JP6980970B2 - 骨治療用具、骨用ねじおよび骨用プレート - Google Patents

骨治療用具、骨用ねじおよび骨用プレート Download PDF

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Description

本発明は、骨折部等の治療に用いられる骨治療用具、骨用ねじおよび骨用プレートに関する。
骨の骨折部位の治療などに、骨用プレートおよび骨用プレートを骨に固定する骨用ねじ、ならびに骨用プレートと骨用ねじを備える骨治療用具が用いられている。この骨用プレートには、骨用ねじを固定するための開口を有するものがある。そして、特表2012−502687(特許文献1)、特開2006−130317(特許文献2)のように、骨用プレートとして、ねじ固定用の開口の内面に雌ねじ部を備えるものがあり、このようなプレートには、上記雌ねじ部と螺合可能な雄ねじ部を頭部に備えた骨用ねじ(特許文献1の図29、特許文献2の図5参照)が用いられる。骨用プレートおよび骨用ねじとしては、上記のような雌ねじ部および雄ねじ部を持たないものも多く使用されているが、骨用プレートおよび骨用ねじとしては、上記のような雌ねじ部および雄ねじ部を有するものの方が、骨用プレートおよび骨用ねじともに骨への固定効果は高い。そして、特許文献2では、ヘッド部48が二条ねじ山形状を有するものとなっている。
特表2012−502687 特開2006−130317
上記した骨用プレートおよび骨用ねじでは、二条ねじ山を備えているので、骨用プレートの雌ねじ部に骨用ねじの雄ねじ部を螺合する際に、二条のねじ山の全てのねじ山が同時にかみ合う必要がある。そのためには、両ねじ部のかみ合いが始まる際に、雌ねじ部および雄ねじ部の軸が、一条ねじの場合よりも正確に同一直線状になる必要がある。ところが、螺合開始時に両ねじ部の軸の角度、位置が僅かにずれても、両ねじ部が、かみ合わず螺合作業をやり直すなど、円滑かつ確実な螺合作業に支障が生じていた。
本発明は、前述した従来技術の問題を解決しようとするものであり、多条ねじの雌ねじ部を備えた骨用プレートおよびこの雌ねじ部と螺合可能な多条ねじの雄ねじ部を備えた骨用ねじにおいて、骨用プレートに対して骨用ねじを円滑かつ確実に螺合することのできる骨治療用具、骨用ねじおよび骨用プレートを提供するものである。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1)骨治療用具であって、前記骨治療用具は、骨用プレートと、骨用ねじとを備え、
前記骨用プレートは、前記骨用プレートを貫通し、かつ内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部を備えた開口を備え、前記骨用ねじは、前記開口を貫通可能な軸部と、前記軸部の基端に設けられ、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な複数条のねじ山を有する雄ねじ部を備えた頭部とを備え、
前記骨用ねじもしくは前記骨用プレートは、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より少なくとも一条少ないねじ山もしくは少なくとも一条少ないねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部を備えている骨治療用具。
(2)前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている上記(1)に記載の骨治療用具。
(3)前記骨用プレートの前記開口は、内面に三条以上のねじ溝を有し、前記骨用ねじは、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な三条以上のねじ山を有する雄ねじ部を備え、前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より一条または二条のねじ山もしくは一条または二条のねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている上記(1)に記載の骨治療用具。
(4)前記骨用プレートの前記開口は、内面に二条のねじ溝を有し、前記骨用ねじは、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な二条のねじ山を有する雄ねじ部を備え、前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている上記(1)に記載の骨治療用具。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(5)内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部を備えた開口を有する骨用プレートに固定可能な骨用ねじであって、
前記骨用ねじは、前記骨用プレートの前記開口を貫通可能な軸部と、前記軸部の基端に設けられ、外面に前記骨用プレートの前記開口の雌ねじ部と螺合可能な複数条のねじ山を有する雄ねじ部を備えた頭部とを備え、
さらに、前記骨用ねじは、前記雄ねじ部の前記複数条のねじ山のうち少なくとも一条少ないねじ山が、螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部を備える骨用ねじ。
(6)前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部より一条のみのねじ山が螺合開始側に延びることにより形成されている上記(5)に記載の骨用ねじ。
(7)前記骨用プレートの前記開口は、内面に三条以上のねじ溝を有し、前記骨用ねじは、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な三条以上のねじ山を有する雄ねじ部を備え、前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部より一条または二条のねじ山が螺合開始側に延びることにより形成されている上記(5)に記載の骨用ねじ。
(8)前記骨用ねじは、前記軸部に設けられ、前記複数条のねじ山とほぼ同じリードを有する骨内進入用雄ねじを備えていることを特徴とする上記(5)ないし(7)のいずれかに記載の骨用ねじ。
(9)前記骨用ねじは、前記軸部の先端部に設けられたセルフタップ部を備えている上記(5)ないし(8)のいずれかに記載の骨用ねじ。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(10)骨用ねじ固定用の開口を有する骨用プレートであって、
前記開口は、内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部と、前記雌ねじ部より少なくとも一条少ないねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部とを備える骨用プレート。
(11)前記螺合開始誘導部は、前記雌ねじ部より一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている上記(10)に記載の骨用プレート。
(12)前記雌ねじ部は、三条以上のねじ溝を有し、前記螺合開始誘導部は、一条または二条のねじ溝が、前記開口の螺合開始側に延びることにより形成されている上記(10)に記載の骨用プレート。
(13)前記骨用プレートは、複数の前記開口を備えていることを特徴とする上記(10)ないし(12)のいずれかに記載の骨用プレート。
本発明の骨治療用具は、骨用プレートと骨用ねじとを備える。骨用プレートには、骨用プレートを貫通し、かつ内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部を備えた開口を有し、骨用ねじは、骨用プレートの開口を貫通可能な軸部と、軸部の基端に設けられ、外面に骨用プレートの開口の雌ねじ部と螺合可能な複数条のねじ山を有する雄ねじ部を備えた頭部を有する。骨用ねじもしくは骨用プレートは、雄ねじ部もしくは雌ねじ部より一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部を備えている。
このため、最初に、螺合開始誘導部が雌ねじ部にかみ合い始め、複数条のねじ山またはねじ溝の全てが同時にかみ合う必要がなくなる。よって、螺合開始当初は、骨用ねじの頭部と骨用プレートの雌ねじ部との軸が完全に同一直線状となる必要がなく、頭部の角度と位置に自由度が生まれる。そして、螺合開始誘導部がかみ合った後に、ある程度螺合が進むことにより頭部の角度と位置が徐々に矯正され、頭部と骨用プレートの雌ねじ部の軸心が同一直線状となる。このように頭部と骨用プレートの雌ねじ部との軸心が同一直線状になった状態になってから、他の複数条のねじ山またはねじ溝がかみ合い始めるので、多条ねじを備える場合であっても、骨用プレートに対して骨用ねじを正しい角度・位置で容易に螺合させることができる。
図1は、本発明の骨治療用具の正面図である。 図2は、図1に示した骨治療用具の平面図である。 図3は、図1に示した骨治療用具に用いられる本発明の骨用ねじの拡大正面図である。 図4は、図3の骨用ねじの拡大平面図である。 図5は、図3の骨用ねじの拡大底面図である。 図6は、図3の骨用ねじの背面図である。 図7は、図3の骨用ねじの右側面図である。 図8は、図3の骨用ねじの左側面図である。 図9は、図3の骨用ねじのA−A線断面図である。 図10は、図7の骨用ねじのB−B線断面図である。 図11は、図3の骨用ねじの右側面視の要部拡大図である。 図12は、図1に示した骨治療用具に用いられる本発明の骨用プレートの平面図である。 図13は、図12に示した骨用プレートのC−C線拡大断面図である。 図14は、本発明の別の実施の形態の骨用プレートの拡大断面図である。 図15は、図1に示した骨用ねじの頭部のねじ山の一部を切削する前の状態を示した骨用ねじの右側面図である。
本発明の骨治療用具、骨用ねじおよび骨用プレートについて、図面に示した実施例を用いて説明する。
本発明の骨治療用具1は、骨用プレート5と、骨用ねじ2とを備える。骨用プレート5は、骨用プレート5を貫通し、かつ内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部63を備えた開口62を備える。骨用ねじ2は、開口62を貫通可能な軸部21と、軸部21の基端に設けられ、外面に開口62の雌ねじ部と螺合可能な複数条のねじ山を有する雄ねじ部を備えた頭部30とを備える。骨用ねじ2もしくは骨用プレート5は、雄ねじ部もしくは雌ねじ部より少なくとも一条少ないねじ山もしくは少なくとも一条少ないねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部36を備えている。
図1に示す実施例の骨治療用具1は、複数の骨片を捕らえ固定できるように構成されるものであり、様々な骨折の治療に応用することができる。骨治療用具1は、骨用ねじ2および骨用プレート5を備えており、図3、図6から図11に示されるように、骨用ねじ2の頭部30は、雄ねじ部(骨プレートへの固定用雄ねじ部)を備え、雄ねじ部は、複数条(具体的には、三条)のねじ山を有する螺合部と、三条のうち一条のみ(雄ねじ部のねじ山数より二条少ない)の第一ねじ山35が、螺合開始側、すなわち骨用ねじ2の先端側に延びることにより形成された螺合開始誘導部36とを備えている。この実施例の骨治療用具1では、骨用ねじ2もしくは骨用プレート5は、雄ねじ部もしくは雌ねじ部より一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより螺合開始誘導部36が形成されている。
図1および図2に示す骨治療用具1は、骨用プレート5と、この骨用プレート5のプレート本体60に設けられた2つの開口62に螺合可能な頭部30を備えた骨用ねじ2を備えている。
図3から図10に示すように、骨用ねじ2は、軸部21と頭部30を有している。軸部21には、その先端から順にセルフタップ部22、骨内進入用ねじ部26を備えている。また、骨内進入用ねじ部26は、その先端から順に、第一骨ねじ部27、バックテーパー部28、第二骨ねじ部29を備えている。
図3、および図5から図10に示すように、セルフタップ部22には、タップ部雄ねじ23が備えられるとともに、セルフタップ部22の軸心に沿って切り欠かれた3つの刃部24が、骨用ねじ2の軸芯に対して等角度間隔で設けられている。骨用ねじ2が螺合される際の回転方向において、これらの刃部24の前方側には、それぞれ凹部25が設けられており、骨粉が入り込む適度な空間が確保されている。また、セルフタップ部22はタップ部雄ねじ23のねじ山を含めた外径、タップ部雄ねじ23の谷径ともに、所定角度(具体的には、10〜20°程度)先細のテーパーとされており、骨内にねじ込む際に食いつきやすく構成されている。本例では、セルフタップ部22の刃部24が骨用ねじ2の先端から約2.5mmの位置までに形成されている。
セルフタップ部22の基端側には、第一骨ねじ部27が連設されている。本例の第一骨ねじ部27は、ねじ山を含めた外径は、治療対象となる骨部位により相違するが、2.0〜7.5mmが好ましく、特に、2.5〜4.0mmが好ましい。また、谷部分の外径は、ねじ山の外径の5/10〜8/10が好ましく、特に、65/100〜75/100が好ましい。また、ねじ山の高さは、0.4〜1.2mm程度が好ましく、特に、0.6〜1.0mmが好ましい。また、本例では、第一骨ねじ部27の長さは、骨用ねじ2の先端から3.0〜10.0mmの位置まで形成されていることが好ましい。
第一骨ねじ部27の基端側には、第一骨ねじ部27と同様の雄ねじを備えたバックテーパー部28が連設されている。バックテーパー部28は、第一骨ねじ部27の基端から後述する第二骨ねじ部29の先端にかけて小径となるように(具体的には、徐々にかつ僅かに小径となるように)形成されており、第一骨ねじ部27が骨内に螺入された後において、切削された骨の孔の内周面との抵抗を僅かに減少させることができるので、さらに骨用ねじ2をねじ込む際に、骨用ねじ2を骨内に円滑にねじ込むことができる。本例では、バックテーパー部28の長さは、1.5〜2.5mm程度が好ましい。
バックテーパー部28の基端側には、頭部30にかけて、第二骨ねじ部29が連設されている。本例の第二骨ねじ部29における、ねじ山を含めた外径、谷部の外径およびねじ山の高さは、バックテーパー部の基端部と同じものとなっている。
そして、これらのセルフタップ部22、第一骨ねじ部27、バックテーパー部28および第二骨ねじ部29のそれぞれの雄ねじは、いずれもピッチが同じものとなっており、ピッチとしては、0.4〜2.0mm程度が好ましく、特に、0.5〜1.5mmが好ましい。
次に、骨用ねじ2の頭部30について説明する。頭部30は軸部21側から延設されるテーパー部32と、テーパー部32の基端側に設けられ、骨用ねじ2の端部となるフランジ部40を備えている。フランジ部40は、テーパー部32よりも大径に形成されている。また、頭部30には、図4、図9、図10および図11に示すように、回動治具(例えば、ドライバ)接続用の凹部41を備えている。凹部41は、回動治具の先端形状に対応した形状に形成されている。
図3、図6から図11に示すように、骨用ねじ2の頭部30、この実施例では、テーパー部32は、雄ねじ部(骨プレートへの固定用雄ねじ部)を備え、雄ねじ部は、複数条(具体的には、三条)のねじ山を有する螺合部と、三条のうち一条のみの第一ねじ山35が、螺合開始側、すなわち骨用ねじ2の先端側に延びることにより形成された螺合開始誘導部36とを備えている。具体的には、図11に示すように、テーパー部32には、3つの平行なつる巻線に沿って三条ねじが形成された雄ねじ部34が設けられている。テーパー部32は、雄ねじ部34のねじ山を含めた外径、テーパー部32の谷径ともに、所定角度(具体的には、15〜30度程度、好ましくは、20〜25度)にて先細となるテーパー部となっている。雄ねじ部34は、第一ねじ山35、第二ねじ山38、第三ねじ山39を備えている。そして、これらの3つのねじ山のうち、第一ねじ山35のみが、螺合開始側、すなわち骨用ねじ2の先端側に延びており、この螺合開始側に延びた部位が螺合開始誘導部36を形成している。
このような螺合開始誘導部36を設けることにより、雄ねじ部34の螺合部(複数条のねじ山を有する)のねじ山が骨用プレート5側の雌ねじ部63にかみ合う際に、第一ねじ山35のみかみ合えば螺合が開始される。よって、複数のねじ山35,38および39が、同時にかみ合う必要がなくなるため、頭部30と骨用プレート5の雌ねじ部63の軸が完全に同一直線状となる必要がなく、頭部30の角度と位置に自由度が生まれる。そして、第一ねじ山35がかみ合い、ある程度螺合が進むことにより頭部30の角度と位置が矯正され、頭部30と骨用プレート5の雌ねじ部63の軸心が同一直線状となる。頭部30の雄ねじと骨用プレート5の雌ねじ部63の軸心が同一直線状になることにより、第一ねじ山35と比較するとその螺合開始側に延設されず途中からかみ合うこととなる第二ねじ山38、第三ねじ山39がかみ合いやすくなる。
上記の骨用ねじ2においては、第一ねじ山35の螺合開始誘導部36は、頭部30の軸心方向において、第二ねじ山38および第三ねじ山39の螺合開始側の端部から頭部30の軸心回りに所定長延びている。螺合開始誘導部36を形成する第一ねじ山35は、骨ねじの中心軸に対して、180度以上延びていることが好ましく、特に、270度以上延びていることが好ましい。本例の第一ねじ山35では、骨ねじの中心軸に対して約360度延びている。また、図8に示すように、第一ねじ山35の先端は、先端に向かって先細りとなっている。これにより、ねじ溝への進入を容易なものとしている。
そして、雄ねじ部34の頭部30の雄ねじ(螺合部および螺合開始誘導部36のねじ山)のリードは、第一骨ねじ部27およびバックテーパー部28および第二骨ねじ部29の雄ねじのリードとほぼ同じものとなっている。特に、この実施例の骨ねじでは、雄ねじ部34の頭部30の螺合部では、三条のねじ山を有し、軸部(第一骨ねじ部27およびバックテーパー部28および第二骨ねじ部29)では、二条のねじ山を有し、両者のねじ山の数は、異なるが、リードは、ほぼ同じとなっているため、頭部30の雄ねじ部(ねじ山)が、骨プレートの雌ねじ部と螺合する際に、軸部のねじ部が障害とならないものとなっている。
ついで、本発明の骨用プレート5について説明する。骨用プレート5は、図12にも示すように、平面視において「T」字形状の薄板状に形成されており、ヘッド部51とプレート本体60を備えている。ヘッド部51には、多数のねじ穴52が設けられている。本例では、7つのねじ穴52が設けられている。これらのねじ穴52は、その軸心が相互に傾斜した角度に形成されているので、これらのねじ穴52に複数のねじ(図示省略)を螺合固定するとともにその軸部を骨内に固定すると、骨内に固定されたそれぞれのねじの抜脱方向が異なることになるので、ねじの軸部に雄ねじ部が設けられていない場合であっても、骨内に固定された複数のねじの軸部が協働して、固定された複数のねじが骨内から抜脱すること防止することができる。
ヘッド部51の長手方向に対する垂線方向に連設されるプレート本体60には、骨用ねじ2を固定するための複数(例えば2つ)の開口62が、プレート本体60の長手方向に沿って設けられている。また、これらの開口62の間には、平面視において角丸長方形状の固定用穴68が設けられている。通常の手技では、この固定用穴68と骨ねじ(頭部に雄ねじ部を持たないもの)を用いてプレートの初期固定が行われる。また、固定用穴68は、内面に雌ねじ部を持たないものとなっている。
そして、図13に示すように、2つの開口62には、それぞれ三条ねじの雌ねじ部63が設けられている。雌ねじ部63は、開口62の軸心に沿って平行に形成されている。骨用ねじ2の頭部30に設けられた雄ねじ部34とは異なり、この雌ねじ部63では、第一ねじ溝64、第二ねじ溝65および第三ねじ溝66のいずれもが、雌ねじ部63の軸心方向においてほぼ同一の位置に始端を有し、ほぼ同一の位置に、終端を有するものとなっている。言い換えれば、雌ねじ部63は、全体において三条のねじ溝を有するものとなっている。また、開口62の上部縁付近には、骨用ねじ2のフランジ部40の下面が当接可能であり、フランジ部の全体もしくは一部を収納可能な収容凹部67が形成されている。
骨用ねじ2および骨用プレート5の形成材料としては、チタン合金(具体的には、JIST7401−2のTi−6Al−4V、ASTM F−136 Ti−6Al−4V ELI)、純チタン(具体的には、JIST7401−1)、ステンレス鋼(具体的には、JISG4303のSUS304、SUS316)などが好ましい。
ついで、この骨治療用具1の使用方法について説明する。
骨用プレート5を治療対象部位に配置した後、上述した長孔の固定用穴68の任意の位置に、骨ねじ(頭部に雄ねじ部を持たないもの)をねじ込む。そして、本発明の骨用ねじ、螺合開始誘導部を備えない通常の骨ねじ、ねじ穴5との螺合部を備えるものの軸部外面にねじ部を持たないピンタイプのものより適宜選択し、選択したものをヘッド部51のねじ穴52より、骨内に挿入した後、ねじ穴52に固定する。続いて、本発明の骨用ねじ2を、図1に示すように、プレート本体60の開口62および骨内に螺入する。前述したように、骨用ねじ2は、その先端にセルフタップ部22が設けられており、開口62に直下の骨を切削しながら骨内に螺入される。セルフタップ部22は、骨を自ら切削し侵入するとともに、骨内進入用ねじ部26と螺合するための雌ねじ部を形成する。よって、さらに骨用ねじ2を螺入すると、第一骨ねじ部27、バックテーパー部28及び第二骨ねじ部29の順に、骨用ねじ2が骨内に螺入される。また、この際に、第一骨ねじ部27よりも僅かに小径に形成された第二骨ねじ部29と、第一骨ねじ部27から第二骨ねじ部29にかけて徐々に小径となるバックテーパー部28を備えるので、骨内進入用ねじ部26のうちの第一骨ねじ部27よりも基端側が螺入される際の抵抗を若干弱めることができ、骨内進入用ねじ部26を円滑に螺入させることができる。
そして、骨内進入用ねじ部26のほぼすべてが骨内に螺入されると、頭部30に設けられた三条ねじの雄ねじ部34が、プレート本体60の開口62の三条ねじの雌ねじ部63に螺合し始める。この際には、前述の通り、第二ねじ山38および第三ねじ山39よりも螺合開始側に延設された第一ねじ山35からなる螺合開始誘導部36が、最初に、雌ねじ部63にかみ合い始める。複数のねじ山35,38および39が、同時にかみ合う必要がなくなるため、螺合開始当初は、頭部30と骨用プレート5の雌ねじ部63の軸が完全に同一直線状となる必要がなく、頭部30の角度と位置に自由度が生まれる。そして、第一ねじ山35がかみ合った後に、ある程度螺合が進むことにより頭部30の角度と位置が徐々に矯正され、頭部30と骨用プレート5の雌ねじ部63の軸心が同一直線状となる。そして、このように頭部30と骨用プレート5の雌ねじ部63との軸心が同一直線状になった状態になってから、第二ねじ山38および第三ねじ山39がかみ合い始める。したがって、第二ねじ山38および第三ねじ山39は正しい角度・位置でかみ合わせ始めることができる。
そしてさらに骨用ねじ2をねじ込み、骨用ねじ2の頭部30の三条ねじとされた雄ねじ部34のすべてのねじ山、すなわち第一ねじ山35、第二ねじ山38および第三ねじ山39が、プレート本体60の開口62の三条ねじとされた雌ねじ部63のすべてのねじ溝、すなわち第一ねじ溝64、第二ねじ溝65および第三ねじ溝66に螺合され、また、骨用ねじ2のフランジ部40がプレート本体60の開口62の収容凹部67内に当接収容されるまで螺合されて、骨用ねじ2の骨プレート5への取付固定が終了する。
ついで、本発明の別の実施の形態について、図14および図15を用いて説明する。
上述の骨治療用具1では、骨用ねじ2側の雄ねじ部34の三条ねじの第一ねじ山35により螺合開始誘導部36が形成されたものとなっているが、本例の骨治療用具においては、骨用プレート5側の雌ねじ部63aに螺合開始誘導部77を設け、一方、骨用ねじ2の頭部30の雄ねじ部34は、全体が三条ねじとなっており、螺合開始誘導部を持たないものとなっている。言い換えれば、三条ねじは、いずれのねじ山も、頭部30の軸心方向において同一の位置から形成されるものである。
図14に示すように、この雌ねじ部63aの三条ねじには、第一ねじ溝70、第二ねじ溝74および第三ねじ溝75が設けられている。そして、これらの3つのねじ溝のうち、第一ねじ溝70のみが、螺合開始側、すなわち雌ねじ部63aの上部開口側に延びており、この螺合開始側に延びた部位が螺合開始誘導部77とされている。そして、螺合開始誘導部77は、雌ねじ部63aの螺合開始誘導部77付近が拡径部76となるとともに、雌ねじ部の複数条のねじ溝の一つのみが、螺合開始側に延びることにより形成されている。言い換えれば、螺合開始誘導部77は、一条のねじ溝を形成する二本の隆起部以外は、隆起部を持たず、内面が拡径したものとなっている。
螺合開始誘導部77を形成する第一ねじ溝70は、雌ねじ部63aの軸心方向において、第二ねじ溝74および第三ねじ溝75の螺合開始側の端部から雌ねじ部63aの軸心回りに所定長延びている。螺合開始誘導部77を形成する第一ねじ溝70は、開口62の中心軸に対して180度以上延びていることが好ましく、特に、270度以上延びていることが好ましい。本例の第一ねじ溝70では、開口62の中心軸に対して約360度延びている。
上記した実施の形態と同様に、本実施の形態においても、このような螺合開始誘導部77を設けることにより、雌ねじ部63aのねじ溝に骨用ねじ側の雄ねじ部がかみ合う際に、第一ねじ溝70のみにかみ合えば螺合が開始される。よって、骨用ねじの雄ねじ部が、複数のねじ溝70,74および75に同時にかみ合う必要がなくなるため、骨用ねじの頭部と骨用プレートの雌ねじ部63aの軸が完全に同一直線状となる必要がなく、骨用ねじの頭部の角度と位置に自由度が生まれる。そして、第一ねじ溝70がかみ合い、ある程度螺合が進むことにより頭部の角度と位置が矯正され、頭部と骨用プレートの雌ねじ部63aの軸心が同一直線状となる。頭部の雄ねじと骨用プレートの雌ねじ部63aの軸心が同一直線状になることにより、第一ねじ溝70と比較するとその螺合開始側に延設されず途中からかみ合うこととなる第二ねじ溝74、第三ねじ溝75に対して、骨用ねじの雄ねじがかみ合いやすくなる。なお、上記した実施の形態において、骨用ねじ2、骨用プレートの螺合開始誘導部は、タップやダイスを用いたり転造など、通常のねじの製造方法によって図14に示すように製造した後に、多条ねじの一部のねじ山・ねじ溝を残して、他の多条ねじの螺合開始側を切削して加工したりすれば良い。
そして、この実施例の骨治療用具では、図15に示すような骨用ねじ10が用いられる。この骨用ねじ10は、軸部21と頭部30を有している。軸部21には、その先端から順にセルフタップ部22、骨内進入用ねじ部26を備えている。骨用ねじ10の頭部30は、テーパー部32とフランジ部40を備える。テーパー部には、骨プレートへの固定用雄ねじ部を備え、雄ねじ部は、複数条(具体的には、三条)のねじ山を全体に有する螺合部15となっている。この実施例の骨治療用具では、上述した骨用ねじ2が備えるような螺合開始誘導部を持たないものとなっている。
本発明の骨治療用具、骨用ねじ、骨用プレートは、上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の主旨の範囲内で適宜変更することができる。本発明の骨治療用具、骨用ねじ、骨用プレートは、雄ねじ部もしくは雌ねじ部に形成されているねじ山もしくはねじ溝より、少なくとも一条少ないねじ山もしくは少なくとも一条少ないねじ溝が螺合開始側に延びることにより螺合開始誘導部が形成されたものであれば、どのようなものであってもよい。
例えば、上記した骨用ねじまたは骨用プレートに設けた多条ねじは三条ねじの例を示したが、他の数の多条ねじに適用することも可能である。例えば、雄ねじ部および雌ねじ部に形成されているねじ山およびねじ溝が、二条である場合には、螺合開始誘導部には、一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びるものとなる。また、雄ねじ部および雌ねじ部に形成されているねじ山およびねじ溝が、四条以上である場合、螺合開始誘導部には、三条以下のねじ山またはねじ溝が延びるものとなる。また、四条以上においても、螺合開始誘導部には、二条以下、特に、一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びるものであることが好ましい。
1 骨治療用具
2 骨用ねじ
5 骨用プレート
21 軸部
30 頭部
36 螺合開始誘導部

Claims (13)

  1. 骨治療用具であって、前記骨治療用具は、骨用プレートと、骨用ねじとを備え、
    前記骨用プレートは、前記骨用プレートを貫通し、かつ内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部を備えた開口を備え、前記骨用ねじは、前記開口を貫通可能な軸部と、前記軸部の基端に設けられ、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な複数条のねじ山を有する雄ねじ部を備えた頭部とを備え、
    前記骨用ねじもしくは前記骨用プレートは、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より少なくとも一条少ないねじ山もしくは少なくとも一条少ないねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部を備えていることを特徴とする骨治療用具。
  2. 前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている請求項1に記載の骨治療用具。
  3. 前記骨用プレートの前記開口は、内面に三条以上のねじ溝を有し、前記骨用ねじは、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な三条以上のねじ山を有する雄ねじ部を備え、前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より一条または二条のねじ山もしくは一条または二条のねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている請求項1に記載の骨治療用具。
  4. 前記骨用プレートの前記開口は、内面に二条のねじ溝を有し、前記骨用ねじは、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な二条のねじ山を有する雄ねじ部を備え、前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部もしくは前記雌ねじ部より一条のみのねじ山もしくは一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている請求項1に記載の骨治療用具。
  5. 内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部を備えた開口を有する骨用プレートに固定可能な骨用ねじであって、
    前記骨用ねじは、前記骨用プレートの前記開口を貫通可能な軸部と、前記軸部の基端に設けられ、外面に前記骨用プレートの前記開口の雌ねじ部と螺合可能な複数条のねじ山を有する雄ねじ部を備えた頭部とを備え、
    さらに、前記骨用ねじは、前記雄ねじ部の前記複数条のねじ山のうち少なくとも一条少ないねじ山が、螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部を備えることを特徴とする骨用ねじ。
  6. 前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部より一条のみのねじ山が螺合開始側に延びることにより形成されている請求項5に記載の骨用ねじ。
  7. 前記骨用プレートの前記開口は、内面に三条以上のねじ溝を有し、前記骨用ねじは、外面に前記開口の雌ねじ部と螺合可能な三条以上のねじ山を有する雄ねじ部を備え、前記螺合開始誘導部は、前記雄ねじ部より一条または二条のねじ山が螺合開始側に延びることにより形成されている請求項5に記載の骨用ねじ。
  8. 前記骨用ねじは、前記軸部に設けられ、前記複数条のねじ山とほぼ同じリードを有する骨内進入用雄ねじを備えていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の骨用ねじ。
  9. 前記骨用ねじは、前記軸部の先端部に設けられたセルフタップ部を備えている請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の骨用ねじ。
  10. 骨用ねじ固定用の開口を有する骨用プレートであって、
    前記開口は、内面に複数条のねじ溝を有する雌ねじ部と、前記雌ねじ部より少なくとも一条少ないねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成された螺合開始誘導部とを備えることを特徴とする骨用プレート。
  11. 前記螺合開始誘導部は、前記雌ねじ部より一条のみのねじ溝が螺合開始側に延びることにより形成されている請求項10に記載の骨用プレート。
  12. 前記雌ねじ部は、三条以上のねじ溝を有し、前記螺合開始誘導部は、一条または二条のねじ溝が、前記開口の螺合開始側に延びることにより形成されている請求項10に記載の骨用プレート。
  13. 前記骨用プレートは、複数の前記開口を備えていることを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれかに記載の骨用プレート。
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