JP6955888B2 - 予測装置、予測方法、及び予測プログラム - Google Patents

予測装置、予測方法、及び予測プログラム Download PDF

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Description

本発明は、予測装置、予測方法、及び予測プログラムに関する。
不動産価格等、所定のエリアの将来の価値(以下、エリア価値という。)を予測する技術が望まれている。従来、将来のエリア価値の予測は、景気、為替等に基づいて行われている。
特開2007−102340号公報
従来の方法は、景気、為替等のマクロ的な経済情報に基づいてエリア価値を予測しているにすぎず、予測精度はあまり高くない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、所定のエリアの将来のエリア価値を精度よく予測することを目的とする。
本願に係る予測装置は、個別予測部と、価値予測部と、を備える。個別予測部は、所定のエリアで活動を行う経済主体の経済情報に基づいて、経済主体の将来の経済状態を予測する。価値予測部は、個別予測部で予測した経済主体の将来の経済状態に基づいて、所定のエリアの将来のエリア価値を予測する。
実施形態の一態様によれば、所定のエリアの将来のエリア価値を精度よく予測できる。
図1は、実施形態に係る予測装置の動作の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る予測装置の構成例を示す図である。 図3は、経済情報記憶部の構成例を示す図である。 図4は、個別経済記憶部の構成例を示す図である。 図5は、エリア経済記憶部の構成例を示す図である。 図6は、エリア価値記憶部の構成例を示す図である。 図7は、制御部の機能ブロック図である。 図8は、エリア価値算出処理のフローチャートである。 図9は、エリア経済状態を説明するための図である。 図10は、エリア価値の出力例を示す図である。 図11は、予測装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る予測装置、予測方法、及び予測プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本願に係る予測装置、予測方法、及び予測プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.予測装置の動作の概要〕
最初に、本実施形態の予測装置10の動作の概要を説明する。予測装置10は、所定のエリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する装置である。
所定のエリアは、ユーザ或いは装置設計者が設定したエリアである(以下、所定のエリアのことを設定エリアという)。設定エリアは、赤坂、永田町といった所定の範囲のエリアである。設定エリアは、県、市、区、町、村といった行政区画に基づき設定された範囲であってもよいし、経済圏に基づき設定された範囲であってもよい。また、設定エリアは、消費動向に基づき設定された範囲であってもよい。設定エリアは、ユーザ或いは装置設計者により任意に設定可能である。予測装置10に設定される設定エリアは複数あってもよい。
また、エリア価値は、不動産(例えば、土地、建物)に関する設定エリアの価値である。例えば、エリア価値は、不動産価格、或いは、不動産賃料(例えば、家賃、テナント料、借地料、駐車場賃料)である。勿論、エリア価値は、不動産価格、不動産賃料に限られない。例えば、エリア価値は、店舗の出店価値(例えば、所定のエリアに出店した場合に想定される基準期間における利益)であってもよい。なお、エリア価値は、金額で算出されてもよいし、指数(例えば、基準となる時期での価値を100とした場合の数値)で算出されてもよい。勿論、エリア価値は、A、B、Cといったランクで算出されてもよい。
図1は、実施形態に係る予測装置10の動作の概要を示す図である。予測装置10は、ネットワークを介して端末装置1及びサーバ2と接続されている。予測装置10に接続される端末装置1及びサーバ2は、それぞれ複数あってもよい。端末装置1は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等のユーザ端末である。また、サーバ2は、ユーザに対してSNS(Social Network Service)、決済サービス等の各種サービスを提供するサーバ用ホストコンピュータである。サーバ2は、各種ユーザ情報を記憶している。ユーザ情報は、ユーザの属性情報であってよいし、ユーザの行動情報であってもよい。属性情報は、例えば、年齢、職業、収入、資産、住所、勤務先の住所、使用言語数、家族構成、友人関係、ライフサイクル、価値観、ライフスタイル、性格、好み等の情報(例えば、デモグラフィック情報やサイコグラフィック情報)である。行動情報は、例えば、購買履歴、決済履歴等の情報である。勿論、ユーザ情報はこれら以外の情報であってもよい。以下、図1を参照しながら、予測装置10の動作の概要を説明する。
まず、予測装置10は、サーバ2から、設定エリアで活動を行う経済主体(例えば、設定エリアに居住或いは勤務する個人)の経済情報を取得する(ステップS1a)。予測装置10は、経済主体の端末装置1から、直接、経済情報を取得してもよい(ステップS1b)。なお、予測装置10は、端末装置1の位置情報から設定エリアで活動を行う経済主体を特定してもよい。例えば、予測装置10は、端末装置1から位置情報を一定時間毎に取得し、端末装置1が所定時間以上設定エリアにとどまっている場合に、経済主体が設定エリアに居住または勤務していると判断してもよい。経済主体は、個人(自然人)であってもよいし、法人(例えば、企業)であってもよい。以下の説明では、経済主体のことをユーザと呼ぶことがある。経済情報は、例えば、経済主体の現在の収入(例えば、昨年1年間の収入、昨月1カ月の収入)である。予測装置10は、取得した経済情報を経済主体の識別情報に関連付けて記憶する。図1の例では、予測装置10は、ユーザ1の現在の収入が500万円、ユーザ2の現在の収入が200万円、・・・、の情報を記憶する。なお、予測装置10は、端末装置1或いはサーバ2から、経済主体の属性情報、行動情報を取得するよう構成されていてもよい。
続いて、予測装置10は、設定エリアで活動を行う経済主体の経済情報に基づいて、経済主体の将来の経済状態を予測する(ステップS2)。例えば、予測装置10は、経済主体の現在の収入から経済主体の将来の収入を予測する。このとき、将来の収入は、経済主体の属性情報(例えば、年齢、職業)等により導き出される見込み収入であってもよい。見込み収入は、例えば、同様の属性を有する他の経済主体の該当年齢における収入の平均値であってもよい。将来の収入は、例えば予測装置10がエリア価値を予測する年(例えば、15年後)の収入であってもよい。図1の例では、予測装置10は、ユーザ1の将来(例えば、15年後)の収入が600万円、ユーザ2の将来の収入が100万円、・・・、と予測している。
続いて、予測装置10は、設定エリアに居住或いは勤務する複数の経済主体の将来の経済状態に基づいて、設定エリアの将来のエリア経済状態を予測する(ステップS3)。エリア経済状態は、例えば、設定エリアの将来の収入(例えば、15年後の収入)である。予測装置10は、複数の経済主体の将来の収入の平均値と設定エリアの人口とを乗算して算出される値を設定エリアの将来の収入として予測してもよい。図1の例では、予測装置10は、設定エリアの将来(例えば、15年後)の収入が750億円であると予測している。勿論、予測装置10が予測する将来のエリア経済状態には、設定エリアの将来の支出が含まれていてもよい。
続いて、予測装置10は、エリア経済状態に基づいて、設定エリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する(ステップS4)。将来のエリア価値の算出方法は種々の方法を使用可能である。例えば、予測装置10は、設定エリアの将来の収入をそのまま或いは指数化したものをエリア価値としてもよい。また、予測装置10は、設定エリアの将来の収入と将来の支出を重み付け加算したものをエリア価値としてもよい。また、予測装置10は、設定エリアの現在の収入(例えば、500億円)を基準とした将来の収入(例えば、750億円)の増加率に基づいて設定エリアのエリア価値を予測してもよい。このとき、エリア価値は、例えば、現在の価値を100としたときの将来の価値を示す数値(指数)であってもよい。例えば、設定エリアの現在の収入500億円であり、設定エリアの将来の収入が750億円であるとする。この場合、予測装置10は、設定エリアの現在の価値を100としたときの将来のエリア価値を、収入の増加率に基づいて“150”と予測してもよい。
続いて、予測装置10は、設定エリアに影響を与えるマクロ経済情報に基づいて、エリア価値を補正する(ステップS5)。マクロ経済情報は、エリアの人口増加率等のマクロ的な情報である。例えば、15年後の設定エリアの人口が現在の1.53倍となると予測されるのであれば、予測装置10は、ステップS4で算出したエリア価値に1.53を乗算した値を設定エリアの将来のエリア価値としてもよい。図1の例では、予測装置10は、補正の結果、設定エリアのエリア価値が“230”であると予測している。
以上のように、予測装置10は、設定エリアで活動を行う経済主体の将来の経済状態に基づき設定エリアの将来のエリア経済状態を予測し、予測したエリア経済状態に基づいて設定エリアのエリア価値を予測する。エリア価値は、設定エリアで活動を行う経済主体の経済状態に依拠する。予測装置10は、マクロ的な経済情報に大きく依存する予測方法とは異なり、設定エリアのエリア価値を精度よく予測できる。
〔2.予測装置の構成例〕
次に、本実施形態の予測装置10の構成を詳細に説明する。予測装置10は、各種情報を処理するコンピュータである。例えば、予測装置10は、クライアントコンピュータ(例えば、端末装置1或いはサーバ2)からの要求を処理するサーバ用ホストコンピュータ(以下、単に「サーバ」という。)である。予測装置10は、PCサーバであってもよいし、ミッドレンジサーバであってもよいし、メインフレームサーバであってもよい。また、予測装置10は、1つのサーバにより構成されていてもよいし、協同して処理を実行する複数のサーバにより構成されていてもよい。予測装置10を複数のサーバで構成する場合、これらサーバの設置場所は離れていてもよい。設置場所が離れていたとしても、協同して処理を実行するのであれば、これらサーバは1つの予測装置10とみなすことができる。
図2は、予測装置10の構成例を示す図である。予測装置10は、通信部11と、出力部12と、記憶部13と、制御部14と、を備える。なお、図2に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。
(通信部11)
通信部11は、外部の装置と通信する通信インタフェースである。通信部11は、ネットワークインタフェースであってもよいし、機器接続インタフェースであってもよい。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)等のLANインタフェースであってもよいし、USB(Universal Serial Bus)ホストコントローラ、USBポート等により構成されるUSBインタフェースであってもよい。また、通信部11は、有線インタフェースであってもよいし、無線インタフェースであってもよい。通信部11は、予測装置10の通信手段として機能する。通信部11は、制御部14の制御に従って外部の装置と通信する。
(出力部12)
出力部12は、ユーザに情報を通知するための出力装置である。出力部12は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等の表示装置である。勿論、出力部12は表示装置に限定されない。例えば、出力部12は、スピーカー、ブザー等の音響発生装置であってもよいし、LED(Light Emitting Diode)ランプ等の点灯装置であってもよい。出力部12は、予測装置10の出力手段(通知手段)として機能する。出力部12は、制御部14の制御に基づいて、ユーザに対し各種情報を出力する。
(記憶部13)
記憶部13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部13は、予測装置10の記憶手段として機能する。記憶部13は、経済情報記憶部131と、個別経済記憶部132と、エリア経済記憶部133と、エリア価値記憶部134と、を有している。
(経済情報記憶部131)
経済情報記憶部131は、経済主体の現在の経済情報を記憶する記憶領域である。図3は、経済情報記憶部131の構成例を示す図である。経済情報記憶部131には、経済主体の識別情報(ユーザ1、ユーザ2、ユーザ3、・・・)と、それら識別情報で特定される経済主体の経済情報が関連付けられて記憶される。経済情報は、例えば、経済主体の現在の収入(例えば、昨年1年間の収入、昨月1カ月の収入)である。これらの情報は、後述の情報取得部141がサーバ2等から取得し保存する。なお、図には示されていないが、経済情報記憶部131には、経済情報として、経済主体の現在の支出、経済主体の住所、経済主体の勤務先の住所等の情報が識別情報に関連付けられて記憶されてもよい。
(個別経済記憶部132)
個別経済記憶部132は、経済主体の将来の経済状態を記憶する記憶領域である。図4は、個別経済記憶部132の構成例を示す図である。個別経済記憶部132には、経済主体の識別情報(ユーザ1、ユーザ2、ユーザ3、・・・)と、それら識別情報で特定される経済主体の将来の経済状態が関連付けられて記憶される。以下の説明では、経済主体個々の経済状態のことを「個別経済状態」という。個別経済状態は、例えば、経済主体の将来の収入(例えば、15年後の収入)である。これらの情報は、後述の個別予測部142が生成し保存する。個別経済記憶部132には、経済主体の将来の収入の情報に加えて、経済主体の将来の支出等の情報が識別情報に関連付けられて記憶されてもよい。経済主体の将来の支出も個別経済状態の1つである。
(エリア経済記憶部133)
エリア経済記憶部133は、設定エリアの将来のエリア経済状態を記憶する記憶領域である。図5は、エリア経済記憶部133の構成例を示す図である。エリア経済記憶部133には、設定エリアの識別情報(エリアA、エリアB、・・・)と、それら識別情報で特定されるエリアの将来の経済状態が関連付けられて記憶される。以下の説明では、設定エリアの経済状態のことを「エリア経済状態」という。エリア経済状態は、例えば、設定エリアの将来の収入(例えば、15年後の収入)である。これらの情報は、後述のエリア予測部143が生成し保存する。なお、エリア経済記憶部133には、エリア経済状態として、設定エリアの将来の支出等の情報が識別情報に関連付けられて記憶されてもよい。設定エリアの将来の支出もエリア経済状態の1つである。
(エリア価値記憶部134)
エリア価値記憶部134は、設定エリアの将来のエリア価値を記憶する記憶領域である。図6は、エリア価値記憶部134の構成例を示す図である。エリア価値記憶部134には、設定エリアの識別情報(エリアA、エリアB、・・・)と、それら識別情報で特定されるエリアの将来のエリア価値が関連付けられて記憶される。これらの情報は、後述の価値予測部144が生成し保存する。エリア価値は、例えば、現在の価値を100としたときの将来の価値を示す数値(指数)である。勿論、エリア価値は、金額等の指数以外の値であってもよい。例えば、エリア価値は、土地の単位面積あたりの金額、或いは、店舗の単位面積あたりのテナント料であってもよい。
(制御部14)
制御部14は、予測装置10の各部を制御するコントローラである。制御部14は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサであってもよいし、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路であってもよい。制御部14は、予測装置10の制御手段として機能する。制御部14は、1つの素子で構成されていてもよいし、複数の素子で構成されていてもよい。例えば、制御部14は、1つのプロセッサで構成されていてもよいし、複数のプロセッサで構成されていてもよい。制御部14が複数の素子で構成される場合、これら複数の素子は、予測装置10内の離れた場所に配置されていてもよい。例えば、複数の素子が別々の基板に実装されていてもよい。制御部14は、制御部14内もしくは制御部14外のROM(Read Only Memory)或いはRAM(Random Access Memory)に格納されているプログラムに従って動作することで、後述の「エリア価値算出処理」を含む種々の動作を実現する。なお、プログラムという概念には、OS(Operating System)やアプリケーションプログラムのみならず、マイクロプログラムも含まれる。
図7は制御部14の機能ブロック図である。制御部14は、情報取得部141と、個別予測部142と、エリア予測部143と、価値予測部144と、情報生成部145と、を備える。制御部14を構成するブロック(情報取得部141〜情報生成部145)はそれぞれ制御部14の機能を示す機能ブロックである。これら機能ブロックはソフトウェアブロックであってもよいし、ハードウェアブロックであってもよい。例えば、上述の機能ブロックが、それぞれ、ソフトウェア(マイクロプログラムを含む。)で実現される1つのソフトウェアモジュールであってもよいし、半導体チップ(ダイ)上の1つの回路ブロックであってもよい。勿論、各機能ブロックがそれぞれ1つのプロセッサ或いは1つの集積回路であってもよい。機能ブロックの構成方法は任意である。なお、後述の「エリア価値算出処理」が実現されるのであれば、制御部14はこれら機能ブロックとは異なる機能単位で構成されていてもよい
(情報取得部141)
情報取得部141は、設定エリアで活動を行う経済主体の経済情報を取得する。情報取得部141の動作は、後述のエリア価値算出処理の説明の箇所で詳述する。
(個別予測部142)
個別予測部142は、設定エリアで活動を行う経済主体の経済情報に基づいて、経済主体の将来の経済状態を予測する。個別予測部142の動作は、後述のエリア価値算出処理の説明の箇所で詳述する。
(エリア予測部143)
エリア予測部143は、個別予測部142で予測した経済主体の将来の経済状態に基づいて、設定エリアの将来のエリア経済状態を予測する。エリア予測部143の動作は、後述のエリア価値算出処理の説明の箇所で詳述する。
(価値予測部144)
価値予測部144は、エリア予測部143で予測したエリア経済状態に基づいて、設定エリアの将来のエリア価値を予測する。さらに、価値予測部144は、予測したエリア価値を、設定エリアに影響を与えるマクロ経済情報に基づいて補正する。なお、価値予測部144は、エリア予測部143の機能を有していてもよい。この場合、価値予測部144は、個別予測部142で予測した経済主体の将来の経済状態に基づいて、設定エリアの将来のエリア価値を予測してもよい。なお、価値予測部144が予測する将来のエリア価値は設定エリアの将来のエリア経済状態であってもよい。価値予測部144の動作は、後述のエリア価値算出処理の説明の箇所で詳述する。
(情報生成部145)
情報生成部145は、価値予測部144の予測結果に基づいてユーザに出力する情報を生成する。情報生成部145の動作は、後述のエリア価値算出処理の説明の箇所で詳述する。
〔3.予測装置の動作の詳細〕
次に、予測装置10の動作を詳細に説明する。図8はエリア価値算出処理のフローチャートである。エリア価値算出処理は、設定エリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する処理である。予測装置10の制御部14は、通信部11を介してユーザから設定エリアの情報とともに処理開始指示を受け取ると、エリア価値算出処理を開始する。設定エリアの情報は、赤坂、永田町のような行政区画名であってもよいし、装置設計者が予め予測装置10に用意した複数のエリアの中からユーザが選択したものであってもよい。設定エリアは1つであってもよいし、複数であってもよい。以下、図8を参照しながらエリア価値算出処理を説明する。
まず、制御部14の情報取得部141は、経済主体の経済情報を取得する(ステップS11)。経済情報は、経済主体の現在の収入或いは支出の情報である。また、経済主体は、個人(自然人)或いは法人(例えば、企業)である。以下の説明では、経済主体は、個人(自然人)であるものとして説明するが、経済主体は、法人(例えば、企業)であってもよい。この場合には、以下の説明で登場する“個人”を適宜“法人”と置き換える。なお、情報取得部141は、経済主体(例えば個人)が所持する端末装置1の位置情報に基づいて設定エリアで活動を行う経済主体を特定してもよい。例えば、情報取得部141は、端末装置1から位置情報を一定時間毎に取得する。このとき、情報取得部141が取得する位置情報は端末装置1のGPS(Global Positioning System)機能に基づき端末装置1が判別した端末装置1の現在位置の情報であってもよい。そして、情報取得部141は、予め設定された期間中、端末装置1が予め設定された時間以上設定エリアにとどまっている場合に、その端末装置1を所持する経済主体が設定エリアに居住または勤務する経済主体(例えば個人)であると判別してもよい。そして、情報取得部141は端末装置1を所持する経済主体の経済情報を設定エリアで活動を行う経済主体の経済情報として取得してもよい。
情報取得部141は、個人の現在の収入及び支出を、端末装置1或いはサーバ2から取得したデータに基づき判別する。例えば、サーバ2が銀行口座管理サービスを提供するサーバであり、情報取得部141がサーバ2から個人の口座データを取得したとする。このとき、情報取得部141は、口座データから1年の或いは1カ月の給与振込額を判別し、給与振込額に基づいて個人の1年間の或いは1カ月間の支出を判別してもよい。また、サーバ2が家計簿サービスを提供するサーバであり、情報取得部141がサーバ2から家計簿データを取得したとする。このとき、情報取得部141は、家計簿データから個人の1年間或いは1カ月間の支出を判別してもよい。勿論、情報取得部141は、これら以外の方法を使って、個人の収入及び支出を判別してもよい。例えば、情報取得部141は、個人のクレジットカード使用履歴から個人の支出を判別してもよい。また、情報取得部141は、家計簿データから個人の収入を判別してもよい。収入及び支出は個人が端末装置1を使って予測装置10に直接入力したものであってもよい。以下、経済主体個々の収入及び支出のことを「個別収支」という。
また、情報取得部141は、端末装置1或いはサーバ2から、個人の属性情報、及び個人の行動情報を取得してもよい。属性情報は、個人の属性に関する情報(例えば、デモグラフィック情報やサイコグラフィック情報)である。例えば、属性情報は、年齢、職業、収入、資産、住所、勤務先の住所、使用言語数、家族構成、友人関係、ライフサイクル、価値観、ライフスタイル、性格、好み等の情報である。また、行動情報は、個人の行動に関する特徴(或いは、行動を決定づける要素)が含まれた情報である。例えば、行動情報は、スキルアップへの関心に関する情報、転職の意向に関する情報、個人のお金の使い方に対する考え方(節約家、浪費家等)に関する情報である。具体的には、行動情報は、購買履歴、決済履歴、検索履歴、学校(例えば、予備校、専門学校)への通学履歴、通信教育の履歴、財務情報(例えば、家計簿データ)等の情報である。なお、サーバ2がSNSサイトとして機能するサーバなのであれば、情報取得部141は個人がSNSサイトに入力した自己紹介データに基づき個人の属性情報を取得してもよい。また、サーバ2がアンケートを実施するサーバなのであれば、情報取得部141はアンケート結果に基づき個人の行動に関する特徴を判別し、その判別結果を個人の行動情報として取得してもよい。
情報取得部141は、個人の識別情報に個人の現在の個別収支の情報を関連付け、経済情報記憶部131に保存する。なお、情報取得部141が経済情報の取得対象とする個人には、設定エリア外で活動を行う個人が含まれていてもよい。この場合には、情報取得部141は、後に、情報取得部141に保存されている複数の情報の中から設定エリアで活動を行う個人の情報を判別できるようにするため、識別情報に個人の住所或いは勤務先住所を関連付けて保存してもよい。設定エリアが複数ある場合も同様である。勿論、識別情報に関連付ける情報には、個人の住所或いは勤務先住所以外の属性情報が含まれていてもよい。また、識別情報に関連付ける情報には、行動情報が含まれていてもよい。
次に、制御部14の個別予測部142は、設定エリアで活動を行う個人の現在の個別経済状態に基づいて、個人の将来の経済状態を予測する(ステップS12)。将来の経済状態は、将来のある年における個人の経済状態(例えば、15年後の経済状態)であってもよいし、複数年に渡る個人の経済状態(例えば、1年毎の30年分の経済状態)であってもよい。個別予測部142は、経済情報記憶部131に情報が保存されている複数の個人のうち、設定エリアで活動を行う全ての個人の将来の経済状態を予測する。設定エリアで活動を行う全ての個人か否かは、識別情報に関連付けられている個人の住所或いは勤務先住所に基づき判別する。
このとき、個別予測部142は、設定エリアで活動を行う個人の現在の個別収支に基づいて、個人の将来の個別収支を予測してもよい。例えば、個別予測部142は、個人の現在の収入及び支出に、それぞれ、所定の係数を乗算することにより、個人の将来の個別収支を算出してもよい。所定の係数は、属性情報又は行動情報に基づき算出されてもよい。
例えば、個別予測部142は、個人の現在の収入に乗算する係数(以下、収入係数という。)を、以下の通り算出する。
まず、個別予測部142は、属性情報及び行動情報の中から、収入アップに相関が高いと思われる考慮要素を抽出する。考慮要素は、例えば、“スキルアップに関心があるか否か”、“転職の意向があるか否か”、“使用言語数が所定の閾値以上か否か”等を判別するための要素である。考慮要素は、“学歴”、“職歴”といった属性情報そのままであってもよい。このとき、考慮要素は、2値情報であってもよいし、0、1、2といった数段階の値(ランク情報)であってもよい。例えば、個別予測部142は、“スキルアップに関心があるか否か”、“転職の意向があるか否か”、“使用言語数が所定の閾値以上か否か”については、要素値として“0”或いは“1”のいずれかの値を与え、“学歴”、“職歴”については、要素値“0”“1”“2”のいずれかの値を与える。勿論、考慮要素及び要素値は上記に限定されない。
個別予測部142は、要素値を、属性情報又は行動情報に基づき判別する。例えば、個別予測部142は、“スキルアップに関心があるか否か”については、購買履歴、或いは、予備校、専門学校等への通学履歴等(例えば、学費の決済履歴等)に基づき判別する。また、個別予測部142は、“転職の意向があるか否か”については、Webページの検索履歴(例えば、過去一定期間内における転職サイトの閲覧回数が閾値以上か否か)等により判別する。また、個別予測部142は、“使用言語数が所定の閾値以上か否か”については、SNSサイトの該当の個人のページで使用されている言語数等により判別する。
そして、個別予測部142は、複数の要素値を重みづけ加算することにより収入係数を算出する。各要素値に付与する重みは、予測装置10に予め保存されている。重みは、例えば、過去、実際に収入アップした人の考慮要素の値を教師データとしてコンピュータに学習させることにより判別されたものであってもよい。このとき、収入アップと相関が高い要素については大きな重みが付与され、収入アップと相関が低い要素については小さな重みが付与される。なお、要素値に付与する重みは、予測装置10(例えば、個別予測部142)が判別したものであってもよいし、装置設計者が予め他の装置(コンピュータ)を使って判別したものであってもよい。
また、個別予測部142は、個人の現在の支出に乗算する係数(以下、支出係数という。)を、例えば、以下の通り算出する。
まず、個別予測部142は、属性情報及び行動情報の中から、個人の支出傾向に関与すると思われる考慮要素を抽出する。考慮要素は、例えば、“お金のかかる趣味を有しているか否か”、“節約家か、標準的か、浪費家か”等を判別するための要素である。このとき、考慮要素は、2値情報であってもよいし、0、1、2といった数段階の値(ランク情報)であってもよい。例えば、個別予測部142は、“お金のかかる趣味を有しているか否か”については、要素値として“0”或いは“1”のいずれかの値を与え、“節約家か、標準的か、浪費家か”については、要素値として“0”“1”“2”のいずれかを与える。勿論、考慮要素及び要素値は上記に限定されない。個別予測部142は、要素値を、属性情報又は行動情報に基づき判別する。例えば、個別予測部142は、要素値を、決済履歴等に基づき判別する。
そして、個別予測部142は、複数の要素値を重みづけ加算することにより支出係数を算出する。各要素値に付与する重みは、予測装置10に予め保存されている。重みは、例えば、過去の決済履歴等から判別される浪費傾向の高い人(或いは、節約傾向の高い人)の考慮要素の値を教師データとしてコンピュータに学習させることにより判別されたものであってもよい。支出傾向と相関が高い要素については大きな重みが付与され、支出傾向と相関が低い要素については小さな重みが付与される。
個別予測部142は、算出した個別経済状態(将来の収入及び支出)を個人の識別情報に関連付けて個別経済記憶部132に保存する。設定エリアが複数ある場合、個別予測部142は、識別情報それぞれにエリアを示す情報を関連付けてもよい。エリアを示す情報は、エリアの識別情報であってもよいし、個人の住所或いは勤務先住所であってもよい。
次に、制御部14のエリア予測部143は、個別予測部142で予測した個人の将来の経済状態に基づいて、設定エリアの将来のエリア経済状態を予測する(ステップS13)。設定エリアが複数あるのであれば、エリア予測部143は、複数の設定エリアそれぞれの将来の経済状態を予測する。将来の経済状態は、将来のある年における設定エリアの経済状態(例えば、15年後の経済状態)であってもよいし、複数年に渡る設定エリアの経済状態(例えば、1年毎の30年分の経済状態)であってもよい。エリア経済状態は、例えば、設定エリアの将来の収入及び支出である。以下、設定エリアの収入及び支出のことを「エリア収支」という。
図9は、エリア経済状態を説明するための図である。図9の場合、2016年が現在である。エリアAには、収入500万円のユーザ1、収入200万円のユーザ2、収入1億円のユーザ3等が居住している。また、エリアAにはZ社があり、収入200万円のユーザ4等が勤務している。また、エリアBには、収入1000万円のユーザ5等が居住している。ユーザ1〜ユーザ4等で構成されるエリアAのエリア収入は500億であり、ユーザ5等で構成されるエリアBのエリア収入は1000億である。エリア収入は、例えば、エリアに居住或いは勤務する経済主体の収入を積算したものである。なお、エリア収入もエリア経済状態の1つである。
これが2031年になると、エリアAは、収入1.2億円のユーザ3等が居住した状態となっている。また、エリアAにはZ社が存続しており、収入600万円のユーザ1、収入300万円のユーザ4等が勤務した状態となっている。また、エリアBには、収入100万円のユーザ2等が居住した状態となっている。2031年には、オンライン市場が100億円まで成長している。エリア予測部143は、個別予測部142で予測した個人の将来の経済状態に基づいて、エリアAのエリア収入は750億、エリアBのエリア収入は50億と予測する。なお、個別予測部142は、個人のエリア移動までは予測しなくてもよい。図9のユーザ2等のエリア移動はあくまで例である。エリア予測部143は、個人がエリア移動しないものと仮定してエリア経済状態を予測してもよい。
なお、エリア予測部143は、ステップS12で算出した個人の将来の個別収支に基づいて設定エリアの将来のエリア収支を算出してもよい。設定エリアに居住或いは勤務する全ての個人の収入がステップS12で算出されたのであれば、エリア予測部143は、ステップS12で算出された複数の収入を積算したものを、設定エリアの将来の収入として予測してもよい。また、設定エリアに居住或いは勤務する全ての個人の支出がステップS12で算出されたのであれば、エリア予測部143は、ステップS12で算出された複数の支出を積算したものを、設定エリアの将来の支出として予測してもよい。
設定エリアに居住或いは勤務する全ての個人の収入がステップS12で算出されたのでないのであれば、エリア予測部143は、ステップS12で算出された複数のユーザの将来の収入の平均値と設定エリアの将来の人口とを乗算したものを、設定エリアの将来の収入として予測してもよい。また、設定エリアに居住或いは勤務する全ての個人の支出がステップS12で算出されたのでないのであれば、エリア予測部143は、ステップS12で算出された複数の支出の平均値と設定エリアの人口とを乗算したもの設定エリアの将来の支出として予測してもよい。人口は現在の人口であってもよいし、将来そのエリアで予想される人口であってもよい。その他、エリア予測部143は、統計的手法を使って設定エリアの将来のエリア収支を算出してもよい。
エリア予測部143は、算出したエリア経済状態(将来のエリア収入及びエリア支出)をエリア経済記憶部133に保存する。設定エリアが複数あるのであれば、エリア予測部143、エリアそれぞれのエリア経済状態を算出し、複数のエリア経済状態それぞれをエリアの識別情報に関連づけて保存する。
次に、制御部14の価値予測部144は、エリア予測部143で予測したエリア経済状態に基づいて、設定エリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する(ステップS14)。設定エリアが複数あるのであれば、価値予測部144は、複数の設定エリアそれぞれの将来のエリア価値を予測する。将来のエリア価値は、将来のある年における設定エリアのエリア価値(例えば、15年後のエリア価値)であってもよいし、複数年に渡る設定エリアのエリア価値(例えば、1年毎の30年分のエリア価値)であってもよい。エリア価値は、設定エリアに所在する不動産の将来の不動産価値(売買価値)であってもよい。また、エリア価値は、設定エリアにある不動産の将来の家賃、テナント料、借地料、或いは駐車場賃料であってもよい。
また、エリア価値は、指数であってもよいし、金額であってもよい。例えば、エリア価値は、現在の価値を100としたときの将来の価値を示す数値であってもよい。このとき、エリア価値は物価の上昇を踏まえたうえで、物価が上昇しないものと仮定して算出された値であってもよい。
なお、価値予測部144は、ステップS13で算出したエリア収支に基づいて設定エリアの将来のエリア価値を算出してもよい。例えば、価値予測部144は、設定エリアの将来の収入をそのまま設定エリアの将来のエリア価値としてもよい。また、価値予測部144は、設定エリアの将来の収入と将来の支出を重み付け加算して算出された金額を、設定エリアの将来のエリア価値としてもよい。価値予測部144は、金額を指数に変換してもよい。
また、価値予測部144は、収入及び/又は支出の増加率に基づいて設定エリアの将来のエリア価値を算出してもよい。例えば、価値予測部144は、設定エリアの現在の収入を基準(例えば、“1”)とした将来の収入の増加率を算出する。例えば、設定エリアの現在の収入が500億円であり、将来の収入が750億円であるとすると、価値予測部144は将来の収入の増加率“1.5”を算出する。同様に、価値予測部144は、設定エリアの現在の支出を基準とした将来の支出の増加率(例えば、“1.3”)を算出する。そして、価値予測部144は、設定エリアの将来の収入増加率“1.5”と将来の支出の増加率“1.3”とを重み付け加算する。このとき、不動産購入と相関が高いと思われる収入の方に高い値の重みが付与されていてもよい。例えば、収入に0.8、支出に0.2の重みが付与されていてもよい。そして、価値予測部144は、重み付け加算された値に100を乗じた値を設定エリアの将来のエリア価値として算出してもよい。
価値予測部144は、算出したエリア価値をエリア価値記憶部134に保存する。設定エリアが複数あるのであれば、エリア予測部143、エリアそれぞれのエリア経済状態を算出し、算出したエリア経済状態をエリアの識別情報に関連づけて保存する。
続いて、価値予測部144は、予測したエリア価値を、設定エリアに影響を与えるマクロ経済情報に基づいて補正する(ステップS15)。マクロ経済情報は、設定エリアの人口増加率等のマクロ的な情報である。マクロ経済情報は、設定エリアに所在する会社の増減傾向(増減率)、設定エリアの地価の上昇率、設定エリアの家賃の上昇率、設定エリアのテナント料の上昇率、設定エリアの地震発生の可能性、及び設定エリアの災害発生の可能性であってもよい。
価値予測部144は、マクロ経済情報に基づき算出された係数をステップS15で算出したエリア価値に乗算することにより、エリア価値を補正してもよい。例えば、現在を基準とした設定エリアの将来における予想人口増加率が1.53なのであれば、価値予測部144は1.53を係数として算出してもよい。そして、価値予測部144は、ステップS15で算出したエリア価値に1.53を乗じた値を補正されたエリア価値としてもよい。“設定エリアに所在する会社の増減傾向(増減率)”、“設定エリアの地価の上昇率”、“設定エリアの家賃の上昇率”、“設定エリアのテナント料の上昇率”についても、上述の“人口増加率”と同様の処理が適用可能である。“設定エリアの地震発生の可能性”、及び“設定エリアの災害発生の可能性”については、情報生成部145は、例えば、発生確率に応じて係数を0.8、1.0、1.2等と変更してもよい。
なお、ステップS14で予測したエリア価値が不動産価値(例えば、土地の売買価値)なのであれば、価値予測部144は、設定エリアの地価の上昇率を、エリア価値補正のためのマクロ経済情報として選択してもよい。また、ステップS14で予測したエリア価値が不動産の将来の家賃、テナント料なのであれば、価値予測部144は、“設定エリアの家賃の上昇率”或いは“設定エリアのテナント料の上昇率”を、エリア価値補正のためのマクロ経済情報として選択してもよい。その他、価値予測部144は、予測するエリア価値に合わせマクロ経済情報を選択してもよい。例えば、価値予測部144は、ステップS14で予測したエリア価値が将来の借地料、駐車場賃料なのであれば、補正に使用するマクロ経済情報を“借地料の上昇率”、或いは“駐車場賃料の上昇率”としてもよい。これら上昇率は、ユーザの投資価値の判断を容易にするため、物価の上昇を排除した上昇率であってもよい。
次に、制御部14の情報生成部145は、価値予測部144の予測結果に基づいてユーザに出力する情報を生成する(ステップS16)。このとき、価値予測部144は、ステップS15で算出した指数をそのままユーザに出力する情報としてもよい。また、情報生成部145は、複数年の指数をグラフ化したものをユーザに出力する情報としてもよい。図10は、エリア価値の出力例を示す図である。具体的には、図10は、2016年を100としたときのエリアAとエリアBのエリア価値(指数)の推移をグラフ化したものである。図10に示すグラフでは物価の上昇も踏まえた価値(物価が上昇しないものと仮定した値)を算出している。物価が上昇を考慮しなくてもよいので、ユーザは実際の投資価値を判断しやすい。図10の例では、エリアBは指数が減少傾向を示しているので投資価値が低いことが分かる。情報生成部145は生成した情報を出力部12に出力する。情報生成部145は、通信部11を介して、生成した情報を端末装置1に送信してもよい。
情報の出力が完了したら、制御部14はエリア価値算出処理を終了する。
〔4.効果〕
本実施形態によれば、予測装置10は、個別予測部142と、エリア予測部143と、価値予測部144と、を備える。個別予測部142は、設定エリアで活動を行う経済主体の経済情報に基づいて、経済主体の将来の経済状態を予測する。価値予測部144は、個別予測部142で予測した経済主体の将来の経済状態に基づいて、設定エリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する。また、予測装置10は、エリア予測部143を備える。エリア予測部143は、個別予測部142で予測した経済主体の将来の経済状態に基づいて、設定エリアの将来のエリア経済状態を予測する。このとき、価値予測部144は、エリア予測部143で予測したエリア経済状態に基づいて、設定エリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する。
すなわち、予測装置10は、経済主体の将来の経済状態に基づいてエリアの将来の盛り上がりを予測し、その予測に基づいて設定エリアの将来のエリア価値を予測する。そのため、予測装置10は、設定エリアの将来のエリア価値を精度よく予測できる。
また、価値予測部144は、予測したエリア価値を、設定エリアに影響を与えるマクロ経済情報に基づいて補正する。そして、マクロ経済情報には、設定エリアの人口増加率、設定エリアに所在する会社の増減傾向、設定エリアの地価の上昇率、設定エリアの家賃の上昇率、設定エリアのテナント料の上昇率、設定エリアの地震発生の可能性、及び設定エリアの災害発生の可能性、の中から選択される少なくとも1つの情報が含まれる。
マクロ経済情報に基づき補正するので、予測装置10は、予測されたエリア価値が実態と乖離して過度に落ち込む等、エリア価値の現実との乖離を少なくすることができる。結果として、予測装置10は、設定エリアの将来のエリア価値の予測精度を高めることができる。
また、価値予測部144は、エリア予測部143で予測したエリア経済状態に基づいて、設定エリアに所在する不動産の将来の不動産価値を予測する。また、価値予測部144は、エリア予測部143で予測したエリア経済状態に基づいて、設定エリアにある不動産の将来の家賃、テナント料、借地料、或いは駐車場賃料を予測する。
これにより、予測装置10は、ユーザに不動産に関する様々な予測を提供できる。
また、個別予測部142は、経済主体の個別収支に基づいて、経済主体の将来の個別収支を予測する。そして、エリア予測部143は、個別予測部で予測した経済主体の将来の個別収支に基づいて、所定のエリアの将来のエリア収支を予測する。そして、価値予測部144は、エリア予測部143で予測したエリア収支に基づいて、設定エリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する。エリア予測部143は、経済主体の将来の個別収支を積算することで所定のエリアの将来のエリア収支を予測する。
収支に基づいて将来のエリア価値を予測するので、予測装置10は、設定エリアの将来のエリア価値の予測精度を高めることができる。
また、経済主体は、設定エリアに居住、或いは勤務する個人である。そして、個別予測部142は、個人の個別収支と、個人の属性情報又は行動情報と、に基づき、個人の将来の個別収支を予測する。
個人の属性情報又は行動情報を使って個人の将来の個別収支を予測するので、予測装置10は、設定エリアの将来のエリア価値の予測精度を高いものとすることができる。設定エリアに居住する個人のみならず設定エリアに勤務する個人の情報も使用することで、予測装置10は、設定エリアの将来のエリア価値の予測精度をさらに高めることができる。
また、個別予測部142は、個人の現在の個別収支に、個人の属性情報又は行動情報に基づき導出される係数を乗算することにより、個人の将来の個別収支を予測する。属性情報には、年齢、職業、資産、学歴、職歴、使用言語数、の中から選択される少なくとも1つの情報が含まれる。また、行動情報には、スキルアップへの関心に関する情報、転職志向に関する情報、及びお金に対する考え方に関する情報、の中から選択される少なくとも1つの情報が含まれる。
これにより、予測装置10は、設定エリアの将来のエリア価値の予測精度をさらに高めることができる。
また、予測装置10は、情報取得部141を備える。情報取得部141は、経済主体が所持する端末装置1の位置情報に基づいて設定エリアで活動を行う経済主体を特定し、特定した経済主体の経済情報を設定エリアで活動を行う経済主体の経済情報として取得する。予測装置10は、精度よく設定エリアで活動を行う経済主体の経済情報を取得できる。
〔5.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態(ステップS12)では、個別予測部142は、設定エリアで活動を行う個人の現在の個別経済状態に基づいて、個人の将来の経済状態を予測した。しかし、個別予測部142は、設定エリアで活動を行う個人の過去の個別経済状態に基づいて、個人の将来の経済状態を予測してもよい。個別予測部142は、設定エリアで活動を行う個人の現在及び過去の個別経済状態に基づいて、個人の将来の経済状態を予測してもよい。このとき、個別経済状態は個別収支であてもよい。
また、上述の実施形態(ステップS12)では、個別予測部142は、個人の現在の支出に基づいて、個人の将来の支出を算出した。しかし、個別予測部142は、個人の現在及び/又は過去の収入に基づいて、将来の収入を算出し、算出した将来の収入に基づいて過去の支出を算出してもよい。
また、上述の実施形態(ステップS13)では、エリア予測部143は、個人の将来の経済状態に基づいて将来のエリア経済状態を予測した。しかし、エリア予測部143は、設定エリアに所在する法人(例えば、企業)の将来の経済状態に基づいて将来のエリア経済状態を予測してもよい。また、エリア予測部143は、設定エリアに所在する個人及び法人の将来の経済状態に基づいて将来のエリア経済状態を予測してもよい。
なお、エリア経済状態の予測に法人を加味する場合、エリア予測部143は、法人の移転或いは消滅を予測に加味してもよい。例えば、エリア予測部143は、法人(企業)の平均移転年数或いは法人の平均存続年数に基づき、それら平均年数経過後に対象の法人が設定エリアにいないものとしてエリア経済状態を予測してもよい。なお、設定エリアへの新規の法人の参入も考慮される。そこで、エリア予測部143は、毎年一定確率で設定エリアに新規の法人参入があるものとしてエリア経済状態を予測してもよい。法人の規模(収入及び支出の規模)は一定の大きさとしてもよい。なお、法人が移転或いは消滅した場合、エリア経済は一時的に大きく落ち込むが、すぐに代わりの法人がそのエリアに参入すると考えられる。むしろ、参入しやすい状態となると考えられる。そこで、エリア予測部143は、新規の参入の確率が高くなるものとしてエリア経済状態を予測してもよい。
また、上述の実施形態(ステップS13)では、エリア予測部143は、設定エリアに居住或いは勤務する個人の将来の個別経済状態に基づいて、設定エリアの将来のエリア経済状態を予測した。設定エリアに居住する個人と設定エリアに勤務する個人では、設定エリアに対する関わりが違うと考えられる。そこで、エリア予測部143は、エリア経済状態を予測にあたり、設定エリアに居住する個人と設定エリアに勤務する個人とで異なる重みを与えてもよい。例えば、個人の将来の収入を積算して設定エリアの将来のエリア収入とするのであれば、エリア予測部143は、設定エリアに勤務する個人の収入には積算前に0.5を乗じてもよい。このとき、設定エリアに居住する個人の収入はそのままであってもよい。設定エリアの支出の算出にあたっても同様の処理が適用できる。予測装置10は、より精度よくエリア経済状態を予測できる。
また、上述の実施形態(ステップS15)では、価値予測部144は、エリア価値をマクロ経済情報に基づいて補正した。しかし、価値予測部144は、必ずしもエリア価値を補正しなくてもよい。
本実施形態の予測装置10を制御する制御装置は、専用のコンピュータシステムによって実現してもよいし、通常のコンピュータシステムにより実現してもよい。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムを、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールし、上述の処理を実行することによって制御装置を構成してもよい。制御装置は、予測装置10の外部の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)であってもよいし、内部の装置(例えば、制御部14)であってもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク上のサーバ装置が備えるディスク装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションソフトとの協働により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分を媒体に格納して配布してもよいし、OS以外の部分をサーバ装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。
〔6.ハードウェア構成〕
実施形態及び変形例に係る予測装置10は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によっても実現可能である。図11は、予測装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インタフェース(I/F)1500、入出力インタフェース(I/F)1600、及びメディアインタフェース(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インタフェース1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インタフェース1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インタフェース1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インタフェース1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインタフェース1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインタフェース1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る予測装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔7.その他〕
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、価値予測部は、価値予測手段や価値予測回路に読み替えることができる。
1…端末装置
2…サーバ
10…予測装置
11…通信部
12…出力部
13…記憶部
131…経済情報記憶部
132…個別経済記憶部
133…エリア経済記憶部
134…エリア価値記憶部
14…制御部
141…情報取得部
142…個別予測部
143…エリア予測部
144…価値予測部
145…情報生成部

Claims (13)

  1. 所定のエリアで活動を行う経済主体の個別収支に基づいて、前記経済主体の将来の個別収支を予測する個別予測部と、
    前記個別予測部で予測した前記経済主体の将来の個別収支に基づいて、前記所定のエリアの将来のエリア収支を予測するエリア予測部と、
    前記エリア予測部で予測した前記エリア収支に基づいて、前記所定のエリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する価値予測部と、を備え、
    前記経済主体は、前記所定のエリアに居住、或いは勤務する個人である、
    とを特徴とする予測装置。
  2. 前記価値予測部は、前記エリア予測部で予測したエリア収支に基づいて、前記所定のエリアに所在する不動産の将来の不動産価値を予測する、
    ことを特徴とする請求項に記載の予測装置。
  3. 前記価値予測部は、前記エリア予測部で予測したエリア収支に基づいて、前記所定のエリアにある不動産の将来の家賃、テナント料、借地料、或いは駐車場賃料を予測する、
    ことを特徴とする請求項に記載の予測装置。
  4. 前記エリア予測部は、前記経済主体の将来の個別収支を積算することで前記所定のエリアの将来のエリア収支を予測する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の予測装置。
  5. 前記個別予測部は、前記個人の個別収支と、該個人の属性情報又は行動情報と、に基づき、該個人の将来の個別収支を予測する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の予測装置。
  6. 前記個別予測部は、前記個人の現在の個別収支に、該個人の属性情報又は行動情報に基づき導出される係数を乗算することにより、該個人の将来の個別収支を予測する、
    ことを特徴とする請求項に記載の予測装置。
  7. 前記属性情報には、年齢、職業、資産、学歴、職歴、使用言語数、の中から選択される少なくとも1つの情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項に記載の予測装置。
  8. 前記行動情報には、スキルアップへの関心に関する情報、転職志向に関する情報、及びお金に対する考え方に関する情報、の中から選択される少なくとも1つの情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項に記載の予測装置。
  9. 前記価値予測部は、予測した前記エリア収支を、前記所定のエリアに影響を与えるマクロ経済情報に基づいて補正する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の予測装置。
  10. 前記マクロ経済情報には、前記所定のエリアの人口増加率、前記所定のエリアに所在する会社の増減傾向、前記所定のエリアの地価の上昇率、前記所定のエリアの家賃の上昇率、前記所定のエリアのテナント料の上昇率、前記所定のエリアの地震発生の可能性、及び前記所定のエリアの災害発生の可能性、の中から選択される少なくとも1つの情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項に記載の予測装置。
  11. 経済主体が所持する端末装置の位置情報に基づいて前記所定のエリアで活動を行う前記経済主体を特定し、特定した経済主体の個別収支を前記所定のエリアで活動を行う前記経済主体の前記個別収支として取得する情報取得部、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の予測装置。
  12. 予測装置で実行される予測方法であって、
    所定のエリアで活動を行う経済主体の個別収支に基づいて、前記経済主体の将来の個別収支を予測する個別予測工程と、
    前記個別予測工程で予測した前記経済主体の将来の個別収支に基づいて、前記所定のエリアの将来のエリア収支を予測するエリア予測工程と、
    前記エリア予測工程で予測した前記エリア収支に基づいて、前記所定のエリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する価値予測工程と、を含み、
    前記経済主体は、前記所定のエリアに居住、或いは勤務する個人である、
    とを特徴とする予測方法。
  13. 所定のエリアで活動を行う経済主体の個別収支に基づいて、前記経済主体の将来の個別収支を予測する個別予測手順と、
    前記個別予測手順で予測した前記経済主体の将来の個別収支に基づいて、前記所定のエリアの将来のエリア収支を予測するエリア予測手順と、
    前記エリア予測手順で予測した前記エリア収支に基づいて、前記所定のエリアの不動産に関する将来のエリア価値を予測する価値予測手順と、をコンピュータに実行させ
    前記経済主体は、前記所定のエリアに居住、或いは勤務する個人である、
    とを特徴とする予測プログラム。
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