JP7022101B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械に関する。
工作機械において、工具交換等のタイミングで、切粉等の異物がホルダに噛み込むことがある。異物の噛み込みは、主軸の振れに繋がり、位置ずれや、芯ずれ、いびつな加工面等の加工不良の原因となることがある。
図1は、加工工具51を保持する工具ホルダ52のテーパ部53への異物54の噛み込みを示す図である。図1に示すように、異物54の噛み込みにより工具51が偏心することにより、主軸回転時の偏重心が発生することで加工不良の原因となる。
また、工具ホルダ52への異物の噛み込みのみならず、例えば、テーパ部の摩耗による加工工具51の装着不良、工具チャックの不良、加工工具51の破損や曲がりにより、工具ホルダ52に保持された加工工具51の振れが発生することがある。
工作機械において加工工具の振れを検知するため、ホルダにおける加工工具の保持箇所付近にセンサを設置し、当該センサで加工工具の振れを直接検知する技術が知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2017-007030号公報 特開平08-197384号公報
しかし、加工工具の振れを検知するセンサを後付けで設置する場合、設置台数分のコスト、設置時の配線、加工液等によるセンサの劣化等、懸念される点が複数存在する。
したがって、加工工具の振れを検知するセンサの追加を要することなく、加工工具の振れを検知することが可能な工作機械が望まれている。
本開示の一態様は、ワークの切削加工を行う工作機械であって、前記切削加工に用いる工具を装着したホルダを回転する主軸と、前記ホルダ及び/又は前記ワークが載置される載置台を移動させる1軸以上の移動軸と、前記主軸及び/又は前記移動軸の駆動トルクを測定するトルク測定部と、正常時に主軸回転による空運転を実行することにより測定される前記駆動トルクを基準値とする基準値算出部と、実加工前に主軸回転による空運転を実行することにより測定される前記駆動トルクを前記基準値と比較するトルク比較部と、前記比較の結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する警報部と、を備える、工作機械である。
一態様によれば、工作機械において、工具の振れを検知するセンサの追加を要することなく、工具の振れを検知することが可能となる。
工具ホルダのテーパ部への異物の噛み込みを示す図である。 一実施形態に係る工作機械とワークを載置するワーク台とを示す図である。 一実施形態の工作機械における主軸の移動機構を示す図である。 正常時の駆動トルクの時系列変化を示すグラフである。 異常時の駆動トルクの時系列変化を示すグラフである。 一実施形態に係る工作機械の機能ブロック図である。 一実施形態に係る工作機械の動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る工作機械の機能ブロック図である。 一実施形態に係る工作機械の動作を示すフローチャートである。 一実施形態における空運転時の主軸の回転数と反力トルクとの関係を示すグラフである。 一実施形態における空運転時の主軸の回転数と反力トルクとの関係を示すグラフである。 一実施形態に係る工作システムの全体構成を示す図である。 一実施形態に係る工作システムに含まれる機械学習装置の機能ブロック図である。 一実施形態に係る工作システムに含まれる機械学習装置の動作を示すフローチャートである。
〔1 第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図2~図7を参照することにより説明する。図2は、本実施形態に係る工作機械とワークを載置するワーク台とを示す図である。図3は、図2に示す工作機械における主軸のZ軸方向への移動機構を示す図である。図4は、正常時の駆動トルクの時系列変化を示すグラフである。図5は、異常時の駆動トルクの時系列変化を示すグラフである。図6は、本実施形態に係る工作機械の機能ブロック図である。図7は、本実施形態における工作機械の動作を示すフローチャートである。
〔1.1 発明の概要〕
最初に第1実施形態に係る発明の概要について、図2~図5を参照することにより説明する。なお、図2において、工作機械10は、主軸と、主軸を支える移動軸であるX軸、Y軸及びZ軸を有するものとする。また、主軸を回転するホルダ11に加工工具12が装着され、加工工具12が回転することにより、ワーク台20に載置される冶具21に固定されたワーク22が加工されるとする。
また、図3において、工作機械10のホルダ11及び加工工具12は、移動軸駆動モータ13が回転し、当該回転がタイミングベルト14によって、Z軸直線移動用のボールねじ15に伝達してボールねじ15が回転する。ボールねじ15が回転することにより、ボールねじ15に係合するナット16がボールねじ15の軸方向に移動することで、ナット16に固定されるホルダ11が、Z軸方向の直線案内軸受け16A及び16Bに沿ってZ軸方向に移動する。これにより、主軸及び主軸周りに回転する加工工具12が、Z軸方向に移動する。
図1を参照して上述したように、ホルダ11のテーパ部に異物が噛み込むことにより、加工工具12が偏心すると、図2において、主軸回転時の偏重心の原因となり、主軸を支える移動軸であるX軸、Y軸及びZ軸に反力が生じる。反力は主軸の回転に同期し、図3における移動軸駆動モータ13の反力トルクとなる。
より詳細には、図3において、主軸回転に同期した反力が発生すると、この反力は、主軸を中心に回転する加工工具12を支えるホルダ11を介して、ボールねじ15に伝達し、更にタイミングベルト14を介して、移動軸駆動モータ13の反力トルクとなる。
図4に示すように、正常時の駆動トルクは、微小な幅で変化するものの、基本的には所定値を保つが、上記のように、主軸回転に同期した偏重心による振れ回りにより、図5に示すように反力トルクが発生し、駆動トルクは主軸1回転に同期する周期の波状となる。なお、この偏重心による振れ回りは、テーパ部への切粉の噛み込み、テーパ部の摩耗による加工工具の偏心、チャックの不良、加工工具の破損や曲がりによって発生する。
移動軸駆動モータ13の駆動トルクに含まれる反力トルクの成分は、加工中には、加工自体の反力によって大きな力が生じるため、駆動トルクの中に埋もれてしまい、測定が難しい。
そこで、加工開始前に加工工具12をワーク22に接触させず、加工しない状態で、主軸を一定の回転数による空回転で回転させて、移動軸駆動モータ13の駆動トルクを測定する。
正常時には、偏重心に起因する振れ回りによって反力トルクが発生することがないため、この時の移動軸の駆動トルクを正常時の基準とする。正常時の基準を設定した上で、実加工開始前に、主軸を一定の回転数による空回転で回転させて、移動軸駆動モータ13の駆動トルクを測定し、この駆動トルクを正常時の基準と比較することにより、加工工具12の振れに係る異常を検知し、異常の場合には警報を発報する。
とりわけ、工作機械10の主軸は、加工精度を確保する観点から滑らかに回転するように設計され、組み立てられていることが多い。このため、正常時の駆動トルクに生じる変動成分、すなわち、偏重心が発生した場合の振れ回りに伴う周期成分に対する外乱成分は小さいと考えられることがある。
本実施形態においては、これを前提として、主軸の回転数を一定とした状態で、実加工前の空回転により発生する駆動トルクの変動幅(図5のa)を、正常時の変動幅である基準値と比較してもよい。あるいは、当該駆動トルクの最大値(図5のa)を、正常時の最大値である基準値と比較してもよい。
また、比較方法としては、正常時の空回転により発生する駆動トルクの変動幅である基準値と、実加工前の空回転により発生する駆動トルクの変動幅との差分を求めた上で、当該差分の絶対値と、基準値の20%等の値の閾値とを比較してもよい。あるいは、正常時の空回転により発生する駆動トルクの最大値である基準値と、実加工前の空回転により発生する駆動トルクの最大値との差分を求めた上で、当該差分の絶対値と、基準値の20%等の値の閾値とを比較してもよい。外乱による変動成分にマージンを設けることにより、異常の誤検知を少なくすることが可能となる。
〔1.2 発明の構成〕
図6は、工作機械10の機能ブロック図である。工作機械10は、図6に示すように、加工工具が取り付けられて主軸モータ112で回転する主軸111と、この主軸111を送り出す移動軸116とによって加工を行う。すなわち、この加工工具は、主軸111を駆動する主軸モータ112により回転し、移動軸116を駆動する移動軸モータ117によって送り出される。なお、実施例では、工作機械10を切削機械として説明することがあるが、これに限定されない。
工作機械10は、上記の主軸111、主軸モータ112、移動軸116、移動軸モータ117に加え、モータ制御回路130、モータ駆動アンプ131A及び131B、制御部150を備える。
モータ制御回路130は、主軸モータ112及び移動軸モータ117を駆動する動作指令を作成する。モータ駆動アンプ131Aは、動作指令を増幅して主軸モータ112に出力する。モータ駆動アンプ131Bは、動作指令を増幅して移動軸モータ117に出力する。
制御部150は、工作機械10の全体を制御する部分であり、各種プログラムを、ROM、RAM、フラッシュメモリ又はハードディスク(HDD)等の記憶領域から適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各種機能を実現している。制御部150は、CPUであってよい。制御部150は、トルク測定部151、基準値算出部152、トルク比較部153、及び警報部154を備える。
トルク測定部151は、主軸111及び移動軸116の駆動トルクを測定する。トルク測定部151は、例えば、主軸モータ112及び移動軸モータ117を駆動させるための負荷電流を元に駆動トルクを算出してもよい。あるいは、トルク測定部151は、主軸111及び移動軸116に備わる磁歪式トルクセンサにより、駆動トルクを測定してもよい。
基準値算出部152は、正常時に、工作機械10で主軸回転により空運転を実行した際に、トルク測定部151によって測定される駆動トルクを基準値とする。上記のように、基準値算出部152は、正常時の駆動トルクの最大値を基準値としてもよく、駆動トルクの振れ幅を基準値としてもよい。
トルク比較部153は、実加工前に、工作機械10で主軸回転による空運転を実行することにより測定される駆動トルクを基準値と比較する。より詳細には、トルク比較部153は、実加工前に測定される駆動トルクと基準値との差分の絶対値が閾値を超えるか否かを判定することにより、実加工前の駆動トルクと基準値とを比較してもよい。この閾値としては、基準値の値の所定割合、例えば基準値の20%の値を用いてもよい。
警報部154は、トルク比較部153による比較結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する。より詳細には、トルク比較部153によって、実加工前の駆動トルクと基準値との差分の絶対値が閾値を超えたと判定された際に、警報部154は警報を発報してもよい。
〔1.3 発明の動作〕
図7は、工作機械10の動作を示すフローチャートである。
ステップS11において、工作機械10は、モータ制御回路130の制御により、正常時に主軸の回転による空運転を実行する。
ステップS12において、トルク測定部151が駆動トルクを測定し、基準値算出部152が、駆動トルクの測定値を基準値とする。
ステップS13において、工作機械10は、モータ制御回路130の制御により、実加工前に主軸の回転による空運転を実行する。
ステップS14において、トルク測定部151が駆動トルクを測定する。
ステップS15において、測定値と基準値との差分の絶対値が閾値を超えた場合(S15:YES)には、処理はステップS16に移行する。測定値と基準値との差分の絶対値が閾値以下の場合(S15:NO)には、処理を終了する。
ステップS16において、警報部154は警報を発報する。
〔1.4 発明の効果〕
本実施形態に係る工作機械10は、ワークの切削加工を行う工作機械であって、切削加工に用いる工具を装着したホルダ11を回転する主軸111と、ホルダ11及び/又はワーク22が載置される載置台を移動させる1軸以上の移動軸116と、主軸111及び/又は移動軸116の駆動トルクを測定するトルク測定部151と、正常時に主軸回転による空運転を実行することにより測定される駆動トルクを基準値とする基準値算出部152と、実加工前に主軸回転による空運転を実行することにより測定される駆動トルクを基準値と比較するトルク比較部153と、比較の結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する警報部154と、を備える。
これにより、工作機械において、工具の振れを検知するセンサの追加を要することなく、工具の振れを検知することが可能となる。
また、空運転時における主軸111の回転数を一定値とし、基準値算出部152は、正常時の駆動トルクの最大値又は振れ幅を基準値とし、トルク比較部153は、切削加工前の駆動トルクの最大値又は振れ幅を基準値と比較してもよい。
これにより、トルク比較部153による駆動トルクと基準値との比較を簡便なものとすることができる。
〔2 第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図8及び図9を参照することにより説明する。図8は、本実施形態に係る工作機械の機能ブロック図である。図9は、本実施形態における工作機械の動作を示すフローチャートである。
〔2.1 発明の概要〕
最初に第2実施形態に係る発明の概要について説明する。
第1実施形態においては、主として、偏重心が発生した場合の振れ回り周期成分に対する外乱成分が小さいことを前提とし、駆動トルクの変動幅又は駆動トルクの最大値を、正常時の基準値と比較した。
一方、第2実施形態においては、主軸の回転数を任意に設定した一定回転数とすると、原理的に振れ回り偏心反力の周波数が主軸回転数となるため、移動軸に発生するトルクの周波数分析をすることにより、主軸回転数に同期した特定の周波数成分のみ抽出し、その値を正常時の基準値と比較する。これにより、駆動トルクのうち、駆動系のベアリング等の要素から発生する外乱トルク成分を分離できるため、偏重心が発生した場合の振れ回り周期成分に対する外乱成分が小さいことを前提とする必要がない。
なお、この周波数成分の値としては、例えば振幅値を用いることが可能である。振幅値としては、ピーク振幅、振幅の実効値(RMS)、パワー、パワースペクトル密度(PSD)を用いてもよい。
周波数成分の値として振幅値を用いた上で、実加工開始前の測定値を正常時の基準値と比較することにより、加工工具の振れに起因する主軸回転時の偏重心を検知することが可能となる。
〔2.2 発明の構成〕
図6は、工作機械10Aの機能ブロック図である。なお、以下では主として、工作機械10Aと工作機械10との相違点について記載し、共通する構成要素については、基本的に説明を省略する。
工作機械10Aは、工作機械10とは異なり、制御部150の代わりに制御部150Aを備える。制御部150Aは、制御部150とは異なり、トルク比較部153を備えず、その代わりに周波数成分抽出部155と周波数成分比較部156とを備える。また、制御部150Aは、基準値算出部152の代わりに基準値算出部152Aを、警報部154の代わりに警報部154Aを備える。
周波数成分抽出部155は、トルク測定部151によって測定された駆動トルクをFFT(Fast Fourier Transform)解析することにより、主軸111の回転数に同期した周波数成分を抽出する。より詳細には、周波数成分抽出部155は、トルク測定部151によって測定された主軸111及び/又は移動軸116の駆動トルクに対し、FFT演算を施すことにより、駆動トルクのパワースペクトルを求めた上で、主軸111の回転数に同期した周波数成分の値を、後述の基準値算出部152A及び周波数成分比較部156に出力する。
なお、上記のように、この周波数成分の値としては、例えば振幅値を用いることが可能であり、振幅値としては、ピーク振幅、振幅の実効値(RMS)、パワー、パワースペクトル密度(PSD)を用いてもよい。
基準値算出部152Aは、正常時に、工作機械10Aで主軸回転により空運転を実行した際に、周波数成分抽出部155によって抽出される周波数成分の値を基準値とする。
周波数成分比較部156は、実加工前に、工作機械10Aで主軸回転による空運転を実行することにより、周波数成分抽出部155によって抽出された周波数成分の値を基準値と比較する。より詳細には、周波数成分比較部156は、実加工前に抽出される周波数成分の値と基準値との差分の絶対値が閾値を超えるか否かを判定することにより、実加工前の周波数成分の値と基準値とを比較してもよい。この閾値としては、基準値の値の所定割合、例えば基準値の20%の値を用いてもよい。
警報部154Aは、周波数成分比較部156による比較結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する。より詳細には、周波数成分比較部156によって、実加工前の周波数成分の値と基準値との差分の絶対値が閾値を超えたと判定された際に、警報部154Aは警報を発報してもよい。
〔2.3 発明の動作〕
図9は、工作機械10Aの動作を示すフローチャートである。
ステップS21において、工作機械10Aは、モータ制御回路130の制御により、正常時に主軸の回転による空運転を実行する。
ステップS22において、トルク測定部151が駆動トルクを測定する。
ステップS23において、周波数成分抽出部155が、測定された駆動トルクから周波数成分を抽出し、基準値算出部152Aが、抽出された周波数成分の値を基準値とする。
ステップS24において、工作機械10は、モータ制御回路130の制御により、実加工前に主軸の回転による空運転を実行する。
ステップS25において、トルク測定部151が駆動トルクを測定する。
ステップS26において、周波数成分抽出部155が、測定された駆動トルクから周波数成分を抽出し、抽出された周波数成分の値を測定値とする。
ステップS27において、測定値と基準値との差分の絶対値が閾値を超えた場合(S27:YES)には、処理はステップS28に移行する。測定値と基準値との差分の絶対値が閾値以下の場合(S27:NO)には、処理を終了する。
ステップS28において、警報部154は警報を発報する。
〔2.4 発明の効果〕
本実施形態に係る工作機械10Aは、ワークの切削加工を行う工作機械であって、切削加工に用いる工具を装着したホルダ11を回転する主軸111と、ホルダ11及び/又はワーク22が載置される載置台を移動させる1軸以上の移動軸116と、主軸111及び/又は移動軸116の駆動トルクを測定するトルク測定部151と、駆動トルクをFFT解析して、主軸111の回転数に同期した周波数成分を抽出する周波数成分抽出部155と、正常時に主軸回転による空運転を実行することにより抽出される周波数成分の値を基準値とする基準値算出部152Aと、実加工前に主軸回転による空運転を実行することにより抽出される周波数成分の値を基準値と比較する周波数成分比較部156と、比較の結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する警報部154Aと、を備える。
これにより、偏重心が発生した場合の振れ回り周期成分に対する外乱成分が小さいことを前提としない場合においても、工具の振れを検知するセンサの追加を要することなく、工具の振れを検知することが可能となる。
〔3 第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態を、図10を参照することにより説明する。図10は、本実施形態における空運転時の主軸111の回転数と、反力トルクの値との関係を示すグラフである。
〔3.1 発明の概要〕
最初に第3実施形態に係る発明の概要について説明する。
偏重心が小さく、反力トルクが小さいために加工に影響はあるものの、反力が外乱に埋もれて、反力トルクの検出が困難なケースも想定される。そのような場合に、主軸111を支える機械系における剛性を踏まえた共振点と、偏重心回転を加振として捉えた共振現象を利用することで、偏重心が小さい場合の反力トルクを際立たせることができる。
より具体的には、図10において、空運転時の主軸回転数が、機械系との共振点に一致したときに、反力トルクにおける回転数周期成分の値がピーク値となる。これを利用して、空回転時の主軸回転数を共振が発生する共振点とすることにより、反力トルクを際立たせることができる。
〔3.2 発明の構成及び動作〕
第3実施形態に係る工作機械の構成自体は、基本的に第1実施形態に係る工作機械10、及び第2実施形態に係る工作機械10Aと共通であるため、その説明を省略する。
第1実施形態及び第2実施形態においては、モータ制御回路130によって制御される主軸モータ112、及び/又は移動軸モータ117の回転数を一定値としたが、第3実施形態においては、この回転数を共振が発生する共振点とする。
なお、主軸の回転数を共振点とする際は、予め共振点を見つけておき、空運転時の主軸の回転数を共振点に一致させてもよく、低回転の回転数から、その間に共振点を含むと考えられる高回転の回転数まで回転数を変化させて、その区間での測定値を、図10に示すa3に基づく閾値と比較することにより、共振点と一致させてもよい。
〔3.3 発明の効果〕
本実施形態においては、空運転時における主軸111の回転数を、工作機械10又は10Aにおいて共振が発生する回転数とする。
これにより、反力が外乱に埋もれて、反力トルクの検出が困難なケースにおいても、工具の振れを検知するセンサの追加を要することなく、工具の振れを検知することが可能となる。
〔4.1 発明の概要〕
最初に第4実施形態に係る発明の概要について説明する。
第3実施形態においては、基本的には予め共振点を把握した上で、空運転時の主軸の回転数を共振点に一致させていた。一方で、例えば機械系によって異なる剛性や、機械系に取り付けられる工具の種類によって共振点が異なることもあり、共振点を予め把握することが困難な場合がある。
そこで、図11に示すように、空運転における主軸回転数を低回転の回転数から、高回転の回転数まで上げながら、反力トルクにおける回転数周期成分の値を、正常状態における回転数周期成分の値を上回る閾値と比較し、閾値を超えた所をピークと推定する。その上で、このピークに達した時点の回転数における、基準値と駆動トルクを比較し、この比較結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する。
〔4.2 発明の構成及び動作〕
第4実施形態に係る工作機械の構成自体は、基本的に第1実施形態に係る工作機械10、及び第2実施形態に係る工作機械10Aと共通であるため、その説明を省略する。
第1実施形態及び第2実施形態においては、モータ制御回路130によって制御される主軸モータ112、及び/又は移動軸モータ117の回転数を一定値とし、第3実施形態においては、この回転数を共振が発生する共振点としていた。
一方、第4実施形態においては、モータ制御回路130によって制御される主軸モータ112、及び/又は移動軸モータ117の回転数を、低回転の回転数から高回転の回転数まで変化させていき、反力トルクにおける回転数周期成分の値がピークに達したと推定される時点での回転数における基準値と駆動トルクとを比較する。
なお、ピークと推定される箇所が複数存在する場合には、反力トルクにおける回転数周期成分の値がもっとも高い点をピークと推定する。
また、回転数周期成分の値がピークに達したと推定される時点での回転数が確定した後、当該回転数を工具の種類別に記憶部(不図示)に記憶してもよい。これにより、二回目以降の測定時に、最初から、主軸の回転数を工具に紐づけられた回転数に固定した上で、基準値と駆動トルクとを測定することが可能となる。
〔4.3 発明の効果〕
本実施形態においては、空運転時における主軸111の回転数を、低回転の回転数から高回転数の回転数まで上げながら、共振が発生する回転数を推定する。
これにより、予め共振点が分かっていない場合にも、工具の振れを検知するセンサの追加を要することなく、工具の振れを検知することが可能となる。
〔5 第5実施形態〕
以下、本発明の第5実施形態を図12~図14を参照することにより説明する。図12は、本実施形態に係る工作システム1の全体構成を示す図である。図13は、主として、工作システム1に含まれる機械学習装置70の機能ブロックを示す図である。図14は、機械学習装置70の動作を示すフローチャートである。
〔5.1 発明の概要〕
第1実施形態~第4実施形態においては、駆動トルクのデータ自体、又は駆動トルクデータから抽出した周波数成分の値を、正常時と異常時とで比較することにより、異常時には警報を発報していた。一方で、第5実施形態においては、正常時の駆動トルクと工作機械10における加工工具12の装着状態が正常であることを示すラベルとを組とするデータ、及び、故意に異常を発生させた際の駆動トルクと工作機械10における加工工具12の装着状態が異常であることを示すラベルとを組とするデータからなる教師データを用いる機械学習、すなわち「教師あり学習」をする。この教師あり学習により学習モデルを構築し、当該学習モデルを用いて加工工具12の装着状態を判定して、判定結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する。
〔5.2 発明の構成〕
工作システム1は、図12に示すように、機械学習装置70と、n台の工作機械10を備える(nは自然数)。
機械学習装置70と、工作機械10とは、相互に通信可能に接続されている。なお、機械学習装置70と、工作機械10とは、接続インタフェースを介して直接接続されても、ネットワーク40を介して接続されてもよい。ネットワーク40は、例えば、工場内に構築されたLAN(Local Area Network)や、インターネット、公衆電話網、あるいは、これらの組み合わせである。ネットワーク40における具体的な通信方式や、有線接続及び無線接続のいずれであるか等については、特に限定されない。
機械学習装置70は、教師あり機械学習により、工作機械10における加工工具12の装着状態の異常を検知するための学習モデルを構築する。そのため、図13に示すように、機械学習装置70は、入力部71、ラベル取得部72、学習部73、及び学習モデル記憶部74を備えている。
入力部71は、工作機械10から、特徴量として駆動トルクに係るデータを取得する。
ラベル取得部72は、工作機械10における加工工具12の装着状態が正常か異常かを示すラベルを取得する。
学習部73は、特徴量とラベルとの組を教師データとして教師あり学習を行うことにより、工作機械10における加工工具12の装着状態が正常か異常かを検知するための学習モデルを構築し、構築した学習モデルを、工作機械10の制御部150に送信する。学習モデル記憶部74は、学習部73が構築した学習モデルを記憶する。
なお、学習部73は、例として、サポート・ベクター・マシン(Support Vector Machine、以下SVMともいう)を用いて実現することが可能である。SVMは公知技術であるのでその詳細な説明は省略するが、教師あり学習(正解データと非正解データが教師データとして与えられる学習)を用いる識別手法の1つであり、識別が優れた学習モデルとして知られており、例えば、未学習データに対して高い識別性能(高い汎化性能)を得られることが知られている。
学習部73は、上記のラベルとして、加工工具12の装着状態に係る二値化されたラベルを用いると共に、上記の特徴量を含む空間を、加工工具12の装着状態が正常か異常かに関して、マージンが最大となるように分離する超平面を算出する。さらに、学習部73は、この超平面の係数を、工作機械10が、加工工具12の装着状態を判定するために用いる学習モデルのパラメータとすることが可能である。
学習モデル記憶部74は、上記のように、学習部73が構築した学習モデルを記憶する。
〔5.3 発明の動作〕
図14は、機械学習時の機械学習装置70の動作を示すフローチャートである。
ステップS31において、機械学習装置70の入力部71は、工作機械10から特徴量を取得する。より具体的には、機械学習装置70の入力部71は、工作機械10から、加工工具の装着状態が正常時の駆動トルクデータと異常時の駆動トルクデータとを取得する。
ステップS32において、機械学習装置70のラベル取得部72は、加工工具の装着状態が正常か異常かを示すラベルを取得する。
ステップS33において、機械学習装置70の学習部73は、特徴量とラベルとの組を教師データとして受け付ける。
ステップS34において、機械学習装置70の学習部73は、この教師データを用いて機械学習を実行する。
ステップS35において、機械学習装置70の学習部73は、機械学習を終了するか、それとも機械学習を繰り返すかを判定する。ここで、機械学習を終了させる条件は任意に定めることができる。例えば、予め定められた回数だけ機械学習を繰り返した場合に、機械学習を終了させるようにしてもよい。
ここで、機械学習を繰り返す場合、処理はステップS31に戻り、機械学習装置70は同じ動作を繰り返す。一方、機械学習を終了する場合、ステップS36において、機械学習装置70は、その時点までの機械学習により構築した学習モデルをネットワーク40経由で各工作機械10に送信する。
また、機械学習装置70の学習モデル記憶部74は、この学習モデルを記憶する。これにより、新たに設置された工作機械10から学習モデルを要求された場合に、その工作機械10に学習モデルを送信することができる。また、新たな教師データを取得した場合に、学習モデルに対して更なる機械学習を行うこともできる。
〔5.4 発明の効果〕
本実施形態においては、機械学習により構築された学習モデルを、複数の工作機械10で共有することが可能となる。
〔6 その他の実施形態〕
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態に本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を施した形態での実施が可能である。
〔6.1 変形例1〕
第4実施形態に係る工作システムは、機械学習装置70と、第1実施形態に係るn台の工作機械10とを備えていたが、これには限定されない。例えば、n台の工作機械10の代わりに、第2実施形態に係る工作機械10Aを備えてもよく、第3実施形態に係る工作機械10又は10Aを備えてもよい。
工作機械10Aを備える場合、機械学習装置70の入力部71は、工作機械10から特徴量として、駆動トルクに係るデータの代わりに、周波数成分の値を取得する。
また、工作機械10又は10Aに、機械学習装置70が組み込まれることにより、工作機械10又は10Aと機械学習装置70とが一体化していてもよい。
〔6.2 変形例2〕
第1実施形態において、トルク測定部151は、移動軸116の駆動トルクを測定していたが、これには限定されない。例えば、トルク測定部151は、移動軸116の駆動トルクの代わりに、各軸が静止状態にある際の保持トルクを測定してもよい。なお、この保持トルクは、静摩擦トルクに振れ回りトルクが加算されたものである。
〔6.3 変形例3〕
変形例2において、移動軸が停止した状態で反力を測定すると、移動軸駆動系における静摩擦トルク成分の影響から、反力が上手く測定できない場合も想定される。そこで、変形例3として、トルク測定部151は、移動軸116の駆動トルクや、各軸が静止状態にある際の保持トルクの代わりに、一定速度、例えば100mm/secでの低速移動時の駆動トルクを用いてもよい。なお、この駆動トルクは、静摩擦トルクではなく動摩擦トルクに振れ回りトルクが加算されたものである。移動軸をゆっくり動作させることで、動摩擦成分が支配的になるケースでは、反力成分を検知しやすくなる場合がある。
1 工作システム
10 10A 工作機械
40 ネットワーク
70 機械学習装置
71 入力部
72 ラベル取得部
73 学習部
74 学習モデル記憶部
111 主軸
113 主軸モータ
116 移動軸
117 移動軸モータ
130 モータ制御回路
131A 131B モータ駆動アンプ
150 150A 制御部
151 トルク測定部
152 152A 基準値算出部
153 トルク比較部
154 154A 警報部
155 周波数成分抽出部
156 周波数成分比較部

Claims (9)

  1. ワークの切削加工を行う工作機械であって、
    前記切削加工に用いる工具を装着したホルダを回転する主軸と、
    前記ホルダ及び/又は前記ワークが載置される載置台を移動させる1軸以上の移動軸と、
    前記主軸及び/又は前記移動軸の駆動トルクを測定するトルク測定部と、
    前記ホルダに装着した前記工具が偏心していない正常時に、前記工具を前記ホルダに前記工具を装着した状態で、前記工具を前記ワークに接触させず、加工しない状態で主軸回転による空運転を実行することにより測定される前記駆動トルクを基準値とする基準値算出部と、
    前記工具を前記ホルダに装着し実加工する前に、前記工具を前記ホルダに装着した状態で、前記工具を前記ワークに接触させず、加工しない状態で主軸回転による空運転を実行することにより測定される前記駆動トルクを前記基準値と比較するトルク比較部と、
    前記比較の結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する警報部と、
    を備える、工作機械。
  2. 空運転時における前記主軸の回転数を一定値とし、
    前記基準値算出部は、正常時の前記駆動トルクの最大値又は振れ幅を前記基準値とし、
    前記トルク比較部は、切削加工前の前記駆動トルクの最大値又は振れ幅を前記基準値と比較する、請求項1に記載の工作機械。
  3. 空運転時における前記主軸の回転数を一定値とし、
    前記トルク測定部は、前記移動軸の各軸が静止状態の保持トルク、又は前記移動軸の各軸が所定値以下の速度で移動する際の前記駆動トルクを測定する、請求項1に記載の工作機械。
  4. ワークの切削加工を行う工作機械であって、
    前記切削加工に用いる工具を装着したホルダを回転する主軸と、
    前記ホルダ及び/又は前記ワークが載置される載置台を移動させる1軸以上の移動軸と、
    前記主軸及び/又は前記移動軸の駆動トルクを測定するトルク測定部と、
    前記駆動トルクをFFT解析して、前記主軸の回転数に同期した周波数成分を抽出する周波数成分抽出部と、
    前記ホルダに装着した前記工具が偏心していない正常時に、前記ホルダに前記工具を装着した状態で、前記工具を前記ワークに接触させず、加工しない状態で主軸回転による空運転を実行することにより抽出される前記周波数成分の値を基準値とする基準値算出部と、
    前記工具を前記ホルダに装着し実加工する前に、前記ホルダに前記工具を装着した状態で、前記工具を前記ワークに接触させず、加工しない状態で主軸回転による空運転を実行することにより抽出される前記周波数成分の値を前記基準値と比較する周波数成分比較部と、
    前記比較の結果に基づいて警報を発報するか否かを決定する警報部と、
    を備える、工作機械。
  5. 空運転時における前記主軸の回転数を、前記工作機械において共振が発生する回転数とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工作機械。
  6. 空運転時における前記主軸の回転数を、低回転の回転数から高回転の回転数まで変化させながら、前記主軸の反力トルクにおける回転数周期成分の値がピーク値となったことが推定された時点での回転数とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工作機械。
  7. 前記主軸の反力トルクにおける回転数周期成分の値がピーク値となったことが推定された時点での回転数を、前記工具の種別ごとに記憶する記憶部をさらに備え、
    空運転時における前記主軸の回転数を、前記記憶部に記憶された回転数とする、請求項6に記載の工作機械。
  8. 1台以上の請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の工作機械と、
    機械学習装置と、を備える工作システムであって、
    前記機械学習装置は、
    前記工作機械における前記工具の装着状態が正常と異常のいずれにあるかを示すデータをラベルとして取得するラベル取得部と、
    前記工具の装着状態が正常時に測定された前記駆動トルクと前記装着状態が正常であることを示す前記ラベルとの組、及び、前記工具の装着状態が異常時に測定された前記駆動トルクと前記装着状態が異常であることを示す前記ラベルとの組を教師データとして教師あり学習を行うことにより、前記工具の装着状態の識別を行う学習モデルを構築する学習部とを更に備える、工作システム。
  9. 前記機械学習装置が、前記工作機械に組み込まれて一体化している、請求項に記載の工作システム。
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