JP7005634B2 - (ペル)フルオロポリエーテル-アミノ誘導体の合成方法 - Google Patents
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Description
-CH(J1)CH(J2)-NR1R2
[式中、
J1及びJ2のそれぞれは独立して、水素原子;1~3個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖、好ましくはメチル;又はアリール基、好ましくはフェニルから選択され(但し、J1及びJ2のうち少なくとも1つは水素原子である)、
R1及びR2のそれぞれは独立して、水素原子、又は1~6個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖から選択される]
を満たす鎖[鎖(RN)]を有する、(ペル)フルオロポリエーテル鎖[鎖(Rpf)]を含む(ポリ)アルコキシル化(ペル)フルオロポリエーテルポリマー[ポリマー(PN)]の合成方法に関し、
前記鎖(Rpf)及び前記鎖(RN)は、(ポリ)アルコキシル化鎖[鎖(RO)]を介して互いに結合しており、
前記方法は、以下の工程:
(a)2つの鎖末端を有し、少なくとも1つの鎖末端が、以下の式のうち1つ:
(ROH-I)-[CH2CH2O]j1-H、
(ROH-II)-[CH2CH(J)O]j2-H、又は
(ROH-III)-[CH(J)CH2O]j3-H、
[式中、Jは独立して、直鎖又は分枝鎖アルキル又はアリール、好ましくはメチル、エチル、又はフェニルであり、
j1、j2、及びj3のそれぞれは独立して1~50の整数である]
を満たす鎖[鎖(ROH)]を有する(ペル)フルオロポリエーテル鎖[鎖(Rpf)]を含む、少なくとも1つの(ペル)フルオロポリエーテルポリマー[ポリマー(POH)]を、
式HNR1R2[式中、互いに同一又は異なるR1及びR2のそれぞれは、水素原子、又は1~6個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖から選択される]の少なくとも1種の化合物と、
(i)元素周期表の第8族又は第9族に属する少なくとも1種の元素をベースにする少なくとも1種の触媒[化合物(C)]、
(ii)少なくとも1種の有機リン化合物[化合物(P)]、及び
(iii)少なくとも1種の溶媒
の存在下において反応させることを含む。
- 例えば「ポリマー(P)」などのような表現における、式を特定する記号又は数字を囲む括弧の使用は、本文の残りから記号又は数字をよりよく区別する目的を有しているに過ぎず、したがって、前記括弧は省略することもでき;
- 頭字語「PFPE」は、「(ペル)フルオロポリエーテル」を表し、名詞として用いられる場合、文脈に応じて単数形又は複数形のいずれかを意味することが意図され;
- 用語「(ペル)フルオロポリエーテル」は、完全又は部分フッ素化ポリマーを示すことが意図される。
-O-D-(CFX)z1-O(Rf)(CFX’)z2-D*-O-
の鎖であり、
[式中、
z1及びz2は、互いに等しいか又は異なり、1以上であり;
X及びX’は、互いに同じであるか異なり、-F又は-CF3であるが、
但し、z1及び/又はz2が1より大きい場合、X及びX’は-Fであり;
D及びD*は、互いに等しいか又は異なり、1~6個、更により好ましくは1~3個の炭素原子を含むアルキレン鎖であり、前記アルキル鎖は、1~3個の炭素原子を含む少なくとも1個のペルフルオロアルキル基で任意選択により置換されており;
(Rf)は、繰り返し単位R°を含み、好ましくはそれからなり、前記繰り返し単位は、
(i)-CFXO-[式中、Xは、F又はCF3である];
(ii)-CFXCFXO-[式中、Xは、出現ごとに等しいか又は異なり、F又はCF3であり、但し、Xの少なくとも1つは、-Fである];
(iii)-CF2CF2CW2O-[式中、互いに等しいか若しくは異なる、Wのそれぞれは、F、Cl、Hである];
(iv)-CF2CF2CF2CF2O-;
(v)-(CF2)j-CFZ-O-[式中、jは0~3の整数であり、Zは一般式-O-R(f-a)-Tの基であり、R(f-a)は、0~10の数の繰り返し単位を含むフルオロポリオキシアルケン鎖であり、前記繰り返し単位は、以下:-CFXO-、-CF2CFXO-、-CF2CF2CF2O-、-CF2CF2CF2CF2O-(Xのそれぞれのそれぞれは、独立して、F又はCF3である)の中から選択され、Tは、C1~C3ペルフルオロアルキル基である]
からなる群から独立に選択される。
(Rf-I)
-[(CFX1O)g1(CFX2CFX3O)g2(CF2CF2CF2O)g3(CF2CF2CF2CF2O)g4]-
[式中、
- X1は、-F及び-CF3から独立して選択され、
- X2、X3は、互いに等しいか又は異なり、出現ごとに独立して-F、-CF3であり、但しXの少なくとも1つは-Fであり;
- g1、g2、g3、及びg4は、互いに等しいか又は異なり、独立して、g1+g2+g3+g4が2~300、好ましくは2~100の範囲であるような0以上の整数であり;g1、g2、g3及びg4の少なくとも2つはゼロと異なっていなければならず、異なる繰り返し単位は、鎖に沿って概して統計的に分布している]。
(Rf-IIA) -[(CF2CF2O)a1(CF2O)a2]-
[式中、
- a1及びa2は、独立して、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0以上の整数であり;a1及びa2は共に好ましくはゼロではなく、比a1/a2は好ましくは0.1~10に含まれる];
(Rf-IIB) -[(CF2CF2O)b1(CF2O)b2(CF(CF3)O)b3(CF2CF(CF3)O)b4]-
[式中、
b1、b2、b3、b4は、独立して、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0以上の整数であり;好ましくは、b1は0であり、b2、b3、b4は、0より大きく、比b4/(b2+b3)は、1以上である];
(Rf-IIC) -[(CF2CF2O)c1(CF2O)c2(CF2(CF2)cwCF2O)c3]-
[式中、
cw=1又は2であり;
c1、c2、及びc3は、独立して、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるように選択される0以上の整数であり;好ましくは、c1、c2及びc3は、全て0より大きく、比c3/(c1+c2)は、概して0.2より小さい);
(Rf-IID) -[(CF2CF(CF3)O)d]-
[式中、
dは、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0より大きい整数である];
(Rf-IIE) -[(CF2CF2C(Hal*)2O)e1-(CF2CF2CH2O)e2-(CF2CF2CH(Hal*)O)e3]-
[式中、
- Hal*は、出現ごとに等しいか又は異なり、フッ素原子及び塩素原子から選択されるハロゲン、好ましくはフッ素原子であり;
- e1、e2、及びe3は、互いに等しいか又は異なり、独立して、(e1+e2+e3)の和が2~300に含まれるような0以上の整数である]
から選択される。
(Rf-III) -[(CF2CF2O)a1(CF2O)a2]-
[式中、
- a1及びa2は、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0より大きい整数であり、比a1/a2は、概して0.1~10、より好ましくは0.2~5に含まれる]。
(RN-I*) -CH2CH2-NR1R2
(RN-II*) -CH2CH(CH3)-NR1R2
(RN-III*) -CH(CH3)CH2-NR1R2
[式中、
R1及びR2は上で定義したとおりである]。
-[(CH(J)CH(J*)O]j-
[式中、
jは1~50、より好ましくは1~20、更により好ましくは1~10、更により好ましくは1~8の整数であり;
J及びJ*のそれぞれは独立して、水素原子、1~3個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖(より好ましくはメチル)、又はアリール基(より好ましくはフェニル)から選択され;
但し、J及びJ*のうち少なくとも1つは水素原子である]。
(ROH-I*) -(CH2CH2O)j1-H
(ROH-II*) -[CH2CH(CH3)O]j2-H
(ROH-III*) -[(CH2CH2O)j3-(CH2CH(CH3)O)j4]j(x)-H
[式中、
j1及びj2はそれぞれ独立して、1~20、好ましくは1~15、より好ましくは1~10、更により好ましくは1~8、及び更により好ましくは1~6の整数であり;
j3、j4、及びj(x)は、j3及びj4の和が2~15、より好ましくは3~15、更により好ましくは4~15、及び更により好ましくは4~10となるような、1より大きい整数であり;
R1及びR2は上で定義したとおりである]。
[式中、
nは0又は1であり;
R1、R2、R3、R4、R5、及びR6のそれぞれは、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、アルキルジフェニルホスフィン(アルキル鎖は1~4個の炭素原子を含む)、3~10員を含むシクロアルキル基、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を含む、3~10員ヘテロシクリル基、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を任意選択により含む5~14員アリール基から独立して選択され;上記基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヒドロキシ基、シアノ基、-NH2、及び1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖から選択される1個の置換基[基(S)]で任意選択により置換されており;
Y1、Y2、及びY3はそれぞれ独立して、σ結合、又はメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、若しくはヘキサメチレンから選択されるアルキレン基であり、前記アルキレン基は、上で定義した1つ以上の基(S)で任意選択により置換されており;
Aは、任意選択により置換されたN、O、P、C1~C6アルキル、N、O及びSから選択される1つのへテロ原子を任意選択により含むC3~C10シクロアルキル、N、O及びSから選択される1つのへテロ原子を任意選択により含むC5~C14芳香族基、又は、以下の式(A-I)及び(A-II)のうち1つを満たす基から選択される基である:
[式中、
m及びqはそれぞれ独立して、0又は1~4の整数であり、
R8及びR9はそれぞれ独立して、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、-OR7基又は-N(R7*)2基[式中、R7及びR7*はそれぞれ独立して、水素原子、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、及び5~10員を含むアリール基から選択される]を含む基から選択され;
X1及びX2はそれぞれ独立して、NH、O、及びSから選択され;
X3はσ結合、又は-N(R10)-、-O-、-S-、-C(R11)(R12)-[式中、R10は、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、3~10員を含むシクロアルキル基、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を含む、3~10員ヘテロシクリル基、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を任意選択により含む5~14員アリール基であり;上記の基は、上で定義した1つ以上の基(S)で任意選択により置換されている]から選択される二価の基であり;
R11及びR12はそれぞれ独立して、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル基、3~10員を含むシクロアルキル基、3~10員シクロアルコキシ、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を任意選択により含む5~14員アリールオキシ基から選択され;上記の基は、上で定義した1つ以上の基(S)で任意選択により置換されている]]。
nは0又は1であり;
R1、R2、R3、R4、R5、及びR6のそれぞれは、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、3~10員を含むシクロアルキル基、5~14員アリール基から独立して選択され;
Y1、Y2、及びY3はそれぞれ独立して、σ結合、又はメチレン、エチレン、及びトリメチレンから選択されるアルキレン基であり;
AはC1~C6アルキル、C3~C10シクロアルキル、又は以下の式の二価若しくは三価の基であり:
[式中、
X2はOであり;
X3は、σ結合、又は式-C(R11)(R12)-[式中、R11及びR12はそれぞれ独立して、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖アルキル基から選択される]の二価の基である]。
ポリマー(I)-以下の式を満たすポリ(エトキシ)ペルフルオロポリエーテル:HO(CH2CH2O)j1CH2CF2O(CF2CF2O)a1(CF2O)a2CF2CH2(OCH2CH2)j1OH
[式中、j1=5、a1/a2約1、数平均分子量(Mn)2,200、F=1.8である]を、国際公開第2014/090649号に開示されている手順に従い製造した。
HO(CH2CH2O)j1CH2CF2O(CF2CF2O)a1(CF2O)a2CF2CH2O(CH2CH2O)j1H
(j1=1.79、a1/a2=1.2、平均分子量(Mn)1,765、及び当量(Ew)=962である)。
アルゴン雰囲気下にて、0.024g(0.025mmol)のカルボニルクロロヒドロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)(CAS番号:16971-33-8)、0.017g(0.030mmol)のキサントホス(CAS番号:161265-03-8)、及び溶媒としての8mLの2-メチル-2-ブタノールを、30mLのステンレス製オートクレーブ(内径2.0cm)に仕込んだ。次に、真空ポンプでオートクレーブを排気し、2barのアルゴンで加圧した。次に、1時間撹拌しながらオートクレーブを140℃で加熱した。室温まで冷却した後、オートクレーブを開けて2mL(3.0g)のポリマー(I)をアルゴン雰囲気下にて添加した。オートクレーブを閉じ、真空ポンプで再び排気した。氷水中でオートクレーブを冷却しながら、1.0gのNH3をガスシリンダーから、凝縮させてオートクレーブに入れた。次に、混合物を160℃で撹拌しながら加熱し、同一温度で12時間維持した。室温まで冷却した後、オートクレーブをゆっくりと通気し、ロータリーエバポレーター上で減圧下にて反応混合物を蒸発させ、溶媒を除去した。残留液体を濾過し、13C-NMRで分析した。
ポリマー(II)から開始する、実施例1に記載するのと同一手順を、繰り返した。
ポリマー(I)から開始し、0.012g(0.0125mmol)のCAS 16971-33-8、及び0.0087g(0.015mmol)のCAS 161265-03-8)を用いる、実施例1に記載するのと同一手順を繰り返した。
アルゴン雰囲気下にて、0.024g(0.025mmol)のCAS 16971-33-8、0.017g(0.030mmol)のCAS 161265-03-8、2mL(3.0g)のポリマー(II)、及び溶媒としての8mLの2-メチル-2-ブタノールを30mLのステンレス製オートクレーブに仕込み、これを閉じて真空ポンプにより排気した。氷水中でオートクレーブを冷却しながら、1.0gのNH3をガスシリンダーから、凝縮させてオートクレーブに入れた。次に、混合物を160℃で撹拌しながら加熱し、同一温度で12時間維持した。室温まで冷却した後、オートクレーブをゆっくりと通気し、ロータリーエバポレーター上で減圧下にて反応混合物を蒸発させ、溶媒を除去した。残留液体を濾過し、13C-NMRで分析した。
溶媒として2-メチル-2-ブタノールを添加することなく、実施例2に記載するのと同一手順を繰り返した。
Claims (15)
- 2つの鎖末端を有し、少なくとも1つの鎖末端が、以下の式:
-CH(J1)CH(J2)-NR1R2
[式中、
J1及びJ2のそれぞれは独立して、水素原子;1~3個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖、好ましくはメチル;又はアリール基、好ましくはフェニルから選択され、但し、J1及びJ2のうち少なくとも1つは水素原子であり、
R1及びR2のそれぞれは独立して、水素原子、又は1~6個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖から選択される]
を満たす鎖[鎖(RN)]を有する(ペル)フルオロポリエーテル鎖[鎖(Rpf)]を含む、(ポリ)アルコキシル化(ペル)フルオロポリエーテルポリマー[ポリマー(PN)]の合成方法であって、
前記鎖(Rpf)及び前記鎖(RN)は、(ポリ)アルコキシル化鎖[鎖(RO)]を介して互いに結合しており、
前記方法は、以下の工程
(a)2つの鎖末端を有する(ペル)フルオロポリエーテル鎖[鎖(Rpf)]を含み、少なくとも1つの鎖末端が、以下の式のうち1つ:
(ROH-I) -[CH2CH2O]j1-H、
(ROH-II) -[CH2CH(J)O]j2-H、又は
(ROH-III) -[CH(J)CH2O]j3-H、
[式中、
Jは独立して、直鎖又は分枝鎖アルキル又はアリール、好ましくはメチル、エチル、又はフェニルであり、
j1、j2、及びj3のそれぞれは独立して1~50の整数である]
を満たす鎖[鎖(ROH)]を有する少なくとも1つの(ペル)フルオロポリエーテルポリマー[ポリマー(POH)]を、
式HNR1R2[式中、互いに同一又は異なるR1及びR2のそれぞれは、水素原子、又は1~6個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖から選択される]の少なくとも1種の化合物と、
(i)元素周期表の第8族又は第9族に属する少なくとも1種の元素をベースにする少なくとも1種の触媒[化合物(C)]、
(ii)少なくとも1種の有機リン化合物[化合物(P)]、及び
(iii)少なくとも1種の溶媒
の存在下において、反応させること
を含む、方法。 - 前記鎖(Rpf)が以下の式を満たす、請求項1に記載の方法:
-O-D-(CFX)z1-O(Rf)(CFX’)z2-D*-O-
[式中、
z1及びz2は、互いに等しいか又は異なり、1以上であり;
X及びX’は、互いに等しいか又は異なり、-F又は-CF3であるが、
但し、z1及び/又はz2が1より大きい場合、X及びX’は-Fであり、
D及びD*は、互いに等しいか又は異なり、1~6個、更により好ましくは1~3個の炭素原子を含むアルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖は、1~3個の炭素原子を含む少なくとも1個のペルフルオロアルキル基で任意選択により置換されており;
(Rf)は、繰り返し単位R°を含み、好ましくはそれからなり、前記繰り返し単位は独立して、
(i)-CFXO-[式中、XはF又はCF3である]、
(ii)-CFXCFXO-[式中、Xは、出現ごとに等しいか又は異なり、F又はCF3であり、但し、Xの少なくとも1つは、-Fである];
(iii)-CF2CF2CW2O-[式中、互いに等しいか若しくは異なる、Wのそれぞれは、F、Cl又はHである];
(iv)-CF2CF2CF2CF2O-;
(v)-(CF2)j-CFZ-O-[式中、jは0~3の整数であり、Zは一般式-O-R(f-a)-Tの基であり、R(f-a)は、0~10の数の繰り返し単位を含むフルオロポリオキシアルケン鎖であり、前記繰り返し単位は、以下:-CFXO-、-CF2CFXO-、-CF2CF2CF2O-、-CF2CF2CF2CF2O-(Xのそれぞれのそれぞれは、独立して、F又はCF3である)の中から選択され、Tは、C1-C3ペルフルオロアルキル基である]
からなる群から選択される]。 - 前記鎖(Rf)が以下の式を満たす、請求項2に記載の方法:
(Rf-I)
-[(CFX1O)g1(CFX2CFX3O)g2(CF2CF2CF2O)g3(CF2CF2CF2CF2O)g4]-
[式中、
- X1は、-F及び-CF3から独立して選択され、
- X2、X3は、互いに等しいか又は異なり、出現ごとに独立して-F又は-CF3であり、但しX 2 及びX 3 のうち少なくとも1つは-Fであり、
- g1、g2、g3、及びg4は、互いに等しいか又は異なり、独立して、g1+g2+g3+g4が2~300、好ましくは2~100の範囲であるような0以上の整数であり;g1、g2、g3及びg4の少なくとも2つはゼロと異なっていなければならず、異なる繰り返し単位は、鎖に沿って概して統計的に分布している]。 - 前記鎖(Rf)が以下の式から選択される、請求項2又は3に記載の方法:
(Rf-IIA) -[(CF2CF2O)a1(CF2O)a2]-
[式中、
- a1及びa2は、独立して、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0以上の整数であり;a1及びa2は共に好ましくはゼロではなく、比a1/a2は好ましくは0.1~10に含まれる]
(Rf-IIB) -[(CF2CF2O)b1(CF2O)b2(CF(CF3)O)b3(CF2CF(CF3)O)b4]-
[式中、
b1、b2、b3、b4は、独立して、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0以上の整数であり;好ましくは、b1は0であり、b2、b3、b4は、0より大きく、比b4/(b2+b3)は、1以上である]
(Rf-IIC) -[(CF2CF2O)c1(CF2O)c2(CF2(CF2)cwCF2O)c3]-
[式中、
cw=1又は2であり;
c1、c2、及びc3は、独立して、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるように選択される0以上の整数であり;好ましくは、c1、c2及びc3は、全て0より大きく、比c3/(c1+c2)は、概して0.2より小さい];
(Rf-IID) -[(CF2CF(CF3)O)d]-
[式中、
dは、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0より大きい整数である];
(Rf-IIE) -[(CF2CF2C(Hal*)2O)e1-(CF2CF2CH2O)e2-(CF2CF2CH(Hal*)O)e3]-
[式中、
- Hal*は、出現ごとに等しいか又は異なり、フッ素原子及び塩素原子から選択されるハロゲン、好ましくはフッ素原子であり、
- e1、e2、及びe3は、互いに等しいか又は異なり、独立して、(e1+e2+e3)の和が2~300に含まれるような0以上の整数である]。 - 前記鎖(Rf)が、ここで以下の式(Rf-III)を満たす、請求項2~4のいずれか一項に記載の方法:
(Rf-III) -[(CF2CF2O)a1(CF2O)a2]-
[式中、
- a1及びa2は、数平均分子量が900~10,000、好ましくは900~5,000であるような0より大きい整数であり、比a1/a2は、概して0.1~10、より好ましくは0.2~5に含まれる]。 - 前記鎖(RN)が以下の式(RN-I*)~(RN-III*)のうち1つを満たす、請求項1に記載の方法:
(RN-I*) -CH2CH2-NR1R2
(RN-II*) -CH2CH(CH3)-NR1R2
(RN-III*) -CH(CH3)CH2-NR1R2
[式中、
R1及びR2のそれぞれは独立して、水素原子、又は1~6個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖から選択される]。 - 前記鎖(RO)が以下の式を満たす、請求項1に記載の方法:
-[(CH(J)CH(J*)O]j-
[式中、
jは1~50、より好ましくは1~20、更により好ましくは1~10、更により好ましくは1~8の整数であり、
J及びJ*のそれぞれは独立して、水素原子、1~3個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖(より好ましくはメチル)、又はアリール基(より好ましくはフェニル)から選択され、
但し、J及びJ*のうち少なくとも1つは水素原子である]。 - 前記鎖(ROH)が以下の式(ROH-I*)~(ROH-III*)のうちいずれか1つを満たす、請求項1に記載の方法:
(ROH-I*) -(CH2CH2O)j1-H
(ROH-II*) -[CH2CH(CH3)O]j2-H
(ROH-III*) -[(CH2CH2O)j3-(CH2CH(CH3)O)j4]j(x)-H
[式中、
j1及びj2はそれぞれ独立して、1~20、好ましくは1~15、より好ましくは1~10、更により好ましくは1~8、及び更により好ましくは1~6の整数であり、
j3、j4、及びj(x)は、j3及びj4の和が2~15、より好ましくは3~15、更により好ましくは4~15、及び更により好ましくは4~10となるような、1より大きい整数である]。 - 前記化合物(C)が、鉄、コバルト、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、及びイリジウムを含む群で選択される、好ましくはこれらからなる群で選択される、少なくとも1種の元素をベースにする、請求項1に記載の方法。
- 前記化合物(P)が以下の式(P-I)を満たす、請求項1に記載の方法:
[式中、
nは0又は1であり、
R1、R2、R3、R4、R5、及びR6のそれぞれは、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、アルキルジフェニルホスフィン(アルキル鎖は1~4個の炭素原子を含む)、3~10員を含むシクロアルキル基、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を含む、3~10員ヘテロシクリル基、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を任意選択により含む5~14員アリール基から選択され、上記基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヒドロキシ基、シアノ基、-NH2、及び1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖から選択される1個の置換基[基(S)]で任意選択により置換されており、
Y1、Y2、及びY3はそれぞれ独立して、σ結合、又はメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、若しくはヘキサメチレンから選択されるアルキレン基であり、前記アルキレン基は、上で定義した1つ以上の基(S)で任意選択により置換されており、
Aは、任意選択により置換されたN、O、P、C1~C6 アルカンジイル若しくはC 1 ~C 6 アルカントリイル、N、O及びSから選択される1つのへテロ原子を任意選択により含むC3~C10シクロアルカンジイル若しくはC 3 ~C 10 シクロアルカントリイル、N、O及びSから選択される1つのへテロ原子を任意選択により含むC5~C14芳香族基、又は、以下の式(A-1)及び(A-II)のうち1つを満たす基から選択される基である:
[式中、
m及びqはそれぞれ独立して、0又は1~4の整数であり、
R8及びR9はそれぞれ独立して、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、-OR7基又は-N(R7*)2基[式中、R7及びR7*はそれぞれ独立して、水素原子、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、及び5~10員を含むアリール基から選択される]を含む基から選択され、
X1及びX2はそれぞれ独立して、NH、O、及びSから選択され、
X3はσ結合、又は-N(R10)-、-O-、-S-、-C(R11)(R12)-[式中、R10は、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、3~10員を含むシクロアルキル基、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を含む、3~10員ヘテロシクリル基、又はN、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を任意選択により含む5~14員アリール基から選択され、上記の基は、上で定義した1つ以上の基(S)で任意選択により置換されている]から選択される二価の基であり、
R11及びR12はそれぞれ独立して、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル基、3~10員を含むシクロアルキル基、3~10員シクロアルコキシ、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、N、O及びSから選択される少なくとも1つのへテロ原子を任意選択により含む5~14員アリールオキシ基から選択され、上記の基は、上で定義した1つ以上の基(S)で任意選択により置換されている]]。 - 前記化合物(P)が式(P-I)を満たす、請求項10に記載の方法:
[式中、
nは0又は1であり、
R1、R2、R3、R4、R5、及びR6のそれぞれは、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル鎖、3~10員を含むシクロアルキル基、5~14員アリール基から選択され、
Y1、Y2、及びY3はそれぞれ独立して、σ結合、又はメチレン、エチレン、及びトリメチレンから選択されるアルキレン基であり、
AはC1~C6 アルカンジイル、C 1 ~C 6 アルカントリイル、C3~C10シクロアルカンジイル、C 3 ~C 10 シクロアルカントリイル、又は以下の式の二価若しくは三価の基である、
[式中、
X2はOであり、
X3は、σ結合、又は式-C(R11)(R12)-[式中、R11及びR12はそれぞれ独立して、1~10個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖アルキル基から選択される]の二価の基である]]。 - 前記工程(a)が、前記化合物(C)と前記化合物(P)との間に錯体が存在する状態で実施される、請求項1に記載の方法。
- 前記溶媒が極性プロトン性溶媒である、請求項1に記載の方法。
- 工程(a)を実施する前に、工程(a0)を実施することを含み、前記工程(a0)は、前記少なくとも1種の化合物(C)、前記少なくとも1種の化合物(P)、及び前記溶媒を共に混合して混合物[混合物(CP)]を得ること、及び次いで、工程(a)において、前記混合物(CP)を前記少なくとも1種のポリマー(POH)、及び式HNR1R2[式中、互いに同一又は異なるR1及びR2のそれぞれは、水素原子、又は1~6個の炭素原子を含む直鎖若しくは分枝鎖アルキル鎖から選択される]の前記化合物と接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記化合物(C)が、前記ポリマー(POH)の総重量を基準にして0.01重量%より大きい量で存在する、請求項1に記載の方法。
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