JP6974151B2 - 磁気インク文字認識装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気インク文字認識装置及びプログラムに関する。
従来、用紙に印字された磁気インク文字を、磁気ヘッドを用いて読み取るMICR(Magnetic Ink Character Reader)等の磁気インク文字認識装置が存在している。例えば、用紙搬送型の磁気インク文字認識装置では、磁気インク文字が印字された用紙を搬送しながら磁気ヘッドで読み取りを行い、磁気ヘッドから出力される磁気検出信号に基づき磁気インク文字を認識するようになっている。係る磁気検出信号は、時間軸と電圧軸との2次元の波形データで表され、ISO1004等で規格化された波形データと比較することで各文字の認識が行われる。
また、磁気インク文字認識装置では、磁気インク文字の認識率を向上させるため磁気検出信号から磁気ノイズを取り除くことが行われている。例えば、従来、搬送モータに起因する磁気ノイズを除去するため、磁気インク文字検出時の磁気検出信号から、搬送モータやフォトセンサ等に起因する磁気ノイズを差し引く技術が提案されている。
また、磁気インク文字認識装置では、処理速度を向上させるため、用紙の搬送速度を高速化することが行われている。しかしながら、搬送速度を上げると、磁気ヘッドで用紙を読み取る際に当該用紙の終端部分で紙はねが生じる可能性がある。この紙はねは、磁気ノイズ(以下、終端ノイズ)の原因となり、文字認識率低下の要因となっている。なお、上記した従来のノイズ除去に係る技術では、終端ノイズについて何ら考慮されておらず、上記の課題を解決することは困難である。
本発明が解決しようとする課題は、文字認識率の向上を図ることが可能な磁気インク文字認識装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の磁気インク文字認識装置は、磁気ヘッドと、搬送手段と、取得手段と、除外手段と、認識手段とを備える。搬送手段は、前記磁気ヘッドに対して磁気インク文字が印字された媒体を相対的に搬送する。取得手段は、前記磁気ヘッドで読み取られた前記媒体の磁気検出信号を取得する。除外手段は、前記磁気検出信号の信号区間から前記媒体の終端部分の読み取り結果を含んだ所定の除外区間を除外する。認識手段は、前記除外区間が除外された残りの信号区間の前記磁気検出信号に基づいて、前記磁気インク文字を認識する。
図1は、実施形態に係る磁気インク文字認識装置の概略構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る用紙の一例を示す図である。 図3は、実施形態の磁気インク文字認識装置が備えるハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態の磁気インク文字認識装置が備える機能構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る磁気検出信号の一例を示す図である。 図6は、実施形態の磁気インク文字認識装置が行う文字認識処理の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る磁気インク文字認識装置及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、磁気インク文字認識装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、磁気インク文字認識装置1は、用紙搬送路11と、搬送ローラ12と、着磁用マグネット13と、磁気ヘッド14と、用紙押さえ15と、用紙センサ16とを備える。
用紙搬送路11は、用紙PAを搬送するための搬送路である。用紙PAは、例えば小切手や約束手形等の媒体(紙葉)であり、その表面に磁気インク文字MC(図2参照)が印字されている。
図2は、用紙PAの一例を示す図である。図2に示すように、用紙PAの表面には磁気インク文字MCが印字されている。磁気インク文字MCは、E−13BやCMC−7等の規格に順じた書体で印字される。例えば、小切手や約束手形では、磁気インク文字MCが印字される領域(以下、印字領域)A1は予め定められており、当該印字領域A1に小切手番号等の情報が印字される。図2の場合、印字領域A1は、用紙PAの下部において、用紙PAの左端からL1の位置、及び用紙PAの右端からL2の位置に、長さL3で設けられている。なお、用紙PAは、図2に示した右端側から、用紙搬送路11に挿入されるものとする。つまり、L1とL2とL3を足した長さLは、用紙PAの搬送方向の用紙長(サイズ)に対応する。
図1に戻り、搬送ローラ12は、用紙搬送路11に挿入された用紙PAを、右方又は左方に往復搬送する。着磁用マグネット13は、例えば電磁石であり、用紙PAの表面に印字された磁気インク文字MCを磁化する。磁気ヘッド14は、磁気(磁界)の変化を読み取る磁気検出装置であり、読取方向に搬送される用紙PAから磁気を読み取る。用紙押さえ15は、磁気ヘッド14に対向して配置される。用紙押さえ14は、読み取り動作中、ある一定の圧力で用紙をヘッド方向に押さえる。用紙搬送路11上を搬送される用紙PAは、磁気ヘッド14と用紙押さえ15との間隙を通過する。用紙センサ16は、例えばフォトセンサであり、用紙搬送路11上を搬送される用紙PAを検出する。
図1の構成において、用紙PAは、磁気インク文字MCが印字された面が磁気ヘッド14に対向する向きで、用紙搬送路11の左端側から挿入される。用紙搬送路11の左端側から挿入された用紙PAは、搬送ローラ12によって右方向(以下、着磁方向)に搬送される。着磁用マグネット13は、着磁方向に搬送された用紙PAに対し磁気インク文字MCを磁化するための磁界を発生する。これにより、用紙PAに印字された磁気インク文字MCは、着磁用マグネット13によって磁化される。
用紙搬送路11の右端側に到達した用紙PAは、搬送ローラ12によって左方向(以下、読取方向)に搬送される。磁気ヘッド14は、この読取方向への搬送過程で、用紙PA(磁気インク文字MC)から磁気を読み取り、その読み取り結果を磁気検出信号として出力する。また、用紙センサ16は、搬送ローラ12による用紙PAの搬送過程において、用紙搬送路11上の用紙PAを検出する。
なお、用紙PAの搬送に係る構成は図1に限らないものとする。例えば、図1では用紙搬送路11を直線状としたが、これに限らず用紙搬送路11を曲線としてもよい。また、一方向への搬送で着磁と読取とを行う構成としてもよい。また、着磁用マグネット13、磁気ヘッド14及び用紙センサ16の取り付け位置や、用紙センサ16の個数は、図1の例に限定されないものとする。
また、図1では、着磁用マグネット13を電磁石としたが、これに限らず、永久磁石としてもよい。また、他の装置で着時を行う場合には、磁気インク文字認識装置1から着磁に係る構成を取り除いてもよい。また、図1では、磁気ヘッド14を固定の位置とし、磁気ヘッド14に対して用紙PAを搬送(移動)する構成としたが、用紙PAを固定の位置とし、用紙PAに対して磁気ヘッド14を搬送(移動)する構成としてもよい。
次に、図3を参照して、磁気インク文字認識装置1のハードウェア構成について説明する。図3は、磁気インク文字認識装置1が備えるハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示すように、磁気インク文字認識装置1は、上記した着磁用マグネット13、磁気ヘッド14及び用紙センサ16とともに、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22及びRAM(Random Access Memory)23等のコンピュータ構成を備える。
CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムを実行することで、磁気インク文字認識装置1の動作を統括的に制御する。また、CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムを実行することで、後述する各機能部を実現させる。
ROM22は、CPU21が実行可能な各種のプログラムや、磁気インク文字認識装置1の動作に係る各種の設定情報を記憶する。RAM23は、CPU21が各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。
また、磁気インク文字認識装置1は、記憶部24、表示部25及び操作部26を備える。記憶部24は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等のリード/ライト可能な不揮発性メモリである。記憶部24は、CPU21が実行可能な各種のプログラムや、磁気インク文字認識装置1の動作に係る各種の設定情報を記憶する。
例えば、記憶部24は、磁気ヘッド14によって用紙PAから読み取られる磁気検出信号から除外すべき信号区間を定めた設定情報(以下、除外区間という)を記憶する。ここで、除外区間は、用紙PAの後端部分の読み取り結果を含む信号区間を指示するためのものである。係る除外区間は、使用する用紙PAの仕様に基づき予め設定されている。
以下、図2に示した用紙PAを例に除外区間について説明する。読取方向への搬送時に用紙PAの左端側から搬送されると、磁気検出信号のピークに基づき印字領域A1の左端(先端)に対応するピーク位置が検出される。この位置を基点に用紙長分の信号区間を特定するような場合、当該信号区間の後半に用紙PAの後端部分の読み取り結果が含まれることになる。
そこで、特定した信号区間の後端を基準に除外区間を設定するような場合、除外区間は、用紙PA上において印字領域A1の搬送方向の前後に位置する余白領域のサイズ(L1、L2)と、用紙PAの搬送速度とに基づき設定することができる。具体的には、除外区間は、「L1<X<L1+L2」の条件を満たす長さXを、用紙PAの搬送速度で除算した値(時間幅)で表すことができる。ここで、Xの値は、上記の条件を満たす範囲で調整することが可能であるとする。このように設定した除外区間分(時間幅)の磁気検出信号を、特定した信号区間の後端から先端にかけて除外することで、用紙PAの後端部分の読み取り結果を取り除くことができる。
なお、記憶部24が記憶する設定情報は、上記の例に限らないものとする。例えば、記憶部24は、用紙PAの仕様に関する情報(例えば、長さL1、L2等)を設定情報として記憶しておき、当該設定情報とリアルタイムの搬送速度とから、上記の除外区間を動的に導出する構成としてもよい。
表示部25は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスである。表示部25は、CPU21の制御の下、磁気インク文字MCの認識結果等、各種の情報を表示する。操作部26は、操作スイッチ等の入力デバイスである。操作部26は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容をCPU21に出力する。
また、磁気インク文字認識装置1は、用紙搬送機構27を備える。用紙搬送機構27は、搬送手段の一例である。用紙搬送機構27は、上述した用紙搬送路11及び搬送ローラ12とともに、搬送ローラ12を回転させるための駆動モータ等を含む。用紙搬送機構27は、CPU21の制御の下、用紙搬送路11に挿入された用紙PAを着磁方向及び読取方向の往復方向に搬送させる。
次に、図4を参照して磁気インク文字認識装置1の機能構成について説明する。図4は、磁気インク文字認識装置1が備える機能構成の一例を示す図である。
図4に示すように、磁気インク文字認識装置1は、搬送制御部31と、着磁処理部32と、用紙長検出部33と、読取処理部34と、除外処理部35と、認識処理部36と、出力処理部37とを機能部として備える。これら機能部は、CPU21とプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよいし、専用のプロセッサで実現されるハードウェア構成であってもよい。
搬送制御部31は、用紙搬送機構27を制御することで、用紙搬送路11上での用紙PAの搬送を制御する。具体的には、搬送制御部31は、図1に示した用紙搬送路11の左端側から用紙PAが挿入されると、当該用紙PAを着磁方向に搬送させる。また、搬送制御部31は、用紙PAが用紙搬送路11の右端側に達すると、当該用紙PAを読取方向に搬送させる。なお、搬送制御部31は、予め定められた搬送速度で用紙PAの搬送を行うものとする。
着磁処理部32は、着磁用マグネット13と協働することで、磁気インク文字MCを着磁する着磁処理を実行する。具体的には、着磁処理部32は、搬送制御部31の制御により用紙PAが着磁方向に搬送されている間、着磁用マグネット13を動作させて磁界を発生させる。
用紙長検出部33は、検出手段の一例である。用紙長検出部33は、用紙センサ16のセンシング結果に基づいて、用紙搬送路11上を搬送される用紙PAの搬送方向のサイズ(用紙長)を検出する。例えば、用紙長検出部33は、用紙センサ16が用紙PAを継続して検出した時間の長さと、当該用紙PAの搬送速度とを乗算することで、用紙PAの用紙長を取得する。なお、本実施形態では、用紙長検出部33は、着磁方向への搬送時に用紙長の検出を行うものとする。
読取処理部34は、取得手段の一例である。読取処理部34は、磁気ヘッド14と協働することで、用紙搬送路11を搬送される用紙PA(磁気インク文字MC)から磁気検出信号を読み取る読み取り処理を実行する。具体的には、読取処理部34は、用紙PAが読取方向に搬送されている間、磁気ヘッド14を動作させることで、当該磁気ヘッド14から出力される磁気検出信号を取得する。読取処理部34によって取得された磁気検出信号は、RAM23等の記憶媒体に記憶される。
図5は、磁気検出信号の一例を示す図である。図5において、横軸は時間経過を表す時間軸であり、縦軸は磁気の大きさに対応する電圧値を表す。
磁気ヘッド14により磁気インク文字MCが読み取られると、その磁気インク文字MCの形状に対応した波形の磁気検出信号が得られる。例えば、図5の磁気検出信号では、波形D1が磁気インク文字MCに対応する。
ところで、MICR等の磁気インク文字認識の分野では、処理速度を向上させるため、用紙の搬送速度を高速化することが行われている。しかしながら、搬送速度を上げると、磁気ヘッド14で用紙PAを読み取る際に当該用紙PAの終端部分で紙はねが生じる可能性がある。例えば、図1の構成では、磁気ヘッド14と用紙押さえ15との間隙に進入した用紙PAの終端部分で、当該間隙を抜ける際に紙はねが生じる可能性がある。この紙はねは、磁気ヘッド14の読み取り動作に影響し、波形D2に示すようにスパイク状の磁気ノイズ(以下、終端ノイズ)として磁気検出信号上に出現する。後述する認識処理部36では、磁気検出信号に基づき磁気インク文字MCを認識するが、このような終端ノイズが含まれると誤認識が発生し、文字認識率低下の要因となる。
そこで、磁気インク文字認識装置1では、磁気検出信号から終端ノイズを除外するため、除外処理部35を備えている。以下、除外処理部35について説明する。
除外処理部35は、除外手段の一例である。除外処理部35は、読取処理部34により取得された磁気検出信号から終端ノイズを除外する除外処理を実行する。
具体的には、除外処理部35は、磁気検出信号の振幅(電圧値)に基づいて、最初のピーク位置を検出する。磁気インク文字MCの先頭ピークは、印字に関する規格により、正極で且つ一定レベル以上の出力値を持つよう規定されている。除外処理部35は、磁気検出信号の波形を先頭からスキャンして、その電圧値が正であって閾値以上であるか否かを判定する。この閾値は、例えば、用紙PAが未搬送の状態で検出される磁気検出信号の振幅より大きな値や、全ての正ピーク値から算出した平均の60%の値等が設定される。
そして、除外処理部35は、判定条件に該当した最初のピーク位置を検出する。例えば、図5に示す磁気検出信号の場合、除外処理部35は、磁気検出信号に現れた最初のピーク位置P1を検出する。このように検出されたピーク位置P1は、用紙PAの搬送方向における印字領域A1(磁気インク文字MC)の先端に対応する。
次いで、除外処理部35は、用紙長検出部33で検出された用紙長に基づき、検出したピーク位置P1を基点に、当該ピーク位置P1から用紙長に対応する時間幅分を移動させた位置P2までの信号区間を特定する。係る時間幅は、例えば、用紙長を用紙PAの搬送速度で除算することで導出される。
そして、除外処理部35は、記憶部24に記憶された設定情報(除外区間)に基づき、特定した信号区間の後端から除外区間分を除外した残りの信号区間を対象信号として抽出する。
例えば、図5に示す磁気検出信号の場合、除外処理部35は、最初のピーク位置P1を基点とし、このピーク位置P1から用紙長に対応する時間幅分を移動させた位置P2までの信号区間B1を特定する。次いで、除外処理部35は、信号区間B1の後端(位置P2)から先端にかけて、除外区間B2の時間幅を除外する。そして、除外処理部35は、除外区間B2を除外した残りの信号区間B3の磁気検出信号を対象信号として抽出する。
このように抽出された対象信号は、用紙PAの読み取り結果から、当該用紙PAの終端部分の読み取り結果を除去したものとなる。つまり、除外処理部35は、読取処理部34が取得した用紙PAの磁気検出信号の中から終端ノイズを除外(除去)し、残りの磁気検出信号を対象信号として抽出する。
認識処理部36は、認識手段の一例である。認識処理部36は、除外処理部35が抽出した対象信号に基づき、用紙PAに印字された磁気インク文字MCの各文字を認識する。ここで、磁気インク文字MCの認識方法は、公知・公用の技術を用いることが可能である。例えば、認識処理部36は、対象信号から磁気インク文字MCの各文字を表す波形データを切り出し、ISO1004等で規格化された各文字の波形データと比較することで、その類似性に基づき文字認識を行う。
出力処理部37は、認識処理部36で認識された磁気インク文字MCの認識結果を表示部25に出力する。なお、認識結果の出力先は、表示部25に限らないものとする。例えば、出力処理部37は、磁気インク文字MCの認識結果を、記憶部24に出力(記憶)してもよい。また、出力処理部37は、磁気インク文字MCの認識結果を、図示しない通信装置を介して外部装置に出力(送信)してもよい。
以下、図1、図6を参照して、磁気インク文字認識装置1の動作について説明する。ここで、図6は、磁気インク文字認識装置1が行う文字認識処理の一例を示すフローチャートである。
図1に示した用紙搬送路11の左側から用紙PAが挿入されると、搬送制御部31は、用紙PAを着磁方向に搬送する(ステップS11)。着磁処理部32は、用紙PAの着磁方向への搬送に伴い、着磁用マグネット13を動作させ、用紙搬送路11上に磁界を発生させることで磁気インク文字MCを着磁する(ステップS12)。
また、用紙長検出部33は、用紙センサ16から出力される用紙PAのセンシング結果に基づいて、用紙PAの用紙長を検出する(ステップS13)。
次いで、用紙PAが用紙搬送路11の右端に達すると、搬送制御部31は、当該用紙PAを読取方向に搬送する(ステップS14)。ここで、着磁処理部32は、読取方向への搬送開始に伴い着磁用マグネット13の動作を停止させてもよい。
読取処理部34は、読取方向への搬送開始に伴い磁気ヘッド14を動作させ、磁気ヘッド14で読み取られた磁気検出信号を取得する(ステップS15)。取得された磁気検出信号は、RAM等に一時記憶される。
続いて、除外処理部35は、磁気検出信号に出現した最初のピーク位置を基点に、当該ピーク位置から用紙長に対応する時間幅分を移動させた位置までの信号区間を特定する(ステップS16)。次いで、除外処理部35は、ステップS16で特定した信号区間の終端から先端方向に向けて除外区間分の磁気検出信号を除外し、残りの信号区間の磁気検出信号を対象信号として抽出する(ステップS17)。
続いて、認識処理部36は、ステップS17で抽出された対象信号に基づいて、磁気インク文字MCを認識する(ステップS18)。そして、出力処理部37は、ステップS18の認識結果を表示部25等に出力し(ステップS19)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の磁気インク文字認識装置1は、磁気ヘッド14により読み取られた用紙PAの磁気検出信号から、当該用紙PAの終端部分の読み取り結果を含む信号区間(除外区間)を除外する。そして、磁気インク文字認識装置1は、除外区間が除外された磁気検出信号に基づき、用紙PAに印字された磁気インク文字MCの認識を行う。これにより、磁気インク文字認識装置1は、終端ノイズを除外した磁気検出信号で磁気インク文字MCの認識処理を行うことができるため、文字認識率の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、用紙センサ16を用いて用紙PAの用紙長を検出する構成としたが、これに限らず、他の方法によって用紙長を得てもよい。例えば、用紙PAの用紙長は、操作部26を介して入力される構成としてもよい。また、用紙PAの用紙長は、設定情報として記憶部24に予め記憶されており、当該記憶部24から読み出す構成としてもよい。
また、上記実施形態では、記憶部24に一の除外区間を記憶する構成としたが、記憶する除外区間の個数は特に問わないものとする。例えば、記憶部24は、用紙PAの種別毎に、当該用紙PAの用紙長と除外区間とを関連付けて記憶する構成としてもよい。ここで、用紙PAの種別は、例えば小切手や証券等の種別を意味し、除外区間には、その種別の用紙PAの仕様に応じた値を設定する。この場合、除外処理部35は、用紙長検出部33が検出した用紙長に対応する除外区間を記憶部24から読み出し、当該除外区間に基づいて対象信号の抽出を行う。
また、上記実施形態では、磁気検出信号の最初のピーク位置を基点に用紙長分の信号区間を特定する構成としたが、基点とする位置はこれに限らないものとする。例えば、最初のピーク位置から所定の時間幅(例えば、L1分の時間幅)を遡った位置を基点としてもよい。この場合、除外区間には、遡る時間幅分を加味した値を設定するものとする。例えば、最初のピーク位置から長さL1分(図2参照)の時間幅を遡った位置を基点とする場合、除外区間は、「0<X<L2」の条件を満たす長さXを、用紙PAの搬送速度で除算した値(時間幅)で表すことができる。
また、上記実施形態では、特定した信号区間の後端を基準に除外区間を除外する構成としたが、当該信号区間の先端を基準に除外区間を除外する構成としてもよい。例えば、図2の用紙PAの場合、除外処理部35は、磁気検出信号の最初のピーク位置を基点に長さL3に対応する時間幅分の信号区間を特定し、当該信号区間の磁気検出信号を対象信号として抽出する。このようにして抽出された対象信号は、印字領域A1部分の読み取り結果となるため、用紙PAの終端部分の読み取り結果、つまり終端ノイズが除去されたものとなる。なお、記憶部24は、印字領域A1の長さL3を用紙PAの搬送速度で除算した値(時間幅)を設定情報(抽出区間)として予め記憶するものとする。
また、上記実施形態の磁気インク文字認識装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでフロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDメモリカード(SD memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、上記実施形態の磁気インク文字認識装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせること等により提供するように構成してもよい。
1 磁気インク文字認識装置
11 用紙搬送路
12 搬送ローラ
13 着磁用マグネット
14 磁気ヘッド
15 用紙押さえ
16 用紙センサ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 記憶部
25 表示部
26 操作部
27 用紙搬送機構
31 搬送制御部
32 着磁処理部
33 用紙長検出部
34 読取処理部
35 除外処理部
36 認識処理部
37 出力処理部
特開2012−221337号公報

Claims (6)

  1. 磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドに対して磁気インク文字が印字された媒体を相対的に搬送する搬送手段と、
    前記磁気ヘッドで読み取られた前記媒体の磁気検出信号を取得する取得手段と、
    前記磁気検出信号の信号区間から前記媒体の終端部分の読み取り結果を含んだ所定の除外区間を除外する除外手段と、
    前記除外区間が除外された残りの信号区間の前記磁気検出信号に基づいて、前記磁気インク文字を認識する認識手段と、
    を備える磁気インク文字認識装置。
  2. 前記除外手段は、前記磁気検出信号の最初のピーク位置から、前記媒体の搬送方向のサイズ及び当該媒体の搬送速度に応じて定まる時間幅分を移動させた位置までの信号区間を特定し、当該信号区間の後端から先端にかけて前記除外区間分の磁気検出信号を除外する請求項1に記載の磁気インク文字認識装置。
  3. 前記除外区間は、前記媒体上において前記磁気インク文字が印字される印字領域の搬送方向の前後に位置する余白領域のサイズと、前記媒体の搬送速度とに基づき算出された、所定の時間幅として設定される請求項2に記載の磁気インク文字認識装置。
  4. 前記媒体の搬送方向のサイズを検出する検出手段を更に備え、
    前記除外手段は、前記検出手段が検出したサイズを用いて、前記信号区間を特定する請求項2又は3に記載の磁気インク文字認識装置。
  5. 前記除外手段は、前記磁気検出信号の最初のピーク位置から、前記媒体上で前記磁気インク文字が印字される印字領域の搬送方向のサイズ及び当該媒体の搬送速度に応じて定まる時間長分を移動させた位置までの信号区間を特定し、
    前記認識手段は、前記特定された前記信号区間の前記磁気検出信号に基づいて、前記磁気インク文字を認識する請求項1に記載の磁気インク文字認識装置。
  6. 磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドに対して磁気インク文字が印字された媒体を相対的に搬送する搬送手段と、を備える磁気インク文字認識装置のコンピュータを、
    前記磁気ヘッドで読み取られた前記媒体の磁気検出信号を取得する取得手段と、
    前記磁気検出信号の信号区間から前記媒体の終端部分の読み取り結果を含んだ所定の除外区間を除外する除外手段と、
    前記除外区間が除外された残りの信号区間の前記磁気検出信号に基づいて、前記磁気インク文字を認識する認識手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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