JP6996745B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技媒体を用いた遊技機に関するものである。
パチンコ機などの遊技機では、液晶画面を備える画像表示装置や、音声出力装置(スピーカー)、電動役物などを用いた各種の演出が行われ、遊技者の興趣を高める工夫がなされている。
例えば、始動口への遊技球の入球を契機として行われた図柄の抽選結果に基づいて演出パターンが決定され、この演出パターンに応じて画像表示装置に演出画像が表示される(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-062748公報
本発明は、新たな態様の演出によって遊技の興趣を高め得る遊技機を提案することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
本発明に係る第1の形態は、判定情報を取得する取得手段と、前記判定情報に基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、図柄を変動表示させてから当該判定の判定結果を示す態様で図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、演出を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出は、通常演出と、該通常演出を実行したあとに実行されて前記特別遊技が実行される期待度が高いことを示す高期待度演出と、前記図柄の変動表示とともに演出図柄を変動表示する演出図柄変動演出と、所定演出と、特定演出と、特別演出と、を含み、前記所定演出の実行後、前記特定演出または前記特別演出を実行可能であり、第1条件が成立している場合には、前記所定演出の実行後、前記特定演出を実行し、第2条件が成立している場合には、前記所定演出の実行後、前記特別演出を実行し、前記所定演出は、前記演出図柄変動演出とともに実行される演出であり、前記特定演出は、演出画像の表示態様を変化させることにより、当該特定演出が実行された変動表示の結果として前記特別遊技を実行する期待度を示し、前記第1条件が成立しているときに行われる前記特定演出において、前記演出画像は、前記所定演出の実行後、第1の時間が経過したあとに第1の態様に変化可能であり、前記所定演出の実行後、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過したあとに第2の態様に変化可能であり、前記演出画像が前記第2の態様に変化した場合は、前記第1の態様に変化した場合よりも前記期待度が高く、前記特別演出は、前記特定演出とは異なる演出であり、前記特別演出を実行開始したあとに前記高期待度演出を行った場合と、前記特別演出を行わずに前記高期待度演出を行った場合と、では、当該高期待度演出を実行した変動表示の結果として前記特別遊技を実行する期待度が異なり、前記特別演出の実行中は、前記特別演出とは異なる表示によって前記特別演出が実行されていることを報知する報知演出を継続して実行する、遊技機を特徴とする。
上記のように構成したので、本発明によれば、遊技の興趣を高め得る遊技機を実現することが出来る。
本発明の実施形態に係る遊技機の正面図である。 本実施形態に係る遊技機の裏面側の一例を示した斜視図である。 本実施形態に係る遊技機に備えられている遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 画像制御基板のブロック図である。 大当たり判定テーブルの一例を示した図である。 特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブルの一例を示した図である。 当たり普通図柄決定テーブルの一例を示した図である。 非時短遊技状態用の変動パターン決定テーブルの一例を示した図である。 時短遊技状態用の変動パターン決定テーブルの一例を示した図である。 大当たり抽選の結果を事前に判定するための事前判定テーブルの一例を示した図である。 主制御基板によるメイン処理を説明するフローチャートである。 主制御基板によるタイマー割込処理を説明するフローチャートである。 主制御基板による入力制御処理を説明するフローチャートである。 主制御基板による第1始動口検出スイッチ入力処理を説明するフローチャートである。 主制御基板による事前判定処理を説明するフローチャートである。 主制御基板による特図特電制御処理を説明するフローチャートである。 主制御基板による特別図柄記憶判定処理を説明するフローチャートである。 演出制御基板によるメイン処理を説明するフローチャートである。 演出制御基板によるタイマー割込処理を説明するフローチャートである。 演出制御基板によるコマンド解析処理1を説明するフローチャートである。 演出制御基板によるコマンド解析処理2を説明するフローチャートである。 演出制御基板による演出入力制御処理を説明するフローチャートである。 画像制御基板によるメイン処理を説明するフローチャートである。 画像制御基板の割込処理を説明するフローチャートである。 変動演出パターン決定テーブルの一例を示した図(その1)である。 変動演出パターン決定テーブルの一例を示した図(その2)である。 変動演出パターン決定テーブルの一例を示した図(その3)である。 擬似連演出の実行態様を決定するための演出テーブルを示す図である。 本実施形態の遊技機で行われる「鼓動予告」の流れを説明する図(その1)である。 本実施形態の遊技機で行われる「鼓動予告」の流れを説明する図(その2)である。 本実施形態の遊技機で行われる「鼓動予告」の流れを説明する図(その3)である。 本実施形態の遊技機で行われる「鼓動予告」の流れを説明する図(その4)である。 本実施形態の遊技機で行われる「鼓動予告」の流れを説明する図(その5)である。 本実施形態の遊技機で行われる「デバイス予告演出」の流れを説明する図(その1)である。 本実施形態の遊技機で行われる「デバイス予告演出」の流れを説明する図(その2)である。 本実施形態の遊技機で行われる「デバイス予告演出」の流れを説明する図(その3)である。 本実施形態の遊技機で行われる通常の「会話予告」の流れを説明する図(その1)である。 本実施形態の遊技機で行われる「先読み会話予告」の流れを説明する図(その2)である。 本実施形態の遊技機で行われる先読み予告演出を選択するための処理を説明するフローチャートである。 鼓動予告演出実行決定抽選テーブルを示す図である。 デバイス予告演出実行抽選テーブルを示す図である。 デバイス予告演出の態様決定テーブルを示す図である。 デバイス予告演出からの当該変動アイコンの表示変化後に行われうる当該変動アイコンの表示変化態様を決定するためのテーブルを示す図である。 先読み会話予告実行決定抽選テーブルを示す図である。 会話予告テーブルを示す図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
<遊技機の構成>
図1は、本実施形態に係る遊技機の一例を示した正面図、図2は、本実施形態に係る遊技機の裏面側の一例を示した斜視図、図3は、本実施形態に係る遊技機に備えられている遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図1に示す遊技機1には、遊技ホールの島構造体に取付けられる外枠2に内枠(開閉枠)3が開閉可能に装着され、この内枠3にガラス枠4が開閉可能に装着されている。
ガラス枠4には窓4aが形成され、その窓4aに透明板4bが装着されている。内枠3には遊技球が打出される盤面を有する遊技盤10が装着され、この遊技盤10の盤面とその前側の透明板4bとの間に遊技球が転動、流下可能な遊技領域10aが形成されている。透明板4bは、例えばガラス板であり、ガラス枠4に対して着脱可能に固定されている。
またガラス枠4は、左右方向の一端側(例えば遊技機に正対して左側)においてヒンジ機構部5を介して外枠2に連結されており、ヒンジ機構部5を支点として左右方向の他端側(例えば遊技機に正対して右側)を外枠2から開放させる方向に回動可能とされている。ガラス枠4は、ガラス板4bとともに遊技盤10を覆い、ヒンジ機構部5を支点として扉のように回動することによって、遊技盤10を含む外枠2の内側部分を開放することができる。ガラス枠4の他端側には、ガラス枠4の他端側を外枠2に固定するロック機構が設けられている。ロック機構による固定は、専用の鍵によって解除することが可能とされている。また、ガラス枠4には、ガラス枠4が外枠2から開放されているか否かを検出する扉開放スイッチ136(図3参照)が設けられている。
ガラス枠4の下部(窓4aの下側部分)には、遊技球を貯留する貯留皿6(上皿6aと下皿6b)を有する皿ユニット7が設けられ、その皿ユニット7に、遊技者が押下操作可能な演出ボタン8と、遊技者が種々の選択操作を実行可能な十字キー40と、下皿6bに貯留された遊技球を遊技機外部へ排出する排出ボタン9とが装備されている。
演出ボタン8は、例えば、後述する画像表示装置31に当該演出ボタン8を操作するようなメッセージが表示されたときのみ有効となる。演出ボタン8には、演出ボタン検出スイッチ8a(図4参照)が設けられており、この演出ボタン検出スイッチ8aが遊技者の操作を検出すると、この操作に応じてさらなる演出が実行される。
また、十字キー40には、十字キー検出スイッチ40(上キー検出スイッチ40a、下キー検出スイッチ40b、左キー検出スイッチ40c、右キー検出スイッチ40d)(図3参照)が設けられている。
ガラス枠4の右下側には、操作ハンドル11が設けられている。操作ハンドル11は、遊技者が操作ハンドル11に触れると、操作ハンドル11内にあるタッチセンサ11a(図4参照)が、操作ハンドル11に遊技者が触れたことを検知し、後述する発射制御基板160にタッチ信号を送信する。発射制御基板160は、タッチセンサ11a(図4参照)からタッチ信号を受信すると、発射用ソレノイド12aの通電を許可する。そして、操作ハンドル11の回転角度を変化させると、操作ハンドル11に直結しているギアが回転し、ギアに連結した発射ボリューム11b(図4参照)のつまみが回転する。この発射ボリューム11bの検出角度に応じた電圧が、遊技球発射機構に設けられた発射用ソレノイド12aに印加される。そして、発射用ソレノイド12a(図3参照)に電圧が印加されると、発射用ソレノイド12aが印加電圧に応じて作動するとともに、操作ハンドル11の回動角度に応じた強さで遊技球が遊技盤10の遊技領域10aへ発射される。
遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、操作ハンドル11を操作したときに遊技球発射機構から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内する。遊技領域10aの上部に案内された遊技球は、遊技領域10a内を落下する。このとき、遊技領域10aに設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
遊技盤10の略中央には、センター部材12が配置されている。センター部材12には、液晶表示装置等からなる画像表示装置31と、「刀」を模した演出用役物装置32が設けられている。
また、センター部材12の中央下側の遊技領域10aには、遊技球が入球可能な第1始動口13が設けられている。そして、この第1始動口13の下方に第2始動口14が設けられている。第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
なお、本実施形態では、第2始動口14が第1の態様に制御されているときは、当該第2始動口14に遊技球が入球することがないようにしている。しかしながら、第2の態様に制御されているときよりも第1の態様に制御されているときの方が遊技球の入球機会が少なければ、第1の態様に制御されているときに第2始動口14に遊技球が入球しても構わない。つまり、第1の態様には、第2始動口14への遊技球の入球が不可能または困難な状態が含まれる。
上記第1始動口13および第2始動口14には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ13a(図4参照)および第2始動口検出スイッチ14aがそれぞれ設けられており、これら検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、第1始動口検出スイッチ13aおよび第2始動口検出スイッチ14aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13および第2始動口14に遊技球が入球した場合、例えば3個の遊技球の払い出しを行うようにしているが、遊技球の入球に伴う払い出しは必ずしも行う必要は無い。また、例えば第1始動口13の払い出し個数を3個、第2始動口14の払い出し個数を1個といったように始動口ごとに払い出し個数を異なるように構成してもよい。
センター部材12の両側の遊技領域10aには、遊技球が通過可能なゲート15が設けられている。ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチ15a(図4参照)が設けられており、このゲート検出スイッチ15aが遊技球の通過を検出すると、後述する普通図柄の抽選が行われる。
さらにセンター部材12の右側の遊技領域10aには、遊技球が入球可能な第1大入賞口16および第2大入賞口17が設けられている。このため、操作ハンドル11を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、第1大入賞口16および第2大入賞口17には遊技球が入賞しないように構成されている。
第1大入賞口16は、通常は開閉扉16bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する大当たり遊技が開始されると、開閉扉16bが開放されるとともに、この開閉扉16bが遊技球を第1大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口16に入球可能となる。第1大入賞口16には第1大入賞口スイッチ16aが設けられており、この第1大入賞口スイッチ16aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
第2大入賞口17は、通常は可動片17bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する大当たり遊技が開始されると、可動片17bが作動して開放されるとともに、この可動片17bが遊技球を第2大入賞口17内に導く誘導路として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。第2大入賞口17には第2大入賞口スイッチ17aが設けられており、この第2大入賞口スイッチ17aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技領域10aには、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
遊技領域10aの最下部には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
上記画像表示装置31は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球したときには、抽選結果を遊技者に報知する演出図柄35が変動表示される。
演出図柄35というのは、例えば第1図柄(左図柄)、第2図柄(右図柄)、第3図柄(中図柄)という3つの図柄(数字)をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、特定の図柄(数字)を配列表示するものである。
これにより、図柄のスクロール中には、あたかも現在抽選が行われているような印象を遊技者に与えるとともに、スクロールの停止時に表示される図柄によって、抽選結果が遊技者に報知される。この演出図柄35の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにしている。
また、図示しないが、画像表示装置31には、上記演出図柄35とは別に第4図柄が表示されている。第4図柄は、大当たり抽選処理による抽選結果の報知に用いる演出図柄35の変動状態を示している図柄である。
なお、第4図柄は、必ずしも画像表示装置31に表示する必要は無く、別途、第4図柄表示ランプを設けて表示するようにしてもよい。
ガラス枠4の上部には、左右1対の演出用照明装置33が装備されている。演出用照明装置33は、それぞれ複数のライトを備えており、各ライトの光の照射方向や発光色を変更しながら、さまざまな演出を行うようにしている。
また、演出用照明装置33は、それぞれ複数のライトを備えており、各ライトの光の照射方向や発光色を変更しながら、さまざまな演出を行うようにしている。
さらに、図1には示していないが、遊技機1にはスピーカーからなる音声出力装置34(図4参照)が設けられており、上記の各演出装置に加えて、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出も行うようにしている。
遊技領域10aの左側下方には、後述する第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25、ラウンド回数表示器26等の表示領域27が設けられている。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するものであり、複数のLEDで構成されている。つまり、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が複数設けられており、この第1特別図柄表示装置20に大当たりの抽選結果に対応する特別図柄(点灯態様)を表示することによって、抽選結果を遊技者に報知するようにしている。このようにして表示される特別図柄はすぐに表示されるわけではなく、所定時間変動表示(点滅)された後に、停止表示されるようにしている。
より詳細には、第1始動口13に遊技球が入球すると、大当たりの抽選が行われることとなるが、この大当たりの抽選結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、所定時間を経過したところで遊技者に報知される。そして、所定時間が経過したところで、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するためのもので、その表示態様は、上記第1特別図柄表示装置20における特別図柄の表示態様と同一である。
普通図柄表示装置22は、ゲート15を遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄の抽選結果を報知するためのものである。詳しくは後述するが、この普通図柄の抽選によって所定の当たりに当選すると普通図柄表示装置22が点灯し、その後、上記第2始動口14が所定時間、第2の態様に制御される。なお、この普通図柄についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、所定時間が経過するまで、普通図柄表示装置22を点滅させる等、普通図柄が変動表示するようにしている。
さらに、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで大当たりの抽選の権利が留保される。より詳細には、第1始動口13に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第1保留として留保され、第2始動口14に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第2保留として留保される。
これら両保留は、それぞれ上限留保個数を4個に設定し、その留保個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
そして、普通図柄の上限留保個数も4個に設定されており、その留保個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、普通図柄保留表示器25において表示される。
ラウンド回数表示器26は、後述する特別遊技中に行われるラウンド遊技のラウンド回数を報知するためのものである。
画像表示装置31の前面側には、導光板60が配置されている。導光板60には、光入射することで発光する縦方向のパターンが複数形成されている。
各パターンに光を入射可能な複数のLED光源を備え、中央側のパターンから、左右側のパターンに対して順次光を入射させることで、波紋状の発光パターンを実現することが出来る。
図2に示すように、遊技機1の裏面には、主制御基板110、演出制御基板120、払出制御基板130、電源基板170、遊技情報出力端子板27などが設けられている。また、電源基板170に遊技機に電力を給電するための電源プラグ171や、図示しない電源スイッチが設けられている。
次に、演出ボタン8について説明する。
演出ボタン8は、皿ユニット7の中央部分に組込まれている。
演出ボタン8は、図示しない通常操作位置と、通常操作位置よりも下方へ退入した押下位置と、通常操作位置よりも上方へ突出した突出操作位置とに亙って進退可能に構成されている。また、演出ボタン8は通常操作位置及び突出操作位置を含む任意の位置から押下位置へ押下操作可能に構成されている。
なお、本明細書では演出ボタン8の詳細な構造については、例えば特開2013-116168公報等に開示されているので説明を省略する。
<遊技制御装置の構成>
次に、図3を用いて、本実施形態の遊技機1において遊技の進行を制御する遊技制御装置について説明する。
この図3において、主制御基板110は遊技の基本動作を制御する。この主制御基板110は、メインCPU111、メインROM112、メインRAM113から構成されるワンチップマイコン114と、主制御用の入力ポートと出力ポート(図示せず)とを少なくとも備えている。
メインCPU111は、各検出スイッチからの入力信号に基づいて、メインROM112に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM113は、メインCPU111の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
上記主制御基板110の入力側には、第1始動口検出スイッチ13a、第2始動口検出スイッチ14a、ゲート検出スイッチ15a、第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口検出スイッチ17a、一般入賞口検出スイッチ18aが接続されており、遊技球の検出信号を主制御基板110に入力するようにしている。
また、主制御基板110の出力側には、第2始動口14の開閉扉14bを開閉動作させる始動口開閉ソレノイド14c、第1大入賞口16の開閉扉16bを開閉動作させる第1大入賞口開閉ソレノイド16c、第2大入賞口17の可動片17bを開閉動作させる第2大入賞口開閉ソレノイド17cが接続されている。
さらに、主制御基板110の出力側には、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25、およびラウンド回数表示器26が接続されており、出力ポートを介して各種信号を出力するようにしている。
また、主制御基板110は、遊技店のホールコンピュータ等において遊技機の管理をするために必要となる外部情報信号を遊技情報出力端子板27に出力する。
主制御基板110のメインROM112には、後述する遊技制御用のプログラムや各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
また、主制御基板110のメインRAM113は、複数の記憶領域を有している。
例えば、メインRAM113には、普通図柄保留数(G)記憶領域、普通図柄保留記憶領域、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域、判定記憶領域、第1特別図柄記憶領域、第2特別図柄記憶領域、高確率遊技回数(X)記憶領域、時短遊技回数(J)記憶領域、ラウンド遊技回数(R)記憶領域、開放回数(K)記憶領域、第1大入賞口入れ球数(C1)記憶領域、第2大入賞口入球数(C2)記憶領域、遊技状態記憶領域、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、演出用伝送データ格納領域等が設けられている。そして、遊技状態記憶領域は、時短遊技フラグ記憶領域、高確率遊技フラグ記憶領域、特図特電処理データ記憶領域、普図普電処理データ記憶領域を備えている。なお、上述した記憶領域は一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
遊技情報出力端子板27は、主制御基板110において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板27は、主制御基板110と配線接続されるとともに、遊技店のホールコンピュータ等に接続をするためのコネクタが設けられている。
電源基板170は、電源プラグ171から供給される電源電圧を所定電圧に変換して各制御基板に供給する。また、電源基板170はコンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板110に出力する。より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU111は動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU111は動作停止状態になる。バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
また、主制御基板110には、不正電波を検知するための磁気センサ50が接続されている。
演出制御基板120は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この演出制御基板120は、サブCPU121、サブROM122、サブRAM123を備えており、主制御基板110に対して、当該主制御基板110から演出制御基板120への一方向に通信可能に接続されている。
サブCPU121は、主制御基板110から送信されたコマンド、または、ランプ制御基板140を介して入力される演出ボタン検出スイッチ8aからの入力信号に基づいて、サブROM122に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータをランプ制御基板140または画像制御基板150に送信する。サブRAM123は、サブCPU121の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
演出制御基板120のサブROM122には、演出制御用のプログラムや各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
例えば、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための変動演出パターン決定テーブル(図示省略)、停止表示する演出図柄35の組み合わせを決定するための演出図柄パターン決定テーブル(図示省略)等がサブROM122に記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
演出制御基板120のサブRAM123は、複数の記憶領域を有している。
サブRAM123には、コマンド受信バッファ、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域、判定記憶領域(第0記憶領域)、第1保留記憶領域、第2保留記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
また、演出制御基板120には、現在時刻を出力するRTC(リアルタイムクロック)124が搭載されている。サブCPU121は、RTC124から現在の日付を示す日付信号や現在の時刻を示す時刻信号を入力し、現在の日時に基づいて各種処理を実行する。
RTC124は、通常、遊技機に電源が供給されているときには遊技機からの電源によって動作し、遊技機の電源が切られているときには、電源基板170に搭載されたバックアップ電源から供給される電源によって動作する。したがって、RTC124は、遊技機の電源が切られている場合であっても現在の日時を計時することができる。なお、RTC124は、演出制御基板120上に電池を設けて、かかる電池によって動作するようにしてもよい。
払出制御基板130は、遊技球の発射制御と賞球の払い出し制御を行う。この払出制御基板130は、払出CPU131、払出ROM132、払出RAM133を備えており、主制御基板110に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPU131は、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計数スイッチ135、扉開放スイッチ136からの入力信号に基づいて、払出ROM132に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御基板110に送信する。
また、払出制御基板130の出力側には、遊技球の貯留部から所定数の賞球を遊技者に払い出すための賞球払出装置の払出モータ134が接続されている。払出CPU131は、主制御基板110から送信された払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROM132から所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、賞球払出装置の払出モータ134を制御して所定の賞球を遊技者に払い出す。このとき、払出RAM133は、払出CPU131の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
また、図示しない遊技球貸出装置(カードユニット)が払出制御基板130に接続されているか確認し、遊技球貸出装置(カードユニット)が接続されていれば、発射制御基板160に遊技球を発射させることを許可する発射制御データを送信する。
また、払出制御基板130には、皿満タン検知スイッチ51や、球詰まり検知スイッチ52が接続されている。
皿満タン検知スイッチ51は、遊技球の貯留皿(下皿)が満タンになったことを検知するためのスイッチである。
また、球詰まり検知スイッチ52は、例えば、遊技球の貯留部から遊技球を払い出す通路における遊技球の詰まりを検知するためのスイッチである。
発射制御基板160は、払出制御基板130から発射制御データを受信すると発射の許可を行う。そして、タッチセンサ11aからのタッチ信号および発射ボリューム11bからの入力信号を読み出し、発射用ソレノイド12aおよび球送りソレノイド12bを通電制御し、遊技球を発射させる。
発射用ソレノイド12aは、ロータリーソレノイドにより構成されている。発射用ソレノイド12aには、図示しない打出部材が直結されており、発射用ソレノイド12aが回転することで打出部材を回転させる。
ここで、発射用ソレノイド12aの回転速度は、発射制御基板160に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技球数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
球送りソレノイド12bは、直進ソレノイドにより構成され、上皿6a(図1参照)にある遊技球を発射用ソレノイド12aに直結された打出部材に向けて1個ずつ送り出す。
ランプ制御基板140は、上記演出制御基板120に双方向通信可能に接続されており、その入力側には演出ボタン8に設けられている演出ボタン検出スイッチ8aが接続されており、演出ボタン検出スイッチ8aから検出信号が入力された場合は、演出制御基板120に出力するようにしている。
また、ランプ制御基板140には、遊技盤10に設けられた演出用役物装置32や演出用照明装置33が接続されており、ランプ制御基板140は、演出制御基板120から送信されたデータに基づいて、演出用照明装置33を点灯制御したり、光の照射方向を変更するためのモータに対する駆動制御をしたりする。また、演出用役物装置32を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源を通電制御する。なお、本実施形態では、演出ボタン8が突出するように構成されているので演出役物装置32は演出ボタン8を含む。
画像制御基板150は、上記演出制御基板120に双方向通信可能に接続されており、その出力側に上記画像表示装置31および音声出力装置34を接続している。
<画像制御基板の構成>
ここで、図4を用いて画像制御基板150の構成について説明する。
図4は、画像制御基板の構成を示したブロック図である。
画像制御基板150は、画像表示装置31の画像表示制御を行うためホストCPU151、ホストRAM152、ホストROM153、CGROM154、水晶発振器155、VRAM156、VDP(Video Display Processor)200と、を備えている。
また、VDP200は、遊技機における音声出力を制御するための音声制御回路300を含んでいる。
ホストCPU151は、演出制御基板120から受信した後述する演出パターン指定コマンドに基づいて、VDP200にCGROM154に記憶されている画像データを画像表示装置31に表示させる指示を行う。かかる指示は、VDP200の制御レジスタ201におけるデータの設定、描画制御コマンド群から構成されるディスプレイリストの出力によって行われる。
また、ホストCPU151は、VDP200からVブランク割込信号や描画終了信号を受信すると、適宜割り込み処理を行う。
さらに、ホストCPU151は、VDP200に含まれる音声制御回路300にも、演出制御基板120から受信した演出パターン指定コマンドに基づいて、所定の音声データを音声出力装置34に出力させる指示を行う。
ホストRAM152は、ホストCPU151に内蔵されており、ホストCPU151の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、ホストROM153から読み出されたデータを一時的に記憶するものである。
また、ホストROM153は、マスクROMで構成されており、ホストCPU151の制御処理のプログラム、演出図柄の図柄番号と演出図柄35の種類とを対応付けた図柄配列情報、ディスプレイリストを生成するためのディスプレイリスト生成プログラム、演出パターンのアニメーションを表示するためのアニメパターン、アニメシーン情報等が記憶されている。
このアニメパターンは、演出パターンのアニメーションを表示するにあたり参照され、その演出パターンに含まれるアニメシーン情報の組み合わせや各アニメシーン情報の表示順序等を記憶している。また、アニメシーン情報には、ウェイトフレーム(表示時間)、対象データ(スプライトの識別番号、転送元アドレス等)、パラメータ(スプライトの表示位置、転送先アドレス等)、描画方法等などの情報を記憶している。
CGROM154は、フラッシュメモリ、EEPROM、EPROM、マスクROM等から構成され、所定範囲の画素(例えば、32×32ピクセル)における画素情報の集まりからなる画像データ(スプライト、ムービー)等を圧縮して記憶している。なお、前記画素情報は、それぞれの画素毎に色番号を指定する色番号情報と画像の透明度を示すα値とから構成されている。
さらに、CGROM154には、色番号を指定する色番号情報と実際に色を表示するための表示色情報とが対応づけられたパレットデータを圧縮せずに記憶している。
なお、CGROM154は、全ての画像データを圧縮せずとも、一部のみ圧縮している構成でもよい。また、ムービーの圧縮方式としては、MPEG4等の公知の種々の圧縮方式を用いることができる。
また、CGROM154には、音声データも多数格納されている。
水晶発振器155は、パルス信号をVDP200のクロック生成回路205に出力し、このパルス信号を分周することで、クロック生成回路205にてVDP200が制御を行うためのシステムクロック、画像表示装置31と同期を図るための同期信号等が生成される。
VRAM156は、画像データの書込みまたは読み出しが高速なSRAMで構成されている。
また、VRAM156は、ホストCPU151から出力されたディスプレイリストを一時的に記憶するディスプレイリスト記憶領域156aと、伸長回路206により伸長された画像データを記憶する展開記憶領域156bと、画像を描画または表示するための第1フレームバッファ156c、第2フレームバッファ156dと、を有している。また、VRAM156には、パレットデータも記憶される。
なお、2つのフレームバッファ156c、156dは、描画の開始毎に、「描画用フレームバッファ」と「表示用フレームバッファ」とに交互に切り替わるものである。
VDP200は、いわゆる画像プロセッサであり、ホストCPU151からの指示に基づいて、いずれかのフレームバッファ(表示用フレームバッファ)から画像データを読み出し、読み出した画像データに基づいて、映像信号(RGB信号等)を生成して、画像表示装置に出力するものである。
ただし、本実施形態の遊技機において、VDP200は単に画像プロセッサであるに留まらず、音声出力機能を有している。
またVDP200は、制御レジスタ201と、CGバスI/F202と、CPUI/F203と、クロック生成回路205と、伸長回路206と、描画回路207と、表示回路208と、メモリコントローラ209と、音声制御回路300と、を備えている。
制御レジスタ201は、VDP200が描画や表示の制御を行うためレジスタであり、制御レジスタ201に対するデータの書き込みと読み出しで、描画の制御や表示の制御が行われる。ホストCPU151は、CPUI/F203を介して、制御レジスタ201に対するデータの書き込みと読み出しを行うことができる。
この制御レジスタ201は、VDP200が動作するために必要な基本的な設定を行うシステム制御レジスタと、データの転送に必要な設定をするデータ転送レジスタと、描画の制御をするための設定をする描画レジスタと、バスのアクセスに必要な設定をするバスインターフェースレジスタと、圧縮された画像の伸長に必要な設定をする伸長レジスタと、表示の制御をするための設定をする表示レジスタと、6種類のレジスタを備えている。
CGバスI/F202は、CGROM154との通信用のインターフェース回路であり、CGバスI/F202を介して、CGROM154からの画像データがVDP200に入力される。
また、CPUI/F203は、ホストCPU151との通信用のインターフェース回路であり、CPUI/F203を介して、ホストCPU151がVDP200にディスプレイリストを出力したり、制御レジスタにアクセスしたり、VDP200からの各種の割込信号をホストCPU151が入力したりする。
データ転送回路204は、各種デバイス間のデータ転送を行う。
具体的には、ホストCPU151とVRAM156とのデータ転送、CGROM154とVRAM156とのデータ転送、VRAM156の各種記憶領域(フレームバッファも含む)の相互間のデータ転送を行う。
クロック生成回路205は、水晶発振器155よりパルス信号を入力し、VDP200の演算処理速度を決定するシステムクロックを生成する。また、同期信号生成用クロックを生成し、表示回路を介して同期信号を画像表示装置に出力する。
伸長回路206は、CGROM154に圧縮された画像データを伸長するための回路であり、伸長した画像データを展開記憶領域153bに記憶させる。
描画回路207は、描画制御コマンド群から構成されるディスプレイリストによるシーケンス制御を行う回路である。
表示回路208は、VRAM156にある「表示用フレームバッファ」に記憶された画像データ(デジタル信号)から、映像信号として画像の色データを示すRGB信号(アナログ信号)を生成し、生成した映像信号(RGB信号)を画像表示装置31に出力する回路である。さらに、表示回路208は、画像表示装置31と同期を図るための同期信号(垂直同期信号、水平同期信号等)も画像表示装置31に出力する。
なお、本実施形態では、映像信号として、デジタル信号をアナログ信号に変換したRGB信号を画像表示装置31に出力するように構成したが、デジタル信号のまま映像信号を出力してもよい。
メモリコントローラ209は、ホストCPU151からフレームバッファ切換えの指示があると、「描画用フレームバッファ」と「表示用フレームバッファ」とを切り替える制御を行うものである。
音声制御回路300は、演出制御基板120から送信されたコマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、音声出力装置34における音声出力制御をする。
音声制御回路300は、CGROM154に格納されたに格納された音声データを用いて音声を出力する。この場合、CGROM154は、音声データを格納するための音声ROMを含むものとする。
なお、音声データは、CGROM154に格納するのではなく、音源ROMを、VDP154に別途設けてもよい。
この場合、容量が固定化されたCGROM154に音声データを格納せず、より多くの画像データを格納することが出来るため、映像を用いた演出をより多彩且つ印象深いものとすることが出来る。
また、音声制御回路300は、VDP200に含まれず、画像制御基板150内で、独立して設けられていてもよい。その場合、音源ROMは、音声制御回路300に含まれていてもよい。
次に、図5乃至図10を参照して、メインROM112に記憶されている各種テーブルの詳細について説明する。
<大当たり判定テーブル>
図5(a)(b)は、特別図柄変動の停止結果を大当たりとするか否かを判定する際に参照される大当たり判定テーブルの一例を示した図であり、図5(a)は、第1特別図柄表示装置において参照される大当たり判定テーブル、図5(b)は、第2特別図柄表示装置において参照される大当たり判定テーブルである。なお、図5(a)と図5(b)とのテーブルでは、小当たりの当選確率が相違しているものの大当たり確率は同一である。
図5(a)(b)に示す大当たり判定テーブルは、低確率時乱数判定テーブルと高確率時乱数判定テーブルとにより構成され、遊技状態を参照し、低確率時乱数判定テーブル又は高確率時乱数判定テーブルを選択し、選択したテーブルと抽出された特別図柄判定用乱数値とに基づいて、「大当たり」、「小当たり」、「ハズレ」の何れかを判定するものである。
例えば、図5(a)に示す第1特別図柄表示装置の低確率時乱数判定テーブルによれば、2個の特別図柄判定用乱数値が「大当たり」と判定される。一方、高確率時乱数判定テーブルによれば、20個の特別図柄判定用乱数値が「大当たり」と判定される。
また、図5(a)に示す第1特別図柄表示装置の大当たり判定テーブルでは、低確率時乱数判定テーブルを用いても高確率時乱数判定テーブルを用いても、4個の特別図柄判定用乱数値が、「小当たり」と判定される。
そして、図5(a)に示す第1特別図柄表示装置の大当たり判定テーブルでは、上記以外の乱数値であった場合、「ハズレ」と判定される。
特別図柄判定用乱数値の乱数範囲は、0~598であるから、第1特別図柄表示装置の大当たり判定テーブルにおいて、低確率時に大当たりと判定される確率は1/299.5であり、高確率時に大当たりと判定される確率は10倍となって1/29.95である。また、小当たりと判定される確率は、低確率と高確率時ともに1/149.75となる。
一方、図5(b)に示す第2特別図柄表示装置の大当たり判定テーブルでは、低確率時及び高確率時に大当たりと判定される特別図柄判定用乱数値が上記第1特別図柄表示装置と同一であるものの、小当たりと判定される特別図柄判定用乱数値が上記第1特別図柄表示装置における大当たり判定テーブルとは異なっている。例えば、第2特別図柄表示装置における大当たり判定テーブルでは、特別図柄判定用乱数値が「50」の場合にのみ「小当たり」と判定される。
従って、第2特別図柄表示装置における低確率時乱数判定テーブルでは、第1特別図柄表示装置における低確率時乱数判定テーブルと同様、低確率時に大当たりと判定される確率は1/299.5であり、高確率時に大当たりと判定される確率は10倍となって1/29.95である。一方、小当たりと判定される確率は、低確率と高確率時ともに1/599となる。
<当たり判定テーブル>
図5(c)は、普通図柄変動の停止結果を当たりとするか否かを判定する際に参照される当たり判定テーブルを示した図である。
図5(c)に示す当たり判定テーブルは、非時短遊技状態時乱数判定テーブルと時短遊技状態時乱数判定テーブルとから構成され、遊技状態を参照し、非時短遊技状態時乱数判定テーブル又は時短遊技状態時乱数判定テーブルが選択され、選択されたテーブルと抽出された当たり判定用乱数値に基づいて、「当たり」か「ハズレ」かを判定する。
図5(c)に示す当たり判定テーブルでは、非時短遊技状態時に普通図柄が当たりと判定される確率は1/20であり、時短遊技状態時に普通図柄が当たりと判定される確率は19/20である。
<図柄決定テーブル>
図6は、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブルを示した図である。
図6(a)は、大当たり時に停止図柄を決定するための大当たり図柄決定テーブルであり、図6(b)は、小当たり時に停止図柄を決定するための小当たり図柄決定テーブルであり、図6(c)は、ハズレ時に停止図柄を決定するためのハズレ図柄決定テーブルである。また、より詳細には各図柄決定テーブルは特別図柄表示装置ごとに構成され、第1特別図柄表示装置用の図柄決定テーブルと第2特別図柄表示装置用の図柄決定テーブルとから構成されている。
図6(a)に示す大当たり図柄決定テーブルでは、大当たり図柄用乱数値を参照する。そして、第1特別図柄表示装置20において大当たりと判定された時に、大当たり図柄用乱数値が「0」~「59」であれば、停止図柄データとして「01」(第1特別図柄1)を決定する。さらに、特別図柄の変動開始時には、決定した特別図柄の種類(停止図柄データ)に基づいて、特別図柄の情報としての演出図柄指定コマンド「E0H」「01H」を生成する。
また、第1特別図柄表示装置20において大当たりと判定された時に、大当たり図柄用乱数値が「60」~「69」であれば、停止図柄データとして「02」(第1特別図柄2)を決定して、演出図柄指定コマンド「E0H」「02H」を生成し、大当たり図柄用乱数値が「70」~「99」であれば、停止図柄データとして「03」(第1特別図柄3)を決定して、演出図柄指定コマンド「E0H」「03H」を生成する。
また、第2特別図柄表示装置21において大当たりと判定された時に、大当たり図柄用乱数値が「0」~「69」であれば、停止図柄データとして「04」(第2特別図柄1)を決定して、演出図柄指定コマンド「E1H」「01H」を生成し、大当たり図柄用乱数値が「70」~「99」であれば、停止図柄データとして「05」(第2特別図柄2)を決定して、演出図柄指定コマンド「E1H」「02H」を生成する。
次に、図6(b)に示す小当たり図柄決定テーブルでは、小当たり図柄用乱数値を参照する。そして、第1特別図柄表示装置20において小当たりと判定された時に、小当たり図柄用乱数値に関わらず、停止図柄データとして「11」(小当たり用特別図柄)を決定する。そして、特別図柄の変動開始時には、決定した特別図柄の種類(停止図柄データ)に基づいて、演出図柄指定コマンド「E0H」「0AH」を生成する。
また第2特別図柄表示装置21の小当たり時には、小当たり図柄用乱数値に関わらず、停止図柄データとして「12」(小当たり用特別図柄)を決定して、演出図柄指定コマンド「E1H」「0AH」を生成する。
次に、図6(c)に示すハズレ図柄決定テーブルでは、第1特別図柄表示装置20においてハズレと判定された場合、停止図柄データとして「00」(特別図柄0(ハズレ)を決定し、特別図柄の変動開始時には、演出図柄指定コマンド「E0H」「00H」を生成する。また、第2特別図柄表示装置21においてハズレと判定された場合は、停止図柄データとして「00」(特別図柄0(ハズレ)を決定し、特別図柄の変動開始時には、演出図柄指定コマンド「E1H」「00H」を生成する。
なお、特別図柄の種類(停止図柄データ)によって、大当たり終了後の遊技状態、大当たり態様が決定されることから、特別図柄の種類が大当たり遊技終了後の遊技状態と大当たり態様を決定するものといえる。
図7は、普通図柄変動の停止結果に基づいて普通図柄を決定する際に参照される当たり普通図柄決定テーブルを示した図であり、図7(a)は、当たり判定用乱数値の判定により当たりと判定された場合に参照される普通図柄決定テーブル、図7(b)は、当たり判定用乱数値の判定によりハズレと判定された場合に参照される普通図柄決定テーブルである。
図7(a)(b)に示す普通図柄決定テーブルでは、普通図柄用乱数値(0~10)を参照する。
そして、普通図柄表示装置22の普通図柄用乱数値が当たり判定テーブルにおいて当たりと判定された場合は、図7(a)に示すように、普通図柄用乱数値が「0」及び「1」であれば、長開放図柄を決定し、普通図柄乱数値が「2」~「10」であれば、短開放図柄を決定する。
長開放図柄の場合は、停止図柄データとして「01」を決定し、普通図柄の変動開始時には、普通図柄指定コマンド「E8H」「01H」を生成する。また、短開放図柄と決定した場合は、停止図柄データとして「02」を決定し、普通図柄の変動開始時には、普通図柄指定コマンド「E8H」「02H」を生成する。
一方、普通図柄表示装置22の普通図柄用乱数値が当たり判定テーブルにおいてハズレと判定された場合は、図7(b)に示すように、普通図柄用乱数値が「0」~「10」の何れの値であってもハズレ図柄を決定する。
ハズレ図柄の場合は、停止図柄データとして「00」を決定し、普通図柄の変動開始時には、普通図柄指定コマンド「E8H」「00H」を生成する。
<変動パターン決定テーブル>
図8、図9は、特別図柄の変動パターンを決定するための変動パターン決定テーブルを示す図であり、図8は、非時短遊技状態(低確率非時短遊技状態用)に参照される変動パターン決定テーブルの一例であり、図9は、時短遊技状態時(低確率時短遊技状態、高確率時短遊技状態)に参照される変動パターン決定テーブルの一例である。
具体的には、変動パターン決定テーブルによって、特別図柄表示装置の種別、特別図柄判定用乱数値(大当たりの当選または落選)、大当たり図柄用乱数値(大当たり図柄)、時短遊技状態の有無、特別図柄保留数、リーチ判定用乱数値および変動パターン用乱数値(特図変動用乱数値)に基づき、変動パターンが決定される。
変動パターンは、特別図柄の変動開始時に決定され、決定された変動パターンに基づいて変動パターン指定コマンドが生成される。この変動パターン指定コマンドは、出力制御処理において主制御基板110から演出制御基板120へと送信される。
なお、本実施形態の遊技機1では、大当たりまたは小当たりのときには必ずリーチを行うように構成しているため、大当たりまたは小当たりのときにはリーチ判定用乱数値を参照しないように構成されている。
本実施形態でいう「リーチ」とは、特別遊技に移行することを報知する演出図柄35の組合せの一部が停止表示された後に、残りの一部の演出図柄35が変動表示を継続するものをいう。例えば、大当たり遊技に移行することを報知する演出図柄35の組合せとして「777」の3桁の演出図柄35の組み合わせが設定されている場合に、2つの演出図柄35が「7」で停止表示され、残りの演出図柄35が変動表示を行っている状態をいう。
また、変動パターン指定コマンドは、MODEとして「E6H」であるときには、第1始動口13に遊技球が入球して、第1特別図柄表示装置20の特別図柄の変動開始時に決定された変動パターンに対応する変動パターン指定コマンドであることを示し、MODEとして「E7H」であるときには、第2始動口14に遊技球が入球して、第2特別図柄表示装置21の特別図柄の変動開始時に決定された変動パターンに対応する変動パターン指定コマンドであることを示す。そして、変動パターン指定コマンドのDATAは、具体的な変動パターン番号を示すものである。すなわち、変動パターン指定コマンドも変動パターンを示す情報ということになる。
<非時短遊技状態用の変動パターン決定テーブル>
図8に示す非時短遊技状態用の変動パターン決定テーブルの構成について説明する。
図8に示す変動パターン決定テーブルでは、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21の特別図柄の変動パターンとして、変動パターン1、2-1、2-2、2-3、3-1、3-2、3-3、5、6、7、8-1、8-2、8-3、10、11、12-1、12-2、12-3、13-1、13-2、13-3、15が設定されている。
特別図柄表示装置の種別、特別図柄判定用乱数値(大当たりの当選または落選)、大当たり図柄用乱数値(大当たり図柄)、特別図柄保留数、リーチ判定用乱数値および変動パターン用乱数値に基づき、これらの変動パターンのなかから一の変動パターンが図8に示される割り振りで選択される。
なお、下記の説明において、「ノーマルリーチ(演出)」は、画像表示装置31の表示部における左側領域と右側領域に2つの演出図柄35(左図柄、右図柄)が仮停止し、中央領域で残り1つの演出図柄35が変動する大当たり当選の期待度が低いリーチ演出である。
「SPリーチ演出」は、上記「ノーマルリーチ(演出)」よりも大当たり当選の(特別遊技が実行される)期待度が高いスーパーリーチである。
さらに、「SPSPリーチ(演出)」は、「SPリーチ(演出)」よりも大当たり当選の(特別遊技が実行される)期待度がさらに高いリーチである。「SPリーチ(演出)」から発展したり、「ノーマルリーチ(演出)」から直接発展したりする。「SPリーチ(演出)」とはさらに異なる演出画面やムービー等が表示される等する。
例えば、変動パターン1は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により40,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、確変大当たり(大当たり後に確変遊技状態になる大当たり)となる演出に対応する。
また、変動パターン2-1は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ1を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン2-2は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ2を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン2-3は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ3を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン3-1は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ1を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン3-2は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ2を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン3-3は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ3を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また変動パターン5は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により20,000msの変動時間を用いて行われる小当たり又は短当たり演出に対応する。
また、変動パターン6は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により40,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、通常大当たり(大当たり後に通常遊技状態になる大当たり)となる演出に対応する。
また、変動パターン7-1は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ1を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン7-2は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ2を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン7-3は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ3を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン8-1は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ1を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン8-2は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ2を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン8-3は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ3を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
例えば、変動パターン10は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により3,000msの変動時間を用いて行われる演出において、リーチ演出を行うことなくハズレとなる演出に対応する。
例えば、変動パターン11は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により40,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン12-1は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ1を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン12-2は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ2を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン12-3は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ3を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン13-1は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ1を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン13-2は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ2を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン13-3は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ3を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン15は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により極めて短時間の2,000msの変動時間を用いて行われる演出において、リーチ演出を行うことなくハズレとなる演出に対応する。
<時短遊技状態用の変動パターン決定テーブル>
図9に示す時短遊技状態用の変動パターン決定テーブルの構成について説明する。
図9に示す変動パターン決定テーブルでは、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21の特別図柄の変動パターンとして、変動パターン21、22-1、22-2、22-3、23-1、23-2、23-3、25、26、27-1、27-2、27-3、28-1、28-2、28-3、30、31、32-1、32-2、32-3、33-1、33-2、33-3が設定されている。
特別図柄表示装置の種別、特別図柄判定用乱数値(大当たりの当選または落選)、大当たり図柄用乱数値(大当たり図柄)、特別図柄保留数、リーチ判定用乱数値および変動パターン用乱数値に基づき、これらの変動パターンのなかから一の変動パターンが図9に示される割り振りで選択される。
図9に示す変動パターンも、演出制御基板120による(演出図柄35の)変動演出の際に行われる演出内容が関連づけられたものである。
例えば、変動パターン21は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により40,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、確変大当たり(大当たり後に確変遊技状態になる大当たり)となる演出に対応する。
また、変動パターン22-1は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ1を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン22-2は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ2を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン22-3は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ3を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン23-1は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ1を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン23-2は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ2を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン23-3は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ3を実行し、確変大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン25は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により20,000msの変動時間を用いて行われる小当たり又は短当たり演出に対応する。
例えば、変動パターン26は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により40,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、通常大当たり(大当たり後に通常遊技状態になる大当たり)となる演出に対応する。
また、変動パターン27-1は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ1を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン27-2は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ2を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン27-3は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ3を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン28-1は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ1を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン28-2は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ2を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
また、変動パターン28-3は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ3を実行し、通常大当たりとなる演出に対応する。
例えば、変動パターン30は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により極めて短時間の2,000msの変動時間を用いて行われる演出において、リーチ演出を行うことなくハズレとなる演出に対応する。
例えば、変動パターン31は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により40,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン32-1は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ1を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン32-2は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ2を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン32-3は、この変動パターンが選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ3を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン33-1は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ1を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン33-2は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ2を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
また、変動パターン33-3は、この変動パターンが選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ3を実行し、ハズレとなる演出に対応する。
<特別図柄の事前判定テーブル>
図10は、大当たり抽選の結果を事前に判定するための事前判定テーブルを示す図である。
図10に示す事前判定テーブルでは、特別図柄表示装置の種類(遊技球が始動口に入賞したことを検出した始動口検出スイッチの種類)と、特別図柄判定用乱数値と、大当たり図柄用乱数値と、リーチ判定用乱数値と、変動パターン用乱数値と、これらに基づいて決定される変動パターンと、に基づいて、大当たり抽選の結果を事前に判定するための入賞情報が生成される。そして、生成された入賞情報に基づいて、大当たり抽選の結果を事前に判定するための始動入賞指定コマンドが生成される。
図10に示す事前判定テーブルでは、第1特別図柄表示装置20についての入賞情報として、入賞情報1、2-1、2-2、2-3、3-1、3-2、3-3、5、7、8、9-1、9-2、9-3、10-1、10-2、10-3が設定されている。
また、第2特別図柄表示装置21についての入賞情報として、入賞情報11、12-1、12-2、12-2、13-1、13-2、13-3、15、17、18、19-1、19-2、19-3、20-1、20-2、20-3が設定されている。
特別図柄表示装置の種別、特別図柄判定用乱数値(大当たりの当選または落選)、大当たり図柄用乱数値(大当たり図柄)、リーチ判定用乱数値および変動パターン用乱数値に基づき、これらの入賞情報のなかから一の入賞情報が図10に示される割り振りで選択される。
例えば、入賞情報1、11は、この入賞情報が選択された場合、演出制御基板120により40,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報2-1、12-1は、この入賞情報が選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ1を実行し、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報2-2、12-2は、この入賞情報が選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ2を実行し、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報2-3、12-3は、この入賞情報が選択された場合、演出制御基板120により60,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ3を実行し、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報3-1、13-1は、この入賞情報が選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ演出1を実行し、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報3-2、13-2は、この入賞情報が選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ演出2を実行し、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報3-3、13-3は、この入賞情報が選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ演出3を実行し、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報4、14は、この入賞情報が選択される場合、演出制御基板120により70,000msの変動時間を用いて行われる演出において、ノーマルリーチ演出を実行した後、SPリーチ演出を経由あるいは直接に、SPSPリーチ演出を実行し、長当たりとなる演出に対応する。
また、入賞情報5、15は、この入賞情報が選択される場合、演出制御基板120により20,000msの変動時間を用いて行われる小当たり又は短当たり演出に対応する。
入賞情報7、8、9-1~9-3、10-1~10-3、17、18、19-1~19-3、20-1~20-3、21は、ハズレの場合に該当している。
また、時短遊技中は、第1特別図柄表示装置20における特別図柄判定用乱数値が大当たり、小当たり、ハズレの場合に関わらず、遊技状態が時短遊技状態のときは、第1始動口13に遊技球が入賞したことに対応する入賞情報の設定および始動入賞指定コマンドの生成は行わないようにしている。
本実施形態の遊技機1は、第2特別図柄表示装置21に対応する図柄変動を優先するタイプの遊技機とされる。このタイプの遊技機では、時短遊技中に図柄変動が非優先である第1特別図柄表示装置20における特別図柄判定用乱数値が大当たりに当選しているか否かの事前判定の結果、その対象が大当たりであり、大当たりであることを事前判定演出により遊技者に報知した場合、図柄変動が非優先とされる第1特別図柄表示装置20に大当たりが存在することが遊技者に報知されたうえで、図柄変動が優先して行われる第2始動口に遊技球を入賞させることで、第1特別図柄表示装置20の大当たりを保留し続けた状態で、第2特別図柄表示装置21における大当たり抽選を受けることができる。この場合、遊技機の射幸性が著しく高くなってしまい適切でない。
そこで、本実施形態の遊技機1では、上記したように時短遊技中は非優先側である第1始動口13に遊技球が入賞したことに対応する入賞情報の設定および始動入賞指定コマンドの生成は行わないようにしている。
上述した通り、特別図柄の事前判定テーブルでは、特別図柄判定用乱数値によって「大当り」「小当たり」「ハズレ」かが判定され、大当たり図柄用乱数値によって「長当たり」、「短当たり」かの特別遊技の種類が判定される。
さらに、リーチ判定用乱数値によって「リーチの発生の有無」等が判定される。
特別図柄表示装置の種別、特別図柄判定用乱数値(大当たりの当選または落選)、大当たり図柄用乱数値(大当たり図柄)、リーチ判定用乱数値および変動パターン用乱数値に基づき、変動パターンが判定される。
従って、始動入賞指定コマンドのDATAデータによって、大当たりの種別、変動パターン、リーチの発生の有無を特別図柄の変動開始前に判別できることとなる。なお、大当たりの場合には必ず「リーチ」を伴うことから、大当たりということでリーチが発生することも判別できる。
<遊技状態の説明>
次に、遊技が進行する際の遊技状態について説明する。
本実施形態においては、「低確率遊技状態」「高確率遊技状態」「時短遊技状態」「非時短遊技状態」のいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。
ただし、遊技の進行中において、遊技状態が「低確率遊技状態」又は「高確率遊技状態」である場合には、必ず「時短遊技状態」又は「非時短遊技状態」となっている。つまり、「低確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合と、「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」である場合と、「高確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合とが存在することとなる。
本実施形態において「低確率遊技状態」というのは、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当たりの当選確率が1/299.5に設定された遊技状態をいう。ここでいう大当たりの当選とは、後述する「長当たり遊技」又は「短当たり遊技」を実行する権利を獲得することである。
これに対して「高確率遊技状態」というのは、上記大当たりの当選確率が1/299.5に設定された遊技状態をいう。従って、「高確率遊技状態」では、「低確率遊技状態」よりも、「長当たり遊技」又は「短当たり遊技」を実行する権利の獲得が容易となる。
本実施形態において「非時短遊技状態」というのは、ゲート15を遊技球が通過したことを条件として行われる普通図柄の抽選において、その抽選に要する時間が10秒に設定され、且つ、長開放図柄が決定された際の第2始動口14の総開放時間が4.2秒、短開放図柄が決定された際の第2始動口14の総開放時間が0.2秒に設定された遊技状態をいう。
これに対して「時短遊技状態」というのは、ゲート15を遊技球が通過したことを条件として行われる普通図柄の抽選において、その抽選に要する時間が1秒に設定され、且つ、長開放図柄が決定された際の第2始動口14の総開放時間が5秒、短開放図柄が決定された際の第2始動口14の総開放時間が3秒に設定された遊技状態をいう。
また、「時短遊技状態」においては、「非時短遊技状態」よりも普通図柄の抽選で当たりに当選する確率が高くなる。従って、「時短遊技状態」においては、「非時短遊技状態」よりも、ゲート15を遊技球が通過する限りにおいて、第2始動口14が第2の態様に制御され易くなる。これにより、「時短遊技状態」では、遊技者が遊技球を消費せずに遊技を進行することが可能となり、非時短遊技状態のときと比べて遊技効率を大幅に高めることができる。
また、「時短遊技状態」においては、単位時間内における特別図柄の抽選回数が非時短遊技状態のときよりも早くなるように変動パターン(変動時間)が組まれている。つまり、「時短遊技状態」のときは、「非時短遊技状態」のときより特別図柄の抽選を効率よく行うようにしている。
例えば、「非時短遊技状態」のときは、第2始動口14に遊技球が入賞し難いため、第1始動口13への遊技球の入賞に伴う第1特別図柄の変動がメインとなる。そこで、「非時短遊技状態」のときは、第1特別図柄の(通常)ハズレ時の変動パターンを「3秒」に設定するようにしている。
一方、「時短遊技状態」のときは、第2始動口14に遊技球が入賞し易いため、第2始動口14への遊技球の入賞に伴う第2特別図柄の変動がメインになる。
そこで、「時短遊技状態」のときは、第2特別図柄の(通常)ハズレ時の変動パターンを「2秒」に設定するようにしている。
このように構成すると、「時短遊技状態」のときは、第2特別図柄の1回の変動に要する時間の多くが「2秒」で済むのに対して、「非時短遊技状態」のときは、第1特別図柄の1回の変動に要する時間が「3秒」と「時短遊技状態」のときより長くなる。
よって、「時短遊技状態」のときのほうが「非時短遊技状態」のときより特別図柄抽選をスピーディに行うことができる。
さらに本実施形態の遊技機1は、第2始動口14に遊技球が入球したときのほうが、第1始動口13に遊技球が入球したときより遊技者に有利な大当たりに当選する割合が高くなっていることから時短遊技中は通常遊技中より遊技者に有利な大当たりに当選し易い構成になっている。
なお、普通図柄の抽選において当たりに当選する確率を「非時短遊技状態」及び「時短遊技状態」のいずれの遊技状態であっても変わらないように設定してもよい。
次に、本実施形態の遊技機1における遊技の進行について説明する。
<主制御基板のメイン処理>
図11は、主制御基板によるメイン処理を説明するフローチャートである。
電源基板170により電源が供給されると、メインCPU111にシステムリセットが発生し、メインCPU111は、以下のメイン処理を行う。
まず、ステップS10において、メインCPU111は初期化処理を行う。この処理において、メインCPU111は、メインROM112から起動プログラムを読み込むと共に、メインRAM113に記憶されるフラグなどを初期化する処理を行う。
ステップS20において、メインCPU111は、変動パターン用乱数値、リーチ判定用乱数値の更新を行う遊技用乱数値更新処理を行う。
ステップS30において、メインCPU111は、特別図柄判定用初期乱数値、大当たり図柄用初期乱数値、小当たり図柄用初期乱数値の更新を行う。
それ以降は、所定の割込み処理が行われるまで、メインCPU111はステップS20とステップS30の処理を繰り返し行う。
<主制御基板のタイマー割込処理>
図12は、主制御基板によるタイマー割込処理を説明するフローチャートである。
主制御基板110に設けられたリセット用クロックパルス発生回路によって、所定の周期(4ミリ秒、以下「4ms」という)毎にクロックパルスが発生されることで、以下に説明するタイマー割込処理が実行される。
まず、ステップS101において、メインCPU111は、そのレジスタに格納されている情報をスタック領域に退避させる。
次にステップS102において、メインCPU111は、特別図柄時間カウンタの更新処理、特別電動役物の開放時間などの特別遊技タイマカウンタの更新処理、普通図柄時間カウンタの更新処理、普電開放時間カウンタの更新処理等の各種タイマカウンタを更新する時間制御処理を行う。
具体的には、メインCPU111は、特別図柄時間カウンタ、特別遊技タイマカウンタ、普通図柄時間カウンタ、普電開放時間カウンタから1を減算する処理を行う。
ステップS103において、メインCPU111は、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、当たり判定用乱数値の乱数更新処理を行う。
具体的には、それぞれの乱数カウンタに1を加算して、乱数カウンタを更新する。なお、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の初期乱数の値から乱数を更新する。
ステップS104において、メインCPU111は、特別図柄判定用初期乱数値カウンタ、大当たり図柄用初期乱数値カウンタ、小当たり図柄用初期乱数値カウンタを1加算して乱数カウンタを更新する初期乱数値カウンタ更新処理を行う。
ステップS105において、メインCPU111は、入力制御処理を行う。
この入力制御処理において、メインCPU111は、第1始動口検出スイッチ13a、第2始動口検出スイッチ14a、ゲート検出スイッチ15a、大入賞口検出スイッチ16a、一般入賞口検出スイッチ18aの各スイッチに入力があったか否か判定する。詳しくは、図13乃至図15を用いて後述する。
ステップS106において、メインCPU111は、特別図柄、特別電動役物の制御を行うための特図特電制御処理を行う。詳しくは、図16乃至図17を用いて後述する。
ステップS107において、メインCPU111は、普通図柄、普通電動役物の制御を行うための普図普電制御処理を行う。
ステップS108において、メインCPU111は、払出制御処理を行う。
この払出制御処理において、メインCPU111は、大入賞口16、第1始動口13、第2始動口14、一般入賞口18に遊技球が入賞したか否かのチェックを行い、入賞があった場合は、それぞれに対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板130に送信する。
より具体的には、一般入賞口賞球カウンタ、大入賞口賞球カウンタ、始動口賞球カウンタをチェックし、それぞれの入賞口に対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板130に送信する。その後、送信した払出個数指定コマンドに対応する賞球カウンタから所定のデータを減算して更新する。
ステップS109において、メインCPU111は、外部情報データ、始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口開閉ソレノイドデータ、特別図柄表示装置データ、普通図柄表示装置データ、記憶数指定コマンドのデータ作成処理を行う。
ステップS110において、メインCPU111は、出力制御処理を行う。
この出力制御処理において、メインCPU111は、上記ステップS109で作成した外部情報データ、始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口開閉ソレノイドデータの信号を出力させるポート出力処理を行う。
また、メインCPU111は、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21及び普通図柄表示装置22の各LEDを点灯させるために、上記ステップS109で作成した特別図柄表示装置データと普通図柄表示装置データとを出力する表示装置出力処理を行う。さらに、メインCPU111は、メインRAM113の演出用伝送データ格納領域にセットされているコマンドを送信するコマンド送信処理も行う。
ステップS111において、メインCPU111は、ステップS101で退避した情報をメインCPU111のレジスタに復帰させる。
<入力制御処理>
図13は、主制御基板による入力制御処理を説明するフローチャートである。
まず、ステップS121において、メインCPU111は、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が一般入賞口18に入球したか否かを判定する。メインCPU111は、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号を入力した場合には、賞球のために用いる一般入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する。
ステップS122において、メインCPU111は、大入賞口検出スイッチ16からの検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が大入賞口16に入球したか否かを判定する。
メインCPU111は、大入賞口検出スイッチ16aから検出信号を入力した場合には、賞球のために用いる大入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新するとともに、大入賞口16に入賞した遊技球を計数するための大入賞口入球カウンタ(C1)記憶領域のカウンタを加算して更新する。
ステップS123において、メインCPU111は、第1始動口検出スイッチ13aからの検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が第1始動口13に入球したか否かを判定して、大当たりの判定を行うための所定のデータをセットする。詳しくは、図14を用いて後述する。
ステップS124において、メインCPU111は、第2始動口検出スイッチ14aからの検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が第2始動口14に入球したか否かを判定する。
メインCPU111は、第2始動口検出スイッチ14aから検出信号を入力した場合には、上記ステップS123と同様の処理を行う。
ただし、この第2始動口検出スイッチ入力処理においては、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に「1」を加算し、抽出した特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値を第2特別図柄記憶領域に記憶する。つまり、第1始動口検出スイッチ入力処理と第2始動口検出スイッチ入力処理とでは、各種のデータを記憶する記憶領域のみ異なり、その他は全て同じ処理を行うこととなる。
ステップS125において、メインCPU111は、ゲート検出スイッチ15aが信号を入力したか、すなわち、遊技球が普通図柄ゲート15を通過したか否かを判定する。
<第1始動口検出スイッチ入力処理>
図14は、主制御基板による第1始動口検出スイッチ入力処理を説明するフローチャートである。
まず、ステップS131において、メインCPU111は、第1始動口検出スイッチ13aからの検出信号を入力したか否かを判定する。
第1始動口検出スイッチ13aからの検出信号を入力した場合には(ステップS131でYes)、ステップS132に処理を移し、第1始動口検出スイッチ13aからの検出信号を入力しなかった場合には(ステップS131でNo)、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
ステップS132において、メインCPU111は、賞球のために用いる始動口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する処理を行う。
次に、ステップS133において、メインCPU111は、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域にセットされている保留個数が4未満であるか否かを判定する。第1特別図柄保留数(U1)記憶領域にセットされている保留個数が4未満であった場合には、ステップS134に処理を移し、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域にセットされている保留個数が4未満でない場合には第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
ステップS134において、メインCPU111は、特別図柄判定用乱数値を取得して、第1特別図柄記憶領域にある第1記憶部から順に空いている記憶部を検索していき、空いている記憶部に取得した特別図柄判定用乱数値を記憶する。
ステップS135において、メインCPU111は、大当たり図柄用乱数値を取得して、第1特別図柄記憶領域にある第1記憶部から順に空いている記憶部を検索していき、空いている記憶部に取得した大当たり図柄用乱数値を記憶する。
ステップS136において、メインCPU111は、小当たり図柄用乱数値を取得して、第1特別図柄記憶領域にある第1記憶部から順に空いている記憶部を検索していき、空いている記憶部に取得した小当たり図柄用乱数値を記憶する。
ステップS137において、メインCPU111は、遊技用乱数値(変動パターン用乱数値およびリーチ判定用乱数値)を取得して、第1特別図柄記憶領域にある第1記憶部から順に空いている記憶部を検索していき、空いている記憶部に取得した遊技用乱数値(変動パターン用乱数値およびリーチ判定用乱数値)を記憶する。
ステップS138において、メインCPU111は、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に「1」を加算して記憶する。
ステップS139において、メインCPU111は、上記ステップS134乃至ステップS137で取得した各乱数値を、それぞれ現在の遊技状態に対応する事前判定テーブルに基づいて判定する事前判定処理(図15)を行う。
<事前判定処理>
図15は、主制御基板による事前判定処理を説明するフローチャートである。
まず、ステップS151において、メインCPU111は、特別図柄保留記憶領域に新たに書き込まれた特別図柄判定用乱数値を、図10に示した事前判定テーブルに基づいて判定する。
次に、ステップS152において、メインCPU111は、上記ステップS151における大当たり判定の結果、大当たりと仮判定されたか否かを判定する。
大当たりと仮判定された場合(ステップS152でYes)、メインCPU111はステップS153に処理を移し、大当たりと仮判定されなかった場合(ステップS152でNo)にはステップS156に処理を移す。
上記ステップS152において大当たりと仮判定された場合、メインCPU111は、ステップS153において、新たに書き込まれた大当たり図柄用乱数値を判定して、特別図柄の種類(停止図柄データ)を仮判定する。
次に、メインCPU111は、ステップS154において、新たに書き込まれた特図変動用乱数値を判定して、特別図柄の変動パターンを仮判定する。
次にメインCPU111は、ステップS155において、仮判定された特別図柄の種類、仮判定された変動パターンに対応する始動入賞指定コマンドを生成して、演出用伝送データ格納領域にセットして事前判定処理を終了する。
なお、始動入賞指定コマンドは、図8乃至図9に示す変動パターン指定コマンドと同様に識別可能に設けられており、大当たり、小当たり、ハズレの各情報が対応付けられている。
ステップS152において、大当たりと仮判定されなかった場合には(ステップS152でNo)、メインCPU111は、ステップS156において、小当たりと判定されたか否かの仮判定を行う。
ステップS155において小当たりと仮判定されなかった場合には(ステップS155でNo)、メインCPU111は、ステップS159において、特図変動用乱数値を判定して、特別図柄の変動パターンを仮判定する。そして、メインCPU111は、ステップS160において、ハズレであることを示す始動入賞指定コマンド(仮判定された変動パターンを含む)を演出用伝送データ格納領域にセットして事前判定処理を終了する。
一方、小当たりと仮判定された場合には(ステップS156でYes)、メインCPU111は、ステップS157において、特図変動用乱数値を判定して、特別図柄の変動パターンを仮判定する。
ステップS156において、小当たりであること、すなわちチャンス演出であることを示す始動入賞指定コマンド(仮判定された変動パターンを含む)を演出用伝送データ格納領域にセットして事前判定処理を終了する。
なお、ステップS124(図13)に示す第2始動口検出スイッチ入力処理においても、メインCPU111は事前判定テーブルを参照して入賞情報が生成し、この入賞情報に基づいた始動入賞指定コマンドを演出制御基板120に送信する事前判定処理を行う。
以上の事前判定処理により、遊技球が第1始動口13または第2始動口14に入球した時点で、入賞情報を始動入賞指定コマンドとして演出制御基板120へ送信することができる。
従って、始動入賞指定コマンドを受信した演出制御基板120のサブCPU121は、始動入賞コマンドを解析して、今回の第1始動口への遊技球の入賞を契機とした特別図柄の変動が開始される前から、事前に所定の演出を実行することが出来る。
ただし、この事前判定処理は、あくまでも遊技球が各始動口13、14に入球した時点の遊技状態に応じて判定されるものである。そのため、当該入球によって留保された第1保留または第2保留を処理する前に遊技状態が変更した場合には、後述する大当たり判定処理の結果と、当該事前判定処理の結果とが異なる可能性がある。
<特図特電制御処理>
図16は、主制御基板による特図特電制御処理を説明するフローチャートである。
まず、メインCPU111は、ステップS181において特図特電処理データの値をロードし、ステップS182においてロードした特図特電処理データから分岐アドレスを参照する。
ステップS183において特図特電処理データ=0であれば(ステップS183でYes)、メインCPU111は特別図柄記憶判定処理(ステップS184)に処理を移す。
ステップS183において特図特電処理データ=0で無い場合(ステップS183でNo)、メインCPU111はステップS185において特図特電処理データ=1であるかを判断する。
ステップS185において特図特電処理データ=1であれば(ステップS185でYes)、メインCPU111は特別図柄変動処理(ステップS186)に処理を移す。
ステップS186の特別図柄変動処理では、特別図柄記憶判定処理においてセットされた特別図柄の変動時間が経過した場合、特別図柄記憶判定処理においてセットされた特別図柄を特別図柄表示装置20、21に所定の図柄停止時間(例えば0.5秒)停止表示させる。
ステップS185において特図特電処理データ=1で無い場合(ステップS185でNo)、メインCPU111は、ステップS187において特図特電処理データ=2であるかを判断する。
ステップS187において特図特電処理データ=2であれば(ステップS187でYes)、メインCPU111は特別図柄停止処理(ステップS188)に処理を移す。
ステップS188の特別図柄停止処理では、特別図柄変動処理においてセットされた所定の図柄停止時間が経過した場合、停止表示された特別図柄が大当たり図柄であれば特図特電処理データに「3」をセットした後、大当たり用のオープニングコマンドとオープニング時間をセットし、停止表示された特別図柄が小当たり図柄であれば特図特電処理データに「4」をセットした後、小当たり用のオープニングコマンドとオープニング時間をセットする。
ステップS187において特図特電処理データ=2で無い場合(ステップS187でNo)、メインCPU111は、ステップS189において特図特電処理データ=3であるかを判断する。
ステップS189において特図特電処理データ=3であれば(ステップS189でYes)、メインCPU111は大当たり遊技処理(ステップS190)に処理を移す。
ステップS190の大当たり遊技処理では、大当たりのオープニングが終了したら大当たり用の開放態様決定テーブル(図示しない)に応じて、大入賞口16を所定期間開放する。大入賞口16の開放終了後、所定期間エンディングを行い、エンディング終了後、特図特電処理データに「5」をセットする。
ステップS189において特図特電処理データ=3で無い場合(ステップS189でNo)、メインCPU111は、ステップS191において特図特電処理データ=4であるかを判断する。
ステップS191において特図特電処理データ=4であれば(ステップS191でYes)、メインCPU111は、小当たり遊技処理(ステップS192)に処理を移す。
ステップS192の小当たり遊技処理では、小当たりのオープニングが終了したら小当たり用の開放態様決定テーブル(図示しない)に応じて、大入賞口16を所定期間開放する。大入賞口16の開放終了後、所定期間エンディングを行い、エンディング終了後、特図特電処理データに「5」をセットする。
ステップS191において特図特電処理データ=4で無い場合(ステップS191でNo)、メインCPU111は、特図特電処理データ=5であると判断し、特別遊技終了処理(ステップS193)に処理を移す。
ステップS193の特別遊技終了処理では、大当たり終了時に大当たり遊技後の遊技状態を確変遊技状態又は時短遊技状態に設定した後、特図特電処理データに「0」をセットする。
<特別図柄記憶判定処理>
図17は、主制御基板による特別図柄記憶判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS201において、メインCPU111は、特別図柄の変動表示中であるか否かを判定する。ここで、特別図柄の変動表示中、すなわち特別図柄時間カウンタ≠0であれば(ステップS201でYes)、特別図柄記憶判定処理を終了する。
また、特別図柄の変動表示中でなければ、すなわち特別図柄時間カウンタ=0であれば(ステップS201でNo)、メインCPU111は、ステップS202に処理を移し第2特別図柄保留数(U2)記憶領域が1以上であるかを判定する。
第2特別図柄保留数(U2)記憶領域が1以上でない場合には(ステップS202でNo)、CPU111は、ステップS204に処理を移し、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域が「1」以上であると判定した場合にはステップS203に処理を移す。
これにより、第1特別図柄記憶領域よりも第2特別図柄記憶領域が優先して処理されていく。
ステップS203において、メインCPU111は、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている値から「1」を減算して記憶する。
ステップS204において、メインCPU111は、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域が1以上であるかを判定する。第1特別図柄保留数(U1)記憶領域が1以上でない場合には(ステップS204でNo)、ステップS215に処理を移し、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域が「1」以上であると判定した場合には(ステップS204でYes)ステップS205に処理を移す。
ステップS205において、メインCPU111は、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている値から「1」を減算して記憶する。
ステップS206において、メインCPU111は、上記ステップS202~S205において減算された特別図柄保留数(U)記憶領域に対応する特別図柄保留記憶領域に記憶された所定の乱数値(特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値、変動パターン用乱数値)と始動入賞指定コマンドのシフト処理を行う。具体的には、第1特別図柄記憶領域または第2特別図柄記憶領域にある第1記憶部~第4記憶部に記憶された所定の乱数値と始動入賞指定コマンドとを1つ前の記憶部にシフトさせる。
ここで、第1記憶部に記憶されている所定の乱数値と始動入賞指定コマンドとは、判定記憶領域(第0記憶部)にシフトさせる。このとき、第1記憶部に記憶されている所定の乱数値と始動入賞指定コマンドとは、判定記憶領域(第0記憶部)に書き込まれるとともに、既に判定記憶領域(第0記憶部)に書き込まれていたデータは特別図柄保留記憶領域からは消去されることとなる。これにより、前回の遊技で用いた所定の乱数値と始動入賞指定コマンドとが消去される。また、シフト後には、始動入賞指定コマンドのMODEを、シフト後の記憶領域に対応するように加工処理する。
ステップS207において、メインCPU111は、上記ステップS206において特別図柄保留記憶領域の判定記憶領域(第0記憶部)に書き込まれたデータ(特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、小当たり図柄用乱数値)に基づいて、大当たり判定処理を実行する。
ステップS207の大当たり判定処理では、大当たりに当選していると判定した場合、特別図柄表示装置20、21に停止表示させる大当たり用の特別図柄を決定する。なお、小当たりに当選していると判定した場合は、特別図柄表示装置20、21に停止表示させる小当たり用の特別図柄を決定し、ハズレの場合はハズレ用の特別図柄を決定する。
ステップS208において、メインCPU111は、変動パターン決定処理を行う。
変動パターン決定処理は、まずメインRAM113の遊技状態記憶領域を参照して、現在の遊技状態に基づく変動パターン決定テーブルを決定する。具体的には、時短遊技状態である場合には図9に示す時短遊技状態用の変動パターン決定テーブルを決定し、非時短遊技状態である場合には、図8に示す非時短遊技状態の変動パターン決定テーブルを決定する。
その後、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値および変動パターン用乱数値を参照し、決定した変動パターン決定テーブルに基づいて、変動パターンを決定する。
ステップS209において、メインCPU111は、決定した変動パターンに対応する変動パターン指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
ステップS210において、メインCPU111は、変動開始時の遊技状態を確認し、現在の遊技状態に対応する遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
ステップS211において、メインCPU111は、特別図柄表示装置20、21において特別図柄の変動表示を開始する。つまり、特別図柄の変動表示データを処理領域にセットする。これにより、処理領域に書き込まれた情報が、第1保留(U1)に係る場合には第1特別図柄表示装置20を点滅させ、第2保留(U2)に係る場合には第2特別図柄表示装置21を点滅させることとなる。
ステップS212において、メインCPU111は、上記のようにして特別図柄の変動表示を開始したら、特別図柄時間カウンタに上記ステップS208において決定した変動パターンに基づいた変動時間(カウンタ値)を特別図柄時間カウンタにセットする。なお、特別図柄時間カウンタは上記S110において4ms毎に減算処理されていく。
ステップS213において、メインCPU111は、客待ち判定フラグに00Hをセットする。すなわち、客待ち判定フラグをクリアする。なお、客待ち判定フラグ=「00H」というのは、現在、特別図柄の変動表示中であったり、特別遊技中であったりすることを示す。一方、特別図柄の変動表示中でもなく、特別遊技中でもない場合には客待ち判定フラグ「01H」が記憶される。客待ち判定フラグ=「01H」が記憶されている場合には、後述するステップS217において客待ちコマンドがセットされ、演出制御基板120に特別図柄の変動表示中でも特別遊技中でもないことが伝達される。
ステップS214において、メインCPU111は、特図特電処理データ=1をセットし、特別図柄記憶判定処理を終了する。
上記ステップS204において、第1保留(U1)が「0」であると判定した場合、すなわち、第1保留(U1)および第2保留(U2)のいずれも留保されていない場合には、メインCPU111は、ステップS215において客待ち判定フラグに01Hがセットされているか否かを判定する。
客待ち判定フラグに01Hがセットされている場合には(ステップS215でYes)、特別図柄記憶判定処理を終了し、客待ち判定フラグに01Hがセットされていない場合には(ステップS215でNo)、ステップS216に処理を移す。
ステップS216において、メインCPU111は、後述するステップS217で客待ちコマンドを何度もセットすることがないように、客待ち判定フラグに01Hをセットする。
ステップS217において、メインCPU111は、客待ちコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットし、特別図柄記憶判定処理を終了する。
次に、演出制御基板120のサブCPU121により実行される処理について説明する。
演出制御基板120では、前述したように、主制御基板110から変動パターン指定コマンドを受信すると、受信した変動パターン指定コマンドに対応した演出を抽選により決定して実行する。
<演出制御基板のメイン処理>
図18は、演出制御基板によるメイン処理を説明するフローチャートである。
ステップS510において、サブCPU121は、初期化処理を行う。この処理において、サブCPU121は、電源投入に応じて、サブROM122からメイン処理プログラムを読み込むと共に、サブRAM123に記憶されるフラグなどを初期化し、設定する処理を行う。この処理が終了した場合には、ステップS520に処理を移す。
ステップS520において、サブCPU121は、演出用乱数値更新処理を行う。この処理において、サブCPU121は、サブRAM123に記憶される種々の乱数値を更新する処理を行う。以降は、所定の割込み処理が行われるまで、上記ステップS510の処理を繰り返し行う。
<演出制御基板のタイマー割込処理>
図19は、演出制御基板によるタイマー割込処理を説明するフローチャートである。
図示はしないが、演出制御基板120に設けられたリセット用クロックパルス発生回路によって、所定の周期(2ミリ秒)毎にクロックパルスが発生され、タイマー割込処理プログラムを読み込み、演出制御基板120のタイマー割込処理が実行される。
まず、ステップS601において、サブCPU121は、自身のレジスタに格納されている情報をスタック領域に退避させる。
ステップS602において、サブCPU121は、演出制御基板120で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。
ステップS603において、サブCPU121は、コマンド解析処理を行う。この処理において、サブCPU121は、サブRAM123の受信バッファに格納されているコマンドを解析する処理を行う。コマンド解析処理の具体的な説明は、図20及び図21を用いて後述する。
なお、演出制御基板120は、主制御基板110から送信されたコマンドを受信すると、図示しない演出制御基板120のコマンド受信割込処理が発生し、受信したコマンドを受信バッファに格納する。その後、ステップS603において受信したコマンドの解析処理が行われる。
ステップS604において、サブCPU121は、ランプ制御基板140を介して入力される演出ボタン検出スイッチ8aの信号のチェックを行い、演出ボタン8に関する演出入力制御処理を行う。なお、演出入力制御処理の具体的な説明は、図22を用いて後述する。
ステップS605において、サブCPU121は、サブRAM123の送信バッファにセットされている各種データを画像制御基板150やランプ制御基板140へ送信する。
ステップS606において、サブCPU121は、ステップS601で退避した情報をサブCPU121のレジスタに復帰させる。
<コマンド解析処理>
図20、図21は、演出制御基板によるコマンド解析処理を説明するフローチャートである。なお、図21に示すコマンド解析処理2は、図20に示すコマンド解析処理1に引き続いて行われるものである。
ステップS611において、サブCPU121は、受信バッファにコマンドが有るか否かを確認して、コマンドを受信したかを確認する。
サブCPU121は、受信バッファにコマンドがなければ(ステップS611でNo)、コマンド解析処理を終了し、受信バッファにコマンドがあれば(ステップS611でYes)、ステップS621に処理を移す。
ステップS621において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、客待ちコマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが客待ちコマンドであれば(ステップS621でYes)、ステップS622に処理を移し、客待ちコマンドでなければ(ステップS621でNo)、ステップS631に処理を移す。
ステップS622において、サブCPU121は、客待ち演出パターンを決定する客待ち演出パターン決定処理を行う。具体的には、客待ち演出パターンを決定し、決定した客待ち演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した客待ち演出パターンの情報を画像演制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、決定した客待ち演出パターンに基づくデータをサブRAM123の送信バッファにセットする。
ステップS631において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、始動入賞指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが始動入賞指定コマンドであれば(ステップS631でYes)、ステップS632に処理を移し、始動入賞指定コマンドでなければ(ステップS631でNo)、ステップS641に処理を移す。
ステップS632において、サブCPU121は、受信した始動入賞指定コマンドを解析すると共に、当該始動入賞指定コマンドに対応するデータ更新処理を実行する。始動入賞指定コマンドには、事前判定処理によって仮判定された大当たり、小当たり、ハズレ、変動パターンに係る情報が対応付けられている。従って、ここでは新たに留保された第1保留(U1)又は第2保留(U2)についての情報が、サブRAM123の所定の記憶領域に記憶されることとなる。
ステップS633において、サブCPU121は、始動入賞指定コマンドを解析し、保留表示を所定の態様で行うべく保留表示コマンドを画像制御基板150とランプ制御基板140に送信する保留表示態様決定処理を行う。これにより、画像表示装置31には、第1保留(U1)及び第2保留(U2)の現在の留保個数が表示されることとなる。
ステップS634において、サブCPU121は、始動入賞指定コマンドに基づいて、先読み予告演出決定処理を実行する。この処理については、後に詳しく説明する。
ステップS641において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、変動パターン指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが変動パターン指定コマンドであれば(ステップS641でYes)、ステップS642に処理を移し、変動パターン指定コマンドでなければ(ステップS641でNo)、ステップS651に処理を移す。
ステップS642において、サブCPU121は、受信した変動パターン指定コマンドに基づいて、後述する図25乃至図27に基づいて、複数の変動演出パターンの中から1つの変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定処理を行う。
また、後述するように、図28乃至図30に基づいて、付随する予告演出などについて実行を制御するための演出制御情報を決定する。
ステップS643において、サブCPU121は、第1保留記憶領域及び第2保留記憶領域に記憶されている保留表示データと始動入賞指定コマンドに対応するデータとをシフトさせ、シフトした後の保留表示データの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信する保留表示態様更新処理を行う。
ステップS651において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、演出図柄指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが演出図柄指定コマンドであれば(ステップS651でYes)、ステップS652に処理を移し、演出図柄指定コマンドでなければ(ステップS651でNo)、ステップS661に処理を移す。
ステップS652において、サブCPU121は、受信した演出図柄指定コマンドの内容に基づいて、画像表示装置31に停止表示させる演出図柄35を決定する演出図柄決定処理を行う。具体的には、演出図柄指定コマンドを解析して、大当たりの有無、大当たりの種別に応じて演出図柄35の組み合わせを構成する演出図柄データを決定し、決定された演出図柄データに基づく図柄コマンドを演出図柄記憶領域にセットする。
ステップS661において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、図柄確定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが図柄確定コマンドであれば(ステップS661でYes)、ステップS662に処理を移し、図柄確定コマンドでなければ(ステップS661でNo)、ステップS671に処理を移す。
ステップS662において、サブCPU121は、演出図柄を停止表示させるための図柄停止コマンドをサブRAM123の送信バッファにセットする演出図柄停止処理を行う。
ステップS671において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、普図変動パターン指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが普図変動パターン指定コマンドであれば(ステップS671でYes)、ステップS672に処理を移し、普図変動パターン指定コマンドでなければ(ステップS671でNo)、ステップS681に処理を移す。
ステップS672において、サブCPU121は、受信した普図変動パターン指定コマンドに基づいて、複数の普図変動演出パターンの中から1つの普図変動演出パターンを決定する普図変動演出パターン決定処理を行う。
ステップS681において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、長開放開始コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが長開放開始コマンドであれば(ステップS681でYes)、ステップS682に処理を移し、長開放開始コマンドでなければ(ステップS681でNo)、ステップS700に処理を移す。
ステップS682において、サブCPU121は、長開放中演出処理を行う。ここでは、非時短遊技状態において第2始動口14が長時間(4.2秒)開放されることを遊技者に報知すべく、報知演出が実行される。
ステップS691において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、普通図柄確定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが普通図柄確定コマンドであれば(ステップS691でYes)、ステップS692に処理を移し、普通図柄確定コマンドでなければ(ステップS691でNo)、ステップS700に処理を移す。
ステップS692において、サブCPU121は、普図演出図柄を停止表示させるために、受信した普通図柄確定コマンドに対応する演出図柄データと、普図演出図柄を停止表示させるための図柄停止コマンドをサブRAM123の送信バッファにセットする普通図柄変動停止処理を行う。
ステップS700において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、遊技状態指定コマンドであるか否かを判定する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが遊技状態指定コマンドであれば(ステップS700でYes)、ステップS701に処理を移し、遊技状態指定コマンドでなければ(ステップS700でNo)、ステップS711に処理を移す。
ステップS701において、サブCPU121は、受信した遊技状態指定コマンドに基づいた遊技状態をサブRAM123にある遊技状態記憶領域にセットする。
ステップS711において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、オープニングコマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドがオープニングコマンドであれば(ステップS711でYes)、ステップS712に処理を移し、オープニングコマンドでなければ(ステップS711でNo)、ステップS721に処理を移す。
ステップS712において、サブCPU121は、当たり開始演出パターンを決定する当たり開始演出パターン決定処理を行う。具体的には、オープニングコマンドに基づいて当たり開始演出パターンを決定し、決定した当たり開始演出パターンを演出パターン記憶領域にセットすると共に、決定した当たり開始演出パターンの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、決定した当たり開始演出パターンに基づくデータをサブRAM123の送信バッファにセットする。
ステップS721において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、大当たりのラウンド遊技開始を示す大入賞口開放指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが大入賞口開放指定コマンドであれば(ステップS721でYes)、ステップS722に処理を移し、大入賞口開放指定コマンドでなければ(ステップS721でNo)、ステップS731に処理を移す。
ステップS722において、サブCPU121は、大当たり演出パターンを決定するラウンド中演出パターン決定処理を行う。具体的には、何回目のラウンド遊技が開始するかについての情報を有する大入賞口開放指定コマンドに基づいて、開始するラウンドごとにラウンド中演出パターンを決定する。そして、決定したラウンド中演出パターンを演出パターン記憶領域にセットすると共に、当該演出パターンの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、対応するデータをサブRAM123の送信バッファにセットする。
ステップS731において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、ラウンド終了指定コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドがラウンド終了指定コマンドであれば(ステップS731でYes)、ステップS732に処理を移し、ラウンド終了指定コマンドでなければ(ステップS731でNo)、ステップS741に処理を移す。
ステップS732において、サブCPU121は、各ラウンド間の演出パターンを決定する休止中演出パターン決定処理を行う。
ステップS741において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、エンディングコマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドがエンディングコマンドであれば(ステップS741でYes)、ステップS742に処理を移し、エンディングコマンドでなければ(ステップS741でNo)、ステップS751に処理を移す。
ステップS742において、サブCPU121は、当たり終了演出パターンを決定する当たり終了演出パターン決定処理を行う。具体的には、エンディングコマンドに基づいて当たり終了演出パターンを決定し、決定した当たり終了演出パターンを演出パターン記憶領域にセットすると共に、決定した当たり終了演出パターンの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、決定した当たり終了演出パターンに基づくデータをサブRAM123の送信バッファにセットする。
ステップS751において、サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが、大入賞口入球コマンドであるか否かを確認する。
サブCPU121は、受信バッファに格納されているコマンドが大入賞口入球コマンドであれば(ステップS751でYes)、ステップS752に処理を移し、大入賞口入球コマンドでなければ(ステップS751でNo)、コマンド解析処理を終了する。
ステップS752において、サブCPU121は、大入賞口入球コマンドを画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、サブRAM123の送信バッファにセットする。
<演出入力制御処理>
図22は、演出制御基板による演出入力制御処理を説明するフローチャートである。
まず、ステップS831において、サブCPU121は、ランプ制御基板140からの演出ボタン検出コマンドに基づいて、演出ボタン検出スイッチ8aからの有効な演出ボタン検出信号があったか否かを判定する。ここで、サブCPU121は、演出ボタン検出信号がないと判定すれば(ステップS831でNo)、当該処理を終了し、演出ボタン検出信号があると判定すれば(ステップS831でYes)、ステップS832の処理に移行する。
ステップS832において、サブCPU121は、サブRAM123の記憶領域にボタン操作演出実行可能フラグ=01がセットされているか否かを判定する。ここで、サブCPU121は、ボタン操作演出実行可能フラグ=01がセットされていなければ(ステップS832でNo)、当該処理を終了し、ボタン操作演出実行可能フラグ=01がセットされていれば(ステップS832でYes)、ステップS833の処理に移行する。
なお、ボタン操作演出実行可能フラグとは、ボタン操作が行われたことに基づいて、当該操作に対応した演出を実行させることができる状態であるか否かを判断するものであり、フラグ「01」ならば当該操作に対応した演出を実行させることが可能であり、フラグ「00」ならば当該操作に対応した演出を実行させることが不可能であることを示し、演出ボタン8の操作有効期間の開始に合わせてフラグ「01」がセットされ、演出ボタン8が操作されるか、又は演出ボタン8が操作されずに操作有効期間が終了したらフラグ「00」がセットされる。
ステップS833において、サブCPU121は、ボタン操作演出実行コマンドを送信バッファにセットする。このコマンドは、画像制御基板150に演出ボタン8の操作に対応した演出を実行させるためのコマンドである。
ここで、サブCPU121は、演出入力制御処理の後のステップS605(図19参照)において送信バッファにセットされたコマンドを画像制御基板150及びランプ制御基板140に送信する。画像制御基板150は受信したコマンドに基づいて、画像表示装置31及び音声出力装置34を作動させ、ランプ制御基板140は受信したコマンドに基づいて演出用役物装置32及び演出用照明装置33を作動させる。
次に、画像制御基板150について説明する。
画像制御基板150では、演出制御基板120から演出用のコマンドを受信すると、受信した演出用のコマンドに基づいて、ホストCPU151がホストROM153から音声出力装置制御プログラムを読み出して、音声出力装置342における音声を出力制御すると共に、ホストCPU151がホストROM153からアニメーション制御プログラムを読み出して、画像表示装置31における画像表示を制御する。
ここで、画像制御基板150におけるホストCPU151により実行される処理について説明する。
<ホストCPUメイン処理>
図23は、画像制御基板によるメイン処理を説明するフローチャートである。
電源基板170により電源が供給されると、ホストCPU151にシステムリセットが発生し、ホストCPU151は、以下のメイン処理を行う。
先ず、ステップS901において、ホストCPU151は、初期化処理を行う。この処理において、ホストCPU151は、電源投入に応じて、ホストROM153からメイン処理プログラムを読み込むと共に、ホストCPU151の各種モジュールやVDP200の初期設定を指示する。
ステップS902において、ホストCPU151は、演出制御基板120から送信された演出パターン指定コマンド(ホストRAM152の受信バッファに格納されているコマンド)を解析する演出パターン指定コマンド解析処理を行う。
なお、画像制御基板150は、演出制御基板120から送信されたコマンドを受信すると、図示しない画像制御基板150のコマンド受信割込処理が発生し、受信したコマンドを受信バッファに格納する。その後、ステップS902において受信したコマンドの解析処理が行われる。
演出パターン指定コマンド解析処理は、受信バッファに演出パターン指定コマンド(+演出制御コマンド)が記憶されているか否かを確認する。受信バッファに演出パターン指定コマンドが記憶されていなければ、そのままステップS903に処理を移す。
受信バッファに演出パターン指定コマンド(+演出制御コマンド)が記憶されていれば、新たな演出パターン指定コマンドを読み込み、読み込んだ演出パターン指定コマンドに基づいて、実行する1つ又は複数のアニメグループを決定すると共に、それぞれのアニメグループからアニメパターンを決定する。そして、アニメパターンを決定すると、読み込んだ演出パターン指定コマンドを送信バッファから消去する。
ステップS903において、ホストCPU151は、アニメーション制御処理を行う。この処理において、後述するステップS921において更新される「シーン切換えカウンタ」、「ウェイトフレーム」、「フレームカウンタ」と、上記ステップS902で決定されたアニメパターンとに基づいて、各種アニメシーンのアドレスを更新する。
ステップS904において、ホストCPU151は、アニメシーンが属するアニメグループの優先順位(描画順序)に従って、更新したアドレスにあるアニメシーンの1フレームの表示情報(スプライトの識別番号、表示位置等)から、ディスプレイリストを生成していく。そして、ディスプレイリストの生成が完了すると、ホストCPU151はディスプレイリストをVDP200に出力する。なお、ここで出力されたディスプレイリストは、VDP200におけるCPUI/F203を介して、VRAM156のディスプレイリスト記憶領域156aに記憶される。
ステップS905において、ホストCPU151は、FB切換えフラグ=01であるか否かを判定する。
ここで、FB切換えフラグは、図24(b)で後述するように、1/60秒(約16.6ms)毎のVブランク割込みにおいて、前回のディスプレイリストの描画が完了していれば、FB切換えフラグ=01になる。即ち、ステップS905では、前回の描画が完了したか否かを判定することになる。
ホストCPU151は、FB切換えフラグ=01であれば(ステップS905でYes)、ステップS906に処理を移し、FB切換えフラグ=00であれば(ステップS905でNo)、FB切換えフラグ=01になるまで待機をする。
ステップS906において、ホストCPU151は、FB切換えフラグ=00をセットして(FB切換えフラグをオフにして)、ステップS906に処理を移す。
ステップS907において、ホストCPU151は、描画実行開始処理を行う。
この処理において、既に出力したディスプレイリストに対する描画の実行をVDP200に指示するため、描画レジスタに描画実行開始データをセットする。即ち、上記ステップS904で出力されたディスプレイリストに対する描画の実行が指示されることになる。
以降は、図24に示す所定の割り込みが発生するまで、ステップS902~ステップS907の処理を繰り返し行う。
<画像制御基板の割込処理>
図24を用いて画像制御基板150の割込処理を説明する。
画像制御基板150の割込処理には、描画終了割込信号を入力したことで行う描画終了割込処理と、Vブランク割込信号を入力したことで行うVブランク割込処理とを少なくとも備えている。
<ホストCPU描画終了割込処理>
図24(a)は、画像制御基板による描画終了割込処理を説明するフローチャートである。
VDP200は、所定単位のフレーム(1フレーム)の描画が終了すると、CPUI/F203を介して、ホストCPU151に描画終了割込信号を出力する。
ホストCPU151は、VDP200から描画終了割込信号を入力すると、描画終了割込処理を実行する。
描画終了割込処理においては、ステップS911において、ホストCPU151は、描画終了フラグ=01をセット(描画終了フラグをオン)して、今回の描画終了割込処理を終了する。即ち、描画の終了毎に描画終了フラグがオンになる。
<ホストCPU Vブランク割込処理>
図24(b)は、画像制御基板によるVブランク割込処理を説明するフローチャートである。
VDP200は1/60秒(約16.6ms)毎に、CPUI/F203を介して、ホストCPU151にVブランク割込信号(垂直同期信号)を出力する。
ホストCPU151は、VDP200からVブランク割込信号を入力すると、Vブランク割込処理を実行する。
ステップS921において、ホストCPU151は、「シーン切換えカウンタ」、「ウェイトフレーム」、「フレームカウンタ」の各種カウンタを更新する処理を行う。
ステップS922において、ホストCPU151は、描画終了フラグ=01であるか否かを判定する。即ち、所定単位のフレームの描画が終了しているか否かを判定する。
ホストCPU151は、描画終了フラグ=01であれば(ステップS922でYes)、ステップS923に処理を移し、描画終了フラグ=01でなければ(ステップS922でNo)、今回のVブランク割込処理を終了する。即ち、Vブランク割込信号を入力しても、描画が終了していなければ、ステップS923以降の処理が行われない。
ステップS923において、ホストCPU151は、描画終了フラグ=00をセットする(描画終了フラグをオフにする)。
ステップS924において、ホストCPU151は、VDP200のメモリコントローラ209に「表示用フレームバッファ」と「描画用フレームバッファ」とを切り替える指示を与える。
ステップS925において、ホストCPU151は、FB切換えフラグ=01をセットし(FB切換えフラグをオンにし)、上記ステップS905(図23参照)における待機状態を解除して、今回のVブランク割込処理を終了する。
次に、ランプ制御基板140の概略を簡単に説明する。
ランプ制御基板140においては、演出制御基板120から演出用のコマンドを受信すると、受信した演出用のコマンドに基づいて演出用役物装置作動プログラムを読み出して、演出用役物装置32を作動制御すると共に、受信した演出用のコマンドに基づいて演出用照明装置制御プログラムを読み出して、演出用照明装置33、導光体60を制御する。
またランプ制御基板140においては、演出制御基板120を介して画像制御基板150から演出ボタン用のコマンドを受信すると、受信した演出ボタン用のコマンドに基づいて演出ボタン用作動プログラムを読み出して、演出ボタン8を制御する。
以下に、本実施形態の遊技機において行われる演出と、それを実現するために用いられ各種のコマンドの取り扱いについて説明する。
まず、本実施異形態の遊技機において行われる演出を決定するための変動演出パターン決定テーブルについて説明する。
<変動演出パターン決定テーブル>
図25乃至図27は、第1特別図柄表示装置20における特別図柄の変動パターン、第2特別図柄表示装置21における特別図柄の変動パターンに基づく、変動演出パターン決定テーブルの一例を示した図である。
「変動演出パターン決定テーブル」は、現在の遊技状態と演出モードにしたがって、例えば複数の変動演出パターン決定テーブルの中から一つの変動演出パターン決定テーブルが参照されるものであり、ここでは変動演出パターン決定テーブルの一つを例示して説明する。
なお、演出モードとは、例えば背景やBGM、変動演出の選択肢などが異なるものであり、遊技中の遊技の単調さを解消するために適宜移行可能なモードである。
なお、「変動演出パターン」とは、特別図柄の変動中に行われる演出手段(画像表示装置31、演出用役物装置32、演出用照明装置33、音声出力装置34)における具体的な演出態様をいう。例えば、画像表示装置31においては、変動演出パターンによって演出図柄35の変動態様が決定される。
また、「擬似連演出」も、特別図柄の一変動表示中に、演出図柄35を一旦仮停止させた後で再変動させる演出を1回又は複数回行うことで、複数回の変動表示を擬似的に行う予告演出である。再変動の回数が多いほど、大当たりとなる期待度が高いとされる。
「擬似連演出」は、ノーマルリーチ前(リーチ成立前)やノーマルリーチ中に実行し得るが、後述するように、本実施形態の遊技機では、「擬似連演出」を行う場合には、リーチ成立前に「擬似連演出」を行うようにしている。
演出パターン決定テーブルに基づいて擬似連演出を行う変動演出パターンが選択された場合において、擬似連演出の再変動の回数(ステップ数)は、例えば、下記に説明する図28の演出テーブルを用いて決定する。
ところで、本実施形態でいう「リーチ」とは、特別遊技に移行することを報知する演出図柄35の組合せの一部が停止表示され、他の演出図柄35が変動表示を行っている状態をいう。例えば、大当たり遊技に移行することを報知する演出図柄35の組合せとして「777」の3桁の演出図柄35の組み合わせが設定されている場合に、2つの演出図柄35が「7」で停止表示され、残りの演出図柄35が変動表示を行っている状態をいう。
図8、図9の変動パターン決定テーブルについて説明したように、「リーチ」は、その態様として「ノーマルリーチ」、「SPリーチ」、「SPSPリーチ」を含む。
「ノーマルリーチ」は、画像表示装置31の表示部における左側領域と右側領域に2つの演出図柄35(左図柄、右図柄)が仮停止し、中央領域で残り1つの演出図柄35が変動する大当たり当選の期待度が低いリーチである。後述するように、「ノーマルリーチ」中は、演出図柄35は、数字図柄に装飾を加えた図柄となっている。
「SPリーチ」は、上記「ノーマルリーチ」よりも大当たり当選の(特別遊技が実行される)期待度が高いスーパーリーチであり、主に「ノーマルリーチ」から発展する。
演出画面が特別なものに変更され、演出図柄35の表示態様も変化する。例えば、装飾図柄35は装飾がなくなり、数字図柄のみとなる。
さらに、「SPSPリーチ」は、「SPリーチ」よりも大当たり当選の(特別遊技が実行される)期待度がさらに高いリーチである。「SPリーチ」から発展したり、「ノーマルリーチ」から直接発展したりする。「SPリーチ」とはさらに異なる演出画面やムービー等が表示される等する。
図25乃至図27に示す変動演出パターン決定テーブルは、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドと演出用乱数値1と変動演出パターンとが対応付けて構成されている。
サブCPU121は、演出用乱数値1を取得し、図25乃至図27に示した変動演出パターン決定テーブルを参照し、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドと取得した演出用乱数値1に基づいて、変動演出パターンを決定する。そして、決定した変動演出パターンに対応する演出パターン指定コマンドを画像制御基板150のホストCPU151に送信するようにしている。
なお、図25の変動演出パターンテーブルには、ノーマルリーチ、SPリーチ、SPSPリーチにまで発展して確変大当たりとなる変動演出パターンと、それに付随する予告演出が主に定義されている。
図26の変動演出パターンテーブルには、ノーマルリーチ、SPリーチ、SPSPリーチにまで発展して通常大当たりとなる変動演出パターンと、それに付随する予告演出が主に定義されている。
図27の変動演出パターンテーブルには、ノーマルリーチ、SPリーチ、SPSPリーチにまで発展してハズレとなる変動演出パターンと、それに付随する予告演出が主に定義されている。
図25乃至図27の演出パターン決定テーブルに示される変動演出パターンには、予告演出として、上記擬似連演出、会話予告演出の何れかあるいは両方を行うもの、あるいは何れの予告演出も行わないものがある。
図25乃至図27に示す変動演出パターン決定テーブルで指定される変動演出パターンと、その演出内容について説明する。
まず、図25に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン1、21を示す場合を説明する。
演出用乱数値1が「0」~「49」であれば、変動演出パターン1を選択する。例えば、変動演出パターン1は、ノーマルリーチを実行後、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「50」~「99」であれば、変動演出パターン2を選択する。例えば、変動演出パターン2は、ノーマルリーチを実行後、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出の何れも行わない。
図25に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン2-1、22-1を示す場合を説明する。
演出用乱数値1が「0」~「24」であれば、変動演出パターン11を選択する。例えば、変動演出パターン11は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「25」~「49」であれば、変動演出パターン12を選択する。
例えば、変動演出パターン12は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「50」~「74」であれば、変動演出パターン13を選択する。例えば、変動演出パターン13は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出は行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「75」~「99」であれば、変動演出パターン14を選択する。例えば、変動演出パターン14は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出の何れも行わない。
図25に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン2-2、22-2を示す場合を説明する。
演出用乱数値1が「0」~「24」であれば、変動演出パターン21を選択する。例えば、変動演出パターン11は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「25」~「49」であれば、変動演出パターン22を選択する。
例えば、変動演出パターン12は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「50」~「74」であれば、変動演出パターン23を選択する。例えば、変動演出パターン13は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出は行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「75」~「99」であれば、変動演出パターン24を選択する。例えば、変動演出パターン14は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出の何れも行わない。
図25に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン2-3、22-3を示す場合を説明する。
演出用乱数値1が「0」~「24」であれば、変動演出パターン31を選択する。例えば、変動演出パターン11は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「25」~「49」であれば、変動演出パターン32を選択する。
例えば、変動演出パターン12は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「50」~「74」であれば、変動演出パターン33を選択する。例えば、変動演出パターン13は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出は行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「75」~「99」であれば、変動演出パターン34を選択する。例えば、変動演出パターン14は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出の何れも行わない。
図25に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン3-1、23-1を示す場合を説明する。
演出用乱数値1が「0」~「11」であれば、変動演出パターン41を選択する。例えば、変動演出パターン41は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「12」~「23」であれば、変動演出パターン42を選択する。例えば、変動演出パターン42は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「24」~「35」であれば、変動演出パターン43を選択する。例えば、変動演出パターン43は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「36」~「47」であれば、変動演出パターン44を選択する。例えば、変動演出パターン44は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。擬似連演出、会話予告演出のいずれも行わない。
演出用乱数値1が「48」~「59」であれば、変動演出パターン45を選択する。例えば、変動演出パターン45は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「60」~「71」であれば、変動演出パターン46を選択する。例えば、変動演出パターン46は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「72」~「83」であれば、変動演出パターン47を選択する。例えば、変動演出パターン47は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「84」~「99」であれば、変動演出パターン48を選択する。例えば、変動演出パターン48は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出の何れも行わない。
図25に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン3-2、23-2を示す場合を説明する。
演出用乱数値1が「0」~「11」であれば、変動演出パターン51を選択する。例えば、変動演出パターン51は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「12」~「23」であれば、変動演出パターン52を選択する。例えば、変動演出パターン52は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「24」~「35」であれば、変動演出パターン53を選択する。例えば、変動演出パターン53は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「36」~「47」であれば、変動演出パターン54を選択する。例えば、変動演出パターン54は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。擬似連演出、会話予告演出のいずれも行わない。
演出用乱数値1が「48」~「59」であれば、変動演出パターン55を選択する。例えば、変動演出パターン55は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「60」~「71」であれば、変動演出パターン56を選択する。例えば、変動演出パターン56は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「72」~「83」であれば、変動演出パターン57を選択する。例えば、変動演出パターン57は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「84」~「99」であれば、変動演出パターン58を選択する。例えば、変動演出パターン58は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出の何れも行わない。
図25に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン3-3、23-3を示す場合を説明する。
演出用乱数値1が「0」~「11」であれば、変動演出パターン61を選択する。例えば、変動演出パターン61は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「12」~「23」であれば、変動演出パターン62を選択する。例えば、変動演出パターン62は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「24」~「35」であれば、変動演出パターン63を選択する。例えば、変動演出パターン63は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「36」~「47」であれば、変動演出パターン64を選択する。例えば、変動演出パターン64は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経てSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。擬似連演出、会話予告演出のいずれも行わない。
演出用乱数値1が「48」~「59」であれば、変動演出パターン65を選択する。例えば、変動演出パターン65は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「60」~「71」であれば、変動演出パターン66を選択する。例えば、変動演出パターン66は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行い、会話予告演出は行わない。
演出用乱数値1が「72」~「83」であれば、変動演出パターン67を選択する。例えば、変動演出パターン67は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出を行わず、会話予告演出を行う。
演出用乱数値1が「84」~「99」であれば、変動演出パターン68を選択する。例えば、変動演出パターン68は、ノーマルリーチを実行後、SPリーチを経由せずにSPSPリーチに発展し、確変大当たりとなる演出内容である。また、擬似連演出、会話予告演出の何れも行わない。
図25に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン5、25を示す場合は、演出用乱数値1の値「0」~「99」に関係なく、変動演出パターン71を選択する。変動演出パターン71は、例えば小当たり、または短当たりを示す演出内容である。
図26に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン6、26を示す場合は、変動演出パターン81、82を選択する。
これらの変動演出パターン81、82は、夫々、変動演出パターン1、2と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、通常大当たりとなる演出内容である。
また、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン7-1、27-1を示す場合は、変動演出パターン91、92、93、94を選択する。
この変動演出パターン91~94は、夫々、変動演出パターン11~14と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、通常大当たりとなる演出内容である。
また、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン7-2、27-2を示す場合は、変動演出パターン101、102、103、104を選択する。
この変動演出パターン101~104は、夫々、変動演出パターン21~24と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、通常大当たりとなる演出内容である。
また、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン7-3、27-3を示す場合は、変動演出パターン111、112、113、114を選択する。
この変動演出パターン111~114は、夫々、変動演出パターン31~34と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、通常大当たりとなる演出内容である。
図26に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン8-1、28-1を示す場合は、変動演出パターン121、122、123、124、125、126、127、128を選択する。
これらの変動演出パターン121~128は、夫々、変動演出パターン41~48と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、通常大当たりとなる演出内容である。
図26に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン8-2、28-2を示す場合は、変動演出パターン131、132、133、134、135、136、137、138を選択する。
これらの変動演出パターン131~138は、夫々、変動演出パターン51~58と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、通常大当たりとなる演出内容である。
図26に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン8-3、28-3を示す場合は、変動演出パターン141、142、143、144、145、146、147、148を選択する。
これらの変動演出パターン141~148は、夫々、変動演出パターン61~68と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、通常大当たりとなる演出内容である。
図27に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン10を示す場合には、変動演出パターン151を選択する。変動演出パターン151の演出内容は、例えば通常変動演出(通常ハズレ)である。
図27に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン15、30を示す場合には、変動演出パターン152を選択する。変動演出パターン92の演出内容は、例えば短縮変動演出(短縮ハズレ)である。
また、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン11、31を示す場合、変動演出パターン161、162を選択する。
これらの変動演出パターン161、162は、変動演出パターン1、2、81、82と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、ハズレとなる演出内容である。
図27に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン12-1、32-1を示す場合は、変動演出パターン171、172、173、174を選択する。
これらの変動演出パターン171~174は、変動演出パターン11~14、91~94と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、ハズレとなる演出内容である。
図27に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン12-2、32-2を示す場合は、変動演出パターン181、182、183、184を選択する。
これらの変動演出パターン181~184は、変動演出パターン21~24、101~104と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、ハズレとなる演出内容である。
図27に示すように、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン12-3、32-3を示す場合は、変動演出パターン191、192、193、194を選択する。
これらの変動演出パターン191~194は、変動演出パターン31~34、111~114と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、ハズレとなる演出内容である。
図27に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン13-1、33-1を示す場合は、変動演出パターン201、202、203、204、205、206、207、208を選択する。
これらの変動演出パターン201~208は、変動演出パターン41~48、121~128と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、ハズレとなる演出内容である。
図27に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン13-2、33-2を示す場合は、変動演出パターン211、212、213、214、215、216、217、218を選択する。
これらの変動演出パターン211~218は、変動演出パターン51~58、131~138と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、ハズレとなる演出内容である。
図27に示す、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドが、変動パターン13-3、33-3を示す場合は、変動演出パターン221、222、223、224、225、226、227、228を選択する。
これらの変動演出パターン221~228は、変動演出パターン61~68、141~148と同様のリーチ演出、予告演出を行った後、ハズレとなる演出内容である。
なお、演出パターン指定コマンドは、変動演出パターンに対応するもの以外にも、「客待ち演出パターンに対応する演出パターン指定コマンド」、「当たり開始演出パターンに対応する演出パターン指定コマンド」、「大当り演出パターンに対応する演出パターン指定コマンド」、「当たり終了演出パターンに対応する演出パターン指定コマンド」等の各種の演出パターン指定コマンドを画像制御基板150に送信する。
図28は、擬似連演出の実行態様を決定するための演出テーブルを示す図である。
図25乃至図27の演出パターン決定テーブルを用いた変動演出パターンの決定において、「擬似連演出」を行う演出パターンが選択された場合、図28の演出テーブルを用いて何回の再変動を行う「擬似連演出」を行うかを決定する。
本実施形態の遊技機では、「擬似連演出」を行う場合、ノーマルリーチまで発展する変動演出においては、再変動を1回行う擬似連演出を行い、SPリーチ、SPSPリーチまで発展する変動演出では、1回又は2回の再変動を行う擬似連演出を行う。
なお、「擬似連演出」のステップ数などは、演出テーブルを用いて別途決定するのではなく変動演出パターンに定義されていてよい。
図25、図26の変動演出パターンテーブルにおいて、ノーマルリーチから大当たりとなる変動演出パターン(変動演出パターン1、2、81、82)のうち、擬似連演出を行うことが定められた変動演出パターン(変動演出パターン1、81)が選択された場合は、演出用乱数値2の値「0」~「99」に関係なく、ノーマルリーチ中に再変動を1回行う擬似連演出が行われる。
また、図27の変動演出パターンテーブルにおいて、ノーマルリーチからハズレとなる変動演出パターン(変動演出パターン161、162)のうち、擬似連演出を行うことが定められた変動演出パターン(変動演出パターン161)が選択された場合にも、、演出用乱数値2の値「0」~「99」に関係なく、ノーマルリーチ中に再変動を1回行う擬似連演出が行われる。
図25、図26の変動演出パターンテーブルにおいて、SPリーチあるいはSPSPリーチから大当たりとなる変動演出パターン(変動演出パターン11~14、21~24、31~34、41~48、51~58、61~68、91~94、101~104、111~114、121~128、131~138、141~148)のうち、擬似連演出を行うことが定められた変動演出パターン(変動演出パターン11、12、21、22、31、32、41、42、45、46、51、52、55、56、61、62、65、66、91、92、101、102、111、112、121、122、125、126、131、132、135、136、141、142、145、146)が選択された場合であって、演出用乱数値2として、「0」~「39」が選択された場合、再変動を2回行う擬似連演出が行われ、「40」~「99」が選択された場合、2回の再変動を行う擬似連演出が行われる。
図27の変動演出パターンテーブルにおいて、SPリーチあるいはSPSPリーチからハズレとなる変動演出パターン(変動演出パターン171~174、181~184、191~194、201~208、211~218、221~228)のうち、擬似連演出を行うことが定められた変動演出パターン(変動演出パターン171、172、181、182、191、192、201、202、205、206、211、212、215、216、221、222、225、226)が選択された場合であって、演出用乱数値2として、「0」~「59」が選択された場合、再変動を1回行う擬似連演出が行われ、「60」~「99」が選択された場合、2回の再変動を行う擬似連演出が行われる。
以下に、本実施形態の遊技機において行われる演出の一例を詳細に説明する。
本実施形態の遊技機では、事前判定結果を利用した先読み予告演出として、主に「鼓動予告演出」、「デバイス予告演出」、「先読み会話予告演出」等が行われる。
図29乃至図33は、本実施形態の遊技機で行われる「鼓動予告」の流れを説明する図である。
「鼓動予告」について概説する。リーチハズレの変動中に保留が発生し、先読み抽選において「鼓動予告」を行うと決定された保留がある場合、当該変動の変動終了時に「鼓動予告」が開始される。
「鼓動予告」を行うと決めた保留の発生時、当該変動の変動パターンがリーチ以上であり、且つ保留の先読み結果がSPSPリーチであり、さらに途中の保留に大当たりがない場合に、演出成功となる「鼓動予告」を行う。
リーチハズレ後、画面が通常背景に戻ると、音声出力装置34から出力される「ドックン」という鼓動音に合わせて所定の役物が開閉動作し、波紋状に導光板60の発光が拡がる(停止時鼓動演出と呼ぶ。これにより「鼓動予告」が開始される)。鼓動音は、一度発生すると鳴り続ける。
上記条件(保留の先読み結果がSPSPリーチ)を満たさずに「鼓動予告」が実行される場合には、その保留までの間に、鼓動演出が行われない失敗の演出が行われる。
当該変動では、リーチ終わり時に保留の先読み結果を確認し、「鼓動予告」を追加するか追加しないかを決定し、「鼓動予告」を追加する場合には、変動停止時のパターンを切り換える。
リーチハズレの後、「停止時鼓動演出」が行われると、SPSPリーチに発展する可能性があるため、遊技者は、リーチハズレの残念感を忘れて保留に注意を向ける。そのような趣旨から、「鼓動予告」は「リーチハズレ」が発動条件である。
実質的には、変動に跨がった、「停止時鼓動演出」が連続することで(失敗で終わらないことで)期待度が高まる連続予告であるといえる。
図29(a)において、演出図柄35は停止態様にある。この状態で、例えば第1始動口13に遊技球が入賞することにより、画像表示装置31の下方中央に当該変動アイコン36が表示されるとともに、図29(b)に示すように変動表示が開始される。
図29(c)において、演出図柄35は、左図柄と右図柄が同じ出目で仮停止したリーチ状態なった。そして、図29(b)と図29(c)の間で、例えば第1始動口13に遊技球が2つ入賞して特別図柄の保留が2つ発生し、それに対応する第1保留アイコン37a、第2保留アイコン37bが表示されている。
例えば、図29(c)で表示された2つの保留アイコン37a、37bのうち、第2保留アイコン37bに対応する保留について、下記に詳述する条件を満たすことにより「鼓動予告」を行うと決定されているとする。
「鼓動予告」はSPSPリーチへの発展を予告する演出であり、行われる条件の一つは、予告対象がSPSPリーチにまで発展することである。
なお第2保留アイコン37bは、第1保留アイコン37aとは異なる態様で示しているが、これは「鼓動予告」が行われることを示唆する保留変化を意味するものではない。説明の便宜上、表示態様を変えて表示しているのみである。
図29(d)において、演出図柄35がハズレ態様(リーチハズレ)で仮停止すると、図29(e)が確定停止する前(例えば、25フレーム前)に、「ドックン」という鼓動音が音声出力装置34から出力されるに合わせ、不図示の役物が開閉動作し、さらに波紋状に導光板60の発光が拡がる変動終了時の「鼓動演出」が行われる。これが、「鼓動予告」の開始である。
波紋状の導光板60の発光は、画像表示装置31における表示で代用することも可能である。
なお、上記のように、「鼓動演出」は、図柄確定の25フレーム前に発生するように構成されており、この25フレーム期間内に、実行(開始)が決定された「鼓動予告」は事実上行うことができない。従って、そのような場合には「鼓動予告」を実行されない。すなわち「鼓動予告」には実行可能期間と実行不能期間とがある。
図29(f)において演出図柄35は、確定停止する。図29(g)において、次の演出図柄35の変動表示が開始される。この変動表示は、図29(f)における第1保留アイコン37aに係る保留に対応する変動表示である。
図29(f)の第1保留アイコン37aは、台座上にシフトして当該変動アイコン36となり、図29(f)の保留アイコン37bも左側にシフトして第1保留アイコン37aとなる。
変動開始とともに、上記の「鼓動音」、役物の開閉、導光板60の発光を伴う「鼓動演出」が再び開始される。変動中に発生する「鼓動演出」(変動中鼓動演出)は、図29(e)の変動終了時に行われた1回の鼓動音や導光板60の波紋状の発光からなる「停止時鼓動演出」とは異なり、鼓動音が連続して発生する(「ドックンドックン」)とともに、導光板60の波紋状の発光も繰り返される鼓動演出である。
この変動は、リーチが成立せずにハズレとなる通常変動である。図29(h)において、左図柄、右図柄が異なる出目で仮停止した。この時点でも、「変動中鼓動演出」は継続している。
その直後、図29(k)において、中図柄が仮停止することで、ハズレ図柄で演出図柄35が仮停止した。このとき、図29(e)で行われた「停止時鼓動演出」が行われ、図29(l)の確定停止時には「鼓動演出」は行われない。
図29(h)まで行われていた「変動中鼓動演出」と、図28(k)における「停止時鼓動演出」とが区別されるよう、「停止時鼓動演出」の前に、「変動中鼓動演出」を行わない期間を設けることが出来る。
「停止時鼓動演出」が行われると、「鼓動予告(変動中鼓動演出)」は、次の変動においても継続して行われる。
なお、上記のように「鼓動予告」はSPSPリーチへの発展を予告する演出であるが、保留の中にSPSPリーチまで発展する保留が含まれていない場合でも、失敗演出として行われ得る。
SPSPリーチが行われる保留がない場合、例えば、図29(i)において、「停止時鼓動演出」は行われず、図29(j)において、図柄が確定停止する。
図30(a)において、予告対象となっている(SPSPリーチが行われる)保留について変動表示が開始された。図29(l)の第1保留アイコン35aが台座上にシフトして当該変動アイコン36となる。「変動中鼓動演出」が開始され、図30(e)において、左右図柄が同じ出目で仮停止するリーチ態様となった。「変動中鼓動演出」は継続している。
その後、変動表示は、ノーマルリーチ中の擬似連に発展するか、あるいはSPリーチ又はSPSPリーチに発展する。
この変動が、図32に示すように所謂バラハズレ(リーチとならないハズレ)であった場合、図29(k)に示した「停止時鼓動演出」は「ガセ」である。すなわち、図30(b)において、演出図柄35は、左右図柄が異なる出目で仮停止し、図30(c)において中図柄が仮停止して、非リーチのハズレ態様で演出図柄35が仮停止したときには、「停止時鼓動演出」が行われず、「鼓動予告」は終了する。演出図柄35は、図30(d)で、そのまま確定停止する。
図31は、本実施形態の遊技機において行われる擬似連演出を示す図である。
本実施形態の遊技機において擬似連演出は、ノーマルリーチ中に行われるように記載されているが、リーチ成立前に行われてもよい。
ノーマルリーチ中に行われる場合、図32(e)の状態から移行可能である。
図28のテーブルを用いて決定された2回の再変動を行う擬似連演出の場合は、大きな演出図柄35は、図31(a)において擬似連演出チャンス目(例えば、特殊図柄を含む「4」「☆」「4」)で仮停止した後、図31(b)における擬似連演出の開始を示す表示を行い(例えば、緑色の文字で、2回目の変動を示す「×2」の表示がされる)、図31(c)において再変動し、図31(d)においてさらに擬似連演出チャンス目で仮停止した後、図31(e)において再変動し、図31(f)において(再び)リーチ態様となる。
このように再変動が2回目まで行われた場合には、図32以降で説明するSPリーチ以上に発展する。この擬似連演出がリーチ成立前に行われている場合には、図30からノーマルリーチに移行してもよい。図31に示す擬似連演出の間、「変動中鼓動演出」は常に継続している。
図32は、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出中の変動表示を示す図である。
図32(a)において、演出図柄35(右図柄、左図柄)は、装飾を伴わない態様(第2態様)となって、画像表示装置31の上端の左右側に移動し(移行演出)、SPリーチ演出が開始される。
一例として、SPリーチ演出は、自キャラクタCH1としての武士が敵キャラクタCH2としての鬼を捕まえる内容の演出であり、演出に成功することで大当たりとなることが示唆される。
本実施形態では、SPSPリーチへの発展を予告する「鼓動予告」が行われている場合を説明しており、SPリーチで大当たりに当選する場合、あるいはSPリーチでハズレとなる場合については、下記に説明する処理によってそもそも「鼓動予告」が行われないため説明を省略する。
図32(b)において、自キャラクタCH1、敵キャラクタCH2が提示され、「鬼を捕らえろ!」などのキャプションが表示される。
SPSPリーチに発展する演出パターンにおいては、例えば、図32(c)において、演出の失敗を示唆する表示(「鬼がおらぬ!」)がなされるとともに、演出図柄35がハズレ態様で仮停止され、図32(d)において、自キャラクタCH1、敵キャラクタCH2は非表示となる。
そして、演出図柄35が再変動して図32(e)においてSPSPリーチに発展するず。図32(c)、図32(d)の失敗示唆演出は必ずしも必須ではないが、図32(e)に示すSPSPリーチへの発展に伴い、図32(f)において「変動中鼓動演出」は終了し、「鼓動予告」は「成功」として終了する。
より簡潔に、演出の進行を示すタイミングチャートとともに、本実施形態の鼓動予告を説明する。
図33は、本実施形態の鼓動予告(成功、失敗)のタイミングチャートを説明する図である。
図33(a)は、成功として終了する鼓動予告のタイミングチャートの一例を示す図である。
SPSPリーチまで発展する保留がある状態で行われる図柄の変動において、時点(a)にてリーチハズレとなると、時点(c)の図柄確定前25フレーム前の時点(b)において、「停止時鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックン」と単発で行われる)」が行われる。
次に行われる変動が、バラハズレ、あるいはノーマルリーチでハズレとなる変動である場合、その変動中に、「変動中鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックンドックン」と連発で行われる)」を継続して行う。
そして、時点(d)における、その図柄の中図柄停止時に、「停止時鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックン」と単発で行われる)」を行う。
次に行われる変動がSPSPリーチまで発展する変動である場合、その変動中に、「変動中鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックンドックン」と連発で行われる)」を継続して行い、SPSPリーチに発展した時点で、鼓動予告を終了する。
特定の演出としてのSPSPリーチまでに鼓動予告は終了する。
図33(b)は、失敗の鼓動予告のタイミングチャートの一例を示す図である。
SPSPリーチにまで発展する保留、SPリーチにまで発展する保留は存在せず、ノーマルリーチ以下でハズレとなる2つめの保留で鼓動予告を終了する(当該変動を含めてガセである停止時鼓動演出を2回行う)パターンを示している。
図柄の変動において、時点(a)でリーチハズレとなると、時点(c)の図柄確定前25フレーム前の時点(b)において、「停止時鼓動演出」を行う。
次に行われる変動中に、「変動中鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックンドックン」と連発で行われる)」を継続して行う。
そして、時点(d)における、その図柄の中図柄停止時に「停止時鼓動演出」を行う。
さらに次の変動で、「変動中鼓動演出」を継続して行い、時点(f)における中図柄停止時に「停止時鼓動演出」を行わないことで、失敗の鼓動予告を終了する。
図33(c)は、失敗の鼓動予告のタイミングチャートの別の例を示す図である。
SPSPリーチにまで発展する保留、SPリーチにまで発展する保留は存在せず、ノーマルリーチ以下でハズレとなる1つめの保留で鼓動予告を終了する(当該変動の終了時にガセである停止時鼓動演出を1回だけ行う)パターンを示している。
図柄の変動において、時点(a)でリーチハズレとなると、時点(c)の図柄確定前25フレーム前の時点(b)において、停止時鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックン」と単発で行われる)を行う。
次に行われる変動中に、変動中鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックンドックン」と連発で行われる)を継続して行う。
そして、その変動の時点(f)における中図柄停止時に、停止時鼓動演出(鼓動音と波紋状の表示が「ドックン」と単発で行われる)を行わないことで鼓動予告を終了する。
[デバイス予告演出]
図34は、本実施形態の遊技機で行われる「デバイス予告演出」の流れを説明する図である。
「デバイス予告演出」について概説する。
先読み演出の前変動で、「デバイス」図柄煽り予告が発生し、デバイス図柄が停止すると、デバイス保留(先読み)に変化する(デバイス予告演出)。その後、先読み対象であった変動が開始されると、先読み予告の対象であった「デバイス」を用いた演出が開始される。ここで、「デバイス」は、演出ボタンである。
演出ボタン操作(操作ない場合、所定時間経過)で星画像が投げられて、それが戻ってくると当該変動アイコンの表示変化が発生する(青、緑、赤)
投げられた星画像の飛距離が長く(近距離、中距離、遠距離)、星画像の戻りが遅いほど(演出時間が長いほど)チャンス(大当たり期待度が高い)。戻ってきた星画像の色は、より期待度の高い色となりやすい。
図34(a)において、演出図柄35は停止態様にある。この時点で、例えば第1始動口13に遊技球が2つ入賞して特別図柄の保留が2つ発生しており、それに対応する第1保留アイコン37a、第2保留アイコン37bが表示されている。
図34(b)において、第1保留アイコン37aにかかる変動が開始され、第1保留アイコン37aがシフトして当該変動アイコン36となり、第2保留アイコン37bが第11保留アイコンとなった。
図34(c)において、演出図柄35は、左図柄と右図柄が同じ出目で仮停止したリーチ状態なった。そして、図34(d)において、演出ボタン8を象った「デバイス図柄」Dが中図柄として上方から出現し、左右図柄とともに停止しようとする。
図34(h)に示すように、デバイス図柄Dが停止することなく下方に消えた場合には、このデバイス予告演出は失敗である。後述するように、本実施形態においては、先読み対象において党外変動における
図34(i)に示すように、通常のハズレ図柄で演出図柄35は仮停止し、図35(j)で演出図柄35は確定停止する。
図34(e)において、デバイス図柄Dが、他の演出図柄とともに停止した場合、図34(f)に示すように演出図柄35は特定の出目で仮停止するとともに、デバイス図柄Dが第1保留アイコン37aと合体し、第1保留アイコン37aは「デバイス保留」dとなる。そんまま、図34(g)において、演出図柄35は確定停止する。
図35(a)に示すように、デバイス保留アイコンdがシフトして当該変動アイコンとなる。そして、デバイス保留アイコンdに係る変動が開始される。
変動開始後、図35(b)に示すように、「ボタンを押して星を投げろ!」との指示がなされる。
ここで言うボタンは、すなわちデバイス保留アイコンdとして表示される演出ボタンに他ならない。
所定時間が経過するか、あるいは遊技者が演出ボタン8を操作することにより、図35(c)に示すように、星画像Sが投擲される演出が行われる。
図35(d)に示すように、所定時間が経過後に、星画像Sは、当該変動アイコンの台座に戻ってきて所定色で表示される。
そして、図35(d)に示すように、演出図柄35はリーチ態様となり、SPリーチあるいはSPSPリーチへと発展する。
あるいは、この変動が、ゾーン演出を行うと決められている場合には、投擲された星画像画像Sは戻ってこず、図35(f)におて、ゾーン演出が開始される。
ゾーン演出は、ゾーン演出が行われることを示す帯表示や、背景画面の変更、演出図柄の装飾の変更等がなされるとともに、他と同じ内容の演出が行われた場合であっても、よりも期待度が高いことを示唆する演出である。期待度の高いリーチ演出を行わせる変動パターンによる図柄変動を行う場合に、ゾーン演出の実行を選択しうる。
一例として、星画像Sは、図35(d-1)に示すように、短距離(短時間)を飛行して、青色の当該変動アイコンとして帰ってくる。また、図35(d-2)に示すように、中距離(中程度の時間)を飛行して、緑色の当該変動アイコンとして帰ってくる。あるいは、星画像Sは、長距離(長時間)を飛行して、赤色の当該変動アイコンとして帰ってくる。
飛行距離が長く帰ってくるのが遅いほど、期待度が高まっていることが示唆される。
デバイス予告演出において、図34のデバイス煽り及びデバイス保留への変化は、この期待度示唆演出を示唆するものである。
なお、図36に示すように、星画像Sの飛行の後、戻ってきて表示変化された当該変動アイコンは、その後の変動においてさらに表示態様を変化させることが出来る。
図36に示す当該変動アイコンの表示変化は、あくまで一例に過ぎないが、例えば、図36(a)の移行演出を経て、青色のまま図36(b)に示すSPリーチに発展し、SPリーチ中の図36(c)、図36(d)においても、青色のまま大当たり又はハズレとなり、あるいはSPSPリーチとなっても青色のまま、大当たり又はハズレとなる。
あるいは、図36(f)、図36(g)のSPリーチ中に緑色となり、そのまま大当たり又はハズレとなり、あるいは緑色のまま図36(h)のSPSPリーチとなって大当たり又はハズレとなり、SPSPリーチ中に赤色に変化して大当たり又はハズレとなり、赤色からさらに金色に変化して大当たり又はハズレとなる。
デバイス予告演出と、その後の当該変動の演出において、星画像の飛距離によって変化しているのは、保留変化の期待度であるが、これは大当たりの期待度が変わっているのと同義である。
星画像を飛ばすという同じ演出から開始されても、その演出の実行時間によって大当たり期待度が変わる。
前変動におけるデバイス図柄の停止、デバイス保留への変化から始まる一連の演出であり、デバイス保留への変化から星画像を投げる演出は、リーチとならないバラハズレを契機に開始される。
また、デバイス保留へのから同じ系統の弱予告(青保留)、強予告(赤保留)のいずれかにもいけるし、それとは異なる強予告(ゾーン予告)にも発展することが出来る。例えば、上記のように、デバイス保留への変化を契機にに投げられた星画像が戻ってきて当該変動アイコンに変化するのではなく、星画像が飛んでいったまま帰ってこず、全く異なる強予告(ゾーン、モード)に発展する場合がある。
[先読み会話予告]
図37は、本実施形態の遊技機で行われる通常の「会話予告」の流れを説明する図である。
図37(a)において、演出図柄35は停止態様にある。この状態で、例えば第1始動口13に遊技球が入賞することにより、画像表示装置31の下方中央に当該変動アイコン36が表示されるとともに、図37(b)に示すように変動表示を開始する。
この変動が「会話予告」を行うと決定されている変動である場合、会話テーブルに基づいて会話予告の内容が決定される。
図37(c)において、決定された内容に基づいて、「会話1」の前半部分であるタイトル部分が表示される。例えば、第○○話など、ストーリーの章立てを示すものがある。
そして、「会話1」の後半部分であるセリフ部分が表示される。これは、例えば、自キャラクタCH1によって発せられるセリフであり、「どうしよう・・・」などの文言からなる。
「会話1」に対応して、会話テーブルに基づいて選択された「会話2」の部分が表示される。
例えば、図37(e)では、リーチ成立示唆する「リーチかも・・」という文言を有する「会話2」が行われる。
図37(f)では、リーチ以上への発展を示唆する「リーチ以上」という文言を有する「会話2」が行われる。
図37(g)では、SPリーチ以上への発展示唆する「SPリーチ以上」という文言を有する「会話2」が行われる。
図37(h)では、SPSPリーチ以上への発展を示唆する「SPSPリーチ以上」という文言を有する「会話2」が行われる。
図37(d)の後、「会話2」が行われなかった場合、この変動はハズレとなる。
図37(e)~(h)の「会話2」の後は、何れの場合も、大当たり又はハズレとなって変動が終了する。
図38は、本実施形態の遊技機で行われる「先読み会話予告」の流れを説明する図である。
図38(a)において、演出図柄35は停止態様にある。この時点で、例えば第1始動口13に遊技球が2つ入賞して特別図柄の保留が2つ発生しており、それに対応する第1保留アイコン37a、第2保留アイコン37bが表示されている。
図38(b)において、第1保留アイコン37aにかかる変動が開始され、第1保留アイコン37aがシフトして当該変動アイコン36となり、第2保留アイコン37bが第11保留アイコンとなった。
図37に示した通常の「会話予告」が、当該変動の期待度を示唆する演出であるのに対し、「先読み会話予告」は、先読み対象である保留の事前判定結果を示唆するために、その前の変動にて行う予告演出である。
後に詳述するが、事前判定結果に基づいた、次変動の「弱」、「中」、「強」の期待度を示唆する「会話1」が、図37の通常の「会話1」の代わりに表示される。
「弱」の先読み会話予告を行うと決定された場合には、会話1として、(c-1)で「弱」のタイトル部分(「怪しい変動」)を表示したあと、(d-1)で「弱」のセリフ部分(「なになに??」)が表示される。
このとき、セリフ部分のウィンドウは、通常と同じ色のものが用いられる。
「中」の先読み会話予告を行うと決定された場合には、(c-2)で「中」のタイトル部分(「次変動の秘密」)を表示したあと、(d-2)で「中」のセリフ部分(「どうした??」)が表示される。このとき、セリフ部分のウィンドウは、高い期待度を示す赤色のものが用いられる。
先読み抽選において、「強」の「会話1」に差し替えると決定された場合には、(c-3)で「強」のタイトル部分(「予感」)を表示したあと、(d-3)で「中」のセリフ部分(「全員がんばれ!!」)が表示される。このとき、セリフ部分のウィンドウは、さらに高い期待度を示す金色のものが用いられる。
その後、「会話2」の部分は、当該変動の期待度を示す、図37の通常の「会話予告」と同じ内容が表示される。
すなわち、例えば、図38(e)では、リーチ成立を示唆する「リーチかも・・」という文言を有する「会話2」が行われる。
図38(f)では、リーチ以上への発展を示唆する「リーチ以上」という文言を有する「会話2」が表示される。
図38(g)では、SPリーチ以上への発展を示唆する「SPリーチ以上」という文言を有する「会話2」が表示される。
図38(h)では、SPSPリーチ以上への発展を示唆する「SPSPリーチ以上」という文言を有する「会話2」が表示される。
図38(d)の後、「会話2」が行われなかった場合、この変動はハズレとなる。
図38(e)~(h)の「会話2」の後は、何れの場合も、大当たり又はハズレとなって変動が終了する。
図39は、本実施形態の遊技機で行われる先読み予告演出を選択するための処理を説明するフローチャートである。
なお、図39で説明する処理は、図20において始動入賞指定コマンドを受信した際(保留が発生したとき)に行われる先読み予告演出決定処理のサブルーチンである。
本実施形態の遊技機では同じ先読み予告同士は重複して同時に実行されないように制御される。特に、複数の変動を跨いで行われる鼓動予告などは、仮にSPSPリーチでハズレとなる保留が連続して発生したとしても先に発生したSPSPリーチの保留について鼓動予告を行っている場合には、次のSPSPリーチの保留について鼓動予告を行わない。
ただし、同じ保留について、異なる先読み予告演出が重複して行われても良い。
ステップS1001において、サブCPU121は、現在「鼓動予告」を実行中であるか否かを判定する。
現在鼓動予告が実行中であると判定した場合(ステップS1001でYes)、サブCPU121は、鼓動予告の実行有無を判定することなくステップS1011に処理を移す。すなわち、鼓動予告は行われない。本実施形態の遊技機は、異なる保留について、複数の鼓動予告を重複して行われることを許可しない。
現在鼓動予告が実行中ではないと判定した場合(ステップS1001でNo)、サブCPU121は、ステップS1002において、当該変動の図柄確定停止まで25フレーム以上の時間があるか否かを判定する。
該変動の図柄確定停止まで25フレーム以上の時間がないと判定した場合(ステップS1002でNo)、サブCPU121は、鼓動予告の実行有無を判定することなくステップS1011に処理を移す。すなわち、鼓動予告は行われない。
当該変動の図柄確定停止まで25フレーム以上の時間があると判定した場合(ステップS1002でYes)、サブCPU121は、ステップS1003において、当該変動がリーチハズレとなるか否かを判定する。リーチハズレではない場合(ステップS1003でNo)、すなわち、当該変動が、バラハズレ(通常変動)か大当たりとなる場合、鼓動予告の実行有無を判定することなくステップS1011に処理を移す。すなわち、鼓動予告は行われない。
鼓動予告は、リーチハズレ時の「惜しい」という遊技者の気持ちを次変動以降に向けることで、遊技の興趣を高めることを目的としている。
従って、本実施形態の遊技機では、遊技者が残念感を感じにくいバラハズレや、大当たり時には、鼓動予告を開始しないこととしている。
ステップS1003において当該変動がリーチハズレであると判定した場合(ステップS1003でYes)、サブCPU121は、ステップS1004において、先行する保留に大当たりがあるか否かを判定する。
先行する保留に大当たりがあると判定した場合(ステップS1004でYes)、サブCPU121は、鼓動予告の実行有無を判定することなくステップS1011に処理を移す。すなわち、鼓動予告は行われない。
先行する保留に大当たりがないと判定した場合(ステップS1004でNo)、「鼓動予告」を実行する前提となる条件が満たされたことになる。
サブCPU121は、ステップS1005において「鼓動予告」を行うか否かを判定する処理を行う。この判定は、鼓動予告演出実行決定抽選テーブルを用いて行われる。
図40は、鼓動予告演出実行決定抽選テーブルを示す図である。
入賞情報がハズレを示す場合を説明する。
入賞情報が通常変動(通常ハズレ)を示す場合、2%の確率で、失敗の「鼓動演出」を実行する。
入賞情報がノーマルリーチからのハズレを示す場合、「鼓動予告」を実行しない。
入賞情報がSPリーチからのハズレを示す場合、「鼓動予告」を実行しない。
入賞情報がSPSPリーチ1、2からのハズレを示す場合、10%の確率で、成功の「鼓動予告」を実行する。
入賞情報がSPSPリーチ3からのハズレを示す場合、10%の確率で、成功の「鼓動予告」を実行する。
入賞情報が大当たりを示す場合を説明する。
入賞情報がノーマルリーチからの大当たりを示す場合、「鼓動予告」を実行しない。
入賞情報がSPリーチからの大当たり示す場合、「鼓動予告」を実行しない。
入賞情報がSPSPリーチ1、2からの大当たりを示す場合、20%の確率で、成功の「鼓動予告」を実行する。
入賞情報がSPSPリーチ3からの大当たりを示す場合、20%の確率で、成功の「鼓動予告」を実行する。
図29の説明に戻り、鼓動予告演出実行決定抽選テーブルを用いた抽選の結果、成功あるいは失敗の「鼓動予告」を行うと決定した場合(ステップS1005でYes)、サブCPU121は、ステップS1006において、鼓動予告設定処理を実行する。
鼓動予告設定処理は、当該変動の終了時に「停止時鼓動演出」を実行し、鼓動予告を行うと決定した保留までの途中の保留について、「変動中鼓動演出」、「停止時鼓動演出」を実行し、鼓動予告を行うと決定した保留のSPSPリーチ発展時まで「変動中鼓動演出」を実行するように指示する「鼓動予告」実行指示コマンドを、画像制御基板150、ランプ制御基板140に送信する処理である。
上記のように、本実施形態の遊技機では、特に鼓動予告演出について、図30のテーブルに示すようにそれを実行可能な変動パターン(入賞情報)を先読みしていたとしても特定の条件下(そもそも、「鼓動予告」の実行が不可能な場合)では、「鼓動予告」を実行しない。
特定の条件とは、ステップS1001の判定結果がYesであること、ステップS1002の判定結果がNoであること、ステップS1003の判定結果がNoであること、ステップS1004の判定結果がYesであること、である。これらの条件のうち、いずれかの条件が満たされる場合、「鼓動予告」を実行ない。
上記に説明した処理では、これらの条件が成立する場合、ステップS1005における鼓動予告演出実行決定抽選テーブルを用いた抽選自体を行わないことで、鼓動予告演出が実行されないようにしている。すなわち「鼓動予告」の実行が不可能な上記条件が成立する場合、「鼓動予告」については抽選自体をスキップして実行されないようにしている。
それに限らず、図30の「鼓動予告演出実行決定抽選テーブル」を、当選値がそもそも存在しないテーブル(ゼロテーブル)に読み替えて抽選を行うことで、「鼓動予告」が実行されないようにすることが出来る。
あるいは、演出制御基板120は、ステップS1001~ステップS1004のいずれかの条件が満たされた場合でも、ステップS1005の抽選自体を行い、抽選結果と問わず、「鼓動予告」を実行しない(ステップS1006の鼓動予告設定処理を行わない)ようにしてもよい。
あるいは、演出制御基板120は、ステップS1001~ステップS1004のいずれかの条件が満たされた場合でも、ステップS1005の抽選自体を行い、ステップS1006の鼓動予告設定処理も行って、「鼓動予告」実行指示コマンドも画像制御基板150やランプ制御基板140に送信する。
そして、上記の条件のいずれが満たされる場合に、画像制御基板150やランプ制御基板140が、指示された「鼓動予告」を実行しないようにしてもよい。
以上の考え方は、「鼓動予告」に限らず、すべての予告演出に適用することが可能である。予告演出を実行不可能な条件が成立した場合、
(1)予告演出の実行抽選テーブルによる抽選を行わない、
(2)当選値のないゼロテーブルを用いて当該の予告演出に決して当選しないようにする
(3)通常通り予告演出の実行抽選テーブルによる抽選結果に係わらず指示コマンドを画像制御基板150やランプ制御基板140を送信しない、
(4)通常通り予告演出の実行抽選テーブルによる抽選結果に係わらず指示コマンドを画像制御基板150やランプ制御基板140を送信し、画像制御基板150やランプ制御基板140が指示コマンドを無視する、
以上の制御によって予告演出が実行されないようにすることが出来る。
次に、サブCPU121は、他の予告演出について、実行の是非を判断する。
サブCPU121は、ステップS1011において、始動入賞指定コマンドを受信した(保留が発生した)ことで、保留数が2個以上となったか否かを判定する。
保留数が2個以上となった場合(ステップS1011でYes)、サブCPU121は、ステップS1012において、「デバイス予告」を行うか否かを判定する。
この判定は、デバイス予告演出実行抽選テーブルを用いて行われる。
図41は、デバイス予告演出実行抽選テーブルを示す図である。
入賞情報が大当たりを示す場合を説明する。
入賞情報がノーマルリーチからの大当たりを示す場合、8%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPリーチ1~2からの大当たり示す場合、10%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPリーチ3からの大当たり示す場合、12%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPSPリーチ1~2からの大当たりを示す場合、13%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPSPリーチ3からの大当たりを示す場合、15%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報が、ゾーン演出から大当たりを示す場合、15%の確率で「デバイス予告」を実行する。
対象となる保留の入賞情報がハズレを示す場合を説明する。
入賞情報が通常変動(通常ハズレ)を示す場合、「デバイス予告」は実行しない。
入賞情報がノーマルリーチからのハズレを示す場合、10%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPリーチ1~2からのハズレを示す場合、8%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPリーチ3からのハズレを示す場合、8%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPSPリーチ1~2からのハズレを示す場合、5%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報がSPSPリーチ3からのハズレを示す場合、5%の確率で「デバイス予告」を実行する。
入賞情報が、ゾーン演出からのハズレを示す場合、2%の確率で「デバイス予告」を実行する。
図39の説明に戻り、ステップS1012において、デバイス予告を行うと判定した場合(ステップS1012でYes)、サブCPU121は、ステップS1013のデバイス予告演出設定処理を行う。
デバイス予告演出設定処理は、態様決定テーブルに基づいてデバイス予告当選時演出態様を決定する処理である。
図42は、デバイス予告当選時の態様決定テーブルを示す図である。
入賞情報が大当たりを示す場合について説明する。
入賞情報がノーマルリーチから大当たりとなることを示す場合、投擲された星画像が、8.5%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、10%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、0.5%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPリーチ1~2から大当たりとなることを示す場合、投擲された星画像が、5%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、5%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、7%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、7%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、9%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、9%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPリーチ3から大当たりとなることを示す場合、投擲された星画像が、3%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、7%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、7%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、9%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、12%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、15%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPSPリーチ1~2から大当たりとなることを示す場合、投擲された星画像が、3%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、5%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、7%の確率で、短距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。また、3%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、7%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、9%の確率で、中距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。
また、10%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、15%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、17%の確率で、長距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPSPリーチ3から大当たりとなることを示す場合、投擲された星画像が、0.1%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、0.5%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、1%の確率で、短距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。また、0.1%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、1%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、5%の確率で、中距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。また、0.1%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、10%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、30%の確率で、長距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報が、ゾーン演出を行われうることを示す場合、当該変動アイコンへの変化は行われず、ゾーン演出が行われる。
入賞情報がハズレを示す場合について説明する。
入賞情報がノーマルリーチからハズレとなることを示す場合、投擲された星画像が、30%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、10%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPリーチ1~2からハズレとなることを示す場合、投擲された星画像が、17%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、10%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、10%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、7%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、0.5%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPリーチ3からハズレとなることを示す場合、投擲された星画像が、10%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、5%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、4%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、3%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、1%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPSPリーチ1~2からハズレとなることを示す場合、投擲された星画像が、5%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、1%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、短距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。また、3%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、1%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で中距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。
また、1%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、長距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報がSPSPリーチ3からハズレとなることを示す場合、投擲された星画像が、7%の確率で、短距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、2%の確率で、短距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、短距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。また、5%の確率で、中距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、1%の確率で、中距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、中距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。また、1%の確率で、長距離を飛行したあと青色の当該変動アイコンに変化し、0.5%の確率で、長距離を飛行したあと緑色の当該変動アイコンに変化し、0.1%の確率で、長距離を飛行したあと赤色の当該変動アイコンに変化する。
入賞情報が、ゾーン演出を行われうることを示す場合、当該変動アイコンへの変化は行われず、ゾーン演出が行われる。
図42から分かるように、星画像が長距離を飛行するほど、高期待度の赤保留に変化する可能性が高く、且つ、大当たり期待度が高いリーチに発展する可能性が高い。逆に星画像が短距離を飛行するほど、低期待度の青保留に変化する可能性が高く、且つ、大当たり期待度が高いリーチに発展する可能性が低くなっている。
図43は、デバイス予告演出からの当該変動アイコンの表示変化後に行われうる当該変動アイコンの表示変化態様を決定するためのテーブルを示す図である。
大当たりとなる場合の保留変化態様を説明する。
ノーマルリーチから当たりとなる場合、開始色は「青」である。40%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「青」に維持される変化シナリオ1が選択され、60%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ2が選択される。
SPリーチから当たりとなる場合で、開始色が「青」の場合、10%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中に「青」に維持される変化シナリオ3が選択され、20%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中には「青」に維持され、SPリーチ中に「緑」に変化する変化シナリオ4が選択され、25%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ5が選択され、45%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「赤」に変化する変化シナリオ6が選択される。
SPリーチから当たりとなる場合で、開始色が「緑」の場合、20%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中、SPリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ7が選択され、80%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中に「緑」に維持され、SPリーチ中に「赤」に変化する変化シナリオ8が選択される。
SPSPリーチから当たりとなる場合で、開始色が「青」の場合、4%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中、SPSPリーチ中に「青」に維持される変化シナリオ9が選択され、6%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中、SPリーチ中には「青」に維持され、SPSPリーチ中に「緑」に変化する変化シナリオ10が選択される。
また、9%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中には「青」に維持され、SPリーチ中に「緑」に変化し、SPSPリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ11が選択され、11%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中、SPSPリーチ中には「緑」に維持される変化シナリオ12が選択される。
また、30%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中には「赤」に維持される変化シナリオ13が選択される。
また、40%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中に「金」に変化する変化シナリオ14が選択される。
SPSPリーチから当たりとなる場合で、開始色が「緑」の場合、30%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中には「緑」に維持され、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中には「赤」に維持される変化シナリオ15が選択され、70%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中には「緑」に維持され、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中に「金」に変化される変化シナリオ16が選択される。
SPSPリーチから当たりとなる場合で、開始色が「赤」の場合、40%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中、SPSPリーチ中に「赤」に維持される変化シナリオ17が選択され、60%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中に「赤」に維持され、SPSPリーチ中に「金」に変化する変化シナリオ18が選択される。
ハズレとなる場合の保留変化態様を説明する。
ノーマルリーチからハズレとなる場合、開始色は「青」である。60%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「青」に維持される変化シナリオ21が選択され、40%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ22が選択される。
SPリーチからハズレとなる場合で、開始色が「青」の場合、45%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中に「青」に維持される変化シナリオ23が選択され、25%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中には「青」に維持され、SPリーチ中に「緑」に変化する変化シナリオ24が選択され、20%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ25が選択され、10%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「赤」に変化する変化シナリオ26が選択される。
SPリーチからハズレとなる場合で、開始色が「緑」の場合、80%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中、SPリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ27が選択され、20%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中に「緑」に維持され、SPリーチ中に「赤」に変化する変化シナリオ28が選択される。
SPSPリーチからハズレとなる場合で、開始色が「青」の場合、40%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中、SPSPリーチ中に「青」に維持される変化シナリオ29が選択され、30%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中、SPリーチ中には「青」に維持され、SPSPリーチ中に「緑」に変化する変化シナリオ30が選択される。
また、11%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中には「青」に維持され、SPリーチ中に「緑」に変化し、SPSPリーチ中に「緑」に維持される変化シナリオ31が選択され、9%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中SPSPリーチ中には「緑」に維持される変化シナリオ32が選択される。
また、6%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中には「赤」に維持される変化シナリオ33が選択される。
また、4%の確率で、当該変動アイコンがノーマルリーチ中に「緑」に変化し、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中に「金」に変化する変化シナリオ34が選択される。
SPSPリーチからハズレとなる場合で、開始色が「緑」の場合、70%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中には「緑」に維持され、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中には「赤」に維持される変化シナリオ35が選択され、30%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中には「緑」に維持され、SPリーチ中に「赤」に変化し、SPSPリーチ中に「金」に変化される変化シナリオ36が選択される。
SPSPリーチからハズレとなる場合で、開始色が「赤」の場合、60%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中、SPSPリーチ中に「赤」に維持される変化シナリオ37が選択され、40%の確率で、当該変動アイコンが、ノーマルリーチ中、SPリーチ中に「赤」に維持され、SPSPリーチ中に「金」に変化する変化シナリオ38が選択される。
なお、図43に示す当該保留の変化はあくまで一例あり、より細かく変動開始時、リーチ前、リーチ後、リーチ中、SPリーチ前半、SPリーチ後半、SPSPリーチ前半、SPSPリーチ後半の何れかのタイミングで発生し得るようにしてもよい。
図39のフローチャートに戻り、ステップS1012において、デバイス予告演出実行決定抽選テーブルを用いてデバイス予告演出を実行すると判定した場合、ステップS1013のデバイス予告演出設定処理において、態様決定テーブルを用いてデバイス予告の態様を決定する。
さらには、当該変動アイコンの表示変化態様を、テーブルを用いて決定してもよい。
そして、先行する保留の変動停止時に、成功するデバイス図柄あおりを行うように、フラグをセットする。
デバイス予告演出実行決定抽選テーブルを用いてデバイス予告演出を実行しないと判定した場合でも、所定の演出用乱数に従って所定の確率で失敗するデバイス図柄あおりを行うようにフラグをセットすることで、「ガセ」のデバイス図柄あおりを実施可能である。
次に、サブCPU121は、ステップS1021において、「先読み会話予告」を行うか否かを判定する。この判定は、先読み会話予告実行決定抽選テーブルを用いて行われる。
図44は、先読み会話予告実行決定抽選テーブルを示す図である。
入賞情報が当たりを示す場合を説明する。
ノーマルリーチから当たりとなる場合、5%の確率で先読み会話予告を実行する。
SPリーチ1~2から当たりとなる場合、10%の確率で先読み会話予告を実行する。
SPリーチ3から当たりとなる場合、15%の確率で先読み会話予告を実行する。
SPリーチ1~3から当たりとなる場合、30%の確率で先読み会話予告を実行する。
入賞情報がハズレを示す場合を説明する。
ノーマルリーチからハズレとなる場合、30%の確率で先読み会話予告を実行する。
SPリーチ1~3からハズレとなる場合、25%の確率で先読み会話予告を実行する。
SPSPリーチ1~3から当たりとなる場合、10%の確率で先読み会話予告を実行する。
なお、先読み会話予告自体が行われるのは、新たに発生した入賞情報に係る保留ではなく、それに先行する保留である。
先読み会話予告を行うと決定した場合、サブCPU121は、ステップS1022の先読み会話予告設定処理において、先行する保留でその大本となる会話予告が行われるようにフラグをセットする。さらに、会話予告設定テーブルを用いて、先読み会話予告で表示する会話の内容を決定し、それをバッファにセットする。
図45は、会話予告テーブルを示す図であり、(a)は、通常の会話予告テーブルを示し、(b)は、先読み会話予告テーブルを示している。
(a)のテーブルに示すように、通常の会話予告では、変動パターンを問わず、前半の「会話1」として、会話パターン1-1、1-2、1-3、1-4がそれぞれ25%の割合で表示される。
会話パターン1-1は、「第○○話」というタイトル部と、「どうしよう・・・」という内容部からなる。
会話パターン1-2は、「第△△話」というタイトル部と、「ええと・・・」という内容部からなる。
会話パターン1-3は、「第××話」というタイトル部と、「困ったな・・・」という内容部からなる。
会話パターン1-4は、「第□□話」というタイトル部と、「ううん・・・」という内容部からなる。
会話のウィンドウは通常のものであり、例えば、キャラクタCH1が発言するように表示される。
また、後半の「会話2」として、会話パターン2-1、2-2、2-3、2-4が、変動パターンに応じて異なる割合で表示される。
会話パターン2-1は、「リーチかも」というリーチ発展を示唆する内容である。
会話パターン2-2は、「リーチ以上だ」というリーチ以上の発展を示唆する内容である。
会話パターン2-3は、「SPリーチ以上だ」というSPリーチ以上の発展を示唆する内容である。
会話パターン2-4は、「SPSPリーチ以上だ」というSPSPリーチ以上の発展を示唆する内容である。
会話のウィンドウは通常のものであり、例えば、キャラクタCH2が発言するように表示される。
変動パターンが通常変動の場合、「会話2」は表示されず、そのままハズレとなる。
変動パターンが(当落を問わず)ノーマルリーチの場合、90%の確率で会話パターン2-1が表示され、10%の確率で会話パターン2-2が表示される。会話パターン2-3、2-4は表示されない。
変動パターンが(当落を問わず)SPリーチの場合、20%の確率で会話パターン2-1が表示され、30%の確率で会話パターン2-2が表示され。50%の確率で会話パターン2-3が表示される。会話パターン2-4は表示されない。
変動パターンが(当落を問わず)SPSPリーチの場合、10%の確率で会話パターン2-1が表示され、20%の確率で会話パターン2-2が表示され、30%の確率で会話パターン2-3が表示され、50%の確率で会話パターン2-4が表示される。
もちろん、演出の発展段階が同じでも、当落に応じて会話パターンの選択割合を変えてもよい。会話予告は、後半の「会話2」の内容で、当該変動の期待度を示唆するものである。
(b)のテーブルに示すように、先読み会話予告では、先読み対象の変動の先読み判定結果に基づいた、「会話1」が表示されるのである。
先読み会話予告の「会話1」における会話パターンは、(a)に示した通常の会話パターン1-1~1-4に加え、会話パターン1-5~1-7を有する。
会話パターン1-5は、「怪しい変動(弱)」というタイトル部と、「なに??」という内容部と、からなる。弱予告であり、ウィンドウは、通常のものと同じである。
会話パターン1-6は、「次変動の秘密(中)」というタイトル部と、「どうした??」という内容部と、からなる。中予告であり、ウィンドウは、比較的高期待度を示す赤色である。
会話パターン1-7は、「予感(強)」というタイトル部と、「全員がんばれ!!」という内容部と、からなる。強予告であり、ウィンドウは、高期待度を示す金色である。
いずれも、キャラクタCH1が発言するように表示される。
先読み判定結果が、ノーマルリーチから大当たりとなる場合、会話パターン1-5(中予告)が50%の割合で選択され、会話パターン1-6(中予告)が20%の割合で選択され、会話パターン1-7(強予告)が10%の割合で選択される。会話パターン1-1~1-4も一定の割合(5%)で選択される。
先読み判定結果が、SPリーチから大当たりとなる場合、会話パターン1-5(中予告)が10%の割合で選択され、会話パターン1-6(中予告)が40%の割合で選択され、会話パターン1-7(強予告)が10%の割合で選択される。会話パターン1-1~1-4も一定の割合(30%)で選択される。
先読み判定結果が、SPSPリーチから大当たりとなる場合、会話パターン1-5(中予告)が10%の割合で選択され、会話パターン1-6(中予告)が20%の割合で選択され、会話パターン1-7(強予告)が50%の割合で選択される。会話パターン1-1~1-4も一定の割合(30%)で選択される。
先読み判定結果が、ノーマルリーチからハズレとなる場合、会話パターン1-5(中予告)が70%の割合で選択され、会話パターン1-6(中予告)が9%の割合で選択され、会話パターン1-7(強予告)が1%の割合で選択される。会話パターン1-1~1-4も一定の割合(5%)で選択される。
先読み判定結果が、SPリーチから大当たりとなる場合、会話パターン1-5(中予告)が60%の割合で選択され、会話パターン1-6(中予告)が15%の割合で選択され、会話パターン1-7(強予告)が5%の割合で選択される。会話パターン1-1~1-4も一定の割合(30%)で選択される。
先読み判定結果が、SPSPリーチから大当たりとなる場合、会話パターン1-5(中予告)が50%の割合で選択され、会話パターン1-6(中予告)が20%の割合で選択され、会話パターン1-7(強予告)が10%の割合で選択される。会話パターン1-1~1-4も一定の割合(30%)で選択される。
なお、先読み会話予告の内容は、先行する保留の変動開始時に決定してもよい。
サブCPU121は、その先行する保留で会話予告が行われるように、会話予告を含む変動演出パターンが必ず選ばれるようにセットしたテーブルを用いて演出を決定する。
その後、サブCPU121は、ステップS1031において、先読み予告としての保留変化予告を行うか否かを判定する。
なお、ここでいう保留変化予告は、上記に説明したデバイス予告演出後に行われる当該変動アイコンの表示態様変化とは異なる。
保留変化予告は、予告対象となる先読み保留について、先行する保留が消化されてその保留が変動開始されるまでの間に、表示態様(色)を変化させることにより、変動毎に、予告対象の保留について遊技者の期待感を増していく予告演出である。
保留変化予告は、予め決められたシナリオに基づいて実行される。
シナリオには、入賞情報に基づいた最終的な変化態様、入賞時の表示態様、及び先行する保留の数を加味した保留変化のタイミングや回数などが規定されており、様々な保留変化予告が行われる。
図43に示した変化シナリオは、当該変動アイコンの表示変化態様を示したものであり、複数の保留を跨ぐような保留アイコンの表示変化とは異なるが、表示開始時の態様(色)から、入賞情報に基づく最終態様(色)まで、演出の発展に応じて段階を経て定められたシナリオである。そして、これらのシナリオに基づいて、当該変動アイコンは表示態様を変化させていく。同様の制御によって、保留アイコンの変化予告を実行することが出来る。
所定の演出用乱数に基づいて保留変化予告を行うと判定した場合(ステップS1031でYes)、サブCPU121は、ステップS1032において、図示しないシナリオテーブルに基づいて保留変化のシナリオを決定する保留変化予告設定処理を行う。
続いて、サブCPU121は、ステップS1041において、ゾーン予告を行うか否かを判定する。
所定の演出用乱数に基づいてゾーン予告を行うと判定した場合(ステップS1041でYes)、サブCPU121は、ステップS1042において、実行するゾーン予告を決定するゾーン予告設定処理を行う。
ゾーン演出は、1回の変動演出において行われ、その変動演出に係る大当たり当選期待度が高いことを示唆する一種の予告演出である。
なお、遊技機1の画像表示装置としては、液晶表示装置、リアプロジェクタ、その他、任意の表示装置を採用することができる。
また、本発明の画像表示装置の表示態様は、パチンコ機のみならず、スロットマシン、その他、表示装置を有した遊技機、ゲーム機一般に適用することができる。
1 遊技機、10 遊技盤、13 第1始動口、14 第2始動口、31 画像表示装置、35 演出図柄、110 主制御基板、111 メインCPU、112 メインROM、113 メインRAM、120 演出制御基板、121 サブCPU、122 サブROM、123 サブRAM、140 ランプ制御基板、150 画像制御基板、151 ホストCPU、152 ホストRAM152 ホストROM

Claims (1)

  1. 判定情報を取得する取得手段と、
    前記判定情報に基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、図柄を変動表示させてから当該判定の判定結果を示す態様で図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、
    演出を制御する演出制御手段と、
    を備え、
    前記演出は、
    通常演出と、該通常演出を実行したあとに実行されて前記特別遊技が実行される期待度が高いことを示す高期待度演出と、
    前記図柄の変動表示とともに演出図柄を変動表示する演出図柄変動演出と、所定演出と、特定演出と、特別演出と、を含み、
    前記所定演出の実行後、前記特定演出または前記特別演出を実行可能であり、
    第1条件が成立している場合には、前記所定演出の実行後、前記特定演出を実行し、
    第2条件が成立している場合には、前記所定演出の実行後、前記特別演出を実行し、
    前記所定演出は、前記演出図柄変動演出とともに実行される演出であり、
    前記特定演出は、演出画像の表示態様を変化させることにより、当該特定演出が実行された変動表示の結果として前記特別遊技を実行する期待度を示し、
    前記第1条件が成立しているときに行われる前記特定演出において、前記演出画像は、前記所定演出の実行後、第1の時間が経過したあとに第1の態様に変化可能であり、前記所定演出の実行後、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過したあとに第2の態様に変化可能であり、
    前記演出画像が前記第2の態様に変化した場合は、前記第1の態様に変化した場合よりも前記期待度が高く、
    前記特別演出は、前記特定演出とは異なる演出であり、前記特別演出を実行開始したあとに前記高期待度演出を行った場合と、前記特別演出を行わずに前記高期待度演出を行った場合と、では、当該高期待度演出を実行した変動表示の結果として前記特別遊技を実行する期待度が異なり、
    前記特別演出の実行中は、前記特別演出とは異なる表示によって前記特別演出が実行されていることを報知する報知演出を継続して実行する、
    ことを特徴とする遊技機。
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