JP6969292B2 - 出退勤管理システム、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、出退勤管理システム、およびプログラムに関する。
タイムレコーダとは時刻や時間を計測する器械のことをいい、従業員の勤怠管理などに用いられることが多い。従来、タイムレコーダを勤怠管理に用いる際には、記録媒体としてタイムカードという紙製のカードが用いられていた。タイムカードをタイムレコーダに挿入することで、挿入した時の時刻がその場で印字され、出勤・退勤などの時刻が記録される。このようにタイムレコーダが時刻を記録することを打刻という。タイムレコーダは、例えば1枚のタイムカードで各従業員の1ヶ月分の勤怠情報(出勤・退勤時刻など)を記録するようになっている。
近年、タイムカードの代わりに指紋や指静脈などの生体認証方式を用いたタイムレコーダや、IC(integrated circuit)カードやICタグによる認証方式を用いたタイムレコーダが出現している。例えば特許文献1には、打刻端末によって従業員のICカードから識別情報を取得し、取得された識別情報を勤怠情報管理サーバに送信することで、従業員の特定、及び、認証を行う勤怠管理システムが記載されている。
特開2016−57661号公報
しかし、特許文献1に記載の発明においては、打刻端末がネットワークを介して勤怠情報管理サーバと通信可能に接続されていることが前提となっており、打刻端末で取得された識別情報に基づく従業員の認証は、全て勤怠情報管理サーバ側において行われるものである。このような構成では、打刻端末と勤怠情報管理サーバとの接続がオフラインの際に、一切勤怠を登録できないという問題がある。
この問題を解決するために、勤怠情報管理サーバに記憶されている従業員の識別情報を、打刻端末にも共有情報として記憶させておき、打刻端末側で認証を行わせるという構成も考えられる。しかし、勤怠管理システムにおいては、特許文献1に記載されているような一台の勤怠情報管理サーバが、勤務地毎に設置された複数の打刻端末と通信接続し、複数の勤務地の勤怠管理を一元して行うことが知られている。よって、識別情報を各打刻端末で記憶させる際には、勤怠情報管理サーバと各打刻端末との間で不整合が起こらないようにこれらの識別情報を適切に管理する必要がある。
そこで、本発明は、出退勤管理システム、およびプログラムについて、出退勤登録時に必要な認証情報を適切に管理することを課題とする。
本発明は、上記目的を達成するため、
複数のローカル装置と通信接続されるクラウドサーバに、前記ローカル装置で出退勤入力が受け付けられた出退勤情報を登録する出退勤管理システムであって、
前記出退勤情報の登録対象とされる各対象者のマスタ情報の少なくとも一部を共有情報として前記複数のローカル装置と前記クラウドサーバとに登録する管理手段を備え、
前記管理手段は、前記出退勤入力の際に参照される認証情報を、前記マスタ情報における他の一部として前記対象者毎に前記共有情報に対応付けて登録する際は、前記複数のローカル装置間においては当該認証情報に対応する対象者に割り当てられている前記ローカル装置が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とする出退勤管理システムである。
本発明によれば、出退勤登録時に必要な認証情報を適切に管理することが可能となる。
本実施形態のシステムを示す概略の構成図である。 出退勤登録端末を示す概略のブロック図である。 本実施形態のシステムを示す概略のブロック図である。 従業員マスタの一例を示す図である。 所属マスタの一例を示す図である。 出退勤履歴情報テーブルの一例を示す図である。 出退勤登録端末のログイン画面を示す図である。 オフライン状態の出退勤登録画面を示す図である。 出退勤のうち「出勤」が選択された状態を示す図である。 ICカードがタッチされる前の状態の外観を示す図である。 ICカードがタッチされた後の状態の外観を示す図である。 更にICカードがタッチされて出退勤登録が行われた状態を示す図である。 出退勤登録画面において従業員番号が入力されている状態を示す図である。 更に暗証番号が入力されている状態を示す図である。 暗証番号が正しく入力され、従業員番号の入力が受け付けられた状態を示す図である。 出退勤のうち「出勤」が選択された状態を示す図である。 出退勤登録が行われた状態を示す図である。 同一種別の出退勤登録が連続して行われた状態を示す図である。 「番号で選ぶ」を選択したときの従業員選択領域を示す図である。 「名前で選ぶ」を選択したときの従業員選択領域を示す図である。 同期処理のフローチャートである。 出退勤登録画面の操作に関するフローチャート(その1)である。 出退勤登録画面の操作に関するフローチャート(その2)である。 所属判定処理のフローチャート(その1)である。 所属判定処理のフローチャート(その2)である。 従業員情報判定処理のフローチャートである。 オンライン状態での出退勤登録処理のフローチャートである。 オフライン状態での出退勤登録処理のフローチャートである。 従業員番号を入力中の暗証番号登録画面を示す図である。 暗証番号を入力中の暗証番号登録画面を示す図である。 登録を完了したときの暗証番号登録画面を示す図である。 暗証番号登録処理を示すフローチャートである。 従業員番号を入力中の暗証番号解除画面を示す図である。 確認のためのメッセージを表示中の暗証番号解除画面を示す図である。 解除を完了したときの暗証番号解除画面を示す図である。 暗証番号解除処理を示すフローチャートである。 従業員番号を入力中のICカード登録画面を示す図である。 登録済みのICカードをタッチするように促す警告メッセージを表示中のICカード登録画面を示す図である。 新たに登録するICカードをタッチするように促すメッセージを表示中のICカード登録画面を示す図である。 登録を完了したときのICカード登録画面を示す図である。 ICカード登録処理を示すフローチャートである。 従業員番号を入力中のICカード解除画面を示す図である。 確認のメッセージを表示中のICカード解除画面を示す図である。 解除を完了したときのICカード解除画面を示す図である。 ICカードが登録されていなかったときのICカード解除画面を示す図である。 ICカード解除処理を示すフローチャートである。 変形例の従業員マスタの一例を示す図である。 同期処理のフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、勤怠管理システムの一例である本実施形態の出退勤管理システムSを示す概略の構成図である。
出退勤管理システムSは、出退勤登録端末(ローカル装置)1a〜1c上で出退勤登録プログラムが動作し、クラウドサーバ2(サーバ装置)と相互に通信することによって機能する。この出退勤登録端末1a〜1cは、出退勤入力を受け付けるローカル装置である。これら複数の出退勤登録端末1a〜1cは、クラウドサーバ2と通信接続される。なお、各出退勤登録端末1a〜1cを区別しないときには、単に出退勤登録端末1と記載する。
なお、出退勤登録端末1aは、霞ヶ関支店に設置され、霞ヶ関支店に所属する従業員の出退勤を主に登録する端末である。出退勤登録端末1bは、虎ノ門支店に設置され、虎ノ門支店に所属する従業員の出退勤を主に登録する端末である。出退勤登録端末1cは、九段支店に設置され、九段支店に所属する従業員の出退勤を主に登録する端末である。各出退勤登録端末1には、予め自身がどの支店に設置されたのかが設定されている。なお、詳しくは後述するが、各支店に一台ずつ設置されている出退勤登録端末1は、その支店に所属する従業員の出退勤を登録するのみでなく、他の支店に所属する従業員の出退勤も登録することが可能である。例えば、出張等により、一時的に従業員が他の支店に出勤した場合、その従業員は、その支店に設置されている出退勤登録端末1を用いて、出退勤の登録を行うことが可能である。
出退勤管理システムSが提供するサービスにおいて、登録された出退勤情報は、クラウドサーバ2の就業実績画面に所属単位で表示される。なお、出退勤情報の登録については、出退勤登録端末1a〜1cが出退勤登録プログラムを実行することによって行われる。
クラウドサーバ2は、不図示の記憶部に、従業員マスタ23、所属マスタ24、就業基本情報テーブル25、タイムカードテーブル26、出退勤登録端末テーブル27、就業実績テーブル28を格納している。クラウドサーバ2は更に、不図示のCPU(Central Processing Unit)が出退勤管理プログラムを実行することにより、同期部21、時刻設定部22を機能させている。
従業員マスタ23は、各支店に所属する全従業員に関する情報を管理するデータベースである。
所属マスタ24は、各支店に所属する全従業員の所属に関する情報を管理するデータベースである。
就業基本情報テーブル25は、就業の基本情報を管理するデータベースである。具体的には、出退勤登録端末1a〜1cによって登録された出退勤情報を、クラウドサーバ2の就業実績画面に所属単位で表示できるようにするための情報等を管理するデータベースである。
タイムカードテーブル26は、出退勤登録端末1から送信された出退勤情報を格納する。タイムカードテーブル26には、出退勤情報と、出退勤登録を行った従業員が所属する支店のコード情報と、が対応付けられて格納される。
出退勤登録端末テーブル27は、各出退勤登録端末1に係る情報を格納するデータベースである。クラウドサーバ2は、この出退勤登録端末1に記録されていない端末からのアクセスを排除することにより、不正な出退勤情報の登録を排除する。
就業実績テーブル28は、就業実績画面に表示される出退勤情報に基づいた就業実績データを格納する。この就業実績画面は、クラウドサーバ2の表示部や、クラウドサーバ2に接続される不図示の管理端末の表示部に表示される。
同期部21は、出退勤登録端末1との間で定期的に通信を実行し、従業員マスタ23、所属マスタ24に格納された情報を同期させる。詳しくは後述するが、この同期部21は、出退勤情報の登録対象とされる各従業員(対象者)のマスタ情報の少なくとも一部を共有情報として出退勤登録端末1a〜1cとクラウドサーバ2とに登録する管理手段として機能する。同期部21は、出退勤入力の際に参照される認証情報を、マスタ情報における他の一部として従業員毎(対象者毎)に共有情報に対応付けて登録する。つまりマスタ情報は、共有情報と認証情報を含んでいる。その際、同期部21は、各出退勤登録端末1において、認証情報に対応する従業員に割り当てられている出退勤登録端末1が登録先として限定されるように認証情報を登録する。ここで、認証情報に対応する従業員に割り当てられている出退勤登録端末1とは、本実施の形態においては、各支店に勤めている従業員の出退勤を登録する出退勤登録端末に該当する。
時刻設定部22は、出退勤登録端末1から受信した出退勤情報をタイムカードテーブル26に格納する。
このように、出退勤管理システムSは、クラウドサーバ2に複数の出退勤登録端末1a〜1cが接続されて構成されるので、複数の支店を有する組織において、各支店に属する従業員の出退勤を登録することができる。
図2は、出退勤登録端末1aを示す概略のブロック図である。なお、出退勤登録端末1bも、この出退勤登録端末1aと同様に構成されている。
出退勤登録端末1aは、いわゆるタブレット端末であり、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、記憶部19を備えている。なお、出退勤登録端末1aは、タブレット端末に限定されず、例えば、スマートフォン、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC等であってもよい。
CPU11は、ROM12や記憶部19などに記憶されている出退勤登録プログラム195と、タッチパネルディスプレイ14から入力される各種指示とをRAM13内のワークメモリに展開する。CPU11は更に、この入力指示および入力データに応じてワークメモリに展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM13内のワークメモリに格納するとともに、タッチパネルディスプレイ14に表示する。そしてCPU11は、ワークメモリに格納した処理結果を記憶部19内の保存先に保存する。
記憶部19は、例えばフラッシュメモリのように磁気的、光学的記憶媒体、または半導体メモリなどの書換え可能な不揮発性の記憶媒体で構成されている。この記憶部19は、システムプログラムおよび、このシステムプログラムに対応する出退勤登録プログラム195と、従業員サブマスタ191、所属マスタ192、出退勤履歴情報テーブル194等を記憶する。
出退勤登録端末1aは更に、タッチパネルディスプレイ14、スピーカ15、NFC(Near Field Communication)リーダ16、近距離無線通信部17、遠距離無線通信部18を備えている。
タッチパネルディスプレイ14は、液晶ディスプレイ等の上層に透明なタッチパネルが積層されて構成された入出力機器であり、文字や画像を表示するとともに、ユーザ操作を受け付ける。
スピーカ15は、音声信号を音声に変換して報知するものである。
NFCリーダ16は、NFC方式のICカードや電子機器との間で情報を送受信するためのものであり、ここでは電子マネーとしても使われる交通系ICカードや、その機能を搭載した電子機器の識別情報を読み取るために用いられる。このように、既に普及しているICカードの識別情報を出退勤登録に使用しているので、ICカードを新たに配布する必要がなく、ICカードを管理する必要もないという利点がある。
近距離無線通信部17は、例えばBluetooth(登録商標) Low EnergyやWi-Fi(登録商標)による通信手段であり、例えば無線ルータを介してクラウドサーバ2と相互に通信可能である。遠距離無線通信部18は、例えばLTE(Long Term Evolution)によって、長距離の無線通信を行う通信手段であり、クラウドサーバ2と相互に通信可能である。この近距離無線通信部17や遠距離無線通信部18によってクラウドサーバ2と通信することにより、クラウドサーバ2との間で出退勤に係るデータベースを同期させることができる。
出退勤登録プログラム195は、この出退勤登録端末1aに出退勤登録処理を行わせるためのものである。
従業員サブマスタ191は、クラウドサーバ2の従業員マスタ23と同様に、従業員に関する情報を管理するデータベースである。従業員サブマスタ191は、秘匿性の低い情報については全従業員の情報を格納しているが、秘匿性の高い情報については出退勤登録端末1が管理する支店の従業員に係る情報のみを格納している。
所属マスタ192は、クラウドサーバ2の所属マスタ24と同様に、従業員の所属に関する情報を管理するデータベースである。
出退勤履歴情報テーブル194は、従業員が入力した出退勤情報の履歴を格納するものである。
《出退勤管理システムSの機能》
以下に、出退勤管理システムSが有する機能ブロックについて列挙する。
図3は、本実施形態のシステムを示す概略のブロック図である。
出退勤管理システムSは、設定と同期と暗証番号登録・解除とICカード登録・解除とログイン・ログアウトを実行可能である。出退勤登録プログラム195は、コンピュータを各手段として機能させるためのものである。
ログイン手段60は、この出退勤登録プログラム195にログインして、出退勤登録処理を終了するものである。
設定手段61は、このプログラムに関する設定を行うものである。所属(端末を設置する店舗)、本人確認(暗証番号入力)の有無、休憩および食事の設定可否、本アプリが表示中に端末のスリープを許可するか否かを設定可能である。設定内容に関する情報は出退勤登録端末1で管理される。
暗証番号登録手段62は、出退勤登録を行う従業員を認証する暗証番号を登録するものである。更に、暗証番号登録手段62は、暗証番号解除機能を備える。暗証番号解除機能は、出退勤登録を行う従業員を認証する暗証番号を解除する機能である。出退勤管理システムSにおいて暗証番号は、出退勤登録端末1と、クラウドサーバ2で管理される。しかし、本実施の形態において、クラウドサーバ2は、各支店に所属する全従業員の暗証番号を管理するのに対し、出退勤登録端末1は、自身が設置された支店に所属する従業員の暗証番号しか管理しない。これは、暗証番号は秘匿性が高い情報に値するからである。また出退勤登録端末1は、出退勤登録時に、登録された暗証番号による認証を行うことで、なりすまし等の不正な打刻を防止可能である。
出退勤登録手段63は、従業員の出退勤をクラウドサーバ2に登録するものである。ユーザは、この出退勤登録手段63により、出勤、退勤、休憩開始、休憩終了の各出退勤に加えて、賄いの食事をとったか否かを登録できる。クラウドサーバ2に登録された出退勤情報は、クラウドサーバ2の就業実績画面(給与/経営分析)で適用/表示されるようになる。
ICカード登録手段64は、出退勤登録する従業員を選択するためのICカードの識別情報を登録するものである。ICカード解除手段65は、このICカードの識別情報を解除するものである。ICカード認証手段66は、このICカードの識別情報を認証するものである。ICカードの識別情報は出退勤登録端末1とクラウドサーバ2で管理される。しかし、本実施の形態において、クラウドサーバ2は、各支店に所属する全従業員のICカードの識別情報を管理するのに対し、出退勤登録端末1は、自身が設置された支店に所属する従業員のICカードの識別情報しか管理しない。これは、ICカードの識別情報は秘匿性が高い情報に値するからである。なお、出退勤管理システムSでは、SUICA(登録商標)、KITACA(登録商標)、ICOCA(登録商標)、TOICA(登録商標)、PASMO(登録商標)の各識別情報を利用可能である。これらICカードを登録すると、登録したカードを端末にタッチすることで出退勤登録ができるようになる。
アプリ情報表示手段67は、このプログラムに関するバージョン、プライバシーポリシ、利用規約の情報を表示する機能である。
ヘルプ表示手段68は、本アプリのヘルプを表示する機能である。
ログアウト手段69は、この出退勤登録プログラム195からログアウトして、出退勤登録処理を終了するものである。
図4は、従業員サブマスタ191の一例を示す図である。
従業員サブマスタ191は、従業員番号欄、名称欄、暗証番号欄、ICカード識別情報欄を含むデータベースである。図4の各行は、このデータベースの各レコードを示している。なお、クラウドサーバ2の従業員マスタ23も同様に構成されている。クラウドサーバ2の同期部21は、従業員マスタ23の一部と従業員サブマスタ191とを定期的に同期させる。これにより、出退勤登録端末1がオフラインのときであっても、従業員を示す情報にアクセス可能である。
従業員番号欄は、この組織において従業員に付与された固有の番号(共有情報)を格納する欄である。
名称欄は、従業員の名称(共有情報)を格納する欄である。
暗証番号欄は、この従業員が出退勤登録の際に用いる暗証番号(認証情報)が格納されている。
ICカード識別情報欄は、この従業員が出退勤登録の際に用いるICカードの識別情報(認証情報)が格納されている。なお、この従業員サブマスタ191は、この組織に属する全ての従業員の番号と名称とが格納されている。従業員サブマスタ191には、この支店(職場)に属する従業員の暗証番号とICカード識別情報が格納されているが、原則として他の支店(職場)に属する従業員の暗証番号とICカード識別情報は格納されていない。例えば特許太郎、特許二郎、特許壱子、特許三郎、特許四郎、特許五郎、特許六郎は、いずれも霞ヶ関支店に属し、この出退勤登録端末1の対象であるため、暗証番号とICカード識別情報が格納されている。その他の者は、暗証番号とICカード識別情報が格納されておらず、クラウドサーバ2との同期も行われない。これにより、従業員サブマスタ191と、クラウドサーバ2の従業員マスタ23との同期に係る通信量を減らすことができる。更に、他の支店に所属する従業員の暗証番号やICカード識別情報を有していないので、情報の漏洩を抑止することができる。
図5は、所属マスタ192の一例を示す図である。
所属マスタ192は、従業員番号欄、所属欄、権限欄を含むデータベースである。図5の各行は、このデータベースの各レコードを示している。なお、クラウドサーバ2の所属マスタ24も同様に構成されている。クラウドサーバ2の同期部21は、所属マスタ24と所属マスタ192とを定期的に同期させる。これにより、出退勤登録端末1がオフラインのときであっても、所属を示す情報にアクセス可能である。
従業員番号欄は、この組織において従業員に付与された固有の番号を格納する欄であり、従業員サブマスタ191の従業員番号欄と同様である。
所属欄は、この組織において従業員が所属する職場を格納する欄である。
権限欄は、この従業員がシステムに対して有する権限を格納する欄である。権限には、経営者と店長と従業員の3つの権限が存在する。
経営者の権限を有する者は、設定と同期と暗証番号登録・解除とICカード登録・解除とログアウトを実行可能である。
店長の権限を有する者は、同期と暗証番号登録・解除とICカード登録・解除とログアウトを実行可能であるが、設定を実行することはできない。
従業員の権限を有する者は、同期と暗証番号登録とICカード登録とログアウトを実行可能であるが、設定と暗証番号解除とICカード解除を実行することはできない。
図6は、出退勤履歴情報テーブル194の一例を示す図である。
出退勤履歴情報テーブル194は、所属欄、従業員番号欄、出退勤日付欄、出退勤時刻欄、動作欄、登録済フラグ欄を含むデータベースであり、登録された出退勤情報の履歴を示すものである。
所属欄は、出退勤情報を登録した従業員の所属情報を格納する欄である。
従業員番号欄は、出退勤情報を登録した従業員を示す従業員番号を格納する欄である。
出退勤日付欄は、出退勤情報が登録された日付の情報を格納する欄である。
出退勤時刻欄は、出退勤情報が登録された時刻の情報を格納する欄である。
動作欄は、出退勤情報の動作情報を格納する欄である。
登録済フラグ欄は、前述した同期によってクラウドサーバ2に出退勤情報を格納したか否かを示すフラグである。登録済フラグ欄が“1”にセットされているとき、この出退勤情報はクラウドサーバ2に格納されている。登録済フラグ欄が“0”にクリアされているとき、この出退勤情報はクラウドサーバ2に格納されていない。
図7は、出退勤登録端末1に表示されるログイン画面31を示す図である。
ログイン画面31には、メールアドレス・テキストボックス311と、パスワード・テキストボックス312とが表示され、更にログインボタン313が表示されている。メールアドレスとパスワードは、このシステムのアカウント情報である。
このログイン画面31は、経営者権限または店長権限を有するユーザがログイン可能である。不図示のログアウト画面は、ログイン画面31と同様に経営者権限または店長権限を有するユーザによってログアウト可能である。これにより、従業員権限を有するユーザによる不正なログイン・ログアウトと、この出退勤登録端末1の不正使用を抑止することができる。
ログイン画面31によってユーザがログインした際に、アカウント情報は端末で管理される。出退勤登録プログラム195が次回に起動した際、この出退勤登録端末1で管理されたアカウント情報が参照されてログインが実行される。
図8は、オフライン状態の出退勤登録端末1に表示される出退勤登録画面32を示す図である。
この出退勤登録画面32は、タイトルに「タイムレコーダ」と記載されており、その下側に通知領域321、日時領域322、メッセージ領域323、出退勤登録領域5、従業員選択領域4を含んでいる。
通知領域321は、出退勤登録端末1の状態を通知する領域であり、ここでは「この端末はオフラインです。」が表示されている。これにより出退勤登録端末1は、自身の状態をユーザに通知することができる。
日時領域322は、現在の日時を表示する領域であり、ここでは「2017年8月1日(火)15:00」が表示されている。
メッセージ領域323は、出退勤登録に関するメッセージを表示する領域であり、ここでは入力促進メッセージ324の「従業員番号を入力するか、出退勤種別を選択して下さい。」が表示されている。
出退勤登録領域5は、出退勤または賄いの食事の受領を登録するボタンを表示する領域であり、出勤ボタン51、退勤ボタン52、休憩開始ボタン53、休憩終了ボタン54、食事ボタン55が表示されている。
出勤ボタン51は、従業員の出勤を登録するためのボタンである。
退勤ボタン52は、従業員の退勤を登録するためのボタンである。
休憩開始ボタン53は、従業員の休憩開始を登録するためのボタンである。
休憩終了ボタン54は、従業員の休憩終了を登録するためのボタンである。
食事ボタン55は、従業員の賄いの食事の受領を登録するためのボタンである。
従業員選択領域4は、従業員を選択する領域であり、「番号で選択」タブ41と「名前で選択」タブ42とを含んでいる。なお、「番号で選択」タブ41がデフォルトである。
図8において、出退勤登録端末1がオンラインになり、かつユーザが出勤ボタン51をタップすると、図9に示す出退勤登録画面32aに遷移する。
出退勤登録端末1がオンラインになり、かつユーザが従業員選択領域4のテンキーをタップすると、図13に示す出退勤登録画面32cに遷移する。
図9は、出退勤のうち「出勤」が選択された出退勤登録画面32aを示す図である。
図8において、出退勤登録画面32aの通知領域321には何も通知が表示されていない。これは、出退勤登録端末1がオンラインであることを示している。
更に出退勤登録画面32aの出退勤登録領域5には、選択状態の出勤ボタン51が表示されている。この出勤ボタン51の選択状態は、出勤に係る出退勤登録が行われることを示している。
メッセージ領域323には、入力促進メッセージ324の「ICカードをタッチして下さい。」が表示されている。出勤ボタン51が選択状態であるため、次にICカードをタッチすれば出退勤登録が終了するためである。
図9において、ユーザは、ICカード7を出退勤登録端末1にタッチする(かざす)。図10、図11にその様子を示す。
図10は、ユーザ(従業員)が右手に持っているICカード7と、このICカード7がタッチされる前の状態の出退勤登録端末1の外観を示す図である。図10において、出退勤登録端末1には、図9に示した出退勤登録画面32aが表示されており、出勤ボタン51が選択状態にある。
その後、ユーザ(従業員)は、出退勤登録端末1にICカード7をタッチする。CPU11は、NFCリーダ16によってICカード7から識別情報を読み取る。これにより、CPU11は、このユーザ(従業員)の出勤を登録して、タッチパネルディスプレイ14に出退勤登録画面32bを表示する。
図11は、ICカード7がタッチされた後の状態の出退勤登録端末1の外観を示す図である。図11において出退勤登録端末1には、出退勤登録画面32bが表示されており、出退勤が登録された状態を示している。この出退勤登録画面32bは、後述する図12で詳細に説明する。このように、図9においてユーザがICカード7を出退勤登録端末1にタッチすると、図12に示す出退勤登録画面32bに遷移する。
図12は、ICカード7がタッチされて出退勤登録が行われた出退勤登録画面32bを示す図である。
メッセージ領域323には、従業員情報325の「霞が関支店・1234:特許太郎」と、登録完了メッセージ326の「出勤が記録されました。」が表示されている。更に出退勤登録領域5には、登録完了後であっても選択状態のまま出勤ボタン51が表示されている。この出勤ボタン51の選択状態は、次にICカード7がタッチされた場合にも出勤に係る出退勤登録が行われることを示している。これにより、次に出勤してきた従業員は、あらためて出勤ボタン51をタップする必要がなくなる。
なお、登録されていないICカードが出退勤登録端末1にタッチされた場合、メッセージ領域323には、「このICカードは登録されていません。ICカードを登録して下さい。」のエラーメッセージがオレンジ色または赤色で警告表示される。
図13は、従業員番号が途中まで入力されている出退勤登録画面32cを示す図である。
従業員選択領域4の「従業員番号の入力」の下側には、従業員番号が途中まで“12”のように入力されている。このとき、出退勤登録領域5の各ボタンは、全て非選択状態である。
メッセージ領域323には、入力促進メッセージ324の「従業員番号を入力して下さい。」が表示されている。
従業員選択領域4に暗証番号を登録している従業員に係る従業員番号の入力が完了された場合、即ち、従業員番号を入力し、「OKボタン」の選択により入力の確定が行われた場合、図14に示す出退勤登録画面32dに遷移する。従業員選択領域4に暗証番号を登録していない従業員に係る従業員番号が入力された場合、図15に示す出退勤登録画面32eに遷移する。
図14は、暗証番号が入力されている出退勤登録画面32dを示す図である。
出退勤登録画面32dの中央には、暗証番号認証ポップアップ43が表示されている。この暗証番号認証ポップアップ43には、入力した従業員番号およびその氏名である「1234:特許太郎」と、「暗証番号で認証します。暗証番号を入力して下さい。」のメッセージと、“*”で伏文字として表示された暗証番号とが表示されている。
ユーザが、この暗証番号認証ポップアップ43に正しい暗証番号を入力したならば、図15に示す出退勤登録画面32eに遷移する。
図15は、暗証番号が正しく入力され、従業員番号の入力が受け付けられた出退勤登録画面32eを示す図である。
従業員選択領域4には、従業員番号の入力促進メッセージの下に“1234”の従業員番号が入力されている。メッセージ領域323には、従業員情報325の「霞が関支店・1234:特許太郎」が表示され、更に入力促進メッセージ327の「出退勤種別を選択して下さい。」が表示されている。
図15においてユーザが出勤ボタン51をタップすることにより、図16に示す出退勤登録画面32eに遷移する。
図16は、出勤ボタン51がタップされた直後の出退勤登録画面32fを示す図である。
出勤ボタン51は、ユーザからタップされることにより、選択状態となる。その後、出退勤登録が正しく行われると、図17に示す出退勤登録画面32gに遷移する。
図17は、出退勤登録が行われた出退勤登録画面32gを示す図である。
出退勤登録画面32gにおいて、メッセージ領域323には、新たに登録完了メッセージ326の「出勤が記録されました。」が表示される。これによりユーザは、出退勤登録が正しく行われたことを判定可能である。
図18は、同一種別の出退勤登録が連続して行われた出退勤登録画面32hを示す図である。
出退勤登録画面32hにおいて、メッセージ領域323には、登録完了メッセージ326の下側に、「連続打刻です。出勤時間を店長に確認して下さい。」が表示されている。このように1人の従業員について同一種別が連続打刻された場合、例えば、出勤を連続して打刻するといった不適切な出退勤情報であっても、クラウドサーバ2にそのまま登録される。このような連続打刻は、ICカードをタッチした際のNFCリーダ16のチャタリングによって発生するおそれがある。
以下、図8から図18に示す出退勤登録画面32,32a〜32hを区別しないときには、単に出退勤登録画面32と記載する場合がある。
図19は、ユーザが「番号で選択」タブ41を選択したときの従業員選択領域4を示す図である。
この従業員選択領域4は、「番号で選択」タブ41を選択することで表示され、メッセージ領域411、従業員番号領域412、テンキー413、OKボタン414が表示されている。従業員選択領域4は、従業員番号の入力により従業員を選択するものである。
メッセージ領域411は、ユーザに従業員番号の入力を促すメッセージの領域である。
従業員番号領域412は、ユーザが入力中の従業員番号を表示する領域である。テンキー413は、従業員番号を入力するためのボタンであり、OKボタン414は入力を確定するためのボタンである。
図20は、ユーザが「名前で選択」タブ42を選択したときの従業員選択領域4を示す図である。
この従業員選択領域4は、「名前で選択」タブ42を選択することで表示され、ヘッダ欄421aと複数の要素欄422aとの組み合わせ、およびヘッダ欄421bと複数の要素欄422bとの組み合わせを含んでいる。従業員選択領域4は、名前により従業員を選択するものである。
ヘッダ欄421aには、「店長」と表示され、その下側の要素欄422aには、この店の店長の名前がそれぞれ記載されている。ヘッダ欄421bには、「従業員」と表示され、その下側の要素欄422aには、この店の従業員の名前がそれぞれ記載されている。このように、従業員の名前によっても、従業員を選択することができる。なお、この従業員選択領域4に表示される従業員の名前は、この出退勤登録端末1が設置される支店に所属する従業員の名前のみであり、他の支店の従業員の名前は表示されない。
図21は、同期処理のフローチャートである。
ステップS110において、クラウドサーバ2の同期部21は、従業員マスタ23の全レコードの従業員番号と名称を、出退勤登録端末1側の従業員サブマスタ191と同期させる。次いで同期部21は、この出退勤登録端末1が対象とする従業員、即ち、この出退勤登録端末1が設置された支店に所属する従業員に係る従業員サブマスタ191の暗証番号とICカード識別情報を、クラウドサーバ2の従業員マスタ23と同期させる(ステップS111)。
同期部21は、所属マスタ24の全レコードを出退勤登録端末1側の所属マスタ192と同期させ(ステップS112)、図21の処理を終了する。
以上のように、本実施の形態における同期処理では、従業員サブマスタ191のうち、従業員マスタ23の全レコードの従業員番号と名称を、出退勤登録端末1側の従業員サブマスタ191と同期させるとともに、この出退勤登録端末1が対象とする従業員に係る従業員サブマスタ191の暗証番号とICカード識別情報を、クラウドサーバ2の従業員マスタ23と同期させる。本実施形態において、出退勤登録端末1が対象とする従業員とは、この出退勤登録端末1が設置されている支店(グループ)に属する従業員である。
よって、従業員サブマスタ191は、出退勤登録端末1が対象とする従業員の暗証番号とICカード識別情報が格納されている状態となるが、この出退勤登録端末1が対象としない、即ち、他の支店(職場)に属する従業員の暗証番号とICカード識別情報は格納されていない状態となる。これにより、出退勤登録端末1は、不必要な従業員の暗証番号やICカード識別情報を格納しなくなるため、これら暗証番号やICカード識別情報の漏洩を抑止することができる。
図22と図23は、出退勤登録画面32の操作に関するフローチャートである。
出退勤登録端末1のCPU11が、出退勤登録画面32の表示を開始すると、図22と図23の操作処理が開始する。
CPU11は、ユーザの操作入力を待ち(ステップS10)、ユーザがタッチパネルディスプレイ14を操作したり、ICカードをタッチしたりすることにより、ステップS11の処理に進む。
ステップS11においてCPU11は、ユーザの操作を判定する。CPU11は、従業員番号または従業員名称に係る入力ならば、ステップS12に進む。CPU11は、ユーザがICカードをタッチしたことによる入力ならば、ステップS20に進み、出退勤登録領域5の何れかのボタンに係る入力ならば、ステップS30の処理に進む。
《従業員番号または従業員名称に係る入力》
ステップS12において、CPU11は、出退勤登録領域5の全てのボタンを非選択状態にすると、従業員番号または従業員名称の入力が完了したか否かを判定する(ステップS13)。ステップS12で表示される画面は、例えば図13に示した出退勤登録画面32cである。
ステップS13において、CPU11は、従業員番号または従業員名称の入力が完了していなければ(No)、ステップS10の処理に戻る。CPU11は、従業員番号または従業員名称の入力が完了していたならば(Yes)、所属判定処理(図24と図25参照)を行う(ステップS14)。なお、従業員番号の入力完了とは、暗証番号の認証も完了していることをいう。
ステップS15においてCPU11は、所属判定処理に失敗したならば(No)、ステップS10の処理に戻る。CPU11は、所属判定処理に成功したならば(Yes)、メッセージ領域411に、従業員の所属と番号と名称とを表示して(ステップS16)、ステップS10の処理に戻る。ステップS16で表示される画面は、例えば図15に示した出退勤登録画面32eである。
《ICカードをタッチしたことによる入力》
ステップS20においてCPU11は、出退勤登録領域5のうち何れかのボタンが選択済みであるか否かを判定する。CPU11は、出退勤登録領域5のうち何れのボタンも未選択ならば(No)、エラーメッセージを表示して(ステップS22)、ステップS10の処理に戻る。
CPU11は、出退勤登録領域5のうち何れかのボタンが選択済みならば(Yes)、従業員判定処理(図26参照)を実行する(ステップS21)。出退勤登録領域5のうち何れかのボタンが選択済みとは、例えば図9に示した出退勤登録画面32aである。
ステップS23においてCPU11は、従業員の判定に失敗したならば(No)、ステップS10の処理に戻る。CPU11は、従業員の判定に成功したならば(Yes)、従業員の所属と番号と名称とを表示して(ステップS24)、図23のステップS40の処理に進む。ステップS24で表示される画面は、例えば図12に示した出退勤登録画面32bである。
《出退勤ボタンに係る入力》
ステップS30において、CPU11は、タップされた出退勤登録領域5のうち何れかのボタンを選択状態にする(ステップS30)。ステップS30で表示される画面は、例えば図9に示した出退勤登録画面32aである。
次いでCPU11は、従業員番号または従業員名称が入力済みであるか否かを判定する(ステップS31)。CPU11は、従業員番号または従業員名称が入力されていないならば(No)、ステップS10の処理に戻る。CPU11は、従業員番号または従業員名称が入力済みならば(Yes)、図23のステップS40の処理に進む。
図23のステップS40において、CPU11は、この出退勤登録端末1がネットワーク接続されているか否かを判定する。CPU11は、ネットワーク接続されているならば(Yes)、オフライン通知を消去したのち(ステップS41)、オンラインの出退勤登録処理(図27参照)を実行し(ステップS42)、ステップS45の処理に進む。
CPU11は、ネットワーク接続されていないならば(No)、オフライン通知を表示したのち(ステップS43)、オフラインの出退勤登録処理(図27参照)を実行し(ステップS44)、ステップS45の処理に進む。
ステップS45において、CPU11は、メッセージ領域323に登録完了メッセージ326(図12参照)を表示すると、重複登録であるか否かを判定する(ステップS46)。重複登録とは、図17において説明したように、1人の従業員について同一種別の出退勤登録が連続して行われたことを意味する。
CPU11は、重複登録ならば(Yes)、重複登録メッセージを表示して(ステップS47)、図23の処理を終了する。ステップS47で表示される画面は、例えば図18に示した出退勤登録画面32hである。
CPU11は、重複登録でないならば(No)、そのまま図23の処理を終了する。
図24と図25は、所属判定処理のフローチャートである。
この従業員の所属判定処理は、図22に示したステップS14から呼び出される。なお、従業員番号の入力後、CPU11はステップS50から処理を開始する。従業員の名称の入力後、CPU11はステップS100から処理を開始する。
ステップS50において、CPU11は、所属マスタ192を従業員番号で検索する。CPU11は、何れかの従業員の情報が検索にヒットしたか否かを判定する(ステップS51)。CPU11は、何れかの従業員の情報が検索にヒットしたならば(Yes)、ステップS52の処理に進む。CPU11は、何れの従業員の情報も検索にヒットしなかったならば(No)、入力エラーを表示する(ステップS58)。そしてCPU11は、所属判定を失敗したことを記憶して(ステップS59)、図24の所属判定処理を終了する。
ステップS100において、CPU11は、従業員サブマスタ191により従業員の名称から従業員番号を決定する。CPU11は更に、所属マスタ192により、従業員番号から所属を決定すると(ステップS101)、ステップS52の処理に進む。
ステップS52において、CPU11は、この従業員の所属支店が、この出退勤登録端末1が管理する支店と異なるか否かを判定する。CPU11は、この従業員の所属支店が異なる支店ならば、この従業員が有するICカード識別情報と暗証番号をクラウドサーバ2からダウンロードするため、ステップS53の処理に進む。CPU11は、この従業員の所属支店がこの出退勤登録端末1が管理する支店ならば、図25のステップS60の処理に進む。なお、このステップS52の処理において、ステップS101から進んできた場合には、この従業員が所属する支店は必ずこの出退勤登録端末1が管理する支店となる。従業員の名称の入力によってステップS100から処理を開始した場合には、異なる支店の従業員を選択することはできないためである。
ステップS53において、CPU11は、この出退勤登録端末1がネットワーク接続されているか否かを判定する。CPU11は、ネットワーク接続されていないならば(No)、ステップS58に進んで一連のエラー処理を実行し、ネットワーク接続されているならば(Yes)、ステップS54の処理に進む。
ステップS54において、CPU11は、クラウドサーバ2に対して、従業員マスタ23を従業員番号で検索するように指示する。CPU11は、クラウドサーバ2の応答によって従業員番号が検索にヒットしたか否かを判定する(ステップS55)。
CPU11は、従業員番号が検索にヒットしなかったならば(No)、ステップS58に進んで一連のエラー処理を実行する。CPU11は、従業員番号が検索にヒットしたならば(Yes)、ヒットした従業員情報のレコードをクラウドサーバ2から受信する(ステップS56)。
CPU11は、クラウドサーバ2から受信した従業員情報のレコードで従業員サブマスタ191を更新し(ステップS57)、図25のステップS60の処理に進む。
図25のステップS60において、CPU11は、従業員番号で従業員サブマスタ191を検索し、ステップS61において、この従業員が暗証番号を登録していたか否かを判定する。
CPU11は、暗証番号を登録していなかったならば(No)、ステップS64の処理に進んで所属の判定に成功したことを記録し、図25の処理を終了する。
CPU11は、暗証番号を登録していたならば(Yes)、ユーザに暗証番号を入力させる(ステップS62)。CPU11は、入力された暗証番号が従業員サブマスタ191の暗証番号と一致したか否かを判定する(ステップS63)。CPU11は、入力された暗証番号が従業員サブマスタ191の暗証番号と一致したならば(Yes)、ステップS64の処理に進んで所属の判定に成功したことを記録し、図25の処理を終了する。
ステップS63において、CPU11は、暗証番号が一致しなかったならば(No)、暗証番号が不一致である旨のエラーを表示して(ステップS65)、所属の判定に失敗したことを記録し(ステップS66)、図25の処理を終了する。
このように、出退勤登録端末1は、この従業員の所属支店が異なる支店ならば、従業員サブマスタ191には、この従業員のICカード識別情報と暗証番号を格納しない。これにより、出退勤登録端末1は、クラウドサーバ2との同期の際のトラヒック量を減らすことができる。そして、異なる支店の従業員が出退勤登録する際には、この従業員のICカード識別情報と暗証番号をクラウドサーバ2からダウンロードする。なお、出退勤登録端末1は、図22および図23の処理が終了したら、ダウンロードしたICカード識別情報と暗証番号の削除を即時に行ってもよいし、図21における同期処理において削除してもよい。
図26は、従業員情報判定処理のフローチャートである。
この従業員情報判定処理は、図22に示したステップS21から呼び出される。
ステップS70において、CPU11は、所属マスタ192をICカード識別情報で検索する。CPU11は、何れの従業員の情報が検索にヒットしたか否かを判定する(ステップS71)。CPU11は、何れかの従業員の情報が検索にヒットしたならば(Yes)、ステップS77の処理に進む。CPU11は、何れの従業員の情報も検索にヒットしなかったならば(No)、この従業員が有するICカード識別情報と暗証番号をクラウドサーバ2からダウンロードするために、ステップS72の処理に進む。
ステップS72において、CPU11は、この出退勤登録端末1がネットワーク接続されているか否かを判定する。CPU11は、ネットワーク接続されていないならば(No)、ステップS78に進んで従業員情報の判定に失敗したことを記憶し、図26の処理を終了する。
CPU11は、ネットワーク接続されているならば(Yes)、ステップS73の処理に進む。ステップS73において、CPU11は、クラウドサーバ2に対して、従業員マスタ23をICカード識別情報で検索するように指示する。CPU11は、クラウドサーバ2の応答によってICカード識別情報が検索にヒットしたか否かを判定する(ステップS74)。
CPU11は、ICカード識別情報が検索にヒットしなかったならば(No)、ステップS78に進んで判定失敗を記憶し、検索にヒットしたならば(Yes)、ヒットした従業員情報のレコードをクラウドサーバ2から受信する(ステップS75)。なお、検索にヒットした場合は、このICカード識別情報に係る従業員が異なる支店の従業員であるということを示す。
CPU11は、クラウドサーバ2から受信した従業員情報のレコードで従業員サブマスタ191を更新し(ステップS76)、ステップS77の処理に進む。
ステップS77において、CPU11は、従業員情報の判定に成功したことを記憶し、図26の処理を終了する。なお、出退勤登録端末1は、図22および図23の処理が終了したら、ダウンロードしたICカード識別情報と暗証番号の削除を即時に行ってもよいし、図21における同期処理において削除してもよい。
図27は、オンライン状態での出退勤登録処理のフローチャートである。この出退勤登録処理は、図23のステップS42の処理から呼び出される。
ステップS80において、CPU11は、出退勤履歴情報テーブル194に、クラウドサーバ2に対して未登録の出退勤情報があるか否かを判定する。出退勤履歴情報テーブル194のレコードのうち登録済みフラグが“0”にクリアされているものは、未登録分の出退勤情報である。CPU11は、未登録分の出退勤情報があるならば(Yes)、その未登録分の出退勤情報を取得して(ステップS81)、ステップS82の処理に進む。CPU11は、未登録分の出退勤情報が無いならば(No)、ステップS82の処理に進む。
ステップS82において、CPU11は、直近操作分に未登録分を含めてクラウドサーバ2に出退勤登録する。次いでCPU11は、クラウドサーバ2の応答により、出退勤情報の登録に成功したか否かを判定する(ステップS83)。CPU11は、出退勤情報の登録に成功したならば(Yes)、ステップS84の処理に進み、出退勤情報の登録に失敗したならば(No)、ステップS87の処理に進む。
ステップS84〜S86は、出退勤情報の登録に成功したときの処理である。CPU11は、未登録分であった出退勤情報を出退勤履歴情報テーブル194から削除する(ステップS84)。次いでCPU11は、出退勤履歴情報テーブル194に直近操作分の出退勤情報を追加し(ステップS85)、追加した出退勤情報の登録済みフラグをセットして(ステップS86)、図27の処理を終了する。
ステップS87,S88は、出退勤情報の登録に失敗したときの処理である。CPU11は、出退勤履歴情報テーブル194に直近操作分の出退勤情報を追加し(ステップS87)、追加した出退勤情報の登録済みフラグをクリアして(ステップS88)、図27の処理を終了する。
図28は、オフライン状態での出退勤登録処理のフローチャートである。この出退勤登録処理は、図23のステップS44の処理から呼び出される。
CPU11は、出退勤履歴情報テーブル194に直近操作分の出退勤情報を追加し(ステップS90)、追加した出退勤情報の登録済みフラグをクリアして(ステップS91)、図28の処理を終了する。
《暗証番号登録》
以下に示す図29から図32により、暗証番号の登録機能について説明する。なお、暗証番号は、出退勤入力のときに参照される認証情報のうちのひとつである。
図29は、従業員番号を入力中の暗証番号登録画面33を示す図である。
出退勤登録画面32(図8から図18参照)においてメニュー(不図示)を選択すると、この暗証番号登録画面33に遷移する。
暗証番号登録画面33は、タイトルに「暗証番号登録」と記載されており、その下側にメッセージ領域331、戻るボタン332、従業員選択領域4を含んでいる。
メッセージ領域331は、暗証番号の登録に関するメッセージを表示する領域であり、ここでは「暗証番号を登録する従業員の番号を入力して下さい。」が表示されている。
戻るボタン332は、出退勤登録画面32(図8から図18参照)に戻るためのボタンである。
従業員選択領域4の「従業員番号の入力」の下側には、従業員番号が途中まで“12”のように入力されている。従業員番号の入力が完了すると、図30の暗証番号登録ポップアップ44が表示される。
図30は、暗証番号を入力中の暗証番号登録画面33aを示す図である。
暗証番号登録画面33aの従業員選択領域4には、入力した従業員番号“1234”が表示されている。暗証番号登録画面33aの中央には、暗証番号登録ポップアップ44が表示されている。この暗証番号登録ポップアップ44には、入力した従業員番号およびその氏名である「1234:特許太郎」と、「登録する暗証番号を入力して下さい。」のメッセージと、“*”で伏文字として表示された暗証番号とが表示されている。
ユーザが、この暗証番号登録ポップアップ44に4桁の暗証番号を入力したならば、図31に示す暗証番号登録画面33bに遷移する。
図31は、登録を完了したときの暗証番号登録画面33bを示す図である。
メッセージ領域331の中央下部には、登録完了メッセージ334の「霞が関支店・1234:特許太郎」と「暗証番号を登録しました。」が表示されている。これによりユーザは、暗証番号が正しく登録されたことを認知可能である。
図32は、暗証番号登録処理を示すフローチャートである。
最初、ユーザは出退勤登録端末1から従業員番号と暗証番号を入力する(ステップS120)。この出退勤登録端末1のCPU11は、従業員番号と暗証番号の入力を受け付ける。入力された従業員番号と暗証番号は、クラウドサーバ2に送信される(ステップS121)。つまり出退勤登録端末1は、入力された従業員番号と暗証番号をクラウドサーバ2へ送信する。
CPU11は、クラウドサーバ2への登録が完了していないならば(No)、ステップS122の判定を繰り返す。CPU11は、クラウドサーバ2への登録が完了したならば(Yes)、ステップS123に進み、図31に示す暗証番号登録画面33bの登録完了メッセージ334を表示する。
ステップS122においてCPU11は、クラウドサーバ2における登録でエラーを検知したならば、ステップS124に進み、エラーを表示して異常終了する。
そして、出退勤登録端末1は、このような暗証番号登録処理を行ったタイミングにおいて、クラウドサーバ2に図21に記載した同期処理を行わせることで、従業員サブマスタ191に暗証番号の登録を行うことができる。
なお、この暗証番号登録処理は、クラウドサーバ2が主体となって行われてもよく、限定されない。
《暗証番号解除》
以下に示す図33から図37により、暗証番号の解除機能について説明する。なお、暗証番号は、出退勤入力のときに参照される認証情報のうちのひとつである。
図33は、従業員番号を入力中の暗証番号解除画面34を示す図である。
出退勤登録画面32(図8から図18参照)においてメニュー(不図示)を選択すると、この暗証番号解除画面34に遷移する。
暗証番号解除画面34は、タイトルに「暗証番号解除」と記載されており、その下側にメッセージ領域341、戻るボタン342、従業員選択領域4を含んでいる。
メッセージ領域341は、暗証番号の解除に関するメッセージを表示する領域であり、ここでは「暗証番号を解除する従業員の番号を入力して下さい。」が表示されている。
戻るボタン342は、出退勤登録画面32(図8から図18参照)に戻るためのボタンである。
従業員選択領域4の「従業員番号の入力」の下側には、従業員番号が途中まで“12”のように入力されている。従業員番号の入力が完了すると、図34の解除メッセージボックス343が表示される。
図34は、確認のためのメッセージを表示中の暗証番号解除画面34aを示す図である。
暗証番号解除画面34aの従業員選択領域4には、入力した従業員番号“1234”が表示されている。暗証番号解除画面34aの中央には、解除メッセージボックス343が表示されている。この解除メッセージボックス343には、入力した従業員番号およびその氏名である「1234:特許太郎」と、「暗証番号を解除してもよろしいですか?」のメッセージと、OKボタンとキャンセルボタンとが表示されている。
ユーザがOKボタンをタップすると暗証番号が解除され、図35に示す暗証番号解除画面34bに遷移する。
図35は、解除を完了したときの暗証番号解除画面34bを示す図である。
メッセージ領域341の中央下部には、解除完了メッセージ344の「霞が関支店・1234:特許太郎」と「暗証番号を解除しました。」が表示されている。これによりユーザは、暗証番号が正しく解除されたことを認知可能である。
図36は、暗証番号解除処理を示すフローチャートである。
最初、ユーザは出退勤登録端末1から従業員番号を入力する(ステップS130)。この出退勤登録端末1のCPU11は、従業員番号の入力を受け付ける。入力された従業員番号と名称は、確認のために解除メッセージボックス343(図34参照)に表示される(ステップS131)。ユーザが解除メッセージボックス343のボタンをタップすると(ステップS132)、CPU11はその操作されたボタンを判定する(ステップS133)。CPU11は、キャンセルボタンがタップされたならば、図36の処理を終了し、OKボタンがタップされたならば、ステップS134の処理に進む。
ステップS134において、入力された従業員番号は、クラウドサーバ2に送信される(ステップS121)。つまり出退勤登録端末1は、入力された従業員番号をクラウドサーバ2へ送信する。これにより、クラウドサーバ2は、この従業員番号に係る暗証番号を削除する。
CPU11は、クラウドサーバ2における暗証番号の削除が完了したか否かを判定する(ステップS135)。CPU11は、クラウドサーバ2における暗証番号の削除が完了していないならば(No)、ステップS135の判定を繰り返す。CPU11は、クラウドサーバ2における暗証番号の削除が完了したならば(Yes)、ステップS136に進み、図35に示す暗証番号解除画面34bの解除完了メッセージ344を表示する。
ステップS135においてCPU11は、クラウドサーバ2における削除でエラーを検知したならば、ステップS137に進み、エラーを表示して異常終了する。
そして、出退勤登録端末1は、このような暗証番号解除処理を行ったタイミングにおいて、クラウドサーバ2に図21に記載した同期処理を行わせることで、従業員サブマスタ191から暗証番号の解除を行うことができる。
なお、この暗証番号解除処理は、クラウドサーバ2が主体となって行われてもよく、限定されない。
《ICカード登録》
以下に示す図37から図41により、ICカードの登録機能について説明する。なお、ICカードの識別情報は、出退勤入力のときに参照される認証情報のうちのひとつである。
図37は、従業員番号を入力中のICカード登録画面35を示す図である。
出退勤登録画面32(図8から図18参照)においてメニュー(不図示)を選択すると、このICカード登録画面35に遷移する。
ICカード登録画面35は、タイトルに「ICカード登録」と記載されており、その下側にメッセージ領域351、戻るボタン352、従業員選択領域4を含んでいる。
メッセージ領域351は、ICカードの登録に関するメッセージを表示する領域であり、ここでは「ICカードを登録する従業員の番号を入力して下さい。登録したICカードを変更する場合には変更前のICカードをタッチして下さい。」と「ICカードを登録すると、登録したカードを端末にタッチして出退勤登録ができるようになります。」が表示されている。
戻るボタン352は、出退勤登録画面32(図8から図18参照)に戻るためのボタンである。
従業員選択領域4の「従業員番号の入力」の下側には、従業員番号が途中まで“12”のように入力されている。従業員番号の入力が完了すると、図39のICカード登録画面35bに遷移する。登録済みのICカードをタッチしても、図39のICカード登録画面35bに遷移する。
ICカードを登録している従業員が、登録したICカード以外の他のICカードをタッチすると、図38のICカード登録画面35aに遷移する。
図38は、警告のメッセージを表示中のICカード登録画面35aを示す図である。
ICカード登録画面35aの従業員選択領域4には、入力した従業員番号“1234”が表示されている。ICカード登録画面35aの中央には、メッセージボックス353が表示されている。このメッセージボックス353には、入力した従業員番号およびその氏名である「1234:特許太郎」と、「ICカードは既に登録されています。」のメッセージと、「ICカードを変更する場合は登録済みのICカードをタッチして下さい。登録済みICカードがない場合は、解除が必要です。店長に連絡して下さい。」のメッセージとOKボタンが表示されている。
ユーザがOKボタンをタップすると、図37に示すICカード登録画面35に戻る。
図39は、新たに登録するICカードをタッチするように促すメッセージを表示中のICカード登録画面35bを示す図である。
メッセージ領域361の中央下部には、入力した従業員番号およびその氏名である「1234:特許太郎」が表示されている。この状態において、ユーザが出退勤登録端末1にICカードをタッチするとICカードが登録されて、図40のICカード登録画面35cに遷移する。
図40は、登録を完了したときのICカード登録画面35cを示す図である。
メッセージ領域351の中央下部には、登録完了メッセージ354の「霞が関支店・1234:特許太郎」と「ICカードを登録しました。」が表示されている。これによりユーザは、ICカードが正しく登録されたことを認知可能である。
図41は、ICカード登録処理を示すフローチャートである。
ICカード登録処理は、従業員番号の入力または登録済みのICカードのタッチで開始する。
ステップS140において、ユーザは出退勤登録端末1から従業員番号を入力する。この出退勤登録端末1のCPU11は、従業員番号の入力を受け付けると、この従業員番号に係るICカードが登録済みであるか否かを判定する(ステップS141)。CPU11は、この従業員番号に係るICカードが登録済みであったならば(Yes)、メッセージボックス353(図38参照)の警告文を表示する(ステップS142)。そしてユーザがメッセージボックス353のOKボタンをタップすると(ステップS143)、図41の処理を終了する。
CPU11は、この従業員番号に係るICカードが登録されていなかったならば(No)、ステップS149に進み、ICカードの登録を実行する。
ステップS144において、ユーザは登録済みのICカードを出退勤登録端末1にタッチする。出退勤登録端末1のCPU11は、NFCリーダ16によりICカードの識別情報を読み取る。この出退勤登録端末1のCPU11は、入力されたICカードの識別情報から従業員番号を特定し(ステップS145)、このICカードの識別情報が登録済みであるか否かを判定する(ステップS146)。CPU11は、このICカードの識別情報が登録されていなかったならば(No)、未登録のICカードである旨の警告文を表示する(ステップS147)。そしてユーザがメッセージボックスのOKボタンなどをタップすると(ステップS148)、図41の処理を終了する。
CPU11は、この従業員に係るICカードが登録済みならば(Yes)、ステップS149に進み、ICカードの登録を実行する。
ステップS149において、ユーザは新たに登録するICカードを出退勤登録端末1にタッチする。出退勤登録端末1のCPU11は、NFCリーダ16によりICカードの識別情報を読み取る。
従業員番号と、新たに入力されたICカードの識別情報とは、クラウドサーバ2に送信される(ステップS150)。つまり出退勤登録端末1は、従業員番号と、新たに入力されたICカードの識別情報をクラウドサーバ2へ送信する。これによりクラウドサーバ2は、従業員番号のレコードに対してICカードの識別情報を登録する。
ステップS151において、CPU11は、クラウドサーバ2への登録が完了していないならば(No)、このステップS151の判定を繰り返す。CPU11は、クラウドサーバ2への登録が完了したならば(Yes)、ステップS152に進み、図40に示すICカード登録画面35cの登録完了メッセージ354が表示される。
ステップS151においてCPU11は、クラウドサーバ2における登録でエラーを検知したならば、ステップS153に進み、エラーを表示して異常終了する。
そして、出退勤登録端末1は、このようなICカード登録処理を行ったタイミングにおいて、クラウドサーバ2に図21に記載した同期処理を行わせることで、従業員サブマスタ191にICカードの識別情報を登録できる。
なお、このICカード登録処理は、クラウドサーバ2が主体となって行われてもよく、限定されない。
このように処理することで、ICカードを既に登録している従業員については、登録されたICカードが無いと、別のICカードに登録を変更することができない。つまり、従業員番号と暗証番号が洩れたとしても、ICカードの登録を変更できない。これにより、本人が登録したICカードに代わり、別人が別のICカードに登録を変更して、以降の出退勤登録することを抑止可能である。
《ICカード解除》
以下に示す図42から図46により、ICカードの解除機能について説明する。なお、ICカードの識別情報は、出退勤入力のときに参照される認証情報のうちのひとつである。
図42は、従業員番号を入力中のICカード解除画面36を示す図である。
出退勤登録画面32(図8から図18参照)においてメニュー(不図示)を選択すると、このICカード解除画面36に遷移する。
ICカード解除画面36は、タイトルに「ICカード解除」と記載されており、その下側にメッセージ領域361、戻るボタン362、従業員選択領域4を含んでいる。
メッセージ領域361は、ICカード番号の解除に関するメッセージを表示する領域であり、ここでは「ICカードを解除する従業員の番号を入力するか、ICカードをタッチして下さい。」が表示されている。
戻るボタン362は、出退勤登録画面32(図8から図18参照)に戻るためのボタンである。
従業員選択領域4の「従業員番号の入力」の下側には、従業員番号が途中まで“12”のように入力されている。従業員番号の入力が完了すると、図43の解除メッセージボックス363が表示される。
図43は、確認のためのメッセージを表示中のICカード解除画面36aを示す図である。
ICカード解除画面36aの従業員選択領域4には、入力した従業員番号“1234”が表示されている。ICカード解除画面36aの中央には、解除メッセージボックス363が表示されている。この解除メッセージボックス363には、入力した従業員番号およびその氏名である「1234:特許太郎」と、「ICカードを解除しますか?」のメッセージと、OKボタンとキャンセルボタンとが表示されている。
ユーザがOKボタンをタップするとICカードが解除され、図44に示すICカード解除画面36bに遷移する。
図44は、解除を完了したときのICカード解除画面36bを示す図である。
メッセージ領域361の中央下部には、解除完了メッセージ364の「霞が関支店・1234:特許太郎」と「ICカードを解除しました。」が表示されている。これによりユーザは、ICカードが正しく解除されたことを認知可能である。
図45は、ICカードが登録されていなかったときのICカード解除画面36cを示す図である。
ICカード解除画面36cの中央には、メッセージボックス365が表示されている。この解除メッセージボックス363には、入力した従業員番号およびその氏名である「1234:特許太郎」と、「ICカードは登録されていません。」のメッセージと、OKボタンが表示されている。
図46は、ICカード解除処理を示すフローチャートである。
ICカード解除処理は、従業員番号の入力または登録済みのICカードのタッチで開始する。
ステップS160において、ユーザは出退勤登録端末1から従業員番号を入力する。この出退勤登録端末1のCPU11は、従業員番号の入力を受け付けると、この従業員番号に係るICカードが登録済みであるか否かを判定する(ステップS161)。CPU11は、この従業員番号に係るICカードが登録されていなかったならば(No)、メッセージボックス365の警告文を表示する(ステップS162)。そしてユーザがメッセージボックス365のOKボタンをタップすると(ステップS163)、図46の処理を終了する。
CPU11は、この従業員番号に係るICカードが登録されていれば(Yes)、ステップS167に進み、ICカードの登録を実行する。
ステップS164において、ユーザは登録済みのICカードを出退勤登録端末1にタッチする。出退勤登録端末1のCPU11は、NFCリーダ16によりICカードの識別情報を読み取る。この出退勤登録端末1のCPU11は、入力されたICカードの識別情報から従業員番号を特定し(ステップS165)、このICカードの識別情報が登録済みであるか否かを判定する(ステップS166)。CPU11は、このICカードの識別情報が登録されていなかったならば(No)、ステップS162の処理に進み、警告文を表示して図46の処理を終了する。
CPU11は、このICカードの識別情報が登録済みならば(Yes)、ステップS167に進み、ICカードの登録を実行する。
ステップS167において、解除メッセージボックス363(図43参照)に従業員番号と名称が表示される。ユーザが解除メッセージボックス363(図43参照)のボタンをタップすると(ステップS168)、CPU11はその操作されたボタンを判定する(ステップS169)。CPU11は、キャンセルボタンがタップされたならば、図46の処理を終了し、OKボタンがタップされたならば、ステップS170の処理に進む。
この従業員番号は、クラウドサーバ2に送信される(ステップS170)。つまり出退勤登録端末1は、入力された従業員番号、または入力されたICカードの識別情報から特定された従業員番号をクラウドサーバ2へ送信する。これによりクラウドサーバ2は、この従業員番号のレコードからICカードの識別情報を削除する。
ステップS171において、CPU11は、クラウドサーバ2からの削除が完了していないならば(No)、このステップS171の判定を繰り返す。CPU11は、クラウドサーバ2からの削除が完了したならば(Yes)、ステップS172に進み、図44に示すICカード解除画面36bの解除完了メッセージ364を表示する。CPU11は、ステップS172の処理の終了に伴い、図46の処理を終了する。
ステップS171においてCPU11は、クラウドサーバ2における登録でエラーを検知したならば、ステップS173に進み、エラーを表示して異常終了する。
そして、出退勤登録端末1は、このようなICカード解除処理を行ったタイミングにおいて、クラウドサーバ2に図21に記載した同期処理を行わせることで、従業員サブマスタ191からICカード識別情報の解除を行うことができる。
なお、このICカード解除処理は、クラウドサーバ2が主体となって行われてもよく、限定されない。
《変形例》
上記実施の形態において、出退勤登録装置1が管理する支店の従業員とは、所属がその支店である従業員のみであった。変形例において、出退勤登録装置1が管理する支店の従業員とは、所属がその支店である従業員と、その支店において出退勤登録を一度でも行ったことのある従業員と、を指す。
図47は、変形例における従業員サブマスタ191Aの一例を示す図である。
従業員サブマスタ191Aは、従業員番号欄、名称欄、暗証番号欄、ICカード識別情報欄を含むデータベースであり、図4に示した従業員サブマスタ191と同様に構成されている。クラウドサーバ2の同期部21は、従業員マスタ23の一部と従業員サブマスタ191Aとを定期的に同期させる。これにより、出退勤登録端末1がオフラインのときであっても、従業員を示す情報にアクセス可能である。
なお、この従業員サブマスタ191Aは、この組織に属する全ての従業員の番号と名称とが格納されている。従業員サブマスタ191Aには、この支店(職場)に属する従業員と、過去にこの出退勤登録端末1によって出退勤を登録した従業員の暗証番号とICカード識別情報が格納されている。特許太郎、特許二郎、特許壱子、特許三郎、特許四郎、特許五郎、特許六郎は、いずれも霞ヶ関支店に属し、この出退勤登録端末1が設置された所属と同じ所属であるため、暗証番号とICカード識別情報が格納されている。意匠二郎は、過去にこの出退勤登録端末1によって出退勤を登録した従業員であるため、暗証番号とICカード識別情報が格納されている。これは、上記実施の形態における、図24のステップS57、図26のステップS76で従業員サブマスタ191Aの更新されたレコードをそのまま登録しておくことによって、他の支店である虎ノ門支店に所属する意匠二郎の暗証番号とICカード識別情報が格納された状態となっている。そして、それ以外の従業員は、過去にこの出退勤登録端末1によって出退勤を登録したことがないため、暗証番号とICカード識別情報は、格納されていない。これにより、従業員サブマスタ191Aと、クラウドサーバ2の従業員マスタ23との同期に係る通信量を減らすことができる。
図48は、同期処理のフローチャートである。
ステップS180において、クラウドサーバ2の同期部21は、従業員マスタ23の全レコードの従業員番号と名称を、出退勤登録端末1側の従業員サブマスタ191Aと同期させる。次いで同期部21は、この出退勤登録端末1が設置された支店の従業員と、この出退勤登録端末1で出退勤を登録した従業員に係る従業員サブマスタ191Aの暗証番号とICカード識別情報を、クラウドサーバ2の従業員マスタ23と同期させる(ステップS181)。この出退勤登録端末1で出退勤を登録した従業員は、この出退勤登録端末1の対象の従業員として認証情報が登録されることになる。これ以降、この従業員は、この出退勤登録端末1がオフラインであったとしても、出退勤を登録することができるようになる。
同期部21は、所属マスタ24の全レコードを出退勤登録端末1側の所属マスタ192と同期させ(ステップS182)、図48の処理を終了する。
以上のように、本実施の形態における同期処理は、従業員サブマスタ191Aのうち、従業員マスタ23の全レコードの従業員番号と名称を、出退勤登録端末1側の従業員サブマスタ191と同期させるとともに、この出退勤登録端末1が対象とする従業員に係る従業員サブマスタ191の暗証番号とICカード識別情報を、クラウドサーバ2の従業員マスタ23と同期させる。本変形例において、出退勤登録端末1が対象とする従業員とは、この出退勤登録端末1が設置されている支店(グループ)に属する従業員と、過去にこの出退勤登録端末1によって出退勤を登録した従業員の両方である。
よって、従業員サブマスタ191には、出退勤登録端末1が対象とする従業員の暗証番号とICカード識別情報が格納されているが、出退勤登録端末1が対象としない、即ち、他の支店(職場)に属し、かつ過去にこの出退勤登録端末1によって出退勤を登録したことがない従業員の暗証番号とICカード識別情報は格納されていない状態となる。これにより、出退勤登録端末は、不必要な従業員の暗証番号やICカード識別情報を格納しなくなるため、これら暗証番号やICカード識別情報の漏洩を抑止することができる。
(その他の変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。
(a) ユーザが出退勤登録端末に登録するICカードまたは装置は、NFCリーダで読み取れるものであればよく、ICカード運転免許証やマイナンバーカード、またはFELICA(登録商標)機能を搭載した携帯電話やスマートフォンなどであってもよい。
(b) ユーザが出退勤登録端末に登録するICカードまたは装置は、NFCリーダで読み取れるものに限定されず、Bluetooth(登録商標) Low Energyで通信可能な装置や無線タグなどであってもよい。
(c) 出退勤登録端末がクラウドサーバと通信するための通信手段は、無線通信手段に限定されず、有線通信手段であってもよい。
(d) 出退勤の種別は、出勤、退勤、休憩開始、休憩終了に限定されず、任意のものであってもよく、例えば私用外出であってもよい。また、支給品の記録は食事に限定されない。
(e) 出退勤登録端末は、支店毎に一台ずつ設置される構成に限定されず、例えば、同じ店舗に複数台設置されてもよい。その際には、例えば、フロア毎に出退勤登録端末を一台ずつ設置する構成にしてもよいし、部署毎に一台ずつ設置する構成にしてもよい。即ち、一台の出退勤登録端末に対応付けられる所属は、特に限定されるものではなく、所定のグループ等であってよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
《請求項1》
複数のローカル装置と通信接続されるクラウドサーバに、前記ローカル装置で出退勤入力が受け付けられた出退勤情報を登録する出退勤管理システムであって、
前記出退勤情報の登録対象とされる各対象者のマスタ情報の少なくとも一部を共有情報として前記複数のローカル装置と前記クラウドサーバとに登録する管理手段を備え、
前記管理手段は、前記出退勤入力の際に参照される認証情報を、前記マスタ情報における他の一部として前記対象者毎に前記共有情報に対応付けて登録する際は、前記複数のローカル装置間においては当該認証情報に対応する対象者に割り当てられている前記ローカル装置が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とする出退勤管理システム。
《請求項2》
前記管理手段は、前記ローカル装置に登録されている前記共有情報が更新されることにより生じる、または、前記クラウドサーバに登録されている前記共有情報が更新されることにより生じる、前記クラウドサーバと前記複数のローカル装置との間の前記共有情報の不整合を、所定のタイミングで前記更新に対応するように整合させることを特徴とする請求項1に記載の出退勤管理システム。
《請求項3》
前記管理手段は、前記認証情報を前記クラウドサーバにも登録することを特徴とする請求項2に記載の出退勤管理システム。
《請求項4》
前記管理手段は、前記ローカル装置に登録されている前記認証情報が更新されることにより生じる、または、前記クラウドサーバに登録されている前記認証情報が更新されることにより生じる、前記クラウドサーバと前記複数のローカル装置との間の前記認証情報の不整合を、前記所定のタイミングで前記更新に対応するように整合させることを特徴とする請求項3に記載の出退勤管理システム。
《請求項5》
前記管理手段は、前記対象者に割り当てられている前記ローカル装置として、前記複数のローカル装置のうち、当該対象者の所属情報と一致する所属情報が対応付けられているローカル装置が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とする請求項4に記載の出退勤管理システム。
《請求項6》
前記管理手段は、前記対象者に割り当てられている前記ローカル装置として、前記複数のローカル装置のうち、当該対象者の所属情報と一致する所属情報が対応付けられているローカル装置、および、当該対象者に係る出退勤入力を受け付けたことがあるローカル装置、が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とする請求項4に記載の出退勤管理システム。
《請求項7》
前記認証情報は、前記ローカル装置で出退勤入力を受け付ける際に当該ローカル装置に入力される暗証番号、または、前記ローカル装置で出退勤入力を受け付ける際に当該ローカル装置が読み取る記録媒体の識別情報であることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の出退勤管理システム。
《請求項8》
前記共有情報には、前記対象者の氏名情報の他、前記対象者の所属情報が含まれることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の出退勤管理システム。
《請求項9》
前記複数のローカル装置のそれぞれには前記所属情報が対応付けられていることを特徴とする請求項8に記載の出退勤管理システム。
《請求項10》
複数のローカル装置と通信接続されるクラウドサーバに、前記ローカル装置で出退勤入力が受け付けられた出退勤情報を登録する出退勤管理システムにおけるコンピュータを、
前記出退勤情報の登録対象とされる各対象者のマスタ情報の少なくとも一部を共有情報として前記複数のローカル装置と前記クラウドサーバとに登録する管理手段として機能させ、
前記管理手段は、前記出退勤入力の際に参照される認証情報を、前記マスタ情報における他の一部として前記対象者毎に前記共有情報に対応付けて登録する際は、前記複数のローカル装置間においては当該認証情報に対応する対象者に割り当てられている前記ローカル装置が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とするプログラム。
1,1a,1b,1c 出退勤登録端末 (ローカル装置)
11 CPU (管理手段)
12 ROM
13 RAM
14 タッチパネルディスプレイ
15 スピーカ
16 NFCリーダ
17 近距離無線通信部
18 遠距離無線通信部
19 記憶部
191 従業員サブマスタ (マスタ情報の一部)
192 所属マスタ (マスタ情報の一部)
194 出退勤履歴情報テーブル
195 出退勤登録プログラム
2 クラウドサーバ (サーバ装置)
21 同期部
22 時刻設定部
23 従業員マスタ (マスタ情報の一部)
24 所属マスタ (マスタ情報の一部)
25 就業基本情報テーブル
26 タイムカードテーブル
27 出退勤登録端末テーブル
28 就業実績テーブル
31 ログイン画面
311 メールアドレス・テキストボックス
312 パスワード・テキストボックス
313 ログインボタン
32,32a〜32h 出退勤登録画面
321 通知領域
322 日時領域
323 メッセージ領域
324 入力促進メッセージ
325 従業員情報
326 登録完了メッセージ
33,33a,33b 暗証番号登録画面
331 メッセージ領域
332 戻るボタン
334 登録完了メッセージ
34,34a,34b 暗証番号解除画面
341 メッセージ領域
342 戻るボタン
343 解除メッセージボックス
344 解除完了メッセージ
35,35a〜35c ICカード登録画面
351 メッセージ領域
352 戻るボタン
353 メッセージボックス
354 登録完了メッセージ
36,36a〜36c ICカード解除画面
361 メッセージ領域
362 戻るボタン
363 解除メッセージボックス
364 解除完了メッセージ
365 メッセージボックス
4 従業員選択領域
41 「番号で選択」タブ
42 「名前で選択」タブ
43 暗証番号認証ポップアップ
44 暗証番号登録ポップアップ
5 出退勤登録領域
51 出勤ボタン
52 退勤ボタン
53 休憩開始ボタン
54 休憩終了ボタン
55 食事ボタン
7 ICカード

Claims (10)

  1. 複数のローカル装置と通信接続されるクラウドサーバに、前記ローカル装置で出退勤入力が受け付けられた出退勤情報を登録する出退勤管理システムであって、
    前記出退勤情報の登録対象とされる各対象者のマスタ情報の少なくとも一部を共有情報として前記複数のローカル装置と前記クラウドサーバとに登録する管理手段を備え、
    前記管理手段は、前記出退勤入力の際に参照される認証情報を、前記マスタ情報における他の一部として前記対象者毎に前記共有情報に対応付けて登録する際は、前記複数のローカル装置間においては当該認証情報に対応する対象者に割り当てられている前記ローカル装置が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とする出退勤管理システム。
  2. 前記管理手段は、前記ローカル装置に登録されている前記共有情報が更新されることにより生じる、または、前記クラウドサーバに登録されている前記共有情報が更新されることにより生じる、前記クラウドサーバと前記複数のローカル装置との間の前記共有情報の不整合を、所定のタイミングで前記更新に対応するように整合させることを特徴とする請求項1に記載の出退勤管理システム。
  3. 前記管理手段は、前記認証情報を前記クラウドサーバにも登録することを特徴とする請求項2に記載の出退勤管理システム。
  4. 前記管理手段は、前記ローカル装置に登録されている前記認証情報が更新されることにより生じる、または、前記クラウドサーバに登録されている前記認証情報が更新されることにより生じる、前記クラウドサーバと前記複数のローカル装置との間の前記認証情報の不整合を、前記所定のタイミングで前記更新に対応するように整合させることを特徴とする請求項3に記載の出退勤管理システム。
  5. 前記管理手段は、前記対象者に割り当てられている前記ローカル装置として、前記複数のローカル装置のうち、当該対象者の所属情報と一致する所属情報が対応付けられているローカル装置が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とする請求項4に記載の出退勤管理システム。
  6. 前記管理手段は、前記対象者に割り当てられている前記ローカル装置として、前記複数のローカル装置のうち、当該対象者の所属情報と一致する所属情報が対応付けられているローカル装置、および、当該対象者に係る出退勤入力を受け付けたことがあるローカル装置、が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とする請求項4に記載の出退勤管理システム。
  7. 前記認証情報は、前記ローカル装置で出退勤入力を受け付ける際に当該ローカル装置に入力される暗証番号、または、前記ローカル装置で出退勤入力を受け付ける際に当該ローカル装置が読み取る記録媒体の識別情報であることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の出退勤管理システム。
  8. 前記共有情報には、前記対象者の氏名情報の他、前記対象者の所属情報が含まれることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の出退勤管理システム。
  9. 前記複数のローカル装置のそれぞれには前記所属情報が対応付けられていることを特徴とする請求項8に記載の出退勤管理システム。
  10. 複数のローカル装置と通信接続されるクラウドサーバに、前記ローカル装置で出退勤入力が受け付けられた出退勤情報を登録する出退勤管理システムにおけるコンピュータを、
    前記出退勤情報の登録対象とされる各対象者のマスタ情報の少なくとも一部を共有情報として前記複数のローカル装置と前記クラウドサーバとに登録する管理手段として機能させ、
    前記管理手段は、前記出退勤入力の際に参照される認証情報を、前記マスタ情報における他の一部として前記対象者毎に前記共有情報に対応付けて登録する際は、前記複数のローカル装置間においては当該認証情報に対応する対象者に割り当てられている前記ローカル装置が登録先として限定されるように前記認証情報を登録することを特徴とするプログラム。
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