本発明の第1の態様では、ステーション表示のためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つの記憶装置および少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つの記憶装置は命令セットを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの記憶装置と通信するように構成されていてもよい。命令セットを実行する場合、システムは以下の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得してもよい。システムはまた、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、地図の表示領域上に1つ以上のステーションを表示するか否かを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、システムは次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは上流ステーションまたは下流ステーションのうちの少なくとも1つを地図の表示領域上に表示してもよく、またはシステムは上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しなくてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値よりも大きく、かつ第2の閾値以下であるとの決定に応答して、上流ステーションまたは下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値よりも大きいとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しなくてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値未満であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるとの決定に応答して、上流ステーションまたは下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値以上であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しなくてもよい。
いくつかの実施形態では、第1の閾値は10に等しくてもよく、第2の閾値は100に等しくてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムはクライアント端末から信号を受信してもよく、信号は地図の表示領域をズームする動作命令を示す。システムは、信号に基づき、地図の表示領域に関連付けられたスケールを決定してもよい。
本発明の第2の態様では、ステーション表示のためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つの記憶装置および少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つの記憶装置は命令セットを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの記憶装置と通信するように構成されていてもよい。命令セットを実行する場合、システムは以下の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは利用者の現在位置を取得してもよく、現在位置は地図の第1の中心位置である。システムは、第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込んでもよい。システムは、地図の表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第1のセットを、地図上に表示してもよい。システムは、クライアント端末から、地図の表示領域を変更する動作命令を含む信号を受信してもよい。システムは、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得してもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定してもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えたとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込んでもよい。複数の第2のステーションの各々は、複数の第1のステーションのうちの1つとは異なっていてもよい。システムは、地図の変更された表示領域内の複数の第2のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第2のセットを、地図上に表示してもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、その距離が第2の所定距離以下であるとの決定に応答して、ステーションの第1のセットを地図上に表示してもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、利用者が位置している現在の都市を決定してもよい。システムは、利用者が位置している現在の都市に基づき、利用者の現在位置を取得してもよい。
いくつかの実施形態では、第1の所定距離は、第2の所定距離、および、地図の表示領域の境界部と、第1の中心位置または第2の中心位置との間の距離、の和に等しくてもよい。
本開示の第3の態様では、ポイントオブインタレスト(POI)を表示するためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つの記憶装置および少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つの記憶装置は命令セットを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの記憶装置と通信するように構成されていてもよい。命令セットを実行する場合、システムは以下の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、クライアント端末から取得してもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールは、地上での距離と、地図上の対応する距離との間の関係であってもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値または第2の閾値のうちの少なくとも1つと比較してもよい。システムは、比較に基づき、オンデマンドサービスプラットフォームに1つ以上のターゲットPOIを地図の表示領域上に表示させるか否か、を決定してもよい。
いくつかの実施形態では、1つ以上のターゲットPOIは、上流ステーションまたは下流ステーションのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下であるとの決定に応答して、オンデマンドサービスプラットフォームに、上流ステーションおよび下流ステーションを地図上に表示させてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以下であるとの決定に応答して、オンデマンドサービスプラットフォームに、上流ステーションおよび下流ステーションのうちの1つを地図上に表示させてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値以上であるとの決定に応答して、オンデマンドサービスプラットフォームに、上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図上に表示させなくてもよい。
いくつかの実施形態では、第1の閾値は10以下であってもよく、第2の閾値は100以上であってもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、オンデマンドサービスプラットフォームによって提供された信号をクライアント端末から受信してもよい。信号は、地図の表示領域をズームするための動作命令を示してもよい。システムは、信号に基づき、地図の表示領域に関連付けられたスケールを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、クライアント端末に関連付けられた利用者の現在位置を地図の表示領域上で取得してもよい。利用者の現在位置は、オンデマンドサービスプラットフォームによって提供される。システムは、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。システムは、第1の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第1のPOIを読み込んでもよい。システムはクライアント端末から信号を取得してもよく、信号は地図の表示領域を変更する動作命令を示す。システムは、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得してもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を、第2の所定距離と比較してもよい。システムは比較に基づき、1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下であるとの決定に応答して、1つ以上の第1のPOIに基づき1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、第1の位置と第2の位置との間の距離が第2の所定距離以上であるとの決定に応答して、1つ以上の第2のPOIおよび1つ以上の第1のPOIに基づき1つ以上のターゲットPOIを決定し、第2の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第2のPOIを読み込んでもよい。
いくつかの実施形態では、第2の所定距離は、第1の位置または第2の位置と、地図の表示領域の境界部との間の距離に関連付けられていてもよい。
本開示の第4の態様では、ポイントオブインタレスト(POI)表示のためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つの記憶装置および少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つの記憶装置は命令セットを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの記憶装置と通信するように構成されていてもよい。命令セットを実行する場合、システムは以下の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは利用者の現在位置を地図の表示領域上で取得してもよく、利用者の現在位置は、クライアント端末に関連付けられたオンデマンドサービスプラットフォームによって提供される。システムは、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。システムは、第1の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第1のPOIを読み込んでもよい。システムはクライアント端末から信号を取得してもよく、信号は地図の表示領域を変更する動作命令を示す。システムは、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得してもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を、第1の所定距離と比較してもよい。システムは比較に基づき、1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。システムは、オンデマンドサービスプラットフォームに、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を地図上に表示させてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下であるとの決定に応答して、1つ以上の第1のPOIに基づき1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、第1の位置と第2の位置との間の距離が第2の所定距離以上であるとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第2のPOIを読み込んでもよい。システムは、1つ以上の第2のPOIおよび/または1つ以上の第1のPOIに基づき、1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、第1の所定距離は、地図の表示領域の境界部と、第1の中心位置または第2の中心位置との間の距離に関連付けられてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールを、クライアント端末から取得してもよい。システムは、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールに基づき、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を、変更された地図上に表示させてもよい。
いくつかの実施形態では、1つ以上のターゲットPOIは、上流ステーションまたは下流ステーションのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値および第2の閾値と比較してもよい。システムは、オンデマンドサービスプラットフォームに、比較に基づき、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を、地図表示領域の変更された表示領域上に表示させてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値以下であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションを、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは更に次の処理のうちの1つ以上を実施するように構成されていてもよい。システムは、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以下であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションのうちの1つを、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。
本発明の第5の態様では、ステーション表示のための方法が提供される。方法は、少なくとも1つのマシン上で実現してもよく、マシンの各々は少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を含んでもよい。方法は、以下の動作のうちの1つ以上を含んでもよい。本方法は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得することを含んでもよい。方法はまた、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、地図の表示領域上に1つ以上のステーションを表示するか否かを決定することを含んでもよい。
本発明の第6の態様では、ステーション表示のための方法が提供される。方法は、少なくとも1つのマシン上で実現してもよく、マシンの各々は少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を含んでもよい。方法は、以下の動作のうちの1つ以上を含んでもよい。方法は利用者の現在位置を取得することを含んでもよく、現在位置は地図の第1の中心位置である。方法はまた、第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込むことを含んでもよい。方法はまた、地図の表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第1のセットを、地図上に表示することを含んでもよい。方法はまた、クライアント端末から、地図の表示領域を変更する動作命令を含む信号を受信することを含んでもよい。方法はまた、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得することを含んでもよい。方法はまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定することを含んでもよい。方法はまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定することを含んでもよい。方法はまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えたとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込むことを含んでもよい。複数の第2のステーションの各々は、複数の第1のステーションのうちの1つとは異なっていてもよい。方法はまた、地図の変更された表示領域内の複数の第2のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第2のセットを、地図上に表示することを含んでもよい。
本開示の第7の態様では、ポイントオブインタレスト(POI)を表示するための方法が提供される。方法は、少なくとも1つのマシン上で実現してもよく、マシンの各々は少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を含んでもよい。方法は、以下の動作のうちの1つ以上を含んでもよい。方法は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、クライアント端末から取得することを含んでもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールは、地上での距離と、地図上の対応する距離との間の関係であってもよい。方法はまた、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値または第2の閾値のうちの少なくとも1つと比較することを含んでもよい。方法はまた、比較に基づき、オンデマンドサービスプラットフォームに1つ以上のターゲットPOIを地図の表示領域上に表示させるか否か、を決定することを含んでもよい。
本開示の第8の態様では、ポイントオブインタレスト(POI)表示のための方法が提供される。方法は、少なくとも1つのマシン上で実現してもよく、マシンの各々は少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を含んでもよい。方法は、以下の動作のうちの1つ以上を含んでもよい。方法は、利用者の現在位置を地図の表示領域上で取得することを含んでもよい。利用者の現在位置は、クライアント端末に関連付けられたオンデマンドサービスプラットフォームによって提供されてもよい。方法はまた、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定することを含んでもよい。方法はまた、第1の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第1のPOIを読み込むことを含んでもよい。方法はまた、信号をクライアント端末から取得することを含んでもよい。信号は、地図の表示領域を変更するための動作命令を示してもよい。方法はまた、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得することを含んでもよい。方法はまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定することを含んでもよい。方法はまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を、第1の所定距離と比較することを含んでもよい。方法はまた、比較に基づき、1つ以上のターゲットPOIを決定することを含んでもよい。方法はまた、オンデマンドサービスプラットフォームに、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を地図上に表示させることを含んでもよい。
本発明の第9の態様では、ステーション表示のためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を有してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得するように構成された取得モジュールを含んでもよい。システムはまた、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、地図の表示領域上に1つ以上のステーションを表示するか否かを決定するように構成された表示モジュールを含んでもよい。
本発明の第10の態様では、ステーション表示のためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を有してもよい。システムは、利用者の現在位置を取得するように構成された位置取得モジュールを含んでもよい。現在位置は地図の第1の中心位置であってもよい。システムはまた、第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込み、地図の表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第1のセットを、地図上に表示するように構成された読込みおよび表示モジュールを含んでもよい。システムはまた、クライアント端末から、地図の表示領域を変更する動作命令を含む信号を受信するように構成された受信モジュールを含んでもよい。位置取得モジュールは更に、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得するように構成されていてもよい。システムはまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定するように構成された計算モジュールを含んでもよい。システムはまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定するように構成された判定モジュールを含んでもよい。読込みおよび表示モジュールは更に、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えたとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込むように構成されていてもよい。複数の第2のステーションの各々は、複数の第1のステーションのうちの1つとは異なっていてもよい。読込みおよび表示モジュールは更に、地図の変更された表示領域内の複数の第2のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第2のセットを、地図上に表示するように構成されていてもよい。
本開示の第11の態様では、ポイントオブインタレスト(POI)を表示するためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を有してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、クライアント端末から取得するように構成された取得モジュールを含んでもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールは、地上での距離と、地図上の対応する距離との間の関係であってもよい。システムはまた、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値または第2の閾値のうちの少なくとも1つと比較するように構成された判定モジュールを含んでもよい。システムはまた、比較に基づき、オンデマンドサービスプラットフォームに1つ以上のターゲットPOIを地図の表示領域上に表示させるか否か、を決定するように構成された表示モジュールを含んでもよい。
本開示の第12の態様では、ポイントオブインタレスト(POI)表示のためのシステムが提供される。システムは少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置を有してもよい。システムは、利用者の現在位置を地図の表示領域上で取得するように構成された取得モジュールを含んでもよい。利用者の現在位置は、クライアント端末に関連付けられたオンデマンドサービスプラットフォームによって提供されてもよい。システムはまた、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定し、第1の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第1のPOIを読み込むように構成されたPOI決定モジュールを含んでもよい。システムは、信号をクライアント端末から取得するように構成された受信モジュールを含んでもよい。信号は、地図の表示領域を変更するための動作命令を示してもよい。POI決定モジュールは更に、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得するように構成されていてもよい。システムはまた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定し、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を、第1の所定距離と比較するように構成された判定モジュールを含んでもよい。POI決定モジュールは更に、比較に基づき、1つ以上のターゲットPOIを決定するように構成されていてもよい。システムはまた、オンデマンドサービスプラットフォームに、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を地図上に表示させるように構成された表示モジュールを含んでもよい。
本開示の第13の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ステーション表示のための少なくとも1つの命令セットを含んでもよい。少なくとも1つの命令セットは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、地図の表示領域上に1つ以上のステーションを表示するか否かを決定してもよい。
本開示の第14の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ステーション表示のための少なくとも1つの命令セットを含んでもよい。少なくとも1つの命令セットは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、利用者の現在位置を取得してもよい。現在位置は地図の第1の中心位置であってもよい。少なくとも1つのプロセッサは、第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第1のセットを、地図上に表示してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、クライアント端末から、地図の表示領域を変更する動作命令を含む信号を受信してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えたとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込んでもよい。複数の第2のステーションの各々は、複数の第1のステーションのうちの1つとは異なっていてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の変更された表示領域内の複数の第2のステーションの少なくとも一部を含む、ステーションの第2のセットを、地図上に表示してもよい。
本開示の第15の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ポイントオブインタレスト(POI)を表示するための少なくとも1つの命令セットを含んでもよい。少なくとも1つの命令セットは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の表示領域に関連付けられたスケールをクライアント端末から取得してもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールは、地上での距離と、地図上の対応する距離との間の関係であってもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値または第2の閾値のうちの少なくとも1つと比較してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、比較に基づき、オンデマンドサービスプラットフォームに、1つ以上のターゲットPOI(ポイントオブインタレスト)を地図の表示領域上に表示させてもよい。
本開示の第16の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ポイントオブインタレスト(POI)表示のための少なくとも1つの命令セットを含んでもよい。少なくとも1つの命令セットは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、利用者の現在位置を地図の表示領域上で取得してもよい。利用者の現在位置は、クライアント端末に関連付けられたオンデマンドサービスプラットフォームによって提供されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、第1の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第1のPOI(ポイントオブインタレスト)を読み込んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、クライアント端末から信号を取得してもよい。信号は、地図の表示領域を変更するための動作命令を示してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を、第1の所定距離と比較してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、比較に基づき、1つ以上のターゲットPOI(ポイントオブインタレスト)を決定してもよい。少なくとも1つのプロセッサは、オンデマンドサービスプラットフォームに、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を地図上に表示させてもよい。
追加の特徴は、部分的には以下の説明で述べられることになり、部分的には以下の内容および添付図面を検討することで当業者には明らかになるであろうし、または実施例の生成もしくは動作によって明らかにすることができる。本開示の特徴は、以下で論じる詳細な例に記述されている方法論、手段および組み合わせの様々な態様の実施または使用によって実現および達成することができる。
本開示を例示的な実施形態の観点から更に説明する。これら例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。これら実施形態は、非限定的な例示的な実施形態であり、同様の参照符号は、図面のいくつかの図にわたって同様の構造を表している。
以下の説明は、いずれの当業者も本開示内容を製造および使用することが可能なように提示され、特定の用途およびその要件に関して提供されている。開示された実施形態の種々の変更形態は当業者には容易に明白であり、本明細書で提示された一般的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなしに本開示の他の実施形態および用途に適用することができる。
従って、本開示は、示される実施形態には限定されず、特許請求の範囲と整合する最も広い範囲が与えられるべきである。
本明細書で使用される用語「システム」、「エンジン」、「ユニット」、「モジュール」、および/または「ブロック」は、異なるレベルの、異なる構成要素、要素、部品、部分、または組立体を昇順で区別するための一方法であると理解されるであろう。しかし、用語は同じ目的を達成することができる場合は別の表現によって置き換えられてもよい。
本明細書に用いられる専門用語は、特定の例示的実施形態を記載することのみを目的としており、限定的であることを意図しない。本明細書で使用する場合、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「前記(the)」は、文脈が明確に別の指示をしない限り、複数形も含むことが意図され得る。用語「comprise(備える)」、「comprises(備える)」、および/または「comprising(備える)」、「include(含む)」、「includes(含む)」、および/または「including(含む)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を除外しないことが更に理解されよう。
本開示のこれらの特徴と特性および他の特徴と特性、ならびに関連する構造体要素および部品の組み合わせの動作方法と機能、更には製造の経済性は、その全てが本開示の一部を形成する添付図面を参照して、以下の説明を考察したときに、より明らかになり得る。しかし、これらの図面は、図示および説明のみを目的としており、本開示の範囲を限定することを意図していないことを明確に理解すべきである。図面は、縮尺通りではないことが理解される。
本開示に用いられるフローチャートは、本開示のいくつかの実施形態に従ってシステムが実施する動作を図示している。フローチャートの動作は、順序通りに実施されなくてよいことを明確に理解すべきである。逆に、これらの動作は、逆の順序で、または同時に実施されてもよい。その上、1つ以上の他の動作がフローチャートに追加されてもよい。1つ以上の動作がフローチャートから除去されてもよい。
本開示のシステムまたは方法は、陸、海、航空宇宙等、またはそれらの任意の組み合わせを含む様々な環境のオンライン・ツー・オフライン・システムに適用されてもよい。オンライン・ツー・オフライン・システムの乗り物は、タクシー、自家用車、ヒッチ、バス、列車、超特急列車、高速鉄道、地下鉄、船舶、航空機、宇宙船、熱気球、運転者なしの車両等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
本開示における用語「乗客」、「要求者」、「サービス要求者」、および「顧客」は、サービスを要求または発注し得る個人、エンティティまたはツールを指すために交換可能に用いられる。本開示における用語「ドライバ」、「提供者」、「サービス提供者」、および「供給者」は、サービスを提供するか、またはサービスの提供を促進し得る個人、エンティティまたはツールを指すために交換可能に用いられる。本開示における用語「利用者」は、サービスを要求するか、サービスを発注するか、サービスを提供するか、またはサービスの提供を促進し得る個人、エンティティまたはツールを指す場合がある。例えば、利用者は、乗客、ドライバ、オペレータ等、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。本開示では、「乗客」、「ユーザ装置」、「ユーザ端末」、および「乗客端末」は交換可能に用いられてもよく、「ドライバ」および「ドライバ端末」は交換可能に用いられてもよい。
本開示における用語「サービス要求者」および「発注」は、乗客、要求者、サービス要求者、顧客、ドライバ、提供者、サービス提供者、供給者等、またはそれらの任意の組み合わせによって開始され得る要求を指すために交換可能に用いられる。サービス要求は、乗客、要求者、サービス要求者、顧客、ドライバ、提供者、サービス提供者、または供給者のうちのいずれか1つによって受理されてもよい。サービス要求は有料であってもよく、無料であってもよい。
本開示はステーション表示のためのシステムおよび方法に関する。システムは地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得し、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、地図の表示領域上に1つ以上のステーションを表示するか否かを決定してもよい。1つ以上のステーションは、上流ステーションおよび下流ステーションを含んでもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値および第2の閾値と比較してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下である場合には、上流ステーションおよび下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値よりも大きく、かつ第2の閾値以下である場合は、上流ステーションまたは下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。システムは、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値よりも大きい場合には、上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しなくてもよい。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的なオンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100を表す概略図である。オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100は、サーバ110、ネットワーク120、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140、および記憶装置150を含んでもよい。
例えば、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100は、輸送サービスのためのオンライン輸送サービスプラットフォームであってもよい。輸送サービスは、車両配車サービス、運転代行サービス、急行車両サービス、カープールサービス、バスサービス、運転者ハイヤーサービス、またはシャトルサービス、を含んでもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100は、配達サービス、ナビゲーションサービス、予約サービス、ショッピングサービス、照会サービス等、またはこれらの任意の組み合わせを含む他のタイプのサービスを提供してもよいが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、サーバ110は単一のサーバまたはサーバ群であってもよい。サーバ群は、集中型であってもよいし、分散型であってもよい(例えば、サーバ110は分散型システムであってもよい)。いくつかの実施形態では、サーバ110はローカルであってもよく、リモートであってもよい。例えば、サーバ110は、ネットワーク120を介して、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140、および/または記憶装置150に記憶された情報および/またはデータにアクセスすることができる。別の例として、サーバ110は、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140、および/または記憶装置150に直接接続されて、記憶された情報および/またはデータにアクセスしてもよい。いくつかの実施形態では、サーバ110をクラウドプラットフォーム上で実現してもよい。単なる例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウド等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、サーバ110を、本開示における図2に示す1つ以上の構成要素を有するコンピューティング装置200上で実現してもよい。
いくつかの実施形態では、サーバ110は処理エンジン112を含んでもよい。処理エンジン112は、POIに関する情報および/またはデータ、および/または地図の表示領域を処理して、本開示にて説明する1つ以上の機能を実行してもよい。例えば、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、クライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値または第2の閾値のうちの少なくとも1つと比較してもよい。処理エンジン112は比較に基づき、1つ以上のターゲットPOI(例えば、ステーション)を地図の表示領域上に表示させるか否か、を決定してもよい。別の例として、処理エンジン112は利用者の現在位置を地図の表示領域上で取得し、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。処理エンジン112は第1の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第1のPOI(例えば、ステーション)を読み込んでもよい。処理エンジン112はまた、地図の表示領域を変更するための動作命令を示す信号をクライアント端末から取得し、地図の変更された表示領域に基づき地図の第2の中心位置を取得してもよい。処理エンジン112は更に、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定し、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を第1の所定距離と比較してもよい。処理エンジン112は比較に基づき、1つ以上のターゲットPOI(例えば、ステーション)を決定してもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は1つ以上の処理エンジン(例えばシングルコア処理エンジンまたはマルチコアプロセッサ)を含んでもよい。単なる例として、処理エンジン112は、中央演算処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、グラフィックス処理装置(GPU)、物理演算処理装置(PPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コントローラ、マイクロコントローラユニット、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、マイクロプロセッサ等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、その論理回路によって、本開示に記載された1つ以上の機能を実現してもよい。
ネットワーク120は、情報および/またはデータの交換を促進してもよい。いくつかの実施形態では、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140、および記憶装置150)は、情報および/またはデータをネットワーク120を介してオンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の他の構成要素に送信してもよい。例えば、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。別の例として、処理エンジン112は、地図の表示領域が変更されたことを示す信号/命令を、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク120は任意の種類の有線ネットワークまたは無線ネットワーク、またはその組み合わせであってもよい。単なる例として、ネットワーク120は、ケーブルネットワーク、有線ネットワーク、光ファイバネットワーク、電気通信ネットワーク、イントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆電話交換網(PSTN)、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、ZigBeeネットワーク、近距離無線通信(NFC)ネットワーク等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク120は1つ以上のネットワークアクセスポイントを含んでもよい。例えば、ネットワーク120は、基地局および/またはインターネット相互接続点120−1、120−2、...などの有線ネットワークアクセスポイントまたは無線ネットワークアクセスポイントを含んでもよく、これらアクセスポイントを通じて、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素がネットワーク120に接続して、データおよび/または情報を交換してもよい。
いくつかの実施形態では、乗客はサービス要求者端末130の所有者であってもよい。いくつかの実施形態では、サービス要求者端末130の所有者は乗客以外の者であってもよい。例えば、サービス要求者端末130の所有者Aは、サービス要求者端末130を用いて、乗客Bのサービス要求を送信してもよく、またはサービス確認および/または情報もしくは命令をサーバ110から受信してもよい。いくつかの実施形態では、サービス提供者はサービス提供者端末140の利用者であってもよい。いくつかの実施形態では、サービス提供者端末140の利用者はサービス提供者以外の者であってもよい。例えば、サービス提供者端末140の利用者Cは、サービス提供者端末140を用いて、サービス提供者Dのためにサービス要求、および/または情報もしくは命令をサーバ110から受信してもよい。いくつかの実施形態では、「乗客」と「乗客端末」は交換可能に用いることができ、「サービス提供者」と「サービス提供者端末」は交換可能に用いることができる。
いくつかの実施形態では、サービス要求者端末130は、モバイル装置130−1、タブレットコンピュータ130−2、ラップトップコンピュータ130−3、車両内の組込み装置130−4等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、モバイル装置130−1は、スマートホーム装置、ウェアラブル装置、スマートモバイル装置、仮想現実装置、拡張現実装置等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、スマートホーム装置は、スマート照明装置、インテリジェント電気機器の制御装置、スマート監視装置、スマートテレビ、スマートビデオカメラ、インターフォン等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ウェアラブル装置は、スマートブレスレット、スマートフットギア、スマートグラス、スマートヘルメット、スマートウォッチ、スマート衣服、スマートバックパック、スマートアクセサリ等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、スマートモバイル装置は、スマートフォン、個人用情報端末(PDA)、ゲーム装置、ナビゲーション装置、販売時点情報管理(POS)装置等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、仮想現実装置および/または拡張現実装置は、仮想現実ヘルメット、仮想現実グラス、仮想現実パッチ、拡張現実ヘルメット、拡張現実グラス、拡張現実パッチ等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、仮想現実装置および/または拡張現実装置は、Google(商標) Glass、Oculus Rift、HoloLens、Gear VR等を含んでもよい。いくつかの実施形態では、車両内の組込み装置130−4は、オンボードコンピュータ、オンボードテレビ等を含んでもよい。いくつかの実施形態では、サービス要求者端末130は、乗客および/またはサービス要求者端末130の位置を特定するための測位技術(例えば、全地球測位システム(GPS)チップセットを介して)を有する装置であってもよい。
サービス提供者端末140は複数のサービス提供者端末140−1、140−2、...、140−nを含んでもよい。いくつかの実施形態では、サービス提供者端末140はサービス要求者端末130に類似していてもよく、または同一であってもよい。いくつかの実施形態では、サービス提供者端末140はオンライン・ツー・オフライン輸送サービスを実現できるようにカスタマイズされていてもよい。いくつかの実施形態では、サービス提供者端末140は、サービス提供者および/またはサービス提供者端末140の位置を特定するための測位技術(例えば、全地球測位システム(GPS)チップセットを介して)を有する装置であってもよい。いくつかの実施形態では、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140は、他の測位装置と通信して、乗客、サービス要求者端末130、サービス提供者、および/またはサービス提供者端末140の位置を決定してもよい。いくつかの実施形態では、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140は、1つ以上のPOIの読込みおよび表示に関連するデータおよび/または情報を、ユーザインタフェースを介してサーバ110に定期的に送信してもよい。 ユーザインタフェースは、アプリケーション(例えば、オンライン・ツー・オフライン・サービスアプリケーション)の形態で、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140上で実現してもよい。ユーザインタフェースは、利用者、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140と、サーバ110との間の通信を促進してもよい。例えば、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140は、利用者に関連付けられた位置情報を含む信号を、ユーザインタフェースを介してサーバ110に送信してもよい。別の例として、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140は、地図の表示領域上に利用者によってユーザインタフェースを介して入力された操作に応答して、地図の表示領域に関連付けられたスケールを含む信号を、サーバ110に送信してもよい。更なる例として、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140は、1つ以上のターゲットPOIを含む信号を、ユーザインタフェースを介してサーバ110から受信してもよい。信号はまた、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140に、1つ以上のターゲットPOIを利用者に対して表示させるように構成されていてもよい。
いくつかの実施形態では、サーバ110は、接続要求を端末(例えば、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140)に送信し、接続要求が端末によって受理された後に、端末との接続を確立してもよい。いくつかの実施形態では、端末は、接続要求をサーバに送信し、接続要求がサーバによって受理された後に、サーバとの接続を確立してもよい。サーバと端末との間の通信は、これらの間の直接通信、またはこれらにインストールされたアプリケーション間の通信を指すことができることに留意すべきである。
記憶装置150は、データおよび/または命令を記憶してもよい。いくつかの実施形態では、記憶装置150は、サービス要求者端末130および/またはサービス提供者端末140から取得したデータを記憶してもよい。例えば、記憶装置150は、サーバ110によって決定された1つ以上のターゲットステーションを記憶してもよい。いくつかの実施形態では、記憶装置150は、サーバ110が本開示に記載される例示的な方法を実施するために実行または使用することができるデータおよび/または命令を記憶することができる。いくつかの実施形態では、記憶装置150は、大容量記憶装置、リムーバブル記憶装置、揮発性読取りおよび書込みメモリ、読取り専用メモリ(ROM)等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例示的な大容量記憶装置は、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステートドライブ等を含んでもよい。例示的なリムーバブル記憶装置は、フラッシュドライブ、フロッピーディスク、光ディスク、メモリカード、zipディスク、磁気テープ等を含んでもよい。例示的な揮発性読出し書込みメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよい。例示的なRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックRAM(DDR SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、サイリスタRAM(T−RAM)、およびゼロキャパシタRAM(Z−RAM)等を含んでもよい。例示的なROMは、マスクROM(MROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(PEROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、およびデジタル多用途ディスクROM等を含んでもよい。いくつかの実施形態において、記憶装置150は、クラウドプラットフォーム上で実現してもよい。単なる例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウド等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、記憶装置150は、ネットワーク120に接続して、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)と通信してもよい。オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素は、ネットワーク120を介して記憶装置150に記憶されたデータまたは命令にアクセスしてもよい。いくつかの実施形態では、記憶装置150は、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)に直接接続されてもよく、またはこれらと通信してもよい。いくつかの実施形態において、記憶装置150は、サーバ110の一部であってもよい。
いくつかの実施形態では、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)は、記憶装置150にアクセスする許可を有してもよい。いくつかの実施形態では、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素は、1つ以上の条件が満たされたときに、乗客、サービス提供者、および/または公衆に関連した情報を読み出しおよび/または修正してもよい。例えば、サーバ110は、サービスが完了した後、1つ以上の乗客の情報を読み出しおよび/または修正してもよい。別の例として、サーバ110は、サービスが完了した後、1つ以上のサービス提供者の情報を読み出しおよび/または修正してもよい。
いくつかの実施形態では、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の1つ以上の構成要素の情報交換は、サービスを要求することにより開始してもよい。サービス要求の対象は任意の商品であってもよい。いくつかの実施形態では、商品は、食料品、医薬品、日用品、化学製品、電気器具、衣料品、自動車、住宅、高級品等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの他の実施形態では、商品は、サービス財、金融商品、知的産物、インターネット商品等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。インターネット商品は、個別ホスト商品、ウェブ商品、モバイルインターネット商品、商用ホスト商品、組込み商品等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。モバイルインターネット商品は、モバイル端末のソフトウェア、プログラム、システム等、またはこれらの任意の組み合わせにおいて用いてもよい。モバイル端末は、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、個人用情報端末(PDA)、スマートウォッチ、販売時点情報管理(POS)装置、オンボードコンピュータ、オンボードテレビ、ウェアラブル装置等、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、商品は、コンピュータまたは携帯電話上で用いられる任意のソフトウェアおよび/またはアプリケーションであってもよい。ソフトウェアおよび/またはアプリケーションは、社交、ショッピング、輸送、娯楽、学習、投資等、またはこれらの任意の組み合わせに関連してもよい。いくつかの実施形態では、輸送に関するソフトウェアおよび/またはアプリケーションは、旅行ソフトウェアおよび/または旅行アプリケーション、車両スケジューリングソフトウェアおよび/または車両スケジューリングアプリケーション、地図ソフトウェアおよび/または地図アプリケーション等を含んでもよい。車両スケジューリング用のソフトウェアおよび/またはアプリケーションにおいて、車両は、馬、運搬車、人力車(例えば、一輪手押し車、二輪自転車、三輪自転車等)、自動車(例えば、タクシー、バス、自家用車等)、列車、地下鉄、船舶、航空機(例えば、飛行機、ヘリコプタ、スペースシャトル、ロケット、熱気球等)等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
図2は、サーバ110、サービス要求者端末130、および/またはサービス提供者端末140を、本開示のいくつかの実施形態に従って実現することができる、コンピューティング装置200の例示的なハードウェア構成要素およびソフトウェア構成要素を表す概略図である。例えば、処理エンジン112は、コンピューティング装置200上で実現され、本開示において開示された処理エンジン112の機能を実行するように構成することができる。
コンピューティング装置200は、いくつかの実施形態では専用コンピュータであってもよい。コンピューティング装置200を使用して、本開示のためのオンライン・ツー・オフライン・サービスシステムを実装してもよい。コンピューティング装置200は、本明細書において説明するようなオンライン・ツー・オフライン・サービスの任意の構成要素を実装してもよい。図1および図2には、単に便宜上の目的のために、そのようなコンピュータ装置を1つだけ示す。本明細書に記載されるようなオンライン・ツー・オフライン・サービスに関するコンピュータ機能が、処理負荷を分散させるために複数の同様なプラットフォーム上に実現されてもよいことを、当業者は理解するであろう。
例えば、コンピューティング装置200は、コンピューティング装置200と接続するCOMMポート250を含み、ネットワーク(例えば、ネットワーク120)と双方向に接続して、データ通信を促進してもよい。コンピューティング装置200はまた、プログラム命令を実行するための、1つ以上のプロセッサの形態の中央処理装置(CPU)220も含んでもよい。例示的なコンピュータプラットフォームは、内部通信バス210と、様々な形態のプログラム記憶装置およびデータ記憶装置、例えばディスク270と、コンピュータによって処理および/または送信される様々なデータファイル用のリードオンリーメモリ(ROM)230またはランダムアクセスメモリ(RAM)240と、を含んでもよい。例示的なコンピュータプラットフォームはまた、ROM230、RAM240、および/または他のタイプの非一時的記憶媒体に記憶され、CPU220によって実行されるプログラム命令を含んでもよい。本開示の方法および/またはプロセスは、プログラム命令として実装されてもよい。コンピューティング装置200はまた、コンピュータと、コンピュータ内の他の構成要素との間の入力/出力をサポートするI/O260を含む。コンピューティング装置200はまた、ネットワーク通信を介してプログラミングおよびデータを受信することができる。
単なる例示として、コンピューティング装置200では、1つのCPUおよび/またはプロセッサのみが説明される。しかし、本開示におけるコンピューティング装置200はまた、複数のCPUおよび/またはプロセッサを含んでもよく、従って、本開示において説明するように、1つのCPUおよび/またはプロセッサによって実施される動作および/または方法ステップはまた、複数のCPUおよび/またはプロセッサによって共同でまたは別々に実施されてもよいことに留意すべきである。例えば、コンピューティング装置200のCPUおよび/またはプロセッサは、ステップAおよびステップBの両方を実行する。別の例におけるように、ステップAおよびステップBはまた、コンピューティング装置200内で、2つの異なるCPUおよび/またはプロセッサによって共同でまたは別々に実行されてもよい(例えば、第1のプロセッサがステップAを実行し、第2のプロセッサがステップBを実行するか、または、第1のプロセッサおよび第2のプロセッサが共同でステップAおよびステップBを実行する)。
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザ端末が実現され得る例示的なモバイル装置300の例示的なハードウェアおよび/またはソフトウェアの構成要素を表す概略図である。図3に表すように、モバイル装置300は、通信プラットフォーム310、ディスプレイ320、画像演算処理装置(GPU)330、中央演算処理装置(CPU)340、I/O350、メモリ360、および記憶装置390を含んでもよい。いくつかの実施形態では、システムバスまたはコントローラ(図示せず)を含むがこれらに限定されない、任意の他の好適な構成要素も、モバイル装置300に含まれてもよい。いくつかの実施形態では、モバイルオペレーティングシステム370(例えば、iOS(商標)、Android(商標)、Windows Phone(商標)等)、および1つ以上のアプリケーション380が記憶装置390からメモリ360の中に読み込まれて、CPU340によって実行されてもよい。アプリケーション380は、オンライン・ツー・オフライン・サービスに関連する情報または他の情報を処理エンジン112から受信するための、ブラウザまたは任意の他の好適なモバイルアプリケーションを含んでもよい。情報ストリームとのユーザインタラクションはI/O350を介して実現され、ネットワーク120を介して、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の処理エンジン112および/または他の構成要素に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、モバイル装置300は、ネットワーク120を介して接続要求をサーバ110に送信(または受信)し、接続要求がサーバ110(またはモバイル装置300)によって受理された後に、サーバ110との接続を確立してもよい。サーバ110とモバイル装置300との間の接続が確立された後に、サーバ110はモバイル装置300上にインストールされたアプリケーション380と通信して、情報またはデータ(例えば、サービス要求、サービス提供者またはサービス要求者の情報、位置情報等)を送信または受信してもよい。いくつかの実施形態では、アプリケーション380は、オンライン・ツー・オフライン・サービスアプリケーション(例えば、タクシー配車アプリ、地図アプリ等)であってもよい。
図4は本開示のいくつかの実施形態による、例示的な処理エンジン112を表すブロック図である。処理エンジン112は、取得モジュール410および表示モジュール420を含んでもよい。上述したモジュールのそれぞれは、特定の動作を、例えば1つ以上の記憶媒体内に記憶された命令セットに従って、実施するように設計されたハードウェア回路であってもよく、および/または、ハードウェア回路と1つ以上の記憶媒体との任意の組み合わせであってもよい。
取得モジュール410は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得するように構成されていてもよい。本明細書で使用する場合、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、地上における距離(実際の距離とも称される)と、地図上の対応する距離(地図上の距離とも称される)との間の関係を表してもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、実際の距離の、地図上の距離に対する比率に等しくてもよい。いくつかの実施形態では、取得モジュール410は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。例えば、クライアント端末に関連付けられた利用者は、クライアント端末上で実現されたユーザインタフェースを介して、地図の表示領域に関連付けられたスケールを入力してもよい。別の例として、利用者はユーザインタフェースを介して表示領域をズームインまたはズームアウトしてもよく、取得モジュール410は、利用者の操作に基づき、地図の表示領域に関連付けられたスケールを決定してもよい。
表示モジュール420は、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、地図の表示領域上に1つ以上のステーションを表示するか否かを決定するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のステーションは少なくとも1つの上流ステーションおよび/または下流ステーションを含んでもよい。更に、表示モジュール420は、表示領域内の地図上に、上流ステーションおよび/または下流ステーションを表示するか否かを決定してもよい。本明細書で使用する場合、上流ステーションは、出発点から目的地に向かう移動経路上のステーションを意味し得る。下流ステーションは、目的地から出発点に向かう別の移動経路上のステーションを意味し得る。地図の表示領域に関連付けられたスケールに応じて、表示モジュール420は、地図の表示領域上に上流ステーションと下流ステーションを表示すること、地図の表示領域上に上流ステーションまたは下流ステーションを表示すること、および地図の表示領域上に上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも表示しないこと、のうちの1つを実施してもよい。いくつかの実施形態では、表示モジュール420は、利用者の設定に基づき、地図の表示領域上に上流ステーションまたは下流ステーションを表示してもよい。
処理エンジン112に関する上記説明は図示の目的で提供され、本開示の範囲を限定することは意図していないことに留意すべきである。当業者であれば、上述した方法およびシステムの応用の形態および詳細における様々な修正および変更を、本開示の原理から逸脱することなく思いつくことができる。しかし、それら変形および修正も本開示の範囲内に含まれる。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は1つ以上の他のモジュールを含んでもよい。例えば、処理エンジン112は、処理エンジン112内のモジュールによって生成されたデータを記憶するための記憶モジュールを含んでもよい。いくつかの実施形態では、モジュールのうちのいずれかの2つを単一のモジュールとして結合してもよく、モジュールのうちのいずれか1つを2つ以上のユニットに分割してもよい。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、ステーションを表示するための例示的なプロセスを表すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス500を、記憶装置150、記憶装置260、または記憶装置390に記憶された命令セットとして(例えば、アプリケーションとして)実現してもよい。CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、命令セットを実行してもよく、命令を実行するとき、CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、プロセス500を実施するように構成されていてもよい。図示したプロセスの以下に提示される動作は、例示であることを意図している。いくつかの実施形態では、このプロセス500は、記載していない1つ以上の追加の動作を伴って、および/または本明細書で論じた動作のうちの1つ以上を伴わずに遂行することができる。加えて、図5に図示しかつ以下に説明するようなプロセスの動作の順序は、限定的であることを意図しない。
510において、処理エンジン112は地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得してもよい。
本明細書で使用する場合、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、地上における距離(実際の距離とも称される)と、地図上の対応する距離(地図上の距離とも称される)との間の関係を表してもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、実際の距離の、地図上の距離に対する比率に等しくてもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。例えば、クライアント端末に関連付けられた利用者は、クライアント端末上で実現されたユーザインタフェースを介して、地図の表示領域に関連付けられたスケールを入力してもよい。別の例として、利用者はユーザインタフェースを介して表示領域をズームインまたはズームアウトしてもよく、処理エンジン112は、利用者の操作に基づき、地図の表示領域に関連付けられるスケールを決定してもよい。
520において、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、地図の表示領域上に1つ以上のステーションを表示するか否かを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、利用者が電子装置から地図アプリケーションを起動したとき、処理エンジン112は利用者の現在位置を特定し、ステーションインタフェース(例えば、ステーションデータベース)へのアクセスを要求して、利用者の現在位置を中心とした所定範囲内の複数のステーションを取得してもよい。例えば、処理エンジン112は、利用者の現在位置を中心とした1km以内の複数のステーションを取得してもよい。処理エンジン112は更に、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、複数のステーションの少なくとも一部を表示するか否かを決定してもよい。処理エンジン112は、利用者が必要な場合は、複数のステーションの少なくとも一部を表示し、利用者が必要としない場合は、複数のステーションの少なくとも一部を非表示にしてもよく、これにより利用者が1つ以上のステーションを見るという要求に応じることができる。地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、電子装置内に実現された地図アプリケーションを介して、複数のステーションが地図上に表示されてもよく、それにより複数のステーションが地図上で重なり合うことを回避することもできる。更に、重なり合ったステーションによって生じる地図上での要素の混乱、および地図上に表示される複数のステーション間の視覚上の干渉を回避することができる。
いくつかの実施形態では、1つ以上のステーションは少なくとも1つの上流ステーションおよび/または下流ステーションを含んでもよい。更に、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、表示領域内の地図上に、上流ステーションおよび/または下流ステーションを表示するか否かを決定してもよい。例えば、処理エンジン112は、上流ステーションまたは下流ステーションのうちの少なくとも1つを、地図の表示領域上に表示することを決定してもよい。別の例として、処理エンジン112は、上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しないことを決定してもよい。本明細書で使用する場合、上流ステーションは、出発点から目的地に向かう移動経路上のステーションを意味し得る。下流ステーションは、目的地から出発点に向かう別の移動経路上のステーションを意味し得る。
地図の表示領域に関連付けられたスケールに応じて、処理エンジン112は、地図の表示領域上に上流ステーションと下流ステーションを表示すること、地図の表示領域上に上流ステーションまたは下流ステーションを表示すること、および地図の表示領域上に上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも表示しないこと、のうちの1つを実施してもよい。更に、処理エンジン112は、利用者の設定に基づき、地図の表示領域上に上流ステーションまたは下流ステーションを表示することを決定してもよい。例えば、利用者に関連付けられた移動経路が出発点から目的地に至る場合、処理エンジン112は上流ステーションを地図の表示領域上に表示するように決定してもよい。利用者に関連付けられた移動経路が目的地から出発点に至る場合、処理エンジン112は下流ステーションを地図の表示領域上に表示するように決定してもよい。このようにして、利用者が必要な場合は、利用者の現在位置を中心とする所定範囲内の全てのステーションを表示してもよく、利用者が必要としない場合は、利用者の現在位置を中心とする所定範囲内の全てまたは一部のステーションを非表示にしてもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、1つ以上のステーションを地図上に表示してもよく、それにより、複数のステーションが地図上に表示され、地図の表示領域に関連付けられたスケールが比較的大きいときに、ステーションが集中して地図情報を覆うことを回避することができる。詳細な説明は、図6および図7、ならびにその説明を参照してもよい。
上記説明は単に図示の目的で提供され、本開示の範囲を限定することは意図していないことに留意すべきである。当業者は、本開示の教示を基に、複数の変形および修正をなし得る。しかし、それら変形および修正は本開示の範囲から逸脱することはない。いくつかの実施形態では、プロセス500は更に、動作520での決定に基づいて、1つ以上のステーションを表示することを含んでもよい。例えば、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールに基づき、表示領域内の地図上に、上流ステーションおよび/または下流ステーションを表示してもよい。
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、ステーションを表示するための別の例示的なプロセスを表すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス600は、記憶装置150、記憶装置260、または記憶装置390に記憶された命令セットとして(例えば、アプリケーションとして)実現されてもよい。CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、命令セットを実行してもよく、命令を実行するとき、CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、プロセス600を実施するように構成されていてもよい。図示したプロセスの以下に提示される動作は、例示であることを意図している。いくつかの実施形態では、このプロセス600は、記載していない1つ以上の追加の動作を伴って、および/または本明細書で論じた動作のうちの1つ以上を伴わずに遂行することができる。加えて、図6に図示しかつ以下に説明するようなプロセスの動作の順序は、限定的であることを意図しない。
610において、処理エンジン112は地図をズームするための動作命令を受信し、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得してもよい。いくつかの実施形態では、図5に示す動作510に関連して説明するように、処理エンジン112は、表示領域に関連付けられたスケールを、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。いくつかの実施形態では、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが10に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の10メートルに等しい。ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが100に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の100メートルに等しい。実際の距離の単位はメートルであり、地図上の距離の単位はセンチメートルであることに留意すべきである。いくつかの実施形態では、実際の距離の単位および地図上の距離の単位は統一されてもよく、第1の閾値の値および第2の閾値の値を、それに応じて変化させてもよい。
620において、処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値および第2の閾値と比較してもよい。いくつかの実施形態では、第1の閾値は10であってもよく、第2の閾値は100であってもよい。動作630または730との関連で説明するように、地図の表示領域上にステーションを表示するか非表示とするかを決定することによって、地図の表示領域に関連付けられた異なるスケールを基にした、ステーションの異なる表示モードを実現することができる。
630において、処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションを地図上に表示させてもよい。処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値よりも大きく、第2の閾値以下であるとの決定に応答して、上流ステーションまたは下流ステーションを地図上に表示させてもよい。処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値よりも大きいとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図上に表示させなくてもよい。
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、ステーションを表示するための別の例示的なプロセスを表すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス700は、記憶装置150、記憶装置260、または記憶装置390に記憶された命令セットとして(例えば、アプリケーションとして)実現されてもよい。CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、命令セットを実行してもよく、命令を実行するとき、CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、プロセス700を実施するように構成されていてもよい。図示したプロセスの以下に提示される動作は、例示であることを意図している。いくつかの実施形態では、このプロセス700は、記載していない1つ以上の追加の動作を伴って、および/または本明細書で論じた動作のうちの1つ以上を伴わずに遂行することができる。加えて、図7に図示しかつ以下に説明するようなプロセスの動作の順序は、限定的であることを意図しない。
710において、処理エンジン112は地図をズームするための動作命令を受信し、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールを取得してもよい。いくつかの実施形態では、図5に示す動作510に関連して説明するように、処理エンジン112は、表示領域に関連付けられたスケールを、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。
720において、処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値および第2の閾値と比較してもよい。
730において、処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値未満であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションを地図上に表示させてもよい。処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるとの決定に応答して、上流ステーションまたは下流ステーションを地図上に表示させてもよい。処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値以上であるとの決定に応答して、上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも、地図上に表示させなくてもよい。
いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、利用者が地図をズームした後に変化させてもよい。利用者が地図をズームすることによって生じる、地図の表示領域に関連付けられたスケールの変更に応じて、処理エンジン112は、上流ステーションおよび/または下流ステーションを表示すること、または上流ステーションおよび下流ステーションのいずれも表示しないことを決定してもよく、それは利用者が1つ以上のステーションを見る際に便利な場合がある。処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが属するレンジを決定してもよい。更に、処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが属するレンジに基づき、上流ステーションおよび/または下流ステーションを表示するか否かを決定してもよい。処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールを、少なくとも1つの閾値(例えば、第1の閾値、第2の閾値等)と比較することによって、利用者が必要な場合に1つ以上のステーションを表示するか、または利用者が必要としない場合に1つ以上のステーションを非表示とするかを決定してもよい。このようにして、システム100は、地図上でステーションが重なり合うことを回避しつつ、利用者の要求を保証することができる。
いくつかの実施形態では、第1の閾値は10であってもよく、第2の閾値は100であってもよい。
いくつかの実施形態では、ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが10に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の10メートルに等しい。ズームされた地図の表示領域に関連付けられたスケールが100に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の100メートルに等しい。実際の距離の単位はメートルであり、地図上の距離の単位はセンチメートルであることに留意すべきである。いくつかの実施形態では、実際の距離の単位および地図上の距離の単位は統一されてもよく、実際の距離の値および地図上の距離の値を、それに応じて変更させてもよい。
図8Aは本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的な処理エンジン112を表すブロック図である。処理エンジン112は、位置取得モジュール802、読込みおよび表示モジュール804、受信モジュール806、計算モジュール808、および判定モジュール810を含んでもよい。上述したモジュールのそれぞれは、特定の動作を、例えば1つ以上の記憶媒体内に記憶された命令セットに従って、実施するように設計されたハードウェア回路であってもよく、および/または、ハードウェア回路と1つ以上の記憶媒体との任意の組み合わせであってもよい。
位置取得モジュール802は、利用者の現在位置を取得するように構成されていてもよい。位置取得モジュール802は、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。本明細書で使用する場合、利用者の現在位置は利用者の地理的位置であってもよい。利用者の地理的位置は、利用者が携帯するクライアント端末に関連付けられ、かつそれから取得されてもよい。例えば、処理エンジン112は、クライアント端末の測位チップセットによって決定される、クライアント端末の位置情報に基づき、利用者の地理的位置を取得してもよい。別の例として、利用者の地理的位置はクライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者によって入力されてもよい。地図の中心位置は、地図の表示領域の幾何学的中心に対応する地図上の位置を指してもよい。
位置取得モジュール802はまた、地図の表示領域が変更されたとき、地図の第2の中心位置を取得するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、利用者が地図をドラッグしたときに、地図の表示領域を変化させてもよい。位置取得モジュール802は、利用者が携帯するクライアント端末からの、地図をドラッグするための動作命令に応答して、地図の変更された表示領域を決定してもよい。位置取得モジュール802は、地図の変更された表示領域の中心位置を、第2の中心位置として指定してもよい。
読込みおよび表示モジュール804は、第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込むように構成されていてもよい。読込みおよび表示モジュール804は次いで、ステーションの第1のセットを地図の表示領域上に表示してもよい。ステーションの第1のセットは、地図の表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を含んでもよい。読込みおよび表示モジュール804は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超える場合に、地図の変更された表示領域の第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込むように構成されていてもよい。読込みおよび表示モジュール804は次いで、ステーションの第2のセットを地図の変更された表示領域上に表示してもよい。ステーションの第2のセットは、地図の変更された表示領域内の、複数の第1のステーションの少なくとも一部、および複数の第2のステーションの少なくとも一部を含んでもよい。読込みおよび表示モジュール804は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下である場合に、ステーションの第3のセットを地図の変更された表示領域上に表示するように構成されていてもよい。ステーションの第3のセットは、地図の変更された表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を含んでもよい。
受信モジュール806は、クライアント端末から信号を受信するように構成されていてもよい。信号は、地図の表示領域を変更するための動作命令を示してもよい。処理エンジン112は、クライアント端末(例えば、地図アプリケーション)に、動作命令に応じて、地図の表示領域を変更させてもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域を変更するための動作命令は、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者が地図をドラッグすることにより生成されてもよい。
計算モジュール808は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の地図上の距離であってもよい。いくつかの実施形態では、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離は、地図の表示領域に関連付けられたスケールに応じた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の地図上の距離に対応する実際の距離であってもよい。
判定モジュール810は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定するように構成されていてもよい。
図8Bは本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的な処理エンジン112を表すブロック図である。処理エンジン112は、位置取得モジュール802、読込みおよび表示モジュール804、受信モジュール806、計算モジュール808、および判定モジュール810を含んでもよい。上述したモジュールのそれぞれは、特定の動作を、例えば1つ以上の記憶媒体内に記憶された命令セットに従って、実施するように設計されたハードウェア回路であってもよく、および/または、ハードウェア回路と1つ以上の記憶媒体との任意の組み合わせであってもよい。
位置取得モジュール802は更に測位ユニット8022を含んでもよい。測位ユニット8022は、利用者が位置する現在の都市を位置決めするように構成されていてもよい。位置取得モジュール802は、現在の都市の位置に基づき利用者の現在位置を取得してもよい。位置取得モジュール802、読込みおよび表示モジュール804、受信モジュール806、計算モジュール808、および判定モジュール810の更なる説明は図8Aに示される。
図9Aは、本開示のいくつかの実施形態による、ステーションを読み込むための例示的なプロセスを表すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス900は、記憶装置150、記憶装置260、または記憶装置390に記憶された命令セットとして(例えば、アプリケーションとして)実現されてもよい。CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、命令セットを実行してもよく、命令を実行するとき、CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、プロセス900を実施するように構成されていてもよい。図示したプロセスの以下に提示される動作は、例示であることを意図している。いくつかの実施形態では、このプロセス900は、記載していない1つ以上の追加の動作を伴って、および/または本明細書で論じた動作のうちの1つ以上を伴わずに遂行することができる。加えて、図9Aに図示しかつ以下に説明するようなプロセスの動作の順序は、限定的であることを意図しない。
902において、処理エンジン112は利用者の現在位置を取得してもよい。処理エンジン112は、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。本明細書で使用する場合、利用者の現在位置は利用者の地理的位置であってもよい。利用者の地理的位置は、利用者が携帯するクライアント端末に関連付けられ、かつそれから取得されてもよい。例えば、処理エンジン112は、クライアント端末の測位チップセットによって決定される、クライアント端末の位置情報に基づき、利用者の地理的位置を取得してもよい。別の例として、利用者の地理的位置はクライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者によって入力されてもよい。地図の中心位置は、地図の表示領域の幾何学的中心に対応する地図上の位置を指してもよい。地図の表示領域が変化した場合、地図の表示領域の幾何学的中心は変化しなくてもよい。しかし、地図の変更された表示領域の幾何学的中心に対応する位置は変化してもよい。
904において、処理エンジン112は、第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込んでもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を、地図上に表示してもよい。地図の表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部はまた、ステーションの第1のセットとも称され得る。
906において、処理エンジン112は、地図の表示領域を変更するための動作命令を含む信号をクライアント端末から受信してもよい。処理エンジン112は、クライアント端末(例えば、地図アプリケーション)に、動作命令に応じて、地図の表示領域を変更させてもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域を変更するための動作命令は、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して、利用者が地図をドラッグおよび/または移動させることにより生成されてもよい。
908において、処理エンジン112は、地図の変更された表示領域に関連付けられた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。利用者が地図をドラッグした後に、処理エンジン112は、地図の表示領域を変更するための動作命令を含む信号を受信した時点で、地図の変更された表示領域を決定してもよい。処理エンジン112は、地図の変更された表示領域の幾何学的中心に対応する位置を、第2の中心位置として指定してもよい。
910において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定してもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超える場合、プロセス900は進行して動作912を実行してもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下の場合、プロセス900は進行して動作916を実行してもよい。
912において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えたとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込んでもよい。複数の第2のステーションの各々は、複数の第1のステーションのうちの1つとは異なっていてもよい。換言すれば、動作904において読み込まれていた、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションのうちの1つ以上のステーションは、再び読み込まれなくてもよい。
914において、処理エンジン112は、変更された表示領域内の、複数の第2のステーションの少なくとも一部および/または複数の第1のステーションの少なくとも一部を、地図上に表示してもよい。複数の第2のステーションの少なくとも一部、および/または地図の変更された表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部は、ステーションの第2のセットとも称され得る。
916において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下であるとの決定に応答して、地図上の変更された表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を表示してもよい。地図の変更された表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部はまた、ステーションの第3のセットとも称され得る。いくつかの実施形態では、ステーションの第3のセットはステーションの第1のセットと同じであってもよい。いくつかの実施形態では、ステーションの第3のセットの一部はステーションの第1のセットと同じであってもよい。
具体的には、利用者が電子装置から地図アプリケーションを起動したとき、処理エンジン112は利用者の現在位置(すなわち、地図の表示領域の第1の中心位置)を特定し、ステーションインタフェース(例えば、ステーションデータベース)へのアクセスを要求して、利用者の現在位置(すなわち、地図の表示領域の第1の中心位置)から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを取得してもよい。ステーションはバス停、地下鉄駅等を含んでもよい。本明細書で使用する場合、地図の表示領域は地図の目に見える領域を指してもよい。処理エンジン112は、地図の表示領域内にある複数の第1のステーション(すなわち、ステーションの第1のセット)の全てまたは一部を、地図上に表示してもよい。利用者が地図をドラッグおよび/または移動し、地図の表示領域を変更した後、処理エンジン112は地図の変更された表示領域の、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超える場合、処理エンジン112は、第2の中心位置から第1の所定距離以内の範囲が、複数の第1のステーションが読み込まれていた、第1の中心位置から第1の所定距離以内の範囲を超えたと判断してもよい。処理エンジン112は、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込むために、ステーションインタフェース(例えば、ステーションデータベース)にアクセスすることを再要求してもよい。処理エンジン112が第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込むとき、複数の第2のステーションは読み込まれなくてもよい。処理エンジン112は、地図の変更された表示領域内の、複数の第2のステーションの少なくとも一部および/または複数の第1のステーションの少なくとも一部(すなわち、ステーションの第2のセット)を、クライアント端末のディスプレイ画面によって、地図上に表示してもよい。いくつかの実施形態では、ステーションの第2のセットは、地図の変更された表示領域内の、複数の第1のステーションの少なくとも一部および複数の第2のステーションの少なくとも一部を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ステーションの第2のセットは、地図の変更された表示領域内の複数の第2のステーションの少なくとも一部を含むだけであってもよい。地図の表示領域の中心位置から所定距離以内の、読み込んでいないステーションのみを一度に読み込むことにより、クライアント端末が消費するネットワークフローを低減することができ、一方で、地図の表示領域上に表示されるステーション(例えば、地図の目に見えるエリア)と、実際の道路に位置する対応するステーションとの間のマッピングの整合性、およびステーションを表示する際の円滑さを確保することができる。
第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下である場合、処理エンジン112は、第2の中心位置から第1の所定距離以内のレンジが、複数の第1のステーションが読み込まれていた第1の中心位置から第1の所定距離以内のレンジを超えていないと判断してもよい。処理エンジン112は、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込むために、ステーションインタフェース(例えば、ステーションデータベース)にアクセスすることを再要求しなくてもよい。処理エンジン112は、地図の変更された表示領域内の複数の読み込まれた第1のステーションの少なくとも一部(ステーションの第3のセットとも称される)を表示してもよく、これがクライアント端末が消費するネットワークフローを節約し、表示速度を改善し得る。
利用者が地図をドラッグおよび/または移動する(すなわち、地図の表示領域を変更する)毎に、処理エンジン112は、ステーションを読み込むために、地図の表示領域の、現在の中心位置と前回の中心位置との間の距離を決定してもよい。処理エンジン112は、その距離と少なくとも1つの所定の閾値(例えば、第2の所定距離)との間の比較に応じて、1つ以上のステーションを表示してもよい。利用者が地図を狭い範囲でドラッグおよび/または移動するとき、処理エンジン112は、現在位置の近くの複数のステーション(例えば、バス停、地下鉄駅等)の少なくとも一部を表示し、複数のステーション(例えば、複数の第2のステーション)を再読み込みしなくてもよく、それにより円滑なユーザ経験、および地図上の情報またはデータの整合性を確保することができる。少なくとも1つの所定の閾値(例えば、第2の所定距離等)を設定することにより、利用者が所定の閾値を超えて地図をドラッグおよび/または移動するとき、処理エンジン112は、1つ以上のステーション(例えば、複数の第2のステーション)を再読み込みして、地図の表示領域上に表示される1つ以上のステーションが、実際の道路に位置する対応するステーションと整合することを確保してもよい。
いくつかの実施形態では、第1の所定距離は、第2の所定距離、および第1の中心位置または第2の中心位置と、地図の表示領域の境界部との間の距離、の和であってもよい。第1の所定距離、第2の所定距離、および地図の表示領域の境界部に対する更なる説明は図15に示され得る。
図9Bは、本開示のいくつかの実施形態による、ステーションを読み込むための別の例示的なプロセスを表すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス950は、記憶装置150、記憶装置260、または記憶装置390に記憶された命令セットとして(例えば、アプリケーションとして)実現されてもよい。CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、命令セットを実行してもよく、命令を実行するとき、CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、プロセス950を実施するように構成されていてもよい。図示したプロセスの以下に提示される動作は、例示であることを意図している。いくつかの実施形態では、このプロセス950は、記載していない1つ以上の追加の動作を伴って、および/または本明細書で論じた動作のうちの1つ以上を伴わずに遂行することができる。加えて、図9Bに図示しかつ以下に説明するようなプロセスの動作の順序は、限定的であることを意図しない。
901において、処理エンジン112は利用者が位置する現在の都市を位置決めしてもよい。処理エンジン112は、利用者が位置する現在の都市の位置情報を所得してもよい。利用者が位置する現在の都市の位置情報は、利用者が携帯するクライアント端末から得てもよい。例えば、利用者が位置する現在の都市の位置情報は、利用者が携帯するクライアント端末の測位チップセットによって決定されてもよい。別の例として、利用者が位置する現在の都市の位置情報は、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者が入力してもよい。
902において、処理エンジン112は、利用者が位置する現在の都市の位置情報に応じて、利用者の現在位置を取得してもよい。処理エンジン112は、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。本明細書で使用する場合、利用者の現在位置は利用者の地理的位置であってもよい。利用者の地理的位置は、現在の都市の位置情報に応じて、利用者が携帯するクライアント端末から取得してもよい。例えば、クライアント端末は、クライアント端末の測位チップセットを介して現在の都市から利用者の地理的位置を特定および/または決定してもよい。
903において、処理エンジン112は、第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のステーションを読み込んでもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を、地図上に表示してもよい。
905において、処理エンジン112は、地図の表示領域を変更するための動作命令を含む信号をクライアント端末から受信してもよい。
907において、処理エンジン112は、地図の変更された表示領域に関連付けられた、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。
909において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定してもよい。
911において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えたとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のステーションを読み込んでもよい。
913において、処理エンジン112は、地図上の変更された表示領域内の、複数の第2のステーションの少なくとも一部および/または複数の第1のステーションの少なくとも一部を地図上に表示してもよい。
915において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下であるとの決定に応答して、地図上の変更された表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部を表示してもよい。動作903〜915の更なる説明は、図9Aの904および916に関連して説明することができる。
図10は本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的な処理エンジンを表すブロック図である。処理エンジン112は、取得モジュール1002、POI決定モジュール1004、受信モジュール1006、表示モジュール1008、判定モジュール1010、および記憶モジュール1012を含んでもよい。上述したモジュールのそれぞれは、特定の動作を、例えば1つ以上の記憶媒体内に記憶された命令セットに従って、実施するように設計されたハードウェア回路であってもよく、および/または、ハードウェア回路と1つ以上の記憶媒体との任意の組み合わせであってもよい。
取得モジュール1002は、地図の表示領域のスケールをクライアント端末から取得するように構成されていてもよい。本明細書で使用する場合、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、地上における距離(実際の距離とも称される)と、地図上の対応する距離(地図上の距離とも称される)との間の関係を表してもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、実際の距離の、地図上の距離に対する比率によって定義されてもよい。実際の距離の、地図上の距離に対する比率によって定義される、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、定数1よりも大きくてもよい。例えば、地図の表示領域に関連付けられたスケールが10に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の10メートルに等しい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、実際の距離に対する地図上の距離の比によって定義されてもよい。地図上の距離の、実際の距離に対する比率によって定義される、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、定数1よりも小さくてもよい。例えば、地図の表示領域に関連付けられたスケールが0.01に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の10メートルに等しい。
いくつかの実施形態では、取得モジュール1002は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。例えば、クライアント端末に関連付けられた利用者は、クライアント端末上で実現されたユーザインタフェースを介して、地図の表示領域に関連付けられたスケールを入力してもよい。別の例として、利用者はインタフェース領域を介して表示領域をズームインまたはズームアウトしてもよく、取得モジュール1002は、利用者の操作に基づき、地図の表示領域に関連付けられたスケールを決定してもよい。
取得モジュール1002はまた、利用者の現在位置を取得するように構成されていてもよい。本明細書で使用する場合、利用者の現在位置は利用者の地理的位置であってもよい。利用者の地理的位置は、利用者が携帯するクライアント端末に関連付けられ、かつクライアント端末から取得されてもよい。例えば、取得モジュール1002は、クライアント端末の測位チップセットによって決定される、クライアント端末の位置情報に基づき、利用者の地理的位置を取得してもよい。別の例として、利用者の地理的位置はクライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者によって入力されてもよい。いくつかの実施形態では、取得モジュール1002は、利用者が位置する都市の位置情報を所得してもよい。利用者が位置する都市の位置情報は、利用者が携帯するクライアント端末に関連付けられてもよく、そこから取得してもよい。例えば、利用者が位置する都市の位置情報は、利用者が携帯するクライアント端末の測位チップセットによって決定されてもよい。更に、取得モジュール1002は、利用者が現在位置する都市の位置情報に応じて、利用者の現在位置を取得してもよい。
POI決定モジュール1004は、1つ以上のターゲットPOI(POI)を決定するように構成されていてもよい。POIは、ステーション(例えば、バス停、地下鉄駅等)、駐車場、スーパーマーケット、ショッピングモール、レストラン等を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ステーションは上流ステーションであってもよく、または下流ステーションであってもよい。本明細書で使用する場合、上流ステーションは、出発点から目的地に向かう移動経路に関連付けられたステーションを意味し得る。下流ステーションは、目的地から出発点に向かう別の移動経路に関連付けられたステーションを意味し得る。例えば、図13に示すように、移動経路がAgricultural University South Gate1302から始まり、目的地のSoftware Park South Station1308に至る場合、Agricultural University South Gate1302から目的地のSoftware Park South Station1308までの移動経路に沿ったステーションが上流ステーションであり得る。目的地のSoftware Park South Station1308からAgricultural University South Gate1302までの別の移動経路に沿ったステーションは、下流ステーションであり得る。
いくつかの実施形態では、1つ以上のターゲットPOIは、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者が入力したPOIに関する問い合わせに基づき、POI決定モジュール1004によって決定されてもよい。例えば、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)は、POIに関する問い合わせを含む信号を受信し、信号をPOI決定モジュール1004に送信してもよい。POI決定モジュール1004は、POIに関する問い合わせと整合する1つ以上の候補POIを、POIに関する問い合わせに基づき所定のPOIデータベースから取り出しおよび/または決定してもよい。いくつかの実施形態では、POI決定モジュール1004は、1つ以上の候補POIに基づき、利用者の現在位置から所定距離以内の1つ以上のターゲットPOIを決定し、読み込んでもよい。
いくつかの実施形態では、1つ以上のターゲットPOIは、地図の変更された表示領域、または変更された現在位置に基づいて決定されてもよい。例えば、POI決定モジュール1004は、利用者の現在位置を、地図の表示領域の第1の中心位置として指定し、地図の表示領域の第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のPOIを読み込んでもよい。POI決定モジュール1004は、地図の変更された表示領域の第2の中心を決定し、地図の変更された表示領域の第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のPOIを読み込んでもよい。POI決定モジュール1004は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定し、その距離を第2の所定の閾値と比較してもよい。POI決定モジュール1004は、比較に基づいて、地図上に表示された1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。例えば、距離が第2の所定距離を超える場合、POI決定モジュール1004は、1つ以上のターゲットPOIを、複数の第2のステーション、および/または複数の第1のステーションから決定してもよい。距離が第2の所定距離未満である場合、POI決定モジュール1004は、1つ以上のターゲットPOIを、複数の第1のステーションから決定してもよい。1つ以上のターゲットPOIの決定に関する詳細な説明は図12に示され得る。
受信モジュール1006は、クライアント端末から信号を受信するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、信号は、地図の表示領域を変更するための動作命令を示してもよい。受信モジュール1006は、クライアント端末(例えば、地図アプリケーション)に、動作命令に応じて、地図の表示領域を変更させてもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域を変更するための動作命令は、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者が地図をドラッグすることにより生成されてもよい。いくつかの実施形態では、信号は地図をズームするための動作命令を示してもよい。受信モジュール1006は、クライアント端末(例えば、地図アプリケーション)に、動作命令に応じて地図をズームインまたはズームアウトさせてもよい。
表示モジュール1008は、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を、地図の変更された表示領域上に表示させるように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のターゲットPOIは、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを含んでもよい。表示モジュール1008は、比較に基づいて、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを表示するか否かを決定してもよい。例えば、表示モジュール1008は、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示してもよい。表示モジュール1008は、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値よりも大きく、第2の閾値以下であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示してもよい。表示モジュール1008は、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値よりも大きいとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しなくてもよい。
別の例として、表示モジュール1008は、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値未満であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示してもよい。表示モジュール1008は、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示してもよい。表示モジュール1008は、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値以上であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しなくてもよい。
いくつかの実施形態では、表示モジュール1008は更に、比較に基づいて、地図の表示領域上に表示されるターゲットPOIの数を決定してもよい。例えば、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下である場合、表示モジュール1008は、地図上でのターゲットPOIの第1の数を決定し、第1の数のターゲットPOIを地図上に表示してもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値よりも大きく、かつ第2の閾値未満である場合、表示モジュール1008は、地図上に表示されるターゲットPOIの第2の数を決定し、第2の数のターゲットPOIを地図上に表示してもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールが、第2の閾値以上である場合、表示モジュール1008は、地図上に表示されるターゲットPOIの第3の数を決定し、第3の数のターゲットPOIを地図上に表示してもよい。第1の数は第2の数よりも大きくてもよく、第2の数は第3の数よりも大きくてもよい。いくつかの実施形態では、第3の数は0に等しくてもよい。
判定モジュール1010は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定するように構成されていてもよい。判定モジュール1010は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を、第2の所定距離と比較してもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が、第2の所定距離よりも大きいと決定された場合、判定モジュール1010は、POI決定モジュール1004に、地図の変更された表示領域の第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のPOIを読み込ませてもよい。複数の第2のステーションの各々は、複数の第1のステーションのうちの1つとは異なっていてもよい。換言すれば、第2の中心位置から第1の所定距離以内の、読み込まれていた複数の第1のステーションのうちの1つ以上のステーションは、再び読み込まれなくてもよい。
判定モジュール1010はまた、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値および/または第2の閾値と比較するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、第1の閾値は10であってもよく、第2の閾値は100であってもよい。例えば、判定モジュール1010が、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下であると決定した場合は、表示モジュール1008は、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。判定モジュール1010が、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以下であると決定した場合は、表示モジュール1008は、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。判定モジュール1010が、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値以上であると決定した場合は、表示モジュール1008は、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示しなくてもよい。
記憶モジュール1012は、データおよび/または命令を記憶するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、記憶装置150は、処理エンジン112が、本開示に記載される例示的な方法を実施するために実行または使用することができるデータおよび/または命令を記憶することができる。例えば、利用者の現在位置、地図の第1の中心位置、地図の第2の中心位置、地図の表示領域の変更を示す信号等を、記憶モジュール1012内に記憶することができる。いくつかの実施形態では、記憶装置150は、大容量記憶装置、リムーバブル記憶装置、揮発性読取りおよび書込みメモリ、読取り専用メモリ(ROM)等、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、表示モジュール1008は、クライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140等)と一体化されてもよい。
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、1つ以上のターゲットPOIを表示するための例示的なプロセスを表すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス1100は、記憶装置150、記憶装置260、または記憶装置390に記憶された命令セットとして(例えば、アプリケーションとして)実現されてもよい。CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、命令セットを実行してもよく、命令を実行するとき、CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、プロセス1100を実施するように構成されていてもよい。図示したプロセスの以下に提示される動作は、例示であることを意図している。いくつかの実施形態では、このプロセス500は、記載していない1つ以上の追加の動作を伴って、および/または本明細書で論じた動作のうちの1つ以上を伴わずに遂行することができる。加えて、図11に図示しかつ以下に説明するようなプロセスの動作の順序は、限定的であることを意図しない。
1102において、処理エンジン112は、地図の表示領域のスケールをクライアント端末から取得してもよい。本明細書で使用する場合、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、地上における距離(実際の距離とも称される)と、地図上の対応する距離(地図上の距離とも称される)との間の関係を表してもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、実際の距離の、地図上の距離に対する比率によって定義されてもよい。実際の距離の、地図上の距離に対する比率によって定義される、地図の表示領域に関連付けられたスケールは、定数1よりも大きくてもよい。例えば、地図の表示領域に関連付けられるスケールが10に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の10メートルに等しい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、実際の距離に対する地図上の距離の比によって定義されてもよい。地図上の距離の、実際の距離に対する比率によって定義される、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、定数1よりも小さくてもよい。例えば、地図の表示領域に関連付けられるスケールが0.01に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の10メートルに等しい。
いくつかの実施形態では、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、実際の距離および地図上の距離の単位によって変化し得る。例えば、地図上の距離が1センチメートルであり、実際の距離が1000センチメートルの場合、地図上の距離に対する実際の距離の比によって定義される、地図の表示領域に関連付けられるスケールは1000であり得る。地図上の距離が1センチメートルであり、実際の距離が10メートル(すなわち、1000センチメートル)の場合、地図上の距離に対する実際の距離の比によって定義される、地図の表示領域に関連付けられるスケールは10であり得る。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、ネットワーク120を介してクライアント端末(例えば、サービス要求者端末130、サービス提供者端末140)から取得してもよい。例えば、利用者が、地図の表示領域に関連付けられるスケールを、クライアント端末で実現されたユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して入力してもよい。別の例として、利用者はインタフェース領域を介して表示領域をズームインまたはズームアウトしてもよく、処理エンジン112は、利用者の操作に基づき、地図の表示領域に関連付けられるスケールを決定してもよい。
1104において、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールを、第1の閾値または第2の閾値のうちの少なくとも1つと比較してもよい。第1の閾値および/または第2の閾値は定数であってもよい。いくつかの実施形態では、第2の閾値は第1の閾値よりも大きくてもよい。例えば、第1の閾値は10であってもよく、第2の閾値は100であってもよい。いくつかの実施形態では、第1の閾値および/または第2の閾値は、クライアント端末で実現されたユーザインタフェースを介して利用者が設定してもよい。いくつかの実施形態では、第1の閾値および/または第2の閾値は、オンライン・ツー・オフライン・サービスシステム100の既定の設定に応じて設定されてもよい。例えば、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられたスケールに応じて、第1の閾値および/または第2の閾値を設定してもよい。地図の表示領域に関連付けられるスケールが、地図上の距離の、実際の距離に対する比(すなわち、1未満)によって定義される場合、処理エンジン112は第1の閾値および/または第2の閾値を1未満に設定してもよい。地図の表示領域に関連付けられるスケールが、地図上の距離の、実際の距離に対する比(すなわち、1よりも大きい)によって定義される場合、処理エンジン112は第1の閾値および/または第2の閾値を1よりも大きく設定してもよい。別の例として、処理エンジン112は、第1の閾値および/または第2の閾値を、利用者の現在位置から所定距離以内の候補POIの総数に基づいて設定してもよい。候補POIの総数が大きいほど、第1の閾値および/または第2の閾値は小さくなり得る。
1106において、処理エンジン112は比較に基づき、1つ以上のターゲット・ポイントオブインタレスト(POI)を地図の表示領域上に表示させるか否か、を決定してもよい。POIは、ステーション(例えば、バス停、地下鉄駅等)、駐車場、スーパーマーケット、ショッピングモール、レストラン等を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ステーションは上流ステーションであってもよく、または下流ステーションであってもよい。本明細書で使用する場合、上流ステーションは、出発点から目的地に向かう移動経路に関連付けられたステーションを意味し得る。下流ステーションは、目的地から出発点に向かう別の移動経路に関連付けられたステーションを意味し得る。例えば、図13に示すように、移動経路がAgricultural University South Gate1302から始まり、目的地のSoftware Park South Station1308に至る場合、Agricultural University South Gate1302から目的地のSoftware Park South Station1308までの移動経路に沿ったステーションが上流ステーションであり得る。目的地のSoftware Park South Station1308からAgricultural University South Gate1302までの別の移動経路に沿ったステーションは、下流ステーションであり得る。
いくつかの実施形態では、1つ以上のターゲットPOIは、POIに関する問い合わせに基づき、処理エンジン112によって決定されてもよい。POIに関する問い合わせは、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者が入力してもよい。処理エンジン112は、POIに関する問い合わせと整合する1つ以上の候補POIを、POIに関する問い合わせに基づき所定のPOIデータベースから取り出しおよび/または決定してもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、1つ以上の候補POIに基づき、利用者の現在位置から所定距離以内の1つ以上のターゲットPOIを決定し、読み込んでもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、地図の表示領域をドラッグするなどの、地図の表示領域または利用者の現在位置を変更するための動作命令を含む信号を受信してもよい。1つ以上のターゲットPOIは、地図の変更された表示領域、または変更された現在位置に基づいて決定されてもよい。例えば、処理エンジン112は、利用者の現在位置を、地図の表示領域の第1の中心位置として指定し、地図の表示領域の第1の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第1のPOIを読み込んでもよい。処理エンジン112は、地図の変更された表示領域の第2の中心を決定し、地図の変更された表示領域の第2の中心位置から第1の所定距離以内の複数の第2のPOIを読み込んでもよい。処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定し、その距離を第2の所定の閾値と比較してもよい。処理エンジン112は、比較に基づいて、地図上に表示された1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。例えば、距離が第2の所定距離を超える場合、処理エンジン112は、1つ以上のターゲットPOIを、複数の第2のPOIおよび/または複数の第1のPOIから決定してもよい。距離が第2の所定距離未満である場合、処理エンジン112は、1つ以上のターゲットPOIを、複数の第1のPOIから決定してもよい。1つ以上のターゲットPOIの決定に関する詳細な説明は図12に示され得る。
いくつかの実施形態では、1つ以上のターゲットPOIは、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを含んでもよい。処理エンジン112は、比較に基づいて、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを表示するか否かを決定してもよい。例えば、処理エンジン112は、クライアント端末に、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下であるとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、クライアント端末に、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値よりも大きく、かつ第2の閾値以下であるとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、クライアント端末に、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値よりも大きいとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示させなくてもよい。
別の例として、処理エンジン112は、クライアント端末に、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値未満であるとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、クライアント端末に、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションを、地図の表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、クライアント端末に、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値以上であるとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションのいずれも、地図の表示領域上に表示させなくてもよい。
いくつかの実施形態では、処理エンジン112は更に、比較に基づいて、地図の表示領域上に表示されるターゲットPOIの量を決定してもよい。例えば、地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値以下である場合、処理エンジン112は、地図上でのターゲットPOIの第1の量を決定し、クライアント端末に、第1の量のターゲットPOIを地図上に表示させてもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールが第1の閾値よりも大きく、かつ第2の閾値未満である場合、処理エンジン112は、地図上に表示されるターゲットPOIの第2の量を決定し、クライアント端末に、第2の量のターゲットPOIを地図上に表示させてもよい。地図の表示領域に関連付けられたスケールが第2の閾値以上である場合、処理エンジン112は、地図上に表示されるターゲットPOIの第3の量を決定し、クライアント端末に、第3の量のターゲットPOIを地図上に表示させてもよい。第1の量は第2の量よりも大きくてもよく、第2の量は第3の量よりも大きくてもよい。いくつかの実施形態では、第3の量は0に等しくてもよい。いくつかの実施形態では、第1の量、第2の量、および/または第3の量は、クライアント端末のユーザインタフェースを介して、またはシステム100の既定の設定に応じて、利用者によって決定されてもよい。
いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、クライアント端末に、1つ以上のターゲットPOIに関連付けられた情報またはデータを地図上に表示させてもよい。ターゲットPOIに関連付けられた例示的な情報またはデータは、ターゲットPOIを他のPOIから区別するための、ターゲットPOIの名前、ターゲットPOIを表すアイコン、または任意の他の識別子を含んでもよい。
上記説明は単に図示の目的で提供され、本開示の範囲を限定することは意図していないことに留意すべきである。当業者は、本開示の教示を基に、複数の変形および修正をなし得る。しかし、それら変形および修正は本開示の範囲から逸脱することはない。例えば、プロセス1100は更に、利用者の現在位置を決定し、利用者の現在位置に基づき、1つ以上のターゲットPOIを決定することを含んでもよい。
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、1つ以上のターゲットPOIを読み込み表示するための例示的なプロセスを表すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス1200は、記憶装置150、記憶装置260、または記憶装置390に記憶された命令セットとして(例えば、アプリケーションとして)実現されてもよい。CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、命令セットを実行してもよく、命令を実行するとき、CPU210、CPU340、処理エンジン112、および/または図4のモジュールは、プロセス1200を実施するように構成されていてもよい。図示したプロセスの以下に提示される動作は、例示であることを意図している。いくつかの実施形態では、このプロセス500は、記載していない1つ以上の追加の動作を伴って、および/または本明細書で論じた動作のうちの1つ以上を伴わずに遂行することができる。加えて、図12に図示しかつ以下に説明するようなプロセスの動作の順序は、限定的であることを意図しない。
1202において、処理エンジン112は、クライアント端末に関連付けられた利用者の現在位置を、地図の表示領域上で取得してもよい。本明細書で使用する場合、利用者の現在位置は利用者の地理的位置であってもよい。利用者の地理的位置は、利用者が携帯するクライアント端末に関連付けられ、かつそれから取得されてもよい。例えば、処理エンジン112は、クライアント端末の測位チップセットによって決定される、クライアント端末の位置情報に基づき、利用者の地理的位置を取得してもよい。別の例として、利用者の地理的位置はクライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して利用者によって入力されてもよい。
1204において、処理エンジン112は、利用者の現在位置を地図の第1の中心位置として指定してもよい。いくつかの実施形態では、地図の中心位置は、地図の表示領域の幾何学的中心に対応する地図上の位置を指してもよい。地図の表示領域が変化する場合、地図の表示領域の幾何学的中心は変化しなくてもよいが、地図の表示領域の幾何学的中心に対応する地図上の位置は変化してもよい。
1206において、処理エンジン112は、第1の中心位置から第1の所定距離以内の、1つ以上の第1のPOIを読み込んでもよい。POIは、ステーション(例えば、バス停、地下鉄駅等)、駐車場、スーパーマーケット、ショッピングモール、レストラン等を含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112はPOIデータベースから1つ以上の第1のPOIを取り出しおよび/または決定してもよい。処理エンジン112は更に、1つ以上の第1のPOIの各々に関連付けられた情報および/またはデータを取得してもよい。第1のPOIに関連付けられた情報および/またはデータは、第1のPOIの名前、第1のPOIのアドレス、第1のPOIに関連付けられた識別子(例えば、アイコン)等を含んでもよい。
1208において、処理エンジン112はクライアント端末から信号を取得してもよい。信号は、地図の表示領域を変更するための動作命令を示してもよい。処理エンジン112は、クライアント端末(例えば、地図アプリケーション)に、動作命令に応じて、地図の表示領域を変更させてもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域を変更するための動作命令は、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して、利用者が地図をドラッグすることを介して生成されてもよい。いくつかの実施形態では、地図の表示領域を変更するための動作命令は、クライアント端末のユーザインタフェース(例えば、地図アプリケーション)を介して、利用者が、利用者の現在位置(例えば、図13に示すような点A)を移動することにより生成されてもよい。
1210において、処理エンジン112は、地図の変更された表示領域に基づき、地図の第2の中心位置を取得してもよい。いくつかの実施形態では、利用者が地図をドラッグすること、または現在位置を移動することに応答して、処理エンジン112が地図の変更された表示領域を決定してもよい。その時、処理エンジン112は、地図の変更された表示領域の幾何学的中心に対応する位置を、第2の中心位置として指定してもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、移動された現在位置を、地図の変更された表示領域の第2の中心位置として指定してもよい。
1212において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を決定してもよい。いくつかの実施形態では、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離は、地図上での第1の中心位置と第2の中心位置との間の地図上の距離であってもよい。処理エンジン112は、クライアント端末のディスプレイのピクセル座標(例えば、CSSピクセル座標)に基づき、第1の中心位置と第2の中心位置との間の地図上の距離を決定してもよい。いくつかの実施形態では、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の地図上の距離に対応する実際の距離であってもよい。単なる例として、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の実際の距離を、対応する地図上の距離に、地図の表示領域に関連付けられたスケールを乗じることによって決定してもよい。
1214において、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離を、第2の所定距離と比較してもよい。第2の所定距離は、第1の所定距離に基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態では、第1の所定距離は、第2の所定距離、および第1の中心位置または第2の中心位置と、地図の表示領域の境界部(例えば、図15に示すような点線で示される表示領域の境界部)との間の距離、の和であってもよい。第1の中心位置または第2の中心位置と、地図の表示領域の境界部との間の距離は、第1の中心位置または第2の中心位置から、地図の表示領域の境界部への、水平方向または垂直方向における最小距離であってもよい。第1の所定距離および第2の所定距離の更なる説明は図15に示され得る。
1216において、処理エンジン112は比較に基づき、1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えたとの決定に応答して、第2の中心位置から第1の所定距離以内の1つ以上の第2のPOIを読み込んでもよい。1つ以上の第2のPOIの各々は、1つ以上の第1のPOIのうちの1つとは異なっていてもよく、これは、動作1206において読み込まれた第1のPOIが、第2の中心位置から第1の所定距離以内にある場合には、動作1216において第1のPOIは読み込まれなくてもよいことを意味する。
いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超えるか否かを決定することにより、1つ以上のターゲットPOIを決定してもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超える場合、処理エンジン112は、地図の変更された表示領域内の、1つ以上の第2のPOIの少なくとも一部および1つ以上の第1のPOIの少なくとも一部を、1つ以上のターゲットPOIとして決定してもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離未満である場合、処理エンジン112は、地図の変更された表示領域内の、1つ以上の第1のPOIの少なくとも一部を、1つ以上のターゲットPOIとして決定してもよい。
1218において、処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部の各々に関連付けられた情報および/またはデータを、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。ターゲットPOIに関連付けられた例示的な情報および/またはデータは、ターゲットPOIの名前、ターゲットPOIの識別子等を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールに応じて、1つ以上のターゲットPOIの少なくとも一部を、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。例えば、1つ以上のターゲットPOIは、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを含んでもよい。処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値以下であるとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値よりも大きく、かつ第2の閾値以下であるとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションを、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第2の閾値よりも大きいとの決定に応答して、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションのいずれも、地図の変更された表示領域上に表示させなくてもよい。
別の例として、処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値未満であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションを、地図の変更された表示領域上に表示させてもよい。処理エンジン112は、オンデマンドサービスプラットフォームに、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが、第2の閾値以上であるとの決定に応答して、1つ以上のターゲットPOIの、1つ以上の上流ステーションまたは1つ以上の下流ステーションのいずれも、地図の変更された表示領域上に表示させなくてもよい。
いくつかの実施形態では、第1の閾値は10であってもよく、第2の閾値は100であってもよい。いくつかの実施形態では、地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが10に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の10メートルに等しい。地図の変更された表示領域に関連付けられたスケールが100に等しい場合、地図上の距離の1センチメートルは実際の距離の100メートルに等しい。実際の距離の単位はメートルであり、地図上の距離の単位はセンチメートルであることに留意すべきである。いくつかの実施形態では、実際の距離の単位および地図上の距離の単位は統一されてもよく、第1の閾値の値および第2の閾値の値を、それに応じて変化させてもよい。
上記説明は単に図示の目的で提供され、本開示の範囲を限定することは意図していないことに留意すべきである。当業者は、本開示の教示を基に、複数の変形および修正をなし得る。しかし、それら変形および修正は本開示の範囲から逸脱することはない。例えば、プロセス1200は更に、クライアント端末に、地図の表示領域内の1つ以上のPOIの少なくとも一部を、地図上に表示させることを含んでもよい。
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的な、地図アプリケーションの表示インタフェースを表す概略図である。図13に示すように、複数のステーション(例えば、Agricultural University South Gate1302、ShangDi 10th Street1304、Xi’erqi Station1306、Software Park South Station1308、等)、および利用者の現在位置(点Aで示す)が、地図の表示領域上に表示されている。地図の表示領域に関連付けられるスケールは、地上における距離(実際の距離とも称される)と、地図上の対応する距離(地図上の距離とも称される)との間の関係を表すことができる。例えば、地図上の距離は1センチメートルであってもよく、実際の距離は100メートルであってもよく、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、地図上の距離1センチメートルの、実際の距離100メートルに対する比、すなわち、0.01であってもよい。別の例として、地図の表示領域に関連付けられるスケールは、実際の距離100メートルの、地図上の距離1センチメートルに対する比、すなわち、100であってもよい。
いくつかの実施形態では、図13に示すように地図上に表示される複数のステーションは、図9Aおよび図9Bで説明するような複数の第1のステーションの少なくとも一部であってもよい。複数のステーションは、利用者の現在位置(すなわち、地図の表示領域の第1の中心位置)から第1の所定距離以内にあってもよい。いくつかの実施形態では、図13に示すように地図上に表示される複数のステーションは、図9Aおよび図9Bで説明するような複数の第2のステーションおよび/または複数の第1のステーションの少なくとも一部であってもよい。利用者が地図の表示領域を移動させた後に、地図の表示領域は変化してもよく、地図の変更された表示領域の中心位置(すなわち、第2の中心位置)は、第1の中心位置とは異なっていてもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離を超える場合、複数の第2のステーションが読み込まれてもよい。変更された表示領域内の複数の第2のステーションの少なくとも一部および複数の第1のステーションの少なくとも一部は、地図上に表示されてもよい。第1の中心位置と第2の中心位置との間の距離が第2の所定距離以下である場合、変更された表示領域内の複数の第1のステーションの少なくとも一部は、地図上に表示されてもよい。第1の所定距離は、第2の所定距離、および第1の中心位置または第2の中心位置と、地図の表示領域の境界部との間の距離、の和であってもよい。第1の所定距離、第2の所定距離、および地図の表示領域の境界部に対する更なる説明は図15に示され得る。
図14A〜図14Cは、本開示のいくつかの実施形態による、図13に示すように1つ以上のステーションを地図上に表示することを表す概略図である。図13に示すように、利用者が地図をズームした後に、処理エンジン112は、地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが属するレンジに基づき、1つ以上のステーションに対して異なる表示モードを実施してもよい。地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが属するレンジは、図6および図7に関連して説明したように、第1の閾値および第2の閾値によって定義されてもよい。例えば、第1の閾値が10に等しい場合、第1のレンジは0〜10であってもよい。第2の閾値が100に等しい場合、第2のレンジは10〜100であってもよく、第3のレンジは100から、100よりも大きい他の定数値であってもよい。地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが10以下である場合(すなわち、地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが第1のレンジにある場合)、処理エンジン112は、1つ以上の上流ステーションおよび1つ以上の下流ステーションを地図の表示領域上に表示してもよい。図14Aに示すように、上流ステーションのAgricultural University South Gate1404、および下流ステーションのAgricultural University South Gate1402の両方が、拡大された地図の表示領域上に表示されている。地図の表示領域に関連付けられる変更されたスケールが10よりも大きく、かつ100以下である場合(すなわち、地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが第2のレンジにある場合)、処理エンジン112は、上流ステーションまたは下流ステーションを、地図の表示領域上に表示してもよい。図14Bに示すように、処理エンジン112は、ズームされた地図の表示領域上に、上流ステーションおよび下流ステーションの全てを表示する代わりに、上流ステーション(例えば、Agricultural University South Gate1404)を表示しているのみであり、これにより上流ステーションおよび下流ステーションの両方を地図上に表示することによってステーションが重なり合うことを回避することができる。地図の表示領域に関連付けられる変更されたスケールが100よりも大きい場合(すなわち、地図の表示領域に関連付けられた変更されたスケールが第3のレンジにある場合)、処理エンジン112は上流ステーションおよび下流ステーションを非表示にする。図14Cに示すように、利用者の現在位置の周りにステーションがないことが、ズームされた地図の表示領域に表示されている。
図15は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的な、地図アプリケーションの表示インタフェースを表す概略図である。図15に示すように、図13で説明したような第1の所定距離をRで示し、第2の所定距離をL2で示し、第1の中心位置または第2の中心位置(点Bで示す)と、地図の表示領域の境界部(点線で示す)との間の距離をL1で示す。第1の所定距離は、第2の所定距離、および第1の中心位置または第2の中心位置と、地図の表示領域の境界部との間の距離、の和であってもよい。例えば、第1の所定距離Rは10センチメートルであり、実際の距離は1000メートルを示してもよい。第2の所定距離L2は7センチメートルであり、実際の距離は700メートルを示してもよい。第1の中心位置または第2の中心位置と、地図の表示領域の境界部との間の距離L1は、3センチメートルであり、実際の距離は300メートルを示してもよい。
基本概念を上記のように説明してきたが、この詳細な開示を読んだ後、前述の詳細な開示は、単に例としての提示を意図しているに過ぎず、限定するものではないことが当業者にはむしろ明らかになり得る。本明細書では明示的に述べていないが、当業者は様々な変更、改善、および修正を思いつくことができ、これらは当業者に意図されている。これらの変更、改善、および修正は、本開示によって示唆されることを意図しており、本開示の例示的な実施形態の趣旨および範囲内にある。
その上、本開示の実施形態を説明するために、いくつかの専門用語が用いられている。例えば、「1つの実施形態」、「一実施形態」、および/または「いくつかの実施形態」という用語は、実施形態に関連して説明した特定の特徴、構造または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。従って、本明細書の様々な部分において、「一実施形態」または「1つの実施形態」または「代替的実施形態」への言及が2つ以上あっても、全てが必ずしも同じ実施形態を指すとは限らないことが強調され、そのように理解されたい。更に、特定の特徴、構造または特性は、本開示の1つ以上の実施形態において適切に組み合わせてもよい。
更に、本開示の態様は、任意の新規で有用なプロセス、マシン、製造、もしくは組成物、またはそれらの任意の新規で有用な改良形態を含む、複数の特許可能なクラスまたはコンテキストのうちのいずれにおいても、本明細書で図示および説明できることを、当業者は理解するであろう。従って、本開示の態様は、完全にハードウェアで、完全にソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)で、またはソフトウェアおよびハードウェアを組み合わせて実現してもよく、それらは全て、本明細書において全体的に、「ユニット」、「モジュール」、または「システム」と呼ぶことができる。更に、本開示の態様は、コンピュータプログラム製品の形態をとることができ、コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ可読媒体内で具体化され、コンピュータ可読媒体にはコンピュータ可読プログラムコードが具体化されている。
非一時的コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読プログラムコードがその中に具体化された、伝搬されたデータ信号を、例えば、ベースバンド内にまたは搬送波の一部として含んでもよい。そのような伝搬信号は、電磁気、光等、またはそれらの任意の適切な組み合わせを含む、任意の様々な形態をとってもよい。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、かつ命令実行システム、機器、もしくは装置によって、またはそれらと関連して使用するための、プログラムを通信、伝搬、または伝送することができる、任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読信号媒体上に具体化されたプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RF等、または前述のものの任意の適切な組み合わせを含む、任意の適切な媒体を用いて送信されてもよい。
本開示の態様に関する動作を実施するためのコンピュータプログラムコードは、オブジェクト指向プログラミング言語、例えば、Java(登録商標)、Scala、Smalltalk、Eiffel、JADE、Emerald、C++、C#、VB.NET、Python等、従来の手続き型プログラミング言語、例えば、「C」プログラミング言語、Visual Basic、Fortran、Perl、COBOL、PHP、ABAP、動的プログラミング言語、例えば、Python、RubyおよびGroovy、または他のプログラミング言語、を含む、1つ以上のプログラミング言語のいかなる組み合わせで書かれてもよい。プログラムコードは、スタンドアローンソフトウェアパッケージとして、全体を利用者のコンピュータ上で実行するか、一部を利用者のコンピュータ上で実行してもよく、一部を利用者のコンピュータ上で、かつ一部をリモートコンピュータ上で実行してもよく、または全体をリモートコンピュータもしくはサーバ上で実行してもよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じて利用者のコンピュータに接続してもよく、ならびに、接続は、(例えば、インターネット・サービスプロバイダを用いてインターネットを介して)外部コンピュータに対して行ってもよく、もしくはクラウドコンピューティング環境内で行ってもよく、またはサービス型ソフトウェア(SaaS:Software as a Service)などのサービスとして提供してもよい。
更に、処理要素もしくは処理シーケンスの列挙した順序、または数字、文字、もしくは他の名称の使用は従って、請求項において指定され得るような場合を除いて、請求されるプロセスおよび方法をいずれかの順序に限定することを意図するものではない。上記開示は、様々な例を通じて、本開示の様々な有用な実施形態であると現在考えられているものを論じているが、そのような詳細は、その目的のためのものに過ぎず、添付の特許請求の範囲は、開示された実施形態に限定されず、逆に、開示された実施形態の趣旨および範囲内にある変更および等価な構成を包含することを意図していることを理解すべきである。例えば、上述した様々な構成要素の実施態様は、ハードウェア装置に具体化することができるが、ソフトウェアのみのソリューションとして、例えば、既存のサーバまたはモバイル装置上への導入として実装することもできる。
同様に、本開示の実施形態の上記説明では、様々な特徴が、時には単一の実施形態、図、または実施形態の説明に一緒にまとめられ、よって本開示を簡素化して、様々な実施形態のうちの1つ以上の理解を手助けしていることを理解されたい。しかし、この開示方法は、請求項に記載の主題が、各請求項に明示的に列挙されたものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈されるべきでない。むしろ、独創的な実施形態は、前述の開示された単一の実施形態の特徴の全てよりも少ない特徴にある。
いくつかの実施形態では、本出願の特定の実施形態を説明し請求するために使用される、量、特性などを表現する数値は、場合によっては、「約」、「およそ」、または「実質的」という用語によって修飾されていると理解すべきである。例えば、特に指示しない限り、「約」、「およそ」、または「実質的」は、それが説明する値の±20%の変動を示し得る。それに応じて、いくつかの実施形態では、明細書および添付の請求項に記述されている数値のパラメータは、特定の実施形態によって獲得することを目指している所望の特性に依存して変動し得る近似値である。いくつかの実施形態では、報告された有効数字の桁数を考慮して、かつ通常の丸め込み手法を適用して解釈すべきである。本出願のいくつかの実施形態の広い範囲を記述する数値の範囲およびパラメータは近似であるにも関わらず、特定の実施例で記述される数値は実行可能な程度に正確に報告されている。
明細書にて参照されている、特許、特許出願、特許出願の発行物、および他の資料、例えば記事、書籍、仕様書、出版物、文書、物品等の各々は、これらに関するあらゆる審査文書経過、本明細書と整合しないか、もしくは矛盾するあらゆる文献、または現在もしくは将来において本明細書に関連する請求項の最も広い範囲を限定する影響を及ぼし得るあらゆる文献を除き、その全体があらゆる目的で本明細書に参照として組み込まれる。例として、組み込まれている、いずれかの文献に関連付けられる記載、定義、および/または用語の使用と、本明細書に関連付けられる、それらとの間に、何らかの非整合または矛盾があった場合、本明細書の記載、定義、および/または用語の使用を優先するものとする。
終わりに、本明細書にて開示した本出願の実施形態は、本出願の実施形態の原理を例示したものであることを理解されたい。採用することができる他の修正は、本出願の範囲内にあり得る。従って、限定としてではなく例として、本出願の実施形態の代替的構成を本明細書の教示に従って利用することができる。従って、本出願の実施形態は、示され説明されたものに厳密に限定されない。