JP7013409B2 - 医療用ガスカップリング、鼻カニューレおよび酸素ガス供給装置 - Google Patents
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Description
を特徴とする医療用ガスカップリング。
本発明に係る医療用ガスカップリングによれば、第1弁体部分から内部に向かって後退し中空部の内面から離れた第2弁体部分が設けられているため、弁体は、中空部の中央位置に保持された状態において、ガス導通路を確保し、酸素ガスの所定の流量を確保することができる。つまり、第2弁体部分は、弁体において生ずる圧力損失を抑え、酸素ガスの流れが阻害されることを抑えることができる。
本発明に係る医療用ガスカップリングによれば、医療用ガスカップリングは、酸素ガスを通す可撓性の管に対して着脱可能に接続されるとともに、酸素ガスを通す可撓性の管が容易に抜けることを抑えることができる。
本発明に係る医療用ガスカップリングによれば、使用者等は、酸素ガスを通す可撓性の管に対して医療用ガスカップリングを容易に取り付けたり取り外したりすることができ、医療用ガスカップリングを容易に交換することができる。
本発明に係る鼻カニューレによれば、使用者は、医療用ガスカップリングが一体型として設けられた鼻カニューレを使用することができる。また、第1接続端部が熱により軟化または溶融すると、第1接続端部と中空部との間のガス導通路の閉鎖が行われ、第2接続端部が熱により軟化または溶融すると、第2接続端部と中空部との間のガス導通路の閉鎖が行われる。このため、酸素ガスを通す可撓性の管に着火した場合には、医療用ガスカップリングは、酸素の供給を直ちに停止させることができる。
本発明に係る酸素ガス供給装置によれば、使用者は、医療用ガスカップリングが一体型として設けられた鼻カニューレを使用することができる。また、第1接続端部が熱により軟化または溶融すると、第1接続端部と中空部との間のガス導通路の閉鎖が行われ、第2接続端部が熱により軟化または溶融すると、第2接続端部と中空部との間のガス導通路の閉鎖が行われる。このため、酸素ガスを通す可撓性の管に着火した場合には、医療用ガスカップリングは、酸素の供給を直ちに停止させることができる。これにより、患者が酸素ボンベ及び/または酸素濃縮装置に鼻カニューレを接続することにより酸素ガス供給装置を用いて酸素供給を行う場合において、使用上の安全性を確保することができる。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
<酸素ガス供給装置15および酸素濃縮装置1の構造例>
図1は、本発明の実施形態に係る酸素ガス供給装置の外観を示す斜視図である。
図2は、酸素濃縮装置の構成例を示すブロック図である。
図2のブロック図において、太線および矢印は、配管流路(導管)および空気(濃縮酸素)の流れ方向を示す。
図1に示す鼻カニューレ20は、通常用いられているカニューレであり、防火機能を有する医療用ガスカップリング40を有していない。本実施形態の鼻カニューレ20は、比較例に係る鼻カニューレの一例である。鼻カニューレ20は、可撓性を有する透明なプラスチック製の管(チューブ)22と、可撓性を有する透明なプラスチック製の鼻孔挿入用ノズル23と、樹脂製あるいは金属製のソケット21と、を有する。管22は、例えば透明なプラスチックチューブである。管22の一端部には、鼻孔挿入用ノズル23が、設定された濃縮酸素ガス流量(L/分)に対して気密に接続され、管22の他端部には、ソケット21が気密に接続されている。ソケット21は、例えばカプラなどと呼ばれ、装置本体2の酸素供給ノズル6に対して着脱可能に気密に接続される。
次に、図3~図5を参照して、医療用ガスカップリング40の構造例を説明する。
図3(A)は、医療用ガスカップリング40の正面図である。図3(B)は、医療用ガスカップリング40の側面図である。図4(A)は、図3(B)に示す医療用ガスカップリング40のA-A線における断面図である。図4(B)は、図4(A)に示す医療用ガスカップリング40のB-B線における断面図である。図5(A)は、図3に示す医療用ガスカップリング40の斜視図である。図5(B)は、図5(A)に示す医療用ガスカップリング40のV-V線における断面を有する斜視図である。図5(C)は、図5(A)に示す医療用ガスカップリング40のW-W線における断面を有する斜視図である。
次に、図1および図6を参照して、医療用ガスカップリング40を備える鼻カニューレ30の使用例を説明する。
図6(A)は、医療用ガスカップリング40の通常使用状態を示す断面図である。
図6(B)は、火炎の熱が医療用ガスカップリング40の一方側を軟化または溶融した様子を示す断面図である。
図7を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
図7に示す医療用ガスカップリング240は、図1に示す医療用ガスカップリング40と同様に、鼻カニューレ30に用いられる。医療用ガスカップリング40は、図7に示すように、本体250と、弁体260と、第1スプリング271と、第2スプリング272と、を有する。例えば、第1スプリング271は、例えば、ピアノ線,硬鋼線,バネ性を有するステンレス鋼線等を用いた金属等で形成されており、線径φ0.4mm×外径φ3mm×自由長30mmの形状を有する。また、第1スプリング271の保持荷重は、5N以上、7N以下程度である。例えば、第2スプリング272は、例えば、ピアノ線,硬鋼線,バネ性を有するステンレス鋼線等を用いた金属等で形成されており、線径φ0.5mm×外径6mm×自由長10mmの形状を有する。また、第2スプリング272の保持荷重は、5N以上、7N以下程度である。
図8を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。
図8に示す第3実施形態の医療用ガスカップリング340は、軸方向Xの一方向に関して酸素ガスの供給を停止できるので、一方向型の防火用カップリングである。図7に関して前述した医療用ガスカップリング240が第1接続端部256および第2接続端部257の少なくともいずれかにおいてカプラ形状の係合部分を有することに対して、本実施形態の医療用ガスカップリング340は、図6に示す第1接続端部56と同様な構造の第1接続端部356と、第2接続端部57と同様な構造の第2接続端部357と、を有している、この点において、本実施形態の医療用ガスカップリング340は、図7に関して前述した医療用ガスカップリング240とは異なる。第1接続端部356には、第1スプリング371が配置されている。医療用ガスカップリング340のその他の要素は、図7に示す医療用ガスカップリング240の対応する要素と実質的に同じである。
図9を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。
図9に示す第4実施形態の医療用ガスカップリング440は、軸方向Xの一方向に関して酸素ガスの供給を停止できるので。一方向型の防火用カップリングである。図7に関して前述した医療用ガスカップリング240が第1接続端部256および第2接続端部257の少なくともいずれかにおいてカプラ形状の係合部分を有することに対して、本実施形態の医療用ガスカップリング440は、簡単な構造の筒状の第1接続端部456および第2接続端部457を有している。第1接続端部456には、第1スプリング471が配置されている。これにより、医療用ガスカップリング440の構造を簡単化できる。医療用ガスカップリング440のその他の要素は、図7に示す医療用ガスカップリング240の対応する要素と実質的に同じである。
Claims (6)
- 酸素ガスを通す可撓性の管に使用される医療用ガスカップリングであって、
中空部を有し、前記中空部につながり前記管に接続される第1接続端部と、前記中空部につながり前記管に接続される第2接続端部と、を有し、前記第1接続端部と前記中空部と前記第2接続端部とが前記酸素ガスを通すガス導通路を形成している本体と、
前記本体の前記中空部内に移動可能に配置される弁体と、
前記弁体を前記中空部の中央位置に保持して、前記ガス導通路を通じて前記酸素ガスを通す第1付勢手段および第2付勢手段と、
を備え、
前記第1接続端部が熱により軟化または溶融すると、前記弁体が前記第2付勢手段の付勢力により前記中空部内で第1方向に移動することで、前記第1接続端部と前記中空部との間の前記ガス導通路を閉鎖し、前記第2接続端部が熱により軟化または溶融すると、前記弁体が前記第1付勢手段の付勢力により前記中空部内で前記第1方向とは反対の第2方向に移動することで、前記第2接続端部と前記中空部との間の前記ガス導通路を閉鎖することを特徴とする医療用ガスカップリング。 - 前記弁体は、
前記第1方向および前記第2方向に沿って前記中空部の内面を摺動可能な第1弁体部分と、
前記第1弁体部分から内部に向かって後退し前記内面から離れた第2弁体部分と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の医療用ガスカップリング。 - 前記第1接続端部と前記第2接続端部とのそれぞれは、前記酸素ガスを通す可撓性の前記管に対して着脱可能に接続される係合部分を有することを特徴とする請求項1または2に記載の医療用ガスカップリング。
- 前記第1接続端部の前記係合部分および前記第2接続端部の前記係合部分の少なくともいずれかは、カプラ形状を有することを特徴とする請求項3に記載の医療用ガスカップリング。
- 酸素ガスを通す可撓性を有する管と、
前記管の一方の端部に接続された請求項1~4のいずれか1項に記載の医療用ガスカップリングと、
前記管の他方の端部に接続され前記酸素ガスを鼻孔に供給する鼻孔挿入用ノズルと、
を備えたことを特徴とする鼻カニューレ。 - 請求項5に記載の鼻カニューレと、
前記鼻カニューレに接続される酸素ボンベ及び/または酸素濃縮装置と、
を備えたことを特徴とする酸素ガス供給装置。
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