JP7029976B2 - 注文管理システム及び通信制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、注文管理システム及び通信制御プログラムに関する。
ファミリーレストランや居酒屋等の店舗では、来店客からの注文を電子データとして管理する注文管理システムが利用されている。例えば、特許文献1には、注文管理システム全体の無線通信に関する設定を一括変更する技術が記載されている。この特許文献1に記載の技術は、注文入力装置とコントローラとを備え、注文入力装置は、無線通信の設定を示すシステムIDが変更された場合に、変更後の次回システムIDをコントローラに送信する。コントローラは、注文入力装置から受信した次回システムIDを、システムに存在する全ての機器に送信し、全ての機器を再起動させて、当該全ての機器のシステムIDを切り替える。
一方、この種の注文管理システムでは、無線ネットワークを介して、接客担当者が業務に使用するハンディターミナル等の専用端末装置(以下、「業務端末」ともいう。)及び来店客が個人的に所有するスマートフォン等の携帯端末装置(以下、「個人端末」ともいう。)の各々から注文の入力を受け付ける場合がある。この場合、セキュリティの観点から、業務端末と個人端末とで無線ネットワークを分けて使用していることが多い。
特開2017-168926号公報
しかしながら、無線ネットワークを分けて使用するためには、無線ルータ等の機器が増え、これらの機器の管理が煩雑となる。そこで、セキュリティを確保しながら、業務端末との無線通信及び個人端末との無線通信を共通の無線ネットワークを用いて行うことのできる通信装置が用いられる場合がある。この種の通信装置は、有線ネットワークを介して接続されたコントローラと、無線ネットワークを介して接続された業務端末及び個人端末の各々との間を中継する機能を備えている場合がある。しかし、この場合、通信装置を店舗内の広さ等を考慮して複数台用いる場合において、個人端末の移動に応じて個人端末の通信先となる通信装置を切り替えることについては考慮されていない。従って、個人端末を用いる場合には、通信装置の切り替えの都度、アドレス割当要求を行って、自端末に割り当てる論理アドレスを取得し直す必要がある。このため、通信装置の切り替え後に待ち時間が生じる場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであって、店舗の来店客が所有する携帯端末装置の移動により通信先の通信装置が切り替わった場合に、アドレス割当要求を再度行うことなく、無線通信を行うことができる注文管理システム及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の注文管理システムは、店舗の来店客が所有する携帯端末装置との間で無線ネットワークを介して通信する複数の通信装置を含み、前記複数の通信装置の各々が、前記携帯端末装置に対して、前記無線ネットワークにおいて共通となる共通論理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの論理アドレスとして設定し、自装置に予め割り当てられている物理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定する設定部と、前記携帯端末装置の移動に応じて前記携帯端末装置の通信先が他の前記通信装置から自装置に切り替わったことを検知した場合に、前記携帯端末装置に対して、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定されている、前記他の通信装置の物理アドレスを、自装置に予め割り当てられている物理アドレスに更新する更新部と、を有し、前記複数の通信装置の各々と有線ネットワークを介して通信し、前記複数の通信装置の各々に割り当てられた有線論理アドレス及び前記携帯端末装置に割り当てるための端末用論理アドレスを記憶した記憶部を有するコントローラを更に含み、前記複数の通信装置の各々が、前記携帯端末装置からアドレス割当要求を受け付けた場合に、前記アドレス割当要求を、前記無線ネットワークにおいて個別となる個別論理アドレスを送信元アドレスとして、自装置から有線ネットワークを介して前記コントローラに送信し、前記コントローラから前記個別論理アドレスに対応付けられた有線論理アドレスを送信先アドレスとして前記有線ネットワークを介して受信した端末用論理アドレスを、前記携帯端末装置に送信して割り当てる割当部を更に有している。
この発明によれば、携帯端末装置のデフォルトゲートウェイに共通論理アドレスを設定し、携帯端末装置の通信先が切り替わった場合に、携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスが更新されるため、アドレス割当要求を再度行うことなく、無線通信を行うことができる。
また、この発明によれば、複数の通信装置が存在するネットワーク環境においても、携帯端末装置に対してより確実に端末用論理アドレスを割り当てることができる。
また、請求項に記載の注文管理システムは、請求項に記載の発明において、前記有線ネットワークと外部ネットワークとを中継する中継装置を更に含み、前記複数の通信装置の各々が、前記端末用論理アドレスが送信元アドレスとして指定された前記携帯端末装置からデータを受信した場合に、前記端末用論理アドレスに代えて、自装置の有線論理アドレスを送信元アドレスとして、前記データを、自装置から前記有線ネットワークを介して前記中継装置に送信する送受信部を更に有している。
この発明によれば、携帯端末装置から受信したデータを、送信元アドレスを変換してより確実に中継装置に送信することができる。
また、請求項に記載の注文管理システムは、請求項に記載の発明において、前記有線ネットワークと外部ネットワークとを中継する中継装置を更に含み、前記複数の通信装置の各々が、自装置の有線論理アドレスが送信先アドレスとして指定された前記中継装置からデータを受信した場合に、自装置の有線論理アドレスに代えて、前記携帯端末装置の端末用論理アドレスを送信先アドレスとして、前記データを、自装置から前記無線ネットワークを介して前記携帯端末装置に送信する送受信部を更に有している。
この発明によれば、中継装置から受信したデータを、送信先アドレスを変換してより確実に携帯端末装置に送信することができる。
また、請求項に記載の注文管理システムは、請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記コントローラが、前記有線ネットワークを介して前記携帯端末装置を除く端末装置から受信したアドレス割当要求の受け付けを禁止する禁止部を更に有している。
この発明によれば、アドレス割当要求に伴うコントローラの処理の負荷を軽減することができる。
また、請求項に記載の注文管理システムは、請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記コントローラの前記記憶部は、前記有線ネットワークを介して通信可能な前記携帯端末装置を除く端末装置に割り当てるための端末用論理アドレスを更に記憶しており、前記コントローラが、前記有線ネットワークを介して前記端末装置から受信したアドレス割当要求に対して、前記有線ネットワークの端末用論理アドレスを割り当てる割当部を更に有している。
この発明によれば、単一のコントローラで有線ネットワークに接続された端末装置にも端末用論理アドレスを割り当てることができる。
また、請求項に記載の注文管理システムは、請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記複数の通信装置の各々が、前記店舗の注文の入力に用いられ、かつ、予め一意に定められた端末用論理アドレスが割り当てられている専用端末装置と前記無線ネットワークを介して更に通信する。
この発明によれば、携帯端末装置と専用端末装置とが混在する環境であっても、通信装置と専用端末装置との通信を行うことができる。
また、請求項7に記載の注文管理システムは、店舗の来店客が所有する携帯端末装置との間で無線ネットワークを介して通信する複数の通信装置を含み、前記複数の通信装置の各々は、前記携帯端末装置に対して、前記無線ネットワークにおいて共通となる共通論理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの論理アドレスとして設定し、自装置に予め割り当てられている物理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定する設定部と、前記携帯端末装置の移動に応じて前記携帯端末装置の通信先が他の前記通信装置から自装置に切り替わったことを検知した場合に、前記携帯端末装置に対して、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定されている、前記他の通信装置の物理アドレスを、自装置に予め割り当てられている物理アドレスに更新する更新部と、を有し、前記複数の通信装置の各々は、前記店舗の注文の入力に用いられ、かつ、予め一意に定められた端末用論理アドレスが割り当てられている専用端末装置と前記無線ネットワークを介して更に通信する。
この発明によれば、携帯端末装置と専用端末装置とが混在する環境であっても、通信装置と専用端末装置との通信を行うことができる。
更に、上記目的を達成するために、請求項8に記載の通信制御プログラムは、コンピュータを、請求項1~7のいずれか1項に記載の注文管理システムにおける通信装置が備える各部として機能させる。
この発明によれば、本発明に係る注文管理システムが備える通信装置と同様に作用するため、アドレス割当要求を再度行うことなく、無線通信を行うことができる。
本発明によれば、店舗の来店客が所有する携帯端末装置の移動により通信先の通信装置が切り替わった場合に、アドレス割当要求を再度行うことなく、無線通信を行うことができる。
第1の実施形態に係る注文管理システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る通信装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係るIPアドレステーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るコントローラの要部構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る注文管理システムにおけるDHCPリレー動作の説明に供する図である。 実施形態に係る注文管理システムにおけるDHCPリレー動作の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る注文管理システムにおけるNATによる送受信先変換動作の説明に供する図である。 実施形態に係る注文管理システムにおいて個人端末が移動する様子の一例を示す図である。 実施形態に係る注文管理システムにおけるアドレス更新動作の説明に供する図である。 実施形態に係るARPテーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る注文管理システムにおけるアドレス更新動作の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係るDHCP処理プログラムによる起動処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信制御プログラムによる起動処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信制御プログラムによる応答処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るコントローラの要部構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る注文管理システムの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る注文管理システム90の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る注文管理システム90は、店舗(図示省略)内に構築されており、コントローラ10と、通信装置20A、20Bと、会計装置50と、中継装置60と、を備えている。
なお、本実施形態では、2台の通信装置20A、20Bを例示して説明するが、通信装置は3台以上であってもよい。また、通信装置20A、20Bを区別して説明する必要がない場合には、通信装置20A、20Bを総称して通信装置20ともいう。
本実施形態に係るコントローラ10は、注文管理システム90の全体を管理するサーバ機能を備えている。コントローラ10は、通信装置20、会計装置50、及び中継装置60の各々と有線ネットワークN2を介して通信可能とされている。なお、有線ネットワークN2には、一例として、店舗内に有線で構築されたLAN(Local Area Network)等が適用される。また、コントローラ10は、無線ネットワークN1のアクセスポイントとしての無線通信機能も備えている。
本実施形態に係る通信装置20は、接客担当者が業務に使用するハンディターミナル等の業務端末40及び来店客が個人的に所有するスマートフォン等の個人端末42の各々と無線ネットワークN1を介して通信可能とされている。なお、業務端末40は専用端末装置の一例であり、個人端末42は携帯端末装置の一例である。また、無線ネットワークN1には、一例として、店舗内に無線で構築されたLAN等が適用される。より具体的には、無線ネットワークN1として、無線LANの規格の一例であるWi-Fi(登録商標)等が適用される。すなわち、通信装置20は、無線ネットワークN1のアクセスポイントとしての無線通信機能を備えている。
本実施形態に係る会計装置50は、有線ネットワークN2に接続されており、一例として、POS(Point Of Sales)レジスタ等が適用される。
本実施形態に係る中継装置60は、有線ネットワークN2と外部ネットワークN3とを接続するための装置であり、一例として、ルータ等が適用される。なお、外部ネットワークN3には、一例として、インターネットやWAN(Wide Area Network)等が適用される。
例えば、通信装置20は、業務端末40又は個人端末42から無線ネットワークN1を介して受け付けた、来店客の注文を示す注文データをコントローラ10に送信する。コントローラ10では、受信した注文データを来店客毎に記憶して管理する。コントローラ10は、受信した注文データに基づいて、伝票を印刷するための伝票データを生成し、生成した伝票データをプリンタ(図示省略)に送信して伝票を出力させる。また、会計装置50では、上記プリンタにより印刷された伝票に基づいて、来店客毎に会計処理を行い、会計処理の完了を示す情報を、コントローラ10に送信する。
図2は、第1の実施形態に係る通信装置20の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る通信装置20は、制御部21と、記憶部22と、有線通信部23と、無線通信部24と、操作部25と、を備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)21A、ROM(Read Only Memory)21B、RAM(Random Access Memory)21C、及び入出力インターフェース(I/O)21Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O21Dには、記憶部22と、有線通信部23と、無線通信部24と、操作部25と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O21Dを介して、CPU21Aと相互に通信可能とされる。
制御部21は、通信装置20の一部の動作を制御するサブ制御部として構成されてもよいし、通信装置20の全体の動作を制御するメイン制御部の一部として構成されてもよい。制御部21の各ブロックの一部又は全部には、例えば、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路又はIC(Integrated Circuit)チップセットが用いられる。上記各ブロックに個別の回路を用いてもよいし、一部又は全部を集積した回路を用いてもよい。上記各ブロック同士が一体として設けられてもよいし、一部のブロックが別に設けられてもよい。また、上記各ブロックのそれぞれにおいて、その一部が別に設けられてもよい。制御部21の集積化には、LSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサを用いてもよい。
記憶部22としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部22には、本実施形態に係る通信制御プログラム22Aが記憶される。なお、この通信制御プログラム22Aは、ROM21B又はRAM21Cに記憶されていてもよい。また、記憶部22には、論理アドレスの一例であるIP(Internet Protocol)アドレスを管理するためのIPアドレステーブル22B、及び、物理アドレスの一例であるMAC(Media Access Control)アドレス22Cが記憶される。なお、これらのIPアドレステーブル22B及びMACアドレス22Cは、ROM21B又はRAM21Cに記憶されていてもよい。
通信制御プログラム22Aは、例えば、通信装置20に予めインストールされていてもよい。通信制御プログラム22Aは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して配布して、通信装置20に適宜インストールすることで実現してもよい。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
有線通信部23は、有線ネットワークN2を介してコントローラ10及び中継装置60と通信する。また、無線通信部24は、無線ネットワークN1を介して業務端末40及び個人端末42の各々と無線通信する。
操作部25には、無線通信及び有線通信の各々に関する操作入力を行うための各種の操作キー群が設けられている。
本実施形態に係る通信装置20では、個人端末42の移動に応じて個人端末42の通信先となる通信装置20が切り替わった場合に、アドレス割当要求を再度行うことなく、無線通信を行えるように構成されている。
このため、本実施形態に係る通信装置20のCPU21Aは、記憶部22に記憶されている通信制御プログラム22AをRAM21Cに書き込んで実行することにより、図3に示す各部として機能する。
図3は、第1の実施形態に係る通信装置20の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る通信装置20のCPU21Aは、詳細を後述する割当部30、設定部32、更新部34、及び送受信部36として機能する。
図4は、本実施形態に係るIPアドレステーブル22Bの一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態に係るIPアドレステーブル22Bには、通信装置20に関するSAD(Station Address)、有線IPアドレス、個別IPアドレス、及び共通IPアドレスが対応付けられて登録されている。
なお、SADとは、個々の通信装置20を識別するためのID(Identification)を示すパラメータである。有線IPアドレスとは、有線ネットワークN2において個々の通信装置20で個別となる有線通信用のIPアドレスである。個別IPアドレスとは、無線ネットワークN1において個々の通信装置20で個別となる無線通信用のIPアドレスである。共通IPアドレスとは、無線ネットワークN1において個々の通信装置20で共通となる無線通信用のIPアドレスである。
図5は、第1の実施形態に係るコントローラ10の要部構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係るコントローラ10は、制御部12と、記憶部14と、を備えている。
本実施形態に係る制御部12は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)処理部12Aとして機能する。このDHCP処理部12Aは、例えば、予め記憶部14に格納されているDHCP処理プログラム(図示省略)を実行することにより実現される。ここでいうDHCPとは、ネットワークにおいてIPアドレスを動的に割り当てるためのプロトコルを意味する。なお、DHCP処理部12Aは、個々の通信装置20に予め割り当てられているSADを用いて、処理の対象とする通信装置20の有線IPアドレス、個別IPアドレス、及び共通IPアドレスを取得し、取得した各IPアドレスを対応付けて記憶部14に格納する。また、本実施形態に係る記憶部14には、DHCP処理部12Aによって個人端末42に割り当てるための複数の端末用IPアドレスからなる端末用無線IPアドレス群14Aが格納されている。
次に、図3~図5を参照して、本実施形態に係る通信装置20が備える各部について説明する。
本実施形態に係る割当部30は、個人端末42からアドレス割当要求の一例であるDHCP要求を受け付けた場合に、このDHCP要求を、一例として図4に示すIPアドレステーブル22Bに登録されている個別IPアドレスを送信元アドレスとして、有線ネットワークN2を介してコントローラ10に送信する。DHCP要求を受信したコントローラ10は、図5に示す端末用無線IPアドレス群14Aの中から抽出した1つの端末用IPアドレスを、上記個別IPアドレスに対応付けられた有線IPアドレスを送信先アドレスとして、有線ネットワークN2を介してDHCP要求の送信元の通信装置20に送信する。そして、割当部30は、コントローラ10から有線ネットワークN2を介して送信された端末用IPアドレスを受信し、受信した端末用IPアドレスを、個人端末42に送信して割り当てる。すなわち、通信装置20は、個人端末42とコントローラ10との間でDHCP要求及び端末用IPアドレスの各々をリレーする。以下、この通信装置20によるリレー動作を、DHCPリレー動作という。
本実施形態に係る設定部32は、割当部30により端末用IPアドレスが割り当てられた個人端末42に対して、一例として図4に示すIPアドレステーブル22Bに登録されている共通IPアドレスを、個人端末42のデフォルトゲートウェイのIPアドレスとして設定し、自装置に予め割り当てられているMACアドレス22Cを、個人端末42のデフォルトゲートウェイのMACアドレスとして設定する。本実施形態では、個人端末42へ後述するARP(Address Resolution Protocol)を送信することでアドレスの設定を行う。
本実施形態に係る更新部34は、個人端末42の移動に応じて個人端末42の通信先が他の通信装置20から自装置に切り替わったことを検知した場合に、個人端末42に対して、個人端末42のデフォルトゲートウェイのMACアドレスとして設定されている、他の通信装置20のMACアドレスを、自装置に予め割り当てられているMACアドレス22Cに更新する。
本実施形態に係る送受信部36は、端末用IPアドレスが送信元アドレスとして指定された個人端末42からデータを受信した場合に、端末用IPアドレスに代えて、自装置の有線IPアドレスを送信元アドレスとして、当該データを、有線ネットワークN2を介して中継装置60に送信する。一方、送受信部36は、自装置の有線IPアドレスが送信先アドレスとして指定された中継装置60からデータを受信した場合に、自装置の有線IPアドレスに代えて、個人端末42の端末用IPアドレスを送信先アドレスとして、当該データを、無線ネットワークN1を介して個人端末42に送信する。
次に、図6及び図7を参照して、注文管理システム90におけるDHCPリレー動作について具体的に説明する。
図6は、本実施形態に係る注文管理システム90におけるDHCPリレー動作の説明に供する図である。
図6に示す例では、個人端末42から通信装置20AにDHCP要求が送信される場合について説明する。
図6に示すコントローラ10には、一例として、有線IPアドレス「192.168.0.30」が割り当てられている。また、記憶部14には、端末用無線IPアドレス群14Aの一例として、「10.0.1.100~10.0.1.200」が格納されている。本実施形態では、図7を参照して後述するように、個人端末42に、端末用無線IPアドレス群14Aから抽出された端末用IPアドレスが割り当てられる。このため、記憶部14には、個人端末42に関するアドレス情報14Bも格納される。アドレス情報14Bには、一例として、個人端末42に割り当てられた端末用IPアドレス「10.0.1.100」、及び個人端末42のMACアドレス「01:23:45:67:89:01」が含まれる。
また、通信装置20Aには、一例として、SAD「3」、有線IPアドレス「192.168.0.40」、個別IPアドレス「10.0.1.3」、及び共通IPアドレス「10.0.1.1」が割り当てられている。通信装置20Bには、一例として、SAD「4」、有線IPアドレス「192.168.0.41」、個別IPアドレス「10.0.1.4」、及び共通IPアドレス「10.0.1.1」が割り当てられている。なお、ここでの図示は省略するが、通信装置20Aには、MACアドレスの一例として、「01:23:45:67:89:13」が予め設定され、通信装置20Bには、MACアドレスの一例として、「01:23:45:67:89:14」が予め設定されている。
図7は、本実施形態に係る注文管理システム90におけるDHCPリレー動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、通信装置20Aと個人端末(携帯端末装置)42との間で無線LANによる接続動作を行う。本実施形態では、通信装置20Aと個人端末42との間でアクティブスキャン方式により無線LAN接続を行う場合について説明するが、パッシブスキャン方式により無線LAN接続を行ってもよい。一般的に、パッシブスキャン方式では、アクセスポイントからブロードキャストされるビーコンフレームを受信してESSID(Extended Service Set ID)の確認をし合い、Authentication(認証)のフェーズに移行する。これに対して、アクティブスキャン方式では、アクセスポイントから一定時間ビーコンフレームを受信できなかった場合に、端末側が接続を行いたいESSIDを含むProbe Request(プローブ要求)を送信し、アクセスポイントからその応答が得られれば、Authenticationのフェーズに移行する。
図7のステップS1では、個人端末42が、自端末に設定されているESSIDを含むProbe Requestを、無線ネットワークN1を介してブロードキャスト送信する。このProbe Requestは、端末側に設定されているESSIDが通信装置側に設定されているか否かを問い合わせるためのコマンドである。
ステップS2では、上記ブロードキャスト送信を受け付けた通信装置20Aが、自装置に同一のESSIDが設定されていると判定した場合に、上記Probe Requestに対して、同一のESSIDが設定されていることを示すProbe Response(プローブ応答)を、無線ネットワークN1を介して個人端末42に送信する。
ステップS3及びステップS4では、個人端末42と通信装置20Aとの間で、所定のパスワードによる認証を行うためのAuthenticationを、無線ネットワークN1を介して相互に送信する。
ステップS5~ステップS8では、個人端末42と通信装置20Aとの間で、所定の秘密鍵の交換を行うためのKey Message1-4(4-way handshake)を、無線ネットワークN1を介して相互に送信する。また、この相互送信において、個人端末42は自身のMACアドレスを含ませて送信し、通信装置20Aは個人端末42のMACアドレスを受信する。以上の処理により、個人端末42と通信装置20Aとの間が無線LANにより接続される。そして、通信装置20Aは、受信した個人端末42のMACアドレスにより、当該個人端末42の通信先が、別の通信装置から、自装置に切り替わったことを検知する。
なお、この秘密鍵の交換は、高速ローミング(802.11r)等の、鍵交換を簡素化した手順により行ってもよい。
次に、個人端末42のDHCPによるIPアドレス取得動作を行う。
本実施形態では、DHCPリレー動作を行うために、無線LAN側のIPアドレスとして、個別IPアドレスが予め割り当てられている。通信装置20Aは、個人端末42から送信されたDHCP要求をコントローラ10にリレーする際に、個別IPアドレス「10.0.1.3」を送信元アドレスとして指定して、有線ネットワークN2を介してコントローラ10に送信する。これにより、コントローラ10では、DHCP要求が無線LANのIPアドレスを有する装置から送信されたと認識する。
コントローラ10は、通信装置20Aから受信したDHCP要求に対して、図6に示す端末用無線IPアドレス群14Aから抽出した端末用IPアドレス「10.0.1.100」を含むDHCP応答を、個別IPアドレス「10.0.1.3」に対応付けられている有線IPアドレス「192.168.0.40」を送信先アドレスとして指定して、有線ネットワークN2を介して通信装置20Aに送信する。つまり、コントローラ10では、個別IPアドレス「10.0.1.3」を有する装置からのDHCP要求に対するDHCP応答は、有線IPアドレス「192.168.0.40」を有する装置宛てに送信するように予め設定されている。
上記DHCPによるIPアドレス取得動作のシーケンスは次の通りである。
図7のステップS9では、個人端末42が、DHCPサーバ(ここではコントローラ10)を探索するためのコマンドであるDHCP Discoverを、無線ネットワークN1を介して通信装置20Aに送信する。
ステップS10では、通信装置20Aが、上記DHCP Discoverを、個別IPアドレス「10.0.1.3」を指定して、有線ネットワークN2を介して送信する。
ステップS11では、コントローラ10が、受信した上記DHCP Discoverに対して、自身の有線IPアドレス「192.168.0.30」を含むDHCP Offerを、個別IPアドレス「10.0.1.3」に対応付けられた有線IPアドレス「192.168.0.40」を送信先アドレスとして指定して、有線ネットワークN2を介して通信装置20Aに送信する。
ステップS12では、通信装置20Aが、上記有線IPアドレス「192.168.0.30」を含むDHCP Offerを、無線ネットワークN1を介して個人端末42に送信する。
ステップS13では、個人端末42が、自端末へのIPアドレスの割り当てを要求するコマンドであるDHCP Request(DHCP要求)を、無線ネットワークN1を介して通信装置20Aに送信する。
ステップS14では、通信装置20Aが、上記DHCP Requestを、個別IPアドレス「10.0.1.3」を送信元アドレスとして指定して、有線ネットワークN2を介してコントローラ10に送信する。
ステップS15では、コントローラ10が、上記DHCP Requestに対して、図6に示す端末用無線IPアドレス群14Aから抽出した端末用IPアドレス「10.0.1.100」を含むDHCP Ack(DHCP応答)を、個別IPアドレス「10.0.1.3」に対応付けられている有線IPアドレス「192.168.0.40」を送信先アドレスとして指定して、有線ネットワークN2を介して通信装置20Aに送信する。
ステップS16では、通信装置20Aが、上記端末用IPアドレス「10.0.1.100」を含むDHCP Ackを、無線ネットワークN1を介して個人端末42に送信する。これにより、個人端末42には、端末用IPアドレス「10.0.1.100」が割り当てられる。また、このとき、デフォルトゲートウェイのアドレスとして、共通IPアドレス「10.0.1.1」も送信される。これにより個人端末42は、共通IPアドレス「10.0.1.1」を宛先として通信ができるようになる。
なお、個人端末42が無線ネットワークN1を介して直接コントローラ10と通信してDHCP要求を行ってもよい。この場合、有線ネットワークN2を介したDHCPリレー動作は行われず、個人端末42とコントローラ10との間で直接DHCP要求及び端末用IPアドレスの送受信が行われる。
次に、ARPを用いてデフォルトゲートウェイのMACアドレス取得動作を行う。このARPとは、IPアドレスから対応するMACアドレスを動的に取得するためのプロトコルである。
図7のステップS17では、個人端末42が、通信装置20Aの共通IPアドレス「10.0.1.1」を含むARP Request(ARP要求)を、無線ネットワークN1を介して通信装置20Aに送信する。
ステップS18では、通信装置20Aが、上記共通IPアドレス「10.0.1.1」を含むARP Requestに対して、自装置の共通IPアドレス「10.0.1.1」を送信元アドレスとして、MACアドレス「01:23:45:67:89:13」を含むARP Replyを、無線ネットワークN1を介して個人端末42に送信する。これにより、個人端末42には、自端末のデフォルトゲートウェイのIPアドレスとして、通信装置20Aの共通IPアドレス「10.0.1.1」が設定され、デフォルトゲートウェイのMACアドレスとして、通信装置20AのMACアドレス「01:23:45:67:89:13」が各々設定される。
次に、ステップS19~ステップS22で行われる、NAT(Network Address Translation)による送受信先変換動作について図8も参照して説明する。このNATとは、IPアドレスの変換を行う技術である。なお、図8は、本実施形態に係る注文管理システム90におけるNATによる送受信先変換動作の説明に供する図である。
ステップS19では、個人端末42が、送信対象のデータを、図8に示すように、DHCPにより取得した端末用IPアドレス「10.0.1.100」を送信元アドレス(Src)として、無線ネットワークN1を介して通信装置20Aに送信する。
ステップS20では、通信装置20Aが、上記ステップS19で受信したデータを、図8に示すように、端末用IPアドレス「10.0.1.100」に代えて、自装置の有線IPアドレス「192.168.0.40」を送信元アドレスとして、有線ネットワークN2を介して中継装置60に送信する。中継装置60は、通信装置20Aから受信したデータを、外部ネットワークN3を介して外部機器(図示省略)に送信する。
一方、ステップS21では、中継装置60が、外部ネットワークN3を介して外部機器から受信したデータを、図8に示すように、通信装置20Aの有線IPアドレス「192.168.0.40」を送信先アドレス(Dst)として、有線ネットワークN2を介して通信装置20Aに送信する。
ステップS22では、通信装置20Aが、上記ステップS21で受信したデータを、図8に示すように、有線IPアドレス「192.168.0.40」に代えて、個人端末の端末用IPアドレス「10.0.1.100」を送信先アドレスとして、無線ネットワークN1を介して個人端末42に送信する。
次に、図9~図12を参照して、注文管理システム90における個人端末42の移動に伴うアドレス更新動作について具体的に説明する。
図9は、本実施形態に係る注文管理システム90において個人端末42が移動する様子の一例を示す図である。
図9に示すように、個人端末42の移動により、個人端末42の通信先が通信装置20Aから通信装置20Bに切り替わる場合がある。
図10は、本実施形態に係る注文管理システム90におけるアドレス更新動作の説明に供する図である。
図10に示す例では、図9に示したように、個人端末42の通信先が通信装置20Aから通信装置20Bに切り替えられた場合について説明する。
上述の図7を参照して説明したように、移動前の個人端末42には、DHCPにより端末用IPアドレス「10.0.1.100」が割り当てられている。また、移動前の個人端末42には、自端末のデフォルトゲートウェイのIPアドレスとして、通信装置20Aの共通IPアドレス「10.0.1.1」が設定され、デフォルトゲートウェイのMACアドレスとして、通信装置20AのMACアドレス「01:23:45:67:89:13」が各々設定されている。
本実施形態に係る通信装置20Bは、個人端末42の移動に応じて個人端末42の通信先が通信装置20Aから自装置に切り替わったことを検知した場合に、個人端末42に対して、デフォルトゲートウェイのMACアドレスとして設定されている、通信装置20AのMACアドレス「01:23:45:67:89:13」を、自装置に予め割り当てられているMACアドレス「01:23:45:67:89:14」に更新する。このアドレス更新動作は、一例として、上述のARPを用いて、図11に示すARPテーブル42Aを更新することで行われる。
図11は、本実施形態に係るARPテーブル42Aの一例を示す図である。
図11に示すように、個人端末42は、ARPテーブル42Aを記憶している。
本実施形態に係るARPテーブル42Aには、上から優先順位の高い順に、個人端末42のデフォルトゲートウェイのIPアドレスとMACアドレスとが対応付けられて登録されている。なお、図11の上図はアドレス更新前の状態を示し、図11の下図はアドレス更新後の状態を示している。
図12は、本実施形態に係る注文管理システム90におけるアドレス更新動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、ステップS31~ステップS38では、無線LANによる接続動作を行う。なお、これらのステップS31~ステップS38は、図7に示すステップS1~ステップS8と同様であるため、ここでの繰り返しの説明は省略する。
次に、ARPを用いてデフォルトゲートウェイのMACアドレス更新動作を行う。
ステップS39では、通信装置20Bが、自装置の共通IPアドレス「10.0.1.1」を送信元アドレスとして、MACアドレス「01:23:45:67:89:14」を含むARP Requestを、無線ネットワークN1を介して個人端末42に送信する。個人端末42では、上記ARP Requestに応じて、図11に示すように、ARPテーブル42Aを更新する。
すなわち、通信先が通信装置20Aから通信装置20Bに切り替えられた直後の個人端末42では、自端末のデフォルトゲートウェイのIPアドレスは共通IPアドレスであるため問題ないが、MACアドレスは切り替え前の通信装置20AのMACアドレスのままである。このため、従来、安定した無線通信を行うために、切り替え後の通信装置20Bとの間でDHCP要求及びARP要求を再度実行し、ARPテーブル42AのMACアドレスを、通信装置20BのMACアドレスに更新する必要があった。これに対して、本実施形態によれば、個人端末42の通信先が通信装置20Bに切り替わったことを検知した場合に、通信装置20Bから自動的にARP要求が実行され、このARP要求によって個人端末42のARPテーブル42AのMACアドレスが強制的に更新される。これにより、DHCP要求を再度行うことなく、迅速に無線通信を行うことができる。
次に、ステップS40~ステップS43では、NATによる送受信先変換動作を行う。なお、これらのステップS40~ステップS43は、図7に示すステップS19~ステップS22と同様であるため、ここでの繰り返しの説明は省略する。なお、本実施形態では、通信装置が個人端末の通信先の切り替えを検知したときに、通信装置から個人端末に上述のARP要求が送信される。しかし、例えば、同時期に通信先が切り替わった個人端末が多数存在する場合には、ユニキャストでARP要求を送信するよりは、ブロードキャストで送信した方が効率的である。このため、同時期に通信先が切り替わった個人端末が多数存在する場合には、ユニキャストでARP要求を送信するのではなく、ブロードキャストでARP要求を送信することで、通信の効率化を図るようにしてもよい。
次に、図13を参照して、第1の実施形態に係る起動時におけるコントローラ10の作用を説明する。なお、図13は、第1の実施形態に係るDHCP処理プログラムによる起動処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、作業担当者の操作によりコントローラ10の電源がオンされると、DHCP処理プログラムが起動され、以下の各ステップを実行する。
図13のステップ100では、DHCP処理部12Aが、DHCP処理に必要なパラメータであるIPアドレスの範囲を読み込む。
ステップ102では、DHCP処理部12Aが、上記ステップ100で読み込んだIPアドレスの範囲に基づいて、複数の通信装置20に対して、有線LAN及び無線LANの各々のIPアドレスを設定し、有線LAN及び無線LANの各々を有効化する。
ステップ104では、DHCP処理部12Aが、複数の通信装置20の各々に予め設定されているSADを用いて、複数の通信装置20の各々についてのIPアドレスを取得し、ルーティングの初期設定を行う。一例として、上述の図7では、個別IPアドレス「10.0.1.3」を有する通信装置20Aが個人端末42からのDHCP要求をコントローラ10に中継する。つまり、コントローラ10側では、受信したDHCP要求がどの通信装置20からの送信であるかを識別するために、送信元のIPアドレスとして、個別IPアドレス「10.0.1.3」を用いている。しかし、コントローラ10では、個別IPアドレス「10.0.1.3」のルーティングが初期設定として存在しない。このため、通信装置20Aが個人端末42からのDHCP要求を中継したとしても、コントローラ10からのDHCP応答が届かず、DHCP処理を進めることができない。そこで、本実施形態では、通信装置20の個別IPアドレス宛てに、ルーティングを個別に設定する。一例として、通信装置20Aの個別IPアドレス「10.0.1.3」宛てのパケットは、有線IPアドレス「192.168.0.40」宛てに送信するように設定される。
ステップ106では、DHCP処理部12Aが、「iptables」を用いてパケットフィルタ機能及びNAT機能等を設定する。この「iptables」とは、パケットフィルタリング及びNAT機能を実現するNetfilter(複数のNetfilterモジュールとして実装されている。)の設定を行うためのコマンドである。これにより、有線LAN側から送られてくる、個人端末42を除く端末装置からのDHCP要求をフィルタリングして受け付けないようにする。但し、通信装置20によるDHCPリレー動作では、ユニキャストでのパケット送信となるため、DHCP要求がフィルタリングされることはない。また、無線LANから転送されるパケットをNAT変換して有線LAN側と送受信できるようにする。また、同時に不要な有線機器への接続を遮断するようにパケットフィルタを行う。このパケットフィルタは、例えば、有線機器への接続を行うか否かを個別に設定することで実行される。なお、DHCP処理部12Aによるフィルタ機能は、DHCP要求の受け付けを禁止する禁止部の一例である。
ステップ108では、DHCP処理部12Aが、無線LANアクセスポイント機能を有効化する。これにより、無線LAN接続機能を有する端末との無線LANによる接続が可能となる。
ステップ110では、DHCP処理部12Aが、DHCPサーバ機能を起動させ、起動処理を完了させる。これにより、コントローラ10は、個人端末42から直接あるいは通信装置20を介して送信されてくる要求を待つ待機状態となる。
次に、図14を参照して、第1の実施形態に係る起動時における通信装置20の作用を説明する。なお、図14は、第1の実施形態に係る通信制御プログラム22Aによる起動処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、上記のコントローラ10の場合と同様に、作業担当者の操作により通信装置20の電源がオンされると、通信制御プログラム22Aが起動され、以下の各ステップを実行する。なお、通信装置20の起動処理は、CPU21Aの一機能により実行される。
図14のステップ120では、CPU21Aが、有線ネットワークN2を介してコントローラ10に接続し、自装置に割り当てられている有線IPアドレス、個別IPアドレス、共通IPアドレス、及びコントローラ10の有線IPアドレスを取得する。
ステップ122では、CPU21Aが、コントローラ10との接続が完了すると、無線LAN側の個別IPアドレス及び共通IPアドレスを設定し、無線LANを有効化する。
ステップ124では、CPU21Aが、上記のコントローラ10の場合と同様に、「iptables」を用いてパケットフィルタ機能及びNAT機能等を設定する。
ステップ126では、CPU21Aが、無線LANアクセスポイント機能を有効化する。これにより、無線LAN接続機能を有する端末との無線LANによる接続が可能となる。
ステップ128では、CPU21Aが、DHCPリレー機能を起動させ、起動処理を完了させる。これにより、通信装置20は、個人端末42から送信されてくる要求を待つ待機状態となる。
次に、図15を参照して、第1の実施形態に係る応答時における通信装置20の作用を説明する。なお、図15は、第1の実施形態に係る通信制御プログラム22Aによる応答処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図15のステップ130では、CPU21Aが、個人端末42から、無線LAN接続要求を受信したか否かを判定する。無線LAN接続要求を受信したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ132に移行し、無線LAN接続要求ではない、つまり、DHCP要求を受信したと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ136に移行する。
ステップ132では、CPU21Aが、上述の図12を参照して説明したステップS31~ステップS38までの動作を実行する。
ステップ134では、CPU21Aが、上述の図12を参照して説明したステップS39の動作を実行し、ステップ130に戻り待機となる。つまり、このステップ134では、通信装置20から自動的にARP要求が実行され、このARP要求によって個人端末42のARPテーブル42AのMACアドレスが強制的に更新される。これにより、DHCP要求を再度行うことなく、迅速に無線通信を行うことができる。
一方、ステップ136では、CPU21Aが、上述の図7を参照して説明したステップS1~ステップS18までの動作を実行し、ステップ130に戻り待機となる。つまり、ステップ136では、個人端末42には、DHCPにより、端末用IPアドレスが割り当てられる。また、個人端末42には、ARPにより、自端末のデフォルトゲートウェイのIPアドレスとして、通信装置20の共通IPアドレスが設定され、デフォルトゲートウェイのMACアドレスとして、通信装置20のMACアドレスが各々設定される。
このように本実施形態によれば、個人端末の移動により通信装置が切り替わった場合に、アドレス割当要求を再度行うことなく、無線通信を行うことができる。
また、コントローラに無線LAN側のIPアドレスを予め格納しておくことで、無線接続された端末に対して、動的にIPアドレスを割り当てることが可能となる。
[第2の実施形態]
図16は、第2の実施形態に係るコントローラ11の要部構成の一例を示すブロック図である。
図16に示すように、本実施形態に係るコントローラ11は、制御部12及び記憶部14を備えている。
本実施形態に係る制御部12は、無線LAN用のIPアドレス及び有線LAN用のIPアドレスを各々割り当てるDHCP処理部12Bとして機能する。このDHCP処理部12Bは、例えば、記憶部14に予め格納されているDHCP処理プログラム(図示省略)を実行することにより実現される。DHCP処理部12Bは、割当部の一例である。また、本実施形態に係る記憶部14には、端末用無線IPアドレス群14Aに加え、更に、端末用有線IPアドレス群14Cが格納されている。
図17は、第2の実施形態に係る注文管理システム92の構成の一例を示す図である。
図17に示すように、コントローラ11の記憶部14には、端末用有線IPアドレス群14Cの一例として、「192.168.0.100~192.168.0.200」が予め格納されている。
本実施形態では、有線ネットワークN2に接続された端末装置70からのDHCP要求をフィルタリングせずに、端末装置70に対して有線LAN用の端末用IPアドレスが割り当てられる。つまり、本実施形態に係るDHCP処理部12Bは、有線ネットワークN2を介して端末装置70から受信したDHCP要求に対して、記憶部14に格納されている端末用有線IPアドレス群14Cの中から端末用IPアドレスを抽出し、抽出した端末用IPアドレスを端末装置70に割り当てる。
本実施形態では、上記のように、端末装置70に端末用IPアドレスが割り当てられるため、記憶部14には、端末装置70に関するアドレス情報14Dも格納される。アドレス情報14Dには、一例として、端末装置70に割り当てられた端末用IPアドレス「192.168.0.100」、及び端末装置70のMACアドレス「01:23:45:67:89:02」が含まれる。
このように本実施形態によれば、コントローラに、無線LAN側のIPアドレス群及び有線LAN側のIPアドレス群を予め格納しておくことで、1つのコントローラにより、有線接続された端末及び無線接続された端末の各々に対して、動的にIPアドレスを割り当てることが可能となる。
以上、実施形態として注文管理システムを例示して説明した。実施形態は、注文管理システムが備える各部の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムの形態としてもよい。実施形態は、このプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体の形態としてもよい。
その他、上記実施形態で説明した注文管理システムの構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。実施形態は、例えば、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって実現してもよい。
10、11 コントローラ
12 制御部
12A、12BDHCP処理部
14 記憶部
14A 端末用無線IPアドレス群
14B アドレス情報
14C 端末用有線IPアドレス群
14D アドレス情報
20、20A、20B 通信装置
21 制御部
21A CPU
21B ROM
21C RAM
21D I/O
22 記憶部
22A 通信制御プログラム
22B IPアドレステーブル
22C MACアドレス
23 有線通信部
24 無線通信部
25 操作部
30 割当部
32 設定部
34 更新部
36 送受信部
40 業務端末(専用端末装置)
42 個人端末(携帯端末装置)
42A ARPテーブル
50 会計装置
60 中継装置
70 端末装置
90、92 注文管理システム

Claims (8)

  1. 店舗の来店客が所有する携帯端末装置との間で無線ネットワークを介して通信する複数の通信装置を含み、
    前記複数の通信装置の各々は、
    前記携帯端末装置に対して、前記無線ネットワークにおいて共通となる共通論理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの論理アドレスとして設定し、自装置に予め割り当てられている物理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定する設定部と、
    前記携帯端末装置の移動に応じて前記携帯端末装置の通信先が他の前記通信装置から自装置に切り替わったことを検知した場合に、前記携帯端末装置に対して、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定されている、前記他の通信装置の物理アドレスを、自装置に予め割り当てられている物理アドレスに更新する更新部と、
    を有し、
    前記複数の通信装置の各々と有線ネットワークを介して通信し、かつ、前記複数の通信装置の各々に割り当てられた有線論理アドレス及び前記携帯端末装置に割り当てるための端末用論理アドレスを記憶した記憶部を有するコントローラを更に含み、
    前記複数の通信装置の各々は、
    前記携帯端末装置からアドレス割当要求を受け付けた場合に、前記アドレス割当要求を、前記無線ネットワークにおいて個別となる個別論理アドレスを送信元アドレスとして、自装置から有線ネットワークを介して前記コントローラに送信し、
    前記コントローラから前記個別論理アドレスに対応付けられた有線論理アドレスを送信先アドレスとして前記有線ネットワークを介して受信した端末用論理アドレスを、前記携帯端末装置に送信して割り当てる割当部
    を更に有する注文管理システム。
  2. 前記有線ネットワークと外部ネットワークとを中継する中継装置を更に含み、
    前記複数の通信装置の各々は、
    前記端末用論理アドレスが送信元アドレスとして指定された前記携帯端末装置からデータを受信した場合に、前記端末用論理アドレスに代えて、自装置の有線論理アドレスを送信元アドレスとして、前記データを、自装置から前記有線ネットワークを介して前記中継装置に送信する送受信部
    を更に有する請求項に記載の注文管理システム。
  3. 前記有線ネットワークと外部ネットワークとを中継する中継装置を更に含み、
    前記複数の通信装置の各々は、
    自装置の有線論理アドレスが送信先アドレスとして指定された前記中継装置からデータを受信した場合に、自装置の有線論理アドレスに代えて、前記携帯端末装置の端末用論理アドレスを送信先アドレスとして、前記データを、自装置から前記無線ネットワークを介して前記携帯端末装置に送信する送受信部
    を更に有する請求項に記載の注文管理システム。
  4. 前記コントローラは、
    前記有線ネットワークを介して前記携帯端末装置を除く端末装置から受信したアドレス割当要求の受け付けを禁止する禁止部
    を更に有する請求項のいずれか1項に記載の注文管理システム。
  5. 前記コントローラの前記記憶部は、前記有線ネットワークを介して通信可能な前記携帯端末装置を除く端末装置に割り当てるための端末用論理アドレスを更に記憶しており、
    前記コントローラは、
    前記有線ネットワークを介して前記端末装置から受信したアドレス割当要求に対して、前記有線ネットワークの端末用論理アドレスを割り当てる割当部
    を更に有する請求項のいずれか1項に記載の注文管理システム。
  6. 前記複数の通信装置の各々は、前記店舗の注文の入力に用いられ、かつ、予め一意に定められた端末用論理アドレスが割り当てられている専用端末装置と前記無線ネットワークを介して更に通信する請求項1~のいずれか1項に記載の注文管理システム。
  7. 店舗の来店客が所有する携帯端末装置との間で無線ネットワークを介して通信する複数の通信装置を含み、
    前記複数の通信装置の各々は、
    前記携帯端末装置に対して、前記無線ネットワークにおいて共通となる共通論理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの論理アドレスとして設定し、自装置に予め割り当てられている物理アドレスを、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定する設定部と、
    前記携帯端末装置の移動に応じて前記携帯端末装置の通信先が他の前記通信装置から自装置に切り替わったことを検知した場合に、前記携帯端末装置に対して、前記携帯端末装置のデフォルトゲートウェイの物理アドレスとして設定されている、前記他の通信装置の物理アドレスを、自装置に予め割り当てられている物理アドレスに更新する更新部と、
    を有し、
    前記複数の通信装置の各々は、前記店舗の注文の入力に用いられ、かつ、予め一意に定められた端末用論理アドレスが割り当てられている専用端末装置と前記無線ネットワークを介して更に通信する注文管理システム。
  8. コンピュータを、請求項1~7のいずれか1項に記載の注文管理システムにおける通信装置が備える各部として機能させるための通信制御プログラム。
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