JP7015041B2 - 切削シミュレーション方法および装置 - Google Patents
切削シミュレーション方法および装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7015041B2 JP7015041B2 JP2017196099A JP2017196099A JP7015041B2 JP 7015041 B2 JP7015041 B2 JP 7015041B2 JP 2017196099 A JP2017196099 A JP 2017196099A JP 2017196099 A JP2017196099 A JP 2017196099A JP 7015041 B2 JP7015041 B2 JP 7015041B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- cutting
- voxel
- work material
- cutting edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
上記5種類の切削力モデルのうち、瞬間切削力モデルでは、工具切れ刃と被削材の干渉量から比較的容易に現実的な切削力の計算を行うことができる。瞬間切削力モデルでは、エンドミルのねじれ刃による複雑な切削機構が考慮され、現実的な切削力の計算をすることが可能であり、また、エンドミルを工具回転軸方向に沿って微小薄板要素に分割して個々の要素ごとに微小切削力を計算し、微小切削力を力の方向を考慮しながら足し合わせることによって、工具全体の切削力を求めることができる。
工具切れ刃と被削材の干渉量を算出するために、3次元CADのソリッドカーネルを用いて被削材の形状変化を再現する方法、Z-Mapモデル(Z軸データに限定した2次元配列)を用いて工具軸方向からの被削材の表面形状を推定して工具との干渉量を推定する方法、被削材の3次元形状を小さな立方体(ボクセル)の集合で表現するボクセルモデルを用いて工具との干渉量を推定する方法、さらにボクセルモデルに工具との距離属性を追加して高精度な推定を行う方法などが提案されている。
ボクセルモデルを用いた工具と被削材間の干渉判定は、図22に示すように工具1刃当たりの送り量ごとに工具中心を移動させ、工具が新しい位置に移動するごとに工具領域内部に存在するボクセルを探索して、工具と被削材との干渉量を算出する。このとき、工具中心軸に対する各ボクセルの距離Lおよび各ボクセルを包含する球の半径rと工具半径Rとの大小を比較することによって、工具領域内部のボクセルを判定する。
しかしながら、オクトツリ表現による切削シミュレーション方法では、段階的にボクセルサイズを小さくするため、より微細な被削材表面形状を表現する場合に干渉判定の繰り返し処理が多くなる点、工具切れ刃と干渉しているボクセルを各階層で探索する必要がある点が問題であり、シミュレーション処理時間の観点で大きな被削材を高精度に表現することが困難であった。
本発明の方法によれば、工具切れ刃の微小回転角毎に、ボクセルとの干渉判定を行い、微小時間および微小空間の分解能で被削材の除去量を予測することで、工具1刃当たりの送り量の間における切削状態の変化に追従でき、工具軌跡の近似誤差を解消できる。また、ボクセルモデルにおける配置位置に対応して各ボクセルに固有のインデクスを付与し、工具中心軸と工具切れ刃の点群とを結ぶ直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行うことにより、除去量の予測計算に伴う処理時間の高速化を図ることができる。ボクセルのインデクスは、ボクセルモデルにおける配置位置に対応して各ボクセルに付与された固有の識別子である。
ボクセルサイズを2階層に分け、第1の最小ボクセルサイズのボクセルを更に分割した第2の最小ボクセルサイズのボクセルからなるボクセルモデルを用いて、切削シミュレーションを行ってもよい。例えば、計算機やプログラムの制約によって、はじめから最小ボクセルサイズで表現することが困難な場合がある。大きなサイズの被削材を微小なボクセルサイズで表現する場合で、例えば、1mの立方体形状の被削材を1μmのボクセルサイズで表現する場合、106×106×106=1018の数のインデクスの配列が必要となる。このような場合、計算機やプログラムの配列数の制約によって、実現できず、その場合には、ボクセルサイズを2階層や、必要に応じて3階層に分けざるを得ないのである。
本発明の切削力適応制御方法は、上述した本発明の切削シミュレーション方法を用いて、工作機械の工具の切削力または切削トルクを予測し、予測した切削力または切削トルクに応じて、工作機械の切削加工指令を変更し、工具経路を再生成する。
本発明の切削力適応制御方法によれば、切削加工中にリアルタイムで工具の切削力を予測し、予測した切削力から算出した切削トルクに基づいて、工作機械に対する切削加工指令を修正し、修正された切削加工指令を工作機械に逐次出力して適応制御を行うことができる。また、修正された切削加工指令をフィードバックして、工作機械の工具経路を再生成することができる。ここで、切削加工指令は、工具移動指令、工具送り速度、工具送り停止指令、工具交換指令、主軸回転速度など対象とする工作機械を操作するための指令を意味する。
本発明の切削シミュレータ装置は、下記の1)~4)から構成される。
1)被削材が微小なボクセルが配置されたボクセルモデルで表現され、ボクセルモデルにおける配置位置に対応して各ボクセルに固有のインデクスが付与された被削材データと、
2)工作機械の工具切れ刃の形状が3次元の点群で表現された工具切れ刃形状データと、
3)被削材データ、工具切れ刃形状データ、および、被削材と工具切れ刃の位置データを用いて、工具切れ刃の微小回転角毎に、工具中心軸と工具切れ刃の形状の3次元の点群とを結ぶ直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行う干渉判定部と、
4)干渉判定部で算出されたボクセル数とボクセルサイズに基づき、微小時間および微小空間の分解能で被削材の除去量を予測する除去量予測部。
ボクセルモデルは、はじめから最小ボクセルサイズのボクセルで表現されることが好ましい。また、ボクセルモデルは、第1の最小ボクセルサイズの第1のボクセルで表現され、干渉判定部で算出されたインデクスの第1のボクセルは、更に第2の最小ボクセルサイズの第2のボクセルで表現され、配置位置に対応して各々の第2のボクセルに固有のインデクスを付与することでもよい。
さらに、工具形状が切削加工中に静的又は動的に変形する場合には、変形に応じて、工具切れ刃の形状の3次元の点群を変更することが好ましい。そして、除去量予測部では、工具切れ刃の微小回転角毎に、予測した被削材の除去量に基づき、工具の切削力または切削トルクを、更に予測することでもよい。
本発明の切削力適応制御システムは、リアルタイムに工作機械の工具経路を生成する工具経路生成部を有し、切削加工パラメータで制御され、工作機械に対して切削加工中に切削加工指令を動的に変更して逐次出力する逐次指令部を備えた適応制御システムであって、下記(a)~(f)を備え 切削加工パラメータに応じて、工具経路を再生成し、切削加工指令を動的に変更する。
(b)工作機械の工具切れ刃の形状が3次元の点群で表現された工具切れ刃形状データと、
(c)被削材データ、工具切れ刃形状データ、および、被削材と工具切れ刃の位置データを用いて、工具切れ刃の微小回転角毎に、工具中心軸と工具切れ刃の形状の3次元の点群とを結ぶ直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行う干渉判定部と、
(d)干渉判定部で算出されたボクセル数とボクセルサイズに基づき、微小時間および微小空間の分解能で被削材の除去量を予測する除去量予測部と、
(e)工具切れ刃の微小回転角毎に、予測した被削材の除去量に基づき、工具の切削力を予測する切削力予測部と、
(f)予測した切削力から算出した切削トルクに応じて、切削加工パラメータを動的に変更する切削加工パラメータ変更部。
また、本発明の切削力適応制御方法および切削力適応制御システムによれば、工具1刃当たりの送り量の間における切削状態の変化に追従し、微小時間および微小空間の分解能で、工具の切削力または切削トルクを予測できるといった効果がある。
切削加工において、従来、実際に試し削りをして加工条件の良し悪しを判断していたが、本発明によって、事前にシミュレーションを行い、高精度で仕上げ面形状の推定を行い、加工条件の良し悪しを予測できることから、生産効率が増大するといった効果がある。
図1を参照して、本発明の切削シミュレーション方法における工具切れ刃の微小回転角ごとのボクセル除去について説明する。本発明の切削シミュレーション方法では、被削材の立体形状を、微小なボクセルが配置されたボクセルモデルで表現した被削材モデルを、工具切れ刃の微小回転角ごとに除去されるボクセルを算出する。図1(1)~(6)は、それぞれ2刃を有する切削工具を軸方向(Z方向)から見た模式図であり、工具切れ刃の微小回転によって除去されるボクセルを示している。ここで、図1における被削材モデルは、XY平面におけるボクセルを示す。図1(1)に示すように、工具切れ刃が微小回転し1つのボクセルと干渉して切削除去した後、図1(2)に示すように、工具切れ刃が更に微小回転し2つのボクセルと干渉して切削除去している。工具切れ刃が微小回転する間に、工具切れ刃の工具軸は、工具送り速度に応じてX方向に移動している。そのため、図1(1)における工具軸の位置から図1(2)における工具軸の位置に移動することによって、工具切れ刃と被削材モデルの距離が縮まり、干渉して切削除去するボクセルの量が増えている。また、図1(3)に示すように、工具切れ刃が更に微小回転すると、工具切れ刃と被削材モデルの距離が更に縮まるが、工具切れ刃のその時点の位置によって切れ刃先端が干渉して切削除去できるボクセルは異なり、1つのボクセルと干渉して切削除去している。そして、図1(4)に示すように、更に微小回転すると、180°反対側の工具切れ刃が被削材モデルに接近し、図1(5)に示すように、更に微小回転すると工具切れ刃が2つのボクセルと干渉して切削除去し、更に微小回転すると、図1(6)に示すように、工具切れ刃が3つのボクセルと干渉し切削除去する。このように、本発明の切削シミュレーション方法では、工具切れ刃の微小回転角毎に、被削材モデルのボクセルの干渉判定を行って除去量を予測することにより、微小時間および微小空間の分解能で工具切れ刃が干渉して切削除去する被削材のボクセルを算出して、被削材の除去量を予測する。
ここで、工具切れ刃の移動量がボクセルサイズより大きい場合は、除去されるべきボクセルがスキップされる問題が生じるため、1つの移動量がボクセルサイズより小さくする。工具切れ刃の微小回転角は、例えば、工具切れ刃の円周部の移動量が解析に使用するボクセルの1辺の長さと等しくなるように設定する。
本発明の切削シミュレーション方法では、工具軸の回転速度と工具半径と最小ボクセルサイズに基づいて設定される処理時間に回転する工具切れ刃の回転角ごとに除去する最小ボクセルの除去量の予測によって、工具切れ刃の軌跡に忠実なシミュレーション解析が可能となるだけでなく、工具切れ刃の形状が特殊な場合や工具姿勢が非一様に変化する加工の解析が可能となる。本発明の切削シミュレーション方法では、工具軸の回転速度と工具半径と最小ボクセルサイズに基づいて設定される処理時間ごとの除去量の予測によって、切削状態の変化に追従でき、工具軌跡の近似誤差を解消して、被削材の除去量を予測できるのである。
処理時間tstep=V/(S×R×2π)/60
=0.012/(3×2000×2π)/60=
=0.00006/π=0.0000191(sec)
回転角度θ=360°×2000/60× 処理時間tstep
=360×2000/60×0.0000191=0.229°
図3に示すように、本発明の切削シミュレーション方法では、被削材モデルを初めから最小サイズの最小ボクセルでボクセルモデルを表現して、各最小ボクセルにインデクスを付与して規則的に整列する。これにより、位置座標からボクセルのインデクスを特定することが可能となる。例えば、最小サイズの最小ボクセルの1辺の長さがVLμmで、x軸方向にn個のボクセルが整列している場合、xiμm、yiμmの位置に相当するボクセルのインデクスIは、下記式2から求めることができる。
工具切れ刃と干渉しているボクセルの検出では、図5に示すように、まず工具切れ刃ベクトルと干渉している第1のボクセルを検出し、次に、検出された第1のボクセルと工具切れ刃ベクトルとの交点を算出する。そして、算出した交点を結ぶ線分を第2のボクセルの1辺の長さで分割し、上記式2に示すやり方を行い、被削材モデルの最小ボクセルの干渉判定を行って、除去対象のボクセルを検出する。
その際、第1のボクセルの位置だけオフセットされているため、工具切れ刃ベクトルを分割した各要素の位置座標から第1のボクセルの原点の座標を引くことにより、上記式2と同様に除去対象のボクセルのインデクスを算出する。ここで、第1のボクセルと第2のボクセルの1辺の長さは任意に設定することが可能であり、被削材の大きさとシミュレーションの精度(分解能)に適した値を設定することができる。
一方、Octree法では、工作機械の工具切れ刃の形状を微小間隔の3次元の点群で表現し、被削材をはじめは初期ボクセルサイズに設定し、各ボクセルに固有のインデクスを付与せず、工具切れ刃の微小回転角毎に、工具中心軸と工具切れ刃の形状の点群とを結ぶ直線群と重なるボクセルの干渉判定を行い、工具切れ刃と干渉したボクセルに対して、各辺2等分により8分割し、立方体の1辺の長さが分割前の1/2となるボクセルに分割する処理を、最小ボクセルサイズになるまで繰り返す。
3軸制御加工でのシミュレーションにおいて、切削加工に用いた工具は、直径4mmのスクエアエンドミル(荒加工)およびボールエンドミル(仕上げ加工)であり、また、加工前の被削材形状は、50×50×30mmの直方体であり、加工形状はドーム形(ドームの高さ:10mm)である。
つまり、第2のボクセルの1辺の長さ(最小ボクセルサイズ)が1/2になると、解析ステップ数が2倍になり、1解析ステップ当たりの処理時間が2倍となるため、合計の処理時間は4倍となっている。
各微小薄板要素における工具切れ刃ベクトルでの除去対象ボクセルの個数は、本発明の切削シミュレーション方法によって算出されるが、各軸方向の干渉量(実切込み厚さの各軸成分)は、除去対象ボクセルの個数とボクセルの1辺の長さの積から計算する。実切込み厚さh(θ,z)は、x方向成分hx、y方向成分hy、z方向成分hzを用いて、下記式6で表すことができる。なお、hx、hy、hzは、それぞれ絶対座標系のx、y、z方向での値である。
それぞれの結果において、測定結果と推測結果の波形はよく一致していた。この結果から、本発明の切削力適応制御方法を用いた切削力の予測が高精度に行われていることが確認できた。
切削シミュレータ装置1は、被削材データ11と、工具切れ刃形状データ12と、被削材と工具切れ刃の位置データ13、これらのデータ11~13を入力する干渉判定部14と、除去量予測部15から構成される。具体的には、本発明の切削シミュレータ装置は、コンピュータで構成され、データ11~13はメモリに記憶され、干渉判定部14と除去量予測部15としてコンピュータを機能させるプログラムが搭載されている。
被削材データ11は、被削材が微小なボクセルが配置されたボクセルモデルで表現され、ボクセルモデルにおける配置位置に対応して各ボクセルに固有のインデクスが付与されたデータである。工具切れ刃形状データ12は、工作機械の工具切れ刃の形状が3次元の点群で表現されたデータである。干渉判定部14は、データ11~13を用いて、工具切れ刃の微小回転角毎に、工具中心軸と工具切れ刃の形状の3次元の点群とを結ぶ直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行う。除去量予測部15は、干渉判定部14で算出されたボクセル数とボクセルサイズに基づき、微小時間および微小空間の分解能で被削材の除去量を予測する。これにより、除去量を精度良く予測することで、加工処理による形状面を精度よく再現できる。
また、本発明の切削シミュレーション装置では、さらに、図13中の点線で示すように、切削力予測部16を備えることが可能であり、除去量予測部15において予測したボクセルの除去量から工具の切削力を推定することもできる。これにより、切削加工プロセスにおける工具の切削力を精度よく予測し、工具に過度の負担がかからないように、工具の回転速度や送り速度を調整することができる。
図14に示すように、切削力適応制御システムは、リアルタイムに工作機械の工具経路を生成する工具経路生成部を有し、切削加工パラメータで制御され、工作機械に対して切削加工中に切削加工指令を動的に変更して逐次出力する逐次指令部を備えたシステムであり、下記(a)~(f)を備え 切削加工パラメータに応じて、工具経路を再生成し、切削加工指令を動的に変更する。
(b)工作機械の工具切れ刃の形状が3次元の点群で表現された工具切れ刃形状データ
(c)被削材データ、工具切れ刃形状データ、および、被削材と工具切れ刃の位置データを用いて、工具切れ刃の微小回転角毎に、工具中心軸と工具切れ刃の形状の3次元の点群とを結ぶ直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行う干渉判定部
(d)干渉判定部で算出されたボクセル数とボクセルサイズに基づき、微小時間および微小空間の分解能で被削材の除去量を予測する除去量予測部
(e)工具切れ刃の微小回転角毎に、予測した被削材の除去量に基づき、工具の切削力を予測する切削力予測部
(f)予測した切削力から算出した切削トルクに応じて、切削加工パラメータを動的に変更する切削加工パラメータ変更部
切削加工パラメータ変更部では、例えば、切削力あるいは切削トルクが、継続加工は危険と判断される閾値を超える場合に工具送り速度を0(ゼロ)とし工具を停止したり、切削力あるいは切削トルクが、略0(ゼロ)の場合に、工具送り速度を許容範囲の最大値に変更する。
また、切削加工パラメータ変更部では、切削力から算出した工具変形量に応じた適応制御を行うことができる。例えば、工具の撓みによって被削材の加工面に誤差が生じる場合に、工具の撓みの変形量を打ち消すように切込み量や工具の傾きのパラメータを変更し制御し、工具の撓みによる加工面の誤差を低減して、意図した加工面を得るようにできる。
切削力適応制御システムでは、事前に用意されたプログラムによる指令ではなく、工具経路を実時間で生成し、加工中に指令を動的に変更することができる逐次指令により切削加工を行う。
ボールエンドミルは、図15(1)に示すように、スクエアエンドミルと異なり、工具軸方向の位置によって工具切れ刃先端までの距離が異なるが(要素A,Bを参照)、スクエアエンドミルと同様に、図15(2)に示すように、工具を工具軸に沿って微小薄板要素に分割して、個々の要素ごとに微小切削力を計算する。そして、この微小切削力を力の方向を考慮しながら足し合わせて、工具に作用する切削力を求める。微小切削力は各薄板要素の切れ刃先端に作用すると仮定し、切れ刃に垂直な面内での加工を2次元切削状態で近似する。
ボールエンドミルの場合、それぞれの薄板要素の切れ刃先端に作用する切削力の接線方向成分dFt、半径方向成分dFr、軸方向成分dFaは、下記式7~式9により表される。ここで、dSは微小薄板要素の球面に沿った切れ刃の長さを表し、dbは工具軸方向に分割した微小薄板要素の厚さを表す。h(θ,z)のθは、工具切れ刃先端と工具軸とを結ぶ直線の回転角を示している。
各微小薄板要素における工具切れ刃ベクトルでの除去対象ボクセルの個数は、本発明の切削シミュレーション方法で検出される。各軸方向の干渉量(実切込み厚さの各軸成分)は、除去対象ボクセルの個数とボクセルの1辺の長さの積から計算する。実切込み厚さh(θ,z)は、x方向成分hx、y方向成分hy、z方向成分hzを用いて、上述の式6で表すことができる。
また、ラジアスエンドミルの場合でも、ボールエンドミルやスクエアエンドミルと同様に、図16(2)に示す瞬間切削力モデルを用い、微小薄板要素毎に、各切れ刃(図の場合は4刃)の微小回転角ごとに、最小ボクセルのボクセルモデルで表現された被削材モデルとの干渉判定を行い、最小ボクセルの除去量を予測し、切削力を推測する。
図16(3)に示すように、ラジアスエンドミルの工具姿勢を斜めに傾けて切削する場合であっても、工具切れ刃の形状を工具座標系(xa、ya、za)の3次元の点群で表現し、一方で、被削材のボクセルモデルを絶対座標系(x、y、z)の最小ボクセルで表現し、工具姿勢の傾き角θを用いて、それぞれの座標系を対応させる。例えば、工具軸が絶対座標系(x、y、z)のz軸からx軸方向に角度θだけ傾く場合には、工具半径Rは、x軸方向にはR・cosθ、y軸方向にはR、z軸方向にはRsinθとして工具切れ刃先端とボクセルとの干渉判定を行う。
図17に示すように、ラジアスエンドミルをZX平面においてθが15°,30°,45°および60°になるようにそれぞれ斜めにして用い、ラジアスエンドミルの姿勢を変化させた場合で、X方向に沿って被削材を切削加工する際に、工具切れ刃の微小回転角ごとの切削力の推定精度を確認した。推定結果は実測した切削力波形とよく一致しており、ラジアスエンドミルのような複雑な工具の形状であって、かつ、工具姿勢を斜めに傾けて切削を行った場合であっても、本発明の切削シミュレーション方法が有用であることが確認できた。
本発明の切削シミュレーション方法では、工作機械の工具切れ刃の形状を微小間隔の3次元の点群で表現し、工具切れ刃の微小回転角毎に、工具中心軸と切れ刃の点群とを結ぶ直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行い、被削材の除去量を予測する。
そのため、工具切れ刃の形状が切削加工中に静的又は動的に変形する場合、その変形に応じて、上記の3次元の点群を変更することで、変形による誤差を解消して、被削材の除去量を精度よく予測することができる。
工具を工作機械に取り付ける毎、被削材の加工に入る前、被削材の切削加工の終了毎、或は、一定個数の被削材の加工毎、それぞれのタイミングで工具の長さ、工具径、工具中心位置などを測定する。その場合、想定していたよりも、工具の長さ、工具径、工具中心位置が異なっている場合には、被削材の加工に大きな影響を与えることになる。本発明の切削シミュレーション方法では、想定していた工具切れ刃の三次元の点群が異なるものになり、シミュレーション結果に大きな影響を与える。このような場合、測定により判明した想定値からのズレ量に応じて、工具切れ刃の3次元の点群の位置を変更することにより、より正確なシミュレーションを行うことができる。
先ず変形量を無視して切削力Fを算出し、その切削力Fによる変形量δを算出する。次に、変形量δを考慮した実切込み厚さによって算出される切削力F´を算出し、切削力F´から求められる変形量δ´を算出する。そして、変形量δが変形量δ´より小さい場合には、切削力Fが過大に計算されていることになるため、切削力Fを小さくして再計算する。反対に、変形量δが変形量δ´より大きい場合には、切削力Fが過小に計算されていることになるため、切削力Fを大きくして再計算する。変形量δと変形量δ´が略等しくなるまで、計算を繰り返して、工具および工具ホルダの変形量を決定する。
2 被削材モデル
3 工具軸
4 工具切れ刃
5 除去されるボクセル
6 薄板要素
7 工具切れ刃先端
11 被削材データ
12 工具切れ刃形状データ
13 被削材と工具切れ刃の位置データ
14 干渉判定部
15 除去量予測部
16 切削力予測部
21 工具
22 切削方向
23 応力
Claims (13)
- 被削材を微小なボクセルが配置されたボクセルモデルで表現する切削シミュレーション方法において、
工作機械の工具切れ刃の形状を微小間隔の3次元の点群で表現し、
前記ボクセルモデルにおける配置位置に対応して各ボクセルに固有のインデクスを付与し、
工具中心軸と前記点群とを結ぶ直線群の1つの移動量が前記ボクセルモデルのボクセルと外接する球の直径以下となる前記工具切れ刃の微小回転角毎に、前記直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行い、微小時間および微小空間の分解能で前記被削材の除去量を予測することを特徴とする切削シミュレーション方法。 - 前記干渉判定は、工具の回転軸と直交する平面で分割された微小薄板要素毎に、工具中心軸と前記点群を結ぶ直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して判定することを特徴とする請求項1に記載の切削シミュレーション方法。
- 前記被削材の除去量は、各々の前記微小薄板要素における前記干渉判定により算出した前記インデクスのボクセルの個数を合算したボクセル数とボクセルサイズに基づき算出することを特徴とする請求項2に記載の切削シミュレーション方法。
- 前記ボクセルモデルは、最小ボクセルサイズのボクセルで表現されることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の切削シミュレーション方法。
- 前記ボクセルモデルは、第1の最小ボクセルサイズの第1のボクセルで表現され、前記干渉判定により算出されたインデクスの第1のボクセルは、更に第2の最小ボクセルサイズの第2のボクセルで表現され、配置位置に対応して各々の第2のボクセルに固有のインデクスを付与することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の切削シミュレーション方法。
- 前記工具切れ刃の形状が切削加工中に静的又は動的に変形する場合には、
前記変形に応じて、前記点群を変更することを特徴とする請求項1~5の何れかに記載の切削シミュレーション方法。 - 前記工具切れ刃の微小回転角毎に、予測した前記被削材の除去量に基づき、前記工具の切削力または切削トルクを、更に予測することを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の切削シミュレーション方法。
- 請求項7の切削シミュレーション方法を用いて、工作機械の工具の切削力または切削トルクを予測し、
予測した切削力または切削トルクに応じて、前記工作機械の切削加工指令を変更し、工具経路を再生成することを特徴とする切削力適応制御方法。 - 請求項7の切削シミュレーション方法を用いて、工作機械の工具の切削力または切削トルクを予測し、
予測した切削力または切削トルクに応じて、前記工作機械の工具送り速度と工具回転速度の少なくとも何れかを増減することを特徴とする切削力適応制御方法。 - 被削材が微小なボクセルが配置されたボクセルモデルで表現され、前記ボクセルモデルにおける配置位置に対応して各ボクセルに固有のインデクスが付与された被削材データと、
前記工作機械の工具切れ刃の形状が3次元の点群で表現された工具切れ刃形状データと、
前記被削材データ、前記工具切れ刃形状データ、および、前記被削材と前記工具切れ刃の位置データを用いて、工具中心軸と前記点群とを結ぶ直線群の1つの移動量が前記ボクセルモデルのボクセルと外接する球の直径以下となる前記工具切れ刃の微小回転角毎に、前記直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行う干渉判定部と、
干渉判定部で算出されたボクセル数とボクセルサイズに基づき、微小時間および微小空間の分解能で前記被削材の除去量を予測する除去量予測部、
を備えたことを特徴とする切削シミュレータ装置。 - 前記工具切れ刃の微小回転角毎に、予測した前記被削材の除去量に基づき、前記工具の切削力を予測する切削力予測部を更に備えたことを特徴とする請求項10に記載の切削シミュレータ装置。
- 請求項10又は11の切削シミュレータ装置がコンピュータで構成され、前記装置に搭載されるプログラムであって、
前記干渉判定部と前記除去量予測部として、コンピュータを機能させるための切削シミュレータプログラム。 - リアルタイムに工作機械の工具経路を生成する工具経路生成部を有し、切削加工パラメータで制御され、前記工作機械に対して切削加工中に切削加工指令を動的に変更して逐次出力する逐次指令部を備えた適応制御システムであって、
被削材が微小なボクセルが配置されたボクセルモデルで表現され、前記ボクセルモデルにおける配置位置に対応して各ボクセルに固有のインデクスが付与された被削材データと、
前記工作機械の工具切れ刃の形状が3次元の点群で表現された工具切れ刃形状データと、
前記被削材データ、前記工具切れ刃形状データ、および、前記被削材と前記工具切れ刃の位置データを用いて、工具中心軸と前記点群とを結ぶ直線群の1つの移動量が前記ボクセルモデルのボクセルと外接する球の直径以下となる前記工具切れ刃の微小回転角毎に、前記直線群と重なるボクセルのインデクスを算出して干渉判定を行う干渉判定部と、
干渉判定部で算出されたボクセル数とボクセルサイズに基づき、微小時間および微小空間の分解能で前記被削材の除去量を予測する除去量予測部、
前記工具切れ刃の微小回転角毎に、予測した前記被削材の除去量に基づき、前記工具の切削力を予測する切削力予測部と、
予測した切削力から算出した切削トルクに応じて、前記切削加工パラメータを動的に変更する切削加工パラメータ変更部、
を備え、前記切削加工パラメータに応じて、前記工具経路を再生成し、前記切削加工指令を動的に変更することを特徴とする切削力適応制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017196099A JP7015041B2 (ja) | 2017-10-06 | 2017-10-06 | 切削シミュレーション方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017196099A JP7015041B2 (ja) | 2017-10-06 | 2017-10-06 | 切削シミュレーション方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019070916A JP2019070916A (ja) | 2019-05-09 |
JP7015041B2 true JP7015041B2 (ja) | 2022-02-02 |
Family
ID=66441188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017196099A Active JP7015041B2 (ja) | 2017-10-06 | 2017-10-06 | 切削シミュレーション方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7015041B2 (ja) |
Families Citing this family (51)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7255306B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255310B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255316B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255309B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255307B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255304B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255302B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255312B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255315B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255305B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255313B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255308B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255314B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255317B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255303B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7255318B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-04-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272086B2 (ja) * | 2019-04-24 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272087B2 (ja) * | 2019-04-24 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272089B2 (ja) * | 2019-04-24 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272088B2 (ja) * | 2019-04-24 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272090B2 (ja) * | 2019-04-24 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272093B2 (ja) * | 2019-04-25 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7307320B2 (ja) * | 2019-04-25 | 2023-07-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272095B2 (ja) * | 2019-04-25 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272094B2 (ja) * | 2019-04-25 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7272092B2 (ja) * | 2019-04-25 | 2023-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275915B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275911B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275910B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275912B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275908B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275914B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275916B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275913B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7275909B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302374B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302372B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302376B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7307330B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302377B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302375B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302373B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302378B2 (ja) * | 2019-08-22 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7302379B2 (ja) * | 2019-08-23 | 2023-07-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7307331B2 (ja) * | 2019-08-23 | 2023-07-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
CN116057488A (zh) * | 2020-09-17 | 2023-05-02 | 发那科株式会社 | 异常判定系统以及程序 |
JP7014918B1 (ja) | 2021-02-01 | 2022-02-01 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械 |
CN113359608A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-07 | 华中科技大学 | 一种面向机床加工过程仿真的体素干涉检测方法和系统 |
CN113486475B (zh) * | 2021-07-29 | 2024-04-09 | 合肥工业大学 | 一种圆柱齿轮滚齿加工切削力的预测方法 |
CN113778019B (zh) * | 2021-08-20 | 2023-02-24 | 清华大学 | 机床奇异点问题规避方法、装置、电子设备及存储介质 |
CN117506938B (zh) * | 2024-01-04 | 2024-03-26 | 北京隆科兴科技集团股份有限公司 | 一种管道内部清障方法、装置及电子设备 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001356804A (ja) | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Fujitsu Nagano Systems Engineering Ltd | 切削加工シミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体、並びに、切削加工シミュレーション装置及び方法 |
US20040054433A1 (en) | 2000-11-06 | 2004-03-18 | Leif Kobbelt | Method and system for approximately reproducing the surface of a workpiece |
JP2008287456A (ja) | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Masaki Sato | 切削加工のシミュレーション方法、切削加工のシミュレーション方法のプログラム、切削加工のシミュレーション方法のプログラムを記録した記録媒体、モデリング方法、モデリング方法のプログラム及びモデリング方法のプログラムを記録した記録媒体 |
JP2011212223A (ja) | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Technical Group Laboratory Inc | 切削シミュレーション処理における位置決定装置またはその方法 |
JP2016162149A (ja) | 2015-02-28 | 2016-09-05 | 国立大学法人神戸大学 | 切削力適応制御方法及び切削力適応制御システム |
-
2017
- 2017-10-06 JP JP2017196099A patent/JP7015041B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001356804A (ja) | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Fujitsu Nagano Systems Engineering Ltd | 切削加工シミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体、並びに、切削加工シミュレーション装置及び方法 |
US20040054433A1 (en) | 2000-11-06 | 2004-03-18 | Leif Kobbelt | Method and system for approximately reproducing the surface of a workpiece |
JP2008287456A (ja) | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Masaki Sato | 切削加工のシミュレーション方法、切削加工のシミュレーション方法のプログラム、切削加工のシミュレーション方法のプログラムを記録した記録媒体、モデリング方法、モデリング方法のプログラム及びモデリング方法のプログラムを記録した記録媒体 |
JP2011212223A (ja) | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Technical Group Laboratory Inc | 切削シミュレーション処理における位置決定装置またはその方法 |
JP2016162149A (ja) | 2015-02-28 | 2016-09-05 | 国立大学法人神戸大学 | 切削力適応制御方法及び切削力適応制御システム |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
工具切れ刃形状および被切削形状のボクセルモデルによるラジアスエンドミルの切削力シミュレーション,自動車技術会論文集,VoL.49,N0.1January 2018,日本,2018年01月,107-111 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019070916A (ja) | 2019-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7015041B2 (ja) | 切削シミュレーション方法および装置 | |
Lazoglu | 3D surface topography analysis in 5-axis ball-end milling | |
JP5309288B2 (ja) | 加工誤差予測のためのコンピュータプログラム、加工誤差予測装置およびその予測結果に基づいて工具経路を修正する装置 | |
JP5804367B2 (ja) | 加工誤差予測方法、加工誤差予測装置、工具経路修正方法及び工具経路修正装置 | |
Cho et al. | Inspection planning strategy for the on-machine measurement process based on CAD/CAM/CAI integration | |
JP2013054431A5 (ja) | ||
JP2013206459A (ja) | 機械加工のシミュレーション中における工具と物体との間の係合を求める方法およびシステム | |
Berglind et al. | Discrete cutting force model for 5-axis milling with arbitrary engagement and feed direction | |
JP2005074569A (ja) | プログラム、コンピュータ装置、多軸加工機、ncプログラムの生成方法、ワークの加工方法 | |
Boz et al. | Modeling cutting forces for five axis milling of sculptured surfaces | |
Wang et al. | A novel 3D surface topography prediction algorithm for complex ruled surface milling and partition process optimization | |
Böß et al. | Improving technological machining simulation by tailored workpiece models and kinematics | |
Ju et al. | A solid-analytical-based method for extracting cutter-workpiece engagement in sculptured surface milling | |
Guo et al. | 3D surface topography prediction in the five-axis milling of plexiglas and metal using cutters with non-uniform helix and pitch angles combining runout | |
Sun et al. | A review on theories/methods to obtain surface topography and analysis of corresponding affecting factors in the milling process | |
García Barbosa et al. | Simulation and verification of parametric numerical control programs using a virtual machine tool | |
Cortsen et al. | Advanced off-line simulation framework with deformation compensation for high speed machining with robot manipulators | |
Kundrak et al. | Topography of the machined surface in high performance face milling | |
Ozturk et al. | Analytical methods for increased productivity in five-axis ball-end milling | |
Wang et al. | Modified iterative approach for predicting machined surface topography in ball-end milling operation | |
Rivière-Lorphèvre et al. | Cutting force prediction in robotic machining | |
Freiburg et al. | Simulation of surface structuring considering the acceleration behaviour by means of spindle control | |
Zhao et al. | Theoretical and experimental investigation of the effect of the machining process chain on surface generation in ultra-precision fly cutting | |
Luo et al. | Vibrations of flat-end cutter entering workpiece process: modeling, simulations, and experiments | |
Eguia et al. | Analysis, optimization and accuracy assessment of special-purpose portable machines by virtual techniques |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20171020 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210921 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20211122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220114 |