JP6996971B2 - Vehicle seat slide device - Google Patents
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Description
本発明は、車両用シートスライド装置に関する。 The present invention relates to a vehicle seat slide device.
特許文献1には、図12に示すように、ロアレール102と、ロアレール102に対して移動可能に取付けられるとともに、シートを支持するアッパレール103とを備える車両用シートスライド装置100について記載されている。また、アッパレール103に取付けられ、ロアレール102に係合することによってアッパレール103の移動を規制するロックバネ104を備えている。アッパレール103内には、アッパレール103の長手方向に沿ってロック解除部材としてのロックレバー105が配置されている。ロックレバー105の一端側には、アッパレール103の長手方向の端部から突出した状態でループハンドル106が取り付けられている。乗員がループハンドル106を引き上げると、ロックレバー105の一端側が上昇するとともに、ロックレバー105の中央側上部を支点としてロックレバー105の他端側が下降する。ロックレバー105の他端側がロックバネ104を押し下げることにより、ロックバネ104とロアレール102の係合状態を解除して、アッパレール103の移動規制を解除している。
As shown in FIG. 12,
特許文献1等の車両用シートスライド装置100において、アッパレール103の内側は、空間の大きさに制限がある。そのため、アッパレール103の内側にロックレバー105やロックバネ104を配置する際、形状に制限がかかる場合があった。
In the vehicle
上記課題を解決するための車両用シートスライド装置は、ロアレールと、前記ロアレールに対して移動可能に取付けられるとともに、シートを支持するアッパレールと、前記アッパレールに取付けられ、前記ロアレールに係合することによって前記アッパレールの移動を規制するロック部を有したロックバネと、前記アッパレールに取付けられ、前記ロックバネを変位させて前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除することによって、前記アッパレールの移動規制を解除するロック解除部材と、前記アッパレールの内側に設けられ前記アッパレールを補強する補強部材とを備え、前記ロック解除部材は、前記補強部材に取付けられていることを要旨とする。 The vehicle seat slide device for solving the above problems is movably attached to the lower rail and the lower rail, and is attached to the upper rail and the upper rail to support the seat, and is engaged with the lower rail. A lock spring having a lock portion for restricting the movement of the upper rail and a lock spring attached to the upper rail to displace the lock spring to release the engagement state between the lock spring and the lower rail, thereby releasing the movement restriction of the upper rail. The gist is that the unlocking member is provided with a reinforcing member provided inside the upper rail to reinforce the upper rail, and the unlocking member is attached to the reinforcing member.
この構成によれば、ロック解除部材が、アッパレールの内側に設けられた補強部材に取り付けられている。補強部材は、アッパレールの強度向上だけでなく、ロック解除部材の取付対象部材としても機能することになる。したがって、補強部材としての多機能化に貢献する。 According to this configuration, the unlocking member is attached to the reinforcing member provided inside the upper rail. The reinforcing member not only improves the strength of the upper rail, but also functions as a member to be attached to the unlocking member. Therefore, it contributes to multi-functionalization as a reinforcing member.
上記車両用シートスライド装置について、前記アッパレールには、前記ロック部と係合される切欠きが複数形成されており、前記補強部材は、前記アッパレールの内側における前記切欠きの周辺に設けられていることが好ましい。アッパレールには複数の切欠きが形成されているため、その切欠きが形成されている周辺は、強度が低下する傾向にある。上記構成では、その部位に補強部材が設けられているため、アッパレールの強度低下を好適に抑制することができる。 Regarding the vehicle seat slide device, the upper rail is formed with a plurality of notches that are engaged with the lock portion, and the reinforcing member is provided around the notches inside the upper rail. Is preferable. Since a plurality of notches are formed in the upper rail, the strength tends to decrease in the vicinity where the notches are formed. In the above configuration, since the reinforcing member is provided at the portion, it is possible to suitably suppress the decrease in the strength of the upper rail.
上記車両用シートスライド装置について、前記補強部材は、前記アッパレールの内側に取付けられる第1壁部と、前記第1壁部から前記アッパレールの上下方向の下方に延びる第2壁部とを備え、前記ロック解除部材は、前記第2壁部に取付けられていることが好ましい。この構成によれば、アッパレールの内側に直接取付けられていない第2壁部をロック解除部材を取付ける部材として利用することができるため、アッパレールの内側の空間を効率良く利用することができる。 Regarding the vehicle seat slide device, the reinforcing member includes a first wall portion attached to the inside of the upper rail and a second wall portion extending downward from the first wall portion in the vertical direction of the upper rail. The unlocking member is preferably attached to the second wall portion. According to this configuration, the second wall portion that is not directly attached to the inside of the upper rail can be used as a member for attaching the unlocking member, so that the space inside the upper rail can be efficiently used.
上記車両用シートスライド装置について、前記第2壁部は、車両の幅方向における前記第1壁部の中央部から前記アッパレールの下方に延びることが好ましい。この構成によれば、アッパレールの幅方向における中央部にロック解除部材を配置することが容易になるため、アッパレールの内側の空間を効率良く利用してロック解除部材を配置することができる。 For the vehicle seat slide device, it is preferable that the second wall portion extends below the upper rail from the central portion of the first wall portion in the width direction of the vehicle. According to this configuration, it becomes easy to arrange the unlocking member in the central portion in the width direction of the upper rail, so that the unlocking member can be arranged by efficiently utilizing the space inside the upper rail.
上記車両用シートスライド装置について、前記第2壁部は、前記第1壁部から切り起こされた状態で形成されていることが好ましい。この構成によれば、補強部材の構成をより簡素な構成とすることができるため、アッパレールの内側の空間を効率良く利用することができる。 Regarding the vehicle seat slide device, it is preferable that the second wall portion is formed in a state of being cut up from the first wall portion. According to this configuration, since the configuration of the reinforcing member can be made simpler, the space inside the upper rail can be efficiently used.
上記車両用シートスライド装置について、前記車両用シートスライド装置は、前記シートの車両前方側からの操作により前記ロックバネを変位させて前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除することによって、前記アッパレールの移動規制を解除する前方側ロック解除部材を備え、前記ロック解除部材は、前記シートの車両後方側からの操作により前記ロックバネを変位させて前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除する後方側ロック解除部材であることが好ましい。 Regarding the vehicle seat slide device, the vehicle seat slide device displaces the lock spring by operating the seat from the front side of the vehicle to release the engagement state between the lock spring and the lower rail, thereby causing the upper rail. The front side unlocking member for releasing the movement restriction is provided, and the unlocking member displaces the lock spring by an operation from the vehicle rear side of the seat to release the engagement state between the lock spring and the lower rail. It is preferably a release member.
この構成によれば、前方側ロック解除部材によって、アッパレールの前方側からアッパレールの移動規制を解除することができる。これに加えて、シートの後方側からロック解除部材を操作することによっても、アッパレールの移動規制を解除することができる。そのため、シートの前方と後方の両側から、アッパレールの移動規制を効率良く解除することができる。 According to this configuration, the movement restriction of the upper rail can be released from the front side of the upper rail by the front lock release member. In addition to this, the movement restriction of the upper rail can be released by operating the lock release member from the rear side of the seat. Therefore, the movement restriction of the upper rail can be efficiently lifted from both the front and rear sides of the seat.
上記車両用シートスライド装置について、前記後方側ロック解除部材と前記前方側ロック解除部材は、前記ロックバネを互いに異なる位置で押圧して、前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除することが好ましい。 Regarding the vehicle seat slide device, it is preferable that the rear lock release member and the front unlock member press the lock springs at different positions to release the engagement state between the lock spring and the lower rail.
この構成によれば、後方側ロック解除部材と前方側ロック解除部材が、ロックバネを互いに同じ位置で押圧する態様に比べて、ロックバネを精度良く押圧することができる。 According to this configuration, the rear side unlocking member and the front side unlocking member can press the lock spring with higher accuracy than in the mode of pressing the lock spring at the same position.
本発明の車両用シートスライド装置によれば、アッパレールの内側の空間を効率良く利用することができる。 According to the vehicle seat slide device of the present invention, the space inside the upper rail can be efficiently used.
車両用シートスライド装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、車両用シートスライド装置10は、シート2を搭載し、車両フロア1に取付けられる。車両用シートスライド装置10は、シート2を車両の前後方向に移動させることができるとともに、シート2を所定位置に固定することができる。
An embodiment of a vehicle seat slide device will be described.
As shown in FIG. 1, the vehicle
図1~3に示すように、車両用シートスライド装置10は、スライドレール20を備える。スライドレール20は、車両フロア1に取付けられるロアレール30と、ロアレール30に対して移動可能に取付けられ、シート2を支持するアッパレール40とを備える。ロアレール30とアッパレール40は、それぞれ一対備えられている。ここで、スライドレール20を車両フロア1に設置した状態において、車両の前後方向に沿う方向を「前後方向DY」といい、車両の幅方向に沿う方向を「幅方向DX」といい、車両の上下方向に沿う方向を「上下方向DZ」という。なお、車両用シートスライド装置10の前後方向DYは、車両用シートスライド装置10のロアレール30及びアッパレール40の「長手方向」と一致する。また、上下方向DZは、前後方向DYと幅方向DXの両方に直交する方向である。
As shown in FIGS. 1 to 3, the vehicle
スライドレール20の構成について説明する。
図4に示すように、ロアレール30は、車両フロア1に固定される板状の底壁部31を備える。底壁部31の幅方向DXにおける両端部には、上下方向DZに沿って上方に延びる一対の側壁部32が設けられている。一対の側壁部32における底壁部31側とは反対側の端部には、それぞれ幅方向DXにおいて底壁部31の内側に延びる一対の横壁部33が設けられている。一対の横壁部33における側壁部32側とは反対側の端部は、それぞれ上下方向DZに沿って下方に延びる一対の縦壁部34が設けられている。一対の縦壁部34は間隔をおいて設けられ、縦壁部34同士の間に隙間が形成されている。ロアレール30は、底壁部31、一対の側壁部32、一対の横壁部33、及び一対の縦壁部34によって囲まれた内部空間S1を有する。この内部空間S1は、上下方向DZにおいて、縦壁部34間の隙間を介して外部空間と連通している。
The configuration of the
As shown in FIG. 4, the
図2、3に示すように、ロアレール30の縦壁部34には、下端から上下方向DZの上方に延びる第1切欠き35が設けられている。第1切欠き35は、ロアレール30の前後方向DYに沿って等間隔で複数形成されている。この第1切欠き35と、後述するアッパレール40の第2切欠き47との両方にロックバネ50が係合することによって、アッパレール40の移動が規制される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
図4に示すように、アッパレール40は、車両フロア1に対して平行に延びる板状の天壁部41を備える。天壁部41の幅方向DXにおける両端部には、上下方向DZに沿って下方に延びる一対の側壁部42が設けられている。一対の側壁部42における天壁部41側とは反対側の端部には、それぞれ幅方向DXにおいて天壁部41の外側に延びる一対の横壁部43が設けられている。一対の横壁部43における側壁部42側とは反対側の端部には、それぞれ上下方向DZに沿って上方に延びる一対の縦壁部44が設けられている。アッパレール40は、天壁部41、及び一対の側壁部42によって囲まれた内部空間S2を有する。
As shown in FIG. 4, the
図2に示すように、アッパレール40の天壁部41には、後述するロック解除部材80を挿通する挿通孔45と、補強部材90の第3壁部93を挿通する挿通孔48とが形成されている。また、アッパレール40の天壁部41には、ロック解除部材80を操作するワイヤー85を支持するワイヤー支持具49が取付けられている。
As shown in FIG. 2, the
図2、3に示すように、アッパレール40の長手方向中央における、縦壁部44、横壁部43、及び側壁部42には、下端から上下方向DZの上方に延びる第2切欠き47が設けられている。第2切欠き47は、アッパレール40の前後方向DYに沿って等間隔で4個形成され、一対の側壁部42に対して互いに向かい合う位置に合計で8個形成されている。第2切欠き47の形状、及び、第2切欠き47同士の間隔は、ロアレール30に設けられた第1切欠き35と略等しくなるように設けられている。第2切欠き47は、後述するロックバネ50の湾曲部52が係合する被係合部として機能する。
As shown in FIGS. ing. Four
図4に示すように、アッパレール40は、一対の横壁部43がロアレール30の一対の縦壁部34間に形成された隙間を通じてロアレール30の内部空間S1に挿入された状態でロアレール30に摺動可能に取り付けられる。ロアレール30にアッパレール40が取り付けられた状態で、上下方向DZにおいて、アッパレール40の横壁部43と、ロアレール30の横壁部33とが重なる位置に配置されることによって、上下方向DZにおいて、アッパレール40がロアレール30から離脱することが抑制されている。そして、ロアレール30の第1切欠き35と、アッパレール40の第2切欠き47の位置が重なった状態で、両切欠きにロックバネ50が係合することによって、アッパレール40の移動が規制される。
As shown in FIG. 4, the
図5(a)に示すように、アッパレール40の一対の側壁部42には、それぞれ前後方向DYにおけるアッパレール40の一端側と他端側の2箇所(合計4箇所)に、側壁部42の一部が幅方向DX内側に折り返された爪部46が形成されている。この爪部46上に、ロックバネ50が支持されることにより、ロックバネ50はアッパレール40の内部空間S2に取付けられる。
As shown in FIG. 5A, the pair of
ロックバネ50の構成について説明する。
図2、図5(a)に示すように、ロックバネ50は、可撓性を有する線材を折り曲げることにより、細長い環状に構成されている。ロックバネ50は、アッパレール40の内部空間S2に取付けられた状態で、アッパレール40の一対の側壁部42に沿って延びる一対の第1延出部51と、第1延出部51の他端側において幅方向DX外側に湾曲する一対の湾曲部52とを有する。また、湾曲部52の他端側において、アッパレール40の一対の側壁部42に沿って延びる一対の第2延出部53と、第2延出部53同士の他端側を接続する接続部54とを有する。全体として、ロックバネ50の長手方向の略中央部に、湾曲部52が位置するように構成されている。ロックバネ50の湾曲部52は、前後方向DYの異なる2箇所において、幅方向DX外側に突出した形状を有しており、一端側の第1湾曲部52aと、他端側の第2湾曲部52bとで構成されている。
The configuration of the
As shown in FIGS. 2 and 5A, the
ロックバネ50の一対の第1延出部51は、一端側に向かうにつれて互いに接近するように構成される。一対の第1延出部51の一端側の端部は、それぞれ幅方向DX外側に向かって屈曲した屈曲部51aを有している。屈曲部51aは、後述するロックレバー60の凹部61に係合するよう構成されている。屈曲部51a同士の間には隙間が形成されており、ロックバネ50は、屈曲部51a同士の間において開いた環状に構成されている。
The pair of first extending
図5(b)に示すように、一対の第1延出部51は、他端側に向かうにつれて互いに離間するように構成され、湾曲部52との接続箇所付近において、一対の第1延出部51が最も離間した第1離間部51bが形成されている。すなわち、一対の第1延出部51は、第1離間部51bにおいて幅方向DXに最も離間するように構成されている。
As shown in FIG. 5B, the pair of
一対の第2延出部53は、一端側に向かうにつれて互いに離間するように構成され、湾曲部52との接続箇所付近において、一対の第2延出部53が最も離間した第2離間部53aが形成されている。すなわち、一対の第2延出部53は、第2離間部53aにおいて幅方向DXに最も離間するように構成されている。
The pair of
図5(a)、(b)に示すように、アッパレール40の一対の側壁部42に設けられた爪部46に、ロックバネ50の第1延出部51と接続部54が支持された状態で、ロックバネ50はアッパレール40の内部空間S2に取付けられる。ロックバネ50は、長手方向の一端側と他端側とにおける爪部46に支持された箇所の略中間に湾曲部52が位置するように支持される。この状態において、ロックバネ50の第1離間部51bと第2離間部53aとが、アッパレール40の側壁部42を押圧した状態で一対の側壁部42に点接触するように構成されている。すなわち、ロックバネ50の第1離間部51bと第2離間部53aは、第1接触部と第2接触部として機能する。そして、ロックバネ50とアッパレール40の一対の側壁部42とが点接触した箇所は、ロックバネ50の一端と他端よりも、ロックバネ50の湾曲部52側に位置するように構成されている。ロックバネ50の湾曲部52における第1湾曲部52aと第2湾曲部52bが、アッパレール40の第2切欠き47と、ロアレール30の第1切欠き35の両方に係合することによって、アッパレール40の移動が規制される。そのため、ロックバネ50の湾曲部52は、ロック部として機能する。また、爪部46に支持された箇所を支点にしてロックバネ50を撓ませることにより、ロックバネ50の長手方向の中央部側に位置する湾曲部52を、上下方向DZの下方に変位させる(押し下げる)ことができるように構成されている。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the first extending
ロックレバー60の構成について説明する。
図2に示すように、ロックレバー60は、長尺状に構成され、アッパレール40の内部空間S2において、アッパレール40の天壁部41とロックバネ50との間に取り付けられる。ロックレバー60の一端側には、後述するループハンドル70を接続する取付部材71が取り付けられている。すなわち、ループハンドル70は、取付部材71を介してロックレバー60に取り付けられる。ロックレバー60の他端側には、ロックバネ50の湾曲部52を変位させる押し部62が形成されている。ロックレバー60の長手方向中央部の上部には、アッパレール40の天壁部41の内側に当接することによって、ロックレバー60の回転支点となる凸部63が形成されている。ロックレバー60の一端側の下部には、ロックバネ50の屈曲部51aを係合する凹部61が形成されている。
The configuration of the
As shown in FIG. 2, the
ロックレバー60によるロック解除機構について説明する。
ロックレバー60に取付けられたループハンドル70を引き上げると、取付部材71を介してロックレバー60の一端側が上昇する。これに伴い、ロックレバー60の中央側上部を支点としてロックレバー60の他端側が下降し、ロックレバー60の押し部62がロックバネ50の湾曲部52を変位させる。ロックバネ50が撓んだ状態となってロックバネ50の湾曲部52が変位し、ロックバネ50の湾曲部52とアッパレール40の第2切欠き47及びロアレール30の第1切欠き35との係合が解除される。これにより、アッパレール40の移動の規制が解除される。車両の前方側からアッパレール40の移動の規制を解除することができるため、ロックレバー60は、前方側ロック解除部材として機能する。
The lock release mechanism by the
When the loop handle 70 attached to the
ロック解除部材80の構成について説明する。
図6(a)に示すように、ロック解除部材80は、長板状の第1部材81と、長板状の第2部材82とで構成される。第2部材82は、2枚の板材82aを重ね合わせて形成されている。第1部材81の長手方向における一方の端部には、軸部材83を挿入する軸孔81aと、第2部材82と係合する第1係合部81bが形成されている。第1部材81の第1係合部81bは、第1部材81の長手方向の異なる2箇所において、短手方向に突出した凸部81cで構成されている。この凸部81cは、先端が半円形状に構成され、この2箇所の凸部81cの間に、第2部材82の第2係合部82cが係合するように構成されている。第1部材81の長手方向における他方の端部には、第1部材81を操作するワイヤー85を取付ける貫通孔81dが設けられている。
The configuration of the
As shown in FIG. 6A, the unlocking
図6(a)に示すように、第2部材82は、略くの字状に構成され、略くの字状の中央部に、軸部材83を挿入する軸孔82bが形成されている。また、第2部材82の長手方向における一方の端部が、第1部材81の第1係合部81bと係合する第2係合部82cとして構成されている。第2部材82の長手方向における他方の端部には、ロックバネ50の湾曲部52を変位させる押し部82dが形成されている。
As shown in FIG. 6A, the
図6(b)に示すように、第2部材82の押し部82dは、第2部材82を構成する2枚の板材82aの長手方向における他方の端部が、厚さ方向(幅方向DX)において互いに離間する方向に折り曲げられて形成されている。
As shown in FIG. 6B, in the
図2に示すように、ロック解除部材80は、アッパレール40の内部空間S2に取付けられる補強部材90に取付けられる。
補強部材90の構成について説明する。
As shown in FIG. 2, the unlocking
The configuration of the reinforcing
図2、4に示すように、補強部材90は、長尺状に構成され、アッパレール40の天壁部41及び側壁部42の内側に取付けて用いられる。アッパレール40における第2切欠き47が形成された箇所の天壁部41及び側壁部42の内側に溶接、又は、かしめ接合で取付けられることにより、アッパレール40の第2切欠き47が形成された箇所の周辺の強度を補強している。すなわち、補強部材90は、アッパレール40の幅方向において少なくとも第2切欠き47と重なる位置である、第2切欠き47の周辺に設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the reinforcing
図8(a)~(d)に示すように、補強部材90は、アッパレール40の天壁部41及び側壁部42の形状に沿うように湾曲した第1壁部91と、第1壁部91の一部が上下方向DZの下方に切り起こされた第2壁部92とを有する。第2壁部92は、幅方向DXにおける第1壁部91の中央部からアッパレール40の下方に延びており、壁面が前後方向DYと上下方向DZとに沿うように切り起こされている。また、補強部材90は、第1壁部91の一部が上下方向DZの上方に切り起こされた第3壁部93を有する。第3壁部93は、壁面が幅方向DXと上下方向DZとに沿うように切り起こされている。第1壁部91には、後述するロック解除部材80の第1部材81が挿通される挿通孔91aが形成されている。第2壁部92には、長手方向の異なる2箇所に貫通孔92aが設けられており、この貫通孔92aにロック解除部材80が取付けられる。第3壁部93には、ロック解除部材80を付勢するバネ材84が取付けられる。
As shown in FIGS. 8A to 8D, the reinforcing
ロック解除部材80の組み付け構成について説明する。
図9(a)~(d)に示すように、補強部材90の第2壁部92の貫通孔92aと、ロック解除部材80の第1部材81の軸孔81aとが重なった状態で軸部材83を取付けることによって、第2壁部92にロック解除部材80の第1部材81が回転可能に取付けられる。また、補強部材90の第2壁部92の貫通孔92aと、ロック解除部材80の第2部材82の軸孔82bとが重なった状態で軸部材83を取付けることによって、第2壁部92にロック解除部材80の第2部材82が回転可能に取付けられる。この際、ロック解除部材80の第1部材81と第2部材82とが、第1係合部81bと第2係合部82cとにおいて係合した状態で取付ける。
The assembly configuration of the unlocking
As shown in FIGS. 9A to 9D, the shaft member is in a state where the through
図3、図4に示すように、ロック解除部材80が取付けられた補強部材90をアッパレール40の内側に溶接、又は、かしめ接合で取付けることによって、ロック解除部材80はアッパレール40に取付けられる。この状態において、ロック解除部材80の第1部材81は、長手方向における他端側がアッパレール40の天壁部41の挿通孔45から上方に突出した状態となる。また、補強部材90の第3壁部93が、アッパレール40の天壁部41の挿通孔48から上方に突出した状態となる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the unlocking
図3に示すように、ロック解除部材80の第1部材81の長手方向における他端側に、補強部材90の第3壁部93に固定されたバネ材84が取付けられる。このバネ材84によって、ロック解除部材80の第1部材81は、前後方向DYの前方に付勢された状態となる。
As shown in FIG. 3, a
図6(a)に示すように、ロック解除部材80がアッパレール40に取付けられた状態で、ロック解除部材80の第2部材82は、軸孔82bから長手方向における一方の端部側が前後方向DYに沿って延びる状態となる。また、軸孔82bから長手方向における他方の端部側が、アッパレール40の前後方向DYの前方斜め上方に延びる状態となる。そして、第2部材82の長手方向における他方の端部に設けられた押し部82dが、ロックバネ50の第2湾曲部52bの上部に位置するように構成されている。
As shown in FIG. 6A, with the unlocking
また、ロック解除部材80が補強部材90に取付けられ、さらに、ロック解除部材80が取付けられた補強部材90が、アッパレール40の内側に取付けられた状態で、ロック解除部材80は、ロックバネ50の一対の第2延出部53の間に挟まれた領域に配置される。すなわち、アッパレール40の長手方向と幅方向の両方向において、ロック解除部材80は、ロックバネ50よりも内側に位置した状態となる。また、ロック解除部材80は、アッパレール40の上下方向において、ロックバネ50を跨ぐように位置した状態となる。すなわち、アッパレール40を幅方向DXから見た際、第1部材81のワイヤー85を取付ける貫通孔81dと、第2部材82の押し部82dとが、共にロックバネ50よりも上下方向DZの上方に位置した状態となる。また、第1部材81の軸孔81aと、第2部材82の軸孔82bとが、共にロックバネ50に重なる位置にあるか、ロックバネ50よりも上下方向DZの下方に位置した状態となる。
Further, in a state where the unlocking
ロック解除部材80によるロック解除機構について説明する。
図6(a)、(b)に示すように、ロック解除部材80の第1部材81の貫通孔81dに取付けられたワイヤー85を、ワイヤー支持具49に支持された状態で矢印の方向である後方に引っ張ることにより、第1部材81は軸孔81aを中心に図上時計回りに回転する。すなわち、ロック解除部材80の第1部材81は、アッパレール40の長手方向に変位して、前後方向DY後方に移動する。これに伴い、第1部材81の第1係合部81bが、第2部材82の第2係合部82cを押し上げるように移動する。ここで、アッパレール40の長手方向に変位するとは、アッパレール40の長手方向のみに変位することを意味するのではなく、アッパレール40の上下方向DZよりも、前後方向DYに近い方向(例えば、前後方向DYを0°として、±45°の方向)へ変位することを含むものとする。
The unlocking mechanism by the unlocking
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
図7(a)、(b)に示すように、ロック解除部材80の第2部材82の第2係合部82cが押し上げられることにより、第2部材82の他方の端部の押し部82dが上下方向DZの下方に変位し、ロックバネ50の第2湾曲部52bを変位させる。ロックバネ50の第2湾曲部52bが変位すると、ロックバネ50が撓んだ状態となって、ロックバネ50の湾曲部52が、アッパレール40の第2切欠き47及びロアレール30の第1切欠き35よりも上下方向DZの下方に変位する状態となる。これにより、ロックバネ50の湾曲部52と、アッパレール40の第2切欠き47及びロアレール30の第1切欠き35との係合が解除されて、アッパレール40の移動の規制が解除される。車両の後方側からアッパレール40の移動の規制を解除することができるため、ロック解除部材80は、後方側ロック解除部材として機能する。
As shown in FIGS. 7A and 7B, when the second engaging
本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)アッパレール40の内側に設けられたアッパレール40を補強する補強部材90を備え、ロック解除部材80は、補強部材90に取付けられている。
The operation and effect of this embodiment will be described.
(1) A reinforcing
ロック解除部材80が、アッパレール40の内側に設けられた補強部材90に取り付けられた構成となる。補強部材90は、アッパレール40の強度向上だけでなく、ロック解除部材80の取付対象部材としても機能することになる。したがって、補強部材90としての多機能化に貢献する。また、アッパレール40の内側の空間を効率良く利用することにより、ロック解除部材80の形状の自由度を高めることができる。
The unlocking
(2)アッパレール40には、ロックバネ50の湾曲部52と係合される第2切欠き47が複数形成されており、補強部材90は、アッパレール40の内側における第2切欠き47の周辺に設けられている。
(2) The
アッパレール40には複数の第2切欠き47が形成されているため、第2切欠き47が形成されている周辺は、強度が低下する傾向にある。上記構成では、その部位に補強部材90が設けられているため、アッパレール40の強度低下を好適に抑制することができる。
Since a plurality of
(3)補強部材90は、アッパレール40の内側に取付けられる第1壁部91と、第1壁部91からアッパレール40の上下方向の下方に延びる第2壁部92とを備え、ロック解除部材80は、第2壁部92に取付けられている。
(3) The reinforcing
したがって、アッパレール40の内側に直接取付けられていない第2壁部92をロック解除部材80を取付ける部材として利用することができるため、アッパレール40の内側の空間を効率良く利用することができる。
Therefore, since the
(4)補強部材90の第2壁部92は、車両の幅方向DXにおける第1壁部91の中央部からアッパレール40の下方に延びる。
アッパレール40の幅方向DXにおける中央部にロック解除部材80を配置することが容易になるため、アッパレール40の内側の空間を効率良く利用してロック解除部材80を配置することができる。
(4) The
Since it becomes easy to arrange the unlocking
(5)第2壁部92は、第1壁部91から切り起こされた状態で形成されている。したがって、補強部材90の構成をより簡素な構成とすることができるため、アッパレール40の内側の空間を効率良く利用することができる。
(5) The
(6)シート2の車両前方側からの操作によりロックバネ50を変位させてロックバネ50とロアレール30の係合状態を解除することによって、アッパレール40の移動規制を解除するロックレバー60を備える。ロック解除部材80は、シート2の車両後方側からの操作によりロックバネ50を変位させてロックバネ50とロアレール30の係合状態を解除する後方側ロック解除部材である。
(6) A
ロックレバー60によって、アッパレール40の前方側からアッパレール40の移動規制を解除することができる。これに加えて、アッパレール40の後方側からロック解除部材80を操作することによっても、アッパレール40の移動規制を解除することができる。したがって、シート2の前方と後方の両側から、アッパレール40の移動規制を効率良く解除することができる。
The
(7)ロック解除部材80とロックレバー60は、ロックバネ50を互いに異なる位置で押圧してロックバネ50とロアレール30の係合状態を解除する。
ロック解除部材80とロックレバー60が、ロックバネ50を互いに同じ位置で押圧する態様に比べて、ロックバネ50を精度良く押圧して係合状態を解除することができる。
(7) The
Compared with the mode in which the
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ロック解除部材80が取付けられる補強部材90は、アッパレール40の内側における第2切欠き47の周辺に設けられた補強部材90に限定されない。アッパレール40の内側に設けられた補強部材を適宜利用することができる。
This embodiment can be modified and implemented as follows. The present embodiment and the following modified examples can be implemented in combination with each other within a technically consistent range.
The reinforcing
・ロック解除部材80の第1部材81は、他端側がアッパレール40の天壁部41から突出していなくてもよい。すなわち、ロック解除部材80は、全体がアッパレール40の内部に収容されるように構成されていてもよい。例えば、図10に示すように、ロック解除部材80の第1部材81の全体がアッパレール40の内部に収容され、アッパレール40の内部において、後方からワイヤー85で引っ張ることができるように構成されていてもよい。このような構成であっても、ロック解除部材80の第1部材81を、アッパレール40の長手方向に変位させることにより、ロック解除部材80の操作感を向上させることができる。
The other end of the
・ロック解除部材80は、第1部材81と第2部材82とで構成された態様に限定されない。ロック解除部材80は、1つの部材で構成されていてもよく、3つ以上の部材で構成されていてもよい。ロック解除部材80が1つの部材で構成されている態様としては、例えば、図11に示すように、ワイヤー85に引っ張られることによって回転し、アッパレール40の長手方向を可動域とする部位と、ロックバネ50の湾曲部52を変位させる部位とが一体となったロック解除部材87を用いてもよい。この構成では、ロック解除部材87の長手方向における他方側をアッパレール40の前後方向DYの前方に引っ張ることにより、ロックバネ50の湾曲部52を変位させてもよい。
The unlocking
・ロック解除部材80は、アッパレール40の前方に設けられ、アッパレール40の前方からロック解除部材80を操作するように構成されていてもよい。すなわち、車両用シートスライド装置10がロックレバー60を備えてなく、ロックレバー60の代わりに、ロック解除部材80によってロックを解除するように構成されていてもよい。また、この場合、アッパレール40の前方と後方の2箇所にロック解除部材80を備えていてもよい。
The
・ロック解除部材80は、アッパレール40の長手方向と幅方向の少なくとも一方において、ロックバネ50よりの外側に位置していてもよい。
・ロック解除部材80が、アッパレール40の上下方向において、ロックバネ50を跨ぐように位置した態様において、第1部材81の軸孔81aと、第2部材82の軸孔82bとが、共にロックバネ50よりも上下方向DZの上方に位置していてもよい。
The
In an embodiment in which the unlocking
・ロック解除部材80は、アッパレール40の上下方向DZにおいて、ロックバネ50を跨っていなくてもよい。すなわち、ロック解除部材80は、アッパレール40の上下方向DZにおいて、ロックバネ50よりも上方に取付けられていてもよい。
The
・ロック解除部材80は、補強部材90以外に取付けられていてもよい。ロック解除部材80は、補強部材90とは別に、アッパレール40の内側に取付けられる部材に取付けられていてもよい。また、ロック解除部材80は、アッパレール40の外側に取付けられる部材に取付けられていてもよい。また、ロック解除部材80は、アッパレール40に直接取付けられる構成であってもよい。
The
・アッパレール40に補強部材90を取付ける方法は、溶接や、かしめ接合に限定されない。補強部材90は、アッパレール40にネジで取付けられていてもよい。
・ロック解除部材80とロックレバー60が、ロックバネ50を互いに同じ位置で押圧するように構成されていてもよい。
The method of attaching the reinforcing
The
・本実施形態では、ロックバネ50は、屈曲部51a同士の間に隙間が形成され、開いた環状に構成されていたが、この態様に限定されない。屈曲部51a同士が接触し、隙間が形成されないように構成されていてもよい。また、屈曲部51a同士が接続され、ロックバネ50が閉じた環状に構成されていてもよい。
-In the present embodiment, the
・本実施形態では、アッパレール40とロアレール30の長手方向は車両の前後方向DYを向いているが、これに限らず、アッパレール40とロアレール30の長手方向が車両の幅方向DXを向いていてもよい。
-In the present embodiment, the longitudinal direction of the
10…車両用シートスライド装置、2…シート、30…ロアレール、40…アッパレール、50…ロックバネ、80…ロック解除部材。 10 ... Vehicle seat slide device, 2 ... Seat, 30 ... Lower rail, 40 ... Upper rail, 50 ... Lock spring, 80 ... Unlock member.
Claims (5)
前記ロアレールに対して移動可能に取付けられるとともに、シートを支持するアッパレールと、
前記アッパレールに取付けられ、前記ロアレールに係合することによって前記アッパレールの移動を規制するロック部を有したロックバネと、
前記アッパレールに取付けられ、前記ロックバネを変位させて前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除することによって、前記アッパレールの移動規制を解除するロック解除部材と、前記アッパレールの内側に設けられ前記アッパレールを補強する補強部材とを備え、
前記補強部材は、前記アッパレールの内側に取付けられる第1壁部と、前記第1壁部から前記アッパレールの下方に延びる第2壁部とを備え、
前記第2壁部は、車両の幅方向における前記第1壁部の中央部から前記アッパレールの下方に延びており、
前記ロック解除部材は、前記第2壁部に取付けられていることを特徴とする車両用シートスライド装置。 With lower rail,
An upper rail that is movably attached to the lower rail and supports the seat,
A lock spring attached to the upper rail and having a lock portion that regulates the movement of the upper rail by engaging with the lower rail, and
A lock release member attached to the upper rail and displaces the lock spring to release the engagement state between the lock spring and the lower rail to release the movement restriction of the upper rail, and the upper rail provided inside the upper rail. Equipped with a reinforcing member to reinforce
The reinforcing member includes a first wall portion attached to the inside of the upper rail and a second wall portion extending from the first wall portion to the lower side of the upper rail.
The second wall portion extends below the upper rail from the central portion of the first wall portion in the width direction of the vehicle.
The unlocking member is a vehicle seat slide device, characterized in that it is attached to the second wall portion .
前記ロアレールに対して移動可能に取付けられるとともに、シートを支持するアッパレールと、
前記アッパレールに取付けられ、前記ロアレールに係合することによって前記アッパレールの移動を規制するロック部を有したロックバネと、
前記アッパレールに取付けられ、前記ロックバネを変位させて前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除することによって、前記アッパレールの移動規制を解除するロック解除部材と、前記アッパレールの内側に設けられ前記アッパレールを補強する補強部材とを備え、
前記ロック解除部材が、前記補強部材に取付けられている車両用シートスライド装置であって、
前記車両用シートスライド装置は、前記シートの車両前方側からの操作により前記ロックバネを変位させて前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除することによって、前記アッパレールの移動規制を解除する前方側ロック解除部材を備え、
前記ロック解除部材は、前記シートの車両後方側からの操作により前記ロックバネを変位させて前記ロックバネと前記ロアレールの係合状態を解除する後方側ロック解除部材であることを特徴とする車両用シートスライド装置。 With lower rail,
An upper rail that is movably attached to the lower rail and supports the seat,
A lock spring attached to the upper rail and having a lock portion that regulates the movement of the upper rail by engaging with the lower rail, and
A lock release member attached to the upper rail and displaces the lock spring to release the engagement state between the lock spring and the lower rail to release the movement restriction of the upper rail, and the upper rail provided inside the upper rail. Equipped with a reinforcing member to reinforce
The unlocking member is a vehicle seat slide device attached to the reinforcing member .
The vehicle seat slide device displaces the lock spring by operating the seat from the front side of the vehicle to release the engagement state between the lock spring and the lower rail, thereby releasing the movement restriction of the upper rail. Equipped with a release member,
The vehicle seat is characterized in that the lock release member is a rear side unlock member that displaces the lock spring by an operation from the vehicle rear side of the seat to release the engagement state between the lock spring and the lower rail. Sliding device.
前記補強部材は、前記アッパレールの内側における前記切欠きの周辺に設けられている請求項1又は2に記載の車両用シートスライド装置。 The upper rail is formed with a plurality of notches that are engaged with the lock portion.
The vehicle seat slide device according to claim 1 or 2 , wherein the reinforcing member is provided around the notch inside the upper rail.
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