JP7016885B2 - 5gのためのnrにおける測定を実行する方法及び無線機器 - Google Patents

5gのためのnrにおける測定を実行する方法及び無線機器 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信に関する。
4世代移動通信のためのLTE(long term evolution)/LTE-Advanced(LTE-A)の成功によって、次世代、即ち、5世代(いわゆる5G)移動通信に対する関心も高まっており、研究も続々進行している。
5G NRでは端末が初期アクセスを実行するときに必要な情報、即ち、MIBを含むPBCH(Physical Broadcast Channel)と同期信号(SS)(PSS及びSSSを含む)をSSブロックに定義する。そして、複数個のSSブロックを束ねてSSバーストと定義し、また、複数個数のSSバースト(burst)を束ねてSSバーストセットと定義することができる。各SSブロックは、特定方向にビームフォーミングされていることを仮定しており、SSバーストセット内にある多数のSSブロックは、各々、異なる方向に存在する端末をサポートするために設計されている。
他方、NRで使われるSSのバーストセット周期は、サービングセルと隣接セル、そして隣接セル間でも異なるように設定されることができる。そして、UEによってサポートされる受信ビーム幅が異なることがある。
しかし、インター周波数(inter-frequency)上の隣接セルに対するセル検出及び測定のために必要な測定ギャップ(measurement gap:MG)に対しては現在まで研究されておらず、端末がインター周波数上の隣接セルを正確に検出及び測定することができないという問題点があった。
したがって、本明細書の開示は、前述した問題点を解決することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本明細書の一開示は、無線機器が測定を実行する方法を提供する。前記方法は、複数のSS(Synchronization Signal)バーストセット周期に対する情報をサービングセルから受信するステップと、前記複数のSSバーストセット周期に基づいて設定されたMGL(Measurement Gap Length)及びMGRP(Measurement Gap Repetition Period)に基づいて複数の隣接セルに対する測定を実行するステップとを含む。前記MGLと前記MGRPは、SSバーストセット周期のうち最も大きい値を示すL、SSバーストセット周期のうち最も小さい値を示すS、SSバーストセット周期の基本値を示すD、及び前記無線機器のRF(radio frequency)スイッチング時間を示すRのうち一つ以上を考慮して設定される。
前記方法は、前記MGL及び前記MGRPを含む測定設定情報を受信するステップをさらに含む。
前記方法は、前記複数のSSバーストセット周期に基づいて前記MGL及び前記MGRPを設定するステップをさらに含む。
前記MGLは、数式MGL=D+2*Rにより設定される。
L>Dである場合、前記MGRPは、数式MGRP=Lにより決定される。L≦Dである場合、前記MGRPは、数式MGRP=N*D(N≧2の整数)により決定される。
MGLの開始地点は、MGRP毎にMGLオフセット(MGLO)により変更される。
前記方法は、前記無線機器の受信ビームに対する情報を前記サービングセルに送信するステップをさらに含む。ここで、前記SSバーストセット周期は、前記受信ビームに対する情報に基づいて設定される。
前記受信ビームに対する情報は、受信ビーム幅に対する情報と受信ビーム個数に対する情報のうち一つ以上を含む。
また、前述した目的を達成するために、本明細書の一開示は、測定を実行する無線機器を提供する。前記無線機器は、複数のSS(Synchronization Signal)バーストセット周期に対する情報をサービングセルから受信する送受信部と、前記複数のSSバーストセット周期に基づいて設定されたMGL(Measurement Gap Length)及びMGRP(Measurement Gap Repetition Period)に基づいて複数の隣接セルに対する測定を実行するプロセッサとを含む。前記MGLと前記MGRPは、SSバーストセット周期のうち最も大きい値を示すL、SSバーストセット周期のうち最も小さい値を示すS、SSバーストセット周期の基本値を示すD、及び前記無線機器のRF(radio frequency)スイッチング時間を示すRのうち一つ以上を考慮して設定される。
本明細書の開示によると、前述した従来技術の問題点が解決される。
無線通信システムである。 3GPP LTEにおいて、FDDによる無線フレーム(radio frame)の構造を示す。 セル検出及び測定手順を示す。 NRでのサブフレーム類型の例を示す。 NRでSSブロックの例を示す例示図である。 NRでビームスイーピングの例を示す例示図である。 本明細書の開示のうち第1のオプションを示す例示図である。 本明細書の開示のうち第2のオプションを示す例示図である。 本明細書の開示のうち第3のオプションを示す例示図である。 本明細書の開示による手順を示す例示的な流れ図である。 本明細書の開示が具現される無線機器及び基地局を示すブロック図である。 図11に示す無線機器のトランシーバの詳細ブロック図である。
以下、3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)、3GPP LTE-A(LTE-Advanced)または3GPP NR(New RAT)に基づいて本発明が適用されることを記述する。これは例示に過ぎず、本発明は、多様な無線通信システムに適用されることができる。以下、LTEとは、LTE及び/またはLTE-Aを含む。
本明細書で使用される技術的用語は、単に特定の実施形態を説明するために使われたものであり、本発明を限定するものではないことに留意しなければならない。また、本明細書で使用される技術的用語は、本明細書で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者により一般的に理解される意味で解釈されなければならず、過度に包括的な意味または過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本明細書で使用される技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない技術的用語である場合、当業者が正確に理解することができる技術的用語に変えて理解しなければならない。また、本発明で使用される一般的な用語は、辞書の定義によってまたは前後の文脈によって解釈されなければならず、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。
また、本明細書で使用される単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、“構成される”または“有する”などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ず全部含むと解釈されてはならず、そのうち一部構成要素または一部ステップは含まないこともあり、または追加的な構成要素またはステップをさらに含むこともあると解釈されなければならない。
また、本明細書で使用される第1及び第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使用されることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはならない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
一構成要素が他の構成要素に“連結されている”または“接続されている”と言及された場合、該当他の構成要素に直接的に連結されており、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもある。それに対し、一構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”または“直接接続されている”と言及された場合、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。
以下、添付図面を参照して本発明による好ましい実施形態を詳細に説明し、図面符号に関係なしに同じまたは類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重なる説明は省略する。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本発明の思想を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面により本発明の思想が制限されると解釈されてはならないことに留意しなければならない。本発明の思想は、添付図面外に全ての変更、均等物乃至代替物にまで拡張されると解釈されなければならない。
以下で使用される用語である基地局は、一般的に無線機器と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNodeB(evolved-NodeB)、eNB(evolved-NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。
また、以下で使用される用語であるUE(User Equipment)は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、機器(Device)、無線機器(Wireless Device)、端末(Terminal)、MS(mobile station)、UT(user terminal)、SS(subscriber station)、MT(mobile terminal)等、他の用語で呼ばれることもある。
図1は、無線通信システムである。
図1を参照して分かるように、無線通信システムは、少なくとも1つの基地局(base station、BS)20を含む。各基地局20は、特定の地理的領域(一般的にセルという)20a、20b、20cに対して通信サービスを提供する。また、セルは、複数の領域(セクターという)に分けられる。
UEは、通常、1つのセルに属し、UEが属するセルをサービングセル(serving cell)という。サービングセルに対して通信サービスを提供する基地局をサービング基地局(serving BS)という。無線通信システムは、セルラーシステム(cellular system)であるため、サービングセルに隣接する他のセルが存在する。サービングセルに隣接する他のセルを隣接セル(neighbor cell)という。隣接セルに対して通信サービスを提供する基地局を隣接基地局(neighbor BS)という。サービングセル及び隣接セルは、UEを基準にして相対的に決定される。
以下、ダウンリンクは、基地局20からUE10への通信を意味し、アップリンクは、UE10から基地局20への通信を意味する。ダウンリンクにおいて、送信機は基地局20の一部分であり、受信機はUE10の一部分である。アップリンクにおいて、送信機はUE10の一部分であり、受信機は基地局20の一部分である。
一方、無線通信システムは、大いに、FDD(frequency division duplex)方式とTDD(time division duplex)方式とに分けられる。FDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が互いに異なる周波数帯域を占めて行われる。TDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が同じ周波数帯域を占めて互いに異なる時間に行われる。TDD方式のチャネル応答は、実質的に相互的(reciprocal)である。これは与えられた周波数領域でダウンリンクチャネル応答とアップリンクチャネル応答がほぼ同じであるということを意味する。したがって、TDDに基づく無線通信システムにおいて、ダウンリンクチャネル応答は、アップリンクチャネル応答から得られることができるという長所がある。TDD方式は、全体周波数帯域をアップリンク送信とダウンリンク送信が時分割されるため、基地局によるダウンリンク送信とUEによるアップリンク送信が同時に実行されることができない。アップリンク送信とダウンリンク送信がサブフレーム単位に区分されるTDDシステムにおいて、アップリンク送信とダウンリンク送信は、互いに異なるサブフレームで実行される。
以下、LTEシステムに対し、より詳細に説明する。
図2は、3GPP LTEにおいて、FDDによる無線フレーム(radio frame)の構造を示す。
図2を参照すると、無線フレームは、10個のサブフレーム(subframe)を含み、1つのサブフレームは、2個のスロット(slot)を含む。無線フレーム内のスロットは、0から19までのスロット番号が付けられる。1つのサブフレームの送信にかかる時間を送信時間区間(Transmission Time interval:TTI)という。TTIは、データ送信のためのスケジューリング単位である。例えば、1つの無線フレームの長さは10msであり、1つのサブフレームの長さは1msであり、1つのスロットの長さは0.5msである。
無線フレームの構造は、例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数またはサブフレームに含まれるスロットの数等は、多様に変更されることができる。
一方、1つのスロットは、複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含むことができる。1つのスロットにいくつかのOFDMシンボルが含まれるかは、循環前置(cyclic prefix:CP)によって変わることができる。
1つのスロットは、周波数領域(frequency domain)でNRB個のリソースブロック(RB)を含む。例えば、LTEシステムにおいてリソースブロック(RB)の個数、即ち、NRBは、6~110のうち、いずれか1つでありうる。
リソースブロック(resource block:RB)は、リソース割当単位に、1つのスロットで複数の副搬送波を含む。例えば、1つのスロットが時間領域で7個のOFDMシンボルを含み、リソースブロックは、周波数領域で12個の副搬送波を含むならば、1つのリソースブロックは、7×12個のリソース要素(resource element:RE)を含むことができる。
3GPP LTEにおいて物理チャネルは、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)とPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、及び制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)、並びにPUCCH(Physical Uplink Control Channel)に分けることができる。
アップリンクチャネルは、PUSCH、PUCCH、SRS(Sounding Reference Signal)、PRACH(Physical Random Access Channel)を含む。
<測定及び測定報告>
移動通信システムにおいて、UE100の移動性(mobility)サポートは、必須である。したがって、UE100は、現在サービスを提供するサービングセル(serving cell)に対する品質及び隣接セルに対する品質を持続的に測定する。UE100は、測定結果を適切な時間にネットワークに報告し、ネットワークは、ハンドオーバなどを介してUEに最適の移動性を提供する。このような目的の測定を無線リソース管理測定(radio resource management:RRM)という。
一方、UE100は、CRSに基づいてプライマリセル(Pcell)のダウンリンク品質をモニタリングする。これをRLM(Radio Link Monitoring)という。
図3は、セル検出及び測定手順を示す。
図3を参照して分かるように、UEは、隣接セルから送信される同期信号(Synchronization Signal:SS)に基づいて隣接セルを検出する。前記SSは、PSS(Primary Synchronization Signal)とSSS(Secondary Synchronization Signal)を含むことができる。
そして、UE100に前記サービングセル200a及び隣接セル200bがそれぞれCRS(Cell-specific Reference Signal)を送信すると、前記UE100は、前記CRSを介して、測定を実行し、その測定結果をサービングセル200aに送信する。このとき、UE100は、受信された基準信号電力(reference signal power)に対する情報に基づいて、前記受信されるCRSのパワーを比較する。
このとき、UE100は、下記の三つの方法により測定を実行することができる。
1)RSRP(reference signal received power):全帯域にわたって送信されるCRSを運搬する全てのREの平均受信電力を示す。このとき、CRSの代わりにCSI(Channel State Information)-RS(Reference Signal)を運搬する全てのREの平均受信電力を測定することもできる。
2)RSSI(received signal strength indicator):全体帯域で測定された受信電力を示す。RSSIは、信号、干渉(interference)、熱雑音(thermal noise)を全て含む。
3)RSRQ(reference symbol received quality):CQIを示し、測定帯域幅(bandwidth)またはサブバンドによるRSRP/RSSIに決定されることができる。即ち、RSRQは、信号対雑音干渉比(SINR;signal-to-noise interference ratio)を意味する。RSRPは、十分な移動性(mobility)情報を提供することができないため、ハンドオーバまたはセル再選択(cell reselection)過程ではRSRPの代わりにRSRQが使われることができる。
RSRQ=RSSI/RSSPで算出されることができる。
一方、図示されたように、UE100は、前記測定のために前記サービングセル100aから無線リソース設定(Radio Resource Configuration)情報エレメント(IE:Information Element)を受信する。前記無線リソース設定(Radio Resource Configuration Dedicated)情報エレメント(IE:Information Element)は、無線ベアラ(Radio Bearer)を設定/修正/解除し、またはMAC構成を修正する等のために使われる。前記無線リソース設定IEは、サブフレームパターン情報を含む。前記サブフレームパターン情報は、サービングセル(例えば、プライマリセル)に対するRSRP、RSRQの測定に対する時間ドメイン上の測定リソース制限パターンに対する情報である。
一方、UE100は、前記測定のために前記サービングセル100aから測定設定(measurement configuration;以下‘measconfig’ともいう)情報エレメント(IE)を受信する。測定設定情報エレメント(IE)を含むメッセージを測定設定メッセージという。ここで、前記測定設定情報エレメント(IE)は、RRC接続再設定メッセージを介して受信されることもできる。UEは、測定結果が測定設定情報内の報告条件を満たす場合、測定結果を基地局に報告する。測定結果を含むメッセージを測定報告メッセージという。
前記測定設定IEは、測定オブジェクト(Measurement object)情報を含むことができる。前記測定オブジェクト情報は、UEが測定を実行するオブジェクトに対する情報である。測定オブジェクトは、セル内測定の対象であるintra-frequency測定対象、セル間測定の対象であるinter-frequency測定対象、及びinter-RAT測定の対象であるinter-RAT測定対象のうち、少なくともいずれか一つを含む。例えば、intra-frequency測定対象は、サービングセルと同じ周波数バンドを有する周辺セルを指示し、inter-frequency測定対象は、サービングセルと異なる周波数バンドを有する周辺セルを指示し、inter-RAT測定対象は。サービングセルのRATと異なるRATの周辺セルを指示することができる。
Figure 0007016885000001
一方、前記測定設定IEは、下記の表のようなIE(情報エレメント)を含む。
Figure 0007016885000002
前記measGapConfigは、測定ギャップ(measurement gap:MG)を設定したり解除したりするときに使われる。前記測定ギャップ(MG)は、サービングセルと異なる周波数(inter frequency)上のセル識別(cell identification)及びRSRP測定を実行するための区間である。
Figure 0007016885000003
Figure 0007016885000004
もし、UEがインター周波数及びインターRATのセルを識別して測定をするために測定ギャップを要求する場合、E-UTRAN(即ち、基地局)は、一定のギャップ区間を有する一つの測定ギャップ(MG)パターンを提供する。前記UEは、前記測定ギャップ区間の間にサービングセルからどのようなデータも送受信せずに、自分のRFチェインをインター周波数に合わせて再調整(retuning)した後、該当インター周波数で測定を実行する。
<キャリアアグリゲーション>
以下、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation:CA)システムに対して説明する。
キャリアアグリゲーションシステムは、多数のコンポーネントキャリア(component carrier:CC)をアグリゲーションすることを意味する。このようなキャリアアグリゲーションにより、既存のセルの意味が変更された。キャリアアグリゲーションによると、セルとは、ダウンリンクコンポーネントキャリアとアップリンクコンポーネントキャリアとの組み合わせ、または単独のダウンリンクコンポーネントキャリアを意味する。
また、キャリアアグリゲーションにおいて、セルは、プライマリセル(primary cell)、セカンダリセル(secondary cell)、サービングセル(serving cell)に区分されることができる。プライマリセルは、プライマリ周波数で動作するセルを意味し、UEが基地局との最初接続確立過程(initial connection establishment procedure)または接続再確立過程を実行するセル、またはハンドオーバ過程でプライマリセルに指示されたセルを意味する。セカンダリセルは、セカンダリ周波数で動作するセルを意味し、RRC接続が確立されると設定され、追加的な無線リソースの提供に使われる。
前述したように、キャリアアグリゲーションシステムでは単一搬送波システムと違って複数のコンポーネントキャリア(CC)、即ち、複数のサービングセルをサポートすることができる。
このようなキャリアアグリゲーションシステムは、交差搬送波スケジューリングをサポートすることができる。交差搬送波スケジューリング(cross-carrier scheduling)は、特定コンポーネントキャリアを介して送信されるPDCCHを介して他のコンポーネントキャリアを介して送信されるPDSCHのリソース割当及び/または前記特定コンポーネントキャリアと基本的にリンクされているコンポーネントキャリア以外の他のコンポーネントキャリアを介して送信されるPUSCHのリソース割当をすることができるスケジューリング方法である。
<IoT(Internet of Things)通信>
一方、以下でIoTに対して説明する。
IoTは、人間相互作用(human interaction)を伴わないIoT機器間に基地局を介した情報交換またはIoT機器とサーバとの間に基地局を介した情報交換を意味する。このようにIoT通信がセルラー基地局を介するという点で、CIoT(Cellular Internet of Things)とも呼ばれる。
このようなIoT通信は、MTC(Machine Type communication)の一種である。したがって、IoT機器をMTC機器とも呼ばれる。
IoT通信は、送信データ量が少なく、アップリンクまたはダウンリンクデータ送受信がまれに発生する特徴を有するため、低いデータ送信率に合わせてIoT機器の単価を低くしてバッテリ消耗量を減らすのが好ましい。また、IoT機器は、移動性が少ない特徴を有するため、チャネル環境がほとんど変わらない特性を有している。
IoT機器の原価節減(low-cost)のための一つの方案として、セルのシステム帯域幅にかかわらず、前記IoT機器は、例えば、1.4MHz程度の副帯域を使用することができる。
このように縮小された帯域幅上で動作するIoT通信をNB(Narrow Band)IoT通信またはNB CIoT通信という。
<次世代移動通信ネットワーク>
4世代移動通信のためのLTE(long term evolution)/LTE-Advanced(LTE-A)の成功によって、次世代、即ち、5世代(いわゆる5G)移動通信に対する関心も高まっており、研究も続々進行している。
国際電気通信連合(ITU)が定義する5世代移動通信は、最大20Gbpsのデータ送信速度とどこでも最小100Mbps以上の体感の送信速度を提供することを意味する。正式名称は‘IMT-2020’であり、世界的に2020年に商用化することを目標としている。
ITUでは3代使用シナリオ、例えば、eMBB(enhanced Mobile BroadBand)mMTC(massive Machine Type Communication)及びURLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communications)を提示している。
URLLCは、高い信頼性と低い遅延時間を要求する使用シナリオに関する。例えば、自動走行、工場自動化、増強現実のようなサービスは、高い信頼性と低い遅延時間(例えば、1ms以下の遅延時間)を要求する。現在4G(LTE)の遅延時間は、統計的に21-43ms(best10%)、33-75ms(median)である。これは1ms以下の遅延時間を要求するサービスをサポートするに足りない。次に、eMBB使用シナリオは、移動超広帯域を要求する使用シナリオに関する。
即ち、5世代移動通信システムは、現在の4G LTEより高い容量を目標とし、モバイル広帯域ユーザの密度を高め、D2D(Device to Device)、高い安定性及びMTC(Machine type communication)をサポートすることができる。また、5G研究開発は、モノのインターネットをよく具現するために、4G移動通信システムより低い待機時間と低いバッテリ消耗を目標とする。このような5G移動通信のために、新しい無線アクセス技術(new radio access technology:New RATまたはNR)が提示されることができる。
前記NRで、基地局からの受信は、ダウンリンクサブフレームを利用し、基地局への送信は、アップリンクサブフレームを利用することが考慮されることができる。この方式は、対になるスペクトラム及び対になっていないスペクトラムに適用されることができる。一組のスペクトラムは、ダウンリンク及びアップリンク動作のために二つの搬送波スペクトラムが含まれるということを意味する。例えば、一対スペクトラムで、一つの搬送波は、 対になるダウンリンク帯域及びアップリンク帯域を含むことができる。
図4は、NRでのサブフレーム類型の例を示す。
図4に示すTTI(transmission time interval)は、NR(または、new RAT)のためのサブフレームまたはスロットとも呼ばれる。図4のサブフレーム(または、スロット)は、データ送信遅延を最小化するためにNR(または、new RAT)のTDDシステムで使われることができる。図4に示すように、サブフレーム(または、スロット)は、現在のサブフレームと同様に、14個のシンボルを含む。サブフレーム(または、スロット)の前方部のシンボルは、DL制御チャネルのために使われることができ、サブフレーム(または、スロット)の後方部のシンボルは、UL制御チャネルのために使われることができる。残りのシンボルは、DLデータ送信またはULデータ送信のために使われることができる。このようなサブフレーム(または、スロット)構造によると、ダウンリンク送信とアップリンク送信は、一つのサブフレーム(または、スロット)で順次に進行されることができる。したがって、サブフレーム(または、スロット)内でダウンリンクデータが受信されることができ、そのサブフレーム(または、スロット)内でアップリンク確認応答(ACK/NACK)が送信されることもできる。このようなサブフレーム(または、スロット)の構造をセルフコンテインド(self-contained)サブフレーム(または、スロット)ということができる。このようなサブフレーム(または、スロット)の構造を使用すると、受信エラーが発生したデータを再送信する時にかかる時間が減って最終データ送信待機時間が最小化されることができるという長所がある。このようなセルフコンテインド(self-contained)サブフレーム(または、スロット)構造で、送信モードから受信モードへまたは受信モードから送信モードへの転換過程に時間ギャップ(time gap)が必要である。そのために、サブフレーム構造でDLからULへ転換する時の一部OFDMシンボルは、保護区間(Guard Period:GP)に設定されることができる。
<多様なヌメロロジー(numerology)のサポート>
次期システムでは無線通信技術の発達によって、端末に多数のヌメロロジー(numerology)が提供されることもできる。
前記ヌメロロジーは、CP(cycle prefix)長さと副搬送波間隔(Subcarrier Spacing)により定義されることができる。一つのセルは、複数のヌメロロジーを端末に提供できる。ヌメロロジーのインデックスをμで表す時、各副搬送波間隔と該当するCP長さは、以下の表の通りである。
Figure 0007016885000005
一般CPの場合、ヌメロロジーのインデックスをμで表す時、スロット当たりOFDMシンボル個数(Nslot symb)、フレーム当たりスロット個数(Nframe、μ slot)そして、サブフレーム当たりスロット個数(Nsubframe、μ slot)は、下記の表の通りである。
Figure 0007016885000006
拡張CPの場合、ヌメロロジーのインデックスをμで表す時、スロット当たりOFDMシンボル個数(Nslot symb)、フレーム当たりスロット個数(Nframe、μ slot)そして、サブフレーム当たりスロット個数(Nsubframe、μ slot)は、下記の表の通りである。
Figure 0007016885000007
一方、次世代移動通信ではシンボル内で各シンボルは、下記の表のようにダウンリンクに使われ、またはアップリンクに使われることができる。下記の表において、アップリンクはUで表記され、ダウンリンクはDで表記された。下記の表において、Xは、アップリンクまたはダウンリンクに柔軟性あるように使われることができるシンボルを示す。
Figure 0007016885000008
Figure 0007016885000009
<NRでSSブロック>5G NRでは端末が初期アクセスを実行するときに必要な情報、即ち、MIBを含むPBCH(Physical Broadcast Channel)と同期信号(SS)(PSS及びSSSを含む)をSSブロックに定義する。そして、複数個のSSブロックを束ねてSSバーストと定義し、また、複数個数のSSバースト(burst)を束ねてSSバーストセットと定義することができる。各SSブロックは、特定方向にビームフォーミングされていることを仮定しており、SSバーストセット内にある多数のSSブロックは、各々、異なる方向に存在する端末をサポートするために設計されている。
図5は、NRでSSブロックの例を示す例示図である。
図5を参照すると、SSバーストは、あらかじめ決められた周期(periodicity)毎に送信される。したがって、端末は、SSブロックを受信し、セル検出及び測定を実行する。
一方、5G NRではSSに対してビームスイーピング(beam sweeping)が実行される。これに対して図6を参照して説明する。
図6は、NRでビームスイーピングの例を示す例示図である。
基地局は、SSバースト内の各SSブロックを時間によってビームスイーピング(beam sweeping)をしながら送信するようになる。このとき、SSバーストセット内にある多数のSSブロックは、各々、異なる方向に存在する端末をサポートするために送信される。図6では、SSバーストセットがSSブロック1~6を含み、各SSバーストは2個のSSブロックを含む。
<本明細書の開示>
インター周波数上のセル/TP(transmitting Point)またはインターRATを使用するセル/TPを識別し、RSRP測定を実行する区間を測定ギャップ(MG)という。測定ギャップ長さ(Measurement Gap Length:MGL)は、MGの時間長さを意味する。このようなMGLは、UEのRF構造によって必要なこともあり、または必要ないこともある。例えば、一つのRFのみを有するUEがインター周波数上でセルを検出及び測定をするためには、前記UEは、RFをチューニングしなければならない。前記RFをチューニングした後、前記インター周波数上でセル検出及び測定を実行する間には、前記UEは、サービングセルと通信することができない。このように、前記サービングセルと通信が断絶される理由のため、前記UEは、あらかじめMGをサービングセルに要求し、前記サービングセルは、MGを割り当ててUEに提供する。前記セル検出及び測定が終わると、前記UEは、前記RF部を再びサービングセルの周波数でチューニングするようになる。
他方、NRで使われるSSのバーストセット周期は、サービングセルと隣接セル、そして隣接セル間でも異なるように設定されることができる。そして、UEによってサポートされる受信ビーム幅が異なることがある。
本明細書は、NRでのSSに基づくセル検出及び測定のために必要な測定ギャップ(measurement gap:MG)に対して提案する。
一方、NRでセル識別(Cell identification)に対して詳細に説明すると、下記の通りである。
NRでのセル検索時間は、LTEでのセル検索時間と異なる。同期信号周波数ラスター(raster)、SSバーストセット内のSSブロックの個数、UEバーストセット周期及びUE側での受信ビーム性能のようないくつかの事項が考慮されなければならない。その理由は、NRセル識別時間がこれらによって増加されることができるためである。詳細な内容は、下記の通りである。
第一に、同期信号周波数ラスターに対して説明する。NR UEがパワーオンすると、UEは、前記ラスター上で同期信号周波数を探索しなければならない。検索周波数ウィンドウの大きさ及び同期信号周波数ラスターの大きさによってより多くの時間を必要とする。同期信号周波数ラスターは、最小チャネル帯域幅を考慮して定義されることができる。6GHz及び6GHzから52.6GHzまでの周波数で最小チャネル帯域幅は、5MHz及び50MHzである。PSS/SSSの副搬送波間隔は、6GHz未満に対しては15kHz/30kHzであり、6GHz以上に対しては120kHz/240kHzである。
第二に、SSバーストセットでSSブロックに対して説明すると、下記の通りである。基本的に、初期セル探索のステップで、NR UEは、基本(default)SSバーストセット周期が20msであるSSバーストセットで適切な(正しい方向)SSブロックを検出するために試みる。
セル検出以前に、UEは、SSバーストセット周期が{5、10、20、40、80、160}msのうち基地局によりどれが設定されているかを知らない。設定値がデフォルトセット周期より小さい場合(即ち、5msまたは10ms)、同じビームインデックスを有する多数のSSブロックが20msの基本設定周期内にSSブロック検出のために使われることができる。対照的に、設定値が基本セット周期より大きい場合(即ち、40ms、80msまたは160ms)、一つのSSバーストセットでSSブロックを完全に検索するために基本セット時間周期の2、4、8倍が必要である。したがって、基本SSバーストセット周期のみを有するセル検出時間を定義することが好ましくないと判断される。
セル検出後に、UEは、SSバーストセット周期に対して設定された値のセットを知ることができる。ここで、設定値は、搬送波周波数毎に異なることがあり、UEは、SSバーストセット周期情報に基づく値で各々の測定を実行することができる。サービングセルと隣接セルのSSブロックビーム方向は、互いに異なることがある。
第3に、受信側でのUEビーム能力に対して説明すると、下記の通りである。SSバーストセットは、多数のSSブロックを含む。各々のSSブロックは、基地局(即ち、gNB)によりスイーピングされた全体ビームのうち一つのビームに対応する。UEが適切なSSブロックを検出するためには、UEは、数回試み(即ち、SSバーストセット内のSSブロックの数×UE側のRXビームの数)なければならない。SSバーストセットでSSブロックの数が同じであるとしても、UEの受信(Rx)ビームの数によってセル検出時間が異なることがある。即ち、NRセル探知時間は、UEの受信(Rx)ビーム性能と関連がある。
他方、一セルを正常にカバー(cover)するUEのビーム個数は、UE受信ビーム幅が大きい場合と小さい場合が異なることがある。例えば、UE受信ビーム幅が大きい場合のUEビームの個数を2個、UE受信ビーム幅が小さい場合のUEビームの個数を8個と仮定し、SSバーストセット周期内にSSブロック数を8個と仮定する。このとき、UE位置で正確な方向のSSブロックを検出する場合、各々、16(=2×8)SSバーストセット周期、64(=8×8)SSバーストセット周期を必要とする。即ち、UEのビーム幅の大きさによる受信ビーム個数によってSSブロック検出時間が異なることがある。ビーム個数が多い場合、ビーム分解能が良いが、SSブロック検出時間が長くなるようになる。これはRSRP測定周期にも同じく適用される。ネットワークの効率的なUE移動管理のために、SS検出時間(即ち、セル検出時間)とSSSのRSRP測定周期が決まらなければならない。ここに、UEの受信ビーム個数(分解能)が共に考慮される必要がある。したがって、UEは、自分の受信ビーム個数に対する情報(即ち、能力情報)または受信ビーム幅情報をネットワークに提供する必要がある。前記ビーム幅情報は、メインローブ(main lobe)中心対比3dB程度パワーが低いビーム角である。前記ビーム角を提供すると、ネットワークは、ビーム角からUEのビーム個数を推定することもできる。もし、UE受信ビームの個数がKであり(または、ビーム角からK個を類推)、同じSSブロックに対してM個のサンプルでSSブロック検出が可能であり、SSバーストセット周期をNと仮定すると、SSブロック検出時間=N*M*K SSバーストセット周期になる。したがって、本明細書は、このような数式と概念、そしてUE受信ビーム個数をネットワークに知らせることを提案する。
前記言及した3種類外に、NRでインター周波数測定及びインターRAT測定のためには測定ギャップ(MG)を改善しなければならない。測定ギャップ(MG)は、一つのRFチェインを有するUEがサービングセル検出以後にインター周波数上の隣接セルを測定するときに使われる。既存LTEにおいて、測定ギャップ時間(MGL)は6msに指定された。前記6msのうち、5msは、同期信号の周期に該当し、0.5msは、RFスイッチング時間である。そして、既存LTEで搬送波周波数は、6GHz未満であり、副搬送波間隔(subcarrier spacing:SCS)は、15kHzである。NRのために測定ギャップ(MG)を改善する時、次を考慮することができる。LTEでの同期信号の周期は、SSバーストセット周期の設定値に代替されることができる。そして、0.5msのRFスイッチング時間は、6GHz以下で再使用できる。しかし、6GHz以上で0.5msのRFスイッチング時間を再使用することができるかは、より研究されなければならない。併せて、複数の隣接セルに対してSSバーストセット周期が互いに異なるように設定された場合、MGLをどのように定義すべきかが研究されなければならない。例えば、搬送波周波数が互いに異なる3個の隣接セルがあり、SSバーストセット周期の値が各々5ms、20ms及び80msに設定されていると仮定する。このとき、MGLを互いに異なるように設定し、MGRPを互いに異なるように設定することは好ましくない。その理由は、サービングセルスケジューリングが非効率的であり、測定ギャップ(MG)の管理が非常に複雑になるためである。したがって、LTEと同様に、共通的なMGLを設定することが好ましい。共通的なMGLを使用しながら、全ての範囲のSSブロックをカバーするためには、下記のような3個のオプションが考慮されることができる。
下記のオプションで使われる記号は、下記の通りである。
L=設定されたSSバーストセット周期のうち最も大きい値
S=設定されたSSバーストセット周期のうち最も小さい値
D=SSバーストセット周期の基本値(20ms)
R=RFスイッチング時間
3個のオプションに対して図7ないし図9を参照して詳細に説明すると、下記の通りである。
図7は、本明細書の開示のうち第1のオプションを示す例示図であり、図8は、本明細書の開示のうち第2のオプションを示す例示図であり、図9は、本明細書の開示のうち第3のオプションを示す例示図である。
図7を参照すると、第1のオプションによると、MGLとMGRPは、下記のように決定されることができる。
1)MGL=L+2*R
2)MGRP=N*L(ここで、N≧2の整数であり、Nは、セル検出時間が長くなることを避けるために、あまり高くない整数に設定されることができる)
図8を参照すると、第2のオプションによると、MGLとMGRPは、下記のように決定されることができる。
1)MGL=D+2*R
2)MGRPは、下記の通りである。
-L>Dである場合、MGRP=L
このとき、MGLオフセット(MGLO)は、SSバーストセット周期内で全てのSSブロックの範囲をカバーするために、MGRP毎に変更されて適用されることができる。例えば、図8において、D=20ms、MGL=20ms+2*R、MGRP=80msである場合、MGRP毎にMGLオフセット=0、20、40、60msに変更されることができる。これを一般化すると、MGLオフセット=D x{0、1、...、Q}、Q=MGRP/D-1である。
-L≦Dである場合、MGRP=N*D(ここで、N≧2の整数であり、Nは、セル検出時間が長くなることを避けるために、あまり高くない整数に設定されることができる)
図9を参照すると、第3のオプションによると、MGLとMGRPは、下記のように決定されることができる。
1)MGL=S+2*R
2)MGRPは、下記の通りである。
-L≠Sである場合、MGRP=L
このとき、MGLオフセット(MGLO)は、SSバーストセット周期内で全てのSSブロックの範囲をカバーするために、MGRP毎に変更されることができる。例えば、S=10ms、L=80ms、MGL=10ms+2*R、MGRP=80msである場合、MGRP毎にMGLオフセット=0、10、20、30、40、50、60、70msに変更されることができる。これを一般化すると、MGLオフセット=S x{0、1...、Q}、Q=MGRP/S-1である。
-L=Sである場合、MGRP=N*S(ここで、N≧2の整数であり、Nは、セル検出時間が長くなることを避けるために、あまり高くない整数に設定されることができる)
MG及び効率性側面の管理面でどれが有利かを検討すると、次の通りである。第2のオプションは、セルスケジューリング機会を提供する側面で第1のオプションより優秀であるが、セル検出時間は有利ではない。例えば、第1のオプションを示す図7と第2のオプションを示す図8を比較して説明すると、次の通りである。60msの間のサービングセルスケジューリング機会は、第1のオプションの場合、80msであるが、第2のオプションの場合、120msである。そして、確率が90であるセル探知に対して3個のSSバーストサンプルを仮定すると、第1のオプションは、800ms(=1MGRP(5ms)+1MGRP(20ms)+3MGRP(80ms)、MGRP=160ms)を必要とする。しかし、第2のオプションは、1200ms(=1MGRP(5ms間)+2MGRP(20ms間)+12MGRP(80ms間、MGRP=80ms)を必要とし、この間に3個の他のセルを探知することができる。図7及び図8に点線で表示された丸は、各図面でMGLから検出可能なSSブロックを示す。
要約すると、セル検出時間は、同期信号周波数ラスター、SSバーストセット周期のSSブロック個数、SSバーストセット周期、UEの受信(Rx)ビーム性能により影響を受けることができる。結果的に、NRセル検出に対して下記のように提案する。
提案1:同期信号周波数ラスターを考慮すると、各々、3GHz未満、3GHz以上から6GHzまで、そして6GHz以上に対して15kHz、30kHz及び120kHzのPSS/SSS、副搬送波間隔(SCS)を各々考慮することができる。
提案2:イントラ周波数セル検出時間に対してサービングセルと隣接セルとの間で異なるUE受信ビーム方向を考慮しなければならない。
提案3:セル検出時間は、SSバーストセット周期でSSブロックの個数外にUEの受信ビーム性能、即ち、受信ビーム分解能を考慮しなければならない。
提案4:インター周波数/インターRAT上で測定を実行するために、サービングセルスケジューリング機会、測定ギャップ及びセル検出時間の効率的な管理を考慮して共通測定ギャップパターンを使用しなければならない。
提案5:UEがSSバーストセット周期の互いに異なる設定セットをネットワークから提供を受ける場合、UEは、共通測定ギャップを使用しなければならない。
提案6:共通測定ギャップは、前述した3個のオプションのうち一つによって設定されることができる。
提案7:共通測定ギャップのL>Dである第2のオプションとL≠Sである第3のオプションで、図9のように、MGLオフセットは、RFスイッチング時間が含まれるMGL開始点基準に定義されることができる。
提案8:UEは、受信ビーム個数に対する情報またはビーム幅(Beam Width)(即ち、メインローブ(lobe)基準3dB低い左/右角度)情報をネットワークに知らせることができる。UEの受信ビーム幅に対する情報がネットワークに提供されると、ネットワークは、前記ビーム幅情報を利用してUE受信ビーム個数を推定することができる。
提案9:ネットワークは、前記UEの受信ビーム個数(または、ビーム幅)に対する情報に基づいて、UEのSSブロック検出時間及びSSS測定時間または報告時間を算出し、前記算出されたことに基づいてスケジューリング及び移動性を管理することができる。
図10は、本明細書の開示による手順を示す例示的な流れ図である。
図10を参照すると、前記サービングセル200aは、隣接セル200b、200cからSSバーストセット周期に対する情報を受信する。
無線機器(または、UE)100は、自分の受信ビーム能力に対する情報(ビーム個数またはビーム幅)とRFスイッチング時間に対する情報のうち一つ以上をサービングセル200aに送信する。
前記サービングセル200aは、MGL及び/またはMGRPを設定する。前記MGL及び/またはMGRPの設定は、前述したオプション1ないしオプション3のうちいずれか一つに基づいて実行されることができる。前記MGL/MGRPを設定する時、隣接セル200b、200cのSSバーストセット周期に対する情報が考慮されることができる。また、前記MGL/MGRPを設定する時、前記無線機器のRFスイッチング時間が考慮されることができる。
前記サービングセル200aは、測定設定情報を前記無線機器100に送信できる。前記測定設定情報は、隣接セル200b、200cのSSバーストセット周期に対する情報を含むことができる。前記測定設定情報は、前記設定されたMGL/MGRPをさらに含むことができる。
前記無線機器100は、前記隣接セル200b、200cのうち一つ以上に対する測定を実行する。前記測定は、SSブロックの受信に基づいて実行されることができる。前記測定は、前記受信した測定設定情報に基づいて実行されることができる。例えば、前記無線機器100が前記測定設定情報を介して前記MGL/MGRPを受信した場合、前記無線機器100は、前記受信したMGL/MGRPに基づいて前記測定を実行することができる。しかし、前記無線機器100が前記MGL/MGRPを受信していない場合、前記無線機器100は、隣接セル200b、200cのSSバーストセット周期に対する情報に基づいて、自体的にMGL及び/またはMGRPを設定することができる。前記MGL及び/またはMGRPの設定は、前述したオプション1ないしオプション3のうちいずれか一つに基づいて実行されることができる。オプション1ないしオプション3のうちいずれか一つによって前記MGL/MGRPを設定する時、前記無線機器のRFスイッチング時間に対する情報がさらに考慮されることができる。
以上で説明した、本発明の実施例は、多様な手段を介して具現されることができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現されることができる。具体的には図面を参照して説明する。
図11は、本明細書の開示が具現される無線機器及び基地局を示すブロック図である。
図11を参照すると、無線機器100及び基地局200は、本明細書の開示を具現することができる。
図示された無線機器100は、プロセッサ101、メモリ102、及びトランシーバ103を含む。同様に、図示された基地局200は、プロセッサ201、メモリ202、及びトランシーバ203を含む。図示されたプロセッサ101、201、メモリ102、202、及びトランシーバ103、203は、各々、別途のチップで具現され、または少なくとも二つ以上のブロック/機能が一つのチップを介して具現されることができる。
前記トランシーバ103、203は、送信機(transmitter)及び受信機(receiver)を含む。特定の動作が実行される場合、送信機及び受信機のうちいずれか一つの動作のみが実行され、または送信機及び受信機の動作が全て実行されることができる。前記トランシーバ103、203は、無線信号を送信及び/または受信する一つ以上のアンテナを含むことができる。また、前記トランシーバ103、203は、受信信号及び/または送信信号の増幅のための増幅器と、特定の周波数帯域上への送信のためのバンドパスフィルタと、を含むことができる。
前記プロセッサ101、201は、本明細書で提案された機能、過程及び/または方法を具現することができる。前記プロセッサ101、201は、エンコーダとデコーダを含むことができる。例えば、プロセッサ101、202は、前述した内容による動作を実行することができる。このようなプロセッサ101、201は、ASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、データ処理装置及び/またはベースバンド信号及び無線信号を相互変換する変換器を含むことができる。
メモリ102、202は、ROM(read-only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/または他の格納装置を含むことができる。
図12は、図11に示す無線機器のトランシーバの詳細ブロック図である。
図12を参照すると、トランシーバ110は、送信機111と受信機112を含む。前記送信機111は、DFT(Discrete Fourier Transform)部1111、副搬送波マッパ1112、IFFT部1113、及びCP挿入部1114、無線送信部1115を含む。前記送信機111は、変調器(modulator)をさらに含むことができる。また、例えば、スクランブルユニット(図示せず;scramble unit)、モジュレーションマッパ(図示せず;modulation mapper)、レイヤマッパ(図示せず;layer mapper)、及びレイヤパーミュテータ(図示せず;layer permutator)をさらに含むことができ、これは前記DFT部1111の前に配置されることができる。即ち、PAPR(peak-to-average power ratio)の増加を防止するために、前記送信機111は、副搬送波に信号をマッピングする以前に情報をDFT部1111を経るようにする。DFT部1111により拡散(spreading)(または、同じ意味でプリコーディング)された信号を、副搬送波マッパ1112を介して副搬送波マッピングをした後、再びIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部1113を経て時間軸上の信号で作る。
DFT部1111は、入力されるシンボルにDFTを実行して複素数シンボル(complex-valuedシンボル)を出力する。例えば、Ntxシンボルが入力される場合(ただし、Ntxは自然数)、DFT大きさ(size)はNtxである。DFT部1111は、変換プリコーダ(transform precoder)とも呼ばれる。副搬送波マッパ1112は、前記複素数シンボルを周波数領域の各副搬送波にマッピングさせる。前記複素数シンボルは、データ送信のために割り当てられたリソースブロックに対応するリソース要素にマッピングされることができる。副搬送波マッパ1112は、リソースマッパ(resource element mapper)とも呼ばれる。IFFT部1113は、入力されるシンボルに対してIFFTを実行して時間領域信号であるデータのための基本帯域(baseband)信号を出力する。CP挿入部1114は、データのための基本帯域信号の後部分の一部を複写してデータのための基本帯域信号の前部分に挿入する。CP挿入を介してISI(Inter-シンボルInterference)、ICI(Inter-Carrier Interference)が防止されて多重経路チャネルでも直交性が維持されることができる。
他方、受信機112は、無線受信部1121、CP除去部1122、FFT部1123、及び等化部1124などを含む。前記受信機112の無線受信部1121、CP除去部1122、FFT部1123は、前記送信機111での無線送信部1115、CP挿入部1114、IFF部1113の逆機能を実行する。前記受信機112は、復調器(demodulator)をさらに含むことができる。

Claims (12)

  1. デバイスにより測定を実行する方法であって、
    測定ギャップ(MG)についての情報を受信するステップと、
    前記MGは前記測定を実行するために利用され、
    測定ギャップ長さ(MGL)の間前記測定は実行され、
    前記測定の開始点は、MGRP(Measurement Gap Repetition Period)に基づいて決定され、
    オフセットに基づいて前記測定の開始点を調整するステップを含み、
    前記MGLと前記MGRPは、L、S、D及びRの中の一つ以上の値に基づいて設定され、
    Lは、非同期信号(SS)バーストセット周期性の中の最大値を示し、
    Sは、前記SSバーストセット周期性の中の最小値を示し、
    Dは,前記SSバーストセット周期性の基本値を示し、
    Rは、前記デバイスのRF(radio frequency)スイッチング時間を示し、
    前記MGLは、MGL=D+2*Rの方程式で設定される、方法。
  2. 前記MGRPは40msと80msを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記MGLは6msを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記MGLの間、前記デバイスは、アップリンク信号を送信せず、ダウンリンク信号を受信しない、請求項1に記載の方法。
  5. 前記測定は、
    L>Dの場合、前記MGRPは、MGRP=の方程式により決定され、
    L<Dの場合、前記MGRPは、MGRP=N*D(NはN≧2を満足する整数)の方程式により決定される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記MGに基づいて新たなイントラ周波数を特定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 測定を実行するデバイスであって、
    送受信部と、
    前記送受信部が測定ギャップ(MG)についての情報を受信するように動作するように構成されたコントローラとを含み、
    前記MGは前記測定を実行するために利用され、
    測定ギャップ長さ(MGL)の間前記測定が実行され、
    前記測定の開始点は、MGRP(Measurement Gap Repetition Period)に基づいて決定され、
    前記コントローラはオフセットに基づいて前記測定の開始点を調整し、
    前記MGLと前記MGRPは、L、S、D及びRの中の一つ以上の値に基づいて設定され、
    Lは、非同期信号(SS)バーストセット周期性の中の最大値を示し、
    Sは、前記SSバーストセット周期性の中の最小値を示し、
    Dは,前記SSバーストセット周期性の基本値を示し、
    Rは、前記デバイスのRF(radio frequency)スイッチング時間を示し、
    前記MGLは、MGL=D+2*Rの方程式で設定される、デバイス。
  8. 前記MGRPは40msと80msを含む、請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記MGLは6msを含む、請求項7に記載のデバイス。
  10. 前記MGLの間、前記デバイスは、アップリンク信号を送信せず、ダウンリンク信号を受信しない、請求項7に記載のデバイス。
  11. L>Dの場合、前記MGRPは、MGRP=の方程式により決定され、
    L<Dの場合、前記MGRPは、MGRP=N*D(NはN≧2を満足する整数)の方程式により決定される、請求項7に記載のデバイス。
  12. 前記コントローラは、前記MGに基づいて新たなイントラ周波数を特定する、請求項7に記載のデバイス。
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