JP6946049B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像を処理する画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
非特許文献1には、画像の色情報やエッジ成分等の特徴に基づき、画像内の様々な物体について、ほぼ同じような色がなだらかに続く部分は同じ物体を表す領域と判断し、急激に色が変化する部分は他の物体との境界領域と判断する技術が開示されている。これにより、非特許文献1の記載の技術によれば、それぞれの物体の領域を特定することが可能となる。また、特許文献1には、被写体領域として例えば空の領域を抽出する場合において、空の青色と空の領域には殆どエッジ成分が含まれないという特徴量を基に、空領域を認識する技術が開示されている。その他、デジタルカメラは、画質調整機能の一つとして、画像の色を標準的な色から大きく変更する等して、例えば空の色を青から紫に変更したり、色の彩度を極端に大きくしたりするような機能を有していることがある。
Comaniciu,D. :Meer,P., "Robust analysis of feature spaces: color image segmentation" , Computer Vision and Pattern Recognition, 1997. Preceedings. , 1997 IEEE Computer Society Conference on Volume, Issue, 17-19 Jun 1997, Page:750-755.
特開2009−110137号公報
しかしながら、画質調整機能等により、例えば画像の色等の特徴が標準的な値から大きく変更されているような場合、特許文献1に記載の技術において例えば空領域を認識する際に、本来、空である領域を空として正しく認識できないことがある。
そこで、本発明は、色等の画像の特徴が変更された画像であっても、正しい領域認識を行えるようにすることを目的とする。
本発明は、画像に付加されているメタ情報から、前記画像に対して施された色の変更処理に関する情報を取得する取得手段と、画像の情報を基に被写体判別する判別手段と、画像に対して色の変更処理を行う処理手段と、を有し、前記取得手段が取得した情報が、前記画像に対して第1の色の変更処理が施されたことを示す情報であれば、前記判別手段が、前記第1の色の変更処理が施された画像の色情報を基に前記被写体を判別し、前記取得手段が取得した情報が、前記画像に対して前記第1の色の変更処理と異なる第2の色の変更処理が施されたことを示す情報であれば、前記処理手段が、前記第2の色の変更処理ではなく前記第1の色の変更処理が施された画像に近づくように、前記第2の色の変更処理が施された画像に対して更なる色の変更処理を行い、前記判別手段が、前記更なる色の変更処理が施された画像の色情報を基に前記被写体を判別することを特徴とする。
本発明によれば、色等の画像の特徴が変更された画像であっても、正しい領域認識を行うことが可能となる。
本実施形態の画像処理装置の概略構成例を示す図である。 第1の実施形態の認識処理のフローチャートである。 第1の実施形態の画像例と色マトリックス変換の説明図である。 第1の実施形態の領域判別処理のフローチャートである。 第2の実施形態の認識処理のフローチャートである。 第2の実施形態の場合の色マトリックス変換の説明図である。 第3の実施形態の認識処理のフローチャートである。 第4の実施形態の認識処理のフローチャートである。 第7の実施形態の画像処理装置の概略構成例を示す図である。 第8の実施形態の画像処理装置の概略構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1には、本実施形態の画像処理装置の一適用例としての撮像装置の概略構成例を示し、図2には、本実施形態の撮像装置が画像から特定の被写体領域を認識する処理のフローチャートを示している。本実施形態の撮像装置、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ機能を備えたスマートフォンやタブレット端末等の各種携帯端末だけでなく、工業用カメラ、車載カメラ、医療用カメラ等にも適用可能である。
先ず、図1に示した撮像装置の概略構成について説明する。
図1において、撮像部101は、レンズ、絞り、シャッタ、撮像素子及びその駆動回路を有し、撮像素子の撮像面上には画素毎に赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが配されている。撮像部101の撮像素子は、不図示の撮影レンズにより撮像面上に結像された光学像を光電変換することにより、RGBのアナログ撮像信号を出力する。撮像部101から出力されたアナログ撮像信号は、A/D変換部102によりデジタル画像データに変換されてWB処理部103に送られる。
撮像制御部111は、制御部107からの指示の下、撮像部101のレンズのフォーカスやズーム位置、絞り値、シャッタ速度、撮像素子の駆動回路等を制御する。そして、撮像制御部111は、画像撮影時におけるフォーカスやズーム位置、絞り値、シャッタ速度、撮像素子の駆動状況、撮影日時等の各種撮影情報を、バス108を介してRAM(ランダムアクセスメモリ)109に一時的に記憶させる。
WB処理部103は、制御部107による制御の下、RGBの画像データに対し公知のホワイトバランス(以下、WBと表記する。)処理を行う。本実施形態のWB処理部103は、いわゆるオートホワイトバランス(AWB)処理の他、例えばWB設定値の変更により色温度を調整するような画質調整処理も可能となされている。WB処理部103にてWB処理が行われた画像データは、信号処理部104に送られる。また、WB処理部103におけるAWB処理のホワイトバランス設定値(WB設定値)、WB設定値の変更による画質調整処理が行われた場合にその画質調整処理で用いたWB設定値等の情報は、バス108を介してRAM109に一時的に記憶される。
信号処理部104は、制御部107による制御の下、公知のノイズ抑圧処理、輝度信号処理、色マトリックス変換処理を含む色信号処理等を行い、輝度データY及び色差データU,Vからなる画像データ(以下、YUV画像データとする。)を出力する。これらYUV画像データは、バス108を介してRAM109に一時的に記憶される。また、信号処理部104におけるノイズ抑圧処理の有無を示す情報、輝度信号処理の設定情報、色マトリックス変換の設定情報は、バス108を介してRAM109に一時的に記憶される。
バス108は、信号処理部104、表示部105、記録部106、制御部107等の各部と接続されている。これら各部は、バス108を介してデータや制御信号等のやり取り等を行う。なお、以下の説明では、データ等がバス108を介してやり取りされることについての記載は省略する。
制御部107は、CPU(中央処理ユニット)を含み、WB処理部103、信号処理部104、撮像制御部111、領域判別処理部112、表示部105、記録部106等の動作を制御し、必要に応じて各種演算等を行う。また、制御部107は、信号処理部104からRAM109に一時記憶されたYUV画像データを用い、そのYUV画像データを含む画像ファイルを生成する。このとき制御部107は、RAM109内の各種撮影情報、WB設定値の情報、ノイズ抑圧処理の有無の情報、色マトリックス変換の設定情報等の、撮像画像の現像処理や画質調整に関する情報を、画像ファイルのヘッダ等にメタ情報として付加する。本実施形態において、ヘッダにメタ情報として付加される色マトリックス変換の設定情報は、撮像装置に予め用意されている複数種類の色マトリックス変換の中の何れが使用されたかを示す情報であるとする。また、本実施形態の撮像装置の場合、色マトリックス変換の係数値(色ゲイン)は、ユーザによる調整も可能となされている。ユーザにより係数値の調整が行われた場合、メタ情報には、色マトリックス変換の係数値がユーザにより調整されたことを表す情報とともに、その調整後の係数値、又はどのような調整がなされたかを表す調整量の情報も含められる。以下の説明では、撮像画像の現像処理に関する情報と画像撮影時に行われた画質調整に関する情報とを纏めて、現像パラメータと呼ぶことにする。その他、画像ファイルの画像データは、不図示のエンコーダ等により圧縮符号化されていてもよい。
記録部106は、例えば着脱可能な大容量の半導体メモリ等の記録媒体を有しており、その記録媒体に対し、前述した画像ファイル等の記録や再生を行う。
表示部105は、信号処理部104による処理後のYUVの画像データがバス108を介して供給され、その画像データから表示用の映像信号を生成し、その映像信号に基づく映像を表示デバイスの画面上に表示させる。また、表示部105は、記録部106が記録媒体から再生した画像データに基づく映像についても、画面上に表示させることができる。
ROM(リードオンリメモリ)110は、制御部107のCPUが実行する本実施形態に係る各種制御や演算処理のプログラム、予め決められている各種の初期設定情報等を記憶している。本実施形態の場合、ROM110に記憶されている初期設定情報には、画像の色をそれぞれ異なった色にする複数の色マトリックス変換をそれぞれ表す設定情報と、それら複数の各色マトリックス変換で用いられる各係数値(色ゲイン)等も含まれている。複数の色マトリックス変換には、後述する標準の色マトリックス変換、その標準の色マトリックス変換とは異なる他の複数の色マトリックス変換が含まれる。ROM110に記憶されたプログラムは、読み出されてRAM109に展開されて、制御部107のCPUにより実行される。RAM109は、ROM110から読み出されたプログラムの展開の他、前述した画像データや、各部における処理途中のデータ、各種設定情報等の一時記憶等に用いられる。
領域判別処理部112は、制御部107による制御の下で、撮影画像や記録部106の記録媒体に記録されている画像等を取得し、その取得した画像から特定の被写体領域を判別するような認識処理を行う。詳細については後述するが、領域判別処理部112では、画像の色情報及びエッジ成分等の特徴情報を基に、ほぼ同じ色が続く領域と色が急激に変化する領域との検出が行われる。そして、領域判別処理部112は、色目標値とほぼ同じ色が続く領域を特定の被写体領域であると認識し、色が急激に変化する領域を他の被写体等との境界領域であると認識する処理を行う。ここで、特定の被写体領域の一例として青空の領域を挙げた場合、青空領域は、一般に、ほぼ一様に青色が続く領域であり、またエッジ成分が含まれていないという特徴を有している。この例の場合、領域判別処理部112は、色目標値として青色が設定され、ほぼ一様に青色が続く領域を青空領域として認識する。なお、本実施形態において、特定の被写体領域は、青空領域には限定されず、例えば曇天時や雨天時の白色や灰色等の空領域、空以外でもほぼ同じような色がなだらかに続く領域を有する物体等の領域であってもよい。なお、領域判別処理は、制御部107のCPUが本実施形態に係るプログラムを実行することにより行われてもよい。
また、本実施形態の撮像装置は、画質調整機能の一つとして、画像の色を標準的な色から大きく変更したり、色の彩度を大きく変更したりするような機能を有している。画像の色を標準的な色から大きく変更する例としては、例えば空の色を青から紫に変更するような場合を挙げることができる。このように画質調整機能による画像の色を変更する処理は、例えば、標準の色マトリックス変換に代えて、別の色マトリックス変換を行うことにより実現することができる。以下、本実施形態の撮像装置において、画像が撮影されたときに、画質調整機能によって、標準の色マトリックス変換に代えて、別の色マトリックス変換が行われる場合を例に挙げて説明する。本実施形態において、標準の色マトリックス変換は、例えば被写体が空である場合、その空の色が標準的な青色となる画像を得ることができる係数値が設定されている色マトリックス変換である。一方、別の色マトリックス変換は、例えば空の色を標準的な青色から別の色(例えば紫色)に変更するような係数値が設定された色マトリックス変換であるとする。このように、標準の色マトリックス変換とは係数値が大きく異なる色マトリックス変換を行う画質調整がなされた場合、その画質調整後の画像は、標準の色マトリックス変換により得られる画像と比べて色相が大きく異なったものとなる。
図3(a)と図3(b)は、標準の色マトリックス変換とは係数値が異なる色マトリックス変換が行われた場合の画像の色相変化の説明に用いる図である。
図3(a)は、撮影画像の一例を示し、この撮影画像には空領域300と人物領域310とそれ以外の物体領域320(例えば地面)とが含まれているとする。図3(b)は、図3(a)の撮影画像例に対し、それぞれ係数値が異なる第1、第2の二つの色マトリックス変換を行った場合の、色差のUV空間での値をプロットした図である。図3(b)の横軸は色差のU成分を、縦軸は色差のV成分を示している。第1の色マトリックス変換は標準の色マトリックス変換であり、この色マトリックス変換で用いられる係数値は、例えば空の青色を標準的な青色とする値に設定されているとする。一方、第2の色マトリックス変換では、画質調整処理により例えば空の青色を青色とは異なる色(例えば紫色)とするような係数値が設定されているとする。図3(b)の場合、値301は第1の色マトリックス変換が行われた場合の空領域300の平均値を示し、値302は第2の色マトリックス変換が行われた場合の空領域300の平均値を示しているとする。また、値311は第1の色マトリックス変換が行われた場合の人物領域310の平均値、値312は第2の色マトリックス変換が行われた場合の人物領域310の平均値を示しているとする。
ここで、本実施形態の領域判別処理部112において例えば空領域を判別する場合、通常は被写体領域の色範囲が第1の色マトリックス変換による青色の範囲内であるか否かを判定し、青色範囲内であると判定した被写体領域を空領域であると認識する。このため、例えば画像撮影時に第2の色マトリックス変換がなされて色相が変化している画像の場合、第1の色マトリックス変換に応じた青色範囲内か否かの判別処理を行ったのでは、空を正しく空領域として認識することができないことになる。すなわち、第2の色マトリックス変換がなされた画像は空領域の色が紫色に変更されているため、領域判別処理部112は、空を青色範囲外の領域として判定してしまい、空領域ではないと認識してしまう。このように、第2の色マトリックス変換により色相が大きく変更された画像の場合、領域判別処理部112における認識精度が低くなってしまうことになる。
そこで、本実施形態の撮像装置は、第2の色マトリックス変換により色相が変更された画像については、第1の色マトリックス変換による色相に近づけるような色マトリックス変換処理を行ってから、領域判別処理部112による領域判別処理を行うようにする。このように、本実施形態の撮像装置は、色マトリックス変換により色相が大きく変化した画像であっても、その画像内の特定の被写体領域を正しく認識可能とする機能を有しており、以下、この機能について詳細に説明する。
以下の説明では、前述したYUV画像データのファイルが記録部106の記録媒体に記録されており、その記録媒体から読み出されたファイルの画像に対して、特定の被写体領域の認識処理を行う場合を例に挙げる。画像ファイルには、前述したように、ヘッダのメタ情報として現像パラメータが含まれており、その現像パラメータには、前述したように、撮影された画像に対する色マトリックス変換の設定情報やWB設定値等が含まれている。
図2は、本実施形態の撮像装置において画像から特定の被写体領域を認識するまでの処理の流れを示したフローチャートである。図2のフローチャートの処理は、制御部107と領域判別処理部112より行われる。なお、図2のフローチャートの処理は、ハードウェア構成により実行されてもよいし、一部がソフトウェア構成で残りがハードウェア構成により実現されてもよい。ソフトウェア構成により処理が実行される場合、図2のフローチャートの処理は、例えばROM110に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより実現される。本実施形態に係るプログラムは、ROM110に予め用意されていてもよく、また着脱可能な半導体メモリ等から読み出されたり、不図示のインターネット等のネットワークからダウンロードされたりして、RAM109にロードされてもよい。また以下の説明では、図2の各処理のステップS201〜ステップS204をS201〜S204と略記する。これらのことは後述する他のフローチャートにおいても同様とする。
第1の実施形態の撮像装置において、特定の被写体領域(この例では空領域)の認識処理を行う場合、制御部107は、先ずS201の処理として、記録部106を介して記録媒体から画像ファイルを取得する。なお、記録媒体から取得する画像ファイルは、予めユーザ等により指定されているとする。そして、制御部107は、画像ファイルのヘッダのメタ情報に含まれている現像パラメータの中から、色マトリックス変換の設定情報を取得する。また、制御部107は、ROM110に記憶されている前述した各種初期設定情報の中から、画像ファイルのメタ情報から取得した色マトリックス変換の設定情報に応じた係数値を取得する。さらに、制御部107は、ROM110に記憶されている前述した各種初期設定情報の中から、標準の色マトリックス変換の係数値をも取得する。以下、標準の色マトリックス変換(第1の色マトリックス変換)の係数値を標準MTXパラメータと呼ぶことにする。なお、画像ファイルのメタ情報に、色マトリックス変換の係数値や画質調整処理の調整量等の情報が含まれている場合、制御部107は、それらの情報をメタ情報から取得してもよい。S201の後、制御部107は、S202に処理を進める。
S202に進むと、制御部107は、画像ファイルのメタ情報から取得した色マトリックス変換の設定情報に対応した係数値が、標準MTXパラメータ(第1の色マトリックス変換の係数値)と同じであるか否かを判定する。そして、制御部107は、標準MTXパラメータと同じであると判定(YES)した場合には、S204に処理を進める。一方、制御部107は、標準MTXパラメータとは異なると判定(NO)した場合、すなわちこの例の場合は第2の色マトリックス変換の係数値であると判定された場合には、S203に処理を進める。
S203に進むと、制御部107は、画像ファイルの画像データを信号処理部104に送り、その画像の色が、標準MTXパラメータで色マトリックス変換された画像の標準的な色に近づく色マトリックス変換が行われるように信号処理部104を制御する。前述の図3(b)の例で説明すると、制御部107は、図3(b)の値302を値301に近づける色マトリックス変換がなされるような係数値を設定し、その係数値による色マトリックス変換を行うように信号処理部104を制御する。例えば、制御部107は、第1の色マトリックス変換による空領域の平均値(値301)と、第2の色マトリックス変換による空領域の平均値(値302)との間の色の差を基に、値302を値301に近づける色マトリックス変換の係数値を求める。そして、制御部107は、その係数値を信号処理部104に対して設定する。本実施形態の場合、画像ファイルの画像は第2の色マトリックス変換により空領域が紫色になされた画像であるため、S203の色マトリックス変換が行われることにより、空領域が青色に近い色に変更された画像が生成されることになる。なお、画像データに対する色マトリックス変換は、制御部107が行ってもよい。S203の後、制御部107は、S204に処理を進める。
S204に進むと、制御部107は、S203での色マトリックス変換がなされた場合にはその色マトリックス変換後の画像データを領域判別処理部112に送って領域判別処理を行わせる。一方、制御部107は、S202で標準MTXパラメータと同じであると判定(YES)された場合には記録部106から取得された画像ファイルの画像データを領域判別処理部112に送って領域判別処理を行わせる。このように、S204で行われる領域判別処理は、S202において標準MTXパラメータでないと判定された場合には、S203で色マトリックス変換がなされた後の画像に対して行われることになる。すなわち、S203で色マトリックス変換がなされた後の画像は例えば空領域の色が青色に近い画像となっているため、領域判別処理部112では、通常の青色範囲内であるか否かの判定により、青色の空領域を正しく認識することが可能となる。一方、S202にて標準MTXパラメータであると判定された場合、S204での領域判別処理は画像ファイルの画像に対して行われ、このときの画像の空領域は元々青色であるため、領域判別処理部112では、青色の空領域を正しく認識することができる。
図4は、図2のS204において領域判別処理部112が行う領域判別処理の詳細なフローチャートである。
図4のS401において、領域判別処理部112は、制御部107による制御の下、画像ファイルの画像データ(YUV画像データ)を取得する。そして、領域判別処理部112は、その画像について、公知のSuperpixel(以下、SPと表記する。)を算出する手法等により、似た色と輝度を有する隣接領域を繋いだ小領域を生成するグルーピング処理を行う。これにより、画像ファイルの画像は、似た色と輝度を有する小領域ごとに分けられることになる。
次のS402において、領域判別処理部112は、SP毎に、輝度Yの平均値Yspと、色(色差U,V)の平均値Usp,Vspとを算出する。
次のS403において、領域判別処理部112は、下記の式(1)により、SP毎のYUVの平均値(Ysp,Usp,Vsp)と、基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)との差分SUBを求める。基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)は、標準の色マトリックス変換(第1の色マトリックス変換)により得られる空の青色に対応したYUVの各値であり、この実施形態の領域判定処理における色目標値である。さらに、領域判別処理部112は、SP毎のYUVの平均値(Ysp,Usp,Vsp)と、基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)との差分SUBが、所定の閾値以内であるか否かを判定する。
SUB=SQRT((Ysp−Ysk)^2+(Usp−Usk)^2+(Vsp−Vsk)^2) 式(1)
そして、領域判別処理部112は、S402において差分SUBが閾値以内であると判定(YES)した場合にはS404に処理を進め、一方、差分SUBが閾値を超えると判定(NO)した場合にはS405に処理を進める。
S404に進んだ場合、領域判別処理部112は、S402で判定の対象となっているSPを空領域に含まれるSPであるとして設定する。一方、S405に進んだ場合、領域判別処理部112は、S402で判定対象となっているSPを空領域に含まれないSPであるとして設定する。これらS404又はS405の後、領域判別処理部112は、S406に処理を進める。
S406に進むと、領域判別処理部112は、画像内の各SPの全てについてS402以降の処理が行われたか否かを判定し、未処理のSPが残っていると判定(NO)した場合にはS402に処理を戻し、未処理のSPについてS402以降の処理を行う。一方、制御部107は、S406において全てのSPの処理が完了したと判定(YES)した場合には、図4のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態の撮像装置は、撮影時に行われた色マトリックス変換が、標準の色マトリックス変換とは大きく異なる場合に、画像の色を、標準の色マトリックス変換による標準的な色に近づけるようにしてから、領域認識の処理を行う。これにより、第1の実施形態の撮像装置によれば、撮影時等に色が変更された画像であっても、精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、認識の対象となる被写体領域として空領域を例に挙げたが、認識の対象となる被写体領域は、例えば物、草木等の領域であってもよい。また、本実施形態では、認識対象の被写体領域が空領域のように一つの領域となされた例を挙げたが、その他にも、例えばそれぞれ同じ色の複数の領域、それぞれ異なる色の複数の領域等の認識処理を、同時に行うことも可能である。
さらに、本実施形態では、SP毎の平均値と基準画素値との差分SUBを算出する際に、YUVの色空間の値を用いた例を挙げたが、画素値を表現できるもの、例えばRGB色空間、Lab色空間、XYZ色空間等の値であってもよい。また、本実施形態では、SP単位で差分SUBを検出する例を挙げたが、通常のピクセル単位、ピクセル単位又はSP単位の画素の周辺画素も含めた平均値やブロック単位で処理を行うようにしてもよい。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5には第2の実施形態における認識処理のフローチャートを示し、図6には第2の実施形態において標準の色マトリックス変換とは異なる色マトリックス変換が行われた場合の画像の色相変化の説明図を示す。
第2の実施形態では、領域の認識精度が下がることが予測される色マトリックス変換が行われた場合には、領域判別を中止して、領域認識の誤りが生ずるのを防ぐようにする。第2の実施形態において、第1の実施形態と同じ処理、構成に関してはその詳細な説明を省略する。
先ず、図6を用いて、第2の実施形態における色マトリックス変換について説明する。第2の実施形態の場合、画像の撮影時には、前述した第1の色マトリックス変換、第2の色マトリックス変換の他、第3の色マトリックス変換が行われることがあるとする。第3の色マトリックス変換は、領域の認識精度が下がることが予測される色マトリックス変換であるとする。
図6は、第1、第2、第3の三つの色マトリックス変換の何れかが行われた場合の、UV空間での値をプロットした図である。前述の図3(b)の例と同様、図6の横軸はU成分、縦軸はV成分を示している。図6の値601は前述した第1の色マトリックス変換が行われた場合の空領域の平均値を示し、値602は前述した第2の色マトリックス変換が行われた場合の空領域の平均値を示している。また、値603は第3の色マトリックス変換が行われた場合の空領域の平均値を示している。さらに、図6の値611は第1の色マトリックス変換を行った場合の紫色の領域の平均値を示し、値613は第3の色マトリックス変換が行われた場合の空とは異なる紫色の領域の平均値を示している。つまり、第3の色マトリックス変換が行われた場合、図6のように、第2の色マトリックス変換による空領域(値603)と、空領域とは本来異なる領域(値613)とで、色相がほぼ一致(特徴情報がほぼ一致)している。すなわちこの場合、色の情報では、紫色の空領域と、空とは異なる紫色の領域とを区別できなくなる。このため、第3の色マトリックス変換が行われた画像に対して、空領域の認識を行うと、本来、空とは異なる紫色の領域を、空領域として誤って判別してしまい認識精度が下がってしまう。そこで、第2の実施形態では、撮影された画像に対し、第3の色マトリックス変換、つまり領域の認識精度が下がることが予測される色マトリックス変換が行われている場合には、空領域の認識を中止する。
このような第2の実施形態における特定の被写体領域の認識処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
S501において、制御部107は、前述のS201と同様に、画像ファイルを取得し、さらに、メタ情報の現像パラメータの中から色マトリックス変換の設定情報を取得する。また、制御部107は、前述同様に、ROM110の初期設定情報の中から、画像ファイルのメタ情報から取得した色マトリックス変換の設定情報に応じた係数値と、標準MTXパラメータとを取得する。第2の実施形態の場合、制御部107は、さらにROM110の初期設定情報の中から、領域の認識精度が下がることが予測される第3の色マトリックス変換の係数値についても取得する。以下、第3の色マトリックス変換の係数値を第3のMTXパラメータとする。S501の後、制御部107は、S502に処理を進める。
S502に進むと、制御部107は、画像ファイルのメタ情報に含まれる色マトリックス変換の設定情報に応じた係数値が、第3のMTXパラメータと同じであるか否かを判定する。そして、制御部107は、第3のMTXパラメータと同じであると判定(YES)した場合には、S506に処理を進める。一方、制御部107は、第3のMTXパラメータとは異なると判定(NO)した場合には、S503に処理を進める。
S503に進むと、制御部107は、メタ情報から取得した色マトリックス変換の設定情報に応じた係数値が、標準MTXパラメータと同じであるか否かを判定する。そして、制御部107は、標準MTXパラメータと同じであると判定(YES)した場合には、S505に処理を進める。一方、制御部107は、標準MTXパラメータとは異なると判定(NO)した場合、すなわちこの例の場合は第2の色マトリックス変換の係数値であると判定した場合にはS504に処理を進める。S503からS505までの処理は、前述した図2のS202からS204までの処理と同様の処理であるため、その説明は省略する。
S506の処理に進んだ場合、制御部107は、領域判別処理部112における空領域の認識処理を中止して、図5のフローチャートの処理を終了する。すなわち、第3の色マトリックス変換が行われた画像の場合、空領域の領域判別を行うと認識精度が下がってしまうので、制御部107は、領域判別処理部112による空領域の領域判別を行わせずに処理を終了する。
以上説明したように、第2の実施形態では、第3の色マトリックス変換のように、認識精度が下がることが予想される色マトリックス変換が行われた画像については、空領域の領域判別を中止する。これにより、第2の実施形態によれば、空領域の誤検出を減らし、精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、第1、第2の実施形態のように、第2の色マトリックス変換が行われた画像の色を第1の色マトリックス変換による標準的な色に近づける色マトリックス変換を行う代わりに、領域判別処理時の空領域の色目標値を修正する。第3の実施形態において、第1、第2の実施形態と同じ処理、構成に関してはその詳細な説明を省略する。
図7は第3の実施形態における認識処理のフローチャートである。
S701において、制御部107は、前述のS501と同様に、画像ファイルを取得し、さらにメタ情報の現像パラメータの中から色マトリックス変換の設定情報を取得する。また、制御部107は、前述のS501と同様に、ROM110の初期設定情報の中から、画像ファイルのメタ情報から取得した色マトリックス変換の設定情報に応じた係数値と、標準MTXパラメータとを取得し、さらに第3のMTXパラメータをも取得する。S701の後、制御部107は、S702に処理を進める。
S702に進むと、制御部107は、前述のS502と同様に、画像ファイルのメタ情報に含まれる色マトリックス変換の設定情報に応じた係数値が、第3のMTXパラメータと同じであるか否かを判定する。そして、制御部107は、第3のMTXパラメータと同じであると判定(YES)した場合には、前述の第2の実施形態の場合と同様に、空領域の領域判別を行わずに、図7のフローチャートの処理を終了する。一方、制御部107は、第3のMTXパラメータとは異なると判定(NO)した場合には、S703に処理を進める。なお、図7のフローチャートでは、第2の実施形態のように第3のMTXパラメータについても用いられた例を挙げているが、第3の実施形態の場合、第3のMTXパラメータに関する処理は必ずしも行われなくてもよい。
S703に進むと、制御部107は、前述のS503と同様に、標準MTXパラメータと同じであるか否かの判定を行い、同じであると判定(YES)にはS705に処理を進める。一方、S703において標準MTXパラメータと同じではないと判定(NO)した場合、つまり第2の色マトリックス変換の係数値であると判定した場合、制御部107は、S704に処理を進める。
S704に進んだ場合、制御部107は、後段のS705で領域判別処理部112が領域判別処理に使用する色目標値を、前述の基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)から、修正色目標値(Yskn,Uskn,Vskn)に変更する。この場合、基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)は青色の画素値であり、また、画像ファイルの画像は第2の色マトリックス変換により空の色が紫色になされている。このため、制御部107は、領域判別処理の際の色目標値を、基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)から、紫色の修正色目標値(Yskn,Uskn,Vskn)に変更する。S704の後、制御部107は、S705に処理を進める。
S705に進むと、制御部107は、領域判別処理部112における空領域の認識処理を行わせる。
第3の実施形態の場合の領域判別処理は、概ね前述した図4のフローチャートで説明した処理と同様である。ただし、第3の実施形態の場合、S403の処理が異なる。なお、S401、S402、S404、S405、S406については概ね前述同様であるためそれらの説明は省略する。
ここで、S704の処理後にS705の処理に進んだ場合、領域判別処理部112には、修正色目標値(Yskn,Uskn,Vskn)が設定されている。このため、領域判別処理部112は、S403において、式(1)のYsk,Usk,VskをYskn,Uskn,Vsknに代えた式(2)により、差分SUBを算出する。すなわち、式(2)では、SP毎のYUVの平均値(Ysp,Usp,Vsp)と修正色目標値(Yskn,Uskn,Vskn)との差分SUBが算出される。
SUB=SQRT((Ysp−Yskn)^2+(Usp−Uskn)^2+(Vsp−Vskn)^2) 式(2)
そして、領域判別処理部112は、式(2)による差分SUBが所定の閾値以内であるか否かを判定し、閾値以内であると判定した場合にはSPを空領域に含まれるSPであるとして設定する。一方、領域判別処理部112は、式(2)による差分SUBが閾値を超えると判定した場合にはSPを空領域に含まれないSPであるとして設定する。
なお、S703において、標準MTXパラメータと同じであると判定されてS705に進んだ場合、領域判別処理部112には、前述同様の基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)が設定されているため、前述のS403と同様の判定処理が行われることになる。
以上説明したように、第3の実施形態では、撮影時に行われた色マトリックス変換が、標準的な色マトリックス変換とは大きく異なる場合、領域判別処理に用いる色目標値を、撮影時に行われた色マトリックス変換に合わせて修正した修正色目標値に変更する。これにより、第3の実施形態によれば、撮影時等に色が変更された画像であっても、精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
<第4の実施形態>
以下、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、撮影画像に対する画質調整処理として、例えばWB設定値が、AWB処理で得られるWB設定値(通常の撮影条件で設定されるAWB設定値)から大きく変更された場合を例に挙げる。すなわち、WBの色温度設定値等を調整する画質調整処理が行われた場合、その調整後のWB設定値は、AWB設定値とは異なるWB設定値となる。以下の説明では、AWB設定値を標準WBパラメータと呼ぶことにし、AWB設定値とは異なる値に調整されたWB設定値を調整WBパラメータと呼ぶことにする。WB設定値を標準WBパラメータから調整WBパラメータに変更する画質調整処理としては、例えばWBの色温度設定値を標準WBパラメータの場合よりも大幅に低くして、青空の青色を極端に濃くするような処理等が想定される。第4の実施形態において、第1の実施形態と同じ処理、構成に関してはその詳細な説明を省略する。なお、第4の実施形態の場合、信号処理部104では、標準の色マトリックス変換(第1の色マトリックス変換)が行われ、前述した実施形態のように第2や第3の色マトリックス変換については行われないとする。
図8は、第4の実施形態における認識処理のフローチャートである。
図8において、特定の被写体領域(空領域)の認識処理を行う場合、制御部107は、先ずS801の処理として、記録部106を介して記録媒体から画像ファイルを取得する。また、制御部107は、画像ファイルのヘッダのメタ情報に含まれている現像パラメータの中から、WB設定値の情報を取得する。ここで、第4の実施形態の場合、メタ情報の中のWB設定値には、標準WBパラメータであるAWB設定値の他、WBの色温度設定値等を調整する画質調整処理が行われた場合の調整WBパラメータも含まれる。S801の後、制御部107は、S802に処理を進める。
S802に進むと、制御部107は、画質調整処理が行われた場合の調整WBパラメータが、標準WBパラメータと同じであるか否かを判定する。そして、制御部107は、標準WBパラメータと同じであると判定(YES)した場合には、S804に処理を進める。一方、制御部107は、標準WBパラメータとは異なると判定(NO)した場合には、S803に処理を進める。
S803に進むと、制御部107は、画像ファイルのYUV画像データをRGB変換した画像データをWB処理部103に送り、その画像に対して標準WBパラメータによるWB処理が行われた画像(AWBのWB処理後の画像)に近づくゲイン処理を行わせる。例えば、標準WBパラメータにおけるRとBのWB設定値をWBゲイン(WRst,WBst)とし、調整WBパラメータにおけるRとBのWB設定値をWBゲイン(WRc,WBc)とする。この場合、標準WBパラメータのWB処理による画像に近づけるゲイン処理のWBゲイン(WR,WB)は、式(3)、式(4)で表すことができる。したがって、制御部107は、S803において、画像ファイルのYUV画像データをRGB変換した画像データに対し、この式(3)、式(4)のWBゲイン(WR,WB)によるゲイン処理が行われるようにWB処理部103を制御する。なお、このS803におけるゲイン処理は、制御部107が行ってもよい。また、YUV画像データをRGBの画像データに変換する処理は、信号処理部104にて行われてもよい。
WR=WRst/WRc 式(3)
WB=WBst/WBc 式(4)
次のS804に進むと、制御部107は、S803でゲイン処理が行われた場合にはそのゲイン処理後の画像データを例えば信号処理部104にてYUV画像データに変換させた後、領域判別処理部112に送って領域判別処理を行わせる。一方、制御部107は、S802で標準WBパラメータと同じであると判定(YES)された場合には記録部106から取得された画像ファイルの画像データを領域判別処理部112に送って領域判別処理を行わせる。このように、S804で行われる領域判別処理は、S802において標準WBパラメータでないと判定された場合には、S803でゲイン処理がなされた後の画像に対して行われることになる。すなわち、S803でゲイン処理がなされた後の画像は例えば空領域の色が標準的なAWB時の青色に近い画像となっているため、領域判別処理部112では、通常の青色範囲内であるか否かの判定により、青色の空領域を正しく認識することが可能となる。一方、S802にて標準WBパラメータと判定された場合、S804での領域判別処理は画像ファイルの画像に対して行われ、このときの画像の空領域は標準的なAWBの青色であるため、領域判別処理部112では、青色の空領域を正しく認識できる。なお、領域判別処理部112における処理は前述の第1の実施形態の場合と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
以上説明したように、第4の実施形態においては、画像撮影時に設定されたWB設定値が標準WBパラメータとは大きく異なる調整WBパラメータである場合、標準WBパラメータのWB処理による画像に近づくようなゲイン処理を施してから認識処理を行う。これにより、第4の実施形態の撮像装置によれば、撮影時等にWB設定値が変更されて色温度設定が大きく変わっている画像であっても、精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
<第5の実施形態>
以下、第5の実施形態について説明する。
撮影時にWB設定値を変更する画質調整処理が行われた場合、その変更されたWB設定値によるWB処理後の画像は、領域の認識精度が下がってしまうことが予想される画像になることも考えられる。このように領域の認識精度が下がることが予測されるWB処理が行われた場合、第5の実施形態として、前述の第2の実施形態と同様に、制御部107は、領域判別処理部112での領域判別処理を中止してもよい。これにより、領域認識の誤りが生ずるのを防ぐことが可能となる。すなわち、第5の実施形態によれば、領域の認識精度が下がることが予測されるWB処理が行われた場合であっても、前述した第2の実施形態と同様、空領域の誤検出を減らし、精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
<第6の実施形態>
以下、第6の実施形態について説明する。
前述の第4の実施形態では、調整WBパラメータによるWB処理後の画像に対し、標準WBパラメータによるWB処理後の画像に近づくようなWBゲイン処理を施す例を挙げたが、前述の第3の実施形態のように色目標値の修正が行われてもよい。すなわち第6の実施形態として、制御部107は、調整WBパラメータによるWB処理後の画像に対し、標準WBパラメータのWB処理後の画像に近づけるゲイン処理を行う代わりに、領域判別処理部112で用いる空領域の色目標値を修正する。これにより、第6の実施形態によれば、撮影時等に調整WBパラメータによるWB処理がなされて例えば色温度が変わった画像であっても、精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
<第7の実施形態>
以下、第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態では、撮影された画像に対し、それぞれ異なる色マトリックス変換を行うようにし、一方の色マトリックス変換後の画像を記録し、他方の色マトリックス変換後の画像を認識処理に用いるようにする例である。他方の色マトリックス変換後の画像は、認識処理にのみ用い、その画像ファイルの記録は行わないとする。第7の実施形態では、記録される画像に施される一方の色マトリックス変換が前述の第2の色マトリックス変換、認識処理に用いられる画像に施される他方の色マトリックス変換が第1の色マトリックス変換となされている。
図9は、第7の実施形態の撮像装置の概略構成を示す図である。なお、図9の構成において、図1と同様の構成要素には、図1と同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
WB処理部103によりWB処理が行われた画像データは、信号処理部104及び信号処理部905に送られる。信号処理部104と信号処理部905は、前述同様に公知のノイズ抑圧処理、輝度信号処理、色マトリックス変換処理を含む色信号処理等を行い、YUV画像データを出力する。ただし、第7の実施形態の場合、信号処理部104は第2の色マトリックス変換による色信号処理を行い、信号処理部905は第1の色マトリックス変換による色信号処理を行う。信号処理部104による信号処理後の画像データは、前述した第1の実施形態と同様に、撮影されて記録されるYUVの画像データとして出力される。一方、信号処理部905による信号処理後の画像データは、領域判別処理部906に送られる。
第7の実施形態において、領域判別処理部906における処理は、前述した第1の実施形態の図4のフローチャートを用いて説明したものと同等であるため、詳細な説明は省略する。ただし、第7の実施形態の場合、領域判別処理部906は、信号処理部905において第1の色マトリックス変換がなされたYUV画像データからSPの平均値(Ysp,Usp,Vsp)を算出する。そして、領域判別処理部906は、そのSPのYUVの平均値(Ysp,Usp,Vsp)と空領域の基準画素値(Ysk,Usk,Vsk)とを比較することにより、SPが空領域であるか否かを判定する認識処理を行う。ここで、第1の色マトリックス変換がなされた画像は、例えば空の色が元々青色であるため、精度のよい空領域の認識が可能となる。なお、第7の実施形態の場合、第1の色マトリックス変換がなされた画像データは、領域判別処理がなされた後には例えば破棄される。
第7の実施形態の場合、領域判別処理部906による認識結果の情報は、制御部107に送られる。制御部107は、領域判別処理部906から送られてきた認識結果の情報を、信号処理部104による第2の色マトリックス変換後の画像データから生成した画像ファイルのヘッダにメタ情報の一つとして配置する。そして、その画像ファイルが記録部106により記録媒体に記録される。第7の実施形態の場合、第2の色マトリックス変換後に記録された画像と、第1の色マトリックス変換後に認識処理された画像とは、元々同じ画像である。このため、第1の色マトリックス変換後の画像から認識された被写体領域は、第2の色マトリックス変換後の画像内の被写体領域と一対一に対応している。これにより、画像撮影時に第2の色マトリックス変換がなされて記録された画像が後に再生等された場合、その画像ファイルのメタ情報に配されている認識結果の情報を基に、特定の被写体領域(空領域)を正しく認識できることになる。
上述したように、第7の実施形態においては、撮像画像に第1と第2の色マトリックス変換を行い、第1の色マトリックス変換後の画像について領域判別を行った結果の情報を、第2の色マトリックス変換後の画像ファイルのメタ情報として配置している。したがって、第7の実施形態によれば、撮影時等に色が変更された画像であっても、後に精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
なお、第7の実施形態の場合、第1の色マトリックス変換がなされた画像データは、領域判別処理後に破棄されるが、第2の色マトリックス変換された画像ファイルとともに記録しておくようにしてもよい。
<第8の実施形態>
以下、第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態では、撮影された画像に対し、それぞれ異なるWB設定値によるWB処理を行うようにし、一方のWB設定値によるWB処理後の画像を記録し、他方のWB設定値によるWB処理後の画像を認識処理に用いるようにする例である。他方のWB設定値によるWB処理後の画像は、認識処理にのみ用い、その画像ファイルの記録は行わないとする。第8の実施形態では、記録される画像に施される一方のWB設定値が前述の調整WBパラメータ、認識処理に用いられる画像に施される他方のWB設定値が基準WBパラメータとなされている。第8の実施形態において、前述した第4の実施形態と同じ処理、構成に関してはその詳細な説明を省略する。
図10は、第8の実施形態の撮像装置の概略構成を示す図である。なお、図10の構成において、図1や図9と同様の構成要素には、図1や図9と同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
A/D変換部102から出力されたRGBの画像データは、WB処理部103及びWB処理部1005に送られる。WB処理部103とWB処理部1005は前述同様に公知のWB処理を行う。ただし、第8の実施形態の場合、WB処理部103では、前述した第4の実施形態の場合と同様、標準WBパラメータとは異なる調整WBパラメータによるWB処理が行われ、一方、WB処理部1005では、標準WBパラメータによるWB処理が行われる。そして、WB処理部103によるWB処理後の画像データは信号処理部104に送られ、WB処理部1005によるWB処理後の画像データは信号処理部1006に送られる。
信号処理部104と信号処理部1006は、前述同様に公知のノイズ抑圧処理、輝度信号処理、色マトリックス変換処理を含む色信号処理等を行い、YUV画像データを出力する。第8の実施形態の場合、信号処理部104と信号処理部1006では、標準の色マトリックス変換(第1の色マトリックス変換)が行われ、前述のような第2の色マトリックス変換については行われない。そして、信号処理部104による信号処理後の画像データは、前述した第1の実施形態と同様に、撮影されて記録されるYUVの画像データとして出力される。一方、信号処理部1006による信号処理後の画像データは、領域判別処理部1007に送られる。
第8の実施形態の場合、領域判別処理部1007では、WB処理部1005で標準WBパラメータによるWB処理が行われ、信号処理部1006で標準の色マトリックス変換がなされた後、さらにRGB変換された画像データを用いた領域判別処理が行われる。領域判別処理部1007の処理は、前述の第4の実施形態における領域判別処理と同様であるため詳細な説明は省略する。なお、第8の実施形態において、標準WBパラメータによるWB処理がなされた画像データは、領域判別処理の後には例えば破棄される。
第8の実施形態の場合、領域判別処理部1007による認識結果の情報は、制御部107に送られる。制御部107は、標準WBパラメータとは異なるWB処理が行われ、さらに標準の色マトリックス変換がなされ画像データから生成した画像ファイルに対し、領域判別処理部1007から送られてきた認識結果の情報を、メタ情報として付加する。そして、その画像ファイルが記録部106により記録媒体に記録される。第8の実施形態の場合、調整WBパラメータによる処理後に記録された画像と、標準WBパラメータによる処理後に認識処理された画像とは、元々同じ画像である。このため、標準WBパラメータによる処理後の画像から認識された被写体領域は、調整WBパラメータによる処理後の画像内の被写体領域と一対一に対応している。これにより、画像撮影時に標準WBパラメータとは異なるWB設定値によるWB処理がなされた画像が後に再生等された場合、その画像ファイルのメタ情報に配されている認識結果の情報を基に、特定の被写体領域(空領域)を正しく認識できることになる。
上述したように、第8の実施形態においては、撮像画像に対し、標準WBパラメータによるWB処理及び標準の色マトリックス変換と、標準WBパラメータとは異なるWB設定値によるWB処理及び標準の色マトリックス変換とが行われる。そして、標準WBパラメータによるWB処理に係る画像を用いた領域判別結果の情報を、標準WBパラメータとは異なるWB設定値によるWB処理に係る画像ファイルのメタ情報として配置している。したがって、第8の実施形態によれば、撮影時等にWB設定値が変更されて色温度設定が大きく変わっている画像であっても、精度のよい領域認識を行うことが可能となる。
なお、第8の実施形態の場合、標準WBパラメータによるWB処理に係る画像データは、領域判別処理後に破棄されるが、標準WBパラメータとは異なるWB処理に係る画像ファイルとともに記録しておくようにしてもよい。
<第9の実施形態>
前述した第1〜第8の実施形態では、画質調整処理として、色マトリックス変換とWB処理の何れか一方のみが、それぞれ標準の色マトリックス変換や標準のWB処理とは異なっている例について説明した。第9の実施形態では、画質調整処理として、色マトリックス変換とWB処理の両方とも、それぞれ標準の色マトリックス変換と標準のWB処理とは異なっている例を挙げる。
すなわち第9の実施形態では、前述した第1〜第3、第7の実施形態で説明した何れかの処理と、前述した第4〜第6、第8の実施形態で説明した何れかの処理とを適宜組み合わせた画質調整処理が行われる。例えば、色マトリックス変換とWB処理の両方とも領域の認識精度の低下が予測される処理ではない場合、第1、第3、第7の実施形態の何れかの構成及及び処理と、第4、第6、第8の実施形態の何れかの構成及び処理とを組み合わせて行うようにする。また例えば、色マトリックス変換において領域の認識精度の低下が予測される場合には、第2の実施形態で説明した構成及び処理と、第4、第6、第8の実施形態の何れかの構成及び処理とを組み合わせて行うようにする。一方、WB処理において領域の認識精度の低下が予測される場合には、第1、第3、第7の実施形態の何れかの構成及及び処理と、第5の実施形態の構成及び処理とを組み合わせ行うようにする。これにより、第9の実施形態によれば、色マトリックス変換とWB処理の両方の画質調整処理が行われた場合でも、精度のよい領域認識が可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101:撮像部、103,1005:WB処理部、104,905,1006:信号処理部、107:制御部、106:記録部、109:RAM、110:ROM、112,906,1007:領域判別処理部

Claims (9)

  1. 画像に付加されているメタ情報から、前記画像に対して施された色の変更処理に関する情報を取得する取得手段と、
    画像の色情報を基に被写体を判別する判別手段と、
    画像に対して色の変更処理を行う処理手段と、を有し、
    前記取得手段が取得した情報が、前記画像に対して第1の色の変更処理が施されたことを示す情報であれば、前記判別手段が、前記第1の色の変更処理が施された画像の色情報を基に前記被写体を判別し、
    前記取得手段が取得した情報が、前記画像に対して前記第1の色の変更処理と異なる第2の色の変更処理が施されたことを示す情報であれば、前記処理手段が、前記第2の色の変更処理ではなく前記第1の色の変更処理が施された画像に近づくように、前記第2の色の変更処理が施された画像に対して更なる色の変更処理を行い、前記判別手段が、前記更なる色の変更処理が施された画像の色情報を基に前記被写体を判別する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色の変更処理は、色マトリックス変換により色を調整する処理と、ホワイトバランスを調整する処理との、少なくとも一つの処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の色の変更処理は、初期設定された色マトリックス変換の係数値による色マトリックス変換を行う処理であり、
    前記第2の色の変更処理は、前記初期設定された色マトリックス変換の係数値とは異なる係数値による色マトリックス変換を行う処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の色の変更処理は、オーホワイトバランスによるホワイトバランス設定値によりホワイトバランスを調整する処理であり、
    前記第2の色の変更処理は、前記オートホワイトバランスによるホワイトバランス設定値とは異なるホワイトバランス設定値によりホワイトバランスを調整する処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記判別手段は、前記画像の色情報が近い領域をグルーピングし、前記グルーピングした領域が特定の被写体であるか否かを判別することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記判別手段は、前記画像に対して施される前記調整として、前記被写体の色情報と、前記被写体とは異なる領域の色情報とがほぼ一致する色の変更処理がなされている場合には、前記判別を中止することを特徴とする請求項2または4に記載の画像処理装置。
  7. 前記色の変更処理は、撮像された画像に対して施されることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像に付加されているメタ情報から、前記画像に対して施された色の変更処理に関する情報を取得する工程と、
    画像の色情報を基に被写体を判別する工程と、
    画像に対して色の変更処理を行う工程と、を有し、
    前記メタ情報から取得した情報が、前記画像に対して第1の色の変更処理が施されたことを示す情報であれば、前記第1の色の変更処理が施された画像の色情報を基に前記被写体を判別し、
    前記メタ情報から取得した情報が、前記画像に対して前記第1の色の変更処理と異なる第2の色の変更処理が施されたことを示す情報であれば、前記第2の色の変更処理ではなく前記第1の色の変更処理が施された画像に近づくように、前記第2の色の変更処理が施された画像に対して更なる色の変更処理を行い、前記更なる色の変更処理が施された画像の色情報を基に前記被写体を判別する
    ことを特徴とする画像処理装置の画像処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1から7の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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