以下に、本願の実施形態の技術的解決手段について、添付図面を参照して説明する。
まず、当業者がより良く理解できるように、本願のいくつかの用語について説明する。
(1)ユーザ機器(user equipment,UE)とも呼ばれる端末、モバイル局(mobile station,MS)またはモバイル端末(mobile terminal,MT)等は、ユーザに音声接続および/またはデータ接続を提供する装置であり、例えば、無線接続機能を備えたハンドヘルドデバイスまたは無線接続機能を備えた車載装置である。現在、いくつかの端末の例としては、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネット機器(mobile Internet device,MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality,VR)デバイス、拡張現実(augmented reality,AR)デバイス、産業用制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔外科手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、交通安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末等が挙げられる。
(2)無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)は、端末をネットワークに接続するネットワーク部分である。RANノード(または装置)は、無線アクセスネットワークにおけるノード(または装置)であり、基地局と呼ばれてもよい。現在、いくつかのRANノードの例としては、さらなる進化型NodeB(gNB)、送受信ポイント(transmission reception point,TRP)、進化型NodeB(evolved NodeB,eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller,RNC)、NodeB(NodeB,NB)、基地局コントローラ(base station controller,BSC)、ベーストランシーバ基地局(base transceiver station,BTS)、ホームNodeB(home evolved NodeBまたはhome NodeB,HNB等)、ベースバンドユニット(baseband unit,BBU)またはワイヤレスフィディリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)アクセスポイント(access point,AP)等が挙げられる。また、ネットワーク構造において、RANは、集中型ユニット(centralized unit,CU)ノードおよび分散型ユニット(distributed unit,DU)ノードを含んでよい。この構造では、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システムにおけるeNBのプロトコル層が分割されている。いくつかのプロトコル層の機能は、集中方式でCUによって制御され、残りのプロトコル層の一部または全部の機能はDU上に分散される。CUは、集中方式でDUを制御する。
(3)「複数」は、2または2より多いことを意味する。他の数も同様である。「および/または」は、関連付けられたオブジェクト同士を記載するための関連性の関係を説明し、3つの関係が存在してよいことを表わす。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBとの両方が存在する、並びにBのみが存在する3つの場合を表わし得る。通常、文字「/」は、関連するオブジェクト間の「または」関係を示す。
(4)相互作用とは、相互作用する二者が、互いに情報を転送するプロセスのことである。ここで転送される情報は、同一であってもよく、または異なっていてもよい。例えば、相互作用する二者は、基地局1および基地局2である。基地局1は、基地局2からの情報を要求してよく、基地局2は、基地局1によって要求された情報を基地局1に提供する。もちろん、代替的に基地局1および基地局2が互いに情報を要求し合ってよく、ここで要求される情報は、同一であってもよく、または異なっていてもよい。
(5)「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば交換可能に用いられるが、当業者は、これらの意味を理解できるだろう。「情報(information)」、「信号(signal)」、「メッセージ(message)」および「チャネル(channel)」という用語は、時として区別なく用いられることがあり得る。これらの用語間の差異が強調されない場合は、これらの用語によって表される意味は整合していることを特記すべきである。「の(of)」、「対応するまたは関連する(corresponding,relevant)」および「対応(corresponding)」という用語は、時として区別なく用いられることがあり得る。これらの用語間の差異が強調されない場合は、これらの用語によって表される意味は整合していることを特記すべきである。
(6)リソースブロックグループ(Resource Block Group,RBG)とは、少なくとも1つのリソースブロック(Resource Block,RB)の組み合わせである。RBGサイズ(RBG Size)とは、RBGに含まれるRBの数である。RBGサイズセットとは、少なくとも1つのRBGサイズを含むセットである。
(7)帯域幅部分(Bandwidth Part,BPまたはBWP)とは、システム帯域幅の部分である。システム帯域幅は、1または複数の部分に分割される。分割後に得られた各部分は、BPと呼ばれてよい。図1に示される通り、60Mシステム帯域幅が10M、10M、20Mおよび20Mの4つの部分に分割され、BP1、BP2、BP3およびBP4を含む4つのBPが得られてよい。BPサブセットは、BPをさらに分割した後に得られる各部分である。例えば、図1中のBP1がさらに複数の部分に分割され、各部分はBP1のサブセットと呼ばれてよい。
通信技術の開発に伴い、通信システムは、5世代(5G)新無線(New Radio,NR)通信システムへと進化した。しかしながら、システム帯域幅に基づき決定された固定のRBGサイズでは、様々な通信サービスが異なるRBGサイズを必要とする5G NRでの要件を満たすことができない。
本願の実施形態は、RBGサイズを決定するための方法を提供する。この方法では、実際の通信サービス要求に応じて、RBGサイズを柔軟に決定するための方法が提供される。例えば、ネットワークデバイスまたは端末は、1または複数のRBGサイズを含むRBGサイズセットを決定してよく、セット中の実際の通信サービス要求を満たすRBGサイズを決定してよい。これにより、様々なサービスの要求が一定程度満たされ、スケジューリングの柔軟性がより高まる。別の例では、ネットワークデバイスまたは端末は、制御チャネル情報、信号送信特性またはBP情報等に基づき、RBGサイズを決定してよい。システム帯域幅のみに基づき、固定サイズのRBGを決定する場合と比較して、これは、より多くのタイプのRBGサイズを決定でき、より柔軟性が高く、従って5G NRの要件を満たすことができる。
本願の実施形態におけるRBGサイズを決定するための方法および装置は、無線通信ネットワークに適用されてよく、当法および装置について、無線通信ネットワークの中でも、主に5G NRネットワークのシナリオを例に用いて説明している。本願の実施形態の解決手段は、さらに別の無線通信ネットワークに適用されてよいこと、および、対応する名称は、別の無線通信ネットワークにおける対応する機能の名称で置き換えられてもよいことを特記すべきである。
主な適用シナリオでは、ユーザにより良くサービングすべく、既存のマルチポイント協調伝送(Coordinated Multiple Points Transmission,CoMP)に基づき、送信信頼性を改善するためのダイバーシティ技術およびデータ送信速度を改善するためのマルチストリーム技術等の様々な技術を含む多入力多出力(multiple input multiple output,MIMO)技術がCoMPと組み合わされて、分散マルチアンテナシステムを形成する。以下に、本願の実施形態について、主にシングルセル送信を例として用いて説明する。シングルセル送信では、1つのセルのみまたは1つの送信ポイントのみが、1つのスケジューリング時間においてデータを端末に送信する。図2は、マルチアンテナサイト協調送信またはシングルセル送信のシナリオの概略図である。
本願の実施形態のRBGサイズを決定するための方法および装置は、同種ネットワークおよび異種ネットワークの両方のシナリオに適用可能であること、周波数分割複信(frequency division duplex,FDD)システム、時分割複信(time division duplex,TDD)システム、および柔軟な二重システムのすべてに適用可能であること、並びに、低周波数シナリオ(例えば、サブ6G)および高周波数シナリオ(例えば、6Gより高い)の両方に適用可能であることを特記すべきである。また、本願の実施形態は、送信ポイントに対し何らの制約も課さない。送信は、マクロ基地局間のマルチポイント協調伝送、マイクロ基地局間のマルチポイント協調伝送、マクロ基地局とマイクロ基地局との間のマルチポイント協調伝送、異なる送信ポイント間のマルチポイント協調伝送、同一送信ポイントの異なるパネル間のマルチポイント協調伝送、または端末間のマルチポイント協調伝送であってよい。本願は、また端末間の通信にも適用可能である。本願の以下の実施形態は、ネットワークデバイスと端末との間の通信を例として用いて説明されている。
図3は、本願の一実施形態による、RBGサイズを決定するための方法の実装フローチャートである。図3に示される通り、方法は、以下の段階を含む。
S101:ネットワークデバイスが、RBGサイズを決定する。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを決定してよい。
制御チャネル情報は、制御チャネルフォーマット情報、制御チャネルコンテンツ情報および制御チャネルスクランブリング情報のうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。具体的には、制御チャネルフォーマット情報は、LTEのフォーマット1a、フォーマット1b、フォーマット1c、フォーマット1d、フォーマット2a、フォーマット2b、フォーマット2c、フォーマット2d、フォーマット3、フォーマット4またはフォーマット5等の下りリンク制御情報フォーマット(Downlink Control Information,DCI format)であってよい。制御チャネルコンテンツ情報は、制御チャネル上で送信されるコンテンツ情報であり、例えば、システム情報、システム情報ブロック(System Information Block,SIB)、上りリンク制御チャネル情報、下りリンク制御チャネル情報、共通制御情報、セル固有制御情報、ユーザレベル制御情報またはユーザグループ制御情報であってよい。制御チャネルスクランブリング情報は、制御チャネルをスクランブリングするために用いられる情報であり、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell RNTI,C-RNTI)、ページング無線ネットワーク一時識別子(Paging RNTI,P-RNTI)、システム情報無線ネットワーク一時識別子(System information RNTI,SI-RNTI)、一時セル無線ネットワーク一時識別子(Temporary-Cell RNTI,T-CRNTI)、セル識別子、ユーザ識別子、仮想セル識別子、送信ポイント識別子または仮想ユーザ識別子等であってよい。
信号送信特性は、ネットワークデバイスにより、決定されたRBGサイズを用いて割り当てられたリソースを用いて搬送される情報またはチャネルとして理解されてよく、当該情報またはチャネルは、システム情報、ブロードキャスト情報、セルレベル情報、共通情報、ユーザ固有情報およびグループ情報のうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。
チャネル特性は、ネットワークデバイスにより、決定されたRBGサイズを用いて割り当てられたリソースを用いて搬送される情報の特性として理解されてよい。例えば、チャネル特性は、送信ダイバーシティ送信、空間多重送信、開ループ送信、閉ループ送信、広ビーム送信、狭ビーム送信、シングルストリーム送信、マルチストリーム送信、シングルセル送信、およびマルチポイント協調伝送のうちの少なくとも1つを含む。
BP情報は、BPの帯域幅情報、BPのキャリア周波数情報およびBPのフレーム構造情報のうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。キャリア周波数情報は、BPが配置されるスペクトルまたは周波数に関する情報であってよい。フレーム構造情報は、サブキャリア間隔、CP長、スロットに含まれるシンボル数、ミニスロットに含まれるシンボル数、短送信時間、長送信時間、スロットレベルスケジューリング、ミニスロットスケジューリング、スロットアグリゲーションスケジューリング、ミニスロットアグリゲーションスケジューリングまたはスロットおよびミニスロットアグリゲーションスケジューリング等であってよい。
システム帯域幅情報は、システム帯域幅の帯域幅情報、システム帯域幅のキャリア周波数情報またはシステム帯域幅のフレーム構造情報等として理解されてよい。キャリア周波数情報およびフレーム構造情報の理解は、上記の説明におけるものと同一である。
サービス特性は、モバイルブロードバンドサービス、低遅延サービス、高信頼性サービス、ビデオサービス、音声サービス、リアルタイムサービス、ショートメッセージサービス並びに低遅延および高信頼性サービス等のうちの少なくとも1つとして理解されてよい。
本願のこの実施形態では、各制御チャネル情報、各信号送信特性、各BP、各チャネル特性、各システム帯域幅情報または各サービス特性等に対応するRBGサイズが予め設定されてよい。さらに、ネットワークデバイスは、スケジューリングのための制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づいて対応するRBGサイズを直接決定してよい。
例えば、ネットワークデバイスによってRBGサイズを決定する上述の実装プロセスについて、RBGサイズが制御チャネルフォーマット情報に基づき決定される例を用いて説明する。
まず、各制御チャネルフォーマットとRBGサイズとの間の対応関係が予め設定される。例えば、DCIフォーマット1aに対応するRBGサイズは、8個のRBまたは6個のRBに予め設定されてよい。DCIフォーマット1CのRBGサイズは、8個のRBまたは4個のRBに予め設定されてよい。DCIフォーマット2CまたはDCIフォーマット2D等のRBGサイズは、8個のRB、6個のRB、4個のRB、3個のRB、2個のRBおよび1個のRBのうちの1つに予め設定されてよい。
本願のこの実施形態では、各制御チャネルフォーマットに対応するRBGサイズは、実際の状況に応じて設定されてよいことが理解できるだろう。上記の説明は例に過ぎず、限定として解釈すべきではない。
次に、RBGサイズが、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットに基づき、決定される。例えば、ネットワークデバイスが、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットがDCIフォーマット1aであると決定すると、RBGサイズは8個のRBであると決定されてよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットがDCIフォーマット1Cであると決定する場合において、DCIフォーマット1Cのための予め設定されたRBGサイズが8個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは8個のRBであると決定してよい。または、DCIフォーマット1Cのための予め設定されたRBGサイズが4個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは4個のRBであると決定してよい。
例えば、ネットワークデバイスによってRBGサイズを決定する上述の実装プロセスについて、RBGサイズが信号送信特性に基づき決定される例を用いて説明する。
まず、各信号送信特性、信号またはチャネルと、RBGサイズとの間の対応関係が予め設定される。例えば、システム情報/チャネルに対応するRBGサイズは、8個のRBまたは6個のRBに予め設定されてよい。ブロードキャストチャネルのためのRBGサイズは、8個のRBまたは4個のRBのいずれかに予め設定されてよい。ユニキャストチャネル、物理下りリンク共有チャネルまたは物理上りリンク共有チャネル等のためのRBGサイズは、8個のRB、6個のRB、4個のRB、3個のRB、2個のRBおよび1個のRBのうちの1つに予め設定されてよい。
本願のこの実施形態では、各信号送信特性に対応するRBGサイズは、実際の状況に応じて設定されてよいことが理解できるだろう。上記の説明は例に過ぎず、限定として解釈されるべきではない。
次に、RBGサイズが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性に基づき決定される。例えば、ネットワークデバイスが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性がシステム情報であると決定すると、RBGサイズは8個のRBまたは6個のRBであると決定されてよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性がブロードキャストチャネルであると決定する場合において、ブロードキャストチャネルのための予め設定されたRBGサイズが8個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは8個のRBであると決定してよい。または、ブロードキャストチャネルのための予め設定されたRBGサイズが4個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは4個のRBであると決定してよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性がユニキャストチャネルであると決定する場合において、ユニキャストチャネルのための予め設定されたRBGサイズが8個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは8個のRBであると決定してよい。または、ユニキャストチャネルのための予め設定されたRBGサイズが4個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは4個のRBであると決定してよい。
例えば、ネットワークデバイスによってRBGサイズを決定する上述の実装プロセスについて、RBGサイズが信号送信特性および制御チャネルフォーマット情報に基づき決定される例を用いて説明する。
まず、RBGサイズと、各信号送信特性、信号またはチャネルおよび制御チャネルフォーマットとの間の対応関係が予め設定される。例えば、システム情報/チャネルおよび制御チャネルフォーマット1aに対応するRBGサイズは、8個のRBまたは6個のRBに予め設定されてよい。ブロードキャストチャネルおよび制御チャネルフォーマット1aのためのRBGサイズは、8個のRBまたは4個のRBに予め設定されてよい。ユニキャストチャネル、物理下りリンク共有チャネルまたは物理上りリンク共有チャネル等および制御チャネルフォーマット1aのためのRBGサイズは、8個のRBまたは6個のRBに予め設定されてよい。ユニキャストチャネル、物理下りリンク共有チャネルまたは物理上りリンク共有チャネル等および制御チャネルフォーマット2dのためのRBGサイズは、4個のRB、3個のRB、2個のRBまたは1個のRBのうちの1つに予め設定されてよい。
本願のこの実施形態では、信号送信特性および制御チャネルフォーマットの各組み合わせに対応するRBGサイズは、実際の状況に応じて設定されてよいことが理解できるだろう。上記の説明は例に過ぎず、限定として解釈されるべきではない。
次に、RBGサイズが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性および制御チャネルフォーマットに基づき決定される。例えば、ネットワークデバイスが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性がシステム情報であり、制御チャネルフォーマットがフォーマット1aであると決定する場合、ネットワークデバイスは、RBGサイズは8個のRBまたは6個のRBであると決定してよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性がブロードキャストチャネルであり、制御チャネルフォーマットがフォーマット1aであると決定する場合において、ブロードキャストチャネルおよび制御チャネルフォーマット1aのための予め設定されたRBGサイズが8個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは8個のRBであると決定してよい。または、ブロードキャストチャネルおよび制御チャネルフォーマット1aのための予め設定されたRBGサイズが4個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは4個のRBであると決定してよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性がユニキャストチャネルであり、制御チャネルフォーマットがフォーマット1aであると決定する場合において、ユニキャストチャネルおよび制御チャネルフォーマット1aのための予め設定されたRBGサイズが8個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは8個のRBであると決定してよい。または、ユニキャストチャネルおよび制御チャネルフォーマット1aのための予め設定されたRBGサイズが4個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは4個のRBであると決定してよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングされる必要のある信号の送信特性がユニキャストチャネルであり、制御チャネルフォーマットがフォーマット2dであると決定する場合において、ユニキャストチャネルおよび制御チャネルフォーマット2dのための予め設定されたRBGサイズが4個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは4個のRBであると決定してよい。または、ユニキャストチャネルおよび制御チャネルフォーマット2dのための予め設定されたRBGサイズが1個のRBであるとき、ネットワークデバイスは、RBGサイズは1個のRBであると決定してよい。
他の1つの情報のみに基づきRBGサイズを決定する、または他の情報の組み合わせに基づきRBGサイズを決定するための方法は、上述の実施形態の方法と同様であることに留意されたい。特定の実装プロセスについて、ここで再度説明はしない。
本願のこの実施形態では、特定のシステム帯域幅の下でのすべてのサービスに対し同一のRBGサイズを決定するのではなく、RBGサイズを決定する上述の方式により、対応するRBGサイズが実際のサービススケジューリング要求に応じて決定されてよく、これにより、リソーススケジューリングの柔軟性を一定程度高める。
S102:ネットワークデバイスは、端末に割り当てられるべきリソースが配置されるBPサブセットを決定する。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスが正確にビットマップ(bitmap)のリソース位置を決定でき、さらに、正確にリソースを端末に割り当てできるように、ネットワークデバイスは、端末に割り当てられるべきリソースが配置されるBPサブセットを決定する。
可能な実装において、ネットワークデバイスによるBPサブセットの決定プロセスで、BPサブセットは、RBGサイズを決定する上述の方式と同様の方式で決定されてよい。例えば、各制御チャネル情報、各信号送信特性、各BP、各チャネル特性、各システム帯域幅情報または各サービス特性等に対応するBPサブセットが予め設定されてよい。さらに、ネットワークデバイスは、スケジューリングのための制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、各チャネル特性、各システム帯域幅情報および各サービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、対応するBPサブセットを直接決定してよい。
例えば、ネットワークデバイスによってBPサブセットを決定する上述の実装プロセスについて、BPサブセットが制御チャネルフォーマット情報に基づき決定される例を用いて説明する。
まず、各制御チャネルフォーマットとBPサブセットとの間の対応関係が予め設定される。例えば、DCIフォーマット1aに対応するBPサブセットがBP全体に予め設定されてよい。DCIフォーマット1CのためのBPサブセットは、1個のBPまたは1/2個のBPに予め設定されてよい。DCIフォーマット2CまたはDCIフォーマット2D等のためのBPサブセットは、1個のBP、1/2個のBP、1/4個のBPまたは1/8個のBPに予め設定されてよい。
本願のこの実施形態では、各制御チャネルフォーマットに対応するBPサブセットは、実際の状況に応じて設定されてよいことが理解できるだろう。上記の説明は例に過ぎず、限定として解釈されるべきではない。
次に、BPサブセットがスケジューリングのために用いられる必要のある制御チャネルフォーマットに基づき決定される。例えば、ネットワークデバイスが、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットがDCIフォーマット1aであると決定すると、BPサブセットはBP全体であると決定されてよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットがDCIフォーマット1Cであると決定する場合において、DCIフォーマット1Cのための予め設定されたBPサブセットが1個のBPであるとき、ネットワークデバイスは、BPサブセットはBP全体であると決定してよい。または、DCIフォーマット1Cのための予め設定されたBPサブセットが1/2個のBPであるとき、ネットワークデバイスは、BPサブセットは1/2個のBPであると決定してよい。
別の可能な実装では、代替的に、ネットワークデバイスは、RBGサイズに基づき、BPサブセットのサイズを決定してよい。RBGサイズとBPサブセットとの間の対応関係は、特定のリソーススケジューリング要求により決定されてよい。例えば、引き続き、制御チャネルフォーマットを説明のための例として用いると、図4に示される通り、スケジューリングのための制御チャネルフォーマットがDCIフォーマット2CまたはDCIフォーマット2Dであり、RBGサイズが8個のRBである場合、BPサブセットはBP全体であると決定されてよい。またはRBGサイズが4個のRBの場合、BPサブセットは1/2個のBPであると決定されてよい。またはRBGサイズが2個のRBの場合、BPサブセットは1/4個のBPであると決定されてよい。またはRBGサイズが1個のRBの場合、BPサブセットは1/8個のBPであると決定されてよい。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、RBGサイズおよびBPサブセットのうちの一方を上述の方式で決定してよく、他方はシグナリング通知方式、例えば、より上位層のシグナリングまたは物理層シグナリングを用いた通知方式で決定されてよい。これは、本明細書において限定はされない。より上位層のシグナリングは、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(Medium Access Control,MAC)制御要素(Control Element,CE)または他のシグナリングであってよい。これは、本明細書において具体的に限定はされない。物理層シグナリングは、下りリンク制御情報等であってよい。
可能な例において、本願のこの実施形態のBPサブセットは、複数の連続的または不連続的RBを含んでよい。説明のため、RBGサイズが4個のRBであり、BPサブセットが1/2個のBPである例が用いられる。図5は、BPサブセットが複数の連続的RBを含む概略図である。図6は、BPサブセットが複数の不連続的RBを含む概略図である。
本願のこの実施形態では、BPサブセットは、複数の不連続的RBを含む。これにより、リソースフラグメンテーションを一定程度軽減してよく、また、ダイバーシティ利得を高め得る。例えば、ネットワークデバイスがリソース割り当てを実行するときに、BPサブセットが連続的RBを含み、少数のリソースがあるサブセット内に残存し、少数のリソースが別のサブセット内にも残存する場合、異なるサブセット内のリソースを1つの端末に割り当てることができず、これにより、リソースフラグメンテーションを引き起こす。しかしながら、BPサブセットが連続的または不連続的でよい場合、リソース割り当ての際に、少数のリソースがあるサブセット内に残存し、且つ少数のリソースが別のサブセット内にも残存する場合、不連続的RBがBPサブセットを形成してよく、従って、複数の不連続的リソースが1つの端末に割り当てられてよく、これによりリソースフラグメンテーションを軽減する。ダイバーシティ利得については、BPサブセットが不連続的RBでよい場合、リソース割り当ての際、異なる位置におけるRBが1つの端末に割り当てられてよい。異なる位置におけるRBは異なるチャネル特性を有するので、周波数ダイバーシティ利得が得られてよく、通信性能が向上されてよい。
本願の別の可能な実施形態では、ネットワークデバイスによって決定されるRBGは、複数の連続的または不連続的RBを含んでよい。換言すると、RBGは、連続的または不連続的であってよい。
本願のこの実施形態では、以下の場合において、連続的または不連続RBGが、連続的または不連続的BPサブセットと組み合わされてよい。
A:連続的RBがRBGを形成し、連続的RB/RBGがBPサブセットを形成する。
B:連続的RBがRBGを形成し、不連続的RB/RBGがBPサブセットを形成する。
C:不連続的RBがRBGを形成し、連続的RB/RBGがBPサブセットを形成する。
D:不連続的RBがRBGを形成し、不連続的RB/RBGがBPサブセットを形成する。
さらに、本願のこの実施形態においては、不連続的RBがRBGを形成する場合、不連続的RBによって形成されたRBGは同一のBPサブセットに配置されてよく、または、異なるBPサブセットに配置されてもよい。例えば、以下の場合が存在してよい。
E:不連続的RBがRBGを形成し、連続的RBがBPサブセットを形成し、RBGが同一のBPサブセットに配置される。
F:不連続的RBがRBGを形成し、不連続的RBがBPサブセットを形成し、RBGが同一のBPサブセットに配置される。
G:不連続的RBがRBGを形成し、連続的RBがBPサブセットを形成し、RBGが異なるBPサブセットに配置される。
H:不連続的RBがRBGを形成し、不連続的RBがBPサブセットを形成し、RBGが異なるBPサブセットに配置される。
本願は、実際の適用を参照して上述の場合を説明する。本願のこの実施形態は、8個のRBがBPを形成し、BPサブセットが1/2個のBPであり、各RBGが4個のRBを含むことを前提とする例を用いて説明される。
図7は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当ての概略図である。図7中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも連続的である。BPの第1のサブセットは、2個のRBの間隔が置かれた不連続的RBGを含む。BPの第2のサブセットは、連続的RBGを含み、RBGが同一のBPサブセット内に配置されている。
図8は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当ての別の概略図である。図8中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも連続的である。BPの第1のサブセットは、1個のRBの間隔が置かれた不連続的RBGを含む。BPの第2のサブセットは、連続的RBGを含み、RBGが同一のBPサブセット内に配置されている。
図9は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当てのさらなる別の概略図である。図9中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも連続的である。BPの第1のサブセットは、3個のRBの間隔が置かれた不連続的RBGを含む。BPの第2のサブセットは、連続的RBGを含み、RBGが同一のBPサブセット内に配置されている。
図10は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当てのさらなる別の概略図である。図10中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも不連続的である。不連続的なBPの第1のサブセットは、2個のRBの間隔が置かれた不連続的RBGを含む。不連続的なBPの第2のサブセットは、連続的RBGを含み、RBGが同一のBPサブセット内に配置されている。
図11は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当てのさらなる別の概略図である。図11中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも不連続的である。不連続的なBPの第1のサブセットは、1個のRBの間隔が置かれた不連続的RBGを含む。不連続なBPの第2のサブセットは、連続的RBGを含み、RBGが同一のBPサブセット内に配置されている。
図12は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当てのさらなる別の概略図である。図12中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも不連続的である。不連続的なBPの第1のサブセットは、3個のRBの間隔が置かれた不連続的RBGを含む。不連続的なBPの第2のサブセットは、連続的RBGを含み、RBGが同一のBPサブセット内に配置されている。
図13は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当てのさらなる別の概略図である。図13中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも不連続的である。不連続的なBPの第1のサブセットにおいて、不連続的RBG中のRBの一部(半分)が、BPの第1のサブセットの第1の部分に配置され、不連続的RBG中のRBの他の一部(他の半分)が、BPの第1のサブセットの第2の部分に配置される。また、BPの第1のサブセットの第1の部分および第2の部分におけるRBGのRBの各部分(半分)は連続的である。不連続的なBPの第2のサブセットは、連続的RBGを含む。RBGは、異なるBPサブセット内に配置される。
図14は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当てのさらなる別の概略図である。図14中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも不連続的である。不連続なBPの第1のサブセットにおいて、不連続的RBG中のRBの一部(半分)が、BPの第1のサブセットの第1の部分に配置され、不連続的RBG中のRBの他の一部(他の半分)が、BPの第1のサブセットの第2の部分に配置される。また、BPの第1のサブセットの第1の部分および第2の部分におけるRBGのRBの各部分(半分)は、1個のRBの間隔が置かれた不連続的RBで形成される。不連続的なBPの第2のサブセットは、連続的RBGを含む。RBGは、異なるBPサブセット内に配置される。
図15は、本願の一実施形態による、BPサブセットのリソース割り当てのさらなる別の概略図である。図15中、BPのサブセットは、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットを含み、BPの第1のサブセットおよびBPの第2のサブセットは両方とも不連続的である。不連続的なBPの第1のサブセットにおいて、不連続的RBG中のRBの一部(半分)が、BPの第1のサブセットの第1の部分に配置され、不連続的RBG中のRBの他の一部(他の半分)が、BPの第1のサブセットの第2の部分に配置される。また、BPの第1のサブセットの第1の部分および第2の部分におけるRBGのRBの各部分(半分)は、3個のRBの間隔が置かれた不連続的RBで形成される。不連続的なBPの第2のサブセットは、連続的RBGを含む。RBGは、異なるBPサブセット内に配置される。
さらに、可能な実装では、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式が、本願のこの実施形態において複数の方式で実装されてよい。例えば、BPサブセットが連続的RB/RBGを含み、且つRBGが連続的RBを含む場合において、RBGサイズが1個のRB、2個のRBおよび4個のRBであるとき、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式は、図16に示すものであってよい。この場合、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式は、合計7の組み合わせを含む。同じように、同様の組み合わせ方式が用いられる場合、BPサブセットが連続的RB/RBGを含み、且つRBGが連続的RBを含む場合において、RBGサイズが1個のRB、2個のRB、4個のRBおよび8個のRBであるとき、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式は、合計15の組み合わせを含む。
BPサブセットが不連続的RB/RBGを含み、且つRBGが連続的RBを含む場合において、RBGサイズが1個のRB、2個のRBおよび4個のRBであるとき、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式は、図17に示すものであってよい。図17中、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式は、合計14の組み合わせを含む。同じように、同様の組み合わせ方式が用いられる場合、BPサブセットが連続的RBを含み、且つRBGが連続的RBを含む場合において、RBGサイズが1個のRB、2個のRB、4個のRBおよび8個のRBであるとき、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式は、合計30の組み合わせを含む。
本願のこの実施形態においては、図16および図17に示される通り、RBGを分割する際、各BPサブセット内の連続的RBが1個のRBGサイズを形成する。例えば、RBGサイズが4個のRBである場合、8個のRB中の最初の4個のRBが1個のRBGを形成し、最後の4個のRBも1個のRBGを形成する。しかしながら、図18に示される通り、本願のこの実施形態では、RBGは不連続的であってよく、従って、1個のRBGを形成するRBがランダムに選択されてよい。
本願のこの実施形態では、不連続的RBG中のRB間の間隔はプロトコルで事前定義されてよく、または、シグナリング通知方式で決定されてよいことが理解できるだろう。2個のRBの間隔が置かれたRBが1個のRBGを形成してよく、または、1個のRBの間隔が置かれたRBが1個のRBGを形成してよく、または、3個のRBの間隔が置かれたRBが1個のRBGを形成してよい。具体的な不連続的割り当ての方式は、プロトコルで事前定義されてよく、またはシグナリング通知方式で決定されてよい。
本願のこの実施形態では、端末に割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定すべく、サブセット情報が決定される必要があることが理解できるだろう。具体的には、サブセット情報は、サブセットサイズ、サブセットリソース分割方法、サブセット数およびサブセットスケジューリング情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
複数のサブセットリソース分割方法が存在してよい。例えば、サブセットリソース分割方法は、RBGサイズに基づき決定されてよく、または事前定義されてよく、または、ネットワークデバイスによってシグナリングを用いて端末に示されてよい。具体的には、シグナリングは、より上位層のシグナリングまたは物理層シグナリングであってよい。より上位層のシグナリングは、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(Medium Access Control,MAC)制御要素(Control Element,CE)または他のシグナリングであってよい。これは、本明細書において具体的に限定はされない。物理層シグナリングは、下りリンク制御情報等であってよい。
特定のサブセットリソース分割方法は、連続的サブセットの分割および/または不連続的サブセットの分割を含んでよい。
連続的サブセットの分割は、以下の方法を含んでよい。すなわち、BPがN個のサブセットに分割される必要がある場合、BPはN個の部分に等しく分割されてよく、各部分が1個のサブセットを表わす。例えば、BPが20個のRBを含む場合、第1のRBから第5のRBまでが第1のサブセットを形成し、第6のRBから第10のRBまでが第2のサブセットを形成し、第11のRBから第15のRBまでが第3のサブセットを形成し、第16のRBから第20のRBまでが第4のサブセットを形成する。
不連続的サブセットの分割は、複数のサブセット分割方法を含んでよい。具体的には、まず、BPが複数の連続的な部分に分割されてよく、その後、1または複数の不連続的な部分が1個のサブセットとして選択されてよい。各部分は、1または複数のRB/RBGを含む。部分とサブセットとの間の具体的な対応関係が事前定義されてよく、または、シグナリングを用いて通知されてよい。例えば、まず、サブセットがM個の部分に分割されてよく、Mは事前定義されてよく若しくは通知されてよく、または、RBGサイズに関連付けられてよい。例えば、RBGサイズが8(または、システムの最大RBGサイズまたは現在利用可能な最大RBGサイズ)である場合、1つの部分のみおよび1個のサブセットのみが存在してよい。RBGサイズが4(または、システムの最大RBGサイズの半分または現在利用可能な最大RBGサイズの半分)である場合、分割を通して4個の部分が得られてよく、これに相応して2個のサブセットが存在する。部分とサブセットとの間の具体的な対応関係は以下の通りであってよい。すなわち、第1の部分および第3の部分が第1のサブセットに対応し、第2の部分および第4の部分が第2のサブセットに対応する。代替的に、部分とサブセットとの間の具体的な対応関係は、以下の通りであってよい。すなわち、第1の部分および第4の部分が第1のサブセットに対応し、第2の部分および第3の部分が第2のサブセットに対応する。具体的な対応関係は、本明細書において限定はされない。
代替的に、サブセットリソース分割方法は、以下の通りであってよい。すなわち、まずBPが複数のRBGに分割される。この場合、分割はシステムの最大RBGサイズまたは現在利用可能な最大RBGサイズを用いて実行される。例えば、BPが32個のRBを含み、システムの最大RBGサイズが8個のRBである場合、BPは4つの部分に分割されてよく、BPサブセットは、実際に使用されるRBGサイズに基づき決定される。実際に使用されるRBGサイズが8個のRBである場合、BP全体が1個のサブセットである。実際に使用されるRBGサイズが4個のRBである場合、BPは2個のサブセットに分割されてよい。各サブセットのRBを選択する複数の実装が存在してよく、例えば、図19にいくつかの方式が示されている。方式1では、各部分の最初の4個のRBがBPの第1のサブセットを形成し、各部分の最後の4個のRBがBPの第2のサブセットを形成する。方式2では、各部分の最初の3個のRBおよび最後の1個のRBが第1のサブセットを形成し、各部分の第4のRBから第7のRBまでが第2のサブセットを形成する。方式3では、各部分の第3のRB、第4のRB、第7のRBおよび第8のRBが第1のサブセットを形成し、各部分の第1のRB、第2のRB、第5のRBおよび第6のRBが第2のサブセットを形成する。方式4では、各部分の第1のRB、第2のRB、第7のRBおよび第8のRBが第1のサブセットを形成し、各部分の第3のRB、第4のRB、第5のRBおよび第6のRBが第2のサブセットを形成する。方式5では、各部分の第1のRB、第3のRB、第5のRBおよび第7のRBが第1のサブセットを形成し、各部分の第2のRB、第4のRB、第6のRBおよび第8のRBが第2のサブセットを形成する。本願のこの実施形態では、各サブセット内のRBが、各部分からランダムに選択されてよいことが上述の方式からわかるだろう。上述の方式では、異なる部分におけるRBの位置は一貫している。しかしながら、実際の実装プロセスでは、同一サブセットを形成する、複数の部分におけるRBの位置は一貫していなくてよい。例えば、方式6では、第1のサブセットは、第1の部分における第1のRB、第5のRB、第6のRBおよび第7のRBで、第2の部分における第1のRB、第3のRB、第4のRBおよび第5のRBで、第3の部分における第1のRB、第5のRB,第7のRBおよび第8のRBで、並びに第4の部分における第3のRB、第5のRB、第6のRBおよび第7のRBで形成されてよい。第2のサブセットは、第1の部分における第2のRB、第3のRB、第4のRBおよび第8のRBで、第2の部分における第2のRB、第6のRB、第7のRBおよび第8のRBで、第3の部分における第2のRB、第3のRB、第4のRBおよび第6のRBで、並びに第4の部分における第1のRB、第2のRB、第4のRBおよび第8のRBで形成されてよい。従って、本願のこの実施形態では、各サブセット内のRBがランダムに選択され、異なる部分におけるRBの位置は、同一であってよく、または異なっていてもよい。本願のこの実施形態における例をここで1つ1つ列挙はしない。
さらに、上述のサブセット分割方法は事前定義されてよく、またはシグナリングを用いて通知されてよい。
随意で、分割を通して得られるサブセットの数は事前定義されてよく、またはシグナリングを用いて通知されてよい。代替的に、分割を通して得られるサブセットの数は、RBGサイズに基づき決定されてよい。例えば、分割を通して得られるサブセットの数は、BP帯域幅をRBGサイズで割って得られた値を丸めて得られた数値であってよい。例えば、BPが32個のRBを含み、RBGサイズが4個のRBである場合、BPは8個のサブセットに分割されてよい。または、BPが32個のRBを含み、RBGサイズが2個のRBである場合、BPは16個のサブセットに分割されてよい。
随意で、どのサブセットまたは複数のサブセットが具体的にスケジューリングされるかは事前定義されてよく、またはシグナリングを用いて通知されてよい。特定の指示方法は、サブセットの識別子を示すこと、またはサブセットビットマップを示すことであってよい。
例えば、サブセットの識別子を示す例は、次の通りである。すなわち、BPが8個のサブセットに分割され、各サブセットがシーケンス番号で識別され、且つ1個のサブセットがスケジューリングされる場合、8個のサブセット中の特定のサブセットの識別子が示されてよい。例えば、指示には3ビットが用いられる。例えば、000が第1のサブセットを表わし、001が第2のサブセットを表わし、010が第3のサブセットを表わし、011が第4のサブセットを表わし、100が第5のサブセットを表わし、101が第6のサブセットを表わし、110が第7のサブセットを表わし、111が第8のサブセットを表わす。
例えば、サブセットビットマップを示す例は以下の通りである。すなわち、4個のサブセットが分割を通して得られ、ビットマップを示すために4ビットが用いられてよい。例えば、第1のビットが第1のサブセットを表わし、第2のビットが第2のサブセットを表わし、第3のビットが第3のサブセットを表わし、第4のビットが第4のサブセットを表わす。ビット値0はサブセットが選択されていないことを示し、ビット値1はサブセットが選択されていることを示す。代替的に、ビット値0はサブセットが選択されていることを示してよく、ビット値1はサブセットが選択されていないことを示してよいことはもちろんである。ビット値0はサブセットが選択されていないことを示し、ビット値1はサブセットが選択されていることを示す場合、0000はサブセットが存在しないことを表わし、0001は第4のサブセットを表わし、0010は第3のサブセットを表わし、0100は第2のサブセットを表わし、1000は第1のサブセットを表わし、0011は第3のサブセットおよび第4のサブセットを表わし、1100は第1のサブセットおよび第2のサブセットを表わし、1001は第1のサブセットおよび第4のサブセットを表わし、1010は第1のサブセットおよび第3のサブセットを表わし、0101は第2のサブセットおよび第4のサブセットを表わし、0110は第2のサブセットおよび第3のサブセットを表わし、0111は第2のサブセット、第3のサブセットおよび第4のサブセットを表わし、1011は第1のサブセット、第3のサブセットおよび第4のサブセットを表わし、1110は第1のサブセット、第2のサブセットおよび第3のサブセットを表わし、1101は第1のサブセット、第2のサブセットおよび第4のサブセットを表わし、1111は第1のサブセット、第2のサブセット、第3のサブセットおよび第4のサブセットを表わす。本願のこの実施形態において、代替的に別の指示方式が存在してよいことはもちろんである。これは、本願のこの実施形態において限定はされない。他の可能性について、本明細書で再度説明することはしない。
代替的に、随意でRBGサイズは、示されたサブセット分割方法に従い、または、現在示されたサブセット情報に基づき決定されてよい。例えば、分割を通して1個のサブセットが得られる場合、RBGサイズは8であり、または分割を通して2個のサブセットが得られる場合、RBGサイズは4である。
また、BPアグリゲーションのためのリソース割り当て方法では、特定のBPの位置が示されてよく、その後、さらに各BP内のリソース割り当てが示される。また、RBGはBPに跨がってよい。BPサブセットのリソース割り当ては、統一された方式で複数のBPのリソースに対し実行されてよい。換言すると、BPサブセットはBPに跨がってよい。これは、本明細書において具体的に限定はされない。
さらに、本願のこの実施形態において、BPサブセットを決定するための段階S102は随意の段階であることが理解できるだろう。
S103:ネットワークデバイスは、ビットマップのリソース位置を決定する。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、決定されたRBGサイズおよびBPサブセットに基づき、ビットマップのリソース位置を決定してよい。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスによってビットマップのリソース位置を決定するプロセスは、現在の既存技術を用いて実装されてよい。例えば、端末が、BPサブセット情報が帯域幅全体であり、RBGサイズが8個のRBであると決定する場合、ネットワークデバイスは、ビットマップ中の第1のビットが第1のRBGを表わし、第2のビットが第2のRBGを表わすといったように、最後のRBGを除き、各RBGは8個のRBを含むと決定してよい。従って、RBの合計数は、8の倍数でなくてよい。
別の例では、ネットワークデバイスが、BPサブセットが1/2個のBPであり、RBGサイズが4個のRBであると決定する場合、ネットワークデバイスはビットマップ中のビットの意味を決定してよい。例えば、BPサブセットが第2のサブセット、すなわち、リソースの最後の半分である場合、ビットマップ中の第1のビットは、リソースの最後の半分における第1のRBGを表わし、第2のビットはリソースの最後の半分における第2のRBGを表わすといったように、最後のRBGを除き、各RBGは4個のRBを含む。従って、RBの合計数は、4の倍数でなくてよい。
S104:ネットワークデバイスは、決定されたRBGサイズを用いて、リソースを端末に割り当てる。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、ビットマップの対応する決定されたリソース位置に、決定されたRBGサイズを用いて、リソースを端末に割り当ててよい。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、特定のサービススケジューリング要求に従い、RBGサイズおよびリソーススケジューリングを決定する方式、並びにBPサブセットおよびRBGサイズを決定する方式の一方または両方を用いることを決定してよく、これにより、スケジューリングの柔軟性を一定程度高める。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスによるRBGサイズを決定する上述の実装プロセスは、RBGサイズを決定する暗黙的な方法として理解されてよく、または、RBGサイズは明示的な方式で決定されてよいことはもちろんである。例えば、特定のRBGサイズを示すべく、または、ネットワークデバイスによってスケジューリングされる必要のあるリソースを示すべく、別のデバイスがシグナリングをネットワークデバイスに送信し、この場合、スケジューリングされるべきリソースとRBGサイズとの間の予め設定された対応関係が存在する。
本願のこの実施形態の以下の説明においては、暗黙的な方式における決定は、事前定義の方式、例えばプロトコルによる規定における決定であり、明示的な方式における決定は、シグナリング情報を用いる指示方式における決定であることに留意されたい。
S105:端末は、RBGサイズを決定する。
本願のこの実施形態では、端末は、ネットワークデバイスによって用いられる方式と同様の暗黙的な方式でRBGサイズを決定してよい。本明細書において詳細は再度説明しない。
本願のこの実施形態では、代替的に、端末は明示的な方式でRBGサイズを決定してよい。このシナリオでは、ネットワークデバイスは、構成情報または指示情報を端末に送信してよい。
S106a:ネットワークデバイスは、第1の構成情報を端末に送信し、第1の構成情報はRBGサイズとの予め設定された対応関係を有するリソース情報、例えば、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、各チャネル特性、各システム帯域幅情報および各サービス特性のうちの少なくとも1つを含む。
S106b:端末は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信し、構成情報に基づき、RBGサイズを決定する。
本願のこの実施形態では、端末は、各制御チャネル情報、各信号送信特性または各BP等に対応するRBGサイズを予め設定してよい。端末がネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信した後、端末は、構成情報内に含まれる、RBGサイズとの予め設定された対応関係を有する制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、各チャネル特性、各システム帯域幅情報および各サービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを直接決定してよい。
S107a:ネットワークデバイスは、第1の指示情報を端末に送信し、第1の指示情報はRBGサイズを示すために用いられる。
本願のこの実施形態では、割り当てられたリソースによって占有されるRBGサイズを上述の方式で決定した後、ネットワークデバイスは、割り当てられたリソースによって占有されるRBGサイズを示すために用いられる第1の指示情報を、端末に直接送信してよい。
S107b:端末は、ネットワークデバイスによって送信された第1の指示情報を受信し、第1の指示情報に基づき、RBGサイズを決定する。
本願のこの実施形態では、S105aおよびS105bにおける、端末によって構成情報に基づきRBGサイズを決定する実装、またはS106aおよびS106bにおける、端末によって構成情報に基づきRBGサイズを決定する実装のいずれが実行されてもよいことが理解できるだろう。
さらに、本願のこの実施形態では、方法は、さらに、以下の段階を含んでよい。
S108:端末は、ビットマップのリソース位置を決定すべく、ネットワークデバイスによって割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定する。
端末は、ネットワークデバイスによってBPサブセットを暗黙的に決定する方式と同様の方式でBPサブセットを暗黙的に決定してよく、または、RBGサイズに基づき、BPサブセットのサイズを決定してよい。具体的な実装プロセスは、ネットワークデバイスによってBPサブセットを決定するプロセスと同様である。本明細書において詳細は再度説明しない。
可能な例では、代替的に、端末は明示的な方式でBPサブセットを決定してよい。例えば、ネットワークデバイスは、第2の指示情報を端末に送信してよく、第2の指示情報は、BPサブセット情報を示すために用いられる。端末は、ネットワークデバイスによって送信された第2の指示情報を受信し、第2の指示情報に基づき、BPサブセット情報を決定してよい。
別の可能な例では、ネットワークデバイスは、さらに、第3の指示情報を端末に送信してよく、第3の指示情報は、BPサブセットが連続的または不連続RBを含むことを示すために用いられる。
さらなる別の可能な例では、ネットワークデバイスは、さらに、第4の指示情報を端末に送信してよく、第4の指示情報は、RBGが連続的または不連続RBを含むことを示すために用いられる。
本願のこの実施形態では、端末が、RBGサイズを決定する、RBGが連続的かどうかを決定する、BPサブセットを決定する、およびBPサブセットが連続的かどうかを決定する、4つのプロセスのうちの少なくとも1つが、暗黙的または明示的な方式で実行されてよい。これは、本願のこの実施形態において限定はされない。
端末が明示的な方式で、RBGサイズを決定する、RBGが連続的かどうかを決定する、BPサブセットを決定する、およびBPサブセットが連続的かどうかを決定する実装プロセスにおいては、第1の指示情報、第2の指示情報、第3の指示情報および第4の指示情報は、ネットワークデバイスによって端末に別々に示されてよく、または、4つの指示情報のうちの少なくとも2つが一緒に示されてよい。可能な実施形態では、ネットワークデバイスは、同一の情報要素を用いて、第1の指示情報、第2の指示情報、第3の指示情報および第4の指示情報を一緒に示してよい。
本願のこの実施形態における可能な実装において、BPリソース割り当ては、ビットマップのプロトコルヘッダ内でビットを用いるビットマップを示す方式で示されてよく、または、BPリソース割り当ては、ビットを用いるBPサブセット割り当てインデックスを示す方式で示されてよい。
本願は、実際の適用を参照して、様々なBPリソース割り当てのケースにおける指示プロセスについて説明する。
本願のこの実施形態では、ビットマップのプロトコルヘッダ内の1ビットを用いて、現在スケジューリングされたBPサブセットが連続的かまたは不連続的かを示してよい。例えば、ビット0は現在スケジューリングされたBPサブセットが連続的であることを表わし、ビット1は現在スケジューリングされたBPサブセットが不連続的であることを表わす。ビットの値が1である場合、不連続的RBがBPサブセットを形成することを示す。不連続的RBでBPサブセットを形成する方法は、プロトコルで事前定義されてよく、または、シグナリングを用いて構成されてよく、例えば、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)シグナリングを用いて構成されてよい。
本願のこの実施形態では、代替的に3ビットを用いて、BPサブセットと、RBGが連続的かどうかとを別個に示してよい。例えば、第1のビットは、BPサブセットが、BPの第1のサブセットまたはBPの第2のサブセットであることを示し、第2のビットは、4個の連続的RBが1個のRBGを形成するか、不連続的RB(例えば、2個のRBの間隔で)が1個のRBGを形成するかどうかを示す。例えば、BPの第1のサブセットのリソース割り当て方式は、以下の通りである。すなわち、BPの第1のサブセットは、不連続的RBGを含む。BPの第2のサブセットのリソース割り当て方式は、以下の通りである。すなわち、BPの第2のサブセットは、連続的RBGを含む。第1のビットの値が0である場合、第1のビットは、BPの第1のサブセットを表わし、または、第1のビットの値が1である場合、第1のビットは、BPの第2のサブセットを表わす。第2のビットの値が0である場合、連続的RBGを表わし、または、第2のビットの値が1である場合、不連続的RBGを表わす。すると、BPの第1のサブセットの割り当ては01であり、BPの第2のサブセットの割り当ては10である(またはビットの値は、逆であってよい)。
さらに、代替的に、RBGサイズは個別に示されてよい。例えば、1個のRB、2個のRB、4個のRBおよび8個のRBがサポートされる場合、特定のRBGサイズを示すために、2ビットが用いられる。代替的に、RBGサイズの他の値が用いられてよい。これは、本明細書において限定はされない。
本願のこの実施形態では、代替的に、BPサブセットと、RBGが連続的であるかどうかとが一緒に示されてよく、RBGサイズは個別に示される。例は以下の通りである。
00:BPの第1のサブセットおよび連続的RBG;01:BPの第1のサブセットおよび不連続的RBG;並びに
10:BPの第2のサブセットおよび連続的RBG;11:BPの第2のサブセットおよび不連続的RBG。
代替的に、ビット値は他の意味を有してよいことはもちろんであり、ここでは、単なる例示に過ぎない。
本願のこの実施形態では、代替的に、2ビットを用いて、BPサブセットがBPの第1のサブセットであるか、またはBPの第2のサブセットであるか、BPサブセットが不連続的であるかどうか、およびRBGが連続的であるかどうかを示してよい。例は以下の通りである。
00:BPの第1のサブセットおよび連続的RBG;
01:BPの第2のサブセットおよび連続的RBG;
10:不連続的BPサブセット、不連続的RBGおよびBPの第1のサブセット;並びに
11:不連続的BPサブセット、不連続的RBGおよびBPの第2のサブセット;または
10:不連続的BPサブセット、連続的RBGおよびBPの第1のサブセット;並びに
11:不連続的BPサブセット、連続的RBGおよびBPの第2のサブセット;または
00:BPの第1のサブセットおよび連続的RBG;
01:BPの第2のサブセットおよび連続的RBG;
10:不連続的BPサブセット、不連続的RBGおよびBPの第1のサブセット;並びに
11:不連続的BPサブセット、不連続的RBGおよびBPの第2のサブセット。
本願のこの実施形態では、代替的に、3ビットを用いて、BPサブセットがBPの第1のサブセットであるか、またはBPの第2のサブセットであるか、BPサブセットが不連続的であるかどうか、およびRBGが連続的であるかどうかを示してよい。例は以下の通りである。
000:BPの第1のサブセットおよび連続的RBG;
001:BPの第2のサブセットおよび連続的RBG;
010:不連続的BPサブセット、不連続的RBGおよびBPの第1のサブセット;
011:不連続的BPサブセット、不連続的RBGおよびBPの第2のサブセット;
101:不連続的BPサブセット、連続的RBGおよびBPの第1のサブセット;並びに
110:不連続的BPサブセット、連続的RBGおよびBPの第2のサブセット。
代替的に、ビット値は他の意味を有してよいことはもちろんであり、ここでは、単なる例示に過ぎない。
さらに、本願のこの実施形態では、RBGサイズとBPサブセット割り当てとの組み合わせ方式が、ビットマップのプロトコルヘッダ内のビットを用いて示されてよい。図16に示される組み合わせ方式では、RBGサイズおよびBPサブセット割り当てを正しく示すために、指示を実行するために3ビットが必要である。図17に示される組み合わせ方式では、RBGサイズおよびBPサブセット割り当てを正しく示すために、指示を実行するために4ビットが必要である。
上述の実施形態では、不連続的な帯域幅部分のサブセットのリソース割り当てをサポートすべく、不連続的な帯域幅部分のサブセットが設計され、これによりリソースフラグメンテーションを回避する。また、周波数ダイバーシティ利得が得られてよく、送信性能が向上される。
本願の上述の実施形態では、比較的多数のタイプのRBGサイズが存在し、ネットワークデバイスおよび端末が各タイプのRBGサイズに対し、RBGサイズを決定する場合、比較的大きなシグナリングオーバヘッドが引き起こされる。本願の実施形態では、シグナリングオーバヘッドを低減すべく、ネットワークデバイスは少なくとも1つのRBGサイズを含むRBGサイズセットを決定してよく、および、当該セット内のスケジューリングのために用いられる必要のあるRBGサイズを決定して、シグナリングオーバヘッドを低減してよい。例えば、合計で8個のRBGサイズが利用可能である場合、RBGサイズを示すために3ビットが用いられる必要がある。まず、RBGサイズセットが決定されてよい場合、当該セットは、いくつかのRBGサイズを含む。例えば、当該セットが2個のRBGサイズを含むと決定される場合、当該セット内のどのRBGサイズが具体的に使用されるかを示すために、1ビットのみが必要である。または、当該セットが4個のRBGサイズを含むと決定される場合、当該セット内のどのRBGサイズが具体的に使用されるかを示すために、2ビットのみが必要である。従って、RBGサイズセットを決定する方式においてシグナリングオーバヘッドが低減され得る。
図20は、本願の一実施形態による、RBGサイズを決定するための別の方法の実装フローチャートである。図20に示される通り、方法は、以下の段階を含む。
S201:ネットワークデバイスが、RBGサイズセットを決定する。
本願のこの実施形態では、RBGサイズセットを決定することは、当該セット内に含まれるRBGサイズの数およびRBGサイズの特定値を決定することを含む。例えば、RBGサイズセットが2つの値を含むこと、および当該2つの値は、それぞれ8個のRBおよび4個のRBであることが決定される。1セットは、1または複数のRBGサイズを含んでよい。
ネットワークデバイスは、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズセットを決定してよい。例えば、ネットワークデバイスは、制御チャネルフォーマット、制御チャネルコンテンツおよび制御チャネルスクランブリング情報のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズセットを決定してよい。代替的に、ネットワークデバイスは、割り当てられたリソースを用いて搬送する情報に基づき、RBGサイズセットを決定してよい。当該情報は、システム情報、ブロードキャスト情報、セルレベル情報、共通情報、ユーザ固有情報およびグループ情報を含む。代替的に、ネットワークデバイスは、割り当てられたリソースが配置される帯域幅部分(BP)の情報に基づき、RBGサイズセットを決定してよい。BPの情報は、帯域幅部分の帯域幅情報、帯域幅部分のキャリア周波数情報および帯域幅部分のフレーム構造情報のうちの少なくとも1つの情報を含む。
本願のこの実施形態では、各制御チャネル情報、各信号送信特性、各BP、各チャネル特性、各システム帯域幅情報または各サービス特性等に対応するRBGサイズセットが予め設定されてよい。さらに、ネットワークデバイスは、スケジューリングのための制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、各チャネル特性、各システム帯域幅情報および各サービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、対応するRBGサイズセットを直接決定してよい。システム帯域幅情報は、システム帯域幅の帯域幅情報、システム帯域幅のキャリア周波数情報またはシステム帯域幅のフレーム構造情報等として理解されてよい。キャリア周波数情報およびフレーム構造情報の理解は、上記の説明におけるものと同一である。
サービス特性は、モバイルブロードバンドサービス、低遅延サービス、高信頼性サービス、ビデオサービス、音声サービス、リアルタイムサービス、ショートメッセージサービス並びに低遅延および高信頼性サービス等のうちの少なくとも1つとして理解されてよい。チャネル特性は、ネットワークデバイスによって、決定されたRBGサイズを用いて割り当てられたリソースを用いて搬送される情報の特性として理解されてよい。例えば、チャネル特性は、送信ダイバーシティ送信、空間多重送信、開ループ送信、閉ループ送信、広ビーム送信、狭ビーム送信、シングルストリーム送信、マルチストリーム送信、シングルセル送信、およびマルチポイント協調伝送のうちの少なくとも1つを含む。
例えば、ネットワークデバイスは、制御チャネルフォーマット情報に基づき、RBGサイズセットを決定する。本願のこの実施形態では、各制御チャネルフォーマットとRBGサイズセットとの間の対応関係は、予め設定されてよい。例えば、DCIフォーマット1aに対応するRBGサイズセットは、1個のRBGサイズを含むように予め設定されてよく、RBGサイズは8個のRBである。DCIフォーマット1Cに対応するRBGサイズセットは、2個のRBGサイズを含むように予め設定されてよく、2個のRBGサイズは、それぞれ8個のRBおよび4個のRBである。DCIフォーマット2CまたはDCIフォーマット2D等に対応するRBGサイズセットは、4個のRBGサイズを含むように予め設定されてよく、4個のRBGサイズは、それぞれ8個のRB、4個のRB、2個のRBおよび1個のRBである。
本願のこの実施形態では、各制御チャネルフォーマットに対応するRBGサイズセットは、実際の状況に応じて設定されてよいことが理解されるだろう。上記の説明は例に過ぎず、限定として解釈すべきではない。ネットワークデバイスがRBGサイズセットを決定する場合、ネットワークデバイスは、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットに基づき、RBGサイズセットを決定してよい。例えば、ネットワークデバイスが、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットが、DCIフォーマット1aであると決定する場合、RBGサイズセットは1個のRBGサイズを含み、RBGサイズは8個のRBであると決定されてよい。別の例では、ネットワークデバイスが、スケジューリングに用いられる必要のある制御チャネルフォーマットがDCIフォーマット1Cであると決定する場合、RBGサイズセットは2個のRBGサイズを含み、2個のRBGサイズは、それぞれ8個のRBおよび4個のRBであると決定されてよい。
本願のこの実施形態では、RBGサイズセットを決定する実装は、特定のRBGサイズを決定する上述の実装と同様である。従って、上述した関連する説明を参照されたい。本明細書において詳細は再度説明しない。
S202:ネットワークデバイスが、RBGサイズセット内の第1のRBGサイズを決定する。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、決定されたRBGサイズセットの中から、およびリソーススケジューリングステータスに基づき、スケジューリングに用いられる必要のあるRBGサイズを決定してよい。例えば、残存する割り当てられるべきリソースが比較的中央にある若しくは連続的である場合、または、比較的多数の割り当てられるべきリソースが残存している場合、RBGサイズ値が比較的大きいRBGサイズが、決定されたRBGサイズセットから選択されてよい。または、残存する割り当てられるべきリソースが比較的不連続的である若しくは分散されている場合、または少数の割り当てられるべきリソースが残存する場合、RBGサイズ値が比較的小さいRBGサイズが、決定されたRBGサイズセットから選択されてよい。
本願のこの実施形態では、説明を簡単にするため、且つRBGサイズセットから決定されたRBGサイズと、上述の実施形態における方式で直接決定されたRBGサイズとを区別するために、RBGサイズセットから決定されたRBGサイズを、第1のRBGサイズと呼ぶ。
S203:ネットワークデバイスは、決定された第1のRBGサイズを用いて、リソースを端末に割り当てる。
本願のこの実施形態では、対応するRBGサイズセットが、実際のサービススケジューリング要求に従い、決定されてよく、RBGサイズセットは、1または複数のRBGサイズを含んでよく、これにより、リソーススケジューリングの柔軟性を一定程度高める。
S204:端末がRBGサイズセットを決定する。
本願のこの実施形態では、端末は、ネットワークデバイスによって用いられる方式と同様の方式でRBGサイズセットを暗黙的に決定してよく、当該セット内の第1のRBGサイズを決定してよく、第1のRBGサイズに基づき、ネットワークデバイスによって端末に割り当てられたリソースを決定してよい。本明細書において詳細は再度説明しない。
本願のこの実施形態では、代替的に、端末は明示的な方式で当該セット内の第1のRBGサイズを決定してよい。例えば、図20に基づき、方法は、さらに、以下の段階を含んでよい。
S205:ネットワークデバイスが指示情報および/または構成情報を端末に送信する。
指示情報は、第1のRBGサイズを示すために用いられる。構成情報は、RBGサイズセットを示すために用いられる。
ネットワークデバイスが指示情報のみを端末に送信する場合、構成情報は送信されなくてよく、端末デバイスは、暗黙的な方法を用いてRBGサイズセットを決定してよい。具体的な方法は、ネットワークデバイスによって用いられる決定方法と同様である。本明細書において詳細は再度説明しない。この場合、指示情報は、RBGサイズセット内のRBGサイズのみを示してよく、これにより、シグナリングオーバヘッドを低減する。
ネットワークデバイスが構成情報のみを端末に送信する場合、指示情報は送信されなくてよく、端末デバイスは、暗黙的な方法を用いてRBGサイズを決定してよい。具体的な方法は、ネットワークデバイスによって用いられる決定方法と同様である。本明細書において詳細は再度説明しない。このようにして、シグナリングオーバヘッドが低減され得る。
S206:端末が、ネットワークデバイスによって送信された指示情報および/または構成情報を受信する。
端末は指示情報に基づき、当該セット内の第1のRBGサイズを決定する、および/または、端末は構成情報に基づき、RBGサイズセットを決定する。
本願のこの実施形態における、ネットワークデバイスにより送信された指示情報および/または構成情報を、端末が受信することで第1のRBGサイズを決定する実装は、シグナリングオーバヘッドを一定程度低減し得る。例えば、指示情報または構成情報は、より上位層のシグナリング(RRCシグナリング等)または物理層情報(DCIシグナリング等)を用いて端末に送信されてよい。指示情報および構成情報に対し、同一のシグナリングまたは異なるシグナリングが用いられてよい。例えば、構成情報に対し、より上位層のシグナリングが用いられ、指示情報に対し、物理層シグナリングが用いられる。より上位層のシグナリングは、システムレベル若しくはセルレベルのシグナリングであってよく、または、ユーザレベルのシグナリングであってよい。これは、本明細書において具体的に限定はされない。
S207:端末は、第1のRBGサイズに基づき、ネットワークデバイスによって端末に割り当てられたリソースを決定する。
本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスによって送信された構成情報および指示情報を、端末が受信することで第1のRBGサイズを決定する実装において、構成情報は、RRCシグナリングを用いて端末に送信されてよく、指示情報はDCIを用いて端末に送信されてよい。構成情報は、DCIに保持される必要はない。従って、DCIのシグナリングオーバヘッドが一定程度低減され得る。
さらに、本願のこの実施形態では、ネットワークデバイスおよび端末は、さらに、ネットワークデバイスによって割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定してよい。ネットワークデバイスおよび端末によって、ネットワークデバイスによって割り当てられたリソースが配置されるBPサブセット決定する具体的な実装については、上述の実施形態の関連する説明を参照されたい。本明細書において詳細は再度説明しない。
さらに、本願のこの実施形態では、BPサブセットは、複数の連続的または不連続的RBを含んでよく、および/または、RBGは、複数の連続的または不連続的RBを含む。具体的な実装プロセスについては、上述の実施形態の関連する説明を参照されたい。本明細書において詳細は再度説明しない。
上述の実施形態では、ネットワークデバイスまたは端末は、BP情報に基づき、RBGサイズセットを決定してよい。BP情報は、BPの帯域幅情報、BPのキャリア周波数情報およびBPのフレーム構造情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
以下に、RBGサイズセットがBPの帯域幅情報に基づき決定される例を用いて、RBGサイズセットを決定する方法について説明する。
端末またはネットワークデバイスは、BP帯域幅とRBGサイズセットとの間の対応関係を格納する。BP帯域幅は、リソースブロック(RB)の数を用いて表されてよい。例えば、対応関係は、BPサイズの範囲と、RBGサイズセットとの間の対応関係であってよい。または、BPサイズの範囲と、RBGサイズとの間の対応関係であってもよく、この場合、RBGサイズセットは1つの値のみを有するとして理解されてよい。
例えば、端末またはネットワークデバイスは、BPサイズの範囲とRBGサイズセットとの間の対応関係を格納する。この場合、BPの帯域幅情報に基づきRBGサイズセットを決定することは、端末またはネットワークデバイスによって実行されてよく、以下の段階、すなわち、BPの帯域幅情報に基づき、第1の範囲のBPサイズを決定すること、および、第1の範囲のBPサイズに対応するRBGサイズセットを決定すること、または、第1の範囲のBPサイズに対応するRBGサイズを決定すること、を含んでよい。
第1の範囲のBPサイズは、BPのサイズが位置する範囲であり、BPのサイズは、BPの帯域幅サイズであり、RBの数で表されてよい。BPのサイズは、BPの帯域幅情報に基づき、決定されてよい。さらに、BPのサイズを含む当該範囲は、端末またはネットワークデバイス内に格納されたBPサイズの複数の範囲から見つけられ、これが第1の範囲のBPサイズである。
対応関係は、表形式で提示されてよく、または、別の方式で提示されてよい。例えば、BPサイズの範囲とRBGサイズセットとの間の対応関係等、BP帯域幅とRBGサイズセットとの間の対応関係が提示され得る限り、対応関係の提示形態は、本願のこの実施形態で限定されない。
以下に、例として、表を用いて対応関係の実装について説明する。表1は、BPサイズとRBGサイズセットとの間の対応関係を示す。BPサイズの範囲は、RBの数の範囲を用いて表される。PはRBGサイズを表わし、また、RBの数でも表現される。
表1中、各BPサイズの範囲は、構成1および構成2等の2つの構成のRBGサイズに対応してよい。各構成は、1個のRBGサイズの値を含んでよい。2つの構成に対応するRBGサイズの値が、RBGサイズセットを形成する。ネットワークデバイスは、構成1または構成2の情報を、端末に指示情報として送信してよく、端末は、指示情報に基づき、上述の実施形態における第1のRBGサイズを決定する。構成1の情報を用いて、端末に対し、構成1のRBGサイズを用いるように命令し、構成2の情報を用いて、端末に対し、構成2のRBGサイズを用いるように命令する。
以下に、表を参照して、BPサイズ範囲の分割について説明する。以下の表中、BP帯域幅はRBの数で表現される。換言すると、BPの帯域幅サイズは、BPのサイズとして称されてもよい。「‐」は、「から」の意味を示す。例えば、「36‐72」は「36から72」を示す。
上述の表で、異なる範囲間の境界値は、境界値より小さい範囲に存在してよく、または、境界値より大きい範囲に存在してよい。例えば、表2において、36は「36‐72」の範囲に存在し、別の例では、36は「≦36」の範囲に存在してよい。他の境界値も、これと同様である。また、以下の表中の境界値に対し、同一の処理が実行されてよい。
36は第1の境界値として称されてよく、72または73は第2の境界値として称されてよく、144または145は第3の境界値として称されてよく、273は第4の境界値として称されてよい。36は、35または37と置換されてよい。すると、第1の境界値は、[35,36,37]のうちの任意の1つであってよい。72は、69‐71の任意の1つと置換されてよく、これに相応して、73は70‐72の任意の1つと置換されてよい。すると、第2の境界値は、69‐72または70‐73の任意の1つであってよい。144は、137‐143の任意の1つと置換されてよく、これに相応して、145は138‐144の任意の1つと置換されてよい。すると、第3の境界値は、137‐144または138‐145の任意の1つであってよい。第4の境界値は最大BP帯域幅、例えば、273個のRBまたは275個のRBである。例えば、表3は、BP分割の別の例を示す。
BPサイズ範囲の分割の際、最大BP帯域幅内のすべての値が考慮され、その結果、各値は対応する範囲に属し、当該範囲は一意である。換言すると、異なる範囲間で重複領域は存在しない。また、最後の範囲の最大値は、最大BP帯域幅の値である。
上述の分割方法では、各BPサイズに基づくリソース割り当ての際に、制御情報のオーバヘッドが考慮される。上述の分割方式は、各BPサイズに基づく、リソース割り当ての際の制御情報のオーバヘッドの平衡を保つように設計されている。換言すると、オーバヘッドは、可能な限り互いに近くなる。もちろん、上述の分割方式は例に過ぎず、他の分割方式も、オーバヘッドが可能な限り互いに近くなるという原理を満たす限り、本願の保護範囲に属するものとする。例えば、制御情報は、下りリンク制御情報(downlink control information,DCI)であってよい。
例えば、最大BP帯域幅は、273または275個のRBであり、RB RBGサイズは、[2,4,8,16]から選択される。RBGサイズが16個のRBである場合、273または275個のRBについては、18ビット(bit)が、BPに割り当てられたリソースを示すために必要である(例えば、リソースはRBGの粒度で割り当てられる)。
18ビットは、一例として用いられている。各範囲の最大ビット数が18であると仮定すると、RBGサイズが8である場合、最大8×18個のRB、すなわち144個のRBがサポート可能である。RBGサイズが4である場合、最大4×18=72のRBがサポート可能である。または、RBGサイズが2である場合、最大2×18個のRB、すなわち36個のRBがサポート可能である。このように、表2、表3またはこれらの任意の代替的BP分割方式が設計される。
各範囲の最大値は、対応するRBGサイズに基づき計算された最大RB数より小さいX個のRBであってよく、Xは対応するRBGサイズである。従って、第1の境界値は、[35,36,37]の任意の1つであってよく、第2の境界値は、69‐72または70‐73の任意の1つであってよく、第3の境界値は、137‐144または138‐145の任意の1つであってよい。
上述の表で、異なる範囲間の境界値は、境界値より小さい範囲に存在してよく、または、境界値より大きい範囲に存在してよい。
17は第1の境界値として称されてよく、40または41は第2の境界値として称されてよく、112または113は第3の境界値として称されてよく、273は第4の境界値として称されてよい。17は16と置換されてよい。すると、第1の境界値は、[16,17]のうちの任意の1つであってよい。40は、37‐39の任意の1つと置換されてよく、これに相応して、41は38‐40の任意の1つと置換されてよい。すると、第2の境界値は、37‐40または38‐41の任意の1つであってよい。112は、105‐111の任意の1つと置換されてよく、これに相応して、113は106‐112の任意の1つと置換されてよい。すると、第3の境界値は、105‐112または106‐113の任意の1つであってよい。第4の境界値は最大BP帯域幅、例えば、273個のRBまたは275個のRBである。
表2または表3に対応する実施形態では、BPサイズ範囲の分割の際、以下の原理、すなわち、異なるBPサイズに基づき、リソースを割り当てる際に制御情報のオーバヘッドが可能な限り互いに近くなること、が考慮される。この実施形態では、以下の原理、すなわち、BP帯域幅の低減に伴い、制御情報のオーバヘッドが低減されること、が考慮される。例えば、制御情報は、DCIであってよい。
設計において、制御情報のビット数は、複数の異なる値を有するように設計されており、各値は、1つのBPサイズ範囲に対応してよい。例えば、制御情報のビット数は、4から6個の値を有するように設計されてよい。さらに、例えば、これらの値は、[8,10,12,14,16,18]から選択されてよい。
表5は、BPサイズ範囲の分割のさらなる別の例を示す。
上述の表で、異なる範囲間の境界値は、境界値より小さい範囲に存在してよく、または、境界値より大きい範囲に存在してよい。
この実施形態では、BPサイズ範囲の均等な分割の原理が考慮される。同じように、1‐273または275個のRBが例として用いられる。RBが4つの範囲に分割される場合、各範囲は、273/4=68.25個のRBまたは275/4=68.75個のRBを含んでよい。
計算結果は、個数の基準値に過ぎない。随意で、各範囲は、個数が65‐75の任意の1つであるRBを含んでよい。また、分割を通して得られた範囲は、同一数のRBまたは異なる数のRBを含んでよい。上述の表では、68個のRBまたは69個のRBが例として用いられる。
68は第1の境界値として称されてよく、136または137は第2の境界値として称されてよく、204または205は第3の境界値として称されてよく、273は第4の境界値として称されてよい。第1の境界値は、65‐75の任意の1つであってよい。第2の境界値は、N1個のRBを第1の境界値に追加することで得られてよく、N1は65‐75の任意の1つであってよい。第3の境界値は、N2個のRBを第2の境界値に追加することで得られてよく、N2は65‐75の任意の1つであってよい。第4の境界値は、最大BP帯域幅、例えば、273個のRBまたは275個のRBである。例えば、表6は、BPサイズ範囲の分割の別の例を示す。
上記の説明では、分割を通して4つのBPサイズ範囲が得られる例が用いられている。しかしながら、これは、本願を限定することを意図していない。代替的に、BPサイズ範囲は、5つのレベルに分類されてよい。換言すると、分割を通して5つのBPサイズ範囲が得られる。同じように、BPサイズ範囲の均等な分割の原理が考慮される。同じように、1‐273または275個のRBが例として用いられる。この場合、各範囲は、273/5=54.6個のRBまたは273/5=55個のRBを含んでよい。
計算結果は、個数の基準値に過ぎない。随意で、各範囲は、個数が50‐60の任意の1つであるRBを含んでよい。また、分割を通して得られた範囲は、同一数のRBまたは異なる数のRBを含んでよい。54個のRBまたは55個のRBが例として用いられる。例えば、表7は、RBサイズ範囲の分割の例を示す。
上述の表で、異なる範囲間の境界値は、境界値より小さい範囲に存在してよく、または、境界値より大きい範囲に存在してよい。
55は第1の境界値として称されてよく、110または111は第2の境界値として称されてよく、165または166は第3の境界値として称されてよく、220または221は第4の境界値として称されてよく、273は、第5の境界値として称されてよい。第1の境界値は、50‐60の任意の1つであってよい。第2の境界値は、M1個のRBを第1の境界値に追加することで得られてよく、M1は50‐60の任意の1つであってよい。第3の境界値は、M2個のRBを第2の境界値に追加することで得られてよく、M2は50‐60の任意の1つであってよい。第4の境界値は、M3個のRBを第3の境界値に追加することで得られてよく、M3は50‐60の任意の1つであってよい。第5の境界値は最大BP帯域幅、例えば、273個のRBまたは275個のRBである。例えば、表8は、BPサイズ範囲の分割の別の例を示す。
同様に、分割を通して、6つのBPサイズ範囲が得られてよい。同じように、1‐273または275個のRBが例として用いられる。この場合、各範囲は、273/6=45.5個のRBまたは275/6=45.83個のRBを含んでよい。
計算結果は、個数の基準値に過ぎない。随意で、各範囲は、個数が40‐50の任意の1つであるRBを含んでよい。また、分割を通して得られた範囲は、同一数のRBまたは異なる数のRBを含んでよい。例えば、45個のRBまたは46個のRBが例として用いられる。例えば、表9は、RBサイズ範囲の分割の例を示す。
上述の表で、異なる範囲間の境界値は、境界値より小さい範囲に存在してよく、または、境界値より大きい範囲に存在してよい。
45は第1の境界値として称されてよく、90または91は第2の境界値として称されてよく、136または137は第3の境界値として称されてよく、182または183は第4の境界値として称されてよく、228または229は第5の境界値として称されてよく、273は第6の境界値として称されてよい。第1の境界値は、40‐50の任意の1つであってよい。第2の境界値は、L1個のRBを第1の境界値に追加することで得られてよく、L1は40‐50の任意の1つであってよい。第3の境界値は、L2個のRBを第2の境界値に追加することで得られてよく、L2は40‐50の任意の1つであってよい。第4の境界値は、L3個のRBを第3の境界値に追加することで得られてよく、L3は40‐50の任意の1つであってよい。第5の境界値は、L4個のRBを第4の境界値に追加することで得られてよく、L4は40‐50の任意の1つであってよい。第6の境界値は、最大BP帯域幅、例えば、273個のRBまたは275個のRBである。例えば、表10は、BPサイズ範囲の分割の別の例を示す。
表11は、BPサイズ範囲の分割のさらなる別の例を示す。
この分割方式では、チャネル状態情報(channel state information,CSI)測定のためのBPサイズ範囲の分割が考慮される。これは、データスケジューリングおよびCSI測定のためのBPサイズ範囲の同一の分割を保証してよく、これにより、データ送信性能を向上させる。
上記は、BPサイズ範囲の分割の複数の例を列挙したものである。上記の説明は例に過ぎず、本願を限定することは意図していない。BPサイズ範囲の分割が決定された後、BPの帯域幅情報に基づきRBGサイズセットを決定することは、表1に示される対応関係に基づき実装されてよい。RBGサイズセットは、表中の構成1および構成2に対応する2個のRBGサイズを含んでよい。表1は、表12に示される形態のような別の形態に修正されてよく、ここで、X
0,X
1,...,X
maxは、BPサイズ範囲の境界値であり、X
maxは最大BP帯域幅である。
制御情報のオーバヘッドを考慮して、設計は以下の通りであってよい。BP帯域幅が増大する(換言すると、BPサイズが増大する)につれ、RBGサイズが増大する。表1または表12中のBPサイズ範囲は、範囲内の基準BP帯域幅(例えば、最大または最小BP帯域幅)に基づき分類される。基準BP帯域幅が増大するにつれ、BPサイズ範囲のレベルが増大する場合、BPサイズ範囲のレベルが増大するにつれ、対応するRBGサイズが増大する。
設計では、RBGサイズが、候補のRBGサイズから選択される。候補のRBGサイズは、[2,4,8,16]または[2,3,4,6,8,16]を含む。
表2または表3に示されるBPサイズ範囲の分割を例として用い、表13は、構成1のためのRBGサイズ設計を示す。
異なる端末のBPのサイズが異なる場合、同一のRBGサイズが、BPが重複する箇所で用いられてよい。従って、候補のRBGサイズは、隣接するBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。これに基づき、構成1のRBGサイズは、構成2のRBGサイズと同一であり、当該RBGサイズは、隣接するBPサイズ範囲に対応するように設計されてよい。
構成1のRBGサイズは既定のRBGサイズであり、構成2に対応するRBGサイズは、候補のRBGサイズである。換言すると、ネットワーク側が構成1または構成2の情報を端末に送信しない場合、端末は、構成1のRBGサイズを既定で用いる。または、ネットワーク側が構成1または構成2の情報を端末に送信する場合、端末は、ネットワーク側によって送信された情報に基づき、RBGサイズを選択および使用する。
随意で、表14に示される通り、少なくとも2つのBPサイズ範囲に対応するRBGサイズは、同一である。
この場合、BP帯域幅リソースが重複するときに、2つのBP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
この場合、BWP帯域幅リソースが重複するときに、2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
この場合、BWP帯域幅リソースが重複するときに、2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
随意で、1つのBPサイズ範囲に対応する構成1および構成2のRBGサイズは同一であってよい。表17に例が示されている。
この場合、BWP帯域幅リソースが重複するときに、2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
随意で、表18に示される通り、少なくとも3つのBPサイズ範囲に対応するRBGサイズは、同一である。
この場合、少なくとも1つのBPサイズ範囲は、2つの他のBPサイズ範囲と同一のRBGサイズを用いてよい。例えば、BWP帯域幅リソースが重複する場合、少なくとも2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよく、また、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズとも同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
この場合、少なくとも1つのBPサイズ範囲は、2つの他のBPサイズ範囲と同一のRBGサイズを用いてよい。例えば、BWP帯域幅リソースが重複する場合、少なくとも2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよく、また、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズとも同一であってよい。第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
随意で、表20に示される通り、少なくとも4つの帯域幅範囲に対応するRBGサイズは同一である。
この場合、BWP帯域幅リソースが重複するときに、少なくとも2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2、第3または第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
同じように、表21、表22または表23に示される通り、第2、第3または第4のBPサイズ範囲が、別のBPサイズ範囲と同一のRBGサイズを用い得るように設計されてよい。
この場合、BWP帯域幅リソースが重複するときに、少なくとも2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1、第3または第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第2のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
この場合、BWP帯域幅リソースが重複するときに、少なくとも2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1、第2、または第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
この場合、BWP帯域幅リソースが重複するときに、少なくとも2つのBWP範囲内のリソースのフラグメンテーションの可能性を低減すべく、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第1、第2、または第3のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第1のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第2のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。第3のBPサイズ範囲のRBGサイズは、第4のBPサイズ範囲のRBGサイズと同一であってよい。
上述の表における表2または表3を例として用い、RBGサイズ設計について説明される。上述の実施形態における任意の4行のBPサイズ範囲の分割を用いて、表2または表3に示される範囲分割を置き換えてよい。換言すると、上述の実施形態におけるRBGサイズ設計は、上述の実施形態における任意のBPサイズ範囲の分割にも適用可能である。
上記内容は、4行に分割されるBPサイズ範囲のRBGサイズ設計について説明している。BPサイズ範囲がより多くまたはより少ない行に分割される場合、同一の設計概念に従ってよい。
例えば、また、RBGサイズは[2,4,8,16]の範囲からも選択される。随意で、少なくとも2つのBPサイズ範囲に対応するRBGサイズは同一である。または、少なくとも3つのBPサイズ範囲に対応するRBGサイズは同一である。または、少なくとも4つのBPサイズ範囲に対応するRBGサイズは同一である。例えば、BPサイズ範囲が5行に分割され、少なくとも2つのBPサイズ範囲に対応するRBGサイズは同一である。以下の表24、表25、表26または表27が得られてよい。これらの表中の構成1に対応する値は1つのケースを含み、構成2に対応する値は、複数のケースを含んでよい。具体的には、複数のケース(case)のうちの1つが用いられてよい。
例えば、BPサイズ範囲が6行に分割され、少なくとも2つのBPサイズ範囲に対応するRBGサイズは同一である。以下の表28から表30のうちの少なくとも1つが得られてよい。これらの表中の構成1に対応する値は1つのケースを含み、構成2に対応する値は、複数のケースを含んでよい。具体的には、複数のケース(case)のうちの1つが用いられてよい。
上述の実施形態では、RBGサイズが[2,4,8,16]の範囲から選択される例が用いられている。しかしながら、本願はこの点に限定はされない。RBG値を選択する柔軟性を高めるべく、以下の実施形態では、RBGサイズは、[2,3,4,6,8,12,16]の範囲から選択されてよい。また、値3、6および12が選択に追加され、その結果、RBGサイズは制御チャネルの制御チャネル要素(control channel element,CCE)のサイズと同一となり、リソースフラグメンテーションが軽減される。
表31、表32および表33はそれぞれ、BPサイズ範囲とRBGサイズとの間の対応関係の表を示す。
随意で、構成1の候補値から比較的大きい値が選択される場合、構成2の対応する値は、可能な限り、構成1の対応する値より小さくてよい。
随意で、1つのBPサイズ範囲の構成1および構成2の値は同一であってよいが、少なくとも1つのBPサイズ範囲の構成1および構成2の値は異なる。
随意で、構成2のBPサイズ範囲に対応する値は、可能な限り、構成1の隣接範囲に対応する値に等しい。
上述の例では、BPサイズ範囲は4行に分割される。以下に、表34、表35または表36に示される通り、BPサイズ範囲が5行または6行に分割される例を示す。この例におけるRBGサイズ設計も、上述の原理に従ってよい。
BP帯域幅とRBGサイズセットとの間の対応関係の上述の設計は例に過ぎず、本願を限定することは意図していない。異なるBP帯域幅分割方式におけるRBGサイズ設計の間で、相互参照がなされてよい。
上記内容は主に、本発明の実施形態で提供する解決手段を、端末とネットワークデバイスとの間の相互作用の観点から説明している。上述の機能を実装するために、端末およびネットワークデバイスは、当該機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解されるだろう。本発明で開示する実施形態で説明された例示的ユニットとアルゴリズムステップに関し、本発明の実施形態は、ハードウェアまたはハードウェアおよびコンピュータソフトウェアの組み合わせで実装されてよい。特定の機能がハードウェアによって実行されるか、あるいは、コンピュータソフトウェアによってハードウェア駆動されるかは、技術的解決手段の特定の適用および設計上の制約に依存する。当業者は、異なる方法を用いて、各特定の適用のために説明された機能を実装し得る、当該実装が本発明の実施形態における技術的解決手段の範囲を超えるとみなすべきではない。
本発明の実施形態では、端末およびネットワークデバイスの機能ユニットは、上述の方法の例に従い分割されてよい。例えば、機能ユニットは、機能に基づき分割されてよく、または、2または2より多い機能が1つの処理ユニットに統合されてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
図21は、統合ユニットが用いられる場合の本願の一実施形態による、RBGサイズを決定するための装置100の概略構造図である。RBGサイズを決定するための装置100は、ネットワークデバイスに適用されてよい。図21に示される通り、RBGサイズを決定するための装置100は、処理ユニット101および送信ユニット102を含む。
可能な設計において、処理ユニット101は、リソースブロックグループ(RBG)サイズセットを決定するよう構成されており、RBGサイズセットは少なくとも1つのRBGサイズを含み、処理ユニット101は、当該セット内の第1のRBGサイズを決定するよう構成されており、第1のRBGサイズを用いてリソースを端末に割り当てるよう構成されている。
可能な実装において、処理ユニット101は、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズセットを決定してよい。例えば、RBGサイズセットは、以下の方式のうちの1つまたはこれらの組み合わせにおいて決定されてよい。制御チャネルフォーマット、制御チャネルコンテンツおよび制御チャネルスクランブリング情報のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズセットを決定する;または、割り当てられたリソースによって搬送される情報に基づき、RBGサイズセットを決定し、当該情報は、システム情報、ブロードキャスト情報、セルレベル情報、共通情報、ユーザ固有情報およびグループ情報のうちの少なくとも1つを含む;または、割り当てられたリソースが配置される帯域幅部分(BP)の情報に基づき、RBGサイズセットを決定し、BPの情報は、帯域幅部分の帯域幅情報、帯域幅部分のキャリア周波数情報および帯域幅部分のフレーム構造情報のうちの少なくとも1つを含む;または、チャネル特性に基づき、RBGサイズセットを決定する;またはサービス特性に基づき、RBGサイズセットを決定する。
処理ユニット101は、各制御チャネル情報、各信号送信特性、各BP、各チャネル特性、各システム帯域幅情報または各サービス特性等に対応するRBGサイズセットを予め設定してよい。
処理ユニット101は、プロトコルによる事前定義方式でRBGサイズセットを決定してよく、または、シグナリング通知方式でRBGサイズセットを決定してよい。
別の可能な設計では、処理ユニット101は、RBGサイズを決定するよう構成されてよい。処理ユニットは、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを決定してよい。例えば、RBGサイズは、以下の方式のうちの1つまたは組み合わせにおいて決定される。制御チャネルフォーマット、制御チャネルコンテンツおよび制御チャネルスクランブリング情報のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを決定する;または、割り当てられたリソースによって搬送される情報に基づき、RBGサイズを決定し、当該情報は、システム情報、ブロードキャスト情報、セルレベル情報、共通情報、ユーザ固有情報およびグループ情報のうちの少なくとも1つを含む;または、割り当てられたリソースが配置される帯域幅部分(BP)の情報に基づき、RBGサイズを決定し、BPの情報は、帯域幅部分の帯域幅情報、帯域幅部分のキャリア周波数情報および帯域幅部分のフレーム構造情報のうちの少なくとも1つを含む;または、チャネル特性に基づき、RBGサイズを決定する;またはサービス特性に基づき、RBGサイズを決定する。
処理ユニット101は、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを決定してよい。
処理ユニット101は、プロトコルによる事前定義方式でRBGサイズを決定してよく、または、シグナリング通知方式でRBGサイズを決定してよい。
可能な設計において、送信ユニット102は、指示情報を端末に送信するよう構成されている。指示情報は、第1のRBGサイズを示すために用いられる。
さらに、送信ユニット102は、構成情報を端末に送信するようさらに構成されている。構成情報は、RBGサイズセットを示すために用いられる。
可能な実装において、処理ユニット101は、さらに、割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定するよう構成されている。
処理ユニット101は、サブセット情報に基づき、割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定してよい。具体的には、サブセット情報は、サブセットサイズ、サブセットリソース分割方法、サブセット数およびサブセットスケジューリング情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
処理ユニット101は、第1のRBGサイズに基づき、割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットのサイズを決定してよい。
さらに、処理ユニット101は、さらに、BPサブセットが連続的かどうかを決定するよう構成されている。BPサブセットは、複数の連続的または不連続的リソースブロック(RB)を含む。BPサブセットが連続的かどうかは、プロトコルで事前定義されてよく、または、シグナリング通知方式で決定されてよい。
別の可能な設計では、処理ユニット101は、さらに、RBGが連続的かどうかを決定するよう構成されている。RBGに含まれるRBは、連続的または不連続的であってよい。不連続的RBGのRB間の間隔は、プロトコルで事前定義されてよく、または、シグナリング通知方式で決定されてよい。
本願のこの実施形態における、RBGサイズを決定するための装置100に関連し、且つ、本願の実施形態で提供される技術的解決手段に関連する概念、説明、詳細な説明および他の段階については、上述の方法の実施形態または他の実施形態におけるかかる概念に関する説明を参照し得ることが理解されるだろう。本明細書において詳細は再度説明しない。
図22は、本願の一実施形態による、統合ユニットが用いられる場合における、RBGサイズを決定するための装置200の概略構造図である。RBGサイズを決定するための装置200は、端末に適用されてよい。図22に示される通り、RBGサイズを決定するための装置200は、処理ユニット201および受信ユニット202を含む。
可能な設計において、処理ユニット201は、リソースブロックグループ(RBG)サイズセットを決定するよう構成されており、RBGサイズセットは少なくとも1つのRBGサイズを含み、処理ユニット201は、当該セット内の第1のRBGサイズを決定するよう構成されており、および、第1のRBGサイズに基づき、ネットワークデバイスによって端末に割り当てられたリソースを決定するよう構成されている。
処理ユニット201は、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズセットを決定してよい。例えば、RBGサイズセットは、以下の方式のうちの1つまたは組み合わせにおいて決定されてよい。制御チャネルフォーマット、制御チャネルコンテンツおよび制御チャネルスクランブリング情報のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズセットを決定する;または、ネットワークデバイスによって割り当てられたリソースにより搬送される情報に基づき、RBGサイズセットを決定し、当該情報は、システム情報、ブロードキャスト情報、セルレベル情報、共通情報、ユーザ固有情報およびグループ情報のうちの少なくとも1つを含む;または、ネットワークデバイスによって割り当てられたリソースが配置される帯域幅部分(BP)の情報に基づき、RBGサイズセットを決定し、BPの情報は、帯域幅部分の帯域幅情報、帯域幅部分のキャリア周波数情報および帯域幅部分のフレーム構造情報のうちの少なくとも1つを含む。
処理ユニット201は、各制御チャネル情報、各信号送信特性、各BP、各チャネル特性、各システム帯域幅情報または各サービス特性等に対応するRBGサイズセットを予め設定してよい。
処理ユニット201は、プロトコルによる事前定義方式でRBGサイズセットを決定してよく、または、シグナリング通知方式でRBGサイズセットを決定してよい。
別の可能な設計では、処理ユニット201は、RBGサイズを決定するよう構成されてよい。処理ユニットは、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを決定してよい。例えば、RBGサイズは、以下の方式のうちの1つまたは組み合わせにおいて決定される。制御チャネルフォーマット、制御チャネルコンテンツおよび制御チャネルスクランブリング情報のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを決定する;または、割り当てられたリソースによって搬送される情報に基づき、RBGサイズを決定し、当該情報は、システム情報、ブロードキャスト情報、セルレベル情報、共通情報、ユーザ固有情報およびグループ情報のうちの少なくとも1つを含む;または、割り当てられたリソースが配置される帯域幅部分(BP)の情報に基づき、RBGサイズを決定し、BPの情報は、帯域幅部分の帯域幅情報、帯域幅部分のキャリア周波数情報および帯域幅部分のフレーム構造情報のうちの少なくとも1つを含む;または、チャネル特性に基づき、RBGサイズを決定する;またはサービス特性に基づき、RBGサイズを決定する。
処理ユニット201は、制御チャネル情報、信号送信特性、BP情報、チャネル特性、システム帯域幅情報およびサービス特性等のうちの少なくとも1つに基づき、RBGサイズを決定してよい。
処理ユニット201は、プロトコルによる事前定義方式でRBGサイズセットを決定してよく、または、シグナリング通知方式でRBGサイズセットを決定してよい。
可能な設計において、受信ユニット202は、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信するよう構成されている。指示情報は、第1のRBGサイズを示すために用いられる。処理ユニット201は、受信ユニット202によって受信された指示情報に基づき、当該セット内の第1のRBGサイズを決定してよい。
さらに、受信ユニット202は、ネットワークデバイスによって送信された構成情報を受信するようさらに構成されている。構成情報は、RBGサイズセットを示すために用いられる。処理ユニット201は、受信ユニット202によって受信された構成情報に基づき、RBGサイズセットを決定してよい。
別の可能な設計では、処理ユニット202は、さらに、ネットワークデバイスによって割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定してよい。BPサブセットは、複数の連続的または不連続的リソースブロック(RB)を含む。
処理ユニット201は、サブセット情報に基づき、割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定してよい。具体的には、サブセット情報は、サブセットサイズ、サブセットリソース分割方法、サブセット数およびサブセットスケジューリング情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
処理ユニット201は、第1のRBGサイズに基づき、ネットワークデバイスによって割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットのサイズを決定してよい。
さらに、処理ユニット201は、BPサブセットが連続的かどうかを決定するようさらに構成されている。BPサブセットは、複数の連続的または不連続的リソースブロック(RB)を含む。BPサブセットが連続的かどうかは、プロトコルで事前定義されてよく、または、シグナリング通知方式で決定されてよい。
別の可能な設計では、処理ユニット201は、さらに、RBGが連続的かどうかを決定するよう構成されている。RBGに含まれるRBは、連続的または不連続的であってよい。不連続的RBGのRB間の間隔は、プロトコルで事前定義されてよく、または、シグナリング通知方式で決定されてよい。
本願のこの実施形態における、RBGサイズを決定するための装置200に関連し、且つ、本願の実施形態で提供される技術的解決手段に関連する概念、説明、詳細な説明および他の段階については、上述の方法の実施形態または他の実施形態におけるかかる概念に関する説明が参照され得ることが理解されるだろう。本明細書において詳細は再度説明しない。
RBGサイズを決定するための装置100およびRBGサイズを決定するための装置200のユニット分割は、論理的機能の分割に過ぎないことを理解されたい。実際の実装では、当該ユニットの全部または一部が、1つの物理エンティティに統合されてよく、または、物理的に分離されてもよい。また、当該ユニットの全部は、ソフトウェアを呼び出す処理要素によって実装されてよく、または、当該ユニットの全部はハードウェアによって実装されてよく、または、当該ユニットの一部は、ソフトウェアを呼び出す処理要素によって実装されてよく、および当該ユニットの一部はハードウェアによって実装されてよい。例えば、処理ユニットは、独立した処理要素であってよく、または、ネットワークデバイスまたは端末のチップに統合されていてもよい。代替的に、処理ユニットは、プログラムの形態で、ネットワークデバイスまたは端末のメモリ内に格納されてよく、ネットワークデバイスまたは端末の処理要素がプログラムを呼び出して、当該ユニットの機能を実行させる。他のユニットの実装も同様である。また、当該ユニットの一部または全部は、統合されてよく、または、独立して実装されてもよい。本明細書における処理要素は、信号処理機能を有する集積回路であってよい。一実装プロセスにおいては、上述の方法の段階または上述のユニットは、処理要素のハードウェアの集積ロジック回路を用いて実装されてよく、またはソフトウェア形態での命令を用いて実装されてもよい。また、受信ユニットは、受信を制御するユニットであり、ネットワークデバイスによって送信された情報を、アンテナおよび無線周波数装置等の端末の受信装置を通して受信してよい。送信ユニットは、送信を制御するユニットであり、アンテナおよび無線周波数装置等のネットワークデバイスの送信装置を通して、端末に情報を送信してよい。
例えば、上述のユニットは、上述の方法を実装するための1または複数の集積回路として構成されてよく、このようなものとしては例えば、1または複数の特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、1または複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、または1または複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)が挙げられる。別の例では、上述のユニットのうちの1つが、プログラムを呼び出す処理要素によって実装される場合、処理要素は、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)等の汎用プロセッサまたはプログラムを呼び出すことができる別のプロセッサであってよい。別の例では、これらユニットは統合されてよく、システムオンチップ(system-on-a-chip,SOC)の形態で実装されてよい。
図23は、本願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図である。ネットワークデバイスは、上述の実施形態におけるネットワークデバイスであってよく、上述の実施形態で、ネットワークデバイスによって実行される操作を実行するよう構成されている。図23に示される通り、ネットワークデバイスは、アンテナ110、無線周波数装置120およびベースバンド装置130を含む。アンテナ110は、無線周波数装置120に接続されている。上りリンク方向において、無線周波数装置120は、端末によって送信された情報を、アンテナ110を通して受信し、端末によって送信された情報をベースバンド装置130に処理のために送信する。下りリンク方向において、ベースバンド装置130は、端末の情報を処理し、処理された情報を無線周波数装置120に送信する。端末の情報を処理した後、無線周波数装置120は、処理された情報を端末にアンテナ110を通して送信する。
ベースバンド装置130は、物理的に1つの装置であってよく、または、例えば、CUおよび少なくとも1つのDUを含む、物理的に分離した少なくとも2つの装置であってよい。DUおよび無線周波数装置120は、1つの装置に統合されてよく、または、物理的に分離されていてもよい。ベースバンド装置130の物理的に分離された少なくとも2つの装置間のプロトコル層の分割は、限定されない。例えば、ベースバンド装置130は、RRC層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol,PDCP)層、無線リンク制御(Radio link Control,RLC)層、MAC(Media Access Control,媒体アクセス制御)層および物理層等のプロトコル層のための処理を実行するよう構成されている。ベースバンド装置が物理的に分離された2つの装置を含み、当該2つの装置はこれら2つの装置がそれぞれ担当するプロトコル層の処理を実行するよう構成されるように、分割は、任意の2つのプロトコル層間で行われてよい。例えば、分割は、RRCとPDCPとの間で行われてよい。別の例では、分割は、PDCPとRLCとの間で行われてよい。また、代替的に、分割は、1つのプロトコル層内で行われてよい。例えば、プロトコル層の一部および当該プロトコル層の上にある複数のプロトコル層が1つの装置に統合され、当該プロトコル層の残りの部分および当該プロトコル層の下にある複数のプロトコル層が別の装置に統合される。RBGサイズを決定するための装置100は、ベースバンド装置130の物理的に分離された少なくとも2つの装置のうちの一方に配置されてよい。
ネットワークデバイスは、複数のベースバンドボードを含んでよい。複数の処理要素がベースバンドボードに統合されて、必要な機能を実装してよい。ベースバンド装置130は、少なくとも1つのベースバンドボードを含んでよく、RBGサイズを決定するための装置100は、ベースバンド装置130内に配置されてよい。一実装においては、図21に示されるユニットは、プログラムを呼び出す処理要素によって実装される。例えば、ベースバンド装置130は、処理要素131および格納要素132を含む。処理要素131は、格納要素132内に格納されたプログラムを呼び出して、上述の方法の実施形態においてネットワークデバイスにより実行される方法を実行する。また、ベースバンド装置130は、さらに、無線周波数装置120と情報を交換するよう構成されたインタフェース133を含んでよい。例えば、インタフェースは、公衆無線インタフェース(common public radio interface,CPRI)である。ベースバンド装置130および無線周波数装置120が物理的に一緒に配置される場合、インタフェースは、イントラボードインタフェースまたはインターボードインタフェースであってよい。本明細書でボードは、回路基板である。
別の実装では、図21に示されるユニットは、上述のネットワークデバイスによって実行される方法を実装するための1または複数の処理要素として構成されてよい。当該処理要素は、ベースバンド装置130上に配置される。ここでの処理要素は、例えば、1または複数のASIC、1または複数のDSP、または、1または複数のFPGAといった集積回路であってよい。当該集積回路が統合されてチップを形成してよい。
例えば、図21に示されるユニットは統合されて、システムオンチップ(system-on-a-chip,SOC)の形態で実装されてよい。例えば、ベースバンド装置130は、上述の方法を実装するためのSoCチップを含む。処理要素111および格納要素132がチップに統合されてよく、処理要素131は、格納要素132内に格納されたプログラムを呼び出して、上述のネットワークデバイスによって実行される方法または図21に示されたユニットの機能を実装してよい。代替的に、少なくとも1つの集積回路がチップに統合されて、上述のネットワークデバイスによって実行される方法または図21に示されるユニットの機能を実装してよい。代替的に、上述の実装は、組み合わされてよい。一部のユニットの機能は、プログラムを呼び出す処理要素によって実装され、一部のユニットの機能は、集積回路を用いて実装される。
どの方式が用いられるかに関わらず、ネットワークデバイスに適用されるRBGサイズを決定するための装置100は、少なくとも1つの処理要素および1つの格納要素を含む。少なくとも1つの処理要素は、上述の方法の実施形態において、ネットワークデバイスによって実行される方法を実行するよう構成されている。処理要素は、第1の方式の上述の方法の実施形態において、ネットワークデバイスによって実行される段階の一部または全部を、格納要素に格納されたプログラムを実行する第1の方式で実行してよい。代替的に、処理要素は、上述の方法の実施形態において、ネットワークデバイスによって実行される段階の一部または全部を、処理要素のハードウェアの集積ロジック回路を、命令と組み合わせて用いる第2の方式で実行してよい。処理要素は、上述の方法の実施形態において、ネットワークデバイスによって実行される段階の一部または全部を、第1の方式および第2の方式を組み合わせて実行してよいことはもちろんである。
上記の説明と同様に、ここでの処理要素は、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)等の汎用プロセッサであってよく、または、上述の方法を実装するための1または複数の集積回路として構成されてよく、このようなものとしては、例えば、1または複数の特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、1または複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、または、1または複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)が挙げられる。
格納要素は、メモリであってよく、または、複数の格納要素に対する総称であってよい。
図24は、本願の一実施形態による端末の概略構造図である。端末は、上述の実施形態における端末であってよく、上述の実施形態で、端末によって実行される操作を実行するよう構成されている。図24に示される通り、端末は、アンテナ210、無線周波数装置220およびベースバンド装置230を含む。アンテナ210は、無線周波数装置220に接続されている。下りリンク方向において、無線周波数装置220は、ネットワークデバイスによって送信された情報を、アンテナ210を通して受信し、ネットワークデバイスによって送信された情報をベースバンド装置230に処理のために送信する。上りリンク方向において、ベースバンド装置230は、端末の情報を処理し、処理された情報を無線周波数装置220に送信する。端末の情報を処理した後、無線周波数装置220は、処理された情報をネットワークデバイスにアンテナ210を通して送信する。
ベースバンド装置は、様々な通信プロトコル層のデータ処理を実装するよう構成されたモデムサブシステムを含んでよい。さらに、ベースバンド装置は、端末のオペレーティングシステムおよびアプリケーション層のための処理を実装するよう構成された中央処理サブシステムを含んでよい。また、ベースバンド装置は、さらに、マルチメディアサブシステムおよび周辺サブシステム等の他のサブシステムを含んでよい。マルチメディアサブシステムは、端末のカメラまたはスクリーンディスプレイ等に対する制御を実装するよう構成されている。周辺サブシステムは、別のデバイスへの接続を実装するよう構成されている。モデムサブシステムは、独立したチップであってよい。随意で、RBGサイズを決定するための装置200は、モデムサブシステム内に実装されてよい。
一実装において、図22に示されたユニットは、プログラムを呼び出す処理要素によって実装される。例えば、例えば、モデムサブシステムといったベースバンド装置230のサブシステムは、処理要素231および格納要素232を含む。処理要素231は、格納要素232内に格納されたプログラムを呼び出して、上述の方法の実施形態において端末により実行される方法を実行する。また、ベースバンド装置230は、さらに、無線周波数装置220と情報を交換するよう構成されたインタフェース233を含んでよい。
別の実装では、図22に示されるユニットは、上述の端末によって実行される方法を実装するための1または複数の処理要素として構成されてよい。処理要素は、例えば、モデムサブシステムといったベースバンド装置230のサブシステム内に配置される。ここでの処理要素は、例えば、1または複数のASIC、1または複数のDSP、または、1または複数のFPGAといった集積回路であってよい。当該集積回路が統合されてチップを形成してよい。
例えば、図22に示されるユニットは統合されて、システムオンチップ(system-on-a-chip,SOC)の形態で実装されてよい。例えば、ベースバンド装置230は、上述の方法を実装するためのSoCチップを含む。処理要素231および格納要素232がチップに統合されてよく、処理要素231は、格納要素232内に格納されたプログラムを呼び出して、上述の端末によって実行される方法または図22に示されたユニットの機能を実装してよい。代替的に、少なくとも1つの集積回路がチップに統合されて、上述の端末によって実行される方法または図22に示されるユニットの機能を実装してよい。代替的に、上述の実装は、組み合わされてよい。一部のユニットの機能は、プログラムを呼び出す処理要素によって実装され、一部のユニットの機能は、集積回路を用いて実装される。
どの方式が用いられるかに関わらず、端末に適用されるRBGサイズを決定するための装置200は、少なくとも1つの処理要素および1つの格納要素を含む。少なくとも1つの処理要素は、上述の方法の実施形態において、端末によって実行される方法を実行するよう構成されている。処理要素は、上述の方法の実施形態において、端末によって実行される段階の一部または全部を、格納要素に格納されたプログラムを実行する第1の方式で実行してよい。代替的に、処理要素は、上述の方法の実施形態において、端末によって実行される段階の一部または全部を、プロセッサ素子のハードウェアの集積ロジック回路を、命令と組み合わせて用いる第2の方式で実行してよい。処理要素は、上述の方法の実施形態において、端末によって実行される段階の一部または全部を、第1の方式および第2の方式を組み合わせて実行してよいことはもちろんである。
上記の説明と同様に、ここでの処理要素は、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)等の汎用プロセッサであってよく、または、上述の方法を実装するための1または複数の集積回路として構成されてよく、このようなものとしては、例えば、1または複数の特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、1または複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、または、1または複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)が挙げられる。
格納要素は、メモリであってよく、または、複数の格納要素に対する総称であってよい。
本願の実施形態で提供される方法により、本発明の一実施形態は、さらに、通信システムを提供する。通信システムは、上述のネットワークデバイスおよび1または複数の端末を含む。
本願の実施形態は、さらに、RBGサイズを決定するための装置を提供する。RBGサイズを決定するための装置は、ネットワークデバイスまたは端末に適用され、上述の方法の実施形態を実行するよう構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む。
本願は、RBGサイズを決定するためのプログラムを提供する。プロセッサによって実行される場合、プログラムは上述の実施形態における方法を実行するために用いられる。
本願は、さらに、例えば、RBGサイズを決定するための上述のプログラムを含んだコンピュータ可読記憶媒体といったプログラムプロダクトを提供する。
当業者は、本願の実施形態は、方法、システム、またはコンピュータプログラムプロダクトとして提供されてよいことを理解すべきである。従って、本願の実施形態は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせの実施形態の形態を用いてよい。また、本願の実施形態は、コンピュータで利用可能なプログラムコードを含んだ1または複数のコンピュータで利用可能な格納媒体(ディスクメモリ、CD‐ROMまたは光メモリ等を含むがこれらに限定されない)上で実装されるコンピュータプログラムプロダクトの形態を用いてよい。
本願の実施形態は、本願の実施形態による、方法、デバイス(システム)およびコンピュータプログラムプロダクトのフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令を用いて、フローチャートおよび/またはブロック図内の各プロセスおよび/または各ブロック、並びに、フローチャートおよび/またはブロック図内のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実装してよいことを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて、マシンを生成してよく、その結果、コンピュータまたは任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が、フローチャート内の1または複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1または複数のブロックにおける特定の機能を実装するための装置を生成する。
コンピュータまたは任意の他のプログラム可能なデータ処理デバイスに対し、特定の態様で動作するよう命令可能なこれらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリ内に格納されてよく、その結果、コンピュータ可読メモリ内に格納された当該命令は、命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャート内の1または複数のプロセス、および/または、ブロック図内の1または複数のブロックにおける特定の機能を実装する。
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードされてよく、その結果、一連の操作および段階がコンピュータまたは別のプログラム可能デバイス上で実行され、これにより、コンピュータで実装される処理を生成する。従って、コンピュータまたは別のプログラム可能デバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1または複数のプロセス、および/または、ブロック図内の1または複数のブロックにおける特定の機能を実装するための段階を提供する。
当業者が、本願の精神および範囲から逸脱することなく、本願の実施形態に対し修正例および変形例を加え得ることは明らかである。本願は、本願の実施形態に対する修正例および変形例が以降の特許請求の範囲およびその均等技術によって画定される保護範囲に属する限り、これらの修正例および変形例に及ぶことを意図している。
(項目1)
リソースブロックグループRBGサイズを決定するための方法であって、
端末によって、リソースブロックグループRBGサイズセットを決定する段階であって、前記RBGサイズセットは、少なくとも1つのRBGサイズを含む、段階と、
前記端末によって、前記セット内の第1のRBGサイズを決定する段階と、
前記端末によって、前記第1のRBGサイズに基づき、ネットワークデバイスにより前記端末に割り当てられたリソースを決定する段階と、を備える、方法。
(項目2)
端末によって、RBGサイズセットを決定する前記段階は、
前記端末によって、前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置される帯域幅部分BPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを決定する段階を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記端末によって、前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置されるBPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを決定する前記段階は、
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを決定する段階を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを決定する前記段階は、
前記BPの前記帯域幅情報に基づき、前記BPの帯域幅サイズが位置するBP帯域幅サイズの第1の範囲を決定する段階であって、前記BPの前記帯域幅サイズは、リソースブロックRBの数で表現される、段階と、
前記対応関係における前記BP帯域幅サイズの第1の範囲に対応するRBGサイズセットを決定する段階と、を含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記対応関係におけるBP帯域幅サイズの範囲は、<37、37‐72、73‐144および145‐275を含む、項目3または4に記載の方法。
(項目6)
前記端末によって、前記セット内の第1のRBGサイズを決定する前記段階は、
前記端末によって、前記ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信する段階であって、前記指示情報は、前記第1のRBGサイズを示すために用いられる、段階と、
前記端末によって、前記指示情報に基づき、前記セット内の前記第1のRBGサイズを決定する段階と、を含む、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記端末によって、前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置されるBPサブセットを決定する段階をさらに備える、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記端末によって、前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置されるBPサブセットを決定する前記段階は、
前記第1のRBGサイズに基づき、前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置される前記BPサブセットのサイズを決定する段階を含む、項目7に記載の方法。
(項目9)
リソースブロックグループRBGサイズを決定するための方法であって、
ネットワークデバイスによって、リソースブロックグループRBGサイズセットを決定する段階であって、前記RBGサイズセットは、少なくとも1つのRBGサイズを含む、段階と、
前記ネットワークデバイスによって、前記セット内の第1のRBGサイズを決定する段階と、
前記ネットワークデバイスによって、前記第1のRBGサイズを用いて、端末にリソースを割り当てる段階と、を備える、方法。
(項目10)
ネットワークデバイスによって、RBGサイズセットを決定する前記段階は、
前記ネットワークデバイスによって、前記割り当てられたリソースが配置される帯域幅部分BPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを決定する段階を含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記ネットワークデバイスによって、前記割り当てられたリソースが配置されるBPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを決定する前記段階は、
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを決定する段階を含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを決定する前記段階は、
前記BPの前記帯域幅情報に基づき、前記BPの帯域幅サイズが位置するBP帯域幅サイズの第1の範囲を決定する段階であって、前記BPの前記帯域幅は、リソースブロックRBの数で表現される、段階と、
前記対応関係における前記BP帯域幅サイズの第1の範囲に対応するRBGサイズセットを決定する段階と、を含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記対応関係におけるBP帯域幅サイズの範囲は、<37、37‐72、73‐144および145‐275を含む、項目11または12に記載の方法。
(項目14)
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスによって、前記端末に指示情報を送信する段階であって、前記指示情報は前記第1のRBGサイズを示すために用いられる、段階を備える、項目9から13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記ネットワークデバイスによって、前記割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定する段階をさらに備える、項目9から14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記ネットワークデバイスによって、前記割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定する前記段階は、
前記第1のRBGサイズに基づき、前記割り当てられたリソースが配置される前記BPサブセットのサイズを決定する段階を含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
端末に適用される装置であって、前記装置は、処理ユニットおよび受信ユニットを備え、前記処理ユニットは、
リソースブロックグループRBGサイズセットを決定するよう構成されており、前記RBGサイズセットは、少なくとも1つのRBGサイズを含み、
前記セット内の第1のRBGサイズを決定するよう構成されており、
前記第1のRBGサイズに基づき、ネットワークデバイスにより前記端末に割り当てられるリソースを決定するよう構成されている、装置。
(項目18)
前記処理ユニットは、
前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置される帯域幅部分BPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを決定するよう構成されている、項目17に記載の装置。
(項目19)
前記処理ユニットは、
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを決定するよう構成されている、項目18に記載の装置。
(項目20)
前記処理ユニットは、
前記BPの前記帯域幅情報に基づき、前記BPの帯域幅サイズが位置するBP帯域幅サイズの第1の範囲を決定するよう構成されており、前記BPの前記帯域幅サイズは、リソースブロックRBの数で表現され、
前記対応関係における前記BP帯域幅サイズの第1の範囲に対応するRBGサイズセットを決定するよう構成されている、項目19に記載の装置。
(項目21)
前記対応関係におけるBP帯域幅サイズの範囲は、<37、37‐72、73‐144および145‐275を含む、項目19または20に記載の装置。
(項目22)
前記受信ユニットは、前記ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信するよう構成されており、前記指示情報は、前記第1のRBGサイズを示すために用いられ、
前記処理ユニットは、前記指示情報に基づき、前記セット内の前記第1のRBGサイズを決定する、項目19から21のいずれか一項に記載の装置。
(項目23)
前記処理ユニットは、さらに、
前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置されるBPサブセットを決定するよう構成されている、項目17から22のいずれか一項に記載の装置。
(項目24)
前記処理ユニットは、
前記第1のRBGサイズに基づき、前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置される前記BPサブセットのサイズを決定するよう構成されている、項目23に記載の装置。
(項目25)
端末に適用される装置であって、前記装置は、処理要素および格納要素を備え、前記格納要素は、プログラムを格納するよう構成されており、前記処理要素は、前記格納要素内の前記プログラムを呼び出して、
リソースブロックグループRBGサイズセットを決定することであって、前記RBGサイズセットは、少なくとも1つのRBGサイズを含む、こと、
前記セット内の第1のRBGサイズを決定すること、および
前記第1のRBGサイズに基づき、ネットワークデバイスにより前記端末に割り当てられたリソースを決定すること、の操作を実行させるよう構成されている、装置。
(項目26)
RBGサイズセットを前記決定することは、
前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置される帯域幅部分BPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを決定することを含む、項目25に記載の装置。
(項目27)
前記ネットワークデバイスによって割り当てられた前記リソースが配置されるBPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを前記決定することは、
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを決定することを含む、項目26に記載の装置。
(項目28)
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを前記決定することは、
前記BPの前記帯域幅情報に基づき、前記BPの帯域幅サイズが位置するBP帯域幅サイズの第1の範囲を決定することであって、前記BPの前記帯域幅サイズは、リソースブロックRBの数で表現される、決定することと、
前記対応関係における前記BP帯域幅サイズの第1の範囲に対応するRBGサイズセットを決定することと、を含む、項目27に記載の装置。
(項目29)
前記対応関係におけるBP帯域幅サイズの範囲は、<37、37‐72、73‐144および145‐275を含む、項目27または28に記載の装置。
(項目30)
前記プロセッサは、さらに、
前記ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信するよう構成されており、前記指示情報は、前記第1のRBGサイズを示すために用いられ、
前記指示情報に基づき、前記セット内の前記第1のRBGサイズを決定するよう構成されている、項目25から29のいずれか一項に記載の装置。
(項目31)
前記処理要素は、前記格納要素内の前記プログラムを呼び出して、
前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置されるBPサブセットを決定する操作をさらに実行させるよう構成されている、項目25から30のいずれか一項に記載の装置。
(項目32)
前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置されるBPサブセットを前記決定することは、
前記第1のRBGサイズに基づき、前記ネットワークデバイスにより割り当てられた前記リソースが配置される前記BPサブセットのサイズを決定することを含む、項目31に記載の装置。
(項目33)
項目17から32のいずれか一項に記載の装置を備える、端末。
(項目34)
ネットワークデバイスに適用される装置であって、前記装置は、処理ユニットおよび送信ユニットを備え、前記処理ユニットは、
リソースブロックグループRBGサイズセットを決定するよう構成されており、前記RBGサイズセットは、少なくとも1つのRBGサイズを含み、
前記セット内の第1のRBGサイズを決定するよう構成されており、
前記第1のRBGサイズを用いて、端末にリソースを割り当てられるよう構成されている、装置。
(項目35)
前記処理ユニットは、
前記割り当てられたリソースが配置される帯域幅部分BPの帯域幅情報に基づき、前記RBGサイズセットを決定するよう構成されている、項目34に記載の装置。
(項目36)
前記処理ユニットは、
前記BPの前記帯域幅情報と、BP帯域幅サイズの範囲およびRBGサイズセット間の対応関係とに基づき、前記RBGサイズセットを決定するよう構成されている、項目35に記載の装置。
(項目37)
前記処理ユニットは、
前記BPの前記帯域幅情報に基づき、前記BPの帯域幅サイズが位置するBP帯域幅サイズの第1の範囲を決定するよう構成されており、前記BPの前記帯域幅は、リソースブロックRBの数で表現され、
前記対応関係における前記BP帯域幅サイズの第1の範囲に対応するRBGサイズセットを決定するよう構成されている、項目36に記載の装置。
(項目38)
前記対応関係におけるBP帯域幅サイズの範囲は、<37、37‐72、73‐144および145‐275を含む、項目36または37に記載の装置。
(項目39)
前記送信ユニットは、
前記端末に指示情報を送信するよう構成されており、前記指示情報は前記第1のRBGサイズを示すために用いられる、項目34から38のいずれか一項に記載の装置。
(項目40)
前記処理ユニットは、さらに、
前記割り当てられたリソースが配置されるBPサブセットを決定するよう構成されている、項目34から39のいずれか一項に記載の装置。
(項目41)
前記処理ユニットは、
前記第1のRBGサイズに基づき、前記割り当てられたリソースが配置される前記BPサブセットのサイズを決定するよう構成されている、項目40に記載の装置。
(項目42)
処理要素および格納要素を備えるネットワークデバイスであって、前記格納要素は、プログラムを格納するよう構成されており、前記処理要素は、前記格納要素内の前記プログラムを呼び出して、項目9から16のいずれか一項に記載の方法を実行させるよう構成されている、ネットワークデバイス。
(項目43)
プログラムを備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行される場合に、前記プログラムは、項目1から8のいずれか一項に記載の方法を実装するために用いられる、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目44)
プログラムを備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行される場合に、前記プログラムは、項目9から16のいずれか一項に記載の方法を実装するために用いられる、コンピュータ可読記憶媒体。