以下の説明は、例示的な方法、パラメータなどを記載するものである。しかし、かかる記載は、本開示の範囲を限定することを意図するものではなく、むしろ例示的な実施例の説明として提供されることを認識されたい。
身体活動に関連付けられたユーザインタフェースを表示するための効率的な方法及びインタフェースを提供する電子デバイスが必要とされている。かかる技術は、身体活動に関連付けられたユーザインタフェースにアクセスするユーザの認識的負担を低減し、それによって生産性を向上することができる。更に、かかる技術は、別の方法であれば冗長なユーザ入力に対して浪費される、プロセッサ及びバッテリの電力を低減することができる。
以下、図1A及び図1B、図2、図3、図4A及び図4B、及び図5A~図5Hは、イベント通知を管理する技術を実行するための例示的なデバイスの説明を提供するものである。図6A~図6Tは、いくつかの実施例に係る、活動競争に関連する例示的なユーザインタフェースを示す。図7A及び図7Bは、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを使用して活動競争の表現を表示する方法を示すフロー図である。図6A~図6Tのユーザインタフェースは、図7A及び図7Bのプロセスを含む、以下に説明するプロセスを説明するために使用される。図8A~図8Yは、いくつかの実施例に係る、活動共有のための友人リストに関連する例示的なユーザインタフェースを示す。図9A及び図9Bは、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを使用して友人リストの表現を表示する方法を示すフロー図である。図8A~図8Yのユーザインタフェースは、図9A及び図9Bのプロセスを含む、以下に説明するプロセスを説明するために使用される。図10A~図10Qは、いくつかの実施例に係る、トレーニングの境界を自動的に決定することに応答して、ユーザに提示されるアラートに関連付けられた例示的なユーザインタフェースを示す。図11は、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを用いて身体活動の境界を自動的に判定することに応答して、アラートを表示するための方法を示すフロー図である。図10A~図10Qのユーザインタフェースは、図11のプロセスを含む、以下に説明するプロセスを説明するために使用される。図12A~図12AKは、いくつかの実施例に係る、トレーニングアプリケーションに関するペースアラートを構成することに関連付けられた例示的なユーザインタフェースを示す。図13は、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを使用してペースを計算するために使用されるデータセットを構成するためのユーザインタフェースを表示する方法を示すフロー図である。図12A~図12AKのユーザインタフェースは、図13のプロセスを含む、以下に説明するプロセスを説明するために使用される。
以下の説明では、さまざまな要素を説明するために「第1」、「第2」などの用語を使用するが、これらの要素は用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用されるものである。例えば、第1タッチは第2タッチと呼ぶことができ、同様に、第2タッチは、さまざまな説明された実施例の範囲から逸脱することなく第1タッチと呼ぶことができる。第1タッチ及び第2タッチは共にタッチであるが、同じタッチではない。
本明細書で説明されるさまざまな実施例の説明で使用される用語は、特定の実施例を説明することのみを目的とするものであって、限定することを意図するものではない。説明されるさまざまな実施例の説明及び添付の特許請求の範囲で使用されるとき、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、複数形もまた含むことが意図されている。本明細書で使用されるときに、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の任意の全ての可能な組み合わせを指し、かつこれを含むことをもまた理解されよう。用語「includes(含む)、「including(含む)」、「comprises(含む)」、及び/又は「comprising(含む)」は、本明細書で使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
任意選択的に、用語「if(~場合に)」は、文脈に応答して「when(~時に)」、又は「upon(~すると)」、又は「in response to determining(~という判定に応答して)」、又は「in response to detecting(~を検出したことに応答して)」を意味すると解釈される。同様に、語句「if it is determined(~と判定される場合)」又は「if(a stated condition or event)is detected((述べられる条件又はイベント)が検出される場合)」は、任意選択的に、文脈に依存して「upon determining(~と判定すると)」、「in response to determining(~と判定したことに応答して)」、「upon detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出すると)」、又は「in response to detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出したことに応答して)」を意味するものと解釈される。
電子デバイス、かかるデバイス用のユーザインタフェース及びかかるデバイスを使用するための関連する方法の実施例が説明される。いくつかの実施例では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、モバイル電話機などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施例には、California州CupertinoのApple Inc.のiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)及びiPad(登録商標)のデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えたラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも、任意選択的に、使用される。いくつかの実施例では、デバイスがポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えたデスクトップコンピュータであることもまた理解されたい。
以下の説明では、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える電子デバイスについて説明する。しかし、本電子デバイスは、物理キーボード、マウス及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを任意選択的に含むことを理解されたい。
本デバイスは、一般的に、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などのさまざまなアプリケーションをサポートするものである。
本デバイス上で実行されるさまざまなアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又は各アプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の(タッチ感知面などの)物理アーキテクチャは、ユーザにとって直観的かつ透過的なユーザインタフェースを備えるさまざまなアプリケーションを、任意選択的にサポートする。
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施例に注意を向けることにする。図1Aは、いくつかの実施例に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えるポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として、知られる場合又は呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力制御デバイス116、及び外部ポート124を含んでいる。デバイス100は、1つ以上の光センサ164を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出するための、1つ以上の接触強度センサ165を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100上に触知出力を生成する(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などの、タッチ感知面上に触知出力を生成する)ための、1つ以上の触知出力生成器167を、任意選択的に含んでいる。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して任意選択的に通信する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指接触)の力若しくは圧力(単位面積当りの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力の代替物(代用物)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの異なる数値を含む、より典型的には、数百もの異なる数値(例えば、少なくとも256)を含む、数値の範囲を有する。接触の強度は、任意選択的に、さまざまな手法、及びさまざまなセンサ又はセンサの組み合わせを使用して判定(又は、測定)される。例えば、タッチ感知面の下に又はこれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上のさまざまな点における力を測定するために使用される。いくつかの実施態様では、複数の力センサからの力測定値を、接触の力の推定値を判定するために組み合わせる(例えば、加重平均)。同様に、スタイラスの感圧性先端部は、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触領域のサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として、任意選択的に用いられる。いくつかの実施態様では、接触の力又は圧力の代替的測定値は、強度閾値を超えているか否かを判定するために直接に用いられる(例えば、強度閾値は、代替的測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実施態様において、接触の力又は圧力の代替的測定値は、推定される力又は圧力に変換され、この推定される力又は圧力を用いて、強度閾値を超えているかどうかを判定する(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定された圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、アフォーダンスを(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)表示するための、及び/又は、ユーザ入力を(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御部を介して)受信するための、面積が制限されている、低減されたサイズのデバイス上で、他の方法であればユーザによってアクセスすることができない、追加的なデバイス機能へのユーザのアクセスが可能となる。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、デバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又はデバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況において、物理的変位によって生成された触知出力は、デバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識された変化に相当する触感として、ユーザによって解釈される。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、任意選択的に、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として解釈される。いくつかの場合、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じる。別の実施例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。かかるユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」、「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものとして記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、一般的な(又は平均的な)ユーザについて記述された感覚認知を生成することとなるデバイス又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一実施例に過ぎず、デバイス100は、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を任意選択的に有し、2つ以上の構成要素を任意選択的に組み合せて、又は構成要素の異なる構成若しくは配置を任意選択的に有することを理解されたい。図1Aに示すさまざまな構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア又はハードウェア及びソフトウェアの双方の組み合わせで実装される。
メモリ102は、高速ランダムアクセスメモリを任意選択的に含み、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリもまた任意選択的に含む。メモリコントローラ122は、任意選択的に、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを制御する。
周辺機器インタフェース118を使用して、本デバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU120及びメモリ102に接続することができる。1つ以上のプロセッサ120は、デバイス100のためのさまざまな機能を実行するため並びにデータを処理するために、メモリ102に記憶されたさまざまなソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる、又は実行する。いくつかの実施例では、周辺機器インタフェース118、CPU120及びメモリコントローラ122は、チップ104などの単一チップ上に任意選択的に実装される。いくつかの他の実施例では、それらは、任意選択的に、別々のチップ上に実装される。
RF(radio frequency)(無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、それらの機能を実行するための周知の回路を任意選択的に含み、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリなどが挙げられるが、これらに限定されない。RF回路108は任意選択的に、ワールドワイドウェブ(WWW)とも称されるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、及び他のデバイスと、無線通信によって通信する。RF回路108は、近距離通信無線などによる近距離通信(NFC)(near field communication)の場を検出するための周知の回路を任意選択的に含む。無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを、任意選択的に使用し、それらの通信規格、通信プロトコル、及び通信技術としては、移動通信用のグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access、HSUPA)、Evolution、Data-Only(EV-DO)、HSPA、HSPA+、2重セルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(BTLE)、Wireless Fidelity(Wi-Fi)(登録商標)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、及び/又はIEEE 802.11ac)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX、電子メール用のプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/又はポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、及び/又はショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、あるいは本文書の出願日現在までにまだ開発されていない通信プロトコルを含めた任意の他の好適な通信プロトコルが挙げられるが、これらに限定されない。
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、そのオーディオデータを電気信号に変換し、その電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。オーディオ回路110はまた、マイクロフォン113により音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号を音声データに変換し、音声データを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。音声データは任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、並びに/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108へ送信される。いくつかの実施例では、オーディオ回路110はヘッドセットジャック(例えば、図2の212)もまた備える。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドフォン又は出力(例えば、片耳又は両耳用のヘッドフォン)及び入力(例えば、マイクロフォン)の双方を有するヘッドセットなどの、取り外し可能なオーディオ入出力周辺機器と、の間のインタフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、周辺機器インタフェース118に、タッチスクリーン112及び他の入力制御デバイス116などのデバイス100の入出力周辺機器を連結する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含んでいる。1つ以上の入力コントローラ160は、電気信号を、他の入力制御デバイス116から受信/他の入力制御デバイス116に送信する。他の入力制御デバイス116は、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイアル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを任意選択的に含む。いくつかの代替実施例では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに連結される(又は、いずれにも連結されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量調節のためのアップ/ダウンボタンを任意選択的に含む。1つ以上のボタンは、プッシュボタン(例えば、図2の206)を任意選択的に含む。
2005年12月23日に出願された、米国特許第7,657,849号である米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」(この特許は、その全体が本明細書において参照により組み込まれる)に記載されているように、任意選択的に、プッシュボタンの素早い押圧により、タッチスクリーン112のロックを解除するか、又はデバイスのロック解除にタッチスクリーン上のジェスチャを用いる処理を任意選択的に開始する。プッシュボタン(例えば、206)をより長く押圧することにより、任意選択的にデバイス100の電源をオンオフする。ボタンのうちの1つ以上の機能は、任意選択的に、ユーザカスタマイズ可能である。タッチスクリーン112は、仮想ボタン又はソフトボタン及び1つ以上のソフトキーボードを実装するために使用される。
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、電気信号を、タッチスクリーン112から受信かつ/又はタッチスクリーン112に送信する。タッチスクリーン112は、ユーザに視覚出力を表示する。視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ及びこれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」と称する)を任意選択的に含む。いくつかの実施例では、任意選択的に、視覚出力の一部又は全てはユーザインタフェースオブジェクトに対応する。
タッチ画面112は、触覚及び/若しくは触感の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有している。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチスクリーン112上に表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ又は画像)との対話に変換する。例示的な実施例では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
タッチスクリーン112は任意選択的に、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマーディスプレイ)技術又はLED(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施例では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、静電容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面超音波技術、並びに、タッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定するための他の近接センサアレイ又は他の要素を含むが、これらに限定されない、現在公知の若しくは後日に開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及び任意の移動又はその中断を、任意選択的に検出する。例示的な実施例では、Apple Inc.(Cupertino、California)による、iPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)において見られるような、投影型相互静電容量感知技術が使用されている。
タッチスクリーン112のいくつかの実施例におけるタッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、以下の米国特許、第6,323,846号(Westermanら)、第6,570,557号(Westermanら)、及び/又は第6,677,932号(Westerman)、及び/又は米国特許出願公開第2002/0015024(A1)号に記載されているマルチタッチ感知タッチパッドに類似し、これらは、それぞれその全体が本明細書において参照により組み込まれている。しかし、タッチスクリーン112はデバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは視覚出力を提供しない。
タッチスクリーン112のいくつかの実施例におけるタッチ感知ディスプレイは、以下の出願で説明されている。(1)2006年5月2日出願の米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日に出願された同第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日に出願された同第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日に出願された同第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日に出願された同第11/038,590号、「Mode-Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日に出願された同第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日に出願された同第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日に出願された同第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch-Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日に出願された同第11/367,749号、「Multi-Functional Hand-Held Device」。これらの出願の全ては、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
タッチスクリーン112は、任意選択的に、100dpiを超える映像解像度を有する。いくつかの実施例では、タッチスクリーンは約160dpiのビデオ解像度を有する。ユーザは、スタイラス、指などの任意の好適な物体又は付属器を使用して、タッチスクリーン112と任意選択的に接触する。いくつかの実施例では、ユーザインタフェースは、主として指に基づく接触とジェスチャと作用するように設計され、タッチスクリーン上の指の接触面積が広いことに起因して、スタイラスを基準とした入力よりも精度が低い恐れがある。いくつかの実施例では、デバイスは、指に基づく粗い入力を正確なポインタ/カーソル位置又はユーザの望むアクションを実行するためのコマンドに変換する。
いくつかの実施例では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッド(図示せず)を含む。いくつかの実施例では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の拡張部である。
デバイス100はまた、さまざまな構成要素に電力を供給するための電力システム162を含む。電力システム162は任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配と関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
デバイス100はまた任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に接続された光センサを示す。光センサ164は、電荷結合デバイス(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを、任意選択的に含む。光センサ164は、1つ以上のレンズを通して投影された、環境からの光を受光し、その光を、画像を表現するデータに変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも称する)と併用して、光センサ164は、静止画像又はビデオを任意選択的にキャプチャする。いくつかの実施例では、タッチスクリーンディスプレイを静止画像及び/又は映像取得のためのビューファインダとして有効化するように、光センサは、デバイスの前面のタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。いくつかの実施例では、任意選択的に、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見るのと同時に、そのユーザの画像をテレビ会議のために得るように、デバイスの前面に光センサが配置されている。いくつかの実施例では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内のレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、それにより、テレビ会議並びに静止画像及び/又はビデオ画像の取得の双方のために、単一の光センサ164を、タッチスクリーンディスプレイと共に使用する。
デバイス100はまた、1つ以上の接触強度センサ165を任意選択的に含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された、接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(又は圧力)を測定するために使用するセンサ)を、任意選択的に含む。接触強度センサ165は、周辺環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報の代用物)を受信する。いくつかの実施例において、少なくとも1つの接触強度センサが、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又は、それに近接している。いくつかの実施例では、少なくとも1つの接触強度センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
デバイス100はまた、1つ以上の近接センサ166を任意選択的に含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と連結された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に接続される。近接センサ166は、任意選択的に、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、同第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」、及び同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で説明されるように実行してもよく、これらの出願は、その全体が本明細書に参照として組み込まれる。いくつかの実施例において、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されている場合(例えば、ユーザが電話通話を行っている場合)、近接センサは、タッチスクリーン112をオフにし無効にする。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に連結された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、スピーカ又は他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などの、エネルギを直線トレーニングに変換する電気機械デバイスを、任意選択的に含む。接触強度センサ165は、触覚フィードバックモジュール133から触覚フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上で生成する。いくつかの実施例において、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は横方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に動かすことによって、触知出力を生成する。いくつかの実施例において、少なくとも1つの触知出力生成器センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
デバイス100はまた、1つ以上の加速度計168を任意選択的に含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に連結された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に任意選択的に連結される。加速度計168は、任意選択的に、米国特許出願公開第20050190059号、「Acceleration-based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び同第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」で説明されるように機能するものであり、これらの文献の双方は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施例では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は任意選択的に、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)並びにデバイス100の位置及び方位(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を含む。
いくつかの実施例では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)モジュール(又は命令セット)135及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施例では、図1A及び図3に示すように、メモリ102(図1A)又はメモリ370(図3)は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、以下の1つ以上を含む。現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合、どのアプリケーションがアクティブかを示す、アクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112のさまざまな領域を占領しているかを示す、表示状態、デバイスのさまざまなセンサ及び入力制御デバイス116から取得される情報を含む、センサ状態、並びに、デバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置情報、である。
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin(登録商標)、RTXC(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、iOS(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又はVxWorks(登録商標)などの組み込みオペレーティングシステム)は、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するためのさまざまなソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、さまざまなハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するためのさまざまなソフトウェア構成要素も含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)(USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、直接的に、又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LANなど)を通して間接的に、他のデバイスに連結するように適応している。いくつかの実施例では、外部ポートは、iPod(登録商標)(Apple Inc.の商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同一の若しくは同様のマルチピン(例えば、30ピン)コネクタ、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、(ディスプレイコントローラ156と連携して)タッチスクリーン112及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたか否かを判定すること(例えば、指を下ろすイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するか否かを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したか否かを判定すること(例えば、指を上げるイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関するさまざまな動作を実行するための、さまざまなソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データにより表される接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、並びに/又は加速度(大きさ及び/又は方向における変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施例では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
いくつかの実施例では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたか否かを判定するための(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したか否かを判定するための)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。いくつかの実施例では、少なくとも強度閾値のサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されず、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調節することができる)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのハードウェアを変更することなく、広範囲の予め定義された閾値のうちのいずれかに設定されてもよい。加えて、一部の実施態様では、デバイスのユーザは、強度閾値の組のうちの1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される(例えば、個々の強度閾値を調整することによって、及び/又はシステムレベルのクリック「強度」パラメータで一度に複数の強度閾値を調整することによって)。
接触/動きモジュール130は、ユーザによるジェスチャ入力を任意選択的に検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターン(例えば、検出される接触の異なる動き、タイミング、及び/又は強度)を有する。したがって、ジェスチャは、特定の接触パターンの検出によって任意選択的に検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、(例えば、アイコンの位置での)指を下ろすイベントを検出し、続いてその指を下ろすイベントと同じ位置(又は、実質的に同じ位置)で指を上げる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面上での指のスワイプジェスチャを検出することは、指を下ろすイベントを検出し、続いて、1つ以上の、指をドラッグするイベントを検出し、その後、続いて指を上げる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的効果(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含めた、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリングして表示するための、さまざまな既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用されるとき、用語「グラフィック」は、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、及びアニメーションなどを含むがこれらに限定されない、ユーザに対して表示することができるいずれかのオブジェクトを含む。
いくつかの実施例では、グラフィックモジュール132は、使用されることとなるグラフィックを表すデータを記憶する。各々のグラフィックは、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次いで、ディスプレイコントローラ156に出力するスクリーンの画像データを生成する。
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応答して、デバイス100上の1つ以上の位置で触知出力を生成するために、触知出力生成器(単数又は複数)167によって使用される命令を生成するための、さまざまなソフトウェア構成要素を含む。
テキスト入力モジュール134は任意選択的に、グラフィックモジュール132の構成要素であり、さまざまなアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を、さまざまなアプリケーションでの使用のために提供する(例えば、位置に基づく電話での使用のために電話138へ、写真/ビデオメタデータとしてカメラ143へ、並びに、天気ウィジェット、ローカルイエローページウィジェット及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)。
アプリケーション136は、以下のモジュール(若しくは命令セット)、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを任意選択的に含む。
●連絡先モジュール137(場合により、アドレス帳又は連絡先リストとも呼ぶ)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ビデオプレーヤモジュール、
●音楽プレーヤモジュール、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●天気ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を任意選択的に含む、ウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールを統合した、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154及び/又は
●オンラインビデオモジュール155。
任意選択的にメモリ102内に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と共に、連絡先モジュール137は、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)アドレスブック又は連絡先リストを管理するために任意選択的に用いられ、それには、アドレスブックに名前(単数又は複数)を加えること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、メールアドレス(単数又は複数)、住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前と関連付けること、名前を分類かつ並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、又はIM141による通信を開始する及び/又は容易にすること、などが含まれる。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、任意選択的に、電話番号に対応する一連の文字を入力し、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力された電話番号を修正し、対応する電話番号をダイアルし、会話を行い、そして、会話が完了した際に接続を切るか又は電話を切るために、使用する。上述のように、無線通信は、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを任意選択的に使用する。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの指示に従って、ユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始し、遂行し、終了するための、実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応答して、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理するための、実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールを作成及び送信することを非常に容易にする。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する文字列を入力したり、入力済の文字を修正したり、(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用して)対応するインスタントメッセージを送信したり、インスタントメッセージを受信したり、及び受信したインスタントメッセージを閲覧したりする、実行可能な命令を含む。いくつかの実施例では、送信及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書で使用するとき、「インスタントメッセージ」とは、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)の双方を示す。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154及び音楽プレーヤモジュールと連携して、トレーニングサポートモジュール142は、(例えば、時間、距離及び/又はカロリー消費目標を有する)トレーニングを作成し、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニングのための音楽を選択し、再生し、トレーニングデータを表示し、記憶し、送信する、実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143は、静止画像若しくは(ビデオストリームを含む)ビデオをキャプチャしてメモリ102にそれらを記憶し、静止画像若しくはビデオの特性を変更し、又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除する、実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134及びカメラモジュール143と連携して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を配置し、修正し(例えば、編集し)又は別の方法で操作し、ラベルを付け、削除し、(例えば、デジタルスライドショー又はアルバムにおいて)提示し、記憶する、実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び、テキスト入力モジュール134と連携して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付及び他のファイルを検索し、リンク付けし、受信し、表示する、ことを含むユーザの指示に従い、インターネットを閲覧する実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、カレンダモジュール148は、ユーザの指示に従い、カレンダ及びカレンダに関連付けられたデータ(例えば、カレンダ項目、to doリストなど)を作成し、表示し、変更し、記憶する、実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチ画面112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と併せて、ウィジェットモジュール149は、ユーザによって任意選択的にダウンロードされて使用されるミニアプリケーション(例えば、天気ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施例では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language)(ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets)(カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScript(登録商標)ファイルを含む。いくつかの実施例では、ウィジェットは、XML(拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェット作成モジュール150は、任意選択的に、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定箇所をウィジェットに変える)ために、ユーザによって使用される。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの指示に従い、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、音、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索する実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽及び他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能な命令、並びにビデオを(タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示又は別の方法で再生する、実行可能な命令を含む。いくつかの実施例では、デバイス100は、iPod(Apple Inc.の登録商標)などのMP3プレーヤの機能を任意選択的に含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの指示に従って、メモ、to doリストなどを作成及び管理する実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、地図モジュール154は、任意選択的に、ユーザの指示に従い、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の位置又はその近くの店舗及びその他の見所のデータ、並びに他の位置ベースのデータ)を受信し、表示し、変更し、及び記憶するために、使用される。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)受信し、(例えば、タッチスクリーン上で又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)再生し、特定のオンラインビデオへのリンクを含む電子メールを送信し、別の方法で管理することが可能となる命令を含む。いくつかの実施例では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。オンラインビデオアプリケーションの追加の説明は、2007年6月20日に出願された米国特許仮出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日に出願された米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」に見出すことができ、これら出願の内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
上記特定されたモジュール及びアプリケーションの各々は、上記説明された1つ以上の機能、並びに本出願で説明される方法(例えば、コンピュータにより実装される方法、及び本明細書で説明される他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令セットに対応する。これらのモジュール(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、それゆえ、さまざまな実施例では、任意選択的に、これらのモジュールのさまざまな部分集合を組み合わせるか、又は他の方式で再編成する。例えば、ビデオプレーヤモジュールは、任意選択的に、音楽プレーヤモジュールと組み合わせて、単一のモジュール(例えば、図1Aのビデオ及び音楽プレーヤモジュール152)とする。いくつかの実施例では、メモリ102は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
いくつかの実施例では、デバイス100は、デバイス上で予め定義された機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行されるデバイスである。デバイス100の動作のための主要な入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することによって、デバイス100上の物理的な入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイアルなど)の数が任意選択的に削減される。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行される予め定義された機能のセットは任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施例では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされるとき、デバイス100上で表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。かかる実施例では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。いくつかの他の実施例では、メニューボタンは、タッチパッドの代わりに、物理プッシュボタン又は他の物理入力制御デバイスである。
図1Bは、いくつかの実施例に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施例では、メモリ102(図1A)又はメモリ370(図3)は、イベントソータ170(例えば、オペレーティングシステム126内)及び対応するアプリケーション136-1(例えば、上述のアプリケーション137~151、155、380~390のうちのいずれか)を含む。
イベントソータ170は、イベント情報を受信し、イベント情報が配信されるアプリケーション136-1及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施例では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブであるか又は実行中のとき、タッチ感知ディスプレイ112上に表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施例では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するために、イベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を決定するために、イベントソータ170によって使用される。
いくつかの実施例では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用される再開情報、アプリケーション136-1によって表示されているか又は表示の準備がされている情報を示すユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態待ち行列及びユーザが行った前のアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列、のうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイ112上のユーザタッチ)の情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168及び/若しくは(オーディオ回路110を通じて)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
いくつかの実施例では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応答して、周辺機器インタフェース118はイベント情報を送信する。他の実施例では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回るかつ/又は所定の期間よりも長い入力を受信すること)が存在するときのみ、イベント情報を送信する。
いくつかの実施例では、イベントソータ170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が1つよりも多いビューを表示した際に、1つ以上のビュー内のどこにおいてサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手続きを提供する。ビューは、制御部と、ユーザがディスプレイ上で見ることが可能な他の要素とで構成されている。
アプリケーションと関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、それらにおいて情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる、本明細書でアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれる場合があるビューのセットである。タッチが検出される(各アプリケーションの)アプリケーションビューは、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに任意選択的に対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルのビューは任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは任意選択的に、タッチに基づくジェスチャを開始する初期のタッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて判定される。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層において編成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとしてヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、最初のサブイベント(例えば、イベント又は潜在的なイベントを形成するサブイベントのシーケンスにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定されると、ヒットビューは、それがヒットビューとして特定された、同じタッチ又は入力ソースに関連する全てのサブイベントを一般的に受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施例では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施例では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューはアクティブに関わっているビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わっているビューは、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施例では、タッチサブイベントが1つの特定のビューと関連付けられた領域に完全に限定された場合でさえ、階層における上位のビューは、依然としてアクティブに関わっているビューのままでいる。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えば、イベント認識部180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施例において、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施例では、イベントディスパッチャモジュール174は、対応するイベント受信部182により取得されるイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
いくつかの実施例では、オペレーティングシステム126は、イベントソータ170を含む。あるいは、アプリケーション136-1が、イベントソータ170を含む。更に他の実施例では、イベントソータ170は、独立型のモジュール、又は接触/動きモジュール130などの、メモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
いくつかの実施例では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースの対応するビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベントハンドラ190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。一般的には、対応するアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施例では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)又はアプリケーション136-1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施例では、対応するイベントハンドラ190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178及び/又はイベントソータ170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を任意選択的に、利用若しくは呼び出す。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上の対応するイベントハンドラ190を含む。また、いくつかの実施例では、データ更新部176、オブジェクト更新部177及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、対応するアプリケーションビュー191に含まれる。
各イベント認識部180は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施例では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
イベント受信部182は、イベントソータ170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの動きに関する情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。いくつかの実施例では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへの、又はその逆の)デバイスの回転を含み、そのイベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての対応する情報を含む。
イベント比較部184は、イベント情報を予め定義されたイベント又はサブイベント定義と比較し、比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定し、又はイベント若しくはサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施例では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えば、イベント1(187-1)、イベント2(187-2)などのイベントの定義(例えば、予め定義された一連のサブイベント)を含む。いくつかの実施例では、イベント187におけるサブイベントは、例えば、タッチの始め、タッチの終わり、タッチの移動、タッチの停止及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)に関する定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。このダブルタップは、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第1タッチ(タッチの開始)、所定の段階に関する第1リフトオフ(タッチの終了)、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第2タッチ(タッチの開始)、及び所定の段階に関する第2リフトオフ(タッチの終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグ操作である。このドラッグ操作は、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上でのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイ112を横断するタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終了)を含む。いくつかの実施例では、イベントはまた、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
いくつかの実施例では、イベント定義187は、各ユーザインタフェースオブジェクトに関するイベントの定義を含む。いくつかの実施例では、イベント比較部184は、サブイベントに関連付けられたユーザインタフェースオブジェクトを判定するヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインタフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイ112に表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定するためのヒットテストを行う。表示された各オブジェクトが、対応するイベントハンドラ190と関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を使用して、どのイベントハンドラ190がアクティブ化されるべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトと関連付けられたイベントハンドラを選択する。
いくつかの実施例では、各イベント(187)に関する定義はまた、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するか否かが判定されるまでイベント情報の配信を遅延させる遅延動作も含む。
各イベント認識部180は、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判断した場合、各イベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部がもしあれば、そのイベント認識部が進行中のタッチに基づくジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
いくつかの実施例では、各イベント認識部180は、構成可能なプロパティと、フラグと、及び/又はイベント配信システムがアクティブに関わっているイベント認識部にどのようにサブイベント配信を実行するかについて示すリストと、を有するメタデータ183を含む。いくつかの実施例では、メタデータ183は、イベント認識部が相互にどのように対話するか又は対話することが可能とされているかについて示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施例では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
いくつかの実施例では、各イベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントと関連付けられたイベントハンドラ190をアクティブ化する。いくつかの実施例では、各イベント認識部180は、イベントと関連付けられたイベント情報をイベントハンドラ190に配信する。イベントハンドラ190をアクティブ化することは、各ヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施例では、イベント認識部180は、認識されたイベントと関連付けられたフラグを放出し、フラグと関連付けられたイベントハンドラ190は、フラグを捕らえ、予め定義された処理を実行する。
いくつかの実施例では、イベント配信命令188は、イベントハンドラをアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部又はアクティブに関わっているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関わっているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、予め定められた処理を実行する。
いくつかの実施例では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新する、又はビデオプレーヤモジュールで使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施例では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成する、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
いくつかの実施例では、イベントハンドラ(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177及びGUI更新部178を含むか又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施例では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、各アプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施例では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の説明はまた、入力デバイスで多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、その全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、単一若しくは複数のキーボードの押下又は保持に任意選択的に合わせたマウスの移動及びマウスボタンの押下、タッチパッド上でのタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による指示検出された眼球トレーニング、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらのいずれかの組み合わせは、任意選択的に、認識されることになるイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用される。
図2は、いくつかの実施例に係る、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、ユーザインタフェース(user interface)(UI)200内に1つ以上のグラフィックを、任意選択的に表示する。本実施例、並びに後述する実施例において、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率で描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率で描かれていない)を用いて、グラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの1つ以上を選択することができる。いくつかの実施例では、ユーザが1つ以上のグラフィックとの接触を中断するときに1つ以上のグラフィックの選択が生じる。いくつかの実施例では、ジェスチャは任意選択的に、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上方向へ及び/若しくは下方向へ)、並びに/又はデバイス100と接触した指の回転(右から左へ、左から右へ、上方向へ及び/若しくは下方向へ)を含む。いくつかの実施態様又は状況では、グラフィックとの不測の接触によって、グラフィックを選択することはない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップであるとき、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択しない。
デバイス100はまた、「ホーム」又はメニューボタン204などの、1つ以上の物理ボタンも任意選択的に含む。前述のように、メニューボタン204は、デバイス100上で任意選択的に、実行するアプリケーションのセット内の任意のアプリケーション136へのナビゲーションに任意選択的に、使用される。あるいは、いくつかの実施例では、メニューボタンは、タッチスクリーン112に表示されたGUIにおけるソフトキーとして実装されている。
いくつかの実施例では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスへの電源をオン/オフしてデバイスをロックするためのプッシュボタン206、音量調整ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、ボタンを押し下げて、既定の時間にわたってボタンを押し下げた状態で保持することによってデバイス上の電源をオン/オフし、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックし、及び/又は、デバイスのロックを解除する、若しくは、ロック解除処理を開始するように、任意選択的に用いられる。代替実施例では、デバイス100はまた、マイクロフォン113を通して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力を受ける。デバイス100はまた、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ165、及び/又は、デバイス100のユーザに対する触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器167も、任意選択的に含む。
図3は、いくつかの実施例に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施例では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク若しくは他の通信インタフェース360、メモリ370及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320を一般的に含む。通信バス320は、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることがある)を、任意選択的に含む。デバイス300は、一般的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を含む、入出力(I/O)インタフェース330を備えている。I/Oインタフェース330はまた、キーボード及び/又はマウス(又は他のポインティングデバイス)350並びにタッチパッド355、デバイス300上に触知出力を生成するための(例えば、図1Aを参照して上述された触知出力生成器(単数又は複数)167と同様の)触知出力生成器357、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ及び/又は図1Aを参照して上述された接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)を任意選択的に含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、また、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを任意選択的に含む。メモリ370は、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを任意選択的に含む。いくつかの実施例では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットに類似する、プログラム、モジュール及びデータ構造を記憶する。更に、メモリ370は任意選択的に、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388及び/又はスプレッドシートモジュール390を任意選択的に記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、これらのモジュールを任意選択的に記憶しない。
上記で特定された図3の要素の各々は任意選択的に、前述のメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶される。上記で特定されたモジュールのうちの各々は、上述した機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、それゆえ、さまざまな実施例では、これらのモジュールのさまざまなサブセットを任意選択的に組み合わせるか、又は他の方式で再編成する。いくつかの実施例では、メモリ370は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
次に、例えば、任意選択的に、ポータブル多機能デバイス100上に実装するユーザインタフェースの実施例に注意を向ける。
図4Aは、いくつかの実施例に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューに関する例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時刻404、
●Bluetoothインジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●下記などの、頻繁に利用されるアプリケーション用のアイコンを含むトレー408、
○不在着信又は音声メールメッセージの数の標識414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされる、電話モジュール138用のアイコン416、
○未読電子メールの数の標識410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140用のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされる、ブラウザモジュール147用のアイコン420、及び、
○「iPod」とラベル付けされる、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称されるビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422、及び、
●下記などの、その他のアプリケーション用のアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされるIMモジュール141のためのアイコン424、
○「カレンダ」とラベル付けされる、カレンダモジュール148用のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされる、画像管理モジュール144用のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされる、カメラモジュール143用のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされる、オンラインビデオモジュール155用のアイコン432、
○「株価」とラベル付けされる、株価ウィジェット149-2用のアイコン434、
○「地図」とラベル付けされる、地図モジュール154用のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされる、天気ウィジェット149-1用のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされる、アラーム時計ウィジェット149-4用のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされる、トレーニングサポートモジュール142用のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされる、メモモジュール153用のアイコン444、及び、
○デバイス100及びそのさまざまなアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、「設定」とラベル付けされる、設定アプリケーション若しくはモジュール用のアイコン446。
図4Aに示されるアイコンのラベルは、単なる例示であることに留意されたい。例えば、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422は、「音楽」又は「音楽プレーヤ」とラベル付けされる。他のラベルが、さまざまなアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。いくつかの実施例では、各アプリケーションアイコンについてのラベルは、各アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施例では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、図3のタブレット又はタッチパッド355)を備えるデバイス(例えば、図3のデバイス300)上の、例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた、タッチ感知面451上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ359のうちの1つ以上)及び/又はデバイス300のユーザに対して触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器357を任意選択的に含む。
以下の実施例のうちのいくつかはタッチスクリーンディスプレイ112上での入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、いくつかの実施例では、デバイスは、図4Bに示されるように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上での入力を検出する。いくつかの実施例では、このタッチ感知面(例えば、図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bの453)に対応する主軸(例えば、図4Bの452)を有する。これらの実施例に従って、デバイスは、タッチ感知面451との接触(例えば、図4Bの460及び462)を、ディスプレイ上の各場所に対応する場所(例えば、図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)にて検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイとは別個のものである場合、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにそれらの移動)が、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bでの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
加えて、以下の実施例は主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャ)を参照して説明されるが、いくつかの実施例では、それらの指入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力、又はスタイラス入力)で置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、マウスクリックと置き換えられ(例えば、接触の代わりに)、それに続いて、スワイプの経路に沿ってカーソルの移動が行われる(例えば、接触の移動の代わりに)。別の実施例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置の上に位置する間のマウスクリックと置き換えられる(例えば、接触の検出と、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用されており、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されていることを理解されたい。
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。デバイス500は、本体502を含む。いくつかの実施例では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、図1A~図4B)に関して記載した特徴のうちの一部又は全てを含むことができる。いくつかの実施例では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイ画面504(以後、タッチスクリーン504)を有する。タッチスクリーン504の代わりに、又はそれに加えて、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及びデバイス300と同様に、いくつかの実施例では、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、任意選択的に、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出するための1つ以上の強度センサを有する。タッチスクリーン504(又は、タッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表現する出力データを提供することができる。デバイス500のユーザインタフェースは、タッチの強度に基づいてタッチに応答することができ、これは、異なる強度のタッチは、デバイス500上で異なるユーザインタフェース動作を呼び出すことができることを意味する。
タッチ強度を検出して処理するための例示的な技術は、例えば、関連出願である、2013年5月8日出願の「Device,Method,and Graphical User Interface for Displaying User Interface Objects Corresponding to an Application」と題された国際出願PCT/US2013/040061号(国際公開第2013/169849号として公開)、及び2013年11月11日出願の「Device,Method,and Graphical User Interface for Transitioning Between Touch Input to Display Output Relationships」と題された同PCT/US2013/069483号(国際公開第2014/105276号として公開)に見られ、これらの文献の各々は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施例では、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び入力機構508を有する。入力機構506及び508は、含まれる場合には、物理的なものとすることができる。物理入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。いくつかの実施例では、デバイス500は、1つ以上の取付機構を有する。かかる取付機構は、含まれる場合、例えば、デバイス500を、帽子、アイウェア、イヤリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、腕時計バンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどに取り付けることを可能にする。これらの取付機構は、ユーザによってデバイス500が着用されることを可能にし得る。
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施例では、デバイス500は、図1A、図1B及び図3に関して記載した構成要素の一部又は全てを含むことができる。デバイス500は、I/O部514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に連結するバス512を有する。I/O部514は、ディスプレイ504に接続することができ、ディスプレイ504は、タッチ感知構成要素522と、任意選択的に、強度センサ524(例えば、接触強度センサ)と、を有し得る。更に、I/O部514は、Wi-Fi、Bluetooth、近距離通信(NFC)、セルラー及び/又は他の無線通信技術を使用して、アプリケーション及びオペレーティングシステムのデータを受信するための通信ユニット530に接続し得る。デバイス500は、入力機構506及び/又は入力機構508を含むことができる。入力機構506は、任意選択的に、例えば、回転可能入力デバイス、又は押下可能かつ回転可能な入力デバイスである。入力機構508は、任意選択的に、一部の実施例では、ボタンである。
入力機構508は、任意選択的に、一部の実施例では、マイクロフォンである。パーソナル電子デバイス500は、任意選択的に、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538及び/又はこれらの組み合わせなどの、さまざまなセンサを含むものであり、それらの全ては、I/O部514に動作可能に接続できる。
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得、それらの命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行されると、例えば、コンピュータプロセッサに、プロセス700(図7A及び図7B)、プロセス9000(図9A及び図9B)、プロセス1100(図11)及びプロセス1300(図13)を含めた、以下に説明する技術を実行させることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって、又はこれらと関連して、使用されるコンピュータ実行可能命令を有形的に収容又は記憶することができる、任意の媒体とすることができる。いくつかの実施例では、記憶媒体は、一時的コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの例では、記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。非一時的コンピュータ可読記憶媒体には、磁気的記憶装置、光学的記憶装置及び/又は半導体記憶装置を挙げることができるが、これらに限定されない。かかる記憶装置の例としては、磁気ディスク、CD、DVD又はBlu-ray技術に基づく光ディスク、及び、フラッシュ、ソリッドステートドライブなどの永続的ソリッドステートメモリが挙げられる。パーソナル電子デバイス500は、図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の構成要素又は追加的構成要素を、複数の構成で含み得る。
本明細書において使用するとき、用語「アフォーダンス」は、デバイス100、300及び/又は500(図1A、図3及び図5A~図5B)のディスプレイ画面上に任意選択的に表示されるユーザ対話式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを指す。例えば、画像(例えば、アイコン)、ボタン及びテキスト(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、任意選択的に、アフォーダンスを構成する。
本明細書において使用するとき、用語「フォーカスセレクタ」は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の位置マーカを含む一部の実施態様では、タッチ感知面(例えば、図3のタッチパッド355、又は図4Bのタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出されたときに、カーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上にあるとき、カーソルは「フォーカスセレクタ」として機能し、該特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接的な対話を可能にする、タッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aでのタッチ感知ディスプレイシステム112、又は図4Aでのタッチスクリーン112)を含む一部の実施態様では、タッチスクリーン上で検出される接触が「フォーカスセレクタ」としての役割を果たすことにより、入力(例えば、接触による押圧入力)が、タッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の場所で検出されると、その特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。いくつかの実施態様では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、(例えば、タブキー又は矢印キーを使用してフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることによって)ユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域にフォーカスが移動され、これらの実施態様では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの異なる領域の間のフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタによってとられる具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは、全般的に、ユーザの意図したユーザインタフェースとの対話を通信するために(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによって)、ユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、押圧入力がタッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で検出されたときに、対応するボタンの上にあるフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触又は選択ボックス)の位置は、(デバイスのディスプレイ上に示されている他のユーザインタフェース要素ではなく)対応するボタンをユーザがアクティブ化しようとしていることを示すものである。
本明細書及び特許請求の範囲において使用するとき、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく接触の特性を指す。いくつかの実施例では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、所定の数の強度サンプル、又は所定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増加を検出する前若しくは後、及び/又は接触の強度の減少を検出する前若しくは後)に対して所定の期間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)内に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の中間値(mean value)、接触の強度の平均値(average value)、接触の強度の上位10%値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90%の値など、のうちの1つ以上に基づく。いくつかの実施例では、特性強度を判定するために、(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるとき)接触の持続期間が使用される。いくつかの実施例では、特性強度は、操作がユーザによって実行されたか否かを判定するために1つ以上の強度閾値の組と比較される。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、任意選択的に、第1強度閾値及び第2強度閾値を含む。この実施例では、第1閾値を越えない特性強度を有する接触の結果として第1動作が実行され、第1強度閾値を越え、第2強度閾値を越えない特性強度を有する接触の結果として第2動作が実行され、第2閾値を越える特性強度を有する接触の結果として第3動作が実行される。いくつかの実施例では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較が、第1動作又は第2動作のいずれを実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するかどうか(例えば、各動作を実行するか、又は各動作の実行を省略するか)を判定するために使用される。
図5Cは、複数の強度センサ524A~524Dによる、タッチ感知ディスプレイ画面504上での複数の接触552A~552Eの検出を示す。図5Cは、追加的に、強度単位に関して、強度センサ524A~524Dの現在の強度測定値を示す強度図を含む。この例では、強度センサ524A及び524Dの強度測定値は、各々、9強度単位であり、強度センサ524B及び524Cの強度測定値は、各々、7強度単位である。いくつかの実施態様では、合計の強度は、複数の強度センサ524A~524Dの強度測定値の和であり、この実施例では、32強度単位である。いくつかの実施例では、各接触には、合計の強度の一部分である、対応する強度が割り当てられる。図5Dは、力の中心554からの接触552A~552Eの距離に基づく、接触552A~552Eへの合計の強度の割り当てを示す。この実施例では、接触552A、552B及び552Eの各々に、合計の強度のうちの8強度単位の接触の強度が割り当てられ、接触552C及び552Dの各々に、合計の強度のうちの4強度単位の接触の強度が割り当てられる。より一般的には、いくつかの実施態様では、各接触jは、所定の数学関数Ij=A・(Dj/ΣDi)に従って、合計の強度Aの一部分である、各強度Ijが割り当てられる。ここで、Djは、力の中心までの各接触点jの距離であり、ΣDiは、力の中心までの全ての各接触点の距離の和(例えば、i=1から最後まで)である。図5C及び図5Dを参照して説明した動作は、デバイス100、300又は500と類似又は同一の電子デバイスを使用して行うことができる。いくつかの実施例では、接触の特性強度は、接触の1つ以上の強度に基づく。いくつかの実施例では、強度センサを使用して、単一の特性強度(例えば、単一の接触の単一の特性強度)を判定する。強度図は、表示されるユーザインタフェースの一部分ではないが、読み手のために、図5C~図5Dに含まれていることに留意されたい。
いくつかの実施例では、ジェスチャの一部は、特性強度を判定する目的で特定されるものである。例えば、タッチ感知面は、任意選択的に、接触の強度が増加する、開始位置から遷移して終了位置まで達する連続的なスワイプ接触を受け取る。この実施例では、終了位置における接触の特性強度は、任意選択的に、連続的なスワイプ接触全体ではなく、そのスワイプ接触の一部分のみ(例えば、終了位置におけるスワイプ接触の部分のみ)に基づく。いくつかの実施例では、接触の特性強度を判定する前に、平滑化アルゴリズムをそのスワイプ接触の強度に任意選択的に適用する。例えば、平滑化アルゴリズムは、非荷重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を任意選択的に含む。いくつかの状況では、これらの平滑化アルゴリズムでは、特性強度を判定する目的で、スワイプ接触の強度の小幅な上昇又は低下を除外するものとする。
タッチ感知面上の接触の強度は、任意選択的に、接触検出強度閾値、軽い押圧強度閾値、深い押圧強度閾値、及び/又は1つ以上の他の強度閾値などの1つ以上の強度閾値に対して特徴付けする。いくつかの実施例では、軽い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドのクリックに典型的に関連付けられた動作を、デバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施例では、深い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドのクリックに典型的に関連付けられた動作とは異なる動作を、デバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施例では、軽い押圧強度閾値を下回る(例えば、かつ、それを下回ると接触がもはや検出されない名目上の接触検出強度閾値を上回る)特性強度で接触が検出されるとき、デバイスは、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値と関連付けられた動作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の移動に従ってフォーカスセレクタを移動させる。概して、特に明記されない限り、これらの強度閾値は、ユーザインタフェースの外観の異なるセットの間で一貫している。
軽い押圧強度閾値を下回る強度から、軽い押圧強度閾値と深い押圧強度閾値との間の強度への接触の特性強度の増大は、「軽い押圧」入力と呼ばれる場合がある。深い押圧強度閾値を下回る強度から、深い押圧強度閾値を上回る強度への接触の特性強度の増大は、「深い押圧」入力と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値を下回る強度から、接触検出強度閾値と軽い押圧強度閾値との間の強度への接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値を上回る強度から、接触検出強度閾値を下回る強度への接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれる場合がある。いくつかの実施例では、接触検出強度閾値はゼロである。いくつかの実施例では、接触検出強度閾値はゼロより大きい。
本明細書で説明されるいくつかの実施例では、1つ以上の操作は、各押圧入力を含むジェスチャを検出したことに応答して、又は各接触(若しくは、複数の接触)で実行される各押圧入力を検出したことに応答して実行され、各押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は、複数の接触)の強度における増大を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施例では、各動作は、押圧入力強度閾値を上回る、各接触の強度の増大(例えば、各押圧入力の「ダウンストローク」)の検出に応答して実行される。いくつかの実施例では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る各接触の強度の増大、及び後続の押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、各動作は、後続の押圧入力閾値を下回る各接触の強度の減少(例えば、各押圧入力の「アップストローク」)の検出に応答して実行される。
図5E~図5Hは、図5Eの軽い押圧強度閾値(例えば、「ITL」)未満の強度から図5Hの深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)を上回る強度に至る、接触562の強度の増加に対応する押圧入力を含む、ジェスチャの検出を示す。接触562によって行われたジェスチャは、タッチ感知面560上で検出される。その際、所定の領域574に表示されたアプリケーションアイコン572A~572Dを含む、表示されたユーザインタフェース570上において、カーソル576が、アプリ2に対応するアプリケーションアイコン572B上に表示される。いくつかの実施例では、ジェスチャは、タッチ感知ディスプレイ504上で検出される。強度センサは、タッチ感知面560上における接触の強度を検出する。デバイスは、接触562の強度が、深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)を上回ってピークに達したことを判定する。接触562は、タッチ感知面560上で維持されている。ジェスチャの検出に応答して、かつジェスチャ中の、深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)を上回る強度を有する接触562に基づいて、図5F~図5Hに示すように、アプリ2に関して最近開いた文書の縮小表現578A~578C(例えば、サムネイル)を表示する。いくつかの実施例では、1つ以上の強度閾値と比較される、強度は、接触の特性強度である。接触562の強度図は、表示されるユーザインタフェースの一部分ではないが、読み手のために、図5E~図5Hに含まれていることに留意されたい。
いくつかの実施例では、表現578A~578Cの表示には、アニメーションを含んでいる。例えば、表現578Aは、最初、図5Fに示すように、アプリケーションアイコン572Bの近くに表示されている。アニメーションが進行するにつれて、図5Gに示すように、表現578Aは上方へ移動し、アプリケーションアイコン572Bの近くに表現578Bが表示される。次いで、図5Hに示すように、表現578Aが上方へ移動し、表現578Aに向けて表現578Bが上方へ移動し、アプリケーションアイコン572Bの近くに表現578Cが表示される。表現578A~578Cは、アイコン572Bの上方にアレイを形成する。いくつかの実施例では、アニメーションは、図5F~図5Gに示すように、接触562の強度に基づいて進行し、ここで、接触562の強度が深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)に向けて増加するにつれて、表現578A~578Cが現れ、そして上方へ移動する。いくつかの実施例では、アニメーションの進行が基づいている強度は、接触の特性強度である。図5E~図5Hを参照して説明した動作は、デバイス100、300又は500と類似又は同一の電子デバイスを使用して行うことができる。
いくつかの実施例では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある不測の入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押圧入力強度閾値との予め定義された関係を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりもX強度単位低いか、又はヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な比率である)。よって、いくつかの実施例では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る各接触の強度の増大、及び後続の押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、各動作は、そのヒステリシス強度閾値を下回る後続の各接触の強度の減少(例えば、各押圧入力の「アップストローク」)の検出に応答して実行される。同様に、いくつかの実施例では、押圧入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押圧入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、ヒステリシス強度以下の強度への後続の接触の強度の減少を検出するときのみ検出され、各動作は、その押圧入力の検出(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大、又は接触の強度の減少)に応答して実行される。
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値に関連付けられた押圧入力に応答して、又はその押圧入力を含むジェスチャに応答して実行される動作の説明は、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、及び/又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少のいずれかの検出に応答して、任意選択的にトリガされる。加えて、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応答して動作が実行されるとして説明される実施例では、動作は、任意選択的に、押圧入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応答して実行される。
本明細書で使用するとき、「インストール済みアプリケーション」とは、電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び/又は500)にダウンロードされており、かつ、そのデバイス上で起動される(例えば、開かれた状態になる)準備が整っているソフトウェアアプリケーションを指す。いくつかの実施例では、ダウンロードされたアプリケーションは、ダウンロードされたパッケージからプログラム部分を抽出して、その抽出部分をコンピュータシステムのオペレーティングシステムと統合するインストールプログラムによって、インストール済みアプリケーションになる。
本明細書において使用するとき、用語「開いているアプリケーション」又は「実行中のアプリケーション」は、(例えば、デバイス/グローバル内部状態157及び/又はアプリケーション内部状態192の一部としての)状態情報が保持されている、ソフトウェアアプリケーションを指す。開いているか又は実行中のアプリケーションは、任意選択的に、以下のタイプのアプリケーションのうちのいずれか1つである。
●そのアプリケーションが使用されているデバイスのディスプレイ画面上に、現時点で表示されている、アクティブなアプリケーション、
●現時点で表示されていないが、そのアプリケーションに関する1つ以上のプロセスが1つ以上のプロセッサによって処理されている、バックグラウンドアプリケーション(又はバックグラウンドプロセス)、及び
●稼働していないが、メモリ(それぞれ、揮発性及び/又は不揮発性)内に記憶された、そのアプリケーションの実行を再開するために使用することが可能な状態情報を有する、中断又は休止状態のアプリケーション。
本明細書において使用するとき、用語「閉じているアプリケーション」は、状態情報が保持されていない(例えば、閉じているアプリケーションに関する状態情報がデバイスのメモリに記憶されていない)ソフトウェアアプリケーションを指す。したがって、アプリケーションを閉じることは、そのアプリケーションに関するアプリケーションプロセスを停止及び/又は除去すること、並びに、そのアプリケーションに関する状態情報をデバイスのメモリから除去することを含む。一般的には、第1アプリケーション中に第2アプリケーションを開いても、第1アプリケーションが閉じられることはない。第2アプリケーションが表示され、第1アプリケーションの表示が停止されると、第1アプリケーションはバックグラウンドアプリケーションになる。
ここで、ポータブル多機能デバイス100、デバイス300又はデバイス500などの電子デバイス上に実施されるユーザインタフェース(「UI」)及び関連処理の実施例に着目する。
図6A~図6Tは、いくつかの実施例に係る、活動競争に関連する例示的なユーザインタフェースを示す。かかる活動競争によって、活動競争の参加者が、各デバイスによって検出された身体活動を使用して、設定された期間の間競争することができる。例えば、活動競争は1週間の間持続するように設定できる。その週の間に、参加者のデバイスは、その参加者が行った身体活動を検出することができる。その週末までに、最も身体活動が検出された参加者が、その活動競争に勝つことができる。いくつかの実施例では、活動競争は2人の参加者の間で行うことができる。他の実施例では、3人以上の参加者の間で活動競争を行ってもよい。
図6Aは、2つの電子デバイス(即ち、デバイス600A及びデバイス600B)を示す。説明のために、デバイス600AはMollyに属し、デバイス600BはAledに属し、2つのデバイスは、電子通信(例えば、無線通信)をしているとする。2つの電子デバイスの各々は、タッチ感知ディスプレイに接触することによって相互作用することができるユーザインタフェースを表示するためのタッチ感知ディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイ602A及びタッチ感知ディスプレイ602B)を備えることができる。2つの電子デバイスによって表示されるユーザインタフェースと対話するために、(タッチ以外の)他の入力機構を使用することができることを認識されたい。例えば、各電子デバイスは、回転可能な入力機構(例えば、各デバイスのハウジングに対して各々回転することができる回転可能な入力機構604A及び回転可能な入力機構604B)と、押しボタン(例えば、押しボタン606A及び押しボタン606B)とを備えている。いくつかの実施例では、デバイス600A及び600Bは、上述したように、デバイス100、300又は500の1つ以上の機能を備えることができる。複数の電子デバイスが単一の図で示される場合、(例えば、デバイス600Aが図中に第1ユーザインタフェースを表示する間に、デバイス600Bは図中に第2ユーザインタフェースを表示する間に)図に示されたユーザインタフェースが時間内に同期され得ることを認識されたい。
図6Aのデバイス600Aを参照すると、ユーザインタフェース608がタッチ感知ディスプレイ602A上に表示されている。ユーザインタフェース608は、デバイス600Aに関連付けられた活動競争の参加者(例えば、Molly)が3つの異なる身体活動目標(リングと呼ばれる)を完了したという判定に応答して表示される通知である。完了した3つの異なる身体活動目標の表現が、表現610Bに示されている。
図6Aのデバイス600Bを参照すると、デバイス600Aから送信されたデータを受信したことに応答して、Mollyが3つの異なる身体活動目標を完了したことを示すユーザインタフェース612が表示される。例えば、ユーザインタフェース612は、Mollyが(表現610Aに示すように)3つの異なる身体活動目標を完了したことをAledに通知することができる。Mollyがトレーニングを完了させるなど、Mollyによって実行される他の身体活動に応答して、ユーザインタフェース612を表示することができることを認識されたい。
ユーザインタフェース612は、アフォーダンス614のスクロール可能なリストを備えることができ、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス614のスクロール可能なリストには、第1アフォーダンス614A、第2アフォーダンス614B、及び第3アフォーダンス614Cが含まれる。第1アフォーダンス614Aを選択すれば、AledとMollyとの間の活動競争を始めるためのシーケンスを開始することができる。第2アフォーダンス614Bを選択すれば、Mollyが自分の3つの身体活動目標を完了したことに応答して、AledがMollyにメッセージを送信することを可能にするメッセージインタフェースを表示させることができる(図6Jに示されており、後で説明する)。第3アフォーダンス614を選択すると、デバイス600Bは、ユーザインタフェース612の表示を停止することができる。図6Aにおいて、説明を容易にするために、ディスプレイに最初に収まらない部分(例えば、スクロールによってアクセスされる部分)を含めてユーザインタフェース612の完全なコンテンツが示されている。開示の全体を通して、説明を容易にするために、追加のユーザインタフェースがこのように示されている。
図6Bは、図6Aに示されたユーザインタフェースを再び示すものである。デバイス600Aは図6Bのユーザインタフェース608を表示し続けているが、異なるユーザインタフェースを表示できることを認識されたい。上述したように、デバイス600B上のユーザインタフェース612は、第1アフォーダンス614Aを含む。図6Bを参照すると、第1アフォーダンス614Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)601が受信される。ユーザ入力601が第1アフォーダンス614Aで検出されたという判定に従って、活動競争の開始に関連するユーザインタフェースが表示される(例えば、図6Cに示されるユーザインタフェース616)。
図6Cを参照すると、第1アフォーダンス614Aの選択に応答して、ユーザインタフェース616がタッチ感知ディスプレイ602B上に表示される。ユーザインタフェース616は、活動競争の規則を説明するものである。いくつかの実施例では、第1アフォーダンス614Aの(図6Bに示すような)選択に応答しては、ユーザインタフェース616が表示されない場合があることを認識されたい。例えば、Aledは、特定の数の活動競争を既に開始している可能性があり、そのため、活動競争の規則を説明するユーザインタフェースは不要である。いくつかの実施例では、第1アフォーダンス614Aの選択に応答して、参加者ごとに特定の回数だけユーザインタフェース616を表示してもよい。例えば、Aledに対して表示されなくなる前に、ユーザインタフェース616をAledに2回表示することができる。
ユーザインタフェース616は、アイコン618を含む。アイコン618は、MollyとAledとの間の活動競争を表し、MollyとAledとの間の全ての活動競争(例えば、過去の活動競争)がアイコン618と関連付けられるようにすることができる。いくつかの実施例では、異なる参加者(例えば、MollyとSteve)間の活動競争は、アイコン618とは異なる視覚的テーマを有する異なるアイコンによって表すことができる。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース616の表示の前に、アイコンを活動競争に割り当てることができることを認識されたい。ユーザインタフェース616は、更に、ユーザインタフェース616内の条件の受諾を示すため、及びMollyに(例えば、デバイス600Aへ)活動競争を開始する招待状を送信するためのアフォーダンス620を含んでいる。
図6Dは、図6Cに表されたユーザインタフェースを再び示すものである。デバイス600Aは図6Dのユーザインタフェース608を表示し続けているが、デバイス600Aは異なるユーザインタフェースを表示することができることを認識されたい。上述したように、ユーザインタフェース616は、アフォーダンス620Aを含んでいる。図6Dを参照すると、アフォーダンス620の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)603を受信する。アフォーダンス620でユーザ入力603が検出されたという判定に従って、(図6Eに示すように)AledとMollyとの間の活動競争の招待状をデバイス600Aに送信することができる。
図6Eを参照すると、(図6Dに示されるように)ユーザインタフェース616内でMollyがアフォーダンス620を選択したことに応答して、ユーザインタフェース628がデバイス600B上に表示され、ユーザインタフェース622がデバイス600A上に表示され得る。ユーザインタフェース628は、活動競争が始まる前に、Aledにより送信された招待状をMollyが受諾するのをAledが待たなければならないことを示している。ユーザインタフェース628は、(図6Cに示すアイコン618と同じテーマを有することができる)アイコン630と、ユーザインタフェース628の表示を停止するアフォーダンス632とを含んでいる。
デバイス600Aのユーザインタフェース622は、ユーザインタフェース616と同様に、活動競争の規則を説明するものである。ユーザインタフェース622は、(図6Cに示すアイコン618と同じテーマを有することができる)アイコン624を含む。ユーザインタフェース622は各アフォーダンスが異なる動作に関連付けられたアフォーダンス626のスクロール可能なリストを更に含む。例えば、アフォーダンス626のスクロール可能なリストは、第1アフォーダンス626A及び第2アフォーダンス626Bを含む。
第1アフォーダンス626Aを選択すると、Aledが送信した活動競争の招待状を受諾することができる。招待状を受諾すれば、以下に更に説明するように、選択後の所定の時間(例えば、当日の真夜中)に活動競争を開始することができる。第2アフォーダンス626Bを選択すると、デバイス600Bは、招待状を拒否し(例えば、活動競争を開始しない)、ユーザインタフェース612の表示を停止することができる。
図6Fは、図6Eに表されたユーザインタフェースを再び示すものである。デバイス600Bは、図6Fのユーザインタフェース628を表示し続けているが、異なるユーザインタフェースを表示できることを認識されたい。上述したように、デバイス600A上のユーザインタフェース622は、第1アフォーダンス626Aを含んでいる。図6Fを参照すると、ユーザ入力(例えば、タップ入力)605が受信されるが、このユーザ入力605は、第1アフォーダンス626Aの選択に対応するものである。ユーザ入力605が第1アフォーダンス626Aで検出されたという判定に従って、MollyとAledとの間の活動競争を将来の所定の時間に開始するように設定することができる。
図6Gを参照すると、(図6Fに示されているように)ユーザインタフェース622内のアフォーダンス605の選択(例えば、Mollyによる)の受信に応答して、ユーザインタフェース634をデバイス600A上に表示することができ、ユーザインタフェース640をデバイス600B上に表示することができる。ユーザインタフェース634は、Aledとの活動競争が明日開始することを示す。ユーザインタフェース634は、(図6Cに示すアイコン618と同じテーマを有することができる)アイコン636と、ユーザインタフェース638の表示を停止するアフォーダンス638とを含んでいる。
ユーザインタフェース640は、Aledが送信した招待状が受諾され、Mollyとの活動競争が明日開始することを示している。ユーザインタフェース640は、アイコン642(図6Cに示すアイコン618と同じテーマを有し得る)を含む。ユーザインタフェース622は、アフォーダンス644のスクロール可能なリストを更に備えることができ、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス626のスクロール可能なリストは、(図6Iに示す)メッセージユーザインタフェースを表示するための第1アフォーダンス626Aと、ユーザインタフェース640の表示を停止するための第2アフォーダンス626Bとを含んでいる。
図6Hは、図6Gに表されたユーザインタフェースを再び示すものである。デバイス600Aは図6Hのユーザインタフェース634を表示し続けているが、デバイス600Aは異なるユーザインタフェースを表示することができることを認識されたい。上述したように、デバイス600B上のユーザインタフェース640は、第1アフォーダンス644Aを含む。図6Hを参照すると、第1アフォーダンス644Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)607が受信される。ユーザ入力607が第1アフォーダンス644Aで検出されたという判定に従って、(図6Iに示すように)メッセージユーザインタフェースが表示される。
図6Iを参照すると、デバイス600Bは、(図6Hに示すように)ユーザインタフェース640内の第1アフォーダンス644Aの選択に応答して、ユーザインタフェース646を表示する。ユーザインタフェース646は、各アフォーダンスが異なる所定のメッセージに関連付けられたアフォーダンス648のスクロール可能なリストを含んでいる。アフォーダンス648のスクロール可能なリストにおけるアフォーダンスを選択すると、対応する所定のメッセージを有する通信(メッセージとも呼ばれる)を生成して、Mollyに送信することができる。例えば、第2アフォーダンス648Bを選択すると、「あなたは私に勝てません!」というテキストを有する通信をMollyに送信することができる。
図6Jは、図6Iに表されたユーザインタフェースを再び示すものである。デバイス600Aは図6Jのユーザインタフェース634を表示し続けているが、異なるユーザインタフェースを表示することができることを認識されたい。上述のように、デバイス600B上のユーザインタフェース646は、第2アフォーダンス648Bを含んでいる。図6Jを参照すると、第2アフォーダンス648Bの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)609が受信される。ユーザ入力609が第2アフォーダンス648Bで検出されたという判定に従って、第2アフォーダンス648Bに対応するテキストを有する通信を生成し、Mollyに送信することができる。
図6Kを参照すると、デバイス600Bは、(図6Jに示されているように)ユーザインタフェース646内の第2アフォーダンス648Bの選択に応答して、ユーザインタフェース656を表示する。ユーザインタフェース656は、メッセージが送信されたことを示しており、ユーザインタフェース656の表示を停止させるアフォーダンス658を含んでいる。
また、(図6Jに示すように)ユーザインタフェース646における第2アフォーダンス648Bの選択に応答して、デバイス600Aは、図6Kに示すように、ユーザインタフェース650をタッチ感知ディスプレイ602Aに表示する。ユーザインタフェース650は、上述したように、Aledによって送信された所定のメッセージの表現を含んでいる。ユーザインタフェース650はまた、アフォーダンス652のスクロール可能なリストを備えることができ、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス626のスクロール可能なリストは、メッセージユーザインタフェース(図6Iに示す)を表示するための第1アフォーダンス626Aと、ユーザインタフェース650の表示を停止するための第2アフォーダンス626Bとを含んでいる。
活動競争がアクティブな間、活動競争の参加者は、活動競争のステータスを含む通知を受信することができる。例えば、活動競争の開始に応答して、図6Lに示すように、活動競争の参加者の各々に通知を表示することができる。
図6Lを参照すると、ユーザインタフェース660は、デバイス600Bのタッチ感知ディスプレイ602B上に表示される。図示されていないが、同様のユーザインタフェースをデバイス600Aのタッチ感知ディスプレイ602A上に表示することができる。
ユーザインタフェース660は、Mollyとの活動競争が開始したことを示す。ユーザインタフェース600は、アフォーダンス662のスクロール可能なリストを備えることができ、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス626のスクロール可能なリストは、(1)活動競争に関する情報を表示するための第1アフォーダンス662A、(2)メッセージユーザインタフェースを表示するための第2アフォーダンス662B(図6Iに示す)、及び(3)ユーザインタフェース660の表示を停止するための第3アフォーダンス662Cを含んでいる。
図6Lに示すように、第1アフォーダンス662Aは、活動競争に関するAledに関連する情報を有する第1部分663Aと、活動競争に関するMollyに関連する情報を有する第2部分663Bとを含む。Aledに関連する情報は、AledがMollyとの活動競争で勝利した回数を示す数字のアイコン663Cを含んでいる。Aledに関連する情報には、これまでの活動競争に関するAledのスコア663Dが更に含まれている。第1アフォーダンス662A内に含まれる情報は、図6Mに示され、以下に説明されるように、この情報がグラフ670を含むことができるなど、図示されたものとは異なり得ることを認識されたい。
第1アフォーダンス662Aを選択すると、活動競争に関する追加の情報を有するユーザインタフェースを表示させることができる。例えば、この追加情報は、図6Mに示されて以下に説明するように、グラフ670を含むことができる。
活動競争の開始時に通知が表示されるほか、活動競争中の所定の時間に通知が表示され得る。例えば、所定の時間は、活動競争中の絶対時間(例えば、毎日午前10時)か、又は通知が表示されているデバイス上で発生したイベントの結果(例えば、参加者が、目標を達成すること、トレーニングを実行すること、又はデバイス上の特定のアプリケーションへアクセスすること)としてである。かかる通知には、1つ以上のアクティブな活動競争に関連する情報を含めることができる。
図6Mを参照すると、所定の時間に起動されるトリガに応答して、ユーザインタフェース664がタッチ感知ディスプレイ602B上に表示される。例えば、所定の時間は金曜日の午後10時とすることができ、これによってユーザインタフェース644が表示される。
ユーザインタフェース644は、アフォーダンス666のスクロール可能なリストを備え、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス666のスクロール可能なリストは、第1活動競争に関する第1アフォーダンス666A、第2活動競争に関する第2アフォーダンス666B、及びユーザインタフェース660の表示を停止するための第3アフォーダンス666Cを含む。いくつかの実施例では、活動競争のアフォーダンスの順序は、その活動競争が終了したときに基づき得る。例えば、より早く終了する活動競争は、より遅く終了する活動競争よりも前に、スクロール可能なリストに含めることができる。
第1アフォーダンス666Aは、第1活動競争に関連する情報を含んでいる。図6Mに示すように、第1アフォーダンス666Aは、第1アフォーダンス662A(図6Lに示す)と類似の情報を含む。例えば、第1アフォーダンス666A(図6Mに図示)は、MollyがAledとの活動競争に勝利した回数を示す数字を有するアイコン668Aを含んでいる。第1アフォーダンス666Aは、Mollyの識別(例えば、要素668B)と、それまでの第1活動競争に関するMollyのスコア(例えば、要素668C)(累積スコアと呼ばれることもある)を更に含む。
図6Mに示すように、第1アフォーダンス666Aは、第1活動競争のグラフ670を更に含み、グラフ670は、複数のサブセット(例えば、日)の第1活動競争に関する情報を含んでいる。グラフ670は、要素668に含まれるものよりも細かい情報を含むことができる。グラフ670のx軸は、第1活動競争の複数のサブセットの識別を含む。図6Mに示すように、各サブセットは曜日である(例えば、参照番号670Aは月曜日(Monday)の「M」を指す)。第1活動競争が月曜日に開始したことを示すために、「M」が最初に位置することに留意されたい。更に、図6Mでは、「F」(例えば、参照番号670D)が視覚的に強調表示されて(例えば、丸で囲まれている)、金曜日が当日であることを示すことに留意されたい。
グラフ670のy軸は、各サブセットの第1活動競争における各参加者について検出された身体活動の表現を含んでいる。例えば、表現670Bは、月曜日にMollyについて検出された身体活動の量(例えば、デバイス600Aによって検出され、デバイス600Bに送信される)を示し、表現670Cは、月曜日にAledについて検出された身体活動の量を示す。表現670Bを表現670Cに隣接させることにより、月曜日の各参加者の身体活動を容易に比較することができる。Mollyの表現は、グラフ670のAledの表現の左側に提供されることに留意されたい。この構成は、600BがAledのデバイスに対応するために、このようになっているものである。サブセットがまだ発生していない場合(例えば、図6Mに示すような土曜日)、そのサブセットに対応する表現(例えば、参照番号670E)をゼロとして表示し得る。
いくつかの実施例では、サブセットの表現は、該期間のサブセットの最高の表現が特定のサイズで表示され、他の表現がこの最高の表現に基づいて正規化されるように、該期間全体にわたって正規化することができる。例えば、Mollyが金曜日に該期間中の最も多くのポイントを獲得した場合、金曜日のMollyの表現が最も大きな表現となる。かかる実施例では、該スコアの半分のMolly又はAledの表現は、金曜日のMollyの表現の半分の大きさとして表される。
Mollyに関連付けられた表現は、図6MのAledに関連付けられた表現と視覚的に異なるものとして示されていることに留意されたい。例えば、Mollyのアイコン668Aは、Aledのアイコンと視覚的に区別されるものである。更に、Mollyのサブセットの表現は、Aledのサブセットの表現と視覚的に異なるものである。
いくつかの実施例では、活動競争で勝っている参加者に関連付けられた表現は、活動競争で負けている参加者と比較して強調表示することができる。例えば、Mollyの累積スコアがAledの累積スコアよりも高いため、Mollyに関連付けられた表現は、Aledに関連付けられた表現と比較して、視覚的に強調表示されたように見える。勝っている参加者に関連付けられた表現を視覚的に強調表示することによって、参加者は自分が活動競争でいかなる成績を上げているかを迅速に評価することができる。
グラフ670はまた、第1活動競争で残っているサブセットの数(例えば、参照番号670F)を含んでいる。例えば、図6Mに示すように、第1活動競争は2日残っている。
表現670には、アイコン670Gもまた含まれる。アイコン670Gによって、(アイコン670Gの構成に応じて)アフォーダンス666A又はアイコン670Gを選択すれば、(図6Jに示すように)メッセージインタフェースが表示されることを示すことができる。
図6Mに示すように、第2アフォーダンス666Bは、JohnとAledの間の第2活動競争に関する情報を含んでいる。第2アフォーダンス666Bは、JohnとAledが11回競争していることを示しており、Johnは4回、Aledは7回勝っている。第2アフォーダンス666Bは、異なる活動競争が異なる日に開始し得ることを示していることに留意されたい。例えば、第1回の活動競争は月曜日に開始し、第2回の活動競争は木曜日に開始したものである。また、第2アフォーダンス666Bは、異なる活動競争にわたって、期間(例えば、7日間)が同じであり得ることを示していることに留意されたい。
活動競争が開始されたときと所定の時間とに通知が表示されることに加えて、別の参加者による活動に応答して通知を表示することができる。例えば、Mollyが1日の目標に到達する(3つの活動リングを閉じるなど)、又はトレーニングを行うなど、Mollyによる身体活動に応答してAledに対して通知を表示することができる。かかる通知には、他の参加者との活動競争に関連する情報が含まれ得る。
図6Nを参照すると、Mollyがその日の3つのリング目標に到達したことに応答して、ユーザインタフェース672がタッチ感知ディスプレイ602B上に表示される。ユーザインタフェース672は、アフォーダンス674のスクロール可能なリストを備え、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス674のスクロール可能なリストには、MollyとAledとの間の活動競争に関する第1アフォーダンス674A、(図6Iに示されるような)メッセージユーザインタフェースを表示するための第2アフォーダンス674B、及びユーザインタフェース672の表示を停止するための第3アフォーダンス674Cが含まれる。第1アフォーダンス674Aは、図6Mの第1アフォーダンス666Aについて上述したアフォーダンスと同様である。
活動競争が終了すると、活動競争の参加者に通知を送信する(例えば、参加者の各デバイス上に表示する)ことができる。かかる通知は、勝者へのメダルの賞を含む、活動競争の結果を提供することができ、図6Oに示すように、新しい活動競争を開始する選択肢を含む。
図6Oを参照すると、ユーザインタフェース676は、MollyとAledとの活動競争の終了に応答して、タッチ感知ディスプレイ602A上に表示される。ユーザインタフェース676は、Mollyに提供されたテキストと活動競争の結果とを含むことができる。例えば、ユーザインタフェース676には、「ALEDが勝った」と記載され、活動競争中のMollyの最善の日が金曜日と月曜日であったという情報が含まれる。
ユーザインタフェース676は、アフォーダンス678のスクロール可能なリストを備え、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス678のスクロール可能なリストには、MollyとAledとの間の活動競争に関する第1アフォーダンス678A、(図6Iに示されるような)メッセージユーザインタフェースを表示するための第2アフォーダンス678B、(以下に更に説明するような)新しい活動競争を開始するために処理を始めるための第3アフォーダンス678C、及びユーザインタフェース676の表示を停止するための第4アフォーダンス678Dが含まれる。
また、MollyとAledとの間の活動競争の終了に応答して、ユーザインタフェース680がタッチ感知ディスプレイ602B上に表示される。ユーザインタフェース680は、Aledに提供されたテキストと活動競争の結果とを含むことができる。例えば、ユーザインタフェース676には、「あなたが勝った。」と記載され、活動競争中のAledの最善の日が794ポイントの土曜日であったという情報が含まれる。
ユーザインタフェース680は、活動競争に勝利したことに応答して、Aledが勝利したことを表すアイコン682を含んでいる。勝利アイコン682に応答して、アイコン682は、図8Vについて以下に更に説明するように、Aledのトロフィーケースに配置することができる。
ユーザインタフェース680はまた、アフォーダンス684のスクロール可能なリストを備えることができ、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス684のスクロール可能なリストには、MollyとAledとの間の活動競争に関する第1アフォーダンス684A、(図6Iに示されるような)メッセージユーザインタフェースを表示するための第2アフォーダンス684B、(以下に更に説明するような)新しい活動競争を開始するために処理を始めるための第3アフォーダンス684C、及びユーザインタフェース680の表示を停止するための第4アフォーダンス684Dが含まれる。
ユーザインタフェース676とユーザインタフェース680とが並んでいるので、グラフ内の表現(例えば、第1アフォーダンス678Aに含まれるグラフ及び第1アフォーダンス684Aに含まれるグラフ)は、グラフが表示されている場所に応じて交換することができることを認識されたい。例えば、グラフがAledのデバイス上に表示されているとき、Aledに関連付けられた表現は、一般に、Mollyに関連付けられた表現の右側にある。同様に、グラフがMollyのデバイス上に表示されているとき、Mollyに関連付けられた表現は一般にAlexに関連付けられた表現の右側にある。また、図6Oは、Aledが図6Oに示す活動競争に勝っているため、強調表示が(例えば、図6Mに対して)MollyからAledへ変更された(例えば、交替された)ことを示していることにも留意されたい。かかる交替は、活動競争のリードが変わるたびに発生する可能性がある。
図6Pは、図6Oに表されたユーザインタフェースを再び示すものである。上述のように、デバイス600A上のユーザインタフェース676は、第3アフォーダンス678Cを含んでいる。図6Pを参照すると、第3アフォーダンス678Cの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)611が受信される。ユーザ入力611が第3アフォーダンス678Cで検出されたという判定に従って、活動競争の開始に関連するユーザインタフェースが表示され(例えば、図6Qに示すユーザインタフェース686)、新しい活動競争の招待状がアレッドに送信され、また、招待状に関連するユーザインタフェース(例えば、図6Qに示すユーザインタフェース688)が表示される。デバイス600Aはユーザ入力611を受信したものとして示されているが、デバイス600Bは第3アフォーダンス684C上の同様のユーザ入力を受信することができ、同様の機能が実行されることを認識されたい。
図6Qを参照すると、(図6Pに示すように)第3アフォーダンス678Cの選択に応答して、ユーザインタフェース686がタッチ感知ディスプレイ602A上に表示される。ユーザインタフェース686は、新たな活動競争のための招待状がAledに送信されたことを示す。ユーザインタフェース686は、ユーザインタフェース686の表示を停止するためのアフォーダンス687を含んでいる。
図6Qをまた参照すると、(図6Pに示すように)第3アフォーダンス678Cの選択に応答して、ユーザインタフェース688がタッチ感知ディスプレイ602Bに表示される。ユーザインタフェース688は、MollyがAledを新たな活動競争に招待したことを示すものである。ユーザインタフェース688は、MollyとAledとの間の活動競争を表すアイコン689を含んでいる。ユーザインタフェース688は、アフォーダンス690のスクロール可能なリストを更に備えるが、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス690のスクロール可能なリストは、第1アフォーダンス690A及び第2アフォーダンス690Bを含むものである。
図6Eに関して上述したのと同様に、第1アフォーダンス690Aを選択すると、第1アフォーダンス690Aの選択後に、MollyとAledとの間の新たな活動競争が所定の時間(例えば、当日の真夜中)に開始することになる。第2アフォーダンス626Bを選択すると、デバイス600Bは招待を拒否し(例えば、新しい活動競争を開始しない)、ユーザインタフェース688の表示を停止することができる。
図6Rは、図6Qに表されたユーザインタフェースを再び示すものである。デバイス600Aは図6Rのユーザインタフェース686を表示し続けているが、デバイス600Aは異なるユーザインタフェースを表示することができることを認識されたい。上述したように、デバイス600B上のユーザインタフェース688は、第1アフォーダンス690Aを含んでいる。図6Rを参照すると、第1アフォーダンス690Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)613が受信される。ユーザ入力613が第1アフォーダンス690Aで検出されたという判定に従って、MollyとAledとの間の新しい活動競争を、将来の所定の時間に開始するように設定することができる。
図6Sを参照すると、(図6Rに示されているように)ユーザインタフェース688内のアフォーダンス690AのAledによる選択を受信したことに応答して、ユーザインタフェース694がデバイス600B上に表示され、ユーザインタフェース691がデバイス600A上に表示される。ユーザインタフェース694は、Mollyとの新たな活動競争が明日始まることを示している。ユーザインタフェース694は、(図6Cに示すアイコン618と同じテーマを有することができる)アイコン695と、ユーザインタフェース694の表示を停止するアフォーダンス696とを含んでいる。
ユーザインタフェース691は、Mollyが送信した招待状が受諾され、Aledとの活動競争が明日始まることを示している。ユーザインタフェース691は、アイコン692(図6Cに示すアイコン618と同じテーマを有し得る)を含む。ユーザインタフェース691は更に、アフォーダンス693のスクロール可能なリストを含み、各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス693のスクロール可能なリストは、(図6Iに示すような)メッセージユーザインタフェースを表示するための第1アフォーダンス693Aと、ユーザインタフェース691の表示を停止するための第2アフォーダンス693Bとを含んでいる。
上述の図は、スマートウォッチの形態の電子デバイスを示しているが、スマートフォンなどの異なる電子デバイスに上述したユーザインタフェースのいずれかを表示できることを認識されたい。いくつかの実施例では、上述したユーザインタフェースをより大きい表示面積を有する電子デバイス上で表示すれば、より小さいディスプレイを有する電子デバイス上には示されない(図6Tに示されるような)さらなる詳細を含むことができる。
図6Tを参照すると、ユーザインタフェース697が、デバイス800のタッチ感知ディスプレイ802上に表示される。いくつかの実施例では、デバイス800は、デバイス100、300、500又は600の1つ以上の機能を含んでいる。ユーザインタフェース697は、MollyとAledとの間の活動競争に関連する情報を含むアフォーダンス698を備えている。図6Mに関して上述したのと同様に、アフォーダンス698は、MollyがAledとの活動競争で勝った回数を示す数字のアイコン698Aを含む。アフォーダンス698は、Mollyの識別(例えば、要素698B)、それまでの活動競争に関するMollyのスコア(例えば、要素698C)(累積スコアと呼ばれることもある)を更に含む。
また、図6Mに関して上述したのと同様に、アフォーダンス698は活動競争のグラフを更に含むが、このグラフは、複数のサブセット(例えば、日)の活動競争に関する情報を含んでいる。グラフのx軸は、活動競争の複数のサブセットの識別を含むものである。図6Tに示すように、各サブセットは曜日である(例えば、参照番号698Gは月曜日の「月」を指す)。活動競争が月曜日に開始したことを示すために、「月」が最初に配置されていることに留意されたい。更に、金曜日が当日であることを示すために、図6Tでは、「金」(例えば、参照番号698J)が視覚的に強調表示されている(例えば、丸で囲まれている)ことに留意されたい。
グラフのy軸は、各サブセットについての活動競争における各参加者について検出された身体活動の表現を含んでいる。例えば、表現698Hは、月曜日にMollyについて受信された身体活動の量(例えば、デバイス600Aによって検出され、デバイス800に送信された)を示し、表現698Iは、月曜日にAledについて検出された身体活動の量を示す。表現698Hを表現698Iに隣接させることにより、月曜日の各参加者の身体活動を容易に比較することができる。サブセットがまだ発生していない場合(例えば、図6Tに示すような土曜日)、サブセット(例えば、参照番号618K)に対応する表現をゼロとして表示し得る。
いくつかの実施例では、サブセットの表現は、該期間のサブセットの最高の表現が特定のサイズで表示され、他の表現がこの最高の表現に基づいて正規化されるように、該期間全体にわたって正規化することができる。例えば、Aledが月曜日の期間中に最も多くのポイントを獲得した場合、月曜日のAledの表現が最大の表現となる。かかる実施例では、該スコアの半分のMolly又はAledの表現は、月曜日のAledの表現の半分の大きさで表される。図6Tに示すように、グラフは更に、グラフの目盛を示す値698Lを含む。この目盛は、参加者がグラフ内の各表現のポイント数をよりよく理解することを可能にするものである。
Mollyに関連付けられた表現は、図6TのAledに関連付けられた表現と視覚的に異なるものとして示されていることに留意されたい。例えば、Mollyのアイコン698AはAledのアイコン698Dと視覚的に異なるものである。更に、Mollyのサブセットの表現は、Aledのサブセットの表現と視覚的に異なるものである。
いくつかの実施例では、活動競争で勝っている参加者に関連付けられた表現は、活動競争で負けている参加者と比較して、強調表示することができる。例えば、Mollyの累積スコアがAledの累積スコアよりも高いため、Mollyに関連付けられた表現は、Aledに関連付けられた表現と比較して、視覚的に強調表示されたように見える。勝っている参加者に関連付けられた表現を視覚的に強調表示することによって、参加者は自分が活動競争でいかなる成績を上げているかを迅速に評価することができる。
図6Mに示すグラフ670とは異なり、図6Tに示すグラフは、活動競争に関する追加の情報を更に含むものである。例えば、グラフには、活動競争中の各参加者の1日の平均ポイント数が含まれている(例:参照番号698M及び698N)。特に、Mollyは1日平均487ポイント、Aledは1日平均442ポイントを有している。図6Tに表れている実施例では、現在Mollyが活動競争に勝っているため、Mollyの1日の平均は(例えば、太字で)強調表示されている。(図6Mに示す)グラフ670に含まれていない他の追加情報を図6Tに示すグラフに含めることができることを認識されたい。
いくつかの実施例では、活動競争の参加者に提供されるポイントは、目標について参加者が達成するパーセントに基づいている。例えば、目標は毎日の歩行量に対応し得る。かかる目標は、(ある実施例では)活動が始まる前、又は、(他の実施例では)活動競争中にいつでも、参加者によって設定することができる。いくつかの実施例では、活動競争における異なる参加者は異なる目標を有することができる。いくつかの実施例では、活動完了時に参加者に提供されるポイントは、参加者が閾値に達したときにスコアリングが変化する(例えば、閾値の後のボーナスポイント)2段階得点システムに基づく。
図7A及び図7Bは、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを使用して活動競争表現を表示する方法を示すフロー図を含む。方法700は、ディスプレイを有するデバイス(例えば、100、300、500、600A、600B、800)で実行されるものである。方法700におけるいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、また、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
以下に説明するように、方法700は、第1ユーザに対応するデバイス上にユーザインタフェースを表示する直感的な方法を提供するが、このユーザインタフェースは、(1)第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争の各日のスコアの比較、及び(2)活動競争を通じての合計、を有する(第1ユーザ及び第2ユーザに関連付けられた)活動競争のグラフを含んでいる。このユーザインタフェースによれば、同ユーザインタフェースを見ているユーザが、第2ユーザに対応する身体活動データに容易にアクセスすることができる。この方法によって、別のユーザに対応する身体活動データにアクセスするためのユーザの認識的負担が軽減され、それによってより効率的な人間-機械インタフェースがもたらされる。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスでは、ユーザが別のユーザに対応する身体活動データにより迅速かつより効率的にアクセスすることを可能にすることによって、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が増加する。
ブロック702において、デバイス(例えば、図6Mの600B、及び図6Tの800)は、ある期間(例えば、1日、1週間、1ヶ月)(例えば、図6Mでは、第1活動競争については月曜日から日曜日まで、第2活動競争については木曜日から水曜日まで、及び図6Tでは、月曜日から日曜日まで)の間の第1ユーザ活動データ(例えば、図6Mでは、666Aの右上部分によって表されるデータとAledに関する表現、図6Tでは、698D、698E、698F、698IとAledに関する他の表現)を受信する。第1ユーザ活動データは、少なくとも第1時間サブセット(例えば、1時間、1日、1週間)に関する第1ユーザ活動データ(例えば、図6Mでは、表現670Cによって表されるデータ、図6Tでは、表現698Iによって表されるデータ)(例えば、図6Mでは、第1活動競争については月曜日、第2活動競争については木曜日、図6Tでは、月曜日)、及び第2時間サブセット(例えば、図6Mでは、第1活動競争については火曜日、第2活動競争については水曜日、図6Tでは、火曜日)に関する第1ユーザ活動データ(例えば、図6Mでは、火曜日に関するAledの表現によって表されるデータ、図6Tでは、火曜日に関するAledの表現によって表されるデータ)を含む。
いくつかの実施例では、第1ユーザ活動データは、第2デバイス(例えば、図6Aの600A)から該デバイス(例えば、6Mの600B、図6Tの800)によって受信される(例えば、該デバイスの1つ以上のアンテナにより)。例えば、第1ユーザ活動データを受信することは、該デバイスの1つ以上のセンサを使用して、第1ユーザ活動データを検出することを含み得る。いくつかの実施例では、該1つ以上のセンサは、心拍数モニタ、GPS測位デバイス、ジャイロスコープなどを含む。
ブロック704において、デバイス(例えば、図6Mの600B、図6Tの800)は、該期間の第2ユーザ活動データ(例えば、図6Mでは、666Aの左上部分によって表されるデータ及びMollyに関する表現、図6Tでは、698A、698B、698C、698Hで表されるデータ及びMollyに関する他の表現)を受信する。第2ユーザ活動データは、少なくとも、第1時間サブセットの第2ユーザ活動データ(例えば、図6Mでは表現670Bによって表されるデータ、図6Tでは表現698Hによって表されるデータ)と、第2時間サブセットの第2ユーザ活動データ(例えば、図6Mでは、火曜日に関するMollyの表現によって表されるデータ、及び図6Tでは、火曜日に関するMollyの表現によって表されるデータ)とを含む。
いくつかの実施例では、第2ユーザ活動データは、第2デバイス(例えば、図6Aでは600A)から該デバイスによって(例えば、該デバイスの1つ以上のアンテナにより)受信される。例えば、第2ユーザ活動データを受信することは、外部デバイス(例えば、図6Aでは600A)から(例えば、外部デバイスからの送信によって)第2ユーザ活動データを受信することを含み得る。
いくつかの実施例では、外部デバイス(例えば、図6Aの600A)から第2ユーザ活動データを受信したことに応答して、該デバイス(例えば、図6Mの600B、図6Tの800)は活動通知(視覚的、触覚的、又は音声アラート)を出力することができる(図6Aの612)。
712では、該デバイス(例えば、図6Mの600B、及び図6Tの800)は、ディスプレイ(例えば、図6Mの602B、及び図6Tの802)上にユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)を表示する。いくつかの実施例では、ユーザインタフェースを表示する前に、上記の活動通知(例えば、図6Mの612)が出力される。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)を表示する前に、デバイス(例えば、図6Mの600B、及び図6Tの800)は、活動要約通知(例えば、ユーザインタフェースが図6Nの672の場合には図6Mの664)を表示する。活動要約通知には、(1)第1ユーザ活動データ及び/又は第2ユーザ活動データに基づく第1通知要素(例えば、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争に関する情報)(例えば、図6Mの666A)と、(2)第1ユーザ活動データとは異なり、第2ユーザ活動データとも異なる、少なくとも第3ユーザ活動データに基づく第2通知要素(第3ユーザと第1ユーザとの間の活動競争に関する情報)(例えば、図6Mの666B)と、が含まれる。
714では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、図6Tの697)は、第1時間サブセットの第1ユーザ活動データの表現(例えば、値のグラフィカルな又はテキストによる表示)(例えば、図6Mの670C)を含む。
716では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)は、第2時間サブセットの第1ユーザ活動データの表現(例えば、値のグラフィカルな又はテキストによる表示)(例えば、図6Mの、火曜日についてのAledの表現)を更に含む。
718では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)は、該期間についての第1ユーザ活動データの累積表現(例えば、全期間の活動データのグラフィカルな又はテキストによる要約)(例えば、図6Mの右上の部分)を更に含んでいる。該期間の第1ユーザ活動データの累積表現は、少なくとも第1時間サブセットの第1ユーザ活動データと第2時間サブセットの第1ユーザ活動データとに基づく。いくつかの実施例では、累積表現は、時間サブセットの活動データの表現と同じ単位(又は異なる単位)で提示される。
720では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)は、第1時間サブセットの第2ユーザ活動データの表現(例えば、図6Mの670B)を更に含む。1日に関する異なるユーザのスコアを表示すると、同日にデバイスが受信した活動データに対するフィードバックが提供される。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。スコアによればまた、複数のユーザの活動データ情報を表示するための対話数を低減することで、改善されたマンマシンインタフェースが得られる。
いくつかの実施例では、第1時間サブセットの第2ユーザ活動データの表現は、第1時間サブセットの第1ユーザ活動データの表現(例えば、図6Mの670C)に隣接して(例えば、ユーザインタフェースの第1領域の隣又はその領域内)表示される。いくつかの実施例では、第1時間サブセットの第1ユーザ活動データの表現は、第1時間サブセットの第2ユーザ活動データの表現に隣接している(例えば、他の時間サブセットの活動データの表現の間に介在することなく)。第2ユーザのスコアに隣接して第1ユーザのスコアを表示すれば、デバイスによって検出される身体活動に対する比較フィードバックが得られる。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
722において、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)は、第2時間サブセットの第2ユーザ活動データの表現(例えば、図6Mで、火曜日に関するMollyの表現)を更に含んでいる。異なる日のスコアを表示すると、異なる日に関してデバイスにより受信された活動データに対するフィードバックが得られる。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。スコアによればまた、別々の時間サブセットの活動データ情報を表示するための対話数を低減することで、改善されたマンマシンインタフェースが得られる。
いくつかの実施例では、第2時間サブセットの第2ユーザ活動データの表現は、(例えば、図6Mで、火曜日に関するAledの表現)第2時間サブセットの第1ユーザ活動データに隣接して(例えば、ユーザインタフェースの第2領域の隣又はその領域内)表示され、他の時間サブセットの第2ユーザ活動データの表現に隣接しては表示されない。
724では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)は、該期間中の第2ユーザ活動データの累積表現(例えば、図6Mの668A、668B及び669C)を更に含む。該期間の第2ユーザ活動データの累積表現は、少なくとも第1時間サブセットの第2ユーザ活動データと第2時間サブセットの第2ユーザ活動データとに基づくことができる。ユーザの合計スコアを表示すると、第1ユーザと第2ユーザのデバイスが受信した活動データに対するフィードバックが提供される。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。ユーザの合計スコアを表示すると、第1ユーザと第2ユーザのデバイスが受信した活動データに対するフィードバックが提供される。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施例では、第1ユーザ活動データの第1時間サブセットは、第2ユーザ活動データの第1時間サブセットに対応する。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)は、該期間内の残りの時間サブセットの数の表現(例えば、テキスト表現、グラフィック表現)(例えば、図6Mの670F)を更に含むことができる。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、図6Tの697)は、視覚的に強調されている(例えば、図6Mの「F」の周りの円)現在の時間サブセット(例えば、図6Mの第1活動競争における「F」)の特定を含む。
いくつかの実施例では、第1時間サブセットの長さは、第2時間サブセット(例えば、図6Mで、月曜日から日曜日まで)の長さに等しい。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、及び図6Tの697)を表示することは、(1)第1ユーザ活動データの累積表現に対応する第1値(例えば、図6Mの「2136」)が第2ユーザ活動データの累積表現に対応する第2値(例えば、図6Mの「2303」)を超えたという判定に従って、該期間の第1ユーザ活動データの累積表現を視覚的に強調する(例えば、強調表示する)ことと、(2)第2値が第1値を超えたという判定に従って、該期間の第2ユーザ活動データの累積表現を視覚的に強調する(例えば、図6Mの668A)ことと、を含んでいる。
いくつかの実施例では、表現を正規化してもよい。
いくつかの実施例では、表現は、1つ以上の目標の完了率に基づくことができる。任意選択的に、1つ以上の目標がユーザ定義される。
いくつかの実施例では、第1ユーザ活動データは第1ユーザに対応し、第2ユーザ活動データは第2ユーザに対応する。かかる実施例では、デバイスは、ユーザインタフェース(例えば、図6Mの664、図6Tの697)を表示する前に、競争完了のユーザインタフェース(例えば、以前に完了した競争の詳細を示すインタフェース)(例えば、図6Pの680)を表示する。競争完了のユーザインタフェースは、前期間(例えば、図6Pで、月曜日から日曜日まで)に関する第1ユーザの活動データの表現(例えば、図6Pで、Aledのグラフ部分)、前期間の第2ユーザの活動データの表現(例えば、図6Pで、Mollyのグラフ部分)、及び新しい競争の開始アフォーダンス(例えば、図6Pの684C)を含むことができる。競争完了のユーザインタフェースはまた、第1ユーザ又は第2ユーザが前期間に関してより多くの活動データを有したかどうかに基づくコンテンツ(例えば、図6Pの680の最上部のテキスト)を含むことができる。かかる実施例では、デバイスは、新しい競争の開始アフォーダンスの選択に対応する第1ユーザ入力(例えば、図6Pで、これと違う方のデバイス上の611)を受信し、この第1ユーザ入力の受信に応答して、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争の処理を開始する(例えば、第1ユーザと第2ユーザとの間の競争を受諾/開始するための招待状を第2ユーザに送信する)。かかる実施例では、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争に関する処理を開始した後に(例えば、第2ユーザが競争を開始するための招待を受諾したことに応答して)、ユーザインタフェースが表示される。活動競争に異なるエントリポイントを提供することは、活動競争の開始を直感的なやり方で、複数の場所で可能にすることによって、デバイスとの対話が増加することになる。本明細書に記載されているように、エントリポイントを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェースを表示している間、デバイスは、第1ユーザ活動データ及び/又は第2ユーザ活動データに対応する追加情報を表示する要求に対応する第2ユーザ入力を受信する。かかる実施例では、第2ユーザ入力の受信に応答して、デバイスは、第1ユーザ活動データ及び/又は第2ユーザ活動データに対応する追加情報を含む第2ユーザインタフェースを表示する。かかる実施例では、追加情報はユーザインタフェースには含まれなかったものである。いくつかの実施例では、追加情報は、連絡先情報、1日の平均、特定の日の活動データに対応する実際のポイント数などを含む。いくつかの実施例では、アフォーダンスが、通知ではなくアラートに含まれる場合に、追加情報機能が発生し、デバイスを使用して他のコンテンツを見る前にアラートを解除しなければならないが、バックグラウンドで見るためにユーザは通知を利用できる。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェースを表示している間、デバイスは、外部デバイス(例えば、図6Iの600A)にメッセージを送信するためのメッセージユーザインタフェース(例えば、図6Iの646)を表示する要求に対応する第3ユーザ入力を受信する。かかる実施例では、第3ユーザ入力の受信に応答して、デバイスはメッセージユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施例では、アフォーダンスがアラートではなく通知に含まれている場合、メッセージインタフェース機能が発生する。いくつかの実施例では、メッセージユーザインタフェースは、1つ以上の所定の応答を含む(例えば、図6Iの648)。
いくつかの実施例では、表現に対応する位置でのユーザ入力に応答して、デバイスは、メッセージユーザインタフェースを表示する(例えば、図6Iの646)。他の実施例では、表現に対応する場所でのユーザ入力に応答して、デバイスは、第2ユーザ活動データに対応する第2ユーザの追加情報を表示する。
いくつかの実施例では、第1ユーザ活動データは、立位データ、移動データ、及びトレーニングデータを含んでいる。
いくつかの実施例では、第1ユーザ活動データは第1ユーザに対応し、第2ユーザ活動データは第2ユーザに対応する。かかる実施例では、ユーザインタフェースは、更に、該期間に先行する1つ以上前の期間の第1ユーザ及び第2ユーザの活動データの比較に基づく表現(例えば、図6Mの668A)を含むことができる。
方法700(例えば、図7A及び図7B)に関して上述した処理の詳細は、以下に記載する方法と同様の方法で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、方法900、方法1100、又は方法1300を参照して以下に記載されるさまざまな方法の1つ以上の特徴を任意選択的に含んでいる。例えば、方法700のユーザインタフェースは、方法900の活動競争に関するアフォーダンスの中に含めることができる。別の実施例では、方法700のユーザインタフェースは、方法1100のアラートに基づいて検出された活動データに基づき得る。別の実施例では、方法700のユーザインタフェースは、方法1300で説明するように構成されたペースに基づいて検出されたペース情報を含むことができる。簡潔にするために、これらの詳細は以下で繰り返さない。
図8A~図8Yは、いくつかの実施例に係る、活動共有のための友人リストに関連する例示的なユーザインタフェースを示す。活動共有は、(図6A~図6T及び図7A及び図7Bで上述したように)活動競争に関する表現を含むことができる。友人リストには、以下に更に説明するように、直感的な方法で活動競争を開始するためのアフォーダンスを含めることもできる。
図8Aを参照すると、デバイス800のタッチ感知ディスプレイ802上にユーザインタフェース804(ホーム画面と呼ばれる)が表示される。説明のために、デバイス800は第1ユーザAledに属している。ユーザインタフェース804は、活動アプリケーションに関するアフォーダンス806Aを含む、さまざまなアプリケーション用の複数のアフォーダンス806を含んでいる。図8Bでは、デバイス800はアフォーダンス806Aの選択を受信し、これに応答して、この活動アプリケーションに対応するユーザインタフェース(例えば、図8Cに示すようなユーザインタフェース808)を表示させる。
図8Cを参照すると、ユーザインタフェース808は、共有活動データに対応するユーザインタフェースを表示するためのアフォーダンス810Dを含む。図8Cに示すように、アフォーダンス810Dは、共有活動データに対応するユーザインタフェースに関連する3つの通知が保留中であるという指示を含む。図8Dでは、デバイス800は、アフォーダンス810Dの選択を受信し、これに応答して、共有活動データに対応するユーザインタフェース(例えば、図8Eに示すようなユーザインタフェース812)を表示させる。
図8Eは、ユーザインタフェース812(友人リストと呼ばれることもある)を表示するデバイス800を示す。ユーザインタフェース812は、活動競争に関連する情報に関する第1部分814Aと、友人に関連する情報に関する第2部分814Bとを含む。
図8Eに示すように、第1部分814Aは第2部分814Bの前に(インタフェースをスクロールすると)表示されるように、第1部分814Aは第2部分814Bの上にある。第1部分814Aを第2部分814Bの前に表示すると、第1部分814A及び第2部分814Bがタッチ感知ディスプレイ802に表示するにはあまりにも多くのコンテンツを含む場合に、表示されるものに影響を及ぼし得る。例えば、第1部分814Aがユーザインタフェース812の第2部分814Bの前にある場合、第1部分814Aは、第2部分814Bのいずれかの前に、その全体が表示される。かかる実施例では、タッチ感知ディスプレイ802に含まれていないコンテンツは、スクロール入力に応答して表示することができる。
第1部分812は、アフォーダンス816のスクロール可能なリストを含み、各アフォーダンスは異なる活動競争に関連付けられている。例えば、アフォーダンス816のスクロール可能なリストは、(MollyとAledとの間の)第1活動競争に関する第1アフォーダンス816Aと(JohnとAledとの間の)第2活動競争に関する第2アフォーダンス816Bとを含む。いくつかの実施例では、活動競争のアフォーダンスの順序は、その活動競争が終了したときに基づき得る。例えば、より早く終了する活動競争は、より遅く終了する活動競争よりも前に、アフォーダンス816のスクロール可能なリストに含めることができる。
第1アフォーダンス816Aは、Molly(即ち、2303)とAled(即ち、「ME」とラベル付けされた2136)の累積スコア、MollyとAledの間の過去の活動競争でMollyが勝った回数(即ち、23回)、MollyとAledの間の過去の活動競争でAledが勝った回数(即ち、7回)、第1活動競争で残された時間量(即ち、残り2日間)、などの、第1活動競争に関連する情報を含む。第2アフォーダンス616Bは、第2活動競争に関連する情報を含み、これは、上述の第1活動競争に関連する情報に類似し得る。いくつかの実施例では、アフォーダンス816のスクロール可能なリストは、図8Eに示されているものより多くの又はより少ない情報を含むことができ、別のアフォーダンスよりも多くの情報を含むアフォーダンスを備えることに留意されたい。
第2部分814Bは、アフォーダンス818のスクロール可能なリストを含み、各アフォーダンスは、デバイス800にログインしたユーザ(例えば、Aled)のさまざまな友人に関連付けられる。例えば、アフォーダンス818のスクロール可能なリストは、第1友人(即ちJane)に関する第1アフォーダンス818A、第2友人(即ちMolly)に関する第2アフォーダンス818B、及び第3友人(即ちJohn)に関する第3アフォーダンス818Cを含む。いくつかの実施例では、第2部分814Bに含まれる友人も、第1部分814Aの活動競争に含めることができることに留意されたい。例えば、Mollyは第1活動競争(例えば第1アフォーダンス816A)の参加者であり、アフォーダンス818のスクロール可能なリストに含まれている(例えば第2アフォーダンス818B)。他の実施例では、第1部分814Aに含まれる友人は、第2部分814Bには含まれない。
アフォーダンス818のスクロール可能なリスト内の各アフォーダンスは、対応する友人に関連する情報を含む。例えば、第1アフォーダンス818AはJaneに対応し、Janeの識別(例えば「Jane」)、Janeが自分の目標に関して完了したパーセント(例えば「95%」)、Joanが目標の絶対量に対して完了した絶対量(例えば、「400/450」)、及びJoanが完了した複数の目標の量を視覚的に示すアイコン818AA、を含んでいる。
ユーザインタフェース812は共有アフォーダンス820を更に含む。共有アフォーダンス820を選択すると、デバイス800は、図8Oに関して以下に更に説明するように、共有の詳細を有するユーザインタフェース(例えば、図8Oに示すユーザインタフェース834)を表示する。共有アフォーダンス820は、共有データに関連する3つの通知が保留中であるという指示を含む。
図8Fは、(図8Eに示す)ユーザインタフェース812を再び示す。上述したように、ユーザインタフェース810は、第1アフォーダンス816Aを含む。図8Fを参照すると、ユーザ入力(例えば、タップ入力)805がデバイス800によって受信されるが、ユーザ入力805は、第1部分814Aの第1アフォーダンス816Aの選択に対応する。ユーザ入力805がアフォーダンス816のスクロール可能なリスト内の第1アフォーダンス816Aで検出されたという判定に従って、第1活動競争に関連する追加情報(第1アフォーダンス816Aには含まれない)を有するユーザインタフェース(例えば、図8Gに示すユーザインタフェース822)が表示される。
図8Gを参照すると、デバイス800は、(図8Fに示す)第1部分814A内の第1アフォーダンス816Aの選択に応答して、タッチ感知ディスプレイ802上にユーザインタフェース822を表示する。ユーザインタフェース822は、第1活動競争に関連する情報の複数の表現824を含む。例えば、表現824Aは、当日の活動目標に関するMollyの最新の完了状況の視覚的表現である。この視覚的表現は3つの円を含み、各円は異なる目標に対応する。表現824Bは、図6Tにおいて上述したように、第1活動競争に関する情報を含む。表現824Cは、Mollyが第1目標(例えば、移動の目標)を完了しつつある現在の状態(例えば、50/500)を含む。表現824Dは、Mollyが第2目標(例えば、トレーニングの目標)を完了しつつある現在の状態を含む。ユーザインタフェース816は、図8Gに示されているものよりも第1活動競争に関連する情報のより多くの又はより少ない表現を含むことができることを認識されたい。
ユーザインタフェース822はまた、以前のユーザインタフェース(例えば、図8Eに示すユーザインタフェース812)を表示させるバックアフォーダンス826を含んでいる。図8Hを参照すると、バックアフォーダンス826の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)807が受信される。ユーザ入力807がバックアフォーダンス826で検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース(例えば、図8Iに示すユーザインタフェース812)が表示される。
図8Iは、バックアフォーダンス826(図8Hに示す)の選択に応答してユーザインタフェース812を表示するデバイス800を示す。上述したように、ユーザインタフェース812は、第2部分814Bに第1アフォーダンス818Aを含んでいる。図8Jを参照すると、第1アフォーダンス818Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)809が受信される。ユーザ入力809が第1アフォーダンス818Aで検出されたという判定に従って、第1アフォーダンス818Aに対応する友人(例えば、Jane)に関連する情報を有するユーザインタフェース(例えば、図8Iに示すユーザインタフェース812)が表示される。
図8Kを参照すると、デバイス800は、(図8Jに示すような)第2部分814Bの第1アフォーダンス818Aの選択に応答して、タッチ感知ディスプレイ802上にユーザインタフェース828を表示する。ユーザインタフェース828は、Janeに関連する情報の複数の表現830を含む。例えば、表現830Aは、当日の活動目標に関するJaneの最新の完了状況についての視覚的表現である。この視覚的表現は3つの円を含み、各円は異なる目標に対応する。表現830Bは、JaneとAledとの過去の活動競争に関連する情報を含む。例えば、アイコン830BAは、JaneがAled(例えば、「ME」)に勝った過去の活動競争の数(例えば、7)を示し、アイコン830BBは、AledがJaneに勝った過去の活動競争の数(例えば、2)を示している。表現830Cは、ジェーンが第1目標(例えば、移動目標)を完了しつつある現在の状態(例えば、400/500)を含む。
ユーザインタフェース828はまた、ジェーンとアードとの間の活動競争を開始するための処理を開始する招待アフォーダンス831を含む。説明の目的のために、招待アフォーダンス831を選択すると、(図6Cに示されるような)ユーザインタフェース616又は(図6Qに示されるような)ユーザインタフェース686をタッチ感知ディスプレイ802に表示させることができる。
図8Kを参照すると、ユーザインタフェース828はまた、以前のユーザインタフェース(例えば、図8Jに示すユーザインタフェース812)を表示させるバックアフォーダンス832も含む。図8Lを参照すると、バックアフォーダンス832の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)811が受信される。ユーザ入力811がバックアフォーダンス832で検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース(例えば、図8Mに示されるユーザインタフェース812)が表示される。
図8Mは、バックアフォーダンス832(図8Lに図示)の選択に応答してユーザインタフェース812を表示するデバイス800を示す。上述のように、ユーザインタフェース812は、共有アフォーダンス820を含む。図8Nを参照すると、共有アフォーダンス820の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)813が受信される。共有アフォーダンス820でユーザ入力813が検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース(例えば、図8Oに示すユーザインタフェース834)が表示される。
図8Oを参照すると、デバイス800は、(図8Nに示す)共有アフォーダンス820の選択に応答して、タッチ感知ディスプレイ802上にユーザインタフェース834を表示する。ユーザインタフェース834は、複数の部分(例えば、第1部分836及び第2部分838)に分割され、各部分は異なるタイプの情報を含む。
第1部分836は、デバイス800によって受信された活動競争の招待に関連する情報を含む。例えば、第1部分836は招待状836Aを含む。招待状836Aは、TomがAled(例えば、Aledに関連付けられた1つ以上のデバイス(例えば、デバイス800))へ活動競争を開始する招待状を送信したことを示す。招待状836Aには、Tomからの招待状に応答するために、受諾アフォーダンスと拒否アフォーダンスが含まれている。受諾アフォーダンスを選択すると、TomとAledの間の活動競争を開始する処理が始まる。拒否アフォーダンスを選択すると、第1部分836から招待状836Aが除去される。
第2部分838は、デバイス800によって送信された活動競争の招待状に関連する情報を含んでいる。例えば、第2部分838は招待状838Aを含む。招待状838Aは、活動競争を開始するための招待状をAledがJaneに送信したことを示している。招待状838Aは、ジェーンが招待を受諾するために残っている時間量の表現を含む。
図8Pは、タッチ感知ディスプレイ602B上にユーザインタフェース840を表示するデバイス600B(例えば、同じユーザのAledに関連付けられた第2デバイス)を示す。ユーザインタフェース840は、(図8Eに示すような)ユーザインタフェース812と同様に、友人リストに対応している。しかし、ユーザインタフェース812とは異なり、ユーザインタフェース840は、デバイス800よりも小さい表示面積を有する電子デバイス上で使用されるように構成されている。
ユーザインタフェース812と同様に、ユーザインタフェース830は、第1部分842A及び第2部分842Bを含む。図8Pに示すように、第1部分842Aは第2部分842Bの前に表示されるように、第1部分842Aは第2部分842Bの上方にある。第1部分842Aを第2部分842Bの前に表示すると、第1部分842A及び第2部分842Bがタッチ感知ディスプレイ602Bに表示するにはあまりにも多くのコンテンツを含む場合に、表示されるものに影響を及ぼし得る。例えば、第1部分842Aがユーザインタフェース812の第2部分842Bの前にある場合、第1部分842Aは、第2部分842Bのいずれかの前に、その全体が表示される。かかる実施例では、タッチ感知ディスプレイ802に含まれないコンテンツは、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して表示することができる。
図8Pを参照すると、第1部分842Aは、アフォーダンス844のスクロール可能なリストを含むが、この各アフォーダンスは異なる活動競争に関連付けられている。例えば、アフォーダンス844のスクロール可能なリストは、(MollyとAledとの間の)第1活動競争に関する第1アフォーダンス844Aと(JohnとAledの間の)第2活動競争のための第2アフォーダンス816Bとを含む。いくつかの実施例では、活動競争のアフォーダンスの順序は、その活動競争が終了したときに基づき得る。例えば、より早く終了する活動競争は、より遅く終了する活動競争よりも前に、アフォーダンス844のスクロール可能なリストに含めることができる。
第1アフォーダンス844Aは、Molly(即ち、2303)とAled(即ち、2136)の累積スコア、MollyとAledの間の過去の活動競争でMollyが勝った回数(即ち、23回)、MollyとAledの間の過去の活動競争でAledが勝った回数(即ち、7回)、第1活動競争で残された時間量(即ち、残り2日間)、などの、第1活動競争に関連する情報を含む。第2アフォーダンス616Bは、第2活動競争に関連する情報を含み、これは、上述の第1活動競争に関連する情報に類似し得る。いくつかの実施例では、アフォーダンス816のスクロール可能なリストは、図8Eに示されているものより多くの又はより少ない情報を含むことができ、別のアフォーダンスよりも多くの情報を含むアフォーダンスを備えることに留意されたい。
また、ユーザインタフェース840は、第1部分814Aのユーザインタフェース812の第1部分814Aと同じ情報を有するものとして示されているが、ユーザインタフェース840内の情報の構成は、ユーザインタフェース812内の情報の構成とは異なっている。構成の違いは、タッチ感知ディスプレイ802よりも小さいディスプレイ領域を有するタッチ感知ディスプレイ602Bのためであり得る。
第2部分842Bは、アフォーダンス846のスクロール可能なリストを含み、各アフォーダンスは、デバイス800にログインしたユーザ(例えば、Aled)の各友人に関連付けられている。例えば、アフォーダンス846のスクロール可能なリストは、第1友人(即ちJane)に関する第1アフォーダンス846A、第2友人(即ちMolly)に関する第2アフォーダンス846B、第3友人(即ちJohn)に関する第3アフォーダンス846C、第4友人(即ちTom)に関する第4アフォーダンス846Dを含む。いくつかの実施例では、第2部分842Bに含まれる友人も、第1部分842Aの活動競争に含めることができることに留意されたい。例えば、Mollyは、第1活動競争(例えば、第1アフォーダンス842A)の参加者であり、アフォーダンス846のスクロール可能なリストに含まれる(例えば、第2アフォーダンス846B)。他の実施例では、第1部分842Aに含まれる友人は、第2部分842Bに含まれない。
アフォーダンス846のスクロール可能なリスト内の各アフォーダンスは、対応する友人に関連する情報を含む。例えば、第1アフォーダンス846AはJaneに対応し、Janeの識別(例えば「Jane」)、Janeが自分の目標に関して完了したパーセント(例えば「95%」)、Joanが目標の絶対量に対して完了した絶対量(例えば、「400/450」)、及びJoanが完了した複数の目標の量を視覚的に示すアイコン、を含んでいる。
図8Pは、図8Eに図示されていない友人に関するいくつかの情報を示す。かかる情報は、図8Eに含まれてもよい。例えば、第2部分842B内の第2アフォーダンス846Bはアイコン846BAを含んでいる。アイコン846BAは、Aledが、AledとMollyの間の活動競争に勝ったことを示す。アイコン846BAは、他の参加者間の他の活動競争に関する他のアイコンが(アイコン846CAについて示されたような)異なるテーマを有するように、AledとMollyとの間の活動競争の一意の識別とすることができる。
図8Pはまた、第2部分842B内の第3アフォーダンス846Dに含まれる招待状アイコン842を示す。招待状アイコン842は、第3アフォーダンス846Dに対応する友人(例えば、Tom)がAledとの活動競争において競争するための招待状を送信したことを示している。招待状アイコン842はまた、Tomからの招待状が何回受信されたかを示す数字を含む。
図8Qは、(図8Pに図示した)ユーザインタフェース840を再び示す。上述したように、ユーザインタフェース810は、招待状アイコン842を有する第4アフォーダンス846Dを含む。図8Qを参照すると、ユーザ入力(例えば、タップ入力)815を受信するが、このユーザ入力815は、(ユーザインタフェース840がどのように構成されているかに応じて)招待状アイコン842又は第4アフォーダンス846Dの選択に対応する。招待状アイコン842(又は第4アフォーダンス846D)でユーザ入力815が検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース(例えば、図8Rに示すユーザインタフェース848)が表示される。
図8Rを参照すると、デバイス800は、(図8Qに示すように)招待状アイコン842(又は第4アフォーダンス846D)の選択に応答して、ユーザインタフェース848を表示している。ユーザインタフェース848は、TomがAledを7日間の活動競争に招待したことを示している。ユーザインタフェース848は、当日に関するTomの活動データを含む。ユーザインタフェース848は、アフォーダンス850のスクロール可能なリストを更に備えるが、この各アフォーダンスはそれぞれの動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス850のスクロール可能なリストは、第1アフォーダンス850A及び第2アフォーダンス850Bを含んでいる。
第1アフォーダンス850Aを選択すると、Tomが送信した活動競争の招待状を受諾することができる。招待状を受諾すれば、以下に更に説明するように、選択後の所定の時間(例えば、当日の真夜中)に活動競争を開始することができる。第2アフォーダンス850Bを選択すると、デバイス600Bは招待を拒否し(例えば、新しい活動競争を開始しない)、ユーザインタフェース848の表示を停止することができる。第2アフォーダンス850Bを選択すると更に、招待状アイコン842を第4アフォーダンス846Dから除去することができる。
図8Sは、(図8Rに示される)ユーザインタフェース848を再び示している。上述したように、ユーザインタフェース810は、第1アフォーダンス850Aを含む。図8Sを参照すると、第1アフォーダンス850Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)817が受信される。ユーザ入力817が第1アフォーダンス850Aで検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース(例えば、図8Tに示されるユーザインタフェース852)が表示される。
図8Tを参照すると、デバイス600Bは、(図8Sに示すような)ユーザインタフェース848内の第1アフォーダンス850Aの選択に応答して、ユーザインタフェース852を表示する。ユーザインタフェース852は、TomとAledの間の活動競争が明日始まることを示している。ユーザインタフェース852は、TomとAledとの間の活動競争を表すアイコン854を含む。ユーザインタフェースはまた、アフォーダンス856も含む。アフォーダンス856を選択すると、デバイス600Bはユーザインタフェース852の表示を停止する。
図8Uは、(図8Cに示された)ユーザインタフェース808を再び示すものである。ユーザインタフェース810は、第3アフォーダンス810Cを含む。(図8Vに図示するように)第3アフォーダンス810Cの選択に応答して、デバイス800は、(図8Wに示すような)ユーザインタフェース858を表示する。
図8Wを参照すると、(トロフィーケースと呼ばれることもある)ユーザインタフェース858は、Aledに与えられた賞に関連するものである。ユーザインタフェース858は、複数の部分860に分割され、各部分は異なるタイプの賞を含んでいる。例えば、部分860は、最近の活動860A、競争860B、月次チャレンジ860C、実績860D、及びトレーニング860Eを含む。
各部分は、対応するタイプの賞に関連付けられた1つ以上の賞を含むことができる。例えば、最近の活動860は、現在の時間から特定の時間量内に付与された賞を含むことができる。いくつかの実施例では、最近の活動860における賞は、他の部分における賞よりも大きくすることができる。競争860Bには、活動競争で授与された賞を含んでもよい。月次チャレンジ860Cには、月次チャレンジとして事前に決められた賞が含まれ得る。実績860Dには、実績として事前に決められた賞を含めることができる。トレーニング860Eには、(本明細書に記載された)トレーニングアプリケーションを使用して授与された賞が含まれ得る。
いくつかの実施例では、部分におけるいくつかの賞が見えない場合がある。かかる実施例では、これらの賞は、それらをサイドスクロールすることによって、ナビゲートすることができる。
ユーザインタフェース858における賞の表示は、特定の賞に基づいて相違し得る。例えば、特定の日に一度だけ受信される賞の表現は、アイコン(例えば、アイコン862A)、賞の識別(例えば、識別862B)、及び賞が受領された日付(例えば、日付862C)を含むことができる。いくつかの実施例では、特定の日に一度だけ受信される賞の表現は、アイコン(例えば、アイコン862A)、賞の識別(例えば、識別862B)、及び賞の最低量を満たした消費カロリー数(例えば、カロリー872C)などの賞の達成に関連するさらなる情報、を含むことができる。かかる実施例では、上述した識別には日付が示されているため、賞を受領した日付は表現に含まれない場合がある。
別の実施例では、複数回受領された賞の表現は、アイコン(例えば、アイコン864A又は866A)、賞の識別(例えば、識別864B又は866B)、及び賞が受領された回数(例えば、番号864D又は866C)を含むことができる。いくつかの実施例では、複数回受領された賞の表現は、賞が最後に受領された日付(例えば、日付864C)を含むこともできる。かかる実施例では、賞の受領が困難であると事前に決められた日付か、又は賞が特定の回数未満で受領された日付も表示に含めることができる。
競争860B(例えば、アイコン866A、868A、及び870A)における各賞の各アイコンは異なることに留意されたい。これは、本明細書で説明するように、各活動競争に異なる表現が割り当てられていることによるものである。
図8Xは、(図8Wに図示された)ユーザインタフェース858を再び示す。ユーザインタフェース810は、表現866のアイコン866Aを含む。デバイス800は、(表現8Xに示されるように)アイコン866A(又は表現866)の選択に応答して、(図8Xに示されるような)ユーザインタフェース876を表示する。図8Xを参照すると、ユーザインタフェース876には、(図8Wに示すような)アイコン866A、(識別866Bに対応する)アイコン878に対応する賞の識別873B、及び(図8Wに示されるような)表現866に含まれないさらなる情報が含まれる。このさらなる情報には、賞の説明(参照番号878C参照)と、最後に受賞した日付(参照番号878D)が含まれる。
図9A及び図9Bは、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを使用して友人リスト表現を表示する方法を示すフロー図を含む。方法900は、ディスプレイを有するデバイス(例えば、100、300、500、600A、600B、800)で実行される。方法900におけるいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、また、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
以下に説明するように、方法900は、第1ユーザに対応するデバイス上にユーザインタフェースを表示するための直感的な方法を提供し、このユーザインタフェースは、複数の活動競争に関するアフォーダンスを含み、各活動競争は、(1)第1ユーザと別のユーザとの間のものであり、(2)活動競争の現在の得点と活動競争の残りの日数によって表される。このユーザインタフェースによれば、同ユーザインタフェースを見ているユーザが、複数のユーザに対応する身体活動データに容易にアクセスすることができる。この方法によって、複数のユーザに対応する身体活動データにアクセスするためのユーザの認識的負担が軽減され、それによって、より効率的な人間-機械インタフェースがもたらされる。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスでは、ユーザが複数のユーザに対応する身体活動データにより迅速かつより効率的にアクセスすることを可能にすることによって、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が増加する。
902では、デバイス(例えば、図8Aの800)は、第1ユーザの第1ユーザ(例えば、Aled)活動データ(例えば、図8Cに表される図8Cのデータ)を受信するが、第1ユーザ活動データは、第1期間(例えば、1日、1週間、1ヶ月、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争の期間)(例えば、図8Iにおいて、Mollyとの活動競争に関する月曜日から日曜日まで)及び第2期間(例えば、日、週、月、第1ユーザとユーザとの間の活動競争の期間であり第1期間とは異なる期間)(例えば、図8Iにおいて、Johnとの活動競争に関する木曜日から水曜日まで)に対応する。いくつかの実施例では、第1ユーザ活動データは、デバイスの1つ以上のセンサによって受信される。
いくつかの実施例では、第1期間の長さ(例えば、図8IにおけるMollyとの活動競争に関する7日間)は、第2期間の長さ(例えば、図8IにおけるJohnとの活動競争に関する7日間)と同じである。いくつかの実施例では、第1期間の長さは、第2期間の長さとは異なる。いくつかの実施例では、第1期間及び第2期間が重複する(例えば、図8IにおけるMollyとの活動競争及びJohnとの活動競争)。
904では、デバイス(例えば、図8Aの800)は、第2ユーザ(例えば、図8IのMolly)に関する第2ユーザ活動データ(例えば、図8Hにおいて、Mollyに関する表現により表されるデータ)を受信するが、この第2ユーザ活動データは、第1期間に対応するものであり、第1期間は、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争(例えば、図8H)に関する第1(例えば、完了した)経過サブ期間(例えば、図8Hにおいて、月曜日から金曜日まで)及び第1(例えば、残りの)未経過サブ期間(例えば、図8Hにおいて、土曜日から日曜日まで)を含む。いくつかの実施例では、第2ユーザ活動データは、第2デバイス(例えば、Mollyに関連付けられたデバイス)から該デバイスによって(例えば、デバイスの1つ以上のアンテナによって)受信される。
906では、デバイス(例えば、図8Aの800)は、第3ユーザ(例えば、図8IのJohn)に関する第3ユーザ活動データ(例えば、図8Iにおいて、Johnに関する表現により表されるデータ)を受信するが、この第3ユーザ活動データは、第2期間に対応するものであり、第2期間は、第1ユーザと第3ユーザとの間の活動競争(例えば、図8Iにおける、Johnとの活動競争)に関する第2経過サブ期間(例えば、図8Iにおいて、木曜日から金曜日まで)及び第2(例えば、残りの)未経過サブ期間(例えば、図8Iにおいて、土曜日から水曜日まで)を含む。いくつかの実施例では、第3ユーザ活動データは、第3電子デバイス(例えば、Johnに関連付けられたデバイス)から該デバイスによって(例えば、該デバイスの1つ以上のアンテナによって)受信される。
いくつかの実施例では、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争は、第1時間(例えば、図8Iの月曜日)に始まり、第1ユーザと第3ユーザとの間の活動競争は、第1時間とは異なる第2時間(図8Iの木曜日)に始まったものである。
908では、デバイス(例えば、図8Aの800)は、ディスプレイ(例えば、図8Aの802)上にユーザインタフェース(例えば、図8Eの812)を表示する。いくつかの実施例では、ユーザインタフェースは、友人リストに関するものである。
910では、ユーザインタフェース(例えば、図8Eの812)は、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争の第1経過サブ期間の間に、第1ユーザ活動データ及び第2ユーザ活動データの表現(例えば、図8Eの816A)を含む。いくつかの実施例では、第1活動データ及び第2活動データの表現は、第1ユーザ及び第2ユーザの各々についての得点である。
912では、ユーザインタフェース(例えば、図8Eの812)は第1ユーザ及び第2ユーザとの間の活動競争に関する第1未経過サブ期間(例えば、図8Eにおいて、「残り2日間」を有する816A)の時間量の表示を含む。いくつかの実施例では、この表示は、活動競争における残り時間量である。
914では、ユーザインタフェース(例えば、図8Eの812)は、第1ユーザと第3ユーザとの間の活動競争に関する第2経過サブ期間の間の、第1活動データ及び第3活動データの表現(例えば、図8Eの816B)を含む。いくつかの実施例では、第1活動データ及び第3活動データの表現は、第1ユーザ及び第3ユーザの各々に関する得点である。複数の競争大会に関する情報を表示すると、複数の異なるユーザに関してデバイスにより受信されている活動データに対するフィードバックが得られる。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。複数の活動競争に関する情報によってまた、異なる活動競争の情報を表示するための対話の数を低減することによって、改善されたマンマシンインタフェースが得られる。
916では、ユーザインタフェース(例えば、図8Eの812)は、第1ユーザ及び第3ユーザとの間の活動競争に関する第2未経過サブ期間(例えば、図8Eにおいて、「残り5日間」を有する816B)の時間量の表示を含む。活動競争で残っている時間を表示すると、将来受領する活動データに対するフィードバックが得られる。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。残りの時間によってまた、残り時間の量に基づいてデバイスとの持続的対話の量を増加させることにより、改善されたマンマシンインタフェースが得られる。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース(例えば、図8Eの812)は、(1)表現及び表示を含む第1部分(例えば、図8Eの814A)、及び(2)第1部分と視覚的に異なる第2部分(例えば、図8Eの814B)、を更に含み、第2部分は、(1)第2ユーザの識別情報(例えば、図8Eの「Jane」)を有する第1アフォーダンス(例えば、図8Eの818A)、(2)第3ユーザの識別情報(例えば、図8Eの「Molly」)を有する第2アフォーダンス(例えば、図8Eの818B)、及び(3)第1ユーザとのアクティブな活動競争に参加していない第4ユーザの識別情報(例えば、図8Eの「John」)を有する第3アフォーダンス(例えば、図8Eの818C)、を更に含む。非競争中の友人とは異なる競争中の友人を表示することによって、デバイスにより受信されたデータに対するフィードバック(例えば、データの発生場所)が得られる。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。友人の第2セットとは異なる友人の第1セットを表示することによって、1つの友人のセットを別のものよりも強調することにより、改善されたマンマシンインタフェースがまた得られる。
いくつかの実施例では、第3アフォーダンスは、第4ユーザが第1ユーザと第4ユーザとの間の活動競争を開始するように要求したという通知(例えば、図8Pの842)を含む。かかる実施例では、デバイスは、第3アフォーダンスの選択に対応する第1ユーザ入力(例えば、図8Qの815)を受信する。第1ユーザ入力の受信に応答して、デバイスは、第1ユーザと第4ユーザとの間の活動競争を始める処理を開始するが、第1ユーザと第4ユーザとの間の活動競争によって、第1ユーザ活動データ及び第4ユーザ活動データがある期間(例えば、TomとAledとの間の活動競争が開始するときから7日間)中に受信される。活動競争の追加のエントリポイントを友人リストの友人の名前の隣に表示すると、直感的な場所にあるユーザからの保留中の要求に対するフィードバックが提供される。改善されたフィードバックを提供すれば、ユーザの活動競争への参加が増加し、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施例では、第4ユーザが、第1ユーザと第4ユーザとの間の活動競争を開始する対応する要求を送信してから、ある時間量(例えば、48時間)が経過した後に、その通知が第3アフォーダンスから除去される。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース(例えば、図8Eの812)を表示している間に、デバイス(例えば、8Aの800)は、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争に関する追加情報を表示する要求に対応する第2ユーザ入力(例えば、第1ユーザ活動データ及び第2ユーザ活動データの表現に対応する入力)(例えば、図8Fの805)を受信する。第2ユーザ入力の受信に応答して、デバイスは、追加情報を含む第2ユーザインタフェース(例えば、図8Gの822)を表示する。いくつかの実施例では、この追加情報は、(1)第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争に関する第1経過サブ期間の一部の間の第1ユーザ活動データの表現(例えば、図8Eの「私」)、及び、(2)第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争に関する第1経過サブ期間の一部の間の第2ユーザ活動データの表現(例えば、図8Gの824B)を含む。
いくつかの実施例では、第1ユーザ活動データ及び第2ユーザ活動データの表現は、第1ユーザの識別(例えば、図8Eの「私」)、第2ユーザの識別(例えば、図8Eの「Molly」)、及び第1ユーザ及び第2ユーザの、該期間に先行する1つ以上前の期間の活動データの比較に基づく表現(期間(例えば、図8Eにおける816Aの「23」)、を含んでいる。
いくつかの実施例では、第3アフォーダンス(例えば、図8Pの846C)は、第1ユーザと第4ユーザとの間の以前の(例えば、割り当てられた)活動競争を示す第1アイコン(例えば、グラフィック要素)(例えば、図8Pの846CA)を含む。
いくつかの実施例では、第4アフォーダンスを選択(例えば、図8Jの809)すると、第1ユーザと第4ユーザとの間の以前の活動競争を示す表現(例えば、図8Kの830BA)を有するユーザインタフェース(例えば、図8Kの828)が表示される。
いくつかの実施例では、第2アフォーダンスは、第1ユーザと第3ユーザとの間の以前の活動競争を示す第2アイコンを含み、第1アイコンは第1視覚的テーマ(例えば、形状、背景色又はパターン)を有し、第2視覚テーマを用いた第2アイコンは、第1視覚テーマとは異なる。いくつかの実施例では、2つのグラフィック表示は、非テーマの視覚要素(例えば、視覚的テーマの一部ではない数字又はイニシャルなど)が異なるが、共通の視覚的テーマを共有することができる。いくつかの実施例では、固有の視覚テーマが、電子デバイス(例えば、第1ユーザ)のユーザと競争を行った、又は現在行っている各々の他のユーザ(例えば、第2ユーザ、第3ユーザ)に割り当てられる。
いくつかの実施例では、同じ2人の参加者間の異なる活動競争のアイコンは同じである。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェースを表示している間に、受賞のユーザインタフェース(例えば、図8Wの858)を表示する要求に対応する第3ユーザ入力(例えば、図8Vの819)を受信する。第3ユーザ入力の受信に応答して、デバイスは、ディスプレイ上に、第1タイプのアイコンに対応する第1部分(例えば、図8Wの858)であって、第1タイプのアイコンは、活動競争に関連し、第1部分は、第1アイコン(例えば、図8Wの866A)及び第2アイコン(例えば、図8Wの868A)を含む、第1部分と、第2タイプのアイコンに対応する第2部分(例えば、図8Wの860E)であって、第2部分は第3アイコン(例えば、図8Wの星アイコン)を含む、第2部分と、を備える、第3ユーザインタフェース(例えば、図8Wの858)を表示する。いくつかの実施例では、第3ユーザインタフェースはトロフィーケースである。いくつかの実施例では、第1部分は、活動競争に関連するアイコンを含む。いくつかの実施例では、第2部分は、トレーニングに関連するアイコンを含む。いくつかの実施例では、第3ユーザインタフェースは、最近受信したアイコンに対応する第3部分を更に含み、第3部分(例えば、図8Wの860A)に含まれるアイコンは、他の部分のアイコンとは視覚的に異なる(例えば、より大きい)。いくつかの実施例では、一部のアイコンはサイドスクロールされるように構成されている。
いくつかの実施例では、第3ユーザインタフェースに含まれるアイコン(例えば、図8Wの864)に関する第3ユーザインタフェースは、アイコンに隣接する以下の1つ以上を含む。アイコンの識別(例えば図8Wの864B)、及びアイコンが獲得された回数(例えば、図8Wの864D)。
いくつかの実施例では、デバイスは、第3アフォーダンスの選択に対応する第4ユーザ入力(例えば、図8Qの815)を受信する。第4ユーザ入力を受信したことに応答して、デバイスは、競争開始アフォーダンス(例えば、図8Rの850A)を含む第3ユーザインタフェース(例えば、図8Rの848)を表示する。デバイスは、競争開始アフォーダンスに対応する第5ユーザ入力(例えば、図8Sの817)を受信する。第5ユーザ入力の受信に応答して、デバイスは、第1ユーザと第4ユーザとの間の活動競争を開始し、第1ユーザと第4ユーザとの間の活動競争によって、第3期間中の第1ユーザ活動データと第4ユーザ活動データが受信される。
いくつかの実施例では、第1ユーザと第2ユーザとの間の活動競争に関する第1経過サブ期間中の第1ユーザ活動データ及び第2ユーザ活動データの表現は、ユーザが閾値に達したときに得点が変化する(例えば、ボーナスポイント)2段階得点システムに基づく。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェースを表示しながら、デバイスは、デバイスの回転可能な入力機構(例えば、デバイスのハウジングに対して回転することができる入力メカニズム)(例えば、図8Pの604A)を用いて、第6ユーザ入力を受信する。第6ユーザ入力を受信したことに応答して、デバイスは、第5ユーザに関する第4アフォーダンスを表示するようにユーザインタフェースを更新するが、第6ユーザ入力を受信する前には、第4アフォーダンスは見えていない。
方法900(例えば、図9A及び図9B)に関して上述した処理の詳細はまた、以下/上記に記載する方法に類似した方法でも適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900は、方法700、方法1100、又は方法1300を参照して以下に記載されるさまざまな方法の1つ以上の特徴を任意選択的に含んでいる。例えば、方法900のユーザインタフェースは、(例えば、第1部分のアフォーダンスを選択することによって)方法700のユーザインタフェースを導くことができる。別の実施例では、方法1100のユーザインタフェースは、方法900のユーザインタフェースで表される活動データを生成することができる。別の実施例では、方法1300のユーザインタフェースは、方法900のユーザインタフェースで表される活動データを生成することができる。簡潔にするために、これらの詳細は以下で繰り返さない。
図10A~図10Qは、いくつかの実施例に係る、トレーニングの境界を自動的に判定することに応答して、ユーザに提示されるアラートに関連付けられた例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、図10Aは、トレーニングの開始を自動的に判定することに応答して提示されるアラートを示し、図10Dは、トレーニングの終了を自動的に判定することに応答して提示されるアラートを示す。かかるアラートは、ユーザがトレーニングを開始及び/又は終了することを覚えておく必要性を低減する。これらの図のユーザインタフェースは、図11のプロセスを含む、以下に説明するプロセスを説明するために使用される。
図10Aを参照すると、トレーニングアプリケーションのユーザインタフェース1004が、デバイス600Aのタッチ感知ディスプレイ602A上に表示される。いくつかの実施例では、ユーザ着用デバイス600Aが屋外走行を開始したという判定に応答して、ユーザインタフェース1004が表示される。この判定は、デバイス600Aに関連付けられた1つ以上のセンサによって検出されたデータに基づき得る。例えば、デバイス600Aは、心拍数モニタ及びGPSセンサを含むか、又はそれと対になることができる。心拍数モニタによって検出された心拍数情報及びGPSセンサによって検出されたGPS情報に応答して、デバイス600A(又はデバイス600Aに接続されたデバイス)は、ユーザが外で走っている可能性が高いと判定することができる。
ユーザインタフェース1004は、アフォーダンス1006のスクロール可能なリストを備え、この各アフォーダンスは各々の動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス1006のスクロール可能なリストには、開始アフォーダンス1006A、変更アフォーダンス1006B、及び解除アフォーダンス1006Cを含んでいる。開始アフォーダンス1006Aによって、屋外走行に関して構成された身体活動追跡機能が起動される。変更アフォーダンス1006Bによれば、ユーザは異なるタイプのトレーニングを選択して、異なるタイプのトレーニングに関して構成された身体追跡機能を起動することができる。解除アフォーダンス1006Cによって、ユーザインタフェース1004は表示を停止する。
ユーザインタフェース1004は、屋外走行に対応する身体活動アイコン1008を更に含む。身体活動アイコン1008は、ランナのアイコンである。さまざまな実施例では、図10Iに更に示されるように、身体活動アイコン1008がアニメーション状態で表示される。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1004に含まれるコンテンツは、タッチ感知ディスプレイ602A内に収まらない場合がある。この場合、表示されないコンテンツは、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して表示され得る。
いくつかの実施例では、アラートを解除させる(例えば、アフォーダンス1006のスクロール可能なリスト中のアフォーダンスを選択すること)ことなしにある時間量(例えば、所定の時間)が経過した後、アラート(例えば、ユーザインタフェース1004)が再発行される(例えば、再表示されるか、あるいは、該アラートに対応する新しいアラートが表示される)。例えば、ユーザがアフォーダンス1006のスクロール可能なリスト中のアフォーダンスを3分以内に選択しない場合、ユーザインタフェース1004と同じ又は類似の新しいユーザインタフェースが、デバイス600Aのタッチ感知ディスプレイ602Aに表示される。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1004が表示されてから3分以内にアフォーダンスを選択する(例えば、解除アフォーダンス1006A)場合、ユーザインタフェース1004は3分後に再発行されない。一例として3分を使用しているが、異なる時間量を使用してもよいことを認識されたい。
いくつかの実施例では、アラートは、アラートが中断されたときにのみ再発行される(例えば、別のアラートのために、もはやユーザインタフェース1004が表示されなくなる)。いくつかの実施例では、アラートが中断されなかった場合、アラートは特定の時間量の間存続する(例えば、タッチ感知ディスプレイ602Aが非アクティブ状態からアクティブ状態に移行するときはいつでも、表示され続ける、及び/又は表示される)。いくつかの実施例では、該特定の時間量は、アラートに対応するトレーニングのタイプに基づく。例えば、アラートが水泳に対応する場合、アラートは60分間存続することができ、アラートがランニング又は水泳以外の他のタイプのトレーニングに対応する場合、アラートは30分間存続することができる。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1004に対応する通知を通知センタに送信して、ユーザインタフェース1004の表示が終了した後にユーザがこの通知を見ることができる。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1004を表示する前に、図10Lに示すように、ユーザインタフェース1064がデバイス600Aのタッチ感知ディスプレイ602A上に表示される。かかる実施例では、ユーザ着用デバイス600Aが屋外走行を開始したという判定に応答して、ユーザインタフェース1064が表示され、ユーザインタフェース1064を表示した後にユーザインタフェース1004が表示される(例えば、ユーザインタフェース1004が特定の時間量の間表示されていることに応答して)。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1064が表示されているとき、1つ以上の「ショートルック(short-look)」基準のセットが満たされているという判定に応答して、ユーザインタフェース1004が表示され、以下に説明するように、1つ以上の「ロングルック(long-look)」基準が満たされているという判定に応答して、ユーザインタフェース1064が表示される。
図10Lに示すように、ユーザインタフェース1064は、屋外走行に対応する身体活動アイコン1066を含んでいる。さまざまな実施例では、図10Iに更に示されるように、身体活動アイコン1064がアニメーション化された状態で表示される。いくつかの実施例では、身体活動アイコン1064などのコンテンツは、ユーザインタフェース1064及びユーザインタフェース1004(身体活動アイコン1008と呼ばれる)の双方に含まれる。かかる実施例では、ユーザインタフェース1004は、スクロール可能なアフォーダンス1006などの、ユーザインタフェース1064に含まれない追加のコンテンツを含む。ユーザインタフェース1064は、ユーザが走っていると判定されたため(例えば、「あなたは走っているように見える」など)、ユーザインタフェース1064が表示されていることを示すテキストを更に含む。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1064は、知覚出力(例えば、それにより、ショートルック基準を満たす)に続く第1期間内のユーザ入力の検出に応答して表示される。ユーザインタフェース1064の情報は、情報の第1部分と呼ぶことができる。かかる実施例では、ユーザの手首を上げてユーザインタフェース1064を見た後、続いて、ユーザは、ユーザインタフェース1064に関連付けられたさらなる情報を見ることを望む場合がある。デバイス600Aは、ユーザインタフェース1064を表示した後、ユーザが(例えば、ロングルック基準を満たす)所定の期間の間視聴位置にデバイス600Aを維持し続けていると判定すると、デバイス600Aは、情報の第2部分と呼ぶことができるユーザインタフェース1004を表示する。即ち、いくつかの実施例では、デバイス600Aは、ユーザがデバイス600Aを視聴位置に保持して待機すると、ユーザインタフェース1064の表示からユーザインタフェース1004の表示に自動的に移行することができる。
図10Bは、再び(図10Aに示されるような)ユーザインタフェース1004を示す。上述したように、ユーザインタフェース1004は、開始アフォーダンス1006Aを含む。図10Bを参照すると、開始アフォーダンス1006Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1001が受信される。アフォーダンス1006のスクロール可能なリスト内の開始アフォーダンス1006Aでユーザ入力1001が検出されたという判定に従って、屋外走行に関して構成された身体活動追跡機能が起動される。
開始アフォーダンス1006Aの選択に応答して、(図10Cに示される)ユーザインタフェース1026が表示される。ユーザインタフェース1026は、屋外走行に関してデバイス600Aによって検出されたデータを表示する(例えば、データに関するフィードバックを提供する)。いくつかの実施例では、表示されたデータは、開始アフォーダンス1006Aの選択の前に及び/又はユーザインタフェース1004の表示の前に検出されたデータに基づくことができる。例えば、ユーザが屋外走行を行っているという予備的な判定がなされ得る。予備判定後のある時点で、ユーザが屋外走行を行っているとの最終判定を下すことができ、最終判定によってユーザインタフェース1004が表示される。かかる実施例では、ユーザインタフェース1026に表示するデータを算出する際に、予備的判定以降の全てのデータを使用することができる。別の実施例では、開始アフォーダンス1006Aの選択に応答して、選択前のデータ量は、屋外走行に関連する可能性が高い(例えば、閾値を上回る)と判定することができ、ユーザインタフェース1026に表示するデータを算出する際に、このデータ量が使用される。
デバイス600Aによって検出されたデータを表示するために、ユーザインタフェース1026は表現1028を含む。図10Cでは、表現1028は、総走行距離1028A(例えば、屋外走行中に移動したマイル数の表示)、マイル当たりの平均ペース1028B(例えば、屋外走行中にデバイス600Aがマイルを移動するのに要した平均時間量の表示)、合計時間1028C(例えば、屋外走行の所要時間の表示)、及び総カロリー1028D(例えば、屋外走行中にユーザにより消費されたと判定されたカロリー量の表示)を含む。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1026は、より多くの又はより少ない表現を含むことができることを認識されたい。
ユーザインタフェース1026はまた、現在の時間、(上述したような)身体活動アイコン、又はデバイス600Aによって判定可能な他の情報を含む。ユーザインタフェース1026に表れた身体活動アイコンは、アニメ化することができる。図10Cは、表現1028の特定の視覚的外観を示しているが、表現1028はそれと異なる外見を有することができることを認識されたい。
トレーニングが開始した後のある時点(例えば、開始アフォーダンス1006Aの選択後)に、ユーザがもはや外で走っていそうにない(例えば、閾値基準を超える)と判定されることがある。この判定は、デバイス600Aに関連付けられた1つ以上のセンサによって検出されたデータなどの、屋外走行を開始するための上述の同様のデータに基づくことができる。ユーザがもはや外で走っていそうにないという判定に応答して、(図10Dに示すような)ユーザインタフェース1038がタッチ感知ディスプレイ602A上に表示される。
ユーザインタフェース1038は、さまざまな動作に関連付けられたアフォーダンス1040のスクロール可能なリストを含む。例えば、アフォーダンス1040のスクロール可能なリストは、終了アフォーダンス1040A、休止アフォーダンス1040B、変更アフォーダンス1040C、解除アフォーダンス1006Dを含んでいる。終了アフォーダンス1040Aによれば、屋外走行に対応する身体活動追跡機能が停止し、身体追跡機能によって生成されたデータが前回のトレーニングとして記憶される。休止アフォーダンス1040Bによれば、屋外走行に対応する身体活動追跡機能が休止する。変更アフォーダンス1040Cによれば、異なるタイプのトレーニングをユーザが選択することができ、異なるタイプのトレーニングに対応する異なる身体活動追跡機能が起動し得る。解除アフォーダンス1006Dによれば、ユーザインタフェース1038は表示を停止し、屋外走行に関する身体活動追跡機能は実行を継続する。
ユーザインタフェース1038は、屋外走行に対応する身体活動アイコン1042を更に含む。身体活動アイコン1042は、ランナのアイコンである。さまざまな実施例では、身体活動アイコン1042は静止状態で表示される。
いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1038に含まれるコンテンツは、タッチ感知ディスプレイ602A内に収まらない場合がある。この場合、表示されないコンテンツは、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して表示され得る。
図10Eを参照すると、終了アフォーダンス1040Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1005が受信される。アフォーダンス1040のスクロール可能なリスト中の終了アフォーダンス1040Aでユーザ入力1005が検出されたという判定に従って、屋外走行に関する身体活動追跡機能は中止される。即ち、終了アフォーダンス1040Aの選択に基づいて、屋外走行に関する身体活動追跡機能の実行が停止される。この選択によって、前回のトレーニングとして屋外走行に関するデータが保存され得る。データが検出されたとき、屋外走行に関するそのデータを記憶することができることを認識されたい。
図10Fを参照すると、終了アフォーダンス1040Aの選択に応答して、ユーザインタフェース1044が表示される。ユーザインタフェース1044によれば、屋外走行に関してデバイス600Aによって検出されたデータに関するフィードバックを得ることができる。例えば、ユーザインタフェース1044は、屋外走行に関するデバイス600Aによって検出された異なるタイプのデータの表現1046を含む。図10Fでは、表現1046は、総走行距離1046A(例えば、屋外走行中に移動したマイル数の表示)、マイル当たりの平均ペース1046B(例えば、屋外走行中にデバイス600Aがマイルを移動するのに要した平均時間量の表示)、合計時間1046C(例えば、屋外走行の所要時間の表示)、総活動カロリー1046D(例えば、屋外走行の活動状態の間にユーザ着用デバイス600Aによって消費されたと判定されたカロリー量の表示)、及び、総カロリー1046E(例えば、屋外走行中にユーザ着用デバイス600Aによって消費されたと判定されたカロリー量の表示)を含む。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1044は、より多くの又はより少ない表現を含むことができることを認識されたい。
ユーザインタフェース1044はまた、屋外走行の識別(例えば、表現1048)、身体活動アイコン(例えば、身体活動アイコン1050)、又はデバイス600Aによって知られている他の情報を含む。図10Fは、表現1046の特定の視覚的外観を示しているが、これらの表現は異なる外観を有してもよいことを認識されたい。
図10Gは、再び(図10A及び図10Aに関して説明したような状況の下で示されているような)ユーザインタフェース1004を示している。上述したように、ユーザインタフェース1004は、変更アフォーダンス1006Bを含む。図10Gを参照すると、変更アフォーダンス1006Bの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1003が受信される。いくつかの実施例では、トレーニングのタイプの変更を選択するとき、変更アフォーダンス1006Bを選択する前に検出されたデータは、新しいタイプのトレーニングに関連付けられるように構成されていない。例えば、アフォーダンス1006Aを使用してトレーニングの開始を選択するときに(いくつかの例では)起こる(アフォーダンス1006Aを使用してトレーニングを開始する前に検出されるたデータは、トレーニングに関連付けられるように構成することができる)こととは異なり、トレーニングを変更すると、新しいトレーニングが選択された後に新しいトレーニングが開始される。言い換えれば、開始アフォーダンス1006Aによれば、開始アフォーダンス1006Aの選択前に検出されたデータが使用され、変更アフォーダンス1006Bによれば、変更アフォーダンス1006Bの選択前に検出されたデータは使用されない。アフォーダンス1006のスクロール可能なリスト内の変更アフォーダンス1006Bでユーザ入力1003が検出されたという判定に従って、図10Hに示すユーザインタフェース1030が表示される。
ユーザインタフェース1030によって、ユーザは、現在のトレーニングに関して異なるタイプのトレーニングを選択することができる。例えば、ユーザが屋外で走行していると判定された場合、ユーザは屋外走行を第2タイプのトレーニングに変更することができ、屋外走行の判定は間違っていたことを示す。異なるタイプのトレーニングを選択すると、この異なるタイプのトレーニングに対応する身体活動追跡機能が自動的に起動する。
ユーザインタフェース1030は、身体活動に関する対応する身体活動追跡機能に関連付けられたアフォーダンス1032のスクロール可能なリストを含む。例えば、アフォーダンス1032のスクロール可能なリストは、(階段を登るための、身体活動追跡機能に対応する(階段昇降と呼ばれる))アフォーダンス1032A、(屋外走行の身体活動追跡機能に対応する)アフォーダンス1032B、及び、(散歩の身体活動追跡機能に対応する)アフォーダンス1032C、を含んでいる。アフォーダンス1032のスクロール可能なリストは、現在表示されていないが、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して表示することができる他の身体活動追跡機能に対応する追加のアフォーダンスを含むことができることに留意されたい。
いくつかの実施例では、アフォーダンス1032のスクロール可能なリスト内の1つ以上のアフォーダンスの各々は、アフォーダンスに関連付けられた身体活動に対応する表現1034を含む。表現1034は、アフォーダンスに関連付けられた身体活動に対応する身体活動アイコンを含む。例えば、アフォーダンス1032Aは、身体活動アイコン1034A(例えば、階段を登る人のアイコン)を含んでいる。同様に、アフォーダンス1032Cは、身体活動アイコン1034D(例えば、歩く人のアイコン)を含む。さまざまな実施例では、身体活動アイコンが第1状態(例えば、静的状態)で表示される。
表現1034は、トレーニング識別子を更に含む。例えば、アフォーダンス1032Aは、アフォーダンス1032Aが階段昇降のトレーニングに関連付けられていることを示すトレーニング識別子1034Bを含む。同様に、アフォーダンス1032Bは、アフォーダンス1032Bが屋外走行トレーニングに関連付けられていることを示すトレーニング識別子を含む。
いくつかの実施例では、アフォーダンス1032のスクロール可能なリスト内の1つ以上のアフォーダンスは、トレーニング目標情報を含む。例えば、アフォーダンス1032Aは、アフォーダンス1032Aに関連付けられた階段昇降のトレーニングが20分の所定の目標を有することを示すトレーニング目標情報1034Cを含んでいる。即ち、アフォーダンス1032Aが選択されると、関連付けられた身体活動追跡機能は、予め設定された20分間の目標を有する階段昇降のトレーニングに関する情報を自動的に追跡する。アフォーダンス1032Bはアフォーダンス1032Bに関連付けられた屋外走行が「開いた目標(open goal)」であることを示す目標トレーニングアフォーダンスを含む。開いた目標の表示は、対応付けられたトレーニングが現在任意の予め設定された目標を有しないことをユーザに示すものである。したがって、アフォーダンス1032Bが選択されると、さまざまな指標(この指標は、任意の予め設定された目標を含まない)が、対応付けられた身体活動追跡機能により追跡される。
図10Iは、タッチ感知ディスプレイ602Aを有するデバイス600Aの一連の状態を示す。一連の状態は、経時的な(図10Aにも示されている)ユーザインタフェース1004を示す。
経時的なユーザインタフェース1004を示すことによって、身体活動アイコン1008がどのようにアニメーション化され得るかが示されている。例えば、身体活動アイコン1008Aは第1状態の身体活動アイコン1008を示し、身体活動アイコン1008Bは第1状態に続く第2状態の身体活動アイコン1008を示し、更に、身体活動アイコン1008Cは第2状態に続く第3状態の身体活動アイコン1008を示す。
このアニメーションによって、人が走っているという印象を得ることができる。身体活動アイコン1008をアニメーション化することにより、トレーニングが開始されたとデバイス600Aが判定した(例えば、検出した)とのフィードバックをユーザに提供することができる。
図10J及び図10Kは、異なるタイプのトレーニングが開始されたという判定に応答して表示されるユーザインタフェースを示す。例えば、異なるタイプのトレーニングは、1つ以上の基準の異なるセットに関連付けることができる。特定のタイプのトレーニングに関する1つ以上の基準のうちのあるセットが満たされると、特定のタイプのトレーニングに対応するトレーニングを開始するためのユーザインタフェースを表示することができる。
図10Jを参照すると、トレーニングアプリケーションのユーザインタフェース1052がタッチ感知ディスプレイ602A上に表示される。ユーザインタフェース1052は、アフォーダンス1006のスクロール可能なリストと同様の(例えば、同様な方法で機能する)アフォーダンス1054のスクロール可能なリストを含んでいる。例えば、アフォーダンス1054のスクロール可能なリストは、(歩行に関する身体活動追跡機能に対応する)開始アフォーダンス1054Aを含む。アフォーダンス1054のスクロール可能なリストは、タッチ感知ディスプレイ602Aに収まらない場合があることに留意されたい。その場合、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して、表示されない1つ以上のアフォーダンスを表示することができる。
ユーザインタフェース1054は、開始アフォーダンス1054Aに関連付けられた身体活動に対応する身体活動アイコン1056を更に含む。身体活動アイコン1056は、歩く人のアイコンである。さまざまな実施例では、身体活動アイコン1056がアニメーション状態で表示される。
図10Kを参照すると、トレーニングアプリケーションのユーザインタフェース1058がタッチ感知ディスプレイ602A上に表示される。ユーザインタフェース1058は、アフォーダンス1006のスクロール可能なリストと同様の(例えば、同様な方法で機能する)アフォーダンス1060のスクロール可能なリストを含んでいる。例えば、アフォーダンス1060のスクロール可能なリストは、(漕艇トレーニングに関する身体活動追跡機能に対応する)開始アフォーダンス1060Aを含む。アフォーダンス1060のスクロール可能なリストは、タッチ感知ディスプレイ602A内に収まらない場合があることに留意されたい。その場合、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して、表示されない1つ以上のアフォーダンスを表示することができる。
ユーザインタフェース1058は、開始アフォーダンス1060Aに関連付けられた身体活動に対応する身体活動アイコン1062を更に含む。身体活動アイコン1062は、漕艇している人のアイコンである。さまざまな実施例では、身体活動アイコン1062は、アニメーション状態で表示される。
いくつかの実施例では、図10Mに示すように、ユーザインタフェース1004を表示する代わりに、ユーザインタフェース1068が表示される。かかる実施例では、潜在的に開始された複数のタイプのトレーニングがあるという判定がなされた場合に、ユーザインタフェース1068が表示される。ユーザインタフェース1068は、アフォーダンス1070のスクロール可能なリストを備え、この各アフォーダンスは各々の動作に関連付けられている。例えば、アフォーダンス1070のスクロール可能なリストは、屋外走行開始アフォーダンス1070A、室内走行開始アフォーダンス1070B、変更アフォーダンス1070C、及び解除アフォーダンス1070Dを含む。屋外走行開始アフォーダンス1070Aによれば、屋外走行に関して構成された身体活動追跡機能が起動される(開始アフォーダンス1006Aと同様に)。屋内走行開始アフォーダンス1070Bによれば、屋内走行に関して構成された身体活動追跡機能が起動される。変更アフォーダンス1070Cによれば、ユーザは異なるタイプのトレーニングを選択して、(開始アフォーダンス1006Bと同様に)異なるタイプのトレーニングに関して構成された身体追跡機能を起動することができる。解除アフォーダンス1070Dによれば、ユーザインタフェース1068は(開始アフォーダンス1006Cと同様に)表示を停止する。
いくつかの実施例では、屋内走行開始アフォーダンス1070Bは、屋外走行開始アフォーダンス1070Aに対応するトレーニングのタイプの代替である、トレーニングのタイプに関連するものである(いくつかの実施例では、1つのタイプに使用する追跡データが他のタイプに使用することができる場合、トレーニングのタイプは関連するものである)。かかる実施例では、屋内走行開始アフォーダンス1070Bと比較して(及び他のアフォーダンス1070C及び1070Dと比較して)、屋外走行開始アフォーダンス1070Aが視覚的に強調表示される(例えば、異なる色及び/又は異なるサイズ)。いくつかの実施例では、センサデータに基づいて、ユーザが屋内よりも屋外で走っている可能性が高いという判定がなされたため、屋外走行開始アフォーダンス1070Aが視覚的に強調表示される。いくつかの実施例では、屋内走行開始アフォーダンス1070Bは、変更アフォーダンス1070C及び却下アフォーダンス1070Dと比較して、視覚的に強調表示されない。言い換えると、屋内走行開始アフォーダンス1070B、変更アフォーダンス1070C及び解除アフォーダンス1070Dは同様に見え得るのに対して、屋外走行開始アフォーダンス1070Aは全3者とは視覚的に異なる。主なトレーニング及び代替のトレーニングとして通常対にされ得るトレーニングのタイプの実施例は、屋外/屋内の走行、屋外/屋内の歩行及びプールでの水泳/広い水での水泳を含んでいる。単一の代替のみが図10Mに示されているが、2つ以上の代替がアフォーダンス1070のスクロール可能なリストに含まれてもよいことを認識されたい。
いくつかの実施例では、アラートが発行された後(例えば、ユーザインタフェース1004)、トレーニングのリストからトレーニングを開始することを選択するユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース1076)は、図10P及び図10Qに図示され以下に説明するように、アラートに対応する1つ以上の表現を含む。かかるユーザインタフェースは、図10N~図10Oに示され以下に説明するようにナビゲートすることができる。
図10Nは、デバイス600Aのタッチ感知ディスプレイ602A上に表示されたユーザインタフェース1072を示す。ユーザインタフェース1072は、アプリケーションに関連付けられた複数のアプリケーションアフォーダンス1074を含んでいる。例えば、アフォーダンス1074Aは音声アプリケーションに関連付けられ、アフォーダンス1074Bはトレーニングアプリケーションに関連付けられる。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1072を表示して、デバイス600Aを使用してどのアプリケーションが起動できるかを提示することができる。ユーザインタフェース1072に含まれるアフォーダンスを選択すると、対応するアプリケーションが起動し得る。
図10Oは、(図10Nに示す)ユーザインタフェース1072を再び示す。上述したように、ユーザインタフェース1072はアフォーダンス1074Bを含む。図10Oを参照すると、アフォーダンス1074Bの選択に対応するユーザ入力(例えばタップ入力)1007が受信される。アフォーダンス1074Bでユーザ入力1007が検出されたという判定に従って、アフォーダンス1074Bに対応するトレーニングアプリケーションが起動され、(以下に説明し、図10Pに示す)ユーザインタフェース1076が表示される。
図10Pを参照すると、ユーザインタフェース1076は、各身体活動に関する各身体活動追跡機能に関連付けられたアフォーダンス1078のスクロール可能なリストを含む。いくつかの実施例では、アフォーダンス1078のスクロール可能なリストは、少なくとも2つのタイプのアフォーダンスである、第1タイプのアフォーダンスと第2タイプのアフォーダンスとを備える。第1タイプのアフォーダンスは、デバイス600Aによって発行されたアラート(例えば、ユーザインタフェース1004)に対応する身体活動追跡機能に関連付けられ、第2タイプのアフォーダンス(例えば、1078C)は、デバイス600Aによって追跡可能である(ただし、デバイス600Aによって発行されたアラート(例えば、1004)に対応しない)身体活動に関連付けられる。いくつかの実施例では、身体活動は、第1タイプ及び第2タイプの双方で表され、アフォーダンス1078のスクロール可能なリストは、(1)特定のタイプの身体活動に関連付けられた(第1タイプのアフォーダンスの)第1アフォーダンスと、(2)特定のタイプの身体活動に関連付けられた(第1タイプのアフォーダンスとは異なる第2タイプのアフォーダンスの)第2アフォーダンスと、を含むものである。他の実施例では、第1タイプのアフォーダンスによって表される身体活動は、第2タイプのアフォーダンスによって表されない。
図10Pに示すように、アフォーダンス1078のスクロール可能なリストは、第1タイプのアフォーダンスの複数のアフォーダンスである(午前10時に開始した屋外走行に関する身体活動追跡機能を継続することに対応する)アフォーダンス1078Aと、(午前10時に開始した室内走行に関する身体活動追跡機能を継続することに対応する)アフォーダンス1078Bと、を含んでいる。アフォーダンス1078のスクロール可能なリストは、(1)複数の異なるアラート(例えば、ユーザインタフェース1004)が、複数の異なるアラートのうちの1つに対応する身体活動追跡機能を開始することなく発行されたか、あるいは、(2)複数のタイプのトレーニング(例えば、ユーザインタフェース1068)を有するアラートが、複数のタイプのトレーニングのうちの1つに対応する身体活動追跡機能を開始することなく発行された、ことに応答して、第1タイプのアフォーダンスの複数のアフォーダンスを含んでいる。
ユーザインタフェース1076は、時間が「10:09」であって、アフォーダンス1078Aが午前10時に始まったトレーニングを表す、ことを示す時計を含むことに留意されたい。これは、アフォーダンス1078Aを選択すると、ユーザが午前10時に屋外走行のトレーニングを開始するよう指示していなくても、現在の屋外走行のトレーニングに関して午前10時以降に追跡されたデータが記録されることを示している。
いくつかの実施例では、アフォーダンス1078のスクロール可能なリストは、現在表示されてはいないがスクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して表示することができる他の身体活動追跡機能に対応する追加のアフォーダンスを含むことができる。図10Qは、スクロール入力に応答するユーザインタフェース1076を示す。図10Qのユーザインタフェース1076は、アフォーダンス1078のスクロール可能なリストを再び含む。
図10Qに示すように、アフォーダンス1078のスクロール可能なリストは、第1タイプのアフォーダンスであるアフォーダンス(即ち、アフォーダンス1078B)と、第2タイプのアフォーダンスである複数のアフォーダンスとを含むが、この複数のアフォーダンスは、(階段昇降トレーニングに関する身体活動追跡機能に対応する)アフォーダンス1078Cと、(歩行に関する身体活動追跡機能に対応する)アフォーダンス1078Dとを含んでいる。アフォーダンス1206のスクロール可能なリストは、あるタイプの身体活動が現在のトレーニングのために選択され得るように構成される。いくつかの実施例では、第1タイプのアフォーダンスであるアフォーダンスが選択されると、アフォーダンスの選択前に検出されたデータを使用してトレーニングが開始される。かかる実施例では、第2タイプのアフォーダンスであるアフォーダンスが選択されると、アフォーダンスの選択前に検出されたデータを(アフォーダンスの選択後に検出されたデータのみしか)使用しないトレーニングが開始される。いくつかの実施例では、第2タイプのアフォーダンスであるアフォーダンス(例えば、アフォーダンス1078C及びアフォーダンス1078D)と比較して、第1タイプのアフォーダンスであるアフォーダンス(例えば、アフォーダンス1078A及びアフォーダンス1078B)は視覚的に強調表示される。
図11は、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを用いて身体活動の境界を自動的に判定することに応答して、アラートを表示するための方法を示すフロー図である。方法1100は、ディスプレイ及び1つ以上のセンサ(例えば、ジャイロスコープ、カメラ、加速度計、GPSセンサ、心拍数モニタ、クロック、その他、又はそれらの任意の組み合わせ)を備えたデバイス(例えば、100、300、500、600A、600B、800)において実行される。方法1100におけるいくつかの動作は、任意選択的に組み合わせられ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、また、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
以下に説明するように、方法1100は、身体活動(例えば、トレーニング)の境界を自動的に判定することに応答して、アラートを表示するための直感的な方法を提供する。本方法は、身体活動追跡機能を開始及び停止するためのユーザに対する認識的負担が軽減され、それによって、より効率的な人間-機械インタフェースがもたらされる。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスの場合、ユーザが活動データをより迅速かつ効率的に追跡できるようにすることで、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が増加する。
1102において、デバイス(例えば、600A)は、1つ以上のセンサによって、活動データ(例えば、心拍数データ、GPSデータ、移動データなど)(例えば、図10Aで、ユーザインタフェース1004を表示させるために検出されたデータ)を検出する。いくつかの実施例では、活動データを検出するために使用される1つ以上のセンサは、電子デバイスに含まれるセンサのサブセットである(例えば、活動データを検出するために使用されないセンサもある)。
いくつかの実施例では、活動データは、身体活動追跡機能(例えば、1026に対応する追跡機能)がアクティブ化される前に検出される。かかる実施例では、活動データは、身体活動追跡機能を開始するかどうかを判定するために使用される(例えば、境界条件はトレーニングの開始である)。
1102において、活動データの検出に応答して、活動データが活動境界アラート基準(例えば、ユーザの活動(例えば、ユーザのトレーニング)の境界(例えば、開始、終了、活動の1つのタイプから別のタイプへの移行)に対応するように活動データを分類するための基準)を満たすという判定に従って、デバイス(例えば、600A)は、活動境界アラート(例えば、確認アフォーダンスと検出された活動境界のタイプの表示とを含むユーザインタフェース)(例えば、1004又は1038)を表示する。活動境界アラートを表示すると、デバイスが活動境界を検出したときに対するフィードバックが得られる。さらなるユーザ入力を必要とせずに一連の条件が満たされたときに改善されたフィードバックを提供し、動作を実行すると、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施例では、活動境界アラート(例えば、1004)は、第1アフォーダンス(例えば、1006A)を含む。かかる実施例では、デバイス(例えば、600A)は、第1アフォーダンスの選択に対応する第1ユーザ入力(例えば、1001)を受信する。第1ユーザ入力を受信したことに応答して、デバイスは活動境界アラート(例えば、身体追跡機能は、第1アフォーダンスに対応する)に対応して、身体活動(例えば、走行、高強度インタフェース1026は、身体活動追跡機能からの情報を用いて表示することができる)を開始する。いくつかの実施例では、活動境界アラートは、第3アフォーダンス(例えば、1006C)を含む。かかる実施例では、第3アフォーダンスを選択すると、デバイスは、活動境界アラートに対応して、身体活動のタイプに対応する身体活動追跡機能を開始することを見合わせる。かかる実施例では、デバイスは、いつトレーニングが開始するかを判定し続ける。
いくつかの実施例では、活動境界アラート(例えば、1004)に対応する身体活動追跡機能は、活動境界アラートを表示する前に検出された活動データを追跡する。
いくつかの実施例では、活動境界アラート(例えば、1004)は、第1身体活動追跡機能(例えば、活動の予測されたタイプ(例えば、走行、水泳、漕艇)に対応する活動追跡機能)に対応する。かかる実施例では、活動境界アラートは、第2アフォーダンス(例えば、1006)を含む。かかる実施例では、デバイスは、活動境界アラートにおける第2アフォーダンスの選択に対応する第2ユーザ入力(例えば、1003)を受信する。第2ユーザ入力を受信したことに応答して、デバイスは、第1身体活動追跡機能とは異なる第2身体活動追跡機能に対応する第3アフォーダンス(例えば、1032A)と、第1身体活動追跡機能とは異なる第3身体活動追跡機能に対応する第4アフォーダンス(例えば、1032C)と、を含む第1ユーザインタフェース(例えば、1030)を表示する。第1ユーザインタフェースを表示している間、デバイスは第3ユーザ入力を受信する。第1ユーザインタフェースにおける第3アフォーダンスの選択に対応する第3ユーザ入力に従って、デバイスは、第2身体活動追跡機能を使用して第3アフォーダンスの選択後に検出された活動データを追跡するように電子デバイスを構成する。第2ユーザインタフェースにおける第4アフォーダンスの選択に対応する第3ユーザ入力に従って、デバイスは、第3身体活動追跡機能を使用して第4アフォーダンスの選択後に検出された活動データを追跡するように電子デバイスを構成する。いくつかの実施例では、活動境界アラートは、活動境界アラートに関連付けられたトレーニングのタイプを表すアニメーションアフォーダンス(例えば、図10I)を含む。
いくつかの実施例では、活動データは、1つ以上のセンサのうちの第1センサによって検出されたものである。かかる実施例では、活動境界アラート(例えば、身体追跡機能は第1アフォーダンスに対応する)に対応して身体活動のタイプに対応する身体活動追跡機能を開始することは、1つ以上のセンサのうちの第1センサとは異なる第2センサ(例えば、第1センサは加速度計であり、また、第2センサはGPSセンサである)によって第2活動データを検出することを含む。いくつかの実施例では、第2センサは、非アクティブ状態からアクティブ化される。
いくつかの実施例では、活動データは、既存の身体活動追跡機能がアクティブな間に検出される(例えば、1026に対応する追跡機能)。
いくつかの実施例では、既存の身体活動追跡機能がアクティブである間に、活動データが検出される。例えば、デバイスはすでにトレーニングを追跡している。かかる実施例では、活動境界アラート(例えば、1038)は、第5アフォーダンス(例えば、1040A)を含む。かかる実施例では、デバイスは、第5アフォーダンスの選択に対応する第1の第4入力(例えば、1005)を受信する。第4ユーザ入力を受信したことに応答して、デバイスは現在の身体活動追跡機能を終了する。第4ユーザ入力を受信したことに更に応答して、デバイスは、第4ユーザ入力を以前のトレーニングとして受信する前に検出された活動データ(例えば、活動データを含む)を記憶する。
いくつかの実施例では、活動境界アラート(例えば、1038)は、第6アフォーダンス(例えば、1040B)を含む。かかる実施例では、デバイスは、第6アフォーダンスの選択に対応する第5ユーザ入力を受信する。第5ユーザ入力を受信したことに応答して、デバイスは、身体活動追跡機能の実行を休止する。いくつかの実施例では、活動境界アラートは、トレーニングの記録を停止しないための解除アフォーダンス(例えば、1040D)を含む。
いくつかの実施例では、活動境界アラート(例えば、1038)は、第1身体活動追跡機能に対応する。かかる実施例では、活動境界アラートは、第7アフォーダンス(例えば、1040C)を含む。かかる実施例では、デバイスは、第7アフォーダンスの選択に対応する第6ユーザ入力(例えば、1003に類似)を受信する。第6の第3入力を受信したことに応答して、デバイスは、第1身体活動追跡機能の実行を中止する処理を開始する。第6の第3入力を受信したことに更に応答して、デバイスは、第1身体活動追跡機能とは異なる第2身体活動追跡機能に対応する第8アフォーダンス(例えば、1032A)と、第1身体活動追跡機能とは異なる第3身体活動追跡機能に対応する第9アフォーダンス(例えば、1032C)と、を含む第2ユーザインタフェース(例えば、1030)を表示する。かかる実施例では、デバイスは第7ユーザ入力を受信する。第2ユーザインタフェースにおける第8アフォーダンスの選択に対応する第7ユーザ入力に従って、デバイスは第2身体活動追跡機能を開始する。第2ユーザインタフェースにおける第9アフォーダンスの選択に対応する第7ユーザ入力に従って、デバイスは、第3身体活動追跡機能を開始する。
いくつかの実施例では、活動境界アラートは、活動境界アラートに関連付けられたトレーニングのタイプを表す静的アフォーダンス(例えば、図10Gにおける走行者のアイコン)を含む。
いくつかの実施例では、活動データが活動境界アラート基準を満たすという判定は、ユーザとの対話に基づいて、経時的に更新することができる。
いくつかの実施例では、活動境界アラート(例えば、1068)は、第10アフォーダンス(例えば、1070B)(いくつかの実施例では、第10アフォーダンスは、第1アフォーダンス(例えば、1070A)と比較して代替のタイプのトレーニングに関するアフォーダンスである)を含み、活動境界アラートに対応する身体活動追跡機能は、第1身体活動追跡機能である。かかる実施例では、電子デバイスは、第10アフォーダンスの選択に対応する第8ユーザ入力を受信し、第8ユーザ入力の受信に応答して、活動境界アラートに対応する第2身体活動追跡機能を開始するが、第2身体活動追跡機能は、第1身体活動追跡機能(いくつかの実施例では、第1身体活動追跡機能及び第2身体活動追跡機能の各々は、第1方法(例えば、マイル数の追跡)で活動データを使用する一方、活動境界アラート基準に対応しない第3身体活動追跡機能は、第1方法とは異なる第2方法で活動データを使用する(例えば、ラップの数を追跡する))とは異なる。
いくつかの実施例では、第1アフォーダンス(例えば、1070A)及び第10アフォーダンス(例えば、1070B)は、どの対応するトレーニングが実行されている可能性が高いトレーニングのタイプであると判定されるかということに基づいて順序付けられる。例えば、ユーザが屋内走行よりも屋外走行を実行している可能性が高いと判定された場合、図10Mに示すように、屋外走行に関連付けられたアフォーダンスは、屋内走行に関連付けられたアフォーダンスに優先する。
いくつかの実施例では、第1アフォーダンスに対応するトレーニングが第10アフォーダンスに対応するトレーニングよりも実行される可能性が高いと判定されたことを強調表示するために、第1アフォーダンスが第10アフォーダンスと比較して強調表示される。
いくつかの実施例では、活動境界アラートは(いくつかの実施例では、活動境界アラートはショートルックに応答して表示される)第1コンテンツを含む第1活動境界アラート(例えば、1064)であり、第1活動境界アラートを表示した後に、電子デバイスは第2コンテンツを含む第2活動境界アラート(例えば、1004)(いくつかの実施例では、第2活動境界アラートは、ロングルックに応答して表示される)を表示するが、第2コンテンツは第1コンテンツ(例えば、第2コンテンツは、第1コンテンツ及びその他のコンテンツを含む)(いくつかの実施例では、第2活動境界アラートは、ルック基準が満たされたという判定に従って表示する)とは異なるものである。
1106において、活動データの検出に更に応答し、活動データが活動境界アラート基準を満たさないという判定に従って、デバイスは活動境界アラートの表示を見合わせる(例えば、1004の表示を見合わせる)。
いくつかの実施例では、活動データの検出に更に応答して、そして、活動データが第2活動境界アラート基準を満たすという判定に従って、デバイスは、第2活動境界アラート(例えば、アラート1058)を表示し、活動境界アラート基準及び活動境界アラート(例えば、アラート1004)は、第1タイプの身体活動(例えば、走行)に関連し、第2活動境界アラート基準及び第2活動境界アラートは、第1タイプと異なる第2タイプの身体活動(例えば、漕艇)に関連する。活動データが第2活動境界アラート基準を満たさないという判定に従って、デバイスは第2活動境界アラートの表示を見合わせる(例えば、1004の表示を見合わせる)。
いくつかの実施例では、活動境界アラートが第1活動境界アラートである場合、第1活動境界アラートに対応する身体活動追跡機能を開始せずに所定の時間(例えば3分)が経過した後、電子デバイスは、第2活動境界アラート(例えば、1004)を表示し、第2活動境界アラートに対応する身体活動追跡機能は、第1活動境界アラートを表示する前に検出された活動データを追跡する。
いくつかの実施例では、活動境界アラートを表示した後、かつ、身体活動追跡機能がアクティブになる前に、電子デバイスは、身体活動に関連付けられたアフォーダンス(例えば、1078)のスクロール可能なリストを含む第3ユーザインタフェース(例えば、1076)(いくつかの実施例では、第3ユーザインタフェースは、第1ユーザインタフェースである)を表示する。いくつかの実施例では、電子デバイスは第9ユーザ入力を受信する。いくつかの実施例では、第9ユーザ入力がアフォーダンスのスクロール可能なリストの第11アフォーダンス(例えば、1078A)で検出されたという判定に従って、電子デバイスは、活動境界アラート(いくつかの実施例では、活動境界アラートに対応して関連付けられた身体活動追跡機能は、第3ユーザインタフェースを表示する前に検出された活動データを追跡する)(いくつかの実施例では、活動境界アラートに対応する身体活動追跡機能は、活動境界アラートを表示する前に検出された活動データを追跡する)に対応する身体活動追跡機能を起動する。いくつかの実施例では、第9ユーザ入力がアフォーダンスのスクロール可能なリストの第12アフォーダンス(例えば、1078C)で検出されたという判定に従って、電子デバイスは、(1)活動境界アラートに対応しておらず、かつ、(2)活動境界アラートに対応する身体活動追跡機能とは異なる、身体活動追跡機能を起動する。いくつかの実施例では、活動境界アラートに対応する身体活動追跡機能は、第1身体活動追跡機能であり、第9ユーザ入力がアフォーダンスのスクロール可能なリストの第13アフォーダンス(例えば、1078B)で検出されたという判定に従って、電子デバイスは、活動境界アラートに対応する第2身体活動追跡機能を起動するが、第2身体活動追跡機能は第1身体活動追跡機能とは異なり、活動境界アラートに対応する第2身体活動追跡機能は、第9ユーザ入力を受信した後に検出された活動データを追跡する(いくつかの実施例では、第2身体活動追跡機能は、第2身体活動追跡機能を起動した後に検出された活動データを追跡する)(いくつかの実施例では、第11又は第12アフォーダンスに対応する身体活動追跡機能のうちの1つは、第13アフォーダンスに対応する同じ身体活動追跡機能である)。
いくつかの実施例では、第11アフォーダンス及び第13アフォーダンスは、第12アフォーダンスと比較して視覚的に強調表示されており(例えば、異なる色及び/又はより大きい)、第11アフォーダンス及び第13アフォーダンスが第12アフォーダンスとは異なるタイプのアフォーダンスであることを示している。
方法1100(例えば、図11)に関して上述する処理の詳細はまた、類似の方法で、以下/上記に記載する方法に適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1100は、方法700、方法900、又は方法1300を参照して以下に記載されるさまざまな方法の1つ以上の特徴を任意選択的に含んでいる。例えば、方法1100のユーザインタフェースに応答して、方法700のユーザインタフェースを表示することができる。別の実施例では、方法1100のユーザインタフェースは、生成された活動データに応答して表示される方法900のユーザインタフェースを導く(例えば、トレーニングを終了することにより活動データが生成され得る)。別の実施例では、方法1100を使用するペースセットによって、方法1300のユーザインタフェースが表示され得る。簡潔にするために、これらの詳細は以下で繰り返さない。
図12A~図12AKは、いくつかの実施例に係る、トレーニングアプリケーションに関するペースアラートを構成することに関連付けられた例示的なユーザインタフェースを示す。このユーザインタフェースによって、ユーザは、ペースアラートのペースを計算するために使用されるデータセットを構成することができる。例えば、使用されるデータセットには、トレーニングの開始時から始まるデータ(平均と呼ばれる)が含まれる。別の実施例として、使用されるデータセットは、データセットがトレーニングの開始からのデータ(ローリング平均と呼ばれる)を含まないような、現在の時間に対する以前のデータ量であってもよい。これらの図のユーザインタフェースは、図13の処理を含む、以下に説明する処理を説明するために使用される。
図12Aは、デバイス600Aのタッチ感知ディスプレイ602A上に表示されるユーザインタフェース1256を示す。ユーザインタフェース1256は、アプリケーションに関連付けられた複数のアプリケーションアフォーダンス1258を含む。例えば、アフォーダンス1258Aは、音声アプリケーションに関連付けられ、アフォーダンス1258Bは、トレーニングアプリケーションに関連付けられる。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1256を表示して、デバイス600Aを使用してどのアプリケーションが起動できるかを提示することができる。ユーザインタフェース1256に含まれるアフォーダンスを選択すると、対応するアプリケーションを起動させることができる。
図12Bは、再び(図12Aに示す)ユーザインタフェース1256を示す。上述のように、ユーザインタフェース1256は、アフォーダンス1258Bを含む。図12Bを参照すると、アフォーダンス1258Bの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1229が受信される。アフォーダンス1258Bでユーザ入力1229が検出されたという判定に従って、アフォーダンス1258Bに対応するトレーニングアプリケーションが起動され、ユーザインタフェース1204(以下で説明され、図12Cに示される)が表示される。
図12Cを参照すると、ユーザインタフェース1204は、各身体活動に関する各身体活動追跡機能に関連付けられたアフォーダンス1206のスクロール可能なリストを含む。例えば、アフォーダンス1206のスクロール可能なリストは、(屋外走行に関する身体活動追跡機能に対応する)アフォーダンス1206A、(屋内サイクリングトレーニングに関する身体活動追跡機能に対応する)アフォーダンス1206B、及び(歩行に関する身体活動追跡機能に対応する)アフォーダンス1206Cを含む。いくつかの実施例では、アフォーダンス1206のスクロール可能なリストは、現在表示されてはいないがスクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して表示することができる追加の身体活動追跡機能に対応する追加のアフォーダンスを含むことができる。アフォーダンス1206のスクロール可能なリストは、あるタイプの身体活動が現在のトレーニングのために選択され得るように構成される。
いくつかの実施例では、アフォーダンス1206のスクロール可能なリスト内の1つ以上のアフォーダンスは、以下に更に説明するように、オプションアフォーダンスを含む。例えば、アフォーダンス1206Aは、オプションアフォーダンス1208を含んでいる。
図12Dを参照すると、オプションアフォーダンス1208の選択に対応するユーザ入力(例えばタップ入力)1201が受信される。任意選択のオプションアフォーダンス1208でユーザ入力1201が検出されたという判定に従って、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動に関連する選択肢を有するユーザインタフェース(例えば、図12Eに示すユーザインタフェース1210)が表示される。
図12Eを参照すると、オプションアフォーダンス1208(図12Dに図示)の選択に応答して、ユーザインタフェース1210が表示される。ユーザインタフェース1210は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能を実行するときに、デバイス600Aの動作方法を変更するための選択肢を提供する。ユーザインタフェース1210は、ユーザインタフェース1204(図12Cに示す)を表示させるバックアフォーダンス1212を含む。ユーザインタフェース1210は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能に関するペースアラートをユーザが設定できるようにするペースアラートアフォーダンス1214を更に含む。
図12Fは、ユーザインタフェース1210(図12Eに図示)を再び示す。上述したように、ユーザインタフェース1210は、ペースアラートアフォーダンス1214を含む。図12Fを参照すると、ペースアラートアフォーダンス1214の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1203が受信される。
いくつかの実施例では、ユーザ入力1203がペースアラートアフォーダンス1214で検出されたという判定に従って、ペースアラートに関連する選択肢を有するユーザインタフェース(例えば、図12Gに示すユーザインタフェース1216)が表示される。他の実施例では、ユーザ入力1203がペースアラートアフォーダンス1214で検出されたという判定に従って、ペースアラートのペース設定に関連する選択肢を有するユーザインタフェース(例えば、図12Iに示すユーザインタフェース1222)が表示される。
図12Gを参照すると、ペースアラートアフォーダンス1214の選択に応答して、ユーザインタフェース1216が表示される。ユーザインタフェース1216は、ペースアラートを構成するための選択肢を提供する。ユーザインタフェース1216は、ユーザインタフェース1210(図12Eに図示)を表示させるバックアフォーダンス1220を含む。
ユーザインタフェース1216は、さまざまな動作に関連付けられたアフォーダンス1218のスクロール可能なリストを更に含む。例えば、アフォーダンス1218のスクロール可能なリストは、ペース設定アフォーダンス1218A(ペース設定の画面を表示させることに対応)、平均アフォーダンス1218B(全トレーニングのデータを用いてペースを計算させることに対応)、ローリングアフォーダンス1218C(全トレーニングよりも少ないトレーニングのデータのサブセットを用いてペースを計算させることに対応)、中止アフォーダンス1218D(ペースアラートを中止することに対応)又はその任意の組み合わせ、を含んでいる。いくつかの実施例では、アフォーダンス1218のスクロール可能なリストは、タッチ感知ディスプレイ602A内に収まらない場合があることに留意されたい。その場合、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して、表示されない1つ以上のアフォーダンスを表示することができる。
本明細書で使用される場合、ペースは、速度(例えば、ある時間内にデバイスが移動する距離又はデバイスがある距離だけ移動するのに要する時間量)を指すことができる。ペースに関して、本明細書に記載される異なる計算(例えば、平均及びローリング)は、ペース計算を実行するときに使用される現在のトレーニングのデータセットの量を変更することを指してもよい。例えば、平均の場合、ペース計算は、現在の全トレーニング中に検出されたデータに基づくことができる。ローリングの場合、ペース計算は、現在の位置の前の量の間に検出されたデータ(例えば、最後のマイルについて検出されたデータ又は最後の5分間に検出されたデータ)に基づくことができる。
図12Hは、(図12Gに示す)ユーザインタフェース1216を再び示す。上述したように、ユーザインタフェース1216は、ペース設定アフォーダンス1218Aを含む。図12Hを参照すると、ペース設定アフォーダンス1218Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1205が受信される。ユーザ入力1205がペース設定アフォーダンス1218Aで検出されたという判定に従って、ペースアラートのペース設定に関連する選択肢を有するユーザインタフェース(例えば、図12Iに示すユーザインタフェース1222)が表示される。
図12Iを参照すると、いくつかの実施例では、(図12Hに示す)ペース設定アフォーダンス1218Aの選択に応答して、ユーザインタフェース1222を表示することができる。他の実施例では、(図12Eに示す)ユーザインタフェース1210内のペースアラートアフォーダンス1214の選択に応答して、ユーザインタフェース1222を表示することができる。ユーザインタフェース1222は、ユーザがペースアラートに関するペースを設定することを可能にする選択肢を提供することができる。ユーザインタフェース1222は、ユーザインタフェース1210を表示させるためのバックアフォーダンス1228を含むことができる。
ユーザインタフェース1222は、時間を設定するための複数のアフォーダンス(例えば、分設定アフォーダンス1224A及び秒設定アフォーダンス1224B)を更に含む。分設定アフォーダンス1224Aは、ペースの分数を設定するために使用される。秒設定アフォーダンス1224Bは、ペースの秒数を設定するために使用される。
図12Iに示すように、時間を設定するための各アフォーダンスは、独立して選択可能である。例えば、分設定アフォーダンス1224A及び秒設定アフォーダンス1224Bの各々を選択することができる。時間を設定するための複数のアフォーダンスのうちの1つのアフォーダンスが選択されると、このアフォーダンスを視覚的に目立たせてもよい。例えば、図12Iにおいて、分設定アフォーダンス1224Aは、秒設定アフォーダンス1224Bよりも太い境界を有し、これによって、分設定アフォーダンス1224Aが選択されている(例えば、フォーカスされている)ことを示す。
ユーザインタフェース1222は、それぞれ異なる動作に関連付けられたアフォーダンス1226のスクロール可能なリストを更に含む。例えば、アフォーダンス1226のスクロール可能なリストは、(時間を設定するための複数のアフォーダンスを用いて特定されたペースの設定に対応する)ペース設定アフォーダンス1226A、及び、(図12Gのユーザインタフェース1216のようなペースアラートを設定する選択肢を提供するためのユーザインタフェースを表示することに対応する)取消アフォーダンス1226B、又はそれらの任意の組み合わせ、を含む。いくつかの実施例では、アフォーダンス1226のスクロール可能なリストは、タッチ感知ディスプレイ602A内に収まらない場合があることに留意されたい。その場合、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して、表示されない1つ以上のアフォーダンスを表示することができる。
図12Jは、ユーザインタフェース1222(図12Iに図示)を再び示す。上述したように、ユーザインタフェース1222は秒設定アフォーダンス1224Bを含む。図12Jを参照すると、秒設定アフォーダンス1224Bの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1207が受信される。秒入力アフォーダンス1224Bでユーザ入力1207が検出されたという判定に従って、秒設定アフォーダンス1224Bは分設定アフォーダンス1224Aよりも視覚的に目立たせてもよい。例えば、秒設定アフォーダンス1224Bの選択によって、分設定アフォーダンス1224Aではなく秒設定アフォーダンス1224Bを視覚的に目立たせてもよい。
図12Kは、ユーザインタフェース1222を再び示す。図12Kを参照すると、分設定アフォーダンス1224Aではなく秒設定アフォーダンス1224Bが視覚的に目立つ。特に、秒設定アフォーダンス1224Bは分設定アフォーダンス1224Aよりも太い境界を有し、これによって、秒設定アフォーダンス1224Bが選択されている(例えば、フォーカスされている)ことを示す。
図12Lは、秒設定アフォーダンス1224Bをスクロールするためのユーザインタフェース1222の一実施例を示す。図12Lを参照すると、回転入力1209が回転可能な入力機構604Aで受信される。回転入力1209に応答して、秒設定アフォーダンス1224Bの選択肢が上方向にスクロールされ、図12Mに示すように、秒設定アフォーダンス1224Bの異なる選択肢が表示される。例えば、図12Mは、秒設定アフォーダンス1224Bを(図12Lに示す)「30」から(図12Mに示す)「29」に変更するユーザインタフェース1222を示す。同様のスクロールは、分設定アフォーダンス1224Aが選択され、回転入力1209が受信されたときに起こり得る。双方のアフォーダンスについて反対方向をスクロールすることもできる。
図12Nは、(図12Mに示す)ユーザインタフェース1222を再び示す。上述したように、ユーザインタフェース1222は、ペース設定アフォーダンス1226Aを含む。図12Nを参照すると、ペース設定アフォーダンス1226Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1211が受信される。ユーザ入力1211がペース設定アフォーダンス1226Aで検出されたという判定に従って、ペースアラートに関連する選択肢を有するユーザインタフェース(例えば、図12Oに示すユーザインタフェース1216)が表示される。
図12Oを参照すると、ペース設定アフォーダンス1226Aの選択に応答して、ユーザインタフェース1216を表示することができる。ユーザインタフェース1216は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能を実行するときに、デバイス600Aの動作方法を変更するための選択肢を提供することができる。図12Oに示すように、ユーザインタフェース1216は、さまざまな動作に関連付けられたアフォーダンス1218のスクロール可能なリストを含むことができる。図12Gに示すように、(図12Oに示す)ペース設定アフォーダンス1218Aのテキストは、(図12Gに示すような)「ペース設定」から、図12Nで設定されたペースのような、ユーザによって設定されたペース(例えば、「8’29”MI」)に変更されている。
上述のように、アフォーダンス1218のスクロール可能なリストは、平均アフォーダンス1218Bを含む。図12Pを参照すると、平均アフォーダンス1218Bの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1213が受信され、これによって、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能に平均計算を使用することになる。
図12Qは、平均アフォーダンス1218Bの選択に応答したユーザインタフェース1216を示す。図12Qを参照すると、平均アフォーダンス1218Bは、平均操作に従ってペースが計算される指示(例えば、チェックマーク)を含むように更新される。
図12Rを参照すると、バックアフォーダンス1220の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1215が受信される。いくつかの実施例では、ユーザ入力1215がバックアフォーダンス1220で検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース(例えば、図12Sに示すユーザインタフェース1210)は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能を実行するときに、デバイス600Aの動作方法を変更する選択肢を表示する。
図12Sを参照すると、バックアフォーダンス1220の選択に応答して、ユーザインタフェース1210を表示することができる。ユーザインタフェース1210は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能を実行するときに、デバイス600Aの動作方法を変更する選択肢を提供することができる。ユーザによって設定されたペースの指示(例えば、1214Aに示すような「マイル当たり平均8’29”」)を含むように、(図12Sに示すような)ペースアラートアフォーダンス1214のテキストが更新されている。いくつかの実施例では、デバイス600Aがユーザインタフェース1210にナビゲートされると、テキストはいつでも更新された状態になり得る。テキストに「マイル当たり平均」を含めることにより、ペースアラートアフォーダンス1214は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能に関するペースアラートが、本明細書で説明するような平均操作を使用して計算されることを示すことができる。
図12Tは、ユーザインタフェース1210を再び示す。図12Tを参照すると、バックアフォーダンス1212の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1217が受信される。いくつかの実施例では、ユーザ入力1217がバックアフォーダンス1212で検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース(例えば、図12Uに示すユーザインタフェース1204)が表示される。
図12Uを参照すると、アフォーダンス1206Aは、ユーザによって設定されたペースの指示(例えば、1208Bに示す「8’29”平均ペース」)を含むように更新される。アフォーダンス1206のリスト内の複数のアフォーダンスは、ユーザによって設定されたペースを含むことができることを認識されたい。いくつかの実施例では、アフォーダンス1206のリスト内の異なるアフォーダンスは、ユーザによって設定された異なるペースを含むことができる。
図12Vは、再びユーザインタフェース1204を示す。図12Vを参照すると、アフォーダンス1206Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1219が受信される。アフォーダンス1206のスクロール可能なリスト内のアフォーダンス1206Aでユーザ入力1219が検出されたという判定に従って、屋外走行に関して構成された身体活動追跡機能が起動される。身体活動追跡機能は、ユーザが屋外走行に関するユーザ指定のペースよりも下回るとき、目標通りのとき、又は上回るときのペースアラートを含むことができる。図12Vに示すように、ユーザ指定のペースは「8’29”」である。
アフォーダンス1206Aの選択に応答して、(図10Wに示される)ユーザインタフェース1250が表示される。ユーザインタフェース1250は、屋外走行に関してデバイス600Aによって検出されたデータを表示する(例えば、そのデータに関するフィードバックを提供する)。デバイス600Aによって検出されたデータを表示するために、ユーザインタフェース1250は表現1252を含む。図12Wでは、表現1252は、アイコン1252A(例えば、屋外走行を表す走行者のアニメーション化されたアイコン)、総マイル数1252B(例えば、屋外走行中の走行マイル数の表示)、総カロリー1252C(例えば、屋外走行中にユーザによって消費されたと判定されたカロリー量の表示)、1マイル当たりの平均ペース1252D(例えば、デバイス600Aが屋外走行中に1マイル走行するのに要した平均時間量の表示)、全所要時間1252E(例えば、屋外走行所要時間の表示)、及びBPM1252F(例えば、デバイス600Aを着用するユーザの心臓の1分間当たりの算出された心拍数)、を含む。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1250は、図12AKに示され以下で説明するのと同様に、より多くの又はより少ない表現を含むことができることを認識されたい。
ユーザが屋外走行を実行している間、ユーザのペースは屋外走行の設定されたペースを上回る場合がある。ユーザのペースが屋外走行の設定されたペースを上回ると、図12Xに示すように、ユーザのペースが屋外走行の設定されたペースを上回っているとのアラートが表示され得る。
図12Xを参照すると、アラートは、ユーザインタフェース1244に含むことができる。アラートは、現在のトレーニング及び情報1246に対応するアイコンを含んでもよい。情報1246は、状態1246A及び現在のペース1246Bを含むことができる。状態1246Aは、ユーザが、現在のトレーニングに関して設定されたペースよりも下回るか、目標通りか、又は上回るかどうかを示すことができる。図12Xを参照すると、状態1246Aは、ユーザが「目標ペースを上回る」ことを示す。現在のペース1246Bは、ユーザの現在のペースを示すことができる。例えば、(図12Xに示される)現在のペース1246Bは、ユーザが現在「8’52”」ペースで走っていることを示しており、(ペースを計算するために選択されている平均のために)現在の全トレーニングにわたって計算されるものである。「8’52”」は「8’29”」に設定されたペースを上回るため、「目標ペースを超過」のテキストを表示することができる。
ユーザが今より速く走ってペースを「8’29”」に上げることに応答して、ユーザインタフェース1244を更新して、ユーザが目標ペース通りであることを反映させることができる。図12Yを参照すると、状態1246Aを更新して、ユーザが「目標ペース通り」であることを示すことができ、また現在のペース1246Bを更新して、現在の全トレーニングにわたって計算されたときに、ユーザの現在のペースが「8’29”」であることを示すことができる。
ユーザが更に速く走ってペースを「7’57”」に上げることに応答して、ユーザインタフェース1244を更新して、ユーザが目標ペースを下回ることを反映させることができる。例えば、ステータス1246Aを更新して、ユーザが「ペース通り」であることを示し、また現在のペース1246Bを更新して、現在の全トレーニングにわたって計算されたときに、ユーザの現在のペースが「7’57”」であることを示すことができる。目標ペースよりも下回るか、目標通りか、又は上回る値は、目標ペースの周りに1つ以上の値を含むことができることを認識されたい。例えば、目標ペースを上回るか下回る数秒間は、なお目標通りとみなすことがある。
いくつかの実施例では、ユーザが目標ペースよりも下回るか、目標通りか、又は上回ると判定された後に、(図12X~図12Zの各々に示される)インタフェース1244をユーザに表示することができる。その1つの時間は、ユーザがデバイス600Aを見る位置に持ってくるときである。かかる実施例では、同じアラートが適用可能である間のデバイス600Aの追加のビューによれば、(図12Wに示されるような)ユーザインタフェース1250が表示され得る。アラートの後にユーザインタフェース1250が表示されると、マイル当たりの平均ペース1252Dは、ユーザインタフェース1250上で容易に見つけることができるように、視覚的に強調表示することができる。
ペース設定アフォーダンス1226Aが(図12Nに示されるように)選択された後に参照すると、図12AAは、再びユーザインタフェース1216を示している。平均アフォーダンス1218Bは、図12AAにチェックマークなしで示されているが、平均アフォーダンス1218Bは、(図12Qに示されるように)チェックマークを含むことができることを認識されたい。
図12AAを参照すると、ユーザインタフェース1216は、ローリングアフォーダンス1218Cを含むことができる。ローリングアフォーダンス1218Cは、身体活動中のローリング平均を使用してペースを算出することに対応し得る。ローリング平均は、身体活動のデータのサブセットを使用することに関連している。例えば、身体活動の平均は、身体活動の開始点から現時点までのデータを使用することができるが、ローリング平均は、現時点の前の量を使用するが、最初からの全てのデータを使用するわけではない。
例示的な一実施例では、ユーザは10分で2マイルを走ることができる。この走行平均は1マイルあたり5分である。ローリング平均が最後の5分間に計算された場合、本走行のローリング平均は、5を、最後の5分間にカバーされる距離で割ったものである。例えば、ユーザが最後の5分間に1.2マイルを走行した場合、ユーザのローリング平均は、5を1.2で割ったもの(即ち、マイルあたり4分10秒)である。
図12AAを参照すると、ローリングアフォーダンス1218Cの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1221が受信される。アフォーダンス1218のスクロール可能なリスト内のローリングアフォーダンス1218Cでユーザ入力1221が検出されたという判定に従って、図12ABに示すように、ユーザインタフェース1230を表示することができる。
図12ABを参照すると、ユーザインタフェース1230は、ローリング計算の実行方法を構成するためのアフォーダンス1232のリストを含む。アフォーダンス1232のリストは、第1アフォーダンス1232A及び第2アフォーダンス1232Bを含んでもよい。第1アフォーダンス1232Aは、ローリング計算が以前の距離量に対して検出されたデータを含むような距離に対応する。例えば、最後のマイルで検出されたデータの平均を計算することができる。第1アフォーダンス1232Aを選択すると、ユーザが距離量を選択できるように、ユーザインタフェース(例えば、図12ADに示され以下に説明されるユーザインタフェース1236)を表示することができる。第2アフォーダンス1232Bは、ローリング計算が以前の時間量の間に検出されたデータを含むような時間に対応する。例えば、過去5分間に検出されたデータの平均を計算することができる。第2アフォーダンス1232Bを選択すると、ユーザがある時間量を選択できるように、ユーザインタフェース(例えば、図12Iに示されるユーザインタフェース1222に類似)を表示することができる。
図12ACは、ユーザインタフェース1230を再び示す。図12ABについて上述したように、ユーザインタフェース1230は、距離に対応する第1アフォーダンス1232Aを含む。図12ACを参照すると、第1アフォーダンス1232Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1223が受信される。アフォーダンス1232のスクロール可能なリスト内の第1アフォーダンス1232Aでユーザ入力1223が検出されたという判定に従って、距離を選択するためのユーザインタフェース(図12ADに示すユーザインタフェース1236)が表示される。
図12ADを参照すると、ユーザインタフェース1230内の第1アフォーダンス1232Aの選択に応答して、ユーザインタフェース1236を表示することができる。ユーザインタフェース1236は、ローリングペース(例えば、整数設定アフォーダンス1238A及び小数設定アフォーダンス1238B)を設定するための複数のアフォーダンス1238を含む。整数設定アフォーダンス1238Aは、ローリングペースに使用する以前の全マイル数を設定するために使用される。小数設定アフォーダンス1224Bは、ローリングペースに使用する以前の分数のマイル数を設定するために使用される。
図12ADに示すように、ローリングペースを設定するための各アフォーダンスは、独立して選択可能である。例えば、整数設定アフォーダンス1238A及び小数設定アフォーダンス1238Bの各々を選択することができる。ローリングペースを設定するための複数のアフォーダンス1238のうちの1つのアフォーダンスが選択されると、そのアフォーダンスを視覚的に目立たせることができる。例えば、図12ADにおいて、整数設定アフォーダンス1238Aは、小数設定アフォーダンス1238Bよりも太い境界を有し、これによって、整数設定アフォーダンス1238Aが選択されている(例えば、フォーカスされている)ことを示す。
ユーザインタフェース1236は、さまざまな操作に関連付けられたアフォーダンス1240のスクロール可能なリストを更に含む。例えば、アフォーダンス1240のスクロール可能なリストは、(ローリングペースを設定するための複数のアフォーダンスを用いて特定されたペースの設定に対応する)ペース設定アフォーダンス1240A、及び、(図12ABのユーザインタフェース1230のようなペースアラートを設定する選択肢を提供するためのユーザインタフェースを表示することに対応する)取消アフォーダンス1240B、又はそれらの任意の組み合わせを含む。アフォーダンス1240のスクロール可能なリストは、タッチ感知ディスプレイ602A内に収まらない場合があることに留意されたい。その場合、スクロール入力(例えば、回転可能な入力機構604Aの回転)に応答して、表示されない1つ以上のアフォーダンスを表示することができる。
図12AEを参照すると、ペース設定アフォーダンス1240Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1225が受信される。ユーザ入力1225が、アフォーダンス1240のスクロール可能なリスト内のペース設定アフォーダンス1240Aで検出されたという判定に従って、図12AFに示すように、ユーザインタフェース1210を表示することができる。
図12AFは、再びユーザインタフェース1210を示す。ユーザインタフェース1210は、ペース設定アフォーダンス1240Aの選択に応答して表示することができる。ユーザインタフェース1210は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能を実行するときに、デバイス600Aの動作方法を変更する選択肢を提供することができる。ユーザによって設定されたペースの指示(例えば、1214Aに示すような「1マイル当たり8’29”」)を含むように、(図12AFに示すような)ペースアラートアフォーダンス1214のテキストが更新されている。テキストに「1マイル当たり」を含めることにより、ペースアラートアフォーダンス1214は、アフォーダンス1206Aに対応する身体活動追跡機能に関するペースアラートが、本明細書で説明するようなローリング操作を使用して計算されることを示すことができる。
図12AGを参照すると、バックアフォーダンス1212の選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1227が受信される。図12AHに示すように、ユーザ入力1227がバックアフォーダンス1212で検出されたという判定に従って、ユーザインタフェース1204を表示することができる。
図12AHを参照すると、アフォーダンス1206Aは、ユーザによって設定されたペースの指示(例えば、1208Bに示される「1マイル当たり8’29”」)を含むように更新される。アフォーダンス1206のリスト内の複数のアフォーダンスは、ユーザによって設定されたペースを含むことができることを認識されたい。いくつかの実施例では、アフォーダンス1206のリスト内の異なるアフォーダンスは、ユーザによって設定された異なるペースを含むことができる。更に、ユーザによって設定された異なるペースは、異なる操作(例えば、平均又はローリング)を使用して計算することができる。
図12AIは、ユーザインタフェース1204を再び示す。図12AIを参照すると、アフォーダンス1206Aの選択に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力)1229が受信される。アフォーダンス1206のスクロール可能なリスト内のアフォーダンス1206Aでユーザ入力1229が検出されたという判定に従って、屋外走行のために構成された身体活動追跡機能が起動される。身体活動追跡機能を起動することにより、ユーザインタフェースを表示させる(例えば、図12AJに示すユーザインタフェース1260A)ことができる。
図12AJを参照すると、アフォーダンス1206Aの選択に応答してユーザインタフェース1260Aが表示される。ユーザインタフェース1260Aは、屋外走行に関してデバイス600Aによって検出されたデータを表示する(例えば、このデータに関するフィードバックを提供する)。デバイス600Aによって検出されたデータを表示するために、ユーザインタフェース1250Aは表現1262を含む。図12Wでは、表現1262は、アイコン1262AA(例えば、屋外走行を表す走行者のアニメーション化されたアイコン)、総マイル数1262B(例えば、屋外走行中の走行マイル数の表示)、総カロリー1262C(例えば、屋外走行中にユーザによって消費されたと判定されたカロリー量の表示)、1マイル当たりの平均ペース1262D(例えば、デバイス600Aが屋外走行中に最後の1マイルを走行するのに要した平均時間量の表示)、全所要時間1262E(例えば、屋外走行所要時間の表示)、及びBPM1262F(例えば、デバイス600Aを着用するユーザの心臓の1分間当たりの算出された心拍数)、を含む。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース1260Aは、図12AKに示され以下に説明されるのと同様に、より多くの又はより少ない表現を含むことができることを認識されたい。
図12AKは、複数のユーザインタフェース1260を示す。ユーザインタフェース1260は、屋外走行に関してデバイス600Aによって検出されたデータを表示する(例えば、このデータに関するフィードバックを提供する)ための代替(例えば、図12Wに示されるユーザインタフェース1250か又は図12AJに示されるユーザインタフェース1260Aの代替)とすることができる。ユーザインタフェース1260の各々は、異なる数の表現1262を含む。例えば、ユーザインタフェース1260Bは、5つの表現1262を含み、ユーザインタフェース1260Cは、4つの表現1262を含み、更に、ユーザインタフェース1260Dは、3つの表現1262を含む。ユーザインタフェース1260の各々は一実施例であることを意図している。表現1262の他のサブセット及び/又は表現1262の異なる順序を使用できることを認識されたい。
アイコン1262Aは、表現1262の数に応じて異なり得ることもまた認識されたい。より少ない表現1262しかない(例えば、ユーザインタフェース1260Cがユーザインタフェース1260Bより少ない表現1262しか含まない)場合、アイコン1262Aは、より大きく、より詳細であり及び/又は追加情報を含むことができる。例えば、ユーザインタフェース1260D内のアイコン1262ADは、走っている人及び部分1264を含む。いくつかの実施例では、部分1264は、1日の目標のうちデバイス600Aを使用して完了したパーセントを示すことができる。他の実施例では、部分1264は、現在のトレーニングのうちデバイス600Aを使用して完了したパーセントを示すことができる。
図13は、いくつかの実施例に係る、電子デバイスを使用してペースを計算するために使用されるデータセットを構成するためのユーザインタフェースを表示する方法を示すフロー図である。方法1300は、ディスプレイ(例えば、100、300、500、600A、600B、800)を有するデバイスで実行される。方法1300におけるいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、また、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
以下に説明するように、方法1300は、ペースを計算するために使用されるデータセットを構成するためのユーザインタフェースを表示する直感的な方法を提供する。この方法によって、ペースを計算するようにデータセットを構成するためのユーザの認識的負担が軽減され、それによってより効率的な人間-機械インタフェースがもたらされる。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスの場合、ユーザがペースをより迅速かつ効率的に構成できるようにすることで、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が増加する。
1302では、デバイス(例えば、600A)は、第1設定アフォーダンス(例えば、1218B)と第2設定アフォーダンス(例えば、1218C)を含む身体活動率(例えば、ペース(例えば、走行中のマイルペース))とユーザインタフェース(例えば、1216)を表示する。いくつかの実施例では、ユーザインタフェースは、ペースを設定するための第3アフォーダンス(例えば、1218A)を更に含む。
1304において、デバイス(例えば、600A)は、身体活動率ユーザインタフェースを表示している間に、第1ユーザ入力(例えば、1213)を受信する。いくつかの実施例では、ユーザ入力は、第1又は第2アフォーダンスのいずれかのタップなどの指ジェスチャである。
1306では、第1ユーザ入力の受信に応答して、第1設定アフォーダンス(例えば1213)の選択に対応する第1ユーザ入力に従って、デバイスは、データセットの第1部分(例えば、平均)を使用して、身体活動率の計算を構成する。
いくつかの実施例では、データセットの第1部分は、(例えば平均ペースに関する)データセットの全てを含む。
1308では、第1ユーザ入力の受信に更に応答して、第2設定アフォーダンス(例えば1221)の選択に対応する第1ユーザ入力に従って、デバイスは、データセットの第2部分(例えば、ローリング)を使用して、身体活動率の計算を構成する。いくつかの実施例では、データセットの第1部分とデータセットの第2部分が重なっている。さまざまなタイプの身体活動率計算の中から選択する選択肢を表示することによって、デバイスの動作方法に関する追加構成の可能性が得られる。UIを混乱させることなく、追加の制御選択肢を提供することによって、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供することを助け、デバイスとの動作/対話時にユーザの間違いを低減することによって)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、これによって、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようになることにより、更に、電力使用が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施例では、データセットの第2部分を使用するように身体活動計算を構成することは、第1アフォーダンス(例えば、1232A)及び第2アフォーダンス(例えば、1232B)を有する第2ユーザインタフェース(例えば1230)を表示することを含む。かかる実施例では、第2ユーザインタフェースを表示している間、デバイスは第2ユーザ入力(例えば、1223)を受信する。第2ユーザ入力を受信したことに応答して、第2ユーザ入力が第1アフォーダンスで検出されたという判定に従って、デバイスは、時間量に基づいて第2部分を判定させる。第2ユーザ入力を受信したことに更に応答して、第2ユーザ入力が第2アフォーダンス(例えば、1223)で検出されたという判定に従って、デバイスは、距離量に基づいて第2部分を判定させる。
いくつかの実施例では、あるタイプの身体活動に対して身体活動率が設定され、身体活動のタイプに対応する身体活動追跡機能が実行されている間、デバイスは現在の身体活動率(例えば、1262D)を検出する。現在の身体活動率を検出したことに応答して、現在の身体活動率が1つ以上のアラート基準の第1セットを満たさないという判定に従って、デバイスは第1アラートの出力を見合わせる。いくつかの実施例では、1つ以上のアラート基準の第1セットは、現在の身体活動率がペースを外れているかどうかを含む。いくつかの実施例では、第1アラートは、触覚、音声、又は視覚的なアラートである。現在の身体活動率を検出したことに更に応答して、現在の身体活動率が1つ以上のアラート基準の第1セットを満たすという判定に従って、デバイスは第1アラートを出力する。
いくつかの実施例では、第1アラート(例えば、触覚又は音声アラート)を出力した後、デバイスは、第3ユーザ入力を受信する。いくつかの実施例では、第3ユーザ入力は、指タップ、又は、手首の持ち上げなどの(例えば、1つ以上の加速度計を使用して検出される)デバイスの移動である。第3ユーザ入力が1つ以上の視覚的アラート基準の第1セットを満たすという判定に応答して、デバイスは視覚的アラート(例えば、1244)を表示する。いくつかの実施例では、1つ以上の視覚的アラート基準のセットのうちのある基準は、デバイスの移動が手首の持ち上げジェスチャに対応することである。視覚的アラートは、現在の身体活動率が、身体活動のタイプに割り当てられた身体活動率よりも小さいという判定に従って、身体活動のタイプに割り当てられた身体活動率より小さいことに対応する(例えば、現在の身体活動ペース(例えば、走行ペース)が、目標活動ペースの通り又は上回ることから、目標活動ペースを下回ることに移行したこと)表現(例えば、図12Zの1244)を含む。いくつかの実施例では、下回るということは、閾値以内のことである。視覚的アラートは、現在の身体活動率が、身体活動のタイプに割り当てられた身体活動率の閾値以内であるという判定に従って、身体活動のタイプに割り当てられた身体活動率の目標通りであることに対応する(例えば、現在の身体活動ペースが、目標活動ペースの上又は下から、目標活動ペースに合致するペースに移行したこと)表現(例えば、図12Yの1244)を含む。視覚的アラートは、現在の身体活動率が、身体活動のタイプに割り当てられた身体活動率よりも大きいという判定に従って、身体活動のタイプに割り当てられた身体活動率を上回ることに対応する(例えば、現在の身体活動ペースが、目標活動ペースの通り又は下回る状態から、目標活動ペースを上回る状態に移行したこと)表現(例えば、図12Xの1244)を含む。
いくつかの実施例では、視覚的アラート(例えば、1244)を表示した後、デバイスは第4ユーザ入力を受信する。いくつかの実施例では、第4ユーザ入力は、第1入力ジェスチャ(例えば、上述の第3ユーザ入力)を受信してから所定の時間内に検出されるジェスチャ(例えば、手首持ち上げジェスチャ、タップジェスチャなど)である。第4ユーザ入力が1つ以上の視覚的アラート基準の第2セットを満たすと判定したことに応答して、デバイスは、第1視覚的アラートにない追加の情報を有する第2視覚的アラート(例えば、1250)を表示する。いくつかの実施例では、この追加情報は、現在のトレーニングに関する指標(例えば、マイル数、時間など)を含む。
いくつかの実施例では、第2視覚的アラートにおいて現在のペースが強調表示される。
いくつかの実施例では、デバイスによって追跡されることができる身体活動は、アニメーションアフォーダンス(例えば、図10Iのリングなしの走行者アニメーション)を有し、デバイスによって追跡され得ない身体活動は静的アフォーダンスを有する。例えば、デバイスの1つ以上のセンサは、特定の身体活動が実行されていることを検出できないことがある(例えば、デバイスの1つ以上のセンサにとって、日常的な身体活動に類似するようにみえる身体活動)。かかる実施例では、特定の身体活動に対応するアフォーダンスを有するユーザインタフェースは、特定の身体活動がそのデバイスによって追跡され得ないことを示す静的アフォーダンスを含むことができる。
いくつかの実施例では、身体活動率ユーザインタフェースを表示する前に、デバイスは、第3アフォーダンス(例えば、1214)を有する第3ユーザインタフェース(例えば、1210)を表示する。かかる実施例では、デバイスは、第3アフォーダンスに対応する第5ユーザ入力(例えば、1214)を受信し、第5ユーザ入力の受信に応答して、身体活動率ユーザインタフェース(例えば、1216)が表示される。第1ユーザ入力を受信した後、デバイスは、第3ユーザインタフェース(例えば、1210)を再表示し、この再表示された第3ユーザインタフェース内の第3アフォーダンス(例えば、1214)は、身体活動計算がデータセットの第1部分又は第2部分を使用するように構成されているかどうかの識別(例えば、1214A)を含み、第3アフォーダンスは、第1ユーザ入力を受信する前にこの識別を含まない。
いくつかの実施例では、第3ユーザインタフェース(例えば、1210)を表示する前に、デバイスは、異なる身体活動に関連付けられたアフォーダンスのスクロール可能なリストを有する第4ユーザインタフェース(例えば、1204)を表示し、スクロール可能なリスト内の第4アフォーダンス(例えば、1206A)は、第5アフォーダンス(例えば、1208)を含む。いくつかの実施例では、第4アフォーダンスは、屋外走行トレーニングを開始することである。いくつかの実施例では、第5アフォーダンスは、第4アフォーダンスの選択肢ボタンである。デバイスは、第5アフォーダンスの選択に対応する第6ユーザ入力(例えば、1201)を受信し、第6ユーザ入力の受信に応答して第3ユーザインタフェース(例えば、1210)を表示する。第1ユーザ入力を受信した後、デバイスは、第4ユーザインタフェース(例えば、1204)を再表示し、この再表示された第4ユーザインタフェース内の第4アフォーダンス(例えば、1206A)は、身体活動計算がデータセットの第1部分又は第2部分を使用するように構成されているかどうかの識別(例えば、1208B)を含み、第1ユーザ入力を受信する前にはこの識別を含まない。
いくつかの実施例では、第4アフォーダンス(例えば、1206A)は、第4アフォーダンスに対応する身体活動に割り当てられた第1ペースの識別(例えば、1208B)を含み、スクロール可能なリスト内の第6アフォーダンス(例えば、1206B)は、第6アフォーダンスに対応する身体活動に割り当てられた第2ペースの識別を含むが、第2ペースは第1ペースとは異なる。
いくつかの実施例では、(図12I~図12Nに示すように)身体活動率が設定されたことに応答して、身体活動率ユーザインタフェースが更に表示される。
方法1300(例えば、図13)に関して上述した処理の詳細は、同様な方法で上記の方法に適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1300は、任意選択的に、方法700、方法900、又は方法1100を参照して以下に記載されるさまざまな方法の1つ以上の特徴を含む。例えば、方法700のユーザインタフェースは、方法1300を使用して構成された多数のペースアラート出力に基づくことができる。別の実施例では、方法900のユーザインタフェースは、方法1300を使用して構成された多数のペースアラート出力に基づくことができる。別の実施例では、方法1300のユーザインタフェースは、(方法1100で提供されるような)トレーニングの境界を判定するために使用されるペースを構成することができる。簡潔にするために、これらの詳細は以下で繰り返さない。
以上の記載は、説明の目的で、特定の実施例を参照して記載されたものである。しかし、上記例示的な説明は網羅的であること、又は開示された厳密な形態に本発明を限定することを意図したものではない。上記の教示を考慮して多数の修正及び変形が可能である。これらの実施例は、技術の原理及びその実際の応用を最もよく説明するために選択され、記載されたものである。それにより、当業者は、意図される特定の用途に適したさまざまな修正を伴う技術及びさまざまな実施例を最も有効に利用することができる。
開示及び実施例は、添付の図面を参照して完全に記載されているが、当業者にはさまざまな変更及び修正が明らかとなるであろうことに留意されたい。かかる変更及び修正は、本開示と特許請求の範囲によって画定される実施例との範囲に含まれるものと理解されたい。
上述のように、本技術の1つの態様は、さまざまなソースから入手可能なデータを収集、使用して、ユーザ間の対話を増加させることである。本開示は、場合によっては、この収集されたデータが個人情報データを含むことができ、この個人情報データは、特定の人物を一意的に識別するか、あるいは、同者と接触するか又は見つけるために使用することができることを意図するものである。かかる個人情報データとしては、人口統計データ、ロケーションベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、ホームアドレス、ユーザの健康又はフィットネスのレベル(例えば、バイタルサイン測定、服薬情報、トレーニング情報)に関するデータ若しくは記録、誕生日又は任意のその他の識別情報若しくは個人情報を挙げることができる。
本開示は、本技術におけるかかる個人情報データの使用がユーザの利益のために使用され得ることを認識するものである。例えば、個人情報データを使用して、個人情報の表現を表示することができる。したがって、かかる個人情報データを使用することにより、他のユーザから受信したデータに関するフィードバックを閲覧することができる。更に、ユーザに有益な個人情報データの他の用途もまた、本開示によって意図される。例えば、健康及びフィットネスデータは、ユーザの一般的なウェルネスについての洞察を提供するために使用されてもよく、又はウェルネス目標を追求する技術を使用する個人に対して肯定的なフィードバックとして使用されてもよい。
本開示は、かかる個人情報データの収集、分析、開示、転送、保管、又はその他の使用を担う法人が、十分に確立されたプライバシーポリシー及び/又はプライバシープラクティスを遵守することを意図している。具体的には、かかる法人は、個人情報データを秘密として厳重に保守するための業界又は政府の要件を満たすか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し常に使用するべきである。かかるポリシーは、ユーザが簡単にアクセスすることができて、データの収集及び/又は使用が変更されたときに更新するべきである。ユーザからの個人情報は、合法的かつ合理的な使用のために収集され、正当な使用以外の方法で共有又は販売されてはならない。更に、かかる収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後にのみ実施するべきである。加えて、かかる法人は、かかる個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じるべきである。更には、かかる法人は、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自ら受けてもよい。加えて、ポリシー及び慣行は、収集かつ/又はアクセスされる特定の種類の個人情報データに適合し、また、管轄権特有の考慮事項を含む、適用可能な法令及び規格に適合するべきである。例えば、アメリカ合衆国において、特定の健康データの収集又はアクセスは、例えば、Health Insurance Portability and Accountability Act(HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法によって管理されてもよく、他の国における健康データは、他の規制及び政策の影響下にある可能性があり、それに従って対処するべきである。したがって、異なるプライバシー慣行を、各国の異なる個人データのタイプに対して保持するべきである。
上述のことがらにも関わらず、本開示はまた、ユーザが、個人情報データの使用又はアクセスを選択的に阻止する実施例も意図している。即ち、本開示は、かかる個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するためのハードウェア及び/又はソフトウェア要素を提供できることを意図している。例えば、活動及びトレーニングのサービスの場合、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「参加する(opt in)」又は「参加しない(opt out)」を選択することをユーザが選択できるように、本技術を構成することができる。別の実施例では、ユーザは、活動及び/又はトレーニングのサービスに関する活動関連データを提供しないことを選択することができる。更に別の実施例では、ユーザは、活動関連データが保持される長さを制限するか、又は本明細書に記載されたユーザインタフェースの展開を完全に禁止することを選択することができる。「参加する」及び「参加しない」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを意図している。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに念を押してもよい。
更に、本開示の意図は、個人情報データを、意図しない又は不正なアクセス又は使用の危険性を最小にする方法で管理かつ取り扱うべきであるということである。リスクは、データの収集を制限することにより、またデータがもはや必要ではなくなった時点でデータを削除することによって、最小化することができる。加えて、適用可能な場合には、ある健康関連アプリケーションの場合を含めて、ユーザのプライバシーを保護するために、データ非特定化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を管理すること(例えば、位置データを住所レベルではなく都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを管理すること(例えば、データをユーザ全体にわたって情報集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
したがって、本開示は、1つ以上のさまざまな開示された実施例を実施するための個人情報データの使用を、広範に網羅するものであるが、本開示は、それらのさまざまな実施例が、かかる個人情報データにアクセスすることを必要とせずに実施することができることも、また意図している。即ち、本技術のさまざまな実施例は、かかる個人情報データの全て又は一部分の欠如によって実施不可能となるものではない。例えば、ユーザに関連付けられたデバイスによって要求されるコンテンツ等の非個人情報データ若しくは必要最小限の個人情報、コンテンツ配信サービスへと提供される他の非個人情報、本明細書に記載されたサービスに利用可能な他の非個人情報、又は公的に入手可能な情報、に基づき活動を推測することによって、コンテンツが選択され、ユーザへと配信されてもよい。