JP7008038B2 - カプセル及び飲料生成システム - Google Patents

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Description

本発明は、カプセル内に収容された原材料をベースにする飲料又は他の液体食料品の生成の分野に関する。
本発明は、特に、第1のカプセル係合部材を備えたモジュールを含む飲料生成マシンに関し、第1のカプセル係合部材は、協働する第2のカプセル係合部材に対して、開放したカプセル挿入位置と閉鎖されたカプセル密閉位置との間を移動することができる。このモジュールは、飲料生成位置から、カプセルがモジュールから放出されるカプセル排出位置にカプセルを能動的に後退させる手段を備える。このようなマシンは、カプセル排出位置が飲料生成位置に対してずれているという利点を示す。この利点は、飲料がマシンに接触することなく、マシン及びカプセルが飲料をカプセルからカップに直接搬出することが想定される場合に重要である。なぜならこれによりカプセルの排出が、飲料流路の垂直線に対してずれている位置において可能となるからである。このような飲料生成マシンは、欧州特許出願公開第2033551号、国際公開第2011/144479号又は国際公開第2015/032651号に記載されている。
このようなマシンにおいて、カプセルは飲料生成モジュールに導入され、事前固定アームによって事前係合位置に保持され、その後、内部形状がカプセル形状に適合する第1のカプセル係合部材によって係合され、更に、カプセルに対して第1の係合部材を移動させる。この移動の終了時に、カプセルは第1及び第2の係合部材間に固定され、一般的に、熱湯である希釈剤を、カプセル内の原材料との相互作用のために導入することができる。得られた飲料は、カプセル内に設けられている出口又は/及びカプセル係合時にマシンによって形成された出口のいずれかを通じてカプセルから流出し、重力によってカップ内に落下する。飲料が搬出されると第1の係合部材は、飲料流路の垂直線に対してずれた位置に向かってカプセルを移動し、カプセル排出位置に復帰する。第1の係合部材の運動は、直線状の運動と先端を旋回する運動との組み合わせであり、これによりカプセルは第1の係合部材から重力によって落下することができる。
このモジュールは、第1のカプセル係合部材が飲料生成位置からそのカプセル排出位置へと移動するときに、第1のカプセル係合部材を越えて延びているカプセルの周縁部を保持する手段を含む。これらの手段は、モジュールのフレームの側壁上に対称に配置された、又は僅かにずらされた2つのタブからなり、カプセルの周縁部を保持することができる。
現在、Nestleによって商標Special-Tの下で商品化されたこのマシンと共に使用されるカプセルは、アルミニウム製である。
これらのカプセルは、保存中に、特にばら積みで保存された場合には、容易に回復不能なほど変形することがあることに留意されている。実際には、このカプセルは抽出チャンバとして使用されるので、茶葉の開きを可能にしなければならないことから、これらのカプセルの寸法はかなり大きく、茶葉は内部に詰め込まれていない。結果として、アルミ箔に及ぼされる外力によってカプセル壁の塑性変形が生じ、魅力の劣る様相となる。
変形を回避するために、カプセルはトレイを備える特定のパッケージに保存され、各カプセルは他のカプセルとの接触が防止される。この解決策は有効的であるが、そのようなパッケージは保存量が増す上にコストがかかる。
変形不能なカプセルを提供するために、カプセルをプラスチック材料で作製することが提案されている。更に、カプセルが作製される材料の性質によっては、種々の予知できない問題が飲料調製中に生じたことに留意されている。
第一に、アルミカプセルと全く同じ形状を単に複製することによってカプセルをプラスチック材料から作製する場合、飲料生成に一度使用されると、抽出されたカプセルは変形し、もはや原形を留めていないことに留意されている。正確にいえば、使用前には元々凸状のカプセルの円形の側部が、カプセルの内部で吸い込みがあったかのように抽出後には凹状になる。この形状の変化は、最終的な飲料の品質に関するユーザの感覚に悪影響を与えかねず、問題はないが、特にプラスチック材料と熱湯との潜在的な反応に関して疑念が湧き上がる。この変形は、抽出中に生じ、カプセルが作製される材料の性質を単に変化させるだけでそのような変形に直面するとは想定外であった。
カプセルが完全にプラスチック材料製である場合、ユーザがマシンを手動で作動させるのが困難になることにも留意した。実際にこのマシンでは、カプセル係合部材の運動は、ユーザによるレバーの手動操作によって行われる。手動の操作は、プラスチック製カプセルの方がより困難である。というのも、ユーザがカプセル係合部材の機械的運動を開始する場合、プラスチック製のカプセルの後面を刺通すには、より強い力が必要であり、これは難しい動きと受け止められるからである。最後に、この感覚は、人間工学的に心地よいものではない。
本発明の目的は、熱湯抽出中に変形しない上記マシン用のプラスチック製のカプセルを提供することである。
マシンの手動操作中に心地よい人間工学的感覚を提供する、上記マシン用のプラスチック製のカプセルを提供することは有利であろう。
本発明の第1の態様では、茶葉などの飲料原材料を収容しており、熱湯の注入によって茶などの飲料を調製するように構成されたカプセルが提供される。このカプセルは、
該飲料原材料を保存するためのハウジングであって、
開口した前面と、
ハウジングの孔を含む注水領域を有する後面と、
開口した前面から延びる周縁部とを備えるハウジングと、
ハウジングの開口した前面を閉鎖する前カバー及び/又は壁と、
注水領域の孔を閉鎖する後カバーとを備え、
ハウジングは、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、
ハウジングは、プラスチック材料から作製されており、
ハウジングの後面は、注水領域の周りに凹み(hollow)を備え、上記凹みは、ハウジングの内容積部の内側に延びており、上記凹みは、注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びている。
カプセルは、熱湯の注入によって飲料、好ましくは茶を調製するように構成されている。水が、ハウジングを満たし、カプセル内の飲料原材料を抽出するように、注水領域を通して注入される。結果的に得られた飲料は、調製のプロセス中に、好ましくは前壁及び/又は前カバーに刺通された開口部を通り、前面を介して注出される。
カプセルのハウジングは、円形から滑らかな丸い角部を有する三角形輪郭へと変化する断面形状を有する容器である。好ましくは、三角形の外形は二等辺であり、2つの等辺は、第3の辺よりも長い。
一般的に、注水領域は、平面である。
そのような形状を有するカプセルは、Nestleによって商標Special-Tの下で商品化されている。これらの商品化されたカプセルのハウジングは、アルミニウム製である。
カプセルは、少なくとも1つの飲料原材料を収容する。飲料原材料は、例えば、茶葉、ハーブ又は果実茶葉、焙煎して挽いたコーヒー、可溶性飲料原材料から選択することができる。好ましくは茶又はハーブ又は果実茶葉である。
本発明のカプセルでは、ハウジングは、プラスチック材料から作製される。特に、このプラスチック材料は、熱成形又は射出成形によって成形することができる。このプラスチック材料は、通常、熱可塑性プラスチック又は熱硬化性ポリマーである。このプラスチック材料は、ポリプロピレン(PP)のように、飲料調製に使用されるため、食物に適する。
好適な実施形態である熱成形によって作製される場合、この材料は、PP系(ポリプロピレン)層材、特にPP-EVOH-PP層状物質(EVOHはエチレンビニルアルコールを意味する)のリストにおいて選択することができる。別の層は、粉砕再生プラスチック材料層、結合材層及び/又は着色材層も備えることができる。
本発明は、特にプラスチック製のカプセルに適用され、ハウジングのプラスチック材料は、加熱されると同時に圧縮力を受けると変形する、すなわち、プラスチック材料は、バックリングによって変形することができる。
ハウジングは、外面上に凹み又は溝を備えるように成形される。
この凹みは、ハウジングの後面で注水領域を取り囲む。
1つの寸法では、この凹みは、ハウジングの内容積部内に延びる。
別の寸法では、この凹みは、注水領域の孔を囲む環状部分に少なくとも沿って延びる。
好適な態様によれば、凹みは、注水領域の孔を取り囲むリングの形状を有することができる。
代替の態様によれば、凹みは、注水領域の孔を備える円の形状を有することができる。
好適度が劣る態様によれば、凹みは、上記凹みが注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びる限り、任意の形状(卵形、正方形、...)を有することができる。
1つの好適な実施形態によれば、ハウジングは、以下を有する。
47.9~48.5mm、好ましくは約48.18mmの最大高さ、
36.7~37.3mm、好ましくは約37mmの最大幅、及び
24.1~24.3mm、好ましくは、約24.43mmの最大深さ。
好ましくは上記の好適な寸法により、注水領域の孔を取り囲む環状部分は、その周囲に沿って凹みが延びており、10mmの内径及び14mmの外径を有する。
注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びているこの凹みは、Nestleによって商標Special-Tの下で商品化された形式のマシンによってハウジング内に(一般的に少なくとも70℃の)熱湯を導入するために、プラスチックで作製されたハウジングの形状変形を回避するのに十分である。
上述したように、好適な態様では、凹みは、注水領域の孔を取り囲む環状部分、つまりリングの形状を有する。
溝が通常はハウジングの内容積部の内側でハウジングの外面から延びるので、溝の容積は、(代替の態様である)円形の溝と比較するとハウジングの内容積部を若干損なう。実際には、ハウジングの内容積部をできるだけ大きく保つことは、カプセルの内部での茶葉の最適な抽出を維持するのに極めて重要である。しかしながら、ハウジングの上記の好適な寸法で、14mmの直径を有する円をハウジングの後面に設けることは、アルミニウムで作製された既存カプセルと比較すると、6%を超える減少分だけ、カプセルの内容積部を損なう。したがって、環状部分つまりリングの形状の凹みは、内容積部をできるだけ大きく保つために好適である。
一般的に、注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って、凹みの深さは、少なくとも0.7mmであり、好ましくは、約0.9mmである。
ハウジングの後面にある注水領域は、ハウジングの孔を含む。後面は、通常、1つの単一の孔を有する。この孔は、カプセルが飲料調製マシン内で使用されるときに注水針を受容するように構成されている。
この孔は、後カバーによって覆われている。後カバーは、好ましくはハウジングの内側に装着されている。一般的に、この後カバーは、針によって刺通可能である。この後カバーは、好ましくはアルミニウム製である。AlOxがコーティングされたPET膜、又は、任意の他の食物に適合した刺通可能なカバーも使用することができる。
好ましくは、孔の周りの注水領域の一部は、平坦である。したがって、後カバーは、孔を閉鎖するために、より効率的にハウジングに装着することができる。
一般的に、ハウジングの後面にある孔は、円の形状を有する。
通常、孔は、少なくとも4mm、好ましくは少なくとも5mm、更に一層好ましくは6mm以上の直径を有する。
したがって、カプセルが飲料調製マシンの針によって刺通されるときに、刺通の運動は、オペレータにはソフトであり、針がハウジングの後面の孔の縁部に対して不適切にスライドする恐れがなく、そのような運動は、カプセルのプラスチック製の壁によって妨げられている。それは、排出ステップ中にカプセルから針を後退させる際も同様である。針が孔を出入りするときに、たとえカプセルが完全に不動ではないとしても、この孔の寸法は、針がカプセルのプラスチック製の壁と相互作用して、マシン内のカプセルのソフトな運動に影響を与えたりしないことを保証する。特に、この孔は、Nestleによって商標Special-Tの下で商品化された形式のマシン内でのプラスチック製のカプセルの運動のあらゆる問題を回避するのに十分である。
通常、カプセルのハウジングは、熱成形し、その後、後面に孔をパンチングすることによって製造されている。
好ましくは、カプセルのハウジングは、プラスチックシートから始まる熱成形のプロセスによって作製され、このプロセスは、
プラスチックシートを撓みやすい成形温度に加熱するステップと、
いくつかのハウジングをプラスチックシートで所望の形状に成形するステップと、
ハウジングをトリミングするステップとを含む。
後面の孔は、通常、更なるステップにおいてハウジングの後面をパンチングすることによって形成される。カプセルの後面を正確にパンチングすることは、常に可能であるわけではなく、ハウジングの後面の中心に高精度に孔を配置することが所望されるが、孔がセンタリングされないことが頻繁に生じる。実際には、パンチングから結果的に得られる孔の位置の許容差は約±0.2mmである。カプセルの後面の孔のこの不正確なセンタリングの結果として、裏孔が飲料生成中に飲料生成モジュール内の水針に対して良好には配置されず、水針の運動に影響を与えるというリスクが増大する。しかしながら、上述したようなプラスチック製のカプセルによって、このリスクは制限される。特に、裏孔の寸法によって、最悪の許容差で形成されたカプセルであっても、飲料生成モジュールにおいて良好に取り扱われることが保証される。
代替の方法では、ハウジングを射出成形によって形成することができる。その場合、後面の孔は、射出成形中に形成することができ、孔の不正確なセンタリングは問題にならない。
以下の製造のステップでは、後カバーは、後面孔を閉鎖するためにハウジングの後面に装着される。好ましくは、このカバーは、孔を取り囲むハウジングの内面に装着される。装着は、接着剤によって、超音波溶接によって、又は熱封によって行われ得る。良好な装着を得るためには、カバーの縁部が、孔の周りでハウジングに強力に装着されることが好ましい。この理由から、孔の寸法は、カバーをむしろ平坦な領域上で装着することができるように設定すべきである。一般的に、少なくとも2mmの幅を有する領域が好適である。したがって、ハウジングの後面の孔は、最大で12mm、好ましくは最大で11mm、更に一層好ましくは最大で10mmの直径を有し得る。
以下の製造のステップでは、ハウジングは、本明細書で説明するように、カバー及び/又は壁により前面を閉鎖する前に、飲料原材料により満たすことができる。
カプセルは、ハウジングの開口した前面に壁を備えることができる。この壁は、飲料をカプセルの外に案内する機能、及び/又は、カプセルから飲料出口を開放することを促進する機能、及び/又は識別機能を提供することができる。機能が何であれ、壁は、カプセルにおいて調製された飲料の出口経路を提供する開口部を常に備える。開口部は、壁を通ることができ、又は、部分的に切り取った壁を使用することができる。
カプセルは、壁をハウジングの前面に備えることができる。上記壁は、少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔を備える。
好ましくは、フィルターは、フィルターが少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔を覆うように上記壁に装着されている。
好ましくは、フィルターは、ハウジングの内部封入に面する壁の側面に装着されている。
特定の実施形態では、そのような壁は、国際公開第2007/042414号の教示に従い設計することができる。
したがって、カプセルが茶葉を備える場合には、最適化された品質の、茶葉微紛が取り除かれた茶飲料が生成される。
カプセルは、壁をハウジングの前面に備えることができ、上記壁は、識別部材を外面上に備え、上記識別部材は、物理的に接触されるように設計されている。
識別部材を備えるそのような壁は、欧州特許出願公開第1950150号の教示に従い設計することができる。
したがって、飲料原材料からの飲料の最適調製に関する情報は、識別部材を介してコード化することができる。
カプセルは、壁をハウジングの前面に備えることができ、上記壁は、少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔及び識別部材を外面上に備える。好ましくは、フィルターは、フィルターが少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔を覆うように上記壁に装着されている。
好ましくは、カプセルは、前カバーを備え、上記前カバーは、ハウジングの前面を閉鎖する。通常、前カバーは、平面カバーである。前カバーの少なくとも一部は、好ましくは刺通可能又は裂断可能である。
好ましくは、前カバーは、以下から作製される。
アルミニウムのような単層膜、又は、
PET/アルミニウム/PP(PET=ポリエチレンテレフタレート)、PE/EVOH/PP、PET/金属/PP、アルミニウム/PPの積層体、紙の積層体、のような多層膜。
前カバーは、カプセルに保存された飲料原材料の新鮮さ及び清潔を保証する。前カバーは、通常、食物に適合している。
前カバーは、カプセルに保存された飲料原材料の新鮮さ及び清潔を保証する。
好適な実施形態によれば、カプセルは、ハウジングの前面に壁を備え、壁より上方にハウジングの前面を閉鎖するカバーを備える。
上記実施形態では、好ましくは、壁は、剪断部材を外面上に備え、上記剪断部材は、カプセルが飲料調製マシンに固定されるときにカバーを裂断するように設計されている。
したがって、飲料出口は、カプセルがマシンに固定されるときにカバーに形成することができる。
本発明のカプセルは、通常、前面の縁部から延びる周縁部を有する。好ましくは、周縁部は、平面を有する。好ましくは、カバーは、この周縁部上に固定される。
好ましくは、カプセルは、上述したような識別部材をカバーの下に備える。
好ましくは、カプセルは、フィルターをカバーの下に備える。
好ましくは、カプセルは、オーバーフロー壁をカバーの下に備える。
好ましくは、カプセルは、飲料を調製して注出するように構成されており、前面は、飲料調製マシン内に垂直に配置される。
第2の態様によれば、上述したようなカプセルと、飲料をカプセルから生成するためのモジュールとを備える飲料生成システムが提供される。
モジュールは、
協働する第2のカプセル係合部材に対して、カプセル排出位置と飲料生成位置との間で移動可能な第1のカプセル係合部材と、
飲料生成位置から、カプセルが第1のカプセル係合部材から排出されるカプセル排出位置まで、第1のカプセル係合部材を能動的に後退させる手段とを備え、
移動可能な第1のカプセル係合部材は、
カプセルのハウジングの外形の一部に少なくとも適合する形状を備えるカプセル受器と、
カプセルハウジングの後面の孔を通ってカプセルに進入し、水をカプセルに注入するための水針と、
水針の基部にあるシールであって、カプセルの注水領域の孔を取り囲む凹みの環状部分の形状に少なくとも適合する少なくとも1つの環状部を含むシールとを備える。
システムの飲料を生成するためのモジュールは、欧州特許出願公開第2033551号に記載されているモジュールの特徴を有し得る。モジュールは2つの協働するカプセル係合部材を含み、第1の部材は、これらの2つの部材間でカプセルが係合される、飲料生成位置と呼ばれる閉鎖位置と、これら部材によってカプセルが係合されていない、カプセル排出位置と呼ばれる開放位置との間で移動することができる。
第1の部材が飲料生成位置にあるときに、カプセルから飲料を抽出し、飲料容器に注出することができる。
カプセル排出位置は飲料生成位置とは異なる。したがってカプセル排出位置は、飲料流路の垂直線にある飲料生成位置に対してずれている。
移動可能な第1のカプセル係合部材は、カプセル受器を備える。受器の内面は、カプセルのハウジングの外形の一部に少なくとも適合する。これは、カプセル受器は、カプセルに関して、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する、実質的に三角形の断面へと有変化する断面をすることを意味する。好ましくは、受器の内面は、カプセルのハウジングの後部の外形に少なくとも適合する。
この受器は、第2のカプセル係合部材と共に、カプセルを収容するための淹出チャンバの少なくとも一部を画定する側壁と口部を画定する。
モジュールは、第1のカプセル係合部材を2つの位置間で移動させる手段を備える。これは好ましくはハンドルである。例えば、国際公開第2015/032651号、又は、国際公開第2007/134960号に記載されているようなハンドルである。
モジュールは、カプセルに水を注入し、カプセルが飲料生成位置にある間にカプセルから吐出される飲料を有するように設計されている。
好ましくは、第2の係合部材は、第1の部材がカプセルを押し付けることのできる前壁である。前壁に押し付けられると、カプセルにある出口を開放することができ、飲料はこの出口から流れることができ、前壁に沿って飲料容器に流れる。
したがって、モジュール、好ましくは第2のカプセル係合部材は、カプセルに進入してカプセルを全体的に刺通し、飲料出口をカプセルに形成する開放手段を備えることができる。この開放手段は、国際公開第2010/146101号に記載されるとおりのパンチャであってもよい。この開放手段は、一般的に第2のカプセル係合部材に隣接して配置され、又はこの第2のカプセル係合部材の一部であってもよい。
別の実施形態によれば、カプセルは、モジュールへの導入前に開放している飲料出口を有してもよい。
好ましい実施形態において、第2の係合部材は、実質的に飲料流路の垂直線に配置される。
移動可能な第1のカプセル係合部材は、注水領域の孔に進入し、上記孔を覆うカバーを刺通して、水をカプセルに注入するための水針を備える。この針は、第1のカプセル係合部材の内面から突出する。
針は、上記面から突出する基部においてシールを有する。シールは、上流側にあるカプセルの注水領域に刺通された孔からマシンの内部への、水又は飲料の漏出を回避することを目的とする。
このシールは、一般的にエラストマのような可撓性で弾力性のある材料で作製されている。このシールは、シリコーン製であり得る。
このシールは、少なくとも1つの環状リングを備える。この環状リングは、全体的に針の基部にセンタリングされている。シールのこの環状リングは、カプセル内の注水領域の孔を取り囲む凹みの環状部分の形状に少なくとも適合する。
飲料生成位置への第1のカプセル係合部材の移動中に、第1のカプセル係合部材はカプセルを取り囲み、針は、カバーをカプセルの注水領域で刺通してカプセルの内側に突出する。同時に、針の基部にある環状シールがカプセルのハウジングの後面にある凹みと協働し、カプセルが凹んでいるので、針の環状シールはこの凹みに入る。
この位置で、飲料原材料を抽出するために熱湯を、針を通してプラスチック製のカプセルに導入することができる。更に、カプセルがマシンから一旦抜き取られると、プラスチック製のカプセルは、飲料の調製前にマシンに導入されたときと同じ形状を有するが、内部には熱湯が既に注入されている。
上記のシステムの1つの特定の実施形態によれば、
カプセルは、少なくとも4mm、好ましくは少なくとも5mm、更に一層好ましくは6mm以上の直径を有する裏孔を備え、
カプセルは、カプセルが第1のカプセル係合部材に一旦係合されると、カプセルの周縁部の少なくとも一部が第1のカプセル係合部材の少なくとも一部を越えて延びるような周縁部サイズを有し、
移動可能な第1のカプセル係合部材は、カプセルをカプセル受器内に把持するように構成された把持手段を含み、
モジュールは、当該第1のカプセル係合部材が飲料生成位置からそのカプセル排出位置に移動するときに、第1のカプセル係合部材を越えて延びているカプセルの周縁部を保持する少なくとも2つの手段を含み、
ここで当該把持手段は、カプセルの周縁部と係合するように構成された別個のフックであり、
ここでカプセルの周縁部を保持する当該2つの手段は、第1のカプセル係合部材が飲料生成位置からカプセル排出位置に移動する間、これらの2つの保持手段のうちの一方が他方の保持手段より先にカプセルの周縁部と係合するように構成されている。
移動可能な第1のカプセル係合部材は、カプセルをカプセル受器内に把持するように構成された把持手段を含む。これらの把持手段は、第1のカプセル係合部材が飲料生成位置からカプセル排出位置へと能動的に後退させるときにカプセルをカプセル受器内に把持することを目的としている。これらの把持手段は、第1の係合部材を後退させている間に、カプセルが第2の係合部材に付着したまま残ることがないことを確実にする。これらの把持手段は、カプセルの周縁部と係合するように構成された別個のフックである。
好ましくは、移動可能な第1のカプセル係合部材は、カプセルの周縁部と係合するように構成された2つのフックを含み、当該フックはカプセル受器の前面の側に配置されている。好ましくは、これらの2つのフックはカプセル受器の前面の側に配置されている。
フックと第1のカプセル係合部材とは同じプラスチック材料から作製してもよく、フックを当該第1のカプセル係合部材との1つのシングルピースとして成形することができる。
好ましい一実施形態によれば、各フックは、カプセル受器の前面の側から延びるアームであり、当該アームは傾斜端を有し、かつ垂直方向スリットを含む。傾斜端により、第1のカプセル係合部材がカプセルまで移動し、それを取り囲み、カプセルを第2の係合部材に押し付けるときに、各フックがカプセルの周縁部と徐々に係合することが可能になる。カプセルの周縁部は傾斜端に沿って摺動し、当該周縁部を把持するように構成された垂直方向スリットへと導かれる。
システムの上記特定の実施形態によれば、カプセルの周縁部を保持する2つの手段は、飲料生成位置からカプセル排出位置への第1のカプセル係合部材の移動中に、2つの保持手段のうちの一方は、他方の保持手段がカプセル周縁部に係合するよりも前に、カプセルの周縁部に係合するように構成されている。
したがってカプセルは、以下の2つの短い接近したステップで第1のカプセル係合部材から離脱する。
初めに、カプセルの一方の側方周縁部が第1の保持手段によって係合されるステップ。この第1の保持手段は、カプセルの周縁部を把持し、カプセルの周縁部を第1のカプセル係合部材の第1のフックから取り外す。
次に、カプセルの他方の側方周縁部が第2の保持手段によって係合されるステップ。この第2の保持手段は、カプセルの周縁部を把持し、カプセルの周縁部を第1のカプセル係合部材の第2のフックから取り外す。
結果的に、これらの2つのフックからのカプセル周縁部の取り外しは2つのステップに分けられる。周縁部を各フックから順次取り外すのに必要な力は、周縁部を両方のフックから同時に取り外すのに必要な力よりも小さいため、より少ない力でカプセルを中空釣鐘形状の部材から取り外すことができる。結果的に、カプセルが第1のカプセル係合部材からモジュールの前面に向かって水平方向に投げ出され、単純にカプセルビンに引きずり下ろす代わりにマシン内に詰まったまま残り、モジュール内に新しいカプセルを導入する妨げとなるリスクがない。
次に、カプセルがその周縁部で両方の保持手段によって保持されつつ、第1の係合部材はその一連の運動を終了する。この運動の終了時に、第1の係合部材はカプセル受器からカプセルを完全に放出し、カプセルは下方へと、好ましくはカプセル回収ビン内に自然落下する。
好ましくは第1のカプセル係合部材が長手方向移動軸線の各側に1つの保持手段が配置されており、長手方向移動軸線に沿ったこれらの2つの保持手段の位置は互いに対してずれている。
一般的に、モジュールのフレームの長手方向軸線に沿ったこれらの2つの保持手段の位置は、少なくとも1mm、好ましくは最大で5mm、更により好ましくは3~4mmだけ互いに対してずれている。
好ましくはタブは、カプセルの周縁部の一部と係合するようにモジュールの側壁に配置されており、当該一部は、周縁部のうち一方のフックで係合される部分に近接している。
カプセルを第1のカプセル係合部材から取り外す運動の間、カプセル周縁部が第1の保持手段と、そしてその後に、第2の保持手段と連続して係合するので、カプセルは側方に傾動する。このステップ及び配向がこのように変化している間、ハウジングの後面にある孔を通って延びる水針は、上記孔の軸線と整列されていない。しかしながら上述したようなカプセルでは、孔の寸法は、カプセルが針とこのように位置ずれしている間は、針が孔の縁部と摩擦するのを防止するようになっている。
第3の態様によれば、上述した飲料生成システムにおける上述したカプセルの使用が提供される。
ここで水針は、カプセルハウジングの後面の、注水領域に含まれる孔に進入し、
水針の基部にあるシールの環状部は、カプセルの注水領域の孔を取り囲む凹みと協働する。
第4の態様によれば、飲料生成システムが提供される。飲料生成システムは、
飲料をカプセルから生成するためのモジュールを備え、モジュールは、
協働する第2のカプセル係合部材に対して、カプセル排出位置と飲料生成位置との間で移動可能な第1のカプセル係合部材と、
飲料生成位置から、カプセルが第1のカプセル係合部材から排出されるカプセル排出位置まで、第1のカプセル係合部材を能動的に後退させる手段とを備え、
移動可能な第1のカプセル係合部材は、
カプセルのハウジングの外形の一部に少なくとも適合する形状を備えるカプセル受器と、
カプセルハウジングの後面の孔を通ってカプセルに進入し、水をカプセルに注入するための水針と、
水針の基部にあるシールであって、カプセルの注水領域の孔を取り囲む凹みの環状部分の形状に少なくとも適合する少なくとも1つの環状部を含むシールとを備え、
飲料生成システムは、更に、
茶葉など飲料原材料を収容しており、熱湯の注入によって茶などの飲料を調製するように構成されたカプセルを備え、カプセルは、
上記飲料原材料を保存するためのハウジングであって、
開口した前面と、
ハウジングの孔を含む注水領域を有する後面と、
開口した前面から延びる周縁部とを含むハウジングと、
ハウジングの開口した前面を閉鎖する前カバー及び/又は壁と、
注水領域の孔を閉鎖する後カバーとを備え、
ハウジングは、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する、概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、
ハウジングは、プラスチック材料から作製されており、
ハウジングの後面は、カプセルがカプセル受器内に収納され、かつ第1のカプセル係合部材が飲料生成位置にあるときに、当該後面が、水針の基部にあるシールに対して押し潰されないように設計されている。
一実施形態によれば、そのようなシステムでは、ハウジングの後面は平坦とすることができ、カプセルのハウジングの深さは、シールがカプセルの後面に対して押し潰されることを回避するように寸法決定することができる。
第5の態様によれば、飲料原材料を把持するカプセルのハウジングが提供される。上記ハウジングは、
開口した前面と、
ハウジングの孔を含む注水領域を有する後面と、
開口した前面から延びる周縁部とを備え、
ハウジングは、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、
ハウジングは、プラスチック材料から作製されており、
ハウジングの後面は、注水領域の周りに凹みを備え、上記凹みは、ハウジングの内容積部の内側に延びており、上記凹みは、注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びている。
後カバーは、注水領域の孔を閉鎖することができる。
本明細書では、「内」、「外」、「後」、「前」、「底」及び「横」という用語は、本発明の特徴位置関係を説明するために用いられる。これらの用語は、図8、図9、図12a~図12f、図13a~図13cに示すように、飲料を生成するためのモジュール内に配置されたときの通常の向きにあるカプセル、又は、飲料を生成するために使用されるときの通常の向きにあるモジュールを指すことを理解されたい。
本発明の上記の諸態様は、任意の好適な組み合わせで組み合わせることができる。更には、本明細書における様々な特徴を、上記の諸態様のうちの1つ以上と組み合わせることにより、具体的に図示及び説明されたもの以外の組み合わせを提供することができる。本発明の更なる目的及び有利な特徴は、「特許請求の範囲」、「発明を実施するための形態」、及び添付図面から明らかとなるであろう。
本発明の特徴及び利点は、以下の図との関連で、より良好に理解されるであろう。
本発明によるカプセルの斜視図である。 本発明によるカプセルの斜視図である。 図1a及び図1bのカプセルのハウジングの内部の斜視図である。 図1a及び図1bのカプセルの側面図である。 A-Aによる図3のカプセルの断面図である。 B-Bによる図3のカプセルの断面図である。 C-Cによる図3のカプセルの断面図である。 D-Dによる図3のカプセルの断面図である。 E-Eによる図3のカプセルの断面図である。 図1a及び図1bのカプセルのハウジングの後面の拡大図である。 図5の平面Pに沿って切り取ったカプセルの断面図である。 カプセルの後面の凹み部の変形例を示す。 カプセルの後面の凹み部の変形例を示す。 カプセルの後面の凹み部の変形例を示す。 壁を備えるカプセルの斜視図である。 フィルターを備えるカプセルの斜視図である。 カプセル排出位置にある、本発明のシステムにおいて飲料をカプセルから生成するためのモジュールの垂直断面図である。 図8の抽出後の図である。 飲料生成位置にあるカプセルにより飲料を生成するためのモジュールの垂直断面図である。 図9の抽出後の図である。 飲料を生成するためのモジュールの第1のカプセル係合部材を示す。 図10aの第1の係合部材のフックのうちの1つの拡大上面図である。 カプセルが内側で係合された、図10aの第1のカプセル係合部材の背面図である。 カプセルが内側で係合された、図10aの第1のカプセル係合部材の正面図である。 導入から放出までのモジュール内でのカプセルの運動を示すモジュール及びカプセルの概略上面図である。 導入から放出までのモジュール内でのカプセルの運動を示すモジュール及びカプセルの概略上面図である。 導入から放出までのモジュール内でのカプセルの運動を示すモジュール及びカプセルの概略上面図である。 導入から放出までのモジュール内でのカプセルの運動を示すモジュール及びカプセルの概略上面図である。 導入から放出までのモジュール内でのカプセルの運動を示すモジュール及びカプセルの概略上面図である。 導入から放出までのモジュール内でのカプセルの運動を示すモジュール及びカプセルの概略上面図である。 飲料生成位置から排出位置へ至るモジュール内でのカプセルの運動を示す、モジュールの水平断面図である。 飲料生成位置から吐出位置へ至るモジュール内のカプセルの動きを示す、モジュールの水平断面図である。 飲料生成位置から吐出位置へ至るモジュール内のカプセルの動きを示す、モジュールの水平断面図である。 図13cの拡大図である。 本発明の飲料生成システムを備える飲料調製マシンを示す。 本発明のシステム用に設計されたカプセルを示す。
図1a及び図1bは、本発明によるカプセル1の図である。カプセルは、飲料原材料を保存するための内容積部を画成するハウジング12を備える。このハウジングは、プラスチック材料、好ましくは、熱成形することができるプラスチック材料、更に一層好ましくはポリプロピレンポリマーから作製されたプラスチックで作製されている。
図1aは、上記ハウジングの後面122を示す。本発明では、後面は、水がカプセルに導入される側を指し、一方、前面は、飲料が注出される側を指す。上記後面で、ハウジングは、ハウジングの孔124を備える注水領域123を有する。この孔は、飲料をカプセルから生成するためのモジュールと協働して、モジュールの注水針の通過を可能にするように構成されており、図8、図9に本明細書に基づいて示されている。好ましくは、この孔は、カバー15によって閉鎖されている。このカバーは、注水針によって刺通可能な材料で作製されている。このカバーは、通常、アルミニウム膜である。
図1bは、ハウジングの前面121を示す。上記前面で、ハウジングは、前カバー13によって閉鎖されている。カバー13は、ハウジングの開口した前面から延びる周縁部125に装着されている。好ましくは、カバーの少なくとも一部は、飲料出口を飲料調製中に形成することができるように刺通可能又は裂断可能である。カバーは、カプセルに保存された飲料原材料の新鮮さ及び清潔を保証する。前カバー13は、好ましくは、可撓性かつ刺通可能である。
図2は、飲料原材料が内部に導入される前、及び、開口した前面121が前カバー13によって閉鎖される前のハウジングを示す。後面で、後カバー13は、ハウジングの内面に装着され、孔124(点線で図示)を隠すとともに閉鎖する。
図4a~図4eは、図3でカプセルの側面図に示すように、ハウジングの前面から後面までの、それぞれ異なる平面A-A、B-B、C-C、D-D及びE-Eによるハウジング12の断面を示す。これらの図は、滑らかな丸い角部(図4a)を有する概ね三角形の断面から円形の断面(図4e)へと、断面がどのように徐々に変化するかを示す。断面が何であれ、ハウジング12は、好ましくは、滑らかな丸い角部及び線を常に有する。図4aでは、三角形の外形が2等辺であり、両方の等しい辺のどちらか一方の長さが第3の辺(図3aの上側)の長さよりも大きいことが明らかである。
図1a、図5及び図5aの図示する実施形態では、凹み126が、注水領域123を取り囲む。1つの寸法では、この凹みは、図5aの断面図で明らかであるように、窪みのようにハウジングの内容積部の内側に延びる。この実施形態では、この凹みは、溝のように、注水領域123を取り囲むリングの形状を有する。図1a、図5及び図5aの図示する実施形態では、このリングは、孔124を取り囲む。
別の寸法では、凹み126は、図1a及び図5で明らかであるように、注水領域の孔124を取り囲む環状部分に沿って少なくとも延びる。
凹み126は、この環状部分よりも大きくてよい。1つの特定の実施形態では、凹み126は、図5b~図5dに示すように円の形状を有し得る。この円は、注水領域の孔124を取り囲む環状部分を包含する。
カプセル1がプラスチック製である場合、更には、熱湯がハウジング内で注入されるときに、この凹み126は、カプセルの形状が変形しないことを保証する。
環状リングの形状を有する凹み126は、円の形状を有する凹み126ほどはハウジングの内容積部を減少させないという理由から好適である。実際には、ハウジングが作製されているプラスチック製の壁に厚さt(図5aを参照)があるため、カプセルの内容積部は、アルミ薄板で作製された現在のハウジングよりも小さい。実際には、アルミ薄板が約0.1mmの厚さを有するのに対して、好ましくはポリプロピレンポリマー製の熱成形したプラスチック製のカプセルの厚さは、約0.65mmである。アルミニウムからプラスチックへのカプセル材料の性質の変更は、これらの材料の厚さの差のためにカプセルの内容積部に直接に影響を与える。結果として、同じ外形を保つと、プラスチック製のカプセルの内容積部は、アルミニウムカプセルの内容積部と比較すると6%減少する。そのような差は、飲料が茶葉から調製された茶である場合、飲料調製の品質に直接に影響を与え得る。実際には、茶葉を小さい容積のカプセルで浸出させることは、茶葉が熱湯で膨潤するために困難であり得、熱湯で茶葉を開かせるための空間が少ない。カプセル容積がいくらかでも減少すれば、重大なことになり得る。結果として、溝のデザインは、この点を考慮するために決定することができる。特に、環状リングは、熱湯による形状変形を回避すると同時に、茶葉抽出に必要な容積を維持するのに十分である。そのような設計により、アルミ薄板製カプセルと熱成形プラスチック製カプセルとでの減少は僅か4.5%内容積部であった。
環状部分の寸法は、通常、少なくともカプセルのハウジングの寸法に左右される。
一例として、図示するカプセルは、通常、以下を有するハウジングを備える。
47.9~48.5mmの最大高さH、及び
36.7~37.3mmの最大幅W、及び
24.1~24.3mmの最大深さD。
凹み126は、好ましくは、少なくとも注水領域の孔15を取り囲む環状部分に沿って延びており、上記環状部分は、10mmの内径Φi及び14mmの外径Φeを有する。径とは、図5aに示すように、環状部分の内縁部及び外縁部での寸法を意味する。
凹み126は、上記の内径及び外径を有する環状部分に限定された形状を有し得るか、又は、この環状部分よりも大きい環形を有し得るか、又は、円の形状を有し得、リング及び円は、環状部分を含む。
図5dでは、凹み126は、環状部分を包含する円である、つまり、この円は、少なくとも14mmの直径Φを有する。
好ましくは、凹み126の深さdは、図5a又は5dでは少なくとも0.7mm、好ましくは約0.9mmである。
これらの寸法H、W、Dは、図1b及び図1cに示されており、これらの寸法Φi、Φe、Φ、w、t、及びdは、図5a及び5dに示されている。
図1a、図5、及び図5aに示すように、ハウジング12は、ハウジングの孔124を含む注水領域123を備える。好ましくは、注水領域の孔15は、円形であり、少なくとも4mm、好ましくは少なくとも5mm、更に一層好ましくは少なくとも6mmの直径dを有する。
図6は、前壁14をハウジングの前面に備えるカプセルを示す。
前壁14は、2つの飲料オーバーフロー孔141を備える。これらのオーバーフロー孔141は、飲料があまりに急速に、茶葉が十分に抽出される前にカプセルを出るのを防止する。
好適なモードでは、前壁14は、飲料調製モジュールの識別ユニットによって物理的に接触されるように設計された識別部材142を備えることができ、ここでは孔の存在又は不存在である。識別部材を備えるそのような前壁14は、欧州特許出願公開第1950150号の教示により設計することができる。したがって、飲料原材料からの飲料の最適調製に関する情報は、識別部材を介してコード化することができる。
前壁14は、通常、カプセルの前カバー13の真下に配置される。
好適なモードでは、前壁14は、剪断部材143を正面上に備えることができ、上記剪断部材は、カプセルが飲料調製マシン内に固定され、更に飲料調製モジュールの開放部材と剪断部材が相互作用するときに、前カバー13を裂断するように設計されている。したがって、飲料出口は、カプセルがマシン内に固定されているときに前カバー13に形成することができる。そのような剪断部材は、国際公開第2010/146101号に記載されている。
図7は、フィルター16をハウジングの前面121に備えるカプセルを示す。フィルターは、茶葉がカプセルを出るのを防止する。好適な実施形態では、フィルターは、オーバーフロー孔141を備える壁14の後面に装着され、その結果、フィルターはこれらの孔を覆う。
特定の実施形態では、そのような壁は、国際公開第2007/042414号の教示に従い設計することができる。
したがって、カプセルが茶葉を備える場合には、最適化された品質の、茶葉微紛が取り除かれた茶飲料が生成される。
図8及び図9は、飲料を本発明によるカプセルから生成するためのモジュール2を示す。モジュール2によって、飲料を調製し、カプセルを放出するために、カプセルを導入し、位置決めすることができる。
図8では、モジュールは、開放位置、すなわち、カプセルがまだ導入されていない位置で示されている。モジュール2は、カプセルを受け入れる準備ができている。モジュール2は、フレーム21を備える。モジュールは、第1のカプセル係合部材3及び第2のカプセル係合部材4を備える。第2の部材4は固定されており、一方、第1の部材3は、移動式であり、カプセル排出位置(図8に図示)と飲料生成位置(図9に図示)との間で移動可能である。
モジュールは、カプセルが開口部7を介してモジュールに導入されると飲料調製を開始するためにオペレータが手動で作動させるアクチュエータ5を備える。オペレータが開口部7を介してモジュール2にカプセルを導入すると、カプセルは、カプセルの縁部が寄り掛かる支持手段71によって第2のカプセル係合部材4の前方に保持される。
アクチュエータ5は、支持手段71によって保持されたカプセルを図9に示すように2つのカプセル係合部材3、4間に封入する作用と共に、アクチュエータ5を押し下げることによって、第2のカプセル係合部材4への第1のカプセル係合部材3の運動を引き起こす。
移動可能な第1のカプセル係合部材3はカプセル受器31を備え、上記カプセル受器の形状は、上記カプセル受器が飲料生成位置に移動された(図9)時に、カプセルのハウジングの外形の一部に少なくとも適合する。
移動可能な第1のカプセル係合部材3は、カプセルの後カバーを刺通し、カプセルに進入し、水をカプセルに注入するための水針6を備える。針は、熱湯供給部(図示せず)と流体接続している。
移動可能な第1のカプセル係合部材3は、シール32を水針6の基部に備える。このシールは、マシン内で水漏れがないことを保証する。実際には、飲料調製中、カプセルは完全に熱湯で満たされており、この熱湯は、カプセルの後カバー15に針によって形成された孔から漏出する恐れがある。水漏れがあればマシンが汚れ、水の一部が飲料原材料と接触しなくなるので、正しい飲料調製が行われない。
図8aは、図8のシール32及び針6の抽出拡大図である。シールは、径の異なる2つの環状部321、322を備える。一方の環状部321は、針の上流側で飲料調製マシンの部品内に液体漏れがないことを保証し、他方の環状部322は、第1のカプセル係合部材の開口した口部へ液体が流れないことを保証する。
シールは、通常、弾力性及び可撓性の特質を有するエラストマ又はゴム材料で作製される。図8aは、静止状態、すなわち、カプセルによって圧縮されていないシールを示す。
図9aは、図9のカプセルの後面、シール32、及び針6の抽出拡大図である。カプセルの後面は、最小環状部321の形状に適合する窪み126がカプセルの後面にあるため、シールの大きい方の環状部322には押し付けられるが、小さい方の環状部321には押し付けられない。シールは、水漏れに関連してその作用を提供する。というのも、シールは、最大環状部322により効果的な封止を保証するからである。しかしこの封止は、熱湯の注入程にはカプセルの形状の変形には影響を与えない。
実際には、プラスチック製のカプセルの後面とシールの最小環状部321との特定の相互作用だけが、熱湯による形状変形に影響を与えることが判明した。したがって、針の環状シールの領域に適合する凹んだ環状部分126を有するプラスチック製のカプセルを設計することによって、カプセル変形の問題を解決した。
小さい方の環状部321だけを備える環状シール32を有するモジュール2については、変形は観察されなかったという同じ効果が、本発明によるカプセルで得られたことに留意している。
図10aは、移動可能な第1のカプセル係合部材3を示す。この部材は、カプセル受器31を備える。カプセルを刺通して水を内部に注入するための水針6は、カプセル受器の後面から出ている。第1の係合部材3はまた、中空部材3の前部の各側に保持手段33a、33bも備える。例示する実施形態では、上記保持手段はフックである。
図10bは、図10aのフック33aのうちの1つの拡大上面図である。フック33aは、カプセル受器3の側に配置されていて上記カプセル受器の前面から垂直に延びているアーム部331aを備える。アーム331aは、傾斜した自由端331bを有する。この端部はカプセル受器3の中心に向かって傾斜しているため、第1の係合部材がカプセルの方に移動すると、傾斜端部331bがカプセルの周縁部に沿って摺動し、この周縁部を僅かに圧迫してそれをアームのスリット331cに押し込み、そこに保持する。同じ動作が、カプセルの周縁部の反対側の他方のアーム部33bにも同時に生じる。
図11aは、カプセル1がカプセル受器内で係合した第1のカプセル係合部材3の背面図を示す。カプセルの周縁部125のいくつかの部分は、第1のカプセル係合部材の正面の縁部311を越えて延びる。カプセルの周縁部125の少なくとも実質的に垂直の部分は、第1のカプセル係合部材の正面の縁部311を越えて延びることが好ましい。用語の垂直とは、飲料の生成に関するその通常の向きに従うモジュール内のカプセルの位置に基づき解釈されるべきである。
第1のカプセル係合部材3はまた、この部材を案内ピン34である移動手段に結合する手段も備え、これらはカプセル受器の側に設けられている。これらの案内ピンは、第1のカプセル係合部材の運動を案内するために、モジュール2(図8で参照番号211と図示)のフレームの対応する案内湾曲部と協働する。
図11bは、第1のカプセル係合部材3、及び、カプセル受器に係合したカプセル1の背面図を示し、周縁部125はフック33a、33bによって把持されている。
図12a~図12fは、モジュールへの導入からモジュールの外への放出までのモジュール2内でのカプセル1の運動を示すモジュール2の概略図である。これらの図は、モジュールの上面図であり、第1及び第2のカプセル係合部材3、4、カプセル1、タブ8a、8b、事前固定部材9a、9b、及びフック33a、33bの相対的運動を明らかにする。
図12aでは、カプセル1は、ちょうどモジュール2に導入されたところである。カプセルは、後カバー15によって閉鎖された後面孔124を備える。カプセルの周縁部125は、第2のカプセル係合部材4に対応するモジュールの前端と事前固定部材9a、9bの端部との間に画定された空間s内に配置されている。これらの事前固定部材9a、9bは、カプセルがモジュールの後面の方向に落下するのを防止する。周縁部125の下部は、カプセルが下に落下することを回避するために支持手段上で傾斜している(図8に図示)。したがって、カプセルは、この位置に周縁部125によって保持される。
第1の係合部材3は、カプセル1及び第2の係合部材4から離れて配置されている。第1の係合部材3は、長手方向軸線XX’に沿って第2の係合部材4に向かって移動し、これから離れることができる。
図12aは、モジュールの側に2つのタブ8a、8bが存在していることを示す。全体的に、これらのタブは、モジュールのフレームの側壁内に固定され、カプセルが排出位置に移動されるときに、カプセルの周縁部125に接触することができるように配置されている。長手方向軸線XX’に沿ったタブの位置は距離lだけ互いに対してずれている。
図12bでは、第1の係合部材3は、第2の係合部材4の方向に移動される。同時に、事前固定部材9a、9bが、矢印で示されるようにカプセルの周縁部から離れ始める。
図12cでは、第1の係合部材3は、第2の係合部材4の方向への運動を完了している。事前固定部材9a、9bは、カプセルの周縁部から完全に離れており、カプセルは、第1の係合部材のカプセル受器31内に、第2の係合部材4に対して維持されている。水針6はカバー15を刺通してカプセルの孔124に進入している。水は、針を通して導入することができ、飲料調製を行うことができる。カプセルの周縁部125は、フック33a、33b(カプセル及び第2のカプセル係合部材によって隠されているので図示せず)によって係合されている。
図12dでは、放出運動が開始する。第1の係合部材3は、第2の係合部材4から後退して離れながらカプセルを連行する。事前固定部材9a、9bは、矢印で示されるとおり、その初期位置に復帰することができる。
図12eでは、第1の係合部材3が後退する間、カプセルの周縁部125の側部は第1のタブ8aによって保持され、これによって、カプセル受器31からのカプセルの横方向の分離が引き起こされる。特に、周縁部125は、フック33aから分離されており(このフックは、カプセルによって隠されているので図12eでは見えない)、他方の側には、他方のフック33bが周縁部125をまだ保持している。
図12fでは、第1の係合部材3が後退し続ける間、カプセルの周縁部の他方の側方部分125が、第2のタブ8bによって保持されており、これによって、カプセル受器31からのカプセルの完全な分離が引き起こされ、周縁部125は第2のフック33bから分離される。第1の係合部材3は、その初期位置への運動を終了することができ、一方、カプセルは、モジュール2の下に重力によって落下することができる。
図12eに示すステップでは、カプセル1は、カプセルの孔124が第1のカプセル係合部材3の線形運動、すなわち上記部材に装着された水針6の線形運動に対応する軸線XX’上に整列されていない位置に保持されている。結果として、図12c及び図12dで当初は孔124にセンタリングされていた針6が、図12eでカプセルの周縁部125が第1のタブ8aによって保持される時点ではもはやこの孔の中心にはない。孔がたまたま過度に小さいか、又は、製造ステップで良好にセンタリングされていなかった場合、針は、孔124の縁部に沿って摩擦することがあり、ハンドルが初期位置に戻る途中で直に突き当たることがある。オペレータは、ハンドルの動きに対する制動を感じる場合がある。
図13a~図13cは、カプセルがモジュール内で封止された位置からモジュールの外へ放出される途中のモジュール内でのカプセル1の動きを示す、モジュール2の水平断面図である。これら図は、モジュールの上面図であり、第1及び第2のカプセル係合部材3、4及びカプセル1の相対的運動を明らかにする。
図13aは、図12cに類似しており、ここではカプセル受器31は、第2の係合部材4の方向への運動を完了しており、カプセル1は、第1の係合部材と第2の係合部材との間に固定されている。水針6はカバー15を刺通してカプセルの孔124に進入しており、抽出を行うことができる。
図13bは、図12dに類似しており、カプセル放出の運動が開始する。第1の係合部材3は、長手方向軸線XX’に沿って第2の係合部材4に向かって移動し、第2の係合部材4から離れることができる。第1の係合部材3は、第2の係合部材4から後退して離れながらカプセル1を連行する。モジュールのフレーム21の垂直壁は、タブ8a、8bの形の保持手段を備える。これらのタブは、ハウジングの側壁から、タブが第1のカプセル係合部材の受器31と相互作用しないような長さまで延びる。しかしながら、これらのタブは、カプセルが第1のカプセル係合部材3と共に後退するときに、カプセルの周縁部125の経路上に配置される。長手方向軸線XX’に沿ったタブの位置は距離lだけ互いに対してずれている。
図13cは、図12eに類似している。第1の係合部材3が後退する間、カプセルの周縁部の側部125は、第1のタブ8aによって保持され、これによって、カプセル受器32からのカプセルの横方向の分離が引き起こされ、特に周縁部125aの一部は、フック33aから分離される。運動のこの時点で、カプセルは傾動され、孔124がカプセルの後面にセンタリングされている軸線YY’は、もはや軸線XX’と整列されていない。
図14は、図13cの位置にある孔124の拡大図である。カバー15は裂断されており、針は裏孔124の内側にある。カプセルと軸線XX’との位置ずれは、針6がカプセルの孔124の中央にセンタリングされておらず、孔124の1つの側に更に接近するようになっている。この図は、孔の縁部、又は孔の周囲のカプセル壁にさえも衝突することなく針が貫通することができるように、十分に大きい裏孔124をカプセルに設けることの重要性を示す。
図15は、本発明の飲料生成システムを備える飲料調製マシン100を示す。マシンは、図8a及び図8bに示すようなモジュール2を備える。モジュールの針は、逆止弁101、加熱器102、ポンプ103、及び流体供給部(通常、水タンク104)を連続して備える流体供給部に接続されている。流体を供給する他の周知の要素を代替的に使用することができる。マシンの種々異なる要素を、ハウジング105によって取り囲むことができる。このマシンは、カップ109をモジュール2の下に支持して位置決めするためのドリップトレイ108を含むことができる。飲料調製を制御するユーザインターフェース106を設けてもよい。
図16は、ハウジングの後面が実質的に平坦であることを除き、図1aのカプセルと類似するカプセル1を図示する。図1aのカプセルと比較すると、後面は、端部が切り落とされており、したがって、ハウジングの深さDはより小さくなっている。結果として、このカプセルが図8に示すモジュールに導入されるときに、針の基部にあるシール32及びカプセルの後面は互いに押し潰されないので、カプセルの形状変形は、抽出及び放出後に観察されない。
それでも、そのようなカプセルは、図1a及び図5bに示すカプセルと比較するとより小さい内容積部を有する。したがって、茶葉抽出に設けられている空間が小さくなっている。
本発明は、上記で例示された実施形態を参照して説明されているが、特許請求される本発明は、決してこれらの例示された実施形態によって限定されるものではないことが理解されるであろう。
「特許請求の範囲」で定義されるような、本発明の範囲を逸脱することなく、変形及び修正が実施可能である。更に、特定の特徴に対して既知の均等物が存在する場合、かかる均等物は、本明細書中で具体的に言及されているかのように組み込まれるものである。
本明細書で使用するとき、用語「備える」、「備えている」、及び同様の語は、排他的又は包括的な意味で解釈されるべきではない。換言すれば、これらは、「~を含むが、それらに限定されない」ことを意味するものとする。
1 カプセル
11 飲料原材料
12 ハウジング
121 前面
122 後面
123 注水領域
124 孔
125 周縁部
126 凹み
13 前カバー
14 前壁
141 オーバーフロー部
142 識別部材
143 剪断部材
15 後カバー
16 フィルター
2 モジュール
21 フレーム
211 案内カーブ
3 第1のカプセル係合部材
31 カプセル受器
311 カプセル受器の前面にある縁部
32 シール
321、322 環状部
33a、33b フック
34 案内ピン
4 第2のカプセル係合部材
5 アクチュエータ
6 水針
7 開口部
71 支持手段
8a、8b 保持手段
9a、9b 事前固定部材
100 飲料マシン
101 逆止弁
102 加熱器
103 ポンプ
104 タンク
105 ハウジング
106 ユーザインターフェース
107 ドリップトレイ
108 カップ

Claims (16)

  1. 茶葉などの飲料原材料(11)を収容しており、熱湯の注入によって茶などの飲料を調製するように構成されたカプセル(1)であって、
    前記カプセル(1)は、
    前記飲料原材料を保存するためのハウジング(12)であって、
    開口した前面(121)と、
    前記ハウジングの孔(124)を含む注水領域(123)を有する後面(122)と、
    前記開口した前面から延びる周縁部(125)とを備えるハウジングと、
    前記ハウジングの前記開口した前面を閉鎖する前カバー(13)及び/又は壁(14)と、
    前記注水領域の前記孔(124)を閉鎖する後カバー(15)とを備え、
    前記ハウジング(12)は、前記後面から前記前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、
    前記ハウジング(12)は、プラスチック材料から作製されており、
    前記ハウジングの前記後面(122)は、前記注水領域(123)の周りの凹み(126)を備え、前記凹みは、前記ハウジングの内容積部の内側に延びており、前記凹みは、前記注水領域の前記孔(124)を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びている、カプセル(1)。
  2. 前記プラスチック材料は、熱成形用のポリマーである、請求項1に記載のカプセル。
  3. 前記プラスチック材料は、ポリプロピレン(PP)系プラスチック材料である、請求項1又は2に記載のカプセル。
  4. 前記凹み(126)は、前記注水領域の前記孔(124)を取り囲むリングの形状を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のカプセル。
  5. 前記凹み(126)は、前記注水領域の前記孔(124)を含む円の形状を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のカプセル。
  6. 前記ハウジング(12)は、
    47.9~48.5mmの最大高さH、
    36.7~37.3mmの最大幅W、及び
    24.1~24.3mmの最大深さDを有し、
    前記注水領域の前記孔(124)を取り囲む前記環状部分は、その周囲に沿って前記凹みが延びており、10mmの内径及び14mmの外径を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のカプセル。
  7. 前記注水領域の前記孔(124)を取り囲む前記環状部分に少なくとも沿って、前記凹みの深さは、少なくとも0.7mmである、請求項1~6のいずれか一項に記載のカプセル。
  8. 前記カプセルの前記ハウジング(12)は、
    前記ハウジングを熱成形し、その後、
    前記ハウジングの前記後面に前記孔(124)をパンチングすることによって製造されている、請求項1~のいずれか一項に記載のカプセル。
  9. 請求項1~のいずれか一項に記載のカプセルと、飲料を前記カプセルから生成するためのモジュール(2)とを備える飲料生成システムであって、
    前記モジュール(2)は、
    協働する第2のカプセル係合部材(4)に対して、カプセル排出位置と飲料生成位置との間で移動可能な第1のカプセル係合部材(3)と、
    前記飲料生成位置から、前記カプセル(1)が前記第1のカプセル係合部材(3)から排出される前記カプセル排出位置まで、前記第1のカプセル係合部材(3)を能動的に後退させる手段(5)とを備え、
    移動可能な前記第1のカプセル係合部材(3)は、
    前記カプセルの前記ハウジング(12)の外形の少なくとも一部に適合する形状を備えるカプセル受器(31)と、
    記ハウジングの前記後面の前記孔(124)を通って前記カプセルに進入し、水を前記カプセルに注入するための水針(6)と、
    前記水針の基部にあるシール(32)であって、前記カプセルの前記注水領域の前記孔を取り囲む前記凹みの前記環状部分の形状に少なくとも適合する少なくとも1つの環状部(321)を含むシール(32)とを備える、飲料生成システム。
  10. 記カプセル(1)は、前記カプセルが前記第1のカプセル係合部材に一旦係合されると、前記カプセルの前記周縁部(125)の少なくとも一部が前記第1のカプセル係合部材(3)の少なくとも一部を越えて延びるような周縁部サイズを有し、
    移動可能な前記第1のカプセル係合部材(3)は、前記カプセルを前記カプセル受器(31)内に把持するように構成された把持手段を含み、
    前記モジュールは、前記第1のカプセル係合部材(3)が前記飲料生成位置から前記カプセル排出位置まで移動されるときに、前記第1のカプセル係合部材を越えて延びている前記カプセルの前記周縁部を保持する少なくとも2つの手段(8a、8b)を備え、
    前記把持手段は、前記カプセルの前記周縁部(125)と係合するように構成された別個のフック(33a、33b)であり、
    前記カプセルの前記周縁部を保持する前記2つの手段(8a,8b)は、前記第1のカプセル係合部材(3)が前記飲料生成位置から前記カプセル排出位置に移動する間、前記2つの保持手段のうちの一方(8b)が他方の保持手段(8a)より先に前記カプセルの前記周縁部と係合するように構成されている、請求項に記載の飲料生成システム。
  11. 1つの保持手段(8a、8b)が、前記第1のカプセル係合部材(3)の長手方向移動軸線(XX’)の各側に配置されており、
    前記2つの保持手段の位置は、前記長手方向移動軸線に沿って互いに対してずれている、請求項10に記載の飲料生成システム。
  12. 前記モジュールの前記ハウジングの前記長手方向移動軸線に沿った前記2つの保持手段(8a、8b)の位置は、少なくとも1mmだけ互いに対してずれている、請求項11に記載の飲料生成システム。
  13. 請求項12のいずれか一項に記載の飲料生成システムにおける請求項1~のいずれか一項に記載のカプセルの使用であって、
    前記水針(6)は、前記ハウジングの前記後面にある、前記注水領域に含まれる前記孔(124)に進入し、
    前記水針の前記基部にある前記シールの前記環状部(321)は、前記カプセルの前記注水領域の前記孔を取り囲む前記凹み(126)と協働する、使用。
  14. 飲料をカプセルから生成するモジュール(2)を備える飲料生成システムであって、
    前記モジュール(2)は、
    協働する第2のカプセル係合部材(4)に対して、カプセル排出位置と飲料生成位置との間で移動可能な第1のカプセル係合部材(3)と、
    前記飲料生成位置から、前記カプセル(1)が前記第1のカプセル係合部材(3)から排出される前記カプセル排出位置まで、前記第1のカプセル係合部材(3)を能動的に後退させる手段(5)とを備え、
    移動可能な前記第1のカプセル係合部材(3)は、
    前記カプセルのハウジング(12)の外形の少なくとも一部に適合する形状を備えるカプセル受器(31)と、
    記ハウジングの後面の孔(124)を通って前記カプセルに進入し、水を前記カプセルに注入するための水針(6)と、
    前記水針の基部にあるシール(32)であって、前記カプセルの注水領域の前記孔を取り囲む凹みの環状部分の形状に少なくとも適合する少なくとも1つの環状部(321)を含むシール(32)とを備え、
    前記飲料生成システムは、更に、茶葉などの飲料原材料(11)を収容しており、熱湯の注入によって茶などの飲料を調製するように構成されたカプセル(1)を備え、
    前記カプセル(1)は、
    前記飲料原材料を保存するためのハウジング(12)であって、
    開口した前面(121)と、
    前記ハウジングの孔(124)を含む注水領域(123)を有する後面(122)と、
    前記開口した前面から延びる周縁部(125)とを含むハウジングと、
    前記ハウジングの前記開口した前面を閉鎖する前カバー(13)及び/又は壁(14)と、
    前記注水領域の前記孔(124)を閉鎖する後カバー(15)とを備え、
    前記ハウジング(12)は、前記後面から前記前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、
    前記ハウジング(12)は、プラスチック材料から作製されており、
    前記ハウジングの前記後面(122)は、前記カプセル(1)が前記カプセル受器(31)内に収納され、かつ前記第1のカプセル係合部材(3)が前記飲料生成位置にあるときに、前記後面(122)が前記水針の前記基部にある前記シールに対して押し潰されないように設計されている、飲料生成システム。
  15. 飲料原材料を保持するカプセルのハウジング(12)であって、
    前記ハウジングは、
    開口した前面(121)と、
    前記ハウジングの孔(124)を含む注水領域(123)を有する後面(122)と、
    前記開口した前面から延びる周縁部(125)とを備え、
    前記ハウジング(12)は、前記後面から前記前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、
    前記ハウジング(12)は、プラスチック材料から作製されており、
    前記ハウジングの前記後面(122)は、前記注水領域(123)の周りの凹み(126)を備え、前記凹みは、前記ハウジングの内容積部の内側に延びており、前記凹みは、前記注水領域の前記孔(124)を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びている、ハウジング(12)。
  16. 後カバー(15)が、前記注水領域の前記孔(124)を閉鎖している、請求項15に記載のハウジング。
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