JP6994582B2 - 内視鏡画像処理装置、内視鏡画像処理方法及びプログラム - Google Patents

内視鏡画像処理装置、内視鏡画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡画像処理装置、内視鏡画像処理方法及びプログラムに関するものである。
医療分野においては、被検者の所望の部位を撮像して得られた画像から病変部を検出し、当該検出した病変部に関する情報を当該画像に付加して表示するような技術が従来知られている。
具体的には、例えば、日本国特開2004-73488号公報には、被検者の胸部を撮像して得られたX線画像から病変部を検出し、当該検出した病変部の位置を特定可能なマークを当該X線画像に対応する診断画像の外枠部分に表示するような技術が開示されている。
また、医療分野においては、例えば、被検者の体内を内視鏡で撮像して得られた複数の画像に基づく機械学習を行うことにより腫瘍等の病変部を認識可能な病変認識機能を有する認識器を作成し、当該作成した認識器を用いて本番の内視鏡観察を行うような手法に関する検討が近年行われている。そして、このような検討によれば、例えば、前述の病変認識機能を実装するための学習に用いられた画像の取得条件と、当該学習が完了した後に行われる本番の内視鏡観察の際に得られた画像の取得条件と、が大きく異なっている場合において、認識器による病変部の認識精度が有意に低下してしまうおそれがある、との問題点が挙げられている。
しかし、日本国特開2004-73488号公報には、前述の問題点を解消可能な手法について特に開示等されていない。そのため、日本国特開2004-73488号公報に開示された構成には、前述の問題点に応じた課題が依然として存在している。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、機械学習に用いられた画像と、本番の内視鏡観察の際に得られた画像と、の間の取得条件の相違に起因して生じる病変部の認識精度の低下を抑制することが可能な内視鏡画像処理装置、内視鏡画像処理方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様の内視鏡画像処理装置は、被検体内の被写体を内視鏡で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された画像が外部装置から入力されるとともに、当該入力された画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有する内視鏡画像処理装置であって、前記所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いた機械学習を行うことにより実装された前記病変認識機能を有する病変認識部と、前記複数の学習画像各々を生成する際に行われた前記所定の処理において用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値に基づき、前記外部装置から入力される画像を前記病変認識部により行われる前記病変認識機能に応じた処理に用いられる病変認識用画像に変換するための変換処理を行う画像変換部と、を有する。
本発明の一態様の内視鏡画像処理方法は、被検体内の被写体を内視鏡で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された画像が外部装置から入力されるとともに、当該入力された画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有する内視鏡画像処理装置における内視鏡画像処理方法であって、病変認識部が、前記所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いて前記病変認識機能を実装するための機械学習を行い、画像変換部が、前記複数の学習画像各々を生成する際に行われた前記所定の処理において用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値に基づき、前記外部装置から入力される画像を前記病変認識部により行われる前記病変認識機能に応じた処理に用いられる病変認識用画像に変換するための変換処理を行う。
本発明の一態様のプログラムは、被検体内の被写体を内視鏡で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された画像が外部装置から入力されるとともに、当該入力された画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いて前記病変認識機能を実装するための機械学習を行う工程と、前記複数の学習画像各々を生成する際に行われた前記所定の処理において用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値に基づき、前記外部装置から入力される画像を前記病変認識機能に応じた処理に用いられる病変認識用画像に変換するための変換処理を行う工程と、を実行させる。
第1の実施形態に係る内視鏡画像処理装置を含む内視鏡システムの要部の構成を示す図。 第1の実施形態に係る内視鏡画像処理装置等において行われる動作の概要を示す図。 第2の実施形態に係る内視鏡画像処理装置を含む内視鏡システムの要部の構成を示す図。 第2の実施形態に係る内視鏡画像処理装置等において行われる動作の概要を示す図。 第2の実施形態に係る内視鏡画像処理装置等において行われる動作の概要を示す図。 第3の実施形態に係る内視鏡画像処理装置を含む内視鏡システムの要部の構成を示す図。 第3の実施形態に係る内視鏡画像処理装置等において行われる動作の概要を示す図。 第3の実施形態に係る内視鏡画像処理装置の処理において用いられるテーブルデータの一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態に係るものである。
内視鏡システム1は、図1に示すように、内視鏡11と、本体装置12と、内視鏡画像処理装置13と、表示装置14と、を有して構成されている。図1は、第1の実施形態に係る内視鏡画像処理装置を含む内視鏡システムの要部の構成を示す図である。
内視鏡11は、例えば、被検体内に挿入可能な細長形状の挿入部(不図示)と、当該挿入部の基端部に設けられた操作部(不図示)と、を具備して構成されている。また、内視鏡11は、例えば、操作部から延びるユニバーサルケーブル(不図示)を介し、本体装置12に対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、内視鏡11の内部には、例えば、本体装置12から供給される照明光を導光して挿入部の先端部から出射するための光ファイバ等の導光部材(不図示)が設けられている。また、内視鏡11の挿入部の先端部には、撮像部111が設けられている。
撮像部111は、例えば、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサのような撮像素子を具備して構成されている。また、撮像部111は、内視鏡11の挿入部の先端部を経て出射された照明光により照明された被写体からの戻り光を撮像し、当該撮像した戻り光に応じた撮像信号を生成して本体装置12へ出力するように構成されている。
本体装置12は、内視鏡11及び内視鏡画像処理装置13のそれぞれに対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、本体装置12は、例えば、図1に示すように、光源部121と、画像生成部122と、入力I/F(インターフェース)123と、制御部124と、記憶媒体125と、を有して構成されている。
光源部121は、例えば、LED等のような1つ以上の発光素子を具備して構成されている。具体的には、光源部121は、例えば、青色光(以降、B光とも称する)を発生する青色LEDと、緑色光(以降、G光とも称する)を発生する緑色LEDと、赤色光(以降、R光とも称する)を発生する赤色LEDと、を有して構成されている。また、光源部121は、制御部124の制御に応じた照明光を発生して内視鏡11に供給することができるように構成されている。
画像生成部122は、記憶媒体125に格納されているデフォルトの(工場出荷時に予め設定された)設定値を読み込み、当該読み込んだ設定値を用いて内視鏡11から出力される撮像信号に対して所定の処理を施すことにより内視鏡画像を生成するように構成されている。また、画像生成部122は、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の設定値を読み込み、当該読み込んだ設定値を用いて内視鏡11から出力される撮像信号に対して所定の処理を施すことにより観察画像を生成するように構成されている。また、画像生成部122は、現在の観察画像用の設定値が記憶媒体125に格納されていないことを検出した場合に、記憶媒体125から読み込んだデフォルトの設定値を当該現在の観察画像用の設定値として用いて観察画像を生成するように構成されている。また、画像生成部122は、前述のように生成した内視鏡画像及び観察画像を併せて内視鏡画像処理装置13へ出力するように構成されている。なお、本実施形態においては、画像生成部122により行われる所定の処理の中に、ユーザにより設定値が変更され得る1つ以上の処理が含まれていればよい。
入力I/F123は、ユーザの入力操作に応じた指示を制御部124に対して行うことが可能な1つ以上のスイッチが設けられている。また、入力I/F123には、画像生成部122の処理において用いられる現在の観察画像用の設定値を所望の値に設定するための指示を行うことが可能なスイッチ等が設けられている。
制御部124は、入力I/F123においてなされた指示等に基づき、内視鏡11及び本体装置12の各部の動作に係る制御を行うように構成されている。また、制御部124は、画像生成部122の処理において用いられる現在の観察画像用の設定値を所望の値に設定するための指示が行われたことを検出した際に、記憶媒体125に格納されている当該設定値を当該指示に応じて更新するための動作を行うように構成されている。
記憶媒体125は、例えば、不揮発性のメモリ等を具備して構成されている。また、記憶媒体125には、画像生成部122の処理において用いられるデフォルトの設定値及び現在の観察画像用の設定値がそれぞれ格納されている。
本実施形態においては、本体装置12の画像生成部122及び制御部124が、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、本体装置12が、CPU等のような1つ以上のプロセッサを具備して構成されていてもよい。また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、図示しないコンピュータが、画像生成部122及び制御部124の機能を実行させるためのプログラムを記憶媒体125から読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
内視鏡画像処理装置13は、本体装置12及び表示装置14のそれぞれに対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、内視鏡画像処理装置13は、被検体内の被写体を内視鏡11で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された内視鏡画像が(外部装置に相当する)本体装置12から入力されるように構成されているとともに、当該入力された内視鏡画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有して構成されている。また、内視鏡画像処理装置13は、画像変換部131と、病変認識部132と、表示制御部133と、記憶媒体134と、を有して構成されている。
画像変換部131は、記憶媒体134に格納されている学習画像用の設定値を読み込み、当該読み込んだ設定値を用いて本体装置12から出力される内視鏡画像を病変認識用画像に変換するための変換処理を行うように構成されている。すなわち、画像変換部131は、本体装置12から出力される内視鏡画像を記憶媒体134から読み込んだ学習画像用の設定値に応じた病変認識用画像に変換するための変換処理を行うように構成されている。
病変認識部132は、被検者の体内を内視鏡で撮像して得られた画像に含まれる腫瘍等の病変部を認識可能な病変認識機能を有して構成されている。また、病変認識部132は、前述の病変認識機能に応じた処理として、画像変換部131の処理結果として得られた病変認識用画像に含まれる病変部を検出するための処理を行うとともに、当該検出した病変部に関する情報を取得するための処理を行うように構成されている。具体的には、病変認識部132は、例えば、画像変換部131の処理結果として得られた病変認識用画像に含まれる病変部の位置、サイズ及び悪性度等のうちの少なくとも1つの情報を当該病変部に関する情報として取得するための処理を行うように構成されている。また、病変認識部132の病変認識機能は、過去の内視鏡観察時に取得(記録)された複数の観察画像各々を学習画像として用いてディープラーニング等の機械学習を行うことにより実装された機能である。すなわち、病変認識部132は、画像生成部122による所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いた機械学習を行うことにより実装された病変認識機能を有している。
表示制御部133は、本体装置12から出力される観察画像と、病変認識部132の処理結果として得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像を生成するとともに、当該生成した表示画像を表示装置14へ出力するように構成されている。すなわち、表示制御部133は、本体装置12から入力される観察画像と、病変認識部132が病変認識機能に応じた処理を病変認識用画像に対して施すことにより得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像を生成するように構成されている。また、表示制御部133は、病変部に関する情報が病変認識部132の処理により得られなかった場合には、本体装置12から出力される観察画像をそのまま表示画像として表示装置14へ出力するように構成されている。
記憶媒体134は、例えば、不揮発性のメモリ等を具備して構成されている。また、記憶媒体134には、病変認識部132の病変認識機能を実装するための学習に用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値が格納されている。すなわち、記憶媒体134に格納された学習画像用の設定値は、複数の学習画像各々を生成する際に画像生成部122により行われた所定の処理において用いられたとともにユーザにより設定された過去の観察画像用の設定値に相当する。
本実施形態においては、内視鏡画像処理装置13の各部が、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、内視鏡画像処理装置13が、CPU等のような1つ以上のプロセッサを具備して構成されていてもよい。また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、図示しないコンピュータが、画像変換部131、病変認識部132及び表示制御部133の機能を実行させるためのプログラムを記憶媒体134から読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
表示装置14は、モニタ等を具備し、内視鏡画像処理装置13を経て出力される表示画像を表示することができるように構成されている。
続いて、本実施形態の作用について、図2を参照しつつ説明する。図2は、第1の実施形態に係る内視鏡画像処理装置等において行われる動作の概要を示す図である。
以降においては、特に言及の無い限り、制御部124の制御に応じた照明光として、B光、G光及びR光が順次または同時に光源部121から発せられる場合、すなわち、青色、緑色及び赤色の色成分を有する画像が画像生成部122により生成される場合を例に挙げて説明する。
本実施形態においては、病変認識部132の病変認識機能を実装するための学習に用いられた各観察画像(学習画像)が、内視鏡11及び本体装置12を有する内視鏡システムにより取得されたものとして説明する。
本実施形態においては、画像生成部122により行われる所定の処理の中に、撮像部111により撮像された被写体の輪郭を強調するための輪郭強調処理が含まれている場合を例に挙げて説明する。また、本実施形態の説明においては、画像生成部122により行われる輪郭強調処理の設定値が、0からP(Pは1以上の整数)までの数値を割り当てた複数の強調レベルとして表されるものとする。また、本実施形態の説明においては、画像生成部122により行われる輪郭強調処理の強調レベルを0からPまでの所望の強調レベルに設定するための指示を行うことが可能なスイッチ等が入力I/F123に設けられているものとする。
本実施形態においては、輪郭強調処理のデフォルトの強調レベル(設定値)ELDが記憶媒体125に格納されているとともに、当該強調レベルELDが0に設定されている場合を例に挙げて説明する。また、本実施形態の説明においては、輪郭強調処理の強調レベルが0に設定されている場合には、撮像部111により撮像された被写体の輪郭が強調されないものとする。また、本実施形態の説明においては、輪郭強調処理の強調レベルと、撮像部111により撮像された被写体の輪郭の強調状態と、の間に正の相関があるものとする。
術者等のユーザは、内視鏡システム1の各部を接続して電源を投入した後、被検者の内部へ内視鏡11の挿入部を挿入するとともに、当該被検者の内部における所望の被写体を撮像可能な位置に当該挿入部の先端部を配置する。そして、このようなユーザの操作に応じ、光源部121から内視鏡11へ照明光が供給され、当該照明光により照明された被写体からの戻り光が撮像部111において撮像されるとともに、撮像部111において生成された撮像信号が本体装置12へ出力される。
また、ユーザは、入力I/F123を操作することにより、例えば、画像生成部122の輪郭強調処理において用いられる強調レベルを所望の強調レベルELUに設定するための指示を行う。そして、このようなユーザの操作に応じ、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の強調レベル(設定値)がELUに更新される。
画像生成部122は、記憶媒体125に格納されているデフォルトの強調レベルELDを読み込み、当該読み込んだ強調レベルELD(=0)を用いて内視鏡11から出力される撮像信号に対して(輪郭強調処理を含む)所定の処理を施すことにより内視鏡画像NGAを生成する(図2参照)。すなわち、内視鏡画像NGAは、撮像部111により撮像された被写体の輪郭を強調していない画像として生成される。
画像生成部122は、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の強調レベルELUを読み込み、当該読み込んだ強調レベルELUを用いて内視鏡11から出力される撮像信号に対して(輪郭強調処理を含む)所定の処理を施すことにより観察画像KGAを生成する(図2参照)。すなわち、観察画像KGAは、撮像部111により撮像された被写体の輪郭を強調レベルELUに応じて強調した画像として生成される。
画像生成部122は、前述のように生成した内視鏡画像NGA及び観察画像KGAを併せて内視鏡画像処理装置13へ出力する。
画像変換部131は、記憶媒体134に格納されている学習画像用の強調レベルELAを読み込み、当該読み込んだ強調レベルELAを用いて本体装置12から出力される内視鏡画像NGAを病変認識用画像RGAに変換するための変換処理を行う(図2参照)。すなわち、病変認識用画像RGAは、内視鏡画像NGAに含まれる被写体の輪郭を強調レベルELAに応じて強調した画像として生成される。
ここで、学習画像用の強調レベルELAは、病変認識部132の病変認識機能を実装するための学習に用いられた複数の過去の観察画像各々においてユーザにより設定されていた強調レベルELUのうち、最も使用頻度が高い強調レベルに相当する。すなわち、学習画像用の強調レベルELAは、複数の学習画像各々を生成する際に行われた所定の処理において用いられた複数の強調レベルの中でユーザによる設定回数が最も多い強調レベルに相当する。そのため、前述の画像変換部131の変換処理によれば、本番の内視鏡観察の際に得られた内視鏡画像NGAに応じて生成された病変認識用画像RGAと、病変認識部132の病変認識機能を実装するための学習に用いられた学習画像LGAと、における被写体の輪郭の強調状態を相互に類似させることができる。
病変認識部132は、画像変換部131の処理結果として得られた病変認識用画像RGAに含まれる病変部を検出するための処理を行うとともに、当該検出した病変部に関する情報を取得するための処理を行う。
表示制御部133は、本体装置12から出力される観察画像KGAと、病変認識部132の処理結果として得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像HGAを生成するとともに、当該生成した表示画像HGAを表示装置14へ出力する(図2参照)。
以上に述べたように、本実施形態によれば、学習画像LGAの強調状態に類似した強調状態を有する病変認識用画像RGAが画像変換部131の変換処理により生成されるとともに、当該生成された病変認識用画像RGAに含まれる病変部の認識に係る処理が病変認識部132により行われる。そのため、本実施形態によれば、機械学習に用いられた画像と、本番の内視鏡観察の際に得られた画像と、の間の取得条件の相違に起因して生じる病変部の認識精度の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態は、以上に述べた各部の構成及び/または動作を適宜変形することにより、観察画像用の設定値がユーザにより変更され得る様々な処理に対して適用することができる。具体的には、本実施形態は、例えば、色相調整処理、彩度調整処理及び明るさ調整処理等のような、輪郭強調処理とは異なる処理に対して適用することもできる。
(第2の実施形態)
図3から図5は、本発明の第2の実施形態に係るものである。
なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を適宜省略するとともに、第1の実施形態と異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
内視鏡システム1Aは、図3に示すように、内視鏡11Aと、本体装置12Aと、内視鏡画像処理装置13Aと、表示装置14と、を有して構成されている。図3は、第2の実施形態に係る内視鏡画像処理装置を含む内視鏡システムの要部の構成を示す図である。
内視鏡11Aは、例えば、被検体内に挿入可能な細長形状の挿入部(不図示)と、当該挿入部の基端部に設けられた操作部(不図示)と、を具備して構成されている。また、内視鏡11Aは、例えば、操作部から延びるユニバーサルケーブル(不図示)を介し、本体装置12Aに対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、内視鏡11Aの内部には、例えば、本体装置12Aから供給される照明光を導光して挿入部の先端部から出射するための光ファイバ等の導光部材(不図示)が設けられている。また、内視鏡11Aは、撮像部111と、スコープメモリ112と、を有して構成されている。
スコープメモリ112には、例えば、内視鏡11Aの機種を特定可能な情報を含む内視鏡情報が格納されている。なお、前述の内視鏡情報に含まれる内視鏡11Aの機種は、例えば、撮像部111に設けられているイメージセンサの有効画素数等に基づいて設定されている。
本体装置12Aは、内視鏡11A及び内視鏡画像処理装置13Aのそれぞれに対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、本体装置12Aは、例えば、図3に示すように、光源部121と、画像生成部122Aと、入力I/F123と、制御部124Aと、記憶媒体125Aと、を有して構成されている。
画像生成部122Aは、記憶媒体125Aに格納されている現在の観察画像用の設定値を読み込み、当該読み込んだ設定値を用いて内視鏡11Aから出力される撮像信号に対して所定の処理を施すことにより観察画像を生成するように構成されている。また、画像生成部122Aは、現在の観察画像用の設定値が記憶媒体125に格納されていないことを検出した場合に、記憶媒体125から読み込んだデフォルトの設定値を当該現在の観察画像用の設定値として用いて観察画像を生成するように構成されている。また、画像生成部122Aは、前述のように生成した観察画像と、当該観察画像の生成に用いた現在の観察画像用の設定値と、を併せて内視鏡画像処理装置13Aへ出力するように構成されている。なお、本実施形態においては、画像生成部122Aにより行われる所定の処理の中に、ユーザにより設定値が変更され得る1つ以上の処理が含まれていればよい。
制御部124Aは、入力I/F123においてなされた指示等に基づき、内視鏡11A及び本体装置12Aの各部の動作に係る制御を行うように構成されている。また、制御部124Aは、画像生成部122Aの処理において用いられる現在の観察画像用の設定値を所望の値に設定するための指示が行われたことを検出した際に、記憶媒体125Aに格納されている当該設定値を当該指示に応じて更新するための動作を行うように構成されている。また、制御部124Aは、本体装置12Aの電源が投入された際に、スコープメモリ112に格納されている内視鏡情報と、記憶媒体125Aに格納されている本体装置情報と、をそれぞれ読み込むとともに、当該読み込んだ内視鏡情報及び本体装置情報を併せて内視鏡画像処理装置13Aへ出力するように構成されている。
記憶媒体125Aは、例えば、不揮発性のメモリ等を具備して構成されている。また、記憶媒体125Aには、画像生成部122Aの処理において用いられるデフォルトの設定値及び現在の観察画像用の設定値がそれぞれ格納されている。また、記憶媒体125Aには、本体装置12Aの機種を特定可能な情報を含む本体装置情報が格納されている。なお、前述の本体装置情報に含まれる本体装置12Aの機種は、例えば、光源部121に設けられた各LEDから発せられる光の色の種類等に基づいて設定されている。
本実施形態においては、本体装置12Aの画像生成部122A及び制御部124Aが、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、本体装置12Aが、CPU等のような1つ以上のプロセッサを具備して構成されていてもよい。また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、図示しないコンピュータが、画像生成部122A及び制御部124Aの機能を実行させるためのプログラムを記憶媒体125Aから読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
内視鏡画像処理装置13Aは、本体装置12A及び表示装置14のそれぞれに対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、内視鏡画像処理装置13Aは、被検体内の被写体を内視鏡11Aで撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された観察画像が本体装置12Aから入力されるように構成されているとともに、当該入力された観察画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有して構成されている。また、内視鏡画像処理装置13Aは、画像変換部131Aと、病変認識部132Aと、表示制御部133Aと、記憶媒体134Aと、を有して構成されている。
画像変換部131Aは、本体装置12Aから出力される内視鏡情報及び本体装置情報に基づき、内視鏡11A及び本体装置12Aの機種をそれぞれ検出するように構成されている。また、画像変換部131Aは、前述のように検出した内視鏡11A及び本体装置12Aの機種と、本体装置12Aから出力される現在の観察画像用の設定値と、記憶媒体134Aから読み込んだ学習画像用の設定値と、に基づき、本体装置12Aから出力される観察画像を病変認識用画像に変換するための変換処理を行うように構成されている。
病変認識部132Aは、病変認識部132と同様の方法で機械学習を行うことにより実装された病変認識機能を有して構成されている。また、病変認識部132Aは、前述の病変認識機能に応じた処理として、画像変換部131Aの処理結果として得られた病変認識用画像に含まれる病変部を検出するための処理を行うとともに、当該検出した病変部に関する情報を取得するための処理を行うように構成されている。すなわち、病変認識部132Aは、画像生成部122Aによる所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いた機械学習を行うことにより実装された病変認識機能を有している。
表示制御部133Aは、本体装置12Aから出力される観察画像と、病変認識部132Aの処理結果として得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像を生成するとともに、当該生成した表示画像を表示装置14へ出力するように構成されている。すなわち、表示制御部133Aは、本体装置12Aから入力される観察画像と、病変認識部132Aが病変認識機能に応じた処理を病変認識用画像に対して施すことにより得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像を生成するように構成されている。また、表示制御部133Aは、病変部に関する情報が病変認識部132Aの処理により得られなかった場合には、本体装置12Aから出力される観察画像をそのまま表示画像として表示装置14へ出力するように構成されている。
記憶媒体134Aは、例えば、不揮発性のメモリ等を具備して構成されている。また、記憶媒体134Aには、病変認識部132Aの病変認識機能を実装するための学習に用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値が格納されている。すなわち、記憶媒体134Aに格納された学習画像用の設定値は、複数の学習画像各々を生成する際に画像生成部122Aにより行われた所定の処理において用いられたとともにユーザにより設定された過去の観察画像用の設定値に相当する。また、記憶媒体134Aには、画像変換部131Aの変換処理において用いられるデフォルトの設定値と、複数の変換マトリクスと、がそれぞれ格納されている。
前述のデフォルトの設定値は、本体装置12Aの機種に応じた値として設定されているとともに、画像生成部122Aにより行われる所定の処理に対応する値として設定されている。また、前述の複数の変換マトリクスは、内視鏡11A及び本体装置12Aの機種に応じて色調及び解像度の変換を行うマトリクスとして設定されている。また、前述の複数の変換マトリクスに含まれる各係数は、例えば、撮像部111のイメージセンサの有効画素数と、光源部121に設けられた各LEDから発せられる光の色の種類と、に応じて設定されている。
本実施形態においては、内視鏡画像処理装置13Aの各部が、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、内視鏡画像処理装置13Aが、CPU等のような1つ以上のプロセッサを具備して構成されていてもよい。また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、図示しないコンピュータが、画像変換部131A、病変認識部132A及び表示制御部133Aの機能を実行させるためのプログラムを記憶媒体134Aから読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
続いて、本実施形態の作用について、図4及び図5を参照しつつ説明する。図4及び図5は、第2の実施形態に係る内視鏡画像処理装置等において行われる動作の概要を示す図である。
本実施形態においては、病変認識部132Aの病変認識機能を実装するための学習に用いられた各観察画像(学習画像)が、機種EMAの内視鏡と、機種HMAの本体装置と、を有する内視鏡システムにより取得された場合を例に挙げて説明する。
本実施形態においては、画像生成部122と同様の輪郭強調処理が画像生成部122Aにより行われる場合を例に挙げて説明する。また、本実施形態の説明においては、画像生成部122により行われる輪郭強調処理の設定値が、0からP(Pは1以上の整数)までの数値を割り当てた複数の強調レベルとして表されるものとする。
本実施形態においては、輪郭強調処理のデフォルトの強調レベル(設定値)ELDが記憶媒体125A及び134Aに格納されているとともに、当該強調レベルELDが0に設定されている場合を例に挙げて説明する。
術者等のユーザは、内視鏡システム1Aの各部を接続して電源を投入した後、被検者の内部へ内視鏡11Aの挿入部を挿入するとともに、当該被検者の内部における所望の被写体を撮像可能な位置に当該挿入部の先端部を配置する。そして、このようなユーザの操作に応じ、光源部121から内視鏡11Aへ照明光が供給され、当該照明光により照明された被写体からの戻り光が撮像部111において撮像されるとともに、撮像部111において生成された撮像信号が本体装置12Aへ出力される。
また、ユーザは、入力I/F123を操作することにより、例えば、画像生成部122の輪郭強調処理において用いられる強調レベルを所望の強調レベルELUに設定するための指示を行う。そして、このようなユーザの操作に応じ、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の強調レベル(設定値)がELUに更新される。
制御部124Aは、本体装置12Aの電源が投入された際に、スコープメモリ112に格納されている内視鏡情報EJBと、記憶媒体125Aに格納されている本体装置情報HJBと、をそれぞれ読み込むとともに、当該読み込んだ内視鏡情報EJB及び本体装置情報HJBを併せて内視鏡画像処理装置13Aへ出力する。
画像生成部122Aは、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の強調レベルELUを読み込み、当該読み込んだ強調レベルELUを用いて内視鏡11Aから出力される撮像信号に対して(輪郭強調処理を含む)所定の処理を施すことにより観察画像KGBを生成する(図4及び図5参照)。すなわち、観察画像KGBは、撮像部111により撮像された被写体の輪郭を強調レベルELUに応じて強調した画像として生成される。
画像生成部122Aは、前述のように生成した観察画像KGBと、当該観察画像KGBの生成に用いた強調レベルELUと、を併せて内視鏡画像処理装置13Aへ出力する。
画像変換部131Aは、本体装置12Aから出力される内視鏡情報EJB及び本体装置情報HJBに基づき、内視鏡11A及び本体装置12Aの機種をそれぞれ検出する。
画像変換部131Aは、本体装置12Aから出力される内視鏡情報EJB及び本体装置情報HJBに基づき、例えば、内視鏡11Aの機種が機種EMAであること、及び、本体装置12Aの機種が機種HMAであることを検出した場合に、本体装置12Aから出力される観察画像KGBを病変認識用画像RGBに変換するための変換処理を行う。このような変換処理の具体例について、図4を参照しつつ以下に説明する。
画像変換部131Aは、本体装置12Aから出力される強調レベルELUと、記憶媒体134Aから読み込んだ強調レベルELDと、に基づき、当該強調レベルELUに応じた観察画像KGBを当該強調レベルELDに応じた内視鏡画像NGBに変換するための変換処理を行う(図4参照)。すなわち、内視鏡画像NGBは、本体装置12Aの機種が機種HMAであり、かつ、輪郭強調処理の強調レベルが0(デフォルトの強調レベル)に設定されている場合に画像生成部122Aにより生成される画像に相当する。また、内視鏡画像NGBは、撮像部111により撮像された被写体の輪郭を強調していない画像として生成される。なお、画像変換部131Aは、強調レベルELUと強調レベルELDとが両方とも0である場合、すなわち、当該強調レベルELUと当該強調レベルELDとが等しい場合には、観察画像KGBを内視鏡画像NGBとして用いて以降の処理を行う。
画像変換部131Aは、記憶媒体134Aから読み込んだ強調レベルELAを用いて内視鏡画像NGBを病変認識用画像RGBに変換するための変換処理を行う(図4参照)。すなわち、病変認識用画像RGBは、内視鏡画像NGBに含まれる被写体の輪郭を強調レベルELAに応じて強調した画像として生成される。
ここで、学習画像用の強調レベルELAは、病変認識部132Aの病変認識機能を実装するための学習に用いられた複数の過去の観察画像各々においてユーザにより設定されていた強調レベルELUのうち、最も使用頻度が高い強調レベルに相当する。すなわち、学習画像用の強調レベルELAは、複数の学習画像各々を生成する際に行われた所定の処理において用いられた複数の強調レベルの中でユーザによる設定回数が最も多い強調レベルに相当する。そのため、以上に述べたような画像変換部131Aの変換処理によれば、本番の内視鏡観察の際に得られた観察画像KGBに応じて生成された病変認識用画像RGBと、病変認識部132Aの病変認識機能を実装するための学習に用いられた学習画像LGAと、における被写体の輪郭の強調状態を相互に類似させることができる。
以上に述べた具体例によれば、画像変換部131Aは、観察画像を病変認識用画像に変換するための変換処理として、本体装置12Aから取得した現在の観察画像用の強調レベルELUに基づいて当該観察画像KGBを所定の処理におけるデフォルトの設定値に応じた内視鏡画像NGBに変換する処理と、当該内視鏡画像NGBを学習画像用の強調レベルELAに応じた病変認識用画像RGBに変換するための処理と、を行う。
病変認識部132Aは、画像変換部131Aの処理結果として得られた病変認識用画像RGBに含まれる病変部を検出するための処理を行うとともに、当該検出した病変部に関する情報を取得するための処理を行う。
表示制御部133Aは、本体装置12から出力される観察画像KGBと、病変認識部132Aの処理結果として得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像HGBを生成するとともに、当該生成した表示画像HGBを表示装置14へ出力する(図4参照)。
画像変換部131Aは、本体装置12Aから出力される内視鏡情報EJB及び本体装置情報HJBに基づき、例えば、内視鏡11Aの機種が機種EMAとは異なる機種EMBであること、または、本体装置12Aの機種が機種HMAとは異なる機種HMBであることを検出した場合に、観察画像KGBを病変認識用画像RGCに変換するための変換処理を行う。このような変換処理の具体例について、図5を参照しつつ以下に説明する。
画像変換部131Aは、本体装置12Aから出力される強調レベルELUと、記憶媒体134Aから読み込んだ強調レベルELDと、に基づき、当該強調レベルELUに応じた観察画像KGBを当該強調レベルELDに応じた内視鏡画像NGC1に変換するための変換処理を行う(図5参照)。すなわち、内視鏡画像NGC1は、本体装置12Aの機種が機種HMBであり、かつ、輪郭強調処理の強調レベルが0(デフォルトの強調レベル)に設定されている場合に画像生成部122Aにより生成される画像に相当する。また、内視鏡画像NGC1は、撮像部111により撮像された被写体の輪郭を強調していない画像として生成される。なお、画像変換部131Aは、強調レベルELUと強調レベルELDとが両方とも0である場合、すなわち、当該強調レベルELUと当該強調レベルELDとが等しい場合には、観察画像KGBを内視鏡画像NGC1として用いて以降の処理を行う。
画像変換部131Aは、記憶媒体134Aに格納されている複数のマトリクスの中から、内視鏡情報EJB及び本体装置情報HJBに基づいて検出した機種EMB及びHMBに応じたマトリクスMATを読み込む。
具体的には、画像変換部131Aは、例えば、内視鏡11Aの機種が機種EMBであり、かつ、本体装置12Aの機種が機種HMBであることを検出した場合に、記憶媒体134AからマトリクスMATAを読み込む。マトリクスMATAは、機種EMBの内視鏡及び機種HMBの本体装置を有する内視鏡システムにより取得された画像の色調及び解像度を、機種EMAの内視鏡及び機種HMAの本体装置を有する内視鏡システムにより取得された画像の色調及び解像度に変換可能な係数を備えたマトリクスとして設定されている。
また、画像変換部131Aは、例えば、内視鏡11Aの機種が機種EMAであり、かつ、本体装置12Aの機種が機種HMBであることを検出した場合に、記憶媒体134AからマトリクスMATBを読み込む。マトリクスMATBは、機種EMAの内視鏡及び機種HMBの本体装置を有する内視鏡システムにより取得された画像の色調及び解像度を、機種EMAの内視鏡及び機種HMAの本体装置を有する内視鏡システムにより取得された画像の色調及び解像度に変換可能な係数を備えたマトリクスとして設定されている。
また、画像変換部131Aは、例えば、内視鏡11Aの機種が機種EMBであり、かつ、本体装置12Aの機種が機種HMAであることを検出した場合に、記憶媒体134AからマトリクスMATCを読み込む。マトリクスMATCは、機種EMBの内視鏡及び機種HMAの本体装置を有する内視鏡システムにより取得された画像の色調及び解像度を、機種EMAの内視鏡及び機種HMAの本体装置を有する内視鏡システムにより取得された画像の色調及び解像度に変換可能な係数を備えたマトリクスとして設定されている。
画像変換部131Aは、内視鏡画像NCG1に対して記憶媒体134Aから読み込んだマトリクスMATを適用することにより、当該内視鏡画像NCG1を内視鏡画像NCG2に変換するための変換処理を行う(図5参照)。すなわち、内視鏡画像NGC2は、機種EMAの内視鏡及び機種HMAの本体装置を有する内視鏡システムに適合するように、内視鏡画像NCG1の色調及び解像度を変換した画像に相当する。
画像変換部131Aは、記憶媒体134Aから読み込んだ強調レベルELAを用いて内視鏡画像NGC2を病変認識用画像RGCに変換するための変換処理を行う(図5参照)。すなわち、病変認識用画像RGCは、内視鏡画像NGC2に含まれる被写体の輪郭を強調レベルELAに応じて強調した画像として生成される。
ここで、学習画像用の強調レベルELAは、病変認識部132Aの病変認識機能を実装するための学習に用いられた複数の過去の観察画像各々において設定されていた強調レベルELUのうち、最も使用頻度が高い強調レベルに相当する。すなわち、学習画像用の強調レベルELAは、複数の学習画像各々を生成する際に行われた所定の処理において用いられた複数の強調レベルの中でユーザによる設定回数が最も多い強調レベルに相当する。そのため、以上に述べたような画像変換部131Aの変換処理によれば、本番の内視鏡観察の際に得られた観察画像KGBに応じて生成された病変認識用画像RGCと、病変認識部132Aの病変認識機能を実装するための学習に用いられた学習画像LGAと、における被写体の輪郭の強調状態を相互に類似させることができる。
以上に述べた具体例によれば、画像変換部131Aは、観察画像を病変認識用画像に変換するための変換処理として、本体装置12Aから取得した現在の観察画像用の強調レベルELUに基づいて当該観察画像KGBを所定の処理におけるデフォルトの設定値に応じた内視鏡画像NGC1に変換する処理と、当該内視鏡画像NGC1を内視鏡画像NGC2に変換する処理と、当該内視鏡画像NGC2を学習画像用の強調レベルELAに応じた病変認識用画像RGBに変換するための処理と、を行う。また、以上に述べた具体例によれば、画像変換部131Aは、観察画像KGBを内視鏡画像に変換する際に、内視鏡11Aの機種及び本体装置12Aの機種の組み合わせに応じて異なる処理を行う。
病変認識部132Aは、画像変換部131Aの処理結果として得られた病変認識用画像RGCに含まれる病変部を検出するための処理を行うとともに、当該検出した病変部に関する情報を取得するための処理を行う。
表示制御部133Aは、本体装置12Aから出力される観察画像KGBと、病変認識部132Aの処理結果として得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像HGCを生成するとともに、当該生成した表示画像HGCを表示装置14へ出力する(図5参照)。
以上に述べたように、本実施形態によれば、学習画像LGAの取得に用いた内視鏡システムの構成と同様の構成を有する内視鏡システムを用いて本番の内視鏡観察が行われる場合に、当該学習画像LGAの強調状態に類似した強調状態を有する病変認識用画像RGBが画像変換部131Aの変換処理により生成されるとともに、当該生成された病変認識用画像RGBに含まれる病変部の認識に係る処理が病変認識部132Aにより行われる。また、以上に述べたように、本実施形態によれば、学習画像LGAの取得に用いた内視鏡システムの構成とは異なる構成を有する内視鏡システムを用いて本番の内視鏡観察が行われる場合に、当該学習画像LGAの強調状態に類似した強調状態を有する病変認識用画像RGCが画像変換部131Aの変換処理により生成されるとともに、当該生成された病変認識用画像RGCに含まれる病変部の認識に係る処理が病変認識部132Aにより行われる。そのため、本実施形態によれば、機械学習に用いられた画像と、本番の内視鏡観察の際に得られた画像と、の間の取得条件の相違に起因して生じる病変部の認識精度の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、例えば、画像変換部131Aが、本体装置12Aから出力される観察画像KGBに含まれる文字列を認識するための処理を行うことにより、内視鏡11Aの機種、本体装置12Aの機種、及び、強調レベルELUのうちのいずれか1つを特定するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図6から図8は、本発明の第3の実施形態に係るものである。
なお、本実施形態においては、第1及び第2の実施形態のうちの少なくともいずれか一方と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を適宜省略するとともに、第1及び第2の実施形態のいずれともと異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
内視鏡システム1Bは、図6に示すように、内視鏡11と、本体装置12Bと、内視鏡画像処理装置13Bと、表示装置14と、を有して構成されている。図6は、第3の実施形態に係る内視鏡画像処理装置を含む内視鏡システムの要部の構成を示す図である。
本体装置12Bは、内視鏡11及び内視鏡画像処理装置13Bのそれぞれに対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、本体装置12Bは、例えば、図6に示すように、光源部121と、画像生成部122Bと、入力I/F123と、制御部124と、記憶媒体125と、を有して構成されている。
画像生成部122Bは、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の設定値を読み込み、当該読み込んだ設定値を用いて内視鏡11から出力される撮像信号に対して所定の処理を施すことにより観察画像を生成するように構成されている。また、画像生成部122Bは、現在の観察画像用の設定値が記憶媒体125に格納されていないことを検出した場合に、記憶媒体125から読み込んだデフォルトの設定値を当該現在の観察画像用の設定値として用いて観察画像を生成するように構成されている。また、画像生成部122Bは、前述のように生成した観察画像を内視鏡画像処理装置13Bへ出力するように構成されている。なお、本実施形態においては、画像生成部122Bにより行われる所定の処理の中に、ユーザにより設定値が変更され得る1つ以上の処理が含まれていればよい。
本実施形態においては、本体装置12Bの画像生成部122B及び制御部124が、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、本体装置12Bが、CPU等のような1つ以上のプロセッサを具備して構成されていてもよい。また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、図示しないコンピュータが、画像生成部122B及び制御部124の機能を実行させるためのプログラムを記憶媒体125から読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
内視鏡画像処理装置13Bは、本体装置12B及び表示装置14のそれぞれに対して着脱自在に接続されるように構成されている。また、内視鏡画像処理装置13Bは、被検体内の被写体を内視鏡11で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された観察画像が本体装置12Bから入力されるように構成されているとともに、当該入力された観察画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有して構成されている。また、内視鏡画像処理装置13Bは、推定部130Bと、画像変換部131Bと、病変認識部132Bと、表示制御部133Bと、記憶媒体134Bと、を有して構成されている。
推定部130Bは、本体装置12Bから出力される観察画像における1つ以上のパラメータを検出するための処理を行うように構成されている。また、推定部130Bは、本体装置12Bから出力される観察画像から検出したパラメータと、記憶媒体134Bから読み込んだテーブルデータと、に基づき、画像生成部122Bが当該観察画像を生成する際に用いた現在の観察画像用の設定値を推定するための推定処理を行うように構成されている。
画像変換部131Bは、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の設定値と、記憶媒体134Bから読み込んだテーブルデータ及び学習画像用の設定値と、に基づき、本体装置12Bから出力される観察画像を病変認識用画像に変換するための変換処理を行うように構成されている。
病変認識部132Bは、病変認識部132と同様の方法で機械学習を行うことにより実装された病変認識機能を有して構成されている。また、病変認識部132Bは、前述の病変認識機能に応じた処理として、画像変換部131Bの処理結果として得られた病変認識用画像に含まれる病変部を検出するための処理を行うとともに、当該検出した病変部に関する情報を取得するための処理を行うように構成されている。すなわち、病変認識部132Bは、画像生成部122Bによる所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いた機械学習を行うことにより実装された病変認識機能を有している。
表示制御部133Bは、本体装置12Bから出力される観察画像と、病変認識部132Bの処理結果として得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像を生成するとともに、当該生成した表示画像を表示装置14へ出力するように構成されている。すなわち、表示制御部133Bは、本体装置12Bから入力される観察画像と、病変認識部132Bが病変認識機能に応じた処理を病変認識用画像に対して施すことにより得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像を生成するように構成されている。また、表示制御部133Bは、病変部に関する情報が病変認識部132Bの処理により得られなかった場合には、本体装置12Bから出力される観察画像をそのまま表示画像として表示装置14へ出力するように構成されている。
記憶媒体134Bは、例えば、不揮発性のメモリ等を具備して構成されている。また、記憶媒体134Bには、病変認識部132Bの病変認識機能を実装するための学習に用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値が格納されている。すなわち、記憶媒体134Bに格納された学習画像用の設定値は、複数の学習画像各々を生成する際に画像生成部122Bにより行われた所定の処理において用いられたとともにユーザにより設定された過去の観察画像用の設定値に相当する。また、記憶媒体134Bには、推定部130Bの推定処理及び画像変換部131Aの変換処理において用いられるテーブルデータが格納されている。
前述のテーブルデータは、本体装置12Bから出力される観察画像から検出可能なパラメータと、当該パラメータに対応する観察画像用の設定値と、の間の関係を示すデータとして作成されている。
本実施形態においては、内視鏡画像処理装置13Bの各部が、個々の電子回路として構成されていてもよく、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路における回路ブロックとして構成されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、内視鏡画像処理装置13Bが、CPU等のような1つ以上のプロセッサを具備して構成されていてもよい。また、本実施形態に係る構成を適宜変形することにより、例えば、図示しないコンピュータが、推定部130B、画像変換部131B、病変認識部132B及び表示制御部133Bの機能を実行させるためのプログラムを記憶媒体134Bから読み込むとともに、当該読み込んだプログラムに応じた動作を行うようにしてもよい。
続いて、本実施形態の作用について、図7及び図8を参照しつつ説明する。図7は、第3の実施形態に係る内視鏡画像処理装置等において行われる動作の概要を示す図である。図8は、第3の実施形態に係る内視鏡画像処理装置の処理において用いられるテーブルデータの一例を示す図である。
本実施形態においては、病変認識部132Bの病変認識機能を実装するための学習に用いられた各観察画像(学習画像)が、内視鏡11及び本体装置12Bを有する内視鏡システムにより取得されたものとして説明する。
本実施形態においては、画像生成部122と同様の輪郭強調処理が画像生成部122Bにより行われる場合を例に挙げて説明する。また、本実施形態の説明においては、画像生成部122Bにより行われる輪郭強調処理の設定値が、0からP(Pは1以上の整数)までの数値を割り当てた複数の強調レベルとして表されるものとする。
術者等のユーザは、内視鏡システム1Bの各部を接続して電源を投入した後、被検者の内部へ内視鏡11の挿入部を挿入するとともに、当該被検者の内部における所望の被写体を撮像可能な位置に当該挿入部の先端部を配置する。そして、このようなユーザの操作に応じ、光源部121から内視鏡11へ照明光が供給され、当該照明光により照明された被写体からの戻り光が撮像部111において撮像されるとともに、撮像部111において生成された撮像信号が本体装置12Bへ出力される。
また、ユーザは、入力I/F123を操作することにより、例えば、画像生成部122Bの輪郭強調処理において用いられる強調レベルを所望の強調レベルELUに設定するための指示を行う。そして、このようなユーザの操作に応じ、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の強調レベル(設定値)がELUに更新される。
画像生成部122Bは、記憶媒体125に格納されている現在の観察画像用の強調レベルELUを読み込み、当該読み込んだ強調レベルELUを用いて内視鏡11から出力される撮像信号に対して(輪郭強調処理を含む)所定の処理を施すことにより観察画像KGDを生成する(図7参照)。すなわち、観察画像KGDは、撮像部111により撮像された被写体の輪郭を強調レベルELUに応じて強調した画像として生成される。
画像生成部122Bは、前述のように生成した観察画像KGDを内視鏡画像処理装置13Bへ出力する。
推定部130Bは、本体装置12Bから出力される観察画像KGDの輝度勾配に基づき、当該観察画像における平均エッジ強度ESAを検出するための処理を行う。また、推定部130Bは、観察画像KGDから検出した平均エッジ強度ESAと、記憶媒体134Bから読み込んだテーブルデータTDAと、に基づき、画像生成部122Bが観察画像KGDを生成する際に用いた現在の観察画像用の強調レベルを推定するための推定処理を行う。
テーブルデータTDAは、例えば、図8に示すように、観察画像KGDの平均エッジ強度ESAと、当該平均エッジ強度ESAに対応する観察画像用の強調レベルと、の間の関係を示すデータとして作成されている。すなわち、テーブルデータTDBに含まれる各強調レベルは、観察画像KGDが生成される際に画像生成部122Bにより行われる輪郭強調処理において用いられる現在の観察画像用の強調レベルELUに対応している。
推定部130Bは、図8のテーブルデータTDAを参照することにより、例えば、観察画像KGDから検出した平均エッジ強度ESAが0以上かつES1以下である場合に、画像生成部122Bが当該観察画像KGDを生成する際に用いた観察画像用の強調レベルが0であると推定する。また、推定部130Bは、図8のテーブルデータTDAを参照することにより、例えば、観察画像KGDから検出した平均エッジ強度ESAがES1より大きくかつES2以下である場合に、画像生成部122Bが当該観察画像KGDを生成する際に用いた観察画像用の強調レベルが1であると推定する。
すなわち、推定部130Bは、観察画像KGDの平均エッジ強度ESAと、当該平均エッジ強度ESAに対応する観察画像用の強調レベルと、の間の関係を示すデータとして作成されたテーブルデータTDAに基づき、当該観察画像KGDを生成する際に行われた所定の処理に含まれる輪郭強調処理において用いられた現在の観察画像用の強調レベルを推定するための推定処理を行う。
画像変換部131Bは、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の強調レベルELUと、記憶媒体134Bから読み込んだテーブルデータTDA及び学習画像用の強調レベルELAと、に基づき、本体装置12Bから出力される観察画像KGDを病変認識用画像RGDに変換するための変換処理を行う(図7参照)。
具体的には、画像変換部131Bは、例えば、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の強調レベルELUが0であり、かつ、記憶媒体134Bから読み込んだ学習画像用の強調レベルELAが1である場合には、図8のテーブルデータTDAに基づき、観察画像KGDの平均エッジ強度ESAをES1より大きくかつES2以下の範囲内に属する所定の平均エッジ強度ESBに増加させるような変換処理を行うことにより病変認識用画像RGDを生成する。すなわち、画像変換部131Bは、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の強調レベルELUが学習画像用の強調レベルELAよりも低い場合には、テーブルデータTDAに基づいて観察画像KGDの平均エッジ強度ESAを増加させるような変換処理を行うことにより病変認識用画像RGDを生成する。
また、画像変換部131Bは、例えば、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の強調レベルELUが1であり、かつ、記憶媒体134Bから読み込んだ学習画像用の強調レベルELAが0である場合には、図8のテーブルデータTDAに基づき、観察画像KGDの平均エッジ強度ESAを0以上かつES1以下の範囲内に属する所定の平均エッジ強度ESCに減少させるような変換処理を行うことにより病変認識用画像RGDを生成する。すなわち、画像変換部131Bは、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の強調レベルELUが学習画像用の強調レベルELAよりも高い場合には、テーブルデータTDAに基づいて観察画像KGDの平均エッジ強度ESAを減少させるような変換処理を行うことにより病変認識用画像RGDを生成する。
また、画像変換部131Bは、例えば、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の強調レベルELUが1であり、かつ、記憶媒体134Bから読み込んだ学習画像用の強調レベルELAが1である場合には、観察画像KGDを病変認識用画像RGDとして取得する。すなわち、画像変換部131Bは、推定部130Bの処理結果として得られた観察画像用の強調レベルELUと学習画像用の強調レベルELAとが等しい場合には、観察画像KGDの平均エッジ強度ESAを増加または減少させるような変換処理を行わずに、当該観察画像KGDを病変認識用画像RGDとして取得する。
ここで、学習画像用の強調レベルELAは、病変認識部132Bの病変認識機能を実装するための学習に用いられた複数の過去の観察画像各々においてユーザにより設定されていた強調レベルELUのうち、最も使用頻度が高い強調レベルに相当する。そのため、以上に述べたような推定部130Bの推定処理及び画像変換部131Bの変換処理によれば、本番の内視鏡観察の際に得られた観察画像KGDに応じて生成された病変認識用画像RGDと、病変認識部132Bの病変認識機能を実装するための学習に用いられた学習画像LGAと、における被写体の輪郭の強調状態を相互に類似させることができる。
病変認識部132Bは、画像変換部131Bの処理結果として得られた病変認識用画像RGDに含まれる病変部を検出するための処理を行うとともに、当該検出した病変部に関する情報を取得するための処理を行う。
表示制御部133Bは、本体装置12から出力される観察画像KGDと、病変認識部132Bの処理結果として得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像HGDを生成するとともに、当該生成した表示画像HGDを表示装置14へ出力する(図7参照)。
以上に述べたように、本実施形態によれば、学習画像LGAの強調状態に類似した強調状態を有する病変認識用画像RGDが推定部130Bの推定処理及び画像変換部131Bの変換処理により生成されるとともに、当該生成された病変認識用画像RGDに含まれる病変部の認識に係る処理が病変認識部132Bにより行われる。そのため、本実施形態によれば、機械学習に用いられた画像と、本番の内視鏡観察の際に得られた画像と、の間の取得条件の相違に起因して生じる病変部の認識精度の低下を抑制することができる。
本実施形態においては、例えば、観察画像KGDの平均輝度値と、当該平均輝度値に対応する明るさレベルと、の間の関係を示すデータとして作成されたテーブルデータTDBと、学習画像用の明るさレベルBLAと、が記憶媒体134Bに格納されていてもよい。
なお、テーブルデータTDBに含まれる各明るさレベルは、観察画像KGDが生成される際に画像生成部122Bにより行われる明るさ調整処理において用いられる現在の観察画像用の明るさレベルBLUに対応している。また、現在の観察画像用の明るさレベルBLUは、例えば、-Kから+K(Kは1以上の整数)までの数値として表されるとともに、ユーザによる入力I/F123の操作に応じた所望のレベルに設定される。また、学習画像用の明るさレベルBLAは、病変認識部132Bの病変認識機能を実装するための学習に用いられた複数の過去の観察画像各々において設定されていた明るさレベルBLUのうち、最も使用頻度が高い明るさレベルに相当する。
以上に述べた場合においては、テーブルデータTDBに基づいて明るさ調整処理において用いられた現在の観察画像用の明るさレベルBLUを推定するための推定処理が推定部130Bにより行われる。また、以上に述べた場合においては、推定部130Bの処理結果として得られた現在の観察画像用の明るさレベルBLUと、テーブルデータTDBと、学習画像用の明るさレベルBLAと、に基づいて観察画像KGDを病変認識用画像RGDに変換するための変換処理が画像変換部131Bにより行われる。そのため、以上に述べた場合においては、学習画像LGAの明るさに類似した明るさを有する病変認識用画像RGDを生成することができる。
本実施形態においては、例えば、観察画像KGDに含まれる各色成分(青色、緑色及び赤色の色成分)の平均画素値と、当該各色成分の平均画素値に対応する色調レベルと、の間の関係を示すデータとして作成されたテーブルデータTDCと、学習画像用の色調レベルCLAと、が記憶媒体134Bに格納されていてもよい。
なお、テーブルデータTDCに含まれる各色調レベルは、観察画像KGDが生成される際に画像生成部122Bにより行われる色調調整処理において用いられる現在の観察画像用の色調レベルCLUに対応している。また、現在の観察画像用の色調レベルCLUは、例えば、-Lから+L(Lは1以上の整数)までの数値として表されるとともに、ユーザによる入力I/F123の操作に応じた所望のレベルに設定される。また、学習画像用の色調レベルCLAは、病変認識部132Bの病変認識機能を実装するための学習に用いられた複数の過去の観察画像各々において設定されていた色調レベルCLUのうち、最も使用頻度が高い色調レベルに相当する。
以上に述べた場合においては、テーブルデータTDCに基づいて色調調整処理において用いられた現在の観察画像用の色調レベルCLUを推定するための推定処理が推定部130Bにより行われる。また、以上に述べた場合においては、推定部130Bの処理結果として得られた現在の観察画像用の色調レベルCLUと、テーブルデータTDCと、学習画像用の色調レベルCLAと、に基づいて観察画像KGDを病変認識用画像RGDに変換するための変換処理が画像変換部131Bにより行われる。そのため、以上に述べた場合においては、学習画像LGAの色調に類似した色調を有する病変認識用画像RGDを生成することができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。

Claims (14)

  1. 被検体内の被写体を内視鏡で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された画像が外部装置から入力されるとともに、当該入力された画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有する内視鏡画像処理装置であって、
    前記所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いた機械学習を行うことにより実装された前記病変認識機能を有する病変認識部と、
    前記複数の学習画像各々を生成する際に行われた前記所定の処理において用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値に基づき、前記外部装置から入力される画像を前記病変認識部により行われる前記病変認識機能に応じた処理に用いられる病変認識用画像に変換するための変換処理を行う画像変換部と、
    を有することを特徴とする内視鏡画像処理装置。
  2. 前記過去の観察画像用の設定値は、ユーザにより設定されたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理装置。
  3. 前記学習画像用の設定値は、前記複数の学習画像各々を生成する際に行われた前記所定の処理において用いられた複数の設定値の中でユーザによる設定回数が最も多い設定値に相当する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理装置。
  4. 前記画像変換部は、前記外部装置から入力される画像が前記所定の処理におけるデフォルトの設定値を用いて生成された内視鏡画像である場合に、前記変換処理として、前記内視鏡画像を前記学習画像用の設定値に応じた前記病変認識用画像に変換するための処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理装置。
  5. 前記画像変換部は、前記外部装置から入力される画像がユーザにより設定された現在の観察画像用の設定値を用いて前記所定の処理を行うことにより生成された現在の観察画像である場合に、前記変換処理として、前記外部装置から取得した前記現在の観察画像用の設定値に基づいて前記現在の観察画像を前記所定の処理におけるデフォルトの設定値に応じた内視鏡画像に変換する処理と、前記内視鏡画像を前記学習画像用の設定値に応じた前記病変認識用画像に変換するための処理と、を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理装置。
  6. 前記画像変換部は、前記現在の観察画像を前記内視鏡画像に変換する際に、前記内視鏡の機種及び前記外部装置の機種の組み合わせに応じて異なる処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の内視鏡画像処理装置。
  7. 前記画像変換部は、前記現在の観察画像に含まれる文字列を認識するための処理を行うことにより、前記内視鏡の機種及び前記外部装置の機種のうちの少なくとも一方を特定する
    ことを特徴とする請求項に記載の内視鏡画像処理装置。
  8. 前記外部装置から入力される画像がユーザにより設定された現在の観察画像用の設定値を用いて前記所定の処理を行うことにより生成された現在の観察画像である場合に、前記現在の観察画像から検出可能なパラメータと、前記パラメータに対応する観察画像用の設定値と、の間の関係を示すテーブルデータに基づいて前記現在の観察画像用の設定値を推定するための推定処理を行う推定部をさらに有し、
    前記画像変換部は、前記変換処理として、前記推定部の処理結果として得られた前記現在の観察画像用の設定値と、前記テーブルデータと、前記学習画像用の設定値と、に基づいて前記現在の観察画像を前記病変認識用画像に変換するための処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理装置。
  9. 前記推定部は、前記現在の観察画像の平均エッジ強度と、前記平均エッジ強度に対応する観察画像用の強調レベルと、の間の関係を示すデータとして作成された前記テーブルデータに基づき、前記現在の観察画像を生成する際に行われた前記所定の処理に含まれる輪郭強調処理において用いられた現在の観察画像用の強調レベルを推定するための推定処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の内視鏡画像処理装置。
  10. 前記推定部は、前記観察画像の平均輝度と、前記平均輝度に対応する観察画像用の明るさレベルと、の間の関係を示すデータとして作成された前記テーブルデータに基づき、前記現在の観察画像を生成する際に行われた前記所定の処理に含まれる明るさ調整処理において用いられた現在の観察画像用の明るさレベルを推定するための推定処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の内視鏡画像処理装置。
  11. 前記推定部は、前記観察画像に含まれる各色成分の平均画素値と、前記各色成分の平均画素値に対応する観察画像用の色調レベルと、の間の関係を示すデータとして作成された前記テーブルデータに基づき、前記現在の観察画像を生成する際に行われた前記所定の処理に含まれる色調調整処理において用いられた現在の観察画像用の色調レベルを推定するための推定処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の内視鏡画像処理装置。
  12. 前記外部装置から入力される画像と、前記病変認識部が前記病変認識機能に応じた処理を前記病変認識用画像に対して施すことにより得られた病変部に関する情報と、を合成することにより表示画像を生成するように構成された表示制御部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理装置。
  13. 被検体内の被写体を内視鏡で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された画像が外部装置から入力されるとともに、当該入力された画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有する内視鏡画像処理装置における内視鏡画像処理方法であって、
    病変認識部が、前記所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いて前記病変認識機能を実装するための機械学習を行い、
    画像変換部が、前記複数の学習画像各々を生成する際に行われた前記所定の処理において用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値に基づき、前記外部装置から入力される画像を前記病変認識部により行われる前記病変認識機能に応じた処理に用いられる病変認識用画像に変換するための変換処理を行う
    ことを特徴とする内視鏡画像処理方法。
  14. 被検体内の被写体を内視鏡で撮像して得られた撮像信号に対して所定の処理を施すことにより生成された画像が外部装置から入力されるとともに、当該入力された画像に含まれる病変部を認識可能な病変認識機能を有するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記所定の処理を経て生成された複数の過去の観察画像を複数の学習画像として用いて前記病変認識機能を実装するための機械学習を行う工程と、
    前記複数の学習画像各々を生成する際に行われた前記所定の処理において用いられた過去の観察画像用の設定値に相当する学習画像用の設定値に基づき、前記外部装置から入力される画像を前記病変認識機能に応じた処理に用いられる病変認識用画像に変換するための変換処理を行う工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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