JP6998307B2 - 端末及び通信方法 - Google Patents

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Description

本開示は、端末及び通信方法に関する。
近年、遅延時間の短縮(delay critical)が求められるアプリケーションの実現が考えられている。遅延時間の短縮が求められるアプリケーションの例として、車の自動運転、スマートグラスでの超リアリティアプリケーション、又は、機器間のコミュニケーションなどが挙げられる。
3GPPでは、これらのアプリケーションを実現するために、パケットの遅延を低減するlatency reductionが検討されている(非特許文献1を参照)。Latency reductionでは、データを送受信する時間単位であるTTI(Transmission Time Interval)長を、0.5msecから1 symbolの間の長さに短縮することが考えられている。なお、従来のTTI長(TTI length)は1msecであり、サブフレームと呼ばれる単位と等しい。1subframeは2 slots(1 slotは0.5msec)で構成されている。1slotは、normal CP(Cyclic Prefix)の場合、7 symbolsで構成され、extended CPの場合は6 symbolsで構成される。例えば、短縮したTTI長が0.5msecの場合、1msecあたり2TTIが配置される。また、1slotを4 symbolsのTTIと、3 symbolsのTTIとに分割する場合、1msecあたり4TTIが配置される。また、TTI長が2symbolの場合、1msecあたり7TTIが配置される。
TTI長を短縮することで、CQI(Channel Quality Indicator)報告の遅延を短くでき、CQI報告の頻度を多くできるので、CQI報告と実際の回線品質とのずれが少なくなるという利点がある。
RP-150465, "New SI proposal: Study on Latency reduction techniques for LTE," Ericsson, Huawei, March 2015 3GPP TR 36.211 V13.0.0, "Physical channels and modulation (Release 13)," December 2015 R1-164923,"Simultaneous Transmission of UL Signals for Shortened TTI Operation," Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell, May 2016
例えば、TTI長の短縮は、LTE(Long Term Evolution)を拡張するシステムのみならず、New RAT(Radio Access Technology)と呼ばれる新しいフレームフォーマットで実現されるシステムにも適用できる。New RATでは、1msecあたりのsymbol数が上記のLTEと異なる可能性がある。また、TTI長を短縮したTTI(以下、sTTI:short TTIと呼ぶ)を運用する際、複数のTTI長を同時にサポートすることが考えられる(例えば、非特許文献3を参照)。複数のTTI長をサポートすることで異なるアプリケーションの要求に合わせてTTI長を選択して使い分けることができる。例えば、遅延が許容されるパケットには長いTTIを使用し、遅延に厳しいパケットにはsTTIを使用することができる。
しかしながら、端末(UEと呼ぶこともある)に使用可能な最大の送信電力が十分でない場合、異なるTTI長の複数のTTIを使用した各パケットを同時に送信すると、送信電力が足りなくなるという課題がある。よって、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を検討する必要がある。
本開示の一態様は、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を適切に設定することができる端末及び通信方法を提供する。
本開示の一態様に係る端末は、第1TTI(Transmission Time Interval)の上り信号又は前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報を受信する受信部と、前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する送信電力決定部と、前記下り制御情報に基づいて、前記決定された送信電力で前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号を送信する送信部と、を具備し、前記送信電力決定部は、前記第1TTIの上り信号の送信開始よりも前に、当該第1TTIの区間内で送信される前記第2TTIの上り信号の割当を指示する前記下り制御情報の復号が完了した場合、当該第1TTI内における前記第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様によれば、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を適切に設定することができる。
本開示の一態様における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
実施の形態1に係る端末の要部構成を示すブロック図 実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る端末の構成を示すブロック図 実施の形態1の動作例1に係る送信タイミングの一例を示す図 実施の形態1の動作例1に係る送信電力配分の一例を示す図 実施の形態1の動作例1に係る送信タイミングの一例を示す図 実施の形態1の動作例1に係る送信電力配分の一例を示す図 実施の形態1の動作例2に係る送信タイミングの一例を示す図 実施の形態1の動作例2に係る送信タイミングの一例を示す図 実施の形態1の動作例2に係る送信タイミングの一例を示す図
[本開示の一態様に至る経緯]
以下、本開示の一態様に至った経緯について説明する。
[Dual connectivityの動作]
Dual connectivityでは、端末が複数のセルにおいて同時にUL(Uplink)の信号を送信することができる。各セルは、MCG(Master Cell Group)またはSCG(Secondary Cell Group)に所属し、MCGのUL送信とSCGのUL送信に対して、優先度を決め、送信電力を配分することができる。
UL送信における電力配分として、Dual connectivityでは、それぞれのCGに、最少保障電力(minimum guaranteed power)が割り当てられている。端末は、最少保障電力以上の送信電力を使用する場合、優先度に応じて、余っている送信電力(余剰電力。remaining power)を使用することができる。また、MCGとSCGとが同期していない場合に適用される電力配分として、先に送信し始めた信号の送信電力は変更されないという方法もある。
[前提]
複数のTTI長を同時にサポートする際の各TTI間の電力配分についても、Dual connectivityと同様にして、すなわち、各TTIをCell groupと見立てて、最少保障電力を割り当てる方法が考えられる。例えば、各TTIで最少保障電力以上の送信電力が必要である場合、優先度に応じて残りの電力を配分する方法、又は、先に送信し始めたTTIの信号に対して残りの電力を使用できるという方法が考えられる。
[課題]
TTI長の異なる複数のTTIのUL信号が同時に送信される場合、長いTTIのUL信号の送信が開始した後に、sTTIのUL信号が割り当てられ、sTTIのUL信号の送信が開始される可能性がある。このような場合、長いTTIのUL信号よりもsTTIのUL信号の優先度が高くても、長いTTIのUL信号に電力が既に割り当てられているので、余剰電力が少ない場合には、sTTIのUL信号に割り当てる電力が足りなくなるという課題がある。
また、sTTIを優先するためには、sTTIのGuaranteed powerを常に確保することも考えられるが、この場合、sTTIのUL割当がなくてもTTIに割り当てられる電力が常に小さくなってしまうという課題がある。また、TTI長に応じた優先度を決めずに、先に送信し始めたUL信号が余剰電力を使用する方法では、長いTTIの方が、sTTIよりも余剰電力を使用することが多くなるという偏りが生じてしまう。
そこで、本開示の一態様では、TTI長が異なるUL信号を送信する場合において適切に電力配分を行うことを目的とする。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
[通信システムの概要]
本開示の各実施の形態に係る通信システムは、基地局100及び端末200を備える。
図1は本開示の実施の形態に係る端末200の要部構成を示すブロック図である。図1に示す端末200において、DCI受信部207は、第1TTI(長いTTI)の上り(UL)信号又は第1TTIよりもTTI長が短い第2TTI(sTTI)の上り信号の割当を指示する下り制御情報(DCI)を受信し、送信電力決定部211は、第1TTIの上り信号及び第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定し、送信部212は、下り制御情報に基づいて、決定された送信電力で第1TTIの上り信号及び第2TTIの上り信号を送信する。送信電力決定部211は、第1TTIの上り信号の送信開始よりも前に、当該第1TTIの区間(例えば、サブフレーム)内で送信される第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報の復号が完了した場合、当該第1TTI内における第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する。
[基地局の構成]
図2は、本実施の形態に係る基地局100の構成を示すブロック図である。図2において、基地局100は、DCI(Downlink Control Information:下り制御情報)生成部101と、誤り訂正符号化部102と、変調部103と、信号割当部104と、送信部105と、受信部106と、信号分離部107と、ACK/NACK受信部108と、復調部109と、誤り訂正復号部110とを有する。
DCI生成部101は、送信データ信号(DLデータ信号)をsTTIで送信するか、TTIで送信するか、sTTI及びTTIの両方で送信するかを決定する。また、DCI生成部101は、ULデータ信号をsTTIで受信するか、TTIで受信するか、sTTI及びTTIの両方で受信するかを決定する。そして、DCI生成部101は、ACK/NACK受信部108から入力されるACK/NACK信号(つまり、DLデータ信号(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)に対するACK/NACK信号)の内容(ACK又はNACK)に基づいて、DLデータ信号の再送が必要か否かを判定し、判定結果に応じて、sTTI用DCI又はTTI用DCIを生成する。DCI生成部101は、DLに関する制御信号(DLリソース割当情報など)を信号割当部104へ出力し、ULに関する制御信号(ULリソース割当情報など)を信号分離部107に出力する。
また、DCI生成部101は、端末200においてULチャネルでsTTIとTTIとの同時送信が発生する場合、端末200の送信電力の余裕度(余剰電力等)を、例えば、Power Head roomから予測し、予測した余裕度に基づいて、端末200においてsTTIとTTIとで同時送信が可能であるか否かを判断する。例えば、DCI生成部101は、sTTIにおいてTTIよりも優先度が高い信号を割り当てる場合には、送信電力を確保するためにサブフレームの前方のsTTIに当該信号を割り当てる。
また、DCI生成部101は、生成したDCIに対して符号化処理及び変調処理を行い、変調後のDCIを端末200へ送信するために信号割当部104に出力する。
誤り訂正符号化部102は、送信データ信号(DLデータ信号)、及び、上位レイヤのシグナリング(図示せず)を誤り訂正符号化し、符号化後の信号を変調部103へ出力する。
変調部103は、誤り訂正符号化部102から受け取る信号に対して変調処理を施し、変調後の信号を信号割当部104へ出力する。
信号割当部104は、DCI生成部101から入力されるDLリソース割当情報に基づいて、変調部103から受け取る信号、及び、DCI生成部101から受け取る制御信号であるDCIを、所定の下りリソースに割り当てる。このようにして送信信号が形成される。形成された送信信号は、送信部105へ出力される。
送信部105は、信号割当部104から入力される送信信号に対してアップコンバート等の無線送信処理を施し、アンテナを介して端末200へ送信する。
受信部106は、端末200から送信された信号をアンテナを介して受信し、受信信号に対してダウンコンバート等の無線受信処理を施し、信号分離部107へ出力する。
信号分離部107は、DCI生成部101から入力されるULリソース割当情報に基づいて、ULデータ信号及びACK/NACK信号の受信周波数及び時間タイミングを特定する。そして、信号分離部107は、受信信号からULデータ信号を分離して復調部109へ出力し、受信信号からACK/NACK信号を分離してACK/NACK受信部108へ出力する。
ACK/NACK受信部108は、信号分離部107から入力される、DLデータ信号に対するACK/NACK信号の内容(ACK又はNACK)をDCI生成部101に出力する。
復調部109は、信号分離部107から入力される信号に対して復調処理を施し、得られた信号を誤り訂正復号部110へ出力する。
誤り訂正復号部110は、復調部109から入力される信号を復号し、端末200からの受信データ信号(ULデータ信号)を得る。
[端末の構成]
図3は、本実施の形態に係る端末200の構成を示すブロック図である。図3において、端末200は、受信部201と、信号分離部202と、復調部203と、誤り訂正復号部204と、誤り判定部205と、ACK/NACK生成部206と、DCI受信部207と、誤り訂正符号化部208と、変調部209と、信号割当部210と、送信電力決定部211と、送信部212と、を有する。
受信部201は、受信信号(例えば、sTTI用DCI又はTTI用DCIを含む)をアンテナを介して受信し、受信信号に対してダウンコンバート等の受信処理を施した後に信号分離部202へ出力する。
信号分離部202は、DCIが割り当てられる可能性のあるリソースに配置された信号を分離して、DCI受信部207へ出力する。また、信号分離部202は、DCI受信部207から入力されるDLリソース割当情報に基づいて、受信信号からDLデータ信号を分離し、復調部203へ出力する。
復調部203は、信号分離部202から受け取る信号を復調し、復調後の信号を誤り訂正復号部204へ出力する。
誤り訂正復号部204は、復調部203から受け取る復調信号を復号し、得られた受信データ信号を出力する。また、誤り訂正復号部204は、受信データ信号を誤り判定部205へ出力する。
誤り判定部205は、受信データ信号のCRC(Cyclic Redundancy Check)で誤りを検出し、検出結果をACK/NACK生成部206へ出力する。
ACK/NACK生成部206は、誤り判定部205から入力される、受信データ信号の検出結果に基づいて、誤りが無ければACKを生成し、誤りが有ればNACKを生成し、生成したACK/NACK信号を信号割当部210へ出力する。
DCI受信部207は、信号分離部202から受け取るDCI(TTI用DCI又はsTTI用DCI)に対して復調処理及び復号処理を行う。そして、DCI受信部207は、復号後のDCIに示されるDLに関する制御信号(DLリソース割当情報など)を信号分離部202へ出力し、ULに関する制御信号(ULリソース割当情報など)を信号割当部210へ出力する。
誤り訂正符号化部208は、送信データ信号(ULデータ信号)を誤り訂正符号化し、符号化後のデータ信号を変調部209へ出力する。
変調部209は、誤り訂正符号化部208から受け取るデータ信号を変調し、変調後のデータ信号を信号割当部210へ出力する。
信号割当部210は、DCI受信部207から受け取るULリソース割当情報に基づいて、変調部209から入力されたデータ信号をリソースに割り当て、送信電力決定部211及び送信部212へ出力する。また、信号割当部210は、ACK/NACK生成部206から入力されたACK/NACK信号をACK/NACK用リソースに割り当て、又は、ULデータ信号に多重して、送信電力決定部211及び送信部212へ出力する。
送信電力決定部211は、信号割当部210から入力される送信信号及びACK/NACK信号に対して送信電力を決定する。具体的には、送信電力決定部211は、長いTTIのUL信号及びsTTIのUL信号の送信電力をそれぞれ決定する。例えば、送信電力決定部211は、長いTTIのUL信号の送信中にsTTIのUL信号の送信が発生する場合、サブフレームの境界に相当する長いTTIの送信開始タイミングの前に、sTTIのUL信号(チャネル)の割当を指示するDCI(sTTI用DCI)に示されるリソース割当情報を復号することができ、かつ、sTTIのUL信号の優先度が長いTTIのUL信号の優先度よりも高い場合、sTTIのUL信号に対する送信電力を確保する。また、送信電力決定部211は、sTTIに割り当てられるUL信号の優先度が長いTTIのUL信号の優先度よりも低い場合には、TTIのUL信号を優先して送信電力を確保する。送信電力決定部211は、決定した送信電力を示す送信電力情報を送信部212に出力する。
送信部212は、送信電力決定部211から入力される送信電力情報に基づいて送信電力を設定し、信号割当部210から入力される信号に対してアップコンバート等の送信処理を施し、アンテナを介して送信する。これにより、長いTTI及びsTTIのUL信号は、DCIによって指示されたリソースを用いて、送信電力決定部211で決定された送信電力で送信される。
[基地局100及び端末200の動作]
以上の構成を有する基地局100及び端末200における動作について詳細に説明する。
以下では、一例として、LTEシステムをベースとして、長いTTIをLTEのサブフレーム長である1msecとし、長いTTIでは通常のLTEの動作を仮定する。また、以下では、TTI長が異なるTTIを、それぞれ、長いTTI(long TTI、又は単にTTI)、及び、short TTI(sTTI)と呼ぶ。
ここでは、端末200が、長いTTIのUL信号(ULチャネル)であるPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)又はPUCCH(Physical Uplink Control Channel)を送信中に、優先度の高いsTTIのUL信号を送信する例を示す。
端末200は、TTIのUL信号を送信する前に、当該TTIのUL信号と同一のサブフレームに、優先度の高いsTTIのUL信号を送信すると判断すると、sTTI用に送信電力を確保(reserve)する。
sTTIで送信されるUL信号(ULチャネル)としては、sPDSCH(short PDSCH。DLデータ)に対するACK/NACK、sPUSCH(ULデータ)、periodic CSI(Channel State Information)、aperiodic CSI、SR(scheduling request)などが考えられる。sTTIのULチャネルに対して送信電力を確保するか否かを判断するタイミングは、ULチャネルの種別により以下のようにそれぞれ異なる。
「sPDSCHに対するACK/NACK」の場合、端末200は、sPDSCHの割当を指示する下り制御情報であるDCI(downlink control channel)の復号が完了した時点でsTTIのULチャネル(ACK/NACK)に送信電力を確保するか否かを判断する。DCIは、当該DCIと同一sTTIにsPDSCHを割り当てることを指示する。そして、端末200は、sPDSCHを受信したK TTI(Kは整数)後にACK/NACKをUL sTTIで送信する。したがって、端末200は、sPDSCHの復号が完了していなくても、DCIの復号が完了した時点で、DCIを受信したK TTI後にACK/NACKを送信することを判断できる。つまり、端末200は、DCIの復号が完了した時点で、当該DCIによって割り当てられるsPDSCHに対するACK/NACKのための送信電力を確保するか否かを判断することができる。
「sPUSCH」の場合、端末200は、sPUSCHの割当を指示するDCIの復号が完了した時点でsTTIのULチャネル(sPUSCH)に送信電力を確保するか否かを判断する。DCIは、当該DCIからK TTI後のUL sTTIにsPUSCHを割り当てることを指示する。したがって、端末200は、DCIの復号が完了した時点で、DCIを受信したK TTI後にsPUSCHを送信することを判断できる。つまり、端末200は、DCIの復号が完了した時点で、当該DCIによって割り当てられるsPUSCHのための送信電力を確保するか否かを判断することができる。
「aperiodic CSI」の場合、端末200は、aperiodic CSIの割当を指示するDCIの復号が完了した時点でsTTIのULチャネル(aperiodic CSI)に送信電力を確保するか否かを判断する。sPUSCHと同様、DCIは、当該DCIからK TTI後のsTTIにCSIを割り当てることを指示する。したがって、端末200は、DCIの復号が完了した時点で、DCIを受信したK TTI後にaperiodic CSIを送信することを判断できる。つまり、端末200は、DCIの復号が完了した時点で、当該DCIによって割り当てられるaperiodic CSIのための送信電力を確保するか否かを判断することができる。
sPDSCHに対するACK/NACK、sPUSCH、aperiodic CSIの場合の送信電力配分、つまり、DCIによって通知されるULチャネルに対する送信電力配分の詳細は後述する。なお、LTE/LTE-Advancedでは、K=4以上と規定しているが、sTTIでは、他の値を用いることも考えられる。
「periodic CSI」の場合、端末200は、periodic CSIを割り当てる上位レイヤのシグナリングの復号が完了したした時点でsTTIのULチャネル(periodic CSI)に送信電力を確保するか否かを判断する。periodic CSIは、周期的に送信されることが上位レイヤのシグナリングによって通知される。このため、端末200は、どのサブフレームでsTTIのCSIを送信するかを予め認識している。したがって、端末200は、sTTIのCSIの優先度が長いTTIのUL信号の優先度よりも高い場合にはsTTI CSI用に送信電力を確保し、sTTIのCSIの優先度が長いTTIのUL信号の優先度よりも低い場合にはsTTI CSI用に送信電力を確保しない。
「SR」の場合、端末200は、sTTIのULチャネル(SR)に送信電力を確保するか否かを事前に判断できない。長いTTIの送信中に、sTTIのSRが発生すると、端末200は、SRに割当可能な送信電力(余剰電力)を確認する。そして、端末200は、SRの送信に十分な送信電力が割当可能であると判断すると、任意のタイミングでSRを送信する。一方、端末200は、SRの送信に十分な送信電力を割り当てられないと判断すると、次のサブフレーム以降でSRを送信可能なタイミングまで待機して、SRを送信する。ただし、端末200は、sTTIのUL信号(SR以外の他のUL信号)に対して送信電力が既に確保されている場合、端末200は、サブフレームにおいて予め確保した送信電力を、当該サブフレームで発生するSRに対して割り当ててもよい。
以下、sPDCCH(DCI)によって割り当てられるULチャネル(sPDSCHに対するACK/NACK、sPUSCH、aperiodic CSI)の送信電力配分について詳細に説明する。
<動作例1>
図4A及び図5Aは、sTTIのUL信号(例えば、sPDSCHに対するACK/NACK、sPUSCH、又は、aperiodic CSI)の割当を指示するsTTI PDCCH(DCI)のタイミング及び当該UL信号(sTTI sPUSCH/sPUCCH)のタイミングの一例を示す。また、図4B及び図5Bは、図4A及び図5Aのsubframe #1におけるsTTIのUL信号の送信電力と、長いTTIのUL信号とに対する端末200での送信電力の配分例を示す。
図4A及び図5Aでは、短いTTI(sTTI)は、DL及びULともに2 symbols(つまり、1ms(1TTI)あたり7sTTI)で構成される。
また、sTTIのUL信号とTTIのUL信号の所望送信電力を合計すると、端末200の最大送信電力(Pmax)を超える場合を想定する。
また、DCIはDLの2 symbol(つまり、1sTTI)に割り当てられる。また、DCIと当該DCIによって割り当てられるUL信号との間隔をK=4とし、DCIが送信された4sTTI後に、DCIによって割り当てられるUL信号が送信される。
また、端末200においてDCIの復号及びUL信号の送信電力調整に必要な処理時間を2 symbolとする。
図4Aでは、Subframe#1のsTTI#2にUL信号が割り当てられている。このUL信号は、4sTTI前のsPDCCH、つまり、Subframe #0の6番目のsTTI(sTTI#5)で送信されるDCIによって割り当てられている。
端末200は、Subframe #0のsTTI#5で受信したDCIを2 symbol以内に復号する。つまり、端末200は、Subframe #1より前のSubframe #0のsTTI#6で復号を完了させる。そして、端末200は、復号したDCIによって優先度の高いsTTIのUL信号が割り当てられている場合、sTTI用の送信電力を確保して、確保された送信電力以外の残りの送信電力を使用してSubframe#1の長いTTIのUL信号の送信を開始する。
つまり、端末200は、Subframe#1が開始される前に、Subframe#0でDCIの復号が完了した時点で、図4Bに示すように、Subframe#1のsTTI#2でsTTIのUL信号を送信するための所望の送信電力を確保し、残りの送信電力をSubframe#1で送信される長いTTIのUL信号(TTI PUSCH/PUCCH)に配分する。これにより、Subframe#1のsTTI#2では、端末200は、確保した送信電力を使用して、sTTIのUL信号を送信することができる。
一方、図5Aでは、Subframe#1のsTTI#3にUL信号が割り当てられている。このUL信号は、4sTTI前のsPDCCH、つまり、Subframe #0の7番目のsTTI(sTTI#6)で送信されるDCIによって割り当てられている。
端末200は、Subframe #0のsTTI#6で受信したDCIを2symbol以内に復号する。しかし、図5Aに示すように、端末200によるDCIの復号はsubframe#1の区間で行われる。つまり、端末200では、TTIのUL信号の送信電力を変更できるタイミング、つまり、Subframe#1の開始前までに、sTTIに関するDCIの復号が完了しない。
そこで、端末200は、sTTIのDCIの復号を待たずに、所望の送信電力を使用してSubframe#1の長いTTIのUL信号の送信を開始する。つまり、端末200は、Subframe#1の開始時点では、Subframe#1のsTTI#3でsTTIのUL信号を送信するための所望の送信電力を確保しない。よって、端末200は、図5Bに示すように、Subframe#1のsTTI#3では、sTTIのUL信号の優先度が高い場合でも、長いTTIのUL信号に使用された送信電力以外の残りの送信電力を使用してsTTIのUL信号を送信する。
すなわち、図4A及び図5Aに示す例では、Subframe#1においてsTTI#0~#2の間に優先度の高いUL信号の割当を指示するDCIが割り当てられていれば、端末200は、Subframe#1の開始までに当該UL信号に対応するDCIの復号を完了させ(つまり、sTTIのUL信号の割当を特定し)、当該UL信号に対して所望の送信電力を予め確保することができる。これにより、端末200は、TTIのUL信号の送信中でも、優先度の高いsTTIのUL信号を十分な送信電力で送信することができる。
一方、図4A及び図5Aに示す例では、Subframe #1においてsTTI#3~#6の間にUL信号の割当を指示するDCIが割り当てられた場合、Subframe #1の開始までに当該DCIの復号が間に合わない。よって、端末200は、Subframe#1のsTTI#3~#6の間に優先度の高いUL信号の割当を指示するDCIを受信しても、当該UL信号を送信するための所望の送信電力を確保せずに、Subframe#1で送信される長いTTIのUL信号を所望の送信電力で送信する。
また、図5Bに示すように、端末200は、長いTTIのUL信号の送信開始後は、同一サブフレーム(Subframe #1)内では長いTTIのUL送信の送信電力を一定に保つ。ここで、変調方式が振幅を使用する多値変調方式(16QAM, 64QAM, 256QAM)である場合、送信途中で信号の送信電力が変更されると、基地局100において参照信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)と受信データとの間で電力差が生じ、受信データを正しく復調できないという問題が生じる。よって、長いTTIのUL信号の送信電力を一定に保つことで、多値変調時にはチャネル推定の品質を保つことができる。また、端末200からPUCCHが送信され、基地局100が送信電力を判定している場合には、長いTTIのUL信号の送信電力を一定に保つことで、基地局100においてPUCCHの電力を検出しやすいという利点がある。
<動作例2>
動作例2では、動作例1で説明した動作に加え、DLとULとの時間差を考慮する。
具体的には、動作例1(図4A及び図5A)では、DLとULの時間差を図示していないが、実際のULのフレームタイミングでは、TA(Timing Advance)の指示により、UEのDLフレーム受信タイミングを基準としてUL送信タイミングを前方方向にシフトする。TAは、複数のUEから送信されるUL信号が基地局において同期するように調整する値である。基地局からの距離(すなわち、伝搬遅延)がUE毎に異なり、一般的に、基地局とUEとの間の伝搬遅延が長いほど、TAの絶対値が大きくなり、伝搬遅延が短いほど、TAの値は0に近づく。
つまり、TAの値に応じて、sTTIのUL信号の送信電力を確保できるsTTI(つまり、sTTI用の送信電力を確保するか否かの判断基準となるタイミング)は変更する。そこで、動作例2では、端末200は、TAの値に応じて、ULのsTTIで送信するUL信号に対する送信電力を確保するか否かを判断する。
ここで、LTE/LTE-Advancedでは、TAは、0≦NTA≦20512と定義されており、UL送信タイミングは(NTA+NTA offset)×Ts秒前方にシフトする。
なお、FDD(Frequency Division Duplex)の場合、NTA offset=0であり、TDD(Time Division Duplex)の場合、NTA offset=624である。また、Ts=1 / (15000*2048)であり、1 symbol長は、Normal CP の場合、slot内の先頭symbolのみ2208 Ts秒であり、残りのsymbolは2192 Ts秒である。
以下、図6~図8を用いて、TAを考慮したUL送信タイミングの一例を説明する。
図6~図8では、DCIはDLの2 symbol(つまり、1sTTI)に割り当てられる。また、図6~図8では、端末200においてDCIの復号及びUL信号の送信電力調整に必要な処理時間を2 symbolとする。
図6は、DL,ULともにsTTI長が2 symbol(つまり、1ms(1TTI)あたり7sTTI)の場合のUL送信タイミングを示す。
図6では、TA=0、TA=2192×2 (2 symbolに相当)、TA=2192×4 (4 symbolに相当)の場合のUL送信タイミングを示す。
図6に示すTA=0の場合(つまり、図4A及び図5Aと同様のタイミング)、端末200は、Subframe #0のDL sTTI#5以前(sTTI#3~sTTI#5)にDCIが割り当てられた場合、当該DCIの復号をSubframe #1の開始前に完了し、Subframe #1内でsTTI用の送信電力を確保することができる。すなわち、図6のTA=0の場合、端末200は、Subframe #1のUL sTTI#0~#2でsTTIのUL信号を送信する場合にsTTIの送信電力を予め確保することができる。
図6に示すTA=2192×2 (2 symbolに相当)の場合、端末200は、Subframe #0のDL sTTI#4以前(sTTI#3,#4)にDCIが割り当てられた場合、当該DCIの復号をSubframe #1の開始前に完了し、Subframe #1内でsTTI用の送信電力を確保することができる。すなわち、図6のTA=2192×20の場合、端末200は、Subframe #1のUL sTTI#0~#1でsTTIのUL信号を送信する場合にsTTIの送信電力を予め確保することができる。つまり、TA=2192×2の場合、送信電力を確保できるsTTIは、TA=0よりも1sTTI少ない。
同様に、図6において、端末200は、TA=2192×4 (4 symbolに相当)の場合には、Subframe #1のUL sTTI#0でsTTIの送信電力を確保することができる。
図7は、DLのsTTI長が2 symbol(つまり、1ms(1TTI)あたり7sTTI)とし、ULのsTTI長が3/4 symbol(つまり、1ms(1TTI)あたり4sTTI)の場合のUL送信タイミングを示す。
図7では、TA=0、TA=2192×2 (2 symbolに相当)、TA=2192×4 (4 symbolに相当)の場合のUL送信タイミングを示す。
また、図7では、DCIは、DL sTTIを基準として、UL sTTIでのUL信号の送信タイミングから4 DL sTTI前に送信されるとする。例えば、Subframe #1のUL sTTI#0の割当は、Subframe #0のDL sTTI#3で送信されるDCIによって指示される。
図7に示すTA=0の場合、端末200は、Subframe #0のDL sTTI#5以前(sTTI#3、sTTI#5)にDCIが割り当てられた場合、当該DCIの復号をSubframe #1の開始前に完了し、Subframe #1内でsTTI用の送信電力を確保することができる。すなわち、図7のTA=0の場合、端末200は、Subframe #1のUL sTTI#0~#1でsTTIのUL信号を送信する場合にsTTIの送信電力を予め確保することができる。
図7に示すTA=2192×2(2 symbolに相当)の場合、端末200は、Subframe #0のDL sTTI#4以前(sTI#3)にDCIが割り当てられた場合、当該DCIの復号をSubframe #1の開始前に完了し、Subframe #1内でsTTI用の送信電力を確保することができる。すなわち、図7のTA=2192×20の場合、端末200は、Subframe #1のUL sTTI#0でsTTIのUL信号を送信する場合にsTTIの送信電力を予め確保することができる。つまり、TA=2192×2の場合、送信電力を確保できるsTTIは、TA=0よりも1sTTI少ない。
同様に、図7において、端末200は、TA=2192×4 (4 symbolに相当)の場合には、Subframe #1のUL sTTI#0でsTTIの送信電力を確保することができる。
図8は、DLのsTTI長が1スロット(つまり、1ms(1TTI)あたり2sTTI)とし、ULのsTTI長が3/4 symbol(つまり、1ms(1TTI)あたり4sTTI)の場合のUL送信タイミングを示す。
図8では、TA=0、TA=2192×2 (2 symbolに相当)、TA=2192×4 (4 symbolに相当)、TA=2192×6 (6 symbolに相当)の場合のUL送信タイミングを示す。
また、図8では、DCIは、UL sTTIを基準として、UL sTTIでのUL信号の送信タイミングから4UL sTTI前に送信されるとする。例えば、Subframe #1のULsTTI#0,#1の割当は、subframe #0のDL sTTI#0で送信されるDCIによって指示され、Subframe #1のULsTTI#2,#3の割当は、subframe #0のDL sTTI#1で送信されるDCIによって指示される。なお、図8に示すように、DCIは、各sTTI(1スロット長)の前方(例えば、PDCCHに相当する部分)の2 symbolで送信される。
図8に示すTA=0及びTA=2192×2の場合、端末200は、ULのサブフレーム境界の2 symbol前までに、Subframe #1を使用するULに関するDCIが割り当てられた場合、当該DCIの復号をSubframe #1の開始前に完了し、Subframe #1内でsTTI用の送信電力を確保することができる。すなわち、図8では、TA=0及びTA=2192×2の場合、端末200は、Subframe #1のUL sTTI#0~#3(つまり、全てのsTTI)でsTTIのUL信号を送信する場合にsTTIの送信電力を予め確保することができる。
図8に示すTA=2192×4及びTA=2192×6の場合、端末200は、ULのサブフレーム境界の2 symbol前までに、Subframe #1を使用するULに関するDCIが割り当てられた場合、当該DCIの復号をSubframe #1の開始前に完了し、Subframe #1内でsTTI用の送信電力を確保することができる。すなわち、図8では、TA=2192×4及びTA=2192×6の場合、端末200は、Subframe #1のUL sTTI#0~#1でsTTIのUL信号を送信する場合にsTTIの送信電力を確保することができる。
図6~図8に示すように、TAが長くなるにつれて、UL送信タイミングが前方にシフトするので、端末200においてDCIを受信してから次のサブフレームが開始されるまでの期間が短くなり、ULの送信電力を確保できるsTTI数が減少する。また、図6~図8に示すように、Subframe内の複数のsTTIのうち、前方のsTTIほど、TAが長くても送信電力を確保できる確率が高くなる。
そこで、基地局100は、例えば、端末200においてsTTIで送信される優先度の高いUL信号の割当を指示するDCI(sTTI用DCI)を、各サブフレーム内のより前方のsTTIに割り当ててもよい。これにより、端末200がDCIを、当該DCIによって割当を指示されたUL信号が送信されるサブフレームの開始前に復調を完了させることができ、優先度の高いUL信号信号に対して所望の送信電力を確保できる確率を高めることができる。
なお、上記では、DCIの復号に要する時間を2 symbolとした。しかし、DCIの復号に必要な時間(symbol長)は2 symbolに限定されるものではなく、1 symbolまたは3 symbol以上でもよい。
また、DCIの復号に要する時間は、symbol数ではなく、sTTI数または時間(second)で定義されることも考えられる。
以下では、DLのサブフレーム境界からどれだけ前にDCIで割当を指示されれば、端末200がsTTIのUL信号の送信電力を確保することができるかを判断するための判断基準値を、symbol数、sTTI数又は時間で定義する方法について説明する。
例えば、端末200は、判断基準値に基づいて、sTTIのUL信号に対する送信電力を決定することができる。また、基地局100は、判断基準値に基づいて、端末200からのUL信号の送信電力を特定し、スケジューリングを行うことができる。
[symbol数の場合]
図6~図8に示すように判断基準値をsymbol数で定義する場合について説明する。
DLのサブフレーム境界から、何symbol以前にDCIで割当を指示されれば、sTTIのUL信号の送信電力を確保できるかを表す判断基準値(symbol数)は、以下の表1のように定めることができる。
Figure 0006998307000001
ここで、NはDCIの復号に要するsymbol数、つまり、判断基準値の最小のsymbol数(例えば、図6~図8ではN=2symbol)とする。なお、ここでは、TDDにおいても最小のsymbol数Nで実施する場合を含めるために、TA=624以下であれば、判断基準値を最小のsymbol数Nとする。すなわち、表1では、端末200側で復号処理のために(Nsymbol長 - 624Ts)時間を確保する式である。
判断基準値は、symbol数で定義する場合、sTTIのTTI長に依らずに定めることができる。よって、基地局100及び端末200は、判断基準値に基づいて、sTTIの設定変更などに依らずにsTTI用の送信電力を確保するか否かを判断することができる。ただし、判断基準値の最小値Nの値(symbol数)は、sTTI長によって異なる可能性がある。
[sTTI数の場合]
判断基準値をDLのsTTI数で定義する場合について説明する。
サブフレーム境界から、何sTTI以前にDCIで割当を指示されれば、sTTIのUL信号の送信電力を確保できるかを表す判断基準値(sTTI数)は、以下の表2のように定めることができる。なお、表2では、DL sTTIのTTI長が2symbolの場合(例えば、図6又は図7を参照)、DCIの復号に必要となる時間を1sTTI以上(つまり、N=1sTTI)とする。
Figure 0006998307000002
また、DL sTTIのTTI長が1スロットの場合(例えば、図8を参照)、以下の表3に示すように、TAがY以下の場合、判断基準値であるsTTI数を最小値Nとする。表3においてYは、DCIの復号に要する最小時間を(0.5 ms *N(sTTI)- DCI長- YTs )とした場合に、これを満たす値とする。
Figure 0006998307000003
[時間(second)の場合]
判断基準値を時間で定義する場合について説明する。
サブフレーム境界から何秒[second]前にDCIで割当を指示されれば、sTTIのUL信号の送信電力を確保できるかを表す判断基準値(時間(second))は、以下のように定義される。
(NTA + NTA offset)Ts+ Z [second]
なお、Zは、DCIの復号に要する時間である。つまり、端末200は、((NTA+ NTA offset)Ts + Z)以上前にDCIを受信していれば、サブフレーム境界の前までにDCIを復号できるので、sTTIのUL信号に対する送信電力を確保することができる。
ただし、TAが長くなると、DCIの復号に必要な時間だけでなく、sPDSCHの復号時間、sPUSCHの生成に使用できる時間も短くなる。したがって、sTTI長を短くし、それに伴い、DCIとULチャネルの間隔が短くなると、TA長が長い場合にsPDSCHの復号およびsPUSCHの生成が間に合わない可能性がある。したがって、sTTI長を短くする場合、TA長の最大値を短くすることも考えられる。
このように、基地局100及び端末200は、TAの値と、判断基準値(symbol数、sTTI数又は時間)とを用いて、サブフレーム内のどのsTTIに対してUL信号の送信電力を確保できるか否かを判断することができる。これにより、基地局100と端末200とで送信電力調整について共通の認識を有することができる。よって、基地局100は、どのsTTIの送信電力を確保できるかを特定した上で、効率良くスケジューリングすることができる。
<動作例3>
同一サブフレーム内に、複数のsTTIのUL信号が割り当てられた場合、端末200は、同一サブフレームで同時に送信されるTTIのUL信号よりも優先度が高いsTTIのUL信号のうち、所望の送信電力が最も高いUL信号を基準として、確保する送信電力を決定する。
確保すべき送信電力は、UL信号(チャネル)の種類又は送信に必要なリソース量(RB数)によって異なる。
なお、端末200は、sTTIのUL信号のうち、同一サブフレーム内で同時に送信されるTTIのUL信号よりも優先度が低いsTTIのUL信号であっても、同一サブフレームで送信される他のsTTI UL信号用に送信電力が既に確保されていれば(つまり、未使用の送信電力があれば)、残りの送信電力を使用して当該sTTTのUL信号を送信する。
また、端末200は、サブフレーム内の前方のsTTIに優先度の高いUL信号が割り当てられている場合に、sTTI用の送信電力を確保する。このとき、端末200は、その確保された送信電力を使用して、サブフレームの後方に割り当てられたsTTIを送信することができる。
以上により、端末200は、sTTIのULチャネル用に確保した送信電力を有効に使用することができる。
以上、動作例1~3について説明した。
このように、本実施の形態では、端末200は、長いTTIのUL信号の送信開始よりも前に、長いTTIの区間(サブフレーム)内で送信されるsTTIのUL信号の割当を指示するDCIの復号が完了した場合、当該長いTTI(サブフレーム)内におけるsTTIのUL信号に対する所望の送信電力を確保する。また、この際、端末200は、sTTIのチャネルの優先度が長いTTIの優先度よりも高い場合、sTTIのチャネルの送信のための送信電力を確保する。このようにすると、長いTTIのUL信号の送信中であっても、優先度の高いsTTIのUL信号に対して十分な送信電力を確保することができる。また、sTTIのチャネルの送信電力を確保できない場合、端末200は、長いTTIのUL信号に対して十分な送信電力を割り当てることができる。
以上より、本実施の形態によれば、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を適切に設定することができる。
なお、本実施の形態において、SPS(Semi persistent schedule)によってsTTIのsPUCSH又はsPDSCHが割り当てられる場合、端末200は、sTTIのUL信号の送信があるか否かを事前に特定できる。よって、SPSが適用される場合、端末200は、DCIの復号を待たずに、UL sTTI用に送信電力を確保してもよい。これにより、subframeの後方のsTTIにUL信号が割り当てられた場合でも、当該sTTIのUL信号の優先度が高ければ、端末200は、UL sTT用に送信電力を予め確保することができる。
また、本実施の形態において、端末200毎にDCIの復号に要する時間が異なる場合もある。この場合、DCIの復号に要する時間を端末200の能力(UE capability)によって定めてもよい。また、基地局100は、端末200においてDCIの復号に要する時間が分からない場合、端末200が自機の能力に応じて、どのsTTIから送信電力を確保できるかを決定してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る基地局及び端末は、実施の形態1に係る基地局100及び端末200と基本構成が共通するので、図2及び図3を援用して説明する。
本実施の形態では、端末200がUL信号の優先度に基づいてsTTIに対して送信電力を確保するか否かを判断する場合について詳細に説明する。
[Dual connectivityの動作]
Dual connectivityでは、MCGのUL送信とSCGのUL送信に対して優先度を決め、送信電力を配分することができる。また、各CG(Cell Group)には、1つのPCell(Primary Cell)またはPScell(Primary Scell)、及び、0、1つ又は複数のSCell(Secondary Cell)が含まれる。Dual connectivityでは、MCGのPcellで送信されるRACH(Random Access Channel)が最も高い優先度であり、続いて、チャネル毎に優先度が以下のように割り当てられる。
RACH > HARQ-ACK=SR > CSI > PUSCH without UCI
また、MCGとSCGとで同一のチャネルが送信される場合には、SCGのUL送信よりもMCGのUL送信が優先される。
RACHは、通信の接続又は同期取得のために必要な情報であるので優先度が高い。HARQ-ACKは、受信を誤ると、DLデータの無駄なHARQ再送が発生したり、再送が必要であるのにHARQ再送を行わずに、上位レイヤでの再送が発生したりする可能性があるので、優先度が高い。
また、DLは、ULよりもデータ量が多いことが予想されるので、DLのデータを優先するには、HARQ-ACK(上りの応答信号)をULデータ(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)よりも優先度を高くすることが望ましい。
また、PUSCH without UCI(Uplink Control Information)は、ULデータの受信品質が悪くなった場合にはULデータを再送すればよく、システムに大きな影響を与えないため、優先度が低い。
Dual connectivity では、MCGとSCGとは密な連携はなく、また、ベアラも異なる場合もある。この場合、アプリケーション又はパケットの優先度に応じて、MCGとSCGとを使い分けることが考えられている。したがって、SRは、MCGとSCGとで別々に送信されており、送信電力が逼迫している場合でも、SRと他のUL信号とが同時送信されることがあり得た。そのため、SRは、HARQ-ACKと同等に優先度が高くなっている。
本開示では、複数のTTI長を同時にサポートする際、各TTIをDual connectivityにおけるCell groupと見立てて各TTI間の電力配分を行う方法について説明している。ところで、sTTIとTTIの同時送信において、同一CC(Component carrier)でsTTIのUL信号とTTIのUL信号とを同時送信する際に送信電力が逼迫している場合には、基地局のスケジューラは、sTTI及びTTIの何れかを自由に使用することが考えられる。この場合、UEがsTTI又はTTIでSRを送信すると、基地局がUEをスケジューリングし、sTTI、TTI、又はその両方にデータを割り当てる動作を行う。
このような動作を前提とすると、UEは、sTTI及びTTIでSRを同時に送信しないようにできる。また、同一CC内の同時送信であるので、TTI又はsTTIのHARQ-ACKとSRとが同時に発生した場合、HARQ-ACKの送信に用いるPUCCH又はsPUCCHの送信位置を、SRの送信位置に変更する方法により、UEは、HARQ-ACKとSRとを同時送信できる。
さらに、ULデータを送信する場合、UEは、sTTIのsPUSCH又はTTIのPUSCHにMACレイヤの情報として、UEのバッファ状態を通知するBSR(Buffer status report)を送信することにより、SRの送信の代わりとすることもできる。
UEは、これらの方法のうち、各チャネルに割り当てられる送信電力に基づいて、SRの品質を保てる方法を選択してSRの情報を送信する。しかしながら、どの方法であってもsTTIのUL信号とTTIのUL信号との同時送信によって送信電力が逼迫し、SRの品質が保てない場合、UEは、SRを後方のサブフレームで送信する。このようにすると、品質が低いSRを送信することがなくなり、SRの信頼性を向上させることができる。また、SRの割り込みにより、他のチャネルの品質を落とすことを抑制できる。
以上より、sTTIとTTIとの同時送信では、SRの優先度をHARQ-ACKの優先度よりも低くすることができる。この場合のULチャネルの優先度は次のように定めることができる。
RACH>HARQ-ACK > SR > CSI > PUSCH without UCI
また、CSIは、回線品質の報告である。Dual connectivity では、CSIは、PUSCH without UCIよりも優先度が高い。しかし、同一CCでsTTIのUL信号とTTIのUL信号とを同時送信する場合、CSIはsTTIとTTIとで共有することもできる。sTTIでは、時間当たりのTTI数が多くなり、CSIを送信する頻度を向上させることができる。これにより、基地局は、CSIを正しく受信できなくても、次に送信されるCSIで修正することが容易なる。
そこで、ULデータ(PUSCH)の優先度をCSIよりも高くすることができる。この場合、ULチャネルの優先度は次のように定めることができる。
RACH>HARQ-ACK > SR > PUSCH with CSI> PUSCH without UCI > CSI on PUCCH
また、同一CCでsTTIのUL信号とTTIのUL信号とを同時送信している場合、回線品質が劣化し、再送が起きた場合に影響が大きいのはTTIである。これは、TTIにおいて、再送時に使用するリソースがsTTIよりも大きいからである。
したがって、sTTIとTTIとの同時送信では、TTIを優先することが考えられる。また、sTTIを使用しているが、回線品質状況が悪化してきてTTIに切り替える場合は、TTIを優先することが好ましい。しかしながら、sTTIで低遅延が要求されるパケット(遅延時間を短くするべきパケット)を送信し、TTIで遅延が許されるパケットを送信している場合、sTTIを優先することが好ましい。
なお、TTI長が異なる複数のTTIにおけるTTI長毎の優先度は、システムで予め定めてもよく、基地局から端末に何れのTTI長のTTIを優先するか通知してもよい。
また、チャネルの種類で優先度を決定したのち、同一チャネルの場合、チャネル毎にTTIとsTTIの何れを優先するか定めてもよい。
[動作例]
ULチャネルの優先度を次のように定める。
RACH>HARQ-ACK > SR > PUSCH with CSI> PUSCH without UCI > CSI on PUCCH
そして、端末200(送信電力決定部211)は、長いTTIの区間内で送信されるsTTIのUL信号の優先度が長いTTIのUL信号の優先度よりも高い場合、長いTTI(例えば、サブフレーム)内におけるsTTIのUL信号に対する所望の送信電力を確保する。
また、端末200は、長いTTIのUL信号の優先度とsTTIのUL信号の優先度とが同一の場合(つまり、同一チャネルの場合)、長いTTI(サブフレーム)内において、長いTTIのUL信号に対して所望の送信電力を優先して割り当てる。
以下、この動作例における端末200の動作について説明する。
(1) sTTIにACK/NACK(HARQ-ACK)が割り当てられている場合
端末200は、TTIのPUSCH with CSI、PUSCH without UCI、PUCCHで送信されるCSIよりも、sTTIのsPUCCH又はsPUSCHで送信されるACK/NACKを優先して送信電力を割り当てる。例えば、実施の形態1の動作に従うと、端末200は、Subframeの境界までにsPDSCHの割り当てを指示するDCIを受信できると、sTTI用の送信電力を確保する。一方、端末200は、TTIにRACH又はACK/NACKが割り当てられた場合(つまり、同一チャネルの場合)、TTIのUL信号を優先して送信電力を割り当てる。
(2) sTTIにsPUSCH with CSIが割り当てられている場合
端末200は、TTIのPUSCH without UCI又はPUCCHで送信されるCSIよりも、sTTIのsPUSCH with CSIを優先して送信電力を割り当てる。例えば、実施の形態1の動作に従うと、端末200は、Subframeの境界までにsPUSCHの割り当てを指示するDCIを受信できると、sTTI用の送信電力を確保する。一方、端末200は、TTIにRACH、ACK/NACK、PUSCH with CSIが割り当てられた場合、TTIのUL信号を優先して送信電力を割り当てる。
(3) sTTIにsPUSCH without CSIが割り当てられている場合
端末200は、TTIのPUCCHで送信されるCSIよりも、sPUSCH without CSIを優先して送信電力を割り当てる。例えば、実施の形態1の動作に従うと、端末200は、Subframeの境界までにsPUSCHの割り当てを指示するDCIを受信できると、sTTI用の送信電力を確保する。一方、端末200は、TTIにRACH、ACK/NACK、PUSCH with CSI、PUSCH without CSIが割り当てられた場合、TTIのUL信号を優先して送信電力を割り当てる。
このように、本実施の形態によれば、端末200は、UL信号(ULチャネル)の優先度に応じて、sTTIの送信電力を予め確保するか否かを判断する。つまり、端末200は、sTTIのチャネルの優先度が長いTTIの優先度よりも高い場合、sTTIのチャネルの送信のための送信電力を確保する。このようにすると、長いTTIのUL信号の送信中であっても、優先度の高いsTTIのUL信号に対して十分な送信電力を確保することができる。以上より、本実施の形態によれば、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を適切に設定することができる。
以上、本開示の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、TTI長が異なる複数のTTIの一例として、長いTTIをLTEのサブフレームとし、短いTTIをLTE-Advancedで検討されているsTTIと仮定した場合について説明した。しかし、TTI長が異なる複数のTTIは、これらに限定されず、例えば、長いTTIとsTTIとをそれぞれ異なるRATで用いるTTIとしてもよい。RATとしては、大容量通信であるeMBB(enhanced mobile broadband)、超高信頼性、低遅延通信であるURLLC(Ultra-relaible and low latency communications)、多端末間通信であるmMTC(Massive machine-type communications)などが考えられている。また、LTE、LTE-AdvancedもRATの1つと考えることもできる。RAT毎に適するTTI長が異なるので、RATに応じてTTI長が異なることが考えられる。また、RAT内の複数のシステム毎に、TTI長が異なることも考えられる。また、上記実施の形態では、1msecの間隔をサブフレームと呼んでいるが、これに限定されるものではなく、異なるRATでは、基準となる1msec間隔を他の名称で呼ぶこともあり得る。
また、上記実施の形態において、長いTTI及びsTTIは、物理上、同じcomponent carrierに割り当てられてもよく、異なるcomponent carrierに割り当てられてもよい。
また、長いTTIを使用するシステムはサブキャリア間隔が狭く、symbol間隔が長いシステムであり、短いTTI(sTTI)を使用するシステムは、サブキャリア間隔が広く、symbol間隔が短いシステムとしてもよい。LTE、LTE-Advancedでは、サブキャリア間隔が15 KHzでNormal CPの場合、1msecを14symbolに分割している。例えば、サブキャリア間隔が60kHzであると、symbol長を短く設定することができ、1msecあたりに収容されるsymbol数が多くなる。この場合、TTI長も短く設定することが容易となる。したがって、サブキャリア間隔が狭い場合には長いTTIを使用し、サブキャリア間隔が広い場合には短いTTIを使用し、それらを同時に送信する端末において、上記実施の形態を適用することができる。
また、上記実施の形態において、TTI(長いTTI)が1msの場合について説明したが、TTI長は、これに限定されるものではなく、TTI長が異なるTTIを用いて同時にUL信号が送信される場合に、上記実施の形態を適用することができる。
また、上記実施の形態では、本開示の一態様をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本開示はハードウェアとの連携においてソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には、入力端子および出力端子を有する集積回路であるLSIとして実現される。集積回路は、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックを制御し、入力端子と出力端子を備えてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示の端末は、第1TTI(Transmission Time Interval)の上り信号又は前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報を受信する受信部と、前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する送信電力決定部と、前記下り制御情報に基づいて、前記決定された送信電力で前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号を送信する送信部と、を具備し、前記送信電力決定部は、前記第1TTIの上り信号の送信開始よりも前に、当該第1TTIの区間内で送信される前記第2TTIの上り信号の割当を指示する前記下り制御情報の復号が完了した場合、当該第1TTI内における前記第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する。
本開示の端末において、前記送信電力決定部は、TA(Timing Advance)の値に基づいて、前記第2TTIの上り信号に対して送信電力を確保するか否かを判断する。
本開示の端末において、前記送信電力決定部は、前記第1TTIの区間内に複数の前記第2TTIの上り信号の送信が発生する場合、前記複数の第2TTIの上り信号のうち、前記所望の送信電力が最も高い信号を基準として、前記複数の第2TTIの上り信号に対する送信電力を割り当てる。
本開示の端末において、前記送信電力決定部は、前記第2TTIの上り信号に対して確保した送信電力を、前記第1TTIの区間で発生する前記第2TTIの他の上り信号に対して割り当てる。
本開示の端末において、前記第2TTIの他の上り信号は、SR(Scheduling Request)である。
本開示の端末は、第1TTI(Transmission Time Interval)の上り信号又は前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報を受信する受信部と、前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する送信電力決定部と、前記下り制御情報に基づいて、前記決定された送信電力で前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号を送信する送信部と、を具備し、前記送信電力決定部は、前記第1TTIの区間内で送信される前記第2TTIの上り信号の優先度が前記第1TTIの上り信号の優先度よりも高い場合、前記第1TTI内における前記第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する。
本開示の端末において、前記第1TTIの上り信号の優先度と前記第2TTIの上り信号の優先度とが同一の場合、前記送信電力決定部は、前記第1TTI内において前記第1TTIの上り信号に対して所望の送信電力を優先して割り当てる。
本開示の通信方法は、第1TTI(Transmission Time Interval)の上り信号又は前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報を受信する工程と、前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する工程と、前記下り制御情報に基づいて、前記決定された送信電力で前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号を送信する工程と、を有し、前記第1TTIの上り信号の送信開始よりも前に、当該第1TTIの区間内で送信される前記第2TTIの上り信号の割当を指示する前記下り制御情報の復号が完了した場合、当該第1TTI内における前記第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する。
本開示の通信方法は、第1TTI(Transmission Time Interval)の上り信号又は前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報を受信する工程と、前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する工程と、前記下り制御情報に基づいて、前記決定された送信電力で前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号を送信する工程と、を有し、前記第1TTIの区間内で送信される前記第2TTIの上り信号の優先度が前記第1TTIの上り信号の優先度よりも高い場合、前記第1TTI内における前記第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する。
本開示の一態様は、移動通信システムに有用である。
100 基地局
101 DCI生成部
102,208 誤り訂正符号化部
103,209 変調部
104,210 信号割当部
105,212 送信部
106,201 受信部
107,202 信号分離部
108 ACK/NACK受信部
109,203 復調部
110,204 誤り訂正復号部
200 端末
205 誤り判定部
206 ACK/NACK生成部
207 DCI受信部
211 送信電力決定部

Claims (6)

  1. 第1TTI(Transmission Time Interval)の上り信号又は前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報を受信する受信部と、
    前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する送信電力決定部と、
    前記下り制御情報に基づいて、前記決定された送信電力で前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号を送信する送信部と、
    を具備し、
    前記送信電力決定部は、前記第1TTIの上り信号の送信開始よりも前に、当該第1TTIの区間内で送信される前記第2TTIの上り信号の割当を指示する前記下り制御情報の復号が完了した場合、当該第1TTI内における前記第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する、
    端末。
  2. 前記送信電力決定部は、TA(Timing Advance)の値に基づいて、前記第2TTIの上り信号に対して送信電力を確保するか否かを判断する、
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記送信電力決定部は、前記第1TTIの区間内に複数の前記第2TTIの上り信号の送信が発生する場合、前記複数の第2TTIの上り信号のうち、前記所望の送信電力が最も高い信号を基準として、前記複数の第2TTIの上り信号に対する送信電力を割り当てる、
    請求項1に記載の端末。
  4. 前記送信電力決定部は、前記第2TTIの上り信号に対して確保した送信電力を、前記第1TTIの区間で発生する前記第2TTIの他の上り信号に対して割り当てる、
    請求項1に記載の端末。
  5. 前記第2TTIの他の上り信号は、SR(Scheduling Request)である、
    請求項4に記載の端末。
  6. 端末が、
    第1TTI(Transmission Time Interval)の上り信号又は前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号の割当を指示する下り制御情報を受信する工程と、
    前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する工程と、
    前記下り制御情報に基づいて、前記決定された送信電力で前記第1TTIの上り信号及び前記第2TTIの上り信号を送信する工程と、
    を有し、
    前記第1TTIの上り信号の送信開始よりも前に、当該第1TTIの区間内で送信される前記第2TTIの上り信号の割当を指示する前記下り制御情報の復号が完了した場合、当該第1TTI内における前記第2TTIの上り信号に対する所望の送信電力を確保する、
    通信方法。
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