処理とは、真空ポンプ本体10の起動に際し、起動対象である真空ポンプ本体10が信頼できるポンプであるか否かの確認を行う処理である。
真空ポンプ本体10の記憶部13のIDナンバーと、ポンプコントローラ20の記憶部23のIDナンバーが一致していないときは、次の手順により、真空ポンプ本体10の起動処理を実行する。まず、真空ポンプ本体10の記憶部13に格納されているIDナンバーを情報サーバ30に送信する。情報サーバ30内の記憶部32に同一のIDナンバーが存在するか否か、すなわち登録されているか否かを判別する。登録されていると判定されると、真空ポンプ本体10の記憶部13に格納されているIDナンバーでコントローラの記憶部23の記憶内容を更新記録する。その後、起動許可フラグを設定する。真空ポンプ本体10の記憶部13に格納されているIDナンバーが情報サーバ30の記憶部32にないと判定されると、ポンプコントローラ20はロック動作処理を実行する。
上述した第1の実施の形態では、情報サーバ30の記憶部32には、真空ポンプ本体10のポンプ情報として個体識別情報であるIDナンバーが登録されていた。第2の実施の形態では、IDナンバーに加えて分解履歴情報もポンプ情報として登録される場合について説明する。
第2の実施の形態における真空ポンプ制御システム1は、真空ポンプ本体10の構成と、ポンプコントローラ20と情報サーバ30の処理が異なるので、相違点を主に説明する。
指定サービスマン以外の作業者は、情報サーバ30へのアクセス権限がない。そのため、裏蓋19が開となった結果のみが情報サーバ30に登録される。これは、ポンプコントローラ20が自動的に裏蓋開検知信号を送信して行われる。
なお、電源オン前に指定サービスマンがポンプ分解を伴うメンテナンス作業を行った場合、指定サービスマンは、情報サーバ30の記憶部32へIDナンバーおよび分解履歴情報を登録する。ここでは、指定サービスマンによりこのような登録作業が既に終了しているものとして説明する。
ポンプ起動時、ポンプコントローラ20は、真空ポンプ本体10の記憶部13のIDナンバーと分解履歴情報とを取得し、これら2つを情報サーバ30に送信する。情報サーバ30は、受信したIDナンバーと分解履歴情報とが一致すると情報有り信号をポンプコントローラ20に送り返す。ポンプコントローラ20は、情報サーバ30から受信した情報有り信号に基づいて、情報サーバ30に登録されていたIDナンバーを記憶部23に記憶する。その後、ポンプコントローラ20は、起動許可フラグをセットする。情報サーバ30は、受信したIDナンバーと分解履歴情報のいずれか一方が一致しない場合は情報無し信号をポンプコントローラ20に送り返す。ポンプコントローラ20は、情報サーバ30から受信した情報無し信号に基づいて、起動禁止フラグをセットしてポンプの起動動作をロックする。
指定サービスマンによる保守作業が行われた場合、その後に真空ポンプ本体10に対して起動処理が実行された際、真空ポンプ本体10の記憶部13から読み出したIDナンバーと分解履歴情報と一致するデータが情報サーバ30に登録されており、真空ポンプ本体10の起動が許可される。
上述した第2の実施の形態では、情報サーバ30の記憶部32には、真空ポンプ本体10のポンプ情報としてIDナンバー(個体識別情報)と分解履歴情報とが登録されていたが、以下で説明する第3の実施の形態では、情報サーバ30はポンプメーカーの管理下にあり、ポンプ情報としてIDナンバー、分解履歴情報および真空ポンプ本体10の制御情報が記憶部32に登録される。そして、アクティベート処理時には、記憶部32に登録されている制御情報をコントローラ側に取り込み、取り込んだ制御情報に基づいて真空ポンプ本体10の制御(軸受制御およびモータ制御)を行うようにした。真空ポンプ本体10の制御情報とは真空ポンプ本体10のばらつきを含む数値であり、例えば、(A)ポンプ部品の加工寸法、(B)ポンプ組み立て時の隙間寸法、(C)センサの出力特性などがある。これらの諸特性値、パラメータを用いてモータ制御、磁気浮上型軸受制御が行われる。
第3の実施の形態におけるポンプ制御システムの構成は第2の実施の形態の構成と同一である。ポンプコントローラ20と情報サーバ30の処理が異なるので、相違点を主に説明する。
情報サーバ30から取得する制御情報の一例として、軸受制御に関係するシャフト5とステータ側との間のギャップ寸法について説明する。真空ポンプ本体10の分解修理によって、例えば、ポンプロータ2とシャフト5とから成る回転体を交換した場合には、シャフト5の径寸法のばらつきによって、シャフト5とステータ側との間、例えばシャフト5とラジアル電磁石111,112およびラジアル変位センサ111A,112Aとの間のギャップ寸法が変化する。
Δi=-G・Δdx …(1)
図7(c)の場合にはΔdx<0なので、Δi>0である。
Δdx1=Δdx2+(r2-r1) …(2)
Δi1=-G1・Δdx1 …(3)
Δi2=-G2・Δdx2 …(4)
G2・Δdx2=G1{Δdx2+(r2-r1)} …(5)
式(5)ではG1とG2との関係が変位Δdx2に依存するので、例えば、Δdx2が最大限まで変位したとき、すなわち、Δdx2=r0-r2のときの制御電流Δi1,Δi2を一致させるように設定する場合を考えると、ゲインG2は式(6)のように表される。
G2=G1(r0-r1)/(r0-r2) …(6)
情報サーバ30から取得する制御情報の他の例として、モータ制御に関係する制御情報の一例について説明する。ポンプコントローラ20のモータ制御部22は回転センサ116の検出信号に基づいてモータ12の回転を制御する。図3に示すように、回転センサ116は、ディスク118をシャフト5に固定しているナット部材115に対向するように設けられている。回転センサ116は、ナット部材115のターゲット面との距離を検出する距離センサであり、例えば、インダクタンス式のセンサが用いられる。
T=t0+Δt …(7)
T=t0+α/ω …(8)
式(8)において、ωはモータ12の回転速度(rad/sec)であり、例えば、回転信号Sの周期から求まる。この位相角αは真空ポンプ本体10の出荷時に、ポンプ駆動時に用いる制御情報として真空ポンプ本体10の記憶部23に格納されるとともに、情報サーバ30の記憶部32にも登録される。また、上述したように、メンテナンス作業で分解した場合にも、指定サービスマンはこの位相角αを情報サーバ30に登録する。
(1)実施の形態の真空ポンプ制御システムは、起動対象の真空ポンプ本体10から個体識別情報を取得する取得部(ポンプコントローラ20に実装したステップS101)と、登録されている複数の真空ポンプ本体10の個体識別情報の中で、ポンプコントローラ20に実装された取得部で取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する判定部(実施の形態ではポンプコントローラ20に実装したステップS105、または、情報サーバ30に実装したステップS202)と、判定部によって一致する個体識別情報が登録されていると判定された場合、起動対象の真空ポンプ本体10の起動を許可し、判定部によって一致する個体識別情報が登録されていないと判定されると、起動対象の真空ポンプ本体10の起動を禁止する許可部とを備える。
この形態では、ポンプコントローラ20単独で、すなわち、サーバなどの外部処理装置を必要とせずに、信頼性の高いアクティベート処理を実行することができ、
以上の形態では、メンテナンス作業で制御情報が更新された場合、ポンプ起動時に、指定サービスマンが更新した情報サーバ30の制御情報をポンプコントローラ20に取り込み、起動後のポンプ制御に用いられる。したがって、メンテナンスでシャフトなどの部品が交換されても、その後のポンプ駆動制御に新たな制御情報を反映することができる。
この形態では、信頼性の高いアクティベート処理を実現する真空ポンプ本体10を提供できる。
この形態では、分解履歴情報も考慮した信頼性の高いアクティベート処理を実現する真空ポンプ本体10を提供できる。
Claims (8)
- 起動対象の真空ポンプ本体から個体識別情報を取得する取得部と、
登録されている起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の個体識別情報の中で、前記取得部で取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって一致する個体識別情報が登録されていると判定された場合、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、前記判定部によって一致する個体識別情報が登録されていないと判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止する許可部とを備え、
前記取得部は、前記起動対象の真空ポンプ本体から、前記個体識別情報に加えてポンプ分解履歴情報を取得し、
前記判定部は、一致する個体識別情報が登録されていると判定した場合、前記取得部が取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致するか否かをさらに判定し、
取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致すると判定された場合、前記許可部は、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致しないと判定された場合、前記許可部は、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止する、
真空ポンプ起動制御システム。 - 起動対象の真空ポンプ本体から個体識別情報を取得する取得部と、
登録されている起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の個体識別情報の中で、前記取得部で取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって一致する個体識別情報が登録されていると判定された場合、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、前記判定部によって一致する個体識別情報が登録されていないと判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止する許可部とを備え、
前記真空ポンプ本体を制御するコントローラと、前記コントローラと接続される情報サーバとを備え、
前記情報サーバは、
起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の前記個体識別情報を登録する第1記憶部を有し、
前記コントローラは、
前記取得部と、
前記取得部によって取得された個体識別情報を前記情報サーバに送信する第1送信部とを有し、
前記情報サーバは、
前記第1送信部から送信された個体識別情報が、前記第1記憶部に登録されているか否かを判断し、登録有無の回答信号を、前記コントローラに送信する第2送信部をさらに有し、
前記コントローラは、
前記第2送信部からの回答信号を参照することにより、前記取得部で取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する前記判定部と、
前記許可部と、をさらに有する、
真空ポンプ起動制御システム。 - 請求項1に記載の真空ポンプ起動制御システムにおいて、
前記真空ポンプ起動制御システムが、前記真空ポンプ本体を制御するコントローラと、前記コントローラと接続される情報サーバとを備え、
前記情報サーバは、
起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の個体識別情報と、前記個体識別情報に対応付けて分解履歴情報とを登録する第1記憶部を有し、
前記コントローラは、
前記取得部と、
前記取得部によって取得された個体識別情報および分解履歴情報を、前記情報サーバに送信する第1送信部とを有し、
前記情報サーバは、
前記第1送信部から送信された個体識別情報が、前記第1記憶部に登録されているか否かを判断し、登録されている場合には、前記第1送信部から送信された分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致するか否かをさらに判断し、登録有無およびポンプ分解履歴についての回答信号を、前記コントローラに送信する第2送信部をさらに有し、
前記コントローラは、
前記第2送信部からの回答信号を参照することにより、前記取得部で取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否か、および、前記取得部で取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致するか否かを判定する前記判定部と、
前記許可部と、をさらに有する、
真空ポンプ起動制御システム。 - 請求項2または3に記載の真空ポンプ起動制御システムにおいて、
前記真空ポンプ本体はポンプ制御情報に基づき駆動制御されるものであり、
前記第1記憶部は、前記個体識別情報に対応付けて、前記ポンプ制御情報をさらに登録し、
前記第2送信部は、前記第1送信部から送信された個体識別情報に対応付けて前記第1記憶部に登録されている前記ポンプ制御情報を読み出して、前記コントローラにさらに送信し、
前記コントローラは、前記第2送信部から送信された前記ポンプ制御情報を使用して、前記真空ポンプ本体を制御する、真空ポンプ起動制御システム。 - 請求項2から4のいずれか一項に記載の真空ポンプ起動制御システムに適用される前記コントローラ。
- 請求項2から4のいずれか一項に記載の真空ポンプ起動制御システムに適用される前記情報サーバ。
- 起動対象の真空ポンプ本体から個体識別情報を取得する取得ステップと、
登録されている起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の個体識別情報の中で、前記取得ステップで取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって一致する個体識別情報が登録されていると判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、前記判定ステップによって一致する個体識別情報が登録されていないと判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止する起動決定ステップとを含み、
前記取得ステップは、前記起動対象の真空ポンプ本体から、前記個体識別情報に加えてポンプ分解履歴情報を取得するステップをさらに含み、
前記判定ステップは、一致する個体識別情報が登録されていると判定した場合、取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致するか否かをさらに判定するステップを含み、
取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致すると判定された場合、前記起動決定ステップは、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、取得した分解履歴情報が、前記個体識別情報に対応付けて登録されているポンプ分解履歴情報に一致しないと判定された場合、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止するステップをさらに含む、
真空ポンプ起動制御方法。 - 真空ポンプ起動制御システムにおいて実行される真空ポンプ起動制御方法であって、
起動対象の真空ポンプ本体から個体識別情報を取得する取得ステップと、
登録されている起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の個体識別情報の中で、前記取得ステップで取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって一致する個体識別情報が登録されていると判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を許可し、前記判定ステップによって一致する個体識別情報が登録されていないと判定されると、前記起動対象の真空ポンプ本体の起動を禁止する起動決定ステップとを含み、
前記真空ポンプ起動制御システムは、前記真空ポンプ本体を制御するコントローラと、前記コントローラと接続される情報サーバとを備え、
前記情報サーバは、起動許可すべき複数の真空ポンプ本体の前記個体識別情報を登録する第1記憶部を有し、
前記コントローラは、前記取得ステップを実行し、前記取得ステップにより取得された個体識別情報を前記情報サーバに送信する第1送信部を有し、
前記情報サーバは、前記第1送信部から送信された個体識別情報が、前記第1記憶部に登録されているか否かを判断し、登録有無の回答信号を、前記コントローラに送信する第2送信部をさらに有し、
前記コントローラは、前記判定ステップにおいて、前記第2送信部からの回答信号を参照することにより、前記取得ステップで取得した個体識別情報と一致する個体識別情報が登録されているか否かを判定し、前記起動決定ステップをさらに実行する、
真空ポンプ起動制御方法。
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