JP6979859B2 - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
近年、複数枚の画像を合成し、合成画像を記録するデジタルカメラやデジタルビデオカメラといった撮像装置が数多く製品化されている。これらの撮像装置の中には、異なるタイミングで撮影した複数枚の画像を合成することにより、ランダムノイズを低減した合成画像を生成する機能を持つ撮像装置がある。これによりユーザは、合成しない1枚の画像よりもランダムノイズを低減した合成画像を得ることができる。
しかしながら、複数枚の画像を撮影中に被写体が移動した場合、移動した被写体が合成画像において多重像になってしまうことがある。多重像の発生を抑制するために、被写体の移動が検出された領域については、合成処理を禁止する技術が開示されている。特許文献1には、手ぶれ量に応じて決めた縮小率で縮小した複数枚の画像間におけるフレーム間差分絶対値に基づき、動体領域を検出する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数枚の画像の位置合わせ後に残存する位置のずれに応じて縮小画像を選択し、選択した複数枚の縮小画像のフレーム間差分絶対値に基づき、動体領域を検出する技術が開示されている。
フレーム間差分絶対値に基づく動体領域検出においては、例えば、高感度で撮影した画像の場合、ランダムノイズによりフレーム間差分絶対値が大きくなる。そのため、移動被写体とランダムノイズとを区別することが困難となり、ランダムノイズの大きい領域を動体領域として誤検出する可能性がある。ランダムノイズによる動体領域の誤検出を抑制しようとすると、移動被写体を正しく動体領域として検出できない場合がある。特に、ランダムノイズによるフレーム間差分絶対値よりもフレーム間差分絶対値が小さい移動被写体の一部又は全体は、動体領域として検出することが困難となる。
そこで、特許文献1では、手ぶれ量を基に画像縮小率を変更することにより、手ぶれによる静止被写体の位置のズレや、ランダムノイズの影響を軽減し、移動被写体領域の検出精度を向上させている。また、特許文献2では、複数枚の画像の位置合わせ後に残存する位置のずれに応じて縮小画像を選択することにより、手ぶれによる静止被写体の位置のズレや、ランダムノイズの影響を軽減し、移動被写体領域の検出精度を向上させている。
特開2013−62741号公報 特許第5398612号公報
しかしながら、縮小画像間のフレーム間差分絶対値に基づき動体領域を検出する場合、縮小画像間で検出した動体領域を元の解像度まで拡大処理することにより、移動被写体周辺の静止領域まで動体領域として検出されてしまうことがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像間の画素値の差分に基づく評価値の精度を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の画像及び第2の画像が含む所定の撮影範囲の各位置の評価値を、前記撮影範囲の各位置における前記第1の画像の画素値と前記第2の画像の画素値の差分に基づいて取得する取得手段と、前記撮影範囲の各位置において前記第1の画像と前記第2の画像との間の動きベクトルを検出することにより、前記第1の画像と前記第2の画像との間で移動した被写体の前記第1の画像における位置及び前記第2の画像における位置を検出する検出手段と、前記撮影範囲の各位置について前記第1の画像の画素値又は前記第2の画像の画素値を選択する選択手段であって、前記被写体が前記第1の画像には存在し前記第2の画像には存在しない位置については前記第1の画像の画素値を選択し、前記被写体が前記第2の画像には存在し前記第1の画像には存在しない位置については前記第2の画像の画素値を選択する、選択手段と、前記撮影範囲の各位置について、対象位置の前記評価値と前記対象位置の周辺位置の前記評価値とを合成することにより補正評価値を生成する補正評価値生成手段であって、前記選択手段により前記対象位置について選択された画素値と前記周辺位置について選択された画素値との類似度が第1の度合いの場合、前記第1の度合いよりも大きい第2の度合いの場合よりも前記周辺位置の前記評価値の合成比率が小さくなるように前記合成を行う、補正評価値生成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、画像間の画素値の差分に基づく評価値の精度を向上させることが可能となる。
撮像装置100の構成を示すブロック図。 画像処理部107が具備する合成画像生成部200の構成を示す図。 合成画像生成部200が実行する処理のフローチャート。 位置合わせ処理について説明する図。 補正動体尤度と基準画像の合成比率wとの関係を示す図。 動体領域検出部202の構成を示す図。 動体領域検出部202が実行する補正動体尤度算出処理のフローチャート。 動体尤度算出カーブを示す図。 動きベクトル算出部611が実行する動きベクトル算出処理のフローチャート。 ブロックマッチング法による動きベクトルの算出方法を示す図。 画像選択マップ生成部612が実行する画像選択マップ生成処理のフローチャート。 類似度重み係数の算出方法について説明する図。 (A)基準画像を示す図、(B)位置合わせ済み参照画像を示す図、(C)動体尤度を示す図、(D)動きベクトルを示す図、(E)画像選択マップを示す図、(F)類似度算出画像を示す図、(G)補正動体尤度を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図1は、画像処理装置の一例である撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1において、制御部101は、例えばCPUであり、撮像装置100が備える各ブロックの動作プログラムを後述のROM102より読み出し、後述のRAM103に展開して実行することにより、撮像装置100が備える各ブロックの動作を制御する。ROM102は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、撮像装置100が備える各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を記憶する。RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、撮像装置100が備える各ブロックの動作において出力されたデータの一時的な記憶領域として用いられる。
光学系104は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群を含み、被写体像を後述の撮像部105に結像する。撮像部105は、例えばCCDやCMOSセンサー等の撮像素子であり、光学系104により撮像部105に結像された光学像を光電変換し、得られたアナログ画像信号をA/D変換部106に出力する。A/D変換部106は、入力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、得られたデジタル画像信号(画像データ)をRAM103に出力する。また、A/D変換部106は、制御部101が決定した増幅率(感度情報)に基づき、アナログ画像信号又はデジタル画像信号を増幅する。
画像処理部107は、RAM103に記憶されている画像データに対して、ホワイトバランス調整、色補間、ガンマ処理など、様々な画像処理を適用する。また、画像処理部107は、後述する合成画像生成部200を具備し、RAM103に記憶されている複数の画像データを合成し、合成画像を生成する。
記録部108は着脱可能なメモリカード等である。画像処理部107で処理された画像データは、RAM103を介して、記録部108に記録画像として記録される。表示部109は、LCD等の表示デバイスであり、RAM103及び記録部108に記録した画像データや、ユーザからの指示を受け付けるためのユーザインタフェースなどを表示する。
次に、画像処理部107の動作について、詳細に説明を行う。本実施形態では、補正動体尤度に基づいて2枚の画像を合成することにより、移動被写体(例えば、移動している人)の多重像を抑制し、ランダムノイズが低減した合成画像を生成する例について説明する。
図2を参照して、画像処理部107が具備する合成画像生成部200の構成について説明する。合成画像生成部200は、RAM103に記憶されている2枚の画像を合成し、合成画像を生成する。合成画像生成部200は、位置合わせ部201、動体領域検出部202、及び画像合成部203を含む。
次に、図3を参照して、合成画像生成部200が実行する処理について説明する。S301で、制御部101は、RAM103に記憶されている複数の画像から、合成の基準となる基準画像、及び基準画像に対して合成を行う参照画像を選択する。例えば、制御部101は、撮像装置100のシャッターが押下された直後に撮影された1枚目の画像を基準画像として選択し、2枚目以降の画像を参照画像として選択する。合成画像生成部200は、選択された基準画像及び参照画像をRAM103から取得する。
S302で、位置合わせ部201は、基準画像と参照画像との間の動きベクトルを検出し、動きベクトルに基づいて参照画像を幾何変換することにより、参照画像の位置を基準画像と合わせる。
ここで、図4を参照して、位置合わせ処理について説明する。図4(A)は基準画像を示し、図4(B)は参照画像を示し、図4(C)は位置合わせが行われた参照画像を示す。図4(A)〜図4(C)に示す3つの画像は、以下に説明するように被写体の位置が異なるなどの相違はあるが、いずれも所定の撮影範囲を含んでいる。
図4(B)の参照画像は、図4(A)の基準画像とは異なる時刻に撮影されているため、手ぶれ等により図4(A)の基準画像と位置がずれている。位置合わせ部201は、このような位置のずれを位置合わせ処理により補正する。位置を合わせるために、まず、位置合わせ部201は、基準画像と参照画像との間の大局的な動きを示す動きベクトルを算出する。動きベクトルの算出方法としては、例えば、ブロックマッチング法が挙げられる。ブロックマッチング法に関しては、後述する動きベクトル算出部611の処理で説明する。次に、位置合わせ部201は、算出した動きベクトルに基づき、参照画像を幾何変換するための係数である、式(1)に示すような幾何変換係数Aを算出する。
Figure 0006979859
位置合わせ部201は、幾何変換係数Aを用いて、参照画像に対して式(2)に示すような幾何変換を行うことにより、図4(C)の位置合わせ済み参照画像を生成する。なお、参照画像をI(x座標,y座標)、位置合わせ済み参照画像をI’(x’座標,y’座標)とする。
Figure 0006979859
このような位置合わせ処理により、図4(C)の位置合わせ済み参照画像のように、基準画像と参照画像の静止被写体(例えば、建物や木)の位置を合わせることができる。
図3に戻り、S303で、動体領域検出部202は、基準画像と位置合わせ済み参照画像(以下、単に「参照画像」とも呼ぶ)とを比較することにより、動体領域を検出し、補正動体尤度を算出する。本実施形態では、動体領域は、動体尤度と呼ばれる多値で表現されるデータで表すものとする。動体領域検出部202の詳細、及び補正動体尤度算出処理の詳細については後述する。
S304で、画像合成部203は、式(3)で示すように、補正動体尤度に基づいて決定される基準画像の合成比率wに応じて、基準画像と参照画像とを合成し、合成画像を生成する。
P = w × Pbase + (1−w)× Pref ・・・(3)
なお、Pbaseは基準画像の画素値を表し、Prefは参照画像の画素値を表し、wは基準画像の合成比率を表し、Pは合成画像の画素値を表す。
ここで、図5を参照して、基準画像の合成比率wの決定方法について説明する。図5は、補正動体尤度と基準画像の合成比率wとの関係を示す図である。図5の例では、補正動体尤度が大きいほど、基準画像の合成比率wも大きくなる。図5の例では、補正動体尤度が100以上の動体領域については、基準画像の合成比率が100%(w=1)に設定される。そのため、動体領域の合成処理を実質的に禁止し、多重像の発生を抑制することができる。即ち、補正動体尤度が100以上である場合、合成画像の画素値として基準画像の画素値が用いられる。一方、補正動体尤度が0の静止領域については、基準画像の合成比率が50%(w=0.5)に設定される。そのため、基準画像と参照画像とを均等に合成し、ランダムノイズを低減することができる。図5から理解できるように、補正動体尤度が小さい場合、基準画像の画素値の合成比率と参照画像の画素値の合成比率との差が小さくなる。
次に、図6を参照して、動体領域検出部202の構成について説明する。動体領域検出部202は、動体尤度算出部600及び動体尤度補正部610を有し、基準画像と参照画像との間のフレーム間差分絶対値に基づき、補正動体尤度を算出する。
動体尤度算出部600は、基準画像と参照画像との間のフレーム間差分絶対値に基づき、動体尤度を算出する。動きベクトル算出部611は、基準画像と参照画像との間における動きベクトル及びその信頼度を算出する。画像選択マップ生成部612は、動きベクトル及びその信頼度に基づき、画像選択マップを生成する。類似度重み係数算出部613は、画像選択マップに従って選択した画像の画素値に基づき、着目座標の周辺座標毎に類似度重み係数を算出する。加重加算平均処理部614は、類似度重み係数に基づき、着目座標及び周辺座標の動体尤度を加重加算平均処理し、補正動体尤度を算出する。
なお、本実施形態では、動体尤度算出部600が動体尤度を算出するものとして説明を行うが、動体尤度は動体尤度算出部600が算出する評価値の一例に過ぎず、動体尤度算出部600はフレーム間差分絶対値に基づいて他の種類の評価値を算出してもよい。また、フレーム間差分絶対値に基づく評価値の算出は、フレーム間の差分に基づいて評価値を算出する処理の一例に過ぎず、動体尤度算出部600は、フレーム間の差分の符号も考慮してもよい。
次に、図7を参照して、動体領域検出部202が実行する補正動体尤度算出処理について説明する。S701で、動体領域検出部202は、基準画像及び参照画像を取得する。基準画像及び参照画像の例を、図4(A)、図4(C)、図13(A)、及び図13(B)に示す。図4(A)は基準画像を示す図であり、図4(C)は参照画像(位置合わせ済み参照画像)を示す図である。また、図13(A)は、図4(A)の基準画像の人411周辺を簡略化した図であり、図13(B)は、図4(C)の参照画像の人421周辺を簡略化した図である。基準画像と参照画像とは異なる時刻に撮影されているため、撮影中に移動した被写体の位置は異なる。図4(A)及び図4(C)の例では、図4(A)の基準画像の人410は、図4(C)の人420の位置に移動し、図4(A)の基準画像の人411は、図4(C)の参照画像の人421の位置に移動している。同様に、図13(A)及び図13(B)の例では、図13(A)の基準画像の人411は、図13(B)の参照画像の人421の位置に移動している。動体領域検出部202は、このような移動している領域を動体領域として検出する。以下では、図13(A)及び図13(B)に示される画像領域に注目して説明を行うが、他の画像領域に対しても同様の処理が行われる。
図7に戻り、S702で、動体尤度算出部600は、図13(A)の基準画像と図13(B)の参照画像との間のフレーム間差分絶対値を画素毎に算出し、フレーム間差分絶対値に基づいて動体尤度を算出する。即ち、動体尤度算出部600は、基準画像及び参照画像が含む所定の撮影範囲の各位置についてフレーム間差分絶対値を算出し、動体尤度を算出する。例えば、動体尤度算出部600は、図8に示すような動体尤度算出カーブに基づいて動体尤度を算出する。図8の例では、フレーム間差分絶対値が大きくなるほど動体尤度が高くなるように動体尤度算出カーブが設計されている。この例では、動体尤度は0〜200の値で表現され、200が最も高い動体尤度である。動体尤度算出カーブには2つの閾値TH0及びTH1(0<TH0<TH1)が設定されている。TH0が0よりも大きい値に設定されているため、動体と背景の画素値の差が小さい場合に動体領域の検出に失敗する可能性があるが、ランダムノイズにより動体領域を誤検出する可能性を抑制することができる。
図13(A)〜(C)を参照して、動体尤度の例について説明する。図13(A)の基準画像には、道路の模様1301が含まれている。基準画像の人411は、図13(B)の参照画像においては人421に示す位置に移動しており、模様1301の一部と重なっている。人421の画素値と模様1301の画素値との差分は、人421の画素値と背景の画素値との差分よりも小さい。そのため、模様1301に重なっている人421の膝領域のフレーム間差分絶対値は、人421のその他の領域と比べて小さい値となる。その結果、図8のような動体尤度算出カーブにより動体尤度を算出した場合、図13(C)に示すように、模様1301に重なっている人421の膝領域の動体尤度は、他の領域に比べて小さい。なお、図13(C)では、各画素の動体尤度が画素値で表現されており、白に近い画素ほど動体尤度が大きく、黒に近い画素ほど動体尤度が小さい。人421の膝領域は、白と黒の中間の色(グレー)であり、白に近い色を持つ人421の他の領域に比べて動体尤度が小さい。
図7に戻り、S703で、動きベクトル算出部611は、図13(A)の基準画像と図13(B)の参照画像との間における動きベクトル及びその信頼度を算出する。動きベクトルの算出方法について、図9及び図10を参照して詳しく説明する。
図9は、動きベクトル算出部611が実行する動きベクトル算出処理のフローチャートである。図10は、ブロックマッチング法による動きベクトルの算出方法を示す図である。なお、本実施形態では、動きベクトルの算出方法の例として、ブロックマッチング法について説明するが、動きベクトルの算出方法はこれに限ったものではない。例えば、オプティカルフロー手法を用いてもよい。
S901で、動きベクトル算出部611は、図10に示すように、基準画像1001においてN×N画素の基準ブロック1002を配置する。S902で、動きベクトル算出部611は、図10に示すように、参照画像1003において、基準ブロック1002に対応する座標1004の周囲(N+n)×(N+n)画素を探索範囲1005として設定する。
S903で、動きベクトル算出部611は、探索範囲1005の様々な座標に存在するN×N画素の参照ブロックと基準ブロック1002との間の相関演算を行い、相関値を算出する。相関値は、基準ブロック1002及び参照ブロックの画素に対する、フレーム間差分絶対値和に基づき算出される。即ち、差分絶対値和の値が最も小さい座標が、最も相関値が高い座標となる。なお、相関値の算出方法は、差分絶対値和に限ったものではない。例えば、差分二乗和や正規相互相関値に基づき、相関値を算出してもよい。図10の例では、参照ブロック1006が最も相関が高いことを示している。
S904で、動きベクトル算出部611は、最も高い相関値を示す参照ブロックの座標に基づいて動きベクトルを算出する。図10の例では、基準ブロック1002に対応する座標1004から参照ブロック1006の中心座標へのベクトルが動きベクトルとして算出される。また、動きベクトル算出部611は、算出した動きベクトルの相関値を、動きベクトルの信頼度とする。従って、相関値が高い動きベクトルほど、その信頼度が高くなる。
S905で、動きベクトル算出部611は、基準画像1001の全画素について動きベクトルの算出が完了したか否かを判定する。全画素について動きベクトルの算出が完了した場合、本フローチャートの処理は終了し、そうでない場合、処理はS901に戻る。S901において基準ブロックが配置される座標は毎回変化する。従って、動きベクトル算出部611は、基準ブロック1002の位置を移動させながら、基準画像1001の全画素について動きベクトルの算出が完了するまで、S901〜S904の処理を繰り返す。その結果、基準画像1001の全画素について、動きベクトル及びその信頼度が算出される。尚、全画素の動きベクトルを算出するのではなく、一部の画素についてのみ動きベクトルを算出してもよい。
上述の動きベクトル算出処理により算出した動きベクトルの例を図13(D)に示す。なお、図13(D)には算出した全ての動きベクトルは図示されておらず、簡略化のために代表的な動きベクトルのみが図示されている。図13(D)の動きベクトルの始点は、図13(A)の基準画像の人411の位置であり、動きベクトルの終点は、図13(B)の参照画像の人421の位置である。また、人411及び人421以外の位置は、静止している背景のため、動きベクトルの長さは0である。
なお、動きベクトルは、前述の通りブロック単位の相関演算により算出される。そのため、画素単位のフレーム間差分絶対値とは異なり、領域(画素の集合)に基づいて動きを検出することが可能である。そのため、図13(C)に示すように移動被写体の一部として動体尤度が小さい(フレーム間差分絶対値が小さい)領域が存在している場合であっても、実際の動きに近い動きベクトルを算出することが可能である。
図7に戻り、S704で、画像選択マップ生成部612は、動きベクトル及びその信頼度に基づき、画像選択マップを生成する。画像選択マップ生成部612が実行する画像選択マップ生成処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
S1101で、画像選択マップ生成部612は、画像選択マップの全体(全ての位置)において、基準画像を選択するように初期化する。S1102で、画像選択マップ生成部612は、動きベクトル算出部611が算出した動きベクトル及びその信頼度を取得する。
S1103で、画像選択マップ生成部612は、S1102で取得した動きベクトルのうち、長さが所定値以下(閾値以下)の動きベクトルを削除する。図13(D)の例では、人以外の静止している領域である背景領域の動きベクトルを削除する。
S1104で、画像選択マップ生成部612は、S1102で取得した動きベクトルのうち、信頼度が所定値以下(閾値以下)の動きベクトルを削除する。信頼度が低い動きベクトルを用いた場合、間違った類似度算出画像の選択処理をしてしまう可能性がある。そのため、信頼度が低い動きベクトルを削除する。
S1105で、画像選択マップ生成部612は、画像選択マップにおいて、残存している動きベクトルの終点座標の設定を、参照画像を選択するように変更する。こうして得られた画像選択マップの例を図13(E)に示す。図13(E)において、白の画素は基準画像を選択することを示し、黒の画素は参照画像を選択することを示す。図13(E)の画像選択マップに基づく類似度算出画像の例を図13(F)に示す。図示されるように、人421の画素については図13(B)の参照画像から画素値が選択され、それ以外の画素については図13(A)の基準画像から画素値が選択される。
なお、画像選択マップ生成部612は、画像選択マップを類似度重み係数算出部613へ出力すればよく、類似度算出画像を実際に生成する必要はない。また、上の説明では、動きベクトルの終点座標以外の位置については基準画像が選択されるものとしたが、移動被写体が基準画像及び参照画像の両方に存在しない位置については、基準画像及び参照画像のいずれを選択してもよい。一般化すると、画像選択マップ生成部612は、移動被写体が基準画像には存在し参照画像には存在しない位置については基準画像の画素値を選択し、移動被写体が参照画像には存在し基準画像には存在しない位置については参照画像の画素値を選択する。また、画像選択マップ生成部612は、移動被写体が基準画像及び参照画像の両方に存在しない位置については基準画像の画素値を選択してもよいし、参照画像の画素値を選択してもよい。また、移動被写体の移動量が小さい場合、移動被写体が基準画像及び参照画像の両方に存在する位置が発生する可能性がある。この場合、画像選択マップ生成部612は、移動被写体が基準画像及び参照画像の両方に存在する位置については基準画像の画素値を選択してもよいし、参照画像の画素値を選択してもよい。
図7に戻り、S705で、類似度重み係数算出部613は、画像選択マップに従って画素毎に基準画像又は参照画像を選択し、選択した画像の画素値に基づいて、画素毎に類似度重み係数を算出する。なお、前述の通り図13(F)の類似度算出画像を実際に生成する必要はないが、画像選択マップに従って画素毎に基準画像又は参照画像を選択し、選択した画像の画素値を取得すれば、結果的に類似度算出画像の各画素の画素値が得られる。
図12(A)〜(C)を参照して、類似度重み係数の算出方法について具体的に説明する。図12(A)は、類似度算出に用いる画素の位置関係を示す図であり、小さい四角が1画素を示している。また、黒塗りの画素は、着目画素(補正の対象位置)を示し、白塗りの画素は、周辺画素を示す。着目画素は、類似度算出画像のいずれかの画素に対応する。
図12(B)は、画素値の類似度を類似度重み係数に変換する類似度重み係数カーブを示す図である。図12(C)は、着目画素の類似度重み係数を示す図である。類似度重み係数算出部613は、まず、式(4)に従い、図12(A)に示す24の周辺画素それぞれについて、着目画素の画素値との差分絶対値に基づいて類似度Siを算出する。なお、類似度とは、着目画素の画素値と周辺画素の画素値が似ている度合いを示す評価値である。
Si=1÷(|Yc−Ysi|+|Uc−Usi|+|Vc−Vsi|) ・・・(4)
ここで、Ycは着目画素の輝度値、Uc及びVcは着目画素の色差値を示し、Ysiは周辺画素の輝度値、Usi及びVsiは周辺画素の色差値を示す。つまり、着目画素の画素値と周辺画素の画素値の差分絶対値が大きいほど、類似度Siは小さくなり、着目画素の画素値と周辺画素の画素値の差分絶対値が小さいほど、類似度Siは大きくなる。なお、式(4)の分母が0の場合、即ち、着目画素の画素値と周辺画素の画素値の差分絶対値が0の場合、類似度Siは1.0であるものとする。
次に、類似度重み係数算出部613は、24の周辺画素それぞれの類似度について、図12(B)に示す類似度重み係数算出カーブに基づき、図12(C)に示すような類似度重み係数を算出する。ここで、着目画素の類似度重み係数は、例えば1.0のような固定値とする。図12(B)の例では、類似度が大きくなるほど類似度重み係数が大きくなるように類似度重み係数算出カーブを設定している。図12(B)で示す類似度重み係数は、0.0〜1.0の値で表現され、1.0が最も大きい。
類似度重み係数算出部613は、類似度算出画像の各画素を着目画素として、上記の手順に従って類似度重み係数を算出する。その結果、類似度算出画像の各画素について、図12(C)に示すような5×5=25の類似度重み係数が得られる。なお、上の説明では、周辺画素の数を24としたが、周辺画素の数はこれに限定されず、より多い周辺画素を参照してもよいし、より少ない周辺画素しか参照しなくてもよい。
図7に戻り、S706で、加重加算平均処理部614は、類似度算出画像の各画素の類似度重み係数に基づき、図13(C)の各位置の動体尤度を加重加算平均処理し、補正動体尤度を算出する(補正評価値生成処理)。例えば、加重加算平均処理部614は、図13(C)の動体尤度を、各位置の動体尤度を画素値として持つ画像(動体尤度画像)として扱う。そして、加重加算平均処理部614は、動体尤度画像の着目座標及び周辺座標の画素値(動体尤度)に類似度重み係数を積和演算し、類似度重み係数の総和で除算する。これにより、着目画素の補正画素値、即ち補正動体尤度が得られる。加重加算平均処理部614は、動体尤度画像の各画素を着目画素として、補正動体尤度の算出を行う。これにより、動体尤度画像の各画素の補正画素値、即ち補正動体尤度が得られる。S706の処理により得られた補正動体尤度の例を図13(G)に示す。
ところで、図12(B)の類似度重み係数算出カーブの例では、類似度が小さいほど類似度重み係数が小さく、類似度が0.2未満の場合に類似度重み係数が0となっている。これは、類似度が小さい周辺画素の動体尤度を除外し、類似度が大きい周辺画素の動体尤度のみを加重加算平均処理することにより、移動被写体周辺の静止被写体の動体尤度が高くなってしまうことを抑制するためである。換言すると、加重加算平均処理部614は、対象位置について選択された画素値と周辺位置について選択された画素値との類似度が小さいほど周辺位置の動体尤度の合成比率が小さくなるように、対象位置の動体尤度と周辺位置の動体尤度とを合成する。
この点を更に詳細に説明すると、図13(A)〜(B)の例では、基準画像の人411及び参照画像の人421を動体領域として検出することが正しい検出結果である。しかしながら、前述の通り、人421の膝領域については、動体尤度が他の領域よりも低い(図13(C)参照)。そこで、加重加算平均処理部614は、周辺画素の動体尤度を用いた加重加算平均処理により、動体尤度を補正する。しかしながら、周辺画素の類似度を考慮せずに動体尤度を加重加算平均した場合、人411又は人421の周辺領域に存在する静止被写体である背景まで動体尤度が高くなってしまう可能性がある。そこで、類似度重み係数算出部613は、画像選択マップに基づき、人421の領域については参照画像を用い、それ以外の領域については基準画像を用いて類似度及び類似度重み係数を算出する。類似度の算出に用いる画像を領域毎に変更することにより、動体尤度と類似度の算出に用いる画像との整合を取ることができる。加重加算平均処理部614は、類似度が大きい周辺画素の動体尤度のみを加重加算平均処理することにより、画素値が類似している同じ被写体内の動体尤度を用いて着目画素の動体尤度を補正することができる。その結果、移動被写体周辺の静止被写体の動体尤度が高くなってしまうことを抑制することができる。また、図13(C)に示すように動体尤度が小さくなってしまった人421の膝領域については、動体尤度が大きくなる方向に補正することができる。
以上の処理により、補正動体尤度が得られる。その後、前述の通り、補正動体尤度に基づいて基準画像及び参照画像の合成処理が画素毎に(即ち、撮影範囲の各位置について)行われる(図3のS304参照)。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、撮像装置100は、基準画像と参照画像(位置合わせ済み参照画像)との間のフレーム間差分絶対値に基づいて動体尤度(評価値)を算出する。また、撮像装置100は、基準画像と参照画像との間における動きベクトルを算出し、動きベクトルに基づいて画像選択マップを生成し、画像選択マップに基づいて選択された基準画像又は参照画像の画素値に基づいて類似度重み係数を算出する。そして、撮像装置100は、類似度重み係数に基づいて動体尤度を補正することにより、補正動体尤度(補正評価値)を得る。これにより、動体尤度の精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、基準画像から参照画像への動きベクトルを算出する例を説明したが、算出する動きベクトルの方向はこれに限ったものではない。例えば、動きベクトル算出部611は、参照画像から基準画像への動きベクトルを算出してもよい。この場合、図11のS1105で、画像選択マップ生成部612は、画像選択マップにおいて、残存している動きベクトルの始点座標の設定を、参照画像を選択するように変更する。
また、本実施形態では、類似度重み係数が0.0〜1.0の多値の範囲を持つ例について説明したが、類似度重み係数は、0.0及び1.0といった2値で表現してもよい。この場合、加重加算平均処理部614において、重み係数の乗算処理が不要になるため、処理量を減らすことができる。
また、本実施形態では、着目画素が1画素の例について説明をしたが、複数の画素を着目領域として動体尤度を補正してもよい。この場合、類似度重み係数算出部613は、着目領域の平均画素値と周辺領域の画素値との差分絶対値に基づき類似度を算出する。
また、本実施形態では、ランダムノイズを低減する画像合成処理のために補正動体尤度を使用する例について説明をしたが、補正動体尤度の用途はこれに限ったものではない。例えば、異なる露出で撮影した複数枚の画像を合成することによりダイナミックレンジを拡大するHDR合成処理のために補正動体尤度を使用してもよい。この場合、異なる露出で撮影した基準画像と参照画像との明るさレベルを合わせ、動体領域検出部202に入力することにより、補正動体尤度を算出することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…撮像装置、202…動体領域検出部、600…動体尤度算出部、610…動体尤度補正部、611…動きベクトル算出部、612…画像選択マップ生成部、613…類似度重み係数算出部、614…加重加算平均処理部

Claims (10)

  1. 第1の画像及び第2の画像が含む所定の撮影範囲の各位置の評価値を、前記撮影範囲の各位置における前記第1の画像の画素値と前記第2の画像の画素値の差分に基づいて取得する取得手段と、
    前記撮影範囲の各位置において前記第1の画像と前記第2の画像との間の動きベクトルを検出することにより、前記第1の画像と前記第2の画像との間で移動した被写体の前記第1の画像における位置及び前記第2の画像における位置を検出する検出手段と、
    前記撮影範囲の各位置について前記第1の画像の画素値又は前記第2の画像の画素値を選択する選択手段であって、前記被写体が前記第1の画像には存在し前記第2の画像には存在しない位置については前記第1の画像の画素値を選択し、前記被写体が前記第2の画像には存在し前記第1の画像には存在しない位置については前記第2の画像の画素値を選択する、選択手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、対象位置の前記評価値と前記対象位置の周辺位置の前記評価値とを合成することにより補正評価値を生成する補正評価値生成手段であって、前記選択手段により前記対象位置について選択された画素値と前記周辺位置について選択された画素値との類似度が第1の度合いの場合、前記第1の度合いよりも大きい第2の度合いの場合よりも前記周辺位置の前記評価値の合成比率が小さくなるように前記合成を行う、補正評価値生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記評価値として、前記差分の絶対値が第1の値の場合、前記第1の値よりも大きい第2の値の場合よりも小さい値を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮影範囲の各位置において、対象位置の前記補正評価値に基づいて前記第1の画像の画素値と前記第2の画像の画素値とを合成することにより合成画像を生成する合成画像生成手段を更に備え、
    前記合成画像生成手段は、前記対象位置の前記補正評価値が第3の値の場合、前記第3の値よりも大きい第4の値の場合よりも前記対象位置における前記第1の画像の画素値の合成比率と前記第2の画像の画素値の合成比率との差が小さくなるように前記合成を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記合成画像生成手段は、前記対象位置の前記補正評価値が前記第4の値の場合、前記合成画像の画素値として前記第1の画像の画素値を用いる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記選択手段は、前記被写体が前記第1の画像及び前記第2の画像の両方に存在する位置、及び前記被写体が前記第1の画像及び前記第2の画像の両方に存在しない位置については前記第1の画像の画素値を選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記検出した動きベクトルのうち第1の閾値以下の大きさを持つ動きベクトルは用いずに、前記被写体の前記第1の画像における位置及び前記第2の画像における位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記検出手段は、前記検出した動きベクトルの各々の信頼度を取得し、前記検出した動きベクトルのうち第2の閾値以下の信頼度を持つ動きベクトルは用いずに、前記被写体の前記第1の画像における位置及び前記第2の画像における位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記第1の画像及び前記第2の画像を生成する撮像手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    第1の画像及び第2の画像が含む所定の撮影範囲の各位置の評価値を、前記撮影範囲の各位置における前記第1の画像の画素値と前記第2の画像の画素値の差分に基づいて取得する取得工程と、
    前記撮影範囲の各位置において前記第1の画像と前記第2の画像との間の動きベクトルを検出することにより、前記第1の画像と前記第2の画像との間で移動した被写体の前記第1の画像における位置及び前記第2の画像における位置を検出する検出工程と、
    前記撮影範囲の各位置について前記第1の画像の画素値又は前記第2の画像の画素値を選択する選択工程であって、前記被写体が前記第1の画像には存在し前記第2の画像には存在しない位置については前記第1の画像の画素値を選択し、前記被写体が前記第2の画像には存在し前記第1の画像には存在しない位置については前記第2の画像の画素値を選択する、選択工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、対象位置の前記評価値と前記対象位置の周辺位置の前記評価値とを合成することにより補正評価値を生成する補正評価値生成工程であって、前記選択工程により前記対象位置について選択された画素値と前記周辺位置について選択された画素値との類似度が第1の度合いの場合、前記第1の度合いよりも大きい第2の度合いの場合よりも前記周辺位置の前記評価値の合成比率が小さくなるように前記合成を行う、補正評価値生成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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