JP7017625B2 - 端末及び通信方法 - Google Patents

端末及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7017625B2
JP7017625B2 JP2020517687A JP2020517687A JP7017625B2 JP 7017625 B2 JP7017625 B2 JP 7017625B2 JP 2020517687 A JP2020517687 A JP 2020517687A JP 2020517687 A JP2020517687 A JP 2020517687A JP 7017625 B2 JP7017625 B2 JP 7017625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timer
base station
message
user apparatus
user device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020517687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019215859A1 (ja
Inventor
徹 内野
秀明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JPWO2019215859A1 publication Critical patent/JPWO2019215859A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7017625B2 publication Critical patent/JP7017625B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/08Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery
    • H04W48/14Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery using user query or user detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • H04W74/0833Random access procedures, e.g. with 4-step access
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/004Synchronisation arrangements compensating for timing error of reception due to propagation delay
    • H04W56/0045Synchronisation arrangements compensating for timing error of reception due to propagation delay compensating for timing error by altering transmission time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置に関連するものである。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、NR(New Radio)あるいは5Gと呼ばれる無線通信方式の検討が進んでいる(例えば非特許文献1)。NRでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。
セル内で、ユーザ装置から基地局に電波が伝搬する際の経過時間であるユーザ装置-基地局間伝搬遅延は、一般に、ユーザ装置毎に異なる。従って、一般に、基地局におけるUL信号の受信タイミングは、UL信号を送信したユーザ装置毎に異なる。基地局では、複数のユーザ装置からの複数のUL信号に対して同一のタイミングで高速フーリエ変換(FFT)を実施する。そこで、LTEでは、複数のユーザ装置から送信される複数のUL信号の基地局における受信タイミングが同一となるように、ユーザ装置毎にUL信号の送信タイミングの調整(Time alignment)が行われている。NRにおいても、上記と同様の動作を行うことが想定されている。
3GPP TS 38.321 V15.1.0(2018-03) 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #101bis,R2-1804691,Sanya,China,16th April-20th April 2018
LTEでは、ネットワークは、System Information(SI)を必要とするユーザ装置がセル内に存在する、しない、に関わらず、常にSIを送信している。NRでは、SIを必要とするユーザ装置がセル内に存在する場合にのみSIを送信することで、無線リソースのオーバヘッドを削減する制御を行うことが検討されている(非特許文献1)。このようなシステム情報は、on demand system information(on demand SI)と呼ばれている。
オンデマンドでシステム情報を取得する場合、ユーザ装置は、ネットワークに対してSI requestを送信し、ネットワークは、それに応答してシステム情報SIを送信する。SI requestを送信する方法としては、ランダムアクセス手順のメッセージ1に基づく方法と、ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づく方法の両方が規定されている。ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づくシステム情報取得方法について、ユーザ装置が適切にランダムアクセス手順を実行可能な方法が必要とされている。
本発明の一態様によれば、Timing Advanceコマンドを受信する受信部と、上りリンクの時間調整に関するタイマを制御する制御部と、を備え、前記受信部が前記Timing Advanceコマンドを受信した場合、前記制御部が前記タイマをスタートし、競合解決メッセージを前記受信部が受信した場合、前記制御部は前記競合解決メッセージに対する送達確認情報の送信後に前記タイマを停止する、端末、が提供される。
開示の技術によれば、ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づくシステム情報取得方法であって、ユーザ装置が適切にランダムアクセス手順を実行可能な方法が提供される。
本実施の形態における通信システムの構成図である。 ランダムアクセス手順の例を示す図である。 セル内で、ユーザ装置から基地局に電波が伝搬する際の経過時間であるユーザ装置-基地局間伝搬遅延の例を示す図である。 ランダムアクセス手順のメッセージ1に基づくSI requestの送信方法の例を示す図である。 ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づくSI requestの送信方法の例を示す図である。 Message 3 based SI requestを行うためのランダムアクセス手順が完了した場合に、ユーザ装置が、自律的にはTAタイマを停止しない場合の例を説明するための図である。 Message 3 based SI requestを行うためのランダムアクセス手順が完了した場合に、ユーザ装置が、自律的にTAタイマを停止する場合の例を説明するための図である。 SI requestを行うためのランダムアクセス手順以外のContention Based Random Access(CBRA)手順の例を示す図である。 SI requestを行うためのCBRA手順の例を示す図である。 送達確認情報の送信を完了した後で、ユーザ装置がTAタイマを停止する方法の例を示す図である。 ユーザ装置が次のランダムアクセス手順の開始時にTAタイマを停止する方法の例を示す図である。 ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。 基地局20の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ装置10及び基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
以下の実施の形態における無線通信システムは基本的にNRに準拠することを想定しているが、それは一例であり、本実施の形態における無線通信システムはその一部又は全部において、NR以外の無線通信システム(例:LTE)に準拠していてもよい。
(システム全体構成)
図1に本実施の形態に係る無線通信システムの構成図を示す。本実施の形態に係る無線通信システムは、図1に示すように、ユーザ装置10、及び基地局20を含む。図1には、ユーザ装置10、及び基地局20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
ユーザ装置10は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置であり、基地局20に無線接続し、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。基地局20は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置10と無線通信する通信装置である。
本実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよい。
(ランダムアクセス手順)
まず、図2を参照してLTEにおける衝突型のランダムアクセス手順の基本的な処理を説明する。このような手順と同様の手順がNRにおいても行われることが想定されている。
ユーザ装置は、所定数のRA preamble(系列)の中から1つの系列を使用して、PRACH(Physical Random Access Channel)により、RA preamble(選択した系列、メッセージ1)を送信する(ステップS1)。同時刻に同系列を使用してランダムアクセスを行う他のUEが存在しなければ衝突は生じない。
ステップS2において、基地局は、DL-SCH(下り共有チャネル)を利用して、ユーザ装置の送信タイミングを調整するためのTA(timing advance)コマンド、検出したRA preambleのインデックス、上りリソース割り当て情報(UL grant)等を含むRandom Access Response (RAR)をユーザ装置に送信する。
RARを受信したユーザ装置は、上りのタイミングを調整し、割り当てられたリソースを用いてRRC connection request等の制御メッセージ(メッセージ3)を基地局に送信する(ステップS3)。
RA preambleを送信したユーザ装置が、RA responseを受信できなかった場合については(ランダムアクセス試行が失敗した場合)、ユーザ装置は、1回失敗するたびに、所定のステップサイズだけ送信電力を上げてPRACHを送信する。このような動作はPower Rampingと呼ばれる。
ステップS4において、基地局は、contention resolutionメッセージ(競合解決メッセージ)を送信する。contention resolutionメッセージを受信したユーザ装置は、contention resolutionメッセージに自分のID(例:メッセージ3で送信したCommon Control Channel Service Data Unit(CCCH SDU)、又はTC-RNTI、ステップS3でスクランブルに使用したもの)が含まれていることを確認することで、ランダムアクセス処理を完了し、以降、データの送受信を行う。
上記の通り、ランダムアクセス手順のステップS2において、基地局は、TAコマンドを含むRARをユーザ装置に送信する。その理由を以下に示す。
図3に示すように、セル内で、ユーザ装置から基地局に電波が伝搬する際の経過時間であるユーザ装置-基地局間伝搬遅延は、一般に、ユーザ装置毎に異なる。従って、一般に、基地局におけるUL信号の受信タイミングは、UL信号を送信したユーザ装置毎に異なる。基地局では、複数のユーザ装置からの複数のUL信号に対して同一のタイミングで高速フーリエ変換(FFT)を実施する。そこで、LTEでは、複数のユーザ装置から送信される複数のUL信号の基地局における受信タイミングが同一となるように、ユーザ装置毎にUL信号の送信タイミングの調整(Time alignment)が行われている。Time alignmentは、基地局からユーザ装置に送信されるTAコマンドにより行われる。すなわち、ユーザ装置は、基地局から受信したTAコマンドに基づいて、UL信号の送信タイミングを調整する。このようなTime alignmentは、NRでも受け継がれることが想定されている。
(SI requestの概要)
システム情報(System Information、SI)は、MasterInformationBlock(MIB)と、いくつかのSystemInformationBlock(SIB)に分割されている。MasterInformationBlock(MIB)は、Broadcast Channel(BCH)で、80 msの周期で常に送信されており、セルからSystemInformationBlockType1(SIB1)を取得するために必要なパラメータを含む。
SystemInformationBlockType1(SIB1)は、他の複数のSIBの利用可能性及びスケジューリング(例えば、周期性、SIウィンドウサイズ)に関する情報を含む。また、SIB1は、他の複数のSIBが周期的なブロードキャストに基づいて送信されるか、又はオンデマンドのみで送信されるかを示す。
SIB1以外のSIBは、DL-SCHで送信されるSystemInformation(SI)メッセージで伝送される。各SIメッセージは、周期的に生成される時間領域の複数のウィンドウ(SIウィンドウと呼ばれる)で送信される。
MIBには、システム帯域幅やシステムフレーム番号(SFN:System Frame Number)、送信アンテナ数などの基本情報が含まれる。
LTEでは、ネットワークは、SIを必要とするユーザ装置がセル内に存在する、しない、に関わらず、常にSIを送信している。NRでは、SIを必要とするユーザ装置がセル内に存在する場合にのみSIを送信することで、無線リソースのオーバベッドを削減する制御を行うことが検討されている(非特許文献1)。このようなシステム情報は、on demand system information(on demand SI)と呼ばれている。
オンデマンドでシステム情報を取得する場合、ユーザ装置10は、ネットワークに対してSI requestを送信し、ネットワークは、それに応答してシステム情報SIを送信する。
SI requestを送信する方法としては、ランダムアクセス手順のメッセージ1に基づく方法と、ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づく方法の両方が規定されている。
(メッセージ1に基づく方法の概要)
以下、ランダムアクセス手順のメッセージ1に基づくSI requestの送信方法について説明する。基地局20(gNB、gNodeB、5G基地局、NR基地局等とも呼ばれる)は、事前に各SI毎に個別のRA preambleを割り当て、ユーザ装置10は対応するRA preambleを用いてSI requestを送信することにより、必要なSIを取得する。図4を参照して、具体的な手順を説明する。
図4は、ランダムアクセス手順のメッセージ1に基づくSI requestの送信方法の例を示す図である。まず、ステップS101で、ユーザ装置10において、SI requestの送信を必要とするイベント(SI requestトリガ)が発生する。
ステップS101でSI requestトリガが発生したことに応答して、ユーザ装置10は、ステップS103で、SIに対応するRA preambleを選択して、選択したRA preambleを基地局20に対して送信する。
基地局20は、SIに対応するRA preambleを受信したことに応答して、ステップS105で、受信したRA preambleに対応するRA preamble IDをユーザ装置10に対して送り返す。
その後、基地局20は、SIの送信を開始する(ステップS107)。
(メッセージ3に基づく方法の概要)
次に、ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づくSI requestの送信方法について説明する。この方法は、SI requestのためのRA preambleが設定されていない場合に適用することが可能であり、ランダムアクセス手順を起動して、ランダムアクセス手順のメッセージ3によって、SI requestのためのRRC メッセージを送信する方法である。図5を参照して、具体的な手順を説明する。
図5は、ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づくSI requestの送信方法の例を示す図である。まず、ステップS201で、ユーザ装置10において、SI requestの送信を必要とするイベント(SI requestトリガ)が発生する。
ステップS201でSI requestトリガが発生したことに応答して、ユーザ装置10は、ステップS203で、RA preambleを送信する。
ユーザ装置10からRA preambleを受信したことに応答して、基地局20は、ステップS205で、Random Access Response (RAR)をユーザ装置10に送信する。
基地局20からRARを受信したことに応答して、ユーザ装置10は、ステップS207でSI requestを含むメッセージ3を基地局20に送信する。
ユーザ装置10からメッセージ3を受信したことに応答して、基地局20は、ステップS209でcontention resolutionメッセージ(競合解決メッセージ)をユーザ装置10に送信する。
その後、基地局20は、SIの送信を開始する(ステップS211)。以下、上記のメッセージ 3に基づくSI requestの送信方法の詳細について説明する。
(TA タイマの概要)
ユーザ装置10及び基地局20それぞれにおいて、例えば、Radio Resource Control(RRC)レイヤは、上りリンクの時間調整を維持するために、TAタイマ(timeAlignmentTimer)を設定する。TAタイマは、Medium Access Control(MAC)エンティティが上りリンクの時間調整(Time Alignment)を維持する時間の長さを制御するために使用する。
ここで、タイマは、起動後、停止するまで、又は満了するまで動作し、それ以外の場合は動作しない。タイマが動作中でない場合には、当該タイマを起動することができる。タイマが動作中である場合には、当該タイマを再起動(restart)することができる。タイマは、常に、当該タイマの初期値から起動又は再起動される(非特許文献1)。ユーザ装置10及び基地局装置20それぞれにおいて、タイマは、例えば、プロセッサがカウンタを初期値からカウントアップする方法、又は初期値からカウントダウンする方法等の、既知の方法により実装することができる。しかしながら、本明細書において、タイマの実装方法は限定しない。
通常、ユーザ装置10のTAタイマが動作していない場合であって、かつランダムアクセス手順においてユーザ装置10がTAコマンドを受信した場合に、ユーザ装置10は、TAタイマを起動又は再起動する。その後、ユーザ装置10は、自律的にはTAタイマを停止しない。つまり、ユーザ装置10のTAタイマは、満了することにより停止する。
これに対して、3GPP標準化における合意事項として、Message3 based SI requestのランダムアクセス手順が完了した場合、ユーザ装置10は自律的にTAタイマを停止することができるとされている(非特許文献2)。
上記のユーザ装置10が自律的にはTAタイマを停止しない場合と、ユーザ装置10が自律的にTAタイマを停止する場合について、それぞれ、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、ユーザ装置10が、自律的にはTAタイマを停止しない場合の例を示している。図6に示されるように、ステップS301で、ユーザ装置10がMessage3 based SI requestのランダムアクセス手順を開始する。ユーザ装置10は、ステップS303において、ランダムアクセスプリアンブルを基地局20に対して送信する。ランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答して、基地局20は、ステップS305において、ランダムアクセスレスポンス(Random Access Response、RAR)をユーザ装置10に送信する。この際に、ユーザ装置10は、ランダムアクセスレスポンスに含まれるTAコマンドを受信したことに応答して、TAタイマを起動する。
その後、ステップS305でランダムアクセスレスポンスを受信したことに応答して、ユーザ装置10は、ステップS307において、SI requestを含むメッセージ3を基地局20に送信する。
ステップS307でSI requestを含むメッセージ3を受信したことに応答して、基地局20は、ステップS309において、contention resolutionメッセージ(競合解決メッセージ)をユーザ装置10に送信する。その後、ステップS311において、基地局20は、システム情報の送信を開始する。
次に、ステップS313において、ユーザ装置10は、別のRRC procedureを開始する。そのような、別のRRC procedureを開始する理由として、例えば、基地局20との再同期を行う場合や、基地局20とのRRC接続を再開(resume)する場合等が考えられる。
ステップS315において、ユーザ装置10は、ランダムアクセスプリアンブルを基地局20に送信する。ステップS315でランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答して、基地局20は、ステップS317において、RARをユーザ装置10に送信する。この場合、ユーザ装置10は、ステップS305で既にTAタイマを起動しており、TAタイマは動作中である。非特許文献1に記載されているように、3GPPの標準規格には、競合ベースのランダムアクセス手順において、TAタイマの動作中に、TAコマンドを受信した場合、ユーザ装置10のMACエンティティは、当該TAコマンドを無視することが規定されている。このため、ユーザ装置10は、ステップS317で受信したTAコマンドを無視する。つまり、ステップS317でTAコマンドを受信しても、ユーザ装置10は、TAタイマを起動又は再起動せず、TAタイマは動作を続ける。この場合、ユーザ装置10は、ステップS317でRARを受信したことに応答して、その後、メッセージ3の送信を試みる。しかしながら、メッセージ3の送信前に、TAタイマが満了してしまうことが起こり得る。或いは、TAタイマの満了が、ステップS319でユーザ装置10がメッセージ3を送信した後であったとしても、基地局20では、ステップS317でRARを送信した時点で、基地局20のTAタイマを起動しているため、ユーザ装置10のTAタイマが基地局20のTAタイマよりも先に満了することが起こり得る。つまり、ユーザ装置10のTAタイマの起動状態と基地局20のTAタイマの起動状態が一致しないことが起こり得る。
上記のTAタイマの起動状態の不一致を回避する方法として、3GPPの標準化では、Message 3 based SI requestのRA procedureが完了した場合、ユーザ装置が自律的に、TAタイマを停止することが合意されている(非特許文献2)。
図7は、Message 3 based SI requestのRA procedureが完了した場合に、ユーザ装置10が、自律的にTAタイマを停止する場合の例を示している。
図7に示されるように、ステップS401において、ユーザ装置10がMessage3 based SI requestのランダムアクセス手順を開始する。ユーザ装置10は、ステップS403において、ランダムアクセスプリアンブルを基地局20に対して送信する。ランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答して、基地局20は、ステップS405において、ランダムアクセスレスポンス(Random Access Response、RAR)をユーザ装置10に送信する。この際に、ユーザ装置10は、ランダムアクセスレスポンスに含まれるTAコマンドを受信したことに応答して、TAタイマを起動する。
ステップS405でランダムアクセスレスポンスを受信したことに応答して、ユーザ装置10は、ステップS407において、SI requestを含むメッセージ3を基地局20に送信する。
ステップS407でSI requestを含むメッセージ3を受信したことに応答して、基地局20は、ステップS409において、contention resolutionメッセージ(競合解決メッセージ)をユーザ装置10に送信する。ここで、ユーザ装置10は、ステップS409でcontention resolutionメッセージを受信したことに応答して、TAタイマを停止(stop)する。その後、ステップS411において、基地局20は、システム情報の送信を開始する。
次に、ステップS413において、ユーザ装置10は、別のRRC procedureを開始する。そのような、別のRRC procedureを開始する理由として、例えば、基地局との再同期を行う場合や、基地局とのRRC接続を再開(resume)する場合等が考えられる。
ステップS415において、ユーザ装置10は、ランダムアクセスプリアンブルを基地局20に送信する。ステップS415でランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答して、基地局20は、ステップS417において、RARをユーザ装置10に送信すると共に、基地局20のTAタイマを起動する。ユーザ装置10は、ステップS417で受信したランダムアクセスレスポンスに含まれるTAコマンドを受信したことに応答して、ユーザ装置10のTAタイマを起動する。その後、ユーザ装置10は、ステップS419において、SI requestを含むメッセージ 3を基地局20に送信する。
このように、ステップS417で基地局20は基地局20のTAタイマを起動し、かつステップS417でTAコマンドを受信したユーザ装置10は、ユーザ装置10のTAタイマを起動するので、例えば、ユーザ装置10のTAタイマが基地局20のTAタイマよりも先に満了するといった、ユーザ装置10のTAタイマの起動状態と基地局20のTAタイマの起動状態の不一致を回避することができる。
しかしながら、上記のMessage 3 based SI requestのRA procedureが完了した場合に、ユーザ装置10が、自律的にTAタイマを停止する方法については、以下のような問題がある。
TAタイマの停止中、ユーザ装置10の上りリンクの送信タイミングは確立されていない。このため、3GPPの標準規格によると、Physical Random Access Channel(PRACH)でランダムアクセスプリアンブルを送信することを除いて、ユーザ装置10が上りリンクの信号の送信を行うことは禁止されている(非特許文献1)。従って、上記のように、競合解決の完了時に、すなわち、図7のステップS409におけるcontention resolutionメッセージの受信時に、即時にユーザ装置10のTAタイマを停止すると、ユーザ装置10は、contention resolutionメッセージに対する送達確認情報(Acknowledgement、ACK又はNAK)を送信することができなくなる。その結果、基地局20は、ユーザ装置10がcontention resolutionメッセージを受信したことを検出できない。これに対して、例えば、基地局20がユーザ装置10に対して、contention resolutionメッセージをブラインドで複数回送信する方法により、ユーザ装置10がcontention resolutionメッセージを受信する確率を高めることはできるが、この場合、無線リソースが浪費されることになる。
図8A及び図8Bは、上記の問題を説明する図である。図8Aに示されるように、SI requestを行うためのランダムアクセス手順以外の競合ベースのランダムアクセス(Contention Based Random Access、CBRA)手順によれば、メッセージ4(contention resolutionメッセージ)の送達確認情報を送信する前に、TAタイマが停止されないため、ユーザ装置10はメッセージ4の送達確認情報を基地局20に送信することができる。
これに対して、図8Bに示されるSI requestを行うためのCBRAの場合、メッセージ4を受信するとユーザ装置10はユーザ装置のTAタイマを停止するので、その後、ユーザ装置10は、メッセージ4の送達確認情報を送信することができず、基地局20は、メッセージ4がユーザ装置10によって受信されたか否かを確認することができない。
(方法1)
上記の問題を解決する1つの方法として、SI requestを行うためのCBRAにおいて、UEが送達確認情報の送信を完了するまで、TAタイマを動作させたままとする方法が考えられる。つまり、ユーザ装置10がメッセージ4(contention resolutionメッセージ)に対する送達確認情報の送信を完了した後で、ユーザ装置10がユーザ装置10のTAタイマを停止する方法である。以下、図9を参照して、この方法の詳細を説明する。
図9は、送達確認情報の送信を完了した後で、ユーザ装置がTAタイマを停止する方法の例を示す図である。ステップS601において、ユーザ装置10は、SI requestのためのCBRAを開始する。時刻T1において、ユーザ装置10は、メッセージ1(RA preamble)を基地局20に送信する(ステップS603)。メッセージ1を受信したことに応答して、基地局20は、時刻T2に、メッセージ2(RAR)をユーザ装置10に送信する(ステップS605)。メッセージ2を受信したことに応答して、ユーザ装置10は、時刻T3にメッセージ3(SI request)を基地局20に送信する(ステップS607)。メッセージ3を受信したことに応答して、基地局20は、時刻T4にメッセージ4(contention resolutionメッセージ)をユーザ装置10に送信する(ステップS609)。メッセージ4を受信したことに応答して、ユーザ装置10は、時刻T5に、メッセージ4に対する送達確認情報の基地局20への送信を完了する(ステップS611)。その後、ユーザ装置10は、基地局20への送達確認情報の送信を完了した時刻である時刻T5よりも後の時刻T6において、TAタイマを停止する。
つまり、この方法は、SI requestのためのCBRAが完了した場合に、ユーザ装置10がユーザ装置10のTAタイマの停止を遅延させる方法である。
ここで、ユーザ装置10は、送達確認情報を送信したタイミングでユーザ装置10のTAタイマを停止してもよい。代替的に、ユーザ装置10は、送達確認情報を送信したタイミングの無線フレームの直後の無線フレームにおいてユーザ装置10のTAタイマを停止してもよい。代替的に、ユーザ装置10は、送達確認情報を送信したタイミングのサブフレームの直後のサブフレームにおいてユーザ装置のTAタイマを停止してもよい。代替的に、ユーザ装置10は、送達確認情報を送信したタイミングのスロットの直後のスロットにおいてユーザ装置のTAタイマを停止してもよい。代替的に、ユーザ装置10は、送達確認情報を送信したタイミングのシンボルの直後のシンボルにおいてユーザ装置のTAタイマを停止してもよい。
さらに、ユーザ装置10は、競合解決(contention resolution)の成功、即ち、CBRAの成功から所定期間後にTAタイマを停止してもよい。ここで、所定期間は、ユーザ装置10のMedium Access Control(MAC)レイヤ、又はユーザ装置10のRadio Resource Control(RRC)レイヤ等、ユーザ装置10の如何なるレイヤで管理されてもよい。代替的に及び/又は追加的に、所定期間は、基地局装置20のMedium Access Control(MAC)レイヤ、又は基地局装置20のRadio Resource Control(RRC)レイヤ等、基地局装置20の如何なるレイヤで管理されてもよい。
所定期間をMACレイヤで管理する場合、TAタイマ満了時に、MACレイヤが自律的にユーザ装置10のTAタイマを停止してもよい。代替的に、所定期間が経過したこと(TAタイマ満了)をMACレイヤが上位レイヤ(例えば、RRCレイヤ)に通知し、その後、MACレイヤが上位レイヤからユーザ装置10のTAタイマの停止を指示されてもよい。例えば、MACレイヤは、RRCレイヤからMAC resetを受信することで、ユーザ装置10のTAタイマを停止してもよい。
所定期間をRRCレイヤで管理する場合、RRCレイヤは、MACレイヤに対してユーザ装置10のTAタイマの停止(例えば、MAC reset)を通知又は指示してもよい。
また、所定期間をRRCレイヤで管理する場合、RRCレイヤは、ユーザ装置10のRRC状態(例えば、RRC CONNECTED状態、RRC IDLE状態、又はRRC INACTIVE状態)に応じて、ユーザ装置10のTAタイマを停止するか又は停止しないかの設定、又はユーザ装置10のTAタイマを停止するタイミングの遅延量を変更してもよい。ここで、RRC IDLE状態では、ユーザ装置10は、基地局20内のセルレベルの識別を持たず、基地局20においてユーザ装置10のコンテキストが保持されていないが、コアネットワークにおいてユーザ装置10のコンテキストが保持されている。RRC INACTIVE状態では、ユーザ装置10と基地局20とネットワークでは、RRC及びNAS(Non Access Stratum)のコンテキストが保持されるが、ユーザ装置10の状態は、ほぼRRC IDLEと同じであるため、消費電力の削減が期待される。RRC CONNECTED状態では、ユーザ装置10は、基地局20内のセルレベルで識別でき、基地局20においてユーザ装置10のコンテキストが保持されている。また、所定期間をRRCレイヤで管理する場合、RRCレイヤは、ランダムアクセス手順の種別(例えば、CCCH SDUのためのランダムアクセス手順、それ以外のランダムアクセス手順)に応じて、ユーザ装置10のTAタイマを停止するか又は停止しないかの設定、又はユーザ装置10のTAタイマを停止するタイミングの遅延量を変更してもよい。
例えば、ユーザ装置10の状態がRRC IDLE状態又はRRC INACTIVE状態である場合には、RRCレイヤは、ユーザ装置10のTAタイマを、CBRAの成功から所定期間後に停止してもよい。ユーザ装置10の状態がRRC CONNECTEDの場合には、RRCレイヤは、ユーザ装置10のTAタイマを、停止しなくてもよい(所定期間=infinityとみなされてもよい)。ただし、ユーザ装置10の状態がRRC IDLE状態又はRRC INACTIVE状態である場合のSI requestであっても、その後、ユーザ装置10の状態がRRC CONNECTEDになる可能性がある場合(例えば、SI requestとRRC connection(又はresume)requestが同時に実行される場合等)には、RRCレイヤは、ユーザ装置10のTAタイマを停止しなくてもよい。
所定期間は、contention resolutionメッセージを含むPDCCH又はPDSCHを受信してから、対応する送達確認情報を送信するまでの時間間隔であってもよい。例えば、所定期間は、LTEの場合のように4 msであってもよい。或いは、所定期間は、contention resolutionメッセージを含むPDCCH又はPDSCHを受信してから、slot長やDownlink Control Information (DCI)或いは、RRCレイヤで通知される送達確認情報の送信タイミングまでの時間であってもよい。或いは、所定時間は、contention resolutionメッセージを含むPDCCH又はPDSCHを受信してから、仕様上又は構成上想定される送達確認情報の送信タイミングまでの時間の最大値(例えば、8ms)又は最小値であってもよい。
また、PDCCH、PDSCH、又は送達確認情報にRepetitionが適用される場合には、所定期間は、PDCCH又はPDSCHの基地局20からの最初の送信タイミング(又はユーザ装置10での最初の受信タイミング)からユーザ装置10による最後のACK送信タイミングまでであってもよい。
また、所定期間は、contention resolution timerの設定値であってもよい。或いは、所定期間は、contention resolution timerの設定範囲の最小値、又はcontention resolution timerの設定範囲の最大値であってもよい。
また、所定期間は、RRC connection release時の保留期間(pending期間)であってもよい。
さらに、上記の各所定期間に対して、所定のオフセット値(例えば、処理遅延時間相当分)が付加されてもよい。
(方法2)
上記の問題を解決する別の方法として、SI requestのためのCBRAが完了しても、ユーザ装置10は、ユーザ装置10のTAタイマを自律的には停止せず、次のランダムアクセス手順の開始時に、ユーザ装置10は、ユーザ装置10のTAタイマを停止してもよい。以下、図10を参照して、この方法の詳細を説明する。
図10は、ユーザ装置が次のランダムアクセス手順の開始時にTAタイマを停止する方法の例を示す図である。ステップS701において、ユーザ装置10は、SI requestのためのCBRAを開始する。時刻T1において、ユーザ装置10は、メッセージ1(RA preamble)を基地局20に送信する(ステップS703)。メッセージ1を受信したことに応答して、基地局20は、時刻T2に、メッセージ2(RAR)をユーザ装置10に送信する(ステップS705)。メッセージ2を受信したことに応答して、ユーザ装置10は、時刻T3にメッセージ3(SI request)を基地局20に送信する(ステップS707)。メッセージ3を受信したことに応答して、基地局20は、時刻T4にメッセージ4(contention resolutionメッセージ)をユーザ装置10に送信する(ステップS709)。メッセージ4を受信したことに応答して、ユーザ装置10は、時刻T5に、メッセージ4に対する送達確認情報の基地局20への送信を完了する(ステップS711)。その後、ユーザ装置10は、次のランダムアクセス手順の開始時に、ユーザ装置10のTAタイマを停止する。
この方法によれば、ユーザ装置10は、ランダムアクセス手順(或いは、RRC connection request又はRRC connection resume等のRRC procedure)の開始時に、毎回必ずユーザ装置10のTAタイマを停止する(或いは、MAC resetする)。
上記の方法1及び方法2において、ユーザ装置10のTAタイマは、停止してもよいし、満了したと見なされてもよい。
また、ユーザ装置10のTAタイマの停止を保留できる機能に関するUE能力が、ユーザ装置10から基地局装置20に通知されてもよい。また、UE能力のユーザ装置10から基地局装置20への通知方法として、ユーザ装置10のTAタイマ停止を保留できる時間の最大値が通知されてもよい。例えば、ユーザ装置10のTAタイマの停止を保留できないユーザ装置10の能力は、能力=0 msと通知されてもよい。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置10及び基地局20の機能構成例を説明する。ユーザ装置10及び基地局20は、本実施の形態で説明した全ての機能を備えている。ただし、ユーザ装置10及び基地局20は、本実施の形態で説明した全ての機能のうちの一部のみの機能を備えてもよい。なお、ユーザ装置10及び基地局20を総称して通信装置と称してもよい。
<ユーザ装置>
図11は、ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。図11に示すように、ユーザ装置10は、送信部110と、受信部120と、制御部130と、タイマ140を有する。図10に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部120は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部120は受信する信号の測定を行って、受信電力等を取得する測定部を含む。
制御部130は、ユーザ装置10の制御を行う。なお、送信に関わる制御部130の機能が送信部110に含まれ、受信に関わる制御部130の機能が受信部120に含まれてもよい。タイマ140は、ユーザ装置10が上りリンクの信号の送信タイミングの時間調整(Time Alignment)を維持する時間の長さを制御するために、制御部130により利用されるタイマである。タイマ140は、起動(start)後、停止(stop)するまで、又は満了する(expire)まで動作(run)し、それ以外の場合は動作しない。タイマ140が動作中でない場合には、制御部130は、タイマ140を起動することができる。タイマ140が動作中である場合には、制御部130は、タイマ140を再起動(restart)することができる。タイマ140は、常に、タイマ140の初期値から起動又は再起動される。タイマ140は、例えば、カウンタとして実装することが可能であるが、本明細書において、タイマ140の実装方法は特に限定されない。
ユーザ装置10において、ランダムアクセス手順が開始されると、ユーザ装置10の送信部110は、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのリソースを選択し、当該リソースを使用して当該ランダムアクセスプリアンブルを基地局20に送信する。
受信部120は、ランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答して基地局20から送信されるランダムアクセスレスポンスを受信する。受信部120がランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答して、制御部130は、タイマ140を起動させる。また、受信部120がランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答して、制御部130は、送信部110に、SI requestを含むメッセージ 3を基地局20に対して送信させる。
受信部120は、SI requestを含むメッセージ 3を受信したことに応答して基地局20から送信されるcontention resolutionメッセージを受信する。受信部120がcontention resolutionメッセージを受信したことに応答して、制御部130は、送信部110に送達確認情報を送信させ、その後、制御部130は、タイマ140を停止させる。代替的に、制御部130は、送信部110に送達確認情報を送信させ、その後、タイマ140を動作させたままとして、次のランダムアクセス手順の開始時に、タイマ140を停止させてもよい。
<基地局20>
図12は、基地局20の機能構成の一例を示す図である。図12に示すように、基地局20は、送信部210と、受信部220と、制御部230と、タイマ240を有する。図11に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、ユーザ装置10側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部220は、ユーザ装置10から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、受信部220は受信する信号の測定を行って、受信電力等を取得する測定部を含む。
制御部230は、基地局20の制御を行う。なお、送信に関わる制御部230の機能が送信部210に含まれ、受信に関わる制御部230の機能が受信部220に含まれてもよい。タイマ240は、基地局装置20が、ユーザ装置10から送信される上りリンクの信号の送信タイミングの時間調整(Time Alignment)を維持する時間の長さを制御するために、制御部230により利用されるタイマである。タイマ240は、起動(start)後、停止(stop)するまで、又は満了する(expire)まで動作(run)し、それ以外の場合は動作しない。タイマ240が動作中でない場合には、制御部230は、タイマ240を起動することができる。タイマ240が動作中である場合には、制御部230は、タイマ240を再起動(restart)することができる。タイマ240は、常に、タイマ240の初期値から起動又は再起動される。タイマ240は、例えば、カウンタとして実装することが可能であるが、本明細書において、タイマ140の実装方法は特に限定されない。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図11~図12)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置10と基地局20はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図13は、本実施の形態に係るユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置10と基地局20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図11に示したユーザ装置10の送信部110、受信部120、制御部130、タイマ140は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図12に示した基地局20の送信部210と、受信部220と、制御部230、タイマ240は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置10の送信部110及び受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、基地局20の送信部210及び受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態によれば、ランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信する送信部と、基地局から送信されるランダムアクセスレスポンスを受信する受信部と、ユーザ装置を制御する制御部と、前記ユーザ装置からの上りリンクの信号の送信のタイミングを維持する時間間隔において動作するタイマと、を備え、前記制御部は、前記受信部が前記ランダムアクセスレスポンスを受信したことに応答して、前記タイマを起動させ、かつ前記送信部に、システム情報の送信を要求するメッセージを含むメッセージ3を前記基地局に対して送信させ、前記制御部は、前記基地局から送信される競合解決メッセージを前記受信部が受信してから所定期間が経過した後に、前記タイマを停止させる、ユーザ装置、が提供される。ここで、「タイミングを維持する」ことは、タイミングを保持するという意味であってもよく、タイミングを制御するという意味であってもよく、タイミングを調整するという意味であってもよく、或いはタイミングを設定するという意味であってもよい。本ユーザ装置によれば、ランダムアクセス手順のメッセージ3に基づくシステム情報取得方法であって、ユーザ装置が適切にランダムアクセス手順を実行可能な方法が提供される。
前記所定期間は、前記メッセージ3を受信したことに応答して前記基地局から送信される前記競合解決メッセージを前記受信部が受信してから、前記制御部が、前記送信部に前記競合解決メッセージに対する送達確認情報を送信させるまでの期間;前記競合解決メッセージを前記受信部が受信してから、前記制御部が、前記送信部に前記競合解決メッセージに対する前記送達確認情報を送信させたタイミングの無線フレームの直後の無線フレームまでの期間;前記競合解決メッセージを前記受信部が受信してから、前記制御部が、前記送信部に前記競合解決メッセージに対する前記送達確認情報を送信させたタイミングのサブフレームの直後のサブフレームまでの期間;前記競合解決メッセージを前記受信部が受信してから、前記制御部が、前記送信部に前記競合解決メッセージに対する前記送達確認情報を送信させたタイミングのスロットの直後のスロットまでの期間;前記競合解決メッセージを前記受信部が受信してから、前記制御部が、前記送信部に前記競合解決メッセージに対する前記送達確認情報を送信させたタイミングのシンボルの直後のシンボルまでの期間;及び4ms、のうちのいずれか一つであってもよい。これにより、競合解決メッセージに対する送達確認情報をユーザ装置に確実に送信させつつ、タイマの停止タイミングの自由度を確保することができる。
前記所定期間は、Medium Access Control(MAC)レイヤ又はRadio Resource Control(RRC)レイヤにより管理されてもよい。この構成によれば、タイマの満了時にMACが自律でタイマを停止する以外に、ユーザ装置(UE)のRRC状態に応じて、タイマを停止するか又は停止しないかの設定、又はタイマを停止するタイミングの遅延量を変更することが可能となる。或いは、MACレイヤで暗黙的に、SI requestが、ユーザ装置のRRC状態がRRC CONNECTED状態である場合のSI requestであるか、或いはユーザ装置のRRC状態がRRC IDLE状態であるか又はRRC INACTIVE状態である場合のSI requestであるかが判定されることで、MACレイヤでもRRC状態毎に異なる動作や遅延量が適用されてもよい。例えば、SI requestがCCCH SDUによって送信される場合には、MACレイヤはユーザ装置のRRC状態がRRC IDLE状態であるか又はRRC INACTIVE状態であると判定してもよい。SI requestがDedicated Control Channel(DCCH)を介して(DCCHのデータを送信するためのSignaling Radio Bearer(SRB)を介して)、送信される場合には、ユーザ装置のRRC状態がRRC CONNECTED状態であると判定してもよい。
前記所定期間が前記RRCレイヤにより管理される場合において、前記RRCレイヤは、前記ユーザ装置のRRC状態に応じて、前記タイマを停止させるか否かの設定、又は前記タイマを停止させるタイミングの遅延量を変更してもよい。これにより、別のRRC procedureが開始されない場合には、タイマを停止させないようにすることができる。
前記所定期間が前記RRCレイヤにより管理される場合において、前記ユーザ装置のRRC状態がRRC IDLE状態又はRRC INACTIVE状態の場合には、前記制御部は、前記受信部が前記競合解決メッセージを受信してから前記所定期間経過後に、前記タイマを停止させてもよく、前記ユーザ装置のRRC状態がRRC CONNECTED状態の場合には、前記制御部は、前記タイマを停止させなくてもよい。これにより、別のRRC procedureが開始されない場合には、タイマを停止させないようにすることができる。
前記所定期間は、前記メッセージ3を受信したことに応答して前記基地局から送信される前記競合解決メッセージを前記受信部が受信してから、次のRRC procedureの起動時までの期間であってもよい。これにより、ランダムアクセス手順が行われた後に、次のランダムアクセス手順が行われる場合において、ユーザ装置に適切にランダムアクセス手順を実行させることができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置10と基地局20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局20によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局20を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置10との通信のために行われる様々な動作は、基地局20および/または基地局20以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局20以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置10は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局20は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(Base Station)、gNB、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 ユーザ装置
110 送信部
120 受信部
130 制御部
140 タイマ
20 基地局
210 送信部
220 受信部
230 制御部
240 タイマ
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (3)

  1. Timing Advanceコマンドを受信する受信部と、
    上りリンクの時間調整に関するタイマを制御する制御部と、
    を備え、
    前記受信部が前記Timing Advanceコマンドを受信した場合、前記制御部が前記タイマをスタートし、
    競合解決メッセージを前記受信部が受信した場合、前記制御部は前記競合解決メッセージに対する送達確認情報の送信後に前記タイマを停止する、
    端末。
  2. 前記タイマは、Medium Access Control(MAC)レイヤにより管理される、
    請求項1に記載の端末。
  3. Timing Advanceコマンドを受信するステップと、
    上りリンクの時間調整に関するタイマを制御するステップと、
    を備え、
    前記Timing Advanceコマンドを受信した場合、前記タイマを起動し、
    競合解決メッセージを受信した場合、前記競合解決メッセージに対する送達確認情報の送信後に前記タイマを停止する、
    端末における通信方法。
JP2020517687A 2018-05-09 2018-05-09 端末及び通信方法 Active JP7017625B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/018009 WO2019215859A1 (ja) 2018-05-09 2018-05-09 ユーザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019215859A1 JPWO2019215859A1 (ja) 2021-04-22
JP7017625B2 true JP7017625B2 (ja) 2022-02-08

Family

ID=68467901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020517687A Active JP7017625B2 (ja) 2018-05-09 2018-05-09 端末及び通信方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US11864237B2 (ja)
EP (1) EP3793309A4 (ja)
JP (1) JP7017625B2 (ja)
CN (1) CN112075119A (ja)
BR (1) BR112020022381A2 (ja)
CA (1) CA3097680C (ja)
IL (1) IL277862A (ja)
WO (1) WO2019215859A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2018442733A1 (en) * 2018-09-27 2021-04-29 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Timer-based processing method, terminal device and network device
US11252765B2 (en) * 2019-08-15 2022-02-15 Ofinno, Llc Reception of split random access response

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2652668T3 (es) * 2007-06-18 2018-02-05 Lg Electronics Inc. Procedimiento y equipamiento de usuario para realizar una sincronización de enlace ascendente en un sistema de comunicación inalámbrica
CN101448325B (zh) 2007-11-27 2012-11-21 电信科学技术研究院 一种随机接入过程中的处理方法和基站
WO2009128642A2 (en) * 2008-04-14 2009-10-22 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for performing random access procedures
KR101506171B1 (ko) 2009-01-09 2015-03-27 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 단말의 랜덤 액세스 제어장치 및 방법
KR101469427B1 (ko) * 2011-07-21 2014-12-04 엘지전자 주식회사 다수의 랜덤 엑세스 우선순위 등급을 갖는 무선 통신 시스템에서 랜덤 엑세스 프리앰블을 관리하는 방법 및 장치
EP3244685B1 (en) * 2015-01-08 2020-10-07 Sharp Kabushiki Kaisha Terminal apparatus, base station apparatus, wireless communication methods, and integrated circuits
US9603165B2 (en) * 2015-01-30 2017-03-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Random-access response with analog beamforming
JP2016149732A (ja) * 2015-02-06 2016-08-18 株式会社Nttドコモ ユーザ装置、及び上り制御情報送信方法
ES2880776T3 (es) * 2015-08-21 2021-11-25 Ntt Docomo Inc Terminal de usuario y método de comunicación inalámbrica
US10477590B2 (en) * 2016-09-14 2019-11-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for random access in a wireless communication systems
KR102561715B1 (ko) * 2016-11-24 2023-08-02 삼성전자주식회사 무선 셀룰라 통신 시스템에서 부분 재전송 방법 및 장치
WO2018174577A1 (ko) * 2017-03-22 2018-09-27 엘지전자 주식회사 랜덤 접속 과정을 수행하는 방법 및 이를 위한 장치
TWI666948B (zh) * 2017-03-24 2019-07-21 聯發科技股份有限公司 用於隨選系統資訊請求進程之設備和方法
US10863364B2 (en) * 2017-07-21 2020-12-08 Qualcomm Incororated Methods and apparatus for enhanced information reporting
KR102460782B1 (ko) * 2018-01-10 2022-10-31 삼성전자 주식회사 차세대 이동통신 시스템에서 시스템 정보 요청 시 효율적으로 단말 동작을 수행하는 방법 및 장치
KR102444420B1 (ko) * 2018-05-10 2022-09-19 삼성전자 주식회사 광대역 무선 통신 시스템에서 상향링크 시간정렬을 제어하는 방법 및 장치

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Samsung,Miscellaneous corrections[online],3GPP TSG RAN WG2 #101bis R2-1806229,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_101bis/Docs/R2-1806229.zip>,2018年04月20日
Samsung,TA Timer Handling for Msg3 based SI Request[online],3GPP TSG RAN WG2 #101bis R2-1804305,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_101bis/Docs/R2-1804305.zip>,2018年04月20日

Also Published As

Publication number Publication date
CN112075119A (zh) 2020-12-11
EP3793309A4 (en) 2022-04-20
US11864237B2 (en) 2024-01-02
CA3097680C (en) 2022-07-19
EP3793309A1 (en) 2021-03-17
US20210243809A1 (en) 2021-08-05
BR112020022381A2 (pt) 2021-02-02
CA3097680A1 (en) 2019-11-14
IL277862A (en) 2020-11-30
JPWO2019215859A1 (ja) 2021-04-22
WO2019215859A1 (ja) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109997405B (zh) 用于执行随机接入信道进程的方法及其用户设备
EP3840479B1 (en) Signaling message synchronization
CN111684858B (zh) 用户装置及基站装置
CN115397042B (zh) 使用预配置专用资源的空闲模式传输的状态转换
EP3720196B1 (en) Timer processing method and terminal device
US9445450B2 (en) Method and apparatus for preserving physical uplink control channel resources
JP2017534221A (ja) ロングタームエボリューション動作におけるライセンス補助アクセスにおけるチャネルの共有
WO2012136128A1 (zh) 辅助定时提前量的获取方法和设备
CN106576380B (zh) 用户装置和资源控制方法
US10462827B2 (en) Random access method and apparatus
WO2020194758A1 (ja) ユーザ装置及び通信方法
CN113260089B (zh) 利用多个不连续接收组对活动时间的确定
JP7017625B2 (ja) 端末及び通信方法
JPWO2019167842A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JPWO2020157982A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
WO2016177137A1 (zh) 一种数据传输方法和装置
JP7321255B2 (ja) 端末、基地局、通信システム、及び通信方法
RU2769458C1 (ru) Пользовательское устройство и базовая станция
TW202350007A (zh) 用於側鏈操作的方法
JP7265616B2 (ja) 端末、通信方法、及びシステム
WO2022237679A1 (zh) 传输方法、装置、设备及可读存储介质
WO2019085616A1 (zh) 一种发送调度请求的方法和设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7017625

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150