JP6966831B2 - 振動アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ビデオ、ゲーム及び音楽のための没入感のある体験、その他の没入感のある体験を創出する高精細触覚フィードバックのための小型の振動触覚アクチュエータなどの様々な用途のための振動アクチュエータに関する。
我々が伝統的に聴いている音楽の大部分は、複数の楽器や声のミックスされた音楽信号などの、幾つかの信号を加えて得られた複雑な信号とみなすことができる。特に複雑な音楽信号を電子的に記録及び再生することが可能になると、更なる態様、すなわち、電気信号を音響再生時に聴取者が知覚する音波に変換することが重要となる。再生時の歪みの問題を低減するために、米国特許第3,118,022号は、2つの導電性部材と、エレクトレット及び導電性材料を含み、2つの導電性部材の間に支持されたダイヤフラムと、前記ダイヤフラムと2つの導電性部材とを電気的に接続するための機構とを備える電気音響変換器を開示している。
一方、音と振動の結合された知覚はよく知られた現象である。音は、気体(空気中の音)又は固体(構造上の音)のような圧縮可能な媒体を伝播する機械的な波であり、音響エネルギーは振動する分子を介して伝送され、聴取者の蝸牛の振動する有毛細胞によって受け取られる。他方、振動は、接触面を介して知覚者の身体の小部分又は大部分を励起する機械的刺激である。音と振動の結合された知覚は、人間の脳が耳だけでなく骨格を介して音を受け取り、コンサートホールや教会での測定で全身の振動の存在を確認するという事実に基づいている。低周波の体の知覚は、生き生きとした音楽や楽しいものが望まれる音楽感覚の没入感のある体験にとって特に重要である。
従って、高精細触覚フィードバックは、ビデオ、ゲーム及び音楽のための没入感のある体験、及び、振動が連続的な可聴(又は可視)信号に結合される他の没入感のある体験を創出するために使用することができる。デバイスが連続的な高精細触覚フィードバックを達成するための主な要件は次のとおりである。
1.特に音楽のために、この範囲にわたって良好な品質の振動を生成することができるように、理想的には20〜1000Hzの広い周波数範囲、
2.効果的な加速のために重い移動質量、
3.携帯用又はウェアラブルなデバイスを作るために小型の、特にフラットなサイズ、
4.中断のない使用を可能にする高出力効率、
5.音響体験の妨害を避けるために静かな振動、
6.継続的な使用を可能にする安定した性能、
7.手頃な価格のデバイスを提供するために費用効率の高い製造。
人に一般的な触覚体験を実現するための異なる振動装置は、モーターの回転ロッドに取り付けられた偏心質量を使用する偏心モーター、圧電モーターに非常に類似しているが、より高い相対質量変位を有する電気活性ポリマー、通常は産業用途で使用され、一方が移動し他方が静止している2つの部分から成るボイスコイル又は移動磁石型アクチュエータを使用する振動性ボイスコイル又は可動磁石型アクチュエータなどが知られている。
本出願人のドイツ特許公開DE 10 2015 111 527.1は、互いに対向する同じ極性で配置された磁石を有する磁性部分と、磁性部分を収容する空洞を有する中空部材と、中空部材の周りに巻き付けられ固定された少なくとも1つのコイルを含む受け部分と、磁性部分と中空部材とを相互接続する弾性手段と、シャシとを備え、磁性部分が取付け手段を介してシャシに固定されて、磁性部分、取付け手段及びシャシが静止し、受け部分が直線振動運動を行う、振動アクチュエータを開示している。磁性部分と中空部材とを相互接続する弾性手段は、例えばベリリウム銅からなる平坦な弾性膜とすることができる。さらに、中空部材及びコイルを部分的に取り囲む強磁性材料の磁気誘導手段が、磁性部分の長手方向外側端部に取り付けられて、無駄な磁界を磁石に誘導することができる。振動アクチュエータ全体は、ロッドを用いて磁性部分の磁石を専用の組立治具に組み付け、中空部材の長手方向中央部分で中空部材の周りに自己結合性銅線のコイルを巻き付け、コイルが中空部材と強固に結合するように、コイル及び中空部材を加熱することによって可動部分を組み立て、可動部分に磁性部分を挿入し、弾性相互接続手段を磁性部分及び中空部材の長手方向の外側端部に取り付け、磁性部分をシャシに取り付けることによって、製造される。
上述した従来技術に鑑みて、可動部分の強化された案内と、膜に沿ったより良好な応力分布と、衝撃力に曝されたときに破損し難い、改善された、より簡単で安価な組立体とを可能にするよう修正された振動アクチュエータが依然として必要である。さらに、修正された振動アクチュエータは、本出願人のドイツ特許公開DE 10 2015 111 527.1に開示されているような「逆転した」構成、及び、受け部分が静止し且つ磁性部分が可動である標準的な構成で動作すべきである。
本発明の目的は、可動部分の強化された案内と、膜に沿ったより良好な応力分布と、加速度及び共振周波数を維持しながら、衝撃力に曝されたときに破損し難い、改善された、より簡単で安価な組立体とを可能にする、平坦な振動アクチュエータを提供することである。
本発明は、少なくとも1つの磁石を含む磁石装置と、空洞を横方向に包囲するコイルを有する少なくとも1つのコイル部材を含む中空部材であって、空洞が、磁石装置を収容し中空部材と磁石装置との相対運動を可能にする長手方向の通路を形成する、中空部材と、磁石装置と中空部材とを相互接続する弾性手段とを備え、弾性手段が、対向する長辺に横方向のくぼみを有する長方形の薄い膜である、振動アクチュエータを提供する。
別の態様では、本発明は、少なくとも2つの磁石を含む磁石装置と、空洞を横方向に包囲するコイルを有する少なくとも1つのコイル部材を含む中空部材であって、空洞が、磁石装置を収容し中空部材と磁石装置との相対運動を可能にする長手方向の通路を形成する、中空部材と、磁石装置と中空部材とを相互接続する弾性手段とを備え、少なくとも2つの磁石が、磁石を少なくとも部分的に取り囲む磁石フレーム内に、互いに対向する同じ極性で配置される、振動アクチュエータを提供する。
本発明はまた、振動アクチュエータの磁石装置を組み立てる方法であって、
磁石フレームを支持面上に位置決めする工程、及び、
少なくとも2つの磁石を磁石フレーム内に挿入し、磁石を磁石フレーム及び互いに接着する工程
を備える方法を提供する。
本発明はさらに、振動アクチュエータの中空部材を組み立てる方法であって、
長手方向の通路を形成する空洞を横方向に取り囲むコイルをそれぞれ有する少なくとも2つのコイル部材と、少なくとも2つのコイル部材の空洞と同じ形状の空洞を有する少なくとも1つのスペーサとを準備する工程、
少なくとも2つのコイル部材及び少なくとも1つのスペーサが中空部材組立ロッドに対して横方向に動くことができないように、少なくとも2つのコイル部材及び少なくとも1つのスペーサの空洞に幾つかの領域で係合するように寸法決めされた中空部材組立ロッドを準備する工程、
中空部材組立端部ピースが中空部材組立ロッドに対して横方向に動くことができないように、中空部材組立ロッドを収容する空洞を有する2つの中空部材組立端部ピースを準備する工程、
中空部材組立ロッド上に
第1の中空部材組立端部ピースと、
少なくとも2つのコイル部材のうちの第1のコイル部材と、
少なくとも1つのスペーサと、
少なくとも2つのコイル部材のうちの第2のコイル部材と、
第2の中空部材組立端部ピースと
を連続的に載置し、2つの中空部材組立端部ピースによって包囲された部材間を接着する工程、
第1及び第2の中空部材組立端部ピースを圧縮する工程、
中空部材組立ロッドから第2の中空部材組立端部ピースを取り外す工程、及び、
少なくとも1つのスペーサと第1及び第2のコイル部材を含む中空部材を中空部材組立ロッドから取り外す工程
を備える方法を提供する。
また、本発明は、振動アクチュエータを組み立てる方法であって、
上記に従って組み立てられた磁石装置を、上記に従って組み立てられた中空部材内に挿入する工程、及び、
磁石装置と中空部材を相互連結する弾性手段を、それぞれの長手方向外側端部に取付手段を介して取り付ける工程
を備える方法を提供する。
更なる有利な特徴は、本明細書及び特許請求の範囲から得ることができる。
振動アクチュエータの断面図を示す。 膜の平面図を示す。 膜が取り付けられた振動アクチュエータの側面図を示す。 磁石フレームの斜視図を示す。 組立て前の磁石フレームと3つの磁石の斜視図を示す。 2つの外側の磁石が磁石フレームに挿入されている、図5Aの構成を示す。 中央の磁石が2つの外側の磁石の間で磁石フレーム内に挿入されている、図5Bの構成を示す。 図5Cの構成を平面図で示す。 中空部材組立ロッドの平面図を示す。 組立て前における中空部材組立ロッド、2つの中空部材組立端部ピース、2つのコイル膜インターフェース、2つのコイル部材及びスペーサの斜視図を示す。 第1の中空部材組立端部ピースが中空部材組立ロッドに挿入されている、図7Aの構成を示す。 第1のコイル膜インターフェースが第1の中空部材組立端部ピースの上で中空部材組立ロッドに挿入されている、図7Bの構成を示す。 第1のコイル部材が第1のコイル膜インターフェースの上で中空部材組立ロッドに挿入されている、図7Cの構成を示す。 スペーサが第1のコイル部材の上で中空部材組立ロッドに挿入されている、図7Dの構成を示す。 第2のコイル部材がスペーサの上で中空部材組立ロッドに挿入されている、図7Eの構成を示す。 第2のコイル膜インターフェースが第2のコイル部材の上で中空部材組立ロッドに挿入されている、図7Fの構成を示す。 第2の中空部材組立端部ピースが、第2のコイル膜インターフェースの上で中空部材組立ロッドに挿入されている、図7Gの構成を示す。 組立て前における、組み立てられた中空部材、組み立てられた磁石装置、2つの膜、及び、磁石装置と中空部材の外側に膜を固定するための手段を示す。 磁石装置が中空部材に挿入されている、図8Aの構成を示す。 膜が固定手段で磁石装置及び中空部材の外側に取り付けられている、図8Bの構成を示す
この出願において、用語「長手方向」は、アクチュエータの可動部分の直線運動の方向を意味する。従って、「横方向」という用語は、長手方向に直交する平面の方向を意味する。他方、長方形の膜に関連する用語「長い」は、短辺とは対照的に、膜の長辺を示す。又、この出願において、特許請求範囲の記載も含めて、「膜」、「弾性膜」あるいは「薄い膜」の用語は、後述の弾性手段をなす弾性要素6が圧縮ばね又は非金属膜と異なりベリリウム銅などの金属膜で形成されるものであるから、「板」、「弾性板」あるいは「薄い板」と同義であり、更に後述の「コイル膜インターフェース(7)」の用語は、後述するコイル部材2を支持する部材であるので、コイル部材のための「支持部材」あるいは「支持フレーム」と同義である。
本発明は、様々な用途のための振動アクチュエータに関する。典型的な用途では、ビデオ、ゲーム及び音楽のための没入感のある体験、その他の没入感のある体験を創出する高精細触覚フィードバックのための振動触覚ボイスコイル又は可動磁石型アクチュエータは、ラウドスピーカのような増幅器を介し、また追加のローパスフィルタを介してオーディオ装置に接続され、オーディオ周波数範囲を皮膚の触覚的な知覚可能範囲に制限する。アクチュエータは、例えば、ブレスレットのようにユーザの手首又は他の身体部分の周りに装着することができる。
アクチュエータの好適な実施例の全体的な構成を図1に示す。本発明によれば、アクチュエータは、3つの磁石1と、磁石1を少なくとも部分的に取り囲むフレーム8とを含む磁石装置を備えており、磁石装置は中空部材4内に挿入され、中空部材は、2つのコイル部材2と、コイル部材2の間のスペーサ3と、コイル部材2を中空部材4の長手方向外側端部から包囲する中空部材4の長手方向外側端部の2つのコイル膜インターフェース7とを備える。中空部材4の各要素2,3及び7は、すべての要素に対して同じ横断面形状を有する内部空洞5を有する。各コイル部材2において、コイルは、コイル部材2の空洞5を横方向に包囲する。好適な実施例では、線形振動運動を行う可動部分は、磁石1とフレーム8とを含む磁石装置から成るのに対し、コイル部材2、スペーサ3及び2つのコイル膜インターフェース7を含む中空部材4は、シャシ(図示せず)に固定されて静止している。交流電流がコイルを通過すると、磁石1の磁場と相互作用し、磁石装置を含む可動部分の方向を変化させる機械的な力を発生させ、この結果、可動部分が方向を変化させることで直線的に移動し、振動が発生する。
磁石装置の3つの磁石1は、磁石フレーム8の内側に配置されており、磁石1は、それぞれ、互いに対向する、すなわち北が北に対向し又は南が南に対向する、同じ極性で配置されて、それらの間の平面に高密度の磁場を生成する。磁石フレーム8の詳細については後述する。
中空部材4は、磁力の損失を低減するために、コイルと磁石1との間の間隙が比較的小さいように、磁石装置の形状に応じて形作られる。例えば、中空部材4の各要素2,3及び7の内部空洞5並びに中空部材4の外形は、磁石1及びフレーム8を含む磁石装置が平坦で長方形である場合には平坦で長方形とし、あるいは、内部空洞5及び中空部材4の外形は、磁石装置が円筒形で長方形である場合には円筒形で長方形としなければならず、もちろん、磁石装置を中空部材4の要素2,3及び7の内部空洞5内で動かすことができるように、内部空洞5を画定する内面と磁石装置との間には一定の間隔が存在しなければならない。中空部材4は、ユーザが着用するブレスレット、又はアクチュエータと他の電子機器の両方を収容する少なくともケーシングとすることができるシャシに取り付けられる。取付け部材は、例えば、「クリップイン」タイプの取付けであってよく、中空部材4がシャシに取り付けることにより固定したままでコイルの位置を維持することを保証する。従って、固定部分は、コイル部材2と、スペーサ3と、コイル膜インターフェース7とを備える。アクチュエータの休止位置では、2つのコイル部材2は、コイル部材2の間のスペーサ3によって達成される磁石1の配列の全長ではなく、磁石1の同じ極性が互いに対向する少なくとも2つの領域を横切って取り囲む(上記参照)。2つの磁石1が互いに同じ極性で対向する領域毎に1つのコイル部材2を設けることが好ましく、すなわち、図1による本実施例では、3つの磁石1と2つのコイル部材2がある。
可動部分の直線運動は、アクチュエータの長手方向軸、すなわち、磁石1が挿入された磁石フレーム8を含む磁石装置及びコイル部材2を含む中空部材4の長手方向軸に沿って生じる。長方形の中空部材4の各端部は、中空部材4を形成する要素2,3及び7がチューブを形成するように開放していて、アクチュエータの両長手方向外側端部で、コイル膜インターフェース7と磁石フレーム8の長手方向外側端部の両方に2つの弾性要素6を取付けできるようする。弾性要素6の取付けは、接着剤、リベット又はねじ9を使用することによって得られ、コイル膜インターフェース7を省略する場合には、弾性要素6はコイル部材2に直接取り付けられる。弾性要素6は、固定部分、すなわち中空部材4及びシャシに当たることなく、可動磁石装置が前後に長手方向運動することを可能にする。
しかしながら、アクチュエータを本出願人のドイツ特許公開DE 10 2015 111 527.1に開示されているような「逆転した」構成とすることもできることに留意すべきであり、すなわち、コイルを含む中空部材4が可動部分であり、磁石装置が、例えば中空部材4内のスロットを通って延びる取付け部材を介してシャシに固定される固定部分である。新規な本発明の膜6、磁石フレーム8を含む磁石装置、及びアクチュエータの部分の製造プロセス、並びにそれらによって得られる有利な効果は、以下に詳細に説明するように、可動部分と固定部分の選択、すなわち、磁石装置が移動し、コイルを含む中空部材が静止するか、又はその逆であるかどうかによって影響されることはない。新規な本発明の膜6及びその有利な効果のために、磁石1の数又はそれらの極性の順序、あるいはスペーサ3及び/又はコイル膜インターフェース7の存在は不可欠ではなく、1つの磁石1と1つのコイル部材2のみを相互接続する膜6と、磁石1を少なくとも部分的に取り囲むコイルとを用いた最小限の構成でも可能である。本発明の磁石フレーム8、アクチュエータの部分の製造プロセス、及びそれらによる有利な効果を考慮して、磁石装置は、互いに対向する同じ極性の少なくとも2つの磁石1を備えるとともに、中空部材は、少なくとも2つのコイル部材2とスペーサ3とを備えるべきである。以下では、互いに対向する同じ極性で配置された3つの磁石1を含む磁石装置が可動部分である図1のアクチュエータの好適な実施例は、新規な本発明の膜6、磁石フレーム8、及び製造プロセスを例証するのに用いられる。しかしながら、この特定の実施例は、本発明の膜6、磁石フレーム8を含む磁石装置、及びアクチュエータの部分の製造プロセスの範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

強い振動を得るため可動部分、すなわち、図1に示す実施例では磁石装置の十分な移動を可能にするために、弾性要素6は非常に柔軟なものでなければならない。同時に、弾性要素6は、アクチュエータが携帯用又はウェアラブルである場合には比較的小さな空間を占めなければならない。本出願人のドイツ特許公開DE 10 2015 111 527.1に開示されているように、ベリリウム銅からなる十分に薄い弾性膜6は、これらの目的のために理想的である。すなわち、アクチュエータの可動部分と固定部分との間の位置合わせは、圧縮ばね又は非金属膜よりも金属膜では遥かに正確であり、振動する際に、可動部分をその軌道を介して遥かに正確に案内する結果となる。ゴムなどの材料を使用する場合、可動部分はその軌道を通して揺れながら移動し、移動部分がその軌道を通って移動する際に可動部分と固定部分が衝突して、ノイズ及び摩擦を生じさせる振動を生起し、アクチュエータの効率を低下させる結果となる。
長期の性能試験は、膜材料としてのベリリウム銅が、高い降伏強さ及び高い動的疲労耐性のさらなる利点を有することを示している。しかし、性能試験では、可動部分の強い振動運動に起因するそれらの膜に課される応力によって、これらの膜も劣化し、破損する傾向があることも示されている。従って、本発明は、アクチュエータの可動部分と固定部分とを相互接続する新規な特殊形状の膜6をさらに提供することによる膜の設計を行う。本発明による膜6を図2及び3により詳細に示す。膜は、一方の端部では中空部材のコイル膜インターフェース7に取り付けられ、他方の端部では磁石装置、例えば磁石フレーム8にリベット、ねじ9又は同等物を介して取り付けられて、これらの2つのアクチュエータ部分を弾性的に相互接続し、これらの部分間の相対運動を可能にする。上述したように、コイル膜インターフェース7が設けられていない場合、膜6をコイル部材2に直接取り付けることができる。本発明の膜6は、全体的に長方形であり、対向する長辺には、膜6の骨のような形状をもたらす凹部又はくぼみ10が設けられる。図2及び3において、これらのくぼみは凹形状を有するが、多角形(三角形、長方形及び高次多角形を含む)などの他の形状も可能である。これらのくぼみ10が対向する長辺にある場合、膜6は従来技術の膜よりも遥かに良好な応力分布を有する。(原理的には、厚さ勾配を有する膜を使用することによっても良好な応力分布が得られるが、その正確な製造は非常に困難である。)例えば、くぼみのないほぼ長方形の膜は、その厚さの方向に力が加えられると、その外側端部で取付け点に接近して高い応力集中を示す。これは、アクチュエータが振動する場合、すなわち、可動部分が固定部分に対して長手方向に移動して、膜の厚さに沿った方向に膜を撓ませる(ビームの曲げに匹敵する)場合である。磁石装置及び中空部材に接近した取付け領域における膜のこの高い応力集中は、連続運転の場合に膜の破壊を容易に引き起こし得る。これとは対照的に、対向する長辺にくぼみを有する本発明の膜6は、撓んだときに膜6全体に沿って比較的均一な応力分布を示し、疲労に対してかなり高い抵抗を有するとともに、特定の地域での高い応力集中の回避により長い寿命を可能にする。湾曲したくぼみは、印加された応力に比例する膜6の各部分の横方向の幅につながる。高い応力に曝される部分は幅が広い(すなわち、横幅がより大きい)のに対し、低い応力に曝される部分は狭くなる(すなわち、横幅がより小さい)。
本発明の膜は、特に、アクチュエータがブレスレットのようにユーザの手首又は他の身体部分の周りに使用される場合のように、小さいサイズの適用に好適な平坦な矩形アクチュエータには理想的である。矩形の磁石装置の場合、摩擦を伴わずに、コイルを含む中空部材4の内部に磁石1を含む可動磁石装置を案内することは困難である。摩擦はノイズを生成し、従って、音楽体験などを向上させるように設計された装置にとって特に望ましくない。長手方向軸周りの磁石装置のわずかな回転は、可動磁石装置と中空部材4との間の摩擦をもたらす。その均等な応力分布のために、本発明の膜は、高い変位を可能にすると同時に、可動部分の正確な長手方向の案内を可能にする。
磁石フレーム
別の態様では、本発明は、磁石1を少なくとも部分的に取り囲む磁石フレーム8を提供する。上述したように、振動磁石型アクチュエータでは、少なくとも1つのコイル及びコイル部材2の内部に高密度の磁場を発生させ得るように、複数の磁石1を同じ極性で対向させて配置することができる。しかしながら、磁極によって生起される高い反発力のために、互いに対向して同じ極性の強い磁石を組み立てることは非常に困難である。図4に示す実施例では、磁石フレーム8は台形状(しかし、例えば基本的に長方形のような他の形状も可能である)であり、フレームのように磁石1を包囲し、すなわち、磁石装置の2つの対向する側面は開放している。結果として、これら開放した側面に磁石1をコイルに接近して配置することができ、平坦なアクチュエータの設計が可能となる。フレームは、磁石1の強い反発力に耐えるのに適した任意の剛性材料で作ることができる。アクチュエータの周波数応答は、材料の選択によって調整することができる。しかし、磁場の一部が誘導されないように、材料は磁性であってはならない。
磁石装置を組み立てる、すなわち、磁石1をフレーム8に連続して挿入することについては、以下でさらに詳細に説明する。本発明のフレーム8は、高価な接着剤及びカスタム形状の磁石を使用する代わりに、一般的な接着剤及び標準、すなわち容易に入手可能な標準形状の磁石を使用できるので、磁石フレーム8は材料/予備部品のコストを低減し、組立てを容易且つ安価にする。接着後、金属製のフレームは磁石を一緒に保持するとともに、上記の膜6に関連して既に説明したように、磁石1と膜6との間のインターフェースとしても働く。磁石1をフレーム8なしで一緒に接着すると、磁石1の間の継ぎ目が引っ張られたままになる。なぜなら、接着剤は引張荷重下で典型的に弱いので、ショック又は衝突後に継ぎ目の破壊の危険性が高いからである。従って、磁石フレーム8を設けることにより、組立体が衝撃力に曝されたときに破損の危険性が大幅に低減される。磁石1及びフレーム8を含む磁石装置が可動部分である場合、フレーム8はその質量に追加され、従って、アクチュエータの共振周波数を調整するために使用され得る。
製造方法
本発明のアクチュエータの製造は、(i)磁石1を含む磁石装置、(ii)コイルを含む中空部材4、及び(iii)アクチュエータ全体を組み立てる3つの別個の部分に分割することができる。
(i)磁石装置の組立て
図5A−5Dは、磁石フレーム内に連続して挿入される3つの磁石1を有する図1の好適な実施例による磁石装置の組立てを示す。全体的な本発明の組立ては、以下の工程を含む。
−磁石フレーム8を支持面上に位置決めし、
−少なくとも2つの磁石1を磁石フレーム8内に挿入し、磁石1を磁石フレーム8及び互いに接着する。
3つの磁石を有する図1及び図5A−5Dによる好適な実施例の場合には、磁石1を磁石フレーム8内に挿入し、磁石1を磁石フレーム8及び互いに接着する工程は、
−2つの長手方向外側の磁石1を磁石フレーム8内に挿入し、磁石フレームの長手方向外側端部で磁石を磁石フレームに接着し、
−2つの長手方向外側の磁石1の間で中央の磁石1を磁石フレーム8内に挿入し、中央の磁石1を長手方向外側の磁石1に接着する
ことを含む。
(ii)中空部材の組立て
図6は、中空部材組立ロッド11の平面図を示し、図7Aは、図1の好適な実施例による中空部材4を含む前記ロッド11を示しており、2つのコイル部材2、スペーサ3及び2つのコイル膜インターフェース7を分解して示す。図示されているように、ロッド11は、中空部材4の要素2,3及び7の空洞5を包囲する壁に6つの領域で、すなわち、各短い内壁の中心及び各長い内壁の2つの場所で係合する。このようにして、中空部材4の要素2,3及び7のいずれも、ロッド11に対して横方向に移動することはできず、その長手方向に沿ってのみ移動することができる。ロッド11の他の形状は、例えば、中空部材4の要素2,3及び7の空洞5と同一の形状が可能である。図7B−7Hは、この中空部材の組立てを示す。全体的な本発明の組立ては、以下の工程を含む。
−長手方向の通路を形成する空洞5を横方向に取り囲むコイルをそれぞれ有する少なくとも2つのコイル部材2と、少なくとも2つのコイル部材2の空洞5と同じ形状の空洞5を有する少なくとも1つのスペーサ3とを準備し、
−少なくとも2つのコイル部材2及び少なくとも1つのスペーサ3が中空部材組立ロッド11に対して横方向に動くことができないように、少なくとも2つのコイル部材2及び少なくとも1つのスペーサ3の空洞5に幾つかの領域で係合するように寸法決めされた中空部材組立ロッド11を準備し、
−中空部材組立端部ピース12が中空部材組立ロッドに対して横方向に動くことができないように、中空部材組立ロッドを収容する空洞を有する2つの中空部材組立端部ピース12を準備し、
−中空部材組立ロッド11上に
−第1の中空部材組立端部ピース12と、
−少なくとも2つのコイル部材2のうちの第1のコイル部材と、
−少なくとも1つのスペーサ3と、
−少なくとも2つのコイル部材2のうちの第2のコイル部材と、
−第2の中空部材組立端部ピース12と
を連続的に載置し、2つの中空部材組立端部ピース12によって包囲された部材間を接着し、
−第1及び第2の中空部材組立端部ピース12を圧縮し、
−中空部材組立ロッド11から第2の中空部材組立端部ピース12を取り外し、そして、
−少なくとも1つのスペーサ3と第1及び第2のコイル部材2を含む中空部材4を中空部材組立ロッド11から取り外す。
2つのコイル膜インターフェース7をさらに含む図1、図6及び図7A−7Hによる好適な実施例の場合には、長手方向の通路を形成する空洞5を横方向に取り囲むコイルをそれぞれ有する少なくとも2つのコイル部材2と、少なくとも2つのコイル部材2の空洞5と同じ形状の空洞5を有する少なくとも1つのスペーサ3とを準備する工程には、
−少なくとも2つのコイル部材2及び少なくとも1つのスペーサ3の空洞5と同じ形状の空洞5を有する2つのコイル膜インターフェース7を準備する
工程が続き、
中空部材組立ロッド11上に第1の中空部材組立端部ピース12を載置する工程には、
−中空部材組立ロッド11上に第1のコイル膜インターフェース7を載置する
工程が続き、
中空部材組立ロッド11上に少なくとも2つのコイル部材2のうちの第2のコイル部材を載置する工程には、
−中空部材組立ロッド11上に第2のコイル膜インターフェース7を載置する
工程が続く。
(iii)アクチュエータ全体の組み立て
図8A−8Cは、3つの磁石1、2つのコイル部材2及びスペーサ3有する図1の好適な実施例によるアクチュエータ全体の組立てを示す。全体的な本発明の組立ては、以下の工程を含む。
−上記に従って組み立てられた磁石装置を、上記に従って組み立てられた中空部材4内に挿入し、
−磁石装置と中空部材4を相互連結する弾性手段6を、それぞれの長手方向外側端部に取付手段9を介して取り付ける。
上述したように、本発明の振動アクチュエータは、ビデオ、ゲーム及び音楽のための没入感のある体験、その他の没入感のある体験を創出する高精細触覚フィードバックを含むが、これに限定されない、様々な用途に使用することができる。一般に、バイブレータは、振動フィードバックが望まれる全ての用途に使用することができ、このフィードバックは、人間のユーザへの入力に限定されず、デバイスに提供することもできる。

Claims (15)

  1. 振動アクチュエータであって、
    少なくとも1つの磁石(1)を含む磁石装置と、
    空洞(5)を横方向に包囲するコイルを有する少なくとも1つのコイル部材(2)を含むとともに開放端部を有する中空部材(4)であって、
    前記空洞が、前記磁石装置を収容し前記中空部材(4)と前記磁石装置との相対運動を可能にする長手方向の通路を形成する、中空部材と、
    前記磁石装置と前記中空部材(4)とを相互接続する2つの弾性手段(6)と、を備え、
    前記弾性手段(6)が、対向する長辺に横方向のくぼみ(10)を有する長方形の薄い膜であるとともに前記弾性手段の各々が前記開放端部に固定されてなる、振動アクチュエータ。
  2. 前記くぼみ(10)が凹状又は多角形の形状を有する、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記弾性手段(6)がベリリウム銅から作られる、請求項1又は2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記磁石装置が、互いに対向する同じ極性の2つの磁石(1)を備え、前記中空部材(4)が1つのコイル部材(2)を備える、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記磁石装置が、互いに対向する同じ極性の3つの磁石(1)を備え、前記中空部材(4)が、2つのコイル部材(2)とスペーサ(3)とを備える、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記コイル部材(2)の長手方向外側端部にコイル膜インターフェース(7)が設けられる、請求項5に記載のアクチュエータ。
  7. 前記磁石装置が、前記磁石(1)を少なくとも部分的に包囲する磁石フレーム(8)をさらに備える、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  8. 前記中空部材(4)が、シャシに固定されて静止し、前記磁石装置が長手方向線形振動運動を行う、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  9. 前記磁石装置が、シャシに固定されて静止し、前記中空部材(4)が長手方向線形振動運動を行う、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  10. 前記磁石装置及び前記中空部材(4)が平坦で長方形である、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  11. 請求項5に記載の振動アクチュエータの中空部材を組み立てる方法であって、
    長手方向の通路を形成する空洞(5)を横方向に取り囲むコイルをそれぞれ有する少なくとも2つのコイル部材(2)と、前記少なくとも2つのコイル部材(2)の前記空洞(5)と同じ形状の空洞(5)を有する少なくとも1つのスペーサ(3)とを準備する工程、
    前記少なくとも2つのコイル部材(2)及び前記少なくとも1つのスペーサ(3)が中空部材組立ロッド(11)に対して横方向に動くことができないように、前記少なくとも2つのコイル部材(2)及び前記少なくとも1つのスペーサ(3)の前記空洞(5)に幾つかの領域で係合するように寸法決めされた中空部材組立ロッド(11)を準備する工程、
    中空部材組立端部ピース(12)が前記中空部材組立ロッドに対して横方向に動くことができないように、前記中空部材組立ロッドを収容する空洞を有する2つの中空部材組立端部ピース(12)を準備する工程、
    前記中空部材組立ロッド(11)上に
    第1の前記中空部材組立端部ピース(12)と、
    前記少なくとも2つのコイル部材(2)のうちの第1のコイル部材と、
    前記少なくとも1つのスペーサ(3)と、
    前記少なくとも2つのコイル部材(2)のうちの第2のコイル部材と、
    第2の前記中空部材組立端部ピース(12)と
    を連続的に載置し、2つの前記中空部材組立端部ピース(12)によって包囲された前記部材間を接着する工程、
    前記第1及び第2の中空部材組立端部ピース(12)を圧縮する工程、
    前記中空部材組立ロッド(11)から前記第2の中空部材組立端部ピース(12)を取り外す工程、及び、
    前記少なくとも1つのスペーサ(3)と前記第1及び第2のコイル部材(2)を含む前記中空部材(4)を前記中空部材組立ロッド(11)から取り外す工程、
    を備える方法。
  12. 長手方向の通路を形成する空洞(5)を横方向に取り囲むコイルをそれぞれ有する少なくとも2つのコイル部材(2)と、前記少なくとも2つのコイル部材(2)の前記空洞(5)と同じ形状の空洞(5)を有する少なくとも1つのスペーサ(3)とを準備する前記工程には、
    前記少なくとも2つのコイル部材(2)及び前記少なくとも1つのスペーサ(3)の前記空洞(5)と同じ形状の空洞(5)を有する2つのコイル膜インターフェース(7)を準備する工程
    が続き、
    前記中空部材組立ロッド(11)上に第1の前記中空部材組立端部ピース(12)を載置する前記工程には、
    前記中空部材組立ロッド(11)上に第1の前記コイル膜インターフェース(7)を載置する工程
    が続き、
    前記中空部材組立ロッド(11)上に前記少なくとも2つのコイル部材(2)のうちの第2のコイル部材を載置する前記工程には、
    前記中空部材組立ロッド(11)上に第2の前記コイル膜インターフェース(7)を載置する工程
    が続く、請求項11に記載の方法。
  13. 磁石フレーム(8)を支持面上に位置決めする工程、
    2つの長手方向外側の磁石(1)を前記磁石フレーム(8)内に挿入し、前記磁石フレームの長手方向外側端部で前記磁石を前記磁石フレーム(8)に接着する工程、
    前記2つの長手方向外側の磁石(1)の間で第3の中央の磁石(1)を前記磁石フレーム(8)内に挿入し、前記中央の磁石(1)を前記長手方向外側の磁石(1)に接着する工程、
    磁石装置(1,8)を前記中空部材(4)内に挿入する工程、
    前記磁石装置と前記中空部材(4)を相互連結する弾性手段(6)を、それぞれの長手方向外側端部に取付手段(9)を介して取り付ける工程、
    をさらに備える、請求項11に記載の方法。
  14. 前記弾性手段(6)が、対向する長辺に横方向のくぼみ(10)を有する長方形の薄い膜である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記膜(6)がベリリウム銅から作られる、請求項14に記載の方法。
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