JP6990968B2 - 無段変速機及び無段変速機の制御方法 - Google Patents

無段変速機及び無段変速機の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無段変速機及び無段変速機の制御方法に関する。
特許文献1には、ベルト式無段変速機の技術が開示されている。特許文献1の技術では、ベルト保持用の第1電動オイルポンプでセカンダリプーリの油室にセカンダリ圧を供給することでベルトを保持する。また、変速用の第2電動オイルポンプをプライマリプーリ及びセカンダリプーリの油室を連通する油路に設け、第2電動オイルポンプでプライマリプーリの油室に油を出入りさせることで変速を行う。
特開2000-193074号公報
特許文献1が開示するような技術では、変速により目標変速比が達成されると、プライマリプーリ及びセカンダリプーリの油室間で差圧が発生した状態で、変速比が目標変速比に維持されることがある。
このような差圧は、第2電動オイルポンプによって維持される。このため、差圧を維持するように第2電動オイルポンプを力行制御しなければ、プライマリプーリ及びセカンダリプーリの油室の油圧は同圧になろうとする。
第2電動オイルポンプでは、この際の油の移動によってエネルギの回生を行うことができる。第2電動オイルポンプで回生を行う場面としては例えば、車両のコースト走行時が考えられる。
ここで、車両のコースト走行時には、変速比のLow戻しが行われる。変速比のLow戻しは、第2電動オイルポンプによって、プライマリプーリの油室から油を排出するとともに、セカンダリプーリの油室に油を供給することで行うことができる。但し、プライマリプーリ側のほうがセカンダリプーリ側よりも油室の油圧が高いと、変速速度が速くなり過ぎることがある。
このため、第2電動オイルポンプを抵抗として用いれば、変速速度を抑制しつつ回生を行うことができる。第2電動オイルポンプの回生出力は、電力としてバッテリに蓄えることができる。
ところが、第2電動オイルポンプの回生出力を発電機と共通のバッテリに蓄える場合、バッテリは、回生時に発電機に加えて第2電動オイルポンプによって充電されることになる。このため、バッテリが過充電になって、バッテリに過剰な負荷を与える虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、変速に用いられるオイルポンプで回生を行う際に、バッテリに過剰な負荷がかかることを改善可能な無段変速機及び無段変速機の制御方法を提供することを目的とする。
本発明のある態様の無段変速機は、プライマリ油室を有するプライマリプーリと、セカンダリ油室を有するセカンダリプーリと、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリに巻き掛けられるベルトと、を有し、前記セカンダリ油室にセカンダリ圧が供給されるバリエータと、前記プライマリ油室及び前記セカンダリ油室を連通する油路に設けられ、前記プライマリ油室の油の出入りを制御し、また、回生を行う電動式のオイルポンプと、を備える無段変速機であって、前記オイルポンプは、当該オイルポンプを正転及び逆転方向に駆動するモータから回生時に発電機と共通のバッテリに電力を供給するように構成され、前記オイルポンプの回生時に、前記発電機から前記バッテリへの供給電力を制限する制御部をさらに備える。
本発明の別の態様によれば、プライマリ油室を有するプライマリプーリと、セカンダリ油室を有するセカンダリプーリと、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリに巻き掛けられるベルトと、を有するバリエータと、前記プライマリ油室及び前記セカンダリ油室を連通する油路に設けられるオイルポンプと、を備える無段変速機で、前記セカンダリ油室にセカンダリ圧を供給し、前記オイルポンプにより前記プライマリ油室の油の出入りを制御し、また、回生を行う電動式の無段変速機の制御方法であって、前記オイルポンプが、当該オイルポンプを正転及び逆転方向に駆動するモータから回生時に発電機と共通のバッテリに電力を供給するように構成される場合において、前記オイルポンプの回生時に、前記発電機から前記バッテリへの供給電力を制限すること、を含む無段変速機の制御方法が提供される。
これらの態様によれば、オイルポンプの回生時には、発電機からバッテリへの供給電力を制限するので、その分、オイルポンプの回生出力を増やすことができる。このため、変速に用いられるオイルポンプで回生を行う際に、バッテリに過剰な負荷がかかることを改善できる。
変速機の要部を示す概略構成図である。 実施形態に係る制御の一例をフローチャートで示す図である。 バッテリの充電率と回生可能出力との関係を示す図である。 第1の回生トルク決定方法の説明図の第1図である。 第1の回生トルク決定方法の説明図の第2図である。 第1の回生トルク決定方法の説明図の第3図である。 回生トルクと回生出力との関係を示す図である。 回生可能出力と回生トルクとの関係を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、変速機1の要部を示す概略構成図である。変速機1は、ベルト式無段変速機であり、車両の駆動源を構成するエンジンENGとともに車両に搭載される。変速機1には、エンジンENGからの回転が入力される。エンジンENGの出力回転は、ロックアップクラッチLUを有するトルクコンバータTC等を介して、変速機1に入力される。変速機1は、入力回転を変速比に応じた回転で出力する。
エンジンENGには、オルタネータALTが設けられる。オルタネータALTは、発電機であり、エンジンENGの動力により駆動する。オルタネータALTが発電した電力は、バッテリBATTに供給される。
変速機1は、バリエータ2と、油圧回路3と、コントローラ10と、を有する。
バリエータ2は、プライマリプーリ21と、セカンダリプーリ22と、プライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22に巻き掛けられたベルト23と、を有するベルト式無段変速機構である。バリエータ20は、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22との溝幅をそれぞれ変更することで、ベルト23の巻掛け径を変更して変速を行う。以下では、プライマリをPRIと称し、セカンダリをSECと称す。
PRIプーリ21は、固定プーリ21aと、可動プーリ21bと、PRI油室21cと、を有する。PRIプーリ21では、PRI油室21cに油が供給される。PRI油室21cの油により、可動プーリ21bが移動すると、PRIプーリ21の溝幅が変更される。以下では、PRI油室21cの油圧をPRI圧Priと称す。
SECプーリ22は、固定プーリ22aと、可動プーリ22bと、SEC油室22cと、を有する。SECプーリ22では、SEC油室22cに油が供給される。SEC油室22cの油により、可動プーリ22bが移動すると、SECプーリ22の溝幅が変更される。以下では、SEC油室22cの油圧をSEC圧Psecと称す。
ベルト23は、PRIプーリ21の固定プーリ21aと可動プーリ21bとにより形成されるV字形状をなすシーブ面と、SECプーリ22の固定プーリ22aと可動プーリ22bとにより形成されるV字形状をなすシーブ面に巻き掛けられる。ベルト23は、SEC圧Psecによって発生するベルト挟持力により保持される。
油圧回路3は、第1オイルポンプ31と、第2オイルポンプ32と、ライン圧調整弁33と、ソレノイド34と、第1油路35と、第2油路36と、を有する。
第1オイルポンプ31は、エンジンENGの動力で駆動する機械式のオイルポンプで構成される。第1オイルポンプ31が吐出する油は、第1油路35に供給される。第1油路35には、ライン圧調整弁33が設けられる。
ライン圧調整弁33は、第1オイルポンプ31が吐出する油の圧力をライン圧PLに調整する。ライン圧調整弁33は、ソレノイド34が生成するパイロット圧に応じて動作する。ソレノイド34は、ライン圧PLの指令値に応じたパイロット圧を生成し、ライン圧調整弁33に供給する。
第1油路35は、第1オイルポンプ31と第2油路36とを接続する。第2油路36は、PRI油室21cとSEC油室22cとを連通する。第2油路36には、第2オイルポンプ32が設けられ、第1油路35は、第2油路36のうち第2オイルポンプ32よりもSEC油室22c側の部分に接続される。このため、SEC油室22cには、ライン圧PLがSEC圧Psecとして供給される。
第2オイルポンプ32は、電動式のオイルポンプであり、正転及び逆転方向に回転可能とされる。第2オイルポンプ32は例えば、ギヤポンプで構成される。第2オイルポンプ32には、モータ321及びドライバ322が設けられる。
モータ321は、第2オイルポンプ32を正転及び逆転方向に駆動する。モータ321には具体的には、サーボモータが用いられる。モータ321には、バッテリBATTからドライバ322を介して電力が供給される。ドライバ322は、モータ321の駆動を制御する。ドライバ322には具体的には、サーボアンプが用いられる。
このように構成された油圧回路3では、第1オイルポンプ31がSEC油室22cにSEC圧Psecを供給し、第2オイルポンプ32がPRI油室21cの油の出入りを制御する。第1オイルポンプ31は、ベルト23の保持に用いられ、第2オイルポンプ32は、変速に用いられる。
つまり、変速原理としては、第2オイルポンプ32によりPRI油室21c及びSEC油室22cの一方から他方に油を移動させることで、変速が行われる。但し、PRI油室21c及びSEC油室22c間では、PRIプーリ21側のプーリ推力とSECプーリ22側のプーリ推力とがバランスした状態でも、ピストン受圧面積の相違等により差圧ΔPが発生する。
コントローラ10は電子制御装置であり、本実施形態における制御部を構成する。コントローラ10には、バリエータ20の入力側の回転速度を検出するための回転センサ41、バリエータ20の出力側の回転速度を検出するための回転センサ42、PRI圧Ppriを検出するための圧力センサ43、SEC圧Psecを検出するための圧力センサ44からの信号が入力される。回転センサ41は具体的には、PRIプーリ21の回転速度Npriを検出する。また、回転センサ42は具体的には、SECプーリ22の回転速度Nsecを検出する。コントローラ10は、回転センサ42からの入力に基づき車速VSPを検出できる。
コントローラ10にはさらに、アクセル開度センサ45、選択レンジ検出スイッチ46、エンジン回転センサ47、油温センサ48、SOC(state of charge)センサ49からの信号が入力される。
アクセル開度センサ45は、アクセルペダルの操作量を表すアクセル開度APOを検出する。アクセル開度APOは、運転者による加速要求を指標する。選択レンジ検出スイッチ46は、シフトレバーで選択されたレンジRNGを検出する。エンジン回転センサ47は、エンジンENGの回転速度Neを検出する。油温センサ48は、変速機1の油温TOILを検出する。油温TOILは、バリエータ2で作動油として用いられる油の温度である。SOCセンサ49は、バッテリBATTのバッテリ充電状態SOCを検出する。バッテリ充電状態SOCには、バッテリ蓄電量、或いはバッテリ電圧などバッテリ蓄電量と相関関係を有するパラメータを適用することができる。
コントローラ10にはこのほか、ドライバ322及びバッテリBATT間を流れる電流を検出する電流センサ50、モータ321の回転速度を検出する回転センサ51、ドライバ322及びバッテリBATT間の電圧を検出する電圧センサ52からの信号等も入力される。電流センサ50からの信号、回転センサ51からの信号は、ドライバ322を介してコントローラ10に入力される。
コントローラ10はさらに、エンジンENGを制御するためのエンジンコントローラ11と相互通信可能に接続される。コントローラ10には、エンジンコントローラ11からエンジントルク情報Teがさらに入力される。コントローラ10は、入力されるエンジントルク情報Teに基づき、バリエータ2の入力トルクTinを算出する。入力トルクTinは例えば、エンジントルク情報Teから得られるエンジントルクにエンジンENG及びバリエータ2間に設定されたギヤ比を掛けることで算出することができる。アクセル開度センサ45からの信号、エンジン回転センサ47からの信号は例えば、エンジンコントローラ11を介してコントローラ10に入力されてもよい。
コントローラ10は、入力される信号に基づき変速制御信号を生成し、生成した変速制御信号を油圧回路3に出力する。油圧回路3では、コントローラ10からの変速制御信号に基づき、ライン圧調整弁33、第2オイルポンプ32が制御される。これにより、バリエータ2の変速比Ratioが、変速制御信号に応じた変速比すなわち目標変速比に制御される。目標変速比は、変速マップで予め設定される。
変速比Ratioを制御する際、コントローラ10は具体的には、目標変速比を達成するように第2オイルポンプ32を制御する。第2オイルポンプ32は、モータ321を制御することで制御され、モータ321はドライバ322を制御することで制御される。ライン圧調整弁33は、ソレノイド34を制御することで制御される。
ところで、変速により目標変速比が達成されると、PRI油室21c及びSEC油室22c間では、差圧ΔPが発生した状態で変速比Ratioが目標変速比に維持されることがある。
差圧ΔPは例えば、PRIプーリ21及びSECプーリ22間におけるピストン受圧面積の相違によって発生する。また、PRIプーリ21及びSECプーリ22間でピストン受圧面積が同等であっても例えば、ベルトスリップ制御によりベルト23をスリップさせた状態で変速比Ratioを目標変速比に維持する場合には、差圧ΔPが発生する。
その一方で、差圧ΔPは、第2オイルポンプ32によって維持されるので、差圧ΔPを維持するように第2オイルポンプ32を力行制御しなければ、PRI圧Ppri及びSEC圧Psecは同圧になろうとする。
このため、この際の油の移動によって第2オイルポンプ32を駆動することで、エネルギの回生を行うことができる。第2オイルポンプ32によるエネルギの回生は例えば、次に説明するように車両のコースト走行時に行うことができる。
ここで、車両のコースト走行時には、変速比RatioのLow戻しが行われる。Low戻しは、第2オイルポンプ32によって、PRI油室21cから油を排出するとともに、SEC油室22cに油を供給することで行われる。
但しこの際に、PRI圧PriのほうがSEC圧Psecよりも高いと、差圧ΔPによって、変速速度が速くなり過ぎてしまうことがある。このためこの際に、第2オイルポンプ32を抵抗として用いることで、変速速度を抑制しつつエネルギの回生を行うことができる。第2オイルポンプ32が回生したエネルギは、電力としてモータ321からドライバ322を介してバッテリBATTに蓄えられる。
ところが、バッテリBATTは、オルタネータALTと共通のバッテリとなっているので、回生時にはオルタネータALTに加えて第2オイルポンプ32によって充電されることになる。このため、バッテリBATTが過充電となって、バッテリBATTに過剰な負荷を与えることが懸念される。
このような事情に鑑み、本実施形態ではコントローラ10が次に説明する制御を行う。
図2は、コントローラ10が行う制御の一例をフローチャートで示す図である。本フローチャートの処理は例えば、コースト走行時に行うことができる。以下では、図3から図6を適宜参照しつつ説明する。
ステップS1で、コントローラ10は、バッテリ充電状態SOCを検出する。コントローラ10は具体的には、バッテリ充電状態SOCとしてバッテリBATTの充電率を検出する。
ステップS2で、コントローラ10は、検出したバッテリ充電状態SOCに基づき、バッテリBATTへの充電可能出力を決定する。
ステップS3で、コントローラ10は、決定した充電可能出力に基づき、第2オイルポンプ32の回生可能出力を決定する。回生可能出力は、バッテリBATTに蓄えることが可能な回生出力である。ステップS3で、コントローラ10は具体的にはさらに、後述するバッテリBATTへの電力供給の制限に基づき回生可能出力を決定する。
図3は、バッテリBATTの充電率と回生可能出力との関係を示す図である。図3に示すように、回生可能出力は、充電率が低いほど大きくなる。
ステップS4で、コントローラ10は、第2オイルポンプ32の回生を開始する。ステップS4で開始される回生は、次に説明するように行われる。
図4Aから図4Cは、第1の回生トルク決定方法の説明図である。
図4Aに示すように、第2オイルポンプ32を流れる油の流通速度としては、必要とされる変速速度が低い場合ほど、低い流通速度が必要になる。必要とされる変速速度は例えば、車両の運転状態、目標変速比等に応じて予め設定した目標変速速度である。
図4Bに示すように、第2オイルポンプ32の回生トルクとしては、必要とされる油の流通速度が低い場合ほど、大きなトルクが必要になる。第2オイルポンプ32の回生トルクは、第2オイルポンプ32の負のトルクの絶対値である。また、第2オイルポンプ32の負のトルクは、第2オイルポンプ32の回転方向と逆方向のトルクである。
図4Bに示すように、第2オイルポンプ32の回生トルクとしてはさらに、必要とされる油の流通速度が同じ場合であっても、油温TOILが高い場合ほど、大きなトルクが必要になる。油温TOILが高い場合ほど、油の粘度が低下するためである。
図4A、図4Bに示す関係をまとめると、図4Cに示す関係になる。つまり、第1の回生トルク決定方法では、必要とされる変速速度、さらには油温TOILに基づき、第2オイルポンプ32の回生トルクが決定される。
ステップS4で開始される回生は、このような第1の回生トルク決定方法によって決定した回生トルクに第2オイルポンプ32の回生トルクを制御することで行われる。
ステップS5で、コントローラ10は、オルタネータALTからバッテリBATTへの供給電力を制限する。供給電力の制限は例えば、オルタネータALTからバッテリBATTへの電力供給回路において、バッテリBATTへの供給電力を制限することで行うことができる。供給電力の制限は、エンジンENGからオルタネータALTに伝達される動力をクラッチ等により制限することで行われてもよい。
ステップS5で、コントローラ10は具体的には、力行時よりも供給電力を制限する。力行時は具体的には、回生開始直前における力行時である。コントローラ10は、供給電力を特段制限していない状態よりも供給電力を制限することができる。ステップS5では、第2オイルポンプ32の回生開始の際に、供給電力が制限される。第2オイルポンプ32の回生開始の際に、供給電力を制限することは、供給電力を制限してから回生を開始することを含む。
ステップS5で、コントローラ10はさらに具体的には、オルタネータALTからバッテリBATTへの電力供給を停止させる。これにより、回生可能出力の最大化を図ることができる。この場合、前述のステップS3で、回生可能出力として充電可能出力を設定することができる。
ステップS6で、コントローラ10は、第2オイルポンプ32の回生出力が回生可能出力以下であるか否かを判定する。第2オイルポンプ32の回生出力は例えば、電流センサ50、電圧センサ52のからの信号に基づき算出することができる。
図5は、回生トルクと回生出力との関係を示す図である。図5に示すように、第2オイルポンプ32の回生トルクが大きい場合ほど、第2オイルポンプ32の回生出力は大きくなる。
ステップS6で否定判定であれば、回生出力が回生可能出力以下であるので、そのまま回生を行っても、バッテリBATTは過充電にならないと判断できる。この場合、処理はステップS13に進む。
ステップS13で、コントローラ10は、変速速度の制御が必要か否かを判定する。変速速度の制御は、第2オイルポンプ32の回生動作によって行われる変速速度の制御であり、例えば、変速速度を必要とされる変速速度に追従させる必要がある場合に必要とされる。このため、変速速度の制御が必要か否かは例えば、必要とされる変速速度の変化、変速速度と必要とされる変速速度との偏差等に基づき判定することができる。
図4C、図5に示すように、必要とされる変速速度が変化すると、第2オイルポンプ32の回生トルク、回生出力が変化する。このため、ステップS13で肯定判定であれば、処理はステップS6に戻る。
ステップS6で否定判定の場合、そのまま回生を行うと、バッテリBATTが過充電になると判断できる。
この場合、処理はステップS7に進み、コントローラ10は、以下で説明する第2の回生トルク決定方法により、第2オイルポンプ32の回生トルクを決定する。つまり、コントローラ10は、第1の回生トルク決定方法ではバッテリBATTが過充電になる場合に、第2の回生トルク決定方法で第2オイルポンプ32の回生トルクを決定する。
第2の回生トルク決定方法は、第1の回生トルク決定方法と異なる方法で回生トルクを決定することで、第1の回生トルク決定方法で決定される回生トルクを修正する修正制御として行われる。第2の回生トルク決定方法では、次に説明するように、回生可能出力、さらには油温TOILに基づき、第2オイルポンプ32の回生トルクが決定される。
ステップS7で、コントローラ10は、回生可能出力に基づき、第2オイルポンプ32の回生トルクを決定する。
図6は、回生可能出力と回生トルクとの関係を示す図である。図6に示すように、第2オイルポンプ32の回生トルクは、回生可能出力が大きいほど大きく設定される。
これにより、図3、図5とも照らし合わせ、バッテリBATTの充電率が高くなるほど、したがってバッテリBATTの電圧が高くなるほど、第2オイルポンプ32の回生出力を減少させる方向に第2オイルポンプ32の回生トルクが修正制御される。
第2の回生トルク決定方法では、回生可能出力に基づき、第2オイルポンプ32の回生トルクを決定することで、バッテリが過充電にならない範囲内で最大限の回生を行うことが可能になる。このため、バッテリが過充電にならない範囲内で、変速速度を最大限抑制することも可能になる。
ステップS7で、コントローラ10は、さらに油温TOILに基づき、第2オイルポンプ32の回生トルクを決定する。
ここで、図6に示す関係に基づき回生トルクを決定するにあたっては、油温TOILは所定値T1であることが前提条件とされており、油温TOILの変化は考慮されていない。所定値T1は例えば常温等の一定値である。このため、コントローラ10は、次のようにして油温TOILの変化を考慮した第2オイルポンプ32の回生トルクを決定する。
すなわち、図4Cに示すように、コントローラ10は、油温TOILが所定値T1の場合における必要とされる変速速度及び回生トルクの関係に基づき、回生トルクから必要とされる変速速度を算出する。さらに、コントローラ10は、油温TOILが実際の油温T2の場合における必要とされる変速速度及び回生トルクの関係に基づき、算出した変速速度から回生トルクを算出する。
これにより、第2オイルポンプ32の回生トルクが、油温TOILに応じて修正制御される。具体的には、油温TOILが低くなるほど、第2オイルポンプ32の回生出力を減少させる方向に第2オイルポンプ32の回生トルクが修正制御される。
ステップS8で、コントローラ10は、第2オイルポンプ32の回生トルクを制限することで、回生出力を制限する。具体的にはコントローラ10は、第2オイルポンプ32の回生トルクをステップS7で決定した回生トルクに制御する。
ステップS9で、コントローラ10は、現状の回生出力で問題ないか否かを判定する。ステップS9では、第2オイルポンプ32の回生トルクが、ステップS7で決定した回生トルクになった場合に、現状の回生出力で問題ないと判定される。ステップS9で否定判定であれば、処理はステップS7に戻る。ステップS9で肯定判定であれば、処理はステップS10に進む。
ステップS10で、コントローラ10は、現状のまま充電を行う。つまり、コントローラ10は、ステップS7で決定した回生トルクで第2オイルポンプ32の回生を行う。
ステップS11で、コントローラ10は、変速比Ratioが、変速が必要な変速比であるか否かを判定する。ステップS11では、変速比Ratioが目標変速比に到達していない場合には、変速比Ratioは、変速が必要な変速比であると判定される。ステップS11で肯定判定であれば、処理はステップS6に戻る。ステップS11で否定判定であれば、処理はステップS12に進む。ステップS13で否定判定の場合も同様である。
ステップS12で、コントローラ10は、第2オイルポンプ32の回生を終了する。回生を終了した場合、コントローラ10は、第2オイルポンプ32のトルクを必要な力行トルクに制御することができる。ステップS12の後には、処理は一旦終了する。
次に本実施形態の主な作用効果について説明する。
変速機1は、SEC油室22cにSEC圧Psecが供給されるバリエータ2と、PRI油室21c及びSEC油室22cを連通する第2油路36に設けられ、PRI油室21cの油の出入りを制御する第2オイルポンプ32と、を備える。変速機1では、第2オイルポンプ32は、回生時にオルタネータALTと共通のバッテリBATTに電力を供給するように構成される。変速機1は、第2オイルポンプ32の回生時に、オルタネータALTからバッテリBATTへの供給電力を制限するコントローラ10をさらに備える。
このような構成によれば、第2オイルポンプ32の回生時には、オルタネータALTからバッテリBATTへの供給電力を制限するので、その分、第2オイルポンプ32の回生出力を増やすことができる。このため、変速に用いられる第2オイルポンプ32で回生を行う際に、バッテリBATTに過剰な負荷がかかることを改善できる。また、回生出力を増やすことができる分、変速速度の抑制効果を高めることもできる(請求項1、5に対応する効果)。
変速機1では、コントローラ10は、バッテリBATTの電圧が高くなるほど、第2オイルポンプ32の回生出力を減少させる方向に第2オイルポンプ32の回生トルクを修正制御する。
このような構成によれば、バッテリBATTの充電率に応じて第2オイルポンプ32の回生トルクを適切に設定できるので、充電率次第ではバッテリBATTに過剰な負荷がかかるといった事態を適切に改善できる。またこれにより、バッテリBATTの充電率に応じて変速速度の抑制効果を適切に高めることができる(請求項2に対応する効果)。
変速機1では、コントローラ10は、油温TOILに応じて、第2オイルポンプ32の回生トルクを制御する。コントローラ10は、油温TOILが低くなるほど、第2オイルポンプ32の回生出力を減少させる方向に第2オイルポンプ32の回生トルクを修正制御する。
このような構成によれば、油温TOILに応じて第2オイルポンプ32の回生トルクを適切に設定できるので、油温TOIL次第ではバッテリBATTに過剰な負荷がかかるといった事態を適切に改善できる。またこれにより、油温TOILに応じて変速速度の抑制効果を適切に高めることができる(請求項3に対応する効果)。
変速機1では、コントローラ10は、力行時よりもオルタネータALTからバッテリBATTへの供給電力を制限する。
このような構成によれば、第2オイルポンプ32の回生出力を適切に増やすことができる(請求項4に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上述した実施形態では、第1オイルポンプ31が機械式のオイルポンプである場合について説明した。しかしながら、第1オイルポンプ31には例えば、電動式のオイルポンプが用いられてもよい。またこの場合には、第1オイルポンプ31でSEC圧Psecを制御することができるので、ライン圧調整弁33は不要とされてもよい。
上述した実施形態では、SEC圧Psecとしてライン圧PLが供給される場合について説明した。しかしながら、SEC圧Psecとしては例えば、調圧弁によってライン圧PLから生成及び調整される油圧が供給されてもよい。
上述した実施形態では、変速比RatioのLow戻し時に、PRI圧PpriのほうがSEC圧Psecよりも高い差圧ΔPが発生する場合に、第2オイルポンプ32の回生が行われる場合について説明した。しかしながら、第2オイルポンプ32の回生時は例えば、変速比Ratioのアップシフト時に、SEC圧PsecのほうがPRI圧Ppriよりも高い差圧ΔPが発生する場合であってもよい。
上述した実施形態では、コントローラ10が制御部を構成する場合について説明した。しかしながら、制御部は例えば、複数のコントローラで構成されてもよい。
1 変速機(無段変速機)
2 バリエータ
21 PRIプーリ
21c PRI油室
22 SECプーリ
22c SEC油室
23 ベルト
3 油圧回路
31 第1オイルポンプ
32 第2オイルポンプ(オイルポンプ)
36 第2油路(油路)
10 コントローラ(制御部)

Claims (5)

  1. プライマリ油室を有するプライマリプーリと、セカンダリ油室を有するセカンダリプーリと、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリに巻き掛けられるベルトと、を有し、前記セカンダリ油室にセカンダリ圧が供給されるバリエータと、
    前記プライマリ油室及び前記セカンダリ油室を連通する油路に設けられ、前記プライマリ油室の油の出入りを制御し、また、回生を行う電動式のオイルポンプと、
    を備える無段変速機であって、
    前記オイルポンプは、当該オイルポンプを正転及び逆転方向に駆動するモータから回生時に発電機と共通のバッテリに電力を供給するように構成され、
    前記オイルポンプの回生時に、前記発電機から前記バッテリへの供給電力を制限する制御部をさらに備える、
    ことを特徴とする無段変速機。
  2. 請求項1に記載の無段変速機であって、
    前記制御部は、前記モータを制御することで、前記バッテリの電圧が高くなるほど、前記オイルポンプの回生出力を減少させる方向に前記オイルポンプのトルクを修正制御する、
    ことを特徴とする無段変速機。
  3. 請求項1又は2に記載の無段変速機であって、
    前記制御部は、前記モータを制御することで、前記バリエータで作動油として用いられる油の温度である油温に応じて、前記オイルポンプのトルクを修正制御し、
    前記制御部は、前記モータを制御することで、前記油温が低くなるほど、前記オイルポンプの回生出力を減少させる方向に前記オイルポンプのトルクを修正制御する、
    ことを特徴とする無段変速機。
  4. 請求項1から3いずれか1項に記載の無段変速機であって、
    前記制御部は、前記オイルポンプの回生時に力行時よりも前記発電機から前記バッテリへの供給電力を制限する、
    ことを特徴とする無段変速機。
  5. プライマリ油室を有するプライマリプーリと、セカンダリ油室を有するセカンダリプーリと、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリに巻き掛けられるベルトと、を有するバリエータと、前記プライマリ油室及び前記セカンダリ油室を連通する油路に設けられるオイルポンプと、を備える無段変速機で、前記セカンダリ油室にセカンダリ圧を供給し、前記オイルポンプにより前記プライマリ油室の油の出入りを制御し、また、回生を行う電動式の無段変速機の制御方法であって、
    前記オイルポンプが、当該オイルポンプを正転及び逆転方向に駆動するモータから回生時に発電機と共通のバッテリに電力を供給するように構成される場合において、前記オイルポンプの回生時に、前記発電機から前記バッテリへの供給電力を制限すること、
    を含むことを特徴とする無段変速機の制御方法。
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