JP6993011B2 - 画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラム - Google Patents

画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6993011B2
JP6993011B2 JP2020044514A JP2020044514A JP6993011B2 JP 6993011 B2 JP6993011 B2 JP 6993011B2 JP 2020044514 A JP2020044514 A JP 2020044514A JP 2020044514 A JP2020044514 A JP 2020044514A JP 6993011 B2 JP6993011 B2 JP 6993011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
augmented reality
electric
candidate
image
reality image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020044514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021144008A (ja
Inventor
政彦 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2020044514A priority Critical patent/JP6993011B2/ja
Publication of JP2021144008A publication Critical patent/JP2021144008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6993011B2 publication Critical patent/JP6993011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラムに関する。
電子回路の基板における信号の測定に関連して、特許文献1には、オシロスコープで得られる信号波形画像を、その信号を測定するプローブの近傍に表示することが記載されている。
特許第4908642号公報
測定者が、基板等の対象物における測定位置を決定してプローブを当てる際に、より正確に測定位置にプローブを当てられるように、測定者を補助できることが好ましい。
本発明は、上述の課題を解決することのできる画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、画像生成装置は、拡張現実画像における対象物の位置を検出する対象物位置検出部と、前記対象物における電気経路の情報を取得する経路情報取得部と、前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する候補位置算出部と、前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する優先度決定手段と、前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する画像生成部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、測定補助システムは、画像生成装置と表示装置とを備え、前記画像生成装置は、拡張現実画像における対象物の位置を検出する対象物位置検出部と、前記対象物における電気経路の情報を取得する経路情報取得部と、前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する候補位置算出部と、前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する優先度決定手段と、前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する画像生成部と、を備え、前記表示装置は、前記拡張現実画像を表示する。
本発明の第3の態様によれば、画像生成方法は、拡張現実画像における対象物の位置を検出する工程と、前記対象物における電気経路の情報を取得する工程と、前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する工程と、前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する工程と、前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する工程と、を含む。
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、拡張現実画像における対象物の位置を検出する工程と、前記対象物における電気経路の情報を取得する工程と、前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する工程と、前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する工程と、前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する工程と、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、測定者が、基板等の対象物における測定位置を決定してプローブを当てる際に、測定者を補助することができる。
実施形態に係る測定補助システムの装置構成の例を示す概略構成図である。 実施形態に係る画像生成装置の機能構成の例を示す概略ブロック図である。 実施形態に係る電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブを配置できない場合の例を示す図である。 実施形態に係る電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブを配置できる場合の例を示す図である。 実施形態に係る経路長判定部、距離判定部、空間判定部および面判定部の各々の判定結果示す文字列の例を示す図である。 実施形態に係る画像生成部が生成する拡張現実画像の第1の例を示す図である。 実施形態に係る画像生成部が生成する拡張現実画像の第2の例を示す図である。 実施形態に係る画像生成部が生成する拡張現実画像の第3の例を示す図である。 実施形態に係る画像生成部が生成する拡張現実画像の第4の例を示す図である。 実施形態に係る画像生成装置が観測点候補の位置の表示を含む拡張現実画像を生成する処理手順の例を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像生成装置が、観測点候補の表示に信号名の表示および電気経路長の順位の表示が付加された拡張現実画像を生成する処理手順の例を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像生成装置が、観測点候補の位置の表示および観測点候補に関する情報の表示を付加した拡張現実画像を生成する処理手順の例を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像生成装置が、対象観測点候補における信号の測定可能性の判定を行う処理手順の例を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像生成装置の構成例を示す図である。 実施形態に係る測定補助システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る画像生成方法における処理の手順の例を示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施形態に係る測定補助システムの装置構成の例を示す概略構成図である。図1に示す構成で、測定補助システム1は、撮像装置11と、画像生成装置12と、表示装置13とを備える。また、図1には、基板910と、測定装置920と、設計情報提供装置930とが示されている。測定装置920は、測定装置本体921と、プローブ922とを備える。
測定補助システム1は、基板910などの対象物にプローブを当てて行う測定を補助する。具体的には、測定補助システム1は、対象物の像に、プローブを当てる箇所の候補の位置の表示、およびその位置に関する情報の表示を重ね合わせた拡張現実(Augmented Reality)画像を測定者に提示する。対象物にプローブを当てる箇所の候補を電気測定箇所候補、または、観測点候補とも称する。
以下では、対象物が基板である場合を例に説明するが、測定補助システム1が対象とする対象物は基板に限定されない。プローブを当てて測定を行う対象物であり、かつ、配線の情報を得られるいろいろな対象物に、測定補助システム1を適用することができる。
以下では、測定対象が信号である場合を例に説明するが、電源電圧を測定する場合など、測定対象が信号以外である場合にも、測定補助システム1を用いることができる。
撮像装置11は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラなどのカメラを用いて構成され、基板910をリアルタイムに撮像する。
ただし、測定補助システム1が、撮像装置11に代えて基板910の位置を検出するセンサを備えるようにしてもよい。この場合、表示装置13が、透過型スクリーンを備え、画像生成装置12が、透過型スクリーン上で基板910が見える位置に合わせて(したがって、測定者が基板910の実物を見た像に合わせて)、プローブを当てる箇所の候補の位置、およびその位置に関する情報を表示するようにしてもよい。
画像生成装置12は、撮像装置11が撮像する基板910の画像に、プローブを当てる箇所の候補の位置の表示、およびその位置に関する情報の表示を重ね合わせた拡張現実画像を生成する。画像生成装置12は、例えばマイクロコントローラ(Microcontroller)またはパソコン(Personal Computer)などのコンピュータを用いて構成される。あるいは、画像生成装置12が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を用いて構成されるなど、画像生成装置12専用のハードウェアを用いて構成されていてもよい。
表示装置13は、例えば液晶パネルまたはLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)パネルなどの表示画面を備え、各種画像を表示する。特に、表示装置13は、画像生成装置12が生成する、対象物の像に、プローブを当てる箇所の候補の位置の表示、およびその位置に関する情報の表示を重ね合わせた拡張現実画像を表示する。
上記のように、表示装置13が、透過型スクリーンを備えていてもよい。
また、表示装置13が、例えばヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)またはスマートグラス(Smart Glasses)など装着式の表示装置として構成されていてもよいし、設置式の表示装置として構成されていてもよい。表示装置13が装着式の表示装置として構成されている場合、測定者は、自らが基板910を見ている像に拡張現実画像による表示が付加されている感覚で、基板910にプローブ922を当てて測定を行うことができる。一方、測定補助システム1が撮像装置11を備え、表示装置13が設置式の表示装置として構成されている場合、測定者は、基板910の実物と、表示装置13が表示する画像とを見比べながら、基板910にプローブ922を当てて測定を行うことができる。
基板910は、測定者が行う測定の対象物の例に該当する。ただし、上記のように、測定の対象物は基板910に限定されない。
測定装置920は、電気的特性を測定する装置である。プローブ922は、基板910の測定箇所に当てられ、測定箇所の電気を測定装置本体921に導通させる。測定装置本体921は、プローブ922を用いて導通される測定箇所の電気に基づいて、測定箇所における電気的特性値を算出する。
測定装置920が測定する電気的特性は、例えば、測定装置920が、電流、電圧、電力、電力量、周波数、位相または位相差、波形、通電の有無、あるいはこれらの組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。
設計情報提供装置930は、基板910の配線パターンの情報など、基板910における電気経路の情報を提供する。画像生成装置12は、設計情報提供装置930が提供する情報を用いて、基板910上で電気測定箇所候補の位置を決定する。
設計情報提供装置930は、基板910の設計時に用いられるCAD(Computer Aided Design)システムであってもよいが、これに限定されない。
図2は、画像生成装置12の機能構成の例を示す概略ブロック図である。図2に示す構成で、画像生成装置12は、通信部110と、記憶部170と、制御部180とを備える。制御部180は、対象物位置検出部181と、経路情報取得部182と、候補位置算出部183と、経路長判定部184と、距離判定部185と、空間判定部186と、面判定部187と、優先度決定部188と、画像生成部189とを備える。
通信部110は、他の装置と通信を行う。例えば、通信部110は、撮像装置11の撮影画像の画像データを受信する。また、通信部110は、画像生成装置12が生成する拡張現実画像を表示装置13に送信して表示させる。
記憶部170は、各種データを記憶する。記憶部170は、画像生成装置12が備える記憶デバイスを用いて構成される。
制御部180は、画像生成装置12の各部を制御して各種処理を行う。制御部180の機能は、例えば、画像生成装置12が備えるCPU(Central Processing Unit)が記憶部170からプログラムを読み出して実行することで実行される。
対象物位置検出部181は、拡張現実画像における基板910の位置を検出する。例えば、対象物位置検出部181が、撮像装置11の撮像画像にパターンマッチング処理を適用して、撮像装置11の撮像画像から基板910の画像を検出し、撮像装置11の撮像画像における基板910の画像の位置を算出するようにしてもよい。対象物位置検出部181が用いるパターンマッチングアルゴリズムとして、公知のアルゴリズムを用いることができる。
対象物位置検出部181は、対象物位置検出手段の例に該当する。
測定補助システム1が撮像装置11に代えて基板910の位置を検出するセンサを備え、表示装置13が透過型スクリーンを備える場合、対象物位置検出部181が、基板910の位置のセンサ測定データに基づいて、透過型スクリーン上で基板910が見える範囲の位置(すなわち、測定者が見る基板910の像の、透過型スクリーンにおける位置)を算出するようにしてもよい。この場合の対象物位置検出部181の処理として、例えばアフィン変換など公知の処理を用いることができる。
経路情報取得部182は、基板910における電気経路の情報を取得する。具体的には、経路情報取得部182は、通信部110を介して設計情報提供装置930から、基板910における電気経路の情報を取得する。経路情報取得部182が取得する情報には、基板910における電気経路の位置情報が含まれる。この位置情報には、基板の部品パッド(Pad)の位置およびヴィア(Via)の位置など、基板910における電気測定箇所候補の位置情報が含まれる。さらに、この位置情報に、基板910の部品パッド、ヴィアの各々が、基板910の複数の面の何れに位置するかの情報が含まれていてもよい。
さらに、経路情報取得部182が取得する情報には、電気経路を電源電流が流れるか電気信号が流れるかの区別、および、電気経路を電気信号が流れる場合、その電気信号がシングルエンド信号か否かおよび差動信号か否かなど、電気経路を流れる電気の種類を示す情報が含まれていてもよい。
経路情報取得部182は、経路情報取得手段の例に該当する。
候補位置算出部183は、対象物位置検出部181が検出する拡張現実画像における基板910の位置と、経路情報取得部182が取得する基板910における電気経路の情報とに基づいて、拡張現実画像における基板910の電気測定箇所候補の位置を算出する。例えば、候補位置算出部183が、拡張現実画像に含まれる基板910の部品パッドの位置およびヴィアの位置として、拡張現実画像における座標を算出するようにしてもよい。
候補位置算出部183は、候補位置算出手段の例に該当する。
経路長判定部184は、電気経路における測定対象信号の受端から電気測定箇所候補までの電気経路長が、所定の許容経路長以下か否かを判定する。ここでいう受端は、信号が基板910に入力される位置である。信号を出力する部品の端子が基板910に接続されている位置(例えば、部品パッドの位置)が、受端の例に該当する。
経路長判定部184は、例えば、信号の受端からその信号が供給される部品パッドおよびヴィアの各々までの、基板上の電気経路(例えば配線パターン)の経路長を検出する。経路長の情報が、経路情報取得部182が取得する電気経路の情報に含まれていてもよい。
そして、経路長判定部184は、部品パッドおよびヴィアの各々について、受端からの電気経路長が、予め定められた閾値である許容経路長以下か否かを判定する。
許容経路長の値については、例えば測定者が予め画像生成装置12に入力しておくようにしてもよい。
経路長判定部184は、経路長判定手段の例に該当する。
距離判定部185は、複数の電気測定箇所候補間の距離が、複数のプローブピン間の距離の許容範囲内か否かを判定する。
例えば、ある部品パッドまたはあるヴィアにおける測定対象の信号がシングルエンド信号である場合、距離判定部185は、その部品パッドまたはヴィアと、GND(Ground、グラウンド)の位置との距離が、プローブ922の信号ピンとGNDピンとの距離を調整可能な範囲として予め定められた範囲内か否かを判定する。ここでいうGNDの位置は、GNDにプローブを当てることが可能な位置である。
また、ある部品パッドまたはあるヴィアにおける測定対象の信号が差動信号である場合、距離判定部185は、その部品パッドまたはヴィアと、差動信号(比較対象の信号)を測定可能な部品パッドまたはヴィアとの距離が、プローブ922の信号ピンと差動信号ピンとの距離を調整可能な範囲として予め定められた範囲内か否かを判定する。
測定対象の信号がシングルエンド信号であり、プローブ922としてシングルエンドプローブが用いられる場合、例えば、測定者が、プローブ922のプローブ信号ピンとプローブGNDピンとの間の距離の許容範囲を画像生成装置12に入力しておくようにしてもよい。
測定対象の信号が差動信号であり、プローブ922として差動プローブが用いられる場合、例えば、測定者が、プローブ922の差動プローブ信号ピンと信号ピンとの間の距離の許容範囲を、画像生成装置12に入力しておくようにしてもよい。
距離判定部185は、距離判定手段の例に該当する。
空間判定部186は、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブ922を配置可能な空間の有無を判定する。
例えば、経路情報取得部182が取得する情報に、基板910に設けられる部品の位置および寸法の情報が含まれていてもよい。そして、空間判定部186が、部品の位置および寸法の情報に基づいて、プローブ922をある部品パッドまたはあるヴィアに当てる際に、部品が邪魔になってプローブ922を当てられない事態の有無を判定するようにしてもよい。
プローブ922の外形寸法については、例えば測定者が画像生成装置12に予め入力しておくようにしてもよい。
空間判定部186は、空間判定手段の例に該当する。
図3は、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブ922を配置できない場合の例を示す図である。
図3の例で、基板910に設けられるふたつの部品911の間に観測点候補P11とGND点P12とが位置している。観測点候補P11およびGND点P12は、いずれも電気測定箇所候補の例に該当する。
図3では、仮に、プローブ922の信号ピン924aを観測点候補P11に当て、GNDピン924bをGND点P12に当てた場合の、プローブ922の位置が示されている。信号ピン924aとGNDピン924bとは、何れもプローブ922のピンの例に該当する。プローブ922のピンを、ピン924とも表記する。
しかしながら、部品911の位置とプローブ922のプローブ本体923の位置とが領域A11で重なっている。したがって、図3に示されるように、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブ922を配置することはできない。
図4は、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブ922を配置できる場合の例を示す図である。
図4の例で、基板910に設けられるふたつの部品911の間に観測点候補P21とGND点P22とが位置している。観測点候補P21およびGND点P22は、いずれも電気測定箇所候補の例に該当する。
図4では、プローブ922の信号ピン924aを観測点候補P21に当て、GNDピン924bをGND点P22に当てた場合の、プローブ922の位置が示されている。
図4の例では、図3の例の場合と部品911の寸法が異なっており、プローブ922の位置と部品911の位置とが干渉していない。このため、図4に示されるように、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブ922を配置することができる。
空間判定部186は、例えば、図3および図4に例示されるような、プローブ922の位置と部品911の位置との干渉の有無を判定する。
面判定部187は、電気測定箇所候補が基板910の複数の面のうち拡張現実画像に示される面に含まれるか否かを判定する。
例えば、基板910の表面と裏面とが定められており、基板910の部品パッドおよびヴィアの各々が表面に位置するか裏面に位置するかの情報が、経路情報取得部182が取得する電気経路の情報に含まれていてもよい。そして、面判定部187が、撮像装置11が撮像している基板910の面が表面か裏面かを判定し、基板910の部品パッドおよびヴィアの各々が、撮像装置11が撮像している面(拡張現実画像に示される面)に含まれるか否かを判定するようにしてもよい。
面判定部187は、面判定手段の例に該当する。
優先度決定部188は、基板910の電気経路における測定対象信号の受端から複数の電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、電気測定箇所候補の優先度を決定する。
例えば、優先度決定部188が、基板910の電気経路を流れる信号毎に、その信号を測定可能な部品パッドおよびヴィアのうちプローブ922を当てることが可能なもののうち、その信号の受端からの電気経路長が最も短いものの優先度を、他のものの優先度よりも高い優先度に決定するようにしてもよい。
あるいは、優先度決定部188が、基板910の電気経路を流れる信号毎に、その信号を測定可能な部品パッドおよびヴィアの各々の各々について、その信号の受端からの電気経路長が短い順に優先順位を付けるようにしてもよい。
優先度決定部188は、優先度決定手段の例に該当する。
画像生成部189は、基板910の電気測定箇所候補の位置の表示を含む拡張現実画像を生成する。例えば、画像生成部189が、撮像装置11が撮像する基板910の画像に、部品パッドおよびヴィアの各々の位置を示す印を付加した拡張現実画像を生成するようにしてもよい。測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブ922を当てて測定を行うことができる。
画像生成部189が、基板910の電気測定箇所候補の位置の表示に加えて、電気測定箇所候補の各々で測定可能な信号名など、電気測定箇所候補の各々で測定できる可能性のある信号を示す情報の表示を付加した拡張現実画像を生成するようにしてもよい。測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して、測定したい信号を測定できる可能性のある電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブ922を当てて測定を行うことができる。
画像生成部189は、画像生成手段の例に該当する。
ここでいう、信号を測定できる可能性があるとは、その電気測定箇所候補にプローブ922を当てることができるなど、所定の条件が満たされる場合に、その信号を測定可能であることである。以下、信号を測定できる可能性のある電気測定箇所候補を、信号を測定可能な電気測定箇所候補とも称する。
画像生成部189が、経路長判定部184が判定する、電気経路長が許容経路長以下か否かの判定結果の表示を含む拡張現実画像を生成するようにしてもよい。測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して、電気経路長が許容経路長以下の電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブ922を当てて測定を行うことができる。これにより、測定者が比較的高精度に信号を測定できることが期待される。
画像生成部189が、距離判定部185が判定する、電気測定箇所候補間の距離が、プローブピン間の距離の許容範囲内か否かの判定結果の表示を含む拡張現実画像を生成するようにしてもよい。測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、プローブピン間の距離の条件を満たさず測定を行えない電気測定箇所候補を除外して位置を把握することができる。これにより、測定者が測定を行えない可能性を軽減することができる。
画像生成部189が、空間判定部186が判定する、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブ922を配置可能な空間の有無の判定結果の表示を含む前記拡張現実画像を生成するようにしてもよい。測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、プローブ922配置可能な空間を確保できず測定を行えない電気測定箇所候補を除外して位置を把握することができる。これにより、測定者が測定を行えない可能性を軽減することができる。
画像生成部189が、面判定部187が判定する、電気測定箇所候補が基板910の複数の面のうち拡張現実画像に示される面に含まれるか否かの判定結果の表示を含む拡張現実画像を生成するようにしてもよい。測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、基板910を裏返さずにプローブ922を当てることができる電気測定箇所候補の位置を把握することができる。この点で、測定者は、効率よく迅速に測定を行うことができる。
画像生成部189が、優先度決定部188が決定する優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成するようにしてもよい。測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、受端からの電気経路長に基づく優先度に応じて電気測定箇所候補を選択することができる。例えば、測定者は、測定対象の信号を測定可能な電気測定箇所候補のうち、受端からの電気経路長が最も短い電気測定箇所候補選択することができる。これにより、測定者が比較的高精度に信号を測定できることが期待される。
画像生成部189が、経路長判定部184、距離判定部185、空間判定部186および面判定部187の各々の判定結果に基づいて、観測点候補の名称を決定するようにしてもよい。
図5は、経路長判定部184、距離判定部185、空間判定部186および面判定部187の各々の判定結果示す文字列の例を示す図である。
図5の例で、項番1の行は、経路長判定部184が行う判定、および、その判定結果の例を示している。項番2の行は、測定対象の信号がシングルエンド信号である場合の、距離判定部185が行う判定、および、その判定結果の例を示している。項番3の行は、測定対象の信号が差動信号である場合の、距離判定部185が行う判定、および、その判定結果の例を示している。項番4の行は、空間判定部186が行う判定、および、その判定結果の例を示している。項番5の行は、面判定部187が行う判定、および、その判定結果の例を示している。
画像生成部189が、経路長判定部184、距離判定部185、空間判定部186の何れの判定でも条件を満たすことを、「OK」で示し、距離判定部185、空間判定部186の何れの判定でも条件を満たすが、経路長判定部184の判定の条件を満たさないことを「CO」で示し、距離判定部185または空間判定部186の判定の条件を満たさないことを「NG」で示すようにしてもよい。
また、画像生成部189が、面判定部187の判定で、観測点候補が現在の基板面にないと判定されたことを、文字列の末尾に「O」を付して示すようにしてもよい。
ここでいう現在の基板面は、基板910の面のうち、仮想現実画面に示される面である。すなわち、ここでいう現在の基板面は、撮像装置11が撮像している面である。
図5の例で、観測点候補P1は、距離判定部185の判定における条件を満たしていない。このため、画像生成部189は、観測点候補P1の名称を「NG1」に決定している。ここでは「1」は、観測点候補を識別するための識別番号として予め定められている番号である。
観測点候補P2は、空間判定部186の判定における条件を満たしていない。このため、画像生成部189は、観測点候補P2の名称を「NG2」に決定している。ここでは「2」は、観測点候補を識別するための識別番号として予め定められている番号である
観測点候補P3は、経路長判定部184、距離判定部185、空間判定部186の何れの判定でも条件を満たしている。このため、画像生成部189は、観測点候補P3の名称を「OK3」に決定している。ここでは「3」は、観測点候補を識別するための識別番号として予め定められている番号である。
観測点候補P4は、距離判定部185、空間判定部186の何れの判定でも条件を満たしている。一方、観測点候補P4は、経路長判定部184の判定における条件を満たしていない。このため、画像生成部189は、観測点候補P4の名称を「CO4O」に決定している。ここでは「4」は、観測点候補を識別するための識別番号として予め定められている番号である。名称の末尾の「O」(「4」の後の「O」)は、面判定部187の判定で、現在の基板面にないと判定されたことを示す。
図6は、画像生成部189が生成する拡張現実画像の第1の例を示す図である。図6の例では、観測点候補P31、P32およびP33の3つの観測点候補が示されている。観測点候補P31およびP33はシングルエンド信号の観測点候補である。一方、観測点候補P32は、GND点である。
また、観測点候補P31およびP32にはプローブ922を当てることが可能である。そこで、画像生成部189は、観測点候補P31の名称を「OK1」に決定し、観測点候補P31と対になるGND点である観測点候補P32の名称を「GND」に決定している。画像生成部189は、観測点候補P31の名称の表示、および、観測点候補P32の名称の表示を、拡張現実画像に付加している。また、画像生成部189は、観測点候補P31の名称の表示に「Signal」を付加している。この「Signal」は、シングルエンド信号の信号側(GND側でない側)を示す。
これに対し、観測点候補P33の場合、矢印で示される部品911間の距離が、プローブ922を配置するために必要な距離よりも短い。このため、観測点候補P33にはプローブ922を当てることができない。そこで、画像生成部189は、観測点候補P33の名称を「NG2」に決定し、決定した名称の表示を拡張現実画像に付加している。
また、観測点候補P31およびP32の対は、シングルエンド信号を測定可能な観測点候補のうち、受端からの経路長が最も短い観測点候補に該当する。これにより、優先度決定部188は、観測点候補P31およびP32の優先度を、他の観測点候補の優先度よりも高い優先度に決定している。画像生成部189は、優先度決定部188が決定した優先度に従って、観測点候補P31の名称および「Signal」の表示と、観測点候補P32の名称の表示を、比較的大きい表示(他の観測点候補の名称等の表示よりも大きい表示)にしている。
測定対象の信号を測定可能な観測点候補がない場合(例えば、距離判定部185および空間判定部186の何れの判定の条件も満たす観測点候補がない場合)、画像生成部189が、該当する観測点候補がない旨の表示を拡張現実画像に付加するようにしてもよい。
図7は、画像生成部189が生成する拡張現実画像の第2の例を示す図である。図7は、測定対象の信号を測定可能な観測点候補がない場合の例を示している。画像生成部189は、「観測点なし」とのメッセージの表示を拡張現実画像に付加している。
測定対象の信号を測定可能な観測点候補が、基板910の現在の面と反対の面にのみある場合、画像生成部189が、該当する観測点候補が反対面にある旨の表示を拡張現実画像に付加するようにしてもよい。
図8は、画像生成部189が生成する拡張現実画像の第3の例を示す図である。図8は、測定対象の信号を測定可能な観測点候補が、基板910の現在の面と反対の面にのみある場合の例を示している。画像生成部189は、「反対面」とのメッセージの表示を拡張現実画像に付加している。
画像生成部189が、基板910の現在の面と反対の面にある観測点候補の位置および名称の表示を、仮想現実画面に付加するようにしてもよい。例えば、画像生成部189が、仮に基板910および部品911を透視可能であるとした場合に、拡張現実画像上で反対側の面の観測点候補が見える位置に、その観測点候補の位置の表示を付加するようにしてもよい。さらに、画像生成部189が、その観測点候補の位置の表示に、その観測点候補の名称の表示を付加するようにしてもよい。
図9は、画像生成部189が生成する拡張現実画像の第4の例を示す図である。図9の例では、観測点候補P41およびP42の2つの観測点候補が示されている。観測点候補P41とP42とは、同じ信号を観測するための観測点候補である。また、観測点候補P41のほうが、観測点候補P42よりも、受端からの電気経路長が短い。これに対し、画像生成部189は、観測点候補P41、P42のそれぞれについて、測定可能な信号の信号名と、受端からの電気経路長の短い順の順番との組み合わせの表示を、拡張現実画像に付加している。図9の「Signal Name」は、信号名を表す。例えば、経路情報取得部182が取得する電気経路の情報に、観測点候補の各々で観測可能な信号の信号名(その観測点候補で観測できる可能性のある信号の信号名)が含まれていてもよい。
図9の例のように、画像生成部189が、観測点候補毎にその観測点候補で観測可能な信号の信号名の表示を含む拡張現実画像を生成して表示装置13に表示させるようにしてもよい。そして、操作者が、拡張現実画像上の観測点候補の何れかを、例えばマウスクリック等の選択操作で選択することで、測定対象の信号を指定するようにしてもよい。そして、画像生成部189が、測定対象の信号を観測可能な観測点候補について、図6の例のように、観測点候補の位置の表示および観測点候補に関する情報の表示を付加した拡張現実画像を生成し、表示装置13に表示させるようにしてもよい。
あるいは、測定者が、キーボードを用いて測定対象の信号の信号名を入力するなど、拡張現実画像上の観測点候補を選択する方法以外の方法で、測定対象の信号を指定するようにしてもよい。
次に、図10から図13を参照して、測定補助システム1の動作について説明する。
図10は、画像生成装置12が観測点候補の位置の表示を含む拡張現実画像を生成する処理手順の例を示すフローチャートである。
図10の処理で、対象物位置検出部181は、拡張現実画像における基板910の位置を算出する(ステップS101)。例えば、上述したように、対象物位置検出部181は、撮像装置11の撮像画像における基板910の位置を算出する。
次に、候補位置算出部183は、対象物位置検出部181が検出する拡張現実画像における基板910の位置と、経路情報取得部182が取得する基板910における電気経路の情報とに基づいて、拡張現実画像における基板910の電気測定箇所候補の位置を算出する(ステップS102)。
そして、画像生成部189は、観測点候補の位置の表示を拡張現実画像に重畳する(ステップS103)。例えば、画像生成部189は、撮像装置11の撮像画像における観測点候補の位置を丸で囲むなど、観測点候補があることを示す印を付加した拡張現実画像を生成する。
ステップS103の後、画像生成装置12は、図10の処理を終了する。
図11は、画像生成装置12が、図9に例示される、観測点候補の表示に信号名の表示および電気経路長の順位の表示が付加された拡張現実画像を生成する処理手順の例を示すフローチャートである。例えば画像生成装置12は、図10の処理で得られる、観測点候補の位置の表示を含む拡張現実画像に、さらに、図11の処理によって信号名の表示および電気経路長の順位の表示を付加する。
図11の処理で、候補位置算出部183は、拡張現実画像に示されている観測点候補を検出する(ステップS201)。例えば、候補位置算出部183が、図10のステップS102で位置を算出した観測点候補の各々を検出するようにしてもよい。
次に、候補位置算出部183は、ステップS201で検出した観測点候補毎に、その観測点候補で測定可能な信号の信号名を特定する(ステップS202)。経路情報取得部182が取得する電気経路の情報に、各観測点候補で測定可能な信号の信号名の情報が含まれ、候補位置算出部183が、電気経路の情報から信号名の情報を取得するようにしていてもよい。
次に、優先度決定部188は、候補位置算出部183がステップS201で検出した観測点候補毎に、受端からの電気経路長を算出する(ステップS203)。経路情報取得部182が取得する電気経路の情報に、受端から各観測点候補までの電気経路長の情報が含まれ、優先度決定部188が、電気経路の情報から電気経路長の情報を取得するようにしてもよい。
次に、優先度決定部188は、基板910を流れる信号毎に、受端からその信号を測定可能な観測点候補までの電気経路長の順位を、算出する(ステップS204)。例えば、優先度決定部188は、候補位置算出部183がステップS201で検出した観測点候補をその観測点候補で測定可能な信号毎に分類し、分類したクラス毎に、受端から観測点候補までの電気経路長の順位付けを行う。
そして、画像生成部189は、候補位置算出部183が特定した信号名および、優先度決定部188が算出した電気経路長の順位を拡張現実画像に重畳する(ステップS205)。例えば、画像生成部189は、図9の例のように、拡張現実画像における観測点候補の表示に、信号名の表示および電気経路長の順位の表示を付加する。
ステップS205の後、画像生成装置12は、図11の処理を終了する。
図12は、画像生成装置12が、図6に例示される、観測点候補の位置の表示および観測点候補に関する情報の表示を付加した拡張現実画像を生成する処理手順の例を示すフローチャートである。
図12の処理で、候補位置算出部183は、測定対象の信号を特定する(ステップS301)。上述したように、表示装置13が表示する拡張現実画像上で、測定者が観測点候補の何れかを選択する操作を行い、候補位置算出部183が、選択された観測点候補で測定可能な信号を、電気経路の情報から読み出すようにしてもよい。
次に、候補位置算出部183は、測定対象の信号の観測点候補を全て特定する(ステップS302)。ここでいう信号の観測点候補は、その信号を測定可能な観測点候補である。例えば、候補位置算出部183が、電気経路の情報から、観測点候補の各々で測定可能な信号の情報を取得し、得られた情報に基づいて、測定対象の信号の観測点候補を特定するようにしてもよい。
次に、制御部180は、ステップS302で特定した観測点候補毎に処理を行うループL11を開始する(ステップS311)。ループL11で処理対象になっている観測点候補を、対象観測点候補とも称する。
ループL11の処理で、制御部180(例えば、経路長判定部184または優先度決定部188)は、受端から対象観測点候補までの電気経路長を算出する(ステップS312)。制御部180が、電気経路の情報から電気経路長を読み出すようにしてもよい。
次に、制御部180は、対象観測点候補における信号の測定可能性を判定する(ステップS313)。例えば、制御部180は、図5に例示される各項目の判定を行う。
次に、制御部180は、ループL11の終端処理を行う(ステップS314)。具体的には、制御部180は、ステップS302で特定した全ての観測点候補について、ループL11の処理を行ったか否かを判定する。まだループL11の処理を行っていない観測点候補があると判定した場合、処理がステップS311に戻り、制御部180は、まだループL11の処理を行っていない観測点候補に対して、ループL11の処理を行う。
一方、ステップS302で特定した全ての観測点候補について、ループL11の処理を行ったと判定した場合、制御部180は、ループL11を終了する。
ステップS314でループL11を終了した場合、制御部180は、ステップS302で特定された観測点候補のうち、測定対象の信号を測定可能な条件を満たす観測点候補の有無を判定する(ステップS321)。例えば、制御部180は、図5の項目2から4に例示される条件を満たす観測点候補の有無を判定する。
条件を満たす観測点候補がないと判定した場合(ステップS321:NO)、画像生成部189は、図7に例示されるように、測定対象の信号を測定可能な観測点がない旨のメッセージを付加した拡張現実画像を生成し、表示装置13に表示させる(ステップS361)。
ステップS361の後、画像生成装置12は、図12の処理を終了する。
一方、ステップS321で、条件を満たす観測点候補があると判定した場合(ステップS321:YES)、面判定部187は、測定対象の信号を測定可能な条件を満たす観測点候補が現在の面にあるか否かを判定する(ステップS331)。
条件を満たす観測点候補が現在の面にはないと判定した場合(ステップS331:NO)、画像生成部189は、図8に例示されるように、測定対象の信号を測定可能な観測点候補が、基板910の現在の面と反対の面にのみある旨のメッセージを付加した拡張現実画像を生成し、表示装置13に表示させる(ステップS351)。
ステップS351の後、画像生成装置12は、図12の処理を終了する。
一方、ステップS331で、条件を満たす観測点候補が現在の面にあると判定した場合、優先度決定部188は、ステップS302で特定された観測点候補の各々について、受端からの電気経路長に基づく優先度を算出する(ステップS341)。
そして、画像生成部189は、判定結果の表示を拡張現実画像に重畳する(ステップS351)。具体的には、画像生成部189は、図6に例示されるように、観測点候補の位置の表示に、その観測点候補に関する情報の表示を付加した拡張現実画像を生成し、表示装置13に表示させる。例えば、画像生成部189は、観測点候補の位置の表示に、ステップS313での判定結果の表示、および、ステップS341で算出した優先度の表示を付加した拡張現実画像を生成する。
ステップS342の後、画像生成装置12は、図12の処理を終了する。
図13は、画像生成装置12が、対象観測点候補における信号の測定可能性の判定を行う処理手順の例を示すフローチャートである。画像生成装置12は、図12のステップS313で、図13の処理を行う。
図13の処理で、距離判定部185は、観測点候補間の距離が所定の閾値以下か否かを判定する(ステップS401)。ステップS401の処理は、上述した、距離判定部185が、複数の電気測定箇所候補間の距離が、複数のプローブピン間の距離の許容範囲内か否かを判定する処理の例に該当する。
観測点候補間の距離が閾値以下であると判定した場合(ステップS401:YES)、空間判定部186は、プローブ922を配置可能な空間の有無を判定する(ステップS402)。ステップS402の処理は、上述した、空間判定部186が、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブ922を配置可能な空間の有無を判定する処理の例に該当する。
プローブ922を配置可能な空間があると判定した場合(ステップS402:YES)、経路長判定部184は、受端から対象観測点候補までの電気経路長が所定の閾値以下か否かを判定する(ステップS403)。ステップS403の処理は、上述した、経路長判定部184が、電気経路における測定対象信号の受端から電気測定箇所候補までの電気経路長が、所定の許容経路長以下か否かを判定する処理の例に該当する。
受端から対象観測点候補までの電気経路長が閾値以下であると判定した場合(ステップS403:YES)、面判定部187が、対象観測点候補が現在の基板面にあるか否かを判定する(ステップS411)。ステップS411の処理は、上述した、面判定部187が、電気測定箇所候補が基板910の複数の面のうち拡張現実画像に示される面に含まれるか否かを判定する処理の例に該当する。
対象観測点候補が現在の基板面にあると判定した場合(ステップS411:YES)、画像生成部189は、判定結果を示す文字列を「OK*」とする(ステップS421)。図13では、「*」は、観測点候補を識別する識別番号を示す。図13では、判定結果を示す文字列は、図5の例で画像生成部189が決定する観測点候補の名称に該当する。
ステップS421の後、画像生成装置12は、図13の処理を終了する。
一方、ステップS411で、対象観測点候補が現在の基板面と反対の面にあると判定した場合(ステップS411:NO)、画像生成部189は、判定結果を示す文字列を「OK*O」とする(ステップS422)。
ステップS422の後、画像生成装置12は、図13の処理を終了する。
一方、ステップS403で、電気経路長が閾値よりも長いと判定した場合(ステップS403:NO)、面判定部187が、対象観測点候補が現在の基板面にあるか否かを判定する(ステップS412)。ステップS412の処理は、ステップS411の処理と同様である。
対象観測点候補が現在の基板面にあると判定した場合(ステップS412:YES)、画像生成部189は、判定結果を示す文字列を「CO*」とする(ステップS423)。
ステップS423の後、画像生成装置12は、図13の処理を終了する。
一方、ステップS412で、対象観測点候補が現在の基板面と反対の面にあると判定した場合(ステップS412:NO)、画像生成部189は、判定結果を示す文字列を「CO*O」とする(ステップS424)。
ステップS424の後、画像生成装置12は、図13の処理を終了する。
一方、ステップS401で、観測点候補間の距離が閾値よりも長いと判定した場合(ステップS401:NO)、および、ステップS402でで、プローブを配置可能な空間が無いと判定した場合(ステップS402:NO)の何れも、面判定部187が、対象観測点候補が現在の基板面にあるか否かを判定する(ステップS413)。ステップS413の処理は、ステップS411の処理と同様である。
対象観測点候補が現在の基板面にあると判定した場合(ステップS413:YES)、画像生成部189は、判定結果を示す文字列を「NG*」とする(ステップS425)。
ステップS425の後、画像生成装置12は、図13の処理を終了する。
一方、ステップS413で、対象観測点候補が現在の基板面と反対の面にあると判定した場合(ステップS413:NO)、画像生成部189は、判定結果を示す文字列を「NG*O」とする(ステップS426)。
ステップS426の後、画像生成装置12は、図13の処理を終了する。
以上のように、対象物位置検出部181は、拡張現実画像における基板910の位置を検出する。経路情報取得部182は、基板910における電気経路の情報を取得する。候補位置算出部183は、拡張現実画像における基板910の位置と、電気経路の情報とに基づいて、拡張現実画像における基板910の電気測定箇所候補の位置を算出する。画像生成部189は、基板910の電気測定箇所候補の位置の表示を含む拡張現実画像を生成する。
画像生成装置12によれば、測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブ922を当てて測定を行うことができる。このように、画像生成装置12によれば、測定者が、基板等の対象物における測定位置を決定してプローブを当てる際に、測定者を補助することができ、これによって、測定者が、より正確に、かつ、より速やかに測定位置にプローブを当てられると期待される。
また、優先度決定部188は、電気経路における測定対象信号の受端から複数の電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、電気測定箇所候補の優先度を決定する。画像生成部189は、優先度決定部188が決定した優先度の表示を含む拡張現実画像を生成する。
これにより、測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、受端からの電気経路長に基づく優先度に応じて電気測定箇所候補を選択することができる。例えば、測定者は、測定対象の信号を測定可能な電気測定箇所候補のうち、受端からの電気経路長が最も短い電気測定箇所候補選択することができる。これにより、測定者が比較的高精度に信号を測定できることが期待される。
また、経路長判定部184は、電気経路における測定対象信号の受端から電気測定箇所候補までの電気経路長が、所定の許容経路長以下か否かを判定する。画像生成部189は、電気経路長が許容経路長以下か否かの判定結果の表示を含む拡張現実画像を生成する。
これにより、測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して、電気経路長が許容経路長以下の電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブ922を当てて測定を行うことができる。これにより、測定者が比較的高精度に信号を測定できることが期待される。
また、距離判定部185は、複数の電気測定箇所候補間の距離が、複数のプローブピン間の距離の許容範囲内か否かを判定する。画像生成部189は、電気測定箇所候補間の距離が、プローブピン間の距離の許容範囲内か否かの判定結果の表示を含む拡張現実画像を生成する。
これにより、測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、プローブピン間の距離の条件を満たさず測定を行えない電気測定箇所候補を除外して位置を把握することができる。これにより、測定者が測定を行えない可能性を軽減することができる。
また、空間判定部186は、電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブを配置可能な空間の有無を判定する。画像生成部189は、空間の有無の判定結果の表示を含む拡張現実画像を生成する。
これにより、測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、プローブ922配置可能な空間を確保できず測定を行えない電気測定箇所候補を除外して位置を把握することができる。これにより、測定者が測定を行えない可能性を軽減することができる。
また、面判定部187は、電気測定箇所候補が基板910の複数の面のうち拡張現実画像に示される面に含まれるか否かを判定する。画像生成部189は、電気測定箇所候補が対象物の複数の面のうち拡張現実画像に示される面に含まれるか否かの判定結果の表示を含む拡張現実画像を生成する。
これにより、測定者は、画像生成部189が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握する際、基板910を裏返さずにプローブ922を当てることができる電気測定箇所候補の位置を把握することができる。この点で、測定者は、効率よく迅速に測定を行うことができる。
画像生成装置12を用いない場合、例えば、測定者が、CADツールにて基板上の観測点(例えば、部品パッドまたは配線ヴィア等)を確認し、実際の基板上にマーキングを行うことが考えられる。
しかしながら、この場合、観測点をマーキングした後、波形観測など信号測定を行う際に、選択しマーキングした観測点の周辺の部品の実装間隔または高さ等によって、プローブを設置するスペースがないこと、または、グランド位置がプローブ形状と合わないことが判明することがある。その場合、測定者が再度、観測点の確認および選定し、マーキングし直す必要がある。
また、観測点となる部品パッドまたは配線ヴィアのサイズおよび形状と、非観測点の部品パッドまたは配線ヴィアのサイズおよび形状とに差がないことで、測定者が、目視および人手で行うマーキング作業で、観測点と非観測点をと間違えてマーキングする可能性がある。測定者が、波形観測時、または、測定後の結果で観測点の間違いに気づいた場合、再度観測点の確認、マーキング、測定が必要となる。また、測定結果によっては、測定者が、観測点の間違いに気づかない可能性がある。この場合、正しい基板評価結果が得られないことで基板品質を担保できない可能性がある。
これに対し、画像生成装置12によれば、測定者は、画像生成装置12が生成する拡張現実画像を参照することができ、観測点をCADで事前に確認して基板にマーキングする必要がなく、また、使用するプローブを観測点候補に当てられないといった不具合が生じる可能性を軽減することができる。画像生成装置12によれば、この点で、測定者は、より速やかに測定を行うことができる。また、画像生成装置12によれば、観測点候補およびプローブ922に応じて適切な観測点候補の情報を、表示装置に映された基板画像の像に重ねて表示することができる。これにより、画像生成装置12によれば、測定者が観測点を間違える可能性を軽減することができ、測定者が、より正確に、かつ、より速やかに測定位置にプローブを当てられると期待される。
図14は、実施形態に係る画像生成装置の構成例を示す図である。図14に示す構成で、画像生成装置510は、対象物位置検出部511と、経路情報取得部512と、候補位置算出部513と、画像生成部514とを備える。
かかる構成で、対象物位置検出部511は、拡張現実画像における対象物の位置を検出する。経路情報取得部512は、対象物における電気経路の情報を取得する。候補位置算出部513は、拡張現実画像における対象物の位置と、電気経路の情報とに基づいて、拡張現実画像における対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する。画像生成部514は、対象物の電気測定箇所候補の位置の表示を含む拡張現実画像を生成する。
対象物位置検出部511は、対象物位置検出手段の例に該当する。経路情報取得部512は、経路情報取得手段の例に該当する。候補位置算出部513は、候補位置算出手段の例に該当する。画像生成部514は、画像生成手段の例に該当する。
画像生成装置510によれば、測定者は、画像生成部514が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブを当てて測定を行うことができる。このように、画像生成装置510によれば、測定者が、基板等の対象物における測定位置を決定してプローブを当てる際に、測定者を補助することができ、これによって、測定者が、より正確に、かつ、より速やかに測定位置にプローブを当てられると期待される。
図15は、実施形態に係る測定補助システムの構成例を示す図である。図15に示す構成で、測定補助システム520は、画像生成装置521と、表示装置526とを備える。画像生成装置521は、対象物位置検出部522と、経路情報取得部523と、候補位置算出部524と、画像生成部525とを備える。
かかる構成で、対象物位置検出部522は、拡張現実画像における対象物の位置を検出する。経路情報取得部523は、対象物における電気経路の情報を取得する。候補位置算出部524は、拡張現実画像における対象物の位置と、電気経路の情報とに基づいて、拡張現実画像における対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する。画像生成部525は、対象物の電気測定箇所候補の位置の表示を含む拡張現実画像を生成する。表示装置526は、画像生成部525が生成した拡張現実画像を表示する。
対象物位置検出部522は、対象物位置検出手段の例に該当する。経路情報取得部523は、経路情報取得手段の例に該当する。候補位置算出部524は、候補位置算出手段の例に該当する。画像生成部525は、画像生成手段の例に該当する。
測定補助システム520によれば、測定者は、画像生成部525が生成する拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブを当てて測定を行うことができる。このように、測定補助システム520によれば、測定者が、基板等の対象物における測定位置を決定してプローブを当てる際に、測定者を補助することができ、これによって、測定者が、より正確に、かつ、より速やかに測定位置にプローブを当てられると期待される。
図16は、実施形態に係る画像生成方法における処理の手順の例を示す図である。図16に示される画像生成方法は、拡張現実画像における対象物の位置を検出する工程(ステップS501)と、対象物における電気経路の情報を取得する工程(ステップS502)と、拡張現実画像における対象物の位置と、電気経路の情報とに基づいて、拡張現実画像における対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する工程(ステップS503)と、対象物の電気測定箇所候補の位置の表示を含む拡張現実画像を生成する工程(ステップS504)と、を含む。
図16に示される画像生成方法によれば、測定者は、生成される拡張現実画像を参照して電気測定箇所候補の位置を把握し、何れかの電気測定箇所候補にプローブを当てて測定を行うことができる。このように、図16に示される画像生成方法によれば、測定者が、基板等の対象物における測定位置を決定してプローブを当てる際に、測定者を補助することができ、これによって、測定者が、より正確に、かつ、より速やかに測定位置にプローブを当てられると期待される。
図17は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
図17に示す構成で、コンピュータ700は、CPU(Central Processing Unit)710と、主記憶装置720と、補助記憶装置730と、インタフェース740とを備える。
上記の画像生成装置12、画像生成装置510、および、画像生成装置521のうち何れか1つ以上が、コンピュータ700に実装されてもよい。その場合、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置730に記憶されている。CPU710は、プログラムを補助記憶装置730から読み出して主記憶装置720に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU710は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置720に確保する。
画像生成装置12がコンピュータ700に実装される場合、制御部180およびその各部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置730に記憶されている。CPU710は、プログラムを補助記憶装置730から読み出して主記憶装置720に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
また、CPU710は、プログラムに従って、記憶部170に対応する記憶領域を主記憶装置720に確保する。
通信部110による通信は、インタフェース740が通信機能を有し、CPU510の制御に従って通信を行うことで実行される。
画像生成装置510がコンピュータ700に実装される場合、対象物位置検出部511と、経路情報取得部512と、候補位置算出部513と、画像生成部514との動作は、プログラムの形式で補助記憶装置730に記憶されている。CPU710は、プログラムを補助記憶装置730から読み出して主記憶装置720に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
画像生成装置521がコンピュータ700に実装される場合、対象物位置検出部522と、経路情報取得部523と、候補位置算出部524と、画像生成部525との動作は、プログラムの形式で補助記憶装置730に記憶されている。CPU710は、プログラムを補助記憶装置730から読み出して主記憶装置720に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
なお、画像生成装置12、画像生成装置510、および、画像生成装置521の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(オペレーティングシステム)や周辺機器等のハードウェアを含む。
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1、520 測定補助システム
11 撮像装置
12、510、521 画像生成装置
110 通信部
170 記憶部
180 制御部
181、511、522 対象物位置検出部
182、512、523 経路情報取得部
183、513、524 候補位置算出部
184 経路長判定部
185 距離判定部
186 空間判定部
187 面判定部
188 優先度決定部
189、514、525 画像生成部
13、526 表示装置
910 基板
920 測定装置
921 測定装置本体
922 プローブ
930 設計情報提供装置

Claims (8)

  1. 拡張現実画像における対象物の位置を検出する対象物位置検出手段と、
    前記対象物における電気経路の情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する候補位置算出手段と、
    前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する優先度決定手段と、
    前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する画像生成手段と、
    を備える画像生成装置。
  2. 前記電気経路における測定対象信号の受端から前記電気測定箇所候補までの電気経路長が、所定の許容経路長以下か否かを判定する経路長判定手段を備え、
    前記画像生成手段は、前記電気経路長が前記許容経路長以下か否かの判定結果の表示を含む前記拡張現実画像を生成する、
    請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 複数の電気測定箇所候補間の距離が、複数のプローブピン間の距離の許容範囲内か否かを判定する距離判定手段を備え、
    前記画像生成手段は、前記電気測定箇所候補間の距離が、前記プローブピン間の距離の許容範囲内か否かの判定結果の表示を含む前記拡張現実画像を生成する、
    請求項1または請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記電気測定箇所候補にプローブピンを接触させるようにプローブを配置可能な空間の有無を判定する空間判定手段を備え、
    前記画像生成手段は、前記空間の有無の判定結果の表示を含む前記拡張現実画像を生成する、
    請求項1からの何れか一項に記載の画像生成装置。
  5. 前記電気測定箇所候補が前記対象物の複数の面のうち前記拡張現実画像に示される面に含まれるか否かを判定する面判定手段を備え、
    前記画像生成手段は、前記電気測定箇所候補が前記対象物の複数の面のうち前記拡張現実画像に示される面に含まれるか否かの判定結果の表示を含む前記拡張現実画像を生成する、
    請求項1からの何れか一項に記載の画像生成装置。
  6. 画像生成装置と表示装置とを備え、
    前記画像生成装置は、
    拡張現実画像における対象物の位置を検出する対象物位置検出手段と、
    前記対象物における電気経路の情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する候補位置算出手段と、
    前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する優先度決定手段と、
    前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する画像生成手段と、
    を備え、
    前記表示装置は、前記拡張現実画像を表示する、
    測定補助システム。
  7. 拡張現実画像における対象物の位置を検出する工程と、
    前記対象物における電気経路の情報を取得する工程と、
    前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する工程と、
    前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する工程と、
    前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する工程と、
    を含む画像生成方法。
  8. コンピュータに、
    拡張現実画像における対象物の位置を検出する工程と、
    前記対象物における電気経路の情報を取得する工程と、
    前記拡張現実画像における前記対象物の位置と、前記電気経路の情報とに基づいて、前記拡張現実画像における前記対象物の電気測定箇所候補の位置を算出する工程と、
    前記電気経路における測定対象信号の受端から複数の前記電気測定箇所候補の各々までの電気経路長に基づいて、前記電気測定箇所候補の優先度を決定する工程と、
    前記対象物の電気測定箇所候補の位置の表示、および、前記優先度の表示を含む前記拡張現実画像を生成する工程と、
    を実行させるためのプログラム。
JP2020044514A 2020-03-13 2020-03-13 画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラム Active JP6993011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020044514A JP6993011B2 (ja) 2020-03-13 2020-03-13 画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020044514A JP6993011B2 (ja) 2020-03-13 2020-03-13 画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021144008A JP2021144008A (ja) 2021-09-24
JP6993011B2 true JP6993011B2 (ja) 2022-01-13

Family

ID=77766401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020044514A Active JP6993011B2 (ja) 2020-03-13 2020-03-13 画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6993011B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002426A (en) 1997-07-02 1999-12-14 Cerprobe Corporation Inverted alignment station and method for calibrating needles of probe card for probe testing of integrated circuits
JP4908642B1 (ja) 2011-04-14 2012-04-04 昌治 井上 波形観測システム
US20180136255A1 (en) 2016-11-14 2018-05-17 International Business Machines Corporation Method for identification of proper probe placement on printed circuit board
US20200005481A1 (en) 2018-06-27 2020-01-02 General Electric Company Method and system using augmentated reality for positioning of ecg electrodes

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7221792B2 (ja) * 2018-10-22 2023-02-14 株式会社ミツトヨ 測定プログラム選択補助装置および測定制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002426A (en) 1997-07-02 1999-12-14 Cerprobe Corporation Inverted alignment station and method for calibrating needles of probe card for probe testing of integrated circuits
JP4908642B1 (ja) 2011-04-14 2012-04-04 昌治 井上 波形観測システム
US20180136255A1 (en) 2016-11-14 2018-05-17 International Business Machines Corporation Method for identification of proper probe placement on printed circuit board
US20200005481A1 (en) 2018-06-27 2020-01-02 General Electric Company Method and system using augmentated reality for positioning of ecg electrodes

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021144008A (ja) 2021-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3392835B1 (en) Improving registration of an anatomical image with a position-tracking coordinate system based on visual proximity to bone tissue
US20130188851A1 (en) Information processing apparatus and control method thereof
CN105278673A (zh) 用于辅助操作者测量物体的部分的方法
JP2014068714A (ja) 関節角度測定システム
JP2009072432A (ja) 画像表示装置および画像表示プログラム
CN107817246A (zh) 存储图像处理程序的介质、图像处理方法及图像处理装置
CN107656609A (zh) 测色系统、图像生成设备和图像生成方法
JP6993011B2 (ja) 画像生成装置、測定補助システム、画像生成方法およびプログラム
CN105637402A (zh) 内窥镜装置
CN111771128A (zh) 电流测量装置、电流测量方法以及计算机可读取的非暂时性记录介质
EP3629281A1 (en) Quality estimation device, quality estimation method, and quality estimation program
JP2021002290A (ja) 画像処理装置およびその制御方法
CN105593636B (zh) 检查基板时的测定区域补偿方法
Kim et al. Computer assisted 3D measurements for micro-surgery
JP6403700B2 (ja) 検査システム、及び検査方法
WO2021181464A1 (ja) 計測方法、計測装置、および記録媒体
JP7464060B2 (ja) 画像処理装置、制御方法及びプログラム
CN107271883A (zh) 电路检测方法及系统
JP2016001124A (ja) 情報処理装置、指標校正のための撮影案内方法、コンピュータプログラム
US20190343591A1 (en) Correcting map shifting of a catheter position tracking system
JP2022110701A (ja) 検査装置、制御方法及び制御プログラム
US11263760B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer-readable storage medium for obtaining a position/orientation of an object
EP3473174A1 (en) Excitement propagation visualization apparatus, excitement propagation visualization method, and excitement propagation visualization program
WO2022186104A1 (ja) パーティクル計測装置、三次元形状測定装置、プローバ装置、パーティクル計測システム及びパーティクル計測方法
US20230329805A1 (en) Pointer tool for endoscopic surgical procedures

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6993011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150