JP7022740B2 - 制御チャネル帯域幅の決定 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年8月26日に米国特許商標庁に出願された仮出願第62/380,319号、および2017年4月18日に米国特許商標庁に出願された非仮出願第15/490,851号の優先権および利益を主張し、その内容全体は、その全体が以下に完全に記載されているかのように、またすべての適用可能な目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。
以下で説明する技術は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、制御チャネルのために割り振られる帯域幅、周波数、サブキャリア、またはサブバンドの決定に関する。
ワイヤレス通信デバイスが電気通信ネットワークとの接続を獲得するとき、一般に、デバイスがそのネットワークにおいて機能できるように、デバイスがネットワークの性質についてのいくつかの決定を行うことが必要とされる。経時的に、特定のワイヤレス通信デバイスは、広い範囲の構成を有する様々な異なるネットワーク上でそのような接続を獲得することがあり、そのため、これらの決定は定期的に行われ得る。したがって、これらのプロセスができるだけ効率的であるべきという要望がある。
モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、研究および開発は、モバイルブロードバンドアクセスに対する高まる需要を満たすためだけでなく、モバイル通信に伴うユーザエクスペリエンスを進化および向上させるために、ワイヤレス通信技術を進化させ続けている。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、第4世代(4G)ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークのための電気通信規格を開発および保守する組織である。最近、3GPPは、LTEの次世代発展形の開発を始めており、それは、概して、その用語が次世代モバイルネットワーク(NGMN:next generation mobile networks)アライアンスによって定義されるような、第5世代(5G)ネットワークに相当する。今日の現状では、この5Gネットワークは、LTEよりも高度なフレキシビリティおよびスケーラビリティを示し得、要件の極めて多様なセットをサポートするものと想定される。したがって、獲得時にデバイスがネットワークの様々な態様を決定するための、効率的かつフレキシブルな方式が望まれる。
以下のことは、本開示の1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。本概要は、本開示のすべての企図される特徴の広範な概要でなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の前置きとして、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形態で提示することである。
一例では、1つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを搬送する帯域幅、周波数、または1つまたは複数のサブバンドのセットを決定するための方法が開示される。方法は、基準リソースまたはエアインターフェース内での所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することを含む。所定の基準リソースロケーションは、プライマリ同期信号(PSS:primary synchronization signal)およびセカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronization signal)などの1つまたは複数の同期信号、ならびに物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)などのブロードキャストチャネルを搬送する、1つまたは複数のサブバンドのセットであってよい。
別の態様では、ワイヤレス通信のための装置が提供される。装置は、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されたトランシーバと、プロセッサに通信可能に結合されたメモリとを含む。プロセッサは、所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定するように構成される。
さらに別の態様では、コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定させるためのコードを含む。
以下の詳細な説明を検討すれば、本発明のこれらおよび他の態様がより十分に理解されよう。添付の図とともに本発明の特定の例示的な実施形態の以下の説明を検討すれば、本発明の他の態様、特徴、および実施形態が当業者に明らかとなろう。本発明の特徴は、以下のいくつかの実施形態および図に対して説明されることがあるが、本発明のすべての実施形態は、本明細書で説明する有利な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態がいくつかの有利な特徴を有するものとして説明されることがあるが、そのような特徴のうちの1つまたは複数はまた、本明細書で説明する本発明の様々な実施形態に従って使用され得る。同様に、例示的な実施形態がデバイス実施形態、システム実施形態、または方法実施形態として以下で説明されることがあるが、そのような例示的な実施形態が、様々なデバイス、システム、および方法で実施され得ることを理解されたい。
アクセスネットワークの一例を示す概念図である。 いくつかの実施形態による、スケジューリングエンティティ(scheduling entity)が1つまたは複数の被スケジューリングエンティティ(scheduled entity)と通信する一例を概念的に示すブロック図である。 処理システムを採用するスケジューリングエンティティのためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。 処理システムを採用する被スケジューリングエンティティのためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。 本開示のいくつかの態様による時分割複信(TDD)キャリア上で搬送され得る2つの例示的なスロットの概略図である。 本開示のいくつかの態様による0.5msスロット構造の概略図である。 異なるヌメロロジーおよび予約領域に対するサポートを含む、本開示のいくつかの態様に従って構成された例示的な0.5msスロットの概略図である。 本開示のいくつかの態様による、特定のフレームのサブフレーム0の中で搬送され得るチャネルのうちのいくつかを示す、LTEネットワークにおけるサブフレームの概略図である。 狭帯域制御チャネルが、所定の基準リソースロケーションとしてのサブバンドのセットと同じサブバンドを占有し得る、スロットの概略図である。 狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドが、所定の基準リソースロケーションからの固定の周波数オフセットに対応し得る、スロットの概略図である。 狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドが、PSS/SSS/PBCHを送信するセルのいくつかのセル固有/ゾーン固有の(物理セル識別子またはPCIなどの)識別情報の関数として導出され得る、スロットの概略図である。 デバイス(たとえば、UE、被スケジューリングエンティティ)がそれを通じてシステム帯域幅を取得し得る方法を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティとの間のワイヤレス通信の方法のフロー図である。 本開示のいくつかの態様による、複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティとの間のワイヤレス通信の方法の別のフロー図である。 本開示のいくつかの態様による、複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティとの間のワイヤレス通信の方法の別のフロー図である。
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
定義
NR:ニューラジオ(new radio)。概して、リリース15において3GPPによる規定および規格化を受けている5G技術およびニューラジオアクセス技術を指す。
eMBB:拡張モバイルブロードバンド。概して、eMBBとは、LTEなどの既存のブロードバンドワイヤレス通信技術に対する改善の継続的進展を指す。eMBBは、(概して継続的な)データレートの増大および増大したネットワーク容量をもたらす。
URLLC:超高信頼および低レイテンシ通信。等価的にミッションクリティカル通信と呼ばれることがある。信頼性とは、所与のチャネル品質のもとで1ms内に所与の個数のバイトを送信することの成功の確率を指す。超高信頼とは、高い目標信頼性、たとえば、99.999%よりも大きいパケット成功レートを指す。レイテンシとは、アプリケーションレイヤパケットまたはメッセージの配送に成功するためにかかる時間を指す。低レイテンシとは、低い目標レイテンシ、たとえば、1msさらには0.5msを指す(いくつかの例では、eMBBにとっての目標は4msであってよい)。
スケーラブルヌメロロジー:OFDMでは、サブキャリアまたはトーンの直交性を維持するために、サブキャリア間隔がシンボル期間の逆数に等しい。スケーラブルヌメロロジーとは、異なるサブキャリア間隔を選択するための、したがって、各間隔を用いて、対応するシンボル期間を選択するための、ネットワークの能力を指す。シンボル期間は、直交性を保つとともにサブキャリア間干渉を制限するために、チャネルが各期間にわたって著しく変動しないほど十分短いものとする。
サブバンド:本開示で使用するとき、サブバンドとは、直交周波数分割多重(OFDM)エアインターフェースに対応する離散周波数単位である。制御サブバンド(または、本明細書で言及するサブバンド)は、「制御リソースセット」と呼ばれることがある。本明細書で使用するとき、サブバンドおよび制御リソースセットという用語は互換的に使用される。システム帯域幅が大きくてよい (>100MHzが可能である)ので、UEは、その制御メッセージを求めてシステム帯域幅全体を監視できないことがある(または、そのことに対してエネルギー効率的でない)。したがって、制御情報は、各々が5~20MHzをとる1つまたは複数の制御サブバンド内に配置されてよい。
サブキャリア:本開示で使用するとき、サブキャリアとは、通常、OFDMシンボル長を規定する15kHz~240kHz程度の単一周波数トーンを指す。1つのシンボルの中の1つのサブキャリア=1つのリソース要素(RE:resource element)である。
リソースブロック:本開示で使用するとき、リソースブロックとは、LTEとNRの両方において、周波数の中の12個のREを指し、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)に対する最小割振り単位である。
バンド:本開示で使用するとき、バンドとは、通常、システム帯域幅全体を指し、たとえば、20MHz、80MHz、または100MHzであり得、バンドは、各々が概略的に5~20MHz程度の、いくつかのサブバンドに分割され得る。NRではシステム帯域幅が極めて大きいことがあるので(>100MHzが可能である)サブバンドという概念が成立し、各UEは、5~20MHzのRF(無線周波数)しか開くことができない場合があり、したがって、システムは、その帯域幅全体をサブバンドに分割する必要があり得、UEのRF能力に応じてUEを異なるサブバンドに割り当てる必要があり得る。
無線アクセスネットワーク
本開示全体にわたって提示する様々な概念は、多種多様な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実施され得る。次に図1を参照すると、限定はしないが例示的な例として、無線アクセスネットワーク100の概略図が提供される。
無線アクセスネットワーク100によってカバーされる地理的領域は、1つのアクセスポイントまたは基地局から地理的エリアにわたってブロードキャストされる識別情報に基づいてユーザ機器(UE:user equipment)によって固有に識別され得る、いくつかのセルラー領域(セル)に分割され得る。図1は、マクロセル102、104、および106、ならびにスモールセル108を示し、その各々は、1つまたは複数のセクタを含み得る。セクタは、セルのサブエリアである。1つのセル内のすべてのセクタは、同じ基地局によってサービスされる。セクタ内の無線リンクは、そのセクタに属する単一の論理識別情報によって識別され得る。セクタに分割されるセルでは、セル内の複数のセクタはアンテナのグループによって形成されてよく、各アンテナがセルの一部分の中のUEとの通信を担当する。
概して、基地局(BS:base station)は各セルをサービスする。概して、基地局は、1つまたは複数のセルの中でUEとの間で無線送信および無線受信を担当する、無線アクセスネットワークの中のネットワーク要素である。BSは、当業者によって、トランシーバ基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、ノードB(NB)、eノードB(eNB)、またはいくつかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
図1において、2つの大電力基地局110および112が、セル102および104の中に示され、第3の大電力基地局114が、セル106の中でリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)116を制御するように示される。すなわち、基地局は、統合アンテナを有し得るか、またはフィーダケーブルによってアンテナもしくはRRHに接続され得る。図示の例では、大電力基地局110、112、および114はサイズが大きいセルをサポートするので、セル102、104、および106はマクロセルと呼ばれることがある。さらに、小電力基地局118が、1つまたは複数のマクロセルとオーバーラップし得るスモールセル108(たとえば、マイクロセル、ピコセル、フェムトセル、ホーム基地局、ホームノードB、ホームeノードBなど)の中に示される。この例では、小電力基地局118はサイズが比較的小さいセルをサポートするので、セル108はスモールセルと呼ばれることがある。セルサイズ決定は、システム設計ならびに構成要素制約に従って行われ得る。無線アクセスネットワーク100が任意の数のワイヤレス基地局およびセルを含んでよいことを理解されたい。さらに、所与のセルのサイズまたはカバレージエリアを拡張するために、中継ノードが展開されてよい。基地局110、112、114、118は、コアネットワークへのワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置に提供する。
図1は、基地局として機能するように構成され得るクワッドコプターまたはドローン120をさらに含む。すなわち、いくつかの例では、セルは、必ずしも静止していることがあるとは限らず、セルの地理的エリアは、クワッドコプター120などのモバイル基地局のロケーションに従って移動することがある。
一般に、基地局は、ネットワークのバックホール部分との通信用のバックホールインターフェースを含み得る。バックホールは、基地局とコアネットワークとの間のリンクを提供し得、いくつかの例では、バックホールは、それぞれの基地局間の相互接続を提供し得る。コアネットワークは、無線アクセスネットワークにおいて使用される無線アクセス技術とは一般に無関係である、ワイヤレス通信システムの一部である。任意の好適なトランスポートネットワークを使用する、直接物理接続、仮想ネットワークなどの、様々なタイプのバックホールインターフェースが採用され得る。いくつかの基地局は、ワイヤレススペクトルがアクセスリンク(すなわち、UEとのワイヤレスリンク)とバックホールリンクの両方のために使用され得る、統合アクセスおよびバックホール(IAB:integrated access and backhaul)ノードとして構成され得る。この方式は、ワイヤレスセルフバックホーリングと呼ばれることがある。ワイヤレスセルフバックホーリングを使用することによって、新たな各基地局展開がそれ自体の配線接続されたバックホール接続を装備することを必要とするのではなく、基地局とUEとの間の通信のために利用されるワイヤレススペクトルがバックホール通信のために活用されてよく、極めて高密度なスモールセルネットワークの迅速かつ容易な展開を可能にする。
無線アクセスネットワーク100は、複数のモバイル装置のためのワイヤレス通信をサポートするように図示される。モバイル装置は、通常、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表された規格および仕様ではユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、移動加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UEは、ネットワークサービスへのアクセスをユーザに提供する装置であってよい。
本文書内では、「モバイル」装置は、必ずしも移動するための能力を有する必要があるとは限らず、静止していてよい。モバイル装置またはモバイルデバイスという用語は、多種多様なデバイスおよび技術を広く指す。たとえば、モバイル装置のいくつかの非限定的な例は、モバイル、セルラー(セル)フォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートブック、ネットブック、スマートブック、タブレット、携帯情報端末(PDA)、および、たとえば、「モノのインターネット」(IoT)に対応する、組込みシステムの広い列挙を含む。モバイル装置は、追加として、自動車または他の輸送車両、遠隔センサーまたは遠隔アクチュエータ、ロボットまたはロボティクスデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、オブジェクトトラッキングデバイス、ドローン、マルチコプター、クワッドコプター、遠隔制御デバイス、アイウェア、装着型カメラ、仮想現実デバイス、スマートウォッチ、ヘルストラッカーまたはフィットネストラッカー、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機などのコンシューマデバイスおよび/または装着型デバイスであってよい。モバイル装置は、追加として、ホームオーディオ、ビデオ、および/またはマルチメディアデバイスなどのデジタルホームデバイスまたはスマートホームデバイス、器具、自動販売機、インテリジェント照明、ホームセキュリティシステム、スマートメーターなどであってよい。モバイル装置は、追加として、スマートエネルギーデバイス、セキュリティデバイス、ソーラーパネルまたはソーラーアレイ、電力、照明、水などを制御する都市インフラストラクチャデバイス(たとえば、スマートグリッド)、産業オートメーションおよび企業デバイス、ロジスティックスコントローラ、農業機器、軍事防御機器、車両、航空機、船舶、および兵器類などであってよい。またさらに、モバイル装置は、コネクティッド医療または遠隔医療サポート、すなわち、遠方における健康管理を提供し得る。テレヘルスデバイスは、テレヘルス監視デバイスおよびテレヘルス管理デバイスを含んでよく、その通信には、たとえば、クリティカルサービスデータのトランスポートに対する優先的アクセスおよび/またはクリティカルサービスデータのトランスポートに対する適切なQoSという観点から、他のタイプの情報を超える優遇措置または優先的アクセスが与えられてよい。
無線アクセスネットワーク100内では、セルは、各セルの1つまたは複数のセクタと通信していてよいUEを含み得る。たとえば、UE122および124は、基地局110と通信していてよく、UE126および128は、基地局112と通信していてよく、UE130および132は、RRH116を経由して基地局114と通信していてよく、UE134は、小電力基地局118と通信していてよく、UE136は、モバイル基地局120と通信していてよい。ここで、各基地局110、112、114、118、および120は、それぞれのセルの中のすべてのUEにコアネットワーク(図示せず)へのアクセスポイントを提供するように構成され得る。
別の例では、モバイルネットワークノード(たとえば、クワッドコプター120)が、UEとして機能するように構成され得る。たとえば、クワッドコプター120は、基地局110と通信することによってセル102内で動作し得る。本開示のいくつかの態様では、2つ以上のUE(たとえば、UE126および128)が、基地局(たとえば、基地局112)を通じてその通信を中継することなく、ピアツーピア(P2P)またはサイドリンク信号127を使用して互いに通信し得る。
基地局(たとえば、基地局110)から1つまたは複数のUE(たとえば、UE122および124)への制御情報および/またはトラフィック情報のユニキャスト送信またはブロードキャスト送信は、ダウンリンク(DL)送信と呼ばれることがあり、UE(たとえば、UE122)において発信する制御情報および/またはトラフィック情報の送信は、アップリンク(UL)送信と呼ばれることがある。加えて、アップリンクおよび/またはダウンリンクの制御情報および/またはトラフィック情報は、フレーム、サブフレーム、スロット、および/またはシンボルに時分割され得る。本明細書で使用するシンボルとは、OFDM波形において、サブキャリア当り1つのリソース要素(RE)を搬送する時間の単位を指すことがある。スロットは、7個または14個のOFDMシンボルを搬送し得る。サブフレームとは、1msの持続時間を指すことがある。複数のサブフレームは、単一のフレームまたは無線フレームを形成するために一緒にグループ化され得る。もちろん、これらの定義は必須ではなく、波形を編成するための任意の好適な方式が利用されてよく、波形の様々な時分割は、任意の好適な持続時間を有してよい。
無線アクセスネットワーク100におけるエアインターフェースは、様々なデバイスの同時通信を可能にするための、1つまたは複数の多重化および多元接続アルゴリズムを利用し得る。たとえば、UE122および124から基地局110へのアップリンク(UL)送信すなわち逆方向リンク送信のための多元接続は、時分割多元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、スパース符号多元接続(SCMA)、リソース拡散多元接続(RSMA)、または他の好適な多元接続方式を利用して行われてよい。さらに、基地局110からUE122および124へのダウンリンク(DL)送信すなわち順方向リンク送信を多重化することは、時分割多重(TDM)、符号分割多重(CDM)、周波数分割多重(FDM)、直交周波数分割多重(OFDM)、スパース符号多重(SCM)、または他の好適な多重化方式を利用して行われてよい。
さらに、無線アクセスネットワーク100におけるエアインターフェースは、1つまたは複数の複信アルゴリズムを利用し得る。複信とは、両方の端点が両方向で互いに通信できるポイントツーポイント通信リンクを指す。全二重とは、両方の端点が互いに同時に通信できることを意味する。半二重とは、一度に一方の端点しか情報を他方へ送ることができないことを意味する。ワイヤレスリンクでは、全二重チャネルは、概して、送信機と受信機との物理的な分離、および好適な干渉消去技術に依拠する。周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)を利用することによって、しばしば、ワイヤレスリンクに対して全二重エミュレーションが実施される。FDDでは、異なる方向での送信は、異なるキャリア周波数において動作する。TDDでは、所与のチャネル上の異なる方向での送信は、時分割多重を使用して互いに分離される。すなわち、いくつかの時間においてチャネルは一方の方向での送信のために専用であり、他の時間においてチャネルは他方の方向での送信のために専用であり、ここで、方向は、極めて急速に、たとえばスロット当り数回、変化し得る。
無線アクセスネットワーク100において、UEのロケーションに依存しない、UEが移動しながら通信するための能力は、モビリティと呼ばれる。UEと無線アクセスネットワークとの間の様々な物理チャネルは、概して、モビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)の制御下でセットアップ、保守、および解放される。本開示の様々な態様では、無線アクセスネットワーク100は、モビリティおよびハンドオーバ(すなわち、ある無線チャネルから別の無線チャネルへのUEの接続の移転)を可能にするために、DLベースのモビリティまたはULベースのモビリティを利用し得る。DLベースのモビリティのために構成されたネットワークでは、スケジューリングエンティティを用いた呼出しの間、または任意の他の時間において、UEは、そのサービングセルからの信号の様々なパラメータ、ならびに隣接セルの様々なパラメータを監視し得る。これらのパラメータの品質に応じて、UEは、隣接セルのうちの1つまたは複数との通信を保守し得る。この時間の間、あるセルから別のセルにUEが移動する場合、または隣接セルからの信号品質が所与の時間量にわたってサービングセルからの信号品質を上回る場合、UEは、サービングセルから隣接(ターゲット)セルへのハンドオフまたはハンドオーバに取りかかってよい。たとえば、UE124(車両として図示されるが、任意の好適な形態のUEが使用されてよい)は、そのサービングセル102に対応する地理的エリアから隣接セル106に対応する地理的エリアに移動することがある。隣接セル106からの信号強度または信号品質が、所与の時間量にわたってそのサービングセル102の信号強度または信号品質を上回るとき、UE124は、この条件を示す報告メッセージをそのサービング基地局110へ送信してよい。それに応答して、UE124は、ハンドオーバコマンドを受信し得、UEは、セル106へのハンドオーバを受けてよい。
ULベースのモビリティのために構成されたネットワークでは、各UEからのUL基準信号が、UEごとにサービングセルを選択するためにネットワークによって利用され得る。いくつかの例では、基地局110、112、および114/116は、統合同期信号(たとえば、統合プライマリ同期信号(PSS)、統合セカンダリ同期信号(SSS)、および統合物理ブロードキャストチャネル(PBCH))をブロードキャストし得る。UE122、124、126、128、130、および132は、統合同期信号を受信し得、同期信号からキャリア周波数およびスロットタイミングを導出し得、タイミングの導出に応答してアップリンクパイロットまたは基準信号を送信し得る。UE(たとえば、UE124)によって送信されたアップリンクパイロット信号は、無線アクセスネットワーク100内の2つ以上のセル(たとえば、基地局110および114/116)によって同時に受信され得る。セルの各々は、パイロット信号の強度を測定し得、無線アクセスネットワーク(たとえば、基地局110および114/116ならびに/またはコアネットワーク内の中央ノードのうちの1つまたは複数)は、UE124のためのサービングセルを決定し得る。UE124が無線アクセスネットワーク100を通って移動するとき、ネットワークは、UE124によって送信されるアップリンクパイロット信号を監視し続けてよい。隣接セルによって測定されたパイロット信号の信号強度または信号品質が、サービングセルによって測定された信号強度または信号品質を上回るとき、ネットワーク100は、UE124に通知するかまたは通知せずに、UE124をサービングセルから隣接セルにハンドオーバしてよい。
基地局110、112、および114/116によって送信される同期信号は統合され得るが、同期信号は、特定のセルを識別し得るのではなく、同じ周波数上かつ/または同じタイミングで動作する複数のセルのゾーンを識別し得る。5Gネットワークまたは他の次世代通信ネットワークにおけるゾーンの使用は、アップリンクベースモビリティフレームワークを可能にし、UEとネットワークとの間で交換される必要があるモビリティメッセージの数が低減され得るのでUEとネットワークの両方の効率を改善する。
様々な実装形態では、無線アクセスネットワーク100におけるエアインターフェースは、認可スペクトル、無認可スペクトル、または共有スペクトルを利用してよい。認可スペクトルは、一般に、モバイルネットワーク事業者が政府規制機関からライセンスを購入することによって、スペクトルの一部分の独占的な使用を提供する。無認可スペクトルは、政府が許可するライセンスの必要なしに、スペクトルの一部分の共有された使用を提供する。一般に、無認可スペクトルにアクセスするために、いくつかの技術規則の遵守がやはり必要とされるが、一般に、いかなる事業者またはデバイスもアクセスできるようになり得る。共有スペクトルは、認可スペクトルと無認可スペクトルとの間にあり得、スペクトルにアクセスするために技術規則または制限が必要とされ得るが、スペクトルは、複数の事業者および/または複数の無線アクセス技術(RAT:radio access technology)によってやはり共有され得る。たとえば、認可スペクトルの一部分に対するライセンスの保持者は、たとえば、アクセスできるようになるために被認可者によって決定された好適な条件を伴ってそのスペクトルを他の関係者と共有するために、認可共有アクセス(LSA:licensed shared access)を提供し得る。
シグナリングエンティティ
いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジュールされてよく、スケジューリングエンティティ(たとえば、基地局)は、そのサービスエリアまたはセル内のいくつかまたはすべてのデバイスおよび機器の間で通信用のリソースを割り振る。本開示内では、以下でさらに説明するように、スケジューリングエンティティは、1つまたは複数の被スケジューリングエンティティに対してリソースをスケジュールすること、割り当てること、再構成すること、および解放することを担当し得る。すなわち、スケジュールされた通信のために、UEまたは被スケジューリングエンティティは、スケジューリングエンティティによって割り振られたリソースを利用する。
基地局は、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。すなわち、いくつかの例では、UEが、1つまたは複数の被スケジューリングエンティティ(たとえば、1つまたは複数の他のUE)のためにリソースをスケジュールするスケジューリングエンティティとして機能し得る。他の例では、必ずしも基地局からのスケジューリングまたは制御情報に依拠することなく、サイドリンク信号がUE間で使用され得る。たとえば、UE138は、UE140および142と通信するように図示される。いくつかの例では、UE138は、スケジューリングエンティティまたはプライマリサイドリンクデバイスとして機能しており、UE140および142は、被スケジューリングエンティティまたは非プライマリ(たとえば、セカンダリ)サイドリンクデバイスとして機能し得る。さらに別の例では、UEは、デバイス間(D2D:device-to-device)ネットワーク、ピアツーピア(P2P)ネットワーク、もしくは車両間(V2V:vehicle-to-vehicle)ネットワークにおいて、かつ/またはメッシュネットワークにおいて、スケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワーク例では、UE140および142は、スケジューリングエンティティ138と通信することに加えて、随意に互いに直接通信し得る。
したがって、時間周波数リソースへのスケジュール型アクセスを伴い、セルラー構成、P2P構成、またはメッシュ構成を有するワイヤレス通信ネットワークにおいて、スケジューリングエンティティおよび1つまたは複数の被スケジューリングエンティティは、スケジュールされたリソースを利用して通信し得る。次に図2を参照すると、ブロック図は、スケジューリングエンティティ202および複数の被スケジューリングエンティティ204(たとえば、204aおよび204b)を示す。ここで、スケジューリングエンティティ202は、基地局110、112、114、および/または118に相当し得る。追加の例では、スケジューリングエンティティ202は、UE138、クワッドコプター120、または無線アクセスネットワーク100の中の任意の他の好適なノードに相当し得る。同様に、様々な例では、被スケジューリングエンティティ204は、UE122、124、126、128、130、132、134、136、138、140、および142、または無線アクセスネットワーク100の中の任意の他の好適なノードに相当し得る。
図2に示すように、スケジューリングエンティティ202は、トラフィック206を1つまたは複数の被スケジューリングエンティティ204へブロードキャストし得る(トラフィックはダウンリンクトラフィックと呼ばれることがある)。本開示のいくつかの態様によれば、ダウンリンクという用語は、スケジューリングエンティティ202において発信するポイントツーマルチポイント送信を指すことがある。概して、スケジューリングエンティティ202は、ダウンリンク送信、およびいくつかの例では、1つまたは複数の被スケジューリングエンティティからスケジューリングエンティティ202へのアップリンクトラフィック210を含む、ワイヤレス通信ネットワークの中のトラフィックをスケジュールすることを担当するノードまたはデバイスである。システムを表すための別の方法は、ブロードキャストチャネル多重化という用語を使用することであり得る。本開示の態様によれば、アップリンクという用語は、被スケジューリングエンティティ204において発信するポイントツーポイント送信を指すことがある。概して、被スケジューリングエンティティ204は、限定はしないが、スケジューリング許可、同期もしくはタイミング情報、または他の制御情報を含む、スケジューリング制御情報をスケジューリングエンティティ202などのワイヤレス通信ネットワークの中の別のエンティティから受信する、ノードまたはデバイスである。
スケジューリングエンティティ202は、PBCH、PSS、SSS、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)、物理ハイブリッド自動再送要求(HARQ)インジケータチャネル(PHICH:physical HARQ indicator channel)、および/または物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)などの、1つまたは複数の制御チャネルを含む制御情報208を、1つまたは複数の被スケジューリングエンティティ204へブロードキャストし得る。PHICHは、肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)などのHARQフィードバック送信を搬送する。HARQは、当業者によく知られている技法であり、パケット送信は、正確さを求めて受信側においてチェックされてよく、確認された場合にはACKが送信されてよく、確認されなかった場合にはNACKが送信されてよい。NACKに応答して、送信デバイスはHARQ再送信を送ってよく、HARQ再送信は、チェース合成、インクリメンタル冗長などを実施し得る。
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)などの1つまたは複数のトラフィックチャネル(および、いくつかの例ではシステム情報ブロック(SIB:system information block))を含む、アップリンクトラフィック210および/またはダウンリンクトラフィック206が、追加として、スケジューリングエンティティ202と被スケジューリングエンティティ204との間で送信され得る。制御情報およびトラフィック情報の送信は、キャリアを好適な送信時間区間(TTI:transmission time interval)に時間的に再分割することによって編成され得る。
さらに、被スケジューリングエンティティ204は、1つまたは複数のアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御情報212を、スケジューリングエンティティ202へ送信し得る。アップリンク制御情報は、パイロット、基準信号、およびアップリンクトラフィック送信を復号することを可能にするかまたは支援するように構成された情報を含む、様々なパケットタイプおよびカテゴリーを含み得る。いくつかの例では、制御情報212は、スケジューリング要求(SR:scheduling request)、すなわち、スケジューリングエンティティ202がアップリンク送信をスケジュールするための要求を含み得る。ここで、制御チャネル212上で送信されたSRに応答して、スケジューリングエンティティ202は、アップリンクパケット送信のためのTTIをスケジュールし得るダウンリンク制御情報208を送信し得る。追加の例では、制御チャネル212上のアップリンク制御情報は、受信されたダウンリンクデータに対応するフィードバック情報(たとえば、HARQフィードバック)を含んでよい。
アップリンク送信およびダウンリンク送信は、一般に、好適な誤り訂正ブロック符号を利用し得る。典型的なブロック符号では、情報メッセージまたは情報シーケンスがブロックに分割され、送信デバイスにおけるエンコーダが、次いで、数学的に冗長性を情報メッセージに加える。符号化された情報メッセージにおけるこの冗長性の活用は、メッセージの信頼性を改善することができ、雑音に起因して発生することがある任意のビット誤りに対する訂正を可能にする。誤り訂正符号のいくつかの例は、ハミング符号、Bose-Chaudhuri-Hocquenghem(BCH)符号、ターボ符号、低密度パリティ検査(LDPC)符号、およびポーラ符号を含む。スケジューリングエンティティ202および被スケジューリングエンティティ204の様々な実装形態は、ワイヤレス通信用のこれらの誤り訂正符号のうちのいずれか1つまたは複数を利用するための、好適なハードウェアおよび能力(たとえば、エンコーダおよび/またはデコーダ)を含み得る。
いくつかの例では、第1の被スケジューリングエンティティ204aや第2の被スケジューリングエンティティ204bなどの被スケジューリングエンティティは、直接D2D通信のためにサイドリンク信号を利用し得る。サイドリンク信号は、サイドリンクトラフィック214およびサイドリンク制御216を含み得る。サイドリンク制御情報216は、送信要求(RTS)チャネルおよび送信可(CTS)チャネルを含み得る。RTSは、被スケジューリングエンティティ204が、サイドリンク信号のために利用可能なサイドリンクチャネルを保持すべき持続時間を要求することを実現し得、CTSは、被スケジューリングエンティティ204が、たとえば、要求された持続時間にわたって、サイドリンクチャネルの利用可能性を示すことを実現し得る。RTS信号およびCTS信号の交換(たとえば、ハンドシェイク)は、異なる被スケジューリングエンティティが、サイドリンクトラフィック情報214の通信の前にサイドリンクチャネルの利用可能性を折衝するためのサイドリンク通信を実行することを可能にし得る。
図2に示すチャネルまたはキャリアは、必ずしもスケジューリングエンティティ202と被スケジューリングエンティティ204との間で利用され得るチャネルまたはキャリアのすべてであるとは限らず、図示したものに加えて、他のトラフィックチャネル、制御チャネル、およびフィードバックチャネルなどの他のチャネルまたはキャリアが利用され得ることを、当業者は認識されよう。
スケジューリングエンティティ
図3は、処理システム314を採用するスケジューリングエンティティ300のためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。たとえば、スケジューリングエンティティ300は、図1に示すようなユーザ機器(UE)であってよい。別の例では、スケジューリングエンティティ300は、図1に示すような基地局であってよい。
スケジューリングエンティティ300は、1つまたは複数のプロセッサ304を含む処理システム314を用いて実装され得る。プロセッサ304の例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアを含む。様々な例では、スケジューリングエンティティ300は、本明細書で説明する機能のうちのいずれか1つまたは複数を実行するように構成され得る。すなわち、プロセッサ304は、スケジューリングエンティティ300の中で利用されるとき、以下で説明し図9~図15に示すプロセスおよびプロシージャのうちのいずれか1つまたは複数を実施するために使用され得る。
この例では、処理システム314は、バス302によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス302は、処理システム314の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでよい。バス302は、1つまたは複数のプロセッサ(プロセッサ304によって概略的に表される)、メモリ305、およびコンピュータ可読媒体(コンピュータ可読媒体306によって概略的に表される)を含む、様々な回路を一緒に通信可能に結合する。バス302はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をリンクし得、それらは当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上説明しない。バスインターフェース308は、バス302とトランシーバ310との間のインターフェースを提供する。トランシーバ310は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース312(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティック)も設けられてよい。
プロセッサ304は、バス302を管理すること、およびコンピュータ可読媒体306に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ304によって実行されたとき、任意の特定の装置のために、以下で説明する様々な機能を処理システム314に実行させる。コンピュータ可読媒体306およびメモリ305はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ304によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサ304は、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるのか、それともそれ以外で呼ばれるのかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、コンピュータ実行可能コードなどを意味するものと広く解釈されなければならない。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体306に常駐してよい。コンピュータ可読媒体306は、非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバルディスク、ならびにコンピュータによってアクセスされ得るとともに読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含む。コンピュータ可読媒体はまた、例として、搬送波、伝送線路、ならびにコンピュータによってアクセスされ得るとともに読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の好適な媒体を含んでよい。コンピュータ可読媒体306は、処理システム314の中に存在してよく、処理システム314の外部に存在してよく、または処理システム314を含む複数のエンティティにわたって分散されてもよい。コンピュータ可読媒体306は、コンピュータプログラム製品の中で具現化されてよい。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中のコンピュータ可読媒体を含んでよい。特定の適用例および全体的なシステムに課される全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される説明する機能がどのように最良に実施されるのかを、当業者は認識されよう。
被スケジューリングエンティティ
図4は、処理システム414を採用する例示的な被スケジューリングエンティティ400のためのハードウェア実装形態の一例を示す概念図である。本開示の様々な態様によれば、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサ404を含む処理システム414を用いて実装され得る。たとえば、被スケジューリングエンティティ400は、図1に示すようなユーザ機器(UE)、および/または図2に示すような被スケジューリングエンティティ202であってよい。
処理システム414は、図3に示す処理システム314と実質的に同じであってよく、バスインターフェース408、バス402、メモリ405、プロセッサ404、およびコンピュータ可読記憶媒体406(すなわち、コンピュータ可読媒体、非一時的コンピュータ可読媒体)を含む。さらに、メモリ405は、その用語が本明細書で以下に説明されるような、所定の基準リソースロケーション407を記憶するための空間を含み得る。さらに、被スケジューリングエンティティ400は、図3において上記で説明したものと実質的に類似のユーザインターフェース412およびトランシーバ410を含み得る。すなわち、プロセッサ404は、被スケジューリングエンティティ400の中で利用されるとき、以下で説明し図9~図15に示すプロセスのうちのいずれか1つまたは複数を実施するために使用され得る。
本開示のいくつかの態様では、プロセッサ404は、たとえば、所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することを含む、様々な機能のために構成された制御サブバンド決定回路構成440を含み得る。プロセッサ404は、たとえば、ULデータ用および/またはDLデータ用のシステム帯域幅を決定することを含む、様々な機能のために構成されたシステム帯域幅決定回路構成442をさらに含み得る。
1つまたは複数の例では、コンピュータ可読記憶媒体406は、たとえば、所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することを含む、様々な機能のために構成された制御サブバンド決定命令452を含み得る。たとえば、制御サブバンド決定命令452は、たとえば、図13のブロック1302~1310を含む、図9~図15に関して本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。コンピュータ可読記憶媒体406は、たとえば、ULデータ用および/またはDLデータ用のシステム帯域幅を決定することを含む、様々な機能のために構成されたシステム帯域幅決定命令454をさらに含み得る。たとえば、システム帯域幅決定命令454は、たとえば、図14のブロック1402~1408を含む、図9~図15に関して本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
スロット構造
本開示の一態様に従って構成されたキャリアは、複数のスロット構造のいずれかをサポートし得る。たとえば、図5は、ダウンリンク(DL)セントリックスロット502およびアップリンク(UL)セントリックスロット504を含む、本開示のいくつかの態様によるTDDキャリア上で搬送され得る2つの例示的なスロットの概略図である。
DLセントリックスロット502では、スロットの大部分(または、いくつかの例では、かなりの部分)は、DLデータを含む。図示の例は、DL制御領域506と、それに続くDLデータ領域508とを示す。DL制御領域506は、1つまたは複数のDL制御チャネル上でDL制御情報を搬送し得る。DLデータ領域508は、時々、DLセントリックスロット502のペイロードと呼ばれることがある。DLデータ領域508は、1つまたは複数のDLデータチャネル(たとえば、共有チャネル)上でDLデータ情報を搬送し得る。
図5に示すように、DLデータ領域508の末尾は、UL制御領域510の冒頭から時間的に分離され得る。この時間分離は、時々、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の好適な用語で呼ばれることがある。ギャップは、ガード期間を表す文字「GP」を用いて識別される領域によって図5において識別される。この分離は、DL通信(たとえば、被スケジューリングエンティティ(たとえば、UE)による受信)からUL通信(たとえば、被スケジューリングエンティティ(たとえば、UE)による送信)への切替えのための時間を与える。好適なガード期間の後、図示の例はUL制御領域510を含む。UL制御領域510は、時々、ULバースト、共通ULバースト、および/または様々な他の好適な用語で呼ばれることがある。UL制御領域510は、1つまたは複数のUL制御チャネル上でUL制御情報を搬送し得る。
しかしながら、このことは、DLセントリックスロット502に対する1つの例示的な構成にすぎない。他の構成は、DL制御領域506およびDLデータ領域508だけに限定されてよく、任意の好適な数の切替え点(たとえば、DLからULへの切替え、またはULからDLへの切替え)を含んでよい。すなわち、特定の制御領域またはデータ領域がスロット内の単一の領域であること、あるいは領域が、図において提供されるシーケンスを呈することは必要でない。任意の数のそれぞれの領域が、任意の好適なシーケンスの中に現れてよい。その上、それぞれの領域の各々の中の持続時間すなわちシンボル数、またはガード期間が、図5に示す構成に限定されるのではなく、各制御区間およびデータ区間は、スロットの任意の好適な部分を取ってよく、いくつかの例では、領域のうちの1つまたは複数が特定のスロットから省かれてよい。さらに、それぞれの領域の各々のサイズは経時的に変動してよいが、構成の総数および構成がどれくらい頻繁に変更されるのかは、それらの変更に対するシグナリングの潜在的なオーバーヘッド影響を低減するように制限されることが望まれる場合がある。
ULセントリックスロット504では、スロットの大部分(または、いくつかの例では、かなりの部分)は、ULデータを含む。図示の例は、DL制御領域507と、それに続くガード期間とを示す。DL制御領域507は、1つまたは複数のDL制御チャネル上でDL制御情報を搬送し得る。上記で説明したように、ガード期間は、DL通信からUL通信への切換えを実現し得る。
好適なガード期間の後、図示の例はULデータ領域512を含む。ULデータ領域512は、時々、ULセントリックスロット504のペイロードと呼ばれることがある。ULデータ領域512は、1つまたは複数のULデータチャネル(たとえば、共有チャネル)上でULデータ情報を搬送し得る。ULデータ領域512の後、図示の例は、上記で説明したように、UL制御領域511、ULバースト、共通ULバーストなどを含む。
しかしながら、このことは、ULセントリックスロット504に対する1つの例示的な構成にすぎない。他の構成は、DL制御領域およびULデータ領域512だけに限定されてよく、任意の好適な数の切替え点(たとえば、DLからULへの切替え、またはULからDLへの切替え)を含んでよい。すなわち、特定の制御領域またはデータ領域がスロット内の単一の領域であること、あるいは領域が、図において提供されるシーケンスを呈することは必要でない。任意の数のそれぞれの領域が、任意の好適なシーケンスの中に現れてよい。その上、それぞれの領域の各々の中の持続時間すなわちシンボル数、またはガード期間が、図5に示す構成に限定されるのではなく、各制御区間およびデータ区間は、スロットの任意の好適な部分を取ってよく、いくつかの例では、領域のうちの1つまたは複数が特定のスロットから省かれてよい。さらに、それぞれの領域の各々のサイズは経時的に変動してよいが、構成の総数および構成がどれくらい頻繁に変更されるのかは、それらの変更に対するシグナリングの潜在的なオーバーヘッド影響を低減するように制限されることが望まれる場合がある。
図示の例では、DLセントリックスロット502とULセントリックスロット504の両方が、スロットの冒頭においてDL制御領域506を、またスロットの末尾においてUL制御領域510を含むことに留意されたい。すべてのスロットの中に共通ULおよびDL制御領域を有するこの構成は、いかなる特定の実装形態においても使用されることは必須ではないが、この実装形態は低レイテンシを実現することができる。すなわち、デバイスが、一般に、高優先度パケットを送信または受信するための機会を待つレイテンシの拡張期間を有する必要がないように、そのようなスロット構造は、すべてのスロットがUL方向とDL方向の両方においてパケットのための機会を含み得ることを保証することができる。
限定された制御リソースグリッド
上記の例示的なスロットでは、それぞれの制御領域およびデータ領域は時間領域のみにおいて互いから分離され、各領域はスロットの帯域幅全体を占有する。しかしながら、任意の所与のスロットにおいて、このことは必ずしも事実であるとは限らず、制御領域およびデータ領域は、周波数領域において同様に多重化され得る。
たとえば、本開示の一態様によれば、制御チャネルのセットを含む制御チャネル用または制御領域用の帯域幅は制限されてよく、キャリアに対するシステム帯域幅全体ほど広がらなくてよい。追加として、図5における上記の例と同様に(必ずしも常に事実であるとは限らないが)、制御領域は、シンボルの制限されたセットを占有してよく、すなわち、キャリアのすべての時間領域再分割よりも小さく占有してよい。以下でさらに詳細に説明するように、これらのような好適な制限を制御領域に課することは、制御チャネルのより効率的な監視を可能にすることができ、ワイヤレス通信技術の規格および能力が発展し続けるにつれて、デバイスに対する前方互換性を提供することもできる。
図6は、本開示のいくつかの態様による0.5msスロット600構造の概略図である。スロットは、例示のためにDLセントリックスロットであってよい。スロットは、制御領域602、DLデータ領域608、ガード期間(GP:guard period)として指定される領域、およびUL制御領域610を有し得、UL制御領域610は、GPによってDLデータ領域608から分離される。図示したように、本開示のいくつかの態様に従って構造化されたスロットでは、実際のシステム帯域幅にかかわらず、制御領域602用の周波数帯域幅は制限されてよく、または全システム帯域幅よりも小さくてよい。たとえば、図6は一定の縮尺で描かれていないが、80MHzシステム帯域幅内で、10MHz帯域幅が制御領域のために使用されてよいことが理解され得る。別の例では、20MHzシステム帯域幅内で、5MHz帯域幅が制御領域のために使用されてよい。
いくつかの例では、1つまたは複数の制御チャネルは、スロットの最初のシンボルのみを占有し得る。この制限が制御チャネルに適することになる一例は、スロットの後続のシンボルに対応するスロット構造インジケーションを提供するチャネルであることになる。
いくつかの例では、1つまたは複数の制御チャネルは、図示したスロット600の最初の2つのシンボルにわたる、図6における制御領域602などの複数のシンボルを占有し得る。
さらに他の例では、1つまたは複数の制御チャネル604が、スロットのデータ領域608内に存在し得る。すなわち、本開示内では、「制御領域」および「データ領域」という用語は、必ずしもそれぞれの領域が制御チャネルまたはデータチャネルを排他的に搬送することを暗示するとは限らない。むしろ、いくつかの例では、制御領域が1つまたは複数のデータシンボルまたはデータチャネルを搬送することがあり、データ領域が1つまたは複数の制御シンボルまたは制御チャネルを搬送することがある。概して、制御領域は、主に制御チャネルを搬送し、データ領域は、主にデータチャネルを搬送する。
したがって、図6をもう一度参照すると、制御チャネル604がスロット600のデータ領域608内に図示され、図示の例におけるデータ領域608内の制御チャネルは、システム帯域幅全体ほど広がらない。図示したように、制御領域が、データ領域の中で搬送される制御チャネルと同じ帯域幅を有することは必要でなく、特定の実装形態において任意の好適な帯域幅が利用されてよい。
データ領域がこれらのような制御チャネルを含むことが適し得る一例は、特に超高信頼低レイテンシ通信(URLLC:ultra-reliable low latency communication)にとって、データ送信をスケジュールすることであり得る。すなわち、スロットの冒頭における制御領域602は、データ領域608の中でのデータ送信用のスケジューリング情報を搬送し得るが、後続するスロットの冒頭における制御領域の中にスケジュールされ得るまで待つ必要なしにURLLCパケットが直ちに送信される必要があることが起こる場合がある。したがって、データ領域608内の制御チャネル604は、URLLCパケットを搬送するためのデータ領域608内での許可修正またはリソースの再割当てを搬送し得る。
前方互換性/URLLC検討
制御チャネルによって占有されるリソースにそのような制限(たとえば、帯域幅制約)を課することは、その全帯域幅とともに動作することができないレガシーデバイスまたは安価なデバイスによってさえ、極めて広い帯域幅のアクセスネットワークにおける動作を実現することができる。すなわち、これらのデバイスは、全システム帯域幅の一部分における通信を可能にするための好適な制御情報を取得するために、比較的狭い帯域幅内で制御情報をシークすることを可能にされ得る。
しかしながら、スロット構造に対する別の懸念は、スロット構造がレガシーデバイスに対するそのようなサポートを提供するだけでなく、将来の規格に従って後で動作することがある、まだ設計されていないかまたは企図さえされていない将来のデバイスによって潜在的に使用され得ることである。この点について、本開示の別の態様によれば、スロット構造は、追加として、異なるヌメロロジーもしくはヌメロロジーの組合せ、および/または(たとえば、URLLCパケットを利用する)高優先度サービスのためのリソース予約に対する潜在的な必要をサポートし得る。たとえば、本開示は、概して、0.5msとしてのスロット持続時間について説明するが、将来のスロットまたはURLLC持続時間は、もっと短く、たとえば、0.25msであってよい。
この目的で、スロットの構造は、1つまたは複数の予約領域または未指定領域を含むように設計または構成されてよい。予約領域または未指定領域は、全機能ワイヤレス通信システムが、それらの予約領域または未占有領域に対応し得るいかなる信号も無視するデバイスと動作し得るような、制御情報またはデータ情報によって占有されていない1つまたは複数のリソース要素(RE)を含むスロット内の領域であってよい。このようにして、それらの領域を無視するように以前に構成されたデバイスによる通信に必ずしも影響を及ぼすことなく、将来の拡張または変更が実施されてよく、これらの予約領域に割り当てられてよい。いくつかの例では、これらの予約領域は、時間次元および周波数次元を有する2次元であってよい。すなわち、予約領域は、1つまたは複数のシンボルのうちの任意の好適な個数としての持続時間、および1つまたは複数のサブバンドのうちの任意の好適な個数としての帯域幅を有してよい。
いくつかの例では、そのようなギャップまたはガード期間は、DL許可とその対応するDLデータとの間に配置され得る。いくつかの例では、ギャップ、予約領域、または未占有領域は、シンボル内またはシンボルのセット内の未指定周波数領域またはガードバンドと見なされてよい。
いくつかの例では、送信の方向における複数の反転/切替えを可能にするために、スロット内の複数のガード期間が設けられてよい。
図7は、異なるヌメロロジーおよび予約領域に対するサポートを含む、本開示のいくつかの態様に従って構成された例示的な0.5msスロット700の概略図である。スロット700に図示したように、様々な制御領域およびデータ領域の構成は、0.5msスロットがまた、2つの0.25msスロットとして動作し得るようなものである。加えて、スロット700の様々な部分がガード期間(GP)として図示される。この図では、いくつかのガード期間はシステム帯域幅全体を占有するが、他のガード期間は全システム帯域幅の一部分しか占有せず、他の予約済みREと同じシンボル内で使用可能なリソース要素(RE)を提供する。
さらに、この図では、最初の0.25ms「スロット」(以下でハーフスロットと呼ばれる)は、そのハーフスロット内の様々なリソースの潜在的な将来の占有を示すように拡張される。図示したように、初期スロットにおいてガード期間またはガードバンドであったいくつかの領域は、新たなUEまたは後の規格もしくは構成に従って構成されるデバイスによって利用される、URLLCパケットおよび/またはデータパケットもしくは制御パケットで満たされてよい。その上、図示したように、URLLCパケットおよび/または新たなUE用のパケットは、もっと短いシンボル持続時間を有するような、初期スロットのパケットとは異なるヌメロロジーを利用し得る。すなわち、2つのURLLCシンボルが、初期スロットの中の単一シンボルとしての持続時間内で搬送され得る。
LTEにおける帯域幅インジケーション
上記の説明は、比較的に一般的であり、いかなる特定の通信規格への特定の言及も伴わなかった。本開示内で提示する概念の新規性および進歩性をさらに示すために、当技術分野で知られておりLTE規格内で実施されるいくつかの関連する概念の説明が以下に記載される。
LTEネットワークを参照すると、ワイヤレス通信は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)を利用し得る。LTE通信のいくつかの態様の以下の説明は、FDD展開とTDD展開の両方に適用される。
いくつかのLTE DLチャネルが図8に示される。この図では、上部において、10ms無線フレーム802が10個の1msサブフレームに再分割されるように示される。各サブフレームは、2つの0.5msスロット(図示せず)にさらに再分割される。サブフレーム0 804は、時間次元および周波数次元において追加の詳細を示すように拡張される。すなわち、説明のために、図8は、本開示のいくつかの態様による、特定の無線フレーム802のサブフレーム0 804の中で搬送され得るチャネルのうちのいくつかを示す。これらが所与のサブフレームの中で搬送され得るチャネルのすべてであるとは限らず、説明する以下のチャネルのすべてが、常にそのようなサブフレームの中に現れることになることが必要であるとは限らないことを理解されたい。
時間次元を表す水平方向において、サブフレームはいくつかのOFDMシンボルに再分割され、サブフレーム当りのOFDMシンボルの厳密な個数は、シンボルの構成に基づいてある程度まで変動することができる。垂直方向は周波数次元を表す。LTEでは、周波数次元は、1つのサブキャリアと1つのOFDMシンボルとの交差が1つのリソース要素(RE)を与えるような直交サブキャリアに再分割される。REはリソースブロック(RB)にグループ化され、ここで、各RBは12個のサブキャリア(180KHz)および1つのスロットを含む。
システム帯域幅は、6個のRBから100個のRBまでにわたることができる。この図は、例示的なキャリアに対するシステム帯域幅全体を示し、ここで、所与のキャリアは、6個のRBよりも広いシステム帯域幅を有する。
図示したサブフレーム0 804は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)806を含む。PBCH806は、4つのフレームごとに繰り返すとともにDL送信帯域幅全体、PHICH構成、およびシステムフレーム番号(SFN:system frame number)に関係する情報を含む、マスタ情報ブロック(MIB:master information block)を搬送する。今日の規格によるLTEネットワークでは、システム帯域幅は、6個、15個、25個、50個、75個、または100個のRBであり得る。
図示したサブフレーム0 804は、プライマリ同期チャネル(P-SCH:primary synchronization channel)上で搬送されるプライマリ同期信号(PSS)808、およびセカンダリ同期チャネル(S-SCH:secondary synchronization channel)上で搬送されるセカンダリ同期信号(SSS)810をさらに含む。PSS808およびSSS810は、キャリア周波数およびOFDMシンボル、サブフレーム、ならびにフレームタイミングの決定を含む、周波数およびタイミング捕捉を実現する。PSS808およびSSS810は、常にフレームのサブフレーム0および5の中に現れ、PBCH806は、常にフレームのサブフレーム0の中に現れる。PSS808、SSS810、およびPBCH806の各々は、チャネル帯域幅の中間の6個のRB(すなわち、1.08MHz)の中に現れる。
図示したサブフレームは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)812をさらに含む。PDCCH812は、UL/DLリソース割当てまたは許可、送信電力制御(TPC)コマンド、およびページングインジケータを搬送する。PDCCH812は、通常、サブフレーム当り1~4個のOFDMシンボルを占有し、その個数は物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)814上で搬送される。
図示したサブフレームは、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)814をさらに含む。PCFICH814は、PDCCHの送信のために使用されるべきOFDMシンボルの個数を示す制御フォーマットインジケータ(CFI:control format indicator)を搬送する。PCFICH814は、サブフレームの最初のOFDMシンボルの中で搬送される。
図示したサブフレームは、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)816をさらに含む。PHICH816は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)818上でのUEからのUL送信に応答してACK/NACKフィードバックを送信するために使用される。PHICH816は、最初のOFDMシンボル上で、またはいくつかの例では2個もしくは3個のOFDMシンボルを介して搬送され得る。
システム帯域幅の中心において6個のRB帯域幅に制限されるPSS808、SSS810、およびPBCH806とは異なり、PCFICH814、PHICH816、およびPDCCH812は、LTEにおけるシステム帯域幅全体に基づいて設計されている。
図示したサブフレームは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)818をさらに含む。PDSCH818は、複数のユーザ間で共有され得るリソースを有するデータ情報を搬送する。図示しないが、PDSCH818は、1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)820をさらに含んでよい。SIB820は、様々なシステム情報を搬送する。SIBタイプ1(SIB1)は、8個のフレームごとに繰り返され、来つつある他のSIB用のスケジューリング情報ならびにULシステム帯域幅などの様々な情報を含む。LTEでは、ULシステム帯域幅は、DLシステム帯域幅とは異なり得る。概して、SIB(SIB1、SIB2など)は、PDSCH818内のDLシステム帯域幅の中のどこにでもスケジュールされ得る。
制御チャネルを搬送するサブキャリアのセットの決定
3GPPは、最近、LTEの後継として、次世代ワイヤレス通信ネットワークの規格化のためのプロセスを開始している。本開示では、この後継技術は、等価的に第5世代(5G)またはニューラジオ(NR)ネットワークと呼ばれることがある。しかしながら、本開示で説明する発明は、NRネットワークのみに適用されるものではない。本明細書ではNR技術の進行中の開発に対応する様式で以下に具体例が提供されるが、これらの例が本発明の一般的な概要および態様の説明を助けるために提供されるにすぎないことを理解されたい。
上記で説明したようなLTEネットワークにおいてPSS、SSS、およびPBCHのロケーションに課された制約とは異なり、NRネットワークでは、これらのようなチャネルは、必ずしもシステム帯域幅の中心に配置され得るとは限らず、広い帯域幅(たとえば、5MHzまたは任意の他の好適な帯域幅ほど広い)を占有し得る。事実上、PSS/SSS/PBCHを搬送する特定の帯域幅は、いくつかの例ではセル固有(すなわち、概して、あるセルから別のセルまでで異なる)、またはゾーン固有(各ゾーンがセルのセットとして規定される)であってよい。加えて、NRネットワークでは、LTEネットワークとは異なり、PCFICHやPDCCHなどの制御チャネルは、システム帯域幅全体よりも小さく占有する狭帯域チャネルであるものと予想される。
LTEでは、PBCHはシステム帯域幅を示す。LTEにおける制御帯域幅はシステム帯域幅と同じであるので、制御チャネル用の構成は、PBCHを復号すると直ちにUEに知られ得る。次いで、UEは、SIB送信におけるさらなるシステム情報を求めて制御チャネルを監視することができる。対照的に、NRでは、制御チャネルが複数のサブバンドの形態で存在することがあり、その結果、UEは、制御サブバンドのうちの1つからのSIBメッセージにアクセスするために、PSS/SSS/PBCH復号の後、その制御サブバンドロケーション/構成/帯域幅を導出する。
2つ以上の制御サブバンドがあり得ること、および各制御サブバンドが共通またはUE固有のいずれかであり得ることに留意されたい。共通サブバンドは、すべてのUE(または、少なくともUEのグループ)に共通である、ページング/SIB情報などのいくつかのブロードキャスト情報を得るために、すべてのUE(または、少なくともUEのグループ)によって監視され得る。一方、UE固有サブバンドは、限定された数のUEのみをサービスするようにビームフォーミングされ得る。したがって、UE固有サブバンドは、UE固有制御情報しか搬送しなくてよい。本開示は、UEがシステム帯域幅、スロット構成などのより多くの制御情報をそこから導出できる、UEが共通制御サブバンドの構成/帯域幅/割振りを取得するためのいくつかの方法を提供する。
したがって、本開示のいくつかの態様は、(たとえば、その1つまたは複数のサブバンドがこれらの狭帯域制御チャネルを搬送する)PCFICH、PHICH、およびPDCCHなどの、いくつかの狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドのセットの制御および協調を実現する。本開示で使用するとき、サブバンドまたはサブキャリアは、OFDMエアインターフェースに対応する離散周波数単位である。
いくつかの例では、これらの狭帯域制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、1つまたは複数のサブバンドのセットなどの好適な所定の基準リソースロケーション(たとえば、エアインターフェースにおけるリソースのロケーション)に基づいてよい。これらの制御チャネルの実際の帯域幅(すなわち、制御チャネルの中のサブバンドの個数、または制御チャネルの周波数範囲)は、任意の好適な値、たとえば、5/10/20MHzであってよい。
たとえば、所定の基準リソースロケーション、または基準サブバンドは、PSS、SSS、およびPBCHが配置されるサブバンドであってよい。デバイスは、これらのチャネルを搬送するサブバンドのセットについての情報を用いて事前構成されてよく、したがって、狭帯域制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドを決定するために、一貫した参照を行い得る。
一例では、狭帯域制御チャネルは、所定の基準リソースロケーションとしてのサブバンドのセット(たとえば、PSS、SSS、およびPBCHを搬送するサブバンドのセット)と同じサブバンドを占有し得る。この例では、割振りがPSS、SSS、およびPBCH信号の割振りと同じであるようにすでに固定されているので、共通制御サブバンドに対する割振りを示す必要がない。しかしながら、この例は、サブバンドの同じセットを共有するようにこれらのチャネルのすべてを強制することになるので、サブバンドのそのセット内のリソースは混雑することがある。図9は、狭帯域制御チャネル902が所定の基準リソースロケーション904としてのサブバンドのセットと同じサブバンドを占有し得る、スロット900の概略図である。図9の図では、すべての狭帯域制御チャネルが所定の基準リソースロケーション904と同じサブバンドを占有するが、いくつかは異なる長さの時間を占有する。図9はまた、例示のために、DLデータ領域908、UL制御領域910、およびガード期間(GP)を示す。DLデータ領域908、UL制御領域910、およびガード期間(GP)は例示的であり、スロット900の一態様を示すように例示のために含められ、データ領域(たとえば、ULデータ領域および/またはDLデータ領域)、制御領域(たとえば、UL制御領域および/またはDL制御領域)、およびGPの他の構成が許容できる。
別の例では、狭帯域制御チャネルは、送信デバイスと受信デバイス(たとえば、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティ)の両方に利用可能かつ知られていることになる1つまたは複数のパラメータに基づいて、デバイスが所定の基準リソースロケーション(たとえば、PSS、SSS、およびPBCHを搬送するサブバンドのセット)から暗黙的に導出し得る、サブバンドのセットを占有し得る。この例では、狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドは、所定の基準リソースロケーション(たとえば、PSS/SSS/PBCHを搬送するサブバンドのセット)からの固定の周波数オフセットに対応し得る。たとえば、狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドは、PSS/SSS/PBCH帯域幅のすぐ隣に、すなわちそれに隣接して配置され得る。
図10は、狭帯域制御チャネル1002を搬送するサブバンドが、所定の基準リソースロケーション1004からの固定の周波数オフセット1003に対応し得る、スロット1000の概略図である。一例では、PBCHは、初期アクセス用の1つの共通制御リソースセットのロケーションを示し得る。本明細書で参照されているサブバンドは、3GPP仕様書に記載されている「初期アクセス用共通制御リソースセット」にマッピングされ得る。共通制御リソースセットのロケーションは、所定の基準リソースロケーションからの固定のオフセットを示すことによって導出され得る。固定の周波数オフセット1003は、所定の基準リソースロケーション1004の上方または下方にあってよく、便宜上、図10における所定の基準リソースロケーション1004の下方に示される。図10において、固定の周波数オフセット1003は矢印によって表され、矢印の長さは固定の周波数オフセット1003に対応する。図10はまた、例示のために、DLデータ領域1008、UL制御領域1010、およびガード期間(GP)を示す。DLデータ領域1008、UL制御領域1010、およびガード期間(GP)は例示的であり、スロット1000の一態様を示すように例示のために含められ、データ領域(たとえば、ULデータ領域および/またはDLデータ領域)、制御領域(たとえば、UL制御領域および/またはDL制御領域)、およびGPの他の構成が許容できる。
さらなる例では、狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドは、PSS/SSS/PBCHを送信するセルまたはゾーンのいくつかのセル固有/ゾーン固有の(物理セル識別子またはPCIなどの)識別情報などの、所与のパラメータの関数として導出され得る。PCIなどのパラメータと狭帯域制御チャネルサブバンドとの間の任意の好適な数学的関係が利用され得る。1つの単純な例は、狭帯域制御チャネルが、所定の基準リソースロケーションに隣接しその上方にあるサブバンド、または所定の基準リソースロケーションに隣接しその下方にあるサブバンドのいずれかを占有し得ることである。この例では、所定の基準リソースロケーションに隣接する上部サブバンドまたは下部サブバンドの間の選択は、PCIが偶数であるのかそれとも奇数であるのかに基づいて行われてよい。狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドを任意の好適な個数のグループに分割するためにPCIが同様に使用されてよく、偶数または奇数のセルIDに基づく2つのグループのみに限定されないことを、当業者は理解されよう。図11は、狭帯域制御チャネル1102を搬送するサブバンドのロケーションが、PSS/SSS/PBCHを送信するセルのいくつかのセル固有/ゾーン固有の(物理セル識別子またはPCIなどの)識別情報の関数1103として導出され得る、スロット1100の概略図である。固定関数1103は、狭帯域制御チャネル1102が周波数領域において所定の基準リソースロケーション1004の上方または下方に配置されることをもたらしてよく、便宜上、図11における所定の基準リソースロケーション1004の下方に示される。図11において、関数1103は、「関数(function)」としての文字「fn」を有する矢印によって表され、矢印の長さは、関数に基づいて計算された周波数オフセットに対応する。図11はまた、例示のために、DLデータ領域1108、UL制御領域1110、およびガード期間(GP)を示す。DLデータ領域1108、UL制御領域1110、およびガード期間(GP)は例示的であり、スロット1100の一態様を示すように例示のために含められ、データ領域(たとえば、ULデータ領域および/またはDLデータ領域)、制御領域(たとえば、UL制御領域および/またはDL制御領域)、およびGPの他の構成が許容できる。
もちろん、上記で与えられたこれらの例は、任意の好適な方法で組み合わせられてよい。さらに、使用すべきオフセットは、これらのチャネルのロケーションが両方のノードに知られ得るように、送信デバイスおよび受信デバイスにとって利用可能であることになる任意のパラメータから導出され得る。
さらに別の例では、狭帯域制御チャネルは、PBCHの中で明示的に示される、所定の基準リソースロケーションとの関係を有するサブバンドのセットを占有し得る。たとえば、PBCHは、狭帯域制御チャネルが、所定の基準リソースロケーションと同じサブバンドのセット、すなわち、所定の基準リソースロケーションのすぐ隣であるがその上部のサブバンド、所定の基準リソースロケーションのすぐ隣であるがその下部のサブバンドなどを占有するかどうかを示す、2ビットを搬送し得る。この例が本質的に例示的であり、任意の好適なビット長を有する、所定の基準リソースロケーションとの関係の任意の好適な明示的インジケータが、PBCH上で搬送され得ることを、当業者は理解されよう。さらなる例では、狭帯域制御チャネルの帯域幅は、PBCHの中で明示的に示されてよい。
もちろん、PSS/SSS/PBCHを搬送するサブバンドのセットは、上記の例において制御サブバンドロケーションアンカーとして働き得る唯一の可能な所定の基準リソースロケーションではない。別の例では、直流(DC)トーンサブバンドが、制御サブバンド用のアンカーを提供するための所定の基準リソースロケーションとして働き得る。ここで、DCトーンは、キャリア周波数に対応する。より詳細には、DCトーンとは、キャリアがベースバンドへダウンコンバートされた後に0Hzにおいて現れる、サブバンドの間のトーンまたはサブバンドである。NRネットワークでは、DCトーンがPBCHの中で示されることが予想される。
異種ネットワークでは、異なるセルが狭帯域制御チャネルに対して異なるロケーションを有する場合、このことは、セル間干渉協調を達成することを可能にすることになる。したがって、狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドのセットのセル固有のロケーション(すなわち、PSS/SSS/PBCHを搬送するサブバンドのセットなどのセル固有の所定の基準リソースロケーションに基づくロケーション)は、そのような異種ネットワークにおいて特に有用であり得る。
図1を参照しながら上記で説明したように、NRアクセスネットワークは、PSS/SSS/PBCHの設計がセル固有ではなくゾーン固有であるULベースのモビリティを利用し得る。これらのULベースモビリティアクセスネットワークでは、物理セルID(PCI:physical cell ID)などのセル固有の情報は、いくつかの他の別個のチャネルを介して運ばれてよい。この場合、狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドのセットはゾーンID固有であり得るが、これらの制御チャネルロケーションがセル固有であることが好ましい場合がある。セル固有の制御チャネルロケーションの導出のために、狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドのセットは、PCIなどのセル固有の情報、ゾーン固有の情報、またはセル固有の情報とゾーン固有の情報との組合せに基づくことができる。たとえば、PBCHがゾーン固有である場合、PBCHの中で狭帯域制御チャネルを搬送するサブバンドのセットのインジケーションは、セルに対するセル固有の制御サブバンド情報を導出するためにPCIとさらに組み合わせられ得る。
システム帯域幅の決定
上記で説明したように、LTEネットワークでは、PBCHは、DL送信帯域幅(DLシステム帯域幅)全体を提供するMIBを搬送する。しかしながら、本開示の一態様によれば、NRネットワークは、UL送信とDL送信の両方のためのシステム帯域幅を決定するためのアルゴリズムを提供するように、制御チャネルを搬送するサブバンドを決定するための上記で説明したアルゴリズムにおいて拡張し得る。
すなわち、狭帯域制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを識別するための上記で説明したアルゴリズムによって、受信デバイスは、PDCCH上で搬送される制御情報を受信および復号することを可能にされ得る。ここで、PDCCHは様々な情報を搬送し得、そうした情報は、(i)SIB送信がオンデマンドである場合には、デバイスがイベントトリガ型SIB送信を含む応答をトリガするためにランダムアクセス送信において利用できる、いくつかの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)と同様のチャネルのパラメータ、または(ii)SIB送信が周期的である場合にはSIB割振りを含み得る。PRACHパラメータは、一般に、PRACH上でのランダムアクセス送信において利用すべき送信フォーマット、電力などを含み得る。それに応答して受信されるSIB送信は、UL送信およびDL送信のためのシステム帯域幅を規定する情報を含み得る。
上記のアルゴリズムでは、ランダムアクセス送信を用いてシステム帯域幅を要求するデバイス(たとえば、UE)は、その要求を行う時点において、全システム帯域幅についての情報を有しないことがある。しかしながら、(データチャネルPDSCH上で搬送される)その要求に応答するSIB送信は、PSS/SSS/PBCHのために使用されるサブバンド、およびデバイスがこの時点まで使用していた狭帯域制御チャネルの外部の、いくつかの他の周波数ロケーションまたはサブバンドに配置され得る。したがって、本開示の一態様では、SIB用のこの情報を提供するスケジューリング情報は、狭帯域制御チャネル(たとえば、PDCCH)によって提供され得る。もちろん、PDCCH上で搬送される、SIB用のサブバンドを識別するこのスケジューリング情報は、PDSCH内でのSIBのロケーションがPDCCHを搬送する同じサブバンドに限定され得る例では省略されてよい。
図12は、本開示のいくつかの態様による、デバイス(たとえば、UE、被スケジューリングエンティティ)がそれを通じてシステム帯域幅を取得し得る方法1200を示す。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示した特徴が、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されてよく、いくつかの図示した特徴が、すべての実施形態の実装のために必要とされ得るとは限らない。いくつかの例では、方法1200は、図4に示す被スケジューリングエンティティ400によって実行され得る。すなわち、方法1200は、図4に示す被スケジューリングエンティティ400において動作可能であってよい。いくつかの例では、方法1200は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための、任意の好適な装置または手段によって実行され得る。ブロック1202において、デバイスは、基準リソースを識別し得る。たとえば、上記で説明したように、基準リソースロケーションは、PSSやSSSなどの1つまたは複数の同期信号を搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットであってよい。基準リソースロケーションは、追加または代替として、PBCHを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットであってよい。したがって、これらのそれぞれの信号の位置を特定することによって、デバイスは基準リソースを識別し得る。もちろん、基準リソースのロケーションは、所与の実装形態において任意の好適な信号に対応してよい。別の例では、上記で説明したように、基準リソースロケーションはあらかじめ決定されてよく、所定の基準リソースロケーション407が、デバイスのメモリに記憶され得る。ブロック1204において、デバイスは、所定の基準リソースロケーションに基づいて、狭帯域制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドを識別し得る。狭帯域制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドは、所定の基準リソースロケーションからオフセットされてよい。いくつかの例では、オフセットは0であってよい。いくつかの例では、オフセットは固定されてよく、またはあらかじめ決定されてよい。いくつかの例では、オフセットは、上記で説明したように所定の関数ならびにパラメータおよびファクタに基づいて計算されてよい。いくつかの態様では、以下で説明するように、2つのオフセット、すなわち、ダウンリンク狭帯域制御チャネルに対するオフセット、およびアップリンク狭帯域制御チャネルに対するオフセットがあってよい。本開示のいくつかの態様は、以下で説明するように、これらの狭帯域制御チャネルが、経時的に異なるサブバンド上で、たとえば、周波数ホッピングして搬送されることを実現する。本開示のさらなる態様は、以下で説明するように、必ずしも互いに連続または隣接しなくてよい、制御サブバンドの2つ以上のセットをサポートし得るセルを提供する。以下で説明するように、マルチCC例では、また複数制御サブバンド例では、相互サブバンドスケジューリングまたは相互CCスケジューリングをサポートするために、相互制御サブバンドインジケータまたは相互CCインジケータの使用がサポートされ得る。ブロック1206において、デバイスは、狭帯域制御チャネル上で搬送される制御情報を受信および復号(たとえば、PDCCHを受信および復号)し得る。
上記で説明したように、狭帯域制御チャネル上で搬送される制御情報は、UL送信および/またはDL送信のためのシステム帯域幅をデバイスが決定することを可能にするための情報を含み得る。一態様では、SIB送信がオンデマンドである場合、ブロック1208において、デバイスは、デバイスがイベントトリガ型SIB送信を含む応答をトリガするためにランダムアクセス送信において利用できる、いくつかの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と同様のチャネルのパラメータを、たとえば、狭帯域制御チャネル上の制御情報内から取得し得る。ブロック1210において、デバイスは、取得されたパラメータを使用してイベントトリガ型SIB送信をトリガするために、PRACHと同様のチャネルを利用し得る。ブロック1212において、イベントトリガ型SIB送信をトリガしたことに応答して、デバイスはSIB割振りを取得し得る。したがって、SIBを読み取ることによって、デバイスはシステム帯域幅を取得し得る。
別の例では、SIB送信が周期的である場合、ブロック1214において、デバイスは、狭帯域制御チャネル上で搬送される制御情報に基づいてSIB割振りを取得することができる。SIBを読み取ることによって、デバイスはシステム帯域幅を取得し得る。
DL制御サブバンド対UL制御サブバンド
DL制御情報を搬送するサブバンドの決定、ならびにUL通信およびDL通信のための全システム帯域幅の決定に加えて、本開示のさらなる態様は、UL制御情報を搬送するサブバンドの決定を行う。すなわち、いくつかの例では、UL制御情報を搬送するサブバンドは、DL制御情報を搬送するサブバンドから別個に示され得る。DL制御情報を取得するために使用される、図12に示すものなどの同じアルゴリズムが、UL制御情報を取得するために使用され得る。図9~図15に関して説明するアルゴリズムが、ダウンリンク狭帯域制御チャネルの決定とアップリンク狭帯域制御チャネルの決定の両方に適用可能であり、便宜上、ダウンリンク狭帯域制御チャネルの決定を例示することに留意されたい。一例として、DL制御サブバンドはMIBの中で示されてよく、UL制御サブバンドはSIBの中で示されてよい。
別の例では、UL制御サブバンドは、DL制御サブバンドからまたはDL制御サブバンドに基づいて導出され得る。たとえば、FDDキャリアの場合、UL制御サブバンドおよびDL制御サブバンドは、常にDLキャリアとULキャリアとの間のキャリア間隔だけ分離される。TDDキャリアの場合、UL制御サブバンドは、常にDL制御サブバンドと同じサブバンドであり得る。
所与の実装形態では、UL制御サブバンドがDL制御サブバンドと同じ帯域幅を有することは本当である必要がない。すなわち、UL制御チャネルは、DL制御チャネルとは異なる帯域幅を有してよい。
周波数ホッピング
概して、所与のセルのためのDL制御情報および/またはUL制御情報を搬送するサブバンドのサイズおよびロケーションはあらかじめ決定され得る。たとえば、これらの値は、PSS/SSS/PBCHが決定されセルIDが知られていると、繰返し可能に決定され得る。しかしながら、改善されたセル間干渉のために、UL/DL制御情報を搬送するサブバンドのロケーションに、ある程度のランダム化を課すことが望まれる場合がある。図11に示すように、狭帯域制御チャネル1102を搬送するサブバンドのロケーションは、関数1103として導出され得る。したがって、本開示のいくつかの態様は、これらの狭帯域制御チャネルが、経時的に異なるサブバンド上で、たとえば、周波数ホッピングして搬送されることを実現する。たとえば、制御情報を搬送するサブバンドのセットを決定するために所定の基準リソースロケーションを利用した、上記で説明したアルゴリズムを参照すると、所定の基準リソースロケーションに対するオフセット(たとえば、図11において関数1103「fn」を示す矢印によって示される)は、システムフレーム番号(SFN)インデックスの関数として決定され得る。ここで、SFNは、PBCH上で搬送される情報から知られる。このようにして、制御サブバンドは、異なるSFN値に基づいて、経時的にある周波数から別の周波数まで繰返し可能かつ予測可能にホッピングし得る。図9~図15に関して説明するアルゴリズムが、所定の基準リソースロケーションからの、周波数の中で固定されるかまたはあらかじめ定義されたオフセットと、所定の基準リソースロケーションからの周波数ホッピングされたオフセットの両方に適用可能であることに留意されたい。
もちろん、この周波数ホッピングアルゴリズムはSFNインデックスの使用のみに限定されず、経時的に予測可能に変動する任意の好適なパラメータが、所定の基準リソースロケーションに対するオフセットを決定してUL/DL制御情報を搬送するサブバンドのセットを決定するために利用されてよい。
さらなる例では、所定の基準リソースロケーションに対するオフセットは、セル固有またはゾーン固有の(PCIなどの)情報要素とSFNまたはTTIインデックスなどの時間変動パラメータとのジョイント関数として決定され得る。この関数および他の関数は、図11において関数1103「fn」を示す矢印によって例示され得る。
いくつかの例では、このサブバンド周波数ホッピングは、制御情報がシステム帯域幅全体の中の任意のサブバンド上で搬送される原因となるオフセットをもたらすことを可能にされ得る。しかしながら、他の例では、キャリアのサブバンドのセットの限定されたサブセットが、周波数ホッピングのために設けられてよい。
さらなる例では、上記で説明したような周波数ホッピングは、必ずしも2つ以上のCCを利用するネットワークの中の単一コンポーネントキャリア(CC)に限定され得るとは限らない。すなわち、周波数ホッピングアルゴリズムは、制御情報を搬送するサブバンドが、経時的に異なるCCにわたって現れることを可能にし得る。このマルチCC周波数ホッピングは、CCが小さいシステム帯域幅しか有しないときに特に有用であり得る。そのようなマルチCC周波数ホッピングを可能にするために、受信デバイスまたはUEは、最初に第1のCC上の制御サブバンドを求めて監視してよく、その後、UEは第2のCC上の制御サブバンドを求めて監視してよい。
複数の制御サブバンド
本開示のさらなる態様は、制御サブバンドの2つ以上のセットをサポートし得るセルを提供し、制御サブバンドは、必ずしも互いに連続または隣接し得るとは限らず、いくつかの例では、互いに異なってビームフォーミングされ得る。ここで、プライマリ制御サブバンドおよび1つまたは複数のセカンダリ制御サブバンドがあり得る。複数の制御サブバンドの提供は、特にシステム帯域幅が大きいとき、セル内でのオフローディングを制御するために有用であり得る。図9~図15に関して説明するアルゴリズムが、本明細書で説明するような複数の制御サブバンドの提供に適用可能であることに留意されたい。
いくつかの例では、プライマリ制御サブバンドは、1つまたは複数のセカンダリ制御サブバンドのロケーションのインジケーションを提供し得る。
いくつかの例では、異なるサブバンドは、サイズまたは帯域幅が互いに異なってよい。たとえば、プライマリ制御サブバンドは帯域幅が5MHzであってよく、その対応するセカンダリ制御サブバンドは帯域幅が1MHzであってよい。このようにして、セカンダリ制御サブバンドは、UEがバッテリー電力消費に対してより最適化されるために使用され得る。
いくつかの例では、セカンダリ制御サブバンドは、スケジューリング機能の限定されたセットを有してよい。たとえば、セカンダリ制御サブバンドは、UE固有および/またはグループ固有のスケジューリング要求しか提供し得ず、ブロードキャストまたはセル固有のスケジューリング/インジケーションを提供しないことがある。
複数の制御サブバンドを伴うと、UEは、より良好な電力消費を得るために1つの制御サブバンド(または、制御サブバンドのサブセット)のみを監視すべきと決定してよい。その上、異なるUEが、互いに異なるサブバンドを監視してよい。
相互サブバンド制御および相互CC制御
マルチコンポーネントキャリア(マルチCC)例では、また複数制御サブバンド例では、相互サブバンドスケジューリングまたは相互CCスケジューリングをサポートするために、相互制御サブバンドインジケータまたは相互CCインジケータの使用がサポートされ得る。すなわち、PDCCHは、複数のCCの各々に対応するリソース割当て、スケジューリング、または他の制御情報を含む、相互CCインジケータを含み得る。そのような相互制御サブバンドインジケータまたは相互CCインジケータは、当然、LTEネットワークにおいて実行されるようなUE固有のスケジューリングを実現し得る。ここで、UE固有の相互サブバンドスケジューリングまたは相互CCスケジューリングは、同じ制御サブバンドまたは同じCCを利用する、あまりに多くのUEに由来する混雑を低減することができる。しかしながら、本開示のさらなる態様では、相互制御サブバンドインジケータまたは相互CCインジケータは、追加として、グループ固有またはセル固有のスケジューリングを実現し得る。図9~図15に関して説明するアルゴリズムが、相互制御サブバンドインジケータまたは相互CCインジケータを伴う使用に適用可能であることに留意されたい。
ワイヤレス通信の方法
図13は、本開示のいくつかの態様による、複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティとの間のワイヤレス通信の方法1300のフロー図である。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示した特徴が、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されてよく、いくつかの図示した特徴が、すべての実施形態の実装のために必要とされ得るとは限らない。いくつかの例では、方法1300は、図4に示す被スケジューリングエンティティ400によって実行され得る。いくつかの例では、方法1300は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための、任意の好適な装置または手段によって実行され得る。いくつかの例では、図13は、図12のブロック1204の拡張と見なされてよい。説明しやすいように、図13は、1つのダウンリンク制御チャネルに対する周波数オフセットを示す。しかしながら、説明する方法はまた、1つのアップリンク制御チャネルに対する周波数オフセットに適用されるように示され得る。別の例では、2つの周波数オフセット、すなわち、ダウンリンクに対する周波数オフセット、およびアップリンクに対する周波数オフセットがあり得る。たとえば、狭帯域制御チャネルは、経時的に異なるサブバンド上で、たとえば、周波数ホッピングして搬送され得る。たとえば、ダウンリンク当り2つ以上のオフセットがあり得(複数の制御サブバンドに関して上記で説明したように)、相互サブバンド制御サブバンドおよび相互CC制御サブバンドがあり得る(相互サブバンド制御および相互CC制御に関して上記で説明したように)。
方法は、ブロック1302において、所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することを含み得る。いくつかの態様では、所定の基準リソースロケーションは、同期信号およびブロードキャストチャネルを搬送する、1つまたは複数のサブバンドのセットを含む。いくつかの態様では、同期信号は、プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号(PSS/SSS)によって例示され得る。いくつかの態様では、ブロードキャストチャネルは、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)によって例示され得る。いくつかの態様では、所定の基準リソースロケーションは、直流(DC)トーンを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを含む。いくつかの態様では、所定の基準リソースロケーションは、セル固有、UE固有、ゾーン固有、またはそれらの組合せである。いくつかの態様では、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、所定の基準リソースロケーションを搬送するサブバンドの同じセットを含む。
一例では、方法は、ブロック1304において、所定の基準リソースロケーションに対する固定の周波数オフセットを適用することによって、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを随意に決定することをさらに含み得る。
一例では、方法は、ブロック1306において、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティの両方に知られているパラメータから暗黙的に導出された周波数オフセットを適用することによって、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを随意に決定することをさらに含み得る。パラメータの例は、セル固有パラメータを含む。一例では、セル固有パラメータは物理セル識別子(PCI)であってよい。別の例では、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティの両方に知られているパラメータは、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを経時的に変動させる時間変動パラメータである。さらに別の例では、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティの両方に知られているパラメータは、時間変動パラメータ、およびセル固有パラメータまたはゾーン固有パラメータのうちの少なくとも1つを含み、方法は、時間変動パラメータとセル固有パラメータまたはゾーン固有パラメータとのジョイント関数を適用することによって、周波数オフセットを導出することをさらに含む。いくつかの態様では、時間変動パラメータはシステムフレーム番号(SFN)である。ここで、SFNは、PBCH上で搬送される情報から知られる。このようにして、制御サブバンドは、異なるSFN値に基づいて、経時的にある周波数から別の周波数まで繰返し可能かつ予測可能にホッピングし得る。もちろん、この周波数ホッピングアルゴリズムはSFNインデックスの使用のみに限定されず、経時的に予測可能に変動する任意の好適なパラメータが、所定の基準リソースロケーションに対するオフセットを決定してUL/DL制御情報を搬送するサブバンドのセットを決定するために利用されてよい。一例では、経時的に変動するとき、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、全ダウンリンクシステム帯域幅のサブバンドのサブセットに限定される。別の例では、経時的に変動するとき、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、複数のコンポーネントキャリアの各々の中の少なくとも1つのサブバンドを備える。さらなる例では、所定の基準リソースロケーションに対するオフセットは、セル固有またはゾーン固有の(PCIなどの)情報要素とSFNまたはTTIインデックスなどの時間変動パラメータとのジョイント関数として決定され得る。この関数および他の関数は、図11において関数1103「fn」を示す矢印によって例示され得る。
一例では、方法は、ブロック1308において、所定の基準リソースロケーションとの関係の明示的なインジケーションを表す、所定の基準リソースロケーションに対応するリソースについての情報を随意に受信することを含み得る。方法は、ブロック1310において、明示的なインジケーションを所定の基準リソースロケーションに随意に適用して、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することをさらに含み得る。
図14は、本開示のいくつかの態様による、複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティとの間のワイヤレス通信の方法1400の別のフロー図である。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示した特徴が、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されてよく、いくつかの図示した特徴が、すべての実施形態の実装のために必要とされ得るとは限らない。いくつかの例では、方法1400は、図4に示す被スケジューリングエンティティ400によって実行され得る。いくつかの例では、方法1400は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための、任意の好適な装置または手段によって実行され得る。方法は、ブロック1402において、所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することを含み得る。いくつかの態様では、所定の基準リソースロケーションは、同期信号およびブロードキャストチャネルを搬送する、1つまたは複数のサブバンドのセットを含む。いくつかの態様では、同期信号は、プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号によって例示され得る。いくつかの態様では、ブロードキャストチャネルは、物理ブロードキャストチャネルによって例示され得る。いくつかの態様では、所定の基準リソースロケーションは、直流(DC)トーンを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを含む。いくつかの態様では、所定の基準リソースロケーションはセル固有である。いくつかの態様では、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、所定の基準リソースロケーションを搬送するサブバンドの同じセットを含む。
本明細書で説明する様々なアルゴリズムのいずれかによって、被スケジューリングエンティティは、ブロック1404において、ダウンリンク制御チャネルを受信し得る。ダウンリンク制御チャネルは、ランダムアクセス試行をどのように行うべきか、またはシステム情報ブロック(SIB)(すなわち、システム情報送信)をどこで見つけるべきかを、被スケジューリングエンティティに通知し得る。ブロック1406において、被スケジューリングエンティティは、ダウンリンクデータ用のシステム帯域幅を表す情報を備えるシステム情報送信を受信し得る。方法は、ブロック1408において、受信されたシステム情報に基づいて、ダウンリンクデータ用のシステム帯域幅を決定することをさらに含み得る。すなわち、受信されたシステム情報に基づいて、ダウンリンクデータ用のシステム帯域幅を決定する。一態様では、方法は、システム情報送信に対応するリソース割振りを取得するために、ダウンリンク制御チャネルを受信および復号することを含み得、システム情報送信を受信することは、ダウンリンク制御チャネルの中のリソース割振りを利用する。一態様では、方法は、1つまたは複数のランダムアクセスパラメータを取得するために、ダウンリンク制御チャネルを受信および復号することと、1つまたは複数のランダムアクセスパラメータに基づいてランダムアクセス要求を送信することとを含み得、システム情報送信を受信することは、ランダムアクセス要求に応答する。一態様では、システム情報は、ダウンリンクデータチャネル上で受信され、制御チャネルは、システム情報送信用のスケジューリング情報をさらに備える。別の態様では、システム情報は、ダウンリンクデータチャネル上で受信され、システム情報は、ダウンリンク制御チャネルを搬送する同じ1つまたは複数のサブバンド上で搬送される。一態様では、システム情報は、アップリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを表す情報をさらに備える。
図15は、本開示のいくつかの態様による、複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティとの間のワイヤレス通信の方法1500の別のフロー図である。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示した特徴が、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されてよく、いくつかの図示した特徴が、すべての実施形態の実装のために必要とされ得るとは限らない。いくつかの例では、方法1500は、図4に示す被スケジューリングエンティティ400によって実行され得る。いくつかの例では、方法1500は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための、任意の好適な装置または手段によって実行され得る。方法は、ブロック1502において、所定の基準リソースロケーションの関数に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することを含み得る。本明細書で説明する様々なアルゴリズムのいずれかによって、被スケジューリングエンティティは、ブロック1504において、ダウンリンク制御チャネルを受信し得る。一例では、方法は、ブロック1506において、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットの関数に基づいて、アップリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットを決定することを含み得る。いくつかの態様では、アップリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットと同じである。いくつかの態様では、アップリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、第1の帯域幅を有し、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を有する。
一例では、方法は、ブロック1508において、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットの関数に基づいて、第2のダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドの第2のセットを随意に決定することを含み得る。いくつかの態様では、ダウンリンク制御チャネルは、第2のダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドの第2のセットを表す情報を備える。いくつかの態様では、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、第1の帯域幅を有し、第2のダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドの第2のセットは、第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を有する。いくつかの態様では、ダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドのセットは、第1のコンポーネントキャリア上にあり、第2のダウンリンク制御チャネルを搬送する1つまたは複数のサブバンドの第2のセットは、第1のコンポーネントキャリアとは異なる第2のコンポーネントキャリア上にある。
いくつかの態様では、ダウンリンク制御チャネルは、複数のコンポーネントキャリアの各々に対応する制御情報を備える。
ワイヤレス通信ネットワークのいくつかの態様が、例示的な実装形態を参照しながら提示されている。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明した様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格に拡張され得る。
例として、様々な態様は、ロングタームエボリューション(LTE)、発展型パケットシステム(EPS)、ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)、および/またはモバイル用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの、3GPPによって定義された他のシステム内で実施され得る。様々な態様はまた、CDMA2000および/またはエボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)などの、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって定義されたシステムに拡張され得る。他の例は、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の好適なシステムを採用するシステム内で実施され得る。採用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
本開示内では、「例示的」という語は、「例、事例、または例示としての役割を果たす」ことを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明したいかなる実装形態または態様も、必ずしも本開示の他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきでない。同様に、「態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明した特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。「結合される」という用語は、2つの物体間の直接的または間接的な結合を指すために本明細書で使用される。たとえば、物体Aが物体Bに物理的に接触し、物体Bが物体Cに接触する場合、物体Aおよび物体Cは、直接的に物理的に互いに接触しない場合であっても、やはり互いに結合されると見なされてよい。たとえば、第1の物体が第2の物体と決して直接的に物理的に接触していなくても、第1の物体は第2の物体に結合され得る。「回路(circuit)」および「回路構成(circuitry)」という用語は広く使用され、電子回路のタイプに関して限定はしないが、接続および構成されたとき、本開示で説明した機能の実行を可能にする電気デバイスのハードウェア実装と導体の両方、ならびにプロセッサによって実行されたとき、本開示で説明した機能の実行を可能にする情報および命令のソフトウェア実装を含むものとする。
図1~図15に示す構成要素、ステップ、特徴、および/または機能のうちの1つまたは複数は、並べ替えられてよく、かつ/または単一の構成要素、ステップ、特徴、もしくは機能に組み合わせられてよく、あるいはいくつかの構成要素、ステップ、または機能において具現化されてもよい。本明細書で開示する新規の特徴から逸脱することなく、追加の要素、構成要素、ステップ、および/または機能も追加されてよい。図1~図15に示す装置、デバイス、および/または構成要素は、本明細書で説明した方法、特徴、またはステップのうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。本明細書で説明した新規のアルゴリズムはまた、ソフトウェアにおいて効率的に実装されてよく、かつ/またはハードウェアに組み込まれてもよい。
開示する方法におけるステップの特定の順序または階層が例示的なプロセスを示すものであることを理解されたい。設計選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層が並べ替えられてよいことが理解される。添付の方法クレームは、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、そこに特に記載されていない限り、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
100 無線アクセスネットワーク
102~106 マクロセル
108 スモールセル
110,112,114 大電力基地局
116 リモートラジオヘッド
118 小電力基地局
120 クワッドコプターまたはドローン
122,124,126 ユーザ機器
127 サイドリンク信号
128,130,132,134,136,138,140,142 ユーザ機器
202 スケジューリングエンティティ
204 被スケジューリングエンティティ
206 ダウンリンクトラフィック
208 ダウンリンク制御
210 アップリンクトラフィック
212 アップリンク制御
214 サイドリンクトラフィック
216 サイドリンク制御
300 スケジューリングエンティティ
302 バス
304 プロセッサ
305 メモリ
306 コンピュータ可読媒体
308 バスインターフェース
310 トランシーバ
312 ユーザインターフェース
314 処理システム
400 被スケジューリングエンティティ
402 バス
404 プロセッサ
405 メモリ
406 コンピュータ可読媒体
407 所定の基準リソースロケーション
408 バスインターフェース
410 トランシーバ
412 ユーザインターフェース
414 処理システム
440 制御サブバンド決定回路構成
442 システム帯域幅決定回路構成
452 制御サブバンド決定命令
454 システム帯域幅決定命令
502 ダウンリンク(DL)セントリックスロット
504 アップリンク(UL)セントリックスロット
506,507 DL制御領域
508 DLデータ領域
510,511 UL制御領域
512 ULデータ領域
600 スロット
602 制御領域
604 制御チャネル
608 DLデータ領域
610 UL制御領域
700 スロット
802 無線フレーム
804 サブフレーム0
806 物理ブロードキャストチャネル(PBCH)
808 プライマリ同期信号(PSS)
810 セカンダリ同期信号(SSS)
812 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)
814 物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)
816 物理HARQインジケータチャネル(PHICH)
818 物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)
820 システム情報ブロック(SIB)
900 スロット
902 狭帯域制御チャネル
908 DLデータ領域
910 UL制御領域
1000 スロット
1002 狭帯域制御チャネル
1003 固定の周波数オフセット
1004 所定の基準リソースロケーション
1008 DLデータ領域
1010 UL制御領域
1100 スロット
1102 狭帯域制御チャネル
1103 関数
1108 DLデータ領域
1110 UL制御領域
1200 方法
1300 方法
1400 方法
1500 方法

Claims (10)

  1. 複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティと被スケジューリングエンティティとの間のワイヤレス通信の方法であって、前記方法が前記被スケジューリングエンティティによって行われ、前記方法が、
    所定の基準リソースを特定するステップと、
    前記複数のサブバンドのうちの1つまたは複数のサブバンドのセットを決定するステップであって、前記1つまたは複数のサブバンドのセットが、前記所定の基準リソースとは異なり、前記所定の基準リソースのロケーションの関数に基づいてダウンリンク制御チャネルを搬送前記所定の基準リソースのロケーションに対する周波数オフセットを適用するステップであって、前記周波数オフセットが前記スケジューリングエンティティと前記被スケジューリングエンティティの両方に知られているパラメータから暗黙的に導出される、ステップを備える、ステップと、
    前記所定の基準リソースのロケーションの前記関数に基づいて決定された前記1つまたは複数のサブバンドのセット上で前記ダウンリンク制御チャネルを受信するステップと
    を備える、方法。
  2. 前記パラメータが、前記ダウンリンク制御チャネルを搬送する前記1つまたは複数のサブバンドのセットを経時的に変動させる時間変動パラメータである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記パラメータが、時間変動パラメータ、およびセル固有パラメータまたはゾーン固有パラメータのうちの少なくとも1つを備え、前記方法が、
    前記時間変動パラメータと前記セル固有パラメータまたは前記ゾーン固有パラメータとのジョイント関数を適用することによって、前記周波数オフセットを導出するステップをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  4. 経時的に変動するとき、前記ダウンリンク制御チャネルを搬送する前記1つまたは複数のサブバンドのセットが、複数のコンポーネントキャリアの各々の中の少なくとも1つのサブバンドを備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記所定の基準リソースロケーションとの関係の明示的なインジケーションを表す、前記所定の基準リソースロケーションに対応するリソースについての情報を受信するステップをさらに備え、
    前記ダウンリンク制御チャネルを搬送する前記1つまたは複数のサブバンドのセットを決定するステップが、前記明示的なインジケーションを前記所定の基準リソースロケーションに適用するステップを備える、
    請求項1に記載の方法。
  6. 複数のサブバンドを備えるエアインターフェースを介した、スケジューリングエンティティとのワイヤレス通信を行う装置であって、前記装置が、被スケジューリングエンティティであり、
    所定の基準リソースを特定するための手段と、
    前記複数のサブバンドのうちの1つまたは複数のサブバンドのセットを決定するための手段であって、前記1つまたは複数のサブバンドのセットが、前記所定の基準リソースとは異なり、前記所定の基準リソースのロケーションの関数に基づいてダウンリンク制御チャネルを搬送前記所定の基準リソースのロケーションに対する周波数オフセットを適用するための手段であって、前記周波数オフセットが前記スケジューリングエンティティと前記被スケジューリングエンティティの両方に知られているパラメータから暗黙的に導出される、手段を備える、手段と、
    前記所定の基準リソースのロケーションの前記関数に基づいて決定された前記1つまたは複数のサブバンドのセット上で前記ダウンリンク制御チャネルを受信する手段と
    を備える、装置。
  7. 前記パラメータが、前記ダウンリンク制御チャネルを搬送する前記1つまたは複数のサブバンドのセットを経時的に変動させる時間変動パラメータである、請求項6に記載の装置。
  8. 前記パラメータが、時間変動パラメータ、およびセル固有パラメータまたはゾーン固有パラメータのうちの少なくとも1つを備え、前記決定するための手段が、
    前記時間変動パラメータと前記セル固有パラメータまたは前記ゾーン固有パラメータとのジョイント関数を適用することによって、前記周波数オフセットを導出するための手段をさらに備える、
    請求項6に記載の装置。
  9. 前記受信するための手段が、前記所定の基準リソースロケーションとの関係の明示的なインジケーションを表す、前記所定の基準リソースロケーションに対応するリソースについての情報を受信するための手段を備え、
    前記ダウンリンク制御チャネルを搬送する前記1つまたは複数のサブバンドのセットを決定するための手段が、前記明示的なインジケーションを前記所定の基準リソースロケーションに適用するための手段を備える、
    請求項6に記載の装置。
  10. コンピュータ実行可能プログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータによって前記プログラムが実行されると、前記コンピュータに、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法を行わせる命令を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
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