JP7000033B2 - 複合蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数種の蓄電装置によって電気的負荷に電力を供給する複合蓄電システムに関する。
電気自動車では、単独種の電池を用いて、電気エネルギーを供給している。この電池としては、容量(Ah)性能を重視した容量型電池が使われている。しかしながら、容量型電池単独では、パワーが不足する場合がある。
これに対し、特許文献1に記載の従来技術が知られている。本従来技術では、パワー性能を重視したパワー型電池を容量型電池に並列接続して、容量型電池のパワーを補う。
特開2016-152718号公報
特許文献1においては、容量型電池、例えばNiリッチや半固体電池が、高電位で劣化が顕著になる傾向がある。このため、電池の劣化を抑えるために電位を下げて用いると、電位を下げた分、不足する容量分の電池を補う必要がある。このため、蓄電システム全体のコストが増大する恐れがある。
そこで、本発明は、容量型電池の容量不足を補う他の電池を追加しても、コストの増大を抑えることができる複合蓄電システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明による複合蓄電システムは、容量型電池に蓄電される直流電力を電力供給対象へ出力するものであって、容量型電池の容量不足を補う第二電池を備え、容量型電池の電圧の制限値が、容量型電池および第二電池のトータルランニングコストを略極小あるいは略最小にするように設定される。
本発明によれば、容量型電池の容量不足を補う他の電池を追加しても、複合蓄電システムのコストの増大を抑えることができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1である複合蓄電システム並びにそれを搭載する電気自動車の構成を示す。 実施例1の変形例。 容量型電池における電圧制限値の設定方法を示すフローチャートである。 図3のステップS21で取得するデータの一例を示す。 容量型電池における充放電サイクル数と容量比の関係の一例を示す。 SOCと開放電圧の関係例を示す。 ランニングコストと上限電圧の関係の一例を示す。 本発明の実施例2である複合蓄電システム並びにそれを搭載する電気自動車の構成を示す。
以下、本発明の実施形態について、下記の実施例1~2により、図面を用いながら説明する。なお、各図において、参照番号が同一のものは同一の構成要件あるいは類似の機能を備えた構成要件を示している。
図1は、本発明の実施例1である複合蓄電システム並びにそれを搭載する電気自動車の構成を示す。
図1に示すように、電気自動車10は、第二電池13と、電力制御装置であるDCDCコンバータ14を介して第二電池13に並列接続される容量型電池15とを含む複合蓄電システムを備える。複合蓄電システムは、インバータ12を介して、モータジェネレータ11と接続される。従って、第二電池13は、DCDCコンバータを介することなく直接、インバータ12に接続され、容量型電池15は、DCDCコンバータ14を介してインバータ12に接続される。なお、インバータ12、第二電池13、DCDCコンバータ14並びに容量型電池15は、ECU16(“ECU”は“Electronic Control Unit”の略)によって制御される。
ここで、モータジェネレータ11は交流機、例えば、誘導機や同期機である。
第二電池13からは直接、容量型電池15からはDCDCコンバータ14を介して、インバータ12へ直流電力が出力される。インバータ12は、第二電池13および容量型電池15から供給される直流電力を三相交流電力に変換する。インバータ12が出力する三相交流電力によって、モータジェネレータ11が電動機として回転駆動される。これにより、電気自動車10が走行する。なお、DCDCコンバータ14は、容量型電池15の電圧を、後述する上限電圧以下に制御する。
電気自動車10の減速時あるいは制動時などにおいて、すなわちモータジェネレータ11の回生時において、モータジェネレータ11で発電される交流電力は、インバータ12を整流装置として動作させることにより直流電力に変換され、第二電池13に蓄電されたり、DCDCコンバータ14を介して容量型電池15に蓄電されたりする。
電気自動車10の駐車時には、容量型電池15および第二電池13は、図示しない充電装置によって充電される。
なお、図1におけるモータジェネレータ11は、それぞれ別体のモータおよびジェネレータによって構成されても良い。
容量型電池15は、内部抵抗が高く大きな電流は流せないが容量(Ah)は高い。このような容量型電池15としては、リチウムイオン電池、リチウムイオン半固体電池、リチウム固体電池などが適用される。これらの電池は、高い電位で劣化が進む。このため、運用電位を下げると、蓄電システムとして要求される容量に対して、容量不足が生じる。この不足した容量を追加電池で補うことになる。電池の追加は、蓄電システムの大きさやコストに影響する。そこで、本実施例1においては、後述するように、コスト面も含めて、蓄電システム電池にとって好適な追加電池の容量を設定する手段が適用される。
容量型電池として、鉛電池を適用しても良い。鉛電池は、上述のリチウムイオン電池などの容量型電池よりも低い電位で劣化が進むが、後述する、追加電池の容量を設定する手段が適用できる。また、容量型電池15としては、Ah単価(k¥/Ah)もしくはWh単価(k¥/Wh)が後述する第二電池よりは安価なものが適用される。なお、最低電圧を上げる場合にも、追加電池が用いられる。この場合の、この追加電池の容量設定手段についても、後述する。
また、本実施例1において、第二電池13は、容量型電池よりも大きな電流を流せるが容量(Ah)は低い。このような第二電池としては、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などのパワー型電池が適用される。また、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などに代えて、これらと同様の高出力特性を有するリチウムイオンキャパシタや電気二十層キャパシタなどの蓄電装置を用いても良い。なお、以下においては、これらの電池およびキャパシタを含めて、「第二電池」あるいは「パワー型電池」と総称する。
本実施例1において、第二電池は、容量型電池よりも、寿命が長く、初期コストを電池交換年で除した値、すなわちライフサイクルコスト(k¥/年)が安価である。また、第二電池は、容量型電池よりも、Ah単価(k¥/Ah)もしくはWh単価(k¥/Wh)が高い。
本実施例1におけるDCDCコンバータ14は、双方向のものを使用しても良いし、一方向(容量型電池15からインバータ12側への方向)で、昇圧型もしくは降圧型のものを使用しても良い。昇圧型のDCDCコンバータを使う場合には、「(インバータの電圧)>(容量型電池の電圧最大)×(容量型電池直列数)」とする。降圧型を使用する場合には、「(インバータの電圧)<(容量型電池の電圧最小)×(容量型電池直列数)」とする。双方向DCDCコンバータ、一方向昇圧型のDCDCコンバータ、一方向降圧型のDCDCコンバータの回路構成としては、公知のチョッパ回路を用いることができる(例えば、「河村篤男、「エコ未来型電気自動車の試作と性能評価試験」、デンソーテクニカルレビュー、Vol.16、2011、p.3-8」を参照)。
容量型電池15の電圧は、DCDCコンバータ14により、充放電に関わらず、容量型電池一セル当たりの電圧が電圧制限値V0以下となるように制御される。V0の設定手段については、後述する。
本実施例1の変形例として、上記のような昇圧あるいは降圧機能を有するDCDCコン
バータに代えて、電流制限回路を用いても良い。このような変形例を図2に示す。
図2に示すように、図1の電気自動車10中のDCDCコンバータ14が電流制限回路
21に置き換わる。電流制限回路21においては、PチャネルMOSFET22とNチャ
ネルMOSFET23が直列に接続され、これらのMOSFETがゲートドライバ24に
よってON/OFF駆動される。ゲートドライバ24の指令信号であるオンオフ信号はE
CU16からのオンオフ論理信号である。PチャネルMOSFET22とNチャネルMO
SFET23からなるスィッチをオンオフすることにより、電流値が、時間平均で所望の
電流値に制限される。また、容量型電池15には、電圧平滑用コンデンサ25が並列に接続され、電流制限回路21は、電圧平滑用コンデンサ25の電圧すなわち容量型電池の電圧が電圧制限値V0以下になるように制御される。
以下、容量型電池における電圧制限値V0の設定手段について説明する。
図3は、容量型電池における電圧制限値V0の設定方法を示すフローチャートである。本方法は、例えば、電気自動車の電池搭載量を設定する際に実行される。
まずステップS21にて、容量型電池の劣化特性を示す、電池交換年に関するデータを取得する。
ステップS21で取得するデータの一例を図4に示す。図4は、容量型電池の上限電圧と電池交換年(以下、「交換年」と記す)の関係を示す。横軸は、1セル当たりの上限電圧を示し、縦軸は、交換年を示す。温度および実効電流は、所定値に固定されている。なお、温度および実効電流をパラメータとして、複数のデータを取得しても良い。
図4のデータは、本発明者の検討によるものであるが、例えば容量型電池の上限電圧が4.4Vのときには、電池電圧4.4VとなるようにCCCV(Constant Current-Constant Voltage)充電をした後、車両を走行させた場合の模擬電流波形で電池を放電したときのデータである。すなわち、上限電圧は、満充電状態における電圧である。
なお、模擬電流波形は、車両シミュレータで、規定の距離を走れる分の電池[kWh]を搭載した車両を、既定の走行試験法、例えば、JC08(国土交通省指定の走行パタン)やWLTP(Worldwide harmonized Light vehicles Test)に基づき走行させた場合の電流波形、もしくは一定電流波形である。図4のデータは、車両シミュレータにより、このような模擬電流波形で、電池が満充電から電池が空になるまで繰り返し走行させた場合のデータである。なお、車両シミュレータによらず、実走行試験に基づきデータを得ても良い。
図4が示すように、上限電圧が高くなるに従って、交換年が短くなる。すなわち、上限電圧が高くなるに従って、劣化の進みが速くなる。
なお、図4の縦軸における交換年は、充放電サイクル数のデータに換算係数(日/サイクル)をかけて年に換算しても良い。
また、図4のデータは、容量比(Wh比またはAh比)もしくは抵抗比の変化から求めることができる。この手段について、次に説明する。
図5は、容量型電池における充放電サイクル数と容量比(Wh比)の関係の一例を示す。横軸はサイクル数を示し、縦軸は容量比を示す。ここで、1サイクルとは、上限電圧まで充電し、その後、模擬電流波形で電池が空になるまで放電を行う、一過程を示す。また、容量比は、初期の容量に対する電池容量の比である。
図5においては、電池交換を判断するWh比の閾値η(一例として、図5では0.6)が予め指定され、Wh比がηまで低下したら、電池を交換する。この場合(η=0.6)、走行可能距離が、初期値の60%まで低下したら、電池を交換することになる。
容量比曲線53がηになるサイクル数が、図5における寿命サイクルxであり、このxが交換サイクルとなる。交換サイクルに、前述したように換算係数(日/サイクル)をかけて交換年に換算される。
図5に示すWh比の代わりに、Ah比あるいは抵抗比のデータを用いる場合、電気自動車における(すなわち、蓄電システムに要求される)下限電圧(電池1セル当たり)をVL(例えば2.3V)とすると、まず、式(1)でSOCe(放電時の電池のSOC(State of charge充電率))を求める。
VL=Vo(SOCe)-電流×R(SOCe)×抵抗比 …(1)
式(1)において、R(SOC)およびVo(SOC)は、それぞれ、電池の内部抵抗および電池の開放電圧であり、ともにSOCの関数で表される。なお、これらの関数形は、実測などにより、予め求めておく。また、公知のニュートン法や二分法を用いて、式(1)を用いてSOCeを求めても良い。
このSOCeを用いて、次のようにして、電池の開放電圧曲線から電池容量(Wh)を求める。図6は、SOCと開放電圧の関係例、すなわち開放電圧曲線の一例を示す。放電容量(Wh)は、図6において、SOCeから100%までの間において、開放電圧曲線と横軸との間の領域の面積を求める。そして、この面積を用いて、「面積×容量比×容量型電池容量[Ah]÷100」すなわちWh比が求められる。
なお、SOCについては、1サイクルで電池が使えなくなる場合の充電時電圧でSOC100%としても良いし、電池内部で金属リチウムが析出しない最大電圧でSOC100%としても良い。また、電池電圧が急に上がり、さらに電圧を上げても電池容量が実質的に変わらない電圧でSOC100%としても良い。さらに、電池の劣化を抑えるために設定される電圧の下限値でSOC0%(例えば2.3V)とする。
また、図5において、縦軸をAh比にする場合、Ah比が、図5と同じηとなったときのサイクル数を寿命サイクルすなわち交換サイクルとし、この交換サイクルに、前述したように換算係数(日/サイクル)をかけて交換年に換算交換年としても良い。
上述のように、図3のステップS21が実行されると、次に、ステップS22に進む。
ステップS22では、ステップ21で得られた容量型電池の交換年データ(図4)より、一年当たりの電池代すなわち電池トータルコストを交換年で除することにより、容量型電池のランニングコストを計算する。これにより、容量型電池について、上限電圧とランニングコストの関係が得られる。ここで、電池のトータルコストは、蓄電システムに対して要求される容量型電池の総電池容量とWh単価から計算する。Wh単価は、例えば、電池一本の価格および電池一本の設計時の容量(Wh)から計算する。なお、Whの代わりにAhを用いて計算しても良い。ステップS22が実行されると、次に、ステップS23に進む。
ステップ23では、容量型電池の電圧を下げたために不足する容量を補うために追加する第二電池のランニングコストを計算する。容量型電池の上限電圧V0を下げた場合、開放電圧曲線(図6)から求められるSOCをSOCuとし、「(100―SOCu)×電気自動車設計時に必要なAh÷100」を不足容量としても良い。また、SOCuから100%までの間において、開放電圧曲線と横軸との間の領域の面積を求め、この面積を用いて、「面積×電気自動車設計時に必要なWh÷100」を不足容量としても良い。
ステップS23では、上述のように求められた容量型電池の容量の不足分を補う第二電のランニングコストを、ステップS22における容量型電池のランニングコストと同様に計算する。これにより、容量型電池の上限電圧と、第二電池のランニングコストの関係が得られる。
第二電池は、容量型電池に比べ寿命が長いため、ランニングコストに対する上限電圧の影響は容量型電池よりも小さい。このため、第二電池自体の上限電圧は、固定値としても良い(なお、本実施例1において、この固定値は、容量型電池の上限電圧とは独立に設定できる)。また、第二電池が、SOCの一部の範囲で使用される場合があるが、例えば、SOC30%から70%の範囲で使用される場合、追加容量は、前述の不足分に、容量型電池の不足容量に対するSOC範囲(100-SOCu)の面積を第二電池で使用されるSOC範囲容量(70%-30%(=40%))の面積で除した値を掛けた値としても良い。また、追加容量は、前述の不足分に、電池の劣化を考慮してマージン倍率(例えば1.5倍)をかけた値としても良い。
上述のように、図3のステップS23が実行されると、次に、ステップS24に進む。
ステップ24では、ステップS22およびS23によって計算された容量型電池および第二電池のランニングコストに基づいて、好適な容量型電池の上限電圧、すなわち蓄電システムにおいて使用される全電池のランニングコストを最小にする容量型電池の上限電圧V0を求める。
本ステップS24において上限電圧V0を求める手段について、図7を用いて説明する。
図7は、電池のランニングコストと上限電圧の関係の一例を示す。横軸は上限電圧を示す。また、縦軸はランニングコスト比、すなわち基準とする容量型電池のランニングコスト(図7では上限電圧4.4Vに対するランニングコスト)を1とする場合のランニングコストを示す。なお、基準とするランニングコストは、蓄電システムにおいて許容される容量型電池の交換年(寿命)など基づいて選定される。以下、図7の説明において、「ランニングコスト」は、図7の縦軸が示す「ランニングコスト比」と同義である。
図7において、曲線A,BおよびCは、容量型電池のランニングコスト(ステップS22)、容量型電池の容量不足分を補うために追加される第二電池のランニングコスト(ステップ23)、およびこれらの和である蓄電システムが備える全電池のトータルランニングコストを示す。
図7において、曲線Aが示すように、容量型電池の上限電圧の所定範囲(4~4.4V)において、上限電圧が増大すると、容量型電池のランニングコストは、ほぼ単調に増大する。これに対し、曲線Bが示すように、第二電池のランニングコストは、容量型電池よりも相対的に小さく、同電圧範囲において、上限電圧が増大すると、ほぼ単調に減少する。このため、トータルランニングコストには、極小値あるいは最小値がある。このようなトータルランニングコストの極小値あるいは最小値を与える上限電圧の値V0が、蓄電システムにとって好適な容量型電池の上限電圧の値として設定される。
次に、上述のようなV0の好適値を数値的に求める手段について説明する。
本手段においては、ステップS22およびS23の計算結果に基づいて、容量型電池ランニングコスト関数F1(V0)および第二電池ランニングコスト関数F2(V0)が設定され、さらに、式(2)によりトータルランニングコスト関数Fが設定される。
F=F1(V0)+F2(V0) …(2)
トータルランニングコスト関数FをV0で微分して得られる関数の値が0となるV0をニュートン法や二分法などで求める。このとき、求まるV0が、トータルランニングコストの極小値あるいは最小値を与える上限電圧の値V0である。
なお、蓄電システムにおいて第二電池は、負荷側(図1では、インバータ12およびモータジェネレータ11側)へ流れる電流の一部を負担する。このため、ランニングコストに関わる変数としては、電流や温度も考慮することが好ましい。
この場合、容量型電池ランニングコスト関数f1(v1,Ie1,temp1)、第二電池の容量当たりのランニングコスト関数f2(Ie2,temp2)が設定される(容量はAhでも良いしWhでも良い)。ここで、v1は容量型電池の上限電圧であり、Ie1は容量型電池の実効電流であり、temp1は容量型電池の温度である。また、Ie2は第二電池の実効電流であり、temp2は第二電池の温度である。なお、第二電池については、ランニングコストが第二電池自身の上限電圧の影響を受けないとしている。
Ie1は第二電池の容量Q(AhまたはWh)に応じて補正がかかる関数Ie1(Q)である。例えば、第二電池の容量Q(Ah)に対して、x倍の電流を10s程度流せる場合、その電流分を減ずることによって補正される。このようなIe1は、電気自動車シミュレータによって得られる関係データに基づいて関数化しても良い。また、Ie2も、Qの関数Ie2(Q)であり、同様に、電気自動車シミュレータによって得られる関係データに基づいて関数化しても良い。
temp1は外気温とIe1により変化する関数である。従って、temp1は第二電池の容量Qの関数でもある。また、temp2は外気温とIe2により変化する関数であり、第二電池の容量Qの関数temp2(Q)でもある。tempおよびtemp2は、電気自動車シミュレータによって得られる関係データに基づいて関数化しても良い。
これらの関数、f1,f2,Ie1,Ie2,temp1,temp2により、式(3)によりトータルランニングコスト関数fが設定される。
f=f1(v1,Ie1(Q),temp1(Q))+Q×f2(Ie2(Q),temp(Q))×λ …(3)
なお、Qは「Q=S(v1)×Q0」によって設定される。ここで、S(v1)は、容量型電池における、上限電圧v1に該当するSOCuとSOC100%の間において、開放電圧曲線と横軸との間の領域の面積[V%](図6参照)もしくは(100-SOCu)[%]である。また、Q0は容量型電池の初期設定容量(Wh若しくはAh)であり、λは第二電池のSOC使用範囲率である。
トータルランニングコスト関数fをV1で微分して得られる関数の値が0となるV1をニュートン法や二分法などで求める。このとき、求まるV1が、トータルランニングコストの極小値あるいは最小値を与える上限電圧の値V1である。
以上の手段により容量型電池の上限電圧値を求める過程で、容量型電池の容量不足を補うために追加される第二電池の容量が求まる。複合蓄電システムにおける第二電池の容量は、初期値Y以上に設定される。
上述の上限電圧V0は、ランニングコストを極小あるいは最小にする一つの特定値であるが、V0をある電圧範囲の値としても良い。この手段について説明する。
図7に示す例においては、4.2Vから4.3Vの間では、上限電圧に対するトータルランニングコスト(c)の感度が比較的低く、トータルランニングコストは、極小あるいは最小値に近い、ほぼ同じ値を示す。このため、上限電圧V0を4.2Vから4.3Vの間の範囲の任意の値に設定できる。この場合、上限電圧V0の範囲は、トータルランニングコスト関数の電圧感度、すなわち、トータルランニングコスト関数の電圧微分値が実質0の範囲である。なお、電圧微分値が所定の微小正定数ε以下となる範囲を、上限電圧V0の範囲としても良い。
第二電池の上限値は、前述のV0の範囲における上下限値に応じて、範囲を設定しても良い。但し、第二電池をパワー型電池とする場合、パワーの制限もあり得る。このとき所望のパワーを得るための容量をQ0とすると、第二電池の容量の下限をこのQ0以上とすることが好ましい。
次に、鉛電池のように電圧が比較的低い場合に劣化する電池を、容量型電池として使用する場合における、電圧制限値の設定について説明する。
鉛電池では、下限電圧Vlを設定し、DCDCコンバータ(図1,2)と容量型電池の接続部の電圧がVlより低くならないように、DCDCコンバータが制御される。そして図4の容量型電池の上限電圧と交換年の関係において、横軸を下限電圧として、データを取得する。図6のWh換算例では、SOC100%から、SOCeと下限電圧に相当するSOCの内、大きい方との間の領域の面積を求める。また、図7において、横軸を下限電圧として、トータルランニングコストを極小あるいは最小とする下限電圧の値を求める。
次に、物品の劣化や寿命を表す関数(以下、「劣化関数」と記す)を用いて、寿命サイクルデータ、すなわち、図5に示すような充放電サイクルを変数とする容量比の関数形を取得する手段について説明する。なお、本手段を用いると、寿命サイクルをより少ないデータから推定することができるので、寿命サイクルデータの取得に要する時間を短縮することができる。
まず、劣化関数として、電池内における固形物質(例えば、Li)の析出に伴う電池の劣化を表す、いわゆるルート則(ルート(平方根)サイクル)(例えば、Yancheng Zhang, Chao-Yang Wang, “Cycle-Life Characterization of Automotive Lithium-Ion Batteries with LiNiO2 Cathode”, Journal of The Electrochemical Society, 156(7) A527-A535 _2009 参照)を用いる線形関数が適用される。
また、電池においては劣化要因として、機械的な電極の剥離や集電体の腐食などが含まれる場合、劣化関数として、いわゆるワイブル分布(例えば、蓑谷千凰彦,「すぐに役立つ統計分布」,東京図書、参照)が適用される。ワイブル分布を適用した容量比(=容量(サイクル)/容量初期値:なお、容量はサイクル数の関数)の関数形の一例を式(4)に示す。なお、良く知られているように容量と内部抵抗とに相関関係があるので(例えば、特開2012-247339号公報参照)、容量比に代えて抵抗比を用いることができる。そこで、式(5)として、アドミッタンス比(=アドミッタンス(サイクル)/アドミッタンス初期値:なお、アドミッタンスはサイクル数の関数)の関数形を併記する。なお、アドミッタンス比は、充放電サイクル数が増大して劣化が進むと、内部抵抗が初期値よりも大きくなるため、容量比と同様に1よりも小さな値となる。このため、容量比を用いる場合と、同様にデータ処理ができる。なお、抵抗比を用いることも可能である。
容量(サイクル)/容量初期値=exp{-(サイクル/τ1)n1} …(4)
アドミッタンス(サイクル)/アドミッタンス初期値=exp{-(サイクル/τ2)n2} …(5)
ここで、τ1,τ2,n1,n2は定数である。
また、上述の機械的な劣化と固形物質の析出による劣化が共に起きる場合に対しては、式(6)および式(7)に示すように、二つのワイブル分布が用いられる。式(6)および式(7)は、二つのワイブル分布の積からなる関数形を示す。式(8)および式(9)は、二つのワイブル分布の和からなる関数形を示す。式(8)および式(9)においては、容量比およびアドミッタンス比がいずれも1以下になるように、定数係数(1-P1,P1,1-P2,P2)が設定される(P1<1,P2<1)。なお、関数形は、劣化要因に応じて、適宜選択される。
容量(サイクル)/容量初期値=exp{-(サイクル/τ1)n1}×exp{-(サイクル/τ1’)n1’} …(6)
アドミッタンス(サイクル)/アドミッタンス初期値=exp{-(サイクル/τ2)n2}×exp{-(サイクル/τ2’)n2’} …(7)
ここで、τ1,τ2,n1,n2,τ1’,τ2’,n1’,n2’は定数である。
容量(サイクル)/容量初期値=(1-P1)exp{-(サイクル/τ1)n1}+P1exp{-(サイクル/τ1’)n1‘} …(8)
アドミッタンス(サイクル)/アドミッタンス初期値=(1-P2)exp{-(サイクル/τ2)n2} +P2exp{-(サイクル/τ2’)n2’} …(9)
ここで、τ1,τ2,n1,n2,τ1’,τ2’,n1’,n2’,P1,P2は定数である。
なお、本実施例1においては、サイクル劣化を考慮したが、電池の劣化として、一日当たりの電池を保存する時間に依存する保存劣化も考慮しても良い。この場合、サイクル劣化および保存劣化に応じた寿命サイクルデータ(容量比、抵抗比(アドミッタンス比)に基づいて、同様に電池の交換年が算出される。
以上説明したように、本実施例1によれば、容量型電池の電圧を制限することにより、容量型電池の容量不足を補う第二電池を追加しても、コストの増大を抑えることができる。また、追加する第二電池の容量の大きさが、コストの増大を抑えるように最適化されるので、第二電池の追加に伴う複合蓄電システムのサイズの増大が抑制される。
図8は、本発明の実施例2である複合蓄電システム並びにそれを搭載する電気自動車の構成を示す。以下、主に、実施例1と異なる点について説明する。
本実施例2においては、実施例1と異なり、容量型電池と第二電池が、電力制御装置(図1ではDCDCコンバータ14)を介することなく、直接、並列接続される。これにより、複合蓄電システムの装置サイズやコストが低減される。
本実施例2においては、容量型電池の上限電圧V0が、式(10)に示すように、第二電池の上限電圧(SOC100%における電圧)により規定される。
V0=第二電池の上限電圧×第二電池の直列数÷容量型電池の直列数 …(10)
式(10)が示すように、V0は離散値をとる。例えば、第二電池の上限電圧を4.2Vとして、モータ電圧に応じて第二電池の直列数は14とする。この場合、容量型電池の上限電圧V0は「V0=14×4.2/n(n:容量型電池の直列数)」となる。容量型電池の電圧範囲が2.3V以上、4.52V以下とするならば、nは13以上、25以下の値となる。このため、図7に示すV0最適化の際には、n=13以上で、上限電圧として4.2V、4.52Vのみが最適値の候補となる。この場合、4.2Vでランニングコストが極小となるため、初期値として設定される容量型電池の上限電圧は4.2V(n=14)となる。
なお、本実施例2においては、上記のような離散値を用いて、実施例1と同様な計算が行なわれる。
以上説明したように、本実施例2によれば、実施例1と同様に、容量型電池の容量不足を補う第二電池を追加しても、コストの増大を抑えることができる。また、追加する第二電池の容量の大きさが、コストの増大を抑えるように最適化されるので、第二電池の追加に伴う複合蓄電システムのサイズの増大が抑制される。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、上述した各実施例における複合蓄電システムは、ビルマネジメントシステム、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車、船舶、鉄道車両などにも適用できる。
10…電気自動車
11…モータジェネレータ
12…インバータ
13…第二電池
14…DCDCコンバータ
15…容量型電池
16…ECU
21…電流制限回路
22…PチャネルMOSFET
23…NチャネルMOSFET
24…ゲートドライバ
25…電圧平滑用コンデンサ

Claims (21)

  1. 容量型電池に蓄電される直流電力を電力供給対象へ出力する複合蓄電システムにおいて、
    前記容量型電池の容量不足を補う第二電池を備え、
    前記容量型電池および前記第二電池のトータルランニングコストは、少なくとも、前記容量型電池の電圧の制限値を変数とする関数で設定され、
    前記関数が略極小あるいは略最小になるときの前記変数の値を、前記容量型電池の前記電圧の前記制限値として設定することを特徴とする複合蓄電システム。
  2. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記第二電池は、前記容量型電池よりも、ライフサイクルコストが安価であり、
    前記第二電池は、前記容量型電池よりも、Wh単価が高いことを特徴とする複合蓄電システム。
  3. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記第二電池は、パワー型電池であることを特徴とする複合蓄電システム。
  4. 請求項3に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記パワー型電池の容量は、パワー制限に応じた下限容量以上であることを特徴とする複合蓄電システム。
  5. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記トータルランニングコストは、前記制限値に応じて変化する電池交換年に基づいて計算されることを特徴とする複合蓄電システム。
  6. 請求項5に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記電池交換年は、充放電サイクル数に応じて変化する、容量比または抵抗比もしくはアドミッタンス比に基づいて求められることを特徴とする複合蓄電システム。
  7. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記制限値は、上限電圧の値であることを特徴とする複合蓄電システム。
  8. 請求項7に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記容量型電池は、リチウムイオン電池、リチウムイオン半固体電池、リチウム固体電池の内のいずれかであることを特徴とする複合蓄電システム。
  9. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記制限値は、下限電圧の値であることを特徴とする複合蓄電システム。
  10. 請求項9に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記容量型電池は鉛電池であることを特徴とする複合蓄電システム。
  11. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記制限値は、前記トータルランニングコストの極小値あるいは最小値を与えることを特徴とする複合蓄電システム。
  12. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記制限値は、前記トータルランニングコストが略極小値あるいは略最小値となる電圧範囲において設定されることを特徴とする複合蓄電システム。
  13. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記トータルランニングコストが前記制限値を変数とする関数であることを特徴とする複合蓄電システム。
  14. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記トータルランニングコストが、前記制限値と電池電流と電池温度とを変数とする関数であることを特徴とする複合蓄電システム。
  15. 請求項6に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記容量比または前記抵抗比もしくは前記アドミッタンス比の関数形が劣化関数であることを特徴とする複合蓄電システム。
  16. 請求項15に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記劣化関数がワイブル分布であることを特徴とする複合蓄電システム。
  17. 請求項16に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記劣化関数が二つのワイブル分布の積あるいは和であることを特徴とする複合蓄電システム。
  18. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記容量型電池と前記第二電池は電力制御装置を介して並列接続され、
    前記電力制御装置は、前記制限値に基づいて前記容量型電池の電圧を制御することを特徴とする複合電池システム。
  19. 請求項18に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記電力制御装置は、DCDCコンバータであることを特徴とする複合電池システム。
  20. 請求項18に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記電力制御装置は、電流制限回路であることを特徴とする複合電池システム。
  21. 請求項1に記載される複合蓄電システムにおいて、
    前記容量型電池と前記第二電池は、直接、並列接続され、
    前記制限値は、前記第二電池の上限電圧(SOC100%における電圧)により規定されることを特徴とする複合電池システム。
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