JP6966152B2 - デバイス間のデータ捕捉 - Google Patents

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Description

分野及び背景
[0001]本開示はエアロゾル供給デバイスのための方法及びエアロゾル供給デバイスに関する。
[0002]Bluetooth(登録商標)及びBluetooth Low Energy(Bluetooth Smart Technologyとしても知られている)などの従来の無線通信方式では、個々のデバイスは特定の通信関係でマスター又はスレーブの役割を果たすノードして動作することができる。したがって、各ノードはマスターの役割かスレーブの役割かを引き受ける。したがって、ある通信ペアでは、一方のノードがマスターとして動作し、他方がスレーブとして動作する。Bluetooth Low Energyの文脈では、マスターはセントラルと呼ばれ、スレーブはペリフェラルと呼ばれることがある。1つのマスター(又はセントラル)ノードは、いくつかのスレーブ(正確な数は、個別のチップセットの実施態様によって制限されることが多い)に対するマスターになることができ、また、あるノードは、複数のマスターに対してスレーブ(又はペリフェラル)として登録することができるが、一度に1つのマスターに対するスレーブとしてのみ動作することができる。
[0003]Bluetooth及びBluetooth Low Energyは、共にIEEE802.15.4無線プロトコルに基づいているZigbee(登録商標)及びThread(登録商標)などの他の低速無線パーソナルエリアネットワーク(LR−WPAN:Low−rate wireless personal area network)とは根本的に動作が異なっている。
[0004]国際公開第2017/051173号、米国特許出願公開第2017/118292号、及び米国特許出願公開第2017/093981号には、エアロゾル供給デバイス間で情報を交換する例が記載されている。
概要
[0005]いくつかの特定の態様及び実施形態が、添付の特許請求の範囲に記載される。
[0006]第1の態様によれば、エアロゾル供給デバイスのための方法を提供することができ、本方法は、エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを待ち受けモードで動作させるステップと、待ち受けモードの動作中、別のエアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースからデータを受信するステップと、エアロゾル供給デバイスのメモリに受信データを保存するステップと、エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを使用して、エアロゾル供給デバイスの識別情報(identity、アイデンティティ)及びアドバタイジング状態に関する情報を含むコネクションレス状態のアドバタイジングパケットを生成するステップと、無線通信インターフェースを介してアドバタイジングパケットを送信するステップと、無線通信インターフェースを介して遠隔無線デバイスからのコネクションレス状態の要求パケットを受信するステップと、要求パケットを受信するステップに応答して、無線通信インターフェースを使用してコネクションレス状態の応答パケットを生成するステップと、無線通信インターフェースを介して応答パケットを送信するステップとを含み、アドバタイジングパケット及び応答パケットのうちの少なくとも1つは、メモリからの受信データ、及びエアロゾル供給デバイスによって生成されメモリに保存されたデータを含む。
[0007]別の態様によれば、エアロゾル供給デバイスを提供することができ、本デバイスは、プロセッサと、無線通信インターフェースと、命令を含むメモリとを備え、命令は、プロセッサによって実行されたとき、エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを待ち受けモードで動作させるステップと、待ち受けモードの動作中、別のエアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースからデータを受信するステップと、エアロゾル供給デバイスのメモリに受信データを保存するステップと、エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを使用して、エアロゾル供給デバイスのアイデンティティ及びアドバタイジング状態に関する情報を含むコネクションレス状態のアドバタイジングパケットを生成するステップと、無線通信インターフェースを介してアドバタイジングパケットを送信するステップと、無線通信インターフェースを介して遠隔無線デバイスからのコネクションレス状態の要求パケットを受信するステップと、要求パケットを受信するステップに応答して、無線通信インターフェースを使用してコネクションレス状態の応答パケットを生成するステップと、無線通信インターフェースを介して応答パケットを送信するステップとの方法を実行し、アドバタイジングパケット及び応答パケットのうちの少なくとも1つは、メモリからの受信データ、及びエアロゾル供給デバイスによって生成されメモリに保存されたデータを含む。
[0008]次に、本教示の実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して説明する。
[0009]図1は、アドバタイジングプロトコルを概略的に示す図である。
[0010]図2は、例示的なデバイス環境を概略的に示す図である。
[0011]図3は、エアロゾル供給デバイスの機能構成要素を概略的に示す図である。
[0012]図4は、プロトコルスタックを概略的に示す図である。
[0013]図5は、スキャン応答タイミングを概略的に示す図である。
[0014]図6は、モードスケジューリングを概略的に示す図である。
[0015]図7は、エアロゾル供給デバイスのメッシュを概略的に示す図である。
[0016]図8は、エアロゾル供給デバイスのメッシュを概略的に示す図である。
[0017]図9は、エアロゾル供給デバイスのための方法を概略的に示す図である。
[0018]図10は、エアロゾル供給デバイスのための方法を概略的に示す図である。
詳細な説明
[0019]ここで説明する方式は様々な改変及び代替形態が可能であるが、図には一例として特定の実施形態を示し、本明細書ではそれを詳細に説明する。しかしながら、図及び詳細な説明は、その範囲を、開示される特定の形態に限定することを意図するものではなく、むしろ反対に、その範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定されるような趣旨及び範囲内にある全ての改変物、均等物、及び代替物を包含するものであることを理解すべきである。
[0020]本開示は、無線通信の挙動の改変された形態に関する。本教示によれば、デバイスは、Bluetooth又はBluetoothに似た通信プロトコルを使用するようにデバイスを構成することができ、また、そのデバイスと通信するための通信プロトコルを用いて他のデバイスに対して透過的にあり得る様相で、時分割をベースとして同時に異なる通信関係で、マスター/セントラル及びスレーブ/ペリフェラルの両方として動作することができる。
[0021]いくつかの例では、これらのデバイスは、他の通信デバイスと通信することを可能にする電子機器を備えた、時には電子ニコチン送出デバイス(END(Electronic Nicotine Delivery)デバイス)としても知られる、いわゆる「Eシガレット」などのエアロゾル供給デバイスのことがある。本明細書では、用語「エアロゾル供給デバイス」は、エアロゾル原料物質を含むデバイス(例えば、エアロゾル原料物質を含むデバイス部分及び使い捨て可能なカトマイザー部分)、及び/又は、エアロゾル原料物質を含まないデバイス(例えば、前述の例のデバイス部分だけ)のどちらも指す。
[0022]この例では、デバイスはBluetooth Low Energy(「BTLE」)を使用しているが、他のBluetoothプロトコル又はBluetoothに似たプロトコルが本教示を利用することができる。Bluetoothは、適切に有効にされたデバイス間での短距離通信のための無線技術標準である。BTLEは、バッテリー寿命の延長及び/又は小型バッテリー用途のための、使用時に電力消費が少なくなるように設計された、オリジナルのBluetoothシステムの変形である。Bluetooth及びBTLEは両方とも、2.4〜2.485GHzのUHF無線産業科学医療用(ISM:industrial, scientific and medical)帯域で動作し、短距離でデバイス同士を相互接続するための、いわゆる無線パーソナルエリアネットワーク(PAN:personal area network)を生成するように設計されている。BTLEは、通信用のBluetoothスタックの修正版を使用しており、その結果、BTLEデバイスと従来のBluetoothデバイスとは、一方のデバイスが両方のプロトコルを実装していない限り直接的には互換性がない。Bluetooth標準及びBTLE標準は両方とも、Bluetooth Special Interest Group(SIG)によって維持管理されている。本開示は、BTLEに関連するBluetooth v4仕様の部分を用いたBTLEの実施態様という文脈で提供される。しかしながら、当業者であれば、本教示を、Bluetooth v4仕様にも記載されている、いわゆるClassic Bluetooth定義などの他のBluetooth方式に適用することができることは理解されよう。Bluetooth仕様全体には準拠していないがそれでもなおBluetoothに似た様相で振る舞う技術に本教示を適用することができることはさらに理解されよう。
[0023]例えば、Bluetooth Low Energy汎用アクセスプロファイル(GAP:Generic Access Profile)に基づくアドバタイジング構成をやはり使用し、したがって、図1に示すようなアドバタイジング構造を実質的に有する、非Bluetoothシステムは、本教示の技術を利用することができる。図1は、アドバタイジング構造を示しており、この構造によれば、ペリフェラル(又はスレーブ又はリモート又は2次)デバイスは、アドバタイズメント間隔だけ離れたアドバタイズメント期間の間、ペリフェラル(又はスレーブ又はリモート又は2次)デバイスとして利用することができることをアドバタイズする。このアドバタイズメントは、送信用のデータを含んでもよく、又は送信用のデータが存在することを示してもよく、又はデータ参照が全くなくてもよい。アドバタイズメントを受信するために、セントラル(又は1次又は制御)デバイスは、スキャンウィンドウの期間中にアドバタイズメントを探してスキャンする。複数のスキャンウィンドウが、スキャン間隔だけ離れている。スキャン間隔とアドバタイズメント間隔の相対的な持続期間は、一方のデバイスのタイプでの間隔を一定にして他方を変化させると決定することによって、又は両方とも変化させると決定することによって変更され、その決定は、アドバタイジングプロトコルを実装するための標準又は規則の集合によって設定することができる。スキャン間隔及びアドバタイズメント間隔をこのように相対的に変動させることによって、最初のアドバタイズメント期間が最初のスキャンウィンドウと重ならない場合であっても、いくつかのアドバタイズメント間隔及びスキャン間隔の後で、スキャンウィンドウと重なるアドバタイズメント期間が生じ、その結果、セントラルデバイスとペリフェラルデバイスとの間で接続を開始することができる。
[0024]本教示を利用することができるデバイス環境1の第1の例が図2に示されている。この例では、デバイス環境1中に、いくつかのエアロゾル供給デバイス2a〜2eが存在する。様々なエアロゾル供給デバイス2が、点線4によって示された無線リンクを介して相互接続されている。しかしながら、全てのエアロゾル供給デバイス2が互いのエアロゾル供給デバイスと直接的に相互接続されているわけではない。むしろ、エアロゾル供給デバイス2はスキャッタネットデータフローを伴うメッシュ状のパターンで相互接続されている。したがって、メッセージがエアロゾル供給デバイス2aからエアロゾル供給デバイス2dに渡される場合、そのメッセージはエアロゾル供給デバイス2dに到達するために、エアロゾル供給デバイス2b及び2cを(及び、任意選択で2eも)介して渡されることが分かるであろう。いくつかの観点から、メッシュ化する相互作用又はメッシュ状相互作用の説明を用いる代わりにピコネットとしてのこれらの相互作用を説明することが適切であると考えることができる。読みやすくするために、この明細書では全体を通してメッシュという用語を用いる。
[0025]そのようなメッシュ型通信構造を達成するために、本教示と整合性のあるデバイスは、2つ以上のペルソナを引き受けることができ、したがって、2つ以上のBTLE通信関係に属することができ、さらには、デバイスは1つのBTLE通信関係の中でセントラル又はペリフェラルとして動作することができ、且つ、別のBTLE通信関係の中でペリフェラルとして動作することができる。これらの異なるペルソナの同時性を管理するために、本教示のデバイスは、一度に1つのペルソナのみを採用するように、2つのペルソナの間で切り換わるように動作することができる。ペルソナ間の切り換えは、通信関係を形成するデバイスが、そのデバイスが利用不可能になったと結論付けてそれらの通信関係を閉じてしまうことなく、各通信関係が維持される程度に頻繁に行われる。
[0026]所与のデバイス内のペルソナ間の切り換えは、そのデバイスに対する特定のアプリケーションからの要求に合致する時間尺度で発生する。上の図1に関して示したように、この切り換えにはランダムな要素が存在する。しかしながら、このランダムな要素が動作することができる時間範囲は、アプリケーションの要求に従って設定される。例えば、デバイスのメッシュを介して高速のデータ送信を提供するためには、ペルソナの切り換えは比較的に高頻度で行われる。例えば、一過性の位置にいるユーザと関連付けられたデバイスによる相互作用に基づく実施態様(デバイスが社交場にあるENDデバイスの場合など)では、各デバイスは数秒毎に役割を切り換えるように構成されることがある。他方、より高い電力効率のためには、またメッシュを通じたデータ送信速度があまり重要ではない場合には、比較的低頻度のペルソナ切り換えを使用することができ、ことによると一時間に1度か2度だけ役割を切り換えるのに適切な状況になる。また、ペリフェラル及びセントラルの役割の相対的な持続時間は、実施態様の環境に当てはまる要因に従って、変更することができる。したがって、ペリフェラルペルソナがアクティブである間は、デバイスはアドバタイジングパケットの一部としてデータを送信し、セントラルペルソナがアクティブである間は、デバイスは他のデバイスがデータパケットをアドバタイズするのを待ち受ける。
[0027]さらに、本教示によるデバイスは、複数のセントラルペルソナを有することができ、この複数のセントラルペルソナを使用して、異なるメッシュで通信することができ、又はペリフェラルの総数を増やすことができ、本教示のデバイスはこれらのペリフェラルと、用いられている特定のBluetoothチップセットによって課される制限を超えて一度に複数の結合関係を保持することができる。これらの複数のセントラルペルソナは、上記で概略を説明したペルソナ切り換え方式を用いて、又は複数のBTLE MCUを実装して、実行することができる。
[0028]そのような技術を使用することにより、例えば、エアロゾル供給デバイス2間の相互接続は、第1のBTLE関係でエアロゾル供給デバイス2aがセントラルとして動作し、エアロゾル供給デバイス2bがペリフェラルとして動作する形態で行うことができる。エアロゾル供給デバイス2bはまた、エアロゾル供給デバイス2cをペリフェラルとして働かせる第2のBTLE関係で、セントラルとして動作することができる。次いで、エアロゾル供給デバイス2cは、エアロゾル供給デバイス2d及び2eをペリフェラルとして含む第3のBTLE関係で、セントラルになることができる。さらに、エアロゾル供給デバイス2dはまた、エアロゾル供給デバイス2eをペリフェラルとして含む第4のBTLE関係で、セントラルになることができる。理解されるように、様々な可能なエアロゾル供給デバイス関係で、エアロゾル供給デバイスがセントラル及びペリフェラルとして機能する他の順序付けを実施することができる。例えば、図1に示す接続性は、エアロゾル供給デバイス2a及び2cがペリフェラルであるBTLE関係の中でエアロゾル供給デバイス2bをセントラルとして機能させ、エアロゾル供給デバイス2cがペリフェラルである関係の中でエアロゾル供給デバイス2dをセントラルとして機能させ、エアロゾル供給デバイス2c及び2dがペリフェラルである関係の中でエアロゾル供給デバイス2eをセントラルとして機能させることで、代替的に実現することができる。以下の考察から分かるように、メッシュを構成するための関係の配置は、関係確立処理の結果として、どのエアロゾル供給デバイスがセントラルになるかに応じてアドホックベースで決定することができる。
[0029]本開示で説明するメッシュ方式は、エアロゾル供給デバイス間に完全なBTLE結合関係を確立する必要なく、エアロゾル供給デバイス間で小さなデータパケット又はトークンをやり取りするのを可能にする。したがって、そのようなトークンは、ペリフェラル対セントラルの関係がトークンを送受信するのに十分な長さの間だけ続く、一過性の又は非永続的なエアロゾル供給デバイス対エアロゾル供給デバイスの関係に基づいて、任意の2つ以上のエアロゾル供給デバイスからなるメッシュ内に氾濫することがある。この方式は、メッシュ内のエアロゾル供給デバイスの一部又は全部が結合関係を確立する(ペアリングとしても知られる)のを妨げない。そのような結合に基づく方式は、例えば、トークンを使用して収容することができるデータ量よりも大きなデータ量をメッシュ内のエアロゾル供給デバイス間で送信する必要がある状況で、使用することができる。
[0030]また、図2に示すように、追加のデバイス6を設けてもよい。デバイス6は、エアロゾル供給デバイス2のメッシュ化可能な相互接続性に関する知識又は能力を有する必要はなく、その代わり、従来方式での通信プロトコルを実行する。例えば、デバイス6は従来のBTLEインターフェースを実装し、したがって、デバイス6がセントラルとして動作しエアロゾル供給デバイス2がペリフェラルとして動作するように、メッシュ化可能なエアロゾル供給デバイス2のうちの1つと接続6を確立することができる。或いは、本デバイスは、エアロゾル供給デバイス2のうちの1つ又は複数と通信するために、同じメッシュ化可能な相互接続性を利用してもよい。
[0031]したがって、本教示の方式は、星型の接続形態のためのコアノードを提供する制御デバイス無しに、Bluetooth又はBTLEベースのメッシュを確立することを可能にすることが分かる。メッシュは、メッシュ型ではないデバイスと相互作用(interact、インタラクト)することができるが、この相互作用は連続的であることも又は断続的であることもあり、メッシュ型ではないデバイスは、メッシュを確立、制御、又は設定するどのような役割も有する必要はない。
[0032]したがって、そのようなメッシュネットワークを確立することで、様々なエアロゾル供給デバイス2が互いに通信することができ、またBTLEなどの既存の通信プロトコルを用いる範囲内にある他のデバイスへ情報を渡すことができる。しかしながら、本考察から分かるように、デバイスは、このアドホックのメッシュ化可能な挙動を達成するために、汎用属性プロファイル(GATT:Generic Attribute Profile)Notificationを有するBluetoothハードウェア実施態様の修正形態を使用する。本教示から分かるように、この修正は、例えば、標準通信プロトコルに多くの点で準拠するが、例えば本明細書に記載するデバイス間相互作用を達成するためのスクリプトを用いてもたらされる追加の機能性も含むコントローラ回路の実装により、プロトコルの修正ハードウェア、ファームウェア、又はソフトウェア実装を行うことによって、達成することができる。追加の機能性は、修正ハードウェアを用いて導入することができ、これは、非標準のハードウェアを用いることを必要とするのであるが、この修正ハードウェアは、ペルソナを時分割方式で共有する必要無しに、両方のモードを全時間方式で提供できるようにする。コントローラ回路は、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)などの、その構成によって提供される機能性を有するハードウェア回路であってもよく、又は、ファームウェア及び/若しくはソフトウェアの制御下で動作するプログラム可能なマイクロプロセッサ(μP:microprocessor)若しくはマイクロコントローラ(MCU:microcontroller)であってもよい。
[0033]図3は、各エアロゾル供給デバイス2の機能構成要素を概略的に示す。各エアロゾル供給デバイス2は、BTLE信号を送受信するためのアンテナ10を有する。アンテナ10は、無線通信インターフェース12、例えば、BTLE MCUなどのBTLE制御回路12に接続されている。無線通信インターフェース12は、デバイスコア機能プロセッサ14から送信用データを受け取り、デバイスコア機能プロセッサ14に受信データを提供し、デバイスコア機能プロセッサ14は、例えばメモリ16及び/又はI/O素子18と共に動作して、エアロゾル供給デバイス2のコア計算機能を実行する。図3では、エアロゾル供給デバイス2の機能構成要素は直接リンクベースで相互作用することが示されているが、図3は本質的に概略であるので、この説明はまた、例えばバスによる相互接続ベースでの機能構成要素の代替的配置も含むことは理解されよう。図示された機能構成要素の1つ又は複数は単一の物理的構成要素によってもたらされることがあり、また、1つの機能構成要素が複数の物理的構成要素によってもたらされることもあることは、また理解されよう。
[[0034]エアロゾル供給デバイス2のコア計算機能に関連する機能構成要素に関して、これらの構成要素の性質及び用途は、デバイス自体の性質に応じて異なることがあることは理解されよう。エアロゾル供給デバイス2の例では、コア計算機能は、エアロゾル供給デバイス間での情報トークンのやり取り、デバイスの充電レベル及び/又はニコチン流体レベルの監視及び報告、紛失及び発見の相互作用、並びに使用記録を含むことがある。したがって、コア計算機能が、ユーザが知覚するデバイスのコア機能とは異なっていることがあることはまた理解されよう。例えば、エアロゾル供給デバイスの場合では、ユーザが知覚するコア機能とは、ニコチンを送出するためのエアロゾル生成機能であると思われ、計算機能は、ユーザが知覚するそのコア機能に対して追加的、補足的、又は2次的である。
[0035]次いで、図4は、各エアロゾル供給デバイス2の無線通信インターフェース12によって実装されるプロトコル構造を概略的に示す。図4に示されたプロトコル構造は、Bluetoothスタックに対応しており、このBluetoothスタックはGATT(generic attribute protocol)、GAP(generic access protocol)、SM(service manager protocol)、GATT/ATT(low energy attribute protocol)、L2CAP(logical link control and adaptation layer)及びリンク層を含む。この例では、リンク層はLERF(low energy radio frequency)ベースで動作する。図4に示すように、このプロトコルスタックは、いわゆるホスト層とコントローラ層との間で概念的に分割することができる。コントローラ部分は、物理層パケット及び関連するタイミングのために必要とされる下位層を構成する。スタックのコントローラ部分は、統合されたBluetooth無線を有するSoC(system−on−a−chip)パッケージなどの集積回路の形態で実装することができる。
[0036]本教示を理解するのに関連性のある層の実装には、リンク層、L2CAP、GAP、及びlow energy attribute protocolが含まれる。
[0037]リンク層コントローラは、物理インターフェースを介した低レベルの通信を担当する。リンク層コントローラは、送受信フレームのシーケンス及びタイミングを管理し、リンク層プロトコルを用いて、接続パラメータ及びデータフロー制御に関して他のデバイスと通信を行う。リンク層コントローラはまた、デバイスがアドバタイジングモード又はスキャナーモードにある間に送受信されたフレームを処理する。リンク層コントローラはまた、露出及び他のデバイスとのデータ交換を制限するために、ゲートキーピング機能を提供する。フィルタリングが設定されている場合には、リンク層コントローラは、許可されたデバイスの「ホワイトリスト」を維持管理し、他のデバイスからのデータ交換又はアドバタイジング情報に対する要求全部を無視する。セキュリティ機能を提供するのに加えて、これは電力消費を管理するのにも役立つことができる。リンク層コントローラは、層の実装が同じ場所に配置されていない場合には、ホストコントローラインターフェース(HCI:host controller interface)を使用してスタックの上位層と通信する。
[0038]logical link control and adaptation layer protocol(L2CAP)構成要素は、セキュリティマネジャープロトコル及び属性プロトコルのような上位層プロトコルにデータサービスを提供する。L2CAP構成要素は、プロトコルを多重化し、データをリンク層コントローラのために十分に小さいパケットに分割し、さらに、反対に逆多重化及び再構築動作を行うプロトコルを担当する。L2CAPは、GAP用のバックエンドインターフェースを有しており、このバックエンドインターフェースは、BTLEデバイスの発見と他のBTLEデバイスとの接続のリンク管理様相とに関連した包括的な手順を規定する。GAPは、アドバタイジング又はスキャニングなどの異なる動作モードを設定し有効にするために、また、他のデバイスとの接続を開始、確立、及び管理するために、アプリケーション用のインターフェースを提供する。したがって、GAPは、Bluetoothでの接続及びアドバタイジングを制御するために使用される。GAPは、デバイスの可視性を制御し、2つのデバイスが互いに相互作用できる(又はできない)方法を決定する。
[0039]low energy attribute protocol(ATT)は、Bluetooth low energyで用いられる小さなパケットサイズに対して最適化されており、属性サーバが属性クライアントに対して属性及び属性に関連付けられた値の集合を公開することが可能になる。これらの属性は、接続先デバイス(peer device)によって発見、読み出し、及び書き込みを行うことができる。GATTは、ATTを使用するためのフレームワークを提供する。
[0040]上記の考察から明らかなように、本教示により、アドバタイジング処理を使用して複数のデバイスのメッシュ型相互作用が容易になり、例えば、距離及び時間を越えてデータを行き渡らせる目的のために、無制限の数のデバイス間で情報の拡散が可能となる。
[0041]この例の文脈では、本明細書に記載するメッシュ型構造を介して通信するデバイスで動作しているアプリケーションは、そのデバイスによって送信されたスキャン応答に応答する、特定のスキャン応答ペイロードを要求するか又は待ち受けることができる。この方式は、従来のBluetooth実施態様で使用されて、デバイス名及び他の識別情報の詳細を送信する。しかしながら、本方式では、このスキャン応答は、31バイトのデータパケットとして定義され、トークンとも呼ばれるものであるが、このスキャン応答は、アプリケーションによって読み込まれると特定の応答又は動作をトリガーする変数に関連したID情報を共有するために使用される。そのような要求のタイミングを図5に示す。この図から分かるように、スキャン応答要求がアドバタイジング間隔の期間中にセントラルデバイスによって送信され、スキャン応答データが次のアドバタイジング間隔が開始する前にペリフェラルによって提供される。
[0042]本教示の方式を実行することで、物理層を介してやり取りされるデータは、そのレベルでは通常のBTLEトラフィックと区別がつかなくなる。また、デバイスのメッシュ化可能なこの相互作用を受け入れるためにより上位の層が修正されるが、非メッシュ型が有効になっているアプリケーションは、本教示に合致するデバイスを用いて、BTLEを介して通信することができる。
[0043]また、従来のBTLEスタックのみを利用するデバイス(上記の図2に示したデバイス6など)は、本教示のメッシュ化可能方式を使用するエアロゾル供給デバイス2と通信することができる。このとき、従来のBTLEデバイスは、従来のBTLEデバイス内のBTLEスタックがエアロゾル供給デバイス2のメッシュ型相互作用について何ら知識を有することなく、メッシュ化可能なエアロゾル供給デバイス2からデータを受信することができる。従来のBTLEデバイスが受信するデータは、直接的に接続されたエアロゾル供給デバイス2から送信された可能性があり、又は直接的に接続されたエアロゾル供給デバイス2にメッシュを介して以前に接続されていたエアロゾル供給デバイスから送信された可能性があり、そのデータは、メッシュ化可能なエアロゾル供給デバイス2に保存されていたか又はキャッシュされていたものである。そのようなメッシュ転送データの出所は、別のメッシュ型エアロゾル供給デバイス2であることがあり、又は、メッシュ型エアロゾル供給デバイスに接続されている若しくは接続されていた別の従来のBTLEデバイスであることがある。
[0044]図6は、セントラル及びペリフェラルの両方として接続を確立するために各エアロゾル供給デバイス2の二重ペルソナの性質を管理することに関連した、各エアロゾル供給デバイス2の挙動を概略的に示す。BTLEは、プレゼンテーション層において2つの動作モードを提供するので、1つ動作モードはセントラル及びペリフェラルの役割のうちのそれぞれに対応するのであるが、この例のエアロゾル供給デバイス2は、これらの2つのモードの間で交互になり、ペリフェラルとしてその能力をアドバタイズするためにブロードキャストするアドバタイザーと、デバイスがセントラルとして接続することができる、他のペリフェラルになり得るエアロゾル供給デバイスを探すためのオブサーバ活動との両方を実現する。オブサーバとして動作する間、エアロゾル供給デバイスは、受信したブロードキャスターのアドバタイズメントに基づいて動作して、例えばBTLE Generic Access Profile(GAP)に記載されているように、通常のBTLEの行為に従って、セントラルとして接続を確立することができる。アドバタイザーのブロードキャスティングを実施する間、エアロゾル供給デバイスは、セントラルになるために応答する観測エアロゾル供給デバイスと、ペリフェラルとして接続を確立することができる。上記で考察したように、セントラルとペリフェラルのペルソナ間でのこの時分割は、デバイス間の接続が確立された後に続けられる。これにより、単一のデバイスが、デバイス内の単一のBTLE MCUに基づいて、時間多重化されているにもかかわらず、継続ベースで両方のモードで動作することができるようになる。
[0045]したがって、この例のメッシュ化可能な相互作用を提供するように構成されるエアロゾル供給デバイスは、修正されたGAPと組み合わせて標準的なBTLE GATT(Generic Attribute profile)仕様を用いて、エアロゾル供給デバイスの二重ペルソナ性質に関連した2つの動作モードを採用する。以下に考察するように、このエアロゾル供給デバイスは、セントラルモード及びペリフェラルモードの両方で他のエアロゾル供給デバイスと容易に接続できるように、ペリフェラルとしてアドバタイズすることとセントラルとして待ち受けることとの間で交互に換わる。通常、デバイスは、デバイスが参加を意図している特定のデバイスメッシュ(BTLE用語では「サービス」という)に紐づけられた特定のUUIDを使用するように、予めプログラムされていることがあるという点で、メッシュのアイデンティティを既に示している。例えば、特定のブランド、種類、又は製造業者からの全てのENDデバイスが、同じUUIDを使用するようにプログラムされてもよい。この文脈の中で、アクティブなペルソナ又はモードを識別するために、エアロゾル供給デバイスは、メッシュ内のエアロゾル供給デバイスを一意に識別するIDコードを使用する。ID及びUUID(実質的にはメッシュID又はグループID)コードは、デバイスのファームウェア内に保持されており、トークンを構成するデータと共にアドバタイジングパケットに挿入され、また、デバイスとの及びデバイス間のGAP相互作用の下でアドバタイジングの一部として、スキャン応答要求及びスキャン応答メッセージ中で参照されることもある。
[0046]セントラルとして動作する間、エアロゾル供給デバイスはスキャナー、イニシエイター、及びマスターの状態を採用することができ、ペリフェラルとして動作する間、エアロゾル供給デバイスはアドバタイザー及びスレーブの状態を採用することができる。
[0047]図6は、複数のエアロゾル供給デバイスの相対的なアドバタイジング時間及び観測時間も示している。図示した方式は、互いの範囲内にある複数のエアロゾル供給デバイスが同時にブロードキャストするのを回避させる(但し、必ずしも排除するものではない)傾向がある。この例では、観測持続時間は0.01ms〜5sの範囲内になるように制御され、アドバタイジング期間は、0.5s〜10sの範囲内とすることができる固定された持続時間になる。他の例では、アドバタイジング持続時間は可変でもよく、観測持続時間は、上記で与えられた例示的な範囲と異なる範囲、重複する範囲、又は部分集合の中に収まってもよい。そのような時間のオフセットは、エアロゾル供給デバイス間の調整によって、又は各エアロゾル供給デバイスが、各モード遷移の間に不規則な時間間隔を設けるなどのために間隔の長さの調節を行うことによって、などのいくつかの方法で達成することができる。そのような間隔の長さの調節は、間隔毎にいくつかの可能な間隔長さのうちの1つを選択するか、何らかの形態の間隔持続時間乱数発生器を用いて行うことができる。
[0048]エアロゾル供給デバイスが、メッシュ内でセントラルとしての役割を確立することを目的として観測している場合、このエアロゾル供給デバイスは、潜在的なペリフェラルエアロゾル供給デバイスからのアドバタイズメントを待ち受けている場合のメッシュ化能力のないエアロゾル供給デバイスと全く同様に動作する。したがって、このモードで動作しているエアロゾル供給デバイスは、本教示のメッシュ化能力のない従来のBTLEデバイスに対してセントラルになることもできる。
[0049]エアロゾル供給デバイスがメッシュ内でペリフェラルとしての役割を確立することを目的としてアドバタイズしている場合、このエアロゾル供給デバイスはBTLE GAPデータに基づく構造を使用してアドバタイズする。しかしながら、BTLE GAP構造は、アドバタイズメントを受信するメッシュ化可能なデバイスによって認識することができるメッシュ固有の情報を含むように修正されている。メッシュ固有の情報は、以下のようなフィールドを含むことができる。
・アドバタイジングエアロゾル供給デバイスのID。
・そのエアロゾル供給デバイスからの送信を待っているパケットのパケットシーケンス番号。これは、アプリケーションに応じて、複製を避けるために使用される。これは、単純に、そのエアロゾル供給デバイスから送信されるパケットのパケットシーケンスであり得る(例えば、アドバタイジングエアロゾル供給デバイスからのペイロード又はトークンを複数の他のエアロゾル供給デバイスに氾濫させることだけをアプリケーションが要求する場合)が、アプリケーションの要件に従って、所与のメッシュ(グループID)、時間ウィンドウ、及び/又は他の独自性範囲に対して、一意であることがある。
・そのパケットシーケンス番号を有するパケットのソースエアロゾル供給デバイス識別子。現在渡されているトークンが、現在それを渡しているエアロゾル供給デバイスとは異なるエアロゾル供給デバイスから送信された可能性があることを反映するため。
・そのパケットシーケンス番号を有するパケットに対する宛先エアロゾル供給デバイス識別子。実施態様に応じて、これは単一エアロゾル供給デバイスである(何らかの形態の経路指定された動作に対応する)か、又は「全ての」エアロゾル供給デバイスである(氾濫タイプの動作に対応する)ことがある。
・そのシーケンス番号を有するパケットに対するソースエアロゾル供給デバイスのグループID。これは、複数のメッシュネットワークが同一の物理的空間内に共存することを可能にするために用いられる(上述のように、このグループIDは通常はBTLE UUIDを使用するが、必要に応じて別のグループIDフィールドを定義して用いることができる)。
・そのシーケンス番号を有するパケットの存続期間又は満了時間。
・ペイロード。特定のアプリケーションに固有のデータ−例えば、ENDデバイスアプリケーションに関係するデータ。
[0050]BTLEデータ処理方式に従って、所与のアプリケーションペイロード項目が単一のパケットとするには大きすぎる場合、そのペイロード項目は分割されて複数のパケット内に分配され、その後、(各)宛先エアロゾル供給デバイスにおいて再構築される。そのようなアプリケーションでは、この大きなデータ量に対するより多い送信管理を提供するために、エアロゾル供給デバイス間に結合を確立してもよい。
[0051]図7は、いくつかのエアロゾル供給デバイスN1、N2、N3、及びN4間の接続性パターンを概略的に示す。この図では、エアロゾル供給デバイスN1は、エアロゾル供給デバイスN4との直接通信の範囲外である。エアロゾル供給デバイスの異なる動作モードは、エアロゾル供給デバイスN1〜N4のそれぞれの素子の制御チップ(CC:control chip)22及びメッシュチップ(MC:mesh chip)24によって表される。制御チップは、図2に示すデバイス6などの従来のBTLEデバイスと通信するように動作するエアロゾル供給デバイスMCUを表す。メッシュチップは、メッシュを通じて通信するためにセントラルモード及びペリフェラルモードの両方で動作するエアロゾル供給デバイスMCUを表す。
[0052]図7の例では、エアロゾル供給デバイスN1は、このエアロゾル供給デバイスが送信すべきデータを有していることを示すアドバタイズメントデータフィールド内のビット集合を有する。各エアロゾル供給デバイスでのアドバタイジング及び観測のスケジュールにより、エアロゾル供給デバイスN2が、N1との直接通信範囲にある第1のエアロゾル供給デバイスになって、アドバタイズメントデータフィールドセットを有するエアロゾル供給デバイスN1に追従するセントラルとして待ち受ける。したがって、エアロゾル供給デバイスN2は、セントラルモードにある場合、N1がペリフェラルモードにある間にアドバタイズしているアドバタイジングデータを受信する。N2によって受信されるこのアドバタイジングデータは、N2上で動作するかさもなければN2に関連したアプリケーションと関連して、N2によって使用されることがある。これに加えて、又はこれに代えて、エアロゾル供給デバイスN2は、アドバタイジングデータをキャッシュして、エアロゾル供給デバイスN2がペリフェラルペルソナを採用する今後の機会にアドバタイジングデータとして前方へ送信するのに備えることができる。それによって、N1から送信されたアドバタイジングデータは、N2からアドバタイジングデータとして前方に渡すことができ、次いでそのアドバタイジングデータは、N2がペリフェラルとしてアドバタイズしN3がセントラルとして待ち受けているときに、エアロゾル供給デバイスN3によって受信される。次いで、N1から送信されたアドバタイジングデータは、N3によって使用する及び/又は渡すことができ、最終的に同じ方法によってN4に到達する。
[0053]この実施態様では、アドバタイジングデータはメッシュ全体に効果的に氾濫することを留意すべきである。したがって、N2がペリフェラルとしてアドバタイズしているのと同時にN1が偶然にセントラルとして待ち受ける場合、アドバタイジングデータはN1に戻り、加えてメッシュを通じてN3へと前方に渡される。この状況では、エアロゾル供給デバイスN1か、又はN1上で動作するか若しくはN1に関連した何らかのアプリケーションのいずれかは、戻ってきたアドバタイジングデータを単純に破棄してもよい。いくつかの実施態様では、エアロゾル供給デバイス又はアプリケーションは、戻って来たアドバタイジングデータを何らかの方法で利用することがあり、例えば、何らかの形態のランダムな間隔生成器として送信と受信との間の時間を使用したり、或いはメッシュ診断をしたりする。
[0054]上記で説明したように、メッシュを介した送信は、エアロゾル供給デバイス間に確立された結合を用いて、より構造化された形式とすることが可能である。そのような状況では、エアロゾル供給デバイスの各ペアは、確立された結合を介して相互作用し、各エアロゾル供給デバイスでのペルソナ切り換えは、一方のペルソナがメンバーである結合において受信されたデータを、他方のペルソナがメンバーである結合を使用して、前方に送信することができるようにする。
[0055]データが全てのエアロゾル供給デバイスに送信される(氾濫)か、又はデータは選択されたエアロゾル供給デバイスにのみ送信される(経路指定)かの制御は、いくつかの態様で達成することができる。データが無制限に全てのエアロゾル供給デバイスに自動的に伝達されることになっている場合は、これはエアロゾル供給デバイスに設定されたデフォルトの状態であり得る。データがメッシュ内で現在アクティブであるエアロゾル供給デバイスにのみ送信されることになっている場合は、これは、エアロゾル供給デバイスでのデフォルトの挙動設定として、又は、アプリケーション固有の設定のいずれかとして達成することができ、アプリケーション固有の設定では、アプリケーションはメッシュを認識していて、通信スタックに制御情報を提供してデータの送信範囲を示す。データが特定のエアロゾル供給デバイスにのみ送信されることになっている場合は、これは、アプリケーション固有の設定で達成することができ、アプリケーション固有の設定では、アプリケーションはメッシュを認識していて、通信スタックに制御情報を提供してデータの送信範囲を示す。この例は、データが全ての現在メッシュ化されたデバイスに自動的に転送されるように、氾濫方式に基づいて動作するように構成されている。
[0056]図8は、エアロゾル供給デバイス間のメッシュ化挙動のさらなる説明を提供する。この例では、多数のエアロゾル供給デバイスN11〜N19がある。図8の図は、時間的な所与のスナップショットを表しており、これらのエアロゾル供給デバイスのうちの異なるデバイスが、それぞれのペリフェラルペルソナ及びセントラルペルソナのうちの異なるペルソナを現在採用しているものとして示されている。図8に示した時点では、3つのエアロゾル供給デバイスがセントラルモードになるように構成されており、これらはエアロゾル供給デバイスN12、N16、及びN19であり、残りのエアロゾル供給デバイスはペリフェラルモードになるように構成されている。上記の考察から分かるように、同じエアロゾル供給デバイスの任意の所与のインスタンスが同じ位置に存在する場合、セントラルモードになるように構成されるエアロゾル供給デバイスの正確な数及びアイデンティティは、各エアロゾル供給デバイスによるそのアドバタイジング/観測期間のスケジューリング、及びセントラルモード又はペリフェラルモードのいずれかとして既に構成されている任意の他のエアロゾル供給デバイスと比較した各エアロゾル供給デバイスの相対的な位置、などの要因に依存する。データトークンのやり取りは、図ではフラグの存在で示されており、フラグは、このデータトークンをアドバタイジングデータ中に含めて送信するN11からそのアドバタイジングデータを受信することになるセントラルモードで待ち受けているN12に渡される。このトークンは、追ってN12がペリフェラルペルソナを採用すると、N12からのアドバタイジングデータ中に含まれることになる。それによって、トークンは、メッシュを通じて前方に渡され、最終的に少なくとも一度はメッシュ内の各エアロゾル供給デバイスに到達することができる。
[0057]上記の考察から分かるように、メッシュは、メッシュ内のエアロゾル供給デバイスの数及び位置の変化に基づいて、動的に変化することができる。例えば、いくつかのエアロゾル供給デバイスがメッシュの残りのデバイスから離れるように移動すると、結果的にそれらのデバイスはメッシュ内の全てのエアロゾル供給デバイスとの交信を失い、メッシュを去ることになる。同様に、アクティブではない、又は省電力非無線モードに入っているエアロゾル供給デバイスは、メッシュ内の他のエアロゾル供給デバイスとの交信を失い、メッシュを去ることになる。さらに、以前はメッシュの一部ではなかった新しいエアロゾル供給デバイスが、メッシュ内のエアロゾル供給デバイスの範囲内に入って来たとき、又はメッシュ内のエアロゾル供給デバイスの範囲内で電源が入れられたとき、メッシュに加わることができる。また、上記のペルソナ切り換えの考察から分かるように、既にメッシュ内にあり、メッシュ内でペリフェラルとして動作するエアロゾル供給デバイスは、異なる時点で、メッシュ内でセントラルとしても動作する。特定のエアロゾル供給デバイスが、いくつかの結合においてセントラルとして定義された役割を有し、他の結合においてペリフェラルの役割を有するように、メッシュが結合関係を採用している実施態様においては、あるエアロゾル供給デバイスがメッシュ内のエアロゾル供給デバイスに対して位置を変えた場合、全ての確立された結合が、新たな位置に対する範囲の動作を停止することがあるので、そのエアロゾル供給デバイスは、実質的にメッシュを去ることがある。次いで、そのようなエアロゾル供給デバイスは、結合で結びついたメッシュの他のエアロゾル供給デバイスとの1つ又は複数の新しい結合関係を確立するまで、観測及びアドバタイジングの両方を試みることを再開する。
[0058]当業者であれば分かるように、Bluetooth及びBTLEは、ノード間通信結合の安全性を提供する。これは、アドバタイジングデータの形態での純粋にアドバタイジングベースのトークンの送信に対しては、トークンのそのような送信が結合関係の確立につながらない限りは、当てはまらない。この例では、結合関係が使用される場合であっても、エアロゾル供給デバイスは、異なるエアロゾル供給デバイス間又は他のデバイス間の信頼性を確認するためにユーザ入力を要求することなく、そのような結合を確立するように構成することができる。むしろ、この例では、特定のタイプのエアロゾル供給デバイスは、その特定のタイプの全ての他のエアロゾル供給デバイスを予め信頼するように構成することができる。例えば、各エアロゾル供給デバイスは、所与の製造業者、製造業者のグループ、ブランド、ブランドのグループ、モデル、モデルのグループからのエアロゾル供給デバイスとして識別される、又は所与のエアロゾル供給デバイス標準若しくは標準のグループに準拠しているものとして識別される、全ての他のデバイスを信頼するように構成することができる。
[0059]そのような信頼のパターンは、デバイスが保存する/送信が許可されている個人データの量に対する固有の制御で補うことができる。例えば、エアロゾル供給デバイスは、所有者を特定するいかなる情報も保持しないように、又は情報を共有することを防止するように、所有者によって設定することができる。これは、ENDデバイスが他のENDデバイスと相互作用して、紛失/発見機能のために使用することができる情報をやり取りするのを妨げることはせず、また、ENDデバイスがそのENDデバイス自体の情報をやり取りして、例えば以下に考察するような、同じブランド又はモデルのENDデバイス間でのグループ相互作用を実現するのを妨げることはしない。
[0060]他の例では、信頼は、ユーザにとって明示的な機能であってもよく、ユーザは、別のエアロゾル供給デバイスと通信結合を確立することを能動的に受け入れるか又は要求することを求められてもよい。
[0061]例えば、スマートフォン、ファブレット、又はタブレットデバイスなどの、ユーザの従来のBTLEデバイスと通信するために、特定のエアロゾル供給デバイス又は他のデバイスがユーザによって設定される場合、ユーザのメッシュ化可能なデバイスと従来のBTLEデバイスとの間の信頼関係は、他の従来のBTLEペアリングと同じ態様でセキュリティ保護されて通信結合を確立することができる。
[0062]したがって、本教示の方式を使用することで、二重ペルソナ構造を採用することにより、他の類似のデバイスとメッシュ型の相互作用をすることができるデバイスを提供することができ、この二重ペルソナ構造では、デバイスは、他の類似のデバイスと通信するためにマスター(セントラル)及びスレーブ(ペリフェラル)の両方として時分割ベースで動作することができ、一方、二重ペルソナ能力のない従来のデバイスに対してはスレーブ/ペリフェラルとして動作することもできることは理解されよう。
[0063]この方式を使用して、ある範囲の目的のために、ある範囲のデバイス同士のデバイス間相互作用を容易にすることができる。上述したように、上記の例のメッシュ型即ちピコネット接続形態方式を使用した、そのようなデバイス間相互作用を備えることができるデバイスの例としては、電子ニコチン送出デバイス(ENDデバイス)が挙げられる。
[0064]上記のようなエアロゾル供給デバイス2Aの1つ又は複数の他のデバイスとのメッシュ化可能な相互接続性は、コネクションレス状態の相互作用を考えることができ、コネクションレス状態のパケットは、図1〜図8を参照して上述した例に従って、各デバイスによって生成、送信、及び受信される。
[0065]例示的なシステムでは、エアロゾル供給デバイス2aは、待ち受けモードで無線通信インターフェース12を動作させるように構成される。言い換えれば、上記のように、所与のエアロゾル供給デバイス2aに対して、セントラルペルソナはアクティブであり、その結果、エアロゾル供給デバイス2aは他のデバイスのアドバタイジングデータパケットを待ち受ける。待ち受けモードで動作している間、エアロゾル供給デバイス2aは、別のエアロゾル供給デバイス2bの無線通信インターフェースから1つ又は複数のデータパケットの形態でデータを受信することができる。この例示的なシステムでは、他のエアロゾル供給デバイス2bから受信したデータは、他のエアロゾル供給デバイス2bによってアドバタイジングパケットの一部として送信される。或いは、アドバタイジングパケットが他のエアロゾル供給デバイス2bによって送信されてもよく、それに応答して、エアロゾル供給デバイス2aは他のエアロゾル供給デバイス2bにコネクションレス状態の要求パケットを送信する。次いで、他のエアロゾル供給デバイス2bからの受信データは、エアロゾル供給デバイス2aにコネクションレス状態の応答パケットの一部として送信される。
[0066]他のエアロゾル供給デバイス2bから受信するデータは、他のエアロゾル供給デバイス2bの使用特性(usage characteristics)を記述した情報を含む。例えば、使用特性は、バッテリー特性、エアロゾル生成特性、エアロゾル媒体特性、エアロゾル生成事象特性、及び誤り又は異常挙動特性を含むグループから選択された1つ又は複数の値を含むことができる。
[0067]バッテリー特性は、エアロゾル供給デバイス2bのバッテリーの現在の充電状態、前回バッテリーが充電されたとき、バッテリーが受けた充電サイクルの数、前回の充電サイクルの期間、充電サイクルの平均期間、及び充電を必要とする前のバッテリー閾値を含むことができる。
[0068]エアロゾル生成特性は、平均パフ時間、パフ全体の時間、パフ全体の回数、1つの出力プロファイル当たりのパフの数(例えば、高出力プロファイルに対するパフの数、及び低出力プロファイルに対するパフの数)、現在選択している出力プロファイル、1日当たりエアロゾル供給デバイス2bが使用される回数の平均数を含むことができる。
[0069]エアロゾル媒体特性は、現在使用されているカトマイザーのタイプ及び/又は香料、エアロゾル供給デバイス2bとともに最も頻繁に使用されるカトマイザーのタイプ及び/又は香料を含むことができる。
[0070]エアロゾル生成事象特性は、エアロゾル供給デバイス2bの平均起動時間又は稼働時間、平均起動時間又は稼働時間、前回過熱保護モードが起きたとき、過熱保護モードが起きた回数を含むことができる。
[0071]誤り又は異常挙動特性は、エアロゾル供給デバイス2bによって生成されるエラーコード、例えば、ユーザから受け取るパフがエアロゾル供給デバイスにとっては短すぎてデバイスが反応できない(例えば、エアロゾルが生成されない)回数、各エラーコードが生成されるとき、エアロゾル供給デバイス2bからのすべての異常又は予期しない挙動の詳細を含むことができる。
[0072]それぞれのエアロゾル供給デバイスの使用特性は、それぞれがエアロゾル供給デバイスの使用中にメモリに記録され保存される。例えば、エアロゾル供給デバイス2bは、エアロゾル供給デバイス2bの使用中に使用特性を生成し、生成された使用特性をそれ自体のメモリに保存してから、データパケット内の使用特性をエアロゾル供給デバイス2aに送信する。同様に、エアロゾル供給デバイス2aは、エアロゾル供給デバイス2aの使用中にそれ自体の使用特性を生成し、生成されたその使用特性をメモリ16に保存する。
[0073]この例では、他のエアロゾル供給デバイス2bから受信するデータは任意選択で、エアロゾル供給デバイス2bの製品タイプ、バッチ番号、シリアル番号、及び/又はUUID(又は、より一般的には、エアロゾル供給デバイス2bを識別する任意の情報)、並びにデータがエアロゾル供給デバイス2bによって発信されたときのエアロゾル供給デバイス2bの位置、例えば、GPS座標又はマップグリッド参照(map grid reference)の形態の位置などのエアロゾル供給デバイス2bについての情報を含む。
[0074]エアロゾル供給デバイス2aは、他のエアロゾル供給デバイス2bから受信したデータをそのメモリ16に保存する。データはまた、他のエアロゾル供給デバイス2bからデータを受信したときを記録するためにタイムスタンプを付与してもよい。エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14はまた、データがエアロゾル供給デバイス2bによって送信されたときのエアロゾル供給デバイス2bの位置が受信データに含まれているかどうか判定し、もし含まれていなければ、プロセッサ14は、データを受信したときのエアロゾル供給デバイス2aの位置を、例えば、GPS座標又はマップグリッド参照の形態で含むように受信データを編集することができる。データがメモリ16に保存されてから所定の時間量、例えば、1時間、24時間、又は7日が経過すると、データをメモリ16から削除することができる。
[0075]この例では、受信データをメモリ16に保存する前に、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は任意選択で、例えば、送信元のエアロゾル供給デバイス2bのシリアル番号及び/又はUUIDを受信データ内で探し、同じシリアル番号及び/又はUUIDと関連するデータをメモリ16内で探すことによって、特定のエアロゾル供給デバイス2bからのデータがすでにメモリ16に保存されているかどうかを判定する。特定のエアロゾル供給デバイス2bからのデータがすでにメモリ16に保存されていると判定された場合、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、メモリ16にすでに保存されている特定のエアロゾル供給デバイス2bからのデータを特定のエアロゾル供給デバイス2bから直近に受信したデータで上書きするように構成することができる。或いは、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、特定のエアロゾル供給デバイス2bから直近に受信したデータを破棄するように、又は、メモリ16にすでに保存されている、特定のエアロゾル供給デバイス2bから受信したデータに、特定のエアロゾル供給デバイス2bから直近に受信したデータを付加するように構成することができる。例えば、メモリ16にすでに保存されているデータが第1の時間間隔からであり、直近に受信したデータが第2の異なる時間間隔からである場合、エアロゾル供給デバイス2bに対してさらにきめ細かく使用特性を与えるために、直近に受信したデータは、メモリ16にすでに保存されているデータに付加することができる。
[0076]この例では、エアロゾル供給デバイス2aは、そのメモリ16に所定の数のエアロゾル供給デバイス、例えば5又は10個のデバイスからのデータを保存するように構成することができる。したがって、メモリ16に受信データを保存する前に、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、以前に受信され、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数を、例えば、送信元のエアロゾル供給デバイスのシリアル番号及び/又はUUIDをデータ内で探して、メモリ16内に存在する固有のシリアル番号又はUUIDの数を数えることによって決定する。以前に受信したデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数が所定の数よりも少ないと決定された場合、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、そのメモリ16に他のエアロゾル供給デバイス2bから受信したデータを保存するように構成される。以前に受信したデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数が所定の数以上であると決定された場合、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、例えば、各データパケットと関連するタイムスタンプを調べて、最も古いタイムスタンプを有するデータパケットを見つけ、以て、そのデータパケットが最も古くメモリ16に保存されたことを示すことによって、メモリ16内の最も古いデータパケットを決定するように構成される。次いで、プロセッサ14は、プロセッサ14が最も古いと決定したデータパケットを削除し、他のエアロゾル供給デバイス2bから受信したデータは、削除されたデータパケットの代わりにメモリ16に保存されるように構成される。さらなる例では、エアロゾル供給デバイス2aは、データを保存するための最大保存限界を有し、データを保存することができるデバイスの最大数は、各デバイスの保存データのサイズによって制限される。この例では、最も古く保存されたデータを削除するという同じ基本原則が、以前にデータが受信されて保存されたデバイスの数の代わりに(又は、それに加えて)、残っている利用可能な保存領域を調べることによって適用されてもよい。
[0077]待ち受けモードで動作している間、エアロゾル供給デバイス2aは、複数のエアロゾル供給デバイス、例えば、エアロゾル供給デバイス2b〜2eのそれぞれの無線通信インターフェースからデータを受信することができる。このような例では、エアロゾル供給デバイス2aは、受信データを保存するかどうかを判定して、単一のエアロゾル供給デバイスからデータを受信し、必要に応じて、前述のように、受信データを保存し、続いて、次のエアロゾル供給デバイスからデータを受信するように構成される。このプロセスは、エアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12が待ち受けモードで動作している限り、別のエアロゾル供給デバイスから受信する各データパケットに対して繰り返すことができる。任意選択で、エアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12は、デフォルトで待ち受けモードで動作するように構成され、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14によってそれ以外に構成されることがなければ待ち受けモードで動作する。
[0078]エアロゾル供給デバイス2aが他のエアロゾル供給デバイスからデータを受信して保存する上記の例では、エアロゾル供給デバイス2aは、例えば、最大1m、10m、100m、又はそれより遠い送信範囲内に入った任意の他のエアロゾル供給デバイスからデータを収集することができる。
[0079]エアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12を使用して、エアロゾル供給デバイス2aのアイデンティティ及びアドバタイジング状態に関する情報を含むコネクションレス状態のアドバタイジングパケットを生成する。エアロゾル供給デバイス2aのアイデンティティに関する情報はエアロゾル供給デバイス2aのシリアル番号及び/又はUUIDを含んでもよい。次いで、コネクションレス状態のアドバタイジングパケットは無線通信インターフェース12を介して送信される。
[0080]コネクションレス状態のアドバタイジングパケットの送信に応答して、遠隔無線デバイス6からのコネクションレス状態の要求パケットが無線通信インターフェース12を介して受信される。遠隔無線デバイス6は、移動体通信デバイス、例えば、移動体電話、スマートフォン、ファブレット又はタブレットデバイス、ホスト又はゲートウェイデバイス、或いはBLEビーコンなどのビーコンであってもよい。移動体通信デバイス6は、エアロゾル供給デバイスと通信することができるようにインストールされた特定のアプリケーションを有してもよい。
[0081]要求パケットを受信するステップに応答して、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、無線通信インターフェース12を使用してコネクションレス状態の応答パケットを生成して、その応答パケットを、無線通信インターフェース12を介して送信するように構成される。
[0082]アドバタイジングパケット及び応答パケットのうちの少なくとも1つは、メモリ16からの受信データ、及びエアロゾル供給デバイス2aによって生成されメモリ16に保存されたデータを含む。この例では、エアロゾル供給デバイス2aによって生成されたデータは、エアロゾル供給デバイス2aの使用特性を記載した情報を含む。例えば、使用特性は、バッテリー特性、エアロゾル生成特性、エアロゾル媒体特性、エアロゾル生成事象特性、及び誤り又は異常挙動特性を含むグループから選択された1つ又は複数の値を含むことができる。エアロゾル供給デバイス2aによって生成されるデータは、別のエアロゾル供給デバイス2bから受信したデータと同じ情報を含んでもよいし、異なる情報を含んでもよい。例えば、別のエアロゾル供給デバイス2bから受信したデータは、その特定のエアロゾル供給デバイス2bに対するエアロゾル生成事象特性しか含まないことがあるが、エアロゾル供給デバイス2aによって生成されたデータは、バッテリー特性、エアロゾル生成特性、エアロゾル媒体特性、エアロゾル生成事象特性、及び誤り又は異常挙動特性のそれぞれに対する値を含むエアロゾル供給デバイス2aに対する使用特性を含むことがある。エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14はまた、データが送信されるときのエアロゾル供給デバイス2aの位置を決定して、例えば、GPS座標又はマップグリッド参照の形態で、エアロゾル供給デバイス2aの位置を含んで送信されるようにデータを編集してもよい。
[0083]この例では、メモリ16からの受信データ、及びエアロゾル供給デバイス2aによって生成されメモリ16に保存されたデータを含む、アドバタイジングパケット及び応答パケットのうちの少なくとも1つは、任意選択で、メモリ16に保存された受信データのすべてを含むことはない。例えば、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、それ自体のエアロゾル供給デバイス14の使用特性に関する、メモリ16に保存されたデータのすべてを送信するように構成されてもよいが、メモリ16に保存された受信データのうちの選択されたものだけを送信するように構成されてもよい。この選択されたものは、バッテリー特性のみ、又はエアロゾル媒体特性のみなど、選択された値のみを含んでもよく、又は、受信データのすべてよりも少なくメモリ16に保存されるようにあまりきめ細かくなく、使用特性のグループのそれぞれからの値を含んでもよい。例えば、受信データが、エアロゾル供給デバイス2bによって生成されたエラーコードに対して10個の値を含む場合、プロセッサ14は、送信データパケットのエラーコードに対して2〜5個の値だけを含むように構成されてもよい。これに代えて、又はこれに加えて、プロセッサ14は、例えば、それぞれの、又は1つの特定の使用特性に対して2番目、3番目、10番目、又は100番目毎の値だけを含むように構成されてもよい。プロセッサは、例えば、各使用特性に対して10個の値だけを含むように構成されてもよい。次いで、プロセッサは、受信データの各使用特性に対する値の数を決定して、値をとるべき間隔を決めるために、これを10で割るように構成されてもよい。或いは、プロセッサ14は、各使用特性に対して平均値、最大値、最小値、中間値、及び/又は最頻値のうちの1つ又は複数だけをとるように構成されてもよい。プロセッサ14はまた、例外値又は異常値を示す任意の値を、保存及び/又は送信されるデータに含むように構成されてもよい。例えば、プロセッサ14は、所定の値より上又は下の値、例えば、平均値より2標準偏差大きい又は小さい任意の値とともに、所与の使用特性に対して平均値を含むように構成されてもよい。
[0084]上記の例は、遠隔無線デバイス6が、単一のエアロゾル供給デバイス2aと相互作用しさえすれば、複数の異なるエアロゾル供給デバイス2a、2bから送られたデータを受信することができることを示している。これは、遠隔無線デバイスが、単一のエアロゾル供給デバイスの送信範囲内にあるだけで、複数のエアロゾル供給デバイスからデータを受信することを可能にする。遠隔無線デバイス6は、建物の壁又は広告掲示板など、特定の場所に固定されてもよい。次いで、遠隔無線デバイス6は、遠隔無線デバイス6の送信範囲内に入った任意のエアロゾル供給デバイスから直接データを受信することができ、その受信データは複数のエアロゾル供給デバイスから送信されたものであってもよい。したがって、遠隔無線デバイス6は、遠隔無線デバイス6が送信範囲内に入っていない複数の異なるエアロゾル供給デバイスからのデータを捕捉することができる。さらに、各エアロゾル供給デバイス2aの消費者又は所有者はいかなるデータの送受信が起きていることにも気付くことはない。
[0085]遠隔無線デバイス6は、エアロゾル供給デバイス2aから受信したデータを遠隔無線デバイス6と関連したメモリに保存する。或いは、遠隔無線デバイス6が中継デバイスであってもよく、エアロゾル供給デバイスから受信したデータを並べ直して、従来の無線通信プロトコル、例えば、Bluetooth、Bluetooth Low Energy、WiFiを用いて、又はセルラーネットワークを通じて別のデバイスに送信してもよい。
[0086]エアロゾル供給デバイス2aが別のエアロゾル供給デバイス2bからデータを受信するときに関して上で説明したように、遠隔無線デバイス6は、データをエアロゾル供給デバイス2aから受信したときを記録するために受信データにタイムスタンプを付与することができる。遠隔無線デバイス6はまた、データがエアロゾル供給デバイス2aによって送信されたときのエアロゾル供給デバイス2aの位置が受信データに含まれるかどうかを判定し、含まれていなければ、無線デバイス6は、データを受信したときの遠隔無線デバイス6の位置を、例えば、GPS座標又はマップグリッド参照の形態で含むように受信データを編集することができる。任意選択で、データが遠隔無線デバイス6のメモリに保存されてから所定の時間量、例えば、1時間又は24時間が経過すると、データは遠隔無線デバイス6のメモリから削除される。
[0087]任意選択で、受信データを遠隔無線デバイス6のメモリに保存する前に、遠隔無線デバイス6は、例えば、送信元の各エアロゾル供給デバイスのシリアル番号及び/又はUUIDを受信データ内で探し、同じシリアル番号及び/又はUUIDと関連するデータを遠隔無線デバイス6のメモリ内で探すことによって、受信データに含まれる、エアロゾル供給デバイスのいずれかのデータがすでに遠隔無線デバイス6のメモリに保存されているかどうかを判定する。特定のエアロゾル供給デバイスのからのデータがすでに遠隔無線デバイス6のメモリに保存されていると判定された場合、遠隔無線デバイス6は、メモリにすでに保存されている特定のエアロゾル供給デバイスから送信したデータを特定のエアロゾル供給デバイスから直近に受信され、発信しているデータで上書きするように構成することができる。或いは、遠隔無線デバイス6は、特定のエアロゾル供給デバイスから直近に受信され、特定のエアロゾル供給デバイスが送信元のデータを破棄するように、又は、特定のエアロゾル供給デバイスから直近に受信され、特定のエアロゾル供給デバイスが送信元のデータを、メモリにすでに保存されている、特定のエアロゾル供給デバイスが送信元のデータに付加するように構成することができる。例えば、遠隔無線デバイス6のメモリにすでに保存されているデータが第1の時間間隔からであり、直近に受信したデータが第2の異なる時間間隔からである場合、特定のエアロゾル供給デバイスに対してさらにきめ細かく使用特性を与えるために、直近に受信したデータは、遠隔無線デバイス6のメモリにすでに保存されているデータに付加することができる。
[0088]遠隔無線デバイス6によって受信したデータ内の各エアロゾル供給デバイスに対する位置データは、各エアロゾル供給デバイス及びそれらの対応する使用者の動きを決定するために使用することができる。例えば、特定のエアロゾル供給デバイス2aからのデータの各パケットが位置情報及びタイムスタンプを含む場合、遠隔無線デバイス6は、エアロゾル供給デバイス2aが特定の時点にどこにあったかの履歴を生成し、何らかのパターンが存在するかどうかを判定することができる。例えば、エアロゾル供給デバイス2aが一週間の各曜日の同じ時間に特定の場所にある場合、それは、エアロゾル供給デバイス2aの所有者の仕事場か家庭かを示唆する。別の例では、遠隔無線デバイス6によって受信した各データパケット内にあるデータの送信元のデバイスを使用して、個々のエアロゾル供給デバイス間のいかなる相互作用パターンも決定することができる。例えば、特定のエアロゾル供給デバイス2aから遠隔無線デバイス6によって受信した各データパケットが常に又は定期的に、別の特定のエアロゾル供給デバイス2bが送信元のデータを含む場合、遠隔無線デバイス6は、これらの特定の2つのエアロゾル供給デバイス2a、2bの使用者が、定期的に共に行動する友人か同僚である、又は、これらの特定の2つのエアロゾル供給デバイス2a、2bのユーザが近くの場所に住んでおり、定期的にすれ違っていると決定することができる。各エアロゾル供給デバイスからのデータと関連した位置情報及びタイムスタンプも使用してこの決定の際の助けとなることができる。
[0089]図9は、エアロゾル供給デバイスの方法を示す。ステップS9−1において、エアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12が待ち受けモードで動作するように構成される。ステップS9−2において、エアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12が、別のエアロゾル供給デバイス2bの無線通信インターフェースからデータを受信する。ステップS9−3において、受信データがエアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存される。ステップS9−4において、エアロゾル供給デバイス2aのアイデンティティ及びアドバタイジング状態に関する情報を含むコネクションレス状態のアドバタイジングパケットがエアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12を使用して生成される。ステップS9−5において、アドバタイジングパケットが無線通信インターフェース12を介して送信される。ステップS9−6において、遠隔無線デバイス6からのコネクションレス状態の要求パケットがエアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12を介して受信される。ステップS9−7において、エアロゾル供給デバイス2aの接続インターフェース12を使用してコネクションレス状態の応答パケットを生成し、ステップS9−8において、応答パケットがエアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12を介して送信される。この実施態様では、少なくとも応答パケットは、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存された他のエアロゾル供給デバイス2bからの受信データ、及び、これもまた、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されたエアロゾル供給デバイス2aによって生成されたデータを含む(受信データはまた、アドバタイジングパケットに含まれてもよいが)。
[0090]ステップS9−4〜S9−8がステップS9−1〜S9−3の後に起きると説明し示されたが、ステップS9−4〜S9−8はステップS9−1〜S9−3に対していつでも起きてもよいことを理解すべきである。すなわち、例えば、コネクションレス状態のアドバタイジングパケットは、周期的に生成されて送信されてもよく、これは、エアロゾル供給デバイス2aが別のエアロゾル供給デバイス2bの無線通信インターフェースからデータを受信する前でも後でもよい。
[0091]上で示した方法は、エアロゾル供給デバイス2aからの応答パケットの送信に焦点を合わせている。しかしながら、エアロゾル供給デバイス2b(又は、任意の他のエアロゾル供給デバイス)は応答パケットを無線デバイス6に送信することができることを理解すべきである。例えば、ステップS9−6の前に、無線デバイス6は、無線デバイス6の範囲内にあるエアロゾル供給デバイスを識別する(例えば、ステップS9−5において送信されたアドバタイジングパケットの信号強度を測定して、測定された信号強度が閾値以上に強い場合には、エアロゾル供給デバイスが範囲内にあると判定することによって)。したがって、無線デバイス6は、コネクションレス状態の要求パケットを、識別されたエアロゾル供給デバイスに送信する(ブロードキャスト信号又はユニキャスト信号によってでもよい)。続いて、各エアロゾル供給デバイスは、ステップS9−6においてコネクションレス状態の要求パケットを受信し、各エアロゾル供給デバイスはステップS9−7及びS9−8に続く。続いて、無線デバイス6は、エアロゾル供給デバイスからコネクションレス状態の応答パケットを受信する。
[0092]さらに、無線デバイス6からのコネクションレス状態の要求パケットの送信は、無線デバイス6によるステップS9−5のアドバタイジングパケットの受信によって引き起こされないことも理解すべきである。その代わり、無線デバイス6はコネクションレス状態の要求パケットを周期的に送信して、そのコネクションレス状態の要求パケットを受信する任意のエアロゾル供給デバイスにそのコネクションレス状態の応答パケットを送信させる(すなわち、ステップS9−7を実行させる)ことができる。この場合、ステップS9−7の前に、エアロゾル供給デバイスは、無線デバイス6の範囲内かどうかを判定する(例えば、無線デバイス6から送信された要求パケットの信号強度を測定して、測定された信号強度が閾値以上に強い場合、エアロゾル供給デバイスが範囲内にあると判定することによって)。
[0093]さらに、他の実施態様では、ステップS9−5〜S9−8は省略されてもよいことを理解すべきである。例えば、ステップS9−4において生成されたアドバタイジングパケットがエアロゾル供給デバイス2bからの受信データを含む場合、ステップS9−5の後、送信されたアドバタイジングパケットは無線デバイス6によって受信される。無線デバイス6は、アドバタイジングパケットからのエアロゾル供給デバイス2aに関するデータに加えて、エアロゾル供給デバイス2bに関する受信データを識別(及び、任意選択で保存)するように構成される。
[0094]図10は、図9に示した方法の一部を任意選択で形成するエアロゾル供給デバイスのための方法を示す。図10から分かるように、図10に示した方法のステップS10−1、S10−2、及びS10−8はそれぞれ、図9に示した方法のステップS9−1、S9−2、及びS9−3に対応する。したがって、ステップS10−8の完了に続いて、本方法は、図9に示した方法のステップS9−4に続くことができる。或いは、図10に示した方法は、所定の時間まで繰り返されてから、図9に示した方法のステップS9−4に続く。ステップS10−1において、エアロゾル供給デバイスの2aの無線通信インターフェース12が待ち受けモードで動作するように構成される。ステップS10−2において、エアロゾル供給デバイス2aの無線通信インターフェース12が、別のエアロゾル供給デバイス2bの無線通信インターフェースからデータを受信する。ステップS10−3において、他のエアロゾル供給デバイス2bからのデータが、現在、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されているかが判定され、例えば、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、送信元のエアロゾル供給デバイス2bのシリアル番号及び/又はUUIDを受信データ内で探し、同じシリアル番号及び/又はUUIDと関連したデータをメモリ16内で探すように構成されてもよい。他のエアロゾル供給デバイス2bからのデータが、現在、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されていると判定された場合、本方法はステップS10−4に続き、ステップS10−4において、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に現在保存されている他のエアロゾル供給デバイス2bからのデータは削除される。次いで、本方法はステップS10−8に続き、ステップS10−8において、受信データはエアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存される。
[0095]或いは、ステップS10−3において、他のエアロゾル供給デバイス2bからのデータが、現在、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されていないと判定された場合、本方法はステップS10−5に続き、ステップS10−5において、以前に受信され、エアロゾル供給デバイスのメモリに保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数が決定される。例えば、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、以前に受信され、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数を、送信元のエアロゾル供給デバイスのシリアル番号及び/又はUUIDをデータ内で探し、メモリ16内に存在する固有のシリアル番号又はUUIDの数を数えることによって決定するように構成されてもよい。本方法はステップS10−5に進み、ステップS10−5において、以前に受信され、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数が所定の数以上に多いかどうかが判定される。以前に受信され、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数が所定の数以上に多いと判定された場合、本方法はステップS10−7に続き、ステップS10−7において、最も古いデータがエアロゾル供給デバイス2aのメモリ16から削除される。例えば、エアロゾル供給デバイス2aのプロセッサ14は、データパケットのどれが最も古いかを決定するために、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存された各データパケットと関連したタイムスタンプを調べるように構成されてもよい。次いで、プロセッサ14は、最も古いと決定されたデータパケットを削除するように構成される。次いで、本方法はステップS10−8に続き、ステップS10−8において、受信データは、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存される。或いは、ステップS10−3において、以前に受信され、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数が所定の数より少ないと判定された場合、本方法は直接、ステップS10−8に続き、ステップS10−8において受信データは、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存される。
[0096]以て、図10に示した方法は、エアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されるデータ量を制限しながら、それぞれ他のエアロゾル供給デバイスから直近のデータのみがエアロゾル供給デバイス2aのメモリ16に保存されることを保証する。これはまた、エアロゾル供給デバイス2aに必要とされるメモリ量を削減する。
[0097]図10に示した方法が、図9に示した方法とともに続けられると、遠隔無線デバイス6に送信されるデータは他のエアロゾルデバイスとの直近の相互作用からのものとなることが保証される。これはまた、遠隔無線デバイス6に送信される必要のあるデータの量を制限し、以て、エアロゾル供給デバイスのための電力消費必要量を低減し、データを送信するのに費やす時間量を短縮する。これは、エアロゾル供給デバイス2aと遠隔無線デバイス6が互いに、例えば、最大1m、10m、100m、又はそれより遠い送信範囲以内にある間、データが遠隔無線デバイス6によってうまく受信される可能性を高める。例えば、消費者はエアロゾル供給デバイス2aを手で、又はポケットに入れて運ぶことができ、消費者が遠隔無線デバイス6の送信範囲内に歩いて入ったり、その他通り過ぎたりすると、消費者は相互作用が起きていることを気付かないで、エアロゾル供給デバイス2aはデータを遠隔無線デバイス6に送信することができる。
[0098]したがって、1つの観点から、エアロゾル供給デバイスのための方法を説明してきた。本方法は、エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを待ち受けモードで動作させるステップを含む。待ち受けモードの動作中、データは、他のエアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースからの受信データである。受信データはエアロゾル供給デバイスのメモリに保存される。エアロゾル供給デバイスのアイデンティティ及びアドバタイジング状態に関する情報を含むコネクションレス状態のアドバタイジングパケットは、エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを使用して生成され、無線通信インターフェースを介して送信される。コネクションレス状態の要求パケットは、無線通信インターフェースを介して遠隔無線デバイスから受信される。要求パケットを受信するステップに応答して、コネクションレス状態の応答パケットが無線通信インターフェースを使用して生成され、応答パケットは無線通信インターフェースを介して送信される。アドバタイジングパケット及び応答パケットのうちの少なくとも1つは、メモリからの受信データ、及びエアロゾル供給デバイスによって生成されメモリに保存されたデータを含む。
[0099]上記の実施形態は、主に、Bluetooth LEを使用する無線通信インターフェースに関して説明したが、本開示の原理は、特定の無線通信インターフェースを使用することに限定されるものではないことを理解すべきである。例えば、他の実施態様は、Wi−Fi直接通信インターフェース、又は任意の他の無線通信インターフェースに基づいてもよい。
[0100]本明細書で説明した様々な実施形態は、特徴請求される特徴の理解と教示を助けるためだけに提示されている。これらの実施形態は、単に、実施形態の代表的な例として供され、すべてを網羅するものでもなければ、他を排除するものでもない。本明細書で説明した利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって規定されたように本開示の範囲を限定するもの、或いは特許請求の範囲に対する均等物を制限するものと考えるべきではなく、本特許請求の範囲及び/又は趣旨から逸脱することなく他の実施形態を利用し、修正を施すことができることを理解されたい。
[0101]本教示と合致するさらなる例を、以下の番号付の条項で説明する。
[条項1] エアロゾル供給デバイスのための方法であって、
前記エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを待ち受けモードで動作させるステップと、
前記待ち受けモードの動作中、他のエアロゾル供給デバイスの前記無線通信インターフェースからデータを受信するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスのメモリに前記受信データを保存するステップと、
前記エアロゾル供給デバイスの前記無線通信インターフェースを使用して、前記エアロゾル供給デバイスのアイデンティティ及びアドバタイジング状態に関する情報を含むコネクションレス状態のアドバタイジングパケットを生成するステップと、
前記無線通信インターフェースを介して前記アドバタイジングパケットを送信するステップと、
前記無線通信インターフェースを介して遠隔無線デバイスからのコネクションレス状態の要求パケットを受信するステップと、
前記要求パケットを受信するステップに応答して、前記無線通信インターフェースを使用してコネクションレス状態の応答パケットを生成するステップと、
前記無線通信インターフェースを介して前記応答パケットを送信するステップと
を含み、
前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの少なくとも1つが、前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含む、方法。
[条項2] 前記データが、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの使用特性を記述した情報を含む、条項1に記載の方法。
[条項3] 前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの前記使用特性が、バッテリー特性、エアロゾル生成特性、エアロゾル媒体特性、エアロゾル生成事象特性、及び誤り又は異常挙動特性を含むグループから選択された1つ又は複数の値を含む、条項2に記載の方法。
[条項4] 前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの前記使用特性が、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの使用中に前記メモリに記録され保存される、条項2又は3に記載の方法。
[条項5] 前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含む、前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの前記少なくとも1つが、前記メモリに保存された前記受信データのうちの選択されたもの、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存された前記データのすべてを含む、条項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
[条項6] 前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含む、前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの前記少なくとも1つが、前記メモリに保存された前記受信データのうちの選択されたもの、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存された前記データを含む、条項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
[条項7] 前記選択されたものが、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの特定の使用特性に関する情報を含む、条項5又は6に記載の方法。
[条項8] 前記選択が、前記受信データのすべてより少なく保存することを含む、条項5又は6に記載の方法。
[条項9] 前記エアロゾル供給デバイスのメモリに前記受信データを保存する前に、以前に前記他のエアロゾル供給デバイスから受信され、前記エアロゾル供給デバイスの前記メモリに保存された任意のデータを削除するステップをさらに含む、条項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
[条項10] 前記エアロゾル供給デバイスのメモリに前記受信データを保存する前に、以前に受信され、前記エアロゾル供給デバイスの前記メモリに保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数を決定するステップと、
以前に受信されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの前記数が所定の数以上に多い場合、前記他のエアロゾル供給デバイスから受信された前記データを保存する前に、少なくとも最も古いデータを削除するステップと
をさらに含む、条項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
[条項11] 前記エアロゾル供給デバイスによって生成された前記データ及び/又は前記他のエアロゾル供給デバイスから受信された前記データが、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスに対する位置データを含む、条項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
[条項12] 前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含む前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの前記少なくとも1つがタイムスタンプを含む、条項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
[条項13] 所定の時間間隔の後、前記エアロゾル供給デバイスの前記メモリに保存された前記受信データを削除するステップをさらに含む、条項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
[条項14] 前記無線通信インターフェースがBluetooth low energy通信インターフェースである、条項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
[条項15] プロセッサと、
無線通信インターフェースと、
命令を含むメモリであり、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、条項1〜14のいずれか一項に記載の方法を実行する、メモリと
を備えるエアロゾル供給デバイス。
[条項16] プロセッサと、
無線通信インターフェースと、
命令を含むメモリであり、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、
前記無線通信インターフェースを待ち受けモードで動作させるステップ、
前記待ち受けモードの動作中、エアロゾル供給デバイスから前記無線通信インターフェースを介してアドバタイジングパケットを受信するステップ、
前記無線通信インターフェースを介してコネクションレス状態の要求パケットを前記エアロゾル供給デバイスに送信するステップ、及び
前記エアロゾル供給デバイスから前記無線通信インターフェースを介してコネクションレス状態の応答パケットを受信するステップ、
を含む方法を実行し、
前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの少なくとも1つが、前記エアロゾル供給デバイスによって生成されたデータ、及び別のエアロゾル供給デバイスから前記エアロゾル供給デバイスによって受信されたデータを含む、
メモリと
を備える無線デバイス。
[0102]特許請求される範囲の様々な実施形態は、本明細書で詳細に説明されたもの以外の、開示される要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの適切な組合せを適切に含む、それらのみから構成され、或いは実質的にそれらから構成されてもよい。さらに、本開示は、今回は特許請求されていないが、将来、今回特許請求される特徴と組み合わせて、又は今回特許請求される特徴とは別個に特許請求される可能性のある他の概念を含むことができる。

Claims (14)

  1. エアロゾル供給デバイスのための方法であって、
    前記エアロゾル供給デバイスの無線通信インターフェースを待ち受けモードで動作させるステップと、
    前記待ち受けモードの動作中、他のエアロゾル供給デバイスの前記無線通信インターフェースからデータを受信するステップと、
    受信データを前記エアロゾル供給デバイスのメモリに保存するステップと、
    前記エアロゾル供給デバイスの前記無線通信インターフェースを使用して、前記エアロゾル供給デバイスのアイデンティティ及びアドバタイジング状態に関する情報を含むコネクションレス状態のアドバタイジングパケットを生成するステップと、
    前記無線通信インターフェースを介して前記アドバタイジングパケットを送信するステップと、
    前記無線通信インターフェースを介して遠隔無線デバイスからのコネクションレス状態の要求パケットを受信するステップと、
    前記要求パケットを受信するステップに応答して、前記無線通信インターフェースを使用してコネクションレス状態の応答パケットを生成するステップと、
    前記無線通信インターフェースを介して前記応答パケットを送信するステップと
    を含み、
    前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの少なくとも1つが、前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含み、
    前記方法が、
    前記エアロゾル供給デバイスのメモリに前記受信データを保存する前に、以前に受信され、前記エアロゾル供給デバイスの前記メモリに保存されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの数を決定するステップと、
    以前に受信されたデータの送信元のエアロゾル供給デバイスの前記数が所定の数以上に多い場合、前記他のエアロゾル供給デバイスから受信された前記データを保存する前に、少なくとも最も古いデータを削除するステップと
    をさらに含む、方法。
  2. 前記受信データが、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの使用特性を記述した情報を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの前記使用特性が、バッテリー特性、エアロゾル生成特性、エアロゾル媒体特性、エアロゾル生成事象特性、及び誤り又は異常挙動特性を含むグループから選択された1つ又は複数の値を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの前記使用特性が、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの使用中に前記メモリに記録され保存される、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含む、前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの前記少なくとも1つが、前記メモリに保存された前記受信データのうちの選択されたもの、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存された前記データのすべてを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含む、前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの前記少なくとも1つが、前記メモリに保存された前記受信データのうちの選択されたもの、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存された前記データを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記選択されたものが、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスの特定の使用特性に関する情報を含む、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記選択が、前記受信データのすべてより少なく保存することを含む、請求項5又は6に記載の方法。
  9. 前記エアロゾル供給デバイスのメモリに前記受信データを保存する前に、以前に前記他のエアロゾル供給デバイスから受信され、前記エアロゾル供給デバイスの前記メモリに保存された任意のデータを削除するステップをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記エアロゾル供給デバイスによって生成された前記データ及び/又は前記他のエアロゾル供給デバイスから受信された前記データが、前記それぞれのエアロゾル供給デバイスに対する位置データを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記メモリからの前記受信データ、及び前記エアロゾル供給デバイスによって生成され前記メモリに保存されたデータを含む前記アドバタイジングパケット及び前記応答パケットのうちの前記少なくとも1つがタイムスタンプを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 所定の時間間隔の後、前記エアロゾル供給デバイスの前記メモリに保存された前記受信データを削除するステップをさらに含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記無線通信インターフェースがBluetooth low energy通信インターフェースである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. プロセッサと、
    無線通信インターフェースと、
    命令を含むメモリであり、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法を実行する、メモリと
    を備えるエアロゾル供給デバイス。
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