JP7020339B2 - Kitchen paper rolls and kitchen paper - Google Patents
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Description
本発明は、吸水性および吸油性を維持可能なキッチンペーパーロールおよびキッチンペーパーに関する。 The present invention relates to kitchen paper rolls and kitchen papers capable of maintaining water absorption and oil absorption.
従来、台所等で広く使用されているキッチンペーパーは、水や油を効率よく吸収することが求められる。そこで、キッチンペーパーを構成するシートにエンボス加工を施すことで、シート間に空隙を形成させ、吸水性や吸油性の向上を図ったものが、例えば、特許文献1に開示されている。
Conventionally, kitchen paper widely used in kitchens and the like is required to efficiently absorb water and oil. Therefore, for example,
ところで、構成するシートの形状や構造に工夫を施したキッチンペーパーは、その紙厚が厚いものとなり、それをロール状にしたものは、巻き径が太くなり、使用可能な枚数も制限される傾向がある。一方、例えば、構成するシートにエンボス加工を施したキッチンペーパーの場合、キッチンペーパーロールの巻き径を細くするため、キッチンペーパーを紙管に巻き付ける力を強くすると、エンボスの形状がくずれ、吸水性、吸油性が損なわれるおそれがある。 By the way, kitchen paper with devised shapes and structures of the constituent sheets tends to be thicker, and roll-shaped paper towels have a larger winding diameter and the number of sheets that can be used is limited. There is. On the other hand, for example, in the case of kitchen paper in which the constituent sheets are embossed, in order to reduce the winding diameter of the kitchen paper roll, if the force of winding the kitchen paper around the paper tube is increased, the shape of the embossing will collapse and water absorption will occur. Oil absorption may be impaired.
したがって、使用可能な枚数の確保、吸水性および吸油性の維持、の2つの観点から、キッチンペーパーを構成するシートの形状、構造を決定することが求められる。特許文献1では、この点について考慮されておらず、キッチンペーパーを構成するシートの最適な形状、構造は依然として改良の余地がある。
Therefore, it is required to determine the shape and structure of the sheets constituting the kitchen paper from the two viewpoints of securing the number of sheets that can be used and maintaining water absorption and oil absorption.
本発明の目的は、吸水性および吸油性を維持可能なキッチンペーパーロールおよびキッチンペーパーを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a kitchen paper roll and kitchen paper capable of maintaining water absorption and oil absorption.
本発明によるキッチンペーパーロールは、キッチンペーパーをロール状としたキッチンペーパーロールであって、前記キッチンペーパーの紙厚の実測値をTrとし、前記キッチンペーパーロールの回転軸に直交した切断面において、前記キッチンペーパーが占める面積を、前記キッチンペーパーロールに巻かれた前記キッチンペーパーの巻長で除して得られる算出値をTiとしたときに、前記実測値Trを前記算出値Tiで除して得られる復元値が1.10以上であることを特徴とする。 The kitchen paper roll according to the present invention is a kitchen paper roll in which kitchen paper is rolled, and the measured value of the paper thickness of the kitchen paper is Tr, and the cut surface orthogonal to the rotation axis of the kitchen paper roll is described. When the calculated value obtained by dividing the area occupied by the kitchen paper by the roll length of the kitchen paper wound on the kitchen paper roll is Ti, the measured value Tr is divided by the calculated value Ti. It is characterized in that the restored value to be obtained is 1.10 or more.
また、本発明によるキッチンペーパーは、本発明によるキッチンペーパーロールから引き出して使用可能なものである。 Further, the kitchen paper according to the present invention can be used by pulling it out from the kitchen paper roll according to the present invention.
本発明によれば、キッチンペーパーを構成するシートの、吸水性や吸油性を有する形状、構造が保持されるため、吸水性および吸油性を維持することが可能となる。 According to the present invention, since the shape and structure of the sheet constituting the kitchen paper having water absorption and oil absorption are maintained, it is possible to maintain water absorption and oil absorption.
本発明によるキッチンペーパーロールの実施するための第1形態から第3形態の3つの形態について、図1から図5を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本形態の態様に限定されるものではない。 The three embodiments of the first to third embodiments for carrying out the kitchen paper roll according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS. 1 to 5. However, the present invention is not limited to the aspect of the present embodiment.
<第1形態>
図1に本発明の第1形態に係るキッチンペーパーロール10の全体斜視図を示す。図2は、本形態に係るキッチンペーパーロール10から引き出されたキッチンペーパー1であって、凹部と凸部とが接着されたエンボスを有するものについて説明するための図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のIIb-IIb方向の模式的な断面図である。図3に本形態に係るキッチンペーパーロール10の模式的な断面図を示す。
<First form>
FIG. 1 shows an overall perspective view of the
本形態に係るキッチンペーパーロール10は、2プライのキッチンペーパーが紙管14(巻き芯)に巻かれて構成されている。当該キッチンペーパーを構成する2層のシートには、紙管14に巻かれる前にエンボス加工により凹部や凸部がそれぞれ施され、2層のシートに施されたエンボスの凸部と凹部が重なっている(いわゆるネステッド型)(後述の第2形態では、2層のシートに施されたエンボスの凸同士が重なっており(いわゆるティップトゥーティップ型)、後述の第3形態では、当該キッチンペーパーを構成する2層のシートが重ねられた状態で片側にエンボス加工が施されている(いわゆるシングルエンボス))。
The
本形態に係るキッチンペーパーロール10から引き出されたキッチンペーパー1は、第1エンボス部11eが形成された表面シート(第1層)11と、第2エンボス部12eが形成された裏面シート(第2層)12と、が積層された積層連続シート13である。第1エンボス部11eは、図2(b)に示すように、表面シート11の一方面に第1エンボス凸部11p、他方面に第1エンボス凸部11pに対応する第1エンボス凹部11rがそれぞれ形成されることで構成される。また、第2エンボス部12eは、図2(b)に示すように、裏面シート12の一方面に第2エンボス凸部12p、他方面に第2エンボス凸部12pに対応する第2エンボス凹部12rがそれぞれ形成されることで構成される。すなわち、表面シート11の一方面には、表面シート11の他方面に形成された第1エンボス凹部11rに対応するように、第1エンボス凸部11pが形成されており、裏面シート12の一方面には、裏面シート12の他方面に形成された第2エンボス凹部12rに対応するように、第2エンボス凸部12pが形成されている。
The
本形態に係るキッチンペーパーに施される第1エンボス部11eおよび第2エンボス部12eの形状は、図2(a)に示すように、ドット状のエンボスが斜め格子状に配列されたパターンとなっている。本発明では、キッチンペーパーに施されるエンボスの形状(すなわち凹部の窪みの外側輪郭)は、本形態のような円状のドット状に限られず、角部を有するものであってもよい。エンボスの形状が角部を有するものであった場合、エンボスがつぶれにくくなり、後述のエンボスの効果を維持することが可能となる。本発明では、キッチンペーパーに施されるエンボスの形状(すなわち凹部の窪みの外側輪郭)は、多角形を呈するものであってもよい。
As shown in FIG. 2A, the shapes of the first embossed
本発明に係るキッチンペーパー1では、表面シート11の一方面と裏面シート12の一方面とは、接着部15を介して接着されており、表面シート11の他方面および裏面シート12の他方面に第1エンボス凹部11rおよび第2エンボス凹部12rの窪みが配置されるように、第1エンボス凹部11rおよび第2エンボス凹部12rがそれぞれ形成されうる。本形態に係るキッチンペーパー1では、図2(b)に示すように、第1エンボス凸部11pの頂部と、裏面シート12の一方面のうちエンボス加工されていない面と、が接着部15を介して接着され、且つ、第2エンボス凸部12pの頂部と、表面シート11の一方面のうちエンボス加工されていない面と、が接着部15を介して接着されている。このように接合されている構成によって形成された第1エンボス凹部11rおよび第2エンボス凹部12rの凹部形状によって、油に接触する面積が広くなり、油を素早く吸収することが可能となっている。
In the
また、上記接合されている構成によって、図2(b)に示すように、第1エンボス凸部11pと第2エンボス凸部12pとの間に間隙Gが形成される。この間隙Gによって、吸収した水を閉じ込めることが可能となり、吸水性を向上させている。
Further, as shown in FIG. 2B, a gap G is formed between the first embossed
<第2形態>
図4は、本発明の第2形態に係る、凸部同士が接着されたエンボスを有するキッチンペーパーロール10’について説明するための図であり、図2(a)のIIb-IIb方向の模式的な断面図である。本形態に係るキッチンペーパーロール10’を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
<Second form>
FIG. 4 is a diagram for explaining the kitchen paper roll 10'having embossing in which convex portions are adhered to each other according to the second embodiment of the present invention, and is a schematic diagram in the direction IIb-IIb of FIG. 2A. It is a cross-sectional view. Among the elements constituting the kitchen paper roll 10'related to the present embodiment, those having the same function are designated by the same reference numerals as those in the first embodiment, and the description thereof will be omitted.
本形態に係るキッチンペーパー1’に施される第1エンボス部11’eおよび第2エンボス部12’eの上面視の形状は、第1形態と同様に、図2(a)に示すように、ドット状のエンボスが整列されたパターンとなっている。 The top view shapes of the first embossed portion 11'e and the second embossed portion 12'e applied to the kitchen paper 1'according to the present embodiment are as shown in FIG. 2A, as in the first embodiment. , It is a pattern in which dot-shaped embossing is arranged.
本形態に係るキッチンペーパー1’では、図4に示すように、第1エンボス凸部11pの頂部と第2エンボス凸部12pの頂部とが接着部15を介して接着されている。このように接合されている構成によって形成された第1エンボス凹部11rおよび第2エンボス凹部12rの凹部形状によって、第1形態と同様に、油に接触する面積が広くなり、油を素早く吸収することが可能となっている。
In the kitchen paper 1'according to the present embodiment, as shown in FIG. 4, the top of the first embossed
複数の第1エンボス凸部11pと複数の第2エンボス凸部12pとが接合することで、図2(b)に示すように、それらの間に間隙Gが形成される。この間隙Gによって、第1形態と同様に、吸収した水を閉じ込めることが可能となり、吸水性を向上させている。
By joining the plurality of first embossed
<第3形態>
図5は、本発明の第3形態に係る、2プライのシートを重ねてエンボス加工を施したキッチンペーパーロール10’’について説明するための図であり、図2(a)のIIb-IIb方向の模式的な断面図である。本形態に係るキッチンペーパーロール10’’を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
<Third form>
FIG. 5 is a diagram for explaining a kitchen paper roll 10'' in which two ply sheets are stacked and embossed according to a third embodiment of the present invention, and is a diagram for explaining the IIb-IIb direction of FIG. 2A. It is a schematic cross-sectional view of. Among the elements constituting the
本形態に係るキッチンペーパーに施される第1エンボス部11’’eおよび第2エンボス部12’’eの上面視の形状は、第1形態と同様に、図2(a)に示すように、ドット状のエンボスが整列されたパターンとなっている。
The top view shape of the first embossed
本形態に係るキッチンペーパーでは、図5に示すように、第1エンボス部11’’eと第2エンボス部12’’eとは、2プライのシートを重ねてエンボス加工することで形成されている。上記エンボス加工により形成された第1エンボス凹部11rおよび第2エンボス凹部12rの凹部形状によって、第1形態と同様に、油に接触する面積が広くなり、油を素早く吸収することが可能となっている。
In the kitchen paper according to this embodiment, as shown in FIG. 5, the first embossed
<本発明の第1形態から第3形態に係るキッチンペーパーの共通する構成>
本発明に係るキッチンペーパーロールから引き出され(例えば、切れ目を介在させて)切り取られて使用される1枚のシートの坪量は、15~25g/m2であるのが望ましい。より好ましくは19~23g/m2である。なお、坪量は、JIS P 8124(1998)による。
<Common configurations of kitchen papers according to the first to third forms of the present invention>
It is desirable that the basis weight of one sheet drawn out from the kitchen paper roll according to the present invention (for example, intervening with a cut) and used is 15 to 25 g / m 2 . More preferably, it is 19 to 23 g / m 2 . The basis weight is based on JIS P 8124 (1998).
本発明の第1形態から第3形態に係るキッチンペーパーでは、図2(b)、図4および図5に示すように、第1エンボス凹部11rおよび第2エンボス凹部12rの深さH1、H’1、H’’1と、第1エンボス凸部11pおよび第2エンボス凸部12pの高さH2、H’2、H’’2の、本発明の効果を有効に奏する好適な範囲は、それぞれ200~450μmである。また、本発明の第1形態から第3形態に係るキッチンペーパーでは、各凹部、または各凸部の面積(1個分)は0.40~4.20mm2/個になるように作製されている。本発明では、各凹部、または各凸部の面積(1個分)は0.40~2.00mm2/個になるように作製されることがより好ましい。さらに、本発明の第1形態から第3形態に係るキッチンペーパーに施されるエンボスの密度は、5.0~12.0個/cm2にすることが適切である。本発明の第1形態から第3形態に係るキッチンペーパーの単位面積当たりの凹部の面積の割合は3%~50%であることが好ましい。本発明では、キッチンペーパーの単位面積当たりの凹部の面積の割合は3%~20%であることがより好ましい。本発明の第1形態から第3形態に係るキッチンペーパーでは、離隔間隔が2~5mm程度のパターンで凹部、または凸部がエンボス加工により形成されている。
In the kitchen paper according to the first to third embodiments of the present invention, as shown in FIGS. 2 (b), 4 and 5, the depths H1 and H'of the first
本発明の第1形態から第3形態に係るキッチンペーパーロールは、一定の条件(例えば、復元率、復元量に相当するパラメータの下限値など)を充足するように、それぞれ製造されている。 The kitchen paper rolls according to the first to third embodiments of the present invention are manufactured so as to satisfy certain conditions (for example, restoration rate, lower limit of parameters corresponding to restoration amount, etc.).
本発明の第1形態では、キッチンペーパーロール10から引き出したキッチンペーパー1の紙厚は、ISO12625-3に準拠して測定される。このキッチンペーパー1の紙厚の実測値をTrとし、キッチンペーパーロール10の回転軸Cに直交した切断面において、キッチンペーパーが占める面積Sを、キッチンペーパーロール10に巻かれたキッチンペーパーの巻長Lで除して得られる算出値をTiとしたときに、実測値Trを算出値Tiで除して得られる復元値が1.10以上であることが、本発明の効果を奏する上で好ましい。本発明ではこれに限られず、当該復元値は1.15以上、1.25以上、1.27以上、1.40以上、の順に好ましい。キッチンペーパー1の紙厚は、ISO12625-3に準拠していれば、様々な公知の測定方法で測定されうる。キッチンペーパーが占める面積Sは、図3に示すように、紙管14の直径(コア径)をdとし、キッチンペーパーロール10の巻径をDとしたときに、D/2の2乗にπを掛けたものからd/2の2乗にπを掛けたものを引いて得られた値である。
In the first aspect of the present invention, the paper thickness of the
当該復元値が1.10以上だと、充分な復元力があるため、ロール状にキッチンペーパーが巻かれ、そしてキッチンペーパーロールから引き出された後であっても、エンボスの形が安定し吸油性が保持され、エンボスの間隙Gが維持されるため吸水性が保持される。一方、1.10未満だと、例えば、充分な復元力がないため、ロール状にキッチンペーパーが巻かれたときにエンボスの形が変形し、キッチンペーパーロールから引き出された後であっても、エンボスの形が変形したままになってしまい、上記間隙Gが狭まったりエンボスの形がくずれる場合があり吸水性、吸油性が保持されないおそれがある。 If the restoration value is 1.10 or more, the embossing shape is stable and oil-absorbent even after the kitchen paper is rolled into a roll and pulled out from the kitchen paper roll because the restoration force is sufficient. Is maintained, and the embossed gap G is maintained, so that water absorption is maintained. On the other hand, if it is less than 1.10, for example, because there is not enough restoring force, the shape of the embossing is deformed when the kitchen paper is rolled into a roll, and even after it is pulled out from the kitchen paper roll. The shape of the emboss may remain deformed, the gap G may be narrowed or the shape of the emboss may be distorted, and water absorption and oil absorption may not be maintained.
また、当該復元値が1.10以上だと、紙厚の理論値が紙厚の実測値よりも小さくなり(下記表1および2の実施例1から9を参照)、巻径を小さく抑えられるので、その分、巻長さが長くすることが可能となり、使用可能な枚数を確保することが可能となる。一方、1.10未満だと、紙厚の理論値が紙厚の実測値とあまり変わらなくなり(下記表2の比較例1から3を参照)、巻径も変わらなくなるので、巻長さが充分に長くすることができなくなり、使用可能な枚数を充分に確保することができないおそれがある。 Further, when the restored value is 1.10 or more, the theoretical value of the paper thickness becomes smaller than the measured value of the paper thickness (see Examples 1 to 9 in Tables 1 and 2 below), and the winding diameter can be suppressed to a small size. Therefore, the winding length can be lengthened by that amount, and the number of usable sheets can be secured. On the other hand, if it is less than 1.10, the theoretical value of the paper thickness does not change much from the measured value of the paper thickness (see Comparative Examples 1 to 3 in Table 2 below), and the winding diameter does not change, so the winding length is sufficient. It becomes impossible to lengthen it, and there is a possibility that it is not possible to secure a sufficient number of usable sheets.
本発明の第2形態および第3形態に係るキッチンペーパーロールから引き出したキッチンペーパー1’および1’’の紙厚についても、第1形態と同様に、ISO12625-3に準拠して測定され、実測値Trを算出値Tiで除して得られる復元値が1.10以上である。 The paper thicknesses of the kitchen paper 1'and 1'' drawn from the kitchen paper rolls according to the second and third embodiments of the present invention are also measured and actually measured in accordance with ISO12625-3 as in the first embodiment. The restored value obtained by dividing the value Tr by the calculated value Ti is 1.10 or more.
<本発明に係るキッチンペーパーの製造方法>
本発明のキッチンペーパーの製造方法は、パルプを含むスラリーを抄紙し、1プライのキッチンペーパーウェブを得る工程と、キッチンペーパーロールにエンボス加工を施す工程と、キッチンペーパーウェブを積層する工程を含むものである。エンボス加工と積層の工程は、この順番で行われてもよいし、先に積層を行ってからエンボス加工を施してもよい。積層工程の前にエンボス加工を施すことで、積層後のキッチンペーパーの厚手感をより高め、使用感を向上させることができる。以下に、キッチンペーパーの製造工程について、順に説明する。
<Manufacturing method of kitchen paper according to the present invention>
The method for producing kitchen paper of the present invention includes a step of making a slurry containing pulp to obtain a 1-ply kitchen paper web, a step of embossing a kitchen paper roll, and a step of laminating the kitchen paper web. .. The embossing and laminating steps may be performed in this order, or the laminating may be performed first and then the embossing may be performed. By embossing before the laminating process, the thick feeling of the kitchen paper after laminating can be further enhanced and the usability can be improved. The kitchen paper manufacturing process will be described below in order.
ここで、後述する(1)パルプの配合工程、(2)パルプの叩解工程、(3)薬品の添加工程、(5)脱水工程及びプレス工程(ウェットクレープ加工工程)、(6)乾燥工程(ドライクレープ加工工程)及び(8)エンボス加工工程の少なくとも一つの工程において、キッチンペーパーの復元値を最適な範囲となるように、キッチンペーパーウェブの紙質を調整することができる。これにより、様々な用途に対応するキッチンペーパーを製造することができる。 Here, (1) pulp compounding step, (2) pulp beating step, (3) chemical addition step, (5) dehydration step and pressing step (wet crepe processing step), (6) drying step (6) In at least one of the dry crepe processing step) and (8) the embossing step, the paper quality of the kitchen paper web can be adjusted so that the restored value of the kitchen paper is within the optimum range. This makes it possible to manufacture kitchen paper corresponding to various uses.
1プライのキッチンペーパーウェブを得る工程の前には、パルプを漂白する工程を含んでもよい。漂白工程で使用する漂白剤としては、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤等の公知の漂白剤を挙げることができる。 Prior to the step of obtaining a 1-ply kitchen paper web, a step of bleaching the pulp may be included. Examples of the bleaching agent used in the bleaching step include known bleaching agents such as oxygen-based bleaching agents and chlorine-based bleaching agents.
まず、1プライのキッチンペーパーウェブを得る工程は、パルプを含むスラリーを得る工程を含むものである。このスラリーを得る工程は、さらに、(1)パルプの配合工程、(2)パルプの叩解工程、(3)薬品の添加工程を含むものである。 First, the step of obtaining a one-ply kitchen paper web includes a step of obtaining a slurry containing pulp. The step of obtaining this slurry further includes (1) a pulp compounding step, (2) a pulp beating step, and (3) a chemical addition step.
(1)パルプの配合工程
パルプの配合工程において、キッチンペーパーに適した既知の組成のパルプ繊維が採用されて作製されており、バージンパルプを90~100質量%含むのが適している。本発明の特有の効果が顕著になるパルプ組成としては、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)やNUKP(針葉樹未晒しパルプ)などの針葉樹パルプと、LBKP(広葉樹クラフトパルプ)やLUKP(広葉樹未晒しパルプ)などの広葉樹パルプと、を適宜の比率で配合するものがよく、特に、針葉樹パルプ:広葉樹パルプの比を、10:90~90:10にするのが最適である。
(1) Pulp compounding process
In the pulp compounding process, pulp fibers having a known composition suitable for kitchen paper are adopted and produced, and it is suitable to contain 90 to 100% by mass of virgin pulp. The pulp composition in which the peculiar effect of the present invention becomes remarkable includes coniferous pulp such as NBKP (coniferous kraft pulp) and NUKP (unbleached coniferous pulp), LBKP (broadwood kraft pulp) and LUKP (unbleached broadleaf pulp). It is preferable to mix the broad-leaved pulp and the broad-leaved pulp in an appropriate ratio, and in particular, it is most suitable to set the ratio of the softwood pulp to the broad-leaved pulp to 10:90 to 90:10.
(2)パルプの叩解工程
パルプの叩解工程において、パルプ繊維に機械的な叩解処理(例えば、ダブルディスクレファイナー等)が施される。この時、針葉樹パルプと広葉樹パルプをそれぞれ単独で叩解してもよいし、混合させた後に叩解してもよい。このパルプ繊維は、叩解処理によってフィブリル化することにより、キッチンペーパーウェブの紙質を調整することができる。ここで、叩解の程度を表すキッチンペーパー中に含有される繊維成分(パルプ成分)のCSF:カナディアン・スタンダード・フリーネス で表されるフリーネスを、300~650mlにするのが適切である。
(2) Pulp beating process
In the pulp beating step, the pulp fibers are subjected to a mechanical beating process (for example, a double disc refiner or the like). At this time, the softwood pulp and the hardwood pulp may be beaten independently or may be beaten after being mixed. The pulp fiber can be fibrillated by beating to adjust the paper quality of the kitchen paper web. Here, it is appropriate to set the freeness represented by CSF: Canadian standard freeness of the fiber component (pulp component) contained in the kitchen paper indicating the degree of beating to 300 to 650 ml.
(3)薬品の添加工程
薬品の添加工程において、パルプ繊維に対し任意成分が添加されてもよい。任意成分としては、例えば、乾燥紙力剤、湿潤紙力剤等を挙げることができる。乾燥紙力剤としては、例えば、カチオン化澱粉、ポリアクリルアミド(PAM)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等を挙げることができる。湿潤紙力剤としては、ポリアミドエピクロロヒドリン、尿素、メラミン、熱架橋性ポリアクリルアミド等を挙げることができる。
(3) Chemical addition process
In the step of adding the chemical, an arbitrary component may be added to the pulp fiber. Examples of the optional component include a dry paper strength agent, a wet paper strength agent, and the like. Examples of the dry paper strength agent include cationized starch, polyacrylamide (PAM), carboxymethyl cellulose (CMC) and the like. Examples of the wet paper strength agent include polyamide epichlorohydrin, urea, melamine, and heat-crosslinkable polyacrylamide.
1プライのキッチンペーパーウェブを得る工程は、パルプを含むスラリーを抄紙する工程を含むものである。抄紙する工程で用いられる抄紙機としては、例えば、サクションブレストフォーマー(円網タイプ、長網タイプ)、ツインワイヤーフォーマー、円網フォーマー(Cラップ、Sラップ)、クレセントフォーマー等の抄紙機を挙げることができる。このスラリーを抄紙する工程は、さらに、(4)供給工程、(5)脱水工程及びプレス工程、(6)乾燥工程、(7)原紙巻取り工程を含むものである。 The step of obtaining a one-ply kitchen paper web includes a step of making a slurry containing pulp. Paper machines used in the paper making process include, for example, suction breast formers (circular mesh type, long mesh type), twin wire formers, circular mesh formers (C wrap, S wrap), crescent formers, and the like. Can be mentioned. The step of making this slurry further includes (4) a supply step, (5) a dehydration step and a pressing step, (6) a drying step, and (7) a base paper winding step.
(4)供給工程
供給工程において、網状のワイヤー上にパルプを含むスラリーが供給されてパルプの薄層が形成される。一般に、ワイヤーは、金属またはプラスチック製の網を環にしたものである。ここで、例えば、針葉樹パルプと広葉樹パルプを混合したパルプスラリーを抄紙して均一な1つの層として湿紙を形成する方法、針葉樹パルプと広葉樹パルプを混合したパルプスラリーを抄き合わせて1枚の湿紙を形成する方法、針葉樹パルプ層と広葉樹パルプ層を抄き合わせて1枚の湿紙を形成する方法などがあるが、いずれの手法を採用してもよい。
(4) Supply process
In the feeding process, the slurry containing pulp is supplied onto the reticulated wire to form a thin layer of pulp. Generally, the wire is a ring of metal or plastic mesh. Here, for example, a method of making a pulp slurry in which a coniferous tree pulp and a broad-leaved tree pulp are mixed to form a wet paper as one uniform layer, and a method of making a pulp slurry in which a coniferous tree pulp and a broad-leaved tree pulp are mixed are made into one sheet. There are a method of forming a wet paper, a method of forming a single wet paper by laminating a coniferous pulp layer and a broadleaf pulp layer, and the like, and any method may be adopted.
(5)脱水工程及びプレス工程
脱水工程において、プレスパートに向かって移送されながら、パルプの薄層の水分が網の下へ抜かれることでパルプの薄層は脱水される。脱水工程の後、プレス工程において、湿紙はワイヤーからフェルトへと移動する。フェルトを介してプレスロールで湿紙に圧力を加えることにより、湿紙はさらに機械的に搾水される。ここで、湿紙にウェットクレープ加工(ウェットクレープ加工工程)を施すことによって、キッチンペーパーの幅方向に延在する複数のクレープを付与することができ、キッチンペーパーウェブの紙質を調整することができる。
(5) Dehydration process and press process
In the dehydration step, the thin layer of pulp is dehydrated by draining the water of the thin layer of pulp under the net while being transferred toward the press part. After the dehydration step, in the press step, the wet paper moves from the wire to the felt. By applying pressure to the wet paper with a press roll through the felt, the wet paper is further mechanically squeezed. Here, by applying wet crepe processing (wet crepe processing step) to the wet paper, it is possible to apply a plurality of crepes extending in the width direction of the kitchen paper, and the paper quality of the kitchen paper web can be adjusted. ..
(6)乾燥工程
プレス工程後の乾燥工程において、例えば、湿紙に向かって熱風を吹き付ける工程、もしくは、ドライヤシリンダーを外周面に圧着させる工程であることが好ましい。ここで、乾燥した紙にドライクレープ加工(ドライクレープ加工工程)を施すことによって、キッチンペーパーの幅方向に延在する複数のクレープを付与することができ、キッチンペーパーウェブの紙質を調整することができる。
(6) Drying process
In the drying step after the pressing step, for example, a step of blowing hot air toward the wet paper or a step of crimping the dryer cylinder to the outer peripheral surface is preferable. Here, by applying a dry crepe process (dry crepe process) to the dried paper, it is possible to apply a plurality of crepes extending in the width direction of the kitchen paper, and it is possible to adjust the paper quality of the kitchen paper web. can.
(7)原紙巻取り工程
乾燥工程の後、原紙巻取り工程が設けられる。原紙巻取り工程では、上記の工程を経て仕上げられたキッチンペーパーウェブが巻取られることで、1プライの原紙巻取が得られる。この際、キッチンペーパーウェブの巻外側面が原紙巻取の外周面となるように巻取ることが好ましい。
(7) Base paper winding process
After the drying step, a base paper winding step is provided. In the base paper winding process, a one-ply base paper winding can be obtained by winding the kitchen paper web finished through the above steps. At this time, it is preferable to wind the kitchen paper web so that the outer surface thereof is the outer peripheral surface of the base paper winding.
次に、1プライのキッチンペーパーウェブを積層する工程においては、1プライの原紙巻取2本を加工機にかけ、巻き解きながら原紙表面への(8)エンボス加工工程、2プライへの(9)貼り合わせ工程を行う。 Next, in the process of laminating the 1-ply kitchen paper web, two 1-ply base paper winders are placed on a processing machine, and while unwinding, the base paper surface is embossed (8) and the 2-ply base paper is (9). Perform the bonding process.
(8)エンボス加工工程
エンボス加工工程は、例えば、スチールラバー式のエンボス付与装置を用い、エンボスの付与されたエンボスロールにより加圧することで行う。エンボスロールの押し込み量または押し込み圧を変更することによって、所定のエンボス高さを有するエンボス形状を形成することができる。ここで、エンボス加工は、後述する貼り合わせ工程の前に行うことが好ましい。ここで、キッチンペーパーにエンボスを設ける場合には、エンボスの面積(1個分)は、0.40~2.00mm2/個にすることが適切である。また、キッチンペーパーに施されるエンボスの高さ(凹部の深さ)は、200~450μmにすることが適切である。さらに、キッチンペーパーに施されるエンボスの密度は、5.0~12.0個/cm2にすることが適切である。
(8) Embossing process
The embossing step is performed by, for example, using a steel rubber type embossing apparatus and pressurizing with an embossed roll. By changing the pushing amount or pushing pressure of the embossing roll, an embossed shape having a predetermined embossing height can be formed. Here, it is preferable that the embossing process is performed before the bonding step described later. Here, when embossing is provided on the kitchen paper, it is appropriate that the area of the embossing (for one piece) is 0.40 to 2.00 mm2 / piece. Further, it is appropriate that the height of the embossing (depth of the recess) applied to the kitchen paper is 200 to 450 μm. Further, it is appropriate that the density of embossing applied to the kitchen paper is 5.0 to 12.0 pieces / cm2.
(9)貼り合わせ工程
貼り合わせ工程は、1プライのキッチンペーパーウェブを2枚以上積層し、貼り合わせを行う。1プライの原紙巻取の巻外側面同士が外側にくるように2プライへの貼り合わせを行うことが好ましい。この工程では、例えば、原紙を重ねた後に製品のエンボス凸部に貼り合せ用の接着剤を塗布し、1プライ同士を積層させる。その際、エンボスロールによって押し込まれた面を外側にして貼り合わせる方が、拭き取り性が良くなる観点から好ましい。ここで、貼り合わせ部の面積(1個分)は、0.40~1.20mm2/個にすることが適切である。また、貼り合わせ部の接着強度は、0.50~3.00Nにすることが適切である。さらに、貼り合わせ部の密度は、5.0~24.0個/cm2にすることが適切である。貼り合わせ部の接着強度の測定は、下記の引張強さの測定方法と同様の条件で行われうる。
(9) Laminating process
In the bonding process, two or more 1-ply kitchen paper webs are laminated and bonded. It is preferable to bond the 1-ply base paper to the 2-ply so that the winding outer surfaces of the base paper winding are on the outside. In this step, for example, after stacking the base papers, an adhesive for bonding is applied to the embossed convex portion of the product, and one ply is laminated. At that time, it is preferable to attach the wipes with the surface pushed by the emboss roll on the outside from the viewpoint of improving the wiping property. Here, it is appropriate that the area of the bonded portion (for one piece) is 0.40 to 1.20 mm2 / piece. Further, it is appropriate that the adhesive strength of the bonded portion is 0.50 to 3.00 N. Further, it is appropriate that the density of the bonded portion is 5.0 to 24.0 pieces / cm2. The measurement of the adhesive strength of the bonded portion can be performed under the same conditions as the following method for measuring the tensile strength.
従来、台所等で広く使用されているキッチンペーパーは、水や油を効率よく吸収することが求められるが、キッチンペーパーを構成するシートにエンボス加工を施すことで、シート間に空隙を形成させ、その要求に応えようとしたものが、例えば、特許文献1に開示されている。
Conventionally, kitchen paper widely used in kitchens and the like is required to efficiently absorb water and oil, but by embossing the sheets that make up the kitchen paper, gaps are formed between the sheets. For example,
ところで、構成するシートの形状や構造に工夫を施したキッチンペーパーは、その紙厚が厚いものとなり、それをロール状にしたものは、巻き径が太くなり、使用可能な枚数も制限される傾向がある。一方、例えば、構成するシートにエンボス加工を施したキッチンペーパーの場合、キッチンペーパーロールの巻き径を細くするため、キッチンペーパーを紙管に巻き付ける力を強くすると、エンボスの形状がくずれ、吸水性、吸油性が損なわれるおそれがある。 By the way, kitchen paper with devised shapes and structures of the constituent sheets tends to be thicker, and roll-shaped paper towels have a larger winding diameter and the number of sheets that can be used is limited. There is. On the other hand, for example, in the case of kitchen paper in which the constituent sheets are embossed, in order to reduce the winding diameter of the kitchen paper roll, if the force of winding the kitchen paper around the paper tube is increased, the shape of the embossing will collapse and water absorption will occur. Oil absorption may be impaired.
したがって、使用可能な枚数の確保、吸水性および吸油性の維持、の2つの観点から、キッチンペーパーを構成するシートの形状、構造を決定することが求められる。 Therefore, it is required to determine the shape and structure of the sheets constituting the kitchen paper from the two viewpoints of securing the number of sheets that can be used and maintaining water absorption and oil absorption.
本発明の第1形態から第3形態によれば、キッチンペーパーを構成するシートの、吸水性や吸油性を有する形状、構造が保持されるため、吸水性および吸油性を維持することが可能となる。 According to the first to third embodiments of the present invention, since the shape and structure of the sheet constituting the kitchen paper having water absorption and oil absorption are maintained, it is possible to maintain water absorption and oil absorption. Become.
また、キッチンペーパーの吸水性および吸油性を担保しつつ、巻径をコンパクトにし、巻長さを長くすることが可能となるため、使用可能な枚数を確保することが可能となる。 Further, since it is possible to make the winding diameter compact and the winding length long while ensuring the water absorption and oil absorption of the kitchen paper, it is possible to secure the number of usable sheets.
さらに、本発明の第1形態から第3形態によれば、後述するように、ふき取り性を向上させることが可能となる。 Further, according to the first to third embodiments of the present invention, it is possible to improve the wiping property as described later.
本発明の効果を有効に発揮する上で好適な範囲としては、キッチンペーパーロールの長手方向の伸びが10.0%~25.0%、キッチンペーパーの幅方向の伸びが4.0%~7.0%であり、キッチンペーパーの長手方向の乾燥時の引張強度が5.0N~13.0Nであり、キッチンペーパーの幅方向の乾燥時の引張強度が1.5N~4.5Nである。 In order to effectively exert the effect of the present invention, the elongation in the longitudinal direction of the kitchen paper roll is 10.0% to 25.0%, and the elongation in the width direction of the kitchen paper is 4.0% to 7 It is 0.0%, the tensile strength of the kitchen paper when dried in the longitudinal direction is 5.0 N to 13.0 N, and the tensile strength of the kitchen paper when dried in the width direction is 1.5 N to 4.5 N.
また、本発明の効果を有効に発揮する上で好適な範囲としては、キッチンペーパーロールの重量が150g~320g、より好ましくは200g~250g、キッチンペーパーロールの巻径Dが110mm~120mm、キッチンペーパーの巻長Lが14m~35m、より好ましくは20m~25m、紙管14の直径dが38mm~42mm、キッチンペーパーの紙厚の実測値Trが450μm~670μm、より好ましくは450μm~650μmである。ここで、キッチンペーパーロールの重量は、紙管の重量を含むものである。
Further, in a range suitable for effectively exerting the effect of the present invention, the weight of the kitchen paper roll is 150 g to 320 g, more preferably 200 g to 250 g, the winding diameter D of the kitchen paper roll is 110 mm to 120 mm, and the kitchen paper. The winding length L is 14 m to 35 m, more preferably 20 m to 25 m, the diameter d of the
<物性の比較評価>
本発明の実施例1から実施例9の各実施例に係るキッチンペーパーロールにおいて、物性に係る22個のパラメータについて、比較例1から比較例3に対する比較評価を行った。その比較評価について、以下の表1および表2に示す。尚、実施例1から実施例7、および比較例1から比較例3は上述の第1形態のようなネステッド型(図2(b)を参照)であり、実施例8は上述の第2形態のようなティップトゥーティップ型(図4を参照)であり、実施例9は上述の第3形態のようなシングルエンボス(図5を参照)である。比較例1から比較例3は上述の第1形態のようなネステッド型ではあるが、後述するように、復元値、伸び、引張強さ、吸水度、吸油度、ふき取り性、等が、実施例1から実施例9と明らかに異なるものとなっていることが、表1および表2から理解される。
<Comparative evaluation of physical properties>
In the kitchen paper rolls according to each of Examples 1 to 9 of the present invention, 22 parameters related to physical properties were comparatively evaluated with respect to Comparative Examples 1 to 3. The comparative evaluation is shown in Tables 1 and 2 below. It should be noted that Examples 1 to 7 and Comparative Examples 1 to 3 are nested types (see FIG. 2 (b)) as in the first embodiment described above, and Example 8 is the second embodiment described above. The tip-to-tip type (see FIG. 4) as described above, and the ninth embodiment is a single embossing (see FIG. 5) as in the third embodiment described above. Comparative Examples 1 to 3 are nested types as in the first embodiment described above, but as will be described later, the restored value, elongation, tensile strength, water absorption, oil absorption, wiping property, etc. are the examples. It is understood from Tables 1 and 2 that the values from 1 to 9 are clearly different.
<凹部の深さについて>
表1および表2に記載の「凹部の深さ」とは、構成がネステッドである場合、エンボス加工前の原紙の紙厚(ISOで測定)と、製品状態の紙厚(ISOで測定)との差を表すものである。すなわち、「凹部の深さ」は、紙厚の実測値Trから原紙の紙厚を引いたときの差を表すものである。構成がTip to Tipの場合、エンボスの凸と凸が重なるためネステッドの半分の紙厚と成る。ここで、原紙の紙厚は205μm前後とする。
<About the depth of the recess>
The "depth of the recess" described in Tables 1 and 2 refers to the paper thickness of the base paper before embossing (measured by ISO) and the paper thickness of the product state (measured by ISO) when the configuration is nested. It represents the difference between. That is, the "depth of the recess" represents the difference when the paper thickness of the base paper is subtracted from the measured value Tr of the paper thickness. When the configuration is Tip to Tip, the embossed convex and convex overlap, so the paper thickness is half that of nested. Here, the thickness of the base paper is about 205 μm.
凹部の形状(凹部の深さ)は、3D形状測定器VR-3000および解析アプリケーションVR-H2A(いずれもキーエンス社製)を用いて測定した。手順を下記I~IVのようにした。
I:3D形状測定器VR-3000を用いて、倍率12倍で凹部の3D形状を撮影した。
II:解析アプリケーションVR-H2Aの機能を用いて、凹部の3D形状の全てを対象に基準線を設定した。
III:同アプリケーションが備える形状補正ツールのゆがみ修正機能を用いて、凹部の3D形状の測定データについてゆがみを修正した。
IV:同アプリケーションの機能を用いて、基準線より下の部分を凹部として、凹部の深さの平均値を算出した。これは、1水準につき5枚のサンプルのそれぞれ無作為に選んだ6か所において凹部の深さを測定し、得られた合計30個の値を平均することにより求めた。
The shape of the recess (depth of the recess) was measured using a 3D shape measuring instrument VR-3000 and an analysis application VR-H2A (both manufactured by KEYENCE). The procedure was as follows I-IV.
I: Using a 3D shape measuring instrument VR-3000, the 3D shape of the recess was photographed at a magnification of 12 times.
II: Using the function of the analysis application VR-H2A, a reference line was set for all the 3D shapes of the recesses.
III: Using the distortion correction function of the shape correction tool provided in the same application, the distortion was corrected for the measurement data of the 3D shape of the recess.
IV: Using the function of the same application, the average value of the depths of the recesses was calculated with the portion below the reference line as the recesses. This was determined by measuring the depth of the recesses at 6 randomly selected locations of 5 samples per level and averaging the total 30 values obtained.
<密度について>
表1および表2中の密度について、本発明のキッチンペーパーの密度は、1枚(1プライ)あたりの坪量(g/m2)からキッチンペーパーの紙厚の実測値Tr(μm)を除して、その値を2倍して得た値(g/cm3)である。
<Density>
Regarding the densities in Tables 1 and 2, the density of the kitchen paper of the present invention is obtained by subtracting the measured value Tr (μm) of the paper thickness of the kitchen paper from the basis weight (g / m 2 ) per sheet (1 ply). Then, it is a value (g / cm 3 ) obtained by doubling the value.
<引張強さについて>
表1および表2中の引張強さについて、本発明のキッチンペーパーの長手方向(縦方向)の乾燥引張強度(T)は、13.0Nよりも低いことが好ましく、11.0Nよりも低いことがより好ましく、10.3Nよりも低いことがさらに好ましい。本発明のキッチンペーパーの幅方向(横方向)の乾燥引張強度(Y)は、4.5Nよりも低いことが好ましく、4.0Nよりも低いことがより好ましく、3.8Nよりも低いことがさらに好ましい。
<About tensile strength>
Regarding the tensile strength in Tables 1 and 2, the dry tensile strength (T) in the longitudinal direction (longitudinal direction) of the kitchen paper of the present invention is preferably lower than 13.0 N and lower than 11.0 N. Is more preferable, and it is further preferable that it is lower than 10.3N. The dry tensile strength (Y) in the width direction (horizontal direction) of the kitchen paper of the present invention is preferably lower than 4.5N, more preferably lower than 4.0N, and lower than 3.8N. More preferred.
本明細書におけるキッチンペーパーの乾燥引張強度(表1および表2中の引張強さ)は、キッチンペーパーを幅15mm、スパン長100mmにカットしたサンプルを、引張速度50mm/分の条件で測定をし、10回の測定の平均を算出した値である。乾燥引張強度の測定には、例えば、横型引張試験機(熊谷理機工業株式会社製)を用いることができる。乾燥引張強度の測定は、ISO187に準拠した環境(温度23±1℃、相対湿度50±2%)で行った。 The dry tensile strength (tensile strength in Tables 1 and 2) of the kitchen paper in the present specification is measured by measuring a sample obtained by cutting the kitchen paper into a width of 15 mm and a span length of 100 mm under the condition of a tensile speed of 50 mm / min. It is a value calculated by the average of 10 measurements. For the measurement of the dry tensile strength, for example, a horizontal tensile tester (manufactured by Kumagai Riki Kogyo Co., Ltd.) can be used. The dry tensile strength was measured in an environment compliant with ISO187 (temperature 23 ± 1 ° C., relative humidity 50 ± 2%).
<伸びについて>
表1および表2中の伸びについて、本発明のキッチンペーパーの長手方向(縦方向)の伸び率(%)は30.0%よりも低いことが好ましく、25.0%以下であることがより好ましく、19.0%以下であることが特に好ましい。また、本発明のキッチンペーパーの幅方向(横方向)の伸び率(%)は10.0%よりも低いことが好ましく、7.0%以下であることがより好ましい。
<About growth>
Regarding the elongation in Tables 1 and 2, the elongation rate (%) in the longitudinal direction (longitudinal direction) of the kitchen paper of the present invention is preferably lower than 30.0%, more preferably 25.0% or less. It is preferably 19.0% or less, and particularly preferably 19.0% or less. Further, the elongation rate (%) in the width direction (horizontal direction) of the kitchen paper of the present invention is preferably lower than 10.0%, more preferably 7.0% or less.
本明細書におけるキッチンペーパーの伸び率(表1および表2中の伸び)は、キッチンペーパーを幅15mm、スパン長100mmにカットしたサンプルを、引張速度50mm/分の条件で測定し、10回の測定の平均を算出した値である。伸び率の測定は、ISO187に準拠した環境(温度23±1℃、相対湿度50±2%)で行った。 The elongation rate of the kitchen paper (elongation in Tables 1 and 2) in the present specification is measured 10 times by measuring a sample obtained by cutting the kitchen paper into a width of 15 mm and a span length of 100 mm under the condition of a tensile speed of 50 mm / min. It is a value calculated by averaging the measurements. The elongation rate was measured in an environment compliant with ISO187 (temperature 23 ± 1 ° C., relative humidity 50 ± 2%).
当該伸び率(%)は、以下の式より算出される。
伸び率(%)=試料の伸び量(mm)×100/スパン長(mm)
なお、「引張強さ」、「伸び」については、JIS P 8113に準拠した試験方法で行われうる。
The growth rate (%) is calculated from the following formula.
Elongation rate (%) = sample elongation (mm) x 100 / span length (mm)
The "tensile strength" and "elongation" can be performed by a test method based on JIS P 8113.
<吸水度および吸油度について>
表1および表2中の吸水度および吸油度について、吸水度測定の場合は、イオン交換水0.1gを、吸油度測定の場合は、サラダ油0.05gを、キッチンペーパー(10mm×10mm)へ10mmの高さから滴下させ、液が吸収されてサンプル表面から光の反射がなくなるまで(目視)の時間を測定した。
<About water absorption and oil absorption>
Regarding the water absorption and oil absorption in Tables 1 and 2, 0.1 g of ion-exchanged water for water absorption measurement and 0.05 g of salad oil for oil absorption measurement are applied to kitchen paper (10 mm x 10 mm). It was dropped from a height of 10 mm, and the time (visual) until the liquid was absorbed and the reflection of light disappeared from the sample surface was measured.
吸水度については、1.1秒以下であれば「可」とし、0.8秒以下であれば「良」とし、0.7秒以下であれば「優」とした。 Regarding the water absorption degree, if it was 1.1 seconds or less, it was "OK", if it was 0.8 seconds or less, it was "good", and if it was 0.7 seconds or less, it was "excellent".
吸油度については、13.9秒以下であれば「可」とし、12.0秒以下であれば「良」とし、11.0秒以下であれば、「優」とした。 Regarding the oil absorption degree, if it was 13.9 seconds or less, it was evaluated as "OK", if it was 12.0 seconds or less, it was evaluated as "Good", and if it was 11.0 seconds or less, it was evaluated as "Excellent".
なお、上記滴下法については、JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法のNo.32-2に準拠した試験方法で行われ、浸せき法については、JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法のNo.32-1に準拠した試験方法で行われる。 The above dropping method is carried out by a test method based on JAPAN TAPPI pulp and paper test method No.32-2, and the dipping method is carried out by a test based on JAPAN TAPPI pulp and paper test method No.32-1. It is done by the method.
<ふき取り性について>
表1および表2中のふき取り性について、1から5の5段階で評価し、数値が高いほどふき取り性が良いものとした。
<About wiping property>
The wiping property in Tables 1 and 2 was evaluated on a scale of 1 to 5, and the higher the value, the better the wiping property.
製品の「ふき取り性」について、50人のモニターに「特に優れている」と感じたものを5点、「優れている」と感じたものを4点、「良好」と感じたものを3点、「普通」と感じたものを2点、「劣る」と感じたものを1点とした評価を行ってもらった。 Regarding the "wiping property" of the product, 5 points were "especially excellent" for 50 monitors, 4 points were "excellent", and 3 points were "good". , 2 points were given to those who felt "normal", and 1 point was given to those who felt "inferior".
50人全体の評価点の平均値の小数点以下を四捨五入し、1から5の5段階で評価した。 The average value of the evaluation points of all 50 people was rounded off to the nearest whole number, and the evaluation was made on a scale of 1 to 5.
<復元値について>
復元値(Tr/Ti)が1.10以上であれば、吸水度、吸油度のいずれも「可」以上が得られ、ふき取り性のいずれも「2」以上が得られる。復元値が1.25以上であれば、吸水度、吸油度のいずれも「良」以上でありさらに優れ、ふき取り性のいずれも「4」以上でありさらに優れる。復元値が1.40以上であれば、吸水度、吸油度のいずれも「優」以上であり特に優れ、ふき取り性のいずれも「5」以上でありさらに優れる。
<Restored value>
When the restored value (Tr / Ti) is 1.10 or more, both the water absorption degree and the oil absorption degree can be obtained as "possible" or more, and the wiping property can be obtained as "2" or more. When the restored value is 1.25 or more, both the water absorption degree and the oil absorption degree are "good" or more and further excellent, and both the wiping property is "4" or more and further excellent. When the restored value is 1.40 or more, both the water absorption degree and the oil absorption degree are "excellent" or more, which is particularly excellent, and both the wiping property is "5" or more, which is further excellent.
表1および表2に示すように、本発明の実施例7、実施例8および実施例9に係る復元値はそれぞれ1.12、1.15および1.24となっているため、実施例7から実施例9の各実施例によれば吸水度、吸油度のいずれも「可」以上がそれぞれ得られ、ふき取り性のいずれも「2」以上がそれぞれ得られる。実施例5および実施例6に係る復元値はそれぞれ1.28、1.25となっているため、実施例5および実施例6によれば吸水度、吸油度のいずれも「良」がそれぞれ得られ、ふき取り性のいずれも「4」以上がそれぞれ得られる。実施例1、実施例2、実施例3および実施例4に係る復元値はそれぞれ1.46、1.40、1.58および1.53となっているため、実施例1から実施例4の各実施例によれば吸水度、吸油度のいずれも「優」がそれぞれ得られ、ふき取り性のいずれも「5」以上がそれぞれ得られる。 As shown in Tables 1 and 2, the restored values according to Example 7, Example 8 and Example 9 of the present invention are 1.12, 1.15 and 1.24, respectively, so that Example 7 According to each of the examples of Example 9, both the water absorption degree and the oil absorption degree are "possible" or more, and the wiping property is "2" or more, respectively. Since the restored values according to Examples 5 and 6 are 1.28 and 1.25, respectively, "good" is obtained for both the water absorption degree and the oil absorption degree according to Examples 5 and 6, respectively. In addition, "4" or more can be obtained for each of the wiping properties. Since the restored values according to Example 1, Example 2, Example 3, and Example 4 are 1.46, 1.40, 1.58, and 1.53, respectively, the restoration values of Examples 1 to 4 are set. According to each embodiment, both the water absorption degree and the oil absorption degree are "excellent", and the wiping property is "5" or more.
表1および表2に示すように、本発明の実施例1から実施例9の各実施例に係る復元値は、それぞれ1.10以上となっているため、本発明の実施例1から実施例9の各実施例によれば、吸水性および吸油性を維持することができ、ふき取り性を向上させるという本発明の効果を有効に得られることになる。一方、比較例1から比較例3については、復元値は1.10未満となっているため、上述した本発明の効果を得られないことになる。 As shown in Tables 1 and 2, the restored values of Examples 1 to 9 of the present invention are 1.10 or more, respectively. Therefore, Examples 1 to 9 of the present invention are used. According to each of the examples of 9, the water absorption and the oil absorption can be maintained, and the effect of the present invention of improving the wiping property can be effectively obtained. On the other hand, in Comparative Examples 1 to 3, the restored value is less than 1.10, so that the above-mentioned effect of the present invention cannot be obtained.
本発明に係るキッチンペーパーの復元値(またはふき取り性)は、キッチンペーパーの「伸び」に影響するものである。当該復元値は、エンボスが復元することを表す値ともいえ、伸縮性が影響している。この伸縮性に効く要因の一つとして、伸び(%)が関係している。表1および表2を参照すると、実施例1から実施例9のキッチンペーパーの「伸び」は、縦方向が13.4%から22.7%の範囲(第1の範囲)となっており、横方向が4.9%から6.5%の範囲(第2の範囲)となっている一方、比較例1から比較例3のキッチンペーパーの「伸び」は、これらの範囲から逸脱しており、縦方向が24.3%から25.0%の範囲となっており、横方向が7.5%から7.8%の範囲となっている。すなわち、キッチンペーパーの縦方向の「伸び」を上記第1の範囲に設定し、横方向の「伸び」を上記第2の範囲に設定することによって、復元値を1.10以上のキッチンペーパーロールを製造することが可能となっている。この縦方向の「伸び」および横方向の「伸び」は、上記製造工程のうち(5)脱水工程及びプレス工程や(6)乾燥工程におけるクレープ加工によって、調整することが可能となっている。すなわち、キッチンペーパーの「伸び」に影響するクレープが拭き取り性に効いているともいえる。 The restored value (or wiping property) of the kitchen paper according to the present invention affects the "elongation" of the kitchen paper. The restored value can be said to indicate that the embossing is restored, and the elasticity has an influence. Elongation (%) is related as one of the factors effective for this elasticity. Referring to Tables 1 and 2, the “elongation” of the kitchen papers of Examples 1 to 9 is in the range of 13.4% to 22.7% in the vertical direction (first range). While the lateral direction is in the range of 4.9% to 6.5% (second range), the "elongation" of the kitchen papers of Comparative Examples 1 to 3 deviates from these ranges. The vertical direction is in the range of 24.3% to 25.0%, and the horizontal direction is in the range of 7.5% to 7.8%. That is, by setting the vertical "elongation" of the kitchen paper in the first range and setting the horizontal "elongation" in the second range, the restored value of the kitchen paper roll is 1.10 or more. It is possible to manufacture. The vertical "elongation" and the horizontal "elongation" can be adjusted by crepe processing in (5) dehydration step and pressing step and (6) drying step in the above-mentioned manufacturing steps. In other words, it can be said that the crepe that affects the "elongation" of kitchen paper is effective for wiping.
<その他>
本発明は、上述した各形態や、各実施例、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
<Others>
The present invention is not limited to the above-described embodiments, examples, and modifications described therein, and can be appropriately modified or modified without departing from the technical idea of the present invention.
例えば、上記各形態、各実施例またはその変形例では、実測値Trから算出値Tiを除して得た値を、便宜的に「復元値」としているが、当該復元値は、本発明では、例えば、ロール状にしたときにシングルエンボスの凸部が凹部に入り込んでいて、その後、ロールから引き出して1枚で使用するときに、Tr>Tiとなる場合、つまり、見かけの復元も含まれるものである。 For example, in each of the above embodiments, each embodiment, or a modification thereof, the value obtained by dividing the calculated value Ti from the actually measured value Tr is referred to as a “restored value” for convenience, but the restored value is used in the present invention. For example, when the convex portion of the single emboss is inserted into the concave portion when it is made into a roll, and then when it is pulled out from the roll and used as a single piece, Tr> Ti, that is, the appearance restoration is also included. It is a thing.
1、1’、1’’ キッチンペーパー
10、10’、10’’ キッチンペーパーロール
11 表面シート(第1層)
11e、11’e、11’’e 第1エンボス部
11p 第1エンボス凸部
11r 第1エンボス凹部
12 裏面シート(第2層)
12e、12’e、12’’e 第2エンボス部
12p 第2エンボス凸部
12r 第2エンボス凹部
13 積層連続シート
14 紙管
15 接着部
d 紙管の直径
C 回転軸
D キッチンペーパーロールの直径
G 間隙
L 巻長
S キッチンペーパーの占める面積
Tr キッチンペーパーの紙厚の実測値
Ti キッチンペーパーの紙厚の算出値
1, 1', 1''
11e, 11'e, 11''e 1st embossed
12e, 12'e, 12''e 2nd embossed
Claims (11)
前記キッチンペーパーの紙厚の実測値をTrとし、前記キッチンペーパーロールの回転軸に直交した切断面において、前記キッチンペーパーが占める面積を、前記キッチンペーパーロールに巻かれた前記キッチンペーパーの巻長で除して得られる算出値をTiとしたときに、前記実測値Trを前記算出値Tiで除して得られる復元値が1.10以上であり、
前記キッチンペーパーの長手方向の伸びが10.0%~25.0%であり、前記キッチンペーパーの幅方向の伸びが4.0%~7.0%であることを特徴とするキッチンペーパーロール。 It is a kitchen paper roll made from kitchen paper.
Let Tr be the measured value of the paper thickness of the kitchen paper, and the area occupied by the kitchen paper on the cut surface orthogonal to the rotation axis of the kitchen paper roll is determined by the winding length of the kitchen paper wound on the kitchen paper roll. When the calculated value obtained by dividing is Ti, the restored value obtained by dividing the measured value Tr by the calculated value Ti is 1.10 or more .
The kitchen paper roll is characterized in that the elongation in the longitudinal direction of the kitchen paper is 10.0% to 25.0% and the elongation in the width direction of the kitchen paper is 4.0% to 7.0%. ..
前記第1層の一方面と前記第2層の一方面とは、接着部を介して接着されており、
前記第1層の他方面および前記第2層の他方面に前記凹部の窪みが配置されるように、前記凹部がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか一項に記載のキッチンペーパーロール。 The kitchen paper has a first layer and a second layer.
One surface of the first layer and one surface of the second layer are adhered to each other via an adhesive portion.
Any one of claims 4 to 7 , wherein the recesses are formed so that the recesses are arranged on the other surface of the first layer and the other surface of the second layer. The kitchen paper roll described in the section.
前記第2層の前記一方面には、前記第2層の前記他方面に形成された前記凹部に対応するように、第2エンボス凸部が形成されており、
前記第1エンボス凸部の頂部と、前記第2層の前記一方面のうちエンボス加工がされていない面と、が前記接着部を介して接着されており、且つ、前記第2エンボス凸部の頂部と、前記第1層の前記一方面のうちエンボス加工がされていない面と、が前記接着部を介して接着されていることを特徴とする請求項8に記載のキッチンペーパーロール。 A first embossed convex portion is formed on the one surface of the first layer so as to correspond to the concave portion formed on the other surface of the first layer.
A second embossed convex portion is formed on the one surface of the second layer so as to correspond to the concave portion formed on the other surface of the second layer.
The top of the first embossed convex portion and the unembossed surface of the one surface of the second layer are adhered to each other via the bonded portion, and the second embossed convex portion is formed. The kitchen paper roll according to claim 8 , wherein a top portion and a non-embossed surface of the one surface of the first layer are adhered to each other via the adhesive portion.
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