JP6995044B2 - 溶接システム - Google Patents

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Description

本発明は、溶接システムに関する。
例えば、金属や非鉄金属などを母材として用いた構造物(被溶接物)の溶接には、従来よりTIG溶接(Tungsten Inert Gas welding)又はプラズマアーク溶接等のGTAW(Gas Tungsten Arc welding)と呼ばれる非消耗電極式のガスシールドアーク溶接が用いられている。
また、MIG溶接(Metal Inert Gas welding)、MAG溶接(Metal Active Gas welding)又は炭酸ガスアーク溶接等のGMAW(Gas Metal Arc welding)と呼ばれる消耗電極式のガスシールドアーク溶接も用いられている。なお、消耗電極式のガスシールドアーク溶接は、消耗電極となるフィラーワイヤーの送給を自動で行いながら、溶接を手動で行うため、半自動アーク溶接とも呼ばれている。
これらの溶接方法では、一般に溶接用トーチを使用し、電極と被溶接物(母材)との間でアークを発生させて、このアークの熱により被溶接物を溶かして溶融池(プール)を形成しながら、溶接が行われる。また、溶接中は電極の周囲を囲むトーチノズルからシールドガスを放出し、このシールドガスで大気(空気)を遮断しながら溶接が行われる。
また、これらの溶接方法では、開先やすみ肉を溶接する際に、所定の脚長やのど厚を確保するため、溶加材であるフィラーワイヤーを供給して、不足する溶接金属を補うことが行われている。
例えば、TIG溶接では、アークによる母材の溶融と溶融池へのフィラーワイヤーの送給とを切り離して別々に制御することができる。これにより、タングステン電極(非消耗電極)からの安定したアークにより、母材を溶かし込むことができるため、高品質の溶接を行うことが可能である。
ところで、溶接作業を行う現場では、溶接作業者が溶接機から離れた場所で溶接を行うことも多い。このため、溶接作業者の手元まで延長されたリモコンや、溶接用トーチに一体に組み込まれたリモコンなどを用いて、溶接電流やフィラーワイヤーの送給速度などを溶接条件に合わせて、溶接作業者の手元で調整することが行われている(例えば、特許文献1~3を参照。)。
しかしながら、従来のリモコンでは、溶接中にフィラーワイヤーの送給速度を可変に調整することができないため、使い勝手が悪いといった欠点がある。例えば、フィラーワイヤーの速度設定は、「スタート」、「本溶接」、「クレータ」の3つの条件に固定されている。
したがって、開先の隙間にむらがある場合、隙間の幅に合わせてフィラーワイヤーの送給速度を途中で変更することができない。このため、広い隙間に到達した時点で、ビードが溶け落ちしてしまうおそれがある。逆に、狭い隙間に到達した時点で、フィラーワイヤーの送給速度を下げることができずに、裏ビードが出なくなるおそれがある。また、固定管のオーバー溶接では、フィラーワイヤーの送給速度を上げたいが、速度を上げたいポイントに到達しても、フィラーワイヤーの送給速度を変更することができない。
さらに、溶接作業者は、皮手袋をした状態で溶接用トーチを持ったまま、リモコンを操作しなければならず、リモコンに設けられたボリュームスイッチなどを細かく操作しながら、フィラーワイヤーの送給速度を調整するといったことは非常に困難である。
特開2015-202498号公報 特開平10-52755号公報 特許第5001536号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、フィラーワイヤーの送給速度を手動で調整するのに適したリモコンを備えた溶接システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の溶接システムを提供する。
(1) 消耗電極式又は非消耗電極式の溶接用トーチと、
前記溶接用トーチに溶接電流を供給する溶接用電源装置と、
前記溶接用トーチ又は前記溶接用トーチに取り付けられたフィラーガイドにフィラーワイヤーを送給するワイヤー送給装置と、
前記フィラーワイヤーの送給速度を手動で調整するリモコンと、
前記溶接用電源装置及び前記ワイヤー送給装置を制御する制御装置とを備え、
前記リモコンは、センサーを有して、前記溶接用トーチを握って操作したときに前記センサーに加わる負荷に応じた信号を前記制御装置に出力し、
前記制御装置は、前記信号の出力強度に応じて設定された送給速度で前記フィラーワイヤーを送給するように、前記ワイヤー送給装置を制御することを特徴とする溶接システム。
(2) 前記制御装置は、前記フィラーワイヤーの送給速度に応じて設定された溶接電流を前記溶接用トーチに供給するように、前記溶接用電源装置を制御することを特徴とする前記(1)に記載の溶接システム。
(3) 前記リモコンは、前記溶接用トーチを握って操作したときに前記センサーに加わる負荷に応じた信号の出力強度を調整する機能を有することを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の溶接システム。
(4) 前記リモコンは、前記溶接用トーチを握って操作したときに前記センサーに加わる負荷が0から一定の値を超えるまで間、前記信号を出力しない無反応区間を有することを特徴とする前記(1)~(3)の何れか一項に記載の溶接システム。
(5) 前記リモコンは、前記無反応区間を調整する機能を有することを特徴とする前記(4)に記載の溶接システム。
(6) 前記制御装置は、溶接中に前記溶接用トーチを離した場合において、前記信号の出力強度が一定の値まで低下したときに、溶接を終了するための端末処理を行うように、前記溶接用電源装置及び前記ワイヤー送給装置を制御することを特徴とする前記(1)~(5)の何れか一項に記載の溶接システム。
(7) 前記制御装置は、前記信号の出力強度が一定の速度を超えて減少したときに、溶接を停止するように、前記溶接用電源装置及び前記ワイヤー送給装置を制御することを特徴とする前記(1)~(6)の何れか一項に記載の溶接システム。
(8) 前記センサーが歪みゲージであることを特徴とする前記(1)~(7)の何れか一項に記載の溶接システム。
(9) 前記センサーが感圧センサーであることを特徴とする前記(1)~(7)の何れか一項に記載の溶接システム。
(10) 前記センサーは、センサーから出力される信号の量を調整する機能を有することを特徴とする前記(1)~(7)の何れか一項に記載の溶接システム。
(11) 前記リモコンは、前記溶接用トーチに一体又は別体に取り付けられて、前記溶接用トーチを操作する手により操作されることを特徴とする前記(1)~(10)の何れか一項に記載の溶接システム。
(12) 前記リモコンは、前記溶接用トーチを操作する手とは別に操作されることを特徴とする前記(1)~(10)の何れか一項に記載の溶接システム。
(13) 記リモコンは、ワイヤー送給停止のスイッチを有して、溶接中にワイヤー送給を停止できることを特徴とする前記(1)~(12)の何れか一項に記載の溶接システム。
(14) 記リモコンは、ワイヤー送給開始のスイッチを有して、溶接中に任意にワイヤーが送給を開始できることを特徴とする前記(1)~(13)の何れか一項に記載の溶接システム。
(15) 前記ワイヤー送給開始のスイッチにはスイッチが押された際、出力される信号の量を調整する機能を有することを特徴とする前記(14)に記載の溶接システム。
以上のように、本発明によれば、フィラーワイヤーの送給速度を手動で調整するのに適したリモコンを備えた溶接システムを提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る溶接システムの構成を示す模式図である。 センサーに加わる負荷と出力される信号との関係を示すグラフである。 センサーから出力される信号から緊急時と判断する場合を説明するためのグラフである。 センサーから出力される信号から溶接終了と判断する場合を説明するためのグラフである。 ワイヤー送給速度の制御を説明するための図であり、センサーと、制御装置と、ワイヤー供給装置との関係を示す図である。 ワイヤー送給速度の制御を説明するための図であり、センサーが出力される信号の量を調整する機能を有する場合を示す図である。 ワイヤー送給速度の制御を説明するための図であり、リモコンがワイヤー送給停止のスイッチを有して、溶接中にワイヤー送給を停止できる場合、またはリモコンがワイヤー送給開始のスイッチを有して、溶接中に任意にワイヤーが送給を開始できる場合を示す図である。 ワイヤー送給速度の制御を説明するための図であり、ワイヤー送給開始のスイッチが、スイッチが押された際、出力される信号の量を調整する装置を具備する場合を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態として、例えば図1に示す溶接システム10について説明する。なお、図1は、溶接システム10の構成を示す模式図である。
本実施形態の溶接システム10は、図1に示すように、溶接用トーチ20と、ワイヤー送給装置30と、溶接用電源装置40と、リモコン50と、制御装置60とを概略備えている。
溶接用トーチ20は、従来より一般に使用されている非接触式の溶接トーチ(TIG溶接用トーチ)であり、被溶接物(母材)Sとの間でアークを発生させる非消耗電極21と、アークによって生じた被溶接物Sの溶融池(プール)に向かってシールドガスを放出するトーチノズル22とを有している。
また、溶接用トーチ20は、作動のオン/オフ(ON/OFF)を切り替えるトーチスイッチ23を有している。トーチスイッチ23は、トーチスイッチケーブル24を介して制御装置60と電気的に接続されている。
ワイヤー送給装置30は、溶接用トーチ20に取り付けられたフィラーガイド31を有し、フィラーガイド31の先端から被溶接物Sの溶融池に向かってフィラーワイヤーWを送給する。ワイヤー送給装置30は、制御ケーブル32を介して制御装置60と電気的に接続されている。
溶接用電源装置40は、従来より一般に使用されている直流式及び/又は交流式のTIG溶接用電源装置であり、溶接用トーチ20と溶接ケーブル41を介して接続されて、溶接用トーチ20への電力並びにシールドガスの供給を行う。また、溶接用電源装置40は、制御ケーブル42を介して制御装置60と電気的に接続されている。
なお、溶接用トーチ20の冷却方式については、水冷式と空冷式の何れであってもよい。水冷式の場合は、冷却装置(チラー)を設けて、冷却水(冷却液)の循環により溶接用トーチ20を冷却することができる。
溶接用電源装置40では、マイナス(-)端子側に溶接ケーブル41を介して非消耗電極21が電気的に接続され、且つ、プラス(+)端子側に母材側ケーブル43を介して被溶接物Sが電気的に接続されている。
リモコン50は、フィラーワイヤーWの送給速度を手動で調整するものであり、溶接用トーチ20に取り付けられたセンサー51を有している。センサー51は、歪みゲージであり、制御ケーブル52を介して制御装置60と電気的に接続されている。つまり、ひずみゲージを用い、溶接作業者がセンサー51に加えた力によって生じる微弱な電圧を増幅器によって増幅し、その電圧をワイヤー供給速度の制御に利用するものである。
制御装置60は、ワイヤー送給装置30及び溶接用電源装置40を制御するものである。リモコン50および制御装置60を介して、溶接条件に合わせて後述する溶接電流やフィラーワイヤーWの送給速度などを、溶接作業者の手元で調整することが可能となっている。
以上のような構成を有する溶接システム10では、溶接用トーチ20を用いて、被溶接物Sと非消耗電極21との間でアークを発生させて、このアークの熱により被溶接物Sを溶かして溶融池(プール)を形成しながら溶接が行われる。
また、溶接中は、非消耗電極21の周囲を囲むトーチノズル22から、シールドガスを放出し、このシールドガスで大気(空気)を遮断しながら溶接が行われる。なお、シールドガスとしては、例えばアルゴンやヘリウムといった不活性ガスを単体若しくは複数の不活性ガスを混合して用いることができる。さらに、このシールドガスに水素や窒素等を添加することも可能である。本発明では、酸化性ガスを使用しないため、被溶接物に形成されるビードの酸化を低減でき、濡れ性も改善できる。
さらに、溶接中は、被溶接物Sの溶融池に向かってフィラーワイヤーWを自動で送給し、アーク中でフィラーワイヤーWを溶融させながら溶接が行われる。本発明では、フィラーワイヤーWが自動で送給されるため、左右の手で溶加材の供給と溶接用トーチ20の操作を同時に行うといった必要がなく、熟練技術を持たなくても、安定且つ容易に溶接作業を行うことが可能である。
ところで、本実施形態の溶接システム10では、図5Aに示されるように、センサー51に加わる負荷に応じた信号を、制御ケーブル52を介して、制御装置60に出力し、この信号の出力強度に応じて設定された送給速度でフィラーワイヤーWを送給するように、制御装置60が、制御ケーブル32を介して、制御信号によってワイヤー送給装置30を制御する。
ここで、センサー51に加わる負荷は、溶接作業者が溶接用トーチ20を握ったときにセンサー51に加わる力に比例するものであり、センサー51は、この溶接用トーチ20を握る力(負荷)に応じた強度の信号を出力する。
本実施形態のセンサー51に求められる第一の要件は、鈍感な応答性である。また、センサー51の動作下限値を自由に設定できることが必要である。本発明が対象とする溶接分野では、溶接作業者を保護するため、必ず厚手の皮手袋を使用する。したがって、皮手袋をした手で溶接用トーチ20を握って操作するため、素手のような敏感な感覚は期待できない。
また、溶接開始時に、センサーに皮手袋が触れた途端に敏感に反応するようなセンサーでは、フィラーワイヤーWの送給速度を調整することは困難である。むしろ、溶接開始時に、皮手袋をした手で溶接用トーチ20を握り始めてから、実際にセンサー51から信号が出力されるまでの間に、信号を出力しない無反応区間(いわゆる遊び)を有することが好ましいが、電気抵抗の強弱を制御する感圧センサーを用いた場合は、無反応期間を設けなくてもよい。
すなわち、溶接用トーチ20に取り付けられたセンサー51を意識的に指で押す又は握り始めてから、ある一定以上の握る力(負荷)がセンサー51に加わった後に、その握る力に応じた信号が出力され、この信号の出力強度に応じた送給速度でフィラーワイヤーWが送給されることが求められる。
したがって、本発明には、上述した歪みゲージのように、センサー51に加えられた力を検出し、その加えられた力を電気信号に変換して出力するセンサー51が適している。また、そのような機能を有するセンサー51であれば、上述した歪みゲージに必ずしも限定されるものでなく、例えば光学センサーや感圧センサーなどの他のセンサーを用いてもよい。但し、光学センサーを用いる場合、後述する緊急時に、皮手袋等の防護具を誤って感知し、緊急時と適切に判断できない事態が生じないようにセンサーを工夫する必要がある。
ここで、センサー51に加わる負荷と出力される信号との関係を図2に示す。なお、図2に示すグラフの横軸は、センサー51に加わる負荷、すなわち、センサー51を握る力である。一方、図2に示すグラフの縦軸は、センサー51から出力される信号の強度である。
リモコン50は、センサー51に加わる負荷に応じた信号の出力強度を調整する機能を有している。また、リモコン50は、センサー51に加わる負荷が0(無負荷)から一定の値を超えるまで間、信号を出力しない無反応区間(遊び)を有し、さらに、この遊びを調整する機能を有している。
図2中に示すグラフA,Bは、それぞれ溶接作業者が溶接用トーチ20を握ってから、実際にセンサー51から信号が出力されるまでの力(センサー51の動作下限値)F,Fと、そのセンサー51に加わる力に応じた信号の出力強度を表している。
このうち、グラフAは、比較的小さな力Fが加わることによって、センサー51からの信号の出力が開始され、センサー51に加わる力が増加するのに伴って、比較的大きい信号が出力されるように設定した場合を表している。
このような設定は、フィラーワイヤーWの送給速度を比較的大きく調整する必要がある場合に適している。より具体的には、本溶接の中でも特に仮止め溶接や突合せ溶接などの裏波溶接といった溶接条件で溶接を行う場合に適している。
一方、グラフBは、比較的大きな力Fが加わらないとセンサー51が作動せず、センサー51に加わる力が増加しても、信号の出力が大きく変化しないように設定した場合を表している。
このような設定は、フィラーワイヤーWの送給速度に微調整が必要な場合に適している。より具体的には、本溶接の中でも比較的高溶着率の溶接条件で溶接を行う場合に適している。
本実施形態の溶接システム10では、センサー51から出力される信号に基づいて、この信号の出力強度に応じて予め設定された送給速度でフィラーワイヤーWを送給する。したがって、センサー51を握る力に応じて、フィラーワイヤーWの送給速度がどの程度変化するかについては、任意に調整することが可能である。また、センサー51を握ってからセンサー51が反応するまでの無反応区間(遊び)についても、任意に調整することが可能である。
また、本実施形態の溶接システム10では、フィラーワイヤーWの送給速度に応じて設定された溶接電流を溶接用トーチ20に供給するように、制御装置60が溶接用電源装置40を制御するようにしてもよい。
実際の溶接では、フィラーワイヤーWの送給速度と溶接電流とのバランスが重要となる。本実施形態の溶接システム10では、フィラーワイヤーWの送給速度に応じて、最も適した溶接電流が溶接用トーチ20に供給されるように、制御装置60が溶接用電源装置40を制御することで、溶接条件を更に改善することが可能である。
また、本実施形態の溶接システム10では、信号の出力強度が一定の速度を超えて減少したときに、溶接を停止するように、制御装置60がワイヤー送給装置30及び溶接用電源装置40を制御するようにしてもよい。
本実施形態のセンサー51に求められる第二の要件は、安全性である。溶接は高温、高電流下で行われるため、安全上の問題が生じて、溶接作業者が溶接用トーチ20を離した場合、緊急時と判断して、直ちに且つ確実に溶接を停止させる必要がある。
ここで、緊急時と判断する場合について、図3に示すグラフを参照しながら説明する。
例えば、溶接作業者が意識的に又は無意識に溶接用トーチ20を離した場合、センサー51から出力される信号が急に低下する。したがって、このセンサー51から出力される信号の減少率(信号の減少量/時間)が一定の値を超えた場合、緊急事態が発生したと判断して、溶接用トーチ20に供給される溶接電流及びフィラーワイヤーWの送給を直ちに停止することができる。
本実施形態のセンサー51として用いられる歪みゲージや感圧センサーは、溶接作業者が溶接用トーチ20を離した場合、センサー51から出力される信号が確実に減少するため、上述した安全対策を施す上で非常に適している。
また、本実施形態の溶接システム10では、溶接中に信号の出力強度が一定の値まで低下したときに、溶接を終了するための端末処理を行うように、制御装置60がワイヤー送給装置30及び溶接用電源装置40を制御するようにしてもよい。
ここで、端末処理とは、溶接終了時に、溶接部分にクレータ等が発生しないように、溶接電流やフィラーワイヤーWの送給速度を調整したり、シールドガスの供給条件を変更したりすることを言う。具体的に、この端末処理は、溶接条件(母材の材質、溶接方法等)によって、その内容は変わるため、特に限定されないものの、例えば、溶接電流を段階的に減少・停止させる、フィラーワイヤーWの送給だけを一時的に停止させる、シールドガスの供給条件やガス組成を変更するなどの処理を挙げることができる。
ここで、溶接終了と判断する場合について、図4に示すグラフを参照しながら説明する。例えば、溶接中にセンサー51から出力される信号が一定の値Eまで低下した場合、溶接作業が終了したと判断して、フィラーワイヤーWの送給速度や溶接用トーチ20に供給される溶接電流について、上述した端末処理を自動的に行うことができる。
本実施形態のセンサー51として、歪みゲージを用いた場合を説明した。しかし、センサー51として、感圧センサーを用いられることも可能である。つまり、溶接作業者がセンサー51に力を加えることにより感圧センサーの抵抗値が変化し、その変化を電流値の変化として捕らえ、それをワイヤ供給速度の制御に利用することができる。つまり、溶接作業者がセンサー51に加えた力、操作、動き等を感知する物あれば、センサーの種類、利用する物理量(電流、電圧、抵抗値等)は限定されない。
以上のように、本実施形態の溶接システム10は、上述したフィラーワイヤーWの送給速度を手動で調整するのに適したリモコン50を備えており、このリモコン50を用いて、溶接中にフィラーワイヤーWの送給速度を可変に調整したり、緊急時に溶接を停止したり、溶接後に端末処理をしたりすることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記リモコン50は、上述した溶接用トーチ20にセンサー51が別体に取り付けられた構成に限らず、センサー51が溶接用トーチ20に一体に取り付けられた構成とすることも可能である。
すなわち、上記リモコン50は、溶接用トーチ20に一体に組み込まれた構成であってもよい。例えば、溶接用トーチ20では、上記トーチスイッチ23の代わりに、上記リモコン50に溶接用トーチ20の作動のオン/オフ(ON/OFF)を切り替える機能を組み込むことが可能である。
この場合、先ず、溶接用作業者が溶接用トーチ20を握ることによって、溶接用トーチ20の作動がオン(ON)となる。但し、この状態では、上述したセンサー51の動作下限値以下であるため、フィラーワイヤーWの送給が開始されることはない。
次に、この状態から、溶接用作業者が溶接用トーチ20を握る力を強めることによって、この握る力に応じた送給速度でフィラーワイヤーWが送給される。そして、溶接終了時に、溶接用作業者が溶接用トーチ20を握る力を弱めることによって、上述した終端処理の後に、溶接用トーチ20の作動がオフ(OFF)となる。
また、上記リモコン50は、溶接作業者の溶接用トーチ20を握る手により操作される構成に限らず、溶接用トーチ20を操作する手とは別に操作される構成であってもよい。例えば、溶接用トーチ20を操作する手とは反対側の手に持ったリモコン50によってセンサー51を操作したり、溶接用トーチ20とは別に設置されたリモコン50のセンサー51を足で踏むことにより操作したりするといったことも可能である。
また、上記リモコン50では、上述した溶接用トーチ20を握る力(負荷)に応じてセンサー51が信号を出力する構成となっているが、例えばセンサー51をボタン状とし、このセンサー51を押す力に応じてセンサー51が信号を出力する構成とすることも可能である。
また、上記リモコン50に用いるセンサー51は、センサー51から出力される信号の量を調整する機能を有しても良い。ここで、信号の量とは、信号自体の大きな又は単位時間内の信号の数を言う。例えば、感圧センサーとアナログ式可変抵抗器又はデジタル式可変抵抗器と組み合わせることが出来る。この組み合わせによって、感圧センターに加える力(握る力)が同じでも、センサーから出力される信号の大きさを調整することによって、ワイヤーWの送給速度を調整することが出来る。図5Bに示すように、センサー51がセンサー51から出力される信号の量を調整する装置51’を具備する場合、調整された信号が制御ケーブル52を介して制御装置60に出力され、制御装置60は調整された信号をもとに、制御ケーブル32を介して制御信号をワイヤー供給装置30に出力する。つまり、調整された信号の量をもとに、ワイヤー供給速度が制御される。
本発明の実施例として、溶接中に、前記リモコン50に設けられた、ワイヤー送給停止スイッチによって、ワイヤー送給を停止したり、前記リモコンに設けられた、ワイヤー送給開始スイッチによって、ワイヤー送給を開始したりしても良い。この場合、図5Cに示されるように、ワイヤー供給停止スイッチまたはワイヤー供給開始スイッチからの信号を、制御ケーブル52を介して、制御装置60に出力し、この信号に応じて制御装置60がワイヤー供給装置へのワイヤーの供給を開始または停止する。
つまり、ワイヤー送給速度自体を調整する代わりに、ワイヤー送給停止スイッチ(ワイヤー供給停止)、ワイヤー送給開始スイッチ(ワイヤー供給開始)を交互に用いる事によって、単位時間当たりに供給するワイヤー量を調整し、実質的にワイヤー送給速度自体を調整しても良い。
また、この実施例において、ワイヤー送給停止スイッチ、ワイヤー送給開始スイッチが押された場合、制御装置に送られる信号の量を調整する機能を付加し、ワイヤー送給停止スイッチ、ワイヤー送給開始スイッチが押された際、ワイヤー送給速度が調整できる仕様としても良い。この場合、図5Dに示されるように、ワイヤー供給停止スイッチまたはワイヤー供給開始スイッチからの信号を信号の量を調整する装置51’にて調整した後、調整された量の信号を、制御ケーブル52を介して、制御装置60に出力し、この信号に応じて制御装置60がワイヤー供給装置に制御信号を出力し、これをもとにワイヤ供給速度が調整される。
また、本発明を適用した溶接システムは、上述したTIG溶接に適用したものに限定されるものではなく、それ以外にも、例えば、消耗電極式の溶接用トーチを用いたMAG溶接やMIG溶接などの溶接システムにも、本発明を適用することが可能である。
10…溶接システム 20…溶接用トーチ 30…ワイヤー送給装置 40…溶接用電源装置 50…リモコン 51…センサー 51’…信号量を調整する装置 60…制御装置 S…被溶接物 W…フィラーワイヤー

Claims (15)

  1. 消耗電極式又は非消耗電極式の溶接用トーチと、
    前記溶接用トーチに溶接電流を供給する溶接用電源装置と、
    前記溶接用トーチ又は前記溶接用トーチに取り付けられたフィラーガイドにフィラーワイヤーを送給するワイヤー送給装置と、
    前記フィラーワイヤーの送給速度を手動で調整するリモコンと、
    前記溶接用電源装置及び前記ワイヤー送給装置を制御する制御装置とを備え、
    前記リモコンはセンサーを有して、前記溶接用トーチを握って操作したときに前記センサーに加わる負荷に応じた信号を前記制御装置に出力し、
    前記制御装置は、前記信号の出力強度に応じて設定された送給速度で前記フィラーワイヤーを送給するように、前記ワイヤー送給装置を制御することを特徴とする溶接システム。
  2. 前記制御装置は、前記フィラーワイヤーの送給速度に応じて設定された溶接電流を前記溶接用トーチに供給するように、前記溶接用電源装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の溶接システム。
  3. 前記リモコンは、前記溶接用トーチを握って操作したときに前記センサーに加わる負荷に応じた信号の出力強度を調整する機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の溶接システム。
  4. 前記リモコンは、前記溶接用トーチを握って操作したときに前記センサーに加わる負荷が0から一定の値を超えるまで間、前記信号を出力しない無反応区間を有することを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の溶接システム。
  5. 前記リモコンは、前記無反応区間を調整する機能を有することを特徴とする請求項4に記載の溶接システム。
  6. 前記制御装置は、溶接中に前記溶接用トーチを離した場合において、前記信号の出力強度が一定の値まで低下したときに、溶接を終了するための端末処理を行うように、前記溶接用電源装置及び前記ワイヤー送給装置を制御することを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の溶接システム。
  7. 前記制御装置は、前記信号の出力強度が一定の速度を超えて減少したときに、溶接を停止するように、前記溶接用電源装置及び前記ワイヤー送給装置を制御することを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の溶接システム。
  8. 前記センサーが歪みゲージであることを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載の溶接システム。
  9. 前記センサーが感圧センサーであることを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載の溶接システム。
  10. 前記センサーは、センサーから出力される信号の量を調整する機能を有することを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載の溶接システム。
  11. 前記リモコンは、前記溶接用トーチに一体又は別体に取り付けられて、前記溶接用トーチを操作する手により操作されることを特徴とする請求項1~10の何れか一項に記載の溶接システム。
  12. 前記リモコンは、前記溶接用トーチを操作する手とは別に操作されることを特徴とする請求項1~10の何れか一項に記載の溶接システム。
  13. 記リモコンは、ワイヤー送給停止のスイッチを有して、溶接中にワイヤー送給を停止できることを特徴とする請求項1~12の何れか一項に記載の溶接システム。
  14. 記リモコンは、ワイヤー送給開始のスイッチを有して、溶接中に任意にワイヤーが送給を開始できることを特徴とする請求項1~13の何れか一項に記載の溶接システム。
  15. 前記ワイヤー送給開始のスイッチは、スイッチが押された際、出力される信号の量を調整する機能を有することを特徴とする請求項14に記載の溶接システム。
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