JP7001981B1 - エレベータ停止装置及びエレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベース体に対して適正な位置で案内体を固定させる調整作業を容易に行うことができるエレベータ停止装置を提供する。【解決手段】 エレベータ停止装置は、ベース体と、レールを横方向で挟むために、ベース体に対して上下方向へ移動する挟み体と、ベース体に固定され、挟み体を案内する案内体と、を備え、ベース体に対する案内体の固定位置は、横方向で変更可能であり、ベース体は、案内体の横方向における基準位置を示す基準位置部を備える。【選択図】 図4

Description

本出願は、エレベータ停止装置及びエレベータに関する。
従来、例えば、エレベータ停止装置は、ベース体と、レールを横方向で挟むために、ベース体に対して上下方向へ移動する挟み体と、ベース体に固定され、挟み体を案内する案内体とを備えている(例えば、特許文献1)。そして、ベース体に対する案内体の固定位置は、横方向で変更可能である。
ところで、挟み体がベース体に対して移動するときに、案内体と挟み体との間に摩擦力が生じる。そして、当該摩擦力が大きくなることを抑制するために、ベース体に対して適正な位置で案内体を固定させるための調整作業が、行われる。当該調整作業においては、ベース体に対する案内体の固定位置を少しずつ変えて、適正な位置であるか確認する必要があるため、当該調整作業は、非常に煩雑な作業である。
実開昭59-30066号公報
そこで、課題は、ベース体に対して適正な位置で案内体を固定させる調整作業を容易に行うことができるエレベータ停止装置及びエレベータを提供することである。
エレベータ停止装置は、ベース体と、レールを横方向で挟むために、前記ベース体に対して上下方向へ移動する挟み体と、前記ベース体に固定され、前記挟み体を案内する案内体と、を備え、前記ベース体に対する前記案内体の固定位置は、前記横方向で変更可能であり、前記ベース体は、前記案内体の前記横方向における基準位置を示す基準位置部を備える。
また、エレベータ停止装置においては、前記基準位置部は、段差を有して形成される、という構成でもよい。
また、エレベータ停止装置においては、前記基準位置部は、前記案内体の前記横方向側の端面部と、前記横方向で対面する対面部を備える、という構成でもよい。
また、エレベータ停止装置においては、前記案内体の前記横方向側の端面部の幅は、前記対面部の幅よりも、広い、という構成でもよい。
また、エレベータ停止装置は、前記ベース体と前記挟み体との間に配置される長尺な軸受体を備え、前記軸受体は、前記ベース体及び前記挟み体に対して長手方向へ移動可能となるように、転動する複数の転動部と、前記複数の転動部を転動可能に支持する支持部と、を備え、前記軸受体の短手方向の端部は、前記ベース体及び前記挟み体から突出し、前記案内体は、前記軸受体の短手方向の端部に挿入される凹部を備える、という構成でもよい。
また、エレベータは、前記のエレベータ停止装置を備える。
図1は、一実施形態に係るエレベータの概要図である。 図2は、同実施形態に係るエレベータ停止装置の平面図である。 図3は、同実施形態に係るエレベータ停止装置の正面図である。 図4は、図3のIV-IV線拡大断面図である。 図5は、図4のV領域拡大図である。 図6は、同実施形態に係る軸受体の斜視図である。 図7は、図4のVII領域拡大図である。 図8は、他の実施形態に係るエレベータ停止装置の要部横断面図である。 図9は、さらに他の実施形態に係るエレベータ停止装置の要部横断面図である。 図10は、さらに他の実施形態に係るエレベータ停止装置の要部横断面図である。 図11は、さらに他の実施形態に係るエレベータ停止装置の平面図であって、一部内視させた図(本体部の右半分を削除した図)である。 図12は、さらに他の実施形態に係るエレベータ停止装置の正面図である。
以下、エレベータ及びエレベータ停止装置における一実施形態について、図1~図7を参照しながら説明する。なお、各図(図8~図12も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るエレベータ11は、ユーザが乗るためのかご12と、かご12に接続されるかごロープ11aと、かごロープ11aに接続される釣合錘11bと、かご12及び釣合錘11bを昇降させる巻上機11cとを備えている。巻上機11cは、かごロープ11aが巻き掛けられる綱車11dと、綱車11dを回転させる駆動源(図示及び採番していない)とを備えている。
本実施形態においては、かごロープ11aの一端部がかご12に固定され、かごロープ11aの他端部が釣合錘11bに固定されている、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、かごロープ11aの両端部がそれぞれ昇降路の上部に固定され、かごロープ11aがかご12のシーブ及び釣合錘11bのシーブにそれぞれ巻き掛けられることによって、かごロープ11aがかご12及び釣合錘11bにそれぞれ接続されている、という構成でもよい。
また、本実施形態に係るエレベータ11は、巻上機11cを機械室の内部に配置する、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、機械室が備えられておらず、エレベータ11は、巻上機11cを昇降路の内部に配置する、という構成でもよい。
また、本実施形態に係るエレベータ11は、ロープ式の駆動方式である、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、エレベータ11は、油圧式の駆動方式である、という構成でもよく、また、リニアモータ式の駆動方式である、という構成でもよい。
エレベータ11は、かご12を案内するかごレール11eと、釣合錘11bを案内する錘レール11fと、かご12の走行速度を検出する調速機13とを備えている。また、エレベータ11は、かごレール11eを挟むことによってかご12を停止させる停止装置1と、調速機13の動作を停止装置1に伝達する伝達部11gとを備えている。
なお、各図において、第1方向D1は、第1横方向D1であり、第2方向D2は、第1横方向D1と直交する第2横方向D2であり、第3方向D3は、上下方向D3である。そして、停止装置1が第1横方向D1でかごレール11eを挟むため、第1横方向D1は、挟み方向D1ともいう。
調速機13は、無端円状のガバナロープ13aと、ガバナロープ13aが巻き掛けられるガバナ車13bと、ガバナロープ13aに張力が働くように、ガバナロープ13aが巻き掛けられる張車13cとを備えている。そして、伝達部11gが、ガバナロープ13aとかご12とを接続しているため、調速機13は、ガバナ車13bの回転速度に基づいて、かご12の走行速度を検出している。
かご12は、かご室12aと、かご室12aを支持するかご枠12bとを備えている。そして、伝達部11gは、複数のリンク11hを備えており、かご枠12bに可動に接続されている。また、停止装置1は、かご12に固定されている。
なお、本実施形態においては、停止装置1は、かご12のみに取り付けられている、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、停止装置1は、かご12及び釣合錘11bの両方に取り付けられている、という構成でもよく、また、例えば、停止装置1は、釣合錘11bのみに取り付けられている、という構成でもよい。
そして、停止装置1が釣合錘11bに取り付けられている、という構成においては、ガバナロープ13aは、釣合錘11bと接続され、停止装置1は、錘レール11fを挟むことによって釣合錘11bを停止させる。
停止装置1は、図2及び図3に示すように、かご12(図1参照)に固定される本体部2と、本体部2に対して可動する可動部3と、可動部3に力を加える加力部4とを備えていてもよい。また、停止装置1は、可動部3に固定されるベース体5と、かごレール11eを第1横方向D1で挟むために、ベース体5に対して上下方向D3に移動する挟み体6と、挟み体6を案内する案内体7と、ベース体5と挟み体6との間に配置される軸受体8とを備えている。
一対の可動部3は、本実施形態のように、第1横方向D1において、かごレール11eを挟むようにして配置されていてもよい。そして、可動部3は、本実施形態のように、軸部3aを中心に回転可能となるように、本体部2に接続されていてもよい。これにより、一対の可動部3が軸部3aを中心に回転することによって、第1端部3b,3b同士及び第2端部3c,3c同士のうち、一方が近づき、他方が離れることになる。
ベース体5は、可動部3の第1端部3bに固定されている。例えば、ベース体5は、本実施形態のように、可動部3と別体であり、固定部3dによって可動部3に固定されている、という構成でもよく、また、例えば、ベース体5は、可動部3と分離不能に一体である、という構成でもよい。
ベース体5の第1横方向D1の幅寸法は、上方へ行くにつれて広くなっている。そして、ベース体5の第1横方向D1の内側面5aは、上方へ行くにつれてかごレール11eへ近づくように、配置されている。なお、以下、第1横方向D1において、第1横方向D1の内側(第1横方向D1内側)とは、かごレール11eに近い側をいい、第1横方向D1の外側(第1横方向D1外側)とは、かごレール11eから遠い側をいう。
挟み体6の第1横方向D1の幅寸法は、上方へ行くにつれて狭くなっている。そして、挟み体6の第1横方向D1の内側面6aは、かごレール11eと平行(完全に平行だけでなく、略平行も含む。以下同様。)となるように、配置されている。また、挟み体6の第1横方向D1の外側面6bは、上方へ行くにつれてかごレール11eに近づくように、配置されている。そして、挟み体6の外側面6bは、ベース体5の内側面5aと平行となるように、配置されている。
加力部4は、例えば、本実施形態のように、一対の可動部3の第2端部3c,3c間に配置される弾性体(例えば、弦巻バネ、板バネ、ゴム)であって、弾性変形することによって挟み体6に力を加える、という構成でもよい。また、例えば、加力部4は、圧力媒体が封入されたピストンである、という構成でもよい
図3~図5に示すように、案内体7は、ベース体5の第2横方向D2側の側面部5bと挟み体6の第2横方向D2側の側面部6cとに跨って配置されている。そして、案内体7は、固定部9によってベース体5に固定されている。また、案内体7は、挟み体6を案内する案内部7aを備えており、挟み体6は、案内体7の案内部7aに案内される被案内部6dを備えている。
例えば、本実施形態のように、被案内部6dは、第2横方向D2へ凹むように形成され、案内部7aは、被案内部6dに挿入するように、挟み体6へ向けて第2横方向D2へ突出する、という構成でもよい。また、例えば、案内部7aは、第2横方向D2へ凹むように形成され、被案内部6dは、案内部7aに挿入するように、案内体7へ向けて第2横方向D2へ突出する、という構成でもよい。
また、ベース体5に対する案内体7の固定位置は、第1横方向D1で変更可能となっている。例えば、本実施形態のように、固定部9は、頭部9a及び雄ネジ部9bを有するボルトであり、固定部9の雄ネジ部9bは、ベース体5の雌ネジ部5cと螺合し、案内体7は、固定部9の雄ネジ部9bに挿入される貫通孔7bを備えており、案内体7の貫通孔7bの内径は、固定部9の雄ネジ部9bの外径よりも大きい、という構成でもよい。
図3~図6に示すように、軸受体8は、転動する複数の転動部8aと、複数の転動部8aを転動可能に支持する支持部8bとを備えている。そして、軸受体8は、長尺に形成されている。そして、軸受体8は、ベース体5及び挟み体6に対して自由である。これにより、軸受体8は、ベース体5及び挟み体6に対して長手方向D4へ移動可能である。
例えば、本実施形態のように、案内体7は、軸受体8の下端と当たることによって軸受体8の下方への移動を規制する下規制部7dを備えており、本体部2は、軸受体8の上端と当たることによって軸受体8の上方への移動を規制する上規制部2aを備えている、という構成でもよい。これにより、軸受体8は、上規制部2a及び下規制部7dの間を移動可能である。
なお、軸受体8がベース体5及び挟み体6間に配置されている状態において、軸受体8の長手方向D4は、ベース体5の内側面5a及び挟み体6の外側面6bに沿う方向であり、軸受体8の短手方向D5は、第2横方向D2と平行な方向であり、軸受体8の厚み方向D6は、ベース体5の内側面5aと挟み体6の外側面6bとが対面する方向である。
そして、軸受体8の第2横方向D2(短手方向D5)の幅は、ベース体5の内側面5aの第2横方向D2の幅及び挟み体6の外側面6bの第2横方向D2の幅よりも、大きくなっている。これにより、軸受体8の第2横方向D2(短手方向D5)の端部8cは、ベース体5及び挟み体6から第2横方向D2へ突出している。そして、案内体7は、軸受体8の端部8cに挿入される凹部7cを備えている。
例えば、本実施形態のように、転動部8aは、短手方向D5を中心に回転する円柱体のローラであり、支持部8bは、孔部に転動部8aを収容する、という構成でもよい。また、例えば、支持部8bは、転動部8aの短手方向D5の端部を回転可能に連結する、という構成でもよい。また、例えば、転動部8aは、球体のローラである、という構成でもよい。
ここで、停止装置1がかご12を停止させる動作について、説明する。
図1~図3に戻り、例えば、かご12の下降速度が設定速度を超えることによって、調速機13において、ガバナロープ13aがロックされ、さらに、かご12が下降し続ける場合には、調速機13の動作が、伝達部11gにより、停止装置1に伝達される。これにより、挟み体6は、伝達部11gのリンク11hから伝達されることによって、図3に示す待機位置から、ベース体5に対して上方へ移動する。
そして、案内体7が挟み体6を案内するため、挟み体6の内側面6aは、かごレール11eに近づき、その後、かごレール11eに接する。さらに、挟み体6がベース体5に対して上方へ移動することによって、一対の可動部3,3の第1端部3b,3b同士が離れるように外方へ移動する。
これにより、一対の可動部3,3の第2端部3c,3c同士が近づくように内方へ移動するため、加力部4は、圧縮弾性変形する。その結果、加力部4の弾性復元力により、加力部4は、一対の可動部3,3の第1端部3b,3b同士が近づく方向へ、挟み体6に力を加えるため、一対の挟み体6,6bは、かごレール11eを挟んで加圧接触する。このように、挟み体6,6が停止位置まで上方へ移動してかごレール11eを挟むことによって、停止装置1は、かご12を停止させる。
ところで、軸受体8が長尺であるため、図3に示すように、挟み体6が待機位置に位置する場合に、軸受体8の上方部分は、挟み体6から上方へ突出している。そして、例えば、軸受体8の上方部分が、第1横方向D1の内側(図3の二点鎖線矢印側)へ傾く場合がある。特に、停止装置1が大型であり、軸受体8の長手方向D4の長さが長くなると、軸受体8の上方部分が傾き易くなる。
斯かる場合には、挟み体6がベース体5に対して上方へ移動することに伴って、摩擦力によって、軸受体8もベース体5に対して上方へ移動したときに、軸受体8の上方部分が挟み体6の上端部と本体部2の上規制部2aとの間で挟まる虞がある。そうなると、例えば、挟み体6が停止位置まで上昇できずに、かご12を停止できなかったり、また、例えば、軸受体8が損傷したりする虞がある。
それに対して、図4及び図5に示すように、軸受体8の端部8cは、案内体7の凹部7cに挿入されている。これにより、案内体7の凹部7cが軸受体8の端部8cを保持しているため、軸受体8を適正な位置に配置することができる。したがって、挟み体6が待機位置に位置する場合に、例えば、軸受体8の上方部分が第1横方向D1の内側へ傾くことを抑制することができる。
次に、ベース体5に対する案内体7の固定位置の調整作業について、説明する。
図3に戻り、ベース体5は、案内体7の第1横方向D1における基準位置を示す基準位置部5dを備えている。例えば、基準位置部5dは、本実施形態のように、上下方向D3(具体的には、上下方向D3に対して傾斜する方向)に沿って、延びている、という構成でもよい。
図7に示すように、基準位置部5dは、段差を有して、形成されている。そして、基準位置部5dは、案内体7の第1横方向D1外側の端面部7eと第1横方向D1で対面する対面部5eを備えている。例えば、本実施形態のように、ベース体5は、第2横方向D2へ突出する突出部5fを備え、対面部5eは、突出部5fの第1横方向D1内側の端面部5eで構成されている、という構成でもよい。
そして、基準位置部5dの対面部5eが、案内体7の端面部7eと対面しているため、例えば、基準位置部5dの対面部5eと案内体7の端面部7eとの間に、隙間ゲージX1を挟んだ状態で、案内体7をベース体5に固定することができる。これにより、隙間ゲージX1の厚みが、基準位置部5dの対面部5eと案内体7の端面部7eとの間の距離となるため、隙間ゲージX1の厚みによって、基準位置部5dで示される基準位置に対する案内体7の固定位置を把握することができる。
したがって、例えば、厚みの異なる隙間ゲージX1を用意し、ベース体5に対する案内体7の位置が適正になるまで、隙間ゲージX1によって、ベース体5に対する案内体7の固定位置を少しずつ変えて、適正な位置であるか確認することができる。このように、ベース体5に対して適正な位置で案内体7を固定させる調整作業を容易に行うことができる。
また、案内体7の端面部7eの幅W1が、ベース体5の対面部5eの幅W2よりも広くなっているため、案内体7の端面部7eは、ベース体5の対面部5eから突出している。これにより、ベース体5に対する案内体7の位置を第1横方向D1の内側へ変更するときに、例えば、固定部9による案内体7の固定状態を少し緩めて、案内体7の外側の端面部7eを操作する(例えば、押す)ことによって、ベース体5に対する案内体7の位置を第1横方向D1の内側へ変更することができる。
また、図4及び図5に示すように、案内体7の第1横方向D1内側の端面部7fは、露出している。これにより、ベース体5に対する案内体7の位置を第1横方向D1の外側へ変更するときに、例えば、固定部9による案内体7の固定状態を少し緩めて、案内体7の内側の端面部7fを操作する(例えば、押す)ことによって、ベース体5に対する案内体7の位置を第1横方向D1の外側へ変更することができる。
また、軸受体8の端部8cが案内体7の凹部7cに挿入されているため、案内体7の凹部7cは、軸受体8の端部8cを保持している。これにより、ベース体5に対する案内体7の位置を第1横方向D1で変更したとしても、軸受体8を適正な位置に配置することができる。
以上より、本実施形態に係るエレベータ11は、前記のエレベータ停止装置1を備える。
そして、本実施形態のように、エレベータ停止装置1は、ベース体5と、レール11eを横方向D1で挟むために、前記ベース体5に対して上下方向D3へ移動する挟み体6と、前記ベース体5に固定され、前記挟み体6を案内する案内体7と、を備え、前記ベース体5に対する前記案内体7の固定位置は、前記横方向D1で変更可能であり、前記ベース体5は、前記案内体7の前記横方向D1における基準位置を示す基準位置部5dを備える、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、ベース体5の基準位置部5dが、案内体7の横方向D1における基準位置を示しているため、案内体7の固定位置を、基準位置部5dで示される基準位置と比較することができる。これにより、ベース体5に対して適正な位置で案内体7を固定させる調整作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態のように、エレベータ停止装置1においては、前記基準位置部5dは、段差を有して形成される、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、基準位置部5dが段差を有して形成されているため、基準位置を明確に把握することができる。これにより、案内体7の固定位置を、基準位置部5dで示される基準位置と容易に比較することができる。したがって、ベース体5に対して適正な位置で案内体7を固定させる調整作業をさらに容易に行うことができる。
また、本実施形態のように、エレベータ停止装置1においては、前記基準位置部5dは、前記案内体7の前記横方向D1側の端面部7eと、前記横方向D1で対面する対面部5eを備える、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、基準位置部5dの対面部5eが、案内体7の横方向D1側の端面部7eと、横方向D1で対面しているため、基準位置部5dの対面部5eと案内体7の端面部7eとの間の距離によって、基準位置部5dで示される基準位置に対する案内体7の固定位置を把握することができる。これにより、ベース体5に対して適正な位置で案内体7を固定させる調整作業をさらに容易に行うことができる。
また、本実施形態のように、エレベータ停止装置1においては、前記案内体7の前記横方向D1側の端面部7eの幅W1は、前記対面部5eの幅W2よりも、広い、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、案内体7の横方向D1側の端面部7eの幅W1が、ベース体5の対面部5eの幅W2よりも広いため、案内体7の横方向D1側の端面部7eは、ベース体5の対面部5eから突出している。これにより、ベース体5に対する案内体7の横方向D1の位置を変更する場合に、案内体7の横方向D1側の端面部7eを操作することができる。
また、本実施形態のように、エレベータ停止装置1は、前記ベース体5と前記挟み体6との間に配置される長尺な軸受体8を備え、前記軸受体8は、前記ベース体5及び前記挟み体6に対して長手方向D4へ移動可能となるように、転動する複数の転動部8aと、前記複数の転動部8aを転動可能に支持する支持部8bと、を備え、前記軸受体8の短手方向D5の端部8cは、前記ベース体5及び前記挟み体6から突出し、前記案内体7は、前記軸受体8の短手方向D5の端部8cに挿入される凹部7cを備える、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、軸受体8の短手方向D5の端部8cは、ベース体5及び挟み体6から突出しており、軸受体8の短手方向D5の端部8cは、案内体7の凹部7cに挿入されている。これにより、案内体7の凹部7cが、軸受体8の短手方向D5の端部8cを保持することができるため、軸受体8を適正な位置に配置することができる。
なお、エレベータ11及びエレベータ停止装置1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、エレベータ11及びエレベータ停止装置1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係るエレベータ停止装置1においては、案内体7の第1横方向D1側の端面部7eの幅W1は、ベース体5の対面部5eの幅W2よりも、広い、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。
例えば、案内体7の第1横方向D1側の端面部7eの幅W1は、ベース体5の対面部5eの幅W2と、同じである、という構成でもよい。また、例えば、図8に示すように、案内体7の第1横方向D1側の端面部7eの幅W1は、ベース体5の対面部5eの幅W2よりも、狭い、という構成でもよい。
(2)また、上記実施形態に係るエレベータ停止装置1においては、ベース体5は、第2横方向D2へ突出する突出部5fを備え、対面部5eは、突出部5fの第1横方向D1内側の端面で構成されている、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。
例えば、図9に示すように、ベース体5は、第2横方向D2へ凹む凹状部5gを備え、対面部5eは、凹状部5gの第1横方向D1の内面で構成されている、という構成でもよい。斯かる構成においては、図9に示すように、案内体7は、ベース体5の凹状部5gに挿入する突出部7gを備え、突出部7gは、対面部5eと第1横方向D1で対面する、という構成でもよい。
(3)また、上記実施形態に係るエレベータ停止装置1においては、基準位置部5dは、案内体7の第1横方向D1側の端面部7eと、第1横方向D1で対面する対面部5eを備える、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。
例えば、図10に示すように、基準位置部5dは、段差を有して形成され、案内体7の端面部7eとベース体5の基準位置部5dとは、第2横方向D2で並べられる、という構成でもよい。即ち、案内体7の端面部7eとベース体5の基準位置部5dとは、同じ側(第1横方向D1外側であって、図10においては右側)を向いている、という構成でもよい。斯かる構成によれば、案内体7の端面部7eとベース体5の基準位置部5dとの間の距離によって、基準位置部5dで示される基準位置に対する案内体7の固定位置を把握することができる。
(4)また、上記実施形態に係るエレベータ停止装置1においては、基準位置部5dは、段差を有して、形成されている、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。例えば、ベース体5の第2横方向D2側の側面部5bは、段差がなく平坦に形成され、基準位置部5dは、当該平坦な側面部5bに、基準位置を示す直線を表示している、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係るエレベータ停止装置1においては、軸受体8の短手方向D5の端部8cは、ベース体5及び挟み体6から突出する、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。例えば、図8~図10に示すように、軸受体8の短手方向D5の端部8cは、ベース体5及び挟み体6から突出していない、という構成でもよい。なお、斯かる構成においては、例えば、図8~図10に示すように、案内体7は、凹部7cを備えていなくてもよい。
(6)また、上記実施形態に係るエレベータ停止装置1は、ベース体5と挟み体6との間に配置される軸受体8を備える、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。例えば、エレベータ停止装置1は、軸受体8を備えておらず、挟み体6の外側面6bは、ベース体5の内側面5aと接して、ベース体5の内側面5a上をスライドする、という構成でもよい。
(7)また、上記実施形態に係るエレベータ停止装置1においては、可動部3及び加力部4は、別体である、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。例えば、図11に示すように、可動部3及び加力部4は、分離不能に一体である、という構成でもよい。斯かる構成においては、図11に示すように、加力部4は、U字バネとしてもよい。
(8)また、上記実施形態に係るエレベータ停止装置1においては、一対の挟み体6は、それぞれベース体5に対して上下方向D3へ移動する、という構成である。しかしながら、エレベータ停止装置1は、斯かる構成に限られない。
例えば、図12に示すように、第1の挟み体(図12においては、右側の挟み体)6は、第1のベース体5に対して上下方向D3へ移動し、第2の挟み体(図12においては、左側の挟み体)60は、第2のベース体50に対して第1横方向D1のみへ移動し、上下方向D3へ移動しない、という構成でもよい。斯かる構成においては、図12に示すように、加力部4は、第2の挟み体60と第2のベース体50との間に配置されていてもよい。
1…エレベータ停止装置、2…本体部、2a…上規制部、3…可動部、3a…軸部、3b…第1端部、3c…第2端部、3d…固定部、4…加力部、5…ベース体、5a…内側面、5b…側面部、5c…雌ネジ部、5d…基準位置部、5e…対面部、5f…突出部、5g…凹状部、6…挟み体、6a…内側面、6b…外側面、6c…側面部、6d…被案内部、7…案内体、7a…案内部、7b…貫通孔、7c…凹部、7d…下規制部、7e…端面部、7f…端面部、7g…突出部、8…軸受体、8a…転動部、8b…支持部、8c…端部、9…固定部、9a…頭部、9b…雄ネジ部、11…エレベータ、11a…かごロープ、11b…釣合錘、11c…巻上機、11d…綱車、11e…かごレール、11f…錘レール、11g…伝達部、11h…リンク、12…かご、12a…かご室、12b…かご枠、13…調速機、13a…ガバナロープ、13b…ガバナ車、13c…張車、50…ベース体、60…挟み体、D1…第1横方向(挟み方向)、D2…第2横方向、D3…上下方向、D4…長手方向、D5…短手方向、D6…厚み方向、X1…隙間ゲージ

Claims (6)

  1. ベース体と、
    レールを横方向で挟むために、前記ベース体に対して上下方向へ移動する挟み体と、
    前記ベース体に固定され、前記挟み体を案内する案内体と、
    前記案内体を前記ベース体に固定する固定部と、を備え、
    前記ベース体に対する前記案内体の固定位置は、前記横方向で変更可能であり、
    前記固定部は、雄ネジ部を備え、
    前記ベース体は、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を備え、
    前記案内体は、前記雄ネジ部に挿入される貫通孔を備え、
    前記ベース体は、前記雌ネジ部とは別に、前記案内体の前記横方向における基準位置を示す基準位置部を備える、エレベータ停止装置。
  2. 前記基準位置部は、段差を有して形成される、請求項1に記載のエレベータ停止装置。
  3. ベース体と、
    レールを横方向で挟むために、前記ベース体に対して上下方向へ移動する挟み体と、
    前記ベース体に固定され、前記挟み体を案内する案内体と、を備え、
    前記ベース体に対する前記案内体の固定位置は、前記横方向で変更可能であり、
    前記ベース体は、前記案内体の前記横方向における基準位置を示す基準位置部を備える、エレベータ停止装置であって、
    前記基準位置部は、段差を有して形成され、
    前記基準位置部は、前記案内体の前記横方向側の端面部と、前記横方向で対面する対面部を備える、エレベータ停止装置。
  4. 前記案内体の前記横方向側の端面部の幅は、前記対面部の幅よりも、広い、請求項3に記載のエレベータ停止装置。
  5. ベース体と、
    レールを横方向で挟むために、前記ベース体に対して上下方向へ移動する挟み体と、
    前記ベース体に固定され、前記挟み体を案内する案内体と、を備え、
    前記ベース体に対する前記案内体の固定位置は、前記横方向で変更可能であり、
    前記ベース体は、前記案内体の前記横方向における基準位置を示す基準位置部を備える、エレベータ停止装置であって、
    前記ベース体と前記挟み体との間に配置される長尺な軸受体を備え、
    前記軸受体は、前記ベース体及び前記挟み体に対して長手方向へ移動可能となるように、転動する複数の転動部と、前記複数の転動部を転動可能に支持する支持部と、を備え、
    前記軸受体の短手方向の端部は、前記ベース体及び前記挟み体から突出し、
    前記案内体は、前記軸受体の短手方向の端部に挿入される凹部を備える、エレベータ停止装置。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載のエレベータ停止装置を備える、エレベータ。
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