様々な例の改善された方法、システム、デバイス、または装置が、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするために使用され得る。低レイテンシ通信のために割り振られたリソースは、レガシーLTE TTIのスロットの境界内の、またはその境界と整合されたTTI境界を有し得る、長さが低減された送信時間間隔(TTI)(たとえば、短縮TTI(sTTI))にわたる、アップリンクおよびダウンリンク通信のために使用され得る。いくつかの例では、sTTIは、2つまたは3つのOFDMシンボルに及び得、各スロットは、2つの2シンボルTTIと1つの3シンボルTTIとを有し得る。そのような方法で、スロットのすべての7つのシンボルが利用され得、システムリソースが、3つの2シンボルsTTIが7シンボルスロット中に含まれることになる場合に対して、より効率的に利用され得る。
本明細書で開示する様々な技法は、1つまたは複数のsTTIのための時間および/または周波数リソースを識別すること、ならびに、サブフレーム内のロケーション、リソースを使用して送信され得るパイロット信号、他の処理タイムライン、またはそれらの任意の組合せに基づいて、そのようなリソースを割り振ることを提供し得る。場合によっては、sTTI内のシンボルのための電力割振りは、sTTIが2シンボルTTIであるか、3シンボルTTIであるかに基づいて決定され得る。いくつかの例では、3シンボルsTTIのための送信電力が決定され得、2シンボルTTIのための送信電力を決定するために、電力オフセットがそれに適用され得る。そのような電力オフセットは、3OFDMシンボルsTTIに対して、2OFDMシンボルsTTIの低減された時間ダイバーシティと達成可能なビット当たりのエネルギーとを補償するために役立ち得る。
場合によっては、sTTIは、3OFDMシンボルTTIを含み得、3OFDMシンボルTTIにおいて、第1のシンボルおよび第2のシンボルが、第1の周波数リソースを使用して送信され得、第3のシンボルが、第2の周波数リソースを使用して送信され得る。いくつかの例では、第1のシンボルおよび第2のシンボルのための送信電力が決定され得、第3のシンボルのための送信電力を決定するために、電力オフセットがそれに適用され得る。そのような電力オフセットは、第1のシンボルおよび第2のシンボルに対して、第3のシンボルの低減された時間ダイバーシティと達成可能なビット当たりのエネルギーとを補償するために適用され得る。TTI内の異なる周波数リソースにおける、2シンボルTTIまたは単一シンボルのためのそのような電力オフセットは、確立された電力オフセットであり得、UEとの接続の確立時に基地局によって構成され得、半静的にシグナリングされ得、またはUEにリソース許可において動的にシグナリングされ得る。
場合によっては、パイロット信号は、sTTIのために割り振られたリソースに基づいて送信されるように構成され得る。たとえば、3シンボルTTIのうちの2つのシンボルが第1の周波数リソースにおいて送信される場合には、シンボルのうちの一方がデータ送信のために構成され得、他方のシンボルがパイロット信号送信のために構成され得る。そのような場合、異なる周波数リソースを使用して送信されたsTTIのうちの第3のシンボルは、データとパイロット信号の両方を含み得る(たとえば、データおよびパイロット信号送信が、シンボルの異なるサイクリックシフトにおいて送信される)。いくつかの例では、sTTI内のシンボルの整合は、UEにおける処理を可能にするために提供され得る空のシンボル、またはサウンディング基準信号(SRS)送信などの別のタイプの送信を有することになるシンボルなど、シンボルの1つまたは複数の他のパラメータに基づいて識別され得る。そのような場合、sTTIの3つのシンボルのうちの2つを有する周波数リソースは、データまたはパイロット送信のために使用されないシンボルを有するように構成され得、その周波数リソースにおける残りのシンボルが、データ送信とパイロット信号送信の両方のために構成される。
そのような低レイテンシ通信は、たとえば、通信の性質に応じて選択され得るデータ通信のための複数の異なるサービスをサポートし得る、システムにおいて使用され得る。たとえば、ミッションクリティカル(MiCr)通信と呼ばれることがある、低レイテンシおよび高信頼性を必要とする通信は、低レイテンシサービスを通してサービスされ得る(たとえば、超高信頼の低レイテンシ通信(URLLC)サービス)。対応して、より遅延トレラントである通信は、モバイルブロードバンドサービス(たとえば、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービス)など、いくぶんより高いレイテンシを伴う、比較的高いスループットを提供するサービスを通してサービスされ得る。他の例では、通信は、他のデバイス(たとえば、メーター、車両、アプライアンス、機械など)に組み込まれるUEとのものであり得、マシンタイプ通信(MTC)サービス(たとえば、マッシブMTC(mMTC))は、そのような通信のために使用され得る。場合によっては、異なるサービス(たとえば、eMBB、URLLC、mMTC)は、異なるTTI、異なるサブキャリア(またはトーン)間隔、および異なるサイクリックプレフィックスを有し得る。
本開示は、高帯域幅の動作、より動的なサブフレーム/スロットタイプ、および(サブフレーム/スロットのためのHARQフィードバックが、サブフレーム/スロットの最後の前に送信され得る)自己完結型のサブフレーム/スロットタイプなどの特徴をサポートするように設計されている、次世代ネットワーク(たとえば、5GまたはNRネットワーク)を参照しながら、様々な技法について説明する。しかしながら、そのような技法は、異なる長さのTTIがワイヤレス通信システムにおいて送信され得る、任意のシステムのために使用され得る。
本開示の態様について、最初にワイヤレス通信システムの文脈で説明する。本開示の態様について、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、LTE(または、LTEアドバンスト)ネットワーク、またはニューラジオ(NR)ネットワークであり得る。場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル、またはURLLC)通信、低レイテンシ通信、低コストで低複雑度のデバイスを伴う通信、またはそれらの組合せをサポートし得る。ワイヤレス通信システム100は、サブフレームのスロットの境界など、あらかじめ定義された境界内の異なる長さのTTIのためのシンボル整合および電力スケーリングを提供し得る。
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。ワイヤレス通信システム100中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。制御情報およびデータは、様々な技法に従ってアップリンクチャネルまたはダウンリンク上で多重化され得る。制御情報およびデータは、たとえば、時分割多重(TDM)技法、周波数分割多重(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクチャネル上で多重化され得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネルのTTIの間に送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域と1つまたは複数のUE固有制御領域との間で)分散され得る。
UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115はまた、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、パーソナル電子デバイス、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、アプライアンス、自動車、ドローンなどであり得る。
場合によっては、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUEと直接通信することが可能であり得る。MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであり得、マシンの間の自動化された通信、すなわち、マシンツーマシン(M2M)通信を提供し得る。M2MまたはMTCは、人が介在することなく、デバイスが互いとまたは基地局と通信することを可能するデータ通信技術を指す場合がある。MTCデバイスのための適用例の例としては、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金がある。
場合によっては、MTCデバイスは、低減されたピークレートで半二重(一方向)通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブ通信に関与していないとき、電力節約「ディープスリープ」モードに入るように構成され得る。場合によっては、MTCデバイスまたはIoTデバイスは、ミッションクリティカルな機能をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システムは、これらの機能のために、超高信頼で低レイテンシの通信を提供するように構成され得る。
基地局105は、コアネットワーク130と、また互いに通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通して)のいずれかで互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであり得る。基地局105は、LTE eNB、eLTE eNB、NR gNB、NRノードB、NRアクセスノードの一例であり得、アクセスノードコントローラ(ANC)を含み得る。
基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1、S2、NG-1、NG-2、NG-3、NG-C、NG-Uなど)を通して、コアネットワーク130とインターフェースし得、関連付けられたカバレージエリア110内でUE115と通信するために無線構成およびスケジューリングを実行し得る。様々な例では、ネットワークデバイス105-bは、ワイヤード通信リンクまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X1、X2、Xnなど)を介して、直接、または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通して)のいずれかで、互いに通信し得る。各基地局105はまた、いくつかの他のネットワークデバイスを通して、いくつかのUE115と通信し得、その場合、ネットワークデバイスは、送受信ポイント(TRP)、分散ユニット(DU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、またはスマートラジオヘッドの一例であり得る。
ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴である、複数のセルまたはキャリア上の動作をサポートし得る。キャリアはまた、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれる場合がある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCおよび1つまたは複数のアップリンクCCを用いて構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広い帯域幅、より短いシンボル持続時間、およびより短い送信時間間隔(TTI)を含む、1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。場合によっては、eCCは、キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成(たとえば、複数のサービングセルが準最適なまたは理想的でないバックホールリンクを有するとき)に関連付けられ得る。eCCはまた、(2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを許可された場合)免許不要スペクトルまたは共有スペクトルにおいて使用するために構成され得る。場合によっては、eCCは、他のCCのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る、他のCCとは異なるシンボル持続時間を利用し得る。より短いシンボル持続時間は、増加したサブキャリア間隔に関連付けられる。eCCを利用するUE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(たとえば、16.67マイクロ秒)において広帯域信号(たとえば、20、40、60、80Mhzなど)を送信し得る。eCC中のTTIは、1つまたは複数のシンボルからなり得る。場合によっては、TTI持続時間(すなわち、TTI内のシンボルの数)は可変であってもよい。5GまたはNRキャリアは、eCCと見なされ得る。
場合によっては、ワイヤレスシステム100は、免許必要無線周波数スペクトル帯域と免許不要無線周波数スペクトル帯域の両方を利用してもよい。たとえば、ワイヤレスシステム100は、5Ghz産業、科学、および医療(ISM)帯域などの免許不要帯域において、LTEライセンス補助アクセス(LTE-LAA)もしくはLTE免許不要(LTE U:LTE Unlicensed)無線アクセス技術またはNR技術を採用し得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前にチャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を採用し得る。場合によっては、免許不要帯域における動作は、免許必要帯域において動作するコンポーネントキャリア(CC)と連携したキャリアアグリゲーション(CA)構成に基づき得る。免許不要スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、または両方を含み得る。免許不要スペクトルにおける複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、または両方の組合せに基づき得る。
LTEまたはNRにおける時間間隔は、(Ts=1/30,720,000秒のサンプリング周期であり得る)基本時間単位の倍数で表され得る。LTE/LTE-Aにおける時間リソースは、0から1023にわたるシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る、10ms(Tf=307200Ts)の長さの無線フレームに従って編成され得る。各フレームは、0から9の番号を付けられた10個の1msサブフレームを含み得る。サブフレームはさらに、2つの0.5msスロットに分割され得、スロットの各々は、(各シンボルにプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含む。サイクリックプレフィックスを除くと、各シンボルは2048個のサンプル期間を含む。場合によっては、サブフレームは、TTIとしても知られる最小のスケジューリング単位であり得る。他の場合には、TTIは、サブフレームよりも短くてよく、または(たとえば、短いTTIバーストにおいて、もしくは短いTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択され得る。本明細書で説明する様々な例は、短縮TTIのための技法を提供し、これらの技法は、スロット内のTTI整合、および、短縮TTIにおいて送信される1つまたは複数のシンボルのための様々な電力スケーリング技法を提供し得る。
図2は、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法のためのワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら上記で説明したようなUE115の態様の例であり得る、基地局105-aおよびUE115-aを含む。図2の例では、ワイヤレス通信システム200は、5GまたはNR RATなど、無線アクセス技術(RAT)に従って動作し得るが、本明細書で説明する技法は、任意のRATに、および2つ以上の異なるRATを同時に使用し得るシステムに適用され得る。
基地局105-aは、キャリア205を介して、UE115-aと通信し得る。いくつかの例では、基地局105-aは、キャリア205を介したレガシーUEとの通信のためのリソースを割り振り得る。たとえば、基地局105-aは、UEとの通信のためにサブフレーム210を割り振り得、1つまたは複数のサブフレーム210は、1msのレガシーLTE TTIに対応し得る。この例では、サブフレーム210は、第1のサブフレーム210-aと、第2のサブフレーム210-bと、第3のサブフレーム210-cとを含み得る。サブフレーム210の各々は、上記で説明したのと同様に、2つのスロットを含み得、ここにおいて、各スロットは、ノーマルサイクリックプレフィックスのための7つのシンボルを有し得る。この例では、第1のスロット(スロット0)220および第2のスロット(スロット1)225が、第1のサブフレーム210-a中に含まれ得る。
上記のように、低レイテンシシステムのアップリンクにおいて、異なるsTTI長さが、キャリア205を介した送信のために使用され得る。たとえば、2シンボルsTTI持続時間および1スロットsTTI持続時間は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信(または、短縮PUCCH(sPUCCH)送信および短縮PUSCH(sPUSCH)送信)のためにサポートされ得る。本明細書で説明する様々な例について、アップリンク通信に関して説明するが、そのような技法はまた、様々な例においてダウンリンク通信にも適用され得る。2シンボルsTTIが使用されるとき、場合によっては、sTTI境界が、スロット整合sTTIと呼ばれることがある、第1のスロット220または第2のスロット225の境界などのスロット境界内にあるかまたはスロット境界と整合される、固定sTTI構造を有することが望ましくなり得る。上記で説明したように、ノーマルCPを使用するとき、7つのシンボルが各スロット220〜225中に含まれており、したがって、各スロットは、スロット整合sTTIでは、3つのsTTIを含み得る。場合によっては、各スロットの各シンボルを効率的に利用するように、sTTIのうちの1つが、3シンボルTTIとして構成され得る。そのような場合、異なるパターンは、スロット220〜225の最後、またはスロット220〜225の最初に位置する、3シンボルTTIを有するなどと見なされ得る。
図3は、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートする、スロット整合sTTIのためのsTTIパターン300の一例を示す。スロット整合sTTIパターン300は、図1および図2に関して上記で説明したものなど、UEと基地局との間の低レイテンシ通信のために使用され得る。サブフレーム310は、アップリンク通信のために割り振られたリソースを有し得る。サブフレーム310は、2スロット、すなわち、レガシーLTEスロットに対応し得る、第1のスロット(スロット0)315および第2のスロット(スロット1)320を含み得る。各スロット315および320は、低レイテンシ通信のために割り振られたスロット整合sTTIを含み得る。各スロット315および320は、第1のTTI(TTI-0)325と、第2のTTI(TTI-1)330と、第3のTTI(TTI-2)335とを含む、3つのsTTIを含み得る。いくつかの例では、TTI325〜335は、3-2-2スロット整合340において整合され得、ここにおいて、第1のTTI325は3つのシンボルを含み得、第2のTTI330は2つのシンボルを含み得、第3のTTI335は2つのシンボルを含み得る。他の例では、TTI325〜335は、2-2-3スロット整合345において整合され得、ここにおいて、第1のTTI325は2つのシンボルを含み得、第2のTTI330は2つのシンボルを含み得、第3のTTI335は3つのシンボルを含み得る。もちろん、他の整合パターンが通信のために使用され得、3-2-2スロット整合340および2-2-3スロット整合345は、例示および説明の目的で提供されている。加えて、第1のスロット315は、第2のスロット320とは異なるスロット整合を使用し得る。たとえば、第1のスロット315および第2のスロット320の各々は、3-2-2スロット整合340を使用し得るか、または2-2-3スロット整合345を使用し得る。代替的に、第1のスロット315は、3-2-2スロット整合340を使用し得、第2のスロットは、2-2-3スロット整合345を使用し得る。異なるスロット整合との組合せを含む、他の組合せも同様に使用され得る。
いくつかの例では、基地局は、1つまたは複数のスロット整合による割振りを含み得るサブフレーム310のアップリンク送信のために、UEにアップリンクリソースを割り振り得る。異なる長さのTTI325〜335を使用するとき、2シンボルsTTIと比較して、3シンボルsTTIは、そのより良い時間ダイバーシティおよびより高い達成可能なビット当たりのエネルギーから利益を得ることができる。結果として、これらの2つのアップリンク送信は、似ていないカバレージを提供し得る。いくつかの例では、同様の性能を有する両方のTTI持続時間を提供するために、異なる電力制御公式が、異なる長さのsTTIのために使用され得る。より具体的には、いくつかの例では、3シンボルsTTIと比較して、2シンボルsTTIの性能損失は、アップリンク電力制御公式においてオフセット項を追加することによって補償され得る。したがって、送信電力が、3シンボルsTTIについて決定され得、オフセットが、2シンボルsTTI送信電力を決定するために、決定された送信電力に適用され得る。そのような電力オフセットは、たとえば、アップリンクUL許可における明示的シグナリングを介して、UEに示され得る。他の例では、そのような電力オフセットは、暗黙的指示を使用して示され得る。たとえば、電力オフセットは、上位レイヤによって構成され得、UEが2シンボルsTTIを割り振られるときはいつでも、送信電力が所与の値だけオフセットされ得る。そのような指示は、たとえば、RRCシグナリングを通して、またはシステム情報ブロック(SIB)シグナリングを通して、半静的に構成され得る。
図4Aおよび図4Bは、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信のための、sTTI周波数ホッピングパターン400および450の例を示す。周波数ホッピングパターン400および450は、図1および図2に関して上記で説明したものなど、UEと基地局との間の低レイテンシ通信のために使用され得る。
図4Aの一例では、3シンボルTTI405は、第1のホッピングパターン(パターン1-a)425に従って、第1の周波数リソース(f 0)420を使用して送信された最初の2つのシンボルと、第2の周波数リソース(f 1)415を使用して送信された第3のシンボルとを有し得る。図4Aの別の例では、3シンボルTTI410は、第2のホッピングパターン(パターン1-b)430に従って、第2の周波数リソース(f 1)415を使用して送信された最初の2つのシンボルと、第1の周波数リソース(f 0)420を使用して送信された第3のシンボルとを有し得る。
同様に、図4Bの一例では、3シンボルTTI455は、第3のホッピングパターン(パターン2-a)475に従って、第1の周波数リソース(f 0)470を使用して送信された最初のシンボルと、第2の周波数リソース(f 1)465を使用して送信された後続の2つのシンボルとを有し得る。図4Bの別の例では、3シンボルTTI460は、第4のホッピングパターン(パターン2-b)480に従って、第2の周波数リソース(f 1)465を使用して送信された最初のシンボルと、第1の周波数リソース(f 0)470を使用して送信された後続の2つのシンボルとを有し得る。
2シンボルsTTIが送信される場合、各送信されたシンボルは、パイロット信号送信とデータ送信の両方を含み得る。図4Aおよび図4Bの3シンボルTTI405、410、455、および460では、同じ周波数リソースを使用して送信される2つのシンボルは、一方のシンボル中にデータ、および他方のシンボル中にパイロット信号を含み得、異なる周波数リソースにおいて送信される第3のシンボルは、データ送信とパイロット信号送信の両方を含む。異なる周波数リソースを使用して送信されるsTTIの部分の各々は、独立して復号可能であり得る。
いくつかの例では、2シンボルsTTI対3シンボルsTTIの整合、ならびに、使用される周波数ホッピングパターンは、送信または送信デバイスに関連付けられた1つまたは複数のファクタに基づいて選択され得る。たとえば、場合によっては、3シンボルsTTIは、周波数ホッピングパターン1aまたは1bを使用して、サブフレームの最初に構成され得、3シンボルsTTIは、周波数ホッピングパターン2aまたは2bを使用して、サブフレームの最後に構成され得る。前者の場合の1つの理由は、場合によっては、サブフレームの第1のシンボルが送信のために使用されないことがあり、代わりに、空であり得る(たとえば、eMTCでは、送信帯域が変更になるとき、サブフレームの第1のシンボルが使用されないことがあり、関連付けられた時間間隔が、ある処理のために使用され得る)ことであり得る。後者の場合の1つの理由は、サウンディング基準信号(SRS)が送信される必要があるとき、サブフレームの最後のシンボルがsPUCCH送信のために使用されないことであり得る。これらの場合の両方において、3シンボルsTTIは、事実上2シンボルsTTIになり、2シンボルsTTI設計は、そのような例では、サブフレームの第1および/または最後のsTTIにわたって使用され得る(たとえば、2つのシンボルの各々が、データ送信およびパイロット信号送信を搬送する)。
いくつかの例では、電力スケーリングは、周波数ホッピングとともに、3シンボルsTTI内で使用され得る。周波数ホッピングが採用されるとき、同じ周波数リソースを使用する3シンボルsTTIのうちの2シンボルは、異なる周波数リソース上の単一シンボル部分と比較して、より大きい時間ダイバーシティから利益を得ることができる。2つの部分が独立して復号可能であり得るので、両方が同様のレベルのカバレージを提供することを確認することが望ましくなり得る。いくつかの例では、異なる電力制御公式が、同様のカバレージを提供するために、各部分のために使用され得る。より具体的には、いくつかの例では、単一シンボル部分のアップリンク送信電力は、2シンボル部分のための送信電力に対して、その電力制御公式に電力オフセットを追加することによって、ブーストされ得る。したがって、送信電力が、同じ周波数リソースを使用するsTTIの2シンボル部分について決定され得、異なる周波数リソースを使用する残りのシンボルのための送信電力を決定するために、オフセットが、決定された送信電力に適用され得る。そのような電力オフセットは、たとえば、UL許可における明示的シグナリングを介して、UEに示され得る。他の例では、そのような電力オフセットは、暗黙的指示を使用して示され得る。たとえば、電力オフセットは、上位レイヤによって構成され得、UEが、周波数ホッピングとともに3シンボルsTTIを割り振られるときはいつでも、2つの他のシンボルとは異なる周波数リソースを使用するシンボルのための送信電力が、所与の値だけオフセットされ得る。そのような指示は、たとえば、RRCシグナリングを通して、またはシステム情報ブロック(SIB)シグナリングを通して、半静的に構成され得る。他の例では、同じアップリンク送信は、異なる周波数リソースを使用して送信されるシンボルのために使用され得る。3シンボルsTTIの第1のシンボルまたは最後のシンボルが、他の通信のために予約される(たとえば、処理時間を提供するために使用されないか、またはSRS送信のために使用される)場合では、電力スケーリングが実施されないことがあり、その理由は、そのような3シンボルsTTIは、事実上、通常の2シンボルsTTIになり、両方のシンボルが、等しい電力を用いて送信され得るからである。
図5は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするワイヤレスデバイス505のブロック図500を示す。ワイヤレスデバイス505は、図1を参照しながら説明したような基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス505は、受信機510と、基地局送信マネージャ515と、送信機520とを含み得る。ワイヤレスデバイス505は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信中であり得る。
受信機510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法に関する情報など)に関連付けられた制御情報など、情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機510は、図8を参照しながら説明するトランシーバ835の態様の一例であり得る。
基地局送信マネージャ515は、図8を参照しながら説明する基地局送信マネージャ815の態様の一例であり得る。基地局送信マネージャ515は、第2のTTIとは異なる数のOFDMシンボルを有する第1のTTIを含む、2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンク送信のためのアップリンクリソースを識別すること、第1のTTIのための第1の送信電力を決定すること、第2のTTIのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用すること、および、UEにアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することを行い得る。アップリンク許可は、アップリンクリソースと、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの1つまたは複数との指示を含み得る。基地局送信マネージャ515はまた、3つのOFDMシンボルを有する第1のアップリンクTTIのためのリソースを識別すること、OFDMシンボルの第1のサブセットの送信のための第1の周波数リソースを割り振ること、OFDMシンボルの第2のサブセットの送信のための第2の周波数リソースを割り振ることであって、第2の周波数リソースが、第1の周波数リソースとは異なること、および、UEに第1のアップリンクTTIのためのアップリンク許可を送信することを行い得る。そのようなアップリンク許可は、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースの指示を含み得る。
送信機520は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュールにおいて受信機510とコロケートされ得る。たとえば、送信機520は、図8を参照しながら説明するトランシーバ835の態様の一例であり得る。送信機520は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図6は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするワイヤレスデバイス605のブロック図600を示す。ワイヤレスデバイス605は、図1および図5を参照しながら説明したようなワイヤレスデバイス505または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス605は、受信機610と、基地局送信マネージャ615と、送信機620とを含み得る。ワイヤレスデバイス605は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信中であり得る。
受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法に関する情報など)に関連付けられた制御情報など、情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機610は、図8を参照しながら説明するトランシーバ835の態様の一例であり得る。
基地局送信マネージャ615は、図8を参照しながら説明する基地局送信マネージャ815の態様の一例であり得る。基地局送信マネージャ615はまた、リソース割振り構成要素625と、電力決定構成要素630と、電力オフセット構成要素635と、許可送信構成要素640と、周波数リソース構成要素645とを含み得る。
リソース割振り構成要素625は、第2のTTIとは異なる数のOFDMシンボルを有する第1のTTIを含む、2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンク送信のためのアップリンクリソースを識別し得る。たとえば、リソース割振り構成要素625は、第1のTTIが3つのOFDMシンボルを有すること、および第2のTTIが2つのOFDMシンボルを有することを識別すること、ならびに、3つのOFDMシンボルを有する第1のアップリンクTTIのためのリソースを識別することを行い得る。場合によっては、リソース割振り構成要素625は、OFDMシンボルの第1のサブセットが、ワイヤレス送信サブフレームの開始において送信されることになると決定すること、および、OFDMシンボルの第1のサブセットを、2つのOFDMシンボルを有するように構成することを行い得るか、または、OFDMシンボルの第2のサブセットが、ワイヤレス送信サブフレームの最後において送信されることになると決定すること、および、OFDMシンボルの第2のサブセットを、2つのOFDMシンボルを有するように構成することを行い得る。場合によっては、2つ以上のTTIが、ワイヤレス送信サブフレームのスロット内に位置するアップリンクリソースを割り振られる。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットは、2つのOFDMシンボルを有し、OFDMシンボルの第2のサブセットは、1つのOFDMシンボルを有する。
電力決定構成要素630は、第1のTTIのための第1の送信電力を決定し得る。電力決定構成要素630はまた、OFDMシンボルの第1のサブセットのための第1の送信電力を決定することであって、第1のサブセットが2つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。
電力オフセット構成要素635は、第2のTTIのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用すること、および、UEに電力オフセットを送信することを行い得る。場合によっては、電力オフセット構成要素635は、3シンボルTTI内でOFDMシンボルの第2のサブセットのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用することであって、第2のサブセットが1つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。場合によっては、電力オフセットは、第2のTTIまたはOFDMシンボルの第2のサブセットのための送信電力を増大させて、第1のTTIまたはOFDMシンボルの第1のサブセットに対して、低減された時間ダイバーシティと達成可能なビット当たりのエネルギーとを補償する。
許可送信構成要素640は、UEにアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することであって、アップリンク許可が、アップリンクリソースと、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの1つまたは複数との指示を含む、ことを行い得る。場合によっては、許可送信構成要素640は、UEに第1のアップリンクTTIのためのアップリンク許可を送信することであって、アップリンク許可が、アップリンクTTIのシンボルのための第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースの指示を含む、ことを行い得る。場合によっては、電力オフセットは、アップリンク許可において送信される。
周波数リソース構成要素645は、OFDMシンボルの第1のサブセットの送信のための第1の周波数リソースを割り振ること、および、OFDMシンボルの第2のサブセットの送信のための第2の周波数リソースを割り振ることであって、第2の周波数リソースが、第1の周波数リソースとは異なる、ことを行い得る。
送信機620は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機620は、トランシーバモジュールにおいて受信機610とコロケートされ得る。たとえば、送信機620は、図8を参照しながら説明するトランシーバ835の態様の一例であり得る。送信機620は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図7は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートする基地局送信マネージャ715のブロック図700を示す。基地局送信マネージャ715は、図5、図6、および図8を参照しながら説明する、基地局送信マネージャ515、基地局送信マネージャ615、または基地局送信マネージャ815の態様の一例であり得る。基地局送信マネージャ715は、リソース割振り構成要素720と、電力決定構成要素725と、電力オフセット構成要素730と、許可送信構成要素735と、周波数リソース構成要素740と、構成シグナリング構成要素745と、パイロット信号構成要素750と、サウンディング基準信号(SRS)構成要素755とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信し得る。
リソース割振り構成要素720は、第2のTTIとは異なる数のOFDMシンボルを有する第1のTTIを含む、2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンク送信のためのアップリンクリソースを識別し得る。いくつかの例では、第1のTTIは、3つのOFDMシンボルを有し得、第2のTTIは、2つのOFDMシンボルを有し得る。場合によっては、3つのOFDMシンボルを有する第1のアップリンクTTI、およびリソース割振り構成要素720は、OFDMシンボルの第1のサブセットが、ワイヤレス送信サブフレームの開始において送信されることになると決定すること、および、OFDMシンボルの第1のサブセットを、第1の周波数リソースを使用して送信されることになる2つのOFDMシンボルを有するように構成することを行い得る。場合によっては、リソース割振り構成要素720は、OFDMシンボルの第2のサブセットが、ワイヤレス送信サブフレームの最後において送信されることになると決定し得、OFDMシンボルの第2のサブセットを、2つのOFDMシンボルを有するように構成し得る。場合によっては、2つ以上のTTIが、ワイヤレス送信サブフレームのスロット内に位置するアップリンクリソースを割り振られる。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットは、2つのOFDMシンボルを有し、OFDMシンボルの第2のサブセットは、1つのOFDMシンボルを有する。
電力決定構成要素725は、第1のTTIのための第1の送信電力を決定すること、および、OFDMシンボルの第1のサブセットのための第1の送信電力を決定することを行い得る。
電力オフセット構成要素730は、第2のTTIのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用すること、および、UEに電力オフセットを送信することを行い得る。場合によっては、電力オフセット構成要素730は、3シンボルTTIのOFDMシンボルの第2のサブセットのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用し得る。場合によっては、電力オフセットは、送信電力を増大させて、低減された時間ダイバーシティと達成可能なビット当たりのエネルギーとを補償する。
許可送信構成要素735は、UEにアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することであって、アップリンク許可が、アップリンクリソースと、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの1つまたは複数との指示を含む、こと、および、UEに第1のアップリンクTTIのためのアップリンク許可を送信することを行い得る。アップリンク許可はまた、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースの指示を含み得る。場合によっては、電力オフセットは、アップリンク許可において送信される。
周波数リソース構成要素740は、OFDMシンボルの第1のサブセットの送信のための第1の周波数リソースを割り振ること、および、OFDMシンボルの第2のサブセットの送信のための第2の周波数リソースを割り振ることであって、第2の周波数リソースが、第1の周波数リソースとは異なる、ことを行い得る。
構成シグナリング構成要素745は、アップリンク送信のためのリソースを識別するより前に、電力オフセットとともにUEを構成すること、および、第1のアップリンクTTIのためのリソースを識別するより前に、電力オフセットとともにUEを構成することを行い得る。
パイロット信号構成要素750は、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第1のOFDMシンボルを、データ送信のために構成し、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第2のOFDMシンボルを、パイロット信号送信のために構成すること、および、OFDMシンボルの第2のサブセットのうちの1つのOFDMシンボルを、データとパイロット信号の両方の送信のために構成することを行い得る。場合によっては、パイロット信号構成要素750は、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第1のOFDMシンボルが、ワイヤレス送信サブフレームの開始に位置し、データ送信またはパイロット信号送信のために使用されないことになると決定すること、および、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第2のOFDMシンボルを、データとパイロット信号の両方の送信のために構成することを行い得る。SRS構成要素755は、OFDMシンボルの第2のサブセットのうちの最後のOFDMシンボルが、ワイヤレス送信サブフレームの最後に位置し、SRS送信のために使用されることになると決定し得る。
図8は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートする、デバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、たとえば、図1、図5、および図6を参照しながら上記で説明したような、ワイヤレスデバイス505、ワイヤレスデバイス605、または基地局105の構成要素の一例であり得るか、またはそれを含み得る。デバイス805は、基地局送信マネージャ815と、プロセッサ820と、メモリ825と、ソフトウェア830と、トランシーバ835と、アンテナ840と、ネットワーク通信マネージャ845と、基地局通信マネージャ850とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス810)を介して電子通信し得る。デバイス805は、1つまたは複数のUE115とワイヤレス通信し得る。
プロセッサ820は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ820は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ820に統合され得る。プロセッサ820は、様々な機能(たとえば、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ825は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ825は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア830を記憶し得る。場合によっては、メモリ825は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
ソフトウェア830は、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア830は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア830は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ835は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ835は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ835はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するために、かつアンテナから受信されたパケットを復調するために、モデムを含み得る。
場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ840を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ840を有し得る。
ネットワーク通信マネージャ845は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ845は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
基地局通信マネージャ850は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局通信マネージャ850は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ850は、基地局105間で通信を行うために、ロングタームエボリューション(LTE)/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
図9は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするワイヤレスデバイス905のブロック図900を示す。ワイヤレスデバイス905は、図1を参照しながら説明したようなUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス905は、受信機910と、UE送信マネージャ915と、送信機920とを含み得る。ワイヤレスデバイス905は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信中であり得る。
受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法に関する情報など)に関連付けられた制御情報など、情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機910は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1235の態様の一例であり得る。
UE送信マネージャ915は、図12を参照しながら説明するUE送信マネージャ1215の態様の一例であり得る。UE送信マネージャ915は、アップリンク送信のために、基地局からアップリンクリソース割振りを受信することであって、アップリンクリソース割振りが、異なる数のOFDMシンボルを有する第1のTTIおよび第2のTTIを含む2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンクリソースを識別する、こと、第1のTTIのための第1のアップリンク送信電力を識別すること、第2のTTIのための第2のアップリンク送信電力を決定するために、第1のアップリンク送信電力に電力オフセットを適用すること、ならびに、第1のアップリンク送信電力および第2のアップリンク送信電力に基づいて、アップリンク送信を送信することを行い得る。UE送信マネージャ915はまた、アップリンク送信のために、基地局からアップリンクリソース割振りを受信することであって、アップリンクリソース割振りが、3つのOFDMシンボルを有するアップリンクTTIを識別する、こと、アップリンクリソース割振りに基づいて、OFDMシンボルの第1のサブセットを送信するための第1の周波数リソースを識別すること、アップリンクリソース割振りに基づいて、OFDMシンボルの第2のサブセットを送信するための第2の周波数リソースを識別すること、ならびに、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースを使用して、アップリンク送信を送信することを行い得る。
送信機920は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュールにおいて受信機910とコロケートされ得る。たとえば、送信機920は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1235の態様の一例であり得る。送信機920は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図10は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするワイヤレスデバイス1005のブロック図1000を示す。ワイヤレスデバイス1005は、図1および図9を参照しながら説明したようなワイヤレスデバイス905またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1005は、受信機1010と、UE送信マネージャ1015と、送信機1020とを含み得る。ワイヤレスデバイス1005は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信中であり得る。
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法に関する情報など)に関連付けられた制御情報など、情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1010は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1235の態様の一例であり得る。
UE送信マネージャ1015は、図12を参照しながら説明するUE送信マネージャ1215の態様の一例であり得る。UE送信マネージャ1015はまた、リソース割振り構成要素1025と、電力決定構成要素1030と、電力オフセット構成要素1035と、アップリンク送信構成要素1040と、周波数リソース構成要素1045とを含み得る。
リソース割振り構成要素1025は、アップリンク送信のために、基地局からアップリンクリソース割振りを受信することであって、アップリンクリソース割振りが、異なる数のOFDMシンボルを有する第1のTTIおよび第2のTTIを含む2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンクリソースを識別する、こと、第1のTTIが3つのOFDMシンボルを有すること、および第2のTTIが2つのOFDMシンボルを有することを識別すること、ならびに、アップリンクリソース割振りとともに、電力オフセットを受信することを行い得る。場合によっては、電力オフセットは、アップリンクリソース割振りにおいて受信される。場合によっては、2つ以上のTTIが、ワイヤレス送信サブフレームのスロット内に位置するアップリンクリソースを割り振られる。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットは、2つのOFDMシンボルを有し、OFDMシンボルの第2のサブセットは、1つのOFDMシンボルを有する。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットは、ワイヤレス送信サブフレームの開始において送信されることになる。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第1のOFDMシンボルは、ワイヤレス送信サブフレームの開始に位置し、データ送信またはパイロット信号送信のために割り振られておらず、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第2のOFDMシンボルは、データとパイロット信号の両方の送信のために割り振られる。場合によっては、OFDMシンボルの第2のサブセットは、ワイヤレス送信サブフレームの最後において送信されることになり、OFDMシンボルの第2のサブセットは、2つのOFDMシンボルを有する。
電力決定構成要素1030は、第1のTTIのための第1のアップリンク送信電力を識別すること、および、OFDMシンボルの第1のサブセットのための第1の送信電力を識別することであって、第1のサブセットが2つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。
電力オフセット構成要素1035は、第2のTTIのための第2のアップリンク送信電力を決定するために、第1のアップリンク送信電力に電力オフセットを適用すること、または、OFDMシンボルの第2のサブセットのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用することであって、第2のサブセットが1つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。場合によっては、電力オフセットは、第2のTTIまたはOFDMシンボルの第2のサブセットのための送信電力を増大させて、第1のTTIまたはOFDMシンボルの第1のサブセットに対して、第2のTTIの低減された時間ダイバーシティと達成可能なビット当たりのエネルギーとを補償する。
アップリンク送信構成要素1040は、第1のアップリンク送信電力および第2のアップリンク送信電力に基づいて、アップリンク送信を送信すること、ならびに、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースを使用して、アップリンク送信を送信することを行い得る。周波数リソース構成要素1045は、アップリンクリソース割振りに基づいて、OFDMシンボルの第1のサブセットを送信するための第1の周波数リソースを識別すること、および、アップリンクリソース割振りに基づいて、OFDMシンボルの第2のサブセットを送信するための第2の周波数リソースを識別することを行い得る。
送信機1020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュールにおいて受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1020は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1235の態様の一例であり得る。送信機1020は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図11は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするUE送信マネージャ1115のブロック図1100を示す。UE送信マネージャ1115は、図9、図10、および図12を参照しながら説明するUE送信マネージャ1215の態様の一例であり得る。UE送信マネージャ1115は、リソース割振り構成要素1120と、電力決定構成要素1125と、電力オフセット構成要素1130と、アップリンク送信構成要素1135と、周波数リソース構成要素1140と、構成構成要素1145と、パイロット信号構成要素1150と、SRS構成要素1155とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信し得る。
リソース割振り構成要素1120は、アップリンク送信のために、基地局からアップリンクリソース割振りを受信することであって、アップリンクリソース割振りが、異なる数のOFDMシンボルを有する第1のTTIおよび第2のTTIを含む2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンクリソースを識別する、こと、第1のTTIが3つのOFDMシンボルを有すること、および第2のTTIが2つのOFDMシンボルを有することを識別すること、ならびに、アップリンクリソース割振りとともに、電力オフセットを受信することを行い得る。場合によっては、電力オフセットは、アップリンクリソース割振りにおいて受信される。場合によっては、2つ以上のTTIが、ワイヤレス送信サブフレームのスロット内に位置するアップリンクリソースを割り振られる。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットは、2つのOFDMシンボルを有し、OFDMシンボルの第2のサブセットは、1つのOFDMシンボルを有する。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットは、ワイヤレス送信サブフレームの開始において送信されることになる。場合によっては、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第1のOFDMシンボルは、ワイヤレス送信サブフレームの開始に位置し、データ送信またはパイロット信号送信のために割り振られておらず、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第2のOFDMシンボルは、データとパイロット信号の両方の送信のために割り振られる。場合によっては、OFDMシンボルの第2のサブセットは、ワイヤレス送信サブフレームの最後において送信されることになり、OFDMシンボルの第2のサブセットは、2つのOFDMシンボルを有する。
電力決定構成要素1125は、第1のTTIのための第1のアップリンク送信電力を識別すること、および、OFDMシンボルの第1のサブセットのための第1の送信電力を識別することであって、第1のサブセットが2つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。
電力オフセット構成要素1130は、第2のTTIのための第2のアップリンク送信電力を決定するために、第1のアップリンク送信電力に電力オフセットを適用すること、または、OFDMシンボルの第2のサブセットのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用することであって、第2のサブセットが1つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。場合によっては、電力オフセットは、第2のTTIまたはOFDMシンボルの第2のサブセットのための送信電力を増大させて、第1のTTIまたはOFDMシンボルの第1のサブセットに対して、第2のTTIの低減された時間ダイバーシティと達成可能なビット当たりのエネルギーとを補償する。
アップリンク送信構成要素1135は、第1のアップリンク送信電力および第2のアップリンク送信電力に基づいて、アップリンク送信を送信すること、ならびに、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースを使用して、アップリンク送信を送信することを行い得る。
周波数リソース構成要素1140は、アップリンクリソース割振りに基づいて、OFDMシンボルの第1のサブセットを送信するための第1の周波数リソースを識別すること、および、アップリンクリソース割振りに基づいて、OFDMシンボルの第2のサブセットを送信するための第2の周波数リソースを識別することを行い得る。
構成構成要素1145は、アップリンクリソース割振りを受信するより前に、電力オフセットを識別する構成を受信すること、および、アップリンクリソース割振りを受信するより前に、電力オフセットとともに構成を受信することを行い得る。
パイロット信号構成要素1150は、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第1のOFDMシンボルを、データ送信のために構成し、OFDMシンボルの第1のサブセットのうちの第2のOFDMシンボルを、パイロット信号送信のために構成すること、および、OFDMシンボルの第2のサブセットのうちの1つのOFDMシンボルを、データとパイロット信号の両方の送信のために構成することを行い得る。
SRS構成要素1155は、OFDMシンボルの第2のサブセットのうちの最後のOFDMシンボルが、ワイヤレス送信サブフレームの最後に位置し、SRS送信のために構成されると決定し得、その場合、最後のOFDMシンボルに先行する、OFDMシンボルの第2のサブセットのうちの第1のOFDMシンボルが、データとパイロット信号の両方の送信のために割り振られる。
図12は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートする、デバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、たとえば、図1を参照しながら上記で説明したようなUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれを含み得る。デバイス1205は、UE送信マネージャ1215と、プロセッサ1220と、メモリ1225と、ソフトウェア1230と、トランシーバ1235と、アンテナ1240と、I/Oコントローラ1245とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1210)を介して電子通信し得る。デバイス1205は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレス通信し得る。
プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1220は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1220に統合され得る。プロセッサ1220は、様々な機能(たとえば、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ1225は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1225は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1230を記憶し得る。場合によっては、メモリ1225は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア1230は、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1230は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア1230は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ1235は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1235は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1235はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するために、かつアンテナから受信されたパケットを復調するために、モデムを含み得る。
場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1240を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1240を有し得る。
I/Oコントローラ1245は、デバイス1205のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1245はまた、デバイス1205内に統合されない周辺機器を管理し得る。場合によっては、I/Oコントローラ1245は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。場合によっては、I/Oコントローラ1245は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。
図13は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法のための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明したように、基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5〜図8を参照しながら説明したように、基地局送信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
ブロック1305で、基地局105は、第2の送信時間間隔(TTI)とは異なる数の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する第1のTTIを含む、2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンク送信のためのアップリンクリソースを識別し得る。ブロック1305の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1305の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
オプションのブロック1310で、基地局105は、第1のTTIが3つのOFDMシンボルを有すること、および第2のTTIが2つのOFDMシンボルを有することを識別し得る。ブロック1310の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1310の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
ブロック1315で、基地局105は、第1のTTIのための第1の送信電力を決定し得る。ブロック1315の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1315の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、電力決定構成要素によって実行され得る。
ブロック1320で、基地局105は、第2のTTIのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用し得る。ブロック1320の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1320の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、電力オフセット構成要素によって実行され得る。
ブロック1325で、基地局105は、ユーザ機器(UE)にアップリンク送信のためのアップリンク許可を送信することであって、アップリンク許可が、アップリンクリソースと、第1の送信電力または第2の送信電力のうちの1つまたは複数との指示を含む、ことを行い得る。ブロック1325の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1325の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、許可送信構成要素によって実行され得る。
図14は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法のための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明したように、基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1400の動作は、図5〜図8を参照しながら説明したように、基地局送信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
ブロック1405で、基地局105は、3つのOFDMシンボルを有する第1のアップリンクTTIのためのリソースを識別し得る。ブロック1405の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1405の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
ブロック1410で、基地局105は、OFDMシンボルの第1のサブセットの送信のための第1の周波数リソースを割り振り得る。ブロック1410の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1410の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1415で、基地局105は、OFDMシンボルの第2のサブセットの送信のための第2の周波数リソースを割り振ることであって、第2の周波数リソースが、第1の周波数リソースとは異なる、ことを行い得る。ブロック1415の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1415の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1420で、基地局105は、ユーザ機器(UE)に第1のアップリンクTTIのためのアップリンク許可を送信することであって、アップリンク許可が、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースの指示を含む、ことを行い得る。ブロック1420の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1420の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、許可送信構成要素によって実行され得る。
図15は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明したように、基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1500の動作は、図5〜図8を参照しながら説明したように、基地局送信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
ブロック1505で、基地局105は、3つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する第1のアップリンク送信時間間隔(TTI)のためのリソースを識別し得る。ブロック1505の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1505の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
ブロック1510で、基地局105は、OFDMシンボルの第1のサブセットの送信のための第1の周波数リソースを割り振り得る。ブロック1510の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1510の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1515で、基地局105は、OFDMシンボルの第2のサブセットの送信のための第2の周波数リソースを割り振ることであって、第2の周波数リソースが、第1の周波数リソースとは異なる、ことを行い得る。ブロック1515の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1515の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1520で、基地局105は、OFDMシンボルの第1のサブセットのための第1の送信電力を決定することであって、第1のサブセットが2つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。ブロック1520の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1520の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、電力決定構成要素によって実行され得る。
ブロック1525で、基地局105は、OFDMシンボルの第2のサブセットのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用することであって、第2のサブセットが1つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。ブロック1525の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1525の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、電力オフセット構成要素によって実行され得る。
ブロック1530で、基地局105は、ユーザ機器(UE)に第1のアップリンクTTIのためのアップリンク許可を送信することであって、アップリンク許可が、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースの指示を含む、ことを行い得る。ブロック1530の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1530の動作の態様は、図5〜図8を参照しながら説明したように、許可送信構成要素によって実行され得る。
図16は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法のための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明したように、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1600の動作は、図9〜図12を参照しながら説明したように、UE送信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
ブロック1605で、UE115は、アップリンク送信のために、基地局からアップリンクリソース割振りを受信することであって、アップリンクリソース割振りが、異なる数の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する第1の送信時間間隔(TTI)および第2のTTIを含む2つ以上のTTIに及ぶ、アップリンクリソースを識別する、ことを行い得る。ブロック1605の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1605の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
ブロック1610で、UE115は、第1のTTIが3つのOFDMシンボルを有すること、および第2のTTIが2つのOFDMシンボルを有することを識別し得る。ブロック1610の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1610の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
ブロック1615で、UE115は、第1のTTIのための第1のアップリンク送信電力を識別し得る。ブロック1615の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1615の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、電力決定構成要素によって実行され得る。
ブロック1620で、UE115は、第2のTTIのための第2のアップリンク送信電力を決定するために、第1のアップリンク送信電力に電力オフセットを適用し得る。ブロック1620の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1620の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、電力オフセット構成要素によって実行され得る。
ブロック1625で、UE115は、第1のアップリンク送信電力および第2のアップリンク送信電力に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信を送信し得る。ブロック1625の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1625の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、アップリンク送信構成要素によって実行され得る。
図17は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法のための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明したように、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1700の動作は、図9〜図12を参照しながら説明したように、UE送信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
ブロック1705で、UE115は、アップリンク送信のために、基地局からアップリンクリソース割振りを受信することであって、アップリンクリソース割振りが、3つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを有するアップリンク送信時間間隔(TTI)を識別する、ことを行い得る。ブロック1705の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1705の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
ブロック1710で、UE115は、アップリンクリソース割振りに少なくとも部分的に基づいて、OFDMシンボルの第1のサブセットを送信するための第1の周波数リソースを識別し得る。ブロック1710の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1710の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1715で、UE115は、アップリンクリソース割振りに少なくとも部分的に基づいて、OFDMシンボルの第2のサブセットを送信するための第2の周波数リソースを識別し得る。ブロック1715の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1715の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1720で、UE115は、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースを使用して、アップリンク送信を送信し得る。ブロック1720の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1720の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、アップリンク送信構成要素によって実行され得る。
図18は、本開示の様々な態様による、低レイテンシワイヤレス通信システムにおけるアップリンク送信技法のための方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明したように、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1800の動作は、図9〜図12を参照しながら説明したように、UE送信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
ブロック1805で、UE115は、アップリンク送信のために、基地局からアップリンクリソース割振りを受信することであって、アップリンクリソース割振りが、3つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを有するアップリンク送信時間間隔(TTI)を識別する、ことを行い得る。ブロック1805の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1805の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
ブロック1810で、UE115は、アップリンクリソース割振りに少なくとも部分的に基づいて、OFDMシンボルの第1のサブセットを送信するための第1の周波数リソースを識別し得る。ブロック1810の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1810の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1815で、UE115は、アップリンクリソース割振りに少なくとも部分的に基づいて、OFDMシンボルの第2のサブセットを送信するための第2の周波数リソースを識別し得る。ブロック1815の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1815の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、周波数リソース構成要素によって実行され得る。
ブロック1820で、UE115は、OFDMシンボルの第1のサブセットのための第1の送信電力を識別することであって、第1のサブセットが2つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。ブロック1820の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1820の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、電力決定構成要素によって実行され得る。
ブロック1825で、UE115は、OFDMシンボルの第2のサブセットのための第2の送信電力を決定するために、第1の送信電力に電力オフセットを適用することであって、第2のサブセットが1つのOFDMシンボルを有する、ことを行い得る。ブロック1825の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1825の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、電力オフセット構成要素によって実行され得る。
ブロック1830で、UE115は、第1の周波数リソースおよび第2の周波数リソースを使用して、アップリンク送信を送信し得る。ブロック1830の動作は、図1〜図4を参照しながら説明した方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1830の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明したように、アップリンク送信構成要素によって実行され得る。
上記で説明した方法は、可能な実装形態について説明しており、動作およびステップは、並べ替えられるか、または他の方法で修正されてもよく、他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられてよい。
本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、互換的に使用される。符号分割多元接続(CDMA)システムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格を対象とする。IS-2000リリースは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形態を含む。時分割多元接続(TDMA)システムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE-A)は、E-UTRAを使用するユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)のリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、NR、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。例として、LTEまたはNRシステムの態様について説明する場合があり、説明の大部分においてLTEまたはNR用語が使用される場合があるが、本明細書で説明する技法は、LTEまたはNR適用例以外に適用可能である。
本明細書で説明するそのようなネットワークを含むLTE/LTE-Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局を表すために使用され得る。本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの発展型ノードB(eNB)が様々な地理的領域にカバレージを提供する、異種LTE/LTE-AまたはNRネットワークを含み得る。たとえば、各eNB、gNB、または基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局に関連付けられるキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る。
基地局は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードB(gNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレージエリアは、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明するUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、中継基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリアがあり得る。
マクロセルは一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、免許必要、免許不要など)周波数帯域で動作し得る低電力基地局である。スモールセルは、様々な例に応じて、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、同様のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれでも使用され得る。
本明細書で説明するダウンリンク送信は、順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は、逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、本明細書で説明する各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、各キャリアは、複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)から構成される信号であり得る。
添付の図面に関して本明細書に記載した説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として役立つ」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味するものではない。詳細な説明は、説明した技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有する場合がある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別される場合がある。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
本明細書で説明する情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、異なる物理的ロケーションにおいて機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲内を含む本明細書で使用する場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)内で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すものと解釈されるものではない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明する例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を担持または記憶するために使用され得、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、任意の接続が、適正にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスクおよびBlu-ray(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
当業者に知られているか、または後で知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書で開示したものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」、「構成要素」などの単語は、「手段」という単語の代用ではない場合がある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という句を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示の様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲を逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。