JP6973787B2 - 砕岩システム、及び岩砕の破砕方法 - Google Patents

砕岩システム、及び岩砕の破砕方法 Download PDF

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Description

本願発明は、トンネル掘削によって生じた岩砕をさらに細かく破砕する技術に関するものであり、より具体的には、トンネル軸方向に直列に配置した2台の移動式クラッシャーを利用して岩砕を破砕する砕岩システムと、これを用いた破砕方法に関するものである。
我が国の国土は、その2/3が山地であるといわれており、そのため道路や線路(以下、「道路等」という。)などは必ずといっていいほど山地部を通過する区間がある。この山地部で道路等を構築するには、斜面の一部を掘削する切土工法か、あるいは地山の内部をくり抜くトンネル工法のいずれかを採用するのが一般的である。トンネル工法は、切土工法に比べて施工単価(道路等延長当たりの工事費)が高くなる傾向にあるものの、切土工法よりも掘削土量(つまり排土量)が少なくなる傾向にあるうえ、道路等の線形計画の自由度が高い(例えば、ショートカットできる)といった特長があり、我が国ではこれまで既に1万を越えるトンネルが建設されている。
山岳トンネルの施工方法としては、昭和50年代までは鋼アーチ支保工に木矢板を組み合わせて地山を支保する「矢板工法」が主流であったが、現在では地山強度を積極的に活かす「NATM(New Austrian Tunneling Method)」が主流となっている。また掘削方法としては、機械掘削と発破掘削に大別することができ、地質に応じて適宜選択されるが、ほとんどの対象地山には岩盤が存在することもあって発破掘削が採用されることが多い。
さらに、発破掘削によって生じた岩砕(発破により岩盤が小割されたもの)や土砂(以下、これらを総称して「ズリ」という。)を坑外に搬出する方法にもいくつかの種類があり、ダンプトラック等に積載してズリを搬送する「タイヤ式」や、坑内に敷設したレールを利用してズリを搬送する「レール式」、同じく坑内に設置したベルトコンベアを利用してズリを搬送する「ベルトコンベア式」などが代表的な例として挙げられる。
ベルトコンベア式によるズリ搬送は、トンネル掘進長分の設備を設置する必要があるものの、他の工程(例えば、コンクリート吹付など)との並行実施が可能であることから掘進サイクルを短縮することができるうえ、ダンプトラックのように化石燃料を使用することがないため環境に悪影響を及ぼすことがなく、また掘削延長が長い場合は他の方式よりも経済的に有利であるといった特長がある。そのため、新幹線(特にリニア中央新幹線)や高速道路など比較的延長があるトンネルでは、ズリ搬送方式としてベルトコンベア式を採用するのが主流となっている。
ベルトコンベア式によるズリ搬送では、発破掘削によって生じた岩砕を破砕するのが一般的である。発破では岩盤を比較的大きな塊状に小割りするだけであり、ベルトコンベアによってこれを搬送するためにはさらに細かく破砕する必要があるわけである。なお、ここでは便宜上、掘削(発破)によって生じる比較的大きな岩砕のことを「1次岩砕」といい、この1次岩砕をベルトコンベアで搬送できる程度に破砕したものを「2次岩砕」ということとする。そして1次岩砕を2次岩砕に破砕する機械としては、通常、移動式クラッシャーが使用される。
移動式クラッシャーは、自走可能な走行クローラと、岩砕を破砕するクラッシャー(破砕手段)、そして両端プーリー間に無端状のベルトをかけ回した搬送コンベア(搬送手段)を備えたものであり、クラッシャーで破砕されたものを搬送コンベアで搬送する機械である。
トンネルの施工は一連の掘進サイクルを繰り返し行うことで進められることから、この掘進サイクルを短縮することが早期竣工や施工費軽減の面から極めて重要となる。そしてベルトコンベア式を採用した場合、孔内に設置される連続ベルトコンベア設備の輸送能力と、移動式クラッシャーの破砕能力が、掘進サイクルの短縮を図るうえで重要となる。例えば、長距離トンネルでは輸送量の大きな連続ベルトコンベア設備で計画され、さらにこの搬送能力に対応する破砕能力をもつ移動式クラッシャーの採用が計画される。
適当な能力を有する連続ベルトコンベア設備や移動式クラッシャーを採用したとしても、これらの設備が非効率に稼働すると(いわば、機械が遊んでしまうと)予定したとおり掘進サイクルの短縮を図ることができない。例えば、掘削によって生じた1次岩砕を効率よく移動式クラッシャーに投入しなければ移動式クラッシャーの破砕能力が活かされず、その結果、掘進サイクルの短縮は実現しない。
そこで、効率よく1次岩砕を移動式クラッシャーに投入する技術について、これまでいくつか提案されている。例えば特許文献1では、複数のベッセルを用意するとともに、2組のズリ積み込み機と走行式運搬機を配置し、第1組の走行式運搬機がズリ搭載ベッセルをクラッシャーまで運搬する一方で、第2組の走行式運搬機がズリ搭載ベッセルをベッセル置き場に仮置きすることによって、ズリ運搬の効率化を図ることを提案している。また特許文献2では、2台のホイールローダーを配置し、第一ホイールローダーがズリをクラッシャーまで運搬する一方で、第二ホイールローダーが切羽とクラッシャーの間に設けたズリ仮置場まで運搬することによって、ズリ運搬の効率化を図ることを提案している。
特開2015−30982号公報 特開2016−223114号公報
ところで、長距離トンネルでは輸送量の大きな連続ベルトコンベア設備が計画され、この搬送能力に対応する破砕能力を持つ移動式クラッシャーが計画されると説明したが、連続ベルトコンベア設備の搬送能力によっては大規模な移動式クラッシャーが要求されることもある。例えば、通常は破砕能力300t/h級の移動式クラッシャーが採用されるところ、連続ベルトコンベア設備の搬送能力が著しく大きい場合は破砕能力500t/h級の移動式クラッシャーが要求されることもある。
破砕能力500t/h級の移動式クラッシャーは、当然ながら破砕能力が大きいが、その機械高が大きい(破砕能力300t/h級よりも80cm高い)ため採用できるトンネル断面が限定されるうえ、1次岩砕を移動式クラッシャーに投入する際の投入高が大きくなることから施工効率が劣り掘進サイクルに影響するといった短所を指摘することができる。さらに、破砕能力300t/h級の移動式クラッシャーは利用頻度が高いことから他の施工現場で使用される機会も多いのに対して、破砕能力500t/h級の移動式クラッシャーは他の施工現場で使用される機会が少なく、機械経費や利用価値の面では破砕能力300t/h級の移動式クラッシャーの方が有利である。一方で、破砕能力300t/h級の移動式クラッシャーは破砕能力500t/h級の移動式クラッシャーに比べると、当然ながらその破砕能力は劣り、連続ベルトコンベア設備の搬送能力に応えることができないこともある。
本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解決することであり、すなわち大規模な(例えば、破砕能力500t/h級の)移動式クラッシャーを用いることなく、換言すれば汎用性の高い(例えば、破砕能力300t/h級の)移動式クラッシャーを利用することで、効率的に1次岩砕を破砕し掘進サイクルの短縮を図ることができる砕岩システムと、これを用いた破砕方法を提供することである。
本願発明は、2台の移動式クラッシャーを用いて1次岩砕を破砕するとともに、それぞれの搬送手段をトンネル軸方向に直列に配置することで2次岩砕を効率的に搬送する、という点に着目してなされたものであり、これまでにない発想に基づいて行われた発明である。
本願発明の砕岩システムは、移動式クラッシャーによって1次岩砕を破砕するシステムであり、切羽側に配置される第1移動式クラッシャーとその後方に配置される第2移動式クラッシャーを備えたものである。この第1移動式クラッシャー及び第2移動式クラッシャーは、1次岩砕を2次岩砕に破砕する破砕手段と、2次岩砕を後方に搬送する搬送手段を有しており、第1移動式クラッシャーの搬送手段と第2移動式クラッシャーの搬送手段は直列に配置される。これにより、第1移動式クラッシャーの搬送手段によって後方に搬送された2次岩砕が、第2移動式クラッシャーの搬送手段に移送される。そして第2移動式クラッシャーの搬送手段は、第2移動式クラッシャーの破砕手段で破砕された2次岩砕と、第1移動式クラッシャーの搬送手段から移送された2次岩砕を後方に搬送する。
本願発明の砕岩システムは、搬送手段としてベルトコンベアを利用したものとすることもできる。この場合の搬送手段は、その後端側に、後方に向かって上方に傾斜する後方搬送部を具備したものとされる。なお、第1移動式クラッシャーの後方搬送部は、第2移動式クラッシャーの後方搬送部よりも短くするとよい。
本願発明の砕岩システムは、その破砕能力が略同一(同一含む)である第1移動式クラッシャーと第2移動式クラッシャーを備えたものとすることもできる。
本願発明の砕岩システムは、第1移動式クラッシャーと、第1移動式クラッシャーより破砕手段の破砕能力が大きい第2移動式クラッシャーを備えたものとすることもできる。
本願発明の砕岩システムは、第1移動式クラッシャーと、第1移動式クラッシャーより搬送手段の搬送速度が大きい第2移動式クラッシャーを備えたものとすることもできる。
本願発明の岩砕の破砕方法は、本願発明の砕岩システムを使用して1次岩砕を破砕する方法であり、1次岩砕投入工程と、破砕工程、搬送工程を備えた方法である。このうち1次岩砕投入工程では、1次岩砕を第1移動式クラッシャーの破砕手段に投入するとともに、1次岩砕を第2移動式クラッシャーの破砕手段に投入する。また破砕工程では、第1移動式クラッシャーの破砕手段と第2移動式クラッシャーの破砕手段によって1次岩砕を2次岩砕に破砕し、搬送工程では、第1移動式クラッシャーの搬送手段と第2移動式クラッシャーの搬送手段によって2次岩砕を後方に搬送する。なお搬送工程では、第1移動式クラッシャーによる2次岩砕を第1移動式クラッシャーの搬送手段で後方に搬送するとともに、この第1移動式クラッシャーによる2次岩砕を第2移動式クラッシャーの送手段に移送し、さらに第1移動式クラッシャーによる2次岩砕と第2移動式クラッシャーによる2次岩砕を第2移動式クラッシャーの搬送手段で後方に搬送する。
本願発明の砕岩システム、及び岩砕の破砕方法には、次のような効果がある。
(1)中規模(例えば、破砕能力300t/h級)の移動式クラッシャーを使用するが、大規模(例えば、破砕能力500t/h級)の移動式クラッシャーと同等あるいはそれ以上の能力で1次岩砕を破砕することができ、その結果、掘進サイクルの短縮を図ることができる。
(2)汎用性の高い(例えば、破砕能力300t/h級)移動式クラッシャーを使用するため、大規模(例えば、破砕能力500t/h級)の移動式クラッシャーを調達(あるいは製作)する必要がなく、施工コストの低減を図ることができる。
(3)また、汎用性の高い移動式クラッシャーを使用するため、調達も容易であり、他の施工現場での需要もあることから、機械経費や利用価値の面において有益である。
(4)中規模の移動式クラッシャーを使用することができるため、1次岩砕の投入高が高くならず、掘進サイクルに影響することもない。
坑内に配置された本願発明の砕岩システムを示す側面図。 (a)は移動式クラッシャーを示す詳細な側面図、(b)は移動式クラッシャーを模式的に示すモデル図。 トンネル軸における「前方」と「後方」を説明するモデル図。 (a)は直列配置された第1移動式クラッシャーと第2移動式クラッシャーを示した平面図、(b)は直列配置された第1移動式クラッシャーと第2移動式クラッシャーを示した側面図。 (a)は直列に配置された第1移動式クラッシャーによる2次岩砕と第2移動式クラッシャーによる2次岩砕の搬送状況を模式的に示すモデル図、(b)は直列に配置された第1搬送手段と第2搬送段を示す平面図。 本願発明の岩砕の破砕方法の主な工程の流れを示すフロー図。
本願発明の砕岩システム、及び岩砕の破砕方法の実施形態の一例を、図に基づいて説明する。トンネル掘削による岩砕(発破により岩盤が小割されたもの)や土砂といったズリを、ベルトコンベアによってトンネル外(坑外)の所定場所(例えば、ズリ仮置き場)まで搬送する場合、切羽で生じた岩砕をさらに細かく破砕する必要がある。本願発明は、切羽で生じた岩砕をさらに細かく破砕する技術に関するものであり、図1に示すように2台の移動式クラッシャーを利用することを1つの特徴としている。図1は坑内に配置された本願発明の砕岩システム100を示す側面図である。この図に示すように砕岩システム100は、第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200bを備えており、さらにテールピース台車300や坑内ベルトコンベア400を含んで構成することもできる。
このように本願発明は移動式クラッシャー(自走式クラッシャーということもある)を利用することから、まずは移動式クラッシャーについて簡単に説明する。図2は移動式クラッシャー200を示す図であり、(a)は詳細な側面図、(b)は模式的に示すモデル図である。図2(a)に示すように移動式クラッシャー200は、岩砕を破砕するクラッシャー(以下、「破砕手段210」という。)と、破砕手段210によって破砕されたものを搬送する搬送手段220を備えており、その他、岩砕の投入口であるフィーダ230や、自走するための走行クローラ240なども備えている。搬送手段220は、両端プーリー間に無端状のベルトをかけ回した搬送コンベア(ベルトコンベア)であり、図2(b)から分かるように前方搬送部221と後方搬送部222で構成することもできる。この場合、前方搬送部221と後方搬送部222をそれぞれ別の搬送コンベアとすることもできるし、全体で1つの搬送コンベアとして前方搬送部221と後方搬送部222を形成することもできる。フィーダ230に投入された岩砕は、破砕手段210で破砕され、破砕されたものが前方搬送部221に載せられて搬送され、さらに後方搬送部222によって後方に搬送される。
1.定義
本願発明の実施形態の例を説明するにあたって、はじめにここで用いる用語の定義を示しておく。
(前方と後方)
図3に示すように、ここでは便宜上、トンネル軸(掘進軸)において切羽側を「前方」と、坑口側を「後方」ということとする。
(1次岩砕と2次岩砕)
例えば発破によって切羽で生じた岩砕のことをここでは「1次岩砕」ということとし、この1次岩砕を移動式クラッシャー200が細かく破砕したものをここでは「2次岩砕」ということとする。
(第1移動式クラッシャーと第2移動式クラッシャー)
図1に示すように砕岩システム100は、2台の移動式クラッシャー200がトンネル軸方向に直列に配置されたものである。そこで、前方(切羽側)に配置される移動式クラッシャー200を特に「第1移動式クラッシャー200a」ということとし、後方(坑口側)に配置される移動式クラッシャー200を特に「第2移動式クラッシャー200b」ということとする。また、第1移動式クラッシャー200aの破砕手段210と、搬送手段220、前方搬送部221、後方搬送部222、フィーダ230をそれぞれ「第1破砕手段210a」、「第1搬送手段220a」、「第1前方搬送部221a」、「第1後方搬送部222a」、「第1フィーダ230a」ということとし、同様に第2移動式クラッシャー200bの破砕手段210と、搬送手段220、前方搬送部221、後方搬送部222、フィーダ230をそれぞれ「第2破砕手段210b」、「第2搬送手段220b」、「第2前方搬送部221b」、「第2後方搬送部222b」、「第2フィーダ230b」ということとする。
2.砕岩システム
以下、本願発明の砕岩システム100、及び岩砕の破砕方法の実施形態の一例について詳しく説明する。なお本願発明の岩砕の破砕方法は、砕岩システム100を使用して行う方法である。したがって、まずは砕岩システム100について説明し、その後に本願発明の岩砕の破砕方法について説明することとする。
図4は、図1のうち特に第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200bを示した図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。図4(a)に示すように砕岩システム100は、トンネル断面のうちどちらか一方(図では前方に向かって左側)に寄せて配置され、他方(右側)は作業車等が移動するための通路として確保される。また図4(b)に示すように、第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200bは、トンネル軸方向に直列に配置される。
砕岩システム100が1次岩砕を2次岩砕に破砕する処理について詳しく説明する。まず、発破等によって生じた1次岩砕を、ホイールローダーが切羽付近ですくい取る。そのホイールローダーは、第1移動式クラッシャー200aまで1次岩砕を運搬して第1フィーダ230aに投入し、第2移動式クラッシャー200bまで1次岩砕を運搬して第2フィーダ230bに投入する。つまり、切羽で発生した1次岩砕を第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200bに分けて投入するわけである。このとき、1台のホイールローダーを使用して第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200b交互に1次岩砕を投入してもよいし、第1移動式クラッシャー200a担当のホイールローダーと第2移動式クラッシャー200b担当のホイールローダーをそれぞれ用意(つまり、2台以上のホイールローダーを用意)してもよい。
第1移動式クラッシャー200aは、第1フィーダ230aから1次岩砕が投入されると第1移動式クラッシャー200aによって2次岩砕に破砕する。同じく第2移動式クラッシャー200bも、第2フィーダ230bから1次岩砕が投入されると第2移動式クラッシャー200bによって2次岩砕に破砕する。そして第1移動式クラッシャー200aによって破砕された2次岩砕は第1搬送手段220aによって後方に搬送され、第2移動式クラッシャー200bによって破砕された2次岩砕は第2搬送手段220bによって後方に搬送される。
ここで、第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕(第1移動式クラッシャー200aによって破砕された2次岩砕)と、第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕(第2移動式クラッシャー200bによって破砕された2次岩砕)が搬送される状況について、図5に基づいて詳しく説明する。図5(a)は、直列に配置された第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕と第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕の搬送状況を模式的に示すモデル図であり、図5(b)は、直列に配置された第1搬送手段220aと第2搬送手段220bを示す平面図である。なお、図5(a)中に示す矢印は、2次岩砕の流れ(搬送方向)を示している。
第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕は、図5(a)に示すように第1前方搬送部221aに載せられて後方に搬送され、さらに第1後方搬送部222aに受け渡されて後方に搬送される。そして、第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕が第1後方搬送部222aの最後方まで搬送されると、次に第2移動式クラッシャー200bの第2前方搬送部221bに移送される。図5(b)に示すように第1後方搬送部222aの後方部分と第2前方搬送部221bが一部重複しており、しかもこの重複部分が上下に重ねられるように連結されていることから、第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕は第2前方搬送部221bに円滑に移送されるわけである。なお、第1後方搬送部222aと第2前方搬送部221bを上下に重ねる連結仕様に代えて、平面的に連続するように(つまり、搬送面を合わせたうえで)第1後方搬送部222aの後方端と第2前方搬送部221bの前方端を直接連結する仕様とすることもできる。
一方、第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕は、第2前方搬送部221bに載せられて後方に搬送され、さらに第2後方搬送部222bに受け渡されて後方に搬送される。つまり、第2搬送手段220bには、第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕と、第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕が載せられるわけである。そのため、第1搬送手段220aと第2搬送手段220bの搬送速度を同程度とするか、あるいは第2搬送手段220bの搬送速度を第1搬送手段220aの搬送速度よりも大きくするとよい。
第2後方搬送部222bに載せられた第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕と第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕は、例えば後方に配置されたテールピース台車300に搬出される。一般的なテールピース台車300は相当の高さを有していることから、図5(a)に示すように第2後方搬送部222bは後方に向かって上方に傾斜している。一方の第1後方搬送部222aも、第2前方搬送部221bと上下に重ねて連結する場合はやはり後方に向かって上方に傾斜させるとよい。ただし、テールピース台車300ほどの高さを持ち上げる必要はないため、第1後方搬送部222aの傾斜角度は第2後方搬送部222bの傾斜角度よりも小さくすることができ、また第1後方搬送部222aの延長は第2後方搬送部222bの延長よりも短くすることができる。
砕岩システム100は、例えば300t/h級の移動式クラッシャー200を2台配置するなど、第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200bの破砕能力を同等(同一又は略同一)とすることもできるし、例えば100t/h級の移動式クラッシャー200と300t/h級の移動式クラッシャー200を配置するなど、第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200bの破砕能力が異なるものとすることもできる。第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200bの破砕能力が異なる場合は、第2移動式クラッシャー200bの破砕能力を第1移動式クラッシャー200aのそれより大きくするとよい。また砕岩システム100は、2台の移動式クラッシャー200を直列配置する場合に限らず、3台以上の移動式クラッシャー200を直列配置したものとすることもできる。移動式クラッシャー200の破砕能力や配置台数の組み合わせは、トンネルの掘削断面(つまり、搬送するズリの量)に応じて適宜設計することができる。
3.岩砕の破砕方法
次に本願発明の岩砕の破砕方法について図6を参照しながら説明する。図6は、本願発明の岩砕の破砕方法の主な工程の流れを示すフロー図である。なお、本願発明の岩砕の破砕方法は、ここまで説明した砕岩システム100を使用して行う方法であり、したがって砕岩システム100で説明した内容と重複する説明は避け、本願発明の岩砕の破砕方法に特有の内容のみ説明することとする。すなわち、ここに記載されていない内容は、定義の説明を含め砕岩システム100で説明したものと同様である。
まず、発破等によって生じた1次岩砕をホイールローダーが切羽付近ですくい取り、そのホイールローダーが第1移動式クラッシャー200aまで1次岩砕を運搬して第1フィーダ230aに投入し(Step11)、同様に第2移動式クラッシャー200bまで1次岩砕を運搬して第2フィーダ230bに投入する(Step12)。このとき、1台のホイールローダーを使用して第1移動式クラッシャー200aと第2移動式クラッシャー200b交互に1次岩砕を投入してもよいし、第1移動式クラッシャー200a担当のホイールローダーと第2移動式クラッシャー200b担当のホイールローダーをそれぞれ用意(つまり、2台以上のホイールローダーを用意)してもよいことは既述したとおりである。
1次岩砕が投入された第1移動式クラッシャー200aは、第1破砕手段210aによって1次岩砕を2次岩砕に破砕し(Step21)、この2次岩砕を第1搬送手段220a(第1前方搬送部221a〜第1後方搬送部222a)によって搬送する(Step31)。これに並行して、1次岩砕が投入された第2移動式クラッシャー200bは、第2破砕手段210bによって1次岩砕を2次岩砕に破砕し(Step22)、この2次岩砕を第2搬送手段220b(第2前方搬送部221b〜第2後方搬送部222b)によって搬送する(Step32)。なお、第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕は、第1後方搬送部222aの最後方まで搬送されると、第2移動式クラッシャー200bの第2前方搬送部221bに移送される(Step40)。つまり、第2搬送手段220bは、第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕と、第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕を合わせて搬送し、最終的には例えば後方に配置されたテールピース台車300まで全体の2次岩砕(第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕と第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕)を搬出する。そしてテールピース台車300まで搬出された2次岩砕(第1移動式クラッシャー200aによる2次岩砕と第2移動式クラッシャー200bによる2次岩砕)は、坑内ベルトコンベア400によって坑外の所定場所(例えば、ズリ仮置き場)までさらに搬送される。
本願発明の砕岩システム、及び岩砕の破砕方法は、鉄道トンネルや道路トンネルなど様々な用途のトンネル掘削に利用できるほか、採石場など岩盤を掘削して搬出するあらゆる状況で利用することができる。本願発明によればトンネル構造物という社会基盤(社会インフラストラクチャ)を効率的に構築することができることを考ると、産業上利用できるばかりでなく社会的にも大きな貢献を期待し得る発明といえる。
100 砕岩システム
200 移動式クラッシャー
210 (移動式クラッシャーの)破砕手段
220 (移動式クラッシャーの)搬送手段
221 (搬送手段の)前方搬送部
222 (搬送手段の)後方搬送部
230 (移動式クラッシャーの)フィーダ
240 (移動式クラッシャーの)走行クローラ
200a 第1移動式クラッシャー
210a (第1移動式クラッシャーの)第1破砕手段
220a (第1移動式クラッシャーの)第1搬送手段
221a (第1搬送手段の)第1前方搬送部
222a (第1搬送手段の)第1後方搬送部
230a (第1移動式クラッシャーの)第1フィーダ
200b 第2移動式クラッシャー
210b (第2移動式クラッシャーの)第2破砕手段
220b (第2移動式クラッシャーの)第2搬送手段
221b (第2搬送手段の)第2前方搬送部
222b (第2搬送手段の)第2後方搬送部
230b (第2移動式クラッシャーの)第2フィーダ
300 テールピース台車
400 坑内ベルトコンベア

Claims (5)

  1. トンネル掘削によって生じた1次岩砕を、移動式クラッシャーを用いて破砕する砕岩システムにおいて、
    切羽側に配置される第1移動式クラッシャーと、該第1移動式クラッシャーの後方に配置される第2移動式クラッシャーと、を備え、
    前記第1移動式クラッシャー及び前記第2移動式クラッシャーは、前記1次岩砕を2次岩砕に破砕する破砕手段と、該2次岩砕を後方に搬送する搬送手段と、を有し、
    前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段と前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段が直列に配置され、
    また前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段の後方部分が前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段の前方部分に接続するように、該第1移動式クラッシャーの該搬送手段と該第2移動式クラッシャーの該搬送手段が連結され、
    前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段によって後方に搬送された前記2次岩砕が、前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段に直接的に移送され、
    前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段は、該第2移動式クラッシャーの前記破砕手段で破砕された前記2次岩砕と、前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段から移送された前記2次岩砕と、を後方に搬送する、
    ことを特徴とする砕岩システム。
  2. 前記搬送手段は、ベルトコンベアであって、後方に向かって上方に傾斜する後方搬送部を後端側に有し、
    前記第1移動式クラッシャーの前記後方搬送部の傾斜角度が、前記第2移動式クラッシャーの前記後方搬送部の傾斜角度よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1記載の砕岩システム。
  3. 前記第1移動式クラッシャーの前記破砕手段の破砕能力と、前記第2移動式クラッシャーの前記破砕手段の破砕能力が、同一又は略同一である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の砕岩システム。
  4. トンネル掘削によって生じた1次岩砕を、移動式クラッシャーを用いて破砕する砕岩システムにおいて、
    切羽側に配置される第1移動式クラッシャーと、該第1移動式クラッシャーの後方に配置される第2移動式クラッシャーと、を備え、
    前記第1移動式クラッシャー及び前記第2移動式クラッシャーは、前記1次岩砕を2次岩砕に破砕する破砕手段と、該2次岩砕を後方に搬送する搬送手段と、を有し、
    前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段と前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段が直列に配置され、
    前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段によって後方に搬送された前記2次岩砕が、前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段に移送され、
    前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段は、該第2移動式クラッシャーの前記破砕手段で破砕された前記2次岩砕と、前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段から移送された前記2次岩砕と、を後方に搬送
    前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段の搬送速度が、前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段の搬送速度より大きい、
    ことを特徴とする砕岩システム。
  5. 砕岩システムを使用して、トンネル掘削によって生じた1次岩砕を破砕する方法であって、
    前記砕岩システムは、切羽側に配置される第1移動式クラッシャーと、該第1移動式クラッシャーの後方に配置される第2移動式クラッシャーと、を備えるとともに、該第1移動式クラッシャーが有する搬送手段と該第2移動式クラッシャーが有する搬送手段が直列に配置され、さらに該第1移動式クラッシャーの該搬送手段の後方部分が該第2移動式クラッシャーの該搬送手段の前方部分に接続するように該第1移動式クラッシャーの該搬送手段と該第2移動式クラッシャーの該搬送手段が連結され、
    前記1次岩砕を前記第1移動式クラッシャーが有する破砕手段に投入するとともに、前記1次岩砕を前記第2移動式クラッシャーが有する破砕手段に投入する、1次岩砕投入工程と、
    前記第1移動式クラッシャーの前記破砕手段と前記第2移動式クラッシャーの前記破砕手段によって前記1次岩砕を2次岩砕に破砕する、破砕工程と、
    前記第1移動式クラッシャーの前記搬送手段と前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段によって前記2次岩砕を後方に搬送する、搬送工程と、を備え、
    前記搬送工程では、前記第1移動式クラッシャーによる前記2次岩砕を該第1移動式クラッシャーの前記搬送手段で後方に搬送するとともに、該第1移動式クラッシャーによる該2次岩砕を前記第2移動式クラッシャーの前記搬送手段に直接的に移送し、該第1移動式クラッシャーによる該2次岩砕と前記第2移動式クラッシャーによる前記2次岩砕を該第2移動式クラッシャーの前記搬送手段で後方に搬送する、
    ことを特徴とする岩砕の破砕方法。
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