JP7013558B1 - 与信管理システム、与信管理方法及び与信管理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
〔CE〕=max[Σi〔MtM〕+Σi〔Add-On〕×Z,0]
〔Add-On〕=〔想定元本(受取側)〕×〔RWF〕
Z=0.4+0.6×〔NGR〕
〔RWF〕(Risk Weighting Factor)は、各商品、通貨、期間毎のリスク掛け目である。
〔NGR〕(net-to-gross ratio)は、ネット再構築コストとグロス再構築コストの比率であり、下記のNGR計算式により算出される。
〔NGR〕=max[Σi〔MtM〕,0]/Σi max(〔MtM〕,0)
図2は、フロントシステム10、管理端末15、管理サーバ20等として機能する情報処理装置H10のハードウェア構成例である。
表示装置H13は、各種情報を表示するディスプレイやタッチパネル等である。
図1を用いて、フロントシステム10、管理端末15、管理サーバ20の構成を説明する。
フロントシステム10は、新規約定、取引修正、取引削除等が発生した時に、取引明細を含めたI/Fデータ(取引情報)を生成し、リアルタイムで管理サーバ20に送信する。
この管理サーバ20は、制御部21、商品情報記憶部22、取引情報記憶部23、与信情報記憶部24、断面情報記憶部25を備える。
取得部211は、フロントシステム10、管理端末15から、与信管理のための各種データを取得する処理を実行する。
照合部212は、フロントシステム10から取得したリコンサイルファイルを用いて、取引情報記憶部23に記録された取引情報と照合する処理を実行する。そして、照合部212は、照合結果に応じて、取引情報記憶部23に記録された情報を更新する処理を実行する。
計算部213は、エクスポージャを管理するための計算処理を実行する。
取引日データ領域には、この取引が行なわれた年月日に関するデータが記録される。
商品種別データ領域には、この取引の商品種別を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ネッティングセットデータ領域には、ネッティングを行なう取引を特定するためのネッティング条件を特定するための識別子に関するデータが記録される。
与信管理レコードには、取引識別子、PFE値、CE値、計算方針に関するデータが記録される。
PFE値データ領域には、PFE計量モデルにより算出したエクスポージャに関するデータが記録される。
計算方針データ領域には、エクスポージャを算出する計算方式を特定するためのフラグが記録される。このデータ領域には、「PFE」、「CE」、「CE(PFE対象)」の何れかのフラグが記録される。ここで、「CE(PFE対象)」は、本来、PFE計量モデルを用いて計算する商品種別において、CE計量モデルにより算出したことを示す。
図3を用いて、与信管理処理の概要を説明する。
まず、管理サーバ20の制御部21は、オンライン処理を実行する(ステップS101)。このオンライン処理は、管理サーバ20のシステムオープンからクローズまでの「オンライン中」に行なわれる。そして、オンライン当日を「T日」、システムクローズ~日締め処理後のシステムオープンまでを「T+1日」と呼ぶ。具体的には、制御部21の取得部211は、フロントシステム10に取引情報が記録された場合、I/Fデータを取得し、取引情報記憶部23に記録する。また、管理サーバ20は、管理端末15から画面入力データを取得した場合にも、取引情報記憶部23に記録する。そして、リアルタイムでエクスポージャの計算を行なう。詳細は、図4~図6を用いて説明する。
次に、図4を用いて、オンライン処理(新規取引)を説明する。ここでは、フロントシステム10において、新規取引についての取引情報が取引データ記憶部12に記録された場合を想定する。この処理は、締め時刻のインタイム及びアフターで共通する。
NGR計算済と判定した場合(ステップS203において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、NGR取得処理を実行する(ステップS204)。具体的には、制御部21の計算部213は、断面情報記憶部25に記録されたNGR値を取得する。
なお、ネッティングセットが一致する取引が、取引情報記憶部23に記録されておらず、ネッティング対象がないと判定した場合(ステップS202において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ステップS203~S205をスキップする。この場合には、「NGR=1」を用いることにより、ネッティングの影響を排除する。
次に、図6を用いて、オンライン処理(取引修正)を説明する。フロントシステム10において、既存取引の修正情報が取引データ記憶部12に記録された場合を想定する。この処理は、締め時刻のインタイム及びアフターで共通する。
ネッティング対象がないと判定した場合(ステップS302において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ステップS205と同様に、NGR計算処理を実行する(ステップS303)。
次に、図8を用いて、オンライン処理(取引削除)を説明する。フロントシステム10において、既存取引の削除情報が取引データ記憶部12に記録された場合を想定する。この処理は、締め時刻のインタイム及びアフターで共通する。
CE計算対象と判定した場合(ステップS402において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、削除処理を実行する(ステップS403)。具体的には、制御部21の計算部213は、I/Fデータの取引識別子が記録された与信管理レコードを与信情報記憶部24から取得する。そして、計算部213は、与信情報記憶部24から、与信管理レコードを削除する。
図10を用いて、リコンサイル処理を説明する。この処理は、フロントシステム10の日締め処理後に行なわれる。
次に、管理サーバ20の制御部21は、当日取引区分の更新処理を実行する(ステップS505)。具体的には、制御部21の照合部212は、取引情報記憶部23に記録された取引情報テーブルの当日取引区分として「なし」を記録する。
次に、図11を用いて、置換処理を説明する。この処理は、各取引情報を処理対象として特定して、順次、繰り返す。
(a)リコンサイルファイルと取引情報テーブルとの双方に取引情報が存在する場合
(b)取引情報テーブルにのみ取引情報が存在する場合
(c)リコンサイルファイルにのみ取引情報が存在する場合
以上の処理を、すべての取引について繰り返す。
次に、図12を用いて、日次バッチで行なわれる日次バッチ処理(新規取引)を説明する。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、グループに属する取引情報の特定処理を実行する(ステップS701)。具体的には、制御部21の計算部213は、取引情報記憶部23の取引情報テーブルを用いて、処理対象のネッティングセットが記録された取引管理レコードを特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ステップS206と同様に、CE計算処理を実行する(ステップS706)。
以上の処理を、すべてのネッティングセットについて終了するまで繰り返す。
次に、図14を用いて、日次バッチで行なわれる日次バッチ処理(取引修正)を説明する。
そして、管理サーバ20の制御部21は、ステップS701、S702と同様に、グループに属する取引情報の特定処理(ステップS801)、インタイムかどうかについての判定処理(ステップS802)を実行する。
以上の処理を、すべてのネッティングセットについて終了するまで繰り返す。
次に、図16を用いて、日次バッチで行なわれる日次バッチ処理(取引削除)を説明する。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、ステップS701,S703と同様に、グループに属する取引情報の特定処理(ステップS902)、PFE対象かどうかについての判定処理(ステップS903)を実行する。
以上の処理を、削除を含むすべてのネッティングセットについて終了するまで繰り返す。
(1)本実施形態では、オンライン処理(新規取引)において、管理サーバ20の制御部21は、CE計算処理を実行する(ステップS206)。PFE計量は計算負荷が大きいが、オンライン処理において、CE計量モデルを用いることにより、迅速にエクスポージャを計算することができる。この場合、管理サーバ20の制御部21は、NGR計算処理を実行する(ステップS205)。これにより、ネッティングによるエクスポージャの低減を図ることができる。
・上記実施形態では、日次バッチ処理を行なったが、バッチ処理のタイミングは、日次に限定されるものではない。例えば、週次で行なうようにしてもよい。
Claims (6)
- 取引情報を記録する取引情報記憶部と、
信用リスクエクスポージャを管理する制御部とを備えた与信管理システムであって、
前記制御部が、
フロントシステムから、オンラインで取引情報を取得し、当日取引区分に関連付けて前記取引情報記憶部に記録し、
前記フロントシステムからリコンサイルファイルを取得し、
前記リコンサイルファイルと前記取引情報記憶部に記録された取引情報とを照合し、
前記リコンサイルファイル及び前記取引情報記憶部の双方に存在する取引情報であって、当日取引区分が新規の場合には、前記取引情報記憶部に記録された取引情報をリコンサイルファイルの取引情報で置換し、当日取引区分が変更の場合には前記取引情報記憶部に記録された取引情報を維持し、
前記取引情報記憶部に記録された取引情報を用いて、信用リスクエクスポージャを計算することを特徴とする与信管理システム。 - 前記信用リスクエクスポージャの計算には、商品に応じて、カレントエクスポージャ方式と内部モデル方式が定められており、
前記制御部が、
前記フロントシステムからオンラインで、当日取引区分が新規の取引情報を取得した場合には、前記カレントエクスポージャ方式により前記信用リスクエクスポージャを計算して積み上げ、
オンライン終了後のバッチ処理で、前記内部モデル方式の商品種別について、前記内部モデル方式により、前記信用リスクエクスポージャを再計算して積み上げることを特徴とする請求項1に記載の与信管理システム。 - 前記制御部が、
前記フロントシステムからオンラインで、当日取引区分が修正の取引情報を取得した場合には、前記カレントエクスポージャ方式により前記信用リスクエクスポージャを計算して積み上げ、
前記オンラインの終了後のバッチ処理で、前記内部モデル方式の商品種別について、修正されていない取引情報を用いて前記内部モデル方式により、信用リスクエクスポージャを計算するとともに、修正された取引情報を用いて前記カレントエクスポージャ方式により前記信用リスクエクスポージャを再計算して積み上げることを特徴とする請求項2に記載の与信管理システム。 - 前記制御部が、
前記フロントシステムからオンラインで、当日取引区分が削除の取引情報を取得した場合には、前記カレントエクスポージャ方式の商品種別についてのみ削除し、
オンライン終了後のバッチ処理で、前記内部モデル方式の商品種別について、前記内部モデル方式により、前記信用リスクエクスポージャを再計算して積み上げることを特徴とする請求項2又は3に記載の与信管理システム。 - 取引情報を記録する取引情報記憶部と、
信用リスクエクスポージャを管理する制御部とを備えた与信管理システムを用いて、与信管理を行なう方法であって、
前記制御部が、
フロントシステムから、オンラインで取引情報を取得し、当日取引区分に関連付けて前記取引情報記憶部に記録し、
前記フロントシステムからリコンサイルファイルを取得し、
前記リコンサイルファイルと前記取引情報記憶部に記録された取引情報とを照合し、
前記リコンサイルファイル及び前記取引情報記憶部の双方に存在する取引情報であって、当日取引区分が新規の場合には、前記取引情報記憶部に記録された取引情報をリコンサイルファイルの取引情報で置換し、当日取引区分が変更の場合には前記取引情報記憶部に記録された取引情報を維持し、
前記取引情報記憶部に記録された取引情報を用いて、信用リスクエクスポージャを計算することを特徴とする与信管理方法。 - 取引情報を記録する取引情報記憶部と、
信用リスクエクスポージャを管理する制御部とを備えた与信管理システムを用いて、与信管理を行なうためのプログラムであって、
前記制御部を、
フロントシステムから、オンラインで取引情報を取得し、当日取引区分に関連付けて前記取引情報記憶部に記録し、
前記フロントシステムからリコンサイルファイルを取得し、
前記リコンサイルファイルと前記取引情報記憶部に記録された取引情報とを照合し、
前記リコンサイルファイル及び前記取引情報記憶部の双方に存在する取引情報であって、当日取引区分が新規の場合には、前記取引情報記憶部に記録された取引情報をリコンサイルファイルの取引情報で置換し、当日取引区分が変更の場合には前記取引情報記憶部に記録された取引情報を維持し、
前記取引情報記憶部に記録された取引情報を用いて、信用リスクエクスポージャを計算する手段として機能させることを特徴とする与信管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020218325A JP7013558B1 (ja) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | 与信管理システム、与信管理方法及び与信管理プログラム |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP7013558B1 true JP7013558B1 (ja) | 2022-01-31 |
JP2022103593A JP2022103593A (ja) | 2022-07-08 |
Family
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JP2020218325A Active JP7013558B1 (ja) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | 与信管理システム、与信管理方法及び与信管理プログラム |
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JP (1) | JP7013558B1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20090024536A1 (en) * | 2007-07-20 | 2009-01-22 | Alas, Inc. | Methods and Systems for Reconciling Profit and Loss |
WO2017212651A1 (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社野村総合研究所 | リスク管理システム |
JP2019086891A (ja) * | 2017-11-02 | 2019-06-06 | 株式会社野村総合研究所 | 帳票作成支援システム |
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- 2020-12-28 JP JP2020218325A patent/JP7013558B1/ja active Active
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