JP7022704B2 - 拡張近隣関係および物理セル識別子混同検出 - Google Patents

Description

相互参照
本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2017年4月20日に出願した「Enhanced Neighbor Relations and Physical Cell Identifier Confusion Detection」と題する、Singhらによる米国特許出願第15/492,510号、および2016年6月13日に出願した「Enhanced Neighbor Relations and Physical Cell Identifier Confusion Detection」と題する、Singhらによる米国仮特許出願第62/349,620号の優先権を主張するものである。

以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、拡張近隣関係およびセル識別子混同(confusion)検出に関する。

ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、放送などの、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)システム)がある。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によっては、ユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局を含んでよい。

ワイヤレス多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが地方自治体、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格は、LTEである。LTEは、スペクトル効率を改善し、コストを引き下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、他のオープン規格とより良く統合するように設計される。LTEは、ダウンリンク(DL)上でOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上でシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)を使用し、かつ多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。

いくつかのワイヤレスシステムは、媒体アクセスはスケジュールされておらず、競合ベースの手順に従って決定され得る、共有スペクトルまたは無認可スペクトルにおいて動作する場合がある。これらのタイプのシステムでは、近隣基地局は、互いについての情報を欠いており、それらの基地局は協調しないで通信する場合がある。基地局またはUEが、可能性のある基地局間の混同または非協調的通信を考慮に入れないならば、これらの基地局に対するシステム効率およびモビリティは悪化する場合がある。

説明する技法は、拡張近隣関係および物理セル識別子(PCI)混同検出をサポートする改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。

基地局またはユーザ機器(UE)などのワイヤレスデバイスは、2つの近隣セルが同じPCIを有するが異なるEvolved Universal Terrestrial Access Network(E-UTRAN)セルグローバル識別子(ECGI)を有するかどうかを決定することによってPCI混同を検出し得る。場合によっては、2つの近隣セルに対するECGIとPCIの両方が同じである場合、PCI混同は、2つの近隣セルの各々に関連する中立ホストネットワーク(NHN: Neutral Host Network)識別子(NHN-ID)に基づいて検出され得る。

NHN-IDまたはECGIは、バックホールリンク(たとえば、X2インターフェース)を使用して(別のネットワークエンティティを介して直接的または間接的のいずれかで)1つの基地局から別の基地局に近隣関係表(NRT)の中で通信され得る。場合によっては、NHN-IDまたはECGIは、ワイヤレス通信システム内でUEによって決定されて、基地局に報告され得る。別の例では、ある基地局のNHN-IDまたはECGIに関連する情報は、その基地局によって通信される場合がある。たとえば、NHN-IDまたはECGIはシステム情報(SI)内に(たとえば、SIブロック(SIB)または拡張SIB(eSIB)内に)含まれてもよく、SIは、基地局によってブロードキャストメッセージ内で送信されてもよい。UEまたは別の基地局などの受信デバイスは、ブロードキャストメッセージを復号して、NHN-IDまたはECGIを取得し得る。

PCI混同またはPCI混同に対する可能性が検出されると、基地局は、近隣セルが受けた混同を回避するためにそのPCIを変更し得る。場合によっては、基地局、UE、または別のネットワークエンティティは、同じPCIを有する近隣セルのうちの1つまたは複数に混同を通知し、近隣セルのうちの少なくとも1つがそれらの対応するPCIを変更することを要求する場合がある。

ワイヤレス通信の方法について説明する。方法は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定するステップと、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信するステップとを含み得る。

ワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定するための手段と、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信するための手段とを含み得る。

ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサによって、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定することと、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信することとを装置に行わせるように動作可能であり得る。

ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。非一時的コンピュータ可読媒体は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定することと、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信することとをプロセッサに行わせるように動作可能な命令を含み得る。

上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、PCIに対するシステム情報を読み取って報告することの要求を、第2の基地局から受信することに対するプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよく、セル識別子およびNHN-IDを送信することは、要求に少なくとも部分的に基づく。

上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、セル識別子は、第1の基地局に対するECGIまたはPCIを含む。

上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、要求は、1つまたは複数の基地局に対する知られているセル識別子のリストを含む。

上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、要求は、新しく検出されたセル識別子を報告することの表示を含む。

上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の基地局によって使用される無線アクセス技術(RAT)を識別することに対するプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の基地局によって使用されるRATの表示を第2の基地局に送信することに対するプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のセル識別子に関連する情報を報告することの要求をUEにおいて受信することに対するプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のセル識別子に関連するPCI、ECGIまたはNHN-IDのうちの少なくとも1つを、要求に応答して送信することに対するプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信することは、X2インターフェースを介して第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを、第3の基地局によって送信することをさらに含み、セル識別子は、第1の基地局に対するPCIまたはECGIのうちの少なくとも1つを含む。

本開示の様々な態様による、拡張近隣関係および物理セル識別子(PCI)混同検出をサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするプロセスフローの一例を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするプロセスフローの一例を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするプロセスフローの一例を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイスのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイスのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイスのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートする基地局を含むシステムのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイスのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイスのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイスのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするUEを含むシステムのブロック図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法を示す図である。 本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法を示す図である。

いくつかのワイヤレス通信システムは、共有無線周波数スペクトル帯域を利用してもよく、そのようなシステムでは、2つ(またはそれ以上)の個々の基地局(またはセル)が、同じ物理セル識別子(PCI)を選択して使用する場合がある。同じPCIを有する2つのセルが互いに近くにある(たとえば、共通の近隣セルを有する)場合、システム内で動作中の共通の近隣セルは、PCIを含むユーザ機器(UE)報告を使用することによって2つの個々のセルを区別することができない場合がある。PCI混同と呼ばれることがある混同によって、共通の近隣セルによってサービスされるUEは、他の有害な影響の中でも、ハンドオーバーの失敗または性能劣化を受ける場合がある。

PCI混同を発生させる可能性がある近隣セルを検出することで、前述の課題の発生が低減される場合があり、同じく、サービング基地局からターゲット基地局へのより良好なハンドオーバーをもたらす場合がある。ワイヤレス通信システム内にPCI混同が存在するかどうかを検出するために、基地局は、1つの近隣関係表(NRT)内の情報と、それ自体の情報または(たとえば、近隣基地局からの)第2のNRT内の情報とを比較してもよい。比較は、2つのPCI(1つは各NRTの中または1つはNRTの中にあり、もう1つは基地局が現在使用中である)は等価であるが異なるEvolved Universal Terrestrial Access Network(E-UTRAN)セルグローバル識別子(ECGI)を有するかどうかを決定するために使用され得る。場合によっては、近隣セルの第2のNRTまたは(PCIまたはECGIなどの)他の識別情報は、バックホール通信リンク(たとえば、X2インターフェース)を使用して基地局間で交換され得る。

例として、基地局は、PCI Aが基地局に関連するNRT内でECGI Aと一致するものと決定し得る。代替的に、基地局自体は、それがPCI AおよびECGI Aを使用しているものと決定してもよい。基地局は、別の基地局から第2のNRT(または他の識別情報)を受信し、PCI Aは同じく第2のNRT内にあるが、ECGI Aとは異なるECGI Bと一致するものと決定し得る。ECGIは、PCI Aに対する2つのNRTの間で異なるので、基地局は、同じPCI(すなわち、PCI A)が2つの別個のセルを識別するために使用されているものと決定し得る。

中立ホストネットワーク(NHN)では、NHN内の各基地局は、基地局がその一部であるNHNに関連する情報を示すNHN識別子(NHN-ID)に関連付けられ得る。NHN-IDは、(たとえば、NRT内で、または別々にX2インターフェースを介して)基地局間で通信され得る。PCIおよび/またはECGIと連携して、基地局は、NHN-IDを使用して、2つの近隣セルが同じ識別情報(セル識別子: PCI、ECGI、NHN-IDなど)を共有し、そのことでPCI混同がもたらされるかどうかを識別し得る。

いくつかの例では、UEは、(たとえば、システム情報ブロック(SIB)、SIB1、または拡張SIB(eSIB)を読み取ることによって)セルに関連するECGIもしくはNHN-IDまたは両方を取得し、(たとえば、周期的に、または無線リソース制御(RRC)接続再構成におけるイベントベースで)ECGIまたはNHN-IDを報告するように構成され得る。複数のECGIまたはNHN-IDが単一のPCIに対して報告される場合、PCI混同が検出される場合がある。

ハンドオーバー手順の間、サービング局は、UEにハンドオーバー(HO)コマンドメッセージを送信し得る。HOコマンドメッセージは、PCI、ECGI、NHN-ID、またはターゲットセルの他の識別情報を含み得る。HOが失敗する場合、UEは、失敗したセルとターゲットセルとの間のPCI混同によってHOが失敗したのかどうかを決定するためにターゲットセル識別子(たとえば、PCI、ECGIまたはNHN-ID)を読み取る場合がある。たとえば、ターゲットセルに関連するPCIが失敗したセルに関連するPCIと等価でありかつECGIまたはNHN-IDがターゲットセルと失敗したセルとの間で異なる場合、UEは、PCI混同によってHOは失敗したものと決定し得る。

上で紹介された本開示の態様が、ワイヤレス通信システムの文脈において以下で説明される。本開示の態様はさらに、拡張近隣関係およびPCI混同検出に関連する装置図、システム図、およびフローチャートによって図示され、それらを参照しながら説明される。

図1は、本開示の様々な態様によるワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)(またはLTEアドバンスト(LTE-A))ネットワークであり得る。ワイヤレス通信システム100では、基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115は、移動局、加入者局、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、アクセス端末(AT)、ハンドセット、ユーザエージェント、クライアント、または同様の用語で呼ばれることもある。UE115はまた、携帯電話、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、タブレット、パーソナル電子デバイス、MTCデバイスなどであってもよい。

基地局105は、コアネットワーク130および互いと通信してよい。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を介してコアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通して)互いと通信してよい。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実施し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであり得る。基地局105は、発展型ノードB(eノードB)105とも呼ばれ得る。基地局105がシステム100に追加されるとき、基地局105は、自動近隣関係(ANR)を使用して互いに情報(たとえば、セル識別情報)を交換し得る。または、基地局105は、通信規格の新しいバージョンなどをサポートするために基地局105が新しいソフトウェアによってアップグレードまたは更新されるときに、周期的に互いに情報を交換し得る。システム100内の多くのまたはすべての基地局105が互いについての情報を有するように、基地局105は、1つの隣接する近隣についての情報を別の隣接する近隣と共有し得る。

場合によっては、ワイヤレスシステム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用してもよい。たとえば、ワイヤレスシステム100は、5GHzの産業、科学、および医療(ISM)帯域などの無認可帯域においてLTEライセンス補助アクセス(LTE-LAA: LTE License Assisted Access)もしくはLTE無認可(LTE U: LTE Unlicensed)の無線アクセス技術を用いることができる。無認可無線周波数スペクトル帯域で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前にチャネルがクリアであることを保証するためにリッスンビフォアトーク(LBT)手順を用いることができる。場合によっては、無認可帯域における動作は、認可帯域において動作するコンポーネントキャリア(CC)と連携したキャリアアグリゲーション(CA)構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、または両方を含み得る。無認可スペクトルにおける複信は、FDD、TDD、または両方の組合せに基づき得る。

UE115は、基地局105によって送信された発見基準信号(DRS: discovery reference signal)を使用して、基地局105に関連するセル上で測定を実行し得る。DRSは、同期信号、セル固有基準信号、マスタ情報ブロック(MIB)、およびセルを識別するかまたはセルに接続するのに有用な他のシグナリングを含み得る。基地局105は、周期的に構成されるDRS送信窓(DTxW)の間にDRSを送信し得る。UEは、周期的に構成されるDRS測定タイミング構成(DMTC)期間に従ってセルDRSを測定し得る。DMTCは、サービングセルもしくは近隣セルまたは両方の測定のために構成され得る。さらに、DMTCは、様々な例において、周波数固有であってもよく、または適用可能な複数の周波数であってもよい。たとえば、DTxWは、160msの周期性および1ms～10msの持続時間を有するように構成され得る。

DRSは、UE115がセルのタイミングおよび周波数範囲を特定することを可能にするための、一次同期信号および二次同期信号を含み得る。初期のセル同期を完了した後で、UE115はMIBを復号し得る。MIBは、リソースブロック(RB)に関するDLチャネル帯域幅、物理ハイブリッド自動再送要求(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)構成(持続時間およびリソース割当て)、およびシステムフレーム番号(SFN)を含む、UEの最初のアクセスに対するいくつかの重要な情報を搬送する。MIBを受信した後、UEは、1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)を受信し得る。異なるSIBが、搬送されるシステム情報(SI)のタイプに従って定義されることがあり、それらは、認可周波数での動作もしくは無認可周波数での動作のために、またはそれらの両方のために定義されることがある。いくつかの例では、一部のSIBはワイヤレス通信システム100内でMuLTEFire方式のもとで動作するUE115によって使用され得るが、他のSIBは認可周波数上で動作するUE115によって使用され得る。場合によっては、MIBおよびSIBの周期性および構成は、認可スペクトルにおいて動作するセルおよび無認可スペクトルにおいて動作するセルに対して異なる場合がある。

ワイヤレス通信システム100のMuLTEFire部分で動作するUE115を含めて、無認可周波数上で動作するUE115に対して、UE115は拡張SIB(eSIB)を復号し得る。eSIBは、(たとえば、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)上で)ブロードキャストされることがあり、一部のフィールドと等価なシステム情報または他のSIBに含まれる情報を含むことがある。たとえば、上記で説明したように、eSIBは、認可周波数での動作ではSIB1およびSIB2においても搬送され得る情報を含み得る。場合によっては、eSIBは、たとえば、いくつかのサブフレームがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであるかどうかを含む、サブフレーム構成の表示を含み得る。eSIBは、セル取得の後にUE115に情報(たとえば、フレームタイプまたはサブフレーム構成)を迅速に提供できるので無認可動作をサポートすることができる。

SIBまたはeSIB内で与えられるシステム情報を含むシステム情報は、セルについての識別情報を含み得る。識別情報は、セルのUE115との通信において使用するために、セルによって選択される識別子の有限集合のうちの1つであり得るPCIを含み得る。システム情報は、追加または代替として、ネットワークセル識別子と呼ばれることがあるECGIを含んでもよく、ECGIは、セルを識別するかまたはアドレス指定するために運用、アドミニストレーション、および管理(OAM)の観点から使用される識別子であり得る。識別はまた、セルを識別するかまたはアドレス指定するために中立ホストによって使用されるかまたはNHN内で使用される識別子であり得るNHN-IDを含み得る。

いくつかの例では、基地局105は、近隣セルに対するPCIは等価であるが異なるネットワーク識別子(たとえば、NHN-IDまたはECGI)を有するかどうかを決定することによって、PCI混同を検出し得る。UE115は、近隣セルに関連する識別情報を読み取ること、決定すること、または場合によっては取得することによってPCI混同を検出し得る。同じPCIが2つの別個のセルに対して使用されているものとUE115が決定した場合、UE115は、この情報を基地局105または他のネットワークエンティティ(たとえば、コアネットワーク)に報告し得る。

図2は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のためのワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明した基地局105の例であり得る、基地局105-a(サービングセル205-aをサポートする)、基地局105-b(サービングセル205-bをサポートする)、および基地局105-cを含み得る。基地局105はMuLTEFire規格を採用してもよく、UE115と無認可スペクトルを介して通信し、通信リンク125を介して互いに通信する。基地局105は、ワイヤードバックホールリンク134を介して互いに通信することができる(たとえば、基地局105-aおよび105-bはワイヤードバックホールリンク134-aとともに示されている)。ワイヤレス通信システム200はまた、図1を参照しながら説明したUE115の例であってもよい、UE115-a、UE115-b、およびUE115-cを含んでもよい。基地局105-aは、カバレージエリア110-aの中にあるワイヤレスデバイスと通信し得る(たとえば、基地局105-aは、通信リンク125-aを介してUE115-aと通信し、通信リンク125-bを介してUE115-bと通信し得る)。基地局105-bは、カバレージエリア110-bの中にあるワイヤレスデバイスと通信し得る(たとえば、基地局105-bは、通信リンク125-cを介してUE115-bと通信し得る)。

基地局105はそれぞれ、セル205に対する識別および接続のためにUE115によって使用され得るDRSを送信(たとえば、ブロードキャスト)し得る。DRSは、各セル205に対するPCIを一緒に伝達する同期信号(たとえば、PSSおよびSSS)を含み得る。場合によっては、セル205-aおよびセル205-bなどの近隣セルまたは重複セルは、非意図的に同じPCIまたは物理層識別子を選択して使用する場合がある。PCI混同と呼ばれることがあるそのようなシナリオは、セル205-cが、同じ周波数上で送信しながら同じPCIを共有する2つの近隣セルを有するときに、セル205-cに対して発生する場合がある。PCI混同に関わるセルのうちの1つのカバレージエリア110の中のUE115は、PCI混同による影響を受ける場合がある。たとえば、セル205-aに接続され、そのセルによってサービスされるUE115-aは、PCI混同による影響を受けない。しかしながら、UE115-aがセル205-cによってサービスされる場合、PCI混同はUE115-aに影響を及ぼし始める場合がある。たとえば、セル205-aとセル205-bの両方が同じPCIを使用している場合、セル205-aとセル205-bとの間のPCI混同によって、セル205-cは、UEがセル205-aの方に移動しているのか、またはセル205-bの方に移動しているのかを、UE115-aによってセル205-cに送信されたPCI報告に基づいて知ることはできない。その混同は、1つのセルから別のセルへのHOに影響を及ぼす場合がある。

上記で説明したように、PCI混同は、検出されない場合、ワイヤレス通信システム200内の通信に悪影響を及ぼす場合がある。たとえば、PCI混同は、(たとえば、UE115のサービングセルは、UE115がハンドオーバーを意図しているターゲットセル間を区別することができないために)2つのセル間で接続モードUE115に対するHOの失敗をもたらす場合がある。たとえば、UE115-bは、最初にセル205-cに接続されてもよく、PCI混同が継続中である場合、UE115-aは、接続をセル205-bに切り替えることを阻まれる場合がある。なぜならば、セル205-aおよびセル205-bのPCIは、セル205-cにおいてPCIを通して見分けることができないからである。別の例では、基地局105-cなど、第3のセルからのUE115のモビリティが、影響を受ける場合がある。たとえば、UE115-aは、セル205-aまたはセル205-bに接続することを望むが、2つのセルを区別することはできない。PCI混同はまた、無線リンク障害を生じる場合があり、またはUE115-aがセルを無意識に切り替えることを生じる場合がある。PCI混同は、LBT動作の間(たとえば、セル205が互いに気づいているとき)、および隠れノード動作の間(たとえば、セル205は互いに気づいていないが、UE115-aなど、混同領域210中のUE115はセル205を検出可能であるとき)を含めて、様々な状況において発生する場合がある。

いくつかの例では、基地局105-aおよび基地局105-bは、異なるNHNの中にある場合がある。NHN間を区別するために、基地局105-aおよび105-bの各々は、NHNに特有のそれぞれのNHN-IDに関連付けられてもよい。さらに、基地局105-aおよび基地局105-bの各々は、ワイヤレス通信システム内で動作するネットワークに対するグローバル識別子として使用されるECGIなどのネットワーク識別子に関連付けられてもよい。

基地局105は、NRT内の近隣セルの識別情報を記録し得る。NRTは、新しいセルが活性化されるときまたは以前から知られているセルが非活性化されるときに、継続的に更新され得る。基地局105は、それぞれのNRTをそれぞれ記憶して更新してもよく、NRTは、PCI、ECGI、NHN-IDなど、対応する近隣セルの情報か、または1つまたは複数の近隣セルに関連する無線アクセス技術(RAT)の情報を含む場合がある。NRTは各基地局105において記憶されてもよく、たとえば、UE報告に基づいて更新されてもよい。NRTはまた、他の基地局105からの情報を使用して更新されてもよい。たとえば、基地局は、バックホールリンク134(たとえば、X2)を介して別の基地局からNRTを受信してもよく、受信されたNRT内の情報を使用して、それ自体のNRTを更新してもよい。

場合によっては、UE報告メッセージが、NRTを更新するために使用されてもよい。UE報告は、ネットワークまたは基地局105によって要求される場合がある。たとえば、基地局は、構成更新、再構成更新を実行している場合があり、UEが近隣セルの報告を与えることを要求する場合がある。別の例では、基地局105は、X2セットアップ要求メッセージを別のネットワークエンティティに送信することによってX2インターフェースセットアップに参加してもよい。次いで、基地局105は、X2セットアップ要求メッセージに対する応答の中の情報を使用して、NRTを更新してもよい。

複数のRATの展開では、近隣セルは、第1のRAT(たとえば、LTE FDD)を使用して通信をサポートしてもよく、一方でサービングセルは、異なるRAT(たとえば、LTE TDD)をサポートしてもよい。この情報(たとえば、RATタイプ)はNRTを更新するために使用されてもよく、同じくHOの決定に影響を及ぼす(たとえば、特定のUEサービスが特定のRATを用いてより良好に働き得る)ために使用されてもよい。場合によっては、UEはまた、ネットワークによってまたは周期的に(たとえば、RRC再構成手順において)要求されるとき、近隣セルのRATタイプをサービングセルに報告してもよい。

場合によっては、UE115がサービングセルおよびターゲット近隣セルのそれぞれのPCIを区別できない場合、UE115は、近隣セルにハンドオーバーすることを阻まれる場合がある。成功するHO手順はターゲットセルのPCIについての正確な知識に依存するので、HOが失敗した場合、UEは、ECGIまたはNHN-IDが異なっているかどうかを決定するために、失敗したターゲットセル識別子(たとえば、PCI、ECGI、NHN-IDまたはRATタイプ)を読み取る場合がある。そうすることで、UEは、PCI混同が存在するものと決定してサービング局または別のネットワークエンティティに通知し得る。場合によっては、UE115は、ネットワーク事業者またはホストなど、運用、OAMにPCI混同を通知してもよい。

本明細書で説明する技法によれば、基地局105は、PCI混同を検出して解決し得る。場合によっては、基地局105は、それ自体のNRT内の近隣セルの識別情報と、(たとえば、X2インターフェースを介して受信された)別のNRT内に含まれる情報とを比較することによってPCI混同を検出し得る。追加または代替として、UE115は、SIBまたはeSIBを復号することによってPCI混同を検出してもよい。たとえば、UE115は、セルによって送信されたeSIBを使用して、そのセルに対応するSIを決定してもよい。UE115は、eSIBによって伝達されたSIと、UE115がセルに対するHOコマンドを受信したそのセルのSIとを比較してもよい。システム情報が一致しない場合、UE115は、PCI混同が発生したものと決定してもよい。次いで、UE115は、基地局105または他のネットワークエンティティにそのPCI混同を報告してもよい。

図3は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のためのプロセスフロー300の一例を示す。プロセスフロー300は、図1および図2を参照しながら説明したように、基地局105によって実施される技法の態様を表し得る。プロセスフロー300において示す例では、基地局105-d、基地局105-eおよび基地局105-fは、MuLTEFireを使用して共有または無認可の無線周波数スペクトル帯域内で通信し得る。

305において、基地局105-eはブロードキャストメッセージを(たとえば、PBCHを使用して)送信してもよく、そのメッセージは基地局105-dによって受信される。いくつかの例では、基地局105は、ワイヤードバックホールリンクを使用して通信してもよく、したがって305において、ブロードキャストメッセージと同様の情報がバックホールリンクを介して送信されてもよい。ブロードキャストメッセージを使用して、基地局105-dは、310において、(たとえば、SIB1またはeSIBを復号することによって)基地局105-eに関連するSIを復号してもよい。場合によっては、ブロードキャストメッセージは、基地局105-eの他の識別情報を含む場合がある。たとえば、ブロードキャストメッセージは、基地局105-eに関連するPCI、ECGI、NHN-ID、またはRATを含む場合がある。ブロードキャストメッセージから取得された情報を使用して、基地局105-dは、315において、基地局105-eに関連するPCI、ECGI、NHN-ID、またはRATのうちの少なくとも1つを用いてNRTを更新してもよい。

320において、基地局105-fは、基地局105-dにそれのそれぞれのNRT(またはそのNRTに関連する情報)を送信し得る。受信されたNRT内の情報を使用して、基地局105-dは、325において、PCI混同を検出し得る。PCI混同は、330において、近隣セルに関連するPCIを決定することによって検出され得る。場合によっては、少なくとも2つのPCIが等価である場合、基地局105-dは、335において、複数の近隣セルのECGIを比較して、ECGIが異なるかどうかを決定してもよい。異なる場合、基地局105-dは、PCI混同が発生したかまたは発生しそうであることを検出し得る。

340において、2つの近隣セルのPCIおよびECGIが同じである場合、基地局105-dは、2つの近隣セルに関連するNHN-IDを識別し得る。NHN-IDが異なる場合、基地局105-dは、PCI混同が発生したものと決定する。場合によっては、345において、基地局105-dはまた、2つの近隣セルの各々に関連するRATを決定し得る。たとえば、2つの近隣セルが同じ識別情報を有するが異なるRAT上で動作する場合、近隣セルが同じPCIを有することによる影響を受けることなく通信が2つの異なるRAT内で発生し得るので、PCI混同は問題にはならない。たとえば、UEは、特定のRATを使用して通信することが不可能であり、それゆえそのRATに関連するターゲットセルへのハンドオーバーを考慮しないことになる。

350において、PCI混同が検出された場合、基地局105-dは、基地局105-eおよび105-fのいずれかまたは両方に表示を送信してもよい。基地局105-eおよび105-fのうちの一方がPCI混同にさらされる場合、表示は、PCIを変更することの要求を伴う場合がある。いくつかの例では、基地局105-dは、それ自体のPCIと同じPCIを近隣セルが有することを検出し、355において、PCIを変更してもよい。追加または代替として、PCI混同が検出された場合、360において基地局105-eはPCIを変更してもよく、または365において基地局105-fはPCIを変更してもよい。PCI混同が解決されると、基地局105-d、105-eおよび105-fは、370において、(たとえば、互いとのまたは他のデバイスとの)通信を実行し得る。

図4は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のためのプロセスフロー400の一例を示す。プロセスフロー400は、図1および図2を参照しながら説明したように基地局105またはUE115によって実行される技法の態様を表し得る。プロセスフロー400において示す例では、基地局105-g、基地局105-h、基地局105-iおよびUE115-dは、MuLTEFireを使用して共有または無認可の無線周波数スペクトル帯域内で通信し得る。

405において、基地局105-iは、近隣基地局105-gに関する報告を送信することをUEに要求する要求をUE115-dに送信し得る。いくつかの例では、要求は、近隣基地局105-gに関連するPCIを含んでもよく、またはECGI、NHN-IDもしくはRATタイプなど、他の識別情報を含んでもよい。410において、近隣基地局105-gは、UE115-dによって受信され得るメッセージを(たとえば、PBCHを使用して)ブロードキャストし得る。ブロードキャストメッセージを使用して、UE115-dは、415においてブロードキャストメッセージからSIを決定してもよく、次いで、420において基地局105-gに関連する1つまたは複数の識別子(たとえば、ECGI、NHN-IDまたはRATタイプなど)を決定してもよい。基地局105-gの識別情報がUE115-dによって決定されると、UE115-dは、425において、基地局105-gの識別子を含む報告を基地局105-iに送信し得る。

430において、基地局105-iは、近隣基地局105-hに関連する識別子を(たとえば、バックホールリンクを介して)受信し得る。425において、基地局105-hから受信された識別子とUE115-dによって送信された報告内の識別子とを比較することによって、435において、基地局105-iは、基地局105-gと105-hとの間でPCI混同が発生したことを検出し得る。435においてPCI混同を検出することは、近隣基地局105-gおよび105-hのPCIは同じでありかつ基地局105-gおよび105-hのECGIは異なるものと決定することを含み得る。

いくつかの例では、435において、基地局105-iは、425において送信された報告から近隣基地局105-g(またはセル)に関連するNHN-IDを決定し、そのNHN-IDと430において受信されたNHN-IDとを比較し得る。NHN-IDが異なる場合、基地局105-iは、PCI混同が発生したものと決定し得る。場合によっては、435において、基地局105-iはまた、基地局105-hに関連するRATを決定し、送信された報告内のRATと430において受信されたRATとを比較し得る。たとえば、2つの基地局105-gおよび105-hが同じ識別情報を有するが異なるRAT上で動作する場合、通信は、近隣セルが同じPCIを有することによる影響を受けることなく、2つの異なるRAT内で時々発生することがあるので、PCI混同は問題にはならない。

440において、PCI混同が検出された場合、基地局105-iは、基地局105-g、基地局105-h、または両方に表示を送信してもよい。表示は、基地局105-g、基地局105-h、または両方がPCI混同を検出することを可能にするようにPCIを変更することまたは識別子(たとえば、PCI、ECGI)についての情報を与えることの要求を含み得る。表示に基づいて、PCI混同を回避するために、445において、基地局105-gはPCIを変更してもよく、または450において、基地局105-hはPCIを変更してもよい。それゆえ、455において、基地局105-g、基地局105-h、およびUE115-dは通信し得る。

図5は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のためのプロセスフロー500の一例を示す。プロセスフロー500は、図1および図2を参照しながら説明したように基地局105またはUE115によって実行される技法の態様を表し得る。プロセスフロー500において示す例では、基地局105-j、基地局105-k、基地局105-l、およびUE115-eは、MuLTEFireを使用して共有または無認可の無線周波数スペクトル帯域内で通信し得る。

505において、基地局105-lは、UEがHOを実行することを要求するHOコマンドをUE115-eに送信し得る。HOコマンドは、UEがHOを行うターゲットセルのPCIを含み得る。UE115-eは、510において、ターゲットセルのPCIを決定し、510において決定されたPCIに関連するターゲット基地局105-j(またはターゲットセル)へのHOを、515において試みる。520において、UE115-eはHOの失敗を経験する場合があり、525において、基地局105-jはUE115-eにSIを送信する。

530において、SIを受信した後、535において、UEはPCI混同が発生したものと決定し得る。UE115-eは、HOコマンド内で送信された情報によってSI内の情報を識別することによってPCI混同を決定し得る。たとえば、PCIは同じであるが基地局105-jのECGIはHOコマンド内のECGIと異なる場合、UE115-eは、PCI混同が発生したものと決定し得る。その決定に基づいて、540において、UE115-eは、基地局105-j、105-kおよび105-lのいずれかに報告を送信し得る。報告は、PCI混同が発生したことを示し得る。

UE115-eによって送信された報告に基づいて、545において、基地局105-lは、基地局105-jおよび105-kに表示を送信し得る。表示は、基地局105-jおよび基地局105-kの各々が同じPCIを有してPCI混同にさらされるとき、550において基地局105-jにおけるPCIを変更することの要求、もしくは555において基地局105-kにおけるPCIを変更することの要求、または基地局105-j、基地局105-kもしくは両方がPCI混同を検出することを可能にするための識別子(たとえば、PCI、ECGI)についての情報を含み得る。

図6は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするワイヤレスデバイス605のブロック図600を示す。ワイヤレスデバイス605は、図1を参照しながら説明した基地局105の態様の例であってもよい。ワイヤレスデバイス605は、受信機610、基地局関係および混同マネージャ615、および送信機620を含み得る。ワイヤレスデバイス605はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。

受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびに拡張近隣関係およびPCI混同検出に関連する情報など)に関連する制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機610は、図9を参照しながら説明するトランシーバ935の態様の一例であってよい。

受信機610は、第2の基地局および少なくとも1つの追加の基地局が同じPCIを使用しており、第2の基地局および少なくとも1つの追加の基地局はそれぞれ、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作していることの表示を含む報告を、UEから第1の基地局において受信し得る。

基地局関係および混同マネージャ615は、図9を参照しながら説明する基地局関係および混同マネージャ915の態様の一例であり得る。基地局関係および混同マネージャ615の動作は、受信機610または送信機620と組み合わせて実行され得る。基地局関係および混同マネージャ615は、第1の基地局に対する第1のPCI、第1のネットワークセル識別子および第1のNHN-IDを含む第1の識別情報を受信し、第2の基地局に対する第2のPCI、第2のネットワークセル識別子および第2のNHN-IDを含む第2の識別情報を受信し、第1のNHN-IDが第2のNHN-IDと異なるものと決定し、かつ第1のNHNが第2のNHNと異なるとの決定に基づいて第1の識別情報および第2の識別情報を記憶し得る。基地局関係および混同マネージャ615はまた、共有無線周波数スペクトル帯域内で第1の基地局によってUEと通信し得る。

送信機620は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機620は、トランシーバモジュールにおいて受信機610とコロケートされ得る。たとえば、送信機620は、図9を参照して説明するトランシーバ935の態様の一例であり得る。送信機620は、単一のアンテナを含んでもよく、またはアンテナのセットを含んでもよい。

図7は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするワイヤレスデバイス705のブロック図700を示す。ワイヤレスデバイス705は、図1～図6を参照しながら説明したワイヤレスデバイス605または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス705は、受信機710、基地局関係および混同マネージャ715、および送信機720を含み得る。ワイヤレスデバイス705はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。

受信機710は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびに拡張近隣関係およびPCI混同検出に関連する情報など)に関連する制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機710は、図9を参照して説明するトランシーバ935の態様の例であってよい。

基地局関係および混同マネージャ715は、図9を参照しながら説明する基地局関係および混同マネージャ915の態様の一例であり得る。基地局関係および混同マネージャ715はまた、識別構成要素725、ネットワーク決定構成要素730、情報記憶構成要素735、および通信構成要素740を含み得る。

識別構成要素725は、第1の基地局に対する第1のPCI、第1のネットワークセル識別子および第1のNHN-IDを含む第1の識別情報を受信し、第2の基地局に対する第2のPCI、第2のネットワークセル識別子および第2のNHN-IDを含む第2の識別情報を受信し得る。場合によっては、第1の識別情報および第2の識別情報は第3の基地局において受信され、第3の基地局は第1の基地局の近隣であり、第3の基地局は第2の基地局の近隣である。場合によっては、第1のネットワークセル識別子および第2のネットワークセル識別子はそれぞれECGIを含む。場合によっては、第1の識別情報もしくは第2の識別情報または両方は、UEから受信される。場合によっては、第1の識別情報もしくは第2の識別情報または両方は、第2の基地局によって使用されるRATの表示を含む。

ネットワーク決定構成要素730は、第1のNHN-IDが第2のNHN-IDと異なるものと決定し、第1のNHNが第2のNHNと異なるとの決定に基づいて、第1の基地局、第2の基地局もしくは第3の基地局、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つにメッセージを送信し得る。場合によっては、メッセージは、PCIを変更することの表示を含む。場合によっては、第1のNHN-IDが第2のNHN-IDと異なると決定することは、第1のPCIが第2のPCIと等価であると決定することを含む。場合によっては、第1のNHN-IDが第2のNHN-IDと異なると決定することは、第1のネットワークセル識別子が第2のネットワークセル識別子と等価であると決定することを含む。

情報記憶構成要素735は、第1のNHNが第2のNHNと異なるとの決定に基づいて第1の識別情報および第2の識別情報を記憶し得る。

通信構成要素740は、共有無線周波数スペクトル帯域内で第1の基地局によってUEと通信し、第2の基地局が少なくとも1つの追加の基地局と同じセル識別子を使用しているとの表示を第2の基地局または第3の基地局に送信し得る。場合によっては、少なくとも1つの追加の基地局は第3の基地局を含み、第2の基地局および第3の基地局は同じPCIを使用している。場合によっては、第1の基地局および第2の基地局は、同じNHN内にある。

送信機720は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機720は、トランシーバモジュールにおいて受信機710とコロケートされ得る。たとえば、送信機720は、図9を参照しながら説明するトランシーバ935の態様の一例であり得る。送信機720は、単一のアンテナを含んでもよく、またはアンテナのセットを含んでもよい。

図8は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートする基地局関係および混同マネージャ815のブロック図800を示す。基地局関係および混同マネージャ815は、図6、図7および図9を参照しながら説明する、基地局関係および混同マネージャ615、基地局関係および混同マネージャ715、または基地局関係および混同マネージャ915の態様の一例であり得る。基地局関係および混同マネージャ815は、識別構成要素820、ネットワーク決定構成要素825、情報記憶構成要素830、通信構成要素835、識別メッセージ構成要素840、および情報要求構成要素845を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信してよい。

識別構成要素820は、第1の基地局に対する第1のPCI、第1のネットワークセル識別子および第1のNHN-IDを含む第1の識別情報を受信し、第2の基地局に対する第2のPCI、第2のネットワークセル識別子および第2のNHN-IDを含む第2の識別情報を受信し得る。場合によっては、第1の識別情報および第2の識別情報は第3の基地局において受信され、第3の基地局は第1の基地局の近隣であり、第3の基地局は第2の基地局の近隣である。場合によっては、第1のネットワークセル識別子および第2のネットワークセル識別子はそれぞれECGIを含む。場合によっては、第1の識別情報もしくは第2の識別情報または両方は、UEから受信される。場合によっては、第1の識別情報もしくは第2の識別情報または両方は、第2の基地局によって使用されるRATの表示を含む。

ネットワーク決定構成要素825は、第1のNHN-IDが第2のNHN-IDと異なるものと決定し、第1のNHNが第2のNHNと異なるとの決定に基づいて、第1の基地局、第2の基地局もしくは第3の基地局、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つにメッセージを送信し得る。場合によっては、メッセージは、PCIを変更することの表示を含む。場合によっては、第1のNHN-IDが第2のNHNと異なると決定することは、第1のPCIが第2のPCIと等価であると決定することを含む。場合によっては、第1のNHN-IDが第2のNHNと異なると決定することは、第1のネットワークセル識別子が第2のネットワークセル識別子と等価であると決定することを含む。

情報記憶構成要素830は、第1のNHNが第2のNHNと異なるとの決定に基づいて第1の識別情報および第2の識別情報を記憶し得る。通信構成要素835は、共有無線周波数スペクトル帯域内で第1の基地局によってUEと通信し、第2の基地局が少なくとも1つの追加の基地局と同じセル識別子を使用しているとの表示を第2の基地局または第3の基地局に送信し得る。場合によっては、少なくとも1つの追加の基地局は第3の基地局を含み、第2の基地局および第3の基地局は同じPCIを使用している。場合によっては、第1の基地局および第2の基地局は、同じNHN内にある。

識別メッセージ構成要素840は、第1の識別情報もしくは第2の識別情報または両方を受信し得る。場合によっては、第1の識別情報もしくは第2の識別情報または両方は、ブロードキャストメッセージ内で受信される。場合によっては、ブロードキャストメッセージは、SIBまたはeSIBを含む。場合によっては、第1の識別情報は、第1の基地局または第2の基地局とのバックホールリンクを介して第1の基地局からのメッセージ内で受信される。場合によっては、第2の識別情報は、第1の基地局または第2の基地局とのバックホールリンクを介して第2の基地局からのメッセージ内で受信される。

情報要求構成要素845は、新しく検出されたセル識別子に対するシステム情報を読み取って報告するために、少なくとも1つのUEに要求を送信し得る。場合によっては、要求は、1つまたは複数の基地局に対する知られているセル識別子のリストを含む。

図9は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、たとえば図1～図7を参照しながら上記で説明したワイヤレスデバイス605、ワイヤレスデバイス705、または基地局105の構成要素の一例であり得るかまたはそれを含み得る。

デバイス905は、基地局関係および混同マネージャ915、プロセッサ920、メモリ925、ソフトウェア930、トランシーバ935、アンテナ940、ネットワーク通信マネージャ945、および基地局通信マネージャ950を含む、送信および受信の通信のための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。

プロセッサ920は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ920は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ920に統合され得る。プロセッサ920は、様々な機能(たとえば、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。

メモリ925は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ925は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア930を記憶し得る。場合によっては、メモリ925は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用など、基本的ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。

ソフトウェア930は、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実施するためのコードを含み得る。ソフトウェア930は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア930は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。

トランシーバ935は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンクまたはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ935はワイヤレストランシーバを表し、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ935はまた、パケットを変調するとともに変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、またアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。

場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ940を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る複数のアンテナ940を有し得る。ネットワーク通信マネージャ945は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ945は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。

基地局通信マネージャ950は、他の基地局105との通信を管理することがあり、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含むことがある。たとえば、基地局通信マネージャ950は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ950は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供してもよい。

図10は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするワイヤレスデバイス1005のブロック図1000を示す。ワイヤレスデバイス1005は、図1～図5を参照しながら説明したUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1005は、受信機1010、UE関係および混同マネージャ1015、および送信機1020を含み得る。ワイヤレスデバイス1005はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。

受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびに拡張近隣関係およびPCI混同検出に関連する情報など)に関連する制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。レシーバ1010は、図13を参照しながら説明するトランシーバ1335の態様の例であってもよい。

受信機1010は、セル識別子に対するシステム情報を読み取って報告することの要求を第2の基地局から受信してもよく、セル識別子およびNHN-IDは、要求に応答して送信される。場合によっては、要求は、1つまたは複数の基地局に対する知られているセル識別子のリストを含む。場合によっては、要求は、新しく検出されたセル識別子を報告することの表示を含む。

UE関係および混同マネージャ1015は、図13を参照しながら説明するUE関係および混同マネージャ1315の態様の一例であり得る。UE関係および混同マネージャ1015は、受信機1010もしくは送信機1020または両方と組み合わせて動作および機能を実行し得る。UE関係および混同マネージャ1015は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定し、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信し得る。UE関係および混同マネージャ1015はまた、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作する第2の基地局に対するPCIを含むHOコマンドを共有無線周波数スペクトル帯域内で動作する第1の基地局から受信することと、共有無線周波数スペクトル帯域内でHO動作に対するターゲットとして動作し、PCIに基づいてターゲットとして識別される、第3の基地局を識別することと、第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIを使用することに基づいてHO動作が失敗したものと決定することとを行い得る。

送信機1020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュールにおいて受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1020は、図13を参照しながら説明するトランシーバ1335の態様の一例であってもよい。送信機1020は、単一のアンテナを含んでもよく、またはアンテナのセットを含んでもよい。

図11は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするワイヤレスデバイス1105のブロック図1100を示す。ワイヤレスデバイス1105は、図1～図5および図10を参照しながら説明したワイヤレスデバイス1005またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1105は、受信機1110、UE関係および混同マネージャ1115、および送信機1120を含み得る。ワイヤレスデバイス1105はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。

受信機1110は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびに拡張近隣関係およびPCI混同検出に関連する情報など)に関連する制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。レシーバ1110は、図13を参照しながら説明するトランシーバ1335の態様の例であってもよい。

UE関係および混同マネージャ1115は、図13を参照しながら説明するUE関係および混同マネージャ1315の態様の一例であり得る。UE関係および混同マネージャ1115はまた、識別子決定構成要素1125、送信構成要素1130、HOコマンド構成要素1135、HOターゲット構成要素1140、およびHO動作構成要素1145を含み得る。

識別子決定構成要素1125は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定し得る。送信構成要素1130は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信し、第2の基地局に第1の基地局によって使用されるRATの表示を送信し得る。

HOコマンド構成要素1135は、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作している第2の基地局に対するPCIを含むHOコマンドを、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作している第1の基地局から受信し得る。

HOターゲット構成要素1140は、共有無線周波数スペクトル帯域内でHO動作に対するターゲットとして動作し、PCIに基づいてターゲットとして識別される、第3の基地局を識別し、第3の基地局からシステム情報を受信し得る。

HO動作構成要素1145は、第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIを使用していることに基づいてHO動作は失敗したものと決定し、第3の基地局からシステム情報を受信し得る。

送信機1120は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1120は、トランシーバモジュールにおいて受信機1110とコロケートされ得る。たとえば、送信機1120は、図13を参照しながら説明するトランシーバ1335の態様の一例であってもよい。送信機1120は、単一のアンテナを含んでもよく、またはアンテナのセットを含んでもよい。

図12は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするUE関係および混同マネージャ1215のブロック図1200を示す。UE関係および混同マネージャ1215は、図10、図11および図13を参照しながら説明するUE関係および混同マネージャ1315の態様の一例であり得る。UE関係および混同マネージャ1215は、識別子決定構成要素1220、送信構成要素1225、HOコマンド構成要素1230、HOターゲット構成要素1235、HO動作構成要素1240、RAT識別構成要素1245、識別子構成要素1250、ネットワーク決定構成要素1255、および表示構成要素1260を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信してよい。

識別子決定構成要素1220は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定し得る。

送信構成要素1225は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信し、第2の基地局に第1の基地局によって使用されるRATの表示を送信し得る。

HOコマンド構成要素1230は、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作している第2の基地局に対するPCIを含むHOコマンドを、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作している第1の基地局から受信し得る。

HOターゲット構成要素1235は、共有無線周波数スペクトル帯域内でHO動作に対するターゲットとして動作し、PCIに基づいてターゲットとして識別される、第3の基地局を識別し、第3の基地局からシステム情報を受信し得る。

HO動作構成要素1240は、第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIを使用していることに基づいてHO動作は失敗したものと決定し、第3の基地局からシステム情報を受信し得る。RAT識別構成要素1245は、第1の基地局によって使用されるRATを識別し得る。

識別子構成要素1250は、第3の基地局からシステム情報内のセルネットワーク識別子を識別することであって、第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIを使用しているとの決定がシステム情報内のセルネットワーク識別子を識別することに基づく、識別することと、システム情報内の第3の基地局のNHN-IDを識別することとを行い得る。ネットワーク決定構成要素1255は、第3の基地局のNHN-IDは第1の基地局のNHN-IDと異なるものと決定し得る。

表示構成要素1260は、第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIを使用しているとの表示を第3の基地局に送信し、第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIおよび異なるNHN-IDを使用しているとの表示を記憶し、かつ第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIを使用しているとの表示を含む報告を送信してもよく、報告は、第1の基地局と同じNHN内で第1の基地局または別の基地局に送信される。

図13は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、たとえば図1～図5および図10～図12を参照しながら上記で説明したUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。

デバイス1305は、UE関係および混同マネージャ1315、プロセッサ1320、メモリ1325、ソフトウェア1330、トランシーバ1335、アンテナ1340、およびI/Oコントローラ1345を含む、送信および受信の通信のための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。

プロセッサ1320は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1320は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1320に統合され得る。プロセッサ1320は、様々な機能(たとえば、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。

メモリ1325は、RAMおよびROMを含んでよい。メモリ1325は、実行されると、本明細書で説明する様々な機能をプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1330を記憶し得る。場合によっては、メモリ1325は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用など、基本的ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。

ソフトウェア1330は、拡張近隣関係およびPCI混同検出をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実施するためのコードを含み得る。ソフトウェア1330は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア1330は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。

トランシーバ1335は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンクまたはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1335はワイヤレストランシーバを表し、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1335はまた、パケットを変調するとともに変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、またアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。

場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1340を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る複数のアンテナ1340を有し得る。

I/Oコントローラ1345は、デバイス1305に対する入力および出力の信号を管理し得る。I/Oコントローラ1345はまた、デバイス1305内に統合されない周辺機器を管理し得る。場合によっては、I/Oコントローラ1345は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。場合によっては、I/Oコントローラ1345は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。

図14は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明したように、基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1400の動作は、図6～図9を参照しながら説明したように、基地局関係および混同マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。

ブロック1405において、基地局105は、第1の基地局に対する第1のPCI、第1のネットワークセル識別子、および第1のNHN-IDを含む第1の識別情報を受信し得る。ブロック1405の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1405の動作の態様は、図6～図9を参照しながら説明したように、識別構成要素によって実行され得る。

ブロック1410において、基地局105は、第2の基地局に対する第2のPCI、第2のネットワークセル識別子、および第2のNHN-IDを含む第2の識別情報を受信し得る。ブロック1410の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1410の動作の態様は、図6～図9を参照しながら説明したように、識別構成要素によって実行され得る。

ブロック1415において、基地局105は、第1のNHN-IDが第2のNHN-IDと異なるものと決定し得る。ブロック1415の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1415の動作の態様は、図6～図9を参照しながら説明したように、ネットワーク決定構成要素によって実行され得る。

ブロック1420において、基地局105は、第1のNHNが第2のNHNと異なるとの決定に基づいて第1の識別情報および第2の識別情報を記憶し得る。ブロック1420の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1420の動作の態様は、図6～図9を参照しながら説明したように、情報記憶構成要素によって実行され得る。

図15は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明したように、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1500の動作は、図10～図13を参照しながら説明したように、UE関係および混同マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、以下で説明する機能の態様を専用ハードウェアを使用して実行し得る。

ブロック1505において、UE115は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHN内で動作している第1の基地局に対するセル識別子およびNHN-IDを決定し得る。ブロック1505の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1505の動作の態様は、図10～図13を参照しながら説明したように、識別子決定構成要素によって実行され得る。

ブロック1510において、UE115は、共有無線周波数スペクトル帯域内の第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局にセル識別子およびNHN-IDを送信し得る。ブロック1510の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1510の動作の態様は、図10～図13を参照しながら説明したように、送信構成要素によって実行され得る。

図16は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明したように、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1600の動作は、図10～図13を参照しながら説明したように、UE関係および混同マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、以下で説明する機能の態様を専用ハードウェアを使用して実行し得る。

ブロック1605において、UE115は、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作している第2の基地局に対するPCIを含むHOコマンドを、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作している第1の基地局から受信し得る。ブロック1605の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1605の動作の態様は、図10～図13を参照しながら説明したように、HOコマンド構成要素によって実行され得る。

ブロック1610において、UE115は、共有無線周波数スペクトル帯域内でHO動作に対するターゲットとして動作し、PCIに基づいてターゲットとして識別される、第3の基地局を識別し得る。ブロック1610の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1610の動作の態様は、図10～図13を参照しながら説明したように、HOターゲット構成要素によって実行され得る。

ブロック1615において、UE115は、第2の基地局および第3の基地局がそれぞれPCIを使用することに基づいてHO動作が失敗したものと決定し得る。ブロック1615の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1615の動作の態様は、図10～図13を参照しながら説明したように、HO動作構成要素によって実行され得る。

図17は、本開示の様々な態様による、拡張近隣関係およびPCI混同検出のための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明したように、基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1700の動作は、図6～図9を参照しながら説明したように、基地局関係および混同マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明する機能を実行するように、デバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。

ブロック1705において、基地局105は、共有無線周波数スペクトル帯域内で第1の基地局によってUEと通信し得る。ブロック1705の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1705の動作の態様は、図6～図9を参照しながら説明したように、通信構成要素によって実行され得る。

ブロック1710において、基地局105は、第2の基地局および少なくとも1つの追加の基地局が同じPCIを使用しているとの表示を含む報告をUEから第1の基地局において受信してもよく、第2の基地局および少なくとも1つの追加の基地局はそれぞれ、共有無線周波数スペクトル帯域内で動作している。ブロック1710の動作は、図1～図5を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1710の動作の態様は、図6～図9を参照しながら説明したように、受信機によって実行され得る。

上記で説明した方法は、可能な実装形態について説明しており、動作およびステップは、並べ替えられ、または場合によっては修正することができ、他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされてよい。

本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してもよい。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格を対象とする。IS-2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。

OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPP LTEおよびLTE-Aは、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用されてもよい。LTEシステムの態様が例として説明されている場合があり、説明の大部分においてLTE用語が使用されている場合があるが、本明細書で説明する技法は、LTE適用例以外に適用可能である。

本明細書で説明するそのようなネットワークを含むLTE/LTE-Aネットワークでは、eNBという用語は、概して、基地局を表すために使用され得る。本明細書で説明する単一または複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する、異種LTE/LTE-Aネットワークを含み得る。たとえば、各eNBまたは基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局と関連付けられるキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る。

基地局は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント(AP)、無線トランシーバ、ノードB、eNB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含むことがあり、または当業者によってそのように呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレージエリアは、カバレージエリアの一部分を構成するセクタに分割されてよい。本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含んでよい。本明細書で説明するUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、中継基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信できる場合がある。異なる技術のためのオーバーラップする地理的カバレージエリアがあってよい。

マクロセルは一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入しているUEによるネットワークプロバイダとの無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較すると、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域で動作する場合がある低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによるネットワークプロバイダとの無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連性を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE、自宅内のユーザのためのUE、など)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートしてもよい。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。

本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は類似のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれに使用されてもよい。

本明細書で説明するダウンリンク送信は、順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は、逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100と200とを含む、本明細書で説明する各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、各キャリアは、複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)で構成される信号であり得る。

添付の図面に関して本明細書に記載した説明は、例について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として役立つ」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味するものではない。詳細な説明は、説明した技法を理解することを目的とした具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴うことなく実践されることがある。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造とデバイスとをブロック図の形式で示す。

添付の図面において、類似の構成要素または特徴は、同じ参照符号を有する場合がある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、類似の構成要素を区別するダッシュおよび第2のラベルを参照ラベルに続けることによって区別されることがある。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。

本明細書で説明する情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。

本明細書の本開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような例)として実装され得る。

本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されてよく、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてよい。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上述した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せを使用して実装されてよい。機能を実施する特徴は、機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて本明細書で使用する場合、「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙において使用されるとき、列挙される項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙される項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成物が、構成要素A、B、および/またはCを含むものとして説明される場合、その組成物は、A単体、B単体、C単体、AおよびBを組み合わせて、AおよびCを組み合わせて、BおよびCを組み合わせて、またはA、B、およびCを組み合わせて含むことができる。また、特許請求の範囲を含めて本明細書で使用する場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句が単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指すような包括的リストを示す。例として、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は、A、B、C、A-B、A-C、B-C、およびA-B-C、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、A-A、A-A-A、A-A-B、A-A-C、A-B-B、A-C-C、B-B、B-B-B、B-B-C、C-C、およびC-C-C、または任意の他の順序のA、B、およびC)を包含するものとする。

本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すことを企図されるものではない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてもよい。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。

コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を含むことができる。また、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。

当業者に知られているか、または後で知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書で開示したものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」、「構成要素」などの単語は、「手段」という単語の代用ではない場合がある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。

本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示に対する様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲を逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されるのではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

100 ワイヤレス通信システム
105 基地局、発展型ノードB(eノードB)
105-a 基地局
105-b 基地局
105-c 基地局
105-d 基地局
105-e 基地局
105-f 基地局
105-g 基地局
105-h 基地局
105-i 基地局
105-j 基地局
105-k 基地局
105-l 基地局
110 地理的カバレッジエリア
110-a カバレージエリア
110-b カバレージエリア
115 UE
115-a UE
115-b UE
115-c UE
115-d UE
115-e UE
125 通信リンク
125-a 通信リンク
125-b 通信リンク
125-c 通信リンク
130 コアネットワーク
132 バックホールリンク
134 バックホールリンク、ワイヤードバックホールリンク
134-a ワイヤードバックホールリンク
200 ワイヤレス通信システム
205 セル
205-a サービングセル、セル
205-b サービングセル、セル
205-c サービングセル、セル
210 混同領域
300 プロセスフロー
400 プロセスフロー
500 プロセスフロー
600 ブロック図
605 ワイヤレスデバイス
610 受信機
615 基地局関係および混同マネージャ
620 送信機
700 ブロック図
705 ワイヤレスデバイス
710 受信機
715 基地局関係および混同マネージャ
720 送信機
725 識別構成要素
730 ネットワーク決定構成要素
735 情報記憶構成要素
740 通信構成要素
800 ブロック図
815 基地局関係および混同マネージャ
820 識別構成要素
825 ネットワーク決定構成要素
830 情報記憶構成要素
835 通信構成要素
840 識別メッセージ構成要素
845 情報要求構成要素
900 システム
905 デバイス
915 基地局関係および混同マネージャ
920 プロセッサ
925 メモリ
930 ソフトウェア、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア
935 トランシーバ
940 アンテナ
945 ネットワーク通信マネージャ
950 基地局通信マネージャ
1000 ブロック図
1005 ワイヤレスデバイス
1010 受信機
1015 UE関係および混同マネージャ
1020 送信機
1100 ブロック図
1105 ワイヤレスデバイス
1110 受信機
1115 UE関係および混同マネージャ
1120 送信機
1125 識別子決定構成要素
1130 送信構成要素
1135 HOコマンド構成要素
1140 HOターゲット構成要素
1145 HO動作構成要素
1200 ブロック図
1215 UE関係および混同マネージャ
1220 識別子決定構成要素
1225 送信構成要素
1230 HOコマンド構成要素
1235 HOターゲット構成要素
1240 HO動作構成要素
1245 RAT識別構成要素
1250 識別子構成要素
1255 ネットワーク決定構成要素
1260 表示構成要素
1300 システム
1305 デバイス
1315 UE関係および混同マネージャ
1320 プロセッサ
1325 メモリ
1330 ソフトウェア、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア
1335 トランシーバ
1340 アンテナ
1345 I/Oコントローラ

Claims (12)

1. ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信のための方法であって、
   1つまたは複数のセル識別子に関連する情報を報告することの要求を前記UEにおいて受信するステップと、
   共有無線周波数スペクトル帯域内の第1の中立ホストネットワーク(NHN)内で動作している第1の基地局に対する識別情報報告に含まれるべき少なくとも1つのセル識別子および前記1つまたは複数のセル識別子に関連付けられたNHN識別子(NHN-ID)を決定するステップであって、
   前記少なくとも1つのセル識別子が、前記第1の基地局に対するEvolved Universal Terrestrial Access Network(E-UTRAN)セルグローバル識別子(ECGI)または物理セル識別子(PCI)を含み、
   前記NHN-IDが、前記第1のNHNに関する情報を含む、ステップと、
   前記要求に応答して、前記共有無線周波数スペクトル帯域内の前記第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局に前記少なくとも1つのセル識別子および前記1つまたは複数のセル識別子に関連付けられた前記NHN-IDを含む前記識別情報報告を送信するステップと
   を含む、方法。
2. 前記1つまたは複数のセル識別子が、前記PCIを含み、
   前記少なくとも1つのセル識別子および前記NHN-IDを含む前記識別情報報告を送信するステップが、前記要求に基づく、請求項1に記載の方法。
3. 前記要求が、1つまたは複数の基地局に対する知られているセル識別子のリストを含む、請求項2に記載の方法。
4. 前記要求が、新しく検出されたセル識別子を報告することの表示を含む、請求項2に記載の方法。
5. 前記要求に応答して、前記第1の基地局に対する前記ECGIまたは前記PCIの一方または両方を送信するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
6. 前記第1の基地局によって使用される無線アクセス技術(RAT)を識別するステップと、
   前記第1の基地局によって使用される前記RATの表示を前記第2の基地局に送信するステップと
   をさらに含む、請求項1に記載の方法。
7. ワイヤレス通信のための装置であって、
   1つまたは複数のセル識別子に関連する情報を報告することの要求をユーザ機器(UE)において受信するための手段と、
   共有無線周波数スペクトル帯域内の第1の中立ホストネットワーク(NHN)内で動作している第1の基地局に対する識別情報報告に含まれるべき少なくとも1つのセル識別子および前記1つまたは複数のセル識別子に関連付けられたNHN識別子(NHN-ID)を決定するための手段であって、
   前記少なくとも1つのセル識別子が、前記第1の基地局に対するEvolved Universal Terrestrial Access Network(E-UTRAN)セルグローバル識別子(ECGI)または物理セル識別子(PCI)を含み、
   前記NHN-IDが、前記第1のNHNに関する情報を含む、手段と、
   前記要求に応答して、前記共有無線周波数スペクトル帯域内の前記第1のNHNまたは第2のNHN内で動作している第2の基地局に前記少なくとも1つのセル識別子および前記1つまたは複数のセル識別子に関連付けられた前記NHN-IDを含む前記識別情報報告を送信するための手段と
   を含む、装置。
8. 前記1つまたは複数のセル識別子が、前記PCIを含み、
   前記少なくとも1つのセル識別子および前記NHN-IDを含む前記識別情報報告を送信するための前記手段が、前記要求に基づく、請求項7に記載の装置。
9. 前記少なくとも1つのセル識別子を含む前記識別情報報告を送信するための前記手段が、
   前記要求に応答して、前記第1の基地局に対する前記ECGIまたは前記PCIの一方または両方を送信するための手段をさらに含む、請求項8に記載の装置。
10. 前記要求が、1つまたは複数の基地局に対する知られているセル識別子のリストを含む、請求項8に記載の装置。
11. 前記第1の基地局によって使用される無線アクセス技術(RAT)を識別するための手段と、
    前記第1の基地局によって使用される前記RATの表示を前記第2の基地局に送信するための手段と
    をさらに含む、請求項7に記載の装置。
12. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法をプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータプログラム。

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