次に、添付の図面および実施例を参照して、本開示を詳細に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本開示の実施形態の一部に過ぎず、実施形態のすべてではない。創造的な努力なしに本開示の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲内に含まれるものとする。
本明細書では、「中央」、「縦」、「横」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内側」、「外側」、「時計回り」、および「反時計回り」などの用語は、次に説明するように、または議論中の図面に示すように、方向を指すと解釈されるべきであることが理解されるべきである。これらの相対的な用語は、説明の便宜のためであり、本発明が特定の方向で構築または操作されることを必要としない。また、「第1」および「第2」などの用語は、説明のために本明細書で使用され、相対的な重要性または意義を示すまたは示唆すること、あるいは示された技術的構成の数を示唆することを意図しない。したがって、「第1」および「第2」で定義される構成は、そのような構成の1つ以上を含むことができる。本開示の説明において、「複数」は、特に断りのない限り、2つまたは3つ以上を意味する。
本開示では、別段の指定または限定がない限り、「取り付けられた」、「接続された」、「結合された」などの用語は、広い意味で使用され、特定の状況に応じて当業者が理解できるように、例えば固定接続、取り外し可能な接続、または一体型接続を含むことができ、また機械的または電気的接続とすることができ、また直接接続または介在する構造を介した間接接続とすることができ、2つの要素の内部連通とすることができる。
本開示では、別段の指定または限定がない限り、第1の構成が第2の構成の「上」または「下」にある構造は、第1の構成が第2の構成と直接接触している実施形態を含むことができ、第1の構成および第2の構成が互いに直接接触していないが、それらの間に形成される追加の構成を介して接触される実施形態も含むことができる。さらに、第2の構成の「上」、「上方」、または「頂部」にある第1の構成は、第1の構成が第2の構成のすぐまたは斜め「上」、「上方」、または「頂部」にある実施形態を含むことができるか、または単に第1の構成の高さが第2の構成の高さよりも高いことを意味し、一方、第2の構成の「下」、「下方」、または「底部」にある第1の構成は、第1の構成が第2の構成のすぐまたは斜め「下」、「下方」、または「底部」にある実施形態を含むことができるか、または単に第1の構成の高さが第2の構成の高さよりも低いことを示す。
以下の説明では、本開示の異なる構造を実装するために、様々な実施形態および例が提供される。本開示を簡略化するために、特定の要素および設定について説明する。しかしながら、これらの要素および設定は、例としてのみであり、本開示を限定することを意図しない。さらに、参照番号は、本開示の異なる例において繰り返される場合がある。この繰り返しは、簡略化および明確化の目的のためであり、異なる実施形態および/または設定の間の関係を指すものではない。さらに、異なるプロセスおよび材料の例は、本開示において提供される。しかしながら、他のプロセスおよび/または材料が適用されてもよいことが当業者によって理解されるであろう。
本明細書で使用される「通信端末」(「端末」とも呼ばれる)は、有線接続(例えば、公衆交換電話網(PSTN)、デジタル加入者線(DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、および/または別のデータ接続/ネットワーク)を介して、および/または、例えばセルラーネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FMブロードキャスト送信機、および/または別の通信端末との無線インターフェースを介して、通信信号を受信/送信するように構成された装置を含むが、それに限定されないことを理解すべきである。無線インターフェースを介して通信するように設定された通信端末は、「無線通信端末」、「無線端末」、および/または「携帯端末」と呼ばれることがある。携帯端末の例には、衛星またはセルラー無線電話、セルラー無線電話をデータ処理、ファクシミリ、およびデータ通信機能と組み合わせることができるパーソナルコミュニケーションシステム(PCS)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、オーガナイザー、カレンダー、および/または全地球測位システム(GPS)受信機を含むことができるPDA、従来のラップトップおよび/またはパームトップ受信機、または無線電話トランシーバを含む他の機器が含まれるが、これらに限定されない。
本開示の実施形態は、端末ディスプレイアセンブリおよび携帯端末を提供し、これらは、以下で詳細に別々に説明される。端末ディスプレイアセンブリは、携帯端末に提供されてもよい。携帯端末は、スマートフォン、タブレットPCなどとすることができる。
次に、本開示の一実施形態に係る携帯端末の構造図である図1を参照する。携帯端末10は、カバープレート11、ディスプレイ画面12、回路基板13、電池14、ハウジング15、フロントカメラ161、リアカメラ162、および指紋ロック解除モジュール17を含むことができる。携帯端末10は、上記の内容に限定されず、他の手段をさらに含んでいてもよいし、リアカメラ16を含んでいなくてもよいし、指紋ロック解除モジュール17を含んでいなくてもよいことに留意すべきである。
カバープレート11は、ディスプレイ画面12上に取り付けられ、ディスプレイ画面12を覆う。カバープレート11は透明なガラスカバープレートとすることができ、その結果、ディスプレイ画面12は、透光性カバープレート11を通して表示する。いくつかの実施形態では、カバープレート11は、例えばサファイアなどの材料で作られたガラスカバープレートとすることができる。
ハウジング15は、携帯端末10の外形を形成することができる。いくつかの実施形態では、ハウジング15は、中間フレーム151およびリアカバー152を含むことができる。中間フレーム151とリアカバー152とが互いに組み合わされて、ハウジング15が形成される。中間フレーム151およびリアカバー152は、回路基板13、ディスプレイ画面12、電池14等を収容するための収容空間を形成することができる。さらに、カバープレート11をハウジング15に固定することができる。カバープレート11とハウジング15は、回路基板13、ディスプレイ画面12、電池14等を収容する密閉空間を形成する。いくつかの実施形態では、カバープレート11は、中間フレーム151上に設けられ、中間フレーム151を覆い、リアカバー152は、中間フレーム151に設けられ、中間フレーム151を覆い、カバープレート11とリアカバー152は、中間フレーム151の互いに対して反対側の面に配置され、カバープレート11とリアカバー152は、対向するように配置される。
いくつかの実施形態では、ハウジング15は、例えばマグネシウム合金、ステンレス鋼などの金属ハウジングとすることができる。本開示の実施形態に係るハウジング15の材質は、これに限定されるものではなく、また他の方式を採用してもよい。例えば、ハウジング15は、プラスチックハウジングとすることができる。別の一例では、ハウジング15はセラミックスハウジングである。さらに別の一例では、ハウジング15は、プラスチック部分および金属部分を含むことができ、ハウジング15は、金属とプラスチックが互いに嵌合するハウジング構造を有することができる。具体的には、金属部分を先に形成してもよく、例えば、マグネシウム合金基板を射出成形によって形成した後、マグネシウム合金基板上にプラスチックを射出成形してプラスチック基板を形成する。このようにして、一体的なハウジング構造が形成される。
本開示の実施形態に係るハウジングの構造は、これに限定されないことに留意すべきである。例えば、リアカバーおよび中間フレームはまた、一体型のハウジング15の構造を形成するように一体的に成形されてもよい。ハウジングは、回路基板13、ディスプレイ画面12、電池14等を収容するための収容空間を直接有している。
回路基板13は、ハウジング15内に取り付けられている。回路基板13は、携帯端末10のメインボードとすることができる。回路基板13は、モータ、マイクロフォン、スピーカ、イヤホンインターフェース、ユニバーサルシリアルバスインターフェース、フロントカメラ161、リアカメラ162、距離センサ、環境光センサ、レシーバ、およびプロセッサを含む1つ、2つ、またはそれ以上の機能コンポーネントと統合することができる。
いくつかの実施形態では、回路基板13は、ハウジング15内に固定することができる。具体的には、回路基板13は、ねじによって中間フレーム151にねじ留めすることができるか、またはバックルによって中間フレーム151にクランプ留めすることができる。本開示の実施形態において中間フレーム151に回路基板13を固定する具体的な方法は、これに限定されるものではなく、他の方法(例えば、バックルとネジの両方によって固定する方法)を採用してもよい。
電池14は、ハウジング15内に取り付けられ、回路基板13に電気的に接続されて、携帯端末10に電力を供給する。ハウジング15は、電池14の電池カバーとして機能することができる。ハウジング15は、電池14を覆って電池14を保護する。特に、リアカバー152は、電池14を覆って電池14を保護し、これによって携帯端末10の衝突や落下による電池14の損傷を低減する。
ディスプレイ画面12は、ハウジング15内に取り付けられている。一方、ディスプレイ画面12は、回路基板13と電気的に接続され、携帯端末10のディスプレイ表面を形成する。ディスプレイ画面12は、ディスプレイ領域と非ディスプレイ領域とを含むことができる。ディスプレイ領域は、携帯端末10の写真を表示するために使用することができるか、またはユーザがタッチ操作等を行うために提供することができる。非ディスプレイ領域の頂部には、音と光を透過させるための開口部が設けられており、非ディスプレイ領域の底部には、指紋モジュールやタッチプレスキーなどの機能部品を設けることができる。カバープレート11は、ディスプレイ画面12上に取り付けられ、ディスプレイ画面12を覆う。ディスプレイ画面12と同じディスプレイ領域と非ディスプレイ領域を形成してもよいし、異なるディスプレイ領域と非ディスプレイ領域を形成してもよい。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ画面12は、液晶ディスプレイ(LCD)または有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)とすることができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ画面12がLCDである場合、ディスプレイ画面12は、順次積層されるバックライトモジュール、下部偏光板、アレイ基板、液晶層、カラーフィルム基板、および上部偏光板を含むことができる。ディスプレイ画面12がOLEDである場合、ディスプレイ画面12は、順次積層されたベース層、アノード層、有機層、導電層、発光層、およびカソード層を含むことができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ画面12は、透明なディスプレイ画面とすることができ、非透明なディスプレイ画面とすることもできる。
ディスプレイ画面12の構造はこれに限定されないことを留意すべきである。例えば、ディスプレイ画面12は、特殊な形状の画面とすることができる。
次に、本開示の一実施形態に係る携帯端末の別の構造図である図2を参照する。携帯端末20は、カバープレート21と、ディスプレイ画面22と、回路基板23と、電池24と、ハウジング25とを含む。携帯端末20が携帯端末10と異なる点は、ディスプレイ画面22に直接光透過領域が形成されていることである。例えば、ディスプレイ画面22には、ディスプレイ画面22を厚さ方向に貫通する貫通孔221が設けられている。貫通孔221の位置にフロントカメラ、ヘッドホン、センサなどの光学装置を設けて、信号伝送を容易にすることができる。カバープレート21は、貫通孔221の位置を覆うことができ、対応する貫通孔を設けることもできる。
以下、説明のため、貫通孔221としての光透過領域を例示する。
次に、図2の携帯端末のA-A方向の断面図である図3を参照する。携帯端末20は、貫通孔221の一箇所に搭載される光学装置を含むことができる。光学装置は、カメラモジュール26によって例示される。光学装置は、センサなどの手段と統合することもできる。いくつかの実施形態では、カメラモジュール26は、カメラによって例示される。カメラモジュール26はまた、他の光学装置と統合することもできる。カメラモジュール26のレンズは、貫通孔221内に少なくとも部分的に収容されることができる。カメラモジュール26は、回路基板23上に直接統合することができ、信号線によってそれに結合することもできる。回路基板23は、ハウジング25内に取り付けられる。カバープレート21は、ディスプレイ画面22上に設けられており、カバープレート21は、貫通孔221を覆っている。ハウジング25は、上記のハウジング15を参照することができ、回路基板23は、上記の回路基板13を参照することができ、電池24は、上記の電池14を参照することができる。詳細は、本明細書では説明しない。
いくつかの実施形態では、貫通孔221はまた、1つ、2つ、またはそれ以上であってもよい。貫通孔221は、ディスプレイ画面22の縁部に隣接することができ、例えば、貫通孔221は、ディスプレイ画面22の端部に隣接する。貫通孔221はまた、ディスプレイ画面22の側面に隣接する、ディスプレイ画面22の角位置に隣接するなど、ディスプレイ画面22の他の場所に隣接するか、またはディスプレイ画面22の中央位置に配置されることができる。貫通孔221は、円形の孔であってもよいし、長方形の孔であってもよい。貫通孔221は、他の形状、例えば不規則な孔を有してもよい。
以上から分かるように、本開示の実施形態に係るカメラモジュール26は、携帯端末に別途カメラを設ける必要性を含むことなく、貫通孔221を通した写真撮影および録画を実現することができる。本開示のディスプレイ画面は、ハウジング25の周辺位置を覆い、ディスプレイ画面の縁部位置の非ディスプレイ領域にカメラを設ける場合と比較して、携帯端末のサイズを不変のままで、ディスプレイ画面のディスプレイ領域が増加する。
しかしながら、ディスプレイ画面22が点灯すると、ディスプレイ画面22の光線が反射または屈折して貫通孔221に入る。カメラモジュール26は、写真撮影または録画プロセス中に干渉をもたらし、カメラモジュール26の画像化効果に影響を及ぼし、それにより、カメラモジュール26の画像化品質を低下させる可能性がある。
したがって、本開示の出願人は、照明時にディスプレイ画面22からの光線によって引き起こされるカメラモジュール26との干渉を低減または回避するために別の携帯端末を考案した。
次に、本開示の一実施形態に係る携帯端末の別の構造図である図4、および図4の携帯端末のB-B方向の断面図である図5を参照する。携帯端末20は、第1の透光性カバープレート21と、第2の透光性カバープレート27と、ディスプレイ画面22と、回路基板23と、電池24と、ハウジング25と、遮光部材28と、光学装置とを含むことができる。ディスプレイ画面22、回路基板23、電池24、およびハウジング25は、上記の内容を参照することができ、本明細書では詳細を省略する。
光学装置は、カメラモジュール26(図5を参照)によって例示される。カメラモジュール26は、ベース262と、ベース262上に取り付けられたレンズ261とを含むことができる。
第1の透光性カバープレート21、第2の透光性カバープレート27、ディスプレイ画面22、および遮光部材28は、アセンブリ構造(例えば、端末ディスプレイアセンブリ)を形成することができる。実際の生産・製造手順では、まずディスプレイ画面22を形成し、その後、第1の透光性カバープレート21、第2の透光性カバープレート27、および遮光部材28がそれぞれディスプレイ画面22のディスプレイ表面上に取り付けられ、端末ディスプレイアセンブリを形成するように組み立てられる。端末ディスプレイアセンブリは、詳細な説明のために以下に例示される。
次に、本開示の一実施形態に係る端末ディスプレイアセンブリの構造図である図6、および図6の端末ディスプレイアセンブリのC-C方向の断面図である図7を参照する。端末ディスプレイアセンブリ200は、第1の透光性カバープレート21と、第2の透光性カバープレート27と、ディスプレイ画面22と、遮光部材28とを含むことができる。
ディスプレイ画面22は、ディスプレイ画面22をその厚み方向に貫通する第1の貫通孔221を画定する。第1の貫通孔221は、円形、長方形、または他の形状であってもよい。本明細書では、説明のために円形を例示する。第1の貫通孔221は、ディスプレイ画面22の縁部に隣接していてもよいし、ディスプレイ画面22の他の位置に配置されていてもよい。第1の貫通孔221はまた、1つ、2つ、またはそれ以上でもよいが、本明細書では、説明のために1つの貫通孔を例示する。図5に示すように、第1の貫通孔221のサイズは、カメラモジュール26のレンズ261のサイズよりも大きくてもよい。例えば、第1の貫通孔221の直径は、レンズ261の直径よりも大きい。レンズ261は、第1の貫通孔221内に少なくとも部分的に収容される。
第1の透光性カバープレート21は、ディスプレイ画面22上に設けられ、ディスプレイ画面22を覆う。第1の透光性カバープレート21は、透明なカバープレートであり、例えば、透光性ガラス材料から作られた透光性ガラスカバープレート、または透光性サファイア材料から作られた透光性サファイアカバープレートである。第1の透光性カバープレート21は、第1の透光性カバープレート21をその厚さ方向に貫通する第2の貫通孔211を画定する。第2の貫通孔211は、円形、長方形、その他の構造であってもよいが、本明細書では説明のために円形を例示している。第2の貫通孔211の数および位置は、第1の貫通孔221の数および位置に対応するように構成される。第2の貫通孔211は、第1の貫通孔221と連通しており、ディスプレイ画面22に垂直な方向において第1の貫通孔221と重なっている。第2の貫通孔211の直径は、第1の貫通孔221の直径よりも大きく、ディスプレイ画面22に段差面222を形成している。
段差面222が、ディスプレイ画面22に形成されており、ディスプレイ画面22のディスプレイ表面と平行であることに留意すべきである。したがって、段差面222は、実際には、第2の貫通孔211を通して露出したディスプレイ画面22の一部である支持面である。
いくつかの実施形態では、第1の透光性カバープレート21は、光学接着剤によってディスプレイ画面22のディスプレイ表面に結合することができる。光学接着剤は、透明に構成される光透過性接着剤層29を形成するように成形される。つまり、第1の透光性カバープレート21は、光透過性接着剤層29を介してディスプレイ画面22に接着される。光透過性接着剤層29は、第1の貫通孔221の位置に形成され、第1の貫通孔221と連通する第4の貫通孔291を画定する。第4の貫通孔291は、ディスプレイ画面22に垂直な方向において第1の貫通孔221と重なる。第4の貫通孔291は、円形、長方形、または他の形状とすることができ、本明細書では、円形が説明のために例示されている。第4の貫通孔291の直径は、第1の貫通孔221の直径以上である。光透過性接着剤層29は、段差面222の少なくとも一部まで延在してもよい。光透過性接着剤層29は、段差面222まで延在していなくてもよいことに留意すべきである。
遮光部材28は、ディスプレイ画面22上に設けられている。具体的には、遮光部材28は、段差面222上に設けられている。段差面222上に光透過性接着剤層29が設けられている場合、光透過性接着剤層29上に遮光部材28が設けられる。遮光部材28は、遮光性材料から作られ、遮光効果を有する。例えば、遮光部材28は、ステンレス鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の金属材料から作られる。遮光部材28はまた、遮光インクまたは他の遮光性材料で作ることもできる。遮光インクは、可視光および紫外光を遮断して遮光インク層を形成することができる。遮光インク層は、黒色または銀白色にすることができる。遮光インク層は、第2の透光性カバープレート27上に印刷によって形成することができる。さらに、遮光インク層は、厚みが薄く、遮光効果に優れている。
いくつかの実施形態では、遮光部材28は、底壁281と、底壁281の周りに収容空間284を形成する側壁282とを有する。底壁281は、段差面222の上部の光透過性接着剤層29上に設けられ、底壁281をその厚み方向に貫通する第3の貫通孔283を画定することができる。第3の貫通孔283は、第1の貫通孔221と連通しており、ディスプレイ画面22に垂直な方向において第1の貫通孔221と重なっている。第3の貫通孔283の直径は、第1の貫通孔221の直径より大きくても、小さくても、等しくてもよい。本明細書では、第3の貫通孔283の直径が第1の貫通孔221の直径よりも小さいことを例に挙げて説明することにより、底壁281のディスプレイ画面22と平行な方向の幅が大きくなり、第1の貫通孔221の上方にまで延在し、これによってディスプレイ画面22から屈折または反射された光線をより良好に遮断する効果を達成することができる。
側壁282は、第1の透光性カバープレート21に隣接しており、側壁282の自由端は、第1の透光性カバープレート21の外面と面一とすることができる。第1の透光性カバープレート21の外面は、ディスプレイ画面22から離れた面であることに留意すべきである。さらに、側壁282の自由端は、第1の透光性カバープレート21の外面よりも低くてもよい、すなわち、側壁282の高さと底壁281の厚さの合計は、第1の透光性カバープレート21の厚みよりも小さいことに留意すべきである。第1の透光性カバープレート21の外面は延在して、側壁282を覆うための延長部を形成することができる。
第2の透光性カバープレート27は、収容空間284内に設けられ、底壁281に重ねられ、第1の貫通孔221および第3の貫通孔283を覆う。第2の透光性カバープレート27はまた、第4の貫通孔291を覆うことができる。第2の透光性カバープレート27は、透光性を有するように構成されており、例えば、透光性ガラス材料から作られた透光性ガラスカバープレート、または透光性サファイア材料から作られた透光性サファイアカバープレートとして構成される。いくつかの実施形態では、第2の透光性カバープレート27の外面は、側壁282の自由端と面一とすることができ、すなわち、第2の透光性カバープレート27の厚さは、側壁282の高さに等しい。第2の透光性カバープレート27の外面は、ディスプレイ画面22から離れた面であることに留意すべきである。第2の透光性カバープレート27の厚さはまた、側壁282の高さよりも大きくてもよい。例えば、第2の透光性カバープレート27は、その外面の周囲から、側壁282を覆う延長部を越えて延在する。第2の透光性カバープレート28の外面は、第1の透光性カバープレート21の外面と面一である。
いくつかの実施形態では、底壁281の一部は、第1の貫通孔221の上方まで延在し、これは、遮光効果を高めることができるだけでなく、第2の透光性カバープレート27への接続領域を増やすこともでき、これによって第2の透光性カバープレート27を保護する効果を達成する。
以上から分かるように、本開示の実施形態に係る第1の貫通孔221、第4の貫通孔291、第3の貫通孔283、および第2の貫通孔211は、互いに連通しており、ディスプレイ画面22に垂直な方向に互いにやや重なっていて、信号が通過するのに利用可能な相互に連通されるチャネルを形成する。さらに、本開示の実施形態に係る第1の貫通孔221、第4の貫通孔291、第3の貫通孔283、および第2の貫通孔211は、同じ中心軸を有していてもよい。したがって、本開示の実施形態では、ディスプレイ画面22が照明されたときに、ディスプレイ画面22によって第1の貫通孔221および第2の貫通孔211の位置に屈折または反射される光線を、底壁281および側壁282によってそれぞれ遮断することができ、したがって、第1の貫通孔221および第2の貫通孔211の位置には入り込まない。これにより、例えば、カメラ、環境光センサ、近接センサなどの最適な手段が、第1の貫通孔221および第2の貫通孔211を介して信号を送信することを保証でき、それによりディスプレイ画面22の光線が干渉することを回避できる。
本開示の実施形態によれば、端末ディスプレイアセンブリ200のディスプレイ画面22が照明されたとき、光線の屈折および反射手順において第2の透光性カバープレート27の方向に向けられた光線は、遮光部材によって遮断される。すると、ディスプレイ画面22の光線は、第2の透光性カバープレート27に入射せず、光学装置による第1の貫通孔221を介した信号の外部への伝送効果に影響を与えない。端末ディスプレイアセンブリ200の構造はこれに限定されないことに留意すべきである。
次に、図6の端末ディスプレイアセンブリのC-C方向における別の断面図である図8を参照する。図8に示す端末ディスプレイアセンブリ200が図7のものと異なる点は、第2の透光性カバープレート27が、その内面方向に延在する突起271を有し、突起271は、ディスプレイ画面22に向かって延在するように形成されていることである。突起271の表面は、底壁281の表面と面一とすることができる。突起271の周囲は、底壁281に接続することができる。これにより、第2の透光性カバープレート27の強度および第2の透光性カバープレート27と遮光部材28との間の接続強度を向上させることができる。
したがって、本開示の上記実施形態は、遮光部材28の底壁281および側壁282を介して、2つの異なる方向での遮光効果を達成する。遮光部材28の構造はこれに限定されないことに留意すべきである。
次に、図6の端末ディスプレイアセンブリのC-C方向における別の断面図である図9を参照する。図9に示す端末ディスプレイアセンブリ200が図7のものと異なる点は、段差面222に設けられた光透過性接着剤層29上に第2の透光性カバープレート27が直接設けられ、第1の貫通孔221を覆っており、遮光部材28は、段差面222に設けられた光透過性接着剤層29上に直接設けられていることである。遮光部材28と第2の透光性カバープレート27とは並べて配置されている。遮光部材28は、第2の透光性カバープレート27の周囲に設けられており、第1の透光性カバープレート21と第2の透光性カバープレート27との間に位置している。遮光部材28はまた、ディスプレイ画面22の光線を遮断して、照明されたディスプレイ22の光線の光学装置への影響を低減することができる。
次に、図6の端末ディスプレイアセンブリのC-C方向における別の断面図である図10を参照する。図10に示す端末ディスプレイアセンブリ200が図7のものと異なる点は、第2の透光性カバープレート27の周囲ではなく、段差面222に遮光部材28が直接設けられており、第2の透光性カバープレート27が遮光部材28上に直接設けられており、第2の透光性カバープレート27と遮光部材28とが積層されて構成されていることである。遮光部材28はまた、ディスプレイ画面22の光線を遮断して、照明されたディスプレイ画面22の光線が光学装置に与える影響を低減することができる。
次に、図6の端末ディスプレイアセンブリのC-C方向における別の断面図である図11を参照する。図11に示す端末ディスプレイアセンブリ200が図10のものと異なる点は、第2の透光性カバープレート27は、その内面から延在する突起271を有することであり、突起271は、図8に示す突起を参照することができ、本明細書では詳細を説明しない。
上記から分かるように、本開示の実施形態では、端末ディスプレイアセンブリ200が携帯端末20のハウジング25に取り付けられると、カメラモジュール26または他の光学装置をディスプレイ画面22の第1の貫通孔221の位置に取り付けることができるか、またはカメラモジュール26のレンズ261は、第1の貫通孔221内に直接取り付けられる。カメラモジュール26などの光学装置によって占められる空間を減らすだけでなく、遮光部材28を介してディスプレイ画面22によって屈折または反射される光線を遮断して、ディスプレイ画面22によって生成される光線によって引き起こされるカメラモジュール26などの光学装置との干渉を減らすまたは避けることが可能である。
光学装置(例えば、カメラモジュール26のレンズ261)は、第1の貫通孔221内だけでなく、第3の貫通孔283内にも収容されることができる。次に、図4の携帯端末のB-B方向における別の断面図である図12を参照する。カメラモジュール26のレンズ261は、第1の貫通孔221および第3の貫通孔283内に収容される。
ディスプレイ画面の構造はこれに限定されないことに留意すべきである。例えば、ディスプレイ画面22に非ディスプレイ領域を設け、光透過領域に非ディスプレイ領域を含めてもよい。
次に、本開示の一実施形態に係る携帯端末の別の構造図である図13を参照する。図13の携帯端末20が上述の携帯端末と異なる点は、携帯端末20は、一次端末ディスプレイアセンブリ200および二次端末ディスプレイアセンブリ2を含み、一次端末ディスプレイアセンブリ200は、ハウジング25の1つの面上に取り付けられ、二次端末ディスプレイアセンブリ2は、ハウジング25の他の面上に取り付けら、すなわち、一次端末ディスプレイアセンブリ200および二次端末ディスプレイアセンブリ2は、それぞれ、ハウジング25の互いに対して反対側の面に設けられることである。いくつかの実施形態では、一次端末ディスプレイアセンブリ200のディスプレイ領域は、二次端末ディスプレイアセンブリ2のディスプレイ領域よりも大きい。いくつかの実施形態では、一次端末ディスプレイアセンブリ200は、上記の端末ディスプレイアセンブリ200を参照することができ、詳細は本明細書では説明されない。二次端末ディスプレイアセンブリ2は、ディスプレイ画面およびカバープレートを含むことができ、ディスプレイ画面およびカバープレートは、上記の内容を参照することができる。
二次端末ディスプレイアセンブリ2はまた、2枚のカバープレートと遮光部材とを含んでもよい。具体的には、本開示の一実施形態に係る携帯端末の別の構造図である図14を参照する。図14に示される携帯端末200が図13の携帯端末と異なる点は、一次端末ディスプレイアセンブリ200は、ディスプレイ画面およびカバープレートを含むが、遮光部材を含まず、二次端末ディスプレイアセンブリ2は、2枚のカバープレートと、ディスプレイ画面と、遮光部材とを含むことができることである。二次端末ディスプレイアセンブリ2の構造は、上記の内容を参照することができ、本明細書では詳細は説明されない。
次に、本開示の一実施形態に係る携帯端末の別の構造図である図15を参照する。図15の携帯端末が図1の携帯端末と異なる点は、図15の携帯端末30は、ディスプレイ画面32と、カバープレート31と、回路基板33と、電池34と、ハウジング35とを含むことである。ディスプレイ画面32は、その周囲に、フロントカメラ、ヘッドホン、センサ等の光学装置を配置可能な切り欠き321が設けられている。カバープレート31は、ディスプレイ画面32の構造に適合するように構成される。カバープレート31は、切り欠き321に等しいサイズの切り欠きを備えることができる。カバープレート31はまた、切り欠き321の位置を覆うこともできる。ハウジング35は、上記のハウジング15を参照することができ、回路基板33は、上記の回路基板13を参照することができ、電池34は、上記の電池14を参照することができ、これらは本明細書では説明されないことに留意すべきである。
さらに、いくつかの実施形態では、ディスプレイ画面12は非ディスプレイ領域を含まなくてもよいが、全画面構造を有するように構成されてもよく、距離センサや環境光センサなどの光学装置をディスプレイ画面の下または他の位置に配置してもよいことに留意すべきである。具体的には、本開示の一実施形態に係る携帯端末の別の構造図である図16を参照する。携帯端末40は、ディスプレイ画面42と、カバー41と、回路基板43と、電池44と、ハウジング45とを含む。ディスプレイ画面42は、ハウジング45を覆い、非ディスプレイ領域はない。カバープレート41は、ディスプレイ画面42のサイズに適合するように構成されている。ハウジング45は、上記のハウジング15を参照することができ、回路基板43は、上記の回路基板13を参照することができ、電池44は、上記の電池14を参照することができ、これらは本明細書では説明されないことに留意すべきである。
本開示の実施形態に係る端末ディスプレイアセンブリおよび携帯端末が、上記に詳細に説明される。本開示では、本開示の原理および実施形態を例示するために特定の例が採用されている。実施形態の上記の説明は、本開示の理解を容易にするために行われたに過ぎない。一方、当業者は、本開示のアイデアに基づいて、特定の実施形態および適用範囲に任意の修正を行うことができる。要するに、本説明に記載されている内容は、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。