JP6981324B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、照明装置に関する。
小型(ハロゲンタイプ等)電球型のLED(Light Emitting Diode)照明装置において、装置内の制御回路は、スイッチングレギュレータの出力を調整する基準信号を出力する。
しかしながら、LED照明装置では、制御回路の制御電源電圧のばらつきが調光下限時の明るさばらつきとなり、明かりの切れ際で電球個々の消灯タイミングが異なることがある。このような切れ際のタイミングずれは、視認されやすい。
特許第5058778号公報
本発明が解決しようとする課題は、制御部の動作電源の電圧値のばらつきによる出力のばらつきを抑制することである。
実施形態の一例に係る照明装置は、発光素子と、不揮発性メモリと、制御電源部と、制御部と、点灯部と、を有する。制御電源部は、入力電源を動作電源に変換する。制御部は、基準電圧入力部と、補正パラメータ演算部と、受信部と、出力部と、を有する。基準電圧入力部は、任意の基準電圧の入力を受け付ける。補正パラメータ演算部は、基準電圧の電圧値と動作電源の電圧値との比に基づいて、動作電源のばらつき補正用の補正パラメータを演算し、不揮発性メモリに補正パラメータを格納する。受信部は、調光度を示す調光信号を受信する。出力部は、調光信号および補正パラメータに基づいて制御信号を出力する。点灯部は、入力電源を発光素子に対する供給電源に変更し、制御信号にしたがい出力電流を発光素子に出力する。
実施形態の一例に係る照明装置によれば、制御部の動作電源の電圧値のばらつきによる出力のばらつきを抑制できる。
図1は、第1の実施形態に係る照明装置の構成例を示す図である。 図2は、図1に示す制御部による補正パラメータ演算処理及び補正処理について説明する図である。 図3は、図1に示す制御部が実行する補正パラメータ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、図1に示す制御部が実行する補正処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る照明装置の構成例を示す図である。 図6は、第3の実施形態に係る照明装置の構成例を示す図である。 図7は、入力される調光信号の電圧依存性を示す図である。 図8は、図6に示す制御部が実行する調光検出値用補正パラメータ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、図6に示す制御部が実行する補正処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下で説明する実施形態に係る照明装置10は、LED素子11(発光素子)と、メモリ155(不揮発性メモリ)と、制御電源部13と、制御部15と、点灯部12と、を有する。制御電源部13は、入力電源を動作電源に変換する。制御部15は、基準電圧入力部153と、補正パラメータ演算部1541と、入力電圧検出部152(受信部)と、出力部156と、を有する。基準電圧入力部153は、任意の基準電圧の入力を受け付ける。補正パラメータ演算部1541は、基準電圧の電圧値と動作電源の電圧値との比に基づいて、動作電源のばらつき補正用の補正パラメータを演算し、メモリ155に補正パラメータを格納する。入力電圧検出部152は、調光度を示す調光信号を受信する。出力部156は、調光信号および補正パラメータに基づいて制御信号を出力する。点灯部12は、入力電源をLED素子11に対する供給電源に変更し、制御信号にしたがい出力電流をLED素子11に出力する。
また、以下で説明する実施形態における制御部315は、調光検出値補正パラメータ演算部1543と、調光検出値補正部1544と、を有する。調光検出値補正パラメータ演算部1543は、基準電圧が所定範囲の電圧値である場合に、入力電圧検出部152が受信した調光信号であって、予め設定された任意の調光度に相当する調光信号から検出した調光検出値と、予め保持された調光度に相当する値との比に基づいて、調光信号の補正用の調光検出値用補正パラメータを演算し、メモリ155に調光検出値用補正パラメータ1552を格納する。調光検出値補正部1544は、メモリ155に格納された調光検出値用補正パラメータ1552を用いて調光信号の検出値を補正する。
また、以下で説明する実施形態に係る補正パラメータ演算部1541は、基準電圧が、予め設定した所定範囲の電圧値である場合に、補正パラメータを演算する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御部15は、補正部1542をさらに有する。補正部1542は、メモリ155に格納された補正パラメータを用いて制御信号を補正する。出力部156は、補正部1542によってDuty幅が補正されたPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力する。
以下、図面を参照して、実施形態に係る通信システムを説明する。実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[第1の実施形態]
まず、図1〜図4を用いて、第1の実施形態に係る照明装置について説明する。
[照明装置の構成]
図1は、第1の実施形態に係る照明装置10の構成例を示す図である。図1に示すように、照明装置10は、LED素子11、点灯部12、制御電源部13、電圧変換部14、制御部15、平滑部16、検出部17及び比較部18を有する。図1に示す照明装置10の構成は、調光盤(不図示)から供給される入力電源が調光信号を兼ねている場合に対応する。なお、図1の例では、入力電源は、DC電圧である。また、入力されたDC電圧の値と、0〜100%の調光率とは予め対応付けられており、照明装置10には、調光率に応じた値のDC電圧が入力される。
LED素子11は、半導体発光素子であり、点灯部12から出力された直流電流の入力によって点灯する。なお、発光素子は、LED素子11に限らない。
点灯部12は、調光盤(不図示)からは入力電源が入力されるとともに、制御部15(後述)からは、制御信号が入力される。点灯部12は、制御信号にしたがい出力電流をLED素子11に出力する。点灯部12には、制御信号としてPWM信号が入力される。PWM信号は、LED素子11に対する調光信号で示された調光度での点灯を制御する制御信号である。点灯部12は、入力電源をLED素子11に対する供給電源に変更する。そして、点灯部12は、PWM信号にしたがって調光度に応じて変化させた出力電流をLED素子11に出力する。点灯部12は、LED素子11への出力電流を変化させることによって、LED素子11の明るさを調整する。点灯部12は、例えば、スイッチングレギュレータで構成される。
制御電源部13は、入力された入力電源を、制御部15(後述)に対する動作電源に変換し、変換した動作電源を制御部15に出力する。制御電源部13は、例えば、リニアレギュレータによって構成される。制御電源部13を構成する回路は、個体差があり、この個体差によって、出力する動作電源の値が、設計値からずれ、ばらつく場合がある。
電圧変換部14は、入力された入力電源の電圧値を、制御部15(後述)が処理可能な電圧に変換し、制御部15に出力する。電圧変換部14は、入力電源の電圧値を、例えば、10分の1に変換する。
制御部15は、制御電源部13が出力した動作電源で駆動する。制御部15は、入力された調光度を示す調光信号を受信する。そして、制御部15は、調光信号を基に、LED素子11に対する調光度での点灯を制御する制御信号を出力する。なお、照明装置10では、入力電源が調光信号を兼ねているため、制御部15は、入力電源の電圧値から、LED素子11に対する調光度を取得する。この制御部15は、例えば、マイコン等によって構成される。
さらに、制御部15は、動作電源のばらつき補正用の補正パラメータを演算し、調光信号および補正パラメータに基づいて制御信号を出力する。具体的には、制御部15は、予め設定された所定範囲の電圧値で任意の基準電圧が入力された場合に、この基準電圧を用いて、動作電源のばらつき補正用の補正パラメータを演算する。そして、制御部15は、補正パラメータを用いて制御信号を補正する。制御部15は、制御信号であるPWM信号のDuty幅を補正することによって、動作電源のばらつきを補正し、LED素子11における出力のばらつきを抑制する。制御部15は、電源の入力を受付けるPS部151、入力電圧検出部152、基準電圧入力部153、演算部154、メモリ155及び出力部156を有する。
入力電圧検出部152は、電圧変換部14が変換した電圧値から、LED素子11に対する調光度を取得する。言い換えると、入力電圧検出部152は、外部から入力された調光度を示す調光信号を受信する機能を有する。入力電圧検出部152は、取得した調光度を演算部154に入力する。
基準電圧入力部153は、任意の基準電圧の入力を受け付ける。例えば、基準電圧は、照明装置10の工場出荷時やメンテナンス時等に、所定の範囲で入力される。基準電圧入力部153は、A/D変換器1531で基準電圧をA/D変換し、変換後の基準電圧を演算部154に入力する。
演算部154は、調光信号の調光度を基に、PWM信号を生成する。また、演算部154は、補正パラメータの演算及び動作電源のばらつきに対する補正処理を行う。演算部154は、補正パラメータ演算部1541及び補正部1542を有する。
補正パラメータ演算部1541は、基準電圧の電圧値と、制御電源部13が変換した動作電源の電圧値との比を求め、基準電圧の電圧値と動作電源の電圧値との比に基づいて、動作電源のばらつき補正用の補正パラメータを演算する。そして、補正パラメータ演算部1541は、メモリ155に補正パラメータを格納する。また、補正パラメータ演算部1541は、基準電圧が、予め設定した所定の範囲の電圧である場合に、補正パラメータを演算する。例えば、補正パラメータ演算部1541は、基準電圧が、2.449〜2.501Vである場合に、この基準電圧の電圧値を用いて補正パラメータの演算を実行する。
補正部1542は、メモリ155に格納された補正パラメータを用いて、制御信号を補正する。補正部1542は、メモリ155に格納された補正パラメータを用いて、PWM信号のDuty幅を補正する。ここで、補正部1542は、基準となるDuty幅を保持している。補正部1542は、補正処理時には、基準となるDuty幅に、補正パラメータを乗じた幅を、補正後のDuty幅とするPWM信号を生成する。
メモリ155は、不揮発性メモリであり、補正パラメータ演算部1541が演算した補正パラメータ1551を記憶する。なお、図1の照明装置10は、制御部15がメモリ155を有する構成であるが、演算部153による補正パラメータ1551の格納及び読み出しが可能であれば、制御部15外に配置される構成であってもよい。
出力部156は、調光信号および補正パラメータに基づいて制御信号を出力する。出力部156は、演算部154が生成したPWM信号を、後段の平滑部16(後述)に出力する。この際、出力部156は、補正部1542によってDuty幅が補正されたPWM信号を出力する。
平滑部16は、入力されたPWM信号を平滑化して平均を取る。平滑部16は、平滑化したPWM信号を比較部18に出力する。
検出部17は、実際にLED素子11に流れている電流及び電圧を検出する。比較部18は、平滑部16が平滑化した電圧値と、検出部17が検出した電圧値とを比較し、平滑部16が平滑化した電圧値と、検出部17が検出した電圧値とが同値となるように、点灯部12に指示を出す。
[補正パラメータ演算処理及び補正処理]
続いて、制御部15による補正パラメータ演算処理及び補正処理について説明する。図2は、図1に示す制御部15による補正パラメータ演算処理及び補正処理について説明する図である。
図2の(a)は、設計において規定されたPWM信号の波形の一例を示す図である。ここで、調光信号をVrefとして示す。Vrefは、PWM信号の平均値である。また、PWM信号の基準となるDutyを「t」とし、本来あるべきPWM信号の波高さ(Vdd電圧)を「V」とし、PMW信号の周期を「T」とする。
制御部15の動作電源にずれが生じていない場合には、図2の(a)に示すように、PWM信号の波高さはVを取る。そして、制御電源にずれが生じていないため、波高さVとDuty幅tとで示される矩形領域の面積D(V,t)が、調光信号で指示された調光度に対応することとなる。この場合にはおけるVrefは、以下の(1)式のように表すことができる。
Vref=(t×V)/T ・・・(1)
しかしながら、制御部15が出力するPWM信号(基準信号)の波高さは、本来設定された波高さVからずれてしまう場合がある。これは、PWM信号の波高さが、制御部15の動作電源に依存するためである。制御電源部13の個体差があった場合には、動作電源のばらつきが生じ、PWM信号の波高さがVからずれてしまう。
図2の(b)は、動作電源にばらつきが生じた場合のPWM信号の波形の一例を示す図である。制御電源にばらつきが生じた場合、PWM信号の波高さは、例えば、本来設定された波高さVよりも高い電圧V´にずれる。この結果、波高さV´とDuty幅tとで示される矩形領域の面積D(V´,t)は、図2の(a)における面積D(V,t)と比して、塗りつぶし部分R´の面積分増加し、結果として、調光度が大きくなってしまう。
この図2の(b)に示す場合の調光信号Vref´は、以下の(2)式のように表すことができる。
Vref´=(t×V´)/T ・・・(2)
この式をVrefに直すと以下の(3)式となる。
Vref=t×{(V´/V´)×V}/T ・・・(3)
これを整理すると、以下の(4)式となる。
Vref=({t×(V/V´)}×V´)/T ・・・(4)
ここで、PWM信号のDuty幅tは、ソフトウェアで変更可能である。そこで、本実施形態では、動作電源のばらつき分に応じてDuty幅を補正する。具体的には、補正したDuty幅をt´とすると、t´は、以下の(5)式で表すことができる。そして、Vrefは、(6)式のように表すことができる。
t´=t×V/V´ ・・・(5)
Vref=(t´×V´)/T ・・・(6)
このため、補正パラメータ演算部1541は、上記の関係式を用いてVddの規定値V(例えば、5V)に対する実際のVddの比(V/V´)を、補正パラメータとして演算する。そして、補正部1542は、この比(V/V´)をPMW信号のDuty幅tに乗算することによって、Vref´のずれを補正したPWM信号を生成する。
図2の(c)は、動作電源にばらつきが生じた場合の補正後のPWM信号の波形の一例を示す図である。具体的には、補正部1542は、図2の(c)に示すように、VddのずれによってPWM信号の波高さがV´まで高くなっていた場合、Duty幅をt´まで狭くする。前述したように、t´は、tに比(V/V´)を乗じた値である。
これによって、波高さV´とDuty幅t´とで示される矩形領域の面積D(V´,t´)を、面積D(V,t)(図2の(a)参照)に近づけることができる。すなわち、補正部1542は、Duty幅を補正することによって、調光信号で指示された本来の調光度となるようにPWM信号を補正する。
また、照明装置10では、一定値である基準電圧の電圧値Vsを指標に、比(V/V´)を求めている。基準電圧の入力を受けると、補正パラメータ演算部1541は、基準電圧の電圧値Vsに対する、補正前のPWM信号の波高さV´の比(Vs/V´)を求めることができる。そして、補正パラメータ演算部1541は、この比(Vs/V´)に対して(V/Vs)を乗じることによって、比(V/V´)を求める。比(V/V´)は、前述のように、規定のDuty幅tに乗算すべき補正パラメータである。
補正パラメータ演算部1541は、このように演算した補正パラメータを、メモリ155に記憶する。メモリ155は、不揮発性メモリであるため、補正パラメータを保持し続けることができる。したがって、照明装置10は、補正パラメータ演算処理を一度行うのみでよく、点灯する間は、補正パラメータをメモリ155から読み出すことで、継続して補正処理を行い、恒久的に出力のばらつきを抑制する。
[補正パラメータ演算処理の処理手順]
次に、制御部15が実行する補正パラメータ演算処理の処理手順について説明する。図3は、図1に示す制御部15が実行する補正パラメータ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。
まず、図3に示すように、制御部15が起動すると(ステップS1)、補正パラメータ演算部1541は、予め設定された所定範囲の電圧値で任意の基準電圧が入力されたか否かを判定する(ステップS2)。補正パラメータ演算部1541は、任意の基準電圧が入力されていないと判定した場合(ステップS2:No)、補正パラメータ演算処理を終了する。
これに対し、任意の基準電圧が入力されたと判定した場合(ステップS2:Yes)、基準電圧の電圧値と、制御電源部13が変換した動作電源の電圧値との比(Vs/V´)を演算する(ステップS3)。
続いて、補正パラメータ演算部1541は、この比(Vs/V´)に対して、動作電源の設定値と基準電圧の電圧値との比(V/Vs)を乗じることによって、比(V/V´)を、補正パラメータとして演算する(ステップS4)。続いて、補正パラメータ演算部1541は、演算した補正パラメータをメモリ155に格納して(ステップS5)、処理を終了する。
[補正処理の処理手順]
次に、制御部15が実行する補正処理の処理手順について説明する。図4は、図1に示す制御部15が実行する補正処理の処理手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、動作電源及び調光信号の入力があると(ステップS11)、補正部1542は、補正パラメータ1551をメモリ155から読み出す(ステップS12)。そして、補正部1542は、補正パラメータ1551を用いてPWM信号のDuty幅を補正する補正処理を行う(ステップS13)。そして、出力部156は、補正後のPWM信号を出力する(ステップS14)。制御部15では、動作電源の入力が停止するまで、ステップS11からステップS14の処理を繰り返す。
[第1の実施形態の効果]
このように、照明装置10では、制御部15は、任意の基準電圧の電圧値と動作電源の電圧値との比に基づいて、動作電源のばらつき補正用の補正パラメータを演算し、メモリ155に格納する。そして、照明装置10では、照明装置10の点灯時に、この補正パラメータ1551を用いて、動作電源のばらつきをDutyで補正したPWM信号を出力する。この結果、照明装置10は、LED素子11における出力のばらつきを抑制でき、照明装置10個々の消灯のタイミングずれを抑制することができる。
また、照明装置10では、制御部15が、演算した補正パラメータをメモリ155に記憶する。メモリ155は、不揮発性メモリであるため、照明装置10の電源オフ後も補正パラメータ1551を保持し続けることができる。したがって、照明装置10は、補正パラメータ演算処理を一度行うのみで補正パラメータを取得できる。
また、照明装置10では、補正パラメータ演算部1541は、基準電圧が、予め設定した所定範囲の電圧値である場合に、補正パラメータを演算する。したがって、管理者は、製造工程中、工場出荷時或いはメンテナンス時等の所望のタイミングで、所定範囲の電圧値の基準電圧を、照明装置10に一度入力するのみで、照明装置10に、ソフトウェア上で補正パラメータを演算させることができる。このため、照明装置10は、制御部15として機能するマイコン内に、動作電源調整用の回路追加も不要となる。
そして、照明装置10は、点灯する間、補正パラメータをメモリ155から読み出し、継続して補正処理を実行するため、恒久的に出力のばらつきを抑制できる。すなわち、管理者は、所定範囲の電圧値の基準電圧を一度入力するのみで、恒久的に、照明装置10の出力のばらつきを抑制できる。
[第1の実施形態の変形例]
第1の実施形態に係る照明装置では、入力電源がDC電源であるについて説明したが、もちろん、入力電源は、AC電源であり、位相制御方式で調光されてもよい。この場合、ACの波形のON部分の幅と位相幅との比が調光率となる。或いは、AC波形を平滑化した電圧値に、調光率が対応付けられていてもよい。なお、点灯部12、制御電源部13及び電圧変換部14等の各回路は、AC電源に対応した回路構成となる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態に係る照明装置210の構成例を示す図である。図2に示すように、照明装置210は、入力電源とは別に調光信号が入力され、図1に示す制御部15に代えて、制御部215を有する。
制御部215は、制御部15における入力電圧検出部152に代えて、調光信号受信部2152を有する。調光信号受信部2152は、調光盤(不図示)から入力された調光信号を受信し、調光信号が示す調光度を検出する。演算部154は、調光信号受信部2152が検出した調光度にしたがってPWM信号を生成する。
演算部154は、第1の実施形態と同様に、補正パラメータ演算部1541が、図3に示す処理手順を行うことによって、基準電力入力時に補正パラメータを演算する補正パラメータ演算処理を行う。そして、補正部1542が、図4に示す処理手順を行って、補正パラメータを用いてDuty幅を補正したPWM信号を生成する補正処理を行う。
したがって、この照明装置210のように、調光信号が入力電源とは別に入力される場合も、PWM信号に対する補正パラメータの演算及び補正処理を行うことによって、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。図6は、第3の実施形態に係る照明装置310の構成例を示す図である。図6に示すように、照明装置310は、図1に示す制御部15に代えて、制御部315を有する。
制御部315は、制御部15における演算部154に代えて、演算部3154を有する。演算部3154は、演算部154と比して、調光検出位補正パラメータ演算部1543及び調光検出値補正部1544をさらに有する。演算部3154は、調光信号の補正用の調光検出値用補正パラメータを演算し、調光検出値用補正パラメータを用いて調光信号の検出値を補正する。
調光検出値補正パラメータ演算部1543は、基準電圧が、予め設定した所定の範囲の電圧値である場合に、調光信号の補正用の調光検出値用補正パラメータを演算する。具体的には、調光検出値補正パラメータ演算部1543は、基準電圧が所定の範囲の電圧値である場合に、入力電圧検出部152が入力を受け付けた調光信号を取得する。この調光信号は、予め設定された任意の調光度に相当する調光信号である。調光検出値補正パラメータ演算部1543は、取得した調光信号から検出した調光検出値と、予め保持された任意の調光度に相当する値との比に基づいて、調光信号の補正用の調光検出値用補正パラメータを演算する。なお、任意の調光度は例えば調光下限であり、所定電圧で消灯するように設定されている場合には調光度0であってもよい。このように、調光下限または調光度0において検出値を補正しておくことで、複数の照明装置を同一系統の調光信号線に接続したときに、各照明装置の調光下限での制御または消灯のタイミングを合わせることができる。そして、調光検出値補正パラメータ演算部1543は、メモリ155に、調光検出値用補正パラメータ1552を格納する。
調光検出値補正部1544は、メモリ155に格納された調光検出値用補正パラメータ1552を用いて調光信号の検出値である調光検出値を補正する。
図7は、入力される調光信号の電圧依存性を示す図である。図7に示すように、実際に入力される調光信号(曲線Mt´)は、理論的に設定されている調光信号(曲線Mt参照)からずれる場合がある。
このため、第3の実施形態では、調光検出値補正パラメータ演算部1543が、製品テストの際、すなわち、予め設定された所定範囲の電圧値で任意の基準電圧が入力された場合に、調光検出値用補正パラメータを演算する。具体的には、調光検出値補正パラメータ演算部1543は、製品テストの際に、入力電圧検出部152が入力を受け付けた調光下限に相当する調光信号の調光検出値Vm´を求める。そして、調光検出値補正パラメータ演算部1543は、調光検出値Vm´と、予め保持された調光下限時の理論値Vmとの比を求める。調光検出値補正パラメータ演算部1543は、この比(Vm/Vm´)を調光信号の補正用の調光検出値用補正パラメータとして、メモリ155に格納する。
続いて、実際の点灯時においては、調光検出値補正部1544は、調光信号の入力があった場合、この調光信号の検出値に、調光検出値用補正パラメータ(Vm/Vm´)を乗じることによって、調光信号の検出値を補正する。演算部3154は、調光検出値補正部1544によって補正された調光信号の検出値を基に、調光を行う。
[調光検出値用補正パラメータ演算処理の処理手順]
次に、制御部315が実行する調光検出値用補正パラメータ演算処理の処理手順について説明する。図8は、図6に示す制御部315が実行する調光検出値用補正パラメータ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すステップS21は、図3に示すステップS1と同様の処理である。調光検出値補正パラメータ演算部1543は、予め設定された所定範囲の電圧値で任意の基準電圧が入力されたか否かを判定する(ステップS22)。調光検出値補正パラメータ演算部1543は、任意の基準電圧が入力されていないと判定した場合(ステップS22:No)、調光検出値用補正パラメータ演算処理を終了する。
これに対し、調光検出値補正パラメータ演算部1543は、任意の基準電圧が入力されたと判定した場合(ステップS22:Yes)、入力電圧検出部152が調光信号の入力を受け付ける(ステップS23)。この調光信号は、予め設定された任意の調光度に相当する調光信号であり、たとえば、調光下限に相当する調光信号である。
調光検出値補正パラメータ演算部1543は、入力電圧検出部152が入力を受け付けた調光信号の調光検出値と、予め保持された任意の調光度に相当する値との比を演算する(ステップS24)。なお、入力を受け付けた調光検出値は、調光下限に相当する調光信号の調光検出値Vm´である。また、予め保持された任意の調光度に相当する値は、例えば、調光下限時の理論値Vmである。この場合には、調光検出値補正パラメータ演算部1543は、比(Vm/Vm´)を計算する。調光検出値補正パラメータ演算部1543は、この比(Vm/Vm´)を調光信号の補正用の調光検出値用補正パラメータとして、メモリ155に格納する(ステップS25)。なお、制御部315は、図8の処理とは別に、図3に示す補正パラメータ演算部1541による補正パラメータ演算処理も実行する。
[補正処理の処理手順]
次に、制御部315が実行する補正処理の処理手順について説明する。図9は、図6に示す制御部315が実行する補正処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、動作電源及び調光信号の入力があると(ステップS31)、調光検出値補正部1544は、メモリ155に格納された調光検出値用補正パラメータ1552を読み出す(ステップS32)。そして、調光検出値補正部1544は、読み出した調光検出値用補正パラメータ1552を用いて、入力された調光信号の検出値である調光検出値を補正する(ステップS33)。
ステップS34〜ステップS36は、図4に示すステップS12〜ステップS14の処理と同様である。この際、制御部315は、補正後の調光信号の検出値を用いて、処理を行う。
[第3の実施形態の効果]
このように、照明装置310は、所定範囲の電圧値で任意の基準電圧が入力された場合に入力される予め設定された任意の調光度に相当する調光信号の検出値と、予め保持された任意の調光度に相当する値との比を調光検出値用補正パラメータとして演算し、メモリ155に格納する。そして、照明装置310は、照明装置310の点灯時に、この調光検出値用補正パラメータを用いて補正した調光信号の検出値を用いて点灯を行う。言い換えると、照明装置310は、通常時には、調光信号の検出値に対してばらつき分を補正し、調光度とする。このため照明装置310によれば、調光信号のばらつきを抑制して、正確な点灯処理を実行することが可能になる。
また、照明装置310では、調光検出値補正パラメータ演算部1543は、基準電圧が、予め設定した所定範囲の電圧値である場合に、調光検出値用補正パラメータを演算する。したがって、管理者は、製造工程中、工場出荷時或いはメンテナンス時等の所望のタイミングで、所定範囲の電圧値の基準電圧を照明装置310に一度入力するのみで、照明装置10に、ソフトウェア上で調光検出値用補正パラメータを演算させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10,210,310 照明装置
11 LED素子
12 点灯部
13 制御電源部
14 電圧変換部
15,215,315 制御部
16 平滑部
17 検出部
18 比較部
151 PS部
152 入力電圧検出部
153 基準電圧入力部
154,3154 演算部
155 メモリ
156 出力部
1531 A/D変換器
1541 補正パラメータ演算部
1542 補正部
1543 調光検出値用補正パラメータ演算部
1544 調光検出値補正部
1551 補正パラメータ
1552 調光検出値用補正パラメータ
2152 調光信号受信部

Claims (4)

  1. 発光素子と、
    不揮発性メモリと、
    入力電源を動作電源に変換する制御電源部と、
    任意の基準電圧の入力を受け付ける基準電圧入力部と、前記基準電圧の電圧値と前記動作電源の電圧値との比に基づいて、前記動作電源のばらつき補正用の補正パラメータを演算し、前記不揮発性メモリに前記補正パラメータを格納する補正パラメータ演算部と、調光度を示す調光信号を受信する受信部と、前記調光信号および前記補正パラメータに基づいて制御信号を出力する出力部と、を有する制御部と、
    前記制御信号にしたがい出力電流を前記発光素子に出力する点灯部と、
    を有する特徴とする照明装置。
  2. 前記補正パラメータ演算部は、前記基準電圧が、予め設定した所定範囲の電圧値である場合に、前記補正パラメータを演算することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記制御部は、
    前記基準電圧が前記所定範囲の電圧値である場合に、前記受信部が受信した調光信号であって、予め設定された任意の調光度に相当する調光信号から検出した調光検出値と、予め保持された前記任意の調光度に相当する値との比に基づいて、前記調光信号の補正用の調光検出値用補正パラメータを演算し、前記不揮発性メモリに前記調光検出値用補正パラメータを格納する調光検出値補正パラメータ演算部と、
    前記不揮発性メモリに格納された前記調光検出値用補正パラメータを用いて前記調光信号の検出値を補正する調光検出値補正部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記制御部は、前記不揮発性メモリに格納された補正パラメータを用いて制御信号を補正する補正部をさらに有し、
    前記出力部は、前記補正部によってDuty幅が補正されたPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の照明装置。
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