JP6981974B2 - 最大エネルギー利用点追従技術 - Google Patents

最大エネルギー利用点追従技術 Download PDF

Info

Publication number
JP6981974B2
JP6981974B2 JP2018518494A JP2018518494A JP6981974B2 JP 6981974 B2 JP6981974 B2 JP 6981974B2 JP 2018518494 A JP2018518494 A JP 2018518494A JP 2018518494 A JP2018518494 A JP 2018518494A JP 6981974 B2 JP6981974 B2 JP 6981974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
energy
extractor
extracted
surplus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018518494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018530075A (ja
JP2018530075A5 (ja
Inventor
ウェン−タイ シュイ ジェフリー
シン−チェン ライ
チャン−ホーラン リー
Original Assignee
エルティー(ユーエスエー) コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルティー(ユーエスエー) コーポレイション filed Critical エルティー(ユーエスエー) コーポレイション
Publication of JP2018530075A publication Critical patent/JP2018530075A/ja
Publication of JP2018530075A5 publication Critical patent/JP2018530075A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6981974B2 publication Critical patent/JP6981974B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/66Regulating electric power
    • G05F1/67Regulating electric power to the maximum power available from a generator, e.g. from solar cell
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/34Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

多くの「グリーンエネルギー」電気ジェネレータは、太陽光電力、風力、潮汐、および高波の動きなど、時間変化する強度を有していると特徴付けられる自然再生可能エネルギー資源を利用する。そのような電力ジェネレータの多くは、それぞれが瞬時最大電力点(MPPP)電圧を追従する「最大電力点トラッカ―(MPPT)」と呼ばれる装置を組み込んでいる。MPPT装置は、典型的には、ファームウェアであり、時間変化する電圧を追跡する結果、時間変化する強度を有している一次エネルギー資源から最大電力点(MPPP)が導かれる。
典型的には、商業グリーンエネルギーシステム積分器は、MPPP電圧を印加して、エネルギー発生、エネルギー抽出、およびエネルギーの準備および負荷への送達を含む、全システム動作を規制する。言い換えれば、商業グリーンエネルギーシステムは、MPPTファームウェアから導かれるジェネレータのMPPP電圧で全システムが常に動作するように強いる。この実施は、以下「ブラインドMPPT適合」という。
ここに特許請求される主題は、いずれの不利点も解決する実施形態または上記に説明したような実施形態においてのみ動作する実施形態に限定されない。むしろ、この背景技術は、本明細書で説明されるいくつかの実施形態が実施され得る1つの例示的な技術分野を例示するためにのみ与えられる。
発明者は、ブラインドMPPT実施がいくつかの理由から準最適であることを見つけ出した。第1に、ブラインドMPPT実施は、生成されたエネルギーを効果的および効率的に抽出するエネルギー抽出装置の特性にマッチしない。第2に、ブラインドMPPT実施は、効率的なエネルギー利用のために抽出されたエネルギーを準備するおよび/または送達する装置にマッチしない。第3に、エネルギー利用効率は、電力生成だけでなく電力需要にも密接に依存する。第4に、負荷の典型的な瞬時消費電力は、たとえエネルギー変換保存則に従う場合でも、エネルギーシステムのジェネレータによって生成される瞬時電力に等しくならない。
ブラインドMPPTの実施によって商業「グリーンエネルギーシステム」の設計者が、ジェネレータからのエネルギー抽出の効果と効率など、および準備した後に負荷に送達されるエネルギーの効果と効率など、装置の効果と効率を実験的に決定する必要性を無視するようになる。本明細書で説明される原理に従って、システムのコントローラの効率は、その「エネルギー利用効率」と同じである。本明細書および特許請求の範囲において、瞬時「エネルギー利用効率」は、負荷によって消費される瞬時エネルギーと貯蔵器に保存されたエネルギーを加算したものをジェネレータによって発生させた瞬時エネルギーで除したものとして定義される。好適実施形態において、この瞬時値は、主電力入力と負荷が、発生した電力、電力消費、電力保存、および電力比率の値がすべて安定状態に達するような、十分長い時間期間安定を保つという条件で測定される。
関連する効率がどのように実験的に測定されるかを示すことなく、商業「グリーンエネルギーシステム」は、典型的には、それらのシステムの「コントローラ」の90%よりも高い効率を宣言する。しかしながら、多くの商業システムの発明者の実験測定は、システム動作がMPPP電圧に盲目的に適合するように規制されると、ジェネレータからのエネルギー抽出の効率と、エネルギーを準備した後に負荷に送達する効率が非常に悪くなることが明らかである。ブラインドMPPT適合実施を実施する典型的なコントローラは、たとえ高効率であると宣伝された場合でも、典型的には、30%未満の効率を有し得る。
最大電力点(MPPP)を追従する代わりに、本明細書で説明される原理は、最大エネルギー利用点(MEUP)を追従することを提案する。エネルギーシステムをそのMEUPにおいて一貫して動作させる時、エネルギーシステムから最大のエネルギー利益を受け取ることができる。これは、任意の発電システムから活用されるエネルギーを最大にする唯一の方法である。
発明者は、エネルギー発生からエネルギー抽出までの間、エネルギー準備までの間、エネルギー送達までの間、およびエネルギー消費までの間のすべてのステージの効率を測定することによってエネルギーシステムの調査を完全に行い、それにより取り組むべき問題が明らかになった。発明者は、各ステージの効率を改善し、エネルギー生成/抽出とエネルギー供給を分離して、これらのプロセスを別個に最適化する方法を開発した。この結果、最大エネルギー利用点を見つけて追従する実用的方法が生まれた。
MEUP追従技術は、最大に近い電力生成でジェネレータを動作し、発生したすべての最大電力を効率的に抽出するように発明された余剰エネルギー抽出装置を組み込み、余剰エネルギーを設計されたエネルギー貯蔵器に一時的に保存し、エクストラクタからのエネルギーと貯蔵器からのエネルギーを組み合わせるように発明された装置を付加し、そして負荷需要を正確に満たす適正量の電力を送達する。
それを行う際、本明細書で説明される原理は、エネルギーシステム、特に太陽光電力、風力、潮汐、および高波の動きなど、時間変化する強度の特性を有している再生可能エネルギー資源から電気に変換するグリーンエネルギーシステムの最大エネルギー利用ソリューションの実用最適化をもたらし、それにより最大エネルギー利用点追従(MEUPT)を実行する。
本発明の概要は、特許請求の範囲の主題の主要な特徴または不可欠な特徴を特定することを意図とせず、特許請求の範囲の主題の範囲を決定する一助として使用されることも意図としない。
上記に記載された方法を説明するおよび他の利点と特徴を取得できるようにするために、さまざまな実施形態のより詳細な説明が添付図面の参照によって示される。これらの図面は、実例となる実施形態のみを示し、従って発明の範囲を限定するものと見なされないことを理解の上、実施形態は、添付図面の使用を通じて付加的な特異性および詳細により記述および説明される。
従来のエネルギーシステムのブロック図を象徴的に示す図である。 本明細書で説明される原理に従うエネルギーシステムのブロック図を象徴的に示す図である。 エネルギーシステムの汎用コンポーネントのブロック図を象徴的に示す図である。 異なる負荷需要に従ってDC/ACインバータによって抽出されるDCジェネレータの電流、電圧、および電力をそれぞれ時間の関数として象徴的に示す図である。 異なる負荷需要に従ってDC/ACインバータによって抽出されるDCジェネレータの電流、電圧、および電力をそれぞれ時間の関数として象徴的に示す図である。 異なる負荷需要に従ってDC/ACインバータによって抽出されるDCジェネレータの電流、電圧、および電力をそれぞれ時間の関数として象徴的に示す図である。 異なる負荷需要に従ってパルス幅変調(PWM)エネルギーエクストラクタによって抽出されるDCジェネレータの電流、電圧、および電力をそれぞれ時間の関数として象徴的に示す図である。 異なる負荷需要に従ってパルス幅変調(PWM)エネルギーエクストラクタによって抽出されるDCジェネレータの電流、電圧、および電力をそれぞれ時間の関数として象徴的に示す図である。 異なる負荷需要に従ってパルス幅変調(PWM)エネルギーエクストラクタによって抽出されるDCジェネレータの電流、電圧、および電力をそれぞれ時間の関数として象徴的に示す図である。 本明細書で説明される原理に従いDC/ACインバータのエネルギー抽出から余った余剰エネルギーを抽出する機構を象徴的に示す図である。 本明細書で説明される原理に従いPWMエネルギーエクストラクタの抽出から余った余剰エネルギーを抽出する提案した機構を象徴的に示す図である。
セクション1:エネルギーシステムの見直し
エネルギーシステム1000は、ジェネレータ(複数)1100、レギュレータ(複数)1200、負荷(複数)1300、およびそれらのすべてのモジュール(複数)から成り、以下図1に示したとおりに説明する。図1Aは、従来のエネルギーシステムのブロック図を示す一方、図1Bは、本明細書で説明される原理に従ったエネルギーシステムのブロック図の構造を示す。どのサブシステムの効率も、本明細書ではこのサブシステムの出力が前のサブシステムの出力で除したものとして定義される。典型的な例として、レギュレータ効率は、図1Cに示すように、負荷に送達されるエネルギー、Ecをジェネレータによって生成されるエネルギー、Egで除したものとして定義される。図1で示したモジュールの名称は、以下のとおり記載される。1000:エネルギーシステム、1100:ジェネレータ、1200:コントローラまたはレギュレータ、1210:従来のエネルギー抽出装置、1223:電力準備レギュレータ、1225:電力送達レギュレータ、1230:余剰レギュレータ、1233:余剰抽出/利用装置、1233A:能動余剰エクストラクタ、1233B:受動余剰エクストラクタ、1233C:送達レギュレータ、1233D:エネルギー調整レギュレータ、1235:エネルギー貯蔵器、1240:MPPT、1300:負荷、1310:ランプ、1320:ポンプ、1330:事務機器、1340:電化製品、1350:エアコン。
図1Aおよび図1Bに示すように、エネルギーシステム1000は、(1)少なくとも1つの一次エネルギーを電力に変換する電気ジェネレータと、(2)1200のモジュール(1210から1240まで)を通じた全エネルギーシステムのすべてに必要な管理機能を調整するコントローラサブシステム1200(「エネルギー管理サブシステム」または「レギュレータ」とも呼ばれる)を備える。これらの管理機能は、発電1100の規制、従来のエネルギー抽出装置1210、エネルギーを準備して(モジュール1223)負荷に送達する(モジュール1225)モジュール1220、および後述する他の重要な機能を含む。コントローラサブシステム1200はまた、MPPT1240など、他の機能モジュールも含むことができる。負荷1300は、(a)ランプ(複数)1310、(b)水ポンプ(複数)1320、レジ(複数)、タイプライター(複数)、およびコンピュータ(複数)などの(c)事務機器1330、冷蔵庫(複数)、送風機(複数)、トースター(複数)などの(d)電化製品(複数)1340、および(e)エアコン(複数)1350など、生成された電気を利用するさまざまな(抵抗および/または誘導)機器のうちの1つまたは組み合わせから成る。繰り返して言うと、エネルギーシステム1000は、ジェネレータ(複数)1100、レギュレータ(複数)1200、負荷(複数)1300、およびそれらのすべてのモジュール(複数)から成る。
電気ジェネレータは、一次エネルギー資源(石炭、石油、天然ガス、原子力その他)からのエネルギーを電気に変化する装置である。グリーン電力ジェネレータは、太陽光、風力、潮汐、または波の動きを含む、再生可能な自然エネルギーを一次資源として利用して電気を生成する。これらの一次資源は、典型的には、巨大な時間変化する強度と関連し、その結果、時間変化する最大電力点(MPPP)電圧が生じる。商業グリーンエネルギーシステムは、典型的には、MPPP電圧を追従するMPPT1240を(サブシステム1200のモジュールとして)組み込む。
エネルギージェネレータの標準効率は、(標準の主電力入力における)その最大電力生成を主電力入力で除した値として定義される。しかしながら、時間変化する電力の一次資源の使用により、ジェネレータの効率はまた、時間とともに変化し、(瞬時主電力入力における)瞬時最大電力生成を対応する瞬時主電力入力で除したものに等しい瞬時効率値として定義される。
図1Aに示すように、コントローラ(またはエネルギー管理のサブシステムか、またはレギュレータと呼ばれる)1200は、ジェネレータ1100で生成されたエネルギー抽出する装置1210を備える。コントローラ1200はまた、電気を準備して(モジュール1223)、負荷1300に電力を送達する(モジュール1225)装置1220も備える。従って本明細書では、モジュール1223は、「電力準備レギュレータ」と呼ばれ、モジュール1225は、「電力送達レギュレータ」と呼ばれる。
図1Cに示すように、コントローラ効率は、負荷によって消費されるエネルギーに保存されたエネルギーを加算したものをジェネレータによって発生させたエネルギーで除したものとして定義される。それはまた、システムが余剰エネルギーを後で使用するために保持しておくエネルギー貯蔵器無しで設計された場合((装置1210の電力抽出効率)×(装置1220の電力送達効率))に等しい。「エネルギー利用効率」も同じ方法で定義され、コントローラ効率に等しい。
装置1210の電力(エネルギー)抽出効率は、MPPT実施に適合する場合、装置1210からの電力出力をジェネレータ(複数)で発生させた最大電力で除した瞬時値として定義される。装置1210によってピックアップされない(抽出されない)発生した電力は、装置1210の無効に寄与する。装置1220の電力(エネルギー)送達効率は、負荷に送達されて消費される1220の電力出力を装置1210の電力出力で除した瞬時値として定義される。
エネルギー送達効率は、負荷需要がなければゼロであり、エネルギー抽出効率もまた、エネルギー貯蔵器無しの設計では負荷需要がなければゼロであることに留意されたい。従って、負荷需要とエネルギー貯蔵容量は、エネルギー送達効率に影響を与え、エネルギー抽出効率に影響を与える。この事実は、出力抽出、準備、および送達が電力需要に密接に関連していることを示す。それにより、MPPT実施だけでは、エネルギーシステムから最大のエネルギー利益を得ることにつながらない。
さらに詳述すると、いくつかのタイプの負荷(水ポンプ(複数)など)は、非常に狭い動作電力範囲を有し、電力生成と消費の著しい不均衡が起きると、電力システムに混乱が生じる。電力の送達が電力需要の下限に満たなければ、負荷は、機能を停止して、突然電力需要から解放される。例えば、供給電力が水ポンプの動作の下限を下回ると、ポンプは、即座にポンピングを停止して、負荷需要から解放し、そして発生したエネルギーは、それによって浪費される。一方、送達される電力が最大電力需要範囲を上回ると、電力の一部がエネルギー抽出装置1210によってピックアップされず、一部のエネルギーが浪費されるか、または負荷解放が起きるいずれかである。上記の状況は、ジェネレータがそのMPPP電圧で動作されているか否かに関わらず起きる。上記の電力不均衡状況は、現実であり、ソーラーパワー式水ポンプシステムを含む、グリーンエネルギーシステムにおいて一般に頻繁に起きる。
図1Aに示したエネルギーシステムの上記の分析は、(1)負荷の電力需要は、エネルギー送達効率とエネルギー抽出効率にも大きな影響を与える。(2)従って、負荷の電力需要もこれら2つの効率の乗算である、コントローラ効率に影響を与える。(3)最大コントローラ効率の動作点は、MPPT動作と一致しないこともある。(4)ブラインドMPPT適合は、最大限のエネルギー利益がエネルギーシステムから得られることを保証しない。最も重要なことは、(5)エネルギーシステムのエネルギー利益(利用)を最適化するために、エネルギー送達からエネルギー抽出を分離して、エネルギー生成/抽出とエネルギー準備/消費を別個に最適化するが、エネルギー変換保存則に従うことが必要である。
セクション2:発明と効果
図1Bに示すように、本明細書で説明される原理に従ったエネルギーシステムの実施形態は、エネルギー貯蔵器1235と一緒に機能する装置1233を備える、装置1230を付加する。本明細書では、装置1230は、「余剰レギュレータ」と呼ばれ、装置1233は、「余剰抽出/利用装置」と呼ばれる。装置1233は、4つのモジュール1233A、1233B、1233C、および1233Dを備え、それらの機能と効果を説明する。適切に設計された場合、装置1230は、エネルギー抽出中に選択的に余剰エネルギーを保存して、エネルギー送達中に負荷に供給する電力を増大するまたは減らすことができ、さらに電力の不均衡を円滑および効果的に処理することもできる。
詳述すると、装置1233は、時間の長い期間にわたってエネルギー抽出プロセス中に使用可能な最大量の余剰エネルギーをエネルギー貯蔵器1235に選択的に保存することができる。余剰エネルギーは、ジェネレータ(複数)によって生成されるエネルギーとして定義されるが、それは、従来のエネルギー抽出装置1210によってピックアップされない。従って、装置1233は、負荷解放が起こる場合でも、エネルギー管理サブシステム1200がジェネレータから最大量のエネルギーを抽出するのを助ける。図1Bのこの実施形態は、余剰エネルギーを役立つものにし、エネルギー抽出効率を大いに改善する。
貯蔵器1235に記憶されるエネルギーを使用して、装置1233はまた、1220の送達モジュール1225が抽出された電力または発生した電力よりをも大きい負荷需要を満たすために電力を送達することができる。これにより、高い負荷需要の期間を通じて円滑に効果的に補うためにエネルギー供給を増大する結果となる。従って、本明細書で説明される原理は、負荷解放の振動数を減らして、エネルギー送達効率を大いに改善することができる。本明細書で説明される原理はまた、生成がない場合、保存された余剰エネルギーを経て電力供給時間を延長することもでき、そして特に各24時間期間で曇りまたは夜間の時間条件に耐える太陽エネルギーでは、エネルギー利用量が増加する。
要約すると、従来の設計は、装置1230およびそのモジュールが、余剰エネルギーを選択的にピックアップし、送達エネルギーを適正量に調整し、および/または瞬時負荷需要をちょうど満たす適正用のエネルギーが送達されるように、十分にはならないエネルギーを提供するように構成されていない。それにより、従来の設計は、本明細書で説明される最大エネルギー利用の利益に欠ける。従来のシステムと本明細書で説明される原理に従ったシステムとの明白な相違は、図1Aと図1Bのブロック図を比較することによって分かる。
本明細書で説明される原理を用いて、電力ジェネレータから抽出される電力は、従来の装置1210によって抽出される電力と、付加された装置1230によって抽出される余剰電力との組み合わせである。以下でさらに説明されるように、本明細書で説明される原理はまた、抽出された2つの電力の総和が、発生した電力に非常に近くなるようにすることができる機構を提案する。従って、装置1210と1230によって消費されるエネルギーを無視して、実施形態のエネルギー抽出効率をおよそ100%にすることができる。
さらに本明細書で説明される原理を用いて、装置1230は、ジェネレータと貯蔵器の使用可能なエネルギーを組み合わせて、装置1223と1225(装置1220のモジュール)が瞬時負荷需要をほとんど正確に満たす適正量の電力を提供するのを支援する、装置1233(装置1233A、1233B、1233C、および1233D)のモジュールによって提供される管理機能を通じて電力が抽出されるように規制することができる。従って、装置1230はまた、エネルギー生成をエネルギー消費(利用)から分離する能力も提供することができる。
以下でさらに説明されるように、本明細書で説明される原理は、装置1220の出力電力が瞬間電力需要をほとんど正確に満たすように、装置1220の適正量の入力電力に非常に近くなるように電力を整えることができる機構を提供する。従って、装置1220と1230によって消費される電力を無視して、実施形態のエネルギー送達効率も100%に近づくことができる。従って、本明細書で説明される原理は、エネルギー貯蔵器1235と装置1233Bと一緒に機能し、その結果、エネルギー生成抽出とエネルギー送達を独立して最適化する能力が生じる、管理機能モジュール1233A、1233Cおよび1233Dを通じて電力発生と消費を分離する。
要約すると、本明細書で説明される原理に従って、装置1230は、余剰電力を適切な一時的貯蔵器に選択的に保存することが付加され、これで装置1230は、理論的にエネルギー抽出を100%に改善することができる。付加された装置1230、具体的には、そのモジュール1233Cと1233Dはまた、ジェネレータ1100から抽出されたエネルギーと貯蔵器(1235と装置1233B)のエネルギーを選択的に組み合わせて適正量のエネルギーにし、その後、装置1223に入力する時、装置1225の出力電力が負荷需要をほとんど正確に満たすことができるように、この適正量の電力を送達することもできる。これは、理論的にエネルギー供給効率を100%に改善することができる。従って、本明細書で説明される原理は、電力の生成、抽出、および送達を分離して、効率を独立して最適化することができる。
要約すると、エネルギー保存の法則に従うと仮定すれば、負荷による瞬時電力消費は、典型的には、どのエネルギーシステムの電力生成にも等しくない。装置1230が無い場合、電力需要が容量(生成され、抽出され、準備され、そして送達される電力の容量として定義される)よりも大きいと、負荷解放が生じてエネルギー利用効率が大いに下がる。一方、容量が電力需要よりも大きいと、その結果、抽出も送達もされない電力の余りが生じ、それによりエネルギー送達(利用)効率が下がる。
装置1233で構成される装置1230を付加することにより、本発明は、適正量の余剰エネルギーを選択的に一時的に保存し、および/または瞬時電力容量または発生した電力よりをも大きいか、または小さい量の電力需要をちょうど満たす適正量のエネルギーを提供することができる。これは、上記の問題を効果的に緩和して、さらに任意のエネルギーシステムから最大限のエネルギー利益を得る。
セクション3:従来のエネルギーエクストラクタの見直し
従来のエネルギー抽出装置は、DC/ACインバータとパルス幅変調(PWM)エネルギー抽出装置を含む。このセクションは、それらの無効性と非効率性の根本的原因を明らかにするためにこれら2つの典型的な従来のエネルギーエクストラクタを調査する。
一般性を失わずに、一次エネルギー資源が数秒間一定の強度を保持する(およびジェネレータの一定の出力生成を有する)ことができると仮定する。第1の見直しの例として、生成された電力は、一定値、つまりDC電流I1、DC電圧V1であり、従って、DC電力P1=V1 *1 *pf(ここにpfは、DCの例では1に等しい)である一方、抽出されたエネルギーは、ほとんどの大型PV太陽光発電所に見られるような、従来の「50−60Hzの純粋な正弦関数DC/ACインバータ」で表される。この第1の見直しの例は、以下のように詳細に検討される。
図2Aに示すように、ジェネレータ出力の電流は、一定電流DCI1の曲線2101として示される一方、3つの異なる負荷−需要の例の3つの電流抽出を特徴付けるクォーターサイクル単相余弦波ACインバータの3つの典型的な抽出された電流(損失、入力=出力は無視する)は、I2 *cos(ωt)の曲線2102、I3 *cos(ωt)の曲線2103、またはI4 *cos(ωt)の曲線2104で示される。電荷保存則は、I1>I2、I1>I3、およびI1>I4のみを許容する。4つの平均化された電流は、それぞれI1、(2/π)*2、(2/π)*3、および(2/π)*4であり、ここにπ=3.1416である。
図2Bに示すように、ジェネレータ出力の電圧は、一定DC電圧のV1の曲線2101として示される一方、3つの異なる負荷−需要の例の3つの電圧抽出を表すクォーターサイクル単相余弦波ACインバータの3つの典型的な抽出された電圧(損失、入力=出力は無視する)は、V2 *cos(ωt)の曲線2202、V3 *cos(ωt)の曲線2203、またはV4 *cos(ωt)の曲線2204で示される。エネルギーと電荷保存則は、I1>I2、I1>I3、およびI1>I4のみを許容する。4つの平均は、それぞれV1、(2/π)*2、(2/π)*3、および(2/π)*4である。
図2Cに示すように、ジェネレータ出力の電流は、一定DC電力P1の曲線2301として示される一方、3つの異なる負荷−需要の例の3つの電流抽出を表すクォーターサイクル単相の純粋な余弦波ACインバータの3つの典型的な抽出された電流(損失は無視し、入力=出力)は、P2 *cos(ωt)*cos(ωt)*pfの曲線2302、P3 *cos(ωt)*cos(ωt)*pfの曲線2103、またはP4 *cos(ωt)*cos(ωt)*pfの曲線2304で示される。pfは、負荷の力率である。エネルギー保存則は、P1>P2、P1>P3、およびP1>P4のみを許容する。pf=0.75(上記の要求される規制pf>0.7)をとると、4つの平均電力は、それぞれP1、0.375*2、0.375*3、0.375*4である。
この純粋な正弦関数インバータでジェネレータから抽出されたエネルギーの割合は、エネルギーエクストラクタの平均電力出力を発生した平均電力で除したものである。異なる負荷需要の例を特徴付ける典型的な抽出が表されたこれら3つのエネルギー割合は、それぞれ曲線2302では0.375*2/P1、曲線2303では0.375*3/P1、曲線2304では0.375*4/P1である。従って、この電力エクストラクタのエネルギー抽出効率は、P1=P2の極端に望ましい例をとっても、0.375より大きくならず、さもなければ、エネルギー抽出効率は、より低い値になるであろう。
上記の分析から結論を言えば、(1)ほとんどの「大型PV太陽光発電所」で使用される従来の電力エクストラクタの場合、DC/ACインバータは、ソーラーパネル、ソーラーパワー式ジェネレータ(複数)によって発生させた太陽光電力の37.5%未満(本明細書では便宜上<40%とする)しか抽出することができない。(2)装置1233とエネルギー貯蔵器1235で構成される適切に設計された余剰エネルギー抽出装置1230を用いて、本明細書で説明される原理は、従来のインバータに比べて2倍を優に超えるエネルギー抽出を改善することができる。
次のサブセクションでは、他の典型的な従来のエネルギーエクストラクタである、PWMエネルギー抽出装置について検討する。一般性を失わずに、一次エネルギー資源が数秒間一定の強度を保持する(およびジェネレータの一定の電力生成を有する)ことができると再び仮定する。生成された電力は、一定値(つまりDC電流I1、DC電圧V1であり、従ってDC電力P1=V1 *1)である一方、エネルギーは、従来のPWMエクストラクタによって抽出される。この例を以下のように検討することができる。
図3Aに示すように、発生した電流は、一定DC電流のI1の曲線3101として示され、損失(入力=出力)は無視するが、3つの異なる負荷−需要の例を表す典型的なPWMエネルギーエクストラクタの3つの例示的な電流は、振幅I2およびデューティー係数δ2の曲線3102、振幅I3およびデューティー係数δ3の曲線3103、および振幅I4およびデューティー係数δ4の曲線3104として示される。電荷保存則は、I1>I2、I1>I3、およびI1>I4のみを許容する。4つの平均電流は、それぞれI1、δ2 *2、δ3 *3、およびδ4 *4である。
図3Bに示すように、発生した電圧は、一定DC電圧のV1の曲線3201として示され、損失(入力=出力)は無視するが、3つの異なる負荷−需要の例を表すPWMエネルギーエクストラクタの3つの例示的な電圧は、振幅V2およびデューティー係数δ2の曲線3202、振幅V3およびデューティー係数δ3の曲線3203、および振幅V4およびデューティー係数δ4の曲線3204として示される。エネルギーと電荷保存則は、V1>V2、V1>V3、およびV1>V4のみを許容する。4つの平均電圧は、それぞれV1、δ2 *2、δ3 *3、およびδ4 *4である。
さらに図3Cに示すように、発生した電流は、一定DC電流のP1=V1 *1の曲線3301として示され、損失(入力=出力)は無視するが、3つの異なる負荷−需要の例を表す典型的なPWMエネルギーエクストラクタの3つの例示的な電力は、振幅P2=V2 *2 *pfおよびデューティー係数δ2の曲線3302であり、pfは、負荷の電力係数であることと、振幅P3=V3 *3 *pfおよびデューティー係数δ3の曲線3303、および振幅P4=V4 *4 *pfおよびデューティー係数δ4の曲線3304として示される。エネルギー保存則は、P1>P2、P1>P3、およびP1>P4のみを許容する。4つの電力平均値は、それぞれP1、δ2 *2 *pf、δ3 *3 *pf、およびδ4 *4 *pfである。
PWMエネルギー抽出装置でジェネレータから抽出されたエネルギーの割合は、エネルギーエクストラクタの平均電力出力を発生した平均電力で除したものである。3つの典型的な抽出が表されたこれらのエネルギー割合は、それぞれ曲線3302ではδ2 *pf*2/P1、曲線3303ではδ3 *pf*3/P1、曲線3304ではδ4 *pf*4/P1である。従ってPWMエネルギーエクストラクタのエネルギー抽出効率は、P1=P2とδ2=0.8(典型的な上位のデューティー係数0.3から0.8になっている)の極端な例をとり、さらにpf=0.75をとっても、0.6より大きくならない。さもなければ、P1>P2の例では、エネルギー抽出効率は、よい低くなるであろうし、さらにデューティー係数(低電力生成または低負荷−需要の場合)が低くなるほど、エネルギー抽出効率が下がる。
上記の分析により(1)ほとんどの「ソーラーパワー式街灯」に使用される従来の電力エクストラクタである、PWM装置は、ソーラーパネルによって発生させた太陽光電力の60%未満しか抽出することができない。(2)エクストラクタ1233と貯蔵器1235で構成される適切に設計された余剰エネルギー抽出装置1230を用いて、本明細書で説明される原理は、従来のPWMエクストラクタの係数に比べて少なくとも1.5係数でエネルギー抽出を改善することができる。このセクションは、従来のエクストラクタを使用する時の無効性と非効率性の根本的原因をはっきりと明らかにする。
セクション4:完全エネルギー抽出の提案した機構
ジェネレータから最大量の余剰エネルギーを抽出する装置1233を設計する3つの方法があり、その余剰エネルギーは、従来の抽出装置1210からの電力の余りである。3つの方法は、本明細書では能動方法、受動方法、およびその2つの組み合わせと呼ばれる。本明細書では、装置1230は、「余剰レギュレータ」と呼ばれ、装置1233は、「余剰コアレギュレータ」と呼ばれる。例えば、装置1210が「純粋な正弦関数DC/ACインバータ」である場合、本明細書で説明される原理は、別の90度位相不一致インバータ1233Aを付加してその位相が第1のインバータ1210にうまく合わさることを提案する。1233Aモジュールは、本明細書では「能動余剰エクストラクタ」と呼ばれる。
詳述すると、図4は、この概念を概略的に示し、曲線4101は、発生したDC電力P1を示す。電力は、従来のエネルギーエクストラクタによって抽出され、インバータ1210は、抽出された電力P2 *cos(ωt)*cos(ωt)を表す曲線4102として示される。曲線4120は、90度の位相不一致にロックされた他のインバータ1233Aによって抽出された電力、つまりP2 *sin(ωt)*sin(ωt)を表す。cos(ωt)*cos(ωt)+sin(ωt)*sin(ωt)は、一様に1に等しいことに留意されたい。従って、2つの装置1210と1233Aによって抽出される総電力は、図4に示すように、P2にちょうど等しくなるようにまとまる。
2=P1の場合、これら2つが組み合わされた装置の総エネルギー抽出効率は、完全に100%である。P2<P1の場合、組み合わされた抽出からのある一定量(P1−P2)の電力の余りがまだある。この一定量余った電力はその後、理論的に完全な抽出に達するようにマッチした容量性/ファラデー装置1233Bによって効果的で容易に抽出される。1233Bは、本明細書では「受動余剰エクストラクタ」と呼ばれる。容量性/ファラデー装置1233Bをエネルギー貯蔵器1235の一部にすることができるが、図1Bは、その明確な機能を強調するためにそれを別個のエンティティとして示す。装置1233と装置1210の抽出の組み合わせを用いて、発生したエネルギーをすべて理論的に抽出することができる。
装置1210がPWMエネルギーエクストラクタである場合、本発明は、別の位相不一致PWMエネルギーエクストラクタ1233Aを付加してその位相が第1のエクストラクタ1210にうまく合わさることを提案する。図5は、この概念を概略的に示す。曲線5101は、発生したDC電力P1を示す。PWM1210によって抽出される電力は、増幅P2およびデューティー係数δ2の抽出電力を表す、曲線5102として示される。他のPWM1233Aの位相が、第1のエクストラクタ1210および抽出される電力の位相不一致にうまく合わさることによって抽出された電力を表す曲線5102は、増幅P2およびデューティー係数(1−δ2)を有し、曲線5102に関して位相不一致である。図5に示すように、P2に等しい、組み合わされて抽出された総電力がその後抽出される。
2=P1の場合、これら2つの組み合わされた装置の総エネルギー抽出効率は、完全に100%である。P2<P1の場合、組み合わされた2つの電力抽出装置1210と1233AからのP1−P2定量の電力の余りがある。この一定量余った電力は、完全な抽出に達するようにマッチした容量性/ファラデー装置1233Bによって効果的で容易に抽出される。容量性/ファラデー装置をエネルギー貯蔵器1235の一部にすることができるが、図1Bは、この明確な機能を強調するためにそれを別個のエンティティとして示す。抽出装置1233と装置1210の組み合わせを用いて、発生したエネルギーをすべて理論的に再び抽出することができる。
異なる電力生成および負荷需要は、受動余剰エクストラクタ1233Bによって完全にピックアップされるために異なる余りの電力(即ち、(P1−P2))を生成することに留意されたい。幸いにも、実際には、エネルギーシステムは、余った最大量の余剰電力を受動的に抽出するように正確にマッチする容量性/ファラデー装置1233Bを必要としない。基本的電気設計技術を使用することによって、容量性/ファラデー装置が余った最大量の余剰電力を受動的に抽出するために必要な良い設計を作り出すことができる。しかしながら、電圧を動作するジェネレータはその後、MPPP電圧から、最大限の電力抽出(エクストラクタ1210、1233A、および1233Bによって抽出されるすべての電力を総和する)を得る新しい電圧に受動的にシフトされる。実際には、この新しい電圧は、典型的には、MPPP電圧に近い。言い換えれば、本明細書で説明される原理が組み込まれたシステムの生成/抽出のサブシステムはさらに、抽出された電力の総和を最大にするMPPPに近い電圧で動作して、同じ時間に最大に近い電力を生成することができる。
セクション5:従来のエネルギー送達管理の見直し
このセクションは、従来のエネルギー送達(供給)管理について検討する。エネルギーがジェネレータから抽出された後、エネルギーシステムは、エネルギーを調節/準備し、その後、消費するための負荷1300にエネルギーを送達しなければならない。このプロセスは、本明細書では「エネルギー供給」と呼ばれるか、または好適には「エネルギー送達」と呼ばれる。
エネルギー送達(供給)管理における第1の重要な問題は、エネルギーシステムを過負荷の電力需要から保護することである。第2の問題は、負荷解放による損害からエネルギーシステムを保護することである。言い換えれば、瞬時電力需要は、それが設計された最大送達電力容量(次の段落で定義される)を超えてはならず、さもなければ、負荷が解放される。さらに、エネルギー送達管理は、機器への損害、特に電気ギアへの損害を防ぐために即座に突然の負荷解放に対処しなければならない。
従来の発電所の瞬時最大電力供給能力は、以下の測定を通じて実験的に決定することができる。(a)瞬時最大発電P1 *を測定する。(b)瞬時最大電力抽出P2 *を測定する。この電力P1 *は、装置1210を通過して測定されたP2 *<P1 *を生成する。(c)瞬時最大送達電力P3 *を測定する。この電力P3 *は、装置1220を通過して測定されたP3 *、P3 *<P2 *<P1 *を生成する。P3 *は、この発電所の瞬時電力送達容量として定義される。それは、負荷に最大使用可能なその瞬間の電力である。P1 *が、それが設計された最大値に達すると、対応するP3 *は、エネルギーシステムの「設計された最大送達電力容量」と呼ばれる。グリーンエネルギーシステム(太陽光発電所など)においてP1 *、P2 *、およびP3 *の値が時間とともに変化し、さらに従来のエネルギーエクストラクタ(複数)を使用する時にもP2 *<<P1 *に変化することに留意されたい。
測定された1220が電力P3 *を出力することが分かるので、発電所の瞬時電力供給容量を決定することができる。しかしながら、負荷需要との密接な結合により、エネルギー送達の瞬時効率はまだ分かっていない。例えば、負荷1300が電力P3を要求し、P3がP3 *より少ないと、装置1220は、電力量P3 *を負荷に送達する。この場合、瞬時エネルギー送達効率は、負荷需要P3をP2 *で除したものである。しかしながら、負荷需要P3が瞬時電力供給容量P3 *より大きいと、装置1220は、その電力需要を拒絶し、負荷が解放されて、瞬時エネルギー送達効率がゼロに設定される。
ミスマッチ電力量(P3 *−P3)が消費のための負荷に送達されず、そのようなミスマッチ量は、システムの加熱電力になり、これが厄介であることに留意されたい。負荷が解放されると、P3=0である。この場合、大規模な加熱電力P3 *は、システムの回路にそのまま捨てられる。この大規模な加熱電力は、システムのコンポーネント、ジェネレータ、エクストラクタ、または管理ギアを加熱する(cook)。一次エネルギー入力が時間とともに大きな振幅に変化し、仮にゼロからある大きな最大値に変化するとしたら、グリーンエネルギーシステムの瞬時電力供給容量P3 *もゼロからある大きな最大値に変化する。従って、一定の大きな負荷需要P3は、(エネルギー利用効率のような)瞬時エネルギー送達効率をゼロに設定するためにエネルギー供給から解放された負荷である、P3 *よりも大きくなることが多い。大規模な一転の負荷需要(ソーラー式水ポンプ場など)を駆動するように設計されたどのグリーンエネルギーシステムも、確かに一般にこの問題に直面するであろう。
例えば、太陽光は、水をポンピングする間に大規模な負荷需要を駆動するように設計された、太陽光発電の水ポンプ場の一次エネルギーである。快晴日中、ソーラーパネル上に送達される太陽光の光束量は、夜明けにゼロで開始する。光束は、単位時間当たりのソーラーパネルの定義領域に送達される光子の通過総量として定義される。太陽光は、夜明けに水平に光り、取り付けられたソーラーパネルを水平に通過しない。従って、光束は、夜明けにゼロとなる。太陽光の光束は、その大きな最大電力生成に達する(光束が下方に向かってパネルの表面に当たる)正午まで単調に増加する。その後、太陽光の光束は、午後に単調に減少して、太陽光が再び水平に光る日没の夕方にゼロに戻る。しかしながら、この例示的な日のある時間期間のソーラーパネル上に影を落とす厚い雲もあり得る。影がシステムにとって暗すぎて稼働ポンプを維持するのに十分な電力を提供することができない場合、ポンプは、負荷を解放する。この発生した電力は、大きなポンピング負荷を駆動するのに十分ではないこともあり、内部の電気ギアにかなり損害を与えることもある。本明細書で説明される原理は、この問題にも取り組む。
一方、電力供給容量P3 *の量は、負荷需要P3よりも多くなることもあり、そして(P3 *−P3)量の電力は、負荷に送達しない。この余剰エネルギーは、エネルギー貯蔵器を持たずに浪費される。この浪費される部分は、装置1200の別の無効と見なされるべきである。ポンプ場の資本コストを削減するために、典型的には大規模な商業用太陽光発電所は、エネルギー貯蔵器を含むように設計されていない。従って、上記の分析の上記の結論は、現実で一般的な真の問題を表す。
例として、装置1220のエネルギー送達効率を詳述するため、一般的で典型的な現実の状況を表す以下のシナリオを調べてみる。120メートルの水頭を有する水をポンピングし、かつ各々が30メートルの水頭を有する、4つのリレー段階のポンピングセグメントから成るソーラー式水ポンプ場があると仮定する。4つのポンプは、同じ稼働電力定格Pr、および同要求の開始電力Psを有する。典型的には、Ps>3Prであり、一部のポンプでは、Ps>7Prも要求する。
最初に、従来のソーラー式水ポンプ場の例を検討してみる。このソーラー式水ポンプ場は、「ある特によく晴れた日の12時間期間」と遭遇する。これらの12期間は、以下のように説明される。
(1)ソーラーパネル(以下ソーラー発電所と呼ぶ)は、夜明けまでは(仮に6AMとする)電気を発生しない。なぜなら、太陽光エネルギー入力がないP(t1)=0、発生した電力がない、抽出される電力がない、送達される電力がない、および利用される電力がないからである。エネルギー利用は、0である。
(2)夜明け(6AM)から7AMまでの間、ソーラー発電所は、太陽光電力P1 *、抽出電力P2 *、および電力供給容量P(t1)<Prを有し、従って、抽出された電力Pr=Vr *rは、稼働ポンプPrをも維持するのに十分強力ではない。ここにVrとIrは、稼働ポンプを維持するのに必要とされる電圧定格と電流である。DC/ACインバータは、発生した電力P2 *<0.4P1 *と、電力供給容量P(t2)<P2 *(1220の電力損失は無視する)およびP2 *<Prを抽出するために使用される。発電所は、P1 *<2.5Pr電力を生成し、P2 *<Pr電力を抽出し、必要とされるポンピング電力より少ない電力容量を有する。それにより、抽出された電力は、負荷が発生した太陽光電力を消費する時にポンプを連結せず、再び、エネルギー利用は、ゼロである。
(3)7AMから8AMまでの間、ソーラー発電所は、太陽光発電を増加させて、〜2.5*1.3Pr電力が生成され、〜1.3Pr電力が抽出され、そして1つの稼働ポンプを維持するのに十分なP(t3)〜1.3Prまでの電力供給容量を有するが、ポンプ(Ps、Ps=Vr *sを有する)を開始するのに十分強力ではない。典型的には、その電圧定格でポンプを開始するためには、>Ir(Is>3Ir)の3倍、を要することに留意されたい。エネルギー利用は、再びゼロである。
(4)8AMから10AMまでの間、ソーラー発電所は、太陽光発電を増加させて、〜2.5*2.9Pr電力が生成され、〜2.9Pr電力が抽出され、そしてP(t4)〜2.9Prまでの電力供給容量を有する。これは、1つの稼働ポンプを維持するのに十分強力であるが、ポンプを開始するのにまだ十分強力ではない。発電所は、負荷が発生した太陽光電力を消費する時にポンプを連結することができない。エネルギー利用は、再びゼロである。
(5)10AMから12AMまでの間、ソーラー発電所は、太陽光発電を増加させ、発電所は、〜2.5*3.7Pr電力が生成され、〜3.7Pr電力が抽出され、そしてP(t5)〜3.7Prまでの電力供給容量を有する。これは、1つのポンプを開始するのに十分強力である。発電所は、1つのポンプのみを開始することができ、そして発生した電力を消費するポンプ負荷を連結する。この時間期間のエネルギー利用は、わずか2*rである。
(6)突然厚い雲が上空の一部を覆い、正午の〜30分間ソーラーパネル上に影を落とすことが起こり、「影落とし」と呼ばれる。電力供給容量P(t6)は、Prより下に落ち込み、システムは、負荷を解放して、この期間の電力消費がない。エネルギー利用は、再びゼロである。
(7)12:30PMから2PMまでの間、影は、その暗さが徐々に薄くなって2.5*2.9Prの太陽光電力が発生し、2.9Prが抽出され、P(t7)〜2.9Prまでの電力供給容量により、1つの稼働ポンプを維持するのに十分強力であるが、ポンプを開始するのに十分強力ではない。発電所は、負荷が発生した太陽光電力を消費する時にポンプをまだ連結することができない。エネルギー利用は、再びゼロである。
(8)2PMから4PMまでの間、太陽光線は、太陽光電力2.5*3.3Prが発生するのに十分良く、3.3Prが抽出され、P(t8)〜3.3Prまでの電力供給容量により、1つのポンプを開始するのに十分強力である(Ps>3Pr)。1つのポンプが開始されて、発生した太陽光電力を消費するポンプ負荷が連結される。エネルギー利用は、わずか2*rである。
(9)4PMの後から5PMまでの間、ソーラー発電所は、太陽光発電が減少し、2.3Prが抽出され、P(t9)〜2.3Prまでの電力供給容量により、稼働ポンプを維持するのになおも十分である。発電所は、発生した太陽光電力を消費するポンプ負荷をなおも連結している。エネルギー利用は、わずか1*rである。
(10)5PMの後から5:30PMまでの間、ソーラー発電所は、太陽光発電が減少し、1.1Prが抽出され、P(t10)〜1.1Prまでの電力供給容量により、稼働ポンプを維持するのになおも十分である。発電所は、発生した太陽光電力を消費するポンプ負荷をなおも連結している。エネルギー利用は、わずか0.5*rである。
(11)5:30PMの後から6PMまでの間、太陽光線は、鈍く、発電所の発電量が上下に変動し、電力供給容量P(t11)も〜1.1Prにおいて変動するか、またはPrより下がる。ひとたびPrより下がると、発電所は、ポンプを止め、この時間期間にポンプを開始するのに再び十分な電力を有してない。発電所は、発生した太陽光電力を消費するポンプを連結しない。エネルギー利用は、再びゼロである。
(12)6PMから7PMまでの間(日没の暗がり)ではあるが、ソーラー発電所は、なおも電力供給容量P(t12)<Prを有するいくらかの電力を発生させているが、稼働ポンプを維持するのに十分ではない。ポンプは、電力を消費せずに停止したままである。日没後、次の夜明けまで太陽光がなく、従って太陽光発電が停止し、ポンプも完全に停止する。エネルギー利用は、再びゼロである。
この従来のソーラー式水ポンプ場の総エネルギー利用は、12期間のエネルギー利用の総和であり、丸1日間でわずか5.5*r(Whr)である。消費するために送達する使用可能な総エネルギーは、電力供給容量の総和を12期間の時間期間で乗じたものであり、およそ28.3*r(Whr)である。従って、この従来のソーラー式水ポンプ場のエネルギー送達効率は、5.5を28.3で除したものであり、0.1943に等しく、およそ19.4%である。エネルギーエクストラクタがDC/ACインバータであるため、エネルギー抽出の割合は、0.4未満(装置1210と装置1220によって消費されるエネルギーは無視する)であり、セクション4で導かれる。従って、エネルギー利用効率およびコントローラ効率は、0.4*0.1943=0.0777未満であり、<10%である。
セクション6:エネルギー送達管理
本明細書で説明される原理が組み込まれたソーラー式水ポンプ場の装置1220のエネルギー送達効率の評価を行う前に、新しいモジュール1233Cと1233Dに設計された管理機能をさらに詳述してみる。エネルギー送達効率を改善するために、本明細書で説明される原理は、モジュール1233Cと1233Dを装置1230に組み込むことを提案する。モジュール1233Cは、需要が供給容量に満たない場合、装置1210によって抽出される電力量を選択的に規制し、装置1220に入力する時、装置1220が負荷需要を正確に満たす適正量の電力を送達することができるように、正確な量のエネルギーP2を調整して生成するように設計される。負荷需要が供給容量より大きい場合、モジュール1233Cはまた、ジェネレータの瞬時最大発電P1 *から最大量の電力P2 *を抽出するために装置1210を選択的に規制するようにも設計され、そしてP2 *+P2 **の組み合わせ電力(combination power)が装置1220に供給される時に、装置1220が負荷需要を正確に満たす適正量の電力を送達することができるように、必要な付加電力P2 **を貯蔵器1235と1233Bから準備して供給するようにモジュール1233Dを規制するようにも設計される。これは、ジェネレータ1100によって発生させた瞬時最大電力によって提供されるシステムの瞬時容量よりも多い電力需要に対処するために、装置1220を助ける供給エネルギーの増強を実行する。それらの機能特性により、本明細書では、装置1220は、「供給電力レギュレータ」と呼ばれ、モジュール1233Cは、「供給レギュレータ」と呼ばれ、モジュール1233Dは、「エネルギー調整レギュレータ」と呼ばれる。
本明細書の次の部分は、本発明が組み込まれたソーラー式水ポンプ場の装置1220のエネルギー送達(供給)効率を評価する。以前に説明したように、我々は、各々のポンピングセグメントが30メートルの水頭を有する、4つのリレー段階のポンピングセグメントから成る、120メートルの水頭のソーラー式水ポンプ場がある例を再び使用することとする。4つのポンプは、同じ稼働電力Prを有し、同要求の開始電力Psを有する。上記に説明したように、このソーラー式水ポンプ場は、同じ太陽光条件に遭遇する。
一般性を失わないが、分析を単純に保つために、この分析は、装置1210、1230、および1220のすべての電力消費を無視して、エネルギー抽出効率が、電力供給容量を従来のインバータの例より2.5係数増加させた、100%であると見なす。12時間期間のシナリオが反復され、以下のとおり説明される。
(1)ソーラー発電所は、夜明け前(6AMと仮定する)には電気を発生させない。なぜなら、太陽光がないからである、P(t1)=0。エネルギー利用は、従ってゼロである。
(2)夜明け(6AM)から7AMまでの間、ソーラー発電所は、電力供給容量P(t2)<2.5*r(W)を有する太陽光電力を発生させ、これは、稼働ポンプを維持するのに十分強力であるが、ポンプPr、Pr=Vr *rを開始するのに十分強力ではない。ここにVrとIrは、稼働ポンプを維持するのに必要とされる電圧定格と電流である。典型的には、その電圧定格でポンプを開始するためには、>Ir(Is>3Ir)の3倍、を要することに留意されたい。従って、発電所は、その負荷が発生した太陽光電力を消費する時にポンプを連結しない。しかしながら、モジュール1233Cは、装置1210、1233A、および1233Bが使用可能なエネルギー〜2Pr(Whr)をエネルギー貯蔵器に保存して蓄えるように規制する。エネルギー利用は、〜2Pr(Whr)である。
(3)7AMから8AMまでの間、ソーラー発電所は、1つのポンプを開始するのに十分な、P(t3)〜2.5*1.3Pr=3.25Pr(W)までの電力供給容量を有する発電を増加させ、その後、保存されたエネルギーを使用して別の2つのポンプを開始し、3つのポンプが一緒に稼働するようにする。ポンプの開始電力は大きいけれども、ポンプを開始するのにわずか数秒しかかからず、その通常の電力定格で稼働させることに留意された。ポンプを起動するための付加エネルギー消費は、従って、長時間稼働するエネルギーと比較して小さい。従って、2つのポンプの起動によって貯蔵器から大きなエネルギーが流れ出ることはない。ポンプのエネルギー利用は、3Prである一方、貯蔵する余ったエネルギーは、0.25Prである。総エネルギー利用は、3.25Prであり、蓄積されたエネルギー貯蔵は、〜2.25Prである。
(4)8AMから10AMまでの間、ソーラー発電所は、P(t4)〜2.5*2.9Pr=7.25Pr(W)までの電力供給容量を有する太陽光発電を増加させる。これは、3つの稼働ポンプを維持し、さらに4つのリレー段階のポンピングシステムを合わせて120メートルの水頭に達するように最後のポンプを起動するのに十分強力である。発電所は、発生した太陽光電力4Prを消費して、その期間に使用可能な電力3.25Prを保存するために発電所がローディングする時、4つのポンプを連結した。ポンプのエネルギー利用は、2*4Pr=8Pr(Whr)であり、保存される余ったエネルギーは、2*3.25Pr=6.5Pr(Whr)である。総エネルギー利用は、14.5Prであり、貯蔵器1235と1233Bに蓄積されたエネルギー貯蔵は、8.75Pr(Whr)である。
(5)10AMから12AMまでの間、ソーラー発電所は、4つのポンプの稼働を維持し、電力の余り5.25Prをエネルギー貯蔵器に2時間にわたって保存するのに十分強力である、P(t5)〜2.5*3.7Pr=9.25Pr(W)までの電力供給容量を有する発電を増加させる。ポンプのエネルギー利用は、2*4Pr=8Prであり、エネルギー貯蔵利用は、2*5.25Pr=10.5Prである。総エネルギー利用は、18.5Prであり、さらに貯蔵器1235と1233B内に蓄積されたエネルギーは、19.25Prである。
(6)突然厚い雲が上空の一部を覆い、正午の〜30分間ソーラーパネル上に影を落とすことが起こり、「影落とし」と呼ばれる。電力供給容量P(t6)は、2.5Prより下に落ち込む。この分析は、発生した太陽光電力を無視し、システムに、蓄積されたエネルギー貯蔵からすべての不十分なエネルギー(4Pr電力で0.5時間)を提供してポンプのローディングを持続させ、即ち、この30分で発生した太陽光電力を無視し、そしてエネルギー貯蔵器がこの期間に4つのポンプ全体の電力消費を提供するように指示することを要求する。ポンプのエネルギー利用は、0.5*4Pr=2Prであり、そしてエネルギーの平衡を保つためにエネルギー貯蔵から流れ出るエネルギーも2Prである。総エネルギー利用は、2Prであり、保存されて蓄積されるエネルギーも2Prから17.25Prに減る。
(7)12:30PMから2PMまでの間、影は、その暗さが徐々に薄くなって、4つの稼働ポンプを維持するのに十分強力なP(t7)〜2.5*2.9Pr=7.25Prまでの電力供給容量の太陽光電力が発生し、1.5時間に余った電力3.25Prを保存する。発電所は、その負荷が発生した太陽光電力を消費する時に4つのポンプを連結し、ポンプのエネルギー利用は、1.5*4Pr=6Prである。貯蔵エネルギー利用は、1.5*3.25Pr=4.875Prである。総エネルギー利用は、10.875Prであり、累積保存されるエネルギーは、22.125Prに増加する。
(8)2PMから4PMまでの間、太陽光は、4つのポンプの稼働を保って電力4.25Prを貯蔵器に2時間保存するのに十分強力である、P(t8)〜2.5*3.3Pr=8.25Prまでの電力供給容量を有する太陽光電力を発生させるのに十分良い。ポンプのエネルギー利用は、2.*4Pr=8Prであり、貯蔵エネルギー利用は、8.5Prである。総エネルギー利用は、16.5Prであり、蓄積される貯蔵エネルギーは、30.6255Prに達する。
(9)4PMの後から5PMまでの間、ソーラー発電所は、4つの稼働ポンプを維持するのに十分な電力供給容量P(t9)〜2.5*2.3Pr=5.75Prを有する太陽光発電を減少させる。発電所は、発生した太陽光電力を消費して保存するポンプ負荷と貯蔵器をなおも連結している。ポンプのエネルギー利用は、わずか4Prであり、貯蔵器のエネルギー利用は、1.75Prである。総エネルギー利用は、5.75Prであり、蓄積されるエネルギー貯蔵は、32.375Prに達する。
(10)5PMの後から5:30PMまでの間、ソーラー発電所は、4つの稼働ポンプを維持するのに十分でない電力供給容量P(t10)〜2.5*1.1Pr=2.75Prを有する太陽光発電を減少させるが、1233Cと1233Dは、貯蔵器が不十分な1.25Pr電力を30分間提供してその期間に4つのポンプの稼働を保つように規制する。ポンプのエネルギー利用は、0.5*4Pr=2Prであり、貯蔵器は、エネルギー変換保存則に従って0.5*1.25Pr=0.625Prのエネルギー出口を提供する。ポンプの総エネルギー利用は、2.75Prであり、蓄積される貯蔵エネルギーは、31.75Prに減少する。
(11)5:30PMの後から6PMまでの間、太陽光は、薄暗く、発電所の太陽光発電が上下に変動し、電力供給容量P(t11)も〜2.5*1.1PrまたはPrより下に変動する。この分析は、この期間の太陽エネルギー生成を無視し、貯蔵器は、4つのポンプの稼働を保つために必要なすべてのエネルギーを30分間提供する。ポンプのエネルギー利用は、0.5*4Pr=2Prである。ポンプの総エネルギー利用は、2Prであり、蓄積される貯蔵エネルギーも2Prから29.75Prに減少する。
(12)6PMから7PMまでの間(日没)ではあるが、ソーラー発電所は、なおも電力供給容量P(t12)<2.5Prを有するいくらかの電力を発生させている。この分析は、この電力生成を無視する。4つのポンプは、6PMから開始して太陽光がなくなる夕方までの、7時間を超える間の貯蔵器からのエネルギーを用いて稼働が保たれ、その後、ポンプが停止して、一次エネルギーを発電所に提供する次の日の出まで待機する。4つのポンプのエネルギー利用は、貯蔵器内の今日のエネルギー貯蔵を完全に使い切る、29.75Prである。
本明細書で説明される原理が組み込まれたソーラー式水ポンプ場の総エネルギー利用は、丸1日間の12の時間段階のエネルギー利用の総和、およそ72.75*rである。送達される使用可能な総エネルギーは、12段階の電力供給容量の総和、およそ75*rである。従って、本発明が組み込まれたこのソーラー式水ポンプ場のエネルギー送達効率は、72.75Prを75Prで除したものであり、0.97に等しく、およそ97%である。ほとんど完全なエネルギー抽出により、エネルギー利用効率とさらにコントローラ効率は、〜97%であり、これは、本明細書で説明される原理が組み込まれていない、以前に評価された10%に満たない、ソーラー式水ポンプ場の効率よりもずっと良い。本明細書で説明される原理が組み込まれたポンプが、1日にポンピングされる水の総量について、従来のソーラー式水ポンプ場の72.75/5.5>13係数である。どれほどの差であろうか。
セクション7:要約
従来の「ブラインドMPPT適合実施」を使用する代わりに、本明細書で説明される原理は、エネルギー送達および需要からエネルギー生成および抽出を分離することができる。一方、エネルギー生成および抽出は、ジェネレータおよび組み込まれた能動/受動エクストラクタ1210、1233A、1233B、および貯蔵器1235を最大電力抽出の新しい電圧で動作することによって最適化され得る。実際には、この新しい電圧は、MPPP電圧に非常に近い。また、これらの新しい装置は、セクション4で説明したように、ジェネレータの最大に近い電力生成からのほとんど100%のエネルギー抽出に達するように、従来のエクストラクタ1210によってピックアップされない余剰エネルギーを能動的/受動的に抽出することができる。
一方、需要に対するエネルギー送達は、セクション6で説明したように、エネルギー準備/送達装置が正しい仕様で適正量のエネルギーを供給してその瞬間の需要電力を正確に満たすことができるように、新しい装置1233Cと1233Dを付加して、ジェネレータから抽出された瞬時エネルギーとエネルギー貯蔵器から提供されるエネルギーとを能動的/受動的に組み合わせることによって最適化される。
それを行うことにより、本明細書で説明される原理は、エネルギーシステムが、エネルギーシステム、特にグリーンエネルギーシステムからエネルギー利益のほとんどを活用するためにそれらの最大エネルギー利用点(MEUP)で常に動作することができるという実施を実行することができる。サブシステムが各ステップの効率を最適化するように適切にマッチすると、システムのエネルギー利用効率は、典型的には、95%を超えて測定されるまでに改善する。
要約すると、第1に、本明細書で説明されるエネルギーシステムは、余剰レギュレータ装置1230を組み込み、特に、従来の電力エクストラクタ1210によって抽出されていない、発生した余剰電力を能動的または受動的にピックアップするためにエネルギー貯蔵器1235と一緒に機能するモジュール1233Aと1233Bを組み込む。それを行うことによって、エネルギー抽出の割合は、2係数より大きく改善されて、ジェネレータ1100から生成されたすべての電力をほとんど完全に抽出することができる。
第2に、本明細書で説明される原理は、エネルギー貯蔵器1233Bおよび1235と機能するエネルギー調整レギュレータモジュール1233Cと1233Dを付加して、エネルギー生成/抽出プロセスとエネルギー送達/消費プロセスを分離できるようにする。従って、2つのプロセスは、その後別個に最適化される。
第3に、モジュール1233Cを付加して、エネルギー貯蔵器1235と1233Bから適正量の「必要な」付加エネルギーを能動的または受動的に抽出して調整するようにモジュール1233Dを規制する。この付加エネルギーは、装置1210によって1100から直接抽出された瞬時電気と組み合わされて適正量の電気エネルギーになる。
第4に、この適正量のエネルギーが装置1220(モジュール1223と1225)に送達されると、電力は、瞬時負荷需要を正確に満たすように準備されて送達される。本明細書は、モジュール1223は、「電力準備レギュレータ」と呼ばれ、モジュール1225は、「電力送達レギュレータ」と呼ばれる。
最適化手続きは、(A)基本的な電気的実施を使用するために、セクション4で説明したように、最大に近い変換電力を生成し、さらに総電力抽出を最大にするためにジェネレータ1100がMPPT電圧近くで動作できるように、能動余剰抽出装置1233Aおよび受動余剰抽出装置1233B、容量性/ファラデー装置にとって良い設計ができる。(B)生成される電力は、従来のおよび発明されたエネルギーエクストラクタ1210、1233A、および1233Bによって能動的および受動的にほとんど完全に抽出される。(C)発明された装置1233Cは、エネルギー貯蔵器1235と1233Bから適正量の「必要な」付加エネルギーを能動的または受動的に抽出して調整するようにモジュール1233Dを規制した。この付加エネルギーは、1210によって1100から直接抽出された瞬時電気と組み合わされて適正量の電気エネルギーになるように準備される。(D)組み合わされた「適正量の電気エネルギー」は、入力として装置1220に送られる。この入力エネルギーは、装置1225を通過した時に1220からの出力になるように、1220のモジュール、準備のためのモジュール1223を通った。(E)この出力電力は、その後1300の瞬時負荷需要をほぼ正確に満たすように送達される。従って、本明細書で説明される原理は、理論的にエネルギー利用をおよそ100%に最大化することができる。
言い換えれば、本明細書で説明される原理は、最大に近い電力を生成し、発生したすべての電力の抽出の総和を最大にするために発明されたエネルギー抽出装置を組み込み、余剰エネルギーを設計されたエネルギー貯蔵器に一時的に保存し、発明された装置を付加してエクストラクタからのエネルギーと貯蔵器からのエネルギーを規制して組み合わせて入力として適正量の電力になるようにし、瞬時負荷需要をほぼ正確に満たすように準備される/供給されるようにジェネレータをMPPPに近い電圧で動作する。
従って、本発明は、エネルギーシステム、特に太陽光、風力、潮汐、および波の動きなど、時間変化する強度と関連付けられた一次エネルギー資源を使用するエネルギーシステムからエネルギー利益を最大にすることができる。
本発明は、発明の意図または不可欠な特性から逸脱しない他の固有の形態において実施されてもよい。説明された実施形態は、あらゆる点において単なる例証と見なされるべきであり、限定されるべきでない。発明の範囲は、従って、前述の説明によってではなく添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の等価の意味および範囲内におけるあらゆる変更は、それらの範囲内に含まれるものとする。

Claims (16)

  1. 一次エネルギー資源によって導かれる電気ジェネレータから電力を抽出するために設計された固有の電気振動数およびシステム動作電圧を有する電圧を抽出して出力する電力エクストラクタと、
    電気エネルギー貯蔵器と、
    前記電気エネルギー貯蔵器からの電力を準備して負荷に送達する電力装置と、
    前記電力エクストラクタと同じ振動数で90°位相がシフトした電力であって、前記電力エクストラクタと同じシステム動作電圧を有する電力を抽出して出力して、前記一次エネルギー資源から発生した前記電力から生じるが、前記電力エクストラクタから抽出されなかった余剰電力を抽出する余剰電力エクストラクタとを備え、前記電力エクストラクタにより抽出されなかった余剰のエネルギーは、前記余剰電力エクストラクタにより抽出され前記電気エネルギー貯蔵器に一時的に保存されることを特徴とするエネルギーシステム。
  2. 前記余剰電力エクストラクタは、前記電力エクストラクタによって抽出されていない前記電気ジェネレータによって発生させた前記電力の少なくとも一部を引き出して、前記電気エネルギー貯蔵器に一時的に保存することを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム。
  3. 前記負荷の負荷需要は、時間で変化することを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム。
  4. 前記余剰電力エクストラクタは、少なくとも前記電力エクストラクタによって抽出された前記電力が前記電力装置によって前記負荷に提供される前記電力を超える時、前記電力エクストラクタによって抽出された前記余剰電力の少なくとも一部を前記電気エネルギー貯蔵器に引き入れることを特徴とする請求項3に記載のエネルギーシステム。
  5. 前記電力装置は、前記電力エクストラクタによって抽出された電力が前記負荷需要を満たすには十分でない時、前記負荷の負荷需要を満たすために前記電気エネルギー貯蔵器から電力を送達することを特徴とする請求項3に記載のエネルギーシステム。
  6. 前記電力装置は、前記電力装置が前記負荷の瞬時に変わる負荷需要に少なくともおおよそマッチするエネルギーを提供するように、前記電気エネルギー貯蔵器から抽出されるエネルギーの量を変えることを特徴とする請求項3に記載のエネルギーシステム。
  7. 前記一次エネルギー資源は、前記電気ジェネレータが電力の可変量を発生させるように、前記一次エネルギー資源は、可変エネルギー資源であることを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム。
  8. 前記電力エクストラクタは、前記エネルギーシステムから前記電力エクストラクタと前記余剰電力エクストラクタによって抽出される組み合わされた電力が最大となる時間変化する電圧を追従して、この最大電力抽出点電圧で前記エネルギーシステムを動作する抽出点トラッカーをさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のエネルギーシステム。
  9. 前記電気エネルギー貯蔵器の前記保存されたエネルギーレベルは、時間で変化することを特徴とする請求項8に記載のエネルギーシステム。
  10. 前記余剰電力エクストラクタは、提供されるべきエネルギーを増加するために前記電気エネルギー貯蔵器から抽出される前記エネルギーの一部を抽出することを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム。
  11. 前記余剰電力エクストラクタは、一次資源から生じるが前記電力エクストラクタによって抽出されないか、および/または前記負荷の負荷需要を超える前記電力の抽出から生じるいずれかの前記余剰電力を抽出するために前記電力エクストラクタと同じ電気振動数で動作する調整可能なエクストラクタをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム。
  12. 前記調整可能なエクストラクタは、前記電力エクストラクタと同じ電気振動数で動作して、調整可能なエクストラクタが前記余剰電力として補充する量の電力まで抽出するように、おおよそ90度位相がシフトした電力エクストラクタにロックする能動装置であることを特徴とする請求項11に記載のエネルギーシステム。
  13. 前記調整可能なエクストラクタは、能動と受動を組み合わせた装置であり、前記能動と受動を組み合わせた装置が前記余剰電力として補充する量の電力まで前記余剰電力をまとめて抽出するようにすることを特徴とする請求項11に記載のエネルギーシステム。
  14. 前記電力エクストラクタと前記余剰電力エクストラクタは、両方のエネルギー抽出機能を行うために動作することを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム。
  15. 前記電気エネルギー貯蔵器は、前記電力エクストラクタと組み合わせてエネルギー抽出とエネルギー貯蔵機能の両方を行うために組み合わせ電力エクストラクタ貯蔵器装置になるようにさらに設計されることを特徴とする請求項14に記載のエネルギーシステム。
  16. 前記電力エクストラクタは、前記電力装置および前記余剰電力エクストラクタと共にエネルギー抽出と送達機能を行うようにさらに設計されることを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム。
JP2018518494A 2015-10-09 2016-10-10 最大エネルギー利用点追従技術 Active JP6981974B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/880,101 2015-10-09
US14/880,101 US20160036232A1 (en) 2015-10-09 2015-10-09 Maximum energy utilization point tracking technologies
PCT/US2016/056299 WO2017062962A1 (en) 2015-10-09 2016-10-10 Maximum energy utilization point tracking technologies

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018530075A JP2018530075A (ja) 2018-10-11
JP2018530075A5 JP2018530075A5 (ja) 2019-11-21
JP6981974B2 true JP6981974B2 (ja) 2021-12-17

Family

ID=55181013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018518494A Active JP6981974B2 (ja) 2015-10-09 2016-10-10 最大エネルギー利用点追従技術

Country Status (16)

Country Link
US (1) US20160036232A1 (ja)
EP (1) EP3360220A4 (ja)
JP (1) JP6981974B2 (ja)
KR (1) KR102612885B1 (ja)
CN (1) CN108370156B (ja)
AU (2) AU2016334482A1 (ja)
BR (1) BR112018007170A2 (ja)
CA (1) CA2999286A1 (ja)
CL (1) CL2018000866A1 (ja)
CO (1) CO2018004938A2 (ja)
EA (1) EA039505B1 (ja)
MX (1) MX2018004061A (ja)
PH (1) PH12018500759A1 (ja)
SA (1) SA518391292B1 (ja)
WO (1) WO2017062962A1 (ja)
ZA (1) ZA201802204B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10381840B2 (en) 2015-10-09 2019-08-13 LT Lighting (Taiwan) Corp. Photovoltaic power station
US10686316B2 (en) 2015-10-09 2020-06-16 LT Lighting (Taiwan) Corp. Controlled energy storage balance technology
US10511187B2 (en) * 2017-12-11 2019-12-17 LT Lighting (Taiwan) Corp. Energy utilization point tracker inverter
US10516271B2 (en) 2018-06-29 2019-12-24 LT Lighting (Taiwan) Corp. Single-phase energy utilization tracking inverter

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2663891C (en) 2000-07-12 2012-05-29 Southpac Trust International, Inc. Floral sleeve
JP2006174608A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Nissan Motor Co Ltd 車両用の電動機駆動制御装置
ITSA20060016A1 (it) * 2006-06-07 2007-12-08 Univ Degli Studi Salerno Metodo e dispositivo per il funzionamento di sorgenti energetiche al punto di massima potenza.
KR101094055B1 (ko) * 2009-12-15 2011-12-19 삼성에스디아이 주식회사 에너지 저장 시스템
KR101146670B1 (ko) * 2009-12-16 2012-05-23 삼성에스디아이 주식회사 에너지 관리 시스템 및 이의 제어 방법
JP5357803B2 (ja) * 2010-02-16 2013-12-04 株式会社日立産機システム 太陽光発電システム
US8338987B2 (en) * 2010-02-26 2012-12-25 General Electric Company Power generation frequency control
EP2605359B1 (en) * 2011-07-15 2016-12-28 Nec Corporation Battery system and its control method
CN102545711B (zh) * 2012-02-17 2015-06-24 振发能源集团有限公司 一种新型的离网/并网一体化太阳能发电系统与控制方法
CA2814527C (en) * 2013-03-15 2018-10-23 Queen's University At Kingston Single phase power system controller and method therefor
CN103855790A (zh) * 2014-03-24 2014-06-11 电子科技大学 具有储能功能的智能光伏发电系统及其控制方法
CN104283237A (zh) * 2014-10-29 2015-01-14 阳光电源股份有限公司 光伏发电系统、风能发电系统及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3360220A1 (en) 2018-08-15
AU2021200950A1 (en) 2021-03-11
JP2018530075A (ja) 2018-10-11
US20160036232A1 (en) 2016-02-04
EA201890919A1 (ru) 2018-09-28
SA518391292B1 (ar) 2022-05-30
CO2018004938A2 (es) 2018-08-10
PH12018500759A1 (en) 2018-10-29
KR102612885B1 (ko) 2023-12-11
EP3360220A4 (en) 2019-10-02
CN108370156B (zh) 2022-07-08
CN108370156A (zh) 2018-08-03
WO2017062962A1 (en) 2017-04-13
CL2018000866A1 (es) 2018-08-10
AU2016334482A1 (en) 2018-04-26
EA039505B1 (ru) 2022-02-03
AU2021200950B2 (en) 2022-08-25
CA2999286A1 (en) 2017-04-13
ZA201802204B (en) 2019-07-31
BR112018007170A2 (pt) 2018-10-16
MX2018004061A (es) 2018-08-01
KR20190092259A (ko) 2019-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2021200950B2 (en) Maximum energy utilization point tracking technologies
US10177575B2 (en) Maximum energy utilization point tracking technologies
US20190280640A1 (en) Method and System for Operating a Hybrid Power Generation System
Abouda et al. Direct torque control-DTC of induction motor used for piloting a centrifugal pump supplied by a photovoltaic generator
Jamil et al. Dynamic modeling of regulated solar PV-wind hybrid system for off-grid applications
Benlahbib et al. Fractional order PID controller for DC link voltage regulation in hybrid system including wind turbine-and battery packs-experimental validation
TWI642251B (zh) 使用最大電能使用點追蹤技術的電力系統
Joshi et al. Hybrid wind photovoltaic standalone system
Raihani et al. An optimal management system of a wind energy supplier
Miladi et al. An efficient and low-cost single-stage PV pumping system: Experimental investigation based on standard frequency converter
Kenge et al. Mathematical modelling and implementation of solar based water pumping system for irrigation
Zulu et al. Power Flow and Fault Analysis Simulation For A PV/Wind Hybrid DC Microgrid
Kalasathya et al. Implementation of solar power ac motor pump set on MPPT with battery backup for agriculture system
TWI681617B (zh) 光伏電站
Venkateswarlu et al. Modeling and Simulation of PMSG based Wind Turbine Connected to Grid
TWI677180B (zh) 控制儲存能量平衡的技術
Sasikumar et al. Grid-connected Multi-input Wind Energy/Dual Battery Power System with Active Power Filter Capability
Kaleeswari et al. A modified power electronic converter topology for stand-alone photovoltaic power generation system
Halder et al. Modeling and Simulation of 4.8 kW Grid Connected Solar PV Based Water Pumping System for Sustainable Agricultural Irrigation
Muravleva Modeling and Analysis of a 12kW Solar-Wind Hybrid Renewable Energy System
Ramachandran et al. IoT Based Energy Management System for Net-Zero Energy Building Operation
Kumar et al. Technical assessment of power interface to utilize untapped power of decentralized solar pumps for positive impact in livelihoods
Darshini et al. Optimal Load Distribution Using Wind And Solar Energy Systems
Grover et al. Simulation of Energy Management Using Renewable Hybrid System
Elbaset et al. Adapting on-site induction motor pumping loads with standalone photovoltaic power for the most optimal operation

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191010

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210727

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6981974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150