JP6998075B2 - 衝撃感知部材および低温液体容器 - Google Patents
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Description
本発明に係る衝撃感知部材の特徴構成は、
衝撃を受けた履歴の監視が必要な対象物に取り付けられる基体部を備え、
前記基体部に、
衝撃を感知するセンサが配置された、板状に突出したセンサ配置部と、
前記センサ配置部に対して前記センサを視認する側に張り出し、前記センサに他物が当接するのを防止する保護部と、が設けられた点にある。
本構成のように基体部から板状に突出したセンサ配置部を備えると共に、センサ配置部に対してセンサを視認する側に張り出した保護部を設けることで、センサの視認性が高まり、対象物に取り付けたセンサに対する他物の当接を防止することができる。よって、センサの不意の破損が防止され、所定の衝撃がセンサに作用するまでセンサの機能を維持することができる。
本構成の衝撃感知部材においては、前記センサ配置部が複数設けられ、夫々のセンサ配置部に配置された前記センサの配置方向が互いに異ならせてあると好都合である。
当該衝撃感知部材に用いるセンサの構造によっては、作用する衝撃の方向によって感度が異なる場合がある。そのため、本構成のようにセンサを複数方向に配置することで、対象物に作用する衝撃をより確実に感知することができる。
本構成の衝撃感知部材は低温液体容器に用いることができる。
低温液体容器は、保温機能を奏する必要から容器本体と内側容器を備え、内側容器の頂部に設けた充填・取出通路が容器本体に吊り下げられるように接続されている。この接続部位は、仮に低温液体容器が転倒などして強い衝撃を受けると破損して気密性が損なわれる可能性がある。ただし、この部位は外部から視認することができず、破損が生じているか否かは別途気密試験などを行う必要がある。また、仮に気密性が損なわれていた場合でも、当該接続部を溶接修理するなど入熱を伴う修理作業は不可とされており、当該低温液体容器は廃棄処分とされることが多い。
本構成の低温液体容器においては、前記基体部および前記センサ配置部が樹脂材料で構成されていると好都合である。
低温液体容器に対して低温液体の充填あるいは取り出しを行う場合、充填・取出通路の近傍の部位が極めて低温状態になることがある。衝撃感知部材は充填・取出通路の近傍に位置するためセンサも低温となる可能性が高い。その場合、センサの構造によってはセンサが正確に機能しなくなるおそれがある。
本構成の低温液体容器においては、前記センサ配置部が前記基体部から突出した板状に形成され、前記センサ配置部の一方の面に前記センサを取り付ける構成とすることができる。
本構成のようにセンサ配置部の形状を板状とし、その一方面にセンサを取り付けることで、他の反対面が空気に触れる構造となる。このため、仮にセンサ配置部の温度が基体部からの熱伝導によって低下しても上記反対面からの吸熱が可能となる。よってセンサ配置部の温度低下を抑制してセンサの温度を適切に維持し、センサを正常に機能させることができる。
本構成の低温液体容器においては、前記基体部が環状とし、当該基体部を、容器本体の頂部に設けられた充填・取出通路の周囲、あるいは、前記容器本体の頂部から突出した状態に設けられた液面計の周囲に外挿させつつ取り付けるよう構成することができる。
通常、低温液体容器の中央部には低温液体の充填・取出通路が設けられ、ここには低温液体の充填量を示す液面計が取り付けられていることが多い。また、これら部材の周辺には、低温液体の充填・取出作業の都合上、および、液面計の視認性確保の都合上、他物が近接配置されていることが少ない。さらに、これら部材は、損傷を防止するためなどの目的から丁寧に取り扱われることが多い。
(全体概要)
図1に、本発明の第1実施形態に係る衝撃感知部材Uを示す。また、図2及び図3には、当該衝撃感知部材Uを取り付ける対象物Cとして可搬式の低温液体容器Caに取り付けた例を示す。
図1に示す基体部Bは、例えば環状かつ平板状に構成してある。これにより、対象物Cの平面状の表面に対する取り付けや、棒状の部材に外挿した状態での取り付けが可能になる。基体部Bは、図1に示すように、例えば、第1基体部B1と第2基体部B2とで構成する。これらは、複数設けた取付孔1を利用してネジ2により締結することができる。取付孔1は例えば単なる貫通穴に構成してあり、ネジ2の挿通方向は上下何れの方向でもよい。尚、図1では、二つのネジ2を別方向に記してあるが、周囲の取付環境などに応じて夫々任意の方向に固定すればよい。
センサ配置部Pは、衝撃感知可能な各種のセンサSを取り付ける部位である。図1に示すように、センサ配置部Pには、平面状のセンサ取付面Fを設けてあり、接着剤や粘着テープを用いたセンサSの取り付けを容易にしている。
図1の例では、センサ配置部Pが、基体部Bの縁部から所定の距離だけ引退した位置に設けてある。つまり、センサSの表面が基体部Bの縁部から内側に引退した位置となるように設定する。
図2および図3には、図1に示した環状の基体部Bを有する衝撃感知部材Uを可搬式の低温液体容器Caに取り付けた例を示す。低温液体容器Caの上部には取手3が設けられ、その内部に低温液体を取り出す充填・取出通路Rや液面計Lが設けられている。
衝撃感知部材Uの別実施形態としては、図4に示すように、基体部BにはセンサSを一つだけ備えた構成にすることもできる。即ち、基体部Bおよびセンサ配置部Pともに二つの平板状の部位で構成し、互いに直角となるように設けた点は上記実施形態と同じである。ここでも基体部Bの一部が保護部Gとなる。
C 対象物
Ca 低温液体容器
Ca1 容器本体
G 保護部
L 液面計
P センサ配置部
R 充填・取出通路
S センサ
U 衝撃感知部材
Claims (6)
- 衝撃を受けた履歴の監視が必要な対象物に取り付けられる基体部を備え、
前記基体部に、
衝撃を感知するセンサが配置された、板状に突出したセンサ配置部と、
前記センサ配置部に対して前記センサを視認する側に張り出し、前記センサに他物が当接するのを防止する保護部と、が設けられた衝撃感知部材。 - 前記センサ配置部が複数設けられ、夫々のセンサ配置部に配置された前記センサの配置方向が互いに異ならせてある請求項1に記載の衝撃感知部材。
- 請求項1または2に記載の衝撃感知部材が取り付けられた低温液体容器。
- 前記基体部および前記センサ配置部が樹脂材料で構成されている請求項3に記載の低温液体容器。
- 前記センサ配置部が前記基体部から突出した板状に形成され、前記センサ配置部の一方の面に前記センサが取り付けられている請求項3または4に記載の低温液体容器。
- 前記基体部が環状であり、当該基体部を、容器本体の頂部に設けられた充填・取出通路の周囲、あるいは、前記容器本体の頂部から突出した状態に設けられた液面計の周囲に外挿させつつ取り付けてある請求項3から5の何れか一項に記載の低温液体容器。
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