JP6956562B2 - 知能ロボットシステム及びプログラム - Google Patents

知能ロボットシステム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6956562B2
JP6956562B2 JP2017155584A JP2017155584A JP6956562B2 JP 6956562 B2 JP6956562 B2 JP 6956562B2 JP 2017155584 A JP2017155584 A JP 2017155584A JP 2017155584 A JP2017155584 A JP 2017155584A JP 6956562 B2 JP6956562 B2 JP 6956562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workflow
displayed
robot
editor
character string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017155584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019036029A (ja
Inventor
高平 山口
武史 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keio University
Original Assignee
Keio University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keio University filed Critical Keio University
Priority to JP2017155584A priority Critical patent/JP6956562B2/ja
Publication of JP2019036029A publication Critical patent/JP2019036029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6956562B2 publication Critical patent/JP6956562B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、知能ロボットシステム及びこのようなシステムにおいて用いられるプログラムに関する。
従来から、ROS(Robot Operating System)及び人工知能・知能ロボットアプリケーションを利用してロボットに対して所望の会話、動作等を行わせる研究開発が行われている(例えば、非特許文献1)。近年では、人工知能・ロボットアプリケーションを用いて自動車の自動運転技術やクイズ人工知能が開発されている。しかしながら、これらの技術はいずれもロボットの自律的動作である動作知能又は特定知能を対象とするものであり、その応用範囲はアプリケーションの開発段階で開発者が意図した範囲内に限られており、かつ、その開発はAI技術者に委ねられている。
Tenorth,M. et al., "KnowRob: A knowl-edge processing infrastructure for cognition-enabled robots", International Journal of Robotics Research, Vol. 32, No. 5, pp. 566{590 (2013)
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、エンドユーザが直接、知能ロボットのアプリケーションを編集し易くし、ロボットの適用範囲を広げることができる知能知能ロボットシステム及びこのシステムにおいて用いられるプログラムを自動生成することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、ROSを用いた知能ロボットシステムであって、少なくとも音声対話モジュールを含み、ロボットの知的振る舞いの手順を示すワークフローを格納するワークフロー格納部と、当該ワークフロー格納部に格納されたワークフローの編集を可能にするワークフローエディタシステムと、当該ワークフローエディタシステムの処理内容をユーザに表示するディスプレイ部と、を備え、ワークフローエディタシステムの作動時にディスプレイ部には、ワークフローを構成する各プロセスが互いに関連付けられて表示され、音声対話に関連するプロセスを示す領域には、当該音声対話に関連するプロセスの内容と、当該音声対話プロセス実行時におけるロボットの発話内容とが表示用文字列として表示されることを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、音声対話に関連するプロセスを示す領域に、音声対話に関連するプロセスの内容に加えて、音声対話プロセス実行時のロボットの発話内容を同時に表示することができる。これにより、ワークフローの編集時に、プロセス実行時の発話内容を参照することができ、編集時にワークフローを見易くすることができる。
また、本発明において好ましくは、ワークフローエディタシステムの作動時にディスプレイ部には、音声対話に関連するプロセスと関連付けられ、ロボットの発話内容を示す定数文字列モジュールが表示され、当該定数文字列モジュールには、当該定数文字列モジュールに関連付けられたプロセスの表示用文字列の宛先が表示されている。
このように構成された本発明によれば、ワークフローを見易くしたまま、ロボットの発話内容を容易に確認しにいくことができる。
また、本発明において好ましくは、ワークフローエディタシステムの作動時にディスプレイには、ワークフローに関連する複数のアクターに応じて分割されたアクター領域が表示され、ワークフローを構成する各プロセスを示す領域は、当該プロセスを担当するアクターに応じたアクター領域内に表示されている。
このように構成された本発明によれば、プロセスを示す領域を、アクターに対応するアクター領域内に表示することができる。これにより、各アクターに関連するプロセスを容易に判別することができ、ワークフローの編集時に各アクターに割り振られたプロセスを容易に把握することができる。またこのようにアクター毎にプロセスを分類して表示することにより、例えば人間のアクターに関連するプロセスをも表示することができ、これによりワークフローの編集時に、プロセス全体を把握しながら編集を行うことができる。
この場合において、プロセスを示す領域は、プロセスが実行される順にアクター領域内に表示されることが好ましい。
また、本発明において好ましくは、ワークフローのうち、少なくとも一部のプロセスに状況に応じたルールが設定されているビジネスルールを格納するビジネスルール格納部と、周辺の人物の属性を検出する画像センシング部と、を備え、状況に応じたルールが設定されているプロセスは、画像センシング部で検出された人物の属性に関連するルールを条件部に含んで構成されている。
このように構成された本発明によれば、ビジネスルールに、画像センシング部で検出された人物の属性に関するルールを含ませることができる。これにより、ワークフロー中に、人物の属性に関する判断を含ませることができる。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ROSを用いた知能ロボットシステムに用いられるプログラムであって、知能ロボットシステムは、少なくとも音声対話モジュールを含み、ロボットの知的振る舞いの手順を示すワークフローを格納するワークフロー格納部と、当該ワークフロー格納部に格納されたワークフローの編集を可能にするワークフローエディタシステムと、当該ワークフローエディタシステムの処理内容をユーザに表示するディスプレイ部と、を備えるものであり、プログラムは、CPUにより実行されワークフローエディタシステムを制御するためのエディタドライバを備え、当該エディタドライバは、CPUに、ワークフロー格納部に格納されたワークフローを読み出させ、ディスプレイ部にワークフローエディターシステムによるワークフローの編集画面を表示させるように構成されており、ワークフローエディタシステムの作動時にディスプレイ部には、ワークフローを構成する各プロセスが互いに関連付けられて表示され、音声対話に関連するプロセスを示す領域には、当該音声対話に関連するプロセスの内容と、当該音声対話プロセス実行時におけるロボットの発話内容とが表示用文字列として表示されることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、音声対話に関連するプロセスを示す領域に、音声対話プロセス実行時のロボットの発話内容を表示することができる。これにより、ワークフローの編集時に、プロセス実行時の発話内容を参照することができ、編集時にワークフローを見易くすることができる。
以上のように本発明によれば、エンドユーザが直接、知能ロボットのアプリケーションを編集し易くし、ロボットの適用範囲を広げることができる。
本発明の実施形態による知能ロボットシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による知能ロボットシステムのシステム構造を示すブロック図である。 本発明の実施形態による知能ロボットシステムのワークフローを示すフロー図である。 本発明の実施形態による知能ロボットシステムのワークフローの一部のプロセスを示すフロー図である。 本発明の実施形態によるシナリオエディタの操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施例1によるクイズモジュール作成時のワークフローエディタの編集画面を示す図である。 本発明の実施例1によるクイズモジュール作成時のワークフローエディタの編集画面を示す図である。 図7に示すワークフローをシナリオエディタで表示した画面を示す図である。 本発明の実施例1によるアクター及び道具クラスの階層構造を示す図である。 実施例1における、オントロジーとルールベースに基づくタブレットクイズシステムの構成図である。 実施例1において使用したインスタンスのクラス階層を示す。 実施例1において使用したインスタンスネットワークのブロック図である。 実施例1において使用したインスタンスネットワークのブロック図である。 本発明の実施例2によるロボット喫茶店のシステム構成図である。
以下、本発明の実施形態について詳述する。以下の実施形態は、いわゆるPRINTEPS(Practical Intelligence Applications)を用いた例に関するものである。PRINTEPSとは、知識推論、音声対話、人と物体の画像センシング、動作、機械学習を要素技術として、アプリケーションの開発者ではなく、実際にロボットを使用するエンドユーザがその用途・目的に応じて直接知能アプリケーションを開発するための総合知能アプリケーションプラットフォームをいう。図1は、本発明の実施形態による知能ロボットシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、知能ロボットシステムは、モニター1等の情報表示手段及びキーボードとマウス3等の情報入力手段に接続された情報処理装置5を備えている。
情報処理装置5は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)15と、入出力インターフェース17と、記憶部19とを備えている。
CPU11は、記憶部19からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。CPU11、RAM15は、バスを介して相互に接続されている。このバスにはまた、入出力インターフェース17も接続されている。入出力インターフェース17には、記憶部19、及びドライブ21が接続されている。記憶部19は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。そして一つの実施形態にかかるプログラムは、RAM15上のメモリ領域を使用しながら、例えばキーボードとマウス3から入力された情報を利用してCPU11に各種演算処理を実行させ、オペレータに必要な情報をモニター1に表示させるように構成されている。なお、以下の実施形態では、プログラムやプログラムの実行に必要なデータが記憶部19に格納されているものとするが、プログラムやデータは情報処理装置5とは別体のサーバー上、クラウド上に格納されたものであってもよい。
図2は、知能ロボットシステムのシステム構造を示すブロック図である。知能ロボットシステムのシステム構造は、いわゆるSOA(サービス指向アーキテクチャ)を有しており、ロボットに知識推論、音声対話処理、及び言語理解の必要な動作を行わせるためのルール、並びに画像センシングとロボットの動作に関するワークフロー、ロボットによる判断ルールに関するビジネスルール、及び各種情報に関するオントロジーを格納している格納領域21を備えている。また、知能ロボットシステム内では、ROS上で作動するように構成された知識推論システム、音声対話システム、画像センシングシステム、動作計画システム、及び機械学習システムを利用して、知識、対話、画像センシング、動作、機械学習の各種モジュールを組み合わせてワークフローを構成している。そしてこのワークフローは、ROS上で作動するワークフローエディタを用いることによって、開発者ではなく、ロボットのエンドユーザがワークフローを適宜編集できるように構成されている。そして編集されたワークフローは、格納領域21内で管理される。
ワークフローは、特定のサービスを実行するために知識推論モジュールと、音声対話モジュールと、画像センシングモジュールと、動作計画モジュールと、機械学習モジュールとを組み合わせたビジネスプロセスとして構築されている。そして構築されたビジネスプロセスは、ベストプラクティスとして、オントロジーとの組み合わせでベストプラクティス共有システムにおいてユーザ間で共有できるようになっている。
ワークフローエディタ
以下、本実施形態に関連したワークフローエディタについて詳述する。
図3は、本実施形態による知能ロボットシステムのワークフローを示すフロー図である。このフロー図は、ユーザが実際にワークフローエディタを実行している際に、モニター1に表示されるものである。
ワークフローエディタの実行時には、ユーザがキーボードとマウス3を操作して、例えば所定のオントロジーが付与されたワークフローを読み出す操作を実行する。これにより、CPU7によって情報格納部11内に格納されたワークフローが読み出され、RAM9上で展開される。ワークフローは、知識推論モジュールと、音声対話モジュールと、画像センシングモジュールと、動作計画モジュールと、機械学習モジュールとを含む複数のプロセス及びモジュールを組み合わせて構成されている。そしてワークフローエディタの実行時には、ロボットの知的振る舞いの手順であるプロセスを示す領域には、各モジュールに関連させたロボットが行うべき発話と動作を示す文字列が表示される。図3に示す例では、上流側から下流側に向けてプロセスP1〜P5を組み合わせたワークフローが表示されている。そして各プロセスを示す領域には、ロボットの動作を示す文字列が表示されている。また、5つのプロセスのうち、ロボットの音声対話に関連するプロセスP3及びP5には、ロボットの動作を示す文字列に加えて、音声対話を実行する際にロボットが発話する発話内容が表示用文字列として表示されている。
ロボットの発話内容に関するデータとロボットの動作内容に関するデータは、格納領域21の別領域に格納されているため、通常、ワークフローエディタでは、音声対話プロセスにおけるロボットの発話内容は、音声対話プロセスに関連付けられた別領域に表示されていた。従って、ワークフロー中のプロセスの数が多い場合には、ロボットのプロセスを示す領域に加えて、音声対話プロセスにおける発話内容を示す領域が混在して表示されてしまい、編集画面が非常に煩雑なものであった。これに対して本実施形態では、音声対話プロセスにおけるロボットの発話内容を、当該プロセスを示す領域内に表示用文字列として、ロボットの動作内容を示す文字列と一緒に表示できるようになっている。これにより、ワークフローの編集時に、プロセス実行時の発話内容を参照することができ、編集時にワークフローを見易くすることができる。
図4は、知能ロボットシステムのワークフローの発話プロセスを示すフロー図であり、図3に示す発話プロセスの変形例を示すものである。図4に示すように、変形例にかかるワークフローは、発話プロセスに関するプロセスP3を例示的に抜き出して拡大したものである。そしてプロセスP3は、上述したようにロボットの動作内容を示す文字列と、音声対話プロセスを実行する際のロボットの発話内容を示す表示用文字列とが同じ領域内に示されている。変形例では、これに加えて、ロボットの発話内容を示す定数文字列モジュールが、プロセスP3の領域に関連付けられて表示されている。そしてこの定数文字列モジュール内には、ロボットの発話内容を示す表示用文字列の宛先となる${display}が表示されている。これにより、ワークフローの編集時に、ロボットの発話内容がプロセスP3を示す領域内に表示用文字列として表示されていることを理解し易くすることができる。
シナリオエディタ
図5は、上述したワークフローエディタの追加機能としてのシナリオエディタの操作画面の一例を示す図である。シナリオエディタの起動時には、ディスプレイ1の画面には、シナリオエディタ用の画面が表示される。シナリオエディタ用の画面は、ワークフローを実行する際に登場する複数のアクターに対応させた複数のアクター領域A1〜A4が示されている。アクター領域には、ワークフローを実行する際に登場する複数のアクター(本実施形態では、アクターとしてW、X、Y及びZが表示されている)毎に、当該アクターが担当するプロセスが表示されている。そして通常のワークフローエディタと同様に、ワークフローを構成する各プロセスは、時系列に沿って上流側から下流側に向けて互いに接続されて表示されている。
具体的には、図5に示すように、ワークフローエディタの画面には、アクターWに関連するプロセスを表示するためのアクター領域A1、アクターXに関連するプロセスを表示するためのアクター領域A2、アクターYに関連するプロセスを表示するためのアクター領域A3、及びアクターZに関連するプロセスを表示するためのアクター領域A4とが表示されている。
そして、アクター領域A2にはアクターXに関連するプロセスP51とP52とP53とP54が、アクター領域A3にはアクターYに関連するモジュールM51とプロセスP55が、アクター領域A1にはアクターWに関連するモジュールM52が表示されている。そしてこの例では、プロセスが画面の上から下に向けて、時系列的に表示されるようになっている。このように各アクター毎にアクター領域A1〜A4を割り当て、各領域に対応するアクターに関連するプロセスを時系列に沿って表示することにより、ワークフローの編集時に、各アクターが担当するプロセスが把握し易くなる。
上述したシナリオエディタとワークフローエディタとは互換性を有していることが好ましく、ワークフローの別の表現形式と見なすことが可能である。ユーザは、ワークフローの編集時に、ワークフローエディタとシナリオエディタのいずれかをプロセスごとに選択することができる。
ビジネスルール
上述した例では、ワークフローエディタ及びシナリオエディタを用いてワークフローを編集し易くできることについて詳述した。そして、上記ワークフローエディタ及びシナリオエディタは、ビジネスルール管理システム(BRMS)と連携させることも可能である。また、ビジネスルールの結論部において、PRINTEPSにおけるモジュールやプロセスを実行することが可能である。これにより、例えば画像センサによって検出された人の性別や年齢等の属性に関する情報を、ビジネスルールにおける条件部に利用することができる。
以上のように本発明の実施形態によれば、音声対話に関連するプロセスP3、P5を示す領域に、音声対話プロセス実行時のロボットの発話内容を表示することができる。これにより、ワークフローの編集時に、プロセス実行時の発話内容を参照することができ、編集時にワークフローを見易くすることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1
以下の実施例1では、PRINTEPSにおけるワークフローエディタを用いて学校の授業のワークフローを作成した。このワークフローは、ROSを用いたロボットや各種センサーの実行プログラムを含むものである。
実施例1では、ロボットによる授業進行に関連するワークフローを上述したシナリオエディタ等を用いて教師自身が直接編集できるようにした。さらに、児童の授業理解度を把握できるように、オントロジーとルールベースに基づくタブレットクイズシステムを開発した。以下では、実施例1に関連したワークフローエディタとタブレットクイズシステムについて説明する。
クイズモジュールは、ワークフローエディタを使用して教師自身が2択または3択クイズを設計したものである。このようなクイズモジュールを用いることにより、授業進行中に、教師が生徒の理解度をロボットやセンサーを用いたクイズにより確認することが可能となる。図6は、クイズモジュール作成時のワークフローエディタの編集画面を示す。図6の3択クイズ入力画面には、クイズのID、問題文、選択肢、正解の選択肢番号を入力できるようになっている。
図7は、クイズモジュール作成時のワークフローエディタの編集画面を示す図であり、図8は、ロボットに身振り付き発話をさせるモジュールとして、図4で示した「ランダム動作付き発話」モジュールを用いている場合を示す。このモジュールは引数として発話内容を表す定数文字列型として"${display}"の値を有している。
図8は、図7に示すワークフローをシナリオエディタで表現した画面である。この例では、アクターおよび道具毎にアクター領域を設定している。図9は、アクター及び道具クラスの階層構造を示すものである。そして本実施例1では、図9に示すように、小学校の理科の授業におけるアクタークラスとして、人間の教師、生徒、各種ロボット、キャラクターエージェントを設定した。また、道具クラスとして、黒板、紙、ディスプレイを含む電子デバイスを設定した。ここで用いられているプロセス及びモジュールには、メタデータとしてアクター領域が割り当てたアクターまたは道具クラスのインスタンスが割り当てられている。アクターまたは道具クラスのインスタンスを割り当てることにより、該当プロセスまたはモジュールが、割り当てたインスタンスに対応するアクター領域のみに表示されるように制限をかけることができる。このようなシナリオエディタでは、教師や生徒のように人間が行うプロセスも表現可能であり、これにより、授業進行における教師の発言をシナリオエディタ上で表現することができ、教師はロボットを用いた授業進行において、どの場面でどのような発言をすべきかを把握しやすくなる。
次に、オントロジーとルールベースに基づくタブレットクイズシステムについて詳述する。図10は、オントロジーとルールベースに基づくタブレットクイズシステムの構成図を示す。タブレットクイズシステムは、クイズサーバ101とタブレット端末103から構成される。クイズサーバでは、ルールエンジンとしてDroolsを用い、ルールベースによりタブレット端末103に提示するクイズやメディア(動画または画像)の状態を管理する。クイズやそれに関連するメディアなどは、クイズ構造オントロジーおよびクイズ
ドメインオントロジーを用いて定義し、ルールの結論部よりSPARQLクエリにより関連するコンテンツを取得できるようにした。
タブレットクイズにおける状態遷移ルールは以下の通りとした。
(1) クイズ出題
(2) 生徒の回答
(3) 正誤の表示
(4) 解説用メディアと共に解説文を表示
(5) 解説文を見終わったら次の問題に進む
タブレット端末103のアプリケーションは、Androidアプリとして実装され、
クイズサーバより取得したクイズやメディアの提示を行う。クイズサーバと個々のタブレット端末アプリは、rosjavaにより実装されたROSのノードとして動作し、ROSTopic通信を行う。タブレット端末103のアプリは始めに、ROSMasterノードに接続した後、端末IDと紐付いたサブスクライバとパブリッシャがクイズサーバ上で生成される。
最初に第1問目のクイズ情報がクイズサーバ101からタブレット端末103にパブリッシュされ、タブレット端末103のアプリはその情報をサブスクライブし、クイズの選択肢と次へボタンと共にタブレット端末103の画面上に表示する。タブレット端末103上で押された選択肢や次へボタンの情報は、クイズサーバ101上のサブスクライバによりサブスクライブされ、次に実行するルールの条件として利用される。実行したルールの結論部では、次にタブレット端末103に提示すべきクイズまたはメディアのデータがパブリッシュされ、タブレット端末103のアプリによりサブスクライブされる。以上を繰り返すことにより、タブレットクイズシステムは、生徒の回答状況に応じたクイズ、回答、メディアなどをタブレット上に提示することができる。
さらに具体的には、タブレット端末103のアプリからパブリッシュされるのは、クイズの各選択肢を押下した情報と、メディアを見終わった際に表示されるボタンを押下した情報との2種類の情報である。クイズサーバからパブリッシュされるのは、特定のクイズを表示する命令、特定のメディアを表示する命令、文字列を表示する命令の3種類の情報である。
次に、クイズ構造オントロジーについて詳述する。クイズ構造オントロジーとは、タブレットクイズシステムにおけるクイズの設問、選択肢、正解などを構造化するために定義されたオントロジーである。クイズインスタンスは、問題文および選択肢の構造により以下の3種類に分類される。
(1)WhatQuestion 少なくとも1つの選択肢がオブジェクト(ここではクラスまた
はインスタンスとする)を表している。
(2)HowQuestion 少なくとも1つの選択肢がRDF(Resource Description Frame-
work)トリプルに相当する概念を表している。
(3)WhyQuestion 設問の問題文がRDFトリプルに相当する概念を表し、少なく
とも1つの選択肢が理由クラスのインスタンスと同じ概念である。
各クイズインスタンスの問題文および選択肢には、ドメインオントロジー内で同等の概念を持つインスタンスおよびトリプルと、rdfs:seeAlsoの関係が定義されている。クイズに関連するメディアやテキストを検索するために、このrdfs:seeAlsoの関係を利用する。これにより、クイズに関連するメディアをクイズインスタンス自体に直接付与しなくても参照できる。
上記の理論のもと、以下の授業においてワークフローを作成した。某小学校の6年生を対象として、理科における「人の体のつくりと働き」という単元において、カエルの解剖実験を行った後に、知識の定着をはかるために座学で振り返る授業のワークフローを作成し、ロボットや各種センサーが教師と連携しながら進行する授業を行った。
授業設計
授業を進行するロボットはPepper又はSociBotの2台を準備し、Pepper用のワークフローとSociBot用のワークフローをそれぞれ用意した。2つのワークフローはいずれも、以下の流れを有する、カエルの解剖を振り返る授業に関するものである。
・授業導入
・ロボットとKinectを用いた振り返りクイズ
・AR技術を用いた臓器を重畳するコンテンツの提示
・ロボットとKinectを用いた振り返りクイズ(続き)
・クイズの結果発表
・まとめ
・タブレット端末を用いた復習クイズ
授業導入
授業導入では、教師が生徒にロボットの紹介をしたあと、ロボットが自己紹介を行う。その後、授業でクイズを行うことをロボットに説明させ、ディスプレイには解剖で使ったカエルの画像を映し、解剖実験を行ったことを思い出してもらう。ロボットの発話についてはところどころで区切り、教師がその場の状況に応じて合いの手を入れられるようにした。ここでは、図5に示したようなシナリオエディタの画面上で、教師がロボットの発話内容や合いの手の内容を記述した。
ロボットとKinectを用いたクイズ
ロボットとKinectを用いたクイズでは、設計段階ではワークフローエディタにおけるクイズモジュールを用いて、教師がクイズの内容を入力した。授業の流れの中では、クイズモジュールよりクイズの問題文と選択肢(例題:カエルの皮膚を触って感じられた体温は温かかった?、選択肢:マルまたはバツ)を取得し、ロボットとディスプレイを用いてクイズの出題を行った。その後、生徒たちに考えてもらう時間を設けるため一旦フローを止め、各テーブルに置かれているクイズ回答札を生徒たちに立ててもらった。フローを進めるとKinectの画像認識プログラムが動き、各テーブルの回答を取得した。回答が出揃うとロボットが正解発表をし、その後ロボット、又はフローを一旦止めた教師が補足説明を行った。
クイズの結果発表
クイズの結果発表では、あらかじめ保存しておいた各班のクイズ回答結果を全て取得し、各班の正解数をディスプレイに表示し、最上位の班をロボットが発表した。
タブレット端末を用いた復習クイズ
授業の最後では、タブレット端末を生徒全員に配布し、クイズアプリを操作してもらい、再度クイズを実施した。ロボットを用いたクイズの際はグループ単位で行っていたが、このクイズアプリは個人で操作してもらった。タブレット端末は全部で36台準備し、同じプログラムが動作するクイズサーバは全部で4台用意した。通信面では、教室内にWiFiルータを5台準備し、タブレット端末とクイズサーバが互いに通信できる環境を整えた。
オントロジー
クイズのドメインオントロジーとして、カエル解剖オントロジーを構築した。以下では、カエル解剖オントロジーの詳細について述べる。カエル解剖オントロジーの規模は、クラス数135、インスタンス数223、プロパティ数62、トリプル数2670であった。カエル解剖オントロジーは、主に「カエルの身体部位および包含関係」、「解剖手順」、「理由」、「関連メディア」から構成される。
クラス階層としては、図11に示すようなカエルの各身体部位のカテゴリと、「カエルの身体部位」クラスを準備した。その後、図12に示すような「カエルの肺胞」をインスタンスとして定義し、「カエルの身体部位」クラスおよび「肺胞」クラスを継承させた。
授業で生徒に解剖を思い出してもらう際、教師は実際に行った解剖手順に沿って授業を進行する。そのため、解剖手順や順序の知識表現も必要となる。そこで、解剖手順を表す「process」クラスを作り、解剖の各手順をインスタンスとして扱い、順序関係を定義した。
また、各手順で扱う道具や、対象とする身体部位などは図13のように、「関連部位」や「使う」などを意味するプロパティを定義し、身体部位や各手順のインスタンスと関連付けた。
実施例2
実施例2は、本発明をロボット喫茶店に適用したものに関する。図14に、ロボット喫茶店のシステム構成図を示す。図14に示すように、ロボット喫茶店は、喫茶店の入口、4人掛けのテーブル、2人掛けのテーブル、調理場、食器棚によって構成されている。Kinect v2を、入口に1台、各テーブルに2台ずつ配置し、人と物の画像センシングを行えるようにした。また、各テーブルには1台ずつたまご型マイクアレイを配置し、注文時における音声認識や発話した客の位置の推定を行えるようにした。調理場には、3台のペットボトルディスペンサーを配置し、コーヒー、ミルク、オレンジジュース、カフェオレを用意することができるようにした。また、トレイを配置し、最大5つのカップを置くことができるようにした。食器棚には、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズのカップを2セット配置した。
接客用ロボットとしてPepperとHSRを準備した。Pepperには測域センサを搭載し、走行時に自己位置を推定できるようにした。HSRはカップなどの運搬に用いた。調理用ロボットとしてはJaco2を用いた。
入口及びテーブル上のKinect v2は、Windows(登録商標) OSが搭載されたノートPCに接続されており、たまご型マイクアレイはLinux(登録商標) OSが搭載されたノートPCに接続されている。Pepper、Jaco2、及びHSRもそれぞれ1台ずつLinux(登録商標) OSが搭載されたPCに接続されている。
その他に、ROSのマスター兼IS(Information State)を管理するLinux(登録商標) OSが搭載されたノートPC、知識処理(BRMSとRDFストア)と人属性認識を行うためのLinux(登録商標) OSが搭載されたサーバを用意し、12台のPC、5台のKinectV2、Pepper、HSR、JACO2をROSの分散ネットワーク環境上に接続した。
ロボット喫茶店のサービスは、入店時挨拶、座席案内、注文、飲み物の用意と運搬、会計、見送りのサービス群から構成される。そして各サービスは、知識推論、音声対話、画像センシング、及び動作計画を組み合わせて実行される。
知識推論
知識推論では、ワークフロー、ビジネスルール、オントロジーを用いて、ロボット喫茶店における状態の管理やロボットの振舞いの制御を行う。入店時挨拶と座席案内は、画像センシングにより得られた客の人数や各客の属性情報からグループ推定を行ったり、Kinectのセンシング結果とストリーム推論を用いて入店・退店・退席・空席の検知などを行う。さらに、ビジネスルールを用いて、喫茶店オーナーの要望を反映したグループごとの接客を行うことを可能としている。注文時においては、ロボット喫茶店におけるメニュー情報(材料、カロリー、金額など)をオントロジーとそのインスタンスとして定義し、音声対話モジュールにその情報を提供したり、注文されたメニューから必要な食器や調理手順を生成し、動作計画モジュールを呼び出すなどの処理を行うようにした。
音声対話
音声対話では、主にPepperとたまご型マイクアレイを用いて注文対応の制御を行う。メニューとして、S,M、Lサイズのコーヒー、ミルク、オレンジジュース、カフェオレを用意しており、客が様々な表現方法により、これらのメニューを注文した際に、適切に、メニュー名、サイズ、個数を取得し、ROSのメッセージ型に変換し、ISに保存することを実現した。また、知識推論モジュールと連携し、客のグループや属性に応じたメニューの推薦なども可能としている
画像センシング
画像センシングでは、主に入口とテーブルのセンシング制御をKinect v2を用いて行った。OKAO Vision(登録商標)を用いて人の年齢、性別、表情を推定したり、入店してくる客とKinect v2までの距離データを取得し、知識推論モジュールと連携して入店検知などを行ったり、テーブル上にある物や飲食行動の認識を行った。
動作計画
動作計画では、環境地図を用いたPepperやHSRのロボット喫茶店環境内での移動、Jaco2を用いた飲料準備、HSRを用いた飲料の配膳などの制御を行った。入口、2人掛けテーブル、4人掛けテーブル、調理場、待機場所など、環境地図上の場所概念をオントロジーとそのインスタンスとして定義し、マルチ知識ベースエディタ上で、指定の場所に移動できるようにした。また、Jaco2は、食器棚の中から指定されたサイズの
カップを取得し、注文されたメニューに応じて、ペットボトルディスペンサーの前にカップを置き、ディスペンサーのレバーをサイズに応じた時間分操作して、トレー上の指定の場所にカップを配置するようにした。
以上の各要素知能について、ROSのサービス、パブリッシャ、サブスクライバとしてモジュールが実装され、マルチ知識ベースエディタ上でワークフローを構築し、ワークフローから自動生成されたプログラムをROS環境上で実行した。
5 情報処理装置
21 格納領域

Claims (5)

  1. ROSを用いた知能ロボットシステムであって、
    少なくとも音声対話モジュールを含み、ロボットの知的振る舞いの手順を示すワークフローを格納するワークフロー格納部と、
    当該ワークフロー格納部に格納された前記ワークフローの編集を可能にするワークフローエディタシステムと、
    当該ワークフローエディタシステムの処理内容をユーザに表示するディスプレイ部と、を備え、
    前記ワークフローエディタシステムの作動時に前記ディスプレイ部には、前記ワークフローを構成する各プロセスが互いに関連付けられて表示され、
    音声対話に関連するプロセスを示す領域には、当該音声対話プロセス実行時におけるロボットの発話内容が表示用文字列として表示され
    前記ワークフローエディタシステムの作動時に前記ディスプレイ部には、
    前記音声対話に関連するプロセスと関連付けられ、ロボットの発話内容を示す定数文字列モジュールが表示され、当該定数文字列モジュールには、当該定数文字列モジュールに関連付けられたプロセスの表示用文字列の宛先が表示されていることを特徴とする、ROSを用いた知能ロボットシステム。
  2. 前記ワークフローエディタシステムの作動時に前記ディスプレイには、前記ワークフローに関連する複数のアクターに応じて分割されたアクター領域が表示され、
    前記ワークフローを構成する各プロセスを示す領域は、当該プロセスを担当するアクターに応じたアクター領域内に表示されている、請求項1に記載のROSを用いた知能ロボットシステム。
  3. 前記プロセスを示す領域は、プロセスが実行される順に前記アクター領域内に表示される、請求項に記載のROSを用いた知能ロボットシステム。
  4. 前記ワークフローのうち、少なくとも一部のプロセスに状況に応じたルールが設定されているビジネスルールを格納するビジネスルール格納部と、
    周辺の人物の属性を検出する画像センシング部と、を備え、
    状況に応じたルールが設定されている前記プロセスは、前記画像センシング部で検出された前記人物の属性に関連するルールを条件部に含んで構成されている、請求項1乃至の何れか1項に記載のROSを用いた知能ロボットシステム。
  5. ROSを用いた知能ロボットシステムに用いられるプログラムであって、
    前記知能ロボットシステムは、
    少なくとも音声対話モジュールを含み、ロボットの知的振る舞いの手順を示すワークフローを格納するワークフロー格納部と、
    当該ワークフロー格納部に格納された前記ワークフローの編集を可能にするワークフローエディタシステムと、
    当該ワークフローエディタシステムの処理内容をユーザに表示するディスプレイ部と、
    を備えるものであり、
    前記プログラムは、
    CPUにより実行され前記ワークフローエディタシステムを制御するためのエディタドライバを備え、
    当該エディタドライバは、前記CPUに、前記ワークフロー格納部に格納された前記ワークフローを読み出させ、前記ディスプレイ部に前記ワークフローエディタシステムによる前記ワークフローの編集画面を表示させるように構成されており、
    前記ワークフローエディタシステムの作動時に前記ディスプレイ部には、前記ワークフローを構成する各プロセスが互いに関連付けられて表示され、
    音声対話に関連するプロセスを示す領域には、当該音声対話プロセス実行時におけるロボットの発話内容が表示用文字列として表示され
    前記ワークフローエディタシステムの作動時に前記ディスプレイ部には、
    前記音声対話に関連するプロセスと関連付けられ、ロボットの発話内容を示す定数文字列モジュールが表示され、当該定数文字列モジュールには、当該定数文字列モジュールに関連付けられたプロセスの表示用文字列の宛先が表示されている、ROSを用いた知能ロボットシステムに用いられるプログラム。
JP2017155584A 2017-08-10 2017-08-10 知能ロボットシステム及びプログラム Active JP6956562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017155584A JP6956562B2 (ja) 2017-08-10 2017-08-10 知能ロボットシステム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017155584A JP6956562B2 (ja) 2017-08-10 2017-08-10 知能ロボットシステム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019036029A JP2019036029A (ja) 2019-03-07
JP6956562B2 true JP6956562B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=65637399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017155584A Active JP6956562B2 (ja) 2017-08-10 2017-08-10 知能ロボットシステム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6956562B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08249026A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Fanuc Ltd ロボットを含むシステムのプログラミング方法
FR2991222B1 (fr) * 2012-06-01 2015-02-27 Aldebaran Robotics Systeme et procede pour generer des comportements contextuels d'un robot mobile executes en temps reel
ES2703338T3 (es) * 2014-04-17 2019-03-08 Softbank Robotics Europe Ejecución de aplicaciones de software en un robot

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019036029A (ja) 2019-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Stienmetz et al. Managing the structure of tourism experiences: Foundations for tourism design
Peine et al. Socio-gerontechnology
Jiang et al. Make chatbots more adaptive: Dual pathways linking human-like cues and tailored response to trust in interactions with chatbots
Clavel et al. Sentiment analysis: from opinion mining to human-agent interaction
Brescó de Luna The end into the beginning: Prolepsis and the reconstruction of the collective past
Jokinen Constructive dialogue modelling: Speech interaction and rational agents
Lipp Caring for robots: How care comes to matter in human-machine interfacing
Schneiders et al. Non-dyadic interaction: A literature review of 15 years of human-robot interaction conference publications
Xu et al. Methodological issues in scenario-based evaluation of human–robot interaction
Obiorah et al. Designing AACs for people with aphasia dining in restaurants
Ritschel et al. Drink-o-mender: An adaptive robotic drink adviser
Munk et al. Thinking through the databody: Sprints as experimental situations
Armstrong Big data, big design: Why designers should care about artificial intelligence
Proenca et al. Design of services for the incremental innovation management in SMEs
Hosseini Using a chatbot to increase tourists’ engagement
Arvola Shades of use: The dynamics of interaction design for sociable use
Biswas et al. Childism and philosophy: A conceptual co-exploration
Langedijk et al. Persuasive robots in the field
Onorati et al. Creating Personalized Verbal Human-Robot Interactions Using LLM with the Robot Mini
Boboc et al. Point-and-command paradigm for interaction with assistive robots
Benaddi et al. A Systematic Review of Chatbots: Classification, Development, and their Impact on Tourism
JP6956562B2 (ja) 知能ロボットシステム及びプログラム
Pantazopoulos et al. ViCA: Combining visual, social, and task-oriented conversational AI in a healthcare setting
Gunson et al. Developing a social conversational robot for the hospital waiting room
Hanke et al. Daily life support at home through a virtual support partner

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170908

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20181019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6956562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150