JP6966718B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents
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Description
前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面が、前記マイクロレンズアレイの焦点距離より短い距離だけ離間して対向し、装着時に前記マイクロレンズアレイの主面が前記ディスプレイパネルの発光面よりユーザの瞳孔面側に位置するように構成され、
前記画像生成装置は、入力処理部、演算処理部、及び、出力処理部を備えて構成され、
前記入力処理部は、前記ディスプレイパネルの各画素から出射される光が、前記マイクロレンズアレイ及び前記瞳孔面を通過して網膜上に結像されることで、前記ユーザによって前記ディスプレイパネルより後方の仮想画像面上で観察される虚像を入力画像とする入力画像データを受け付けるように構成され、
前記演算処理部は、前記仮想画像面上の前記入力画像を構成する各入力画素の中から、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の画素値を読み出して入力画素値とし、当該入力画素値に、当該1つの画素に対して予め設定された重み係数を乗じて、当該1つの画素の画素値とする画素値生成処理を、前記ディスプレイパネルの各画素に対して各別に行うように構成され、
前記出力処理部は、前記画素値生成処理で生成された各画素の前記画素値を備えた前記出力画像データを、前記ドライバ装置に出力するように構成され、
前記重み係数は、前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記ディスプレイパネルの1つの対象画素が、前記対象画素から出射された光が前記マイクロレンズアレイ内の複数のレンズを通して前記瞳孔面に到達することで、前記対象画素以外の他の画素のノイズ源と見做される特定画素である場合に、0が割り当てられ、前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面と前記瞳孔面の配置関係、前記マイクロレンズアレイ及び前記ディスプレイパネルの構造的属性、前記瞳孔面の直径、及び、当該対象画素の位置に応じて生成された0、1、0より大きく1未満の中間値の3種類の補正値が全て割り当てられ、前記画像生成装置に内蔵または外付けの記憶装置内に保存されていることを第1の特徴とする。
前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、当該対象画素に対応する前記対象レンズを中心とする前記瞳孔面の直径と前記レンズの配列間隔の比に応じた範囲内の被検査レンズの夫々について、
前記対象画素から出射した光が前記対象レンズによって前記仮想画像面上に虚像として観測される対象仮想画素位置と前記被検査レンズの主点を結ぶ直線が前記ディスプレイパネルの前記発光面と交差する点を、前記被検査レンズに対応する被検査画素点とし、
前記被検査画素点から出射され当該被検査画素点に対応する前記被検査レンズに隣接する複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過せずに、前記瞳孔面の外周領域に到達する場合に、第1変数と第2変数の計算を行い、当該光が前記瞳孔面を通過する場合は、前記第1変数と第2変数の計算を行わず、
前記第1変数は、当該光の到達位置の前記瞳孔面の中心または外縁からの離間距離に応じて、前記離間距離が前記瞳孔面の直径に応じた所定の基準値以上の場合に1とし、前記離間距離が前記所定の基準値未満の場合に、前記離間距離が大きいほど1に近付く0以上1未満の値として計算され、
前記第2変数は、前記対象仮想画素位置から、前記被検査レンズを通して前記瞳孔面とその延長面に投影される前記被検査レンズの投影領域と前記瞳孔面とが重複する部分の前記瞳孔面に対する面積比に、前記第1変数を乗じて計算され、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算された全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを第3の特徴とする。
前記ディスプレイパネルの縦方向及び横方向に夫々複数の前記画素を有する画素区画の夫々、または、前記マイクロレンズアレイの個々の前記レンズの夫々に対して、前記RGB3原色の何れか1色に対応したカラーフィルタが設置され、前記画素区画または前記レンズの夫々に前記RGB3原色の何れか1色が対応付けられており、
前記3色のカラーフィルタが、前記仮想画像面上の任意の1点を頂点とし、前記瞳孔面を底面とする円錐体が前記カラーフィルタの設置面と交差する断面内に、前記3色の全てが存在するように配列しており、
前記入力処理部が、前記入力画素の画素値が前記RGB3原色の各色の画素値で構成された前記入力画像データを受け付け、
前記演算処理部が、前記各画素が前記RGB3原色の何れの色に対応しているかの色対応関係を備えており、前記画素値生成処理において、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つの画素値を読み出して入力画素値とし、当該入力画素値に、当該1つの画素に対して予め設定された前記重み係数を乗じて、当該1つの画素の画素値とすることを第4の特徴とする。
前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、当該対象画素に対応する前記対象レンズを中心とする前記瞳孔面の直径と前記レンズの配列間隔の比に応じた範囲内の被検査レンズの夫々について、
前記対象画素から出射した光が前記対象レンズによって前記仮想画像面上に虚像として観測される対象仮想画素位置と前記被検査レンズの主点を結ぶ直線が前記ディスプレイパネルの前記発光面と交差する点を、前記被検査レンズに対応する被検査画素点とし、
前記被検査画素点の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つである対応色が、前記対象画素の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つである対応色と一致し、且つ、前記被検査画素点から出射され当該被検査画素点に対応する前記被検査レンズに隣接する複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過せずに、前記瞳孔面の外周領域に到達する場合に、第1変数と第2変数の計算を行い、
前記被検査画素点の前記対応色が前記対象画素の前記対応色と一致しないか、前記被検査画素点から出射され前記複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過する場合は、前記第1変数と第2変数の計算を行わず、
前記第1変数は、当該光の到達位置の前記瞳孔面の中心または外縁からの離間距離に応じて、前記離間距離が前記瞳孔面の直径に応じた所定の基準値以上の場合に1とし、前記離間距離が前記所定の基準値未満の場合に、前記離間距離が大きいほど1に近付く0以上1未満の値として計算され、
前記第2変数は、前記対象仮想画素位置から、前記被検査レンズを通して前記瞳孔面とその延長面に投影される前記被検査レンズの投影領域と前記瞳孔面とが重複する部分の前記瞳孔面に対する面積比に、前記第1変数を乗じて計算され、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算処理を行った全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを第5の特徴とする。
前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、前記被検査レンズの夫々について、
前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在する場合に、前記第1変数及び前記第2変数の計算処理を行い、前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在しない場合は、前記第1変数及び前記第2変数の計算処理を行わず、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算された全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
複数の前記ディスプレイパネルユニットの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを第7の特徴とする。
前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面が、前記マイクロレンズアレイの焦点距離より短い距離だけ離間して対向し、装着時に前記マイクロレンズアレイの主面が前記ディスプレイパネルの発光面よりユーザの瞳孔面側に位置するように構成され、
前記ディスプレイパネルの各画素がカラー表示非対応の画素であり、
前記ディスプレイパネルの縦方向及び横方向に夫々複数の前記画素を有する画素区画の夫々、または、前記マイクロレンズアレイの個々の前記レンズの夫々に対して、前記RGB3原色の何れか1色に対応したカラーフィルタが設置され、前記画素区画または前記レンズの夫々に前記RGB3原色の何れか1色が対応付けられており、
前記画像生成装置は、入力処理部、演算処理部、及び、出力処理部を備えて構成され、
前記入力処理部は、前記ディスプレイパネルの各画素から出射される光が、前記マイクロレンズアレイ及び前記瞳孔面を通過して網膜上に結像されることで、前記ユーザによって前記ディスプレイパネルより後方の仮想画像面上で観察される虚像を入力画像とする入力画像データであって、前記入力画像を構成する各入力画素の画素値が前記RGB3原色の各色の画素値で構成された前記入力画像データを受け付けるように構成され、
前記演算処理部は、前記各画素が前記RGB3原色の何れの色に対応しているかの色対応関係を備え、前記各入力画素の中から、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つの画素値を読み出して入力画素値とし、前記入力画素値または前記入力画素値に当該1つの画素に対して予め設定された重み係数を乗じた値を当該1つの画素の画素値とする画素値生成処理を、前記ディスプレイパネルの各画素に対して各別に行うように構成され、
前記出力処理部は、前記画素値生成処理で生成された各画素の前記画素値を備えた前記出力画像データを、前記ドライバ装置に出力するように構成され、
前記3色のカラーフィルタが、前記仮想画像面上の任意の1点を頂点とし、前記瞳孔面を底面とする円錐体が前記カラーフィルタの設置面と交差する断面内に、前記3色の全てが存在するように配列していることを第8の特徴とする。
前記ディスプレイパネルが、前記ディスプレイパネルより小面積のディスプレイパネルユニットを縦方向と横方向の少なくとも1方向に複数配列して構成され、
前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面が、前記マイクロレンズアレイの焦点距離より短い距離だけ離間して対向し、装着時に前記マイクロレンズアレイの主面が前記ディスプレイパネルの発光面よりユーザの瞳孔面側に位置するように構成され、
前記画像生成装置は、入力処理部、演算処理部、及び、出力処理部を備えて構成され、
前記入力処理部は、前記ディスプレイパネルの各画素から出射される光が、前記マイクロレンズアレイ及び前記瞳孔面を通過して網膜上に結像されることで、前記ユーザによって前記ディスプレイパネルより後方の仮想画像面上で観察される虚像を入力画像とする入力画像データを受け付けるように構成され、
前記演算処理部は、前記仮想画像面上の前記入力画像を構成する各入力画素の中から、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の画素値を読み出して入力画素値とし、当該入力画素値に、当該1つの画素に対して予め設定された重み係数を乗じて、当該1つの画素の画素値とする画素値生成処理を、前記ディスプレイパネルの各画素に対して各別に行うように構成され、
前記出力処理部は、前記画素値生成処理で生成された各画素の前記画素値を備えた前記出力画像データを、前記ドライバ装置に出力するように構成され、
前記重み係数は、前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記ディスプレイパネルの1つの対象画素が、前記ディスプレイパネル内に前記ディスプレイパネルユニット間の隙間が存在することに起因して前記仮想画像面上において前記ユーザによって観測されるノイズパターンの発生が抑制されるように、前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面と前記瞳孔面の配置関係、前記マイクロレンズアレイ及び前記ディスプレイパネルの構造的属性、前記瞳孔面の直径、及び、当該対象画素の位置に応じて生成された0、1、0より大きく1未満の中間値の3種類の補正値が全てが割り当てられ、前記画像生成装置の所定の記憶領域に保存されていることを第9の特徴とする。
前記対象画素が、前記重み係数として既に0が割り当てられていない場合、当該対象画素に対応する前記対象レンズを中心とする前記瞳孔面の直径と前記レンズの配列間隔の比に応じた範囲内の被検査レンズの夫々について、
前記対象画素から出射した光が前記対象レンズによって前記仮想画像面上に虚像として観測される対象仮想画素位置と前記被検査レンズの主点を結ぶ直線が前記ディスプレイパネルの前記発光面と交差する点を、前記被検査レンズに対応する被検査画素点とし、
前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在し、且つ、前記被検査画素点から出射され当該被検査画素点に対応する前記被検査レンズに隣接する複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過せずに、前記瞳孔面の外周領域に到達する場合に、第1変数と第2変数の計算を行い、
前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在しないか、前記被検査画素点から出射され前記複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過する場合は、前記第1変数と第2変数の計算を行わず、
前記第1変数は、当該光の到達位置の前記瞳孔面の中心または外縁からの離間距離に応じて、前記離間距離が前記瞳孔面の直径に応じた所定の基準値以上の場合に1とし、前記離間距離が前記所定の基準値未満の場合に、前記離間距離が大きいほど1に近付く0以上1未満の値として計算され、
前記第2変数は、前記対象仮想画素位置から、前記被検査レンズを通して前記瞳孔面とその延長面に投影される前記被検査レンズの投影領域と前記瞳孔面とが重複する部分の前記瞳孔面に対する面積比に、前記第1変数を乗じて計算され、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算処理を行った全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
複数の前記ディスプレイパネルユニットの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを第10の特徴とする。
前記入力処理部が、前記1以上の瞳孔面に関するパラメータを入力情報として受け付けるように構成され、
前記演算処理部が、前記入力情報に応じた前記重み係数を使用することを第11の特徴とする。
<ディスプレイ装置の概略構成>
本装置は、眼前に装着して使用する眼鏡タイプまたはゴーグルタイプ等のヘッドマウントディスプレイ装置である。図1に模式的に示すように、本装置1は、マイクロレンズアレイ2、ディスプレイパネル3、ドライバ装置4、及び、画像生成装置5を備えて構成される。尚、図1では、マイクロレンズアレイ2、ディスプレイパネル3、ドライバ装置4、及び、画像生成装置5を支持または収容してユーザの眼前に固定するための部材等は、種々の形態のものが可能であり、図示していない。
Rx=S2x×(L1+L2)/L2
Ry=S2y×(L1+L2)/L2
R3x=min(S3x,Rx)
R3y=min(S3y,Ry)
1/f=1/L1−1/L3
i=In(x4/s4)+1, i=±(1〜N4x/2), 但し、N4x=偶数
i=Rd(x4/s4), i=0〜±(N4x−1)/2, 但し、N4x=奇数
[数5]
j=In(y4/s4)+1, j=±(1〜N4y/2), 但し、N4y=偶数
j=Rd(y4/s4), j=0〜±(N4y−1)/2, 但し、N4y=奇数
[数6]
m=x3/s3+0.5, m=±(1〜N3x/2), 但し、N3x=偶数
m=x3/s3, m=0〜±(N3x−1)/2, 但し、N3x=奇数
[数7]
n=y3/s3+0.5, n=±(1〜N3y/2), 但し、N3y=偶数
n=y3/s3, n=0〜±(N3y−1)/2, 但し、N3y=奇数
[数8]
u=In(x2/s2)+1, u=±(1〜N2x/2), 但し、N2x=偶数
u=Rd(x2/s2), u=0〜±(N2x−1)/2, 但し、N2x=奇数
[数9]
v=In(y2/s2)+1, v=±(1〜N2y/2), 但し、N2y=偶数
v=Rd(y2/s2), v=0〜±(N2y−1)/2, 但し、N2y=奇数
S2x=s2×N2x
S2y=s2×N2y
R3x=s3×N3x
R3y=s3×N3y
S4x=s4×N4x
S4y=s4×N4y
[数13]
αx=2arctan[min{N2x×s2/2L2,
(L3/L1)×R3x/2(L2+L3)}]
αy=2arctan[min{N2y×s2/2L2,
(L3/L1)×R3y/2(L2+L3)}]
[数14]
S4xmax=N2x×s2×(L2+L3)/L2
S4ymax=N2y×s2×(L2+L3)/L2
本装置1の主たる特徴は、上記演算処理部7による第3処理において、重み係数W(m,n)を使用して、ユーザの視点が点ではなく実際は大きさのある瞳孔面S1であることに起因して発生する、ユーザが仮想画像面S4上で観察する入力画像の再生画像内のアーチファクト(ノイズパターン)を抑制することである。従って、重み係数W(m,n)は、ユーザの視点が点ではなく実際は大きさのある瞳孔面S1であることに起因して発生する、ユーザが仮想画像面S4上で観察する入力画像の再生画像内のアーチファクトを抑制できれば、以下に説明する作成手順以外の方法で作成された重み係数W(m,n)も当然に使用可能である。
検査1では、図5に示すように、瞳孔中心P1と対象画素(m,n)の中心を結ぶ直線が通過するマイクロレンズアレイ2内の1つのレンズを対象画素(m,n)に対応する対象レンズ2Xとした場合において、対象画素(m,n)から出射され対象レンズ2Xに±x方向及び±y方向に隣接する4つの隣接レンズ2Xa〜2Xdの少なくとも1つを通過した光の少なくとも一部が瞳孔面S1を通過する場合、当該対象画素(m,n)を特定画素であると判定する。ところで、当該4つの隣接レンズ2Xa〜2Xdを通過した光が、瞳孔面S1を通過しない場合は、対象画素(m,n)から出射され、当該4つの隣接レンズ2Xa〜2Xd及び対象レンズ2X以外のレンズを通過した光も、同様に、瞳孔面S1を通過しないと想定し得るため、検査1では、上記4つの隣接レンズ2Xa〜2Xdだけを検査対象とする。
上記ステップ1で説明した対象画素(m,n)に対応する対象レンズ2Xを特定し、当該対象レンズ2Xを中心として、±x方向及び±y方向に所定数Aの範囲内に存在する当該対象レンズ2Xを含む被検査レンズ2Xk(k=1〜B、Bは被検査レンズの総数)の夫々について、下記のステップ3〜6の処理を行う。ここで、対象レンズ2Xは、便宜的に、被検査レンズ2Xk(k=1)とする。所定数Aは、瞳孔面S1の直径Dpとレンズの配列間隔s2の比(Dp/s2)に応じて定まる自然数で、例えば、下記の数15で与えられる。また、総数kは、下記の数16で与えられる。一例として、瞳孔面S1の直径Dpが5mmで、レンズの配列間隔s2が1mmの場合、Aは6となり、被検査レンズの総数Bは121となる。
A=In(Dp/s2)+1
[数16]
B=(2A−1)2
図7に示すように、対象画素(m,n)の中心座標(x3,y3)と対象レンズ2Xの主点P2Xを結ぶ直線が仮想画像面S4と交差する点P4Xの座標値(x4,y4)を算出し、点P4Xと1つの被検査レンズ2Xkの主点P2Xkを結ぶ直線が、ディスプレイパネル3の発光面S3を通過する点P3kの座標値(x3,y3)を算出する。尚、点P4Xは、対象画素(m,n)から出射した光が対象レンズ2Xによって仮想画像面S4上に虚像として観測される対象仮想画素位置に相当する。また、点P3kを、適宜、被検査レンズ2Xkに対応する被検査画素点と称する。そして、点P3kと瞳孔中心P1を結ぶ直線がマイクロレンズアレイ2の主面S2と交差する点が、当該1つの被検査レンズ2Xkの区画内に存在するか否かを検査し(検査2)、区画内に存在する場合(検査2のYES分岐:図4参照)は、次のステップ4に移行し、区画内に存在しない場合(検査2のNO分岐:図4参照)は、以降のステップ4〜6の処理を行わずに終了する。この場合、被検査レンズ2Xkが最後の被検査レンズ2Xkであれば(k=B)、ステップ7に移行し、被検査レンズ2Xkが最後の被検査レンズ2Xkでなければ(k≠B)、次の被検査レンズ2Xk+1のステップ3に移行する。
被検査画素点P3kから出射され、被検査レンズ2Xkに±x方向及び±y方向に隣接する4つの隣接レンズ2Xka〜2Xkdを通過した光が瞳孔面S1を通過せずに、瞳孔面S1を含む平面S1’上の瞳孔面S1の外側の外周領域に到達するか否かを検査し(検査3)、当該光が当該外周領域に到達する場合(検査3のYES分岐:図4参照)に、ステップ5において第1変数Ckの計算を行い、ステップ6において第2変数Dkの計算を行う。一方、当該光が瞳孔面S1を通過する場合(検査3のNO分岐:図4参照)は、以降のステップ5及び6の処理は行わず、つまり、第1変数Ckと第2変数Dkの計算を行わずに終了する。この場合、被検査レンズ2Xkが最後の被検査レンズ2Xkであれば(k=B)、ステップ7に移行し、被検査レンズ2Xkが最後の被検査レンズ2Xkでなければ(k≠B)、次の被検査レンズ2Xk+1のステップ3に移行する。
ステップ4で検査3Aを使用した場合には、検査3Aで計算した、2つの矩形RXka,RXkbのx軸に垂直な各2辺の瞳孔中心P1に近い側の各1辺のx座標の絶対値と、2つの矩形RXkc,RXkdのy軸に垂直な各2辺の瞳孔中心P1に近い側の各1辺のy座標の絶対値の内の最も小さい値を、4つの矩形RXka〜RXkdと瞳孔中心P1の間の距離dkとする。そして、第1変数Ckを、距離dkを瞳孔面S1の半径(Dp/2)で除した値が、所定の基準値(例えば、1.1)より大きい場合は、下記の数17に示す計算式で計算し、距離dkを瞳孔面S1の半径(Dp/2)で除した値が、所定の基準値(例えば、1.1)以下の場合は、下記の数18に示す計算式で計算する。
Ck=1, 但し、dk/(Dp/2)>1.1
[数18]
Ck=(dk/(Dp/2)−1)×10, 但し、dk/(Dp/2)≦1.1
点P4X(点QXk)から出射して被検査レンズ2Xkを通過した光が、瞳孔面S1を含む平面S1’上に到達する矩形領域を計算する。本実施形態の設定では、当該矩形領域は正方形となるため、平面S1’上の当該正方形のy軸に垂直な2辺のx座標(x11k,x12k)と当該正方形のx軸に垂直な2辺のy座標(y11k,y12k)を、下記の数19に示す計算式により算出する。数19中の座標値(x2k,y2k)は、マイクロレンズアレイ2の主面S2上の被検査レンズ2Xkの主点P2Xkのx座標とy座標である。
x11k=−(x4−(x2k+s2/2)×L2/L3+(x2k+s2/2)
x12k=−(x4−(x2k−s2/2)×L2/L3+(x2k−s2/2)
y11k=−(y4−(y2k+s2/2)×L2/L3+(y2k+s2/2)
y12k=−(y4−(y2k−s2/2)×L2/L3+(y2k−s2/2)
Dk=Rsk×Ck
上記ステップ3〜6で第2変数Dkが計算された被検査レンズ2Xkの全ての第2変数Dkの合計値を第3変数Eとして計算する(下記の数21参照)。尚、数21中、上記ステップ6にまで至らずに第2変数Dkが計算されなかった被検査レンズ2Xkについては、第2変数Dkの値は0としている。尚、数21の計算は、ステップ7で行わずに、ステップ6で第2変数Dkが計算される都度、下記の数22に示す加算を行ってもよい。数22中のEkとEk−1は、夫々、被検査レンズ2Xkと被検査レンズ2Xk−1のステップ6の終了時の第3変数Eの値である。
E=Σk=1〜B(Dk)
Ek=Ek−1+Dk
W’(m,n)=Ck/E
ステップ7で計算した第3変数Eは、可能性として1未満になる場合があるため、暫定的な重み係数W’(m,n)の最大値が1を超える場合がある。そこで、本実施形態では、ステップ1の検査1において特定画素であると判定されなかった対象画素(m,n)の暫定的な重み係数W’(m,n)を、最大値が1となるように正規化して、最終的な重み係数W(m,n)とする(下記の数24参照)。尚、数24中のW’maxは、暫定的な重み係数W’(m,n)の最大値である。
W(m,n)=W’(m,n)/W’max
次に、演算処理部7が、上記要領で作成された重み係数W(m,n)を使用して、上記画素値生成処理(第1処理〜第3処理)で生成された各画素の画素値DR(m,n),DG(m,n),DB(m,n)の全画素分を備えた出力画像データを、ドライバ装置4を経由してディスプレイパネル3に入力した場合における、ディスプレイパネル3の描画領域に表示される表示画像、当該表示画像がマイクロレンズアレイ2を通して瞳孔面S1に到達した際にユーザが仮想画像面S4で虚像として観察する入力画像の再生画像(網膜画像)のシミュレーション画像、及び、重み係数W(m,n)の画像(重み係数画像)の実施例(実施例1及び2)を、2つの入力画像例(入力画像A及びB)を用いて説明する。尚、実施例1では、入力画像A及びBを使用し、重み係数W(m,n)の作成手順の検査1及び3で、検査1A及び3Aを使用した重み係数W(m,n)を使用している。実施例2では、入力画像Aを使用し、重み係数W(m,n)の作成手順の検査1及び3で、検査1B及び3Bを使用した重み係数W(m,n)を使用している。
次に、本装置の第2実施形態について、図面を参照して説明する。
図37に模式的に示すように、第2実施形態の本装置11は、マイクロレンズアレイ12、ディスプレイパネル13、ドライバ装置14、及び、画像生成装置15を備えて構成され、第1実施形態の本装置1に対して部分的な変更を加えた構成となっている。尚、図37では、マイクロレンズアレイ12、ディスプレイパネル13、ドライバ装置14、及び、画像生成装置15を支持または収容してユーザの眼前に固定するための部材等は、種々の形態のものが可能であり、図示していない。
次に、演算処理部17が、上記要領で作成された重み係数W(m,n)を使用して、上記画素値生成処理(第1処理〜第3処理)で生成された各画素の画素値D(m,n)の全画素分を備えた出力画像データを、ドライバ装置14を経由してディスプレイパネル13に入力した場合における、ディスプレイパネル13の描画領域に表示されるグレースケールの表示画像、当該表示画像がマイクロレンズアレイ12を通して瞳孔面S1に到達した際にユーザが仮想画像面S4で虚像として観察する入力画像の再生カラー画像(網膜画像)のシミュレーション画像、及び、重み係数W(m,n)の画像(重み係数画像)の実施例(実施例3)を、1つの入力画像例(入力画像B)を用いて説明する。尚、実施例3では、第1実施形態の実施例1と同様に、入力画像Bを使用し、重み係数W(m,n)の作成手順の検査1及び3で、検査1A及び3Aを使用した重み係数W(m,n)を使用している。
次に、本装置の第3実施形態について、図面を参照して説明する。
図43(A)に模式的に示すように、第3実施形態の本装置21は、マイクロレンズアレイ22、ディスプレイパネル23、ドライバ装置24、及び、画像生成装置25を備えて構成され、第1実施形態の本装置1に対して部分的な変更を加えた構成となっている。尚、図43では、マイクロレンズアレイ12、ディスプレイパネル13、ドライバ装置14、及び、画像生成装置15を支持または収容してユーザの眼前に固定するための部材等は、種々の形態のものが可能であり、図示していない。
Fk=5×d1k/s2, 但し、d1k/s2<0.2
[数26]
Fk=1, 但し、d1k/s2≧0.2
Ck=C’k×Fk
次に、演算処理部27が、上記要領で作成された重み係数W(m,n)を使用して、上記画素値生成処理(第1処理〜第3処理)で生成された各画素の画素値D(m,n)の全画素分を備えた出力画像データを、ドライバ装置24を経由してディスプレイパネル23に入力した場合における、ディスプレイパネル23の2枚のディスプレイパネルユニット23aの描画領域に表示される表示画像、当該表示画像がマイクロレンズアレイ22を通して瞳孔面S1に到達した際にユーザが仮想画像面S4で虚像として観察する入力画像の再生カラー画像(網膜画像)のシミュレーション画像、及び、重み係数W(m,n)の画像(重み係数画像)の実施例(実施例4〜6)を、1つの入力画像例(入力画像A)を用いて説明する。実施例4〜6間の違いは、ディスプレイパネルユニット23aの画素アレイ間の隙間が、順番に3mm、10mm、15mmである点である。尚、実施例4〜6では、第1実施形態の実施例1と同様に、入力画像Aを使用し、重み係数W(m,n)の作成手順の検査1及び3で、検査1B及び3Bを使用した重み係数W(m,n)を使用している。
次に、上記第1〜第3実施形態の変形例(別実施形態)について説明する。
2,12,22 : マイクロレンズアレイ
3,13,23 : ディスプレイパネル
4,14,24 : ドライバ装置
5,15,25 : 画像生成装置
6,16,26 : 入力処理部
7,17,27 : 演算処理部
8,18,28 : 出力処理部
9,19,29 : 不揮発性の記憶装置
23a : ディスプレイパネルユニット
Dp : 瞳孔面の直径
L1 : マイクロレンズアレイの主面とディスプレイパネルの発光面の離間距離
L2 : マイクロレンズアレイの主面と瞳孔面の離間距離
L3 : マイクロレンズアレイの主面と仮想画像面の離間距離
P1 : 瞳孔面の中心
P2 : レンズの主点
P3 : ディスプレイパネルの発光面の中心
P4 : 仮想画像面の中心
S1 : 瞳孔面
S1’ : 瞳孔面を含む平面
S2 : マイクロレンズアレイの主面
S3 : ディスプレイパネルの発光面
S4 : 仮想画像面
Z1 : 視線軸
Claims (19)
- ユーザの眼前に装着して使用するディスプレイ装置であって、
マイクロレンズアレイ、ディスプレイパネル、前記ディスプレイパネルを駆動するドライバ装置、前記ディスプレイパネルに表示させる出力画像の出力画像データを生成し前記ドライバ装置に出力する画像生成装置を備えてなり、
前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面が、前記マイクロレンズアレイの焦点距離より短い距離だけ離間して対向し、装着時に前記マイクロレンズアレイの主面が前記ディスプレイパネルの発光面よりユーザの瞳孔面側に位置するように構成され、
前記画像生成装置は、入力処理部、演算処理部、及び、出力処理部を備えて構成され、
前記入力処理部は、前記ディスプレイパネルの各画素から出射される光が、前記マイクロレンズアレイ及び前記瞳孔面を通過して網膜上に結像されることで、前記ユーザによって前記ディスプレイパネルより後方の仮想画像面上で観察される虚像を入力画像とする入力画像データを受け付けるように構成され、
前記演算処理部は、前記仮想画像面上の前記入力画像を構成する各入力画素の中から、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の画素値を読み出して入力画素値とし、当該入力画素値に、当該1つの画素に対して予め設定された重み係数を乗じて、当該1つの画素の画素値とする画素値生成処理を、前記ディスプレイパネルの各画素に対して各別に行うように構成され、
前記出力処理部は、前記画素値生成処理で生成された各画素の前記画素値を備えた前記出力画像データを、前記ドライバ装置に出力するように構成され、
前記重み係数は、前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記ディスプレイパネルの1つの対象画素が、前記対象画素から出射された光が前記マイクロレンズアレイ内の複数のレンズを通して前記瞳孔面に到達することで、前記対象画素以外の他の画素のノイズ源と見做される特定画素である場合に、0が割り当てられ、前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面と前記瞳孔面の配置関係、前記マイクロレンズアレイ及び前記ディスプレイパネルの構造的属性、前記瞳孔面の直径、及び、当該対象画素の位置に応じて生成された0、1、0より大きく1未満の中間値の3種類の補正値が全て割り当てられ、前記画像生成装置に内蔵または外付けの記憶装置内に保存されていることを特徴とするディスプレイ装置。 - 前記重み係数は、前記対象画素が前記特定画素でない場合に、前記特定画素の前記重み係数の値が0であることに起因して前記仮想画像面上において前記ユーザによって観測されるノイズパターンの発生が抑制されるように、前記補正値が割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
- 前記瞳孔面の中心と前記対象画素の中心を結ぶ直線が通過する前記マイクロレンズアレイ内の1つのレンズを前記対象画素に対応する対象レンズとした場合において、前記対象画素から出射され前記対象レンズに隣接する複数の隣接レンズの少なくとも1つを通過した光の少なくとも一部が前記瞳孔面を通過する場合、当該対象画素を前記特定画素として、前記重み係数が生成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のディスプレイ装置。
- 前記レンズの配列間隔が、前記瞳孔面の直径の最小値より小さいことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のディスプレイ装置。
- 前記ディスプレイパネルの各画素がRGB3原色に個別に対応した副画素を備えたカラー表示対応の画素であり、
前記入力処理部が、前記入力画素の画素値が前記RGB3原色の各色の画素値で構成された前記入力画像データを受け付け、
前記演算処理部が、前記画素値生成処理において、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の前記各色の画素値を読み出して前記各色の入力画素値とし、当該各色の入力画素値に、当該1つの画素に対して予め設定された前記重み係数を乗じて、当該1つの画素の前記各色に対応した前記副画素の各画素値とすることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のディスプレイ装置。 - 前記瞳孔面の中心と前記対象画素の中心を結ぶ直線が通過する前記マイクロレンズアレイ内の1つのレンズを前記対象画素に対応する対象レンズとした場合において、
前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、当該対象画素に対応する前記対象レンズを中心とする前記瞳孔面の直径と前記レンズの配列間隔の比に応じた範囲内の被検査レンズの夫々について、
前記対象画素から出射した光が前記対象レンズによって前記仮想画像面上に虚像として観測される対象仮想画素位置と前記被検査レンズの主点を結ぶ直線が前記ディスプレイパネルの前記発光面と交差する点を、前記被検査レンズに対応する被検査画素点とし、
前記被検査画素点から出射され当該被検査画素点に対応する前記被検査レンズに隣接する複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過せずに、前記瞳孔面の外周領域に到達する場合に、第1変数と第2変数の計算を行い、当該光が前記瞳孔面を通過する場合は、前記第1変数と第2変数の計算を行わず、
前記第1変数は、当該光の到達位置の前記瞳孔面の中心または外縁からの離間距離に応じて、前記離間距離が前記瞳孔面の直径に応じた所定の基準値以上の場合に1とし、前記離間距離が前記所定の基準値未満の場合に、前記離間距離が大きいほど1に近付く0以上1未満の値として計算され、
前記第2変数は、前記対象仮想画素位置から、前記被検査レンズを通して前記瞳孔面とその延長面に投影される前記被検査レンズの投影領域と前記瞳孔面とが重複する部分の前記瞳孔面に対する面積比に、前記第1変数を乗じて計算され、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算された全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のディスプレイ装置。 - 前記ディスプレイパネルの各画素がカラー表示非対応の画素であり、
前記ディスプレイパネルの縦方向及び横方向に夫々複数の前記画素を有する画素区画の夫々、または、前記マイクロレンズアレイの個々の前記レンズの夫々に対して、RGB3原色の何れか1色に対応したカラーフィルタが設置され、前記画素区画または前記レンズの夫々に前記RGB3原色の何れか1色が対応付けられており、
前記RGB3原色の3色のカラーフィルタが、前記仮想画像面上の任意の1点を頂点とし、前記瞳孔面を底面とする円錐体が前記カラーフィルタの設置面と交差する断面内に、前記3色の全てが存在するように配列しており、
前記入力処理部が、前記入力画素の画素値が前記RGB3原色の各色の画素値で構成された前記入力画像データを受け付け、
前記演算処理部が、前記各画素が前記RGB3原色の何れの色に対応しているかの色対応関係を備えており、前記画素値生成処理において、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つの画素値を読み出して入力画素値とし、当該入力画素値に、当該1つの画素に対して予め設定された前記重み係数を乗じて、当該1つの画素の画素値とすることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のディスプレイ装置。
- 前記瞳孔面の中心と前記対象画素の中心を結ぶ直線が通過する前記マイクロレンズアレイ内の1つのレンズを前記対象画素に対応する対象レンズとした場合において、
前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、当該対象画素に対応する前記対象レンズを中心とする前記瞳孔面の直径と前記レンズの配列間隔の比に応じた範囲内の被検査レンズの夫々について、
前記対象画素から出射した光が前記対象レンズによって前記仮想画像面上に虚像として観測される対象仮想画素位置と前記被検査レンズの主点を結ぶ直線が前記ディスプレイパネルの前記発光面と交差する点を、前記被検査レンズに対応する被検査画素点とし、
前記被検査画素点の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つである対応色が、前記対象画素の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つである対応色と一致し、且つ、前記被検査画素点から出射され当該被検査画素点に対応する前記被検査レンズに隣接する複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過せずに、前記瞳孔面の外周領域に到達する場合に、第1変数と第2変数の計算を行い、
前記被検査画素点の前記対応色が前記対象画素の前記対応色と一致しないか、前記被検査画素点から出射され前記複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過する場合は、前記第1変数と第2変数の計算を行わず、
前記第1変数は、当該光の到達位置の前記瞳孔面の中心または外縁からの離間距離に応じて、前記離間距離が前記瞳孔面の直径に応じた所定の基準値以上の場合に1とし、前記離間距離が前記所定の基準値未満の場合に、前記離間距離が大きいほど1に近付く0以上1未満の値として計算され、
前記第2変数は、前記対象仮想画素位置から、前記被検査レンズを通して前記瞳孔面とその延長面に投影される前記被検査レンズの投影領域と前記瞳孔面とが重複する部分の前記瞳孔面に対する面積比に、前記第1変数を乗じて計算され、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算処理を行った全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置。 - 前記ディスプレイパネルが、前記ディスプレイパネルより小面積のディスプレイパネルユニットを縦方向と横方向の少なくとも1方向に複数配列して構成され、
前記ディスプレイパネル内の前記ディスプレイパネルユニット間の隙間を仮想的に前記特定画素と見做して、前記ディスプレイパネルユニット内の各画素に対して、前記重み係数が生成されていることを特徴とする請求項1〜5及び7の何れか1項に記載のディスプレイ装置。 - 前記ディスプレイパネルが、前記ディスプレイパネルより小面積のディスプレイパネルユニットを縦方向と横方向の少なくとも1方向に複数配列して構成され、
前記対象画素が、前記特定画素でない場合に、前記被検査レンズの夫々について、
前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在する場合に、前記第1変数及び前記第2変数の計算処理を行い、前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在しない場合は、前記第1変数及び前記第2変数の計算処理を行わず、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算された全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
複数の前記ディスプレイパネルユニットの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを特徴とする請求項6または8に記載のディスプレイ装置。 - 前記第1変数の計算処理において、前記被検査画素点と前記ディスプレイパネル内の前記ディスプレイパネルユニット間の隙間との間の距離を前記レンズの配列間隔で除した値が所定値以下の場合、当該値の増加に応じて0から1まで単調に増加する第4変数を前記第1変数に乗じた値を前記第1変数として使用することを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置。
- ユーザの眼前に装着して使用するディスプレイ装置であって、
マイクロレンズアレイ、ディスプレイパネル、前記ディスプレイパネルを駆動するドライバ装置、前記ディスプレイパネルに表示させる出力画像の出力画像データを生成し前記ドライバ装置に出力する画像生成装置を備えてなり、
前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面が、前記マイクロレンズアレイの焦点距離より短い距離だけ離間して対向し、装着時に前記マイクロレンズアレイの主面が前記ディスプレイパネルの発光面よりユーザの瞳孔面側に位置するように構成され、
前記ディスプレイパネルの各画素がカラー表示非対応の画素であり、
前記ディスプレイパネルの縦方向及び横方向に夫々複数の前記画素を有する画素区画の夫々、または、前記マイクロレンズアレイの個々のレンズの夫々に対して、RGB3原色の何れか1色に対応したカラーフィルタが設置され、前記画素区画または前記レンズの夫々に前記RGB3原色の何れか1色が対応付けられており、
前記画像生成装置は、入力処理部、演算処理部、及び、出力処理部を備えて構成され、
前記入力処理部は、前記ディスプレイパネルの各画素から出射される光が、前記マイクロレンズアレイ及び前記瞳孔面を通過して網膜上に結像されることで、前記ユーザによって前記ディスプレイパネルより後方の仮想画像面上で観察される虚像を入力画像とする入力画像データであって、前記入力画像を構成する各入力画素の画素値が前記RGB3原色の各色の画素値で構成された前記入力画像データを受け付けるように構成され、
前記演算処理部は、前記各画素が前記RGB3原色の何れの色に対応しているかの色対応関係を備え、前記各入力画素の中から、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の前記色対応関係によって定まる前記RGB3原色の1つの画素値を読み出して入力画素値とし、前記入力画素値または前記入力画素値に当該1つの画素に対して予め設定された重み係数を乗じた値を当該1つの画素の画素値とする画素値生成処理を、前記ディスプレイパネルの各画素に対して各別に行うように構成され、
前記出力処理部は、前記画素値生成処理で生成された各画素の前記画素値を備えた前記出力画像データを、前記ドライバ装置に出力するように構成され、
前記RGB3原色の3色のカラーフィルタが、前記仮想画像面上の任意の1点を頂点とし、前記瞳孔面を底面とする円錐体が前記カラーフィルタの設置面と交差する断面内に、前記3色の全てが存在するように配列していることを特徴とするディスプレイ装置。
- 前記ディスプレイパネルの各画素の内、1つの前記入力画素に対応し、且つ、前記色対応関係で定まる3色に対応する3つの画素の前記重み係数の比が、前記仮想画像面上における当該1つの前記入力画素の中心を頂点とする前記円錐体が前記カラーフィルタの設置面と交差する前記断面内における3色の前記カラーフィルタの面積の逆数の比となっていることを特徴とする請求項12に記載のディスプレイ装置。
- ユーザの眼前に装着して使用するディスプレイ装置であって、
マイクロレンズアレイ、ディスプレイパネル、前記ディスプレイパネルを駆動するドライバ装置、前記ディスプレイパネルに表示させる出力画像の出力画像データを生成し前記ドライバ装置に出力する画像生成装置を備えてなり、
前記ディスプレイパネルが、前記ディスプレイパネルより小面積のディスプレイパネルユニットを縦方向と横方向の少なくとも1方向に複数配列して構成され、
前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面が、前記マイクロレンズアレイの焦点距離より短い距離だけ離間して対向し、装着時に前記マイクロレンズアレイの主面が前記ディスプレイパネルの発光面よりユーザの瞳孔面側に位置するように構成され、
前記画像生成装置は、入力処理部、演算処理部、及び、出力処理部を備えて構成され、
前記入力処理部は、前記ディスプレイパネルの各画素から出射される光が、前記マイクロレンズアレイ及び前記瞳孔面を通過して網膜上に結像されることで、前記ユーザによって前記ディスプレイパネルより後方の仮想画像面上で観察される虚像を入力画像とする入力画像データを受け付けるように構成され、
前記演算処理部は、前記仮想画像面上の前記入力画像を構成する各入力画素の中から、前記ディスプレイパネルの1つの画素に対応する1つの前記入力画素を特定し、前記入力画像データから前記特定した前記入力画素の画素値を読み出して入力画素値とし、当該入力画素値に、当該1つの画素に対して予め設定された重み係数を乗じて、当該1つの画素の画素値とする画素値生成処理を、前記ディスプレイパネルの各画素に対して各別に行うように構成され、
前記出力処理部は、前記画素値生成処理で生成された各画素の前記画素値を備えた前記出力画像データを、前記ドライバ装置に出力するように構成され、
前記重み係数は、前記ディスプレイパネルの各画素に対して、各別に、前記ディスプレイパネルの1つの対象画素が、前記ディスプレイパネル内に前記ディスプレイパネルユニット間の隙間が存在することに起因して前記仮想画像面上において前記ユーザによって観測されるノイズパターンの発生が抑制されるように、前記マイクロレンズアレイの主面と前記ディスプレイパネルの発光面と前記瞳孔面の配置関係、前記マイクロレンズアレイ及び前記ディスプレイパネルの構造的属性、前記瞳孔面の直径、及び、当該対象画素の位置に応じて生成された0、1、0より大きく1未満の中間値の3種類の補正値が全て割り当てられ、前記画像生成装置の所定の記憶領域に保存されていることを特徴とするディスプレイ装置。 - 前記瞳孔面の中心と前記対象画素の中心を結ぶ直線が通過する前記マイクロレンズアレイ内の1つのレンズを前記対象画素に対応する対象レンズとした場合において、
前記対象画素が、前記重み係数として既に0が割り当てられていない場合、当該対象画素に対応する前記対象レンズを中心とする前記瞳孔面の直径と前記レンズの配列間隔の比に応じた範囲内の被検査レンズの夫々について、
前記対象画素から出射した光が前記対象レンズによって前記仮想画像面上に虚像として観測される対象仮想画素位置と前記被検査レンズの主点を結ぶ直線が前記ディスプレイパネルの前記発光面と交差する点を、前記被検査レンズに対応する被検査画素点とし、
前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在し、且つ、前記被検査画素点から出射され当該被検査画素点に対応する前記被検査レンズに隣接する複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過せずに、前記瞳孔面の外周領域に到達する場合に、第1変数と第2変数の計算を行い、
前記被検査画素点が前記ディスプレイパネルユニット内に存在しないか、前記被検査画素点から出射され前記複数の隣接レンズを通過した光が前記瞳孔面を通過する場合は、前記第1変数と第2変数の計算を行わず、
前記第1変数は、当該光の到達位置の前記瞳孔面の中心または外縁からの離間距離に応じて、前記離間距離が前記瞳孔面の直径に応じた所定の基準値以上の場合に1とし、前記離間距離が前記所定の基準値未満の場合に、前記離間距離が大きいほど1に近付く0以上1未満の値として計算され、
前記第2変数は、前記対象仮想画素位置から、前記被検査レンズを通して前記瞳孔面とその延長面に投影される前記被検査レンズの投影領域と前記瞳孔面とが重複する部分の前記瞳孔面に対する面積比に、前記第1変数を乗じて計算され、
前記対象画素に対応する前記第2変数の計算処理を行った全ての前記被検査レンズの前記第2変数を合計して第3変数とし、前記対象レンズが前記被検査レンズである場合の前記第1変数を前記第3変数で除した値に対して、最大値が1となるように正規化した値が、前記対象画素の前記重み係数となるように、
複数の前記ディスプレイパネルユニットの各画素に対して、各別に、前記重み係数が設定されていることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置。 - 前記第1変数の計算処理において、前記被検査画素点と前記隙間との間の距離を前記レンズの配列間隔で除した値が所定値以下の場合、当該値の増加に応じて0から1まで単調に増加する第4変数を前記第1変数に乗じた値を前記第1変数として使用する請求項15に記載のディスプレイ装置。
- 前記レンズの配列間隔が、前記瞳孔面の直径の最小値より小さいことを特徴とする請求項15または16に記載のディスプレイ装置。
- 前記重み係数が、前記瞳孔面の直径、前記瞳孔面に直交して前記瞳孔面の中心を通過する視線軸が前記ディスプレイパネルと交差する位置、及び、前記瞳孔面の中心を通過して前記ディスプレイパネルと直交する基準直線に対する前記視線軸の方向の内の1以上の瞳孔面に関するパラメータに応じて、複数組の前記重み係数を備え、
前記入力処理部が、前記1以上の瞳孔面に関するパラメータを入力情報として受け付けるように構成され、
前記演算処理部が、前記入力情報に応じた前記重み係数を使用することを特徴とする請求項1〜17の何れか1項に記載のディスプレイ装置。 - 前記瞳孔面の直径、前記瞳孔面に直交して前記瞳孔面の中心を通過する視線軸が前記ディスプレイパネルと交差する位置、及び、前記瞳孔面の中心を通過して前記ディスプレイパネルと直交する基準直線に対する前記視線軸の方向の内の1以上の瞳孔面に関するパラメータを計測し、その計測結果を前記入力情報として、前記画像生成装置に出力するセンサを備えていることを特徴とする請求項18に記載のディスプレイ装置。
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