JP6981339B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)搭載機器の増加に伴い、ビーコンによる位置検出を利用した自動ログインが行えることが知られている。
ユーザー操作を簡略化しつつ適切にユーザー認証を行うために、画像形成装置とユーザーが保持する携帯端末との間でビーコン信号を用いてユーザー認証を行う画像形成システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
複数の画像形成装置が設置される場合、ユーザーがそれら全ての画像形成装置へ自動ログインすることを可能にするために全ての画像形成装置に認証機能を搭載すると、費用の増加が見込まれる。また、ユーザーが1台の画像形成装置を操作している間に異常が発生した場合、ユーザーが別の画像形成装置にログインするためにはその別の画像形成装置で改めて認証処理をする必要があり、時間を要してしまう場合がある。
開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の装置が認証処理の結果を示す認証情報を共有した上でログイン処理を行うことを目的としている。
本発明の実施形態に係る情報処理装置は、1又は複数の他の情報処理装置と、ユーザーにより利用される外部装置とに通信可能に接続される情報処理装置であって、前記外部装置が前記情報処理装置の認証領域内に入ること及び前記外部装置が前記情報処理装置のログイン領域内に入ることを検出する検出部と、前記外部装置が前記認証領域内に入ることを前記検出部が検出すると、前記外部装置から認証要求を受信する認証要求受信部と、前記認証要求に応答して、前記ユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を行う認証制御部と、前記認証処理の結果を示す認証情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有する認証情報共有部と、前記外部装置が前記ログイン領域内に入ることを前記検出部が検出すると、前記認証情報を用いてログイン処理を行うログイン制御部と、前記ログイン処理の結果を示すログイン情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有するログイン情報共有部と、を有する。
複数の装置が認証処理の結果を示す認証情報を共有した上でログイン処理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す概要図である。 本実施形態に係る画像形成装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るユーザー端末10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像形成装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。 ユーザー端末10の機能構成の一例を示すブロック図である。 情報処理システム1により実行される認証処理の一例を示すシーケンスチャートである。 画像形成装置20A〜20Dによりそれぞれ検出される認証領域及びログイン領域の一例を示す図である。 画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10が認証処理の結果を示す認証情報を共有する状態の一例を示す図である。 情報処理システム1により実行されるログイン処理の一例を示すシーケンスチャートである。 ユーザー端末10が画像形成装置20Bのログイン領域20BL内に位置している状態の一例を示す図である。 画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10がログイン処理の結果を示すログイン情報を共有する状態の一例を示す図である。 情報処理システム1により実行される認証処理の別の例を示すシーケンスチャートである。 画像形成装置20が他の画像形成装置20に認証要求を送信する状態の一例を示す図である。 画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10が認証処理の結果を示す認証情報を共有する状態の別の例を示す図である。 画像形成装置20Cにより認証されたユーザーが画像形成装置20Bにログインする状態の一例を示す図である。 画像形成装置20により実行されるログアウト処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置20により実行される認証結果を破棄する処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理システム1により実行されるログイン/ログアウト処理の例を示すシーケンスチャートである。 ユーザー端末10が画像形成装置20Bから画像形成装置20D側へ移動した状態の一例を示す図である。 ユーザー端末10が画像形成装置20Dへログインする状態の一例を示す図である。 ユーザー端末10が画像形成装置20の認証領域20N外に出た状態の一例を示す図である。 画像形成装置20Aのログイン領域20ALが画像形成装置20Bのログイン領域20BLに重なっている状態の一例を示す図である。
(実施形態)
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置20、情報処理システム1、及び情報処理方法について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す概要図である。図1に示されるように、情報処理システム1は、ユーザー端末10と、画像形成装置群20Grを含む。
画像形成装置群20Grは、BLE(Bluetooth Low Energy)などの通信に対応しメッシュネットワークを構築可能な画像形成装置20A〜20Dにより構成される。各画像形成装置20A〜20Dは、コピー機能及びスキャン機能などの機能を有する。図1に示されるように、本実施形態に係る情報処理システム1において、画像形成装置20A〜20Dは相互に通信可能である。
ユーザー端末10は、ユーザーに保持されて移動可能であり、BLEなどの通信に対応した携帯可能な端末である。ユーザー端末10を保持するユーザーは、画像形成装置20A〜20Dのいずれかに近づいてログインし、ログインした画像形成装置にコピー機能及びスキャン機能などの機能を実行させることができる。
本実施形態によれば、従来必要であった共通のネットワークに属している必要はなく、ユーザー端末10が相互に通信可能な画像形成装置20A〜20Dのうち何れかの一台と通信可能であれば、ユーザー端末10による自動ログインを実現できる。
すなわち、本実施形態によれば、ユーザー端末10及び画像形成装置20A〜20Dは、BLEを利用したメッシュネットワークを構成することができ、ユーザーにより保持されて移動可能なユーザー端末10は、メッシュネットワークを拡張することができる。
ユーザー端末10は、例えば、PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、ゲーム機器、又は家電機器などのBLE機能が搭載された端末装置として実現される。
図1は4つの画像形成装置20A〜20Dを示しているが、画像形成装置群20Grを構成する画像形成装置の数は4つに限定されない。なお、画像形成装置20A〜20Dは、各々同様の構成を有するものであるので、以下の説明では、画像形成装置20A〜20Dを区別しない場合には、単に画像形成装置20と称する。画像形成装置20は、情報処理装置の一例である。
後述するように、本実施形態によれば、画像形成装置群20Grのうちの一つの画像形成装置20は、ユーザー端末10のユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を行う際に、他の画像形成装置20と通信することができる。
そして、当該一つの画像形成装置20は、認証処理の結果を示す認証情報を他の画像形成装置20及びユーザー端末10と共有した上で、ユーザー端末10のユーザーのログインを許可するためのログイン処理を行うことができる。
また、当該一つの画像形成装置20は、ログイン処理の結果を示すログイン情報を他の画像形成装置20及びユーザー端末10と共有することができる。
次に、本実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成及び機能構成について説明する。
<ハードウェア構成>
まず、本実施形態に係る画像形成装置20のハードウェア構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示す画像形成装置20は、コントローラ21と、操作パネル22と、外部I/F23と、通信I/F24と、プリンタ25と、スキャナ26とを有する。
また、コントローラ21は、CPU(Central Processing Unit)31と、RAM(Random Access Memory)32と、ROM(Read Only Memory)33と、NVRAM(Non−Volatile Random−Access Memory )34と、HDD(Hard Disk Drive)35とを有する。
RAM32は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM33は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。NVRAM34には、例えば設定情報等が格納されている。
また、HDD35は、各種プログラムやデータを格納する不揮発性のメモリ(記憶装置)である。HDD35に格納されるプログラムやデータには、本実施形態を実現するプログラムや、画像形成装置20の全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、OS上で動作する各種アプリケーションプログラム等がある。
なお、画像形成装置20は、HDD35の代わりに又はHDD35と併せて、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性のメモリ(記憶装置)を用いても良い。
CPU31は、ROM33やNVRAM34、HDD35等からプログラムやデータ、設定情報等をRAM32上に読み出し、処理を実行することで、画像形成装置20全体の制御や機能を実現する演算装置である。
操作パネル22は、ユーザーからの入力を受け付ける入力装置と、画像等の情報を表示する表示装置とを備えている。
外部I/F23は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、例えば、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等の記録媒体23aがある。
これにより、画像形成装置20は、外部I/F23を介して記録媒体23aの読み取りや書き込みを行うことができる。
通信I/F24は、画像形成装置20を他の画像形成装置20及びユーザー端末10に接続するためのインタフェースである。これにより、画像形成装置20は、通信I/F24を介してデータ通信を行うことができる。
プリンタ25は、印刷データを用紙に印刷するための印刷装置である。プリンタ25は、例えば、画像形成装置20にログインしたユーザーのユーザー端末10から印刷データを受信し、受信した印刷データを用紙に印刷する。また、プリンタ25は、原稿をコピーすることができる。スキャナ26は、原稿を読み取って画像データ(電子データ)を生成するための読取装置である。
本実施形態に係る画像形成装置20は、図2に示すハードウェア構成により後述する各種機能及び各種処理を実現することができる。
次に、本実施形態に係るユーザー端末10のハードウェア構成について図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係るユーザー端末10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3に示されるように、ユーザー端末10は、入力装置11と、出力装置12と、外部I/F13と、RAM(Random Access Memory)14とを有する。また、ユーザー端末10は、ROM(Read Only Memory)15と、CPU(Central Processing Unit)16と、通信I/F17と、HDD18とを有する。これらハードウェア構成要素は、バスBにより相互に接続されている。
入力装置11は、ボタン、スイッチ、キーボードやマウス、タッチパネル等を含み、ユーザー端末10に各種信号を入力するのに用いられる。出力装置12は、ディスプレイ等の表示装置及びスピーカなどの音声出力装置を含み、各種の処理結果を表示する。
なお、ユーザー端末10は、入力装置11及び出力装置12の少なくとも一方を、必要なときにバスBに接続して利用しも良い。
外部I/F13は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、例えば、SDメモリカード(SD memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等の記録媒体13aがある。
ユーザー端末10は、外部I/F13を介して記録媒体13aの読み取りや書き込みを行うことができる。
RAM14は、プログラムやデータを一時保存する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM15は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU16は、例えばHDD18やROM15等からプログラムやデータをRAM14上に読み出して、各種処理を実行する演算装置である。
通信I/F17は、ユーザー端末10を画像形成装置20に接続するためのインタフェースである。HDD18は、プログラムやデータを格納している不揮発性のメモリ(記憶装置)である。
HDD18に格納されるプログラムやデータには、本実施形態を実現するプログラムや、ユーザー端末10の全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、OS上で動作する各種アプリケーションプログラム等がある。
なお、ユーザー端末10は、HDD18の代わりに又はHDD18と併せて、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性のメモリ(記憶装置)を用いても良い。
本実施形態に係るユーザー端末10は、図3に示すハードウェア構成により後述する各種機能及び各種処理を実現することができる。
次に、画像形成装置20の機能構成について説明する。図4は、画像形成装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。画像形成装置20は、検出部210と、ユーザー情報記憶部220と、認証制御部230と、ログイン制御部240と、操作部250と、無線通信部260と、を有する。ハードウェアにより実現される。
検出部210と、認証制御部230と、ログイン制御部240と、操作部250と、無線通信部260は、例えば、図2のCPU31等によって実現される。ユーザー情報記憶部220は、例えば、図2のHDD35等によって実現される。
検出部210は、画像形成装置20の認証領域20N内にユーザー端末10が入ることを検出する。また、検出部210は、画像形成装置20のログイン領域20L内にユーザー端末10が入ることを検出する。認証領域20N及びログイン領域20Lについては後述する。
ユーザー情報記憶部220は、ユーザーのパスワード及びIDを関連付けたユーザー情報を記憶する。例えば、ユーザーが画像形成装置20を操作することによって、ユーザーのID及びパスワードをユーザー情報記憶部220に予め登録することができる。あるいは、ユーザーは、ユーザー端末10からユーザーのID及びパスワードを画像形成装置20へ送信して、ID及びパスワードをユーザー情報記憶部220に予め登録してもよい。
なお、ユーザー情報記憶部220は、複数のユーザーのそれぞれのパスワード及びIDを関連付けたユーザー情報を記憶してもよい。
認証制御部230は、認証領域20N内のユーザー端末10から送信される認証要求に応答して、ユーザー端末10のユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を行う。具体的には、認証制御部230は、ユーザー端末10から送信された認証要求に含まれるパスワード及びIDが、ユーザー情報記憶部220に記憶されているかどうかを判定する。
ユーザー端末10から送信されたパスワード及びIDが、ユーザー情報記憶部220に記憶されている場合、認証制御部230は、ユーザー端末10のユーザーを認証すると判定する。ユーザー端末10から送信されたパスワード及びIDが、ユーザー情報記憶部220に記憶されていない場合、認証制御部230は、ユーザー端末10のユーザーを認証しないと判定する。また、認証制御部230は、認証処理の結果を示す認証情報を生成する。
また、ユーザー端末10が認証領域20Nの外に出たことを検出部210が検出すると、認証制御部230は、認証情報を破棄する。
ログイン制御部240は、認証情報を用いて、検出部210によって検出されたログイン領域20L内のユーザー端末10のユーザーが画像形成装置20にログインすることを許可するためのログイン処理を行う。
認証情報がユーザーが認証されたことを示す場合、ログイン制御部240は、ユーザーのログインを許可する。認証情報がユーザーが認証されていないことを示す場合、ログイン制御部240は、ユーザーのログインを許可しない。また、ログイン制御部240は、ログイン処理の結果を示すログイン情報を生成する。
ログイン制御部240によるログイン処理によって、ユーザーが画像形成装置20へログインすることを許可すると、画像形成装置20は、例えば、コピー機能及びスキャン機能の少なくとも一方を利用可能なログイン状態へ移行する。
また、ユーザー端末10がログイン領域20Lの外に出たことを検出部210が検出すると、ログイン制御部240は、ログイン情報を破棄する。このとき、例えば、画像形成装置20は、ログイン状態から、コピー機能及びスキャン機能の利用を許可しないログアウト状態へ移行する。
操作部250は、画像形成装置20にログイン中のユーザーから、コピー実行要求及びスキャン実行要求などの要求を受け付ける。
無線通信部260は、他の画像形成装置20及びユーザー端末10と無線通信を行う。無線通信部260は、認証要求受信部262と、認証要求送信部264と、認証情報受信部266と、認証情報送信部268と、ログイン情報受信部270、ログイン情報送信部272と、を有する。
認証要求受信部262は、検出部210によって検出された認証領域20Nのユーザー端末10から認証要求を受信する。また、認証要求受信部262は、ユーザー端末10から受信したパスワード及びIDを記憶していない他の画像形成装置20から認証要求を受信する。
認証要求送信部264は、ユーザー端末10から受信したパスワード及びIDが画像形成装置20のユーザー情報記憶部220に記憶されていない場合、他の画像形成装置20へ認証要求を送信する。すなわち、認証制御部230がユーザーを認証しないと判定すると、認証要求送信部264は他の画像形成装置20へ認証要求を送信して、ユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を行うよう1又は他の画像形成装置20に要求する。
認証情報受信部266は、認証処理の結果を示す認証情報を他の画像形成装置20から受信する。認証情報送信部268は、認証処理の結果を示す認証情報を他の画像形成装置20及びユーザー端末10へ送信する。すなわち、認証情報受信部266及び認証情報送信部268は、ユーザー端末10及び他の画像形成装置20と認証情報を共有する認証情報共有部の一例である。
ログイン情報受信部270は、ログイン処理の結果を示すログイン情報を他の画像形成装置20から受信する。ログイン情報送信部272は、ログイン処理の結果を示すログイン情報を他の画像形成装置20へ送信する。すなわち、ログイン情報受信部270及びログイン情報送信部272は、ユーザー端末10及び他の画像形成装置20とログイン情報を共有するログイン情報共有部の一例である。
次に、ユーザー端末10の機能構成について説明する。図5は、ユーザー端末10の機能構成の一例を示すブロック図である。ユーザー端末10は、操作部110と、記憶部120と、無線通信部130と、を有する。
操作部110は、例えば図3の入力装置11及び出力装置12などによって実現され、各種画面を表示し、ユーザーから各種操作を受け付ける。また、ユーザーは、操作部110を介してユーザーのパスワード及びIDを設定することができる。
記憶部120は、例えば、図3のHDD18などによって実現され、ユーザーのパスワード及びIDを記憶する。
無線通信部130は、例えば図3のCPU16などによって実現され、画像形成装置20と無線通信を行う。具体的には、無線通信部130は、ユーザーのパスワード及びIDを含む認証要求を画像形成装置20へ送信する。また、無線通信部130は、画像形成装置20から認証処理の結果を示す認証情報及びログイン処理の結果を示すログイン情報を受信する。
次に、情報処理システム1により実行される認証処理について説明する。図6は、情報処理システム1により実行される認証処理の一例を示すシーケンスチャートである。図7は、画像形成装置20A〜20Dによりそれぞれ検出される認証領域及びログイン領域の一例を示す図である。
図7に示されるように、画像形成装置20A〜20Dの検出部210は、それぞれ、認証領域20AN〜20DNに入ったユーザー端末10を検出することができる。また、画像形成装置20A〜20Dの検出部210は、それぞれ、ログイン領域20AL〜20DLに入ったユーザー端末10を検出することができる。
図7に示されるように、ログイン領域20AL〜20DLは、それぞれ、認証領域20AN〜20DNは、より狭い。また、ログイン領域20AL〜20DLは、それぞれ、画像形成装置20A〜20Dに対して、認証領域20AN〜20DNよりも内側である。なぜならば、ユーザーが画像形成装置20へログインするときには、ユーザーは画像形成装置20の近くにいる必要があるからである。
なお、ログイン領域20AL〜20Dの範囲及び認証領域20AN〜20DNの範囲は、ネットワーク構成や用途に応じて変更可能であってもよい。
図7に示されるように、ユーザーにより保持されたユーザー端末10が画像形成装置20Bの認証領域20BNに入ることを検出部210が検出すると(ステップS610)、画像形成装置20Bの無線通信部260は、検出信号をユーザー端末10に送信する(ステップS620)。
検出信号を受信すると(ステップS630)、ユーザー端末10は、認証要求を画像形成装置20Bに送信する(ステップS640)。ここで送信される認証要求は、ユーザーのパスワードとIDを含むユーザー情報を含む。
なお、ユーザー端末10が認証要求モード(ログイン要求モード)に設定されている場合には、画像形成装置20から受信した検出信号に応答して、ユーザー端末10は認証要求を画像形成装置20へ自動的に送信する。
ユーザー端末10が認証要求モード(ログイン要求モード)に設定されていない場合には、画像形成装置20から受信した検出信号に応答して、ユーザー端末10は認証要求を送信することを促す画面を操作部110に表示する。そして、ユーザーが認証要求を送信するための操作を操作部110に表示された画面に行うと、ユーザー端末10は認証要求を画像形成装置20へ送信する。
認証要求を受信すると(ステップS650)、画像形成装置20Bは、ユーザー情報に基づいて、ユーザー端末10のユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を開始する(ステップS660)。ここで、ユーザー端末10から送信されたユーザー情報が、画像形成装置20Bのユーザー情報記憶部220に記憶されたユーザー情報と一致する場合、画像形成装置20Bはユーザー端末10のユーザーを認証する。
そして、画像形成装置20Bは、他の画像形成装置20及びユーザー端末10と認証処理の結果を示す認証情報を共有する(ステップS670)。この場合に共有される認証情報は、ユーザー端末10のユーザーが認証されることを示すものとする。
図8は、画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10が認証処理の結果を示す認証情報を共有する状態の一例を示す図である。図8に示されるように、画像形成装置20Bによる認証処理においてユーザーを認証すると判定すると、画像形成装置20Bは、他の画像形成装置20及びユーザー端末10と認証処理の結果を示す認証情報をネットワーク内で共有する。
次に、情報処理システム1により実行されるログイン処理について説明する。図9は、情報処理システム1により実行されるログイン処理の一例を示すシーケンスチャートである。図10は、ユーザー端末10が画像形成装置20Bのログイン領域20BL内に位置している状態の一例を示す図である。
図10に示されるように、ユーザーにより保持されたユーザー端末10が画像形成装置20Bのログイン領域20BLに入ることを検出部210が検出すると(ステップS910)、画像形成装置20Bは、ユーザー端末10に認証処理の結果の送信を要求する(ステップS920)。
認証処理の結果の送信の要求を受信すると(ステップS930)、ユーザー端末10は認証処理の結果を示す認証情報を画像形成装置20Bに送信する(ステップS940)。この場合、ユーザー端末10のユーザーは画像形成装置群20Grにより認証済みであり、ユーザーが認証されることを示す認証情報が画像形成装置群20Grにより共有されているものとする。
認証処理の結果を示す認証情報を受信すると(ステップS950)、画像形成装置20Bはログイン処理を行う(ステップS960)。具体的には、ユーザー端末10から受信した認証情報と、画像形成装置群20Grにより共有される認証情報を比較する。
受信した認証情報が共有される認証情報と一致する場合、画像形成装置20Bは、ユーザー端末10のユーザーが画像形成装置20Bにログインすることを許可する。なお、この場合、受信した認証情報及び共有される認証情報は、両方とも、ユーザーが認証されることを示す。
なお、受信した認証情報が共有される認証情報と一致しない場合、または、認証情報がユーザーが認証されないことを示す場合、画像形成装置20Bは、ユーザー端末10のユーザーが画像形成装置20Bにログインすることを許可しない。
ユーザーが画像形成装置20Bにログインすることを許可する場合、画像形成装置20Bは、コピー及びスキャン等の機能を利用可能な状態へ移行する。これにより、ユーザー端末10を保持するユーザーは、画像形成装置20Bを利用して、コピー及びスキャンを実行することができる。
また、画像形成装置20Bは、ユーザー端末10及び他の画像形成装置20に、ログイン処理の結果を示すログイン情報を送信する(ステップS970)。すなわち、ログイン処理完了後は、画像形成装置20Bは、ユーザー端末10及び他の画像形成装置20とログイン情報を共有する。この場合共有されるログイン情報は、ユーザーが画像形成装置20Bにログインすることを示す。
図11は、画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10がログイン処理の結果を示すログイン情報を共有する状態の一例を示す図である。図11に示されるように、ユーザーが画像形成装置20Bにログインする際に、画像形成装置20Bは、他の画像形成装置20及びユーザー端末10と、ログイン処理の結果を示すログイン情報をネットワーク内で共有する。
次に、情報処理システム1により実行される認証処理の別の例について説明する。図12は、情報処理システム1により実行される認証処理の別の例を示すシーケンスチャートである。
ユーザー端末10からユーザー情報を含む認証要求を受信すると(ステップS1210)、画像形成装置20Bは、受信したユーザー情報に基づいて、ユーザー端末10のユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を開始する(ステップS1220)。
画像形成装置20Bは、ここで、ユーザー端末10から送信されたユーザー情報が、画像形成装置20Bのユーザー情報記憶部220に記憶されたユーザー情報と一致するかどうかを判定する。
送信されたユーザー情報が記憶されたユーザー情報に一致すると判定すると、画像形成装置20Bはユーザー端末10のユーザーを認証し、他の画像形成装置20及びユーザー端末10と認証処理の結果を示す認証情報を共有する(ステップS1230)。
送信されたユーザー情報が記憶されたユーザー情報に一致しない判定すると、画像形成装置20Bは、相互に通信可能な画像形成装置20が存在するかどうかを判定する。通信可能な他の画像形成装置20が存在すると判定すると、画像形成装置20Bは、画像形成装置20Bが認証しないと判定したユーザー情報を含む認証要求を、画像形成装置群20Grの他の画像形成装置20へ送信する(ステップS1240)。
別の言い方をすれば、ユーザーを認証しないと判定すると、画像形成装置20Bは他の画像形成装置20へ認証要求を送信して、認証処理を行うよう他の画像形成装置20へ要求する。
図12に示す例では、画像形成装置20Bから画像形成装置20Cへ認証要求が送信される。
画像形成装置20Bから認証要求を受信すると(ステップS1250)、画像形成装置20Cは、認証要求に含まれるユーザー情報が、画像形成装置20Cのユーザー情報記憶部220に記憶されたユーザー情報と一致するかどうかを判定する(ステップS1260)。
認証要求に含まれるユーザー情報が記憶されたユーザー情報に一致すると判定すると、画像形成装置20Cはユーザー端末10のユーザーを認証し、他の画像形成装置20及びユーザー端末10と認証処理の結果を示す認証情報を共有する(ステップS1280)。
認証要求に含まれるユーザー情報が記憶されたユーザー情報に一致しない判定すると、画像形成装置20Cは、相互に通信可能な画像形成装置20が存在するかどうかを判定する。通信可能な他の画像形成装置20が存在すると判定すると、画像形成装置20Cは、画像形成装置20Cが認証しないと判定したユーザー情報を含む認証要求を、画像形成装置群20Grの他の画像形成装置20へ送信する(ステップS1270)。
図13は、画像形成装置20が他の画像形成装置20に認証要求を送信する状態の一例を示す図である。図13に示す例では、画像形成装置20Bは、画像形成装置20Bが認証しないと判定したユーザー情報を含む認証要求を、画像形成装置群20Grの他の画像形成装置20へ送信する。
そして、他の画像形成装置20において認証処理が成功すると、当該他の画像形成装置20は、ネットワーク内で認証処理の結果を示す認証情報を共有する。
図14は、画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10が認証処理の結果を示す認証情報を共有する状態の別の例を示す図である。図14に示されるように、画像形成装置20Cにおいて認証処理が成功すると、画像形成装置20Cは、他の画像形成装置20及びユーザー端末10と認証処理の結果を示す認証情報をネットワーク内で共有する。
この場合、例えば、ユーザーは、図15に示されるように、画像形成装置20Bにログインすることができる。図15は、画像形成装置20Cにより認証されたユーザーが画像形成装置20Bにログインする状態の一例を示す図である。
なお、画像形成装置群20Grは、ユーザー端末10のユーザーを認証すると判定するか、相互通信可能な画像形成装置20が存在しなくなるまで図12に示す処理を行う。すなわち、ユーザー端末10から送信されたユーザー情報が、画像形成装置群20Grに属するいずれの画像形成装置20のユーザー情報記憶部220にも記憶されていない場合、画像形成装置群20Grは、ユーザー端末10のユーザーを認証しない。
そして、画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10は、認証処理に失敗した旨を示す結果を共有する。すなわち、この場合共有される認証情報は、ユーザーが認証されないことを示す。
ユーザー端末10が画像形成装置群20Grのいずれかの認証領域20N内に位置する限り、ユーザーが認証されることを示す認証情報、または、ユーザーが認証されないことを示す認証情報は、画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10によって共有される。
このように、本実施形態によれば、複数の情報処理装置が認証処理の結果を示す認証情報を共有した上でログイン処理を行うことができる。
次に、画像形成装置20により実行されるログアウト処理について説明する。図16は、画像形成装置20により実行されるログアウト処理の一例を示すフローチャートである。
ユーザー端末10が画像形成装置20のログイン領域20Lの外側にでたことを検出すると(ステップS1610)、画像形成装置20は、ログアウト処理を行う(ステップS1620)。例えば、画像形成装置20は、ログアウト処理を行うことで、コピー及びスキャンを実行できない状態に移行する。
なお、画像形成装置20は、ログアウト結果を示すログアウト情報を他の画像形成装置20及びユーザー端末10へ送信する。すなわち、ログアウト処理が完了すると、画像形成装置20は、ユーザー端末10及び他の画像形成装置20とログアウト情報を共有する。この場合共有されるログアウト情報は、例えば、ユーザーがいずれの画像形成装置20にもログインしていないことを示す。
なお、ログアウト処理後であってもユーザー端末10がいずれかの画像形成装置20の認証領域20N内に位置していれば、ユーザー端末10に対する認証情報は、画像形成装置群20Gr及びユーザー端末10によって共有されたままである。
別の言い方をすれば、ユーザー端末10がログイン領域20Lの外側かつ認証領域20Nの内側に位置しているとき、画像形成装置20は、認証情報をユーザー端末10及び他の画像形成装置20と共有した状態を維持する。
次に、画像形成装置20により実行される認証結果を破棄する処理について説明する。図17は、画像形成装置群20Grにより実行される認証結果を破棄する処理の一例を示すフローチャートである。
ユーザー端末10が画像形成装置20の認証領域20Nの外側にでたことを検出すると(ステップS1710)、画像形成装置20は、認証結果を示す認証情報を破棄する(ステップS1720)。
画像形成装置20は、ユーザー端末10及び他の画像形成装置20にも認証結果を示す認証情報を破棄するよう要求する(ステップS1730)。すなわち、画像形成装置群20Grにおける全ての画像形成装置20の認証領域20Nからユーザー端末10が離れると、画像形成装置群20Grのすべての画像形成装置20から認証情報が破棄される。
別の言い方をすれば、画像形成装置群20Grにおける複数の画像形成装置20のいずれかの認証領域20Nから、いずれの認証領域20Nにも属さない領域に、ユーザー端末10が移動すると、すべての画像形成装置20及びユーザー端末10から認証情報が破棄される。
次に、情報処理システム1により実行されるログイン/ログアウト処理の例について説明する。図18は、情報処理システム1により実行されるログイン/ログアウト処理の例を示すシーケンスチャートである。図19は、ユーザー端末10が画像形成装置20Bから画像形成装置20D側へ移動した状態の一例を示す図である。図20は、ユーザー端末10が画像形成装置20Dへログインする状態の一例を示す図である。
なお、図19においては、ユーザー端末10と、画像形成装置20B及び画像形成装置20Dとによってログイン/ログアウト処理が行われるが、ログイン/ログアウト処理は、実際には3以上の画像形成装置20によって行われてもよい。
ユーザーにより保持されたユーザー端末10が画像形成装置20Dの認証領域20DNに入ると(ステップS1810)、画像形成装置20Dはユーザー端末10を検出する(ステップS1820)。続いて、画像形成装置20Dは認証処理を行う(ステップS1830)。
ユーザー端末10のユーザーを認証する場合、画像形成装置20Dは、認証処理の結果を示す認証情報を他の画像形成装置20B及びユーザー端末10へ送信する(ステップS1840)。画像形成装置20B及びユーザー端末10は、認証情報を受信する(ステップS1850及びS1860)。
その後、ユーザー端末10が画像形成装置20Bのログイン領域20BLに入ると(ステップS1870)、画像形成装置20Bはユーザー端末10を検出する(ステップS1880)。続いて、画像形成装置20Bはログイン処理を行う(ステップS1890)。
図18に示す例では、ステップS1840〜S1860において共有された認証情報はユーザーが認証されることを示すので、画像形成装置20Bは、ユーザーが画像形成装置20Bにログインすることを許可する。
そして、画像形成装置20Bは、ログイン処理の結果を示すログイン情報を他の画像形成装置20D及びユーザー端末10へ送信する(ステップS1900)。画像形成装置20D及びユーザー端末10は、ログイン情報を受信する(ステップS1910及びS1920)。この場合共有されるログイン情報は、ユーザーが画像形成装置20Bにログインすることを示す。
次に、図19に示されるように、ユーザー端末10が画像形成装置20D側へ移動すると、画像形成装置20Bは、ユーザー端末10が画像形成装置20Bのログイン領域20BLの外側にでたことを検出する(ステップS1930及びS1940)。そして、画像形成装置20Bは、ログアウト処理を行う(ステップS1950)。
画像形成装置20Bは、ログアウト処理の結果を示す情報を他の画像形成装置20D及びユーザー端末10へ送信する(ステップS1960)。画像形成装置20D及びユーザー端末10は、ログアウト結果を受信する(ステップS1970及びS1980)。
続いて、図20に示されるように、ユーザー端末10が画像形成装置20Dのログイン領域20DLに入ると(ステップS1990)、画像形成装置20Dはユーザー端末10を検出する(ステップS2000)。続いて、画像形成装置20Dはログイン処理を行う(ステップS2010)。
画像形成装置20Dは、ログイン処理の結果を示すログイン情報を他の画像形成装置20B及びユーザー端末10へ送信する(ステップS2020)。この場合共有されるログイン情報は、ユーザーが画像形成装置20Dにログインすることを示す。
本実施形態によれば、画像形成装置20の認証領域20Nは、他の画像形成装置20の認証領域20Nの部分的に重なっている。例えば、図7及び図19に示されるように、画像形成装置20Bの認証領域20BNは、画像形成装置20A及び20Dの認証領域20AN及び20DNと重なっている。
すなわち、例えば、認証領域20BNと認証領域20DNが重なる重複領域を経由して、ユーザーは、画像形成装置20Bのログイン領域20BLから画像形成装置20Dのログイン領域20DLに移動することができる。この場合、画像形成装置20Dは、共有された認証情報を用いてユーザーを認証し、ログインを許可することができる。
したがって、本実施形態によれば、ユーザー端末10を保持したユーザーが一の画像形成装置20から他の画像形成装置20へ重複領域を通って移動する際に、認証情報が破棄されないので、共有された認証情報を用いてログイン処理を行うことができる。
なお、図21に示されるように、ユーザー端末10が全ての画像形成装置20の認証領域20Nから出ると、認証情報は破棄される。図21は、ユーザー端末10が画像形成装置20の認証領域20Nの外に出た状態の一例を示す図である。
また、画像形成装置20Aのログイン領域20ALが画像形成装置20Bのログイン領域20BLに重なっていてもよい。図22は、画像形成装置20Aのログイン領域20ALが画像形成装置20Bのログイン領域20BLに重なっている状態の一例を示す図である。
この場合、画像形成装置群20Grは、ユーザー端末10のユーザーが画像形成装置20Aの画像形成装置20Bのいずれか一方にログインするように、ログイン領域20AL及び20BLの範囲を動的に調整する。これにより、ユーザー端末10のユーザーが複数の画像形成装置20に同時にログインすることはない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明の主旨から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記した実施形態においては、各画像形成装置20A〜20Dは、認証機能を含む同一の構成を有するものであったが、各画像形成装置20A〜20Dは異なる構成を有していてもよい。
例えば、画像形成装置群20Grに属するいずれかの装置が、認証処理を行う認証専用の装置であってもよい。また、画像形成装置20に認証処理を行う認証サーバーが接続されていてもよい。
1 情報処理システム1
10 ユーザー端末
20 画像形成装置
210 検出部
220 ユーザー情報記憶部
230 認証制御部
240 ログイン制御部
250 操作部
260 無線通信部
262 認証要求受信部
264 認証要求送信部
266 認証情報受信部
268 認証情報送信部
270 ログイン情報受信部
272 ログイン情報送信部
特開2017−103725号公報

Claims (15)

  1. 1又は複数の他の情報処理装置と、ユーザーにより利用される外部装置とに通信可能に接続される情報処理装置であって、
    前記外部装置が前記情報処理装置の認証領域内に入ること及び前記外部装置が前記情報処理装置のログイン領域内に入ることを検出する検出部と、
    前記外部装置が前記認証領域内に入ることを前記検出部が検出すると、前記外部装置から認証要求を受信する認証要求受信部と、
    前記認証要求に応答して、前記ユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を行う認証制御部と、
    前記認証処理の結果を示す認証情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有する認証情報共有部と、
    前記外部装置が前記ログイン領域内に入ることを前記検出部が検出すると、前記認証情報を用いてログイン処理を行うログイン制御部と、
    前記ログイン処理の結果を示すログイン情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有するログイン情報共有部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記認証制御部が前記ユーザーを認証しないと判定すると、前記認証情報共有部は前記1又は複数の他の情報処理装置へ前記認証要求を送信して、前記ユーザーを認証するかどうかを判定するための前記認証処理を行うよう1又は前記複数の他の情報処理装置に要求する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記1又は複数の他の情報処理装置が前記ユーザーを認証すると判定すると、前記認証処理の結果を示す前記認証情報は、前記外部装置、前記情報処理装置、及び前記1又は複数の他の情報処理装置により共有される、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記外部装置が前記認証領域の外側にでると、前記認証制御部は前記認証情報を破棄し、かつ、前記認証情報共有部は前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置に前記認証情報を破棄するよう要求する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置の前記認証領域は、前記1又は複数の他の情報処理装置の認証領域と重なる重複領域を有する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記外部装置が前記ログイン領域の外側に出ると、前記ログイン制御部はログアウト処理を行い、前記ログイン情報共有部は前記ログアウト処理の結果を示す情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有し、
    前記外部装置が前記ログイン領域の外側かつ前記認証領域の内側に位置しているとき、前記認証情報共有部は、前記認証情報を前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有した状態を維持し、
    前記外部装置が前記重複領域を経由して前記1又は複数の他の情報処理装置のうちの1つの情報処理装置のログイン領域に入ると、前記1つの情報処理装置は、共有された前記認証情報を用いて、前記ユーザーのログインを許可する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記ログイン領域は前記認証領域よりも狭く、
    前記ログイン領域は、前記情報処理装置に対して、前記認証領域よりも内側である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、前記1又は複数の他の情報処理装置及び前記外部装置と相互に接続されたネットワークを構成する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記外部装置は、Bluetooth Low Energyを利用したメッシュネットワークを構成する、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記外部装置は、前記メッシュネットワークを拡張することができる、ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記認証領域の範囲及び前記ログイン領域の範囲は変更可能である、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置の前記ログイン領域の範囲及び前記1又は複数の他の情報処理装置のログイン領域の範囲は調整可能である、ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記ログイン処理によって前記ユーザーが前記情報処理装置へログインすることを許可すると、前記情報処理装置は、コピー機能及びスキャン機能の少なくとも一方を利用可能な状態へ移行する、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 1又は複数の他の情報処理装置と、
    ユーザーにより利用される外部装置と、
    前記1又は複数の他の情報処理装置と前記外部装置とに通信可能に接続される情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記外部装置が前記情報処理装置の認証領域内に入ること及び前記外部装置が前記情報処理装置のログイン領域内に入ることを検出する検出部と、
    前記外部装置が前記認証領域内に入ることを前記検出部が検出すると、前記外部装置から認証要求を受信する認証要求受信部と、
    前記認証要求に応答して、前記ユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を行う認証制御部と、
    前記認証処理の結果を示す認証情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有する認証情報共有部と、
    前記外部装置が前記ログイン領域内に入ることを前記検出部が検出すると、前記認証情報を用いてログイン処理を行うログイン制御部と、
    前記ログイン処理の結果を示すログイン情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有するログイン情報共有部と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  15. 1又は複数の他の情報処理装置と、ユーザーにより利用される外部装置とに通信可能に接続される情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    前記外部装置が前記情報処理装置の認証領域内に入ること及び前記外部装置が前記情報処理装置のログイン領域内に入ることを検出し、
    前記外部装置が前記認証領域内に入ること検出すると、前記外部装置から認証要求を受信し、
    前記認証要求に応答して、前記ユーザーを認証するかどうかを判定するための認証処理を行い、
    前記認証処理の結果を示す認証情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有し、
    前記外部装置が前記ログイン領域内に入ることを検出すると、前記認証情報を用いてログイン処理を行い、
    前記ログイン処理の結果を示すログイン情報を、前記外部装置及び前記1又は複数の他の情報処理装置と共有する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
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