JP6948095B1 - プログラム、方法、およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが具体的に何を摂取すればよいかを容易に把握することができる食事提案システムを提供する。【解決手段】本開示のプログラムは、コンピュータのプロセッサに、ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付けるステップと、ユーザから食事記録の入力を受け付けるステップと、取得した血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成するステップと、食事記録および血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案するステップと、ユーザが、提案された推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行うステップと、を実行させる。【選択図】図9

Description

本開示は、ユーザに対して適切な食事内容を提案する食事提案プログラム、食事提案方法、および食事提案システムに関する。
従来、評価対象者の血糖値の変化を検出し、健康状態の管理に資するシステムが提案されている。
例えば、特許文献1には、継続的に取得した評価対象者の血糖値の変化から、運動の不足や食事の過剰摂取に対して指摘を行うシステムが開示されている。
特開2019−164608号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、食事の過剰摂取を控えることをユーザが意識することができるが、具体的にどのような食事を、どのようなタイミングで摂取するべきかについては言及されないため、ユーザは何を食べるべきか判断するのが難しい。
そこで、本開示では、ユーザが具体的に何を摂取すればよいかを容易に把握することができる食事提案システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様におけるプログラムは、コンピュータのプロセッサに、ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付けるステップと、ユーザから食事記録の入力を受け付けるステップと、取得した血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成するステップと、食事記録および血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案するステップと、ユーザが、提案された推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行うステップと、を実行させる。
本開示によれば、ユーザが具体的に何を摂取すればよいかを容易に把握することができる。
本発明の食事提案システムの概要を説明する図である。 ユーザ端末の機能的な構成を示すブロック図である。 処理サーバの機能的な構成を示すブロック図である。 記憶部が記憶する血糖値データを説明する図である。 記憶部が記憶するユーザデータ、スケジュールデータ、活動記録データを説明する図である。 記憶部が記憶する食事記録データ、および計算指標データを説明する図である。 本実施形態の概要を説明する図である。 食事提案システムの処理を説明する図である。 操作端末の画面例を示す図である。 第2実施形態に係る食事提案システムの処理サーバの機能的な構成を示すブロック図である。 ユーザの傾向と推奨される食事の態様と、当該ユーザの血糖値曲線のグラフを示す図である。
<第1実施形態>
以下、本開示の第1実施形態に係る食事提案システム1について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態で説明される構成の全てが、本開示の必須構成要件であるとは限らない。また、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
<概要>
図1は、本発明の食事提案システム1の概要を説明する図である。
図1に示すように、本実施形態に係る食事提案システム1は、ユーザの血糖値に関する情報の変化から、適切な食事の態様を提案するシステムである。
この説明において、血糖値に関する情報には、血糖値およびグルコース値を含む。血糖値とは、血管を流れる血液中のグルコース濃度を示す値である。グルコース値とは、例えば、皮下で計測される間質液中のグルコース濃度を示す値である。そして、血糖値とグルコース値には、高い相関があることが確認されており、具体的には、血糖値の変化に追従するように、グルコース値が変化する。このため、比較的検知しやすいグルコース値を評価することで、血糖値の変化を評価することができる。
また、この説明における食事の態様とは、食事の内容および食事のタイミングを含む概念である。食事の内容は、食事の献立であってもよいし、食品名、又は食事に含まれる栄養素の種類および量であってもよい。食事のタイミングは、食事を摂取するべき時間帯および食品(栄養素)ごとの摂取の順番であってもよい。
以下の説明では、まず食事提案システム1の構成について説明した後に、食事提案システム1が行う各処理について詳述する。
<全体構成>
本実施形態に係る食事提案システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、食事提案システム1は、複数の操作端末(図1では、ユーザP1が使用するユーザ端末10A、監督者P2が使用する監督者端末10B、以下総称して「操作端末10」という)と、処理サーバ20と、食品データベース30と、を含む。複数の操作端末10と処理サーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線又は無線ネットワークにより構成される。
操作端末10は、各ユーザP1、および各ユーザの食事を監督する監督者P2が操作する装置である。操作端末10は、スマートフォン又はタブレット端末である。このほか、操作端末10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、又はラップトップPCなどにより実現される。
操作端末10は、ネットワーク80を介して処理サーバ20と通信可能に接続される。操作端末10は、5G、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図1に示すように、操作端末10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、操作端末10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。
出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
処理サーバ20は、ユーザの血糖値の変化、および食事や運動といった行動様式を分析して、ユーザに対してユーザにとって適切な食事に関する提案を行う装置である。ユーザにとって適切な食事とは、肥満、高血圧、むくみ、生理不順、その他の生活習慣病に罹患するリスクを極力下げるための必要な食事を指す。すなわち、ユーザの健康を維持しやすくなるための様々な食事が含まれる。
処理サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。処理サーバ20は、通信IF22と、入力装置23と、出力装置24と、プロセッサ25と、メモリ26と、ストレージ27とを備える。
通信IF22は、処理サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入力装置23は、管理者からの入力操作を受け付けるための装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。
出力装置24は、管理者に対し情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
プロセッサ25は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
メモリ26は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
ストレージ27は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
食品データベース30は、各種の食品に関する情報を蓄積するデータベースである。食品データベース30には、例えば各種の献立、食品に含まれる単位質量当たりの各栄養素の量が記憶されている。また、食品データベース30には、一般に広く流通している総菜に関する栄養素の量、およびスーパーマーケット、およびコンビニエンスストア等の食品小売店舗で販売される流通性の高い食料品に関する栄養素の量について、製品ごとに記憶していてもよい。
なお、食品データベース30は図示のように1つのデータベースで構成される必要はなく、複数のサーバで構成されてもよいし、クラウド上に管理された仮想サーバであってもよい。
<操作端末10の構成>
図2は、食事提案システム1を構成する操作端末10の機能的な構成を示すブロック図である。操作端末10が操作される状況としては、例えば、日々の生活において、その日の食事の内容を検討するユーザが、自身の使用するスマートフォンを操作する場面が想定される。
図2に示すように、操作端末10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、入力受付部130(キーボード131およびディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、カメラ150と、記憶部160と、制御部170とを含む。
操作端末10は、図2では特に図示していない機能および構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図2に示すように、操作端末10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
アンテナ111は、操作端末10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
アンテナ112は、操作端末10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、操作端末10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第2無線通信部122は、操作端末10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、操作端末10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部170へ与える。
入力受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、入力受付部130は、キーボード131と、ディスプレイ132とを含む。なお、入力受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
キーボード131は、操作端末10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部170へ出力する。
ディスプレイ132は、制御部170の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。すなわち、ディスプレイ132は、ユーザに対して情報を出力する出力部としても機能する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部170へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。
音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を操作端末10の外部へ出力する。
カメラ150は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ150は、例えば、カメラ150から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。
記憶部160は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、操作端末10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部160は、ユーザ情報161を記憶する。
ユーザ情報161は、操作端末10を使用して食事提案システム1を利用するユーザの情報である。ユーザ情報161としては、ユーザの名称、ユーザのメールアドレス等の連絡先、ユーザ端末のIPアドレス等のネットワーク通信に利用される情報等が含まれる。
制御部170は、記憶部160に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、操作端末10の動作を制御する。制御部170は、例えば予め操作端末10にインストールされているアプリケーションプログラムである。制御部170は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部171と、送受信部172と、データ処理部173と、表示処理部174としての機能を発揮する。
操作受付部171は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
送受信部172は、操作端末10が、処理サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
データ処理部173は、操作端末10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
表示処理部174は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。表示処理部174は、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動をカメラ150に発生させる処理等を行う。
<処理サーバ20の機能的な構成>
図3は、食事提案システム1を構成する処理サーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。
図3に示すように、処理サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、処理サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、処理サーバ20が使用するデータおよびプログラムを記憶する。記憶部202は、ユーザデータ、スケジュールデータ、活動記録データ、食事記録データ、および計算指標データを少なくとも記憶している。
血糖値データは、ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得したユーザの血糖値に関するデータである。計測器は、ユーザの皮下の細胞内の間質液のグルコース値を計測するセンサである。計測器には細い芯状のプローブが設けられている。プローブは、皮下の間質液に含まれるグルコースと酵素を反応させて生じた電子を電流値として検出する電極を有する。計測器は、検出した電流値の大きさに応じた信号を発信することで、グルコース値を検出する。なお、測定原理は、このような酵素電極法に限られるものではなく、グルコース結合性物質を用いたアフィニティセンサーとしてもよく、検出法も光学信号によるものでもよい。
計測器は、操作端末10と近距離無線通信を行うことで、取得した血糖値データを、操作端末10を介して、処理サーバ20に送信する。
血糖値データとしては、グルコース値をそのまま用いてもよいし、グルコース値および血糖値それぞれの変化特性の相関に基づいて、グルコース値から予測される値を血糖値と近似してもよい。
図4Aは、血糖値データの一例を示す図である。図4Bは、血糖値データから生成される血糖値曲線の一例を示す図である。
図4Aに示すように、血糖値データは、例えば1分毎や10分毎のような所定のサンプリング周期に基づいて、時々刻々と変化する血糖値の値を計測したデータ群である。血糖値データは、ユーザを識別するユーザIDと、計測された(又は近似された)血糖値の値と、取得時刻と、を少なくとも備えている。なお、サンプリング周期については、任意に設定することができる。
図4Bに示すように、血糖値曲線は、血糖値の値を時系列に沿って並べることで画定される、血糖値の変化を幾何的に表現する曲線である。この図において、一点鎖線は血糖値曲線が示す血糖値の平均値(平均血糖値)を示している。血糖値曲線は、計測器による計測を行う間、常に更新され、サンプリング周期を短くすることで、血糖値の変化を連続的に表現する。
ユーザデータは、ユーザの個人情報に関するデータ群である。ユーザデータは、ユーザの入力操作により入力される。図5Aは、ユーザデータを格納するユーザデータベースの一例を示す図である。
図5Aに示すユーザデータベースは、「ユーザID」フィールドと、「ユーザ氏名」フィールドと、「属性」フィールドと、「身体情報」フィールドと、「健康情報」フィールドと、「居住地」フィールドと、「連絡先」フィールドと、を含む。
「ユーザID」フィールドには、ユーザを識別するIDが格納される。
「ユーザ氏名」フィールドには、ユーザIDに対応するユーザの氏名が格納される。
「属性」フィールドには、ユーザIDに対応するユーザの属性として、年齢および性別に関する情報が格納される。なお、属性フィールドには、生年月日、国籍、出身地、母国語等の情報が含まれてもよい。
「身体情報」フィールドには、ユーザIDに対応するユーザの身体情報として、身長、体重、体脂肪率、BMI値、骨密度等の情報が格納される。なお、身体情報には、筋肉量、生理周期、お通じの頻度等のユーザの身体に関する事項、ユーザ本人が自覚する適切な睡眠時間に関する情報が含まれてもよい。
「健康情報」フィールドには、ユーザIDに対応するユーザの健康情報として、例えば病歴、服薬履歴、生活習慣、の他、今後の健康状態の目標を示す取り組み目標等が格納される。なお、健康情報フィールドには、ユーザ本人が自覚する気分の変化の傾向に関する情報(落ち込みやすい、立ち直りやすい等)が含まれてもよい。
「居住地」フィールドには、ユーザIDに対応するユーザの居住地に関する情報が格納される。
「連絡先」フィールドには、ユーザのメールアドレスやSNSのユーザID等、ユーザへの連絡に用いられる通信アドレスが格納される。
なお、ユーザデータベースは、ユーザの個人情報として、その他の情報を含んでもよい。
スケジュールデータは、ユーザのスケジュールに関するデータ群である。スケジュールデータは、ユーザの入力、ユーザが操作端末10で使用するスケジュール管理ツールとの連携、又はアカウント情報の同期等により入力される。図5Bは、スケジュールデータを格納するスケジュールデータベースの一例を示す図である。
図5Bに示すスケジュールデータベースは、「タスクID」フィールドと、「ユーザID」フィールドと、「日付」フィールドと、「タスク名」フィールドと、「開始予定時刻」フィールドと、「終了予定時刻」フィールドと、「重要度」フィールドと、「注意力レベル」フィールドと、を含む。
「タスクID」フィールドには、スケジュールとして登録されたタスクを識別するIDが格納される。
「ユーザID」フィールドには、タスクIDに対応するタスクがスケジュールとして登録されたユーザのユーザIDが格納される。
「日付」フィールドには、タスクIDに対応するタスクの日付が格納される。
「タスク名」フィールドには、タスクIDに対応するタスクの名称(内容)が格納される。例えば、タスク名には、会議、運動、現場作業、運転等が含まれる。
「開始予定時刻」フィールドには、タスクIDに対応するタスクの開始予定時刻が格納される。
「終了予定時刻」フィールドには、タスクIDに対応するタスク時刻が格納される。
「重要度」フィールドには、タスクIDに対応するタスクの重要度が格納される。重要度としては、例えば、「高」、「中」、「低」等の重要度の程度を示す区分が格納される。例えば変更可能な歯科検診の重要度は「低」となり、重要な仕事の会議は「高」となる。
「注意力レベル」フィールドには、タスクIDに対応するタスクに要求される注意力のレベルが格納される。注意力レベルとしては、例えば、「高」、「中」、「低」等の要求される注意力のレベルの程度を示す区分が格納される。例えば、映画鑑賞のタスクに要求される注意力のレベルは「低」となり、運転による移動のタスクに要求される注意力のレベルは「高」となる。
なお、スケジュールデータベースは、ユーザのスケジュールに関する情報として、その他の情報を含んでもよい。
活動記録データは、ユーザの生活における各種の活動に関するデータ群である。活動記録データは、ユーザからの入力、又はウェアラブル端末等のセンシングデバイスによるセンシングにより入力される。図5Cは、活動記録データを格納する活動記録データベースの一例を示す図である。
図5Cに示す活動記録データベースは、「活動ログID」フィールドと、「ユーザID」フィールドと、「活動内容」フィールドと、「バイタル」フィールドと、「歩数」フィールドと、「移動距離」フィールドと、「消費カロリー」フィールドと、「運動強度」フィールドと、「記録日時」フィールドと、を含む。なお、各フィールドの値は、入力又はセンシングされたデータのみを格納してもよい。
「活動ログID」フィールドには、活動ログを識別するIDが格納される。
「ユーザID」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログを行ったユーザのユーザIDが格納される。
「活動内容」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログの内容が格納される。活動ログの内容としては、例えば、ランニング、徒歩移動、運動、食事、睡眠等が挙げられる。
「バイタル」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログにおけるバイタルサインに関する情報が格納される。具体的には、脈拍、心拍数、呼吸、血圧、体温等を含み、これらの平均値であってもよいし、経時的な変化の値であってもよい。
「歩数」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログにおけるユーザの歩数が格納される。
「移動距離」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログにおける移動距離が格納される。
「消費カロリー」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログにおける消費カロリーの目安が格納される。
「運動強度」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログにおける運動強度が格納される。運動強度は、例えばMETs指数のような安静状態の運動強度を単位強度として設定された値であってもよい。
「記録日時」フィールドには、活動ログIDに対応する活動ログが入力又はセンシングされた日時が格納される。
なお、活動記録データベースは、ユーザの生活における各種の活動に関する情報として、その他の情報を含んでもよい。
食事記録データは、ユーザの食事に関するデータ群である。食事記録データは、ユーザから入力される情報と、処理サーバ20の演算結果として出力される情報と、を含む。図6Aは、食事記録データを格納する食事記録データベースの一例を示す図である。
図6Aに示す食事記録データベースは、「食事ログID」フィールドと、「ユーザID」フィールドと、「日付」フィールドと、「推奨された食事」フィールドと、「摂取した食事」フィールドと、「判定」フィールドと、を含む。なお、「摂取した食事」フィールドは、ユーザから適切に入力がされたデータのみを格納する。
「食事ログ」フィールドは、食事ログを識別する食事ログIDが格納される。
「ユーザID」フィールドは、食事ログIDに対応する食事ログを記録したユーザのユーザIDを格納する。
「日付」フィールドは、食事ログIDに対応する食事ログが記録された日付が格納される。
「推奨された食事」フィールドには、処理サーバ20の処理として、ユーザに対して提案された推奨される食事の態様に関する情報が格納される。具体的には、「推奨された食事」フィールドは、「栄養素」サブフィールド、「食品名」サブフィールド、「推奨タイミング」サブフィールドを含む。
「栄養素」サブフィールドには、処理サーバ20から、ユーザに対して提案された推奨される食事の栄養素が格納される。栄養素は、その種類と量を含む。
「食品名」サブフィールドには、処理サーバ20から、ユーザに対して提案された推奨される食品名が格納される。食品名は、名称とその量を含む。その食品名は献立名でもよいし、野菜や鶏肉といった食料品の名称でもよい。また、食品名は、食料品として流通する商品の名称であってもよい。「栄養素」サブフィールドと、「食品名」サブフィールドと、は併に格納されてもよいし、いずれか一方のみを格納してもよい。
「推奨タイミング」サブフィールドには、処理サーバ20から、ユーザに対して提案された推奨される摂取のタイミングが格納される。摂取のタイミングとしては、「9時〜10時」のような時間を指定する形態の他、「朝ごはん」のような具体的な時間帯を明示しない形態であってもよい。また、「推奨タイミング」は、提案する栄養素又は食品名ごとに、食べる順番を指定する情報を含んでもよい。また、推奨タイミングは、スケジュール情報を考慮して、摂取可能な時間帯が設定されてもよい。
「摂取した食事」フィールドには、ユーザから入力されたユーザが摂取した食事に関する情報が格納される。具体的には、「摂取した食事」フィールドは、「栄養素」サブフィールド、「食品名」サブフィールド、「推奨時刻」サブフィールド、「画像データ」サブフィールド、を含む。
「栄養素」サブフィールドには、ユーザが摂取した食事の栄養素に関する情報が格納される。「栄養素」サブフィールドは、後述する「食品名」サブフィールドに入力された献立又は食料品の名称および量から、推測された値であってもよい。
「食品名」サブフィールドには、ユーザが摂取した食品名が格納される。食品名は、名称とその量を含む。その食品名は献立名でもよいし、野菜や鶏肉といった食料品の名称でもよい。また、食品名は、食料品として流通する商品の名称であってもよい。
「栄養素」サブフィールドと、「食品名」サブフィールドと、は併に格納されてもよいし、いずれか一方のみを格納してもよい。また、「栄養素」サブフィールド、および「食品名」サブフィールドは、例えば市販の食料品に付された二次元コードをユーザが操作端末10で読み取ることで、食品データベース30に栄養素の照会を行うことで入力されてもよい。
「摂取時刻」サブフィールドには、ユーザが食事を摂取した時刻が入力される。時刻の入力は、食事の直前に行ってもよいし、食事の直後に行ってもよい。なお、摂取時刻に代えて、摂取開始と摂取終了を含み、摂取に要した時間(食事時間)を含む情報に代えてもよい。
「画像データ」サブフィールドには、ユーザが摂取した(これから摂取する)食事の画像データが格納される。例えば、ユーザは操作端末10のカメラ150を用いて食事を撮影し、食事提案システムに係るアプリケーションソフトから、処理サーバ20に撮影した食事画像をアップロードすることで、食事の画像が入力される。アップロードされた食事画像に対して画像解析が行われ、食品の名称、栄養素の名称、およびそれらの量を特定するといった処理を行うこともできる。これにより、ユーザからの食事記録の入力が、食事画像のアップロードで足りることとなり、利便性が向上する。
「判定」フィールドには、ユーザの食事に関する行動様式の判定結果が格納される。具体的には、「判定」フィールドは、「記録」サブフィールドと、「遵守」サブフィールドと、を含む。
「記録」サブフィールドは、ユーザが適切に食事記録を行ったかどうかを示す情報が格納される。具体的には、食事記録が適切に行われた場合には「〇」、適切に行われていない場合には「×」が付される。
「遵守」サブフィールドには、ユーザが処理サーバ20から提案された食事内容を遵守できたかどうかを示す情報が格納される。具体的には、ユーザが処理サーバ20から提案された食事内容を遵守できている場合には「〇」、遵守できていない場合、又は食事記録が入力されていないために、判定ができない場合には「×」が付される。
なお、食事記録データベースは、ユーザの食事に関する情報として、その他の情報を含んでもよい。
計算指標データは、処理サーバ20による処理により計算された各種の指標に関するデータ群である。計算指標データは、処理サーバ20の演算結果として出力される情報である。図6Bは、計算指標データを格納する計算指標データベースの一例を示す図である。
図6Bに示す計算指標データベースは、「計算ログID」フィールドと、「ユーザID」フィールドと、「面積値」フィールドと、「第1係数」フィールドと、「傾き」フィールドと、「第2係数」フィールドと、「平均血糖値」フィールドと、「第3係数」フィールドと、「評価指標」フィールドと、「計算日時」フィールドと、を含む。
「計算ログID」フィールドには、計算ログを識別するための計算ログIDが格納される。
「ユーザID」フィールドには、計算ログIDに対応する計算ログの評価対象者であるユーザのユーザIDが格納される。
「面積値」フィールドには、処理サーバ20が計算した血糖値曲線に関する面積値が格納される。面積値の詳細は後述する。
「第1係数」フィールドには、処理サーバ20における評価指標の計算に用いられる第1係数(面積係数)が格納される。第1係数の詳細は後述する。
「傾き」フィールドには、処理サーバ20が計算した血糖値曲線に関する傾きの値が格納される。傾きの詳細は後述する。
「第2係数」フィールドには、処理サーバ20における評価指標の計算に用いられる第2係数(傾き係数)が格納される。第1係数の詳細は後述する。
「平均血糖値」フィールドには、ユーザから計測された血糖値の評価期間における平均値が格納される。
「第3係数」フィールドには、処理サーバ20における評価指標の計算に用いられる第3係数(平均値係数)が格納される。平均値係数の詳細は後述する。
「評価指標」フィールドには、処理サーバ20が計算した評価指標が格納される。評価指標の詳細は後述する。
「計算日時」フィールドには、計算ログIDに対応する計算ログが計算された日時が格納される。
図3に示す制御部203は、処理サーバ20のプロセッサ29が、プログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして送受信制御モジュール2031、血糖値取得モジュール2032、活動記録モジュール2033と、食事記録モジュール2034、指標算出モジュール2035、食事提案モジュール2036、行動評価モジュール2037、としての機能を発揮する。
送受信制御モジュール2031は、処理サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を送受信する処理を制御する。
血糖値取得モジュール2032は、予め設定されたサンプリング周期に従って、計測器が計測したグルコース値を操作端末10から受信することで取得する。血糖値取得モジュール2032は、取得したユーザの血糖値データを、血糖値データベースに記憶させる。
活動記録モジュール2033は、ユーザから入力された活動記録、ウェアラブル端末などのセンシングデバイスから取得された活動記録、およびユーザのスケジュールに関する情報を取得する。活動記録モジュール2033は、取得した活動記録に関する情報を活動記録データベースに格納する。活動記録モジュール2033は、取得したスケジュールに関する情報をスケジュールデータベースに格納する。
食事記録モジュール2034は、ユーザから入力された食事記録、および後述する食事提案モジュール2036からユーザに対して提案された食事の態様に関する情報を取得する。食事記録モジュール2034は、取得した食事記録、および提案された食事の態様に関する情報を、食事記録データベースに格納する。
指標算出モジュール2035は、予め設定された計算周期に従って、評価指標、および評価指標の計算に要する各種指標の計算を行う。ここで、評価指標E(s)は以下の式(1)により設定されている。
E(s)=k×A+k×S+k×GAve…(1)
:第1係数(面積係数)
A:血糖値曲線と基準線との間の面積
:第2係数(傾き係数)
S:血糖値曲線の傾き
:第3係数(平均値係数)
Ave:平均血糖値
式(1)における面積Aは、血糖値曲線と基準線とに囲まれる領域の面積である。具体的には、血糖値曲線と基準線との差分を、所定の評価期間において積分して得られる値である。所定の評価期間は任意に設定することができるが、例えば計算時から6時間前までの期間を評価期間としてもよい。
ここで、基準線とは、例えば平均血糖値の値であってもよいし、血糖値が0となる直線であってもよい。基準線は直線に限られず、曲線で定義されてもよい。基準線は、任意に設定することができる。
式(1)における傾きSは、単位時間当たりの血糖値の変化量を示す値である。単位時間は1秒であってもよいし、0に近づけることで、血糖値曲線を時間で微分した値であってもよい。傾きは、所定の評価期間内の最大値を採用することができる。所定の評価期間は任意に設定することができるが、例えば計算時から6時間前までの期間を評価期間としてもよい。
式(1)における平均血糖値GAveとは、所定の評価期間における血糖値曲線の移動平均により求められる。なお、移動平均に限定される、その他の平均値の計算に従って求められてもよい。所定の評価期間は任意に設定することができるが、例えば計算時から6時間前までの期間を評価期間としてもよい。
式(1)における各係数は、各指標に対する重み付けを行う係数である。
第1係数kは、面積Aに対して重み付けを行う。
第2係数kは、傾きSに対して重み付けを行う。
第3係数kは、平均血糖値GAveに対して重み付けを行う。
評価指標E(s)を構成する各係数k〜kは、ユーザにおける食事摂取のタイミングから、一定時間の経過後の血糖値の変化の様子を参照して、重み付けが行われる。具体的には、面積Aの変化が著しいユーザに対しては面積Aの変化を重視できるように、第1係数kが大きくなり、傾きの変化が著しいユーザに対しては傾きSの変化を重視できるように、第2係数kが大きくなるように、各係数の値が調整される。
評価指標E(s)は、重み付けされて線形結合された面積A、傾きS、平均血糖値GAveの値である。評価指標は、設定された計算時ごとに計算される。計算時は任意に設定することができるが、例えば標準的な食事の時間を設定し、その数時間前を計算時の初期値としてもよい。
食事提案モジュール2036は、ユーザの食事記録、および指標算出モジュール2035により算出された評価指標E(s)を予め設定された提案基準と比較して、ユーザに対して提案する推奨される食事の態様を決定する。提案基準は、過去のユーザへの提案内容の知見に基づいて設定されている。提案基準は、例えば、GI値を用いて設定されてもよい。GI値について以下に説明する。
GI値とは、ある食材を摂取した後の血糖値の上昇の度合いを示す指標であり、標準的な量の食品を摂取したときの血糖値の上がり方を数値化した指標である。具体的には、式(2)により記述される。
GI=「試料」摂取時の血糖値曲線の面積の増加量/「ブドウ糖」摂取時の血糖値曲線の面積の増加量×100…(2)
そして、料理全体におけるGI値は、料理を構成する食材全てのGI値の総和となる。
すなわち、ユーザの血糖値曲線から、食品ごとのユーザ固有のGI値を求め、食事記録として格納することで、その後の食後の血糖値曲線の変化を推測することができる。食事提案モジュール2036は、このように推定される血糖値曲線の変化を用いて、評価基準E(s)を参照して、提案する食事の態様を決定する。
行動評価モジュール2037は、ユーザの食事に関する行動様式を評価する。具体的には、行動評価モジュール2037は、ユーザが適切に食事記録をしているかどうか、およびユーザの食事が提案した態様を遵守しているかどうか、を判定する。行動評価モジュール2037は、食事記録データベースに記録された食事ログを参照し、ユーザの食事に関する行動様式を評価し、その結果を食事記録データベースに反映する。
<本実施形態の概要>
次に、本実施形態の概要について説明する。図7は、本実施形態の概要について説明する図である。
図7に示すように、本実施形態に係る食事提案システムでは、血糖値データを用いて、ユーザに対して食事の提案を行う。ユーザは、毎回の食事の数時間前に、推奨される血糖値データに基づいて推奨される食事の態様の提案を受ける。
ユーザは、その提案を踏まえて食事を選択し、摂取した食事に関する記録を操作端末10から処理サーバ20に入力する。処理サーバ20は、入力された食事に関する記録に基づいて、ユーザの食事に関する行動様式(食生活)が適切かどうかを判定し、判定結果をユーザにフィードバックする。ユーザは判定結果に基づいて、食生活を改善する。これにより、健康状態が改善される。
このような食事提案システムの処理について詳述する。
<処理の流れ>
次に、食事提案システム1の処理について説明する。図8は、食事提案システム1の処理を説明するフローである。この図の処理に先立って、ユーザは食事提案システム1の利用契約を締結し、計測器の貸与を受けている。ユーザは利用契約に際して、各種の個人情報であるユーザデータの登録が行われている。また、食事提案システム1を利用する際には、ユーザは貸与を受けた計測器を、プローブを皮下に刺しこむようにして、例えば上腕部等の身体の一部に装着している状態とする。
図8示すように、操作端末10は、計測器から近距離無線通信により取得した血糖値データを、処理サーバ20に入力する(ステップS110)。具体的には、操作端末10は、取得した血糖値データを、所定の間隔毎に処理サーバ20に繰り返し送信する。この処理は、計測器による血糖値データの計測の間、常に繰り返して行われる。
ステップS110の後に、処理サーバ20は、血糖値データを取得する(ステップS210)。具体的には、処理サーバ20の血糖値取得モジュール2032が、血糖値データを記憶部202に記憶される。また、血糖値データ取得モジュールは、取得した血糖値データに基づいて、血糖値曲線を作成して、記憶部202に記憶される。これにより、血糖値データベースが更新される。
ステップS210の後に、操作端末10は、スケジュール情報を処理サーバ20に入力する(ステップS111)。具体的には、操作端末10は、ユーザがスケジュール管理用のアプリケーションソフトに予め入力しているスケジュールに関する情報を抽出し、スケジュール情報として処理サーバ20に送信する。この際、スケジュールデータとして、明らかにされていない各フィールド値については、改めてユーザの入力を促すことで、補完してもよい。
ステップS111の後に、処理サーバ20は、スケジュール情報を取得する(ステップS211)。具体的には、処理サーバ20の活動記録モジュール2033は、操作端末10から送信されたスケジュール情報を受け取り、記憶部202に記憶される。これにより、スケジュールデータベースが更新される。
ステップS211の後に、操作端末10は、活動記録を処理サーバ20に入力する(ステップS112)。具体的には、操作端末は、例えばユーザが装用するセンシングデバイスが検出した活動ログを、処理サーバ20に向けて送信する。また、操作端末10は、ユーザの入力した活動ログを処理サーバ20に向けて送信してもよい。なお、活動記録の入力は、活動記録を操作端末10が取得するたびに行われる。
ステップS112の後に、処理サーバ20は、活動記録を取得する(ステップS212)。具体的には、処理サーバ20の活動記録モジュール2033は、操作端末10から送信された活動ログを取得する。活動記録モジュール2033は、取得した活動ログを記憶部202に記憶される。これにより、活動記録データベースが反映される。なお、活動記録の取得は、活動記録が操作端末10から送信されるたびに行われる。
ステップS212の後に、処理サーバ20は、評価指標を計算する(ステップS213)。具体的には、指標算出モジュール2035は、式(1)に従って評価指標の算出を行う。指標算出モジュール2035は、計算結果を記憶部202に記憶させる。これにより、評価指標データベースが反映される。
ステップS213の後に、処理サーバ20は、提案する食事の態様を決定する(ステップS214)。具体的には、食事提案モジュール2036は、評価指標の値と、予め設定されている評価基準とを比較することで、ユーザに対して推奨される食事の態様として、栄養素又は食品の名称と、それらの量、および摂取するタイミングを決定する。食事提案モジュール2036は、決定した推奨される食事の態様を操作端末10に送信する。また、食事記録モジュール2034は、決定した食事の態様に関する情報を、記憶部202に記憶される。これにより、食事記録データベースが更新される。
また、食事の態様を提案するステップでは、食事の内容として、推奨される栄養素の構成から選択できる料理のレシピを複数提案してもよい。このような料理のレシピに関する情報は、食品データベース30から取得することができる。
また、食事の態様を提案するステップでは、取得したスケジュール情報を参照し、予定されているタスクの重要度、当該タスクに要求される注意力レベルを考慮して、推奨される栄養素の構成を提案してもよい。
この場合には、血糖値が高い状態では、注意力が散漫になることが知られているので、重要度の高いタスクや高い注意力レベルが要求されるタスクの直前の食事において、提案する食事内容から、血糖値の上昇への寄与の大きい炭水化物の量を減らすなどしてもよい。
また、食事の態様を提案するステップでは、行動履歴およびヘルスケアデータのうちの少なくとも一方から、ユーザの運動強度を推定し、推奨される食事の態様を提案してもよい。すなわち、運動強度の高い日の食事では、たんぱく質を多めに提案するといった処理をおこなってもよい。また、活動記録として運動量が多い場合や、スケジュールから運動量が多くなると想定される場合に、低血糖を避けるように、糖質の摂取を促すような提案を行ってもよい。
ステップS214の後に、操作端末10は、処理サーバ20から提案された食事の態様をユーザに向けて表示する(ステップS113)。具体的には、操作端末10は、食事の内容および食べる時間帯、食品ごとの食べる順番を、ユーザに向けて表示する。こ
ステップS113の後に、操作端末10は、処理サーバ20に対して食事記録を入力する(ステップS114)。具体的には、ユーザから入力された摂取した食事に関する情報を、操作端末が処理サーバ20に送信する。この際、食事の画像情報を含むことがある。食事記録の入力は、ユーザからの食事情報の入力のたびに行われる。
ステップS114の後に、処理サーバ20は、食事記録を取得する(ステップS215)。具体的には、処理サーバ20の食事記録モジュール2034は、操作端末10から送信された食事記録を取得して、記憶部202に記憶される。これにより、食事記録データベースが更新される。
ステップS215の後に、処理サーバ20は、ユーザの食事に関する行動様式を評価する(ステップS216)。具体的には、処理サーバ20の行動評価モジュール2037は、食事記録データベースを参照して、ユーザが適切に食事記録を入力しているかどうか、および食事の内容が、提案された態様を遵守しているかどうかを判断する。この際、食事内容の完全一致を要求するのは、一定の許容値としての範囲を予め設定しておいてもよい。行動評価モジュール2037は、判定結果を記憶部202に記憶させる。これによい、食事記録データベースが更新される。行動評価の処理は、ユーザからの食事情報の入力のたび、又は推奨した食事の時間帯から一定時間の経過後に行われる。
ステップS216の後に、処理サーバ20は、評価結果を出力する(ステップS217)具体的には、行動評価モジュール2037は、操作端末に向けて判定結果を送信する。また、行動評価モジュール2037は、判定結果が優良なユーザに対して特典を付与する。特典とは、他のサービスにおいて利用可能なポイント等の有価性を備えた情報である。すなわち、行動評価モジュール2037は、食事記録が適切に入力された際に、ユーザに対して特典を付与するとともに、ユーザが、提案された推奨される食事の態様を遵守できた際に、ユーザに対して特典を付与する。これらのポイントの内容については任意に設定することができる。
ステップS217の後に、操作端末10は、評価結果をユーザに向けて表示するステップS115)。具体的には、操作端末10は、処理サーバ20から送信された食事に関する行動様式の評価結果をユーザに向けて提示する。評価結果の提示は、例えば一日の終わりや一日の始まりに、直近の一日分をまとめて提示してもよいし、行動様式の判定ごとに行ってもよい。
以上により、食事提案システム1の処理が終了する。なお、これらの一連の処理は、例えば数か月や半年、好ましくは数年にわたって繰り返して行われ、ユーザの食事に関する行動様式、すなわち食生活の変化に資するように用いられる。
また、食事提案システム1における各処理は、矛盾しない範囲で適宜順番を変更してもよい。
<画面例>
次に、操作端末10の画面例について説明する。
図9は、操作端末10の画面例を示す図である。この画面では、説明する各項目をクリックすることで、詳細情報を表示することができる。
図9に示すように、画面例には、血糖値曲線を示す血糖値グラフGが表示されている。血糖値グラフGでは現在の時間が、縦破線により明示され、平均血糖値が横破線により明示されている。
画面例において、符号Bには、食事の提案内容が表示されている。食事の提案内容では、食事の時間帯ごとに摂取が推奨される食事の内容が記載されている。
符号Cには、食事記録が記載されている。食事記録において「済」は入力済みであることを示し、「未」は未入力であることを示す。詳細表示することで、食事記録データの各項目の表示および編集をすることができる。
符号Dには、当日のスケジュールが記載されている。詳細表示することで、スケジュールデータの各項目の表示および編集をすることができる。
符号Eには、当日の活動記録が記載されている。詳細表示することで、活動記録データの各項目の表示および編集をすることができる。
<効果>
以上説明したように、本開示の食事提案システム1によれば、血糖値曲線から推奨される食事の態様をユーザに提案する。このため、ユーザが具体的に何を摂取すればよいかを容易に把握することができる。
また、食事提案システム1では、実際にユーザが提案された食事を摂取したかどうかを判定するので、ユーザの食事に関する行動様式を評価して、健康に資する食生活を習慣化することができる。
また、食事提案システム1では、血糖値曲線における面積、傾き、平均血糖値をパラメータとし、各係数をユーザの血糖値の変動特性からユーザ毎に重み付けをするので、個人差のある血糖値の変動特性を考慮して、適切な食事の提案を行うことができる。
また、食事提案システム1では、献立、食品名、栄養素、レシピ、市販されている食料品の名称、摂取する時間帯、食べる順番等のように、食事の態様として提案する事項が多岐に渡るので、自炊をしたい人や、自炊をする時間がない人など、様々なユーザに対して、適切な情報を提供することができ、ユーザの利便性を確保することができる。
また、食事提案システム1では、スケジュール情報および活動記録を考慮した食事の提案を行うので、ユーザの生活に即した無理のない食事の提案を行うことができる。
また、食事提案システム1では、食事記録を適切に入力したユーザおよび提案内容を遵守したユーザに対して特典を付与するので、ユーザの食生活の改善への動機付けを維持しやすくなる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る食事提案システム1について説明する。図10は、第2実施形態に係る処理サーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。なお、この図において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、第2実施形態に係る食事提案システム1では、処理サーバ20Bの記憶部202は、評価指標データを備えておらず、食事提案モデルを備えている。
また、処理サーバ20の制御部203は、指標算出モジュール2035を備えていない。
記憶部202が記憶する食事提案モデルは、評価対象者であるユーザにとって推奨される食事の態様を推定する学習済みモデルである。食事提案モデルは、ユーザの食事記録および血糖値曲線の波形データと、当該血糖値曲線を示したユーザに対して推奨される食事の態様と、を教師データとして学習している。
食事提案モデルは、ユーザの食事記録および血糖値曲線の波形データを入力データとし、当該ユーザにとって推奨される食事の態様を出力データとする。図11は、ユーザの傾向と推奨される食事の態様と、当該ユーザの血糖値曲線のグラフを示す図である。
図11に示すように、様々な食事記録および波形の血糖値曲線を持つユーザに対して、食事の態様として助言するべきことが経験的に得られているため、これらの情報を食事提案モデルに学習させることにより、過去の知見に基づいた提案を行うことができる。
本実施形態に係る食事提案モデルは、例えば、複数の関数が合成されたパラメータ付き合成関数である。パラメータ付き合成関数は、複数の調整可能な関数、およびパラメータの組合せにより定義される。本実施形態に係る食事提案モデルは、上記の要請を満たす如何なるパラメータ付き合成関数であってもよいが、多層のネットワークモデル(以下、多層化ネットワークと呼ぶ)であるとする。多層化ネットワークを用いる食事提案モデルは、入力層と、出力層と、入力層と出力層との間に設けられる少なくとも1層の中間層あるいは隠れ層とを有する。食事提案モデルは、人工知能ソフトウェアの一部であるプログラムモジュールとしての使用が想定される。
本実施形態に係る多層化ネットワークとしては、例えば、深層学習(Deep Learning)の対象となる多層ニューラルネットワークである深層ニューラルネットワーク(Deep Neural Network:DNN)が用いられ得る。DNNとしては、例えば、画像を対象とする畳み込みニューラルネットワーク(Convolution Neural Network:CNN)を用いてもよい。
そして、食事提案モジュール2036は、取得したユーザの食事記録および血糖値曲線のデータを食事提案モデルに入力することで、食事提案モデルから正解出力データをとして示された当該ユーザが推奨される食事の態様を得る。このため、第2実施形態に係る食事提案システム1では、評価指標の算出は行われない。
以上説明したように、本実施形態に係る食事提案システムでは、食事提案システムにより提案内容が決定されるので、評価指標における各係数の妥当性を検証する必要がないとともに、既に得られた膨大な知見から、適切な提案内容を導くことができる。これにより、これまで管理栄養士の経験と知識に基づいて提案されていた内容を踏まえて、個人の状態に即しつつ、多様かつ適切な食事態様の提案を行うことができる。
<その他の変形例>
その他の変形例について説明する。
また、食事提案システム1は、血糖値曲線から、睡眠時間と睡眠のタイミングについて提案するステップを実行してもよい。具体的には、血糖値の変動と睡眠時間には一定の相関があることが知られているので、血糖値曲線を参照し、健康状態を維持するうえで必要となる睡眠時間、および血糖値曲線のバランスがよくなるような睡眠のタイミングについて、示唆を行ってもよい。これにより、食生活の改善にとどまらず、健康に資する睡眠習慣を獲得することができる。
また、食事提案システム1は、血糖値曲線から、食べてはいけない献立、食品、レシピ、食べ方等を提示してもよい。例えば高血圧の人に塩分が高く、脂質と炭水化物の多いラーメンの摂取を控えるような情報の提示をおこなってもよい。これにより、多種多様な提案を行うことができる。
また、食事提案システム1は、食事記録として食事前に撮影されて入力された食事の画像に対して画像解析を行い、ユーザが食べようとする食事に対して、改めて食べる順番を指定してもよい。
また、ユーザからアンケートを取得して、その結果と照らし合わせて提案内容の補正を行ってもよい。具体的には、アンケート結果に基づいて、評価指標の各係数への反映や、食事提案モデルの再学習を行ってもよい。
また、食事提案システム1は、食事記録の内容を考慮して、食事記録を用いた評価指標の係数の重み付け、又は食事提案モデルの学習を行うことで、食事内容の提案を行ってもよい。この場合には、例えば以下の項目について考慮した判断を行うことができる。
・朝食の有無による血糖値の上昇
・糖質の種類による、血糖値の上がり方の傾向(米食・小麦食など)
・タンパク質が適量摂れているかどうか(糖質と一緒にタンパク質を摂ることで血糖値が上がりにくくなる)
・根菜で血糖値が上がっているかどうか(根菜は食物繊維が少ないと血糖値を上昇させやすい)
・液体の糖が含まれている飲料を飲んだ際の血糖値
・食事をしていないタイミングで血糖値が上がっている場合のヒアリング
→記録をしていない可能性、又はその他の要素(睡眠やストレス)で上昇している可能性がある
・血糖スパイクの山が2つある場合:インスリンが追加で分泌されている場合と、吸収速度に違いのある(糖質性食品を摂っている場合などが考えられる)
・果物の摂取で血糖値が上がっているかどうか
・ベジファースト(野菜のみを先に食べる)、カーボラスト(糖質以外のものを先に食べる)の場合に血糖値の上昇が緩やかになっているかどうか
また、食事提案システム1では、管理栄養士である監督者の監督者端末10Bに担当するユーザの各記録を共有し、監督者の知見に基づいて、助言を受けることもできる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれるものとする。
本発明の実施形態について以下に付記する。
(付記1)
コンピュータのプロセッサに、
ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付けるステップと、
ユーザから食事記録の入力を受け付けるステップと、
取得した血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成するステップと、
食事記録および血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案するステップと、
ユーザが、提案された推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行うステップと、を実行させるプログラム。
(付記2)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
食事記録、血糖値曲線と基準線との間の面積、血糖値曲線の傾き、および平均血糖値を用いて、ユーザ毎に設定された評価基準に従って、推奨される食事の態様を決定する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
下記式(1)から算出された評価指標から、推奨される食事の態様を決定し、
評価指標を構成する各係数は、ユーザにおける食事摂取のタイミングから、一定時間の経過後の血糖値の変化の様子を参照して、重み付けが行われる、(付記2)に記載のプログラム。
E(s)=k×A+k×S+k×GAve…(1)
:面積係数
A:血糖値曲線と基準線との間の面積
:傾き係数
S:血糖値曲線の傾き
:平均値係数
Ave:平均血糖値
(付記4)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
ユーザの食事記録および血糖値曲線の波形データを入力データとし、当該ユーザにとって推奨される食事の態様を出力データとなるように学習された学習済みモデルを用いて、推奨される食事の態様を決定する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記5)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
食事の内容として、献立又は食品名を提案する、(付記1)から(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
(付記6)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
食事の内容として、推奨される栄養素の構成から選択できる料理のレシピを複数提案する、(付記1)から(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
(付記7)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
食事の内容として、市販されている食料品の種類および量を提案する、(付記1)から(付記6)のいずれかに記載のプログラム。
(付記8)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
食事のタイミングとして、次の食事を摂取する時間帯を提案する、(付記1)から(付記7)のいずれかに記載のプログラム。
(付記9)
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
食事のタイミングとして、食品ごとの食べる順番を提案する、(付記1)から(付記8)のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)
食事に関する情報の入力を受け付けるステップでは、
毎回の食事時刻、および食事内容を撮影した画像の入力を受け付ける、(付記1)から(付記9)のいずれかに記載のプログラム。
(付記11)
プロセッサに、
ユーザのスケジュールを示すスケジュール情報を取得するステップを実行させ、
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
取得したスケジュール情報を参照し、予定されているタスクの重要度、当該タスクに要求される注意力レベルを考慮して、推奨される栄養素の構成を提案する(付記1)から(付記10)のいずれかに記載のプログラム。
(付記12)
プロセッサに、
ユーザからの行動履歴の入力、又はユーザが装用するウェアラブル端末が取得するヘルスケアデータを受け付けるステップを実行させ、
推奨される食事の態様を提案するステップでは、
行動履歴およびヘルスケアデータのうちの少なくとも一方から、ユーザの運動強度を推定し、推奨される食事の態様を提案する、(付記1)から(付記11)のいずれかに記載のプログラム。
(付記13)
プロセッサに、
血糖値曲線から、睡眠時間と睡眠のタイミングについて提案するステップを実行させる、(付記1)から(付記12)のいずれかに記載のプログラム。
(付記14)
プロセッサに、
食事記録の入力を受け付けるステップにおいて、食事記録が適切に入力されたかどうかを判定するステップと、
食事記録が適切に入力された際に、ユーザに対して特典を付与するステップと、を実行させる、(付記1)から(付記13)のいずれかに記載のプログラム。
(付記15)
プロセッサに、
ユーザが、提案された推奨される食事の態様を遵守できた際に、ユーザに対して特典を付与するステップと、を実行させる、(付記1)から(付記14)のいずれかに記載のプログラム。
(付記16)
コンピュータのプロセッサが、
ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付けるステップと、
ユーザから食事記録の入力を受け付けるステップと、
取得した血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成するステップと、
食事記録および血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案するステップと、
ユーザが、提案された推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行うステップと、を実行する方法。
(付記17)
プロセッサを有するコンピュータを備え、
コンピュータのプロセッサは、
ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付ける第1モジュールと、
ユーザから食事記録の入力を受け付ける第2モジュールと、
取得した血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成する第3モジュールと、
食事記録および血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案する第4モジュールと、
ユーザが、提案された推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行う第5モジュールと、を備えるシステム。
1 食事提案システム
10 ユーザ端末
20 処理サーバ
203 制御部
2031 送受信制御モジュール
2032 血糖値取得モジュール
2033 活動記録モジュール
2034 食事記録モジュール
2035 指標算出モジュール
2036 食事提案モジュール
2037 行動評価モジュール

Claims (15)

  1. コンピュータのプロセッサに、
    ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付けるステップと、
    前記ユーザから食事記録の入力を受け付けるステップと、
    取得した前記血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成するステップと、
    前記食事記録および前記血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案するステップと、
    前記ユーザが、提案された前記推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行うステップと、を実行させ
    前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    前記食事記録、前記血糖値曲線と基準線との間の面積、前記血糖値曲線の傾き、および平均血糖値を用いて、ユーザ毎に設定された評価基準に従って、前記推奨される食事の態様を決定するプログラム。
  2. 前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    下記式(1)から算出された評価指標から、推奨される食事の態様を決定し、
    前記評価指標を構成する各係数は、ユーザにおける食事摂取のタイミングから、一定時間の経過後の血糖値の変化の様子を参照して、重み付けが行われる、請求項に記載のプログラム。
    E(s)=k×A+k×S+k×GAve…(1)
    :面積係数
    A:血糖値曲線と基準線との間の面積
    :傾き係数
    S:血糖値曲線の傾き
    :平均値係数
    Ave:平均血糖値
  3. 前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    食事の内容として、献立又は食品名を提案する、請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    食事の内容として、推奨される栄養素の構成から選択できる料理のレシピを複数提案する、請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    食事の内容として、市販されている食料品の種類および量を提案する、請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    食事のタイミングとして、次の食事を摂取する時間帯を提案する、請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    食事のタイミングとして、食品ごとの食べる順番を提案する、請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記食事に関する情報の入力を受け付けるステップでは、
    毎回の食事時刻、および食事内容を撮影した画像の入力を受け付ける、請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記プロセッサに、
    前記ユーザのスケジュールを示すスケジュール情報を取得するステップを実行させ、
    前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    取得した前記スケジュール情報を参照し、予定されているタスクの重要度、当該タスクに要求される注意力レベルを考慮して、推奨される栄養素の構成を提案する請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 前記プロセッサに、
    前記ユーザからの行動履歴の入力、又はユーザが装用するウェアラブル端末が取得するヘルスケアデータを受け付けるステップを実行させ、
    前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    前記行動履歴および前記ヘルスケアデータのうちの少なくとも一方から、前記ユーザの運動強度を推定し、推奨される食事の態様を提案する、請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記プロセッサに、
    前記血糖値曲線から、睡眠時間と睡眠のタイミングについて提案するステップを実行させる、請求項1から10のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. 前記プロセッサに、
    前記食事記録の入力を受け付けるステップにおいて、前記食事記録が適切に入力されたかどうかを判定するステップと、
    前記食事記録が適切に入力された際に、前記ユーザに対して特典を付与するステップと、を実行させる、請求項1から11のいずれか1項に記載のプログラム。
  13. 前記プロセッサに、
    前記ユーザが、提案された前記推奨される食事の態様を遵守できた際に、前記ユーザに対して特典を付与するステップと、を実行させる、請求項1から12のいずれか1項に記載のプログラム。
  14. コンピュータのプロセッサが、
    ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付けるステップと、
    前記ユーザから食事記録の入力を受け付けるステップと、
    取得した前記血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成するステップと、
    前記食事記録および前記血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案するステップと、
    前記ユーザが、提案された前記推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行うステップと、を実行し
    前記推奨される食事の態様を提案するステップでは、
    前記食事記録、前記血糖値曲線と基準線との間の面積、前記血糖値曲線の傾き、および平均血糖値を用いて、ユーザ毎に設定された評価基準に従って、前記推奨される食事の態様を決定する方法。
  15. プロセッサを有するコンピュータを備え、
    前記プロセッサは、
    ユーザの身体の一部に装着される計測器から取得した血糖値データを、継続的に受け付ける第1モジュールと、
    前記ユーザから食事記録の入力を受け付ける第2モジュールと、
    取得した前記血糖値データから、時系列に沿って変化する血糖値曲線を生成する第3モジュールと、
    前記食事記録および前記血糖値曲線から推定された、次回の食事において推奨される食事の態様を提案する第4モジュールと、
    前記ユーザが、提案された前記推奨される食事の態様を遵守できたどうかの判定を行う第5モジュールと、を備え
    第4モジュールは、
    前記食事記録、前記血糖値曲線と基準線との間の面積、前記血糖値曲線の傾き、および平均血糖値を用いて、ユーザ毎に設定された評価基準に従って、前記推奨される食事の態様を決定するシステム。
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