JP7012066B2 - キーボード装置および情報機器 - Google Patents

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Description

本発明は、キーボード装置および情報機器に関する。
ノート型PCやデスクトップ型PCなどの電子機器は入力手段としてキーボード装置を備えるものが多い。キーボード装置には、アルファベット、数字およびファンクションなどに対応した複数のスイッチが設けられている。各スイッチは、キーキャップと、該キーキャップの押下操作を検出する押下検出部とを備える。
また、ノート型PCにおけるキーボード装置には電源スイッチが設けられている場合もある。電源スイッチは、単押しまたは長押しによって電源のオン・オフ切り替えを行う。
これらのスイッチのキーキャップには、識別のためのアルファベット、数字および電源マークなどのアイコンが表記されている。キーキャップに表記されるアイコンを光が透過可能なように形成すると、裏側から投光することによりアイコンを光らせることができる。キーキャップのアイコンを光らせると視認性が向上する。
特許文献1にはキーキャップに対して投光するキーボード装置が記載されている。このキーボード装置は、ベースプレートに対して上下動可能なキーキャップと、ベースプレート上に積層されたメンブレンシートと、キーキャップによって操作されるラバードームとを備えており、ラバードームがメンブレンシートを押圧することによってスイッチ操作が行われる。そしてベースプレートの下にはバックライトユニットが設けられており、該バックライトユニットがキーキャップに向けて投光している。バックライトユニットは光源と導光板とを備えている。導光板は全てのスイッチに対して共通に設けられており、相当に大きい。
特開2014-7044号公報
電源スイッチは電源のオン・オフの切り替えを行うものであって他の入力スイッチとは性質が異なり、入力操作中に不用意に触れることがないように区別されていることが好ましい。そのため電源スイッチは一番端に配置されていることが多いが、不用意な操作を一層確実に防止するためには、押し下げの操作感や光度を他のスイッチと区別することが望ましい。
ところが、従来のキーボード装置では全てのスイッチに同種のラバードームが設けられていて押し下げの操作感が同じになっている。また、特許文献1に記載のキーボード装置では、全てのスイッチは共通のバックライトユニットによって投光されており、スイッチごとの照射量に差がない。
さらに、特許文献1に記載のキーボード装置では、スイッチに投光するバックライトユニットはベースプレートの裏側からメンブレンシートおよびラバードームを通してキーキャップを照射していることから、これらを透明材で構成したとしても光の減衰は避けられない。したがってキーキャップにアイコンを形成しても、該アイコンの発光が鮮明にはならない。
また、電源スイッチにメタルドームを採用すると他のラバードーム採用のスイッチに対して操作感を区別させることができるが、メタルドームは光透過性がないことからほとんど発光させることができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、キーキャップの光透過部を一層鮮明に発光させることのできるキーボード装置および情報機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1態様に係るキーボード装置は、ベースプレートと、複数のスイッチを備えるキーボード装置であって、前記複数のスイッチの少なくとも1つは、前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、を備える。
このように、導光板はキーキャップの下面に固定され、光源の光をキーキャップに導くことから、光源の発する光をキーキャップに対して偏りなく広く導光し、光透過部の直下から投光して、該光透過部を鮮明に発光させることができる。また、導光板によれば光源の配置が比較的自由になり、キーキャップの押下検出部とは異なる位置であれば配置可能である。そして、押下検出部は導光経路に含まれないことから光の透過性を考慮する必要がなくなり、例えばメタルドームを適用することができる。
前記導光板における前記光源に対する入光部は、前記キーキャップの押下時に前記光源との接触を防止するガード突起を備えると、キーキャップの押下時に光源との接触を防止できる。
前記導光板における前記光源に対する入光部は、入光側とは逆側に傾斜面を備えると、光源の光を適正方向に案内することができる。
前記導光板は、前記押下検出部を操作する下向きの押圧突起を備えると、導光板が押下検出部の操作手段を兼ねる。
前記導光板は平面視で、前記光源の上方に位置する入光部を含む第1方向延在部と、前記第1方向延在部と直交する第2方向延在部とを備えると、キーキャップの光透過部を万遍なく発光させることができる。
前記押下検出部はメタルドームを備えてもよい。
前記複数のスイッチの他の少なくとも1つは、ラバードームを備えていてもよい。
また、本発明の第2態様に係る情報機器は、ベースプレートと、複数のスイッチを備える情報機器であって、前記複数のスイッチの1つは電源スイッチであり、当該電源スイッチは、前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、を備える。
本発明の上記態様によれば、キーキャップの光透過部を一層鮮明に発光させることができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる情報機器の平面図である。 図2は、キーボード装置の平面図である。 図3は、電源スイッチのキーキャップを裏側からみた斜視図である。 図4は、電源スイッチのキーキャップを外した状態の斜視図である。 図5は、電源スイッチのキーキャップおよび導光板を外した状態の斜視図である。 図6は、電源スイッチの断面側面図である。 図7は、入力スイッチの断面側面図である。
以下に、本発明にかかるキーボード装置および情報機器の実施形態であるキーボード装置12および情報機器10を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる情報機器10の平面図である。情報機器10は、本発明の実施形態にかかるキーボード装置12および電源スイッチ24を含んでいる。
情報機器10は、キーボード装置12を搭載した本体筐体14と、ディスプレイ16を搭載したディスプレイ筐体18とをヒンジ20で回動可能に連結したノート型PCである。図1は、ディスプレイ筐体18を本体筐体14から開いて使用形態とした状態を示している。キーボード装置12は、ノート型PC以外の電子機器に搭載されてもよい。キーボード装置12は、例えばデスクトップ型PCに使用する外付けのキーボード装置であってもよい。キーボード装置12が適用される電子機器は携帯型または据え置き型のいずれでもよい。
以下、キーボード装置12について、図1に示すように情報機器10に搭載されたキーボード装置12を使用するユーザから見た状態を基準とし、手前側を前、奥側を後、厚み方向を上下、幅方向を左右と呼んで説明する。
本体筐体14は、内部に図示しない基板、演算処理装置、ハードディスク装置、バッテリ装置等の各種電子部品を収容している。キーボード装置12は、本体筐体14の上面に露出するように設けられている。ディスプレイ16は、例えば液晶ディスプレイである。ディスプレイ筐体18は、その下端部が本体筐体14の後端部とヒンジ20を介して連結されている。
図2は、キーボード装置12の平面図である。キーボード装置12は複数の入力スイッチ22と、1つの電源スイッチ24とを備える。入力スイッチ22はアルファベット、数字、ファンクションなどの入力をするキーであって、例えば6段に配列されている。入力スイッチ22のキーキャップにはそれぞれ入力内容を示すアイコンが表記されている。
電源スイッチ24は、単押しまたは長押しなどによって情報機器10の電源をオン・オフするキーである。電源スイッチ24による電源のオン・オフは、例えばソフトウェアまたはファームウェアを介して行われる。情報機器10は、電源スイッチ24を介さずにソフトウェア処理だけによる電源オフも可能である。電源スイッチ24は最も端の部分、具体的には最も左側の列の最上段に設けられている。電源スイッチ24は、入力スイッチ22のうち多用されるアルファベットや数字のキーとはやや離れており、不用意に触れてしまうことが抑制される。
電源スイッチ24のキーキャップ26には電源マークのアイコン(光透過部)26aが表記されている。アイコン26aは、例えば透明または半透明のキーキャップ26に遮光性の有色塗装をした後にレーザ照射を行うことにより塗装を除去して形成され、光透過性がある。なお、入力スイッチ22における各アイコンには光透過性は特に必要なく、例えばレーザ刻印で表記してもよい。アイコン26aは適度に大きく表記されているが、その大きさや形状は限定されず、例えばキーキャップ26のほぼ全面がアイコン26aとなっていてもよい。後述するようにアイコン26aは発光する。
図3は、電源スイッチ24のキーキャップ26を裏側からみた斜視図である。キーキャップ26はユーザが押し下げ操作をする操作部材であり、天板26bと、周囲を囲む側壁26cと、側壁26cの一部に接続された2つの補助壁26dと、3つのピン26eと、4つのガイド26fとを備える。キーキャップ26は、例えば樹脂製であり平面視で矩形の部材である。天板26bには上記のアイコン26aが形成される。ピン26eは天板26bから下向きに突出している。3つのピン26eのうち1つは長尺方向の一方に偏って設けられており、残る2つは長尺方向の中央において短尺方向に対称に設けられている。3つのピン26eは適度に離間して設けられている。なお、この電源スイッチ24におけるキーキャップ26では、長尺方向はキーボード装置12(図2参照)の左右方向であり、短尺方向は前後方向である。以下、長尺方向を第1方向とも呼び、短尺方向を第2方向とも呼ぶ。当然に、第1方向と第2方向とは直交する。
4つのガイド26fは、天板26bの四隅近傍に設けられており、それぞれキーキャップ26の長尺方向に貫通する長孔26faが形成されている。長孔26faは上下方向にやや長く、下面にはやや狭い開口部26fbを備える。なお、電源スイッチ24以外の入力スイッチ22におけるキーキャップは、それぞれ天板26b、側壁26c、補助壁26dおよびガイド26fを備えるが、ピン26eは備えていない。
図4は、電源スイッチ24のキーキャップ26を外した状態の斜視図である。図5は、電源スイッチ24のキーキャップ26および導光板36を外した状態の斜視図である。図6は、電源スイッチ24の断面側面図である。図4、図5および図6に示すように、電源スイッチ24は上記のキーキャップ26に加えて、ベースプレート28と、メンブレンシート(押下検出部)30と、メタルドーム(押下検出部)32と、LED(光源)34と、導光板36と、4つの支柱38とを備える。支柱38はベースプレート28から上方に立設している。
4つの支柱38は上記の4つのガイド26fに対応して設けられており、それぞれ側方に突出する円柱状の突起38aを備える。支柱38のうち2つには、突起38aの突出方向と逆側に側方壁38bが設けられている。4つの突起38aは、それぞれ上記のガイド26fの開口部26fbから長孔26faに嵌まり込む。突起38aは一旦長孔26faに嵌まり込むと、通常使用状態では抜けない構造となっている。突起38aは長孔26fa内で遊嵌されて上下方向に相対移動が可能であり、これによりキーキャップ26は上下動が可能となっている。支柱38の一部は補助壁26d(図3参照)に当接してキーキャップ26の位置決めをする。
ベースプレート28は、電源スイッチ24の取付板となるものであり、キーボード装置12に配設される電源スイッチ24および全ての入力スイッチ22が共用している。ベースプレート28には4つの支柱38がインサート成型で形成されている。ベースプレート28は、薄いアルミニウム板等の金属板に切り起こし成形や打ち抜き成形を施したものである。ベースプレート28は支柱38を介してキーキャップ26を上面側に支持する。ベースプレート28の下面には防水シートを設けてもよい。
メンブレンシート30は、押圧された場合に接点が閉じる三層構造のスイッチシートであって、ベースプレート28の上に積層されている。メンブレンシート30は、固定接点と可動接点とが重なる位置が押圧された場合に、固定接点と可動接点とが密着することにより、接点を閉じるものである。メンブレンシート30は、例えば上面に固定接点が形成された下側シートと、固定接点と対向する可動接点が下面に形成された上側シートと、下側シートと上側シートとの間に設けられ、通常状態において固定接点と可動接点とを離隔するスペーサシートとを積層した構成である。メンブレンシート30は各所に貫通孔を有し、この貫通孔の部分に後述する支柱38などが設けられている。メンブレンシート30は、ベースプレート28の下に積層されてもよい。メンブレンシート30は、キーボード装置12に配設される電源スイッチ24および全ての入力スイッチ22で共用している。
メタルドーム32は、キーキャップ26が押下された場合にメンブレンシート30を押圧すると共に、キーキャップ26の押下操作が解除された際にキーキャップ26を元の位置に復帰させるための弾性部材であり、メンブレンシート30とキーキャップ26との間に配設されている。メタルドーム32は、可撓性を有する金属の弾性材料で形成されている。メタルドーム32は、後述する導光板36の押圧突起44に接する頂部32aと、頂部32aの下端から下方に向けて緩い傘状に拡開するテーパ部32bと、テーパ部32bの周囲に設けられてメンブレンシート30上に固着される基部32cと、テーパ部32bの内側中心で下方に向けて突設されてメンブレンシート30を押圧する押圧部32dとを有する。テーパ部32bと基部32cとの境には複数の円弧孔32eが環状に配列されている。
電源スイッチ24では、キーキャップ26が押下操作されると、その操作力がメタルドーム32の頂部32aに伝わり、テーパ部32bが弾性変形すると共に、押圧部32dがメンブレンシート30を押圧する。これにより、メンブレンシート30は接点を閉じる。一方、キーキャップ26への押下操作が解除されると、メタルドーム32の弾性復元力により、テーパ部32bが元の形状に戻り、押圧部32dが元の位置に復帰する。これにより、キーキャップ26が元の位置に戻り、メンブレンシート30が接点を開く。
キーボード装置12のスイッチの押圧操作をメンブレンシート30に伝達するものにはメタルドーム32以外にもラバードームがある。ラバードームはメタルドームと同様の形状で同様の機能があるが、材質が金属ではなくシリコーンゴム等の可撓性を有する弾性材料で形成されている。キーボード装置12においては電源スイッチ24以外の全ての入力スイッチ22にはラバードーム46(図7参照)が適用されている。ラバードーム46を備えるスイッチ22の構成については後述する。
LED34は、キーキャップ26のアイコン26aを発光させる光源であり、発光色は、例えば白、緑または青である。設計条件によりLED34の光度は調整可能であってもよい。LED34は、例えばソフトウェアまたはファームウェアによって点灯制御が行われ、基本的には情報機器10がオン状態であるときに連続点灯し、オフ状態であるときに消灯する。LED34は、情報機器10の状態(例えばバッテリの受電残量)に応じて点滅してもよい。LED34はメンブレンシート30の上面で、平面視でメタルドーム32とは異なる位置に実装されている。レイアウト条件などによっては、LED34はメンブレンシート30に接していなくてもよく、例えばベースプレート28に実装されていてもよい。
導光板36はLED34の光をアイコン26aに導く部材であり、例えば透明のアクリル材であり、射出成型によって形成される。導光板36は、平面視で、LED34の上方に位置する入光部40を含む第1方向延在部36aと、第1方向延在部36aと直交する第2方向延在部36bとを備える。上記のとおり第1方向は電源スイッチ24における長尺方向であり、第2方向は短尺方向である。電源スイッチ24の形状に応じて、第1方向延在部36aは比較的長く、第2方向延在部36bは比較的短い。
第1方向延在部36aの中心線J1は、電源スイッチ24における第2方向について中央に位置し、第2方向延在部36bの中心線J2は、電源スイッチ24における第1方向について中央に位置している。このように導光板36は前後左右にほぼ対称な十字形状であり、4つの支柱38との干渉を避けながら前後左右に広く延在しており、LED34の光をキーキャップ26の広い範囲に万遍なく導光することができる。また、第1方向延在部36aおよび第2方向延在部36bに設けられた複数のピン26eは、相互に離間させることができ、キーキャップ26に対しする位置決めが確実に行われる。
導光板36は、第1方向延在部36aにおける入光部40とは反対側部分と、第2方向延在部36bにおける前後対称位置との合計3つのピン孔42を備える。ピン孔42にはキーキャップ26のピン26e(図3参照)がそれぞれ嵌合して導光板36が位置決めされる。導光板36はキーキャップ26の下面に対して、接着、粘着、溶着、圧入または係合により固定される。
図6に示すように、導光板36は中央下面から下向きに突出し、メタルドーム32の頂部32aを操作する押圧突起44を備える。つまり、導光板36はメタルドーム32の操作手段を兼ねており、部品点数を抑えている。
導光板36は、第1方向延在部36aの端部に上記の入光部40を備える。入光部40は、LED34が発する光を取り入れる部分である。入光部40はガード突起40aと、傾斜面40bとを備える。ガード突起40aは、入光部40の下面から下向きに突出した矩形枠であり、キーキャップ26の押下時にLED34との接触を防止する。すなわち、キーキャップ26の押下時に、LED34はガード突起40aで囲まれた凹部40cに収容され、該凹部40cの底面に当接することがない。これによってLED34が保護される。ガード突起40aはLED34の形状に合わせて、それよりも上方部分に対して段付き形状になっている(図4参照)。
傾斜面40bは上部、つまり、LED34に対面する入光側とは逆側に形成されている。傾斜面40bは、第1方向延在部36aの延在方向、つまり電源スイッチ24の長尺方向に沿い、端部に向かって低くなる傾斜である。傾斜面40bの傾斜角度は、例えば45°程度である。傾斜面40bによれば、LED34が主に上方に向かって発する光を第1方向延在部36aに沿うように横方向に案内することができる。第1方向延在部36aに沿って進む光は、第2方向延在部36bにも導かれ、アイコン26aを万遍なく鮮明に発光させることができる。
入光部40は、端部から第1方向延在部36aに沿って中央側に向かって拡幅するテーパ部40d(図4参照)を形成する。テーパ部40dによれば、光源であるLED34が小さくても、広い面積に光を広げることができる。
電源スイッチ24はメタルドーム32を備えるタイプを例に説明したが、LED34と導光板36とによってキーキャップ26のアイコン26aを発光させる構成は、ラバードームと組み合わせてもよいし、キーキャップ26を上下動可能に支持する手段としてパンタグラフを併用してもよいし、またはキーキャップ26の押し下げを静電容量の変化で検出する静電容量タイプにも適用可能である。
上述したように、電源スイッチ24は、キーキャップ26の下面に固定され、LED34の光をキーキャップ26に導く導光板36を備えることから、LED34の発する光をキーキャップ26に対して偏りなく広く導光し、アイコン26aの直下から投光して、該アイコン26aを鮮明に発光させることができる。また、導光板36によればLED34の配置が比較的自由になり、ベースプレート28とキーキャップ26との間で、キーキャップ26の押下検出部とは異なる位置であれば配置可能である。さらに、このようなLED34の配置で導光板36によって導光を行うことにより、押下検出部は導光経路に含まれないことから光透過性を考慮する必要がなくなり、ラバードームおよびメタルドーム32のいずれも適用可能であり、アイコン26aの発光に影響がない。
LED34は電源スイッチ24に専用の光源であって、ベースプレート28とキーキャップ26との間に設けられることから、導光板36を十分に小さく軽量にすることができ、キーキャップ26の下に固定可能である。
以上、電源スイッチ24について説明したが、ここで入力スイッチ22について整理して説明する。
図7は、入力スイッチ22の断面側面図である。入力スイッチ22は電源スイッチ24と同様に、キーキャップ26、ベースプレート28、メンブレンシート30、支柱38を備えるが、LED34、導光板36は備えていない。ベースプレート28およびメンブレンシート30については、電源スイッチ24と共用している。また、入力スイッチ22におけるキーキャップ26にはピン26e(図3参照)がない。入力スイッチ22は、電源スイッチ24におけるメタルドーム32に代えてラバードーム46が適用されている。
ラバードーム46は頂部46aと、テーパ部46bと、基部46cと、押圧部46dとを有する。頂部46a、テーパ部46b、基部46cおよび押圧部46dは、順にメタルドーム32における頂部32a、テーパ部32b、基部32cおよび押圧部32dに相当する。ラバードーム46はメタルドーム32よりも高く、頂部46aがキーキャップ26の天板26bに当接している。押圧部46dは上記の押圧部32dよりも長く、頂部46aからメンブレンシート30の近傍まで延在している。スイッチ22にはラバードーム46以外にパンタグラフ機構が併用されていてもよい。パンタグラフ機構では、パンタグラフの一端はベースプレート28に設けられたパンタグラフ受け部に対して、パンタグラフの他端はキーキャップに設けられたパンタグラフ受け部に対して回動可能に接続される。ベースプレート28のパンタグラフ受け部は、ベースプレート28の一部を切り起こして形成してもよいし、インサート成型で形成してもよい。ラバードーム46は、メタルドーム32と同様に、キーキャップ26の押下動作によりメンブレンシート30における接点箇所を押圧部36dが押圧し、該接点のオン・オフを行うことができる。
キーボード装置12ではキーキャップ26と押下検出部(メタルドーム32またはラバードーム46とメンブレンシート30)とが組み合わされたスイッチが複数設けられており、そのうちの1つがメタルドーム32を適用した電源スイッチ24であり、その他がラバードーム46を適用した入力スイッチ22となっている。そして、LED34および導光板36は電源スイッチ24にのみ設けられている。
すなわち、キーボード装置12が備える複数のスイッチのうち電源スイッチ24のみがそのアイコン26aを発光させることができ、しかも上記の構成によりその発光は鮮明である。したがって、ユーザは情報機器10の電源のオン・オフ状態の確認が容易であるとともに、電源スイッチ24と他の入力スイッチ22とを明確に識別することができて誤操作を防止することができる。
また、電源スイッチ24のみがメタルドーム32を適用し、他の入力スイッチ22はラバードーム46を適用している。メタルドーム32はラバードーム46と比較して、メンブレンシート30の接点を操作するのに必要な押圧力が2倍程度であって、入力スイッチ22に対する同等の押圧力で押しても十分に下降せず不用意なスイッチング操作、つまり電源オン・オフ操作を防止することができる。また、メタルドーム32はラバードーム46と比較して操作感や操作音が異なるため、ユーザは電源スイッチ24の操作と他の入力スイッチ22の操作とを識別することができる。
キーボード装置12において、LED34および導光板36は電源スイッチ24だけに設けられているが、設計条件によっては1以上の入力スイッチ22に設けられていてもよい。例えば、LED34の発光色の違いにより、全ての入力スイッチ22を白色で発光させ、電源スイッチ24を青色で発光させて識別させてもよい。また、LED34の光度の違いにより、全ての入力スイッチ22をやや暗く発光させ、電源スイッチ24を明るく発光させて識別させてもよい。
また、キーボード装置12において、メタルドーム32は電源スイッチ24にだけ設けられているが、設計条件によっては複数のスイッチのうち少なくとも1つに設けられていてもよい。キーボード装置12において、設計条件によりラバードーム46は、電源スイッチ24以外の他の少なくとも1つに設けられていてもよい。これらの条件によれば、それぞれのスイッチの機能により操作力、操作感等を区別させることができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 情報機器
12 キーボード装置
14 本体筐体
18 ディスプレイ筐体
22 入力スイッチ
24 電源スイッチ
26 キーキャップ
26a アイコン(光透過部)
26b 天板
26c 側壁
26d 補助壁
26e ピン
28 ベースプレート
30 メンブレンシート
32 メタルドーム
36 導光板
36a 第1方向延在部
36b 第2方向延在部
38 支柱
40 入光部
40a ガード突起
40b 傾斜面
40c 凹部
40d テーパ部
42 ピン孔
44 押圧突起
46 ラバードーム

Claims (11)

  1. ベースプレートと、複数のスイッチを備えるキーボード装置であって、
    前記複数のスイッチの少なくとも1つは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板における前記光源に対する入光部は、前記キーキャップの押下時に前記光源との接触を防止するガード突起を備えることを特徴とするキーボード装置。
  2. ベースプレートと、複数のスイッチを備えるキーボード装置であって、
    前記複数のスイッチの少なくとも1つは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板における前記光源に対する入光部は、入光側とは逆側に傾斜面を備えることを特徴とするキーボード装置。
  3. ベースプレートと、複数のスイッチを備えるキーボード装置であって、
    前記複数のスイッチの少なくとも1つは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板は、前記押下検出部を操作する下向きの押圧突起を備えていることを特徴とするキーボード装置。
  4. ベースプレートと、複数のスイッチを備えるキーボード装置であって、
    前記複数のスイッチの少なくとも1つは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板は平面視で、前記光源の上方に位置する入光部を含む第1方向延在部と、前記第1方向延在部と直交する第2方向延在部とを備えることを特徴とするキーボード装置。
  5. ベースプレートと、複数のスイッチを備えるキーボード装置であって、
    前記複数のスイッチの少なくとも1つは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記押下検出部はメタルドームを備えることを特徴とするキーボード装置。
  6. 請求項に記載のキーボード装置において、
    前記複数のスイッチの他の少なくとも1つは、ラバードームを備えていることを特徴とするキーボード装置。
  7. ベースプレートと、複数のスイッチを備える情報機器であって、
    前記複数のスイッチの1つは電源スイッチであり、当該電源スイッチは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板における前記光源に対する入光部は、前記キーキャップの押下時に前記光源との接触を防止するガード突起を備えることを特徴とする情報機器。
  8. ベースプレートと、複数のスイッチを備える情報機器であって、
    前記複数のスイッチの1つは電源スイッチであり、当該電源スイッチは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板における前記光源に対する入光部は、入光側とは逆側に傾斜面を備えることを特徴とする情報機器。
  9. ベースプレートと、複数のスイッチを備える情報機器であって、
    前記複数のスイッチの1つは電源スイッチであり、当該電源スイッチは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板は、前記押下検出部を操作する下向きの押圧突起を備えていることを特徴とする情報機器。
  10. ベースプレートと、複数のスイッチを備える情報機器であって、
    前記複数のスイッチの1つは電源スイッチであり、当該電源スイッチは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記導光板は平面視で、前記光源の上方に位置する入光部を含む第1方向延在部と、前記第1方向延在部と直交する第2方向延在部とを備えることを特徴とする情報機器。
  11. ベースプレートと、複数のスイッチを備える情報機器であって、
    前記複数のスイッチの1つは電源スイッチであり、当該電源スイッチは、
    前記ベースプレートの上面側で上下動可能に支持され、光透過部が設けられたキーキャップと、
    前記キーキャップの押下操作を検出する押下検出部と、
    前記ベースプレートと前記キーキャップとの間で、平面視で前記押下検出部とは異なる位置に設けられた光源と、
    前記キーキャップの下面に固定され、前記光源の光を前記光透過部に導く導光板と、
    を備え
    前記押下検出部はメタルドームを備えることを特徴とする情報機器。
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