JP7002128B2 - 投薬支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、投薬支援システムに関する。
在宅療養中の患者、特に、高齢者の患者にとって、毎日決まった時間に薬を服用することは大変である。そのため、在宅療養中の患者が服薬時刻を警報によって知り、薬剤を所定の服用量(服用数)取り出すことができ、服用時刻から一定時間経過した際には、介護者等の電話等に未服用情報を自動通信する服薬管理装置が知られている。この服薬管理装置を利用することで、患者が未服用時には、介護者が電話等を通じて患者に服薬を促すことができる。
例えば、特許文献1には、薬剤ドラム又は薬剤トレイを収容した薬剤収容部と、薬剤収容部を動作させる回転機構部と、薬剤取り出し口開閉機構部と、薬剤を取り出したことを検知する薬剤取り出しセンサと、時間を計測する計時機構と、服薬時刻と警報持続時間と連絡先電話番号を入力する設定部と、時間と設定内容を表示する表示部と、服薬時刻を知らせる警報出力部と、外出時に所定の薬剤を取り出す外出スイッチと、薬剤の服用、未服用、外出時の情報を外部に送信する通信制御部と、上記の設定及び情報を記憶する記憶部とで構成された服薬管理装置が開示されている。
特許文献1の服薬管理装置では、薬局等の薬剤師が、薬剤収容部の薬剤ドラム又は薬剤トレイに薬剤を収容する構成になっている。
特開2011-030934号公報
特許文献1に記載された服薬管理装置では、所定の服薬時刻になると、服薬収容部回転機構により薬剤収容部の薬剤ドラムが回転して、薬剤取り出し口開閉機構により1回分の薬剤を取り出す構造になっている。そのため、構造が複雑になる上、駆動に要する消費電力が大きく、かつ、高価になるという問題点があった。
本発明は上記の課題を解決するもので、構造が簡易で、消費電力が小さく、安価な投薬支援システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る投薬支援システムは、蓋部と、前記蓋部に連通し、1乃至複数の薬剤カセットを収容可能に構成された薬剤カセット収容部と、前記薬剤カセットを保持可能に構成された取り出し部と、前記薬剤カセット収容部に収容された前記薬剤カセットのうち最下位置にある前記薬剤カセットを前記取り出し部へと移動させるように構成された薬剤カセット移動機構部であって、一端が前記最下位置の前記薬剤カセットに接触又は近接する梃子と、前記梃子の他の一端を押圧する押圧部とを有する、薬剤カセット移動機構部と、前記投薬支援システムの作動を制御する制御部と、を有する。
本発明の実施形態によれば、構造が簡易で、消費電力が小さく、安価な投薬支援システムを提供することができる。
一実施形態に係る投薬支援システムの外観図である。 一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの概略構成図である。 一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの本体と蓋との分離を説明するための図である。 図3のX-X線に沿った断面図である。 一実施形態に係る投薬支援システムの収容部の内部構造を示す一部断面図である。 一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの駆動構造を示す一部断面図である。 一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの収容及び取り出しを説明するための図である。 一実施形態に係る投薬支援システムの制御部のシステム構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る投薬支援方法の制御処理を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る投薬支援システムの内部構造を示す概略断面図である。
以下、図面を参照して、本実施形態に係る投薬支援システムについて説明する。本実施形態に係る投薬支援システムは、在宅療養中の患者、特に老齢の患者に対して効果的に投薬の支援サービスを提供するシステムである。
図1に、一実施形態に係る投薬支援システムの外観図を示す。図2に、一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの概略構成図を示す。図3に、一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの本体と蓋との分離を説明するための図を示す。図4に、一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの本体と蓋との分離を説明するための図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る投薬支援システム10は、この投薬支援システム10全体の作動を制御する制御部1を有する。制御部1を介した投薬支援システム10の制御の一例については後述する。
本実施形態に係る投薬支援システム10は、薬剤カセット収容部2と、この薬剤カセット収容部2の上面に設けられ、後述する薬剤カセット4(図2乃至図4参照)を収容するために開閉可能に構成された蓋部3と、薬剤カセット4を移動させる薬剤カセット移動機構部12(図6及び図7参照)と、薬剤カセット5を取り出すための、薬剤カセット4を保持可能に構成された取り出し部と、を有する。
先ずは、図5を参照して、薬剤カセット収容部2の構造の一例について説明する。図5に、一実施形態に係る投薬支援システムの収容部の内部構造を示す一部断面図を示す。本実施形態に係る投薬支援システム10の薬剤カセット収容部2には、使用前の薬剤カセット4を収容する第1の収容室21が設けられている。なお、ここで言う使用前の薬剤カセット4とは、予め医師等に処方された所定の服用量(服用数)の薬剤が入っている薬剤カセット4のことを意味する。
この第1の収容室21は、図5に示す一例として、壁面23から斜め下方に突き出た複数の突起22で複数に区画されており、1区画毎に、所定の数、例えば1乃至2の薬剤カセット4が収容可能に構成されている。より具体的には、第1の収容室21は、対面する内壁23a、23bにおいて、斜め下方に突き出る1又は複数の突起22が、垂直方向に交互に配置されている。このように第1の収容室21を構成することにより、1つの薬剤カセット4は、その上方にある全ての薬剤カセットの累積加重が分散されてかかる。そのため、後述する薬剤カセット移動機構部は、より少ないエネルギーで薬剤カセットを移動させることができる。なお、上記した第1の収容室21の構成は一例であり、上記のように突起22で区画されてなくても、後述する薬剤カセット移動機構部は、薬剤カセットを移動させることができる。しかしながら、上述した通りの薬剤カセットの移動エネルギー効率及び、薬剤カセット同士が干渉して薬剤カセットが詰まることの防止の観点から、上記構成とすることが好ましい。
また、第1の収容室21は、蓋部3に連通する開口部20aを有しており、医療関係者は、一定期間毎に薬剤カセット4を患者の自宅に届けて、投薬支援システム10の蓋部3を開けて開口部20aから第1の収容室21にその期間分の薬剤カセット4を収容する。第1の収容室21に収容可能な薬剤カセット4の数には、特に制限はないが、例えば17個以上とすることが好ましい。これにより例えば、医療関係者は、金曜日に患者の自宅に伺い、土曜日から次の次の次の月曜日までの17日分の薬剤カセット4を投薬支援システム10の第1の収容室21に収容して、その後の月曜日に新しい薬剤カセット4を再度患者の自宅に届けることが可能となる。
なお、特許文献1に記載されるような従来の服薬管理装置では、収納される薬剤カセット4の数が多くなった場合、各々の薬剤カセット4を個別管理するため、より構造が複雑になる上、駆動に要する消費電力が大きくなるという問題点があった。しかしながら、本実施形態に係る投薬支援システム10は、後述するように一端が最下位置の薬剤カセットに接触又は近接する梃子と、梃子の他の一端を押圧する押圧部とを有する薬剤カセット移動機構部により薬剤カセットを移動させている。そのため、収納する薬剤カセットの数が多くなった場合であっても、薬剤カセット収容部を大きくするだけでよく構造が単純であり、また、駆動に要する消費電力が小さいという特長を有する。
なお、開口部20aの大きさは、薬剤カセット4の所定の向きの大きさに対応して、その向きの薬剤カセット4の大きさより少し大きい程度とすることが好ましい。これにより、所定の向きにだけ薬剤カセット4を入れることが可能となるため、第1の収容室21内で薬剤カセット4同士が干渉して詰めることを防ぐことができる。
なお、蓋部3は、図示しないロック部を設け、医療関係者又は介護者だけが蓋部3を開閉可能となるように構成しても良い。
薬剤カセット収容部2には、使用後の薬剤カセット4を収容する第2の収容室24が設けられている。介護者又は患者は、薬剤を服用して空になった薬剤カセット4を投薬支援システム10の蓋部3を開けて開口部20bから第2の収容室24に収容する。
開口部20bの大きさは、薬剤カセット4の所定の向きの大きさに対応して、その向きの薬剤カセット4の大きさより少し大きい程度とすることが好ましい。これにより、所定の向きにだけ薬剤カセット4を入れることが可能となるため、第2の収容室24内で薬剤カセット4同士が干渉して詰めることを防ぐことができる。
また、第2の収容室24の下部には、開口部25及び開口部25を覆う蓋部26が設けられており、医療関係者は、薬剤カセット4を患者の自宅に届ける際に、蓋部26を開けて開口部25から空の薬剤カセット4を取り出す。
また、第2の収容室24には、第2の収容室24内で薬剤カセット4同士が干渉しないように薬剤カセット4を所定の方向に方向づけるための方向付け部2等を設けても良い。方向付け部27は、例えば、図5に示すように、第2の収容室24の壁面から斜め下方に突き出た突起22などとすることができる。
なお、この第2の収容室24は、投薬支援システム10から取り外し可能な構成であっても良い。この場合には、取り外しした収容室24自体を薬剤カセット4の通い箱にすることもできる。
次に、一実施形態に係る投薬支援システム10の薬剤カセット移動機構部12の構成について、図6及び図7を参照して説明する。図6に、一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの駆動構造を示す一部断面図を示す。図7に、一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの収容及び取り出しを説明するための図を示す。
図6及び図7に示すように、本実施形態に係る投薬支援システム10は、薬剤カセット移動機構部12は、梃子14及び押圧部15を有する。第1の収容室21の最下位置13は、薬剤カセット4の形状に適合する凹部で構成されている。また、最下位置13の近傍には、薬剤カセット4の形状に適合する凹部で構成されている取り出し部16が配置されている。
そして、最下位置13に薬剤カセット4(b)がある場合に、梃子14に押圧部15の押圧力fが作用すると、梃子14は薬剤カセット4(b)を最下位置13から跳ね上げる。これにより、薬剤カセット4(b)は、最下位置13から取り出し部16へと移動する。
上記したように、第1の収容室21は、対面する内壁23a、23bにおいて、斜め下方に突き出る1又は複数の突起22が、垂直方向に交互に配置されている。そのため、1つの薬剤カセット4は、その上方にある全ての薬剤カセットの累積加重が分散されてかかる。結果として、薬剤カセット移動機構部は、より少ないエネルギーで最下位置13の薬剤カセット4(b)を取り出し部16にへと移動することができる。
押圧部15の具体例としては、特に限定されないが、ソレノイドやプランジャーなどが好適に挙げられる。
また、最下位置13には、薬剤カセット4の有無を検出する図示しないセンサが設けられていても良い。
患者は、投薬時刻になったときに、取り出し部16の薬剤カセット4(c)を取り出して、カセット内の薬剤を服用することができる。ただし、患者が投薬時刻になったことに気づかない場合や、投薬支援システム10の近くに患者がいない場合も考えられる。このため、投薬時刻になったときに、薬剤カセット4を自動的に最下位置13から取り出し部16に移動する訳ではなく、あらかじめ設定された条件を成立させる必要がある。
この設定された条件について、図8及び図9を参照して説明する。図8に、一実施形態に係る投薬支援システムの制御部のシステム構成を示すブロック図を示す。図9に、一実施形態に係る投薬支援方法の制御処理を示すフローチャートを示す。
本実施形態に係る投薬支援システム10の制御部1は、例えば、CPU101、ROM102、RAM103、計時部104、情報読取部105、駆動部106、通信部107、ランプ108、スイッチ109、スピーカ110、表示部111、設定部112を有する。
CPU101は、制御プログラムに従って投薬支援システム10の全体を制御する。ROM102は、制御プログラム及び初期データ等を記憶する。RAM103は、処方情報や、その他の情報を記憶する不揮発性のメモリであり、SRAM等で構成されている。
処方情報は、例えば、患者の氏名やID、病名、薬剤の名称、用量、投薬時刻、服用注意情報を含む投薬情報、担当医の氏名やID、医療機関への連絡先(例えばメールアドレス)等の情報を含む。なお、投薬時刻は、絶対的なものではなく、患者又は薬剤カセット4を届けた医療関係者によって、患者の生活パターンに応じて適宜設定することができる。
計時部104は、正確な日時を計時して一定の時間間隔(例えば、5分間隔)でCPU101に通知する。情報読取部105は、USBメモリその他の外部メモリが接続されたときに、それに記憶された処方情報を読み取る。CPU101は、情報読取部105によって読み取られた処方情報をRAM103に記憶させる。
駆動部106は、CPU101の指令によって、上記した梃子14及び押圧部15で構成された薬剤カセット移動機構部12を駆動する。具体的には、押圧部15に駆動電圧を与えて、最下位置13の薬剤カセット4(b)を取り出し部16に移動させる。
通信部107は、医療機関、家族、患者自身の携帯電話その他、患者に対して責任をおっている相手と無線通信を行う。
ランプ108は、投薬時刻になったときに点灯又は点滅によってその旨を患者に通知するものであり、図1に示すように、制御部1の前面に設けられている。スイッチ109は、患者が薬を服用するときに操作するものであり、図1に示すように、制御部1の前面に設けられている。スピーカ110も、投薬時刻になったときに音声によってその旨を患者に通知するものであり、図1に示すように、制御部1の前面に設けられている。表示部111も、投薬時刻になったときに文字や画像によってその旨を患者に通知するものであり、図1に示すように、制御部1の前面に設けられている。
設定部112は、例えば、表示部111のスクリーンに設けられたタッチパネルであり、患者又は薬剤カセット4を届けた医療関係者によって、患者の生活パターンに応じて投薬時刻を設定すること、スピーカ110の音量を設定すること、無線通信を行う相手の追加や削除を設定すること、その他の設定をすることができる。
次に、CPU101によって実行される制御処理について説明する。図9は、図8のCPU101によって実行される制御処理を示すフローチャートである。最初に、処方情報をRAM103から読み取り(ステップS101)、インタラプトが発生したか否かを判別する(ステップS101)。
実際には、インタラプトはCPU101の制御処理のルーチンとは関係なく発生する割り込みであるので、CPU101は、図9のフローチャートにおいてインタラプトの有無を判別している訳ではないが、本願発明を容易に理解するために、このフローチャートに組み込んでいる。
インタラプトとしては、投薬時刻に達したことをCPU101に通知する場合、投薬支援システム10の蓋部3が開けられた場合、通信部107が外部の通信装置から着信を受けた場合等が挙げられる。
インタラプトが発生した場合(ステップS102:YES)には、そのインタラプトが投薬指示であるか否かを判別する(ステップS103)。投薬指示である場合(ステップS103:YES)には、ランプ108、スピーカ109、表示部111によって患者に薬の服用時間であることを通知する(ステップS104)。
次に、スイッチ109がオンされたか否かを判別する(ステップS105)。即ち、患者が投薬通知に応じてスイッチ109を操作したか否かを判別する。スイッチ109がオンされない場合(ステップS105:NO)には、一定時間(例えば15分)が経過したか否かを判別する(ステップS106)。この一定時間は、設定部112の操作によって変更できる。
スイッチ109がオンされた場合(ステップS105:YES)には、駆動部106を介して押圧部15を駆動する。この結果、図7に示したように、押圧部15の駆動によって、梃子14が最下位置13の薬剤カセット4(b)をはね上げて取り出し部16に移動させる。
図9において、スイッチがオンされない場合(ステップS105:NO)に、一定時間が経過しない場合(ステップS106:NO)は、ステップS105においてスイッチ109がオンされたか否かの判別を継続する。しかし、実際には、この一定時間の間に、CPU101は他の処理を行っているが、本発明には直接関係しないため、説明は省略する。
ステップS107において押圧部15を駆動した後、又は、ステップS106において一定時間が経過した後は、ランプ108、スピーカ109、表示部111による投薬通知処理を停止する(ステップS108)。
次に、投薬結果情報をRAM103記録する(ステップS109)。例えば、患者が薬を服用した場合、具体的にはスイッチ109をオンした場合には、投薬通知に係る処方情報におけるフラグをセット状態する。一方、患者が薬を服用しない場合、即ち、一定時間が経過してもスイッチ109をオンにしない場合には、そのフラグは初期状態のリセット状態のままである。
投薬結果情報を記録した後、一日の終了時刻(例えば、午後12時)になったか否かを判別し(ステップS110)、終了時刻になったとき(ステップS110:YES)は、記録した投薬結果情報を通信部107によって医療機関又はその他必要な通信相手に送信する(ステップS111)。
ステップS102において、インタラプトがない場合には、例えば、電源チェック、カセットセンサのチェックなどの他の処理を行う(ステップS112)。また、インタラプトが発生しても、投薬指示でない場合(ステップS103:NO)、例えば、蓋部3が開けられた場合、通信部107に着信があった場合、USBメモリその他の外部メモリが接続された場合等には、それに対応するために、他の処理を行う(ステップS112)。
ステップS111において投薬情報を送信した後、又は、ステップS112において他の処理を行った後は、処方情報が更新されたか否かを判別する(ステップS113)。処方情報が更新されない場合(ステップS113:NO)、又はステップS11において終了時刻でない場合には、ステップS102に移行して処理を継続する。
設定部112の操作により、又は、USBメモリその他の外部メモリにより若しくは通信部107への着信により、処方情報が変更されたとき(ステップS113:YES)は、ステップS101に移行して、その更新された処方情報を読み取り、RAM103に記憶し、ステップS102に移行して処理を継続する。
なお、薬剤カセット収容部2は、複数列で構成されていることが好ましい。例えば、薬剤カセット収容部2を4列で構成する場合、各々の列で個別の制御を実施することができる。一例としては、例えば、4列のうち3列を、各々、朝の処方種類、処方量に対応した薬剤カセット、昼の処方種類、処方量に対応した薬剤カセット、夜の処方種類、処方量に対応した薬剤カセットと振り分けることができる。これにより、朝、昼、晩と処方の種類及び/又は処方量が異なる場合でも、1台の投薬支援システム10で対応することができる。他の例としては、例えば、4列のうち3列を、各々、朝、昼、晩に対応した薬剤カセット、残りの1列を、痛み止め又は頓服薬に対応する薬剤カセットなどに振り分けることも可能である。
また、4列のうち1列(又は複数の列)を、例えば、スイッチ109を所定の操作(例えば、長押し)することによって、駆動部106を介して押圧部15を駆動させ、梃子14が最下位置13の薬剤カセット4(b)をはね上げて取り出し部16に移動させるよう制御することができる。これによって、患者が例えば外出する場合などにおいて、事前に薬剤カセット4を取り出しておいて、外出先に薬剤カセット4を持っていくことも可能である。
本実施形態に係る投薬支援システム10は、上記のように、梃子14に押圧部15の押圧力fを作用させ、梃子14が薬剤カセット4を最下位置13から跳ね上げることで薬剤カセット4を取り出す。そのため、押圧力fを作用させる条件を変更するだけで、容易に薬剤カセット4を取り出すことができる。例えば、スイッチ109を押すだけで薬剤カセット4を取り出せるように設定してもよい。他にも、例えば、停電などにより投薬支援システム10の電源が落ちた場合であっても、図示しない専用の治具により押圧力fを作用させることで、薬剤カセット4を取り出すことができる。
(薬剤カセットの構成)
次に、図2乃至図4を参照して、本実施形態に係る薬剤カセットの構成を説明する。図2に、一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの概略構成図を示す。より具体的には、図2(A)は薬剤カセットの平面図であり、図2(B)は薬剤カセットの側面図である。また、図3に、一実施形態に係る投薬支援システムの薬剤カセットの本体と蓋との分離を説明するための図を示し、図4に、図3のX-X線に沿った断面図を示す。
図2に示すように、薬剤カセット4は、薬剤を収容する本体41と、本体41の一方の端部及び他方の端部にそれぞれ結合して本体の内部を密封する2つの蓋42及び43を有する。
本体41は、円筒形の形状を有しており、一方、2つの蓋42及び43は、断面の外形が多角形(図2に示す例では8角形)の形状を有し、かつ、円筒形の本体41を係合するよう構成されている。そのため、薬剤が薬剤カセット4内に収容された状態で薬剤カセット4を転がした場合、薬剤が蓋42,43の多角形の角部近傍に集まるため、薬剤カセット4は転がりにくくなる。
薬剤は、図3に示すように、医療機関等で蓋43が本体41から外された状態で収容された後、再び蓋43が本体41を密閉して患者の自宅に届けられる。蓋42は、本体41に固定されているが、蓋43は、患者が片手の指で蓋43を押し上げることにより、簡単に取り外すことができる。
1 制御部
2 薬剤カセット収容部
3 蓋部
4 薬剤カセット
13 最下位置
14 梃子
15 押圧部
16 取り出し部
20a 開口部
20b 開口部
21 第1の収容室
22 突起
23 収容室壁面
24 第2の収容室
25 開口部
26 蓋部
27 方向付け部
41 薬剤カセットの本体
42 薬剤カセットの蓋
43 薬剤カセットの蓋
101 CPU
104 経時部
107 通信部
108 ランプ
109 スイッチ
110 スピーカ
111 表示部

Claims (6)

  1. 投薬支援システムであって、
    蓋部と、
    前記蓋部に連通し、1乃至複数の薬剤カセットを収容可能に構成された薬剤カセット収容部と、
    前記薬剤カセットを保持可能に構成された取り出し部と、
    前記薬剤カセット収容部に収容された前記薬剤カセットのうち最下位置にある前記薬剤カセットを前記取り出し部へと移動させるように構成された薬剤カセット移動機構部であって、一端が前記最下位置の前記薬剤カセットに接触又は近接する梃子と、前記梃子の他の一端を押圧する押圧部とを有する、薬剤カセット移動機構部と、
    前記投薬支援システムの作動を制御する制御部と、を有し、
    前記薬剤カセット収容部は、投薬前の前記薬剤カセットを収容する第1の収容室と、投薬後の前記薬剤カセットを収容する第2の収容室と、を有する、投薬支援システム。
  2. 投薬支援システムであって、
    蓋部と、
    前記蓋部に連通し、1乃至複数の薬剤カセットを収容可能に構成された薬剤カセット収容部と、
    前記薬剤カセットを保持可能に構成された取り出し部と、
    前記薬剤カセット収容部に収容された前記薬剤カセットのうち最下位置にある前記薬剤カセットを前記取り出し部へと移動させるように構成された薬剤カセット移動機構部であって、一端が前記最下位置の前記薬剤カセットに接触又は近接する梃子と、前記梃子の他の一端を押圧する押圧部とを有する、薬剤カセット移動機構部と、
    前記投薬支援システムの作動を制御する制御部と、を有し、
    前記薬剤カセット収容部として、投薬前の前記薬剤カセットを収容する第1の収容室を有し、
    前記第1の収容室は、対面する内壁において、斜め下方に突き出る複数の突起が、垂直方向に交互に配置されている投薬支援システム。
  3. 投薬支援システムであって、
    蓋部と、
    前記蓋部に連通し、1乃至複数の薬剤カセットを収容可能に構成された薬剤カセット収容部と、
    前記薬剤カセットを保持可能に構成された取り出し部と、
    前記薬剤カセット収容部に収容された前記薬剤カセットのうち最下位置にある前記薬剤カセットを前記取り出し部へと移動させるように構成された薬剤カセット移動機構部であって、一端が前記最下位置の前記薬剤カセットに接触又は近接する梃子と、前記梃子の他の一端を押圧する押圧部とを有する、薬剤カセット移動機構部と、
    前記投薬支援システムの作動を制御する制御部と、を有し、
    前記薬剤カセット収容部として、投薬前の前記薬剤カセットを収容する第1の収容室を有し、
    前記第1の収容室は、垂直方向に対して横方向に蛇行する内壁を有する、投薬支援システム。
  4. 前記投薬支援システムは更に計時部と、
    前記計時部が所定の時間に達した際に投薬通知情報を前記投薬支援システムの使用者に通知する通知部と、
    を更に備える請求項1乃至のいずれか一項に記載の投薬支援システム。
  5. 前記薬剤カセット収容部は、複数列で構成されている、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の投薬支援システム。
  6. 前記第1の収容室は、少なくとも17個の前記薬剤カセットを収容可能に構成されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の投薬支援システム。
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