JP6979815B2 - データ管理装置、連続体処理管理システム、及びデータ管理処理方法 - Google Patents

データ管理装置、連続体処理管理システム、及びデータ管理処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、液体、気体等の連続体に対する一連の処理における複数の状態検出ポイントで取得された連続体に関する検出データを管理するデータ管理装置等に関する。
近年、工場設備や現場に設置された機器、センサ等から収集した現場データを一括管理することが可能なデータ管理システムが提供されている。従来は、このように収集したデータを、現場設備の状態をリアルタイムに運用者のユーザ端末の画面に表示して現場を監視する集中監視システムなどに利用してきた。
これに対して、最近は、情報通信技術の向上により、収集した大量のセンサや機器のデータを、設備の予兆検知、製品品質に問題が生じた場合のトレーサビリティ、根本原因分析等へ活用するニーズが増えてきている。
このような大量データの分析を行う際には、データを様々な観点で抽出する必要がある。データを抽出する方法の例としては、特定のセンサデータを時系列順に並べたり、同一時刻で複数のセンサデータを並べたりといった単純なものに加え、特定の製品に紐づく各工程のセンサデータをトレースして抽出したりするものもある。
例えば、特許文献1には、トレースが困難な流体である水のトレーサビリティを可能にするシステムが開示されており、このシステムでは、水処理場の一連の処理プロセスにおいて、特定の日時、プロセスが指定されると、その時点・箇所の水質情報だけでなく、それ以前の処理プロセスでの水質情報を、時間を遡ってトレースし、これらの情報を一覧表示することができる。
特開2006−43606号公報
処理プロセスにおけるデータ分析を行う際には、分析者や分析アプリケーションは様々な角度でデータを眺めて異常点を検出しようとするため、様々な日時や箇所(プロセス)を対象としてトレーサビリティ情報を、短時間で大量に取得できる必要がある。
これに対して、特許文献1の技術では、ユーザからのトレーサビリティ情報要求をトリガーとして、現場データや設備情報の検索、及び計算を繰り返すことにより、必要なトレーサビリティ情報を抽出しており、1回のトレーサビリティ情報の抽出作業に大きな負荷がかかってしまう。
特に、年々収集するデータ量が増加していく傾向にあるため、このように増加したデータに対する検索及び計算を実行するための処理負荷が大きくなってしまう問題がある。また、このような状況において、短時間で大量の要求を処理するためには、多くの計算機リソースが必要となるという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、連続体の処理を実行する処理システムにおける、所望の日時及び箇所に存在する連続体の対象物に関するトレーサビリティ情報を抽出する際の処理負荷を低減することのできる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、一観点に係るデータ管理装置は、所定の連続体に対する一連の処理における複数の状態検出ポイントで逐次検出された連続体に関する検出データを管理するデータ管理装置であって、複数の状態検出ポイントにおいて逐次検出される検出データを取得するデータ取得部と、複数の状態検出ポイントのそれぞれの検出データと、それぞれの状態検出ポイントとつながる状態検出ポイントである接続状態検出ポイントを特定可能なポイント特定情報と、状態検出ポイントと接続状態検出ポイントとの間を連続体が通過する経過時間とを対応付けた検出データ管理情報を記憶装置に記憶させるデータ登録部と、を備える。
本発明によれば、連続体の処理を実行する処理システムにおける、所望の日時及び箇所に存在する連続体の対象物に関するトレーサビリティ情報を抽出する際の処理負荷を低減することができる。
図1は、第1実施形態に係る水処理管理システムの全体構成図である。 図2は、第1実施形態に係るデータ管理サーバのハードウェア構成図である。 図3は、第1実施形態に係るトレース情報管理テーブルの構成図である。 図4は、第1実施形態に係る設備情報管理テーブルの構成図である。 図5は、第1実施形態に係るセンサデータ管理テーブルの構成図である。 図6は、第1実施形態に係るデータ登録処理のフローチャートである。 図7は、第1実施形態に係るトレーサビリティ情報作成表示処理のフローチャートである。 図8は、第2実施形態に係る水処理管理システムの全体構成図である。 図9は、第2実施形態に係るセンサデータ管理テーブルの構成図である。 図10は、第2実施形態に係る経過時間管理テーブルの構成図である。 図11は、第2実施形態に係るデータ登録処理のフローチャートである。 図12は、第2実施形態に係るトレーサビリティ情報表示処理のフローチャートである。 図13は、第3実施形態に係るセンサデータ管理テーブルの構成図である。
実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
以下の説明では、「AAAテーブル」の表現にて情報を説明することがあるが、情報は、どのようなデータ構造で表現されていてもよい。すなわち、情報がデータ構造に依存しないことを示すために、「AAAテーブル」を「AAA情報」と呼ぶことができる。
まず、第1実施形態に係る連続体処理管理システムの一例である水処理管理システムについて説明する。
図1は、第1実施形態に係る水処理管理システムの全体構成図である。
水処理管理システム1は、データ管理装置の一例としてのデータ管理サーバ100と、ユーザ端末10と、管理者端末20と、処理システムの一例としての現場システム50とを備える。データ管理サーバ100は、通信路30を介して、ユーザ端末10、管理者端末20と相互に接続されている。また、データ管理サーバ100は、通信路40を介して、現場システム50と相互に接続されている。通信路30と、通信路40とは、それぞれ、WAN(Wide Area Network)であっても、LAN(Local Area Network)であってもよい。また、通信路30と通信路40は、同一の通信路として構成してもよい。
ユーザ端末10は、トレーサビリティ情報を入手したい運用者が、データ管理サーバ100にアクセスするために使用する端末である。管理者端末20は、水処理管理システム1のシステム全体を管理するシステム管理者(以下、管理者ともいう)が、データ管理サーバ100内の設備に関する情報を参照、更新、追加、削除等する管理業務を行うために使用する端末である。
現場システム50は、水処理を行うプラント(水処理プラント)に配置されたシステムである。水処理プラントとしては、例えば、浄水処理プラントである。浄水処理プラントは、例えば、着水井、凝集沈殿池、ろ過池、塩素消毒設備等の設備(処理プロセス)を有する。現場システム50は、1以上のコントローラ52と、1以上のセンサ53と、ゲートウェイ51とを備える。センサ53は、例えば、水処理プラントの処理プロセスの各設備に内蔵、又は外付けされており、各設備における水に関する各種データ(例えば、流量、流速、温度、pH等)を検出し、コントローラ52に送信する。コントローラ52は、水処理プラントの設備を統括制御する。コントローラ52は、コントローラ52内の制御実績に関するデータや、センサ53により検出された検出データ(センサデータ)等のデータ(現場データ)をゲートウェイ51に送信する。ゲートウェイ51は、通信路40を介して、コントローラ52から収集した現場データをデータ管理サーバ100に送信する。
データ管理サーバ100は、ユーザインタフェース(I/F)105、管理者インタフェース(I/F)106、条件受付部、情報取得部、及び出力部の一例としてのトレース情報取得部107、データ登録部の一例としてのデータ格納部108、変化検知部及び経過時間決定部の一例としてのデータ変換部109、経過時間算出部110、データ取得部の一例としてのデータ受信部111、通信インタフェース(I/F)112、トレース情報管理テーブル113、設備情報管理テーブル114、及び検出データ管理情報の一例としてのセンサデータ管理テーブル115を備える。
ユーザI/F105は、ユーザ端末10からトレーサビリティ情報要求を受信するためのインタフェースである。ユーザI/F105は、ユーザ端末10からトレーサビリティ情報要求を受け取ると、トレース情報取得部107に対し、トレーサビリティ情報作成を指示する。管理者I/F106は、管理者端末20から設備情報の管理業務を受け付けるためのインタフェースである。管理者I/F106は、管理者端末20からの管理者の要求に従って設備情報管理テーブル114の情報を更新する。
トレース情報取得部107は、ユーザI/F105からトレーサビリティ情報作成の指示を受け取ると、トレーサビリティ情報要求に従って、センサデータ管理テーブル115を検索し、トレーサビリティ情報を作成し、トレース情報管理テーブル113に格納し、ユーザ端末10に表示するトレーサビリティ画面の情報を作成する。トレース情報取得部107による詳細な処理については、図7を参照して後述する。
通信I/F112は、現場システム50のゲートウェイ51から送信される送信パケットを受信するためのインタフェースである。通信I/F112は、ゲートウェイ51から受信したパケットをデータ受信部111に渡す。
データ受信部111は、通信I/F112から受け取ったパケットから現場データを再構築して、各種データ処理やデータベースへの格納処理に利用できるようにし、データ変換部109に渡す。
データ変換部109は、受け取った現場データのうちのセンサデータに対し、このセンサデータが取得された箇所(処理プロセス)(取得チェックポイントという)の前の箇所(前チェックポイント)に設けられた設備の設備ID(ポイント特定情報の一例)と、前チェックポイントから取得チェックポイントに水が到達する経過時間とを含む情報(前チェックポイント情報)を付与してデータ格納部108に渡す。また、データ変換部109は、例えば、現場データのうちの流量に関するセンサデータや、設備のメンテナンス情報のデータ等の、前チェックポイントから取得チェックポイントまでの経過時間に影響を及ぼすデータを常時監視しており、監視しているデータが事前に設定された再計算条件を満たしたことを検知したら、経過時間算出部110に前チェックポイントからの経過時間を再計算させ、再計算により得られた経過時間に基づいてデータ変換部109の内部で保持している前チェックポイントからの経過時間を更新する。
データ格納部108は、データ変換部109から渡されたセンサデータと、センサデータに対して付与された前チェックポイント情報とをセンサデータ管理テーブル115に格納する。経過時間算出部110は、データ変換部109からの指示に応じて、データ変換部109から渡されたセンサデータ、設備情報管理テーブル114やセンサデータ管理テーブル115に蓄積されている過去のセンサデータや設備情報を参照し、前チェックポイントからの最新の経過時間を算出し、データ変換部109に返す。データ変換部109の詳細な処理については、図6を参照して後述する。
トレース情報管理テーブル113、設備情報管理テーブル114、及びセンサデータ管理テーブル115については、図3〜図5を用いて後述する。
次に、データ管理サーバ100のハードウェア構成について説明する。
図2は、第1実施形態に係るデータ管理サーバのハードウェア構成図である。
データ管理サーバ100は、ホストCPU(Central Processing Unit)201、ホストメモリ202、周辺インタフェース(I/F)203、記憶装置204、通信インタフェース112、及びバス206を備える。ホストCPU201、ホストメモリ202、周辺I/F203、記憶装置204、及び通信I/F112は、バス206を介して相互にデータ交換可能に接続されている。
ホストCPU201は、記憶装置204に保持されているプログラムを実行する。ホストメモリ202は、例えば、揮発性記憶装置であり、ホストCPU201がプログラムを実行する際において、ワーキングメモリ及び入出力データの一時バッファとして用いられる。周辺I/F203は、マウス、キーボード、モニタ等の入出力装置や、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部ストレージ等の各種周辺機器をデータ管理サーバ100に接続するためのインタフェースである。記憶装置204は、磁気ディスク装置、フラッシュROM(Read Only Memory)等から構成され、OS(Operating System)、各種ドライバ、各種アプリケーションプログラムや、プログラムで使用される各種情報(例えば、管理者または保守者によって設定される情報等)を格納する。記憶装置204は、例えば、トレース情報管理テーブル113、設備情報管理テーブル114、及びセンサデータ管理テーブル115を格納する。
通信I/F112は、データ管理サーバ100が通信路30,40を介してユーザ端末10、管理者端末20、現場システム50と通信を行う際のインタフェースを提供する。通信I/F112は、2つ以上あってもよい。
ここで、図1におけるトレース情報取得部107、データ格納部108、データ変換部109、経過時間算出部110、及びデータ受信部111は、例えば、ホストCPU201が記憶装置204のプログラムを実行することにより構成される。なお、トレース情報取得部107、データ格納部108、データ変換部109、経過時間算出部110、及びデータ受信部111の少なくとも一部の機能をハードウェア回路で実現するようにしてもよい。
次に、トレース情報管理テーブル113について説明する。
図3は、第1実施形態に係るトレース情報管理テーブルの構成図である。
トレース情報管理テーブル113は、トレーサビリティ情報要求に対応して検出された特定の日時及び特定の場所におけるセンサデータの内容を示すレコードを格納する。トレース情報管理テーブル113のレコードは、要求ID301、指定日時302、指定場所303、及び表示情報304のフィールドを有する。
要求ID301には、ユーザ端末10から送信される各トレーサビリティ情報要求を一意に識別するための識別子(要求ID)が格納される。要求ID301の要求IDが同一であるレコード(図3の例では、1番目〜6番目のレコード)は、同一のトレーサビリティ情報要求に対応する情報であることを表す。指定日時302には、トレーサビリティ情報のタイムスタンプ(日時)が格納される。指定場所303には、トレーサビリティ情報が生成された場所を示す情報が格納される。表示情報304には、指定日時302の日時、及び指定場所303の場所で観測されたセンサデータのセンサ値等が格納される。
トレース情報管理テーブル113は、データ管理サーバ100が出荷された初期状態においては、何も情報が格納されておらず、ユーザ端末10からトレーサビリティ情報要求を受信した場合に、トレース情報取得部107により、レコードが追加される。
次に、設備情報管理テーブル114について説明する。
図4は、第1実施形態に係る設備情報管理テーブルの構成図である。
設備情報管理テーブル114は、水処理プラントにおける各種設備ごとに対応するレコードを格納する。設備情報管理テーブル114のレコードは、設備ID401、設備タイプ402、設備名403、設備状態404、及び設備仕様405のフィールドを含む。
設備ID401には、各設備を一意に識別するための識別子(設備ID)が格納される。ここで対象とする設備としては、水処理の処理プロセスを行う設備のほかに、その設備に設けられるセンサ等も含まれる。設備タイプ402には、設備の分類が格納される。設備名403には、レコードに対応する設備の名称が格納される。設備状態404には、レコードに対応する設備の稼働状態が格納される。稼動状態としては、設備が稼働している状態を示す「稼動中」や、設備がメンテナンスされている状態を示す「メンテナンス中」等がある。設備仕様405には、レコードに対応する設備の仕様情報が格納される。仕様情報としては、例えば、設備が処理プロセスを行う設備であれば、その設備の容積等があり、例えば、設備がセンサであれば、センサによるセンサ値の単位等がある。この仕様情報は、例えば、経過時間算出部110がこの設備を水が通過するために要する経過時間を算出する際に利用される。
設備情報管理テーブル114は、例えば、現場システム50が新たに構築された時に、システム管理者によって管理者端末20経由で作成され、現場システム50の運転開始後は、現場設備(センサも含む)の追加や入れ替えなどが発生した際や、定期メンテナンスや故障などによって現場設備の稼働状態が変更された際等に、システム管理者によって変更される。
次に、センサデータ管理テーブル115について説明する。
図5は、第1実施形態に係るセンサデータ管理テーブルの構成図である。
センサデータ管理テーブル115は、各センサが逐次取得するセンサデータ毎に対応するレコードを格納する。センサデータ管理テーブル115のレコードは、タイムスタンプ501、設備ID502、センサ値503、前チェックポイント設備ID504、及び経過時間505のフィールドを含む。
タイムスタンプ501は、レコードに対応するセンサデータが観測(検出)された日時情報(タイムスタンプ)が格納される。設備ID502には、レコードに対応するセンサデータを観測した設備(センサ)の識別子(設備ID)が格納される。図5の例では、設備ID502に格納される設備IDは、設備情報管理テーブル114の設備ID401に格納される設備IDと共通のものとなっている。センサ値503には、レコードに対応するセンサデータ、すなわち、センサによって現場で観測されたセンサ値が格納される。なお、センサ値503のセンサ値の単位などの仕様情報は、レコードの設備IDに対応する設備情報管理テーブル114のレコードの設備仕様405に格納されている。前チェックポイント設備ID504には、レコードに対応するセンサデータが観測された設備が設置されている処理プロセス(状態検出ポイント)の前(例えば、直前)の処理プロセス(状態検出ポイント:接続状態検出ポイント)に設置された同種の設備を示す識別子が格納される。経過時間505には、現場システム50の処理対象である水が、レコードの前チェックポイント設備ID504の設備IDが示す設備が配置された処理プロセス(状態検出ポイント)を通過してから、レコードの設備ID502の設備IDが示す設備の処理プロセス(接続状態検出ポイント)を通過するまでの経過時間が格納される。
例えば、図5に示すセンサデータ管理テーブル115の1番目のレコードは、時刻「2017-03-01 12:00:00.000」に、設備ID「9」、すなわち、「1系ろ過池出口pHメータ」(図4の設備情報管理テーブル114を参照)で観測されたセンサ値が「7.0」であり、その一つ前の処理プロセスの設備の設備IDが「9」、すなわち「1系凝集沈殿池pHメータ」であり、1系凝集沈殿池pHメータから1系ろ過池出口pHメータまでの経過時間が「1:00:00」、換言すると、1系ろ過池出口pHメータに到達した水は、1時間前に1系凝集沈殿値pHメータを通過していることを表している。このレコードによると、このレコードが示すセンサ値の一つ前の処理プロセスのセンサ値のレコードを取得する場合には、センサデータ管理テーブル115から、設備IDが「9」であり、且つタイムスタンプが1時間前の「2017-03-01 11:00:00.000」であるレコードを取得すればよい。したがって、1つ前の処理プロセスのセンサ値を同一のテーブル内で容易に検出することができ、処理負荷を低減することができる。
なお、図5に示すセンサデータ管理テーブル115では、水処理プラントにおいて、各設備の一つ前の処理プロセスが、一意の処理プロセスに特定できるものと想定した例を示しているが、例えば、水処理プラントが同一の処理プロセスを多重化して構築している場合には、或る設備に対して、前チェックポイントの設備が複数存在する場合があるが、この場合には、レコード内に「前チェックポイント」及び「経過時間」のフィールドの組を複数用意し、そのフィールドに情報を格納するようにすればよい。なお、この場合は、或る設備ID及び日時を起点としたトレーサビリティ情報は、複数の前チェックポイントのそれぞれを辿って取得されるセンサデータの集合、すなわち、過去の方向にツリー状に広がる形のセンサデータの集合となる。
次に、データ管理サーバ100の処理動作について説明する。
図6は、第1実施形態に係るデータ登録処理のフローチャートである。
データ登録処理は、データ管理サーバ100が、現場システム50からセンサデータを受信した場合に実行される。センサデータは、例えば、センサ53により観測した時間を示すタイムスタンプと、センサ53を示す設備IDと、センサ53により観測されたセンサ値とを含む。
まず、データ管理サーバ100のデータ変換部109は、通信I/F112及びデータ受信部111を介してセンサデータを受信すると、センサデータのうち、経過時間に影響を与えるセンサデータ(流量値など)や、設備情報管理テーブル114に格納されている現場設備情報(設備リプレースやメンテナンスなど)をチェックし(ステップ601)、そのセンサデータが観測されたチェックポイントまでの経過時間を再計算すべきか否かを判断する(ステップ602)。なお、データ変換部109が設備情報管理テーブル114を直接監視して経過時間を再計算すべきか否かを判断するようにしているが、例えば、データ変換部109が、設備情報管理テーブル114の設備情報の変更時に管理者I/F106からの通知を受けるようにしておき、通知を受けたか否かにより、経過時間を再計算すべきか否かを判断するようにしてもよい。
ここで、データ変換部109がチェック対象とすべき情報や再計算をすべきか否かの判断条件は、例えば、データ管理サーバ100のシステム構築時に予め設定されていてもよく、また、例えば設定ファイルやデータベースによって管理しておき、システム管理者によって後から変更可能としてもよい。また、再計算をすべきか否かの判断条件については、センサデータの値が所定の閾値を超えるとの条件(例えば、水の流量値が所定の閾値を超えたこと)であってもよく、例えば、センサデータについて移動平均や累積値などを考慮した条件であってもよく、また、これらに限定されない。
この結果、経過時間の再計算が不要である場合(ステップ602:NO)には、データ変換部109は、処理をステップ604に進める。一方、経過時間の再計算が必要である場合(ステップ602:YES)には、データ変換部109は、経過時間算出部110にこの設備IDの設備についての経過時間の再計算を指示し、指示を受けた経過時間算出部110は、設備情報管理テーブル114の設備の容積などの仕様情報や、センサデータ管理テーブル115の過去のセンサデータや最新のセンサデータを用いて経過時間を算出し、データ変換部109が内部に保持している経過時間を、算出した経過時間に更新し(ステップ603)、処理をステップ604に進める。これにより、チェックポイント間の経過時間を処理プラントの状況に応じて適切に変更することができる。
なお、経過時間算出部110がその時点の最新のセンサ値(例えば、流量、流速等)に基づいて算出する経過時間(算出経過時間)は、厳密にいうと、その時点における経過時間ではなく、その時点のセンサ値の状態が維持された場合における経過時間となる場合がある。すなわち、算出経過時間は、その算出経過時間が経過した時点での経過時間を示す場合がある。したがって、その時点から、算出経過時間が経過するまでの間においては、実際の経過時間は、直前の経過時間と算出経過時間との間の時間となる。
このことを考慮すると、例えば、多少の誤差が許容される場合においては、算出経過時間を、その時点の直後からの経過時間としてもよく、また、算出経過時間を経過するまでは、直前の経過時間を用い、算出経過時間を経過した後から算出経過時間を経過時間としてもよい。
一方、経過時間をより高精度に維持する必要がある場合には、その時点から、算出経過時間が経過するまでの間においては、直前の経過時間から算出経過時間へ所定の変化をするものとして、この変化を示す式(例えば、線形式)に基づいて各時点の経過時間を算出するようにしてもよい。この場合には、データ変換部109は、経過時間を算出するために必要な情報を内部に保持しておくようにすればよい。
ステップ604では、データ変換部109は、センサデータに対し、前チェックポイントの設備ID及び経過時間を付与した登録用データを作成し、データ格納部108に渡す。なお、前チェックポイントの設備IDは、例えば、現場システム50から予め取得するようにしてもよく、また、設備情報管理テーブル114のレコードに、各設備に対する前のチェックポイントの設備IDを格納するようにしておき、設備情報管理テーブル114から取得するようにしてもよい。次いで、データ格納部108は、渡された登録用データを用いてセンサデータ管理テーブル115にレコードを登録する(ステップ605)。
次に、トレーサビリティ情報作成表示処理について説明する。
図7は、第1実施形態に係るトレーサビリティ情報作成表示処理のフローチャートである。
トレーサビリティ情報作成表示処理は、例えば、データ管理サーバ100が、ユーザ端末10から、トレーサビリティ情報要求を受信した場合に実行される。トレーサビリティ情報要求は、例えば、トレーサビリティ情報を表示させる対象となる日時(指定日時)と、表示させる対象となる設備名(指定場所:チェックポイント)とを含む。なお、トレーサビリティ情報要求において、設備名に代えて、設備IDとしてもよく、チェックポイントを特定できる情報(ポイント特定情報)であればよい。
まず、データ管理サーバ100のトレース情報取得部107は、ユーザI/F105を介してトレーサビリティ情報要求を受信すると、トレーサビリティ情報要求を一意に特定するための要求IDを生成し、トレーサビリティ情報要求中の指定日時及び設備名に対応する設備IDをキーとして、センサデータ管理テーブル115を参照して、対応するレコードを特定し、特定したレコードからセンサデータを取得し、生成した要求IDと、指定日時と、設備名と、センサデータとを含むレコードをトレース情報管理テーブル113に登録する(ステップ701)。なお、設備名に対応する設備IDは、設備情報管理テーブル114の設備名403に、トレーサビリティ情報要求中の設備名を含むレコードから取得することができる。
また、トレース情報取得部107は、取得したセンサデータ管理テーブル115のレコードに、前チェックポイント情報(前チェックポイントの設備ID及び経過時間)が存在するか否かを確認する(ステップ702)。
この結果、前チェックポイント情報が存在する場合(ステップ702:YES)には、トレース情報取得部107は、前チェックポイントの設備IDと経過時間とを取得し(ステップ703)、現処理プロセスのタイムスタンプから取得した経過時間を遡った日時、すなわち、現処理プロセスと同一の測定対象である水が前チェックポイントを通過した日時(通過日時)を算出する(ステップ704)。次いで、トレース情報取得部107は、算出した通過日時及び前チェックポイントの設備IDを検索キーとして、センサデータ管理テーブル115を参照し、前チェックポイントでの通過日時におけるセンサ値を取得し、生成した要求IDと、通過日時と、前チェックポイントの設備名と、取得したセンサデータとを含むレコードをトレース情報管理テーブル113に登録し(ステップ705)、処理をステップ702に進める。なお、次のステップ702では、ステップ705で取得したセンサデータ管理テーブル115のレコードを対象に処理が行われることとなる。
上記したステップ702〜705の処理によると、取得されたセンサデータ管理テーブル115のレコードにおける前チェックポイント情報に従って、前チェックポイントのセンサデータに対応するレコードを取得する処理(接続先検出データ取得処理)と、このレコードのセンサデータを含むレコードをトレース情報管理テーブル113に登録する処理とが、前チェックポイント情報が存在しないレコードが取得されるまで再帰的に実行される。
一方、前チェックポイント情報が存在しない場合(ステップ702:NO)、すなわち、トレーサビリティ情報要求に基づく、前方の処理プロセスについての全てのトレーサビリティ情報の取得が完了した場合には、トレース情報取得部107は、トレース情報管理テーブル113を参照し、今回の要求IDに一致する全レコード(全トレーサビリティ情報)を取得し、取得した全てのレコードに基づいて、ユーザ端末10に表示するトレーサビリティ情報画面の画面情報を生成し、ユーザ端末10に返信する(ステップ706)。これにより、ユーザ端末10の図示しない表示装置に、トレーサビリティ情報画面が表示されることとなる。例えば、トレース情報取得部107は、同一の要求IDのレコードの情報を、それぞれの指定日時に基づいて時系列順に並べたり、それぞれの指定場所に応じて処理システムの地図上にマッピングしたりして、トレーサビリティ情報画面を生成する。
以上説明したように、第1実施形態によると、センサデータ管理テーブル115の同一のレコードのデータに基づいて、前チェックポイントに対応する設備IDと、取得すべき日時を特定でき、その情報をキーとして、同一のセンサデータ管理テーブル115を検索することにより、同一の対象についての前チェックポイントでのセンサデータを取得することができるので、トレーサビリティ情報を抽出する際の処理負荷を低減することができる。
次に、第2実施形態に係る連続体処理管理システムの一例である水処理管理システムについて説明する。なお、第1実施形態に係る水処理管理システムと同様な構成、要素については、同一符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
第2実施形態に係る水処理管理システムは、第1実施形態に係る水処理管理システムにおいて、センサデータと、前チェックポイントの設備の設備ID及び経過時間とをセンサデータ管理テーブル115の同一のレコードで管理していたものを、前チェックポイントの設備の設備ID及び経過時間を、センサデータを管理するテーブル(第1テーブル:センサデータ管理テーブル815)とは別のテーブル(第2テーブル:後述する経過時間管理テーブル819)で管理するようにしたものである。このように、前チェックポイントの設備の設備ID及び経過時間を、センサデータを管理するテーブルとは別のテーブルで管理することにより、センサデータを管理するテーブル自体を変更する必要がないので、多くのデータ管理サーバにおいて適用しやすい。
図8は、第1実施形態に係る水処理管理システムの全体構成図である。
水処理管理システム1は、データ管理サーバ100に代えて、データ管理サーバ800を備える。データ管理サーバ800は、第1実施形態に係るデータ管理サーバ100のセンサデータ管理テーブル115に代えて、センサデータ管理テーブル815(図9参照)を備え、新たに、経過時間管理テーブル819(図10参照)を備えている。ここで、本実施形態では、センサデータ管理テーブル815及び経過時間管理テーブル819が検出データ管理情報に対応する。また、データ管理サーバ800は、第1実施形態に係るデータ管理サーバ100のトレース情報取得部107、データ変換部109、及び経過時間算出部110に代えて、トレース情報取得部807、データ変換部809、及び経過時間算出部810を備えている。これらトレース情報取得部807、データ変換部809、及び経過時間算出部810の動作については、図11及び図12を参照して後述する。
次に、センサデータ管理テーブル815について説明する。
図9は、第2実施形態に係るセンサデータ管理テーブルの構成図である。なお、図5に示す第1実施形態に係るセンサデータ管理テーブルと同一部分については、同一の符号を付している。
センサデータ管理テーブル815は、タイムスタンプ501、設備ID502、及びセンサ値503のフィールドを含むレコードを格納する。センサデータ管理テーブル815では、レコード毎に、前チェックポイントの設備ID及び経過時間を格納する必要がないので、センサデータ管理テーブル815に必要なデータ容量を低減することができる。
次に、経過時間管理テーブル819について説明する。
図10は、第2実施形態に係る経過時間管理テーブルの構成図である。
経過時間管理テーブル819は、各設備の前チェックポイントの設備IDや、経過時間の履歴を管理するテーブルである。経過時間管理テーブル819は、例えば、経過時間算出部810が経過時間を再計算するタイミングで更新される。経過時間管理テーブル819は、設備ID1001、有効開始日時1002、有効終了日時1003、前チェックポイント設備ID1004、及び経過時間1005のフィールドを含むレコードを格納する。
設備ID1001には、センサデータを観測する設備(センサ)の識別子(設備ID)が格納される。有効開始日時1002には、レコードにおける情報(前チェックポイントの設備ID及び経過時間)が有効である期間の開始日時が格納される。有効終了日時1003には、レコードにおける情報が有効である期間の終了日時が格納される。なお、現在有効である情報を格納しているレコードの有効終了日時1003には、NULLが格納される。前チェックポイント設備ID1004には、レコードに対応する設備IDが設置されている処理プロセスの前(例えば、直前)の処理プロセスに設置された同種の設備を示す識別子(設備ID)が格納される。経過時間1005には、現場システムの処理対象である水が、レコードの前チェックポイント設備ID1004の設備IDが示す設備が配置された処理プロセスを通過してから、レコードの設備ID1001の設備IDが示す設備の処理プロセスを通過するまでの経過時間が格納される。
経過時間管理テーブル819において、例えば、設備IDが「9」の設備についての、日時「2017-03-03 12:00:00.000」における前チェックポイントの設備IDと経過時間とを取得する場合には、図10の1番目のレコードを参照すればよく、設備IDが「9」の設備についての、日時「2017-03-12 12:00:00.000」における前チェックポイントの設備IDと経過時間とを取得する場合には、図10の2番目のレコードを参照すればよい。このように、経過時間管理テーブル819によると、或る時点における前チェックポイントの設備IDと経過時間とを適切に取得することができる。また、経過時間管理テーブル819においては、或る設備に対する前チェックポイントの設備IDと経過時間とが変わっていない期間については、センサデータ管理テーブル815の同一の設備における複数のセンサデータのレコードに対応するレコードとして、1つのレコードを格納しておけばよい。このため、センサデータ管理テーブルに大量のセンサデータに対応するレコードを格納しておく必要がある場合においては、第1実施形態に示したように、センサデータ管理テーブルにおいてレコード毎に、前チェックポイントの設備ID及び経過時間を格納しておく場合に比して、経過時間管理テーブル819に必要なデータ容量を低減することができる。
次に、データ管理サーバ800の処理動作について説明する。
図11は、第2実施形態に係るデータ登録処理のフローチャートである。なお、図6に示すデータ登録処理と同様な部分については同様な符号を付す。
データ登録処理は、データ管理サーバ800が、現場システム50からセンサデータを受信した場合に実行される。センサデータは、例えば、センサ53により観測した時間を示すタイムスタンプと、センサ53を示す設備IDと、センサ53により観測されたセンサ値とを含む。
ステップS602において、経過時間の再計算が不要である場合(ステップ602:NO)には、データ変換部809は、処理をステップ1105に進める。一方、経過時間の再計算が必要である場合(ステップ602:YES)には、データ変換部809は、経過時間算出部810にこの設備IDの設備についての経過時間の再計算を指示し、指示を受けた経過時間算出部810は、設備情報管理テーブル114の設備の容積などの仕様情報や、センサデータ管理テーブル815の過去のセンサデータや最新のセンサデータを用いて経過時間を算出し、データ変換部809が内部に保持している経過時間を、算出した経過時間に更新し(ステップ1103)、処理をステップ1104に進める。
なお、経過時間算出部110がその時点の最新のセンサ値に基づいて算出される経過時間(算出経過時間)は、厳密にいうと、その時点における経過時間ではなく、その時点のセンサ値の状態が維持された場合における経過時間となる場合がある。すなわち、算出経過時間は、その算出経過時間が経過した時点での経過時間を示している。したがって、その時点から、算出経過時間が経過するまでの間においては、実際の経過時間は、直前の経過時間と算出経過時間との間の時間となる。
このことを考慮すると、例えば、多少の誤差が許容される場合においては、算出経過時間を、その時点の直後からの経過時間としてもよく、また、算出経過時間を経過するまでは、直前の経過時間を用い、算出経過時間を経過した後から算出経過時間を経過時間としてもよい。
一方、経過時間をより高精度に維持する必要がある場合には、その時点から、算出経過時間が経過するまでの間においては、直前の経過時間から算出経過時間へ所定の変化をするものとして、この変化を示す式(例えば、線形式)に基づいて各時点の経過時間を算出するようにしてもよい。この場合には、データ変換部809は、経過時間を算出するために必要な情報を内部に保持しておくようにすればよい。
ステップ1104では、経過時間算出部810は、経過時間管理テーブル819のこの設備に対応する直前の経過時間に対応するレコードの有効終了日時1003に現在日時を格納し、さらに、経過時間管理テーブル819に新しい経過時間に対応するレコードを追加し、処理をステップ1105に進める。ここで、例えば、この時点の直後から経過時間として算出経過時間を用いる場合においては、追加したレコードの設備ID1001には、この設備に対応する設備IDを格納し、有効開始日時1002には、現在日時を格納し、有効終了日時1003には、「NULL」を格納し、前チェックポイント設備ID1004には、その時点の前チェックポイントの設備の設備IDを格納し、経過時間1005には、算出した経過時間を格納する。また、例えば、算出経過時間を経過するまでは、直前の経過時間を用い、算出経過時間を経過した後から算出経過時間を経過時間とする場合には、それに対応するようにレコードの更新及び追加を行うようにすればよく、また、その時点から、算出経過時間が経過するまでの間においては、直前の経過時間から算出経過時間への変化を示す式(例えば、線形式)に基づいて各時点の経過時間を算出するようにする場合には、経過時間を算出するために必要な情報をレコードに追加して格納するようにすればよい。
ステップ1105では、データ変換部809は、センサデータから登録用データを作成し、データ格納部808に渡す。次いで、データ格納部808は、渡された登録用データを用いてセンサデータ管理テーブル115にレコードを登録する(ステップ1106)。
次に、トレーサビリティ情報作成表示処理について説明する。
図12は、第2実施形態に係るトレーサビリティ情報作成表示処理のフローチャートである。
トレーサビリティ情報作成表示処理は、例えば、データ管理サーバ800が、ユーザ端末10から、トレーサビリティ情報要求を受信した場合に実行される。トレーサビリティ情報要求は、例えば、トレーサビリティ情報を表示させる対象となる日時(指定日時)と、表示させる対象となる設備名(指定場所)又は設備IDとを含む。
まず、データ管理サーバ800のトレース情報取得部807は、ユーザI/F105を介してトレーサビリティ情報要求を受信すると、トレーサビリティ情報要求を一意に特定するための要求IDを生成し、トレーサビリティ情報要求中の指定日時及び設備名をキーとして、センサデータ管理テーブル815を参照して、対応するレコードを特定し、特定したレコードからセンサデータを取得し、生成した要求IDと、指定日時と、設備名と、センサ値とを含むレコードをトレース情報管理テーブル113に登録する(ステップ1201)。
次に、トレース情報取得部807は、経過時間管理テーブル819を参照し、指定日時及び設備名に対応する設備IDをキーとして、前チェックポイント情報(前チェックポイントの設備ID及び経過時間)を検索し(ステップ1202)、前チェックポイント情報が存在するか否かを確認する(ステップS1203)。
この結果、前チェックポイント情報が存在する場合(ステップS1203:YES)には、トレース情報取得部807は、経過時間管理テーブル819から前チェックポイントの設備IDと経過時間とを取得し(ステップ1204)、現処理プロセスのタイムスタンプから取得した経過時間を遡った日時、すなわち、現処理プロセスの測定対象と同一の水が前チェックポイントを通過した日時(通過日時)を算出する(ステップ1205)。次いで、トレース情報取得部807は、算出した通過日時及び前チェックポイントの設備IDを検索キーとして、センサデータ管理テーブル815を参照し、前チェックポイントでの通過日時におけるセンサデータを取得し、生成した要求IDと、通過日時と、全チェックポイントの設備名と、取得したセンサデータのセンサ値とを含むレコードをトレース情報管理テーブル113に登録する(ステップ1206)。
次いで、トレース情報取得部807は、経過時間管理テーブル819を参照し、前チェックポイントの設備IDおよび前チェックポイントの通過日時をキーとして、前チェックポイントの設備のさらに前のチェックポイントの設備IDおよび経過時間を取得し(ステップS1207)、処理をステップ1203に進める。
上記したステップ1203〜1207の処理によると、取得されたセンサデータ管理テーブル815のレコードに対応する経過時間管理テーブル819に格納された前チェックポイント情報に従って、センサデータ管理テーブル815の前チェックポイントのセンサデータに対応するレコードを取得する処理(接続先検出データ取得処理)と、このレコードのセンサデータを含むレコードをトレース情報管理テーブル113に登録する処理とが、前チェックポイント情報が存在しなくなるまで再帰的に実行される。
一方、前チェックポイント情報が存在しない場合(ステップ1203:NO)、すなわち、トレーサビリティ情報要求に基づく全てのトレーサビリティ情報の取得が完了した場合には、トレース情報取得部807は、トレース情報管理テーブル113を参照し、今回の要求IDに一致する全レコード(全トレーサビリティ情報)を取得し、取得した全てのレコードに基づいて、ユーザ端末10に表示するトレーサビリティ情報画面の画面情報を生成し、ユーザ端末10に返信する(ステップ1208)。例えば、トレース情報取得部107は、同一の要求IDのレコードの情報を、それぞれの指定日時に基づいて時系列順に並べたり、それぞれの指定場所に応じて処理システムの地図上にマッピングしたりして、トレーサビリティ情報画面を生成する。
以上説明したように、第2実施形態によると、経過時間管理テーブル819を参照することにより、前チェックポイントに対応する設備IDと、前チェックポイントとの間の経過時間を取得でき、センサデータ管理テーブル815のレコードから取得される日時と経過時間とに基づいて算出される通過日時と、設備IDと、をキーとして、センサデータ管理テーブル815を検索することにより、同一の対象についての前チェックポイントでのセンサデータを取得することができるので、トレーサビリティ情報を抽出する際の処理負荷を低減することができる。
次に、第3実施形態に係る連続体処理管理システムの一例である水処理管理システムについて説明する。なお、第3実施形態においては、便宜的に、図1に示す第1実施形態に係る水処理管理システムの符号を用いて説明することとする。
第3実施形態に係る水処理管理システムは、第1実施形態に係る水処理管理システムでは、トレーサビリティ情報要求に指定された設備と、その前方のチェックポイントの設備についてのセンサデータ等をトレースできるようにしていたものを、トレーサビリティ情報要求に指定された設備に対する前方だけでなく、後方のチェックポイントの設備についてのセンサデータ等をトレースできるようにしたものである。
第3実施形態に係るデータ管理サーバは、センサデータ管理テーブル115に代えてセンサデータ管理テーブル1315を備える。また、第3実施形態に係るデータ管理サーバは、トレース情報取得部107及びデータ変換部109による処理に、新たな処理を追加している。
次に、センサデータ管理テーブル1315について説明する。
図13は、第3実施形態に係るセンサデータ管理テーブルの構成図である。
センサデータ管理テーブル1315は、センサデータ管理テーブル115のレコードに対して、新たに、後チェックポイント設備ID506と、経過時間507とのフィールドを追加したものである。後チェックポイント設備ID506には、レコードに対応するセンサデータが観測された設備が設置されている処理プロセスの後(例えば、直後)の処理プロセスに設置された同種の設備を示す識別子が格納される。経過時間507には、現場システムの処理対象である水が、レコードの設備ID502の設備IDが示す設備の処理プロセスを通過してから、レコードの後チェックポイント設備ID506の設備IDが示す設備が配置された処理プロセスを通過するまでの経過時間が格納される。
第3実施形態に係るデータ登録処理について、第1実施形態に係るデータ登録処理と違う点を便宜的に図6を用いて説明する。
ステップ604において、第3実施形態に係るデータ変換部109は、センサデータ(本処理の説明において対象センサデータという)に対し、前チェックポイントの設備ID及び経過時間、後チェックポイントの設備IDを付与した登録用データを作成し、データ格納部108に渡す。なお、後チェックポイントの設備IDは、例えば、現場システム50から予め取得するようにしてもよく、また、設備情報管理テーブル114のレコードに、各設備に対する後のチェックポイントの設備IDを格納するようにしておき、設備情報管理テーブル114から特定するようにしてもよい。
また、データ変換部109は、センサデータ管理テーブル1315から、後チェックポイント設備ID506が対象センサデータを観測した設備IDであり、且つ、タイムスタンプ501のタイムスタンプが、対象センサデータのタイムスタンプから前チェックポイントからの経過時間だけ遡った日時であるレコードを特定し、データ格納部108に、特定したレコードの経過時間507に、前チェックポイントからの経過時間を格納させる。これにより、対象センサデータのチェックポイントを後チェックポイントとするチェックポイントのセンサデータに対応するレコードに対して、適切に後チェックポイントまでの経過時間を格納することができる。
次に、第3実施形態に係るトレーサビリティ情報作成表示処理について、第1実施形態に係るトレーサビリティ情報作成表示処理と違う点について、便宜的に図7を用いて説明する。
第1実施形態に係るトレーサビリティ情報作成表示処理においては、ステップ702〜705の処理により、トレーサビリティ情報要求の対象の設備に対する前方のチェックポイントに関するセンサデータを取得する処理を行うようにしているが、第3実施形態に係るトレーサビリティ情報作成表示処理においては、ステップ702〜705の処理を実行した後に、ステップ702〜705と同様な処理により、トレーサビリティ情報要求の対象の設備に対する後方のチェックポイントに関するセンサデータを取得する処理を行う。ここで、後方のチェックポイントに関するセンサデータを取得する処理は、ステップ702〜705の処理における前チェックポイントを後チェックポイントと読み替え、ステップ704においては、現処理プロセスで測定対象となった水が後チェックポイントを通過した日時(通過日時)を、現処理プロセスのタイムスタンプに、取得した経過時間(後チェックポイントまでの経過時間)を加算した日時とすればよい。
また、ステップ706においては、トレース情報取得部107は、トレーサビリティ情報要求の対象の設備に対する前方のチェックポイントに関するセンサデータを取得する処理と、トレーサビリティ情報要求の対象の設備に対する後方のチェックポイントに関するセンサデータを取得する処理と、により取得された全てのセンサデータを対象にユーザ画面の画面情報を作成する。
以上説明したように第3実施形態によると、トレーサビリティ情報要求の対象の設備に対する前方のチェックポイントと後方のチェックポイントとのセンサデータを含む情報をユーザに提供することができる。また、第3実施形態によると、センサデータ管理テーブル115の同一のレコードのデータに基づいて、センサデータ管理テーブル115を検索することにより、同一の対象についての前チェックポイント及び後チェックポイントのセンサデータを取得することができるので、トレーサビリティ情報を抽出する際の処理負荷を低減することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、チェックポイント間の経過時間をデータ管理サーバ100(800)で算出するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、現場システム50のゲートウェイ51(外部装置)で算出して、算出結果をデータ管理サーバ100に通知するようにしてもよい。この場合には、ゲートウェイ51内に、経過時間を算出するために必要な情報(例えば、設備管理情報テーブル114と同様な情報)を格納しておくようすればよい。
また、上記第2実施形態においては、上記第1実施形態のセンサデータ管理テーブルの一部を別テーブルとして管理するようにして、第1実施形態と同様な処理を実行するようにしていたが、これと同様に、上記第3実施形態におけるセンサデータ管理テーブルの一部を別テーブルとして管理するようにし、第3実施形態と同様な処理を実行するようにしてもよい。具体的には、例えば、第2実施形態に係る経過時間管理テーブル819のレコードに、後チェックポイント設備ID506と、経過時間507とに対応するフィールドを追加するようにし、第3実施形態と同様な処理を実行するようにしてもよい。このようにすると、トレーサビリティ情報要求の対象の設備に対する前方のチェックポイント及び後方のチェックポイントに関するセンサデータをトレーサビリティ情報として出力することができる。
また、上記第3実施形態においては、トレーサビリティ情報要求の対象の設備に対する前方のチェックポイント及び後方のチェックポイントに関するセンサデータをトレーサビリティ情報として出力するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、トレーサビリティ情報要求の対象の設備とその後方のチェックポイントのトレーサビリティ情報のみを出力するようにしてもよく、要は、トレーサビリティ情報要求の対象の設備とその前方又はその後方の少なくとも一方のチェックポイントのトレーサビリティ情報を出力すればよい。
また、上記実施形態では、処理対象とする連続体の一例として水を例に説明しているが、本発明はこれに限られず、処理対象とする連続体としては、水以外の液体であってもよく、液体に限らず気体であってもよい。
また、上記実施形態において、CPUが行っていた処理の一部又は全部を、ハードウェア回路で行うようにしてもよい。また、上記実施形態におけるプログラムは、プログラムソースからインストールされてよい。プログラムソースは、プログラム配布サーバ又は記憶メディア(例えば可搬型の記憶メディア)であってもよい。
1…水処理管理システム、10…ユーザ端末、20…管理者端末、30,40…通信路、50…現場システム、51…ゲートウェイ、53…センサ、100…データ管理サーバ、107…トレース情報取得部、108…データ格納部、109…データ変換部、110…経過時間算出部、111…データ受信部、113…トレース情報管理テーブル、114…設備情報管理テーブル、115,815,1315…センサデータ管理テーブル、819…経過時間管理テーブル

Claims (12)

  1. 所定の連続体に対する一連の処理における複数の状態検出ポイントで逐次検出された前記連続体に関する検出データを管理するデータ管理装置であって、
    複数の前記状態検出ポイントにおいて逐次検出される前記検出データを取得するデータ取得部と、
    複数の前記状態検出ポイントのそれぞれの前記検出データと、それぞれの前記検出データが検出された日時と、それぞれの前記状態検出ポイントとつながる状態検出ポイントである接続状態検出ポイントを特定可能なポイント特定情報と、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間を前記連続体が通過する経過時間とを対応付けた検出データ管理情報を記憶装置に記憶させるデータ登録部と、
    を備え
    前記検出データ管理情報は、互いに対応する、前記検出データと、前記日時と、前記ポイント特定情報と、前記経過時間とを同一レコードに格納するテーブルにより構成されている
    データ管理装置。
  2. 検索対象の状態検出ポイントを示すポイント指定情報と、検索対象の日時とを含む検索条件を受け付ける条件受付部と、
    前記検出データ管理情報における、前記検出データに対応付けられている前記ポイント特定情報と、前記経過時間とに基づいて、前記連続体の同一対象が前記接続状態検出ポイントに位置する時点における検出データを取得する接続先検出データ取得処理を、前記検索条件に合致する検出データに対して実行するとともに、前記接続先検出データ取得処理を実行することにより取得された検出データに対して実行する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された複数の前記状態検出ポイントにおける前記検出データを所定の表示装置に表示出力する出力部と、
    をさらに備える
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 前記接続状態検出ポイントは、前記状態検出ポイントの直前の状態検出ポイント、又は前記状態検出ポイントの直後の状態検出ポイントの少なくともいずれか一方である
    請求項1又は請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 前記接続状態検出ポイントは、前記状態検出ポイントの直後の状態検出ポイントを含み、
    前記データ登録部は、第1状態検出ポイントでの第1時点における直前の状態検出ポイントである第2状態検出ポイントとの間の前記経過時間が決定された場合に、前記第2状態検出ポイントでの前記第1時点よりも前記経過時間だけ前の時点である第2時点における検出データに対して、前記第2状態検出ポイントと前記第1状態検出ポイントとの間の経過時間として、前記決定された経過時間を対応付ける
    請求項に記載のデータ管理装置。
  5. 所定の連続体に対する一連の処理における複数の状態検出ポイントで逐次検出された前記連続体に関する検出データを管理するデータ管理装置であって、
    複数の前記状態検出ポイントにおいて逐次検出される前記検出データを取得するデータ取得部と、
    複数の前記状態検出ポイントのそれぞれの前記検出データと、それぞれの前記状態検出ポイントとつながる状態検出ポイントである接続状態検出ポイントを特定可能なポイント特定情報と、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間を前記連続体が通過する経過時間とを対応付けた検出データ管理情報を記憶装置に記憶させるデータ登録部と
    前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間の前記経過時間が変化したか否かを検知する変化検知部と、
    変化後の経過時間に基づいて、前記検出データに対して対応付ける、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間の前記経過時間を決定する経過時間決定部と、
    を備え、
    前記変化検知部は、前記検出データに基づいて、前記経過時間が変化したか否かを判定し、前記変化後の経過時間を算出し、
    前記変化後の経過時間は、現在の状態が維持された場合の将来における経過時間を示しており、
    前記経過時間決定部は、前記経過時間が変化した時点から前記変化後の経過時間が経過するまでの間は、前記経過時間が、変化前の経過時間から前記変化後の経過時間に所定の変化をするものとして、前記経過時間を算出する
    データ管理装置。
  6. 前記データ登録部は、前記経過時間を外部装置から受信して登録する
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のデータ管理装置。
  7. 所定の連続体に対する一連の処理を実行する処理システムと、前記処理システムにおける複数の状態検出ポイントでの前記連続体に関する検出データを逐次検出する複数のセンサと、前記検出データを受信して管理するデータ管理装置と、を備える連続体処理管理システムであって、
    前記データ管理装置は、
    複数の前記状態検出ポイントにおいて逐次検出される前記検出データを取得するデータ取得部と、
    複数の前記状態検出ポイントのそれぞれの前記検出データと、それぞれの前記検出データが検出された日時と、それぞれの前記状態検出ポイントとつながる状態検出ポイントである接続状態検出ポイントを特定可能なポイント特定情報と、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間を前記連続体が通過する経過時間とを対応付けた検出データ管理情報を記憶装置に記憶させるデータ登録部と、
    を備え
    前記検出データ管理情報は、互いに対応する、前記検出データと、前記日時と、前記ポイント特定情報と、前記経過時間とを同一レコードに格納するテーブルにより構成されている
    連続体処理管理システム。
  8. 前記データ管理装置は、
    検索対象の状態検出ポイントを示すポイント指定情報と、検索対象の日時とを含む検索条件を受け付ける条件受付部と、
    前記検出データ管理情報における、前記検出データに対応付けられている前記ポイント特定情報と、前記経過時間とに基づいて、前記連続体の同一対象が前記接続状態検出ポイントに位置する時点における検出データを取得する接続先検出データ取得処理を、前記検索条件に合致する検出データに対して実行するとともに、前記接続先検出データ取得処理を実行することにより取得された検出データに対して実行する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された複数の前記状態検出ポイントにおける前記検出データを所定の表示装置に表示出力する出力部と、
    をさらに備える
    請求項に記載の連続体処理管理システム。
  9. 所定の連続体に対する一連の処理を実行する処理システムと、前記処理システムにおける複数の状態検出ポイントでの前記連続体に関する検出データを逐次検出する複数のセンサと、前記検出データを受信して管理するデータ管理装置と、を備える連続体処理管理システムであって、
    前記データ管理装置は、
    複数の前記状態検出ポイントにおいて逐次検出される前記検出データを取得するデータ取得部と、
    複数の前記状態検出ポイントのそれぞれの前記検出データと、それぞれの前記状態検出ポイントとつながる状態検出ポイントである接続状態検出ポイントを特定可能なポイント特定情報と、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間を前記連続体が通過する経過時間とを対応付けた検出データ管理情報を記憶装置に記憶させるデータ登録部と、
    前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間の前記経過時間が変化したか否かを検知する変化検知部と、
    変化後の経過時間に基づいて、前記検出データに対して対応付ける、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間の前記経過時間を決定する経過時間決定部と、
    を備え、
    前記変化検知部は、前記検出データに基づいて、前記経過時間が変化したか否かを判定し、前記変化後の経過時間を算出し、
    前記変化後の経過時間は、現在の状態が維持された場合の将来における経過時間を示しており、
    前記経過時間決定部は、前記経過時間が変化した時点から前記変化後の経過時間が経過するまでの間は、前記経過時間が、変化前の経過時間から前記変化後の経過時間に所定の変化をするものとして、前記経過時間を算出する
    連続体処理管理システム。
  10. 所定の連続体に対する一連の処理における複数の状態検出ポイントで逐次検出された前記連続体に関する検出データを管理するデータ管理装置によるデータ管理処理方法であって、
    複数の前記状態検出ポイントにおいて逐次検出される前記検出データを取得し、
    複数の前記状態検出ポイントのそれぞれの前記検出データと、それぞれの前記検出データが検出された日時と、それぞれの前記状態検出ポイントとつながる状態検出ポイントである接続状態検出ポイントを特定可能なポイント特定情報と、前記検出データの検出された日時において前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間を前記連続体が通過する経過時間とを対応付けた検出データ管理情報を記憶装置に記憶させ、
    前記検出データ管理情報は、互いに対応する、前記検出データと、前記日時と、前記ポイント特定情報と、前記経過時間とを同一レコードに格納するテーブルにより構成されている
    データ管理処理方法。
  11. 検索対象の状態検出ポイントを示すポイント指定情報と、検索対象の日時とを含む検索条件を受け付け、
    前記検出データ管理情報における、前記検出データに対応付けられている前記ポイント特定情報と、前記経過時間とに基づいて、前記連続体の同一対象が前記接続状態検出ポイントに位置する時点における検出データを取得する接続先検出データ取得処理を、前記検索条件に合致する検出データに対して実行するとともに、前記接続先検出データ取得処理を実行することにより取得された検出データに対して実行し、
    取得された複数の前記状態検出ポイントにおける前記検出データを所定の表示装置に表示出力させる
    請求項10に記載のデータ管理処理方法。
  12. 所定の連続体に対する一連の処理における複数の状態検出ポイントで逐次検出された前記連続体に関する検出データを管理するデータ管理装置によるデータ管理処理方法であって、
    複数の前記状態検出ポイントにおいて逐次検出される前記検出データを取得し、
    複数の前記状態検出ポイントのそれぞれの前記検出データと、それぞれの前記状態検出ポイントとつながる状態検出ポイントである接続状態検出ポイントを特定可能なポイント特定情報と、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間を前記連続体が通過する経過時間とを対応付けた検出データ管理情報を記憶装置に記憶させ、
    前記検出データに基づいて、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間の前記経過時間が変化したか否かを検知し、変化後の経過時間を算出し、
    前記変化後の経過時間に基づいて、前記検出データに対して対応付ける、前記状態検出ポイントと前記接続状態検出ポイントとの間の前記経過時間を決定し、
    前記変化後の経過時間は、現在の状態が維持された場合の将来における経過時間を示しており、
    前記経過時間が変化した時点から前記変化後の経過時間が経過するまでの間は、前記経過時間が、変化前の経過時間から前記変化後の経過時間に所定の変化をするものとして、前記経過時間を算出する
    データ管理処理方法。
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