JP6959510B2 - 管理装置、情報処理システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
さらに、上記課題を解決するために、コンピュータに上記管理装置と同様の制御を実行させるプログラムが提供される。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態の管理装置について図1を用いて説明する。図1は管理装置の構成の一例を示す図である。管理装置1は、制御部1aおよび記憶部1bを含み、サーバ等の装置(物理マシン)の消費電力の管理制御を行う。
〔ステップS2〕制御部1aは、グループGrのうち、例えば、期間t1で消費電力合計値が最小となる装置を装置2a、2b、2cから検出する。図1の例では、装置2cの消費電力合計値が最小であるので、装置2c(第1の装置)が検出される。
図1の例では、装置2cの消費電力ピーク値Pcと装置2bの消費電力ピーク値Pbとは、同一時間において重なりがあり、装置2cの消費電力ピーク値Pcと装置2aの消費電力ピーク値Paとは、同一時間において重なりがない。
〔ステップS4〕制御部1aは、装置2cに配置されるVMの装置2aへの移動判定を行い、装置2cから装置2aへVMを移動した場合、装置2cの電力低減を行う。
次に第2の実施の形態について説明する。まず、システム構成について説明する。図2は情報処理システムの構成の一例を示す図である。情報処理システム1−1は、運用管理サーバ10、データセンタ20および操作端末30を備え、互いにバス接続されている。なお、運用管理サーバ10は、図1の管理装置1の機能を有する。
図3は運用管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。運用管理サーバ10は、プロセッサ100によって装置全体が制御されている。すなわち、プロセッサ100は、運用管理サーバ10の制御部として機能する。
さらにまた、入出力インタフェース102は、周辺機器を接続するための通信インタフェースとしても機能する。例えば、入出力インタフェース102は、レーザ光等を利用して、光ディスクに記録されたデータの読み取りを行う光学ドライブ装置を接続することができる。光ディスクは、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)等がある。
図4は運用管理サーバの機能ブロックの一例を示す図である。運用管理サーバ10は、運用管理部11およびテーブル管理部12を備える。運用管理部11は、消費電力測定部11a、PWC処理部11b、VM移動実行判定部11c、電力ピーク比較処理部11d、構成情報比較処理部11e、VM移動処理部11fおよびVM移動復元処理部11gを含む。
運用管理部11において、消費電力測定部11aは、電力管理単位のグループ内の管理対象装置2の消費電力を測定する。この場合、消費電力測定部11aは、管理対象装置2毎に、所定期間における消費電力、消費電力合計値および消費電力ピーク値等を測定する。また、消費電力測定部11aは、グループ毎に消費電力合計値を算出する。
PWC処理部11bは、PWCを行うための閾値を有し、グループの消費電力合計値が閾値以上になる場合、該当グループの所定の管理対象装置2に対してPWCを実行する。
<テーブル情報の登録>
次に操作端末30を通じてテーブル情報が登録される動作について説明する。初期運用時、テーブル管理部12内の各管理テーブルに対して、操作端末30から所定のテーブル情報があらかじめ登録される。
〔ステップS11〕操作端末30は、データセンタ20内のラックに搭載された管理対象装置2に関する装置情報を機器管理テーブル12aに登録する。
〔ステップS13〕操作端末30は、収集した構成情報を機器構成管理テーブル12dに登録する。
〔ステップS15〕操作端末30は、グループ毎のPWC優先順位を機器管理テーブル12aに登録する。
〔ステップS17〕操作端末30は、消費電力の監視時間情報(例えば、1分単位の監視開始/監視終了時間)を機器管理テーブル12aに登録する。
<管理テーブルの登録内容>
次にテーブル管理部12内の各管理テーブルの登録内容について、図6から図9を用いて説明する。
PWC実行フラグは、管理対象装置2−1、・・・、2−n毎にPWCの実行があった場合に設定されるフラグ情報である。グループPWC実行フラグは、グループ毎にPWCの実行があった場合に設定されるフラグ情報である。
次に運用管理部11の動作について以降詳しく説明する。図10は運用管理部の動作を示すフローチャートである。
〔ステップS102〕運用管理部11は、グループの消費電力合計値が閾値以上か否かを判定する。閾値以上の場合、ステップS103へ処理が進み、閾値未満の場合、ステップS104へ処理が進む。
〔ステップS104〕運用管理部11は、グループの消費電力合計値が閾値のN%(例えば、80%)以上で、かつ閾値未満のグループがあるか否かを判定する。該当グループがある場合、ステップS105へ処理が進み、該当グループがない場合、ステップS101へ戻る。
〔ステップS106〕運用管理部11は、該当グループ内でVM移動元装置の消費電力ピーク値との重なり度が最も少ない消費電力ピーク値を有する管理対象装置(VM移動先装置)を検出する。
VM移動元装置に接続されるストレージの記憶容量以上の記憶容量を持つストレージがVM移動先装置に接続されている場合、ステップS108へ処理が進む。また、VM移動元装置に接続されるストレージの記憶容量未満の記憶容量しか持たないストレージがVM移動先装置に接続されている場合(またはVM移動先装置がストレージを持たない場合)、ステップS101へ処理が戻る。
〔ステップS110〕運用管理部11は、移動済みフラグが設定されている際には、所定期間において、移動前のVM移動元装置の消費電力合計値と、VM移動後のVM移動先装置の消費電力合計値との比較を行う。そして、運用管理部11は、移動後の消費電力合計値が移動前より少なくなっていれば、そのままVMを移動させておき、VM移動元装置の電源をオフする。
<消費電力の測定>
以下、運用管理部11の機能ブロック毎の動作について説明する。図11は消費電力測定の動作を示すフローチャートである。
〔ステップS22〕消費電力測定部11aは、電力監視実行指示を受信すると、監視時間に達したか否かを判定する。監視時間に達した場合はステップS23へ処理が進み、監視時間に達しない場合はステップS22の処理を繰り返す。
〔ステップS24〕消費電力測定部11aは、グループ毎の消費電力の合計値を算出する。
〔ステップS26〕消費電力測定部11aは、閾値管理テーブル12bから、グループ毎の閾値を読み出す。
<PWC処理>
図12はPWC処理の動作を示すフローチャートである。
〔ステップS32〕PWC処理部11bは、消費電力合計値が閾値以上のグループのうち、ステップS27で読み出されたグループPWC実行フラグの値にもとづき、PWCが未実行のグループがあるか否かを判定する。
〔ステップS33〕PWC処理部11bは、PWCが実行されていないグループ内で優先順位が最も低い管理対象装置に対してPWCを実行する。PWCとしては例えば、該当管理対象装置のCPUの周波数を所定周波数まで下げたり、またはメモリの動作モードを節電モードに変更したりする。
<VM移動実行判定処理>
図13はVM移動実行判定処理の動作を示すフローチャートである。なお、ステップS44からS47にかけてはVM移動復元処理になる。
〔ステップS45〕VM移動復元処理部11gは、VM移動先の管理対象装置に移動しているVMをVM移動元の管理対象装置へ戻す。
図14は電力ピーク比較処理の動作を示すフローチャートである。なお、電力ピーク比較処理では、VM移動後の再測定タイミングの設定処理も行われる。
〔ステップS52a〕電力ピーク比較処理部11dは、該当グループの消費電力ピークが毎日同じ時間に発生するか否かを判定する。毎日同じ時間に発生する場合はステップS53cへ処理が進み、毎日同じ時間に発生しない場合はステップS52bへ処理が進む。
〔ステップS54〕電力ピーク比較処理部11dは、機器管理テーブル12aの装置情報を参照して、閾値の80%を超えたときに動作していた該当グループ内の管理対象装置を検出する。
図15は構成情報比較処理の動作を示すフローチャートである。
〔ステップS61〕構成情報比較処理部11eは、機器構成管理テーブル12dを参照して、VM移動元装置と、VM移動先装置との構成情報を収集する。
図16はVM移動処理の動作を示すフローチャートである。
〔ステップS71〕VM移動処理部11fは、VM移動元装置に配置されるVMを、VM移動先装置へ移動する。
〔ステップS74〕VM移動処理部11fは、機器管理テーブル12aに対し、該当グループのVM移動確認済みフラグに1を設定する。図11のステップS22の処理へ戻る。
図17はVM移動復元処理の動作を示すフローチャートである。
〔ステップS81〕VM移動復元処理部11gは、消費電力の再測定を行うVM移動後のグループがあるか否かを判定する。再測定を行うグループがある場合、ステップS82へ処理が進み、再測定を行うグループがない場合はPWC処理(図12)へ移行する。
〔ステップS85〕VM移動復元処理部11gは、VM移動先装置に移動しているVMをVM移動元装置へ戻す。
〔ステップS87〕VM移動復元処理部11gは、機器管理テーブル12aに対し、VM移動先装置にVM移動確認済みフラグに1を設定する。PWC処理(図12)へ移行する。
を有する管理装置。
(付記5) 前記制御部は、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値が閾値以上になった場合、前記仮想マシンの移動前の前記グループ内の所定装置に対してパワーキャッピングを実行し、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値が前記閾値のN%以上、かつ前記閾値未満になった場合、前記移動判定を実行する付記1記載の管理装置。
前記装置群を電力管理単位のグループに分け、前記グループに含まれる複数の装置の所定期間における消費電力を測定し、前記グループに含まれる第1の装置と、前記第1の装置の第1の消費電力ピーク値に対して重なり度が最小の第2の消費電力ピーク値を有する第2の装置とを検出し、前記第1の装置に配置される仮想マシンの前記第2の装置への移動判定を行い、前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合、前記第1の装置の電力低減を行う制御部を含む管理装置と、
を有する情報処理システム。
(付記11) 前記制御部は、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値が閾値以上になった場合、前記仮想マシンの移動前の前記グループ内の所定装置に対してパワーキャッピングを実行し、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値が前記閾値のN%以上、かつ前記閾値未満になった場合、前記移動判定を実行する付記7記載の情報処理システム。
電力管理単位のグループに含まれる複数の装置の所定期間における消費電力を測定し、
前記グループに含まれる第1の装置と、前記第1の装置の第1の消費電力ピーク値に対して重なり度が最小の第2の消費電力ピーク値を有する第2の装置とを検出し、
前記第1の装置に配置される仮想マシンの前記第2の装置への移動判定を行い、前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合、前記第1の装置の電力低減を行う、
処理を実行させるプログラム。
(付記17) 前記処理は、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値が閾値以上になった場合、前記仮想マシンの移動前の前記グループ内の所定装置に対してパワーキャッピングを実行し、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値が前記閾値のN%以上、かつ前記閾値未満になった場合、前記移動判定を実行する付記13記載のプログラム。
1a 制御部
1b 記憶部
2a、2b、2c 装置
Gr グループ
g1、g2、g3 消費電力のグラフ
t1 期間
Pa、Pb、Pc 消費電力ピーク値
Claims (7)
- 電力管理単位のグループに含まれる複数の装置の所定期間における消費電力を測定し、前記グループに含まれる第1の装置と、前記第1の装置の第1の消費電力ピーク値に対して重なり度が最小の第2の消費電力ピーク値を有する第2の装置とを検出し、前記第1の装置に配置される仮想マシンの前記第2の装置への移動判定を行い、前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合、前記第1の装置の電力低減を行う制御部、
を備え、
前記制御部は、
前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合は、前記第1の装置の電源をオフし、
前記仮想マシンの移動後の前記グループの消費電力合計値が、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値よりも大きくなった場合、前記仮想マシンの移動後に電源がオフになっていた前記第1の装置の電源をオンして、前記第2の装置へ移動していた前記仮想マシンを前記第1の装置へ戻し、前記グループ内の所定装置に対してパワーキャッピングを実行する、
管理装置。 - 前記制御部は、前記第1の装置に接続される第1の記憶部の第1の記憶容量と、前記第2の装置に接続される第2の記憶部の第2の記憶容量とを比較して前記移動判定を行い、前記第2の記憶容量が前記第1の記憶容量以上の場合、前記第1の装置に配置される前記仮想マシンを前記第2の装置へ移動する請求項1記載の管理装置。
- 前記制御部は、前記第1の装置が有する第1のネットワークインタフェースの第1の回線数と、前記第2の装置が有する第2のネットワークインタフェースの第2の回線数とを比較して前記移動判定を行い、前記第2の回線数が前記第1の回線数以上の場合、前記第1の装置に配置される前記仮想マシンを前記第2の装置へ移動する請求項1記載の管理装置。
- 前記制御部は、前記グループのうち、消費電力合計値が最小の前記第1の装置を検出する請求項1記載の管理装置。
- 前記制御部は、電力監視実行指示にもとづく監視時間において前記グループの消費電力を測定し、前記グループの消費電力合計値と、閾値とを比較して、前記グループの消費電力合計値が閾値以上であることを検出した場合は、前記グループ内の所定装置に対してパワーキャッピングを実行し、前記グループの消費電力合計値が前記閾値のN%以上、かつ前記閾値未満であることを検出した場合は、前記移動判定を実行する、請求項1記載の管理装置。
- 情報処理を行う装置群と、
前記装置群を電力管理単位のグループに分け、前記グループに含まれる複数の装置の所定期間における消費電力を測定し、前記グループに含まれる第1の装置と、前記第1の装置の第1の消費電力ピーク値に対して重なり度が最小の第2の消費電力ピーク値を有する第2の装置とを検出し、前記第1の装置に配置される仮想マシンの前記第2の装置への移動判定を行い、前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合、前記第1の装置の電力低減を行う制御部を含む管理装置と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合は、前記第1の装置の電源をオフし、
前記仮想マシンの移動後の前記グループの消費電力合計値が、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値よりも大きくなった場合、前記仮想マシンの移動後に電源がオフになっていた前記第1の装置の電源をオンして、前記第2の装置へ移動していた前記仮想マシンを前記第1の装置へ戻し、前記グループ内の所定装置に対してパワーキャッピングを実行する、
情報処理システム。 - コンピュータに、
電力管理単位のグループに含まれる複数の装置の所定期間における消費電力を測定し、
前記グループに含まれる第1の装置と、前記第1の装置の第1の消費電力ピーク値に対して重なり度が最小の第2の消費電力ピーク値を有する第2の装置とを検出し、
前記第1の装置に配置される仮想マシンの前記第2の装置への移動判定を行い、前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合、前記第1の装置の電力低減を行い、
前記第1の装置から前記第2の装置へ前記仮想マシンを移動した場合は、前記第1の装置の電源をオフし、
前記仮想マシンの移動後の前記グループの消費電力合計値が、前記仮想マシンの移動前の前記グループの消費電力合計値よりも大きくなった場合、前記仮想マシンの移動後に電源がオフになっていた前記第1の装置の電源をオンして、前記第2の装置へ移動していた前記仮想マシンを前記第1の装置へ戻し、前記グループ内の所定装置に対してパワーキャッピングを実行する、
処理を実行させるプログラム。
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