JP6958277B2 - 異常判定方法及び装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、画像のデータに関してではなく、音声信号等の時系列データに関する異常判定について、特徴量としてスペクトル密度を使用し、ランダムに選んだ正常データ群の一部からのマハラノビス距離を用いて異常判定することが開示されている。
本発明は、上記の事情に鑑み、経験や試行錯誤を必要とせずに簡便に特徴量を作成でき、特徴量に基づいた確度の高い異常判定を可能とする異常判定方法及び装置を提供する。
以下、図1を参照しながら、本発明の実施形態による異常判定装置を説明する。図示のとおり、本実施形態による異常判定装置10は、被検査体の画像のデータを取得する画像取得部11と、被検査体の画像のデータを入力し、その画像のデータに対応した特徴量を抽出する特徴量抽出部12と、コンピュータプログラムや、画像のデータに関する種々の情報を記憶する記憶部13と、異常判定の基準として用いられる閾値を特徴量に基づいて設定する閾値設定部14と、画像のデータに示される外観が異常か否かを判定する異常判定部15と、記憶部13に記憶される情報や判定結果、異常箇所の画像のデータなどを表示する表示部16とを備える。また、特徴量抽出部12、閾値設定部14、及び異常判定部15により、制御部10aが構成され、制御部10aには入出力(I/O)装置17が接続されている。I/O装置17は、例えばキーボードやマウス、光ディスクドライブなど(いずれも図示せず)を備えることができる。
一般的に、市販されているような学習済みニューラルネットワークでは、入力された画像が、予め準備された幾つかの判定結果のうち、当該画像がどの判定結果に類似しているかを演算して出力する。そうした演算は、多数段の演算を行い、最終的な結果として出力されるものであるが、多数段の演算の途中(中間層)において、その演算結果を抽出することも可能である。そうすることで、入手しやすい市販の学習済みニューラルネットワークを活用することができ、また、予め準備された判定結果に束縛されることなく、演算結果を所望の判定に流用することができ、さらに、再度の学習を不要にすることができるため、計算コストの削減を図ることができる。
異常判定部15は、閾値設定部14により設定された閾値に基づいて、被検査体等の画像の特徴量から、画像取得部11により取得される、被検査体の外観が異常か否かを判定する。
表示部16は、ディスプレイやプリンタなどの出力装置(図示せず)を備え、記憶部13に記憶される情報や判定結果を表示又は印刷する。また、表示部16は、異常と判定された外観を示す画像のデータを表示又は印刷することもできる。
読み込まれた正常画像のデータは、画像取得部11から記憶部13に送られ記憶された後、特徴量抽出部12からの命令に従って、学習済みニューラルネットワークへ入力される。特徴量抽出部12は、学習済みニューラルネットワークの中間層の出力に基づき、その正常画像のデータについての特徴量を抽出する。抽出された特徴量は記憶部13に記憶される(ステップS3)。
同様に、平均ベクトルVaの終点Eaとすべてのベクトルの終点Dとの間の距離がそれぞれ計算された後、そのうちの最大の値が距離の閾値Tdとして設定される(ステップS7(図2))。閾値Tdは、閾値設定部14から記憶部13へ出力され、記憶部13に記憶される。
なお、図3Aに示される円Cは、平均ベクトルVaの終点Eaを中心とし、上記の最大の値(閾値Td)を半径とする円である。即ち、正常画像のデータに対応する特徴量のベクトルの終点Dは、円C内に収まる。
以上により、距離の閾値Tdと角度の閾値Tcとが設定され、閾値を設定するフローが終了する。
反対に、計算された距離が閾値Tdより大きい場合には(ステップS11:NO)、異常と判定されて(ステップS15)、異常判定が終了する。
反対に、コサイン類似度Csが角度の閾値Tcより大きい場合には(ステップS13:NO)、異常と判定されて(ステップS15)、異常判定が終了する。
この後、他の被検査体がある場合には、その被検査体について同じ操作が行われる。
例えば、本発明の実施形態による異常判定方法で用いられる学習済みのニューラルネットワークは、例えば多層構造を有するいわゆる深層学習(deep learning)であっても良い。また、本発明の実施形態による異常判定方法では、学習が既に終了し、一般に公開されているニューラルネットワークを使用することができるが、訓練データを用いて新たに学習させたニューラルネットワークを用意し、使用することもできる。さらに、記憶部13に記憶することなく、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、又はインターネットなどのワイド・エリア・ネットワークと有線又は無線により接続し、ネットワーク上で公開される学習済みニューラルネットワークを使用することもできる。
さらに、検証実験においてはめっき鋼板を用いたが、本発明の実施形態による異常判定方法は、画像のデータを撮像できる限り、どのような物品であっても、その外観の異常を判定することができる。
10a 制御部
11 画像取得部
12 特徴量抽出部
13 記憶部
14 閾値設定部
15 異常判定部
16 表示部
17 入出力(I/O)装置
17a コンピュータ可読記憶媒体
Claims (10)
- 被検査体の画像に基づいて当該被検査体の外観異常を判定する異常判定方法であって、
正常な外観を有することが既知の複数の参照被検査体に対応する複数の参照画像を取得する第1取得ステップと、
前記複数の参照画像の各々を学習済みニューラルネットワークへ入力する第1入力ステップと、
前記複数の参照画像の各々が入力された前記学習済みニューラルネットワークの中間層の出力に基づき、前記複数の参照画像の各々に対応する参照画像の特徴量を抽出する第1抽出ステップと、
被検査体の画像を取得する第2取得ステップと、
前記第2取得ステップにて取得された前記被検査体の画像を前記学習済みニューラルネットワークへ入力する第2入力ステップと、
前記被検査体の画像が入力された前記学習済みニューラルネットワークの中間層の出力に基づき、前記画像に対応する特徴量を抽出する第2抽出ステップと、
前記第1抽出ステップにて抽出された前記特徴量と前記第2抽出ステップにて抽出された前記特徴量とに基づいて、前記被検査体の外観が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
を備える異常判定方法。 - 被検査体の画像に基づいて当該被検査体の外観異常を判定する異常判定方法であって、
正常な外観を有することが既知の複数の参照被検査体に対応する複数の参照画像を取得する第1取得ステップと、
前記複数の参照画像の各々を学習済みニューラルネットワークへ入力する第1入力ステップと、
前記複数の参照画像の各々が入力された前記学習済みニューラルネットワークの中間層の出力に基づき、前記複数の参照画像の各々に対応する参照画像の特徴量を抽出する第1抽出ステップと、
前記複数の参照画像の特徴量の多次元空間における平均位置を特定する特定ステップと、
前記多次元空間において、前記複数の参照画像の特徴量の各々と前記平均位置との間の距離に基づく距離閾値と、前記複数の参照画像の特徴量の各々の前記平均位置に対するコサイン類似度に基づく角度閾値との一方又は双方を閾値として設定する設定ステップと、
被検査体の画像を取得する第2取得ステップと、
前記第2取得ステップにて取得された前記被検査体の画像を前記学習済みニューラルネットワークへ入力する第2入力ステップと、
前記被検査体の画像が入力された前記学習済みニューラルネットワークの中間層の出力に基づき、前記画像に対応する特徴量を抽出する第2抽出ステップと、
前記第2抽出ステップにて抽出された前記特徴量と前記平均位置との間の距離と、当該特徴量の前記平均位置に対するコサイン類似度との一方又は双方を計算する計算ステップと、
前記計算ステップで計算された前記距離と前記コサイン類似度との一方又は双方を、前記設定ステップで設定された前記閾値に対応させて比較し、比較結果に基づいて、前記被検査体の外観が正常であるか否かを判定する判定ステップと
を備える異常判定方法。 - 前記設定ステップにおいて、前記複数の参照画像の特徴量の各々と前記平均位置との間の距離のうちの最大値が前記距離閾値として設定される、請求項2に記載の異常判定方法。
- 前記設定ステップにおいて、前記複数の参照画像の特徴量の各々の前記平均位置に対するコサイン類似度のうちの最小値が前記角度閾値として設定される、請求項2又は3に記載の異常判定方法。
- 前記距離がユークリッド距離とマハラノビス距離とのいずれか一方である、請求項2から4のいずれか一項に記載の異常判定方法。
- 被検査体の画像に基づいて当該被検査体の外観異常を判定する異常判定装置であって、
正常な外観を有することが既知の参照被検査体の参照画像と、被検査体の画像とを取得可能な画像取得部と、
前記画像取得部により取得された前記参照画像と前記被検査体の画像との各々を学習済みニューラルネットワークへ入力させ、当該学習済みニューラルネットワークの中間層の出力に基づき、前記参照画像と前記被検査体の画像との各々の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
前記特徴量抽出部により抽出された前記被検査体の画像の特徴量と前記参照画像の特徴量とに基づいて、前記被検査体の外観が正常であるか否かを判定する異常判定部と、
を備える異常判定装置。 - 被検査体の画像に基づいて当該被検査体の外観異常を判定する異常判定装置であって、
正常な外観を有することが既知の参照被検査体の参照画像と、被検査体の画像とを取得可能な画像取得部と、
前記画像取得部により取得された前記参照画像と前記被検査体の画像との各々を学習済みニューラルネットワークへ入力させ、当該学習済みニューラルネットワークの中間層の出力に基づき、前記参照画像と前記被検査体の画像との各々の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
前記画像取得部により取得された複数の前記参照画像の特徴量の多次元空間における平均位置を特定し、当該多次元空間において、前記複数の前記参照画像の特徴量の各々と前記平均位置との間の距離に基づく距離閾値と、前記複数の前記参照画像の特徴量の各々の前記平均位置に対するコサイン類似度に基づく角度閾値との一方又は双方を閾値として設定する閾値設定部と、
前記特徴量抽出部により抽出された、前記被検査体の画像の特徴量と前記平均位置との間の距離と、当該特徴量の前記平均位置に対するコサイン類似度との一方又は双方を計算し、当該距離と当該コサイン類似度の一方又は双方を、前記閾値設定部により設定された閾値に対応させて比較し、比較結果に基づいて、前記被検査体の外観が正常であるか否かを判定する異常判定部と
を備える異常判定装置。 - 前記閾値設定部が、前記複数の前記参照画像の特徴量の各々と前記平均位置との間の距離のうちの最大値を前記距離閾値として設定する、請求項7に記載の異常判定装置。
- 前記閾値設定部が、前記複数の前記参照画像の特徴量の各々の前記平均位置に対するコサイン類似度のうちの最小値を前記角度閾値として設定する、請求項7又は8に記載の異常判定装置。
- 前記距離がユークリッド距離とマハラノビス距離とのいずれかである、請求項7から9のいずれか一項に記載の異常判定装置。
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